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クラウドによる ビジネスの俊敏性と 真の経済性の向上 ビジネス ホワイトペーパー

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クラウドによる ビジネスの俊敏性と 真の経済性の向上ビジネス ホワイトペーパー

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ホワイト ペーパー / 2

クラウドによるビジネスの俊敏性と 真の経済性の向上

概要全世界で実施した最新の調査結果から、クラウドが企業にもたらす

真の価値が明らかとなっていますが、クラウドにコスト上のメリ

ットがあることは業界で認識されているものの、多くの CIO は、

コスト削減以外にクラウドがもたらすビジネス バリューについては

まだ十分に認識されていない傾向にあるようです。これらの調査

結果では、クラウドとビジネスの俊敏性は直接連携していることが

解説されており、俊敏性、即応性に優れた企業を実現するための IT

の役割、およびビジネス リーダーにとってのクラウドの重要性が、

ビジネス上の成果にどのように関連しているのかを見極めることが

できます。

IT が提供するメリットの再調整あなたの企業の IT 部門は、コスト削減と俊敏性の向上のどちらに

力を注いでいるでしょうか。これは、経済学でいうと需要と供給の

関係と言えます。今日の IT 部門の多くが、コストと俊敏性につい

て検討する際に、潜在的なメリットが大きいビジネスの俊敏性より

も、コスト管理に焦点をあてた議論を行っています。「クラウドに

よって売上や会社の競争力がどのように向上されるか」 ということ

より、「クラウドによって運用コストと設備投資コストをどの程度

削減できるか」 ということが重視されているのです。ただし、

IT 部門以外のビジネスの意思決定者は異なる見方をしています。

最新のビジネスの俊敏性に関する調査によると、企業の意思決定者は、

クラウドの導入が即ビジネスの俊敏性につながると考えています。

IT 部門がコストと俊敏性の比重を見直し、クラウドの手法について

検討して、IT が企業にもたらす価値を再評価する際はぜひこのホワ

イトペーパーを参照してください。この調査結果は、クラウドに

対する誇大な評判はすでに過ぎ去り、クラウドが IT とビジネスの

双方に何をもたらすのか、正にそれが評価されていることを示す

ものです。先進の CIO は、まずビジネスの変革について考え、次に

テクノロジーを用いてどのように変革を実現するかを検討し、CEO

やほかのビジネス リーダーたちと協力して戦略を立案しながら、

単にコストを算出するだけでなく、クラウド コンピューティングが

可能にするビジネスの俊敏性の価値について検討しているのです。

ビジネスの俊敏性の定義 ビジネスの俊敏性とは、企業が変化するビジネス環境に対して、迅速

かつ費用対効果に優れた方法で適応する能力です。グローバルな

管理コンサルティングのリーダー企業の McKinsey & Company 社

によると、俊敏性がもたらすメリットには、売上の急成長、継続的かつ

大幅なコスト削減、およびリスクや風評被害を防止するための効果的

な管理が含まれます。

クラウドとビジネスの俊敏性の直接的な連携先進的な CIO は、IT のみならずビジネス全体を変革し、最終的に

は業務の運営方法も変化させる戦略的ツールとしてクラウドを導入

しています。

今後数年間、クラウドを利用して IT を変革しながら緊密に連動

してビジネスを変革する方法を、多くの企業が模索することになる

でしょう。これを実現する企業が、クラウド時代の成功者となります。

クラウド IT の俊敏性 ビジネスの俊敏性 企業の業績

図 1: 最新の調査結果では、企業の意思決定者はクラウドとビジネスの俊敏性に直接関連があると考えている

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クラウドによるビジネスの俊敏性と 真の経済性の向上

• 回答者の 80 % 以上が、俊敏性は企業の売上、コスト、および

リスク プロフィールの改善に中程度または中程度以上関連して

いると回答し、66 % がビジネスの俊敏性を優先事項として認識

しています。

• 「俊敏性が非常に優れている」 企業では、ビジネスの俊敏性に

関するあらゆる面が他社よりも優れており、特に 「お客様のトレ

ンドや要望の変化の認識」、「新製品または新機能の発表」、「計画

の実行管理」、および 「ニーズに対応するためのリソースの拡張」

が突出しています。

主要なビジネス上の成果をもたらす俊敏性2011 年 2 月、VMware® は独立系市場調査会社の AbsolutData 社

にビジネスの俊敏性に関する調査を依頼し、600 社の意思決定者が

回答しました。回答者の 67 % が従業員数 5,000 人以上の企業に

所属し、30 % は従業員数 30,000 人以上の企業に所属しています。

また、18 種類の業種の世界中 (米国: 37 %、ヨーロッパ: 27 %、

アジア: 36 %) の 企業から回答を得ることができました。調査

対象者の 62 % がビジネス管理、38 % が IT 管理の担当者です。

この調査では、次のことが明らかとなりました。

企業の状況について回答してください (6 段階で評価。6 が最高値)主な回答者: 全回答者数 (600 名) 「俊敏性が非常に優れている企業」 以外

「俊敏性が非常に優れている」 企業

お客様のトレンドや要望の変化の認識

新製品または新機能の発表

お客様との契約

業務プロセスの効率化のアプローチ

プランやプロジェクトの実行管理

ニーズに対応するためのリソースの拡張

規制や標準における変化への対応

リスクや危機への対応

売上の向上

コスト削減

および評判

リスク

図 2: すべてのビジネス俊敏性のメリットを活用する 「俊敏性が非常に優れている」 企業 (McKinsey & Company 社のビジネスの俊敏性フレームワーク)

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クラウドによるビジネスの俊敏性と 真の経済性の向上

•「俊敏性が非常に優れている」 企業は、俊敏性に優れたビジネス

機能の上位 2 位に IT が入ると回答しています。

• 俊敏性が不足している企業は、俊敏性に優れたビジネス機能の

下位 2 位に IT が入ると回答しています。

IT の俊敏性を実現するクラウド俊敏性に優れた IT 機能を持つ企業では、インフラストラクチャと

テクノロジーが俊敏性を促進する主な要因となっていることを業務

部門や IT 部門のリーダーが認めています。調査によると、企業

全体でクラウド環境を導入している俊敏性に優れた企業では、ビジ

ネス ニーズに対して、IT 部門の即応性と柔軟性が向上しています。

これに対し、IT 部門の俊敏性が不足している企業では、IT 担当者と

業務担当者との間で、問題の認識に基本的なずれが生じています。

ニーズを満たすことができない原因として、IT 担当者はコストと

スキルの不足を、業務担当者はインフラストラクチャとテクノ

ロジーの不足を挙げています。

• 回答者のおよそ 3 分の 2 (65 %) が、IT の俊敏性の向上にクラウド

が重要な役割を担っていると考えています。

• また、すでに企業全体にクラウドを導入している回答者のおよそ

4 分の 3 (72 %) が、IT の俊敏性にクラウドが重要な役割を

担っていると考えています。

• 回答者の過半数 (65 %) は、変化に対応するための柔軟なアーキ

テクチャの維持に、クラウドが役立つことを認めています。

企業リーダーによるクラウドとビジネス成果の関連付けSaaS (サービスとしてのソフトウェア) は、CIO や IT チームのニーズ

を満たすのではなく、ビジネス ユーザーのニーズを即座に満たす

ことで急速に広まりました。これまで業務部門の責任者は、IT 部門

の対応が遅い場合、クラウドからソフトウェア ソリューションを

入手していましたが、現在クラウド環境では SaaS に留まらず、

IaaS (サービスとしてのインフラストラクチャ) や PaaS (サービス

としてのプラットフォーム) などの形態で提供されているため、

ビジネス ユーザーはこれらの新機能を活用し、IT 部門を避ける

傾向にあります。ビジネス要求を満たすには高い俊敏性が必要で

あり、業務部門の責任者はこれらのサービスを代替ソリューション

として選択しているのです。

調査結果によると、リスクを懸念してクラウドの導入をためらって

いる企業は、売上の迅速な向上、継続的かつ大幅なコスト削減、

およびリスクや風評被害を防止するための効果的な管理などで、

遅れを取る可能性があると示されています。将来、ビジネス リーダー

は、どのようにクラウドを導入するかによって左右される可能性が

あります。

さまざまな業界にわたる業務プロセスの変革俊敏性がもたらすメリットの重要性は、さまざまな業界で

認識されています。

医療機関は、死亡事故や訴訟のリスクの低減、診療時の安全性、品質、患者に対するサービス向上を実現するために電子

カルテ (EHR / EMR) の導入を進めており、大きな変革の

最中にあります。これらの要件をサポートするため、IT 部門は IT 全体の刷新を行っており、デジタル情報で患者について把握できるよう、紙媒体のファイル システムから電子カルテへの安全な移行を進めています。クラウドを使用することで、医療機関は時間や場所を問わず、信頼性、回復性、および

安全性を維持したまま、費用対効果に優れた方法で、すべての病院の医師に患者情報を提供できます。

同様に、学校や行政機関などの公共機関でも、コスト構造を変革する必要に迫られています。公共機関は、災害や新型

インフルエンザの流行など、予期せぬ出来事に関する

リスクや危機への対応、市民のサポート、およびサービスの提供を行い、さらにポリシーや予算の変動などを含む外部の制約を適用する必要があります。公的機関のニーズに対応

するため、IT 部門は変革に取り組み始めており、市民へのサービスを迅速に提供および拡大し、行政機関の変化する要望に効率的に対処しようとしています。クラウドは、IT サービス

デリバリの時間を大幅に短縮する、動的かつセキュアで規制への準拠が可能なソリューションを、さまざまな公的機関に提供できます。

世界各国のリテール バンキング企業は、新しいモバイル サービスを市場にすばやく投入し、お客様により優れた資金管理方法を提供することで、顧客基盤と売上の拡充を目指しています。また、IT 部門は、ビジネス目標に沿って、ビジネス

クリティカルな顧客向けモバイル アプリケーションを本番

環境に迅速に導入し、お客様がアクセスできるようにする

など、クラウドのアプローチを利用して、変革を実現して

います。さらに、規制への準拠が可能で、セキュアかつ

管理性に優れたテストおよび開発環境を利用して、時間や

場所に関係なく、エンド ユーザーがあらゆるデバイスから

アクセスできる本番アプリケーションを迅速に提供できます。

企業と IT の俊敏性における密接な関係 IT の俊敏性が優れているからといって、企業の俊敏性が高いとは

限りません。また、元々俊敏性に優れた企業文化を持っていても、

それが IT に影響しているかどうかはわかりません。俊敏性に

優れた企業のリーダーは、ビジネスの俊敏性と IT の俊敏性が密接

に関連していることの重要性を理解しています。

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クラウドによるビジネスの俊敏性と 真の経済性の向上

• 企業全体にクラウドを導入している企業は、3 倍以上の確率で、

「競合他社より優れた」 ビジネスの俊敏性を実現できます。

クラウドの経済性 ビジネスの俊敏性は、ビジネスに大きく影響します。ここでは、IT が

提供するもう 1 つのメリット、コストについて説明しましょう。

仮想化はクラウドの基盤であり、IT コストを削減できることはよく

知られています。仮想化で削減したコストは、クラウドなど、ビジ

ネスを促進する IT の革新に充てることができます。

今日では、必要に応じて利用可能な、低コストのセルフサービス型

コンピューティング機能がパブリック クラウド経由で提供されて

いるため、社内の IT 部門との新たな競合が生まれています。中には、

使用分のみを支払う IT 課金モデルを採用しているパブリック

クラウド サービス プロバイダもおり、コンピューティングおよび

ストレージ リソースの利用料金が事前に設定されています。クラ

ウド業界はリーズナブルな価格でサービスを提供しているため、

IT 部門はより低いコストでサービスの向上を実現し、サービス

レベル アグリーメント (SLA) を満たすよう努力しています。

IT 部門はパブリック クラウドに注目しつつ、コスト削減額の

異なるさまざまなクラウド モデル (パブリック、プライベート、

およびハイブリッド) について検討する必要があります。

クラウドの導入は、IT 部門の IT に対する認識と評価が変わるきっ

かけでもあります。従来は特定のアプリケーションや業務部門が

利用する IT のコストが提示されなかったため、多くの IT 部門が、

このような変革を先延ばしにしてきました。企業全体のコストは

「企業が負担するもの」 という考え方が主流ですが、クラウドの時代

においては、IT 部門は正確なコスト、割り当てモデル、正確な

チャージバック (課金) などに対する知識を深め、責任を持つこと

になります。これは、個々に導入したテクノロジーが混在している

環境では不可能です。

多くの企業にとって、ハイブリッド クラウドは最も経済的なモデル

となります。最近の VMware および EMC 社の調査によると、

一般的にハイブリッド クラウド環境は、IT の総コストを 20 ~

30 % 削減します。

ハイブリッド クラウドでは、仮想化と統合、ワークロードおよび

プロビジョニングの最適化、生産性に優れたアプリケーションの

展開とメンテナンスを実現することで、IT コストの削減が可能です。

• ビジネス リーダーの 63 % が、クラウドによって企業全体の

「ビジネスの俊敏性」 と 「即応性」 が向上したと回答しています。

• 企業全体にクラウドを導入している企業は、売上の向上やコスト

削減などのビジネスの俊敏性による成果を、クラウドによって 10 %

向上できると考えています。

企業が次の各成果を達成するにあたり、クラウドはどの程度重要な役割を担っていると思いますか (重要または重大とした回答の合計)主な回答者: ビジネス リーダー (373 名)

従来の業務における収益の拡大

新たな売上機会の特定および迅速な獲得

最新の市場動向への迅速な対応

顧客サービスや顧客満足度の向上

継続的な運用改善方法の特定および把握

プロジェクトの運営と実行の促進

売上に関連するコストの拡大

外部の制約や要件への迅速な対応

想定外または可能性の低いイベントによる影響の低減

売上の向上

コスト削減

および評判

リスク

44 %

46 %

56 %

57 %

48 %

57 %

55 %

51 %

44 %

図 3: クラウドが、企業の顧客満足度の向上、プロジェクトの準備期間の短縮、およびビジネス チャンスへの迅速な対応を支援することを多くの回答者が認識 (McKinsey & Company 社のビジネスの俊敏性フレームワーク)

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クラウドによるビジネスの俊敏性と 真の経済性の向上

経済性以外のメリット: ハイブリッド クラウドの価値 以前は、アプリケーションをイントラネット上で展開するかエクス

トラネット上にするかを IT の意思決定者が選択する必要があり、

ほとんどのアプリケーションがインターネット上で実行されていま

した。今後 3 年間で、プライベート クラウドとパブリック クラ

ウドの区別は徐々になくなり、両方の環境を最適に活用する方法、

つまりハイブリッド クラウド (単にクラウドとも呼ばれる) で互いを

補完するようになることが予想されます。また、データセンター内の

従来の環境に多大な投資をしている場合、どちらの環境も維持

する必要があるでしょう。もちろん、どちらも無くなってしまう

ことはありません。データセンターで、費用対効果に優れた別の

方法で適切な実行が可能であれば、それは素晴らしいことです。

しかし、それが実現できるのであれば、今頃は誰もが IT をアウト

ソーシングしているでしょう。

企業が、既存のデータセンターを維持し続けている理由として、

これまで投資したセキュリティ、コンプライアンス、運用管理を

変えたくないという点が挙げられます。そのため、これらの特性を

維持したまま、データセンターでクラウドのメリットを活用する

必要があり、それができなければ、俊敏性を向上する大きなチャ

ンスを逃すことになります。これが、プライベート クラウドが重視

される理由です。では、なぜ、パブリック クラウドの導入が進ま

ないのでしょうか。必要となるリソースはさらに増え続けています

し、時期およびイベントによって急増する需要や、企業買収に伴い、

リソースが増加および減少することが考えられます。今後の需要

予測が難しい企業の場合は、予期せぬ状況に備えてキャパシティを

確保する必要があるでしょう。企業の IT 戦略へ組み込むことが

可能なパブリック クラウドを柔軟に選択できるのであれば、データ

センターの枠を超え、パブリック クラウドを利用することに問題は

ないはずです。ハイブリッド クラウドの価値はここにあります。

ハイブリッド クラウドでは、次のような、パブリック クラウドと

プライベート クラウド間のインフラストラクチャとフレームワーク

の標準化が重要となります。

• 共通のプラットフォーム

• 共通の管理機能

• 共通のセキュリティ

標準化とは、アプリケーションとデータを複数のクラウド間で移動

およびアクセスできるようにすることです。ビジネスとコストの

両方のメリットを考慮した場合、ハイブリッド クラウドが将来の

導入モデルとなるのは明らかです。

VMware の "Your Cloud" を選択する理由クラウド コンピューティングにより、企業の IT 部門は、ビジネス

ニーズを動的かつインテリジェントに予測し、対応できるように

なるため、競合優位性が向上します。クラウドの構築を検討して

いる企業は、なぜ企業独自のクラウドを選択しないのでしょうか。

クラウド自体は標準化された手法ですが、個々の企業による

クラウド利用方法は標準化されていません。VMware は、画一的で

汎用的な手法にとらわれない、企業固有のクラウドへの移行を支援

します。

クラウドの利用方法は、企業によって異なります。社内のプライ

ベート クラウドから開始することも、パブリック クラウド サービス

を活用することも、その両方を組み合わせることも可能です。

つまり、画一的なクラウドではなく、企業固有の "Your Cloud" を

構築することができるのです。VMware は、優れた経験、大規模な

顧客基盤、そしてパートナー エコシステムに支えられており、

VMware のソリューションでは、既存の IT の制約を超えた企業

固有のニーズに合わせたクラウドへ移行することで、IT を促進し、

ビジネスに大きな成果をもたらすことができるのです。

“Your Cloud.” IT を加速し、ビジネスを加速するクラウドを活用して IT と企業の変革を促進し、ビジネスの俊敏性

を実現できます。ぜひ VMware にお問い合わせください。

年間の総 IT コスト(100 = 社内インフラストラクチャの総 IT コスト)

クラウド サービス

IT サービス

社内サービス

ソフトウェア

ハードウェア

設備および施設

電気通信

x86 以外

クラウド サービスIT サービス社内サービスソフトウェアハードウェア設備および施設電気通信x86 以外

従来のIT

プライベートクラウドのみ

パブリッククラウドのみ

ハイブリッドクラウド

図 4: パブリック クラウドやプライベート クラウドを単体で使用するモデルよりも経済的なハイブリッド クラウド

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ヴイエムウェア株式会社 〒 105-0013 東京都港区浜松町 1-30-5 浜松町スクエア 13F www.vmware.com/jpCopyright © 2011 VMware, Inc. All rights reserved. 本製品は、米国および国際的な著作権法および知的財産法によって保護されています。VMware の製品は、http://www.vmware.com/go/patents のリストに表示 されている 1 つまたは複数の特許の対象です。VMware は、米国およびその他の地域における VMware, Inc. の登録商標または商標です。他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または 登録商標です。アイテム No.: VMW-WP-BUSINESS-AGILITY-CLOUD-COMPUTING-A4-105

クラウドによるビジネスの俊敏性と 真の経済性の向上

お客様事例: グローバル展開している金融サービス企業この企業は、グローバルな資産管理とアドバイザリ業務を行なっており、商用不動産、企業向けローン、デリバティブとキャピタル

マーケット、未公開株式と自己資金による投資、住宅ローンという 5 種類の資産を 500 億ドル以上管理しています。VMware の

クラウド ソリューションを使用して、IT の変革とクラウド インフラストラクチャを推進した結果、200 億ドル以上の資産を回復しました。IT 部門のビジネス即応性は向上し、1 か月あたり 100 万ドルの IT コストを削減できました。

ビジネスの俊敏性の主要分野

ビジネスの俊敏性のメリット

ビジネス要件への 即応性

IT の俊敏性の要件とクラウド ソリューションの機能

売上の増加 新しい製品または

サービスの開始

新しい価格設定のポート

フォリオと、柔軟な

価格設定および管理手法

予測不可能なイベントへの対応に必要となった

ポイント:

- 柔軟性に優れたキャパシティ、迅速に拡張または縮小

できる機能

- 必要に応じてキャパシティを確保し、遅延によるワーク

ロードの移動をサポートするパブリック クラウドと

プライベート クラウドの連携

コスト削減 計画および

プロジェクトの実行

120 万のデリバティブ

トランザクションを迅速

に解消。正確な情報

および価格設定。

厳密な監視により、迅速

かつ効率的に帳簿価格を

設定し、資産を処分

新しい IT を導入し、リード タイムを短縮して

成約に結び付けるため企業に必要:

- VMware vCloud™ Datacenter Services の認定

パートナーである、クラウド サービス プロバイダの

BlueLock 社 が提供する IT インフラストラクチャへの

迅速なアクセス、インフラストラクチャとアプリケー

ションの完全サポートを 8 か月以内に計画し、4 か月

以内に展開

- すべてのワークロードをホストするクラウド ベースの

データおよびアプリケーション

リード タイムを短縮するために必要となった

ポイント:

- 動的なプロビジョニングにより、リソースを迅速に

拡張して取引を促進

必要に応じた

リソースの拡張

資産ベースの 50 %

削減、および長期間に

わたる運用規模の拡大

支出抑制のために開始した項目:

- 毎月の IT コストを即座に 100 万ドル削減

- サポート人員のアウトソーシング。以前は数百人で

対応していたが、現在は 3 人のチームで管理

- 利用分に応じた課金システムによる運用コスト ベースの

調達モデルで、事前に必要な設備投資コストを最小に抑制

可視化向上のために開始した項目:

- コストの測定およびチャージバック (課金) により、

コスト負担を明確化

予測不可能なキャパシティ要求へ対応するために

必要となったポイント:

- 既存のコンピューティング機能と価格設定を用いた

標準サービス カタログの提供

リスク対応 外部の制約への適応 予測不可能な訴訟、

法的措置、および政府の

要件や規制に対する

準備および対応