里山林未利用樹種ネズミサシの高付加価値化への取り組み

山 場 淳 史広島県立総合技術研究所 林業技術センタター

2019. 10.10 里山広葉樹林の活用と再生に関する現地検討会 広島県全体の林相と対象地域の範域

都市近郊マツ林型里山林の保全・活用の方向性は？ 木材収集基盤としての社会的な仕組み

（資料５）

里山の多様な樹種の特性をどう活かすのか

（参考） ・渡邉・斎藤・中越，2009

地域に特徴的な未利用樹種ネズに注目

県総研ネットワークを生かし検討(H28.4～）→提案 効率的な球果収集のための基礎調査（H28.12～）（（協力：賀茂地方森林組合・ふるさとの森せらにし・ひろしま森のおもちゃ協会会会）

ネズミサシ球果使用クラフトジンH30年3月発売 ネズミサシ以外の里山林資源の可能性に気づく

ネズミサシは大きくなるばかり→「材」の活用も 特徴を生かす加工技術と新たな用途探索

木育や木づかいの場面から家具や内装へ

Tokyo International Bar Show 2019（東京ドームシティ）中国醸造ブースのネズ材利用シーン

価値×価値の相乗効果を期待

木づかいの裾野を拡げる

デザイナーと技術者の協業による広島発の新しい木づかいの提案

球果収集支援と産地形成の協働体制づくり

環境整備・育成予定地の立木データベース化

ネズ雌木育成環境整備林 GISに統合された立木の三次元情報

他の里山未利用広葉樹類の活用場面の探索

多様な樹種の製材 天然乾燥中の材料

例）アベマキ学校机プロジェクト 研究発表会での展示交流会

里山資源のさらなる発掘に向けて

地域の森林・林業に詳しい方に集まっていただいた懇話会の様子（2019.3.22 賀茂地方森林組合）

産地形成に関わる多様な主体・地域間連携へ

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＜ネズミサシの例＞