初心者のための「地図ロイド」・「山旅ロガーgold」活用法...スマホの準備...
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※ 「地図ロイド」「山旅ロガー」「山旅ロガーGOLD」はKMIソフトウェア の提供する地図アプリです。
頁はじめに 1
「地図ロイド」と「山旅ロガーGOLD」の位置づけスマホの準備 2
(1) アプリのインストール 2(2) SDカードの準備と設定 2
1.地図のダウンロード 3
1.1 キャッシュ:予定ルートを画面で確認(=地図のダウンロード) 31.2 一括読込 5
(1) 指定範囲の地図をダウンロード 5(2) 一括ダウンロードした地図の確認 7
2.GPSログの取得 82.1 GPSログの取得 82.2 GPSログの参照 102.3 他ソフト連携(GPSログの書き出し) 11
参考:カシミール3DによるGPXデータの一括表示 12
3.山行予定ルートの作成とルート離脱アラーム 133.1 直接読込 143.2 スマホにダウンロード 153.3 パソコンにダウンロードしスマホに転送 16
(1) パソコンのブラウザで山行記録を検索しGPXデータをダウンロード 16(2) パソコンでダウンロードしたGPXデータをスマホに転送 17
3.4 「地図ロイド」への登録・設定と「山旅ロガーGOLD」での設定 18(1) 「地図ロイド」への登録 18(2) 「地図ロイド」と「山旅ロガーGOLD」での設定 19
参考:「ルート離脱アラーム」と「標高アラーム」の設定 20
4版 2017年10月22日初版 2017年03月25日
初心者のための「地図ロイド」・「山旅ロガーGOLD」活用法
「地図ロイド」と「山旅ロガーGOLD」は、アンドロイド系のスマホを山で使用するための代表的なアプリです。安全性を高めるための「山行ルートからの離脱に対するアラーム機能」や山行を補助するための「到着案内、標高案内」など、山を安全に楽しむための機能が多くあります。 このメモは、山の初心者が、山の初心者とIT初心者のために「地図ロイド」と「山旅ロガーGOLD」の機能の中から、ルート離脱アラームと地図のダウンロードおよびGPSログの取得について紹介したものです。
目次
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はじめに
「地図ロイド」と「山旅ロガーGOLD」の位置づけ
「地図ロイド」と「山旅ロガーGOLD」は、Androidスマホで動作するアプリです。
地図ロイド 山旅ロガーGOLD・地図情報の管理 ・GPSログの取得と地図への表示・地図の表示 ・取得したGPSログの管理・予定ルートの設定 ・予定ルートと現在地の確認
メインメモリ(内蔵メモリ) 画面SDカード
地図(キャッシュ) [地図への表示]地図(一括 ・測定中のGPSログの ダウンロード) 地図への表示
メインメモリ(内蔵メモリ)SDカード
(GPSログn)測定結果(GPSログ1)
予定ルート 測定中の GPSログ
GPXファイルn [状態監視]GPXファイル1 ・ルートからの離脱監視
・到着や標高などの通知
GPXファイルnGPXファイル1
他のシステム
※
本資料は、以下のような利用を想定しています。必要な部分を参照ください。※点線枠の色は上の図に対応します。 ・ 現在地を確認しながら歩く : 地図のダウンロードとGPSログの表示 頁 *4
38
・ 「ヤマレコ」「ヤマプラ」等の他システムで作成した山行計画を歩く : 山行ルートの取り込み方法1338
注意 : 本資料では、2種のスマホを使用しています(android 4.2.2 と 5.1)。同じバージョンのアプリでもボタンの位置が異なる場合があります。
「地図ロイド」と「山旅ロガーGOLD」は、それぞれ以下の役割分担をしています。 ・「地図ロイド」 : 地図の管理 ・「山旅ロガーGOLD」 : GPSログの管理 このため、山行用のナビとして使うとき、 ・山行予定地域の地図をダウンロードするのは「地図ロイド」で、 ・山行当日のGPSログの取得は「山旅ロガーGOLD」で指示し、山行中は「地図ロイド」の画面を見るということになります。ただし、山行中の「地図ロイド」は「山旅ロガーGOLD」から違和感無く開くことができます。
※ 「山旅ロガー」には無料の「山旅ロガー」と有料の「山旅ロガーGOLD」の2種類が存在します。「山旅ロガーGOLD」は現在地をリアルタイムで表示するもので、費用はインストール時の400円のみです(2017年3月現在)。本資料は、全て「山旅ロガーGOLD」について説明しています。
1.地図のダウンロード2.GPSログの取得
1.地図のダウンロード2.GPSログの取得
3.山行予定ルートの作成
「地図ロイド」「山旅ロガーGOLD」は、地図やGPSログなどの情報の格納先として、内蔵メモリかSDカードかを選択することが可能です。以降の説明は「SDカードに格納」を前提としています。 内蔵メモリでは格納領域が少なく(基本60MB)、新しい地図をダウンロードすると古いものが消される場合があります。また、再インストールすると初期化されてしまいます。
トラックログ(トラックデータ)
「地図ロイド」と「山旅ロガーGOLD」の役割分担
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スマホの準備
(1) アプリのインストール・ 無料の「地図ロイド」と有料の「山旅ロガーGOLD」をインストールします。・ 無料の音声ソフト「N2 TTS」をインストールします。
(2) SDカードの準備と設定
そして、下記の操作により「地図ロイド」と「山旅ロガーGOLD」での保存先を「SDカード」にします。
「地図ロイド」と「山旅ロガーGOLD」のSDカード設定「地図ロイド」のSDカード設定
地図ロイド 14.12-VR
地図ロイド 15.6-VR
「山旅ロガーGOLD」の設定
または「メニュー」ボタン
山旅ロガーGOLD 6.9
地図の格納先としてSDカードは必須です。容量は、地図のことだけを考えれば市販品の最低容量(4GB程度)のもので十分です。実際には、その他の用途に応じて準備ください。
※ 「山旅ロガーGOLD」には各種のアラーム機能が装備されており、音声通知機能があると、とても便利です。 「地図ロイド」のマニュアルにもある音声ソフト「N2 TTS」をインストールします。
2
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1.地図のダウンロード
地図のダウンロードは以下の2つの方法があります。
キャッシュ
一括読込 指定した縮尺レベル(複数レベルの指定可)
※ 山域:地図ロイドでは「エリア」ということばを使用しています。縮尺レベル:地図ロイドでは「ズームレベル」ということばを使用しています。
1.1 キャッシュ:予定ルートを画面で確認(=地図のダウンロード)
No.1 「地図ロイド」を開く
左の「地図ロイド」アイコンをタップ。Android 5.1地図ロイド 15.6-VR
2 「地図ロイド」の初画面 GPS追尾の停止
現在地追尾ボタン(赤の点滅)をタップ。
3 現在地追尾が停止された状態 地図を「地形図」に変更
以下のポップアップメニューが表示されます。
②
①
山行中は電波圏外となることが多いので、予め地図をダウンロードしておく必要があります。「地図ロイド」では多くの地図が扱えますが、基本的には国土地理院の地形図を使用します。
方法 山域の指定方法 ダウンロードされる縮尺レベルオフライン状態で地図が参照できるか否か
画面上の地図で範囲を指定
山行予定ルートを参照した範囲
地図ロイドの読込確認機能
結果の確認方法参照した縮尺レベル
キャッシュは、「地図ロイド」で地図を表示しながら山行予定ルートを確認する動作と同時に、該当エリアの地図をスマホに取り込みます。山行前のルート確認が地図のダウンロードと同じ意味を持ちますので、合理的なダウンロード方法ではありますが、予定ルート以外のエリアを持たないというデメリットがあります。
画面に対する操作内容
※ 停止させないと、GPSで現在地を測定するたびに地図が移動してしまいますので、操作に支障があります。
※ キャッシュの考えられる不都合。・ 迷ってしまった場所の地図がダウンロードされていない場合がある。・ より大きな・細かな地図を参照したいときに、該当のズームレベルの地図がダウンロードされていない場合がある。・ キャッシュのサイクリック使用のため、過去にキャッシュしていた地図が消えてしまっている場合がある。
画面の状態
※現在地追尾ボタンの色が赤の点滅から青に変化。
①地図選択ボタンをタップし、②ポップアップメニューの地形図をタップ。
※ 最初はYahoo地図が表示されますので、これを地理院地図に変更します。その後は、前回の地図形式で表示されます。
3
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No. 画面に対する操作内容画面の状態4 地形図となった初画面 山行予定エリアへの地図の移動
ズームレベル 地図の種類 8~15 Yahoo地図15~18 国土地理院地形図
以降、山行予定ルートを表示しキャッシュします。
5 山行予定エリアの地図表示 山行予定エリアの全ての地図を表示
大まかな地図から詳細まで画面に表示させます。
山行予定ルートの表示が終了したらダウンロードも終了します。リターンキーで終了し、実際の山行に備えます。
※ この操作により、地図がキャッシュされ、電波圏外でも表示した地図が使用可能となります。
※ 地図の拡大・縮尺と使用される地図の種類 (使用する地図を地形図とした場合)
ここで注意すべきことは「表示されたものがキャッシュされる」ということ。 どの範囲が、どのズームレベルでキャッシュされたかは、スマホをオフライン状態にしたときに表示できる範囲となります。
画面上の地図の拡大・縮小また移動し、山行予定エリアの地図を表示します。
ズームレベル15が両方の地図に存在しますが、地理院地形図の方が詳細に表示されます。
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1.2 一括読込
※「地図ロイド」の一括ダウンロードは、範囲を指定する煩わしさと、他のアプリに比べてダウンロードに時間がかかります。
(1) 指定範囲の地図をダウンロード
No.1 「地図ロイド」を開く
左の「地図ロイド」アイコンをタップ。Android 5.1地図ロイド 15.6-VR
2 「地図ロイド」の初画面 GPS追尾の停止
現在地追尾ボタン(赤の点滅)をタップ。
3 現在地追尾が停止された状態 一括読込したいエリアに移動
4 一括読込しようとしているエリアを表示 一括読込の指定
以下の順番に操作します。①「MENU」をタップ②ポップアップメニューから「地図管理」をタップ③地図管理メニューから「一括読込」をタップ④「新しく取得する」をタップ⑤エリアの指定方法を左上→右下にし、 ズームレベルを指定し、「OK]をタップ ※
①
② ③ ④ ⑤
ダウンロードするエリアは、円の中心と半径を指定する方法、矩形の対角2点を指示する方法、自由多角形を指定する方法がありますが、ここでは矩形の対角2点を指示する方法で説明します。
一括読込はキャッシュと異なり、ダウンロードしたいエリアを地図上で範囲指定します。同時にダウンロードしたい地図のズームレベルを複数指定することができます。一括読込でダウンロードした地図はキャッシュへのダウンロートと異なり以下の利点があります。 ・ ダウンロードしたエリアをいつでも確認できます。 どこのエリアの地図がスマホに格納されているのかを簡単に確認することができます。 ・ SDカードに確実に保存されます。 キャッシュのように再利用による消去などの心配がありません。 これにより、安心して地図を利用できます。
※現在地追尾ボタンの色が赤の点滅から青に変化。
画面の状態 画面に対する操作内容
※ 停止しないと、GPSで現在地を測定するたびに地図が移動してしまいます。
表示されている地図を、これから一括読込しようとしているエリアに移動します。
ズームレベルは18迄指定可能ですが、11~16で十分。細ければ細かくする程地図の枚数が増えダウンロード時間が増えます。 また、エリアの指定方法は左上と右下の矩形とします。
モード 一括読込 カスタム 設定
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No. 画面の状態 画面に対する操作内容5 一括読込のエリア指定画面 矩形の指定と名称の設定
①開始地点をタップ
③名称入力
※
③名称を入力:例は「伊吹山」②終了地点をタップ 初期値は日付と時刻となっている。
キーボードを消します。
④ ④「取込開始」をタップ
6 取込開始 取込終了を待つ
7 取込経過と終了 通知バーで経過と終了を確認 経過
完了
①ダウンロードしたいエリアの左上を画面中心にある三角形に位置づけ、三角形をタップ
※ 「地図ロイド」の一括ダウンロードは時間がかかります。小さいエリアで試してから大きなエリアをダウンロードしてください。
②ダウンロードしたいエリアの右下を画面の中心にある三角形に位置づけ、三角形をタップ
①と②により選択された範囲が水色になり、この範囲がダウンロードされる。 矩形の開始点は地図の移動の仕方により左下になったり右下・右上になります。
これ以降は、バックグラウンドで動作していますので、リターンキーで終了することが可能です。
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(2) 一括ダウンロードした地図の確認 どのエリアが「地図ロイド」にダウンロードされているかを地図上で確認する機能です。
No.1 「地図ロイド」を開く
左の「地図ロイド」アイコンをタップ。Android 5.1地図ロイド 14.12-VR
2 「地図ロイド」の初画面 一括読込済みの地図の表示設定① ②
以下の順番に操作します。①「MENU」をタップ②ポップアップメニューから「地図管理」をタップ③地図管理メニューから「一括読込」をタップ④画面中ほど右の「メニューボタン」をタップ ※
⑤「枠表示全てオン]をタップ⑥「OK]をタップ ※
③ ④ ⑤ ⑥
④
3 ダウンロードしたエリアの表示 過去にダウンロードしたエリアを確認することができます。
左の画面の説明③名称入力
伊吹山
水色の四角の範囲:ダウンロードしたエリアの範囲
②終了地点をタップ
④
:ダウンロードしたエリアに付与した名称
ダウンロードしたエリアを全て画面上の地図に水色で囲う指定。 ダウンロードしたエリアに付与した名称の右側のインジケータが緑色に変化します。
画面の状態 画面に対する操作内容
この時、ダウンロードしたエリアの名称、ズームレベル、取得日が表示されます。
モード 一括読込 カスタム 設定
取得した
・ズームレベル
・取得枚数/総地図枚
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2.GPSログの取得
2.1 GPSログの取得
No.1 「山旅ロガーGOLD」を開く
Android 4.2.2 左の「山旅ロガーGOLD」アイコンをタップ。山旅ロガーGOLD 6.9
2 山旅ロガー初画面 測定開始
「測定開始」をタップ
3 山旅ロガー初画面(測定開始後) 地図表示
「地図ロイド」アイコンをタップ
4 GPSログ取得中 現在地と進行方向の確認Yahoo地図 国土地理院の地形図
青色の線:山行予定ルート(track-853724.gpx)赤色の線:実績ルート
この画面は山行後のものです
※山行予定ルートおよびアラームについては 「3.山行予定ルートの作成」を参照ください。
山行予定が終了したらリターンキーをタップ
※参考:「地図ロイド」自動起動の設定で、ステップ4に直接画面移動します。
「山旅ロガーGOLD」と「地図ロイド」は、単に山行の軌跡を記録するだけではなく「ルート離脱アラーム」や「標高アラーム」など山行のナビゲーション機能が豊富ですが、ここではログの取得・参照・他ソフト連携について説明します。
GPSログの取得開始と終了は「山旅ロガーGOLD」から指示します。また、「地図ロイド」による地図表示も「山旅ロガーGOLD」から指示します。GPSログの取得と地図の表示は全て「山旅ロガーGOLD」から操作します。
※「ルート離脱アラーム」が設定されている場合に「アラーム設定を開く」をタップすると表示されます。下段のtrack-853724.gpxは対象のトラックログ名(山行予定のGPXデータ)。
以下の2つのことが設定済の場合は、左の拡大図の赤丸地点でルート離脱アラームが鳴動し「ルートから離脱しました」の音声案内があります。・山行予定ルート設定済・離脱アラーム設定済
※音声ソフトがインストールされていない場合はバイブと画面へのメッセージ。
※ 「ルート離脱アラーム」は、山行予定ルートのGPSデータ(GPXファイル)を監視し、この値から離脱したときにアラームを鳴動させる機能です。「3.山行予定ルートの作成」または以下を参照ください。
http://www.chizroid.info/route-alarm
※予定ルートの登録がないときは赤色の実績のみが表示されます。
画面の状態 画面に対する操作内容
8
http://www.chizroid.info/route-alarm
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No. 画面の状態 画面に対する操作内容
※進行方向の確認方法 *3・方法1:画面右下のコンパスを真北に合わせる。
・方法2:現在地カーソルを予定ルートに合わせる。
5 山旅ロガー初画面(測定開始後) 測定終了
「測定終了」を長押し
参考:「地図ロイド」自動起動の設定
「メニュー」をタップ
「設定」をタップ「測定開始で自動的に起動する」にチェック
Android 5.1山旅ロガーGOLD 6.9
「地図ロイド」をタップ
地図と方位が一致するので、地図を参照しながら進行方向を確認する。
上記状態の時のスマホの向き(画面のステータス表示域を矢印の方向と見なす)が進行方向となる。
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2.2 GPSログの参照
No.1 「山旅ロガーGOLD」を開く
Android 4.2.2 左の「山旅ロガーGOLD」アイコンをタップ。山旅ロガーGOLD 6.9
2 山旅ロガー初画面 測定結果の参照
「測定結果の一覧を表示」をタップ
3 測定結果一覧表示 表示対象の選択
②
①該当測定結果の「機能」をタップ
①
4 測定結果の表示 測定結果を「地図ロイド」で表示
青色の線:山行予定ルート(track-853724.gpx)赤色の線:実績ルート
取得したGPSログはスマホで参照することができます。パソコンで見る場合はGPXログをGPXファイルに変換し、パソコンに取り込むことでカシミールなどの地図ソフトに表示させることができます。過去に行ったルートを一覧表示させるなどの処理は画面の大きなパソコンの方が優れています。
画面の状態 画面に対する操作内容
※青色は「起動時ロード」を外せば表示されなくなります。3.5 (2)参照。
※ 測定結果は名前を変更しない状態では、日付と時刻となっています。後でわかりやすい名前にしておくと楽になります。
② ポップアップメニューが表示されるので、画面を下に送り、「他のアプリでルートを見る」の「地図ロイド」をタップ。
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2.3 他ソフト連携(GPSログの書き出し) 測定結果をGPXデータに変換しGPXファイルとして格納します。このGPXファイルを他のソフトに渡します。
No.1 「山旅ロガーGOLD」を開く
Android 4.2.2 左の「山旅ロガーGOLD」アイコンをタップ。山旅ロガーGOLD 6.9
2 ホームページの表示 測定結果の参照
「測定結果の一覧を表示」をタップ
3 取得したGPSログ一覧表示 測定結果の一覧表示
①該当測定結果の「機能」をタップ②
①
③
③「共有」をタップ
④④GPXファイルの共有方法を選択します。
画面の状態 画面に対する操作内容
※ 測定結果は名前を変更しない状態では、日付と時刻となっています。後でわかりやすい名前にしておくと楽になります。
②ポップアップメニューの「共有・出力(GPX/KML)」をタップ
「ドライブに保存」や「メール」により他のスマホやパソコンに送ることができます。
ファイル出力ではなく、「共有」を選択すると、ファイル名や格納場所を意識することなく送れます。「共有」の利用をすすめます。 なお、ファイル名は以下の通りです。 yyyy-mm-dd hh-mm-ss.gpx (年-月-日 時-分-秒.gpx)
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参考:カシミール3DによるGPXデータの一括表示
カシミール3D:DAN杉本氏が提供している登山者向け地図ソフト地形図:国土地理院
GPXデータをパソコンに送りカシミール3Dで表示した例です。 カシミール3Dでは、ひとつひとつのGPXファイルを表示させること、そして、以下のように一括して表示させることも可能です。山行の思い出を写真として残すだけではなくGPSのログとして残すことが可能となります。 また、空白地帯を次の山行計画にするなどの利用も考えられます。
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3.山行予定ルートの作成とルート離脱アラーム
① 直接読込 : スマホのブラウザでGPXデータを検索し、直接「地図ロイド」に読込・設定。スマホ スマホ
3.1 3.4 (2)
「地図ロイド」で設定
「ヤマレコ」
※図の中の 3.1、 3.5 (2) は以降にある説明の項番。他の図も同じ。
② スマホにダウンロード : スマホのブラウザでGPXデータを検索・作成し、「地図ロイド」に読込・設定。スマホ スマホ
3.2 3.4(1) 3.4 (2)「地図ロイド」 で読込 「地図ロイド」で設定
「ヤマレコ」「ヤマケイオンライン」
③ パソコンにダウンロードしスマホに転送 : パソコンでGPXデータを検索・作成し、「地図ロイド」に読込・設定。パソコン スマホ
3.3 (1) 3.4(1) 3.4 (2)「地図ロイド」
で読込 「地図ロイド」で設定
「ヤマレコ」「ヤマプラ」「カシミール3D」
④ スマホの「地図ロイド」でGPXデータを作成・設定。「地図ロイド」は予定ルートを作成する機能を有しています。詳細は、以下を参照ください。
http://www.chizroid.info/create-route
ヤマケイオンライン:山と渓谷社の提供する情報サイトヤマレコ:株式会社ヤマレコの提供する情報サイトカシミール3D:DAN杉本氏が提供している登山者向け地図ソフト
パソコンのブラウザで検索・作成
スマホのブラウザで検索
山行予定ルートを「地図ロイド」に登録することにより、山行の安全性が飛躍的に向上します。 ・ 予定と実績ルートが同一地図上に表示されますので、予定通りに山行できているかを常に確認できます。 ・ 予定ルートから外れた時、音声、バイブ、メッセージで警報を受け取ることができます。
山行予定ルートは、GPXデータを「地図ロイド」に登録することによりスマホに表示することができますが、このGPXデータをスマホに格納する方法として、以下の方法があります。
スマホのブラウザで検索
GPX
GPX
転
送
読
込
GPX
D
L
3.3 (2)
Download
フォルダ
GPX
GPX
読
込 DL
(ダウンロード)
Download
フォルダ
GPX
DL
(ダウンロード) 読
込
13
http://www.chizroid.info/create-route
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3.1 直接読込
スマホのブラウザでGPXデータを検索し、直接「地図ロイド」に読込・設定。 ヤマレコにある山行記録のGPSログを山行予定ルートにする最も簡単な方法。
この操作の使用条件。 ・ スマホに格納したいGPSログの記録ID(ヤマレコで山行の記録ごとに付与されている番号)がわかっている。 ※これは、パソコンでヤマレコを使用し、調べておく作業。・ スマホで使用するブラウザはChrome。WEBサイトはヤマレコを使用する。
No.1 Google検索 ① 検索ワードの入力
Android 5.1Chrome 61.0 ① 「ヤマレコ」を入力
②② 検索結果から「ヤマレコ」をタップ
www.yamareco.com
2 ヤマレコ初画面 検索ログイン画面 a
① a 「ユーザID」と「パスワード」を入力b b 「ログインボタン」をタップ
① 「検索ボタン」をタップ② ポップアップメニューに「記録ID」を入力
①をタップすると表示 ※されるメニュー ②
③
③ 「検索ボタン」をタップ
3 検索結果の表示 検索結果からGPXデータのダウンロード
① 「GPSログ(GPX)」をタップ
②
①をタップすると表示 ※ 渡すアプリが固定している場合は「常時」を選択されるメニュー ※ 地図ロイドが「別のバプリの使用」にあったら
② それをタップ。
①
4 「地図ロイド」のトラック一覧表示 「地図ロイド」への読み込み完了
※
※ 検索機能の有資格者とは : 以下を参照ください。 次の操作 3.4.2 (2)の No3からhttps://www.yamareco.com/modules/diary/85874-detail-94149
なお、検索機能の有資格者は、山の名称での検索が可能です。
この画面は 3.4.2 (2)の No3の左側の画面と同じ
画面の状態 画面に対する操作内容
記録ID:ヤマレコの山行記録毎に付与されているID。山行記録を絞るまではパソコンで操作し、記録IDをメモしておく。その値を、ここで入力します。
取り込んだGPXファイルが地図ロイドに追加され、地図ロイドの画面で表示されます。
ログイン済でない場合は、ログインのメニューが表示されるので以下を行います。
ダウンロードが終了すると、GPSログを渡すアプリメニューが表示されるのでアプリを確認し「1回のみ」をタップ。
ユーザID
14
https://www.yamareco.com/modules/diary/85874-detail-94149
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3.2 スマホにダウンロード
なお、WEBサイトとして「ヤマレコ」、ブラウザにFirefoxを利用すると同様の動きになります。
No.1 ホームページの表示 ヤマケイオンラインを開く
Android 5.1Chrome 61.0
「検索」ボタンをタップ
2 山の名前による検索結果 登録されている情報の詳細表示指示
「詳細を見る」をタップ
3 検索結果(モデルコースや登山記録が表示される) 登山記録の詳細表示を指示
見たい記録の「詳細を見る」をタップ
4 詳細表示画面 GPXダウンロード
①「GPX Download」をタップ
山の情報登山日登山ルート移動距離
・・
ダウンロード途中メッセージ
ダウンロード終了メッセージ※フォルダ「Download」に格納されます。
ヤマケイオンライン:山と渓谷社の提供する情報サイト 次の操作 3.4 (1)
スマホ用のブラウザでスマホ用に提供されているWEBサイトから山行記録やモデルルートなどを検索し、GPXデータをスマホにダウンロードし「地図ロイド」に読込・設定します。 以下の説明ではWEBサイトとして「ヤマケイオンライン」を利用しています。また、この機能の利用には「ヤマケイオンライン」へのログインが必要なのでヤマケイオンラインのユーザIDが必要です。
画面の状態 画面に対する操作内容
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3.3 パソコンにダウンロードしスマホに転送
その後、3.5項を実行します。
(1) パソコンのブラウザで山行記録を検索しGPXデータをダウンロードNo.
1 (ブラウザの画面) ヤマレコのホームページアドレスの入力
2 ホームページの表示 ログイン
以下に「ユーザ名」と「パスワード」を入力し、ログインボタンをタップ
2 ホームページの表示 調べたい山の名称入力
※「御在所岳」、「鈴鹿」、「多度山」など
次に「enter」キーの押下。または、右側の「検索」をクリック。 ※以降「多度山」入力を例として説明。
※ログインせずゲストのまま利用可能。
3 検索結果の表示 山行記録の選択
検索結果の山行記録から参照したい記録をクリック ※以降は、以下の記録の参照を例として説明。
パソコンのブラウザで山行記録・山行計画を検索し、GPXデータをパソコンにダウンロードし、これをスマホに転送します。 以降の説明は、ヤマレコで検索した山行記録のGPXデータをスマホにダウンロードします。
※まれに、登録者が会員のみ参照可として登録している記録があります。
上の領域に、これから行こうとしている山やこれから調べようとしている山の名称を入力。
画面の状態 画面に対する操作内容
http://www.yamareco.com/
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http://www.yamareco.com/
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No. 画面の状態 画面に対する操作内容4 山行記録の表示 記録の参照とGPXファイルのダウンロード *2
地図上への山行ルートの表示、標高・コースタイム・写真・感想などが記述されている。
①「マップ機能」をクリックし、②「GPXファイルをダウンロード」をクリック
③以下のポップアップメッセージの「保存」をクリック
④以下のダウンロード完了メッセージで完了
ヤマレコ:株式会社ヤマレコの提供する情報サイト
(2) パソコンでダウンロードしたGPXデータをスマホに転送
パソコンからスマホにデータを転送する方法は・電子メールにファイルを添付してスマホで受信。・共有メモリに転送してスマホで使用。・bluetoothによるファイル転送。
・・
各種の方法がありますので、自分で使いやすい方法で転送するとよいでしょう。 転送先へは、スマホの操作で「Download」フォルダに格納してください。 ※3.4の操作は、この「Download」にGPXファイルがあることを前提にしています。
※ 標準ではパソコンの「ダウンロード」フォルダに格納されます。「フォルダを開く」をクリックしてフォルダを確認しておきます。
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3.4 「地図ロイド」への登録・設定と「山旅ロガーGOLD」での設定
(1) 「地図ロイド」への登録3.1~3.4の何れかの方法でスマホの「Download」に格納されたGPXデータを「地図ロイド」に取り込む。
No.1 「ダウンロード」を開く
左の「ダウンロード」アイコンをタップ。Android 5.1地図ロイド 15.6-VR
2 ダウンロードされたファイルの一覧表示 GPSデータを「地図ロイド」へ取り込む
①
①取り込みたいファイル名をタップ②「地図ロイド」で開くので、このままで、 「1回のみ」をタップ
②
①
3 「地図ロイド」のトラック一覧表示 「地図ロイド」への読み込み完了
取り込んだGPXファイルが追加され表示されます
前項までの方法で取り込んだGPXファイルを「地図ロイド」に登録し、「地図ロイド」起動時にGPXファイルを開き、地図上に表示させます。同時に、このGPXファイルを「ルート離脱アラーム」の監視対象とするための設定を「地図ロイド」と「山旅ロガーGOLD」の両方に設定します。
画面の状態 画面に対する操作内容
これまでの操作でダウンロードしたGPSデータを「地図ロイド」の管理下に置きます。
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(2) 「地図ロイド」と「山旅ロガーGOLD」での設定
No.1 「地図ロイド」を開く
左の「地図ロイド」アイコンをタップ。Android 5.1地図ロイド 15.6-VR
2 「地図ロイド」の初画面 トラックログ一覧表示を指示
②
①稲妻マークの「トラックログ」をタップ
①
3 トラックログ一覧 山行予定ルートの表示指示
稲妻マークの色の意味は以下の通り。・白:地図に表示しない・ピンク:地図に表示する
② リターンボタンをタップ
4 予定ルートを表示 トラックログの属性設定
② ①「トラックログ」をタップ
ポップアップメニューの以下の2つをタップ②星の形「起動時ロード」をタップ
③「アラームマーク」をタップ
①※アラームは、音声やバイブでの通知が可能。
③ http://www.chizroid.info/route-alarm
※設定:③をセットすると②もセットされます。 解除:②を解除すると③も解除されます。
それぞれのアプリで以下の設定を行います。・「地図ロイド」 : ①取り込まれたGPXデータ(トラックログ)を「地図ロイド」起動時に表示 ②「山旅ロガーGOLD」で「ルート離脱アラーム」の監視対象とするトラックログの指定・「山旅ロガーGOLD」 : ルート離脱と見做す距離(単位:メートル)の設定。
※「山旅ロガーGOLD」で測定中に、このトラックログから「山旅ロガーGOLD」で指定した距離以上になるとアラームが表示されます。
画面の状態 画面に対する操作内容
「地図ロイド」ではGPSデータをトラックログと呼んでいます。 これまでのステップでダウンロードしたGPSデータを「地図ロイド」の管理下に置きます。
②トラックログのポップアップメニューの 「トラックログ一覧」をタップ
※ ステップ2と同じボタンですが、今度は表示中のトラックログの属性設定メニューが表示されます。
※「地図ロイド」起動時にこのトラックログが表示されます。
① 山行予定ルートのトラックログ(GPXファイル)をタップ
※トラックログ名の左端にある稲妻マークが白からピンクに変わります。
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http://www.chizroid.info/route-alarm
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No. 画面の状態 画面に対する操作内容5 「山旅ロガーGOLD」を開く
Android 4.2.2 左の「山旅ロガーGOLD」アイコンをタップ。山旅ロガーGOLD 6.9
6 「山旅ロガーGOLD」の初画面 ルート離脱と見做す値の設定
「アラーム設定」・アラームの通知方法:音声やバイブ・離脱とみなす距離:メートル・アラーム鳴動時間や再始動時間などを設定
参考:「ルート離脱アラーム」と「標高アラーム」の設定例山旅ロガー初画面
山旅ロガーGOLD 6.1
ルート離脱アラームを鳴動する。・条件:予定ルートより50m以上離れたとき。・通知方法:音声「ルートを離脱しました」
標高アラームを鳴動する。・条件:標高100mごと。・通知方法:「標高○○メートルです」
※アラーム設定がされていると「アラーム設定を開く」をタップすることによりショートカット可
これで山行予定ルートの設定は終了。実際の山行まで閉じておきます。
※設定画面は下記の『参考:「ルート離脱アラーム」と「標高アラーム」の設定』を参照ください。
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更新履歴
版数 更新日 対象ソフト 対象ページ初版 2017/03/25 - 新規作成
箇所 ルートラボ 旧14内容 対象データが少いので削除箇所 3.4の4項 記録の参照とGPXファイルのダウンロード 19内容 「記録の参照と地図の印刷」とあったものを上記の通り修正
資料の出典表示 -内容 ヤマレコ、ヤマケイオンライン、カシミール3D箇所 2.1 GPSログの取得 9内容 進行方向の確認方法を追記箇所 はじめに 1
内容図にある赤・青の点線の枠と一番下にある枠線の説明の対応がわかりにくかったのをわかりやすくするために、表記を大きく変更。
箇所 3.山行予定ルートの作成とルート離脱アラーム 13内容 地図ロイドへの直接取込を追加。PCサイトモードを削除。箇所 上記に伴う変更
3.1 直接 を追加 143.1 を 3.2 スマホにダウンロード に変更 14→153.2 を削除 旧15~16以降のページを繰り上げ
箇所内容箇所内容箇所内容箇所内容箇所内容箇所内容箇所内容箇所内容箇所内容箇所内容
内容
2017/10/22
地図ロイド
4版
3版 2017/10/01 山旅ロガー
山旅ロガー地図ロイド
更新箇所と更新内容
ヤマレコ
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ルートラボ
2版 2017/06/08