処方・注射薬オーダリングシステム · a) 院外処方できない薬剤 ×...

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- 7 - Ⅱ 処方・注射薬オーダリングシステム 処方依頼、与薬(注射)指示等の過誤防止、会計処理や薬歴管理等 の観点から、当院における医薬品の請求は処方オーダリングシステム 又は注射薬オーダリングシステムを原則とする。ただし、請求薬品(麻 酔剤、診断薬、造影剤、院内製剤等)や患者限定医薬品はこの限りで ない(請求薬品については「Ⅲ 請求薬品の取扱い」を参照)。 なお、処方薬、注射薬等に関する詳細は、下記まで連絡されたい。 ◆オーダ済みの処方薬に関する問合せ 調 剤 室(内線 5332) ◆オーダ済みの注射薬に関する問合せ 注射剤供給管理室 (内線 5337) ◆オーダ済みの麻薬に関する問合せ 室(内線 5194) ◆抗がん薬の調製に関する問合せ がん薬物療法管理室 (内線 5338) 上記以外の注射薬無菌調製に関する問合せ 総 合 製 剤 室(内線 5296) ◆医薬品情報一般に関する問合せ 医薬品情報室(内線 5226) 処方・注射薬オーダリングシステムに関する問合せ 副 薬剤部長(内線 7402) ⅰ)処方オーダリングシステム 1.処方オーダの区分と入力時間帯、交付方法 医薬品の円滑な交付のため、処方オーダは下記の区分を採用して いる。外来処方は原則すべて院外処方とする。入院処方は定期処方 (及び定期繋ぎ処方)を基本とし、必要時に臨時処方を追加する(処 方薬の搬送ルールは規約 p.18 参照)。 1)外来 ①院外処方せん:処方オーダ入力後、診療科外来で即時出力され る。処方医は署名又は押印し、患者に交付する。 a) 院外処方できない薬剤 × 治験実施患者の治験薬およびメーカー負担の医薬品 × 検査の費用に薬剤料が含まれる薬剤(検査前内服薬:ニフレ ック、センノシド錠 等) × 在宅での患者による使用は不適切と見做される薬剤(局所麻 酔薬 等) × 院内製剤 × 院内約束処方(ただし内訳を正しく記載し、かつ使用薬剤に 適応があれば院外処方可)

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Page 1: 処方・注射薬オーダリングシステム · a) 院外処方できない薬剤 × 治験実施患者の治験薬およびメーカー負担の医薬品 × 検査の費用に薬剤料が含まれる薬剤(検査前内服薬:ニフレ

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Ⅱ 処方・注射薬オーダリングシステム

処方依頼、与薬(注射)指示等の過誤防止、会計処理や薬歴管理等

の観点から、当院における医薬品の請求は処方オーダリングシステム又は注射薬オーダリングシステムを原則とする。ただし、請求薬品(麻酔剤、診断薬、造影剤、院内製剤等)や患者限定医薬品はこの限りでない(請求薬品については「Ⅲ 請求薬品の取扱い」を参照)。 なお、処方薬、注射薬等に関する詳細は、下記まで連絡されたい。

◆オーダ済みの処方薬に関する問合せ 調 剤 室(内線 5332) ◆オーダ済みの注射薬に関する問合せ 注射剤供給管理室(内線 5337) ◆オーダ済みの麻薬に関する問合せ 麻 薬 室(内線 5194) ◆抗がん薬の調製に関する問合せ がん薬物療法管理室(内線 5338) ◆上記以外の注射薬無菌調製に関する問合せ 総合製剤室(内線 5296) ◆医薬品情報一般に関する問合せ 医薬品情報室(内線 5226) ◆処方・注射薬オーダリングシステムに関する問合せ 副薬剤部長(内線 7402) ⅰ)処方オーダリングシステム 1.処方オーダの区分と入力時間帯、交付方法

医薬品の円滑な交付のため、処方オーダは下記の区分を採用している。外来処方は原則すべて院外処方とする。入院処方は定期処方(及び定期繋ぎ処方)を基本とし、必要時に臨時処方を追加する(処方薬の搬送ルールは規約 p.18参照)。

1)外来 ①院外処方せん:処方オーダ入力後、診療科外来で即時出力され

る。処方医は署名又は押印し、患者に交付する。 a) 院外処方できない薬剤 × 治験実施患者の治験薬およびメーカー負担の医薬品 × 検査の費用に薬剤料が含まれる薬剤(検査前内服薬:ニフレ

ック、センノシド錠 等) × 在宅での患者による使用は不適切と見做される薬剤(局所麻

酔薬 等) × 院内製剤 × 院内約束処方(ただし内訳を正しく記載し、かつ使用薬剤に

適応があれば院外処方可)

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b) 院内約束処方が必要な場合 院外処方では、院内約束処方を院内における通称名のまま

処方することはできない。処方時には処方内容を入力する。繁用される以下の院内約束処方はセット処方として登録されている。入力はオーダ画面のセットを押し、共通セットから院内約束処方の通称名を選択する。OKボタンを押すと処方内容が入力される。

≪セット処方に登録されている約束処方の例≫ ・塩酸リモナーデ水 1日分 ・アセモ水 100mL

c) 一般名処方 オーダ確認画面で該当医薬品毎に「一般名処方」へチェック

を入れると、医薬品名が【般】+「一般的名称」+「剤形」+「含量」に書き換わった処方せんが出力される。

d) 処方せんへの検査結果印字およびレジメン印字 検査結果は、オーダ確認画面 結果参照で表示された項目、

検査日、結果値が印字される。レジメンは、施行中の抗がん剤レジメンオーダ名が処方せんに印字される。印字をしない場合はチェックを外す。

e) 残薬調整 保険薬局が調剤時に残薬を確認した場合の対応について、

処方時に処方医が残薬確認時の指示を選択する。 f) 後発医薬品への変更不可の指示 ・ 後発医薬品への変更が不可の場合

オーダ確認画面で該当医薬品毎に「後発品不可」にチェックを入れる。

・ 含量規格、剤形の変更が不可の場合 オーダ確認画面で該当医薬品毎に「含量規格変更不可」、「剤形変更不可」にチェックを入れる。

g) 後発医薬品の銘柄指定 やむを得ず後発医薬品を銘柄指定する場合は、指定理由を該

当薬剤の用法コメント欄に記載する。

②院内処方せん:処方オーダ入力後、薬剤部で即時出力される。

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③麻薬処方せん:処方医は診療科外来で即時出力される麻薬処方せんに署名又は押印する。院外処方の場合は患者へ手渡し、院内処方の場合は外来診療科から薬剤部へ送る。

2)入院 ① 定期処方

1患者 1オーダ(原則として 7日分以内)。与薬開始は原則として朝。入力締切は各診療科で設定した定期日(定期処方開始日)の前々日または前日正午。交付は原則定期日前日。(搬送時刻については規約 p.18参照)

② 臨時(定期繋ぎ)処方 日数は次回定期日まで自動設定。平日の処方便で搬送(最終

便の入力締切は【16:30】)。【16:30】以降に当日与薬が必要な場合は「緊急処方」で入力する。

③ 臨時(通常)処方 最大 7日分まで処方可能。交付手順は「定期繋ぎ」に準ずる。

④ 臨時(緊急)処方 急ぎの処方(平日・休日に関わらず、夜間の処方及び臨時処方

では与薬が間に合わない場合)。処方日数は 3日以内。緊急性に鑑み一包化には対応しない。日勤帯は搬送便で、夜間は薬剤部で交付する。16:30~翌 8:30に入力した場合は、17:15までは調剤室(5332)、17:15以降は薬剤当直(PHS 7400)まで連絡すること。

⑤ 臨時(常備薬)処方 病棟の常備薬から使用した薬剤は、この区分で処方する。入

力は随時可能。10:00 までに入力された前日までの施用分を交付する。 ※常備薬の不足が後で判明し、オーダ入力できなかった場合は、破損伝票で不足分を請求すること。

⑥ 退院処方 退院時の処方。退院予定日を入力する。退院当日は退院処理

前ならば入力可能。最大投与可能日数は外来処方せんに準ずる。16:30 までの入力分は薬剤部で自動発行される。夜間入力分は翌朝の便(9:15)で搬送。原則として夜間・休日は交付しない。 ※ MINT 上で退院決定されていない場合、退院処方は「保留」

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となり、処方せんが出力されない。退院処方を依頼する際は退院決定されていることを確認されたい。

⑦ 副科処方 入院患者が他科外来を受診時の処方。処方日数は外来院内処

方に準ずる。

2.処方オーダの入力操作手順 1)患者を選択:<診療オーダ>処方区分を選択 2)医薬品名を入力:

半角カナ 3文字以上を入力後、Enterキーを押下すると、候補医薬品名(原則として商品名)が表示されるので、該当する医薬品を選択する。当院で先発品から後発品へ切替えとなった医薬品は、後発品での名称入力以外にも、先発品の名称を入力すると左へウインドウが開き、対応する後発品が表示されるので、これを選択する。 3)用法・用量の入力:

用法欄をダブルクリックすると用法ウインドウが開く。用法、処方開始日、処方日数(回数)等(必要事項)を入力後、OK ボタンをクリックする。 ①用量の入力: a)内用錠剤・カプセル剤等 1日量(1日▲回▲日分) b)内用液剤 全量

例)ネオーラル内用液、ピコスルファート液など 指示は 1回量●、1日▲回 服用タイミング

c)外用薬(軟膏剤、湿布剤、点眼、点耳剤、点鼻剤、吸入剤) 全量 c)自己注射用注射薬 全量 d)頓用薬 1回量(▲回分)

②特殊用法の入力 a)不均等投与:用量・用法を入力後、不均等をクリックし、服用時点ごとに錠数単位で指定する。

b)隔日投与等:実際の投与日数を入力後、「▲日おきに」の日数を選択する。 ※「▲日おきに」と「▲日毎」は間隔が異なるので、注意する

こと。

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c)混合:混合する医薬品は、1件の処方にまとめ、特殊指示の「混合」をチェックする。

d)希釈散剤(倍散)の入力:2種類の単位が選択できる場合、表示される小さい単位の方は主成分量、大きい単位の方は倍散(製剤)量を表すものとする。 例)アスベリン散 10%を入力する場合、

・成分量(原薬量)を入力する場合は「90mg」と入力 ・製剤量(倍散量)を入力する場合は「0.9g」と入力

e)粉砕指示:錠剤・カプセル剤の粉砕は、医薬品名上で右クリックし特殊指示から粉砕を入力する。

f)一包化指示:オーダ確認画面で一包化対象の Rp にチェックを入れてオーダする。薬剤部で調剤時に、対象 Rp を服用タイミングごとにまとめて一包化する。

4)処方コメント入力: 用法指定のコメント入力をクリックして、定型コメントあるい

はフリーコメントを入力可能である。患者への指示の場合は「患者へ(薬袋へ印字)」を選択すると処方せん及び薬袋へ、薬剤師への連絡の場合は「薬剤部へ」を選択すると処方せんにのみコメントが印字される。医事課への連絡の場合は「医事課へ」を選択、コメント入力するとコメントは医事課(会計)へ送信されるとともに処方せんに印字される。

5)処方作成の終了 医薬品名、用法、用量等必要事項を入力後、オーダーボタンを

クリックすると確認画面が表示されるので、確認後 OK ボタンをクリックすると完了となる。

院外処方せんと麻薬処方せん(署名又は押印が必要な処方せん)は診療科の端末から出力され、院内処方せんは薬剤部内の端末から出力される。

6)Rpの変更・中止 a) 院外処方の場合

医師が変更・中止入力する(麻薬を除く)。院外麻薬処方の場合は、麻薬室(内線 5194)へ連絡し変更となった処方オーダを中止後、医師が変更処方を新規にオーダ入力する。処方変更により再発行された院外処方せんまたは新規発行された院外麻薬処方せんに「修正印」を押印、疑義照会先の院外薬局へ修正処方

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せんを Fax送信する。 b) 院内処方の場合(外来、入院とも)

処方せんが未発行の場合は医師が変更・中止入力する。処方せんが発行済の場合、システム上で処方の変更・中止できないので、調剤室(内線 5332)まで診療科名、患者名、患者 ID番号、処方の変更内容または中止を連絡する。

7)DO処方 DO処方には前回 DO、指定 DOの他にオーダ単位の DO、Rp 単位の

DO、薬品単位の DOがある。 8)頓用処方

頓用処方は 1回量を入力する(全量を入力しない)。 <頓用薬(坐薬・頓服薬等)処方における入力過誤の例>

× 誤った入力 ○ 正しい入力 1)ボンフェナック坐剤 25mg 3個* 頓用発熱時 3回分

2)ルネスタ錠 1mg 3錠* 頓用不眠時 3回分

⇒ ⇒

1)ボンフェナック坐剤 25mg 1個 頓用発熱時 3回分

2)ルネスタ錠 1mg 1錠 頓用不眠時 3回分

*1回分の使用量を入力する必要がある。 3.不使用処方薬の返納 1)処方歴から返納の対象となるオーダを選択して再発行ボタンをクリックするか右クリックで再発行を選択する。

2)入院処方指示書にチェックを入れ OK ボタンをクリックして「入院処方指示書(兼)返品連絡票」を出力する。

3)返品する処方薬の Rp 番号に丸印を付し、下部の署名欄に処方医(主治医)が署名後、処方薬とともに薬剤部へ返納する。

※一旦患者に渡った処方薬は、返品を受付けない。また、投薬瓶に入れた水薬、患者名の印字されている散薬、一包化調剤された錠剤も返品対象外。医事課へは診療科から連絡する。

4.処方薬破損時の対応 1)患者が破損した場合

破損分を再処方 2)職員が破損した場合

医薬品破損伝票(上部に赤いライン)に以下の内容を記載し薬

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剤部(調剤室)に 3枚複写の上 2枚を提出する(3枚目は病棟控)。 ①日付、部署名 ②取扱者氏名・押印 ③所属部署の責任者氏名・押印 ④破損した医薬品名、規格、数量 ⑤管理分類の該当箇所の選択 ⑥原因の該当箇所の選択 ⑦再交付必要の有無の選択

ⅱ)注射薬オーダリングシステム 1.注射薬オーダの区分と入力時間帯、交付方法

2日分以上のオーダであっても、調剤・交付は 1日毎に行う。常備薬、処置薬以外の注射薬は、原則として処方せんに基づき調剤し、個人別セットで交付する。 常備薬オーダは病棟毎に一括して調剤、交付する。請求注射薬(診

断薬、造影剤、処置薬等)に関しては「Ⅲ 請求薬品の取扱い」を参照されたい(注射薬の搬送ルールは規約 p.17参照)。 1)外来 ①予約注射薬:入力締切は施用予定前日の昼 12:00とする。薬剤部で調剤後、15:00の搬送便で交付。

②臨時注射薬:随時入力可能。平日時間内は薬剤部(注射剤供給管理室 内線 5337)へ依頼すると臨時の搬送便で外来に届く。

※外来の MINT端末から入院注射オーダをする場合は、実施場所を「病棟」に選択し、手技選択後、下部に表示されるプルダウンの「コメント指定なし」の欄に病棟名を直接入力する。 また、ウインドウ下部のコメントボタンからの入力は薬剤部へは伝達されない。

2)入院 ①定時注射薬: 1患者 1日 1回のみオーダ出来る(処方医が同一の場合)。入力締切は《月~木の場合》施用予定前日の 12:00又は《金曜日又は休日前の場合》施用予定前日の 11:00とする。病棟毎にカートに入れ、搬送ルールによって交付する。定時注射薬オーダは締め切り時間までに入力する。

②臨時注射薬: 随時入力出来る。 ③常備薬:前日 0:00~24:00に病棟で施用した常備薬は、翌日の

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10:00 までに常備薬オーダを行う。施用患者別リストと共に午前中の搬送便で交付。なお、オーダできる薬剤は病棟毎に登録された常備薬に限る。

2.注射薬オーダの入力操作手順

請求注射薬(麻酔剤、診断薬、造影剤、処置薬等)以外の注射薬のオーダには外来、入院とも、原則として注射薬オーダリングシステムを用いる。 1) 外来注射薬オーダ (予約オーダの入力締切は前日昼 12:00であり、以後は緊急オ

ーダに自動的に切替わる) 医師は注射薬オーダの初期画面より、医薬品名、用量、手技、

用法を入力する。 2) 入院注射薬オーダ (定時注射薬の処方せん出力後に入力されたオーダは、臨時注

射薬となる) 医師は、注射薬オーダの初期画面より、医薬品名、用量、手技、

用法を入力する。 3) 無菌調製依頼

原則全ての抗悪性腫瘍剤、高カロリー輸液を含む処方せんは自動的に無菌区分となる(前日の 12:00までに入力され安定性が確保された抗悪性腫瘍剤はすべて調製対象となる)。 ① 抗悪性腫瘍剤は外来・入院とも原則としてレジメンオーダで依

頼する(前平日 12:00に入力締め切り)。 ② TPN(入院のみ)は必ず開始時刻を入力して依頼する(前平日

12:00に入力締め切り)。 ③ 外来注射薬は、施用の当日に診療科から実施確定の連絡を受け

た後、無菌調製を開始する。 ④ 入院注射薬の抗悪性腫瘍剤を 11:00 までに投与開始する場合

は点滴前日の午後に、11:00以降に投与開始の場合は、投与当日の午前に無菌調製する。高カロリー輸液は開始時刻が 13:00以降の Rpのみを投与当日の午前に無菌調製する。

4) Rpの変更・中止 ① 注射薬処方せんが未発行の場合(MINT 画面に「依頼中」と表

示される場合)、処方の中止・変更は自由に出来る。

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② 注射薬処方せんが発行済みの場合(MINT 画面に「発行済」と表示される)、中止ボタンを押し、中止・変更するタイミングの注射薬を「中止」後、必要な医薬品を新規にオーダする。

a)注射歴の画面から注射薬処方せん番号をクリック b)中止ボタンをクリック c)中止するタイミングをチェックで選択し、OKボタンをクリッ

クする。「入院注射薬返納伝票」が出力される。 d)中止した医薬品は「入院注射薬返納伝票」とともに返品する。 e)新規処方として必要な医薬品をオーダする。

5) DO処方 注射歴画面から DO する注射薬処方せん番号をクリックし、DO

ボタンを押すと歴詳細画面が開くので、注射薬処方せん番号全体もしくはRp 別、実施タイミング別で DOを行う。 6) セット処方、化学療法レジメンの登録 セット処方、レジメンの登録は薬剤部で行っている。

①セット処方の登録は、薬剤部(副薬剤部長:内線 5292)まで、セット登録依頼書(注射薬:フォーム 1~3、処方薬:フォーム 1~2)を提出する。処方及び注射のセット登録依頼書は、 薬剤部院内専用ホームページ(http://www.medic.mie-u.ac.jp/yakuzaibu/)または医薬品情報 WEB検索システム(MDview)付録からダウンロードできる。 ② レジメンの登録は、化学療法レジメン審査委員会提出資料

に基づき登録を行う。 7)レジメンの変更・削除 ① 入院処方の場合

レジメン入力された処方は中止・変更は出来ない。中止・変更が必要な場合は、注射剤供給管理室(内線 5337)まで診療科名、患者名、患者 ID番号、内容を連絡する。

② 外来処方の場合 混注確定ボタンを押すまでは処方せん発行の有無に関係なく、処方の中止・変更は自由に出来る(MINT 画面に「混注確定待ち」と表示される)。混注確定ボタンを押すと中止・変更は出来ないため、中止・変更が必要な場合は、注射剤供給管理室(内線 5337)まで診療科名、患者名、患者 ID番号、内容を連絡する。

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3.不使用注射薬の返納

1) 外来注射薬 臨時の外来注射薬はオーダ入力直後、実施済みに自動的に切替わるため、変更、中止ボタンが選択できない。不使用注射薬を返納する場合は、実施入力画面を開き右下部の実施状態を示す文字をクリック後、プルダウンから実施中止を選択する。MINT 端末から出力される「注射薬返納伝票」とともに、薬剤部(注射剤供給管理室)へ返納する。

2) 入院注射薬 施用予定日の翌平日朝までに注射オーダ画面上で注射薬の実施状況を確認し、実施入力画面上で注射薬の実施あるいは実施中止の入力を行う。MINT 端末から出力される「注射薬返納伝票」とともに、薬剤部(注射剤供給管理室)へ返納する(原則として施用予定日の翌平日朝一番の便で行う)。 返納伝票が添付されていない(実施中止が行われていない)注射薬は返品を受け付けない。尚、注射処方せんの控やラベル、手書きメモでの代用は出来ない。

3) 手書き処方せんで交付された注射薬 手書き処方せんで交付された注射薬を返納する場合は、複写式の「不使用注射薬返納伝票」を用い、不使用注射薬に添付して薬剤部まで返送する。薬剤部は、返納注射薬を確認後、「不使用注射薬返納伝票」の会計用票を医事課へ送付する。

4.注射薬破損時の対応 医薬品破損伝票(上部に赤いライン)に必要事項を記載し、薬剤

部(注射剤供給管理室)に 3枚複写の上 2枚を提出する。必要事項については処方薬破損時(職員が破損した場合)に準じる。(「i-4.処方薬破損時の対応」参照) バイアル溶解後や輸液への混注後に中止や変更となって施用し

ない場合も上記に準じる(但し、中止や変更で不要となった薬剤の再交付は行わない。医薬品破損伝票に再交付不要を選択して返納伝票に添えて提出する)。

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ⅲ)常備薬、処置薬、緊急カート薬の取扱い 1.常備薬、処置薬の使用と管理

定数配置された常備薬は、常備薬オーダに基づき交付する。処置薬は物流ラベルまたは請求伝票に基づき交付する。常備薬、処置薬の種類、数量等は、診療科と薬剤部の協議に基づき随時見直す。 ただし、救急救命センターの常備薬とアンギオ室の処置薬はカー

ト入替え方式で管理し、医薬品の補充は薬剤部で行う。 2.緊急カート薬の使用と管理

緊急カート薬は常備薬オーダに基づき交付する。緊急カート薬の日常的な管理はリスクマネージメントマニュアルに基づき病棟看護師が行う。

3.使用期限の管理

残り期限 6 か月未満の注射薬には、「期限が近づいています 先に使用してください ○○年○○月(○○日)」と書かれたラベルを 1本毎に貼付する。診療科では優先して使用に努める。 ただし、常備薬は、6か月以上期限が残っている製品を交付する。

常備並びに余剰在庫の返品は、必ず病棟担当薬剤師を介して行う。 病棟の常備薬、処置薬、緊急カート薬並びに請求薬品(消毒剤を

含む)の使用期限の確認は、年 2回(3月、9月)病棟担当薬剤師が行い、外来の常備薬、処置薬、緊急カート薬は薬剤部(注射剤供給管理室)が使用期限を確認し、残り期限 6か月未満の注射薬は交換する。

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4.処方薬、注射薬の搬送時刻 処方区分に関わらず、以下の時刻に搬送便が薬剤部を出発する。当日外来注射の至急搬送は随時行うが、注射剤供給管理室(内線5337)への連絡が必要。

搬 送 時 刻

入 院 外 来 9:00 9:00

9:30 - - 10:00

10:30 -

- 11:00 11:30 -

- 12:00 12:30 -

- 13:00 13:30 -

- 14:00 14:30 -

- 15:00 15:30 -

- 16:00 16:30 - 17:00 -

19:00(平日のみ) -