エコアクション 21

環境経営レポート 2019 年度版

【2019 年 4 月 1 日～2020 年 3 月 31 日】

発行日 2020 年 5 月 22 日

理化精機株式会社

www.rikaseiki.co.jp

理化精機株式会社 2

目次

1. 会社概要 .................................................................................................... 3

2. 環境方針 .................................................................................................... 4

3. 環境管理実施体制(2019 年度) ........................................................................ 5

4. 2019 年度:環境目標 .................................................................................... 7

5. 環境活動計画 .............................................................................................. 8

6. 環境活動状況（取り組み事例） ......................................................................... 9

7. 環境活動取組結果と評価 ............................................................................... 17

8. 次年度の主な取り組み ................................................................................... 17

9. 環境関連法規等の遵守状況 ............................................................................ 18

10. 代表者による全体評価と見直し ...................................................................... 19

理化精機株式会社 3

1. 会社概要

会 社 名 理化精機株式会社

代 表 者 代表取締役社⾧ 小松 立弥

環境責任者 鳥居 幸治

資 本 金 3,000 万円

売 上 高 15.8 億円（2020 年 3 月期）

従 業 員 数 10２名（2019.4.1 時点）

所在地・事業内容 本社・大口工場

愛知県丹羽郡大口町豊田 3-260

(㈱東海理化大口工場内)

TEL 0587-22-8716 FAX 0587-22-8736

事業内容:設備、治工具及び、部品の製造・販売、計測

樫山工場

愛知県岡崎市樫山町字新居野 53-6

TEL 0564-82-3127 FAX 0564-82-3495

事業内容:金型及び金型部品の製造・販売

自動車部品（キーセット補給品）製造・販売

豊田工場

愛知県豊田市鴻ノ巣町 2-47-1

(㈱東海理化豊田工場内)

TEL 0565-25-2770 FAX 0565-25-2783

事業内容:自動車部品（シートベルト補給品）製造・販売

樫山工場

本社・大口工場

理化精機株式会社 4

2. 環境方針

(１) 経営理念、社員行動指針に基づき環境への取り組みを進めます。

※主な取り組み項目※

地球温暖化防止 ……CO₂削減

仕事の効率化 ……省エネ、省資源

リサイクル ……資源の循環

廃棄物削減 ……省資源化

グリーン調達 ……自然環境保護

省エネ設備導入 ……消費電力の低減

生物多様性 ……自然環境保護

(２) 法・地域や顧客との約束を守り、さらに目標を定め、

環境汚染の未然防止を進めます。

……法令順守

(３) 環境委員会を設置し、継続的な環境改善活動を展開します。

……EMS 維持向上

経営理念:3 項

社会の一員として、法と倫理を遵守し、自然・地域と共生する企業をめざす。

社員行動指針より

社員は会社と一体となって自然保護と社会活動へ貢献します。

2019 年 4 月 5 日

理化精機株式会社

代表取締役社⾧ 小松立弥

理化精機株式会社 5

3. 環境管理実施体制(2019 年度)

(１) 組織

代表取締役社⾧

小松立弥

環境管理責任者

鳥居幸治(常務取締役)

本社・大口工場

環境推進責任者鈴木部⾧

大口工機部１Ｆ:推進リーダー

堀課⾧

３Ｆ:推進リーダー

田中次⾧

計測:推進リーダー

藤本課⾧

樫山工場

環境推進責任者坂本部⾧

樫山工機部１Ｆ:推進リーダー

服部課⾧

２Ｆ:推進リーダー

冨安課⾧

豊田工場

環境推進責任者小川部⾧

業務部:ＳＢ課推進リーダー

髙橋課⾧

事務局:

業務部総務課(正)小川部⾧

(副)藤森次⾧

連絡先

TEL:(0564)82-3127

FAX:(0564)82-3495

連絡先

TEL:(0587)22-8716

FAX:(0587)22-8736

連絡先

TEL:(0587)22-8716

FAX:(0587)22-8736

連絡先

TEL:(0564)82-3127

FAX:(0564)82-3495

連絡先

TEL:(0565)25-2770

FAX:(0565)25-2783

理化精機株式会社 6

(２) 対象範囲

本社・大口工場

＊設備、治工具及び部品の製造・販売と計測事業など

樫山工場

＊金型及び金型部品と自動車部品(キーセット補給品)の製造・販売

豊田工場

＊自動車部品(シートベルト補給品)の製造・販売

(３) 役割・責任・権限表 担当 役割・責任・権限

代表者 （社⾧） 副代表 （取締役）

・環境経営に関する統括責任 ・環境経営システムの実施に必要な設備、費用、時間、技能・

技術者準備 ・環境管理責任者を任命 ・環境方針の策定・見直し及び全従業員へ周知 ・環境目標・環境活動計画書を承認 ・代表者による全体の評価と見直しを実施 ・環境経営レポートの承認

環境管理 責任者

・環境経営システムの構築、実施、管理 ・環境関連法規等の取りまとめ票を承認 ・環境目標・環境活動計画書を確認 ・環境活動の取組み結果を代表者へ報告 ・環境経営レポートの確認

環境事務局

・環境管理責任者の補佐、エコアクション 21 推進委員会の事務局 ・環境負荷の自己チェック及び環境への取り組みの自己チェックの実施 ・環境目標、環境活動計画書原案の作成 ・環境活動の実績集計 ・環境関連法規等取りまとめ表の作成 ・環境関連法規等取りまとめ表に基づく遵守評価の実施 ・環境関連の外部コミュニケーションの窓口 ・環境経営レポートの作成、公開 ・環境委員会の開催 ・上部環境活動展開事項への対応と社内展開

環境推進 責任者及び 推進ﾘｰﾀﾞｰ

・自部門における環境経営システムの実施 ・自部門における環境方針の周知 ・自部門の従業員に対する教育訓練の実施 ・自部門に関連する環境活動計画の実施及び達成状況の報告 ・特定された項目の手順書作成および運用管理 ・自部門の特定された緊急事態への対応のための手順書作成、訓練

の実施、記録の作成 ・自部門の問題点の発見、是正、予防処置の実施

全従業員 ・環境方針の理解と環境への取り組みの重要性を自覚 ・決められたことを守り、自主的・積極的に環境活動へ参加 ・地域社会においても、環境意識を持って行動する

理化精機株式会社 7

4. 2019 年度:環境目標

(１) 環境目標の設定 項目 単位 目標設定

二酸化炭素 排出量（t-CO₂)

電力消費量 kWh

2011 年度実績基準 毎年 1％以上低減 ＊2019 年度:目標 8％以上減

化石燃料消費量 （ガソリン･軽油･灯油) ℓ

LPG ㎥

廃棄物排出量

金属 樹脂・ビニール類 木 油類など

㎏

水使用量 投入量 排出量 ㎥

(２) 環境目標値 ＊目標設定＊

（原単位目標）（総量:参考）

＊2011 年度基準 基準年▲8％減以上・2018 年度実績 1％減

24.10424.104 2011 年度実績 2018 年度実績 2019 年度目標

2019 年度

チャレンジ目標

＊電力消費量(kWh)

加工高当原単位（kWh/百万円）

CO₂排出加工高当原単位（t-CO₂/百万円）

売上高当原単位（kWh/百万円）

CO₂排出売上高当原単位（t-CO₂/百万円）

総量（kWh)

総量 CO₂排出量（t-CO₂)

1,227

0.610

353

0.175

446,752

222.036

972

0.483

223

0.111

419,910

208.695

1,129

0.561

324

0.161

411,012

204.273

962

0.478

221

0.110

411,012

204.273

＊ガソリン使用量(ℓ） 25,896

22,875

2,110

911

60.398

18,620

18,620

43.199

21,045

21,045

―

―

48.824

18,433

18,433

―

―

42.768

社有車

レギュラー

ハイオク

軽油

総量 CO₂排出量換算（t-CO₂)

＊LPG（㎥）

総量 CO₂排出量換算（t-CO₂)

187

1.162

42

0.261

172

1.068

41

0.254

＊産廃焼却処理（kg)

焼却処理 CO₂排出量換算（t-CO₂)

3,600

10.440

8,587

24.104

3,312

9.605

3,312

9.605

電力＋ガソリン＋LPG+産廃焼却＝合計 t-CO₂

★温室効果ガス排出量（t-CO₂)

CO₂排出加工高当原単位（t-CO₂/百万円）

CO₂排出売上高当原単位（t-CO₂/百万円）

総量 CO₂排出量（t-CO₂)

0.810

0.233

294.036

0.639

0.146

276.259

0.745

0.214

263.770

0.633

0.144

256.900

水使用量(㎥)

投入（上水）

排出（下水）

426

426

0

542

542

0

392

392

―

392

392

―

（大幅な事業変化・環境変化により、基準年度実績ありきではなく、目標値の見直しを実施する事がある）

＊kWh⇒t-CO₂換算係数:0.000497（中部電力:2014 年度実排出係数）で算出＊

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5. 環境活動計画

＊2019 年度（2019.4 月～2020.3 月）

項目 取組項目 具体的活動事項 日程

二酸化炭素

排出量の

削減

消費電力の

削減

・不要な照明や離席時の消灯徹底

・PC ディスプレイの省エネモード設定

・空調設備の点検、清掃（日常点検）

・クールビズ、ウォームビズの実施

・空調運転管理の徹底（室温管理）

・蛍光灯照明の LED への切り替え

年間

↑

夏期:6 月～9 月

冬期:12 月～3 月

↑

年間

ガソリン・軽油

の削減

・エコドライブの啓蒙と実践

・社有車ドライブレコーダで運行管理

・車出張の効率化

・更新時に低燃費車化

年間

年間

年間

更新時

その他化石燃料

の削減

・電気湯沸かし器への切り替え 更新時

グリーン購入推進 ・再生エネルギー比率の高い電気購入

・コピー紙、事務用品など再生品の購入

随時

年間

廃棄物の排

出量削減と

適正管理

一般廃棄物の

削減

リサイクル化

・コピー用紙削減（両面コピー、裏面利用）

・使用済み封筒の再利用

・社内共有事務用品のフロアー一元管理

・紙類の再資源化（回収再生業者渡し）

年間

↑

↑

↑

産業廃棄物の

削減

資源の再利用

・加工材料（金属、樹脂、油など）端材活用

・部材購入と在庫管理の見える化

・産業廃棄物の分別徹底、リサイクル率向上

年間

↑

↑

廃棄物の適正

管理

・マニフェスト発行と契約書類の管理

・廃棄物の置き場整備

年間（毎月）

6 月・12 月

その他

「環境月間活動」

環境教育・環境

意識啓蒙

・環境ポスターの掲示、環境マガジン配信

・環境講演会参画、クロスワード応募展開

・環境 KYT

6 月

↑

↑

生物多様性取組 ・里山保全活動へ参画

・工場周辺ごみ拾い活動へ参画

4～12 月

4～9 月

フロン排出抑 制

法への対応

・簡易点検、定期点検の実施

年間

（1 回／3 ヶ月）

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6. 環境活動状況（取り組み事例）

(１) 省エネ活動 ① 空調運転ガイドラインに基づく、

省エネ室温管理実施（全社） ★2019 年度も継続実施★ ・冷暖房機の運転ルール 期間 設定温度 暖房:12/1～3/31 20℃±2℃ 冷房:7/1～9/30 28℃±2℃

②大口事務所 3F:天井照明間引き

★2019 年 4 月に実施★ ・蛍光灯 30W 13 本 30W×8H×244 日/年÷1,000＝58.56KWｈ 58.56KWｈ×13 本＝761.28KWｈ 低減:▲約 761KWｈ/年 ③樫山工場:増築棟の省エネ仕様 ★2019 年 10 月竣工★

断熱性向上：壁内ｸﾞﾗｽｳｰﾙ 100mm

断熱性向上窓 2 重積層ガラス

最高効率の機器設置

断熱性向上車両出入口 2 重ｼｬｯﾀｰ

照明ＬＥＤ化 40 ヶ所

理化精機株式会社 10

④省エネ:コミュニケーション（省エネ意識向上・啓蒙活動） 各職場に環境掲示板を設置⇒各職場１回/月環境ミーティング実施 ★2019 年 4 月～実施★

＊掲示物概要＊

・エコアクション 21 認定登録証（更新審査ごと）

・環境活動推進計画書（毎月更新）

・月毎の環境データ実績表（毎月更新）

・環境活動推進組織（年度更新）

・環境活動方針（年度更新）

・環境データ目標（年度更新）

・廃棄物及びゴミの分別一覧表（変更都度更新）

など

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(２) 環境強調月間の活動（全社社員展開）

社員への環境意識啓蒙

★2019.6 月実施★

＊環境月間活動の概要＊

理化精機株式会社 12

・環境クロスワードへの応募 ……全社で 50 名参加・応募

・環境 KYT（10 事例）の実施 ……全社で 100 名参加

理化精機株式会社 13

・環境講演会へ参加 ……社員５名参加

理化精機株式会社 14

・環境マガジン配信:環境教育実施 ……延べ人数:100 名参加

（別途 HP 公開:PDF⇒環境マガジン BOL1～4 参照）

(３) その他 ① 工場周辺のごみ拾い活動へ参加

★2019.4～9 月実施★

・大口工場周辺の道路沿いを中心にゴミ拾い実施 ・・・・・・延べ３５名参加

② 生物多様性保全活動への参加

・岡崎市:おおだの森保全活動へ参画 (毎月 2 名/回程度)

理化精機株式会社 15

★2018.4 月～実施継続★

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③水源林応援定期預金（東京都水道局）

理化精機株式会社 17

7. 環境活動取組結果と評価

＊取り組み実績＊ ＊目標と実績＊ 2011 年実績▲8%以上目標

2018 年度実績 2019 年度目標 2019 年度実績 評価

＊電力消費量(kWh)

加工高当原単位（kWh/百万円）

CO₂排出加工高当原単位（t-CO₂/百万円）

売上高当原単位（kWh/百万円）

CO₂排出売上高当原単位（t-CO₂/百万円）

総量（kWh)

総量 CO₂排出量（t-CO₂)

972

0.483

223

0.111

419,910

208695

1,129

0.561

324

0.161

411,012

204.273

1,003

0.498

272

0.135

430,066

213.743

〇

〇

× ＊ガソリン使用量(ℓ） 18,620

43,199

21,045

48,824

16、182

37.541

◎ 総量 CO₂排出量換算（t-CO₂)

＊LPG（㎥）

総量 CO₂排出量換算（t-CO₂)

42

0.261

172

1.068

46

0.286

〇

＊産廃焼却処理（kg)

焼却処理 CO₂排出量換算（t-CO₂)

8,587

24.104

3,312

9.605

7,099

20.587

△

電力＋ガソリン＋LPG+産廃焼却＝合計 t-CO₂ ★二酸化炭素排出量（t-CO₂)

CO₂排出加工高当原単位（t-CO₂/百万円）

CO₂排出売上高当原単位（t-CO₂/百万円）

総量 CO₂排出量（t-CO₂)

0.639

0.146

276.259

(チャレンジ目標)

0.745(0.633)

0.214(0.144)

263.770

0.634

0.172

272.157

◎ 〇 △

水使用量(㎥)

投入（上水）

542

542

(392)

(392)

757

757

×

＊ｋWh⇒t-CO₂換算係数:0.000497（中部電力:2014 年度実排出係数）で算出＊

＊年度目標達成＋前年度実績以下＝◎、年度目標達成＝〇、年度目標未達・前年度実績以下＝△、全て未達＝×

＊ＬＰＧ（ｍ3）のＫｇ換算は、×2.07＝ｋｇになり、kg-CO2 換算は、×3.00 で計算し 1,000 で割りｔ-ＣＯ2

8. 次年度の目標と主な取り組み

目標 取組項目

★二酸化炭素排出量

総量:406,544kWh

＊202t-CO2

原単位:1,116kWh

＊0.550t-CO2

★ガソリン消費量

使用量:16,020ℓ以下

・従来からの省エネ活動（実施項目）の継続

・生産性向上などによる、エネルギーや資源の効率化

・再生可能エネルギーの活用推進

・照明の LED 化拡大推進

・エコ運転定着に向けた、全社員への啓蒙

・社有車の更なる、低燃費車への切り替え

・効率的な、人・物の移動効率化（ドライブレコーダ検証）

★産業廃棄物の排出量

2019 年度比:10％減

・廃棄物の分別徹底・指導

・効率的なものづくり活動の推進（歩留り向上など）

・廃棄物の更なる、リサイクル・リユースの拡大

その他 ・グリーン購入継続推進（再生品購入など）

・会社周辺地域の清掃活動への継続参画

・生物多様性活動への継続参加

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9. 環境関連法規等の遵守状況

法令の名称 要求事項 評価

環境基本法 事業活動に伴う環境への負荷低減、その他の環境の保全に自ら努める

とともに、国または地方が実施する環境保全に関する施策への協力 ◯

廃棄物処理法 産業廃棄物及び一般廃棄物の適正処理

収集・運搬・処理委託業者との契約締結

マニフェスト交付状況の報告

◯

水質汚濁防止法 有害物質、油等の流出事故時の届出と必要な処置

（公共用水域・下水道流出・地下浸透時） ◯

騒音規制法

振動規制法

規制基準の遵守（施設境界線:測定管理）

騒音・振動、特定施設導入前の届出 ◯

消防法 指定可燃物及び、危険物の指定数量管理と届出

（樫山工場:油類、少量危険物取扱所届出・認可） ◯

電気事業法 法対象設備の管理及び規定に基づく届出

（樫山工場:受変電設備対象） ◯

フロン排出抑制法 修理・廃棄時の登録業者委託、引き取り証明書の保管と記録

対象機器の点検 ◯

その他

・労働安全衛生法

化学物質等の有害性等の調査及び、健康障害防止処置

（リスクアセスメント実行）

〇

＊遵守状況及び、訴訟等の有無

・現在、自社の遵守状況評価で問題が無いことを確認しました。

・現在、環境法関連への違反はありませんでした。

2013 年に樫山工場:少量危険物取扱所の届出漏れ把握、2014 年に届出認可済、

2017 年度に樫山工場で設備変更に伴う事前変更届を実施しました。

2019 年度に樫山工場増築に伴い、少量危険物取扱所の変更届を実施（９月済）

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10. 代表者による全体評価と見直し

◇はじめに 脱炭素社会をめざし環境経営を意識して、グループ会社の環境活動と連動した取組と、自社独自の活動を

実施してまいりました。 2017 年度にエコアクション 21 を認証取得し、全社員の環境活動に対する理解と認識が高まる中、

グループ会社で設定された 2011 年度実績を基準とした、各項目の年度ごと目標（年 1%減）の達成に 向けて、2019 年度も継続的な環境活動を進めてまいりました。

◇全体評価 ○環境活動取組みと目標の達成状況

活動の基本としては、環境関連法規を遵守する「法違反が無い」事を前提とし、環境負荷の低減目標 達成に向けて活動しました。

環境負荷低減では、二酸化炭素（CO₂）の排出量削減・産業廃棄物の削減やリサイクル等の再利用化 などを中心に活動してきました。 結果的には 2019 年度の二酸化炭素排出量は、チャレンジ目標に対して以下の状況となりました。

・原単位排出量（加工高）:目標:0.633t-CO₂⇒実績:0.634t-CO₂・・・・目標未達 ・原単位排出量（売上高）:目標:0.144t-CO₂⇒実績:0.172t-CO₂・・・・目標未達

＊2019 年度必達目標:2011 年度基準の 1%以上/年低減に対しては以下の状況となりました。 ・原単位排出量（加工高）:目標:0.745t-CO₂⇒実績:0.634t-CO₂・・・・目標達成 ・原単位排出量（売上高）:目標:0.214t-CO₂⇒実績:0.172t-CO₂・・・・目標達成

今年度は工場増築（事業拡大準備と初期稼働開始）により、環境負荷増加が予想されていましたが,

環境負荷増を極力抑えるよう工場の省エネ仕様を徹底しました。 来年度から二酸化炭素排出量については、グループ会社:環境方針で総量低減が目標とされました、

2013 年度基準で 2025 年度には総量で 25％低減,2030 年度には 35％低減を目標値として示され ました、目標達成に向けて従来活動の強化と再生可能エネルギーの活用などにも取り組みます。

○環境関連法規の遵守 現在、環境に関する法規対応は遵守できていますが、今後とも法規動向を注視し、適時情報収集を

しながら、法規違反が無いように努めてまいります。 ◇総括

今年は従来活動の継続と拡大に取り組んでまいりましたが、事業の変化などにより環境負荷増要因もあり、 チャレンジ目標は未達と成りましたが、次年度より総合的な視点でＣＯ2 排出量総量低減に向け、環境活動 を推進してまいります。

作成日:2020 年 5 月 15 日（2019 年度の活動評価）

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代表取締役社⾧ 小松立弥