ミクニのアジア戦略 これまでとこれから · 会社概要 5 社 名...
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ミクニのアジア戦略 これまでとこれから
2015年 3月 5日 株式会社 ミクニ 代表取締役社長 生田久貴
1
りそな アジア・オセアニア財団セミナー
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アジェンダ
■ ミクニの紹介
■ ミクニにとってのアジア市場
■ リスクへの対応
■ アジアと共に
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アジェンダ
■ ミクニの紹介
■ ミクニにとってのアジア市場
■ リスクへの対応
■ アジアと共に
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ミクニグループ会社概況 http://www.mikuni.co.jp/
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ミクニの紹介
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会社概要
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社 名 ■ 株式会社ミクニ
社 長 ■ 生田 久貴
本社所在地 ■ 東京都千代田区外神田
創 立 ■ 1923年
設 立 ■ 1948年
資本金 ■ 22億1,530万円
上 場 ■ 東京株式市場二部上場
売上収益 ■ 964億円(2013年度実績/連結)
事業利益 ■ 42億(2013年度実績/連結)
グループ会社 ■ 25社(国内9社・海外16社/2014年12月末)
従業員 ■ 単体:2,206人 連結:7,361人(2014年12月末)
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沿 革
年 1923
合資会社三國商店を設立
1933
㈱三國商店を設立
蒲田工場
1939
三國商工㈱と商号変更
小田原工場 ⇒ 小田原事業所
1936 1980
1944
1961
三國工業㈱と商号変更
東北三國工業㈱ ⇒ ミクニアデック ⇒ 盛岡事業所 1972
菊川工場 ⇒ 菊川事業所 08.7 1978
1960
ソレックス型気化器生産開始
矢板工場
相良工場 ⇒ 相良事業所 08.7
1980
1992
1991
㈱ミクニに商号変更
1971
ガス立消え安全装置生産開始
2002
㈱ミクニアデックを吸収合併
1972
東北三國工業㈱を設立
●1968 MAC
●1979 台湾
●1991 タイ
●1994 上海・成都
●1995 寧波・天津
●1996 メキシコ
2003
三國商工㈱を吸収合併
2003/6閉鎖
グループ中核2社の経営統合
2010
●2006 インドネシア
●2003 浙江
●2008 インド゙
PMP㈱を設立
2011
三国(上海)企業管理
有限公司を設立
EMCC㈱を設立
2013
国内拠点
海外拠点
ニッシン自動車工業を子会社化
2014
( アジア )
( 中華圏 )
( 欧米 )
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1923年10月 合資会社三國商店として創立。
創立時の創業メンバー4名の出身地
磐城の国 (2名)
岩代の国 (1名)
羽前の国 (1名)
3つの国より三国(ミクニ)となった。
創生期には自転車のハンドルグリップの販売から
はじまり、英国製自動車部品、やがてモトグッチ、
ラドコ、サンビーム、アスコットなどの二輪車
輸入販売を開始した。
その後
1927年 ベストエンドロイト社 メカニカルポンプ
1930年 ガレリ社 航空用セルフスタータ(アビオコンプレッサ)
1932年 アマル社 キャブレタ
などの代理店契約、ライセンス生産へと移行した。
沿 革
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1936年末 東京都大田区に蒲田工場を設立。
吸気ポンプ、自動操縦器、電源用発電機等航空機用部品を生産
1939年 三國商工株式会社へ商号変更。
1941年 開戦
1944年 小田原工場開設。
1945年 終戦
沿 革
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1948年 企業再建整備法により第二三國商工と三國製作所に分割。 二輪、三輪の気化器生産で工場はフル稼働
ダイハツ、マツダ、くろがね、オリエント、ジャイアント・・・
1960年 ソレックス社との技術提携開始。多くの名車に装着。
3M トヨタ2000GT
S20 ニッサンGT-R、Z432
G161W いすゞ117、ベレットGTR
4G32 ミツビシ ギャランGTO
沿 革
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四輪 23,126
24%
二輪特機 39,625
41%
生活機器 7,433
8%
l航空機 19,696
20%
その他 6,577
7%
2013年度 通期
累計売上 96,457百万円
事業領域
航空機部品輸入
販売事業
その他の事業
芝刈機等
輸入販売
車輌暖房用
ヒーター エコ加湿器類 介護機器類
立ち消え安全装置
ガス機器、各種流量制御
機器類
精密
鍛造品等
生活機器関連品事業 可変バルブタイミングシステム(VVT&OCV)
吸気モジュール
各種ポンプ
キャブレタ
アクセルペダルモジュール
電子制御スロットルボデー
◆セグメント別 主要生産品・取扱品概要
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自動車関連品事業
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・ダイキャスト
・精密加工
・樹脂成型/溶着
・巻線 ・自動組立
◆流体制御技術
・バルブ要素
・ポンプ要素 ●生産技術
・アクチュエータ要素 ・センサー要素
アイデンティティー ◆エンジンとのマッチング技術志向
◆排ガス/ドラビリ評価志向
◆磁気応用技術
◆キャブレター1932~ 2000年
2015年 1990年
コア技術
ミクニのコア技術と強み
11
コア技術 スマート化
(電制・電動化) モジュール化 システム化
◆◆
◆◆
◆◆
◆◆
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◆◆
◆◆
◆
◆
◆◆
◆
◆
◆ ◆
◆◆
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アメリカ 1968年
インドネシア 2006年
タイ 1991年
日本 ミクニ 東京、盛岡、小田原、菊川 ミクニパーテック 1988年 相良
※ 人員数は2014年12月末時点の図示会社(PMP,EMCC除く)合計
ドイツ 1990年
インド 2008年
メキシコ 1996年
台湾 1979年
成都 1994年
浙江 2003年
天津 1994年
上海 1994年
上海 管理性公司
2010年
ミクニグループ
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売上高(外部売上)
営業利益
2004年度
通期実績
2010年度
通期実績
注:営業利益は連結相殺消去前 13
地域別売上高及び営業利益比率推移
97,000 百万円
4,900 百万円
2014年度 通期予想 (見通し)
79,762 百万円
2,678 百万円
75,750 百万円
3,697 百万円
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目指す姿
ものづくりをベースとした 持続可能な高収益企業
ミクニ経営ビジョン「ビジョン2023」
2013
2023 ミクニ100年
~2015
1stステージ
収益力 > 規模拡大
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グローバル市場におけるパワートレイン別の見通し
(出典:経済産業省製造産業局「製造行をめぐる現状と課題への対応」2014年8月) 元データ (第1回グローバルWG資料より引用) (IHS Global Inc.の予測を元に住商アビーム自動車総合研究所作成)
HV・PHVを除く内燃機関としても、 数量は90(百万台)と高水準を保つ予想
2020年以降もHV・PHVを含めた 内燃関比率は95%以上高水準を保つ 予想が大半を占めている。
◆次世代パワートレイン動向
開発戦略(パワートレイン開発動向)
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■四輪燃費規制 : 2021年EU規制95g/km ⇒ ICE熱効率向上とHEV化の対応が進む
2010 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
日本
EU
USA
中国
JP10年規制(16.8km/L) JP15年規制(JC08:16.8km/L)JP20年規制
(JC08:20.3km/L)
140g/km 130g/km 95g/km
CAFE規制12-16MY CAFE規制
(35.5mpg by 2016MY)
17-25MY CAFE規制
(55.3mpg by 2025MY)
12-16MY GHG規制
(233g/mil by 2016MY)
12-16MY GHG規制
(143g/mil by 2016MY)
第2段階規制第3段階規制
(163g/km)
検討中 第4段階規制
(5L/100km)
■熱効率50%を目標に将来技術導入が進行中
開発戦略(パワートレイン開発動向)
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欧米 中華圏
アセアン・インド 日本
グローバルネットワーク強化
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地域戦略
グローバルマネジメント強化 インド事業拡張とアセアン連合経営
ポストアジア戦略 中華圏連合経営
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【安全と品質問題による損失リスク】 ■ 信頼/改修費用/損害賠償/株価等々のビジネス損失
⇒ 企業の存亡に関わる。
【やるべき事】 ■品質マネジメントシステムを機能させ問題の未然防止に取組む。 ■発生した品質問題には的確な初動・スピード感を持った原因 究明と対策の実施、情報共有及び再発防止の徹底を行動指針 に愚直に実行する。
★『 正しく稼ぐに固執する 』
★『 安全と品質へこだわる』
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活動のベース
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アジェンダ
■ ミクニの紹介
■ ミクニにとってのアジア市場
■ リスクへの対応
■ アジアと共に
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・アジア市場・・・中国・インド・アセアン等の新興国の需要が伸張する予測。 ・国内市場・・・2015年の生産台数は増加する予測であるが、需要の減少及び海外生産への シフトが進む事から、近い将来、国内販売・輸出共に減少し、生産台数が減少する 見方が強い。
◆四輪市場規模の推移
ミクニにとってのアジア市場
0
500
1000
1500
2000
2500
3000
中国
欧州
北米
日本
アセアン
インド
中米
20 (出展:FORINデータに基づき作成、2015年はミクニによる予測値)
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◆二輪市場規模の推移
・ 2008年のリーマン危機後も、中国・インド・アセアンの各地域は依然順調に成長を続けている。 中国市場はピークを過ぎているものの最大市場であることには変わっていない。 数年内には、インド市場が中国市場に並ぶと予測されている。 ・日本国内における二輪車生産は、今後50万台以下へと低下する予測である。
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000中国・インド・アセアン各国生産台数推移
0
50
100
150
200
250
300
20
00年
20
01年
20
02年
20
03年
20
04年
20
05年
20
06年
20
07年
20
08年
20
09年
20
10年
20
11年
20
12年
20
13年
20
14年
20
15年
日本国内生産台数推移
(万台)
(万台)
中国
インド
インドネシア
ベトナム タイ
日本
ミクニにとってのアジア市場
21 (出展:FORINデータに基づき作成、2015年は予想値)
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ASEAN諸国 2013年
人口 GDP/人
百万人 千ドル
インドネシア 248 3.5
フィリピン 97 2.8
ベトナム 90 1.9
タイ 68 5.7
ミャンマー 65 0.9
マレーシア 30 10.5
カンボジア 15 1.0
ラオス 7 1.5
シンガポール 5 54.8
周辺諸国の二輪市場
2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2013年 2014年
販売数量 10,466 10,162 12,285 13,582 12,304 12,569 12,369 12,550 12,700 12,800 ミャンマー
タイ 1,703 1,536 1,846 2,007 2,130 2,004 1,702 1,750 1,800 1,800 マレーシア 547 443
インドネシア 6,216 5,882 7,369 8,013 7,064 7,771 7,867 8,000 8,100 8,200 フィリピン 753 790
ベトナム 2,546 2,745 3,070 3,562 3,109 2,793 2,800 2,800 2,800 2,800 カンボジア
800~1000
500~600
1,703 1,536 1,846 2,007 2,130 2,004 1,702 1,750 1,800 1,800
6,2165,882
7,3698,013
7,064 7,771 7,867 8,000 8,100 8,200
2,5462,745
3,070
3,562
3,1092,793 2,800 2,800 2,800 2,80010,466 10,162
12,285
13,582
12,304 12,569 12,369 12,550 12,700 12,800
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
14,000
16,000ベトナムインドネシアタイ
ミクニにとってのアジア市場
22
◆アセアン二輪車市場推移
(各種資料よりミクニにて纏め)
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41 49 46 49 51 52 41 36 30 32 33 38 41 43 54 67 75 124
72 77 63 77 88 109 147
196 259 368 411
498 594
703 590 573
676
862
993 964 1027
1090
152 166 166
169 167
139 113
103 94
104
98
95
108 117
134
200
243 292
337
433
0
200
400
600
800
1000
1200
1400
1600
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014
SC MC Other
排ガス規制 排ガス規制 排ガス規制 EU3相当
排ガス規制 EU2相当
1,600
1,436 1,380
1,311
1,129
864
733 739
834
725
634
535 507
413 387 365 327 300 292 256
ガソリン価格急騰(1996)
(万台)
(出展:YMI資料)
SC市場の成長
◆インド二輪車市場推移
ミクニにとってのアジア市場
23
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◆二輪車市場:各国シェア
2014年二輪車販売シェア
日系メーカーシェア 約97%
日系メーカーシェア 約99%
インドネシア
HONDA 5,055 64.1%
YAMAHA 2,372 30.1%
SUZUKI 275
3.5%
KAWASAKI 165
2.1%
OTHER 20
0.3%
2014年
二輪車販売台数
シェア
HONDA 1355
79.7%
YMAHA 221
13.0%
SUZUKI 40
2.3%
KAWASAKI 36
2.1%
OTHER 48
2.8% 201
シェア
タ イ
HERO 5,436 40.3%
HONDA 3,532 26.2%
TVS 1,776 13.2%
BAJAJ 1,520 11.3%
YAMAHA 486
3.6%
SUZUKI 288
2.1%
R.ENFIELD 262
1.9%
MAHINDRA 145
1.1%
H-D 4
0%
OTHER 25
0.2%
2014年
二輪車販売台数
シェア (2014/4-2015/1)
日系メーカーシェア 約32%
インド
ミクニにとってのアジア市場
24
・ アセアンの各地域は日系メーカーが9割を越える圧倒的シェアを維持している。 ・インドにおいてはHERO・TVS・BAJAJIといったローカルメーカーのシェアが約2/3を 占め、日系メーカのシェア3割にとどまっている。 ハーレダビッドソンが数は少ないながらも進出している。
(出展:FORINデータに基づき作成)
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ミクニにとってのアジア市場
25
◆アセアン四輪車市場推移(生産)
(出展:FORIN資料)
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◆四輪車市場:各国シェア
2014年四輪車販売シェア
日系メーカーシェア 約88%
日系メーカーシェア 約95%
インドネシア
日系メーカーシェア 約48%
インド
TOYOTA 327
37.1%
ISUZU 160
18.2%
HONDA 107
12.1%
MITSUBISI 63
7.1%
NISSAN 59
6.7%
MAZDA 34
3.9%
SUZUKI 20
2.3%
OTHER 111
12.6%
2
タ イ
TOYOTA 399
33.0%
DAIHATSU 185
15.3%
HONDA 159
13.2%
SUZUKI 155
12.8%
MITSUBISI 142
11.8%
NISSAN 54
4.5%
HINO 29
2.4%
ISUZU 28
2.3%
CHEVROLET 10
0.8%
KIA 9
0.7%
OTHER 38
3.1%
2
MARUTI 959
36.6%
TATA 365
13.9% HYUNDAI 344
13.1%
マヒンドラ
311
HONDA 149
5.7%
TOYOTA 116
4.4%
FORD 63
2.4%
GM 44
1.7%
NISSAN 39
1.5%
VW 36
1.4%
OTHER 196
7.5%
2
ミクニにとってのアジア市場
26
(出展:FORINデータに基づき作成)
・ アセアンの各地域は日系メーカーが9割前後の圧倒的シェアを維持している。 ・インドにおいてはTATA・マヒンドラといったローカルメーカーがシェアの約1/4を 占め、日系メーカのシェアおよそ5割をとなっている。 韓国・欧米メーカも一定のシェアを確保している。
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◆アセアン・インド事業の沿革
27
ミクニにとってのアジア市場
Mikuni (Thailand) Co., Ltd. 設立
UCAL Fuel Systems Ltd. 設立(インド)
PT. MIKUNI INDONESIA 設立
2006
2008
1991
ミクニ タイランド R&D/PEC
ミクニ インディア R&D
ミクニ インドネシア
Mikuni India Private Limited 設立
1985 株式売却
2008
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◆ミクニトピックス : ミクニインドネシア 新生産棟完成
28
建屋面積 2階建 9,228㎡
新生産棟の概要
ミクニにとってのアジア市場
インドネシアの現地法人「PT. MIKUNI INDONESIA(ミクニインドネシア)」では、 長期的な視点での成長が見込めるインドネシア市場における生産規模の拡大に対応するため、現在の工場敷地内に新生産棟(第2生産棟)を建設しておりました。 この度、第2生産棟が完成し、2013年6月21日にお取引先をはじめとする関係者をお招きし、オープニングの式典を執り行いました。
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◆ミクニトピックス : ミクニインディア 新生産棟完成
29
インドの現地法人「Mikuni India Private Limited(ミクニ インディア プライベート リミテッド)」は、インド市場における生産規模の拡大に対応するため、2013年4月より新生産棟の増築工事を行っておりました。 新生産棟が完成し、この度、関係者を交えグランドオープンの式典を執り行いました。新工場完成に伴い、鋳造・加工から組立までの一貫生産が可能となるため 生産コストの改善を含め、当グループの収益に貢献できるものと見込んでいます。
建屋面積 9,250㎡ 工場 6,200㎡ 事務所1,200㎡ メッキ工場 750㎡ 食堂 500㎡ その他600㎡
105万台 (二輪車用キャブレタ) 40万台 (二輪車用スロットルボデー) 35万台 (四輪車用樹脂インテークマニホールド) 45万台 (四輪車用スロットルボデー) 35万台 (四輪車用電制スロットルボデー)
新生産棟の概要 年間生産能力
ミクニにとってのアジア市場
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2014年実績:2013年比6.9%増加 2,349万台
・・・6年連続 世界第一位,市場規模 二位 米国(1,652万台)の1.4倍
日本は約556 万台で約4.2 倍
2015年予想:7%増加2,513万台(中国汽車工業協会予想)
1,033 1,376 1,447 1,550
1,793 1,970
2,125 331
430 403 381
406 379
388
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年(予)
商用車
乗用車
(万台)
1,364
1,806 1,850 1,931
2,199 2,349
2,513
◆中国:自動車販売推移
伸び率の鈍化は見られるものの 7%前後の成長率はキープ
30
(出展:FORINデータに基づき作成)
ミクニにとってのアジア市場
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2014年シェア比率
◇民族(中国)系:38.4% ◇日系:15.7% ◇欧州系:24.1% 米国系:12.8%
・・・民族系・日系はシェア低下、欧・米系はシェア上昇の傾向にある。
◎欧米メーカーのプレゼンスが高まりつつある
◆中国:乗用車国別販売推移
649 725 756
286 337
394 44
55 80
182
223
252
135
159
179
254
294
309
0
500
1,000
1,500
2,000
2012年 2013年 2014年
日系
韓国系
米国系
フランス系
ドイツ系
民族系(中国)
15.7% (0.7↓)
24.1% (2.2↑)
12.4% (0.7↑)
9.1% (0.2↑)
1,550
1,970
1,793
(万台)
38.4% (2.0↓)
41.9%
16.4%
16.4% (0→)
8.7%
8.9% (0.2↑)
11.7%
12.8% (0.4↑)
21.3%
21.9% (0.6↑)
40.4% (1.5↓)
31
(出展:FORINデータに基づき作成)
ミクニにとってのアジア市場
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0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000(万台)
合計
国内販売
輸出
電動二輪
販売急増
(中国汽車工業協会摩托車分会データを基づき算出。三輪車を含む。2014年以降はミクニによる予測値)
上海三国
成都三国
設立
国Ⅲ規制
リーマンショック
国Ⅳ規制
都市走行
規制開始
国Ⅱ規制
【2015年~2020年予測】
国内:減少傾向(▲8%/年)
輸出:(▲1%/年)(南米・アフリカ・欧州)
◆中国:二輪車市場規模推移(1993年~2014年実績・2020年販売予測)
32
ミクニにとってのアジア市場
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航空工業(長春)との
技術提携(四輪キャブ)
上海三国 設立
成都三国 設立
済南軽騎三国設立
南京金城三国設立
寧波三国 設立
天津三国 設立
北方工業紅光(重慶)
との技術提携(四輪キャブ)
1986.2
1992.12
1994.1
1996.3
1994.12
2003.7
1994.12
1996
1998.12
金城鈴木
軽騎鈴木
日本鈴木
創新社
日本顧客からの紹介
日本スズキからの紹介
FSによる中国所管政府からの紹介 MG・TH価格競争力向上
現地部品供給会社として独資進出
日方独資化
会社清算
2007
2001
上海三国 PEC
成都三国
浙江三国
天津三国
南京金城三国
独資化
(非連結)
◆中国事業の沿革
浙江三国 設立
長春三国 設立
ミクニにとってのアジア市場
33
三国(上海)企業管理公司
設立 R&D/営業
2010
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アジェンダ
■ ミクニの紹介
■ ミクニにとってのアジア市場
■ リスクへの対応
■ アジアと共に
34
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リスクへの備え 耐力強化
自然災害
中国経済
税務問題
サイバー攻撃
知財権侵害
労働紛争
欧州金融危機
為替変動
2 リスクへの対応
◆想定される様々なリスク
政治・政情
テロ
安全・品質
35
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リスクへの対応
◆自然災害リスク : 2011年 タイ洪水
工場全体写真
工場周辺写真
Mikuni
金型・治具搬出 金型・治具搬出
金型・治具搬出 場内洗浄
設備修理 設備修理 36
http://www.mikuni.co.jp Confidential 0
5010
015
020
025
030
0
14 16 18 20 22 24 26 28 30 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21
工場
内水
位〔c
m〕
OCT NOV DEC
14/0CT 堤防決壊、浸水
16/NOV 工業団地排水開始
24/NOV 工場内排水完了 水位“0”
27/OCT~ 7/NOV 金型引上げ
12/NOV~ 28/NOV
設備機器搬出復旧 (洗浄・乾燥)
21/NOV~ 29/NOV 工場&設備 洗浄・消毒
28/NOV~ 11/DEC 設備復旧 Step1
6/DEC~ 18/DEC 設備復旧 Step2
29/NOV~16/DEC 取引先様、ミクニ
復旧ご支援
12/DEC 生産(組立)再開
Step1
19/DEC 生産 (組立) 再開 Step2
リスクへの対応①
12/19 洪水前50%生産能力復帰
12/28 対策本部解散
その他、国内13機種、海外他拠点8機種代替生産対応実施
◆復旧対応 2011/10/ 9 浸水準備開始
10/10 対策本部設置
18/0CT 最大水位約“2m”
37
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38
政府の短期-長期洪水対策
Chao Phraya川水域対策
2012年より総額3000億バーツ
他の河川水域対策
2012年より総額500億バーツ
流域別の政府洪水対策
ハイテク工業団地
アユタヤ・バンコク地区
の洪水対策
リスクへの対応①b
◆タイ政府洪水対策
38
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1.高さ 海抜5.7m (敷地から3.3m)
2.延長 795m
3.出入り口 正面出入り口と駐車場の2箇所。
アルミ製組立式遮水壁を設置。
4.付帯施設 排水設備。
洪水時資材搬入用クレーン。
5.工期 2012年5月~10月初旬
工業団地周囲の堤防
5.4m MSL 5.7m MSL
コンクリートパイル
スチールプレート
遮水壁
工場遮水壁
◆対策:遮水壁建設 工場敷地に沿って強固な遮水壁を建設
リスクへの対応①
39
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◆現在の様子
~外観~
~工場内~
リスクへの対応①
メインゲート 物資搬送用クレーンビーム
ダイカスト 加工 組立
40
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819,100
920,5001,020,500
1,186,400
1,285,871
1,414,163
1,849,000
2,402,400
2,814,562
3,266,000
3,412,590
3,200,000
0
500,000
1,000,000
1,500,000
2,000,000
2,500,000
3,000,000
3,500,000
4,000,000
2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 カラワン Pカルタ
↓ 工場敷地前で実施された賃上デモの写真 ↓
◆労務問題リスク : 2014年11月20~21日 インドネシア 賃上デモ
リスクへの対応②
41
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◆為替リスク 2014年をとっても各地域、年間10%前後の
為替変動が生じている。
対策)部品内製化/部品現地調達
為替予約/域内での相互取引
42
85
95
105
115
125
US ドル / 日 本円
14.0
15.0
16.0
17.0
18.0
19.0
20.0中国 人民元 / 日本 円
2.80
3.00
3.20
3.40
3.60
3.80
タイ バーツ / 日本 円
1.4
1.5
1.6
1.7
1.8
1.9
2.0
インド ルピー / 日本 円
0.007000
0.008000
0.009000
0.010000
0.011000
インドネシア ルピア / 日本 円
2015年1月末 対 2013年末対比で 人民元は日本円に対し12.3%上昇(元高円安)
2013年末16.91円
2015年1月末19.3円
2015年1月末 対 2013年末対比で ルピーは日本円に対し11.5%上昇(ルピー高円安)
2013年末1.68円
2015年1月末1.9円
2015年1月末 対 2013年末対比で USドルは日本円に対し12.7%上昇(ドル高円安)
2013年末103.47円
2015年1月末 118.49円
2015年1月末 対 2013年末対比で バーツは日本円に対し11.6%上昇(バーツ高円安)
2013年末3.2円
2015年1月末 3.62円
2015年1月末 対 2013年末対比で バーツは日本円に対し8.6%上昇(ルピア高円安)
2015年1月末 0.00943円
2013年末 0.00862円
リスクへの対応③
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◆国際税務リスクについて
1.国際税務リスクとは
①国際二重課税の発生 例)移転価格税制課税、PE課税 ②予想外の追徴課税の発生 例)関税等の間接税、その他税務
2.税務対応
①移転価格ポリーシーの見直し・更新 ②商流の見直し ③税務コンサルタント活用
リスクへの対応④
親会社
子会社
いくらで売る? グループ内取引価格=移転価格
43
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アジェンダ
■ ミクニの紹介
■ ミクニにとってのアジア市場
■ リスクへの対応
■ アジアと共に
44
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MID
8人
MAC 6人
日本R&D
MIT(タイ)
MIT
8人
上海
58人
小田原・盛岡
335人
合計
445人
アジアと共に
◆R&Dグローバルネットワーク体制強化 日本を中心に各地域R&Dセンターと位置づけ相互連携を図る
MRCH(中国)
MID(インド)
45
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インドネシア
20人
成都
12人
インド
38人
天津
10人
浙江
44人
タイ アセアンPEセンター
タイ
43人
菊川 38人
盛岡 33人
統括セ 78人
合計
371人
アジアと共に
◆PECグローバルネットワーク体制強化 日本を統括センター、上海・タイを地域PEセンターと位置づけ製造技術者の現地化推進
上海
31人
上海 中国PEセンター
日本 PE統括センター
メキシコ 15人
46
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三國 R.K.(韓国) 天津三国 (中国)
南京三国(中国)
上海三国(中国)
浙江三国(中国)
成都三国(中国)
ミクニインディア(インド) ミクニタイランド(タイ)
ミクニインドネシア(インドネシア)
ミクニ(日本)
ミクニアメリカン(米国ロサンゼルス)
ミクニヨーロッパ(ドイツ)
台湾三国 (台湾)
ミクニアメリカン (米国シカゴ)
◆
★ ★
三国(上海)企業管理有限公司(中国)
ピエルブルグ・ミクニ ポンプ・テクノロジー(上海)
ミクニメヒカーナ (メキシコ)
※ローカルマネジメント人材登用法人 47 人員:2014年12月末時点
アジアと共に
◆ローカルマネジメント人材の登用
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ジャカルタ
成都 デリー
天津
慈渓
バンコク
アジアと共に
◆次の地域展開
上海
中国
日本
48
インド他地域
中華圏他地域
アセアン地域
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アジアと共に
・巨大な人口を背景とした成長市場
・技術サービスが価値になる
・環境規制の強化
・アジアにおける欧米メーカーの プレゼンスの高まり
アジア戦略のキーワード
49
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1.本資料は連結ベースで作成しております。 2.本資料は既に発表した決算内容・業績予想等について纏め、 りそな アジア・オセアニア財団様セミナー講演を目的としたものであり、投資家の皆様への 情報提供、売買の勧誘を目的としたものではありません。 3.本資料に掲載されている業績予想等の将来に関する記述は、 発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、 今後様々な要因により、これらの業績予想とは異なる場合がありますことを ご承知おきください。 4.業績等に関する記述につきましても、信頼できると思われる各種データに 基づいて作成してりますが、正確性などについて保証するものではありません。
注意事項
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