オリックスの現状3 3 コーポレート・ガバナンス(2019年7月1日現在)...

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オリックスの現状2019年7月

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Contents

Ⅰ. 企業情報1. 企業概要 12. 役員情報 23. コーポレート・ガバナンス 34. オリックスグループ会社一覧 45. 数字で見るオリックス 66. オリックスブランド 8

Ⅱ. 業 績1. 財務ハイライト 92. セグメント情報 10

Ⅲ. 2019年1月~6月の主なプレスリリース 12

Ⅳ. グループ各社の主な事業 1. 環境エネルギー事業 132. 自動車関連事業 143. 機器のレンタルサービス事業 154. 不動産事業 165. オリックス生命保険 186. オリックス銀行 187. オリックス・クレジット 18

Ⅴ. 公益財団法人オリックス宮内財団 1. 社会福祉 192. 音楽・文化芸術支援 193. 未来をつくる子どもたちへの支援活動 19

Ⅵ. 人 事1. 人事関連制度の年表 202. ダイバーシティ推進関連制度 213. 実績 23

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1 企業概要(2019年3月31日現在)

Ⅰ. 企業情報

オリックスは常に新しいビジネスを追求し、先進的な商品・サービスを提供する金融サービスグループです。1964年にリース事業からスタートして隣接分野に進出し、現在では融資、投資、生命保険、銀行、資産運用、自動車関連、不動産、環境エネルギー関連などへ事業を広げています。また、1971年の香港進出を皮切りに世界37カ国・地域に拠点を設け、グローバルに展開しています。

■ 海外営業ネットワーク

会社名 オリックス株式会社英文名 ORIX Corporation設立 1964年4月17日所在地 〒105-6135 東京都港区浜松町2丁目4番1号 世界貿易センタービル代表者 取締役 兼 代表執行役社長・グループCEO 井上 亮決算期 3月株主資本 2,897,074百万円従業員数 32,411名(国内24,635名 海外7,776名)(オリックス単体 3,724名)発行済株式総数 1,324,629,128株上場証券取引所 東京証券取引所 市場第一部(証券コード:8591)、 ニューヨーク証券取引所(証券コード:IX)事業内容 多角的金融サービス業グループ会社 連結会社883社 関連会社198社

拠点数 国内1,466拠点 海外730拠点※ 世界37カ国・地域に展開しています。

エ ジ プ トサウジアラビアアラブ首長国連邦バ ー レ ー ンレ バ ノ ンヨ ル ダ ンイ ス ラ エ ルケ ニ ア

パ キ ス タ ンイ ン ド

南アジア

アイルランドポ ー ラ ン ド英 国フ ラ ン スド イ ツオ ラ ン ダス イ スス ペ イ ンイ タ リ ア

欧州

シンガポールマ レ ー シ アインドネシア

フ ィ リ ピ ンタ イベ ト ナ ム

東南アジアオーストラリアニュージーランド

大洋州

香 港台 湾韓 国中 国モンゴル

東アジア

日本米 国ブ ラジルホンジュラスグアテマラ

米州

中東・アフリカ

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2 役員情報(2019年6月26日現在)

Ⅰ. 企業情報

専務執行役

伏谷 清 グローバル事業本部長東アジア事業本部長輸送機器事業本部長

常務執行役

下浦 一孝 投融資管理本部長

西谷 秀人 ORIX Corporation USA 会長 兼 社長

鈴木 喜輝 ORIX Corporation USA 副社長

執行役

山口 治和 グローバル事業本部副本部長

矢野 人磨呂 財経本部長

深谷 敏成 不動産事業本部長投融資事業部管掌

三上 康章 グループ人事・総務本部長取締役会事務局長職場改革プロジェクト推進担当

藤井 佳子 グローバルジェネラルカウンセル室管掌

岡本 隆幸 ERM本部長

坪井 靖博 投融資管理本部副本部長

グループ専務執行役員

亀井 克信 オリックス自動車(株) 代表取締役会長

グループ執行役員

山科 裕子 オリックス・クレジット(株) 代表取締役社長

小原 真一 オリックス・レンテック(株) 取締役社長

高橋 豊典 グループ関西代表大京統合推進担当オリックス不動産(株) 代表取締役社長

湊 通夫 オリックス不動産(株) 取締役オリックス野球クラブ(株) 代表取締役社長

(株)大阪シティドーム 代表取締役社長

上谷内 祐二 オリックス自動車(株) 代表取締役社長

似内 隆晃 オリックス不動産(株) 取締役副社長

取締役 兼 代表執行役社長・グループCEO井上 亮グループ戦略部門管掌

取締役 兼 専務執行役錦織 雄一環境エネルギー本部長㈱ユビテック 取締役

取締役 兼 常務執行役スタン・コヤナギグローバルジェネラルカウンセル

取締役 兼 常務執行役入江 修二事業投資本部長

取締役 兼 常務執行役谷口 祥司財経本部統括役員グループCEO補佐

取締役 兼 常務執行役松﨑 悟法人営業本部長

社外取締役辻山 栄子早稲田大学名誉教授㈱ローソン 社外監査役㈱NTTドコモ 社外監査役㈱資生堂 社外監査役

社外取締役薄井 信明㈱ミロク情報サービス 社外監査役

社外取締役安田 隆二㈱ヤクルト本社 社外取締役㈱ベネッセホールディングス 社外取締役一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻特任教授㈱関西みらいフィナンシャルグループ 社外取締役

社外取締役竹中 平蔵東洋大学国際学部教授㈱パソナグループ 取締役会長アカデミーヒルズ理事長東洋大学グローバル・イノベーション学研究センター長SBIホールディングス㈱ 社外取締役社外取締役マイケル・クスマノマサチューセッツ工科大学スローン経営大学院経営学部教授Ferratum Plc 社外取締役

社外取締役秋山 咲恵

(株)サキコーポレーション ファウンダーソニー(株) 社外取締役日本郵政(株) 社外取締役

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3 コーポレート・ガバナンス(2019年7月1日現在)

オリックスグループは、経営の基本方針に沿った事業活動を適切に実行し、経営の公正性を確保するため、コーポレート・ガバナンス体制の強化を経営の重要事項の一つと考え、健全かつ透明性の高いコーポレート・ガバナンス体制を構築しています。オリックスグループのコーポレート・ガバナンス体制の特徴1. 指名委員会等設置会社制度を採用(執行と監督の分離)2. 監査委員会と報酬委員会の全委員、指名委員会の委員の過半数を社外取締役で構成し、各委員会の議長を社外取締役から選任3. すべての社外取締役が当社の「独立性を有する取締役の要件」を充足4. すべての社外取締役が各分野において高い専門性を保有

〈コーポレート・ガバナンス体制図〉

〈業務執行体制図〉

●1997年6月 諮問委員会を設置 ●2003年6月 委員会等設置会社へ移行●1998年6月 執行役員制度の導入 ●2006年5月 会社法施行に伴い委員会設置会社へ移行●1999年6月 社外取締役制度の導入 ●2015年5月 改正会社法施行に伴い指名委員会等設置会社へ名称変更

■ コーポレート・ガバナンスの強化

■ 体制強化の歩み

Ⅰ. 企業情報

業務執行体制

監督

経営・監督

取締役候補者を決定

取締役・執行役の報酬内容を決定

取締役・執行役の職務内容を監査

取締役の選任・解任

報告

会計監査

株主総会

社外取締役6名

社内取締役6名

取締役会指名委員会

報酬委員会

監査委員会

会計監査人

報告報告

執行権限の委任

監査

協力

執行

指名委員会

ディスクロージャー・コミッティ

月例戦略会議

グループ執行役員会

エグゼクティブ・コミッティ

投・融資委員会

経営情報化委員会

内部統制関連部門(グループ管理部門)

事業部門(子会社を含む)

報酬委員会

監査委員会

モニタリング

内部通報窓口

監査委員会事務局

取締役会事務局

取締役会

経営・監督

業務執行

内部監査部門

(執行責任機関)CEO、COO、CFO

執行役

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4 オリックスグループ会社一覧

会 社 名 設立(取得) 事 業 内 容 オリックスグループ出資比率

法人金融サービス事業部門エヌエスリース株式会社 (2002年7月) リース、融資、その他金融サービス 100%オリックス徳島株式会社 (2005年10月) リース、その他金融サービス 95%筑波リース株式会社 (2010年6月) リース 95%株式会社キューコーリース (2012年1月) リース、その他金融サービス 85%株式会社フリール (2013年5月) 医療機器のレンタル 100%弥生株式会社 (2014年12月) 業務ソフトウェアおよび関連サービスの開発・販売・サポート 99%オリックス八ヶ岳農園株式会社 2015年4月 水耕栽培による各種葉物野菜の生産・販売 97%オリックス・フードサプライ株式会社 2016年7月 青果物の仕入・販売 100%アルトア株式会社 2017年2月 オンラインレンディング事業 91% メンテナンスリース事業部門オリックス自動車株式会社 1973年6月 自動車リース、レンタカー、カーシェアリング、中古車販売・売却サポート 100%オリックス・レンテック株式会社 1976年9月 電子計測器・IT関連機器等のレンタルおよびリース 100%淀川変圧器株式会社 (2018年1月) 受変電・発電設備機器、各種変圧器、キュービクル等の製造、レンタル、販売、買取 100% 不動産事業部門オリックス・インテリア株式会社 (1987年1月) 内装工事施工管理、不動産賃貸、駐車場事業 100%ブルーウェーブ株式会社 1997年1月 ホテル・研修所運営 100%オリックス不動産株式会社 1999年3月 不動産の賃貸・運営・管理 100%オリックス・アセットマネジメント株式会社 2000年9月 不動産投資運用業 100%株式会社調布自動車学校 (2005年12月) 自動車教習所運営 100%オリックス不動産投資顧問株式会社 2007年9月 不動産投資運用、投資助言・代理 100%オリックス水族館株式会社 2011年4月 水族館運営 100%オリックス農業株式会社 2014年2月 植物工場における各種野菜の生産・販売 100%株式会社大京 (2019年1月) 不動産開発・販売、都市開発 100% 事業投資事業部門オリックス・キャピタル株式会社 1983年10月 ベンチャーキャピタル 100%オリックス環境株式会社 1998年4月 金属等再資源化物の取引、廃棄物の収集・運搬、中間処理 100%オリックス債権回収株式会社 1999年4月 サービシング 100%オリックス資源循環株式会社 2002年9月 廃棄物の再資源化 100%株式会社吾妻バイオパワー 2006年1月 バイオマス発電 100%オリックス・ローン事務センター株式会社 2009年5月 個人向けローンの顧客対応、資産管理 99%株式会社ユビテック (2010年7月) 電子機器、車載機等の設計・製造およびシステムの開発・運用、IoT関連事業 57%ONEエネルギー株式会社 2013年3月 太陽光パネル・蓄電システムなどの販売およびリース・レンタル等 70%オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメント株式会社 2018年6月 再生可能エネルギーを利用した発電所の運営・管理・保守 100% リテール事業部門オリックス・クレジット株式会社 1979年6月 個人向け金融サービス業 100%オリックス生命保険株式会社 1991年4月 生命保険事業 100%オリックス銀行株式会社 (1998年4月) 銀行事業 100%オリックス保険コンサルティング株式会社 2012年10月 保険代理業 100% 海外事業部門  オリックス・マリタイム株式会社 1977年11月 船舶関連事業 100%オリックス・エアクラフト株式会社 1986年5月 航空機リース 100% 本社管理部門(セグメントには配分されない事業)オリックス保険サービス株式会社 1976年9月 保険代理業 100%オリックス・システム株式会社 1984年3月 情報システム開発・運用 100%オリックス野球クラブ株式会社 (1988年10月) プロ野球球団経営 100%オリックス・エム・アイ・シー株式会社 1999年10月 グループ経理統括業務 100%オリックス・ビジネスセンター沖縄株式会社 1999年11月 事務センター、コンタクトセンター 100%オリックス業務支援株式会社 2007年4月 事務代行、施設管理、運営 100%

Ⅰ. 企業情報

■ 国内 (2019年3月31日現在)

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会 社 名 設立(取得) 事 業 内 容 オリックスグループ出資比率

米州

米国

ORIX Corporation USA 1981年8月 法人向け金融サービス 100%Mariner Investment Group, LLC (2010年12月) ファンド運営・管理 69%Boston Partners Global Investors, Inc. (2013年7月) 資産運用 100%Harbor Capital Advisors, Inc. (2013年7月) 資産運用 100%ORIX Real Estate Capital Holdings, LLC ※ 2013年9月 ローン組成、資産運用 100%Boston Financial Investment Management, LP (2016年7月) ファンド組成・運用 100%Ormat Technologies, Inc.* (2017年7月) 地熱発電事業 21%NXT Capital Group, LLC (2018年8月) ローン組成、資産運用 100%

ブラジル ORIX Brazil Investments and Holdings Limited 2012年8月 エクイティ投資 100%RB Capital S.A. (2016年12月) 不動産証券化、資産運用、不動産開発・投資 67%

東アジア

香港 ORIX Asia Limited 1971年9月 リース、自動車リース、融資、銀行事業 100%ORIX Asia Capital Limited 1973年7月 エクイティ投資、ファンド運営・管理、融資 100%

台湾ORIX Taiwan Corporation (1991年2月) リース、割賦、保険代理業 100%ORIX Auto Leasing Taiwan Corporation 1998年4月 自動車リース 100%ORIX Taiwan Asset Management Company 2004年11月 不良債権投資、サービシング 100%

韓国ORIX Rentec(Korea)Corporation 2001年4月 電子計測器・IT関連機器等のレンタルおよびリース 100%ORIX Capital Korea Corporation 2004年2月 自動車リース、リース、融資 100%ORIX Private Equity Korea Corporation 2010年3月 ファンド運営・管理 100%

中国

ORIX China Corporation 2005年8月 リース、レンタル 97%CHINA RAILWAY LEASING CO.,LTD. (2006年1月) 鉄道関連リース 14%Beijng Oriental Jicheng Co.,Ltd. (2006年2月) 測定機器販売・レンタル 23%ORIX(China)Investment Co.,Ltd. 2009年12月 リース、エクイティ投資、その他金融サービス 100%Pang Da ORIX Auto Leasing Co.,Ltd. 2012年5月 自動車リース 25%

モンゴル TenGer Financial Group LLC (2013年10月) 銀行事業、リース、損害保険事業 16%

東南アジア

シンガポール

ORIX Leasing Singapore Limited 1972年9月 リース、割賦、融資 50%ORIX Investment and Management Private Limited 1981年5月 エクイティ投資、融資 100%ETHOZ Group Ltd. 1981年9月 自動車リース、レンタカー、リース 45%ORIX Rentec(Singapore)Pte. Limited. 1995年10月 電子計測器・IT関連機器等のレンタルおよびリース 100%

マレーシア

ORIX Leasing Malaysia Berhad 1973年9月 リース、融資 100%ORIX Credit Malaysia Sdn. Bhd. 1981年1月 割賦 100%ORIX Car Rentals Sdn. Bhd. 1989年2月 レンタカー 100%ORIX Rentec(Malaysia)Sdn. Bhd. 1996年11月 電子計測器・IT関連機器等のレンタルおよびリース 100%ORIX Auto Leasing Malaysia Sdn. Bhd. 2000年10月 自動車リース 100%ORIX Asset Management Malaysia Sdn. Bhd. 2008年1月 不良債権投資 100%

インドネシア PT. ORIX Indonesia Finance 1975年4月 リース、自動車リース 85%PT. Sinar Mitra Sepadan Finance (2015年11月) 個人事業者および個人向け中古車ローン 85%

フィリピン ORIX METRO Leasing and Finance Corporation 1977年6月 リース、自動車リース、融資 40%ORIX Auto Leasing Philippines Corporation 1989年9月 自動車リース 40%

タイ Thai ORIX Leasing Co., Ltd. 1978年6月 リース、自動車リース、レンタカー 96%ベトナム Indochina Capital Corporation (2010年11月) ファンド運営・管理、不動産開発、アドバイザリー、投資銀行 25%

南アジア

パキスタン ORIX Leasing Pakistan Limited * 1986年7月 リース、自動車リース 49%

インドINFRASTRUCTURE LEASING & FINANCIAL SERVICES LIMITED (1993年3月) インフラ投資、投資銀行業務 23%ORIX Auto Infrastructure Services Limited 1995年3月 自動車リース、レンタカー、リース、商用車担保ローン、不動産担保ローン 99%Canara Robeco Asset Management Company Limited 2013年7月 資産運用 49%

中東・アフリカ

エジプト ORIX Leasing Egypt SAE 1997年6月 リース、自動車リース 34%サウジアラビア Saudi ORIX Leasing Company 2001年1月 リース、自動車リース 28%アラブ首長国連邦 Al Hail ORIX Finance PSC 2002年3月 リース、自動車リース、融資 38%バーレーン The Mediterranean & Gulf Insurance & Reinsurance Company B.S.C.(2013年6月) 損害保険事業、生命保険事業、再保険事業 25%

大洋州

オーストラリア ORIX Australia Corporation Limited 1986年7月 自動車リース、トラックレンタル 100%ニュージーランド ORIX New Zealand Limited 1988年12月 自動車リース 100%

欧州

アイルランド ORIX Aviation Systems Limited 1991年3月 航空機リース、資産管理、航空関連技術サービス 100%ポーランド ORIX Polska S.A. (1995年10月) リース、自動車リース 100%

オランダORIX Corporation Europe N.V. (2013年7月) 欧州事業統括会社 100%Robeco Institutional Asset Management B.V. (RIAM) (2013年7月) 資産運用 100%Transtrend B.V. (2013年7月) 資産運用 100%

スイス RobecoSAM AG (2013年7月) 資産運用 100%英国 ORIX Corporation UK Limited 2018年1月 エクイティ投資 100%

Ⅰ. 企業情報■ 海外 (2019年3月31日現在)

注) 1.上場企業は*印で表示しています。 2.上記以外にも拠点を設け、合計37カ国・地域に展開しています。※ 2019年1月1日付で、RED Capital Group, LLC(2010年5月取得)、Lancaster Pollard Holdings, LLC(2017年9月取得)をORIX Real Estate Capital Holdings, LLCに統合

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Ⅰ. 企業情報

5 数字で見るオリックス

1964年に日本に“リース”という新しい金融手法を導入して以来、オリックスはさまざまな先進的サービスを提供しています。

1971年の香港進出以来、海外ネットワークを拡大しています。

従業員13名でスタートしたオリックスは、現在世界各国で約3.2万人が働く企業へと成長しました。

■ 歴史

55 年

■ グローバルネットワーク

37 カ国・地域

■ セグメント資産

約10 兆円 (2019年3月期)

航空機事業■ 航空機の保有・管理機数

約213 機 (2019年3月期)

機器レンタル事業■ 保有するレンタル機器

3 万2 千種、180 万台

■ 純利益(連結)

3,237億円 (2018年3月期)

■ グループ従業員数

32,411 名

リース

■ 事業の広がり与信審査およびファイナンス能力

モノを取り扱う専門性

2010年|資産運用

1973年|融資●法人向け融資●住宅ローン●カードローン

1973年|自動車関連●メンテナンスリース●レンタカー ●カーシェアリング●車両管理サービス 

1986年|不動産●不動産開発・賃貸 ●施設運営●アセットマネジメント●不動産投資顧問

1995年|環境エネルギー●廃棄物処理、リサイクル●省エネルギー対策●再生可能エネルギー●電力事業 ●蓄電サービス 

1991年|生命保険

1998年|銀行

2016年|コンセッション

1971年|船舶・航空機●船舶・航空機リース●船舶・航空機投資●アセットマネジメント

1983年|投資●プリンシパル・インベストメント●事業再生●債券投資●ベンチャーキャピタル

2006年|投資銀行●M&Aアドバイザリー

1964年|リース●機械設備リース●

測定機器・情報関連機器のリースおよびレンタル

1999年|サービサー●サービシング(債権回収)●不良債権投資

●空港運営●下水処理場運営

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Ⅰ. 企業情報

オリックス生命の2019年3月末の個人保険保有契約件数は約425万件です。充実した商品ラインアップでお客さまのニーズに応え、順調に伸長しています。

オリックスの自動車事業は、国内の自動車リース業界No.1の車両管理台数140万6千台を誇ります。現在提供しているテレマティクスサービスから収集する走行データは、1時間で地球約7周分に相当します。

※ 別途記載がない限り2019年3月31日時点のデータに基づいて作成

生命保険事業■ 個人保険保有契約件数

約425 万件

■ 旅館・ホテルの客室数

4,982 室(2019年6月末時点)

自動車事業■ 国内自動車リース車両管理台数

140 万 6 千台

■ 収集走行データ

地球 7周分(1時間あたり)

リース

■ 事業の広がり与信審査およびファイナンス能力

モノを取り扱う専門性

2010年|資産運用

1973年|融資●法人向け融資●住宅ローン●カードローン

1973年|自動車関連●メンテナンスリース●レンタカー ●カーシェアリング●車両管理サービス 

1986年|不動産●不動産開発・賃貸 ●施設運営●アセットマネジメント●不動産投資顧問

1995年|環境エネルギー●廃棄物処理、リサイクル●省エネルギー対策●再生可能エネルギー●電力事業 ●蓄電サービス 

1991年|生命保険

1998年|銀行

2016年|コンセッション

1971年|船舶・航空機●船舶・航空機リース●船舶・航空機投資●アセットマネジメント

1983年|投資●プリンシパル・インベストメント●事業再生●債券投資●ベンチャーキャピタル

2006年|投資銀行●M&Aアドバイザリー

1964年|リース●機械設備リース●

測定機器・情報関連機器のリースおよびレンタル

1999年|サービサー●サービシング(債権回収)●不良債権投資

●空港運営●下水処理場運営

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6 オリックスブランド

Ⅰ. 企業情報

■ ブランドスローガン

■ 「オリックスの由来」

■ シグネチャーの意味

オリックスには、時代や人が変わっても確実に受け継がれていくものがあります。その一つが“どうしたらできるかを考える”姿勢。お客さまのご要望にお応えするために、最後まで考えぬき、新しい《こたえ》を生み出そうとする姿勢です。この姿勢を「ほかにはないアンサーを。」という言葉に託し、オリックスのブランドスローガンとしてすべてのお客さまに宣言しています。

オリックスは、多様な活動を通じて経済やくらしに新たな活力を与え、いきいきとした社会づくりに貢献していきます。 そのために、お客さまを深く理解し、ニーズや課題に対して諦めずに取り組むことで、確かな信頼関係を築くことを大切にしています。

また、専門性を高めた幅広い事業の連携と、オリジナルな視点の提案で、新たな発見や喜びをお届けする企業でありたいと思っています。

「また、オリックスで。」と言っていただけるよう丁寧な気配りと最適なサービスの提供を心がけ、私たちは日々努力してまいります。

“企業や人々に新たな「活力」を。”オリックスは、これからも挑戦し続けます。

「ORIX」は、独創性を意味する「ORIGINAL」と柔軟性や多様性を象徴する「X(∞:無限大)」を組み合わせて生まれた名前です。理念である「"たえず先見性をもち創造性を追求する"積極的な姿勢」と「グループの有機的な結合」を表しています。

シグネチャーの斜めに走る複数のラインはグループ会社を表現し、一つの目標に向かって結束して未来へ躍進する姿勢を表しています。また、線上にある球体は「地球」をイメージし国際的なグループ展開を表現しています。

ブランドストーリー

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1 財務ハイライトⅡ. 業 績

(単位:億円)

■ 所有者別株主分布 ■ 1株当たり配当金額の推移

2018年3月期 2019年3月期��上期 2019年3月期� 前期比増減比

('17.4〜'18.3) ('18.4〜'18.9) ('18.4〜'19.3) (%)

営業収益 28,628 12,620 24,349 △ 15営業費用 25,266 10,669 21,054 △ 17税引前当期純利益 4,355 2,209 3,957 △ 9当社株主に帰属する当期純利益 3,131 1,551 3,237 3総資産 114,260 117,785 121,749 7株主資本 26,824 28,040 28,971 8株主資本当期純利益率(ROE)(%) 12.1 11.3 11.6総資本当期純利益率(ROA)(%) 2.76 2.67 2.74株主資本比率(%) 23.5 23.8 23.8 0.3調整後D/Eレシオ(預金除く)(倍) 1.5 1.5 1.61株当たり株主資本(円) 2,095.64 2,190.67 2,263.41 81株当たり当期純利益(基本的)(円) 244.40 121.13 252.92 31株当たり当期純利益(希薄化後)(円) 244.15 121.03 252.70 4

2,349

25

20

15

10

5

0

(億円)

18.316.3 17.310.3 11.3 12.3 13.3 14.3 15.3

(倍)8

6

4

2

0

2.2 2.12.7

3.43.83.4

2,602

3,500

3,000

2,500

2,000

1,500

1,000

500

0

25

20

15

10

5

0

(億円)

1.7 1.5 1.61.9

19.3

(%)(%)

13.813.8

3.03.05.15.1 6.26.2 7.47.4

10.510.5

11.511.5 11.711.7

14.0

16.7

15.3

16.6 19.5

21.2

18.81,874

365660

8351,119

■ 当期純利益  ● ROE ■ D/Eレシオ  ● 当社株主資本比率

18.310.3 11.3 12.3 13.3 14.3 15.3 16.3 17.3

2,7323,131 3,237

11.311.3 12.112.1

1,685

21.0

22.323.5 23.8

11.611.6

19.3

その他4.0%個人11.2%

金融機関等37.0%

外国法人47.8%

※2013年4月1日付で1株につき10株の割合をもって 株式分割を行いました。過年度の配当金については それを考慮して記載しています。

(単位:円)

14.3 15.3 16.3 17.3 18.3 19.3

30(中間配当)

30(中間配当)

23.00

36.00

45.75

22(中間配当)

22(中間配当)

23(中間配当)

23(中間配当)

23.7523.7529.2529.25

52.2552.25

66.0066.00

76.0076.00

27(中間配当)

27(中間配当)

39394646

■ 期末 ■ 中間

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Ⅱ. 業 績

オリックスの事業は、法人金融サービス、メンテナンスリース、不動産、事業投資、リテール、海外という6つの事業セグメントで構成されています。それぞれの事業が独自の強みを発揮しながら互いに結びつき、グループの広い顧客基盤と情報を共有することで相乗効果を生み出しています。また現在では、日本および世界各国・地域で事業を展開しており、海外でも強固なネットワークと顧客基盤を築いています。

2 セグメント情報

金融、各種手数料ビジネス1964年の会社設立時から展開してきたリース業に原点があり、グループ営業の中核的なプラットフォームを担っています。全国の営業ネットワークを通じて、法人向けにリースや融資を行っています。また、グループの商品・サービス情報を集約し、営業担当者がワンストップで、事業承継や海外進出などお客さまのあらゆるニーズに対応しています。

自動車リース・レンタカー・カーシェアリング、電子計測器・ICT関連機器などのレンタルおよびリース自動車事業では、「リース」「レンタカー」「カーシェアリング」から

「中古車販売」「車両管理サービス」まで自動車のトータルサービスを展開しています。レンタル事業では、多種多様なレンタル商材を取り揃え、お客さまが必要とする機器をタイムリーにご提供しています。

■ 法人金融サービス事業部門

■ メンテナンスリース事業部門

(単位:億円)セグメント利益

セグメント収益

セグメント資産

952493

255

380

10,860 9,918 9,5971,0311,158

19.3 17.3 19.318.3 17.3 19.318.318.317.3

(単位:億円)セグメント利益

セグメント収益

セグメント資産

2,882388

8,7382,7592,710 398 402 8,067 8,472

19.3 17.3 19.318.3 17.3 19.318.318.317.3

セグメント収益

(2019年3月期 セグメント業績内訳)

法人金融サービス事業4% メンテナンスリース事業

12%

不動産事業22%

事業投資事業25%

リテール事業18%

海外事業20%

セグメント利益 セグメント資産

法人金融サービス事業10% メンテナンス

リース事業9%

不動産事業7%

事業投資事業7%

36%

海外事業31%

法人金融サービス事業6% メンテナンス

リース事業10%

不動産事業22%

事業投資事業10%

リテール事業 リテール事業21%

海外事業31%

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Ⅱ. 業 績

不動産開発・賃貸・管理、施設運営、不動産の資産運用グループネットワークを最大限活用したオフィスビル・商業施設・物流施設・マンションなどの開発・賃貸、さらにアセットマネジメントなど不動産ビジネスにおけるバリューチェーン機能を有しています。また、ホテル・旅館、水族館、研修所、多目的ドーム、劇場などの施設を運営し、質の高いサービスをご提供しています。

■ 不動産事業部門(単位:億円)

セグメント利益

セグメント収益

セグメント資産

5,291 8927,2024,8985,128 845

7448,439 8,020

19.3 17.3 19.318.3 17.3 19.318.318.317.3

■ 事業投資事業部門

(単位:億円)セグメント利益

セグメント収益

セグメント資産

6,152382

7,336

19.3 17.3 19.318.3 17.3 19.318.318.317.3

10,8359,700 734

8415,938

6,746

生命保険、銀行、カードローン生命保険事業では、代理店販売と通信・インターネット販売を中心にシンプルでわかりやすい商品をご提供しています。医療保険、がん保険といった第三分野商品に加えて、終身保険・定期保険など第一分野商品の販売に注力しています。銀行事業では、住宅ローンなど得意分野に特化してサービスを提供し、カードローン事業では、与信ノウハウを生かし、他の金融機関へのカードローン保証も展開しています。

■ リテール事業部門

環境エネルギー、企業投資、コンセッション環境エネルギー事業は、太陽光、バイオマス、地熱、風力などの再生可能エネルギーによる発電事業、電力小売事業、省エネルギーサービスや廃棄物処理・リサイクル事業などを行っています。サービサー事業では、不良債権への投資や商業用不動産ローン担保証券(CMBS)の管理・回収、金融機関との資本提携による事業再生支援などを行っています。プリンシパル・インベストメント事業では、国内外のプライベートエクイティ投資を行い、グループの専門性を活用して投資先の企業価値向上を図っています。

(単位:億円)セグメント利益

セグメント収益

セグメント資産

4,289 842 35,714

19.3 16.3 19.318.3 16.3 19.318.318.317.3

4,287729 745

32,934 31,7453,687

アセットマネジメント、航空機・船舶関連、企業投資、金融 1971年の香港進出以降、海外ネットワークを構築しています。米州では法人向けファイナンス、有価証券投資、M&Aアドバイザリー、ローン組成およびサービシング、ならびにファンド運営などを手がけています。アジアではリース、自動車リース、法人向けファイナンスをベースに、不動産関連事業、プリンシパル・インベストメント事業、不良債権投資なども行っています。アセットマネジメント、航空機・船舶関連では、専門性を生かしてグローバルに事業を展開しています。

■ 海外事業部門

(単位:億円)セグメント利益

セグメント収益

セグメント資産

4,907 1,254 31,389

19.3 17.3 19.318.3 17.3 19.318.318.317.3

4,7964,627 1,124 1,066 25,781 26,088

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Ⅲ. 2019年1月〜6月の主なプレスリリース1月 25日 山口FGの3行、遺言代用信託「家族への贈りもの」を取り扱い開始(オリックス銀行)

28日 2019年度「ふるさと優待」実施のお知らせ30日 愛知県小牧市で一棟貸しの物流施設「小牧Ⅱロジスティクスセンター」を開発30日 埼玉県さいたま市で一棟貸しの物流施設「岩槻Ⅱロジスティクスセンター」着工31日 旅館・ホテル運営事業の新たなブランド 「ORIX HOTELS & RESORTS」誕生(オリックス不動産)

2月 1日 オリックスグループ新CM「宿泊事業」篇 放映開始1日 欧州大手のレンタカー会社「Sixt SE」と提携(オリックス自動車)7日 神戸空港に初のカーシェアリング拠点を開設(オリックス自動車)

12日 『黒部・宇奈月温泉 やまのは』2019年3月1日(金)リニューアルオープン(オリックス不動産)14日 洋上風力発電の事業性調査を千葉県銚子沖で開始22日 中国で飲料水の処理設備製造・販売会社を設立

3月 1日 保険料の決済サービスに「LINE Pay」「PayB」を導入(オリックス生命保険)1日 イオンプロダクトファイナンスとオリックス自動車が業務提携 イオンが個人向けカーリース事業に参入(オリックス自動車)5日 投資信託の新商品「朝日ライフ SRI 社会貢献ファンド(愛称:あすのはね)」および「三井住友・配当フォーカスオープン」の取り扱い開始について(オリックス銀行)

12日 「米ドル建終身保険Candle[キャンドル]」の発売について(オリックス生命保険)20日 リクルートとオンライン融資事業で業務提携(オリックス・クレジット)20日 近鉄グループ×オリックス自動車 カーシェアリング事業で業務提携(オリックス自動車)25日 オリックス・リビングの株式譲渡に関するお知らせ25日 オリックスレンタカー店舗で「PayPay」を導入(オリックス自動車)26日 業界初、自治体へ遺贈を目的とした「遺言代用信託」の取り扱いを開始(オリックス銀行)27日 地域金融機関向けのスマートフォンアプリの開発プロジェクトに参画(オリックス銀行)27日 カードローンのご返済案内にオートコールシステムを導入(オリックス銀行)28日 2018年度、社会福祉施設への車両寄贈について(オリックス宮内財団)

4月 5日 事業承継支援で2企業の株式を取得12日 自社開発の物流施設テナント向けにロボットを無償レンタル 自動搬送ロボットなど、新しく2機種の取り扱いを開始12日 業界初、ディープラーニング専用ワークステーション 「NVIDIA® DGX Station™」のレンタルを開始(オリックス・レンテック)15日 第3回「オリックス 働くパパママ川柳」入賞作品決定16日 埼玉県で大規模マルチテナント型物流施設 「松伏ロジスティクスセンター」竣工19日 新CM「やる気MAX!ORIX!はじまる」篇 放映開始26日 ショートメッセージ(SMS)による「手続き状況お知らせサービス」を開始(オリックス生命保険)

5月 7日 千葉道場ドローン部「Drone Fund 2号」へ出資20日 多様な働き方に対応したサービスオフィス 『クロスオフィス六本木』が7月10日開業27日 米国の公共インフラサービス会社3社を追加買収28日 土壌浄化の総合サービス会社「エコサイクル」へ出資29日 「蓮田Ⅱロジスティクスセンター」竣工

6月 11日 ロボットレンタルサービス「RoboRen」「協調ロボット TMシリーズ」の取り扱いを開始(オリックス・レンテック)12日 「別府 杉乃井ホテル」大規模リニューアルに着手(オリックス不動産)24日 地熱発電事業、青森県風間浦村と青森市で掘削調査を開始27日 リバースモーゲージ型住宅ローンの取り扱いを開始(オリックス・クレジット)

◆旅館・ホテル運営事業の新たなブランド「ORIX HOTELS & RESORTS」誕生  オリックス不動産は、2019年1月、新たな旅館・ホテルの運営事業ブランドとして、「ORIX HOTELS & RESORTS」を立ち上げました。新ブランドのもと、各施設のノウハウやナレッジの共有を促進し、お客さまサービスの向上を図ることで、国内13の施設が旅の目的地になることを目指します。

〈対象企業〉トンプソントーワ株式会社(東京都台東区、社長:長谷川 淳)、株式会社東京ソイルリサーチ(東京都目黒区、社長:田部井 哲夫)

◆事業承継支援で2企業の株式を取得  オリックスは、2019年3月、後継者育成や事業の持続的成長などの「事業承継課題」を有する以下の2法人の株式を取得しました。これまで培ってきた法人営業ネットワークと金融・事業推進における専門性により、今後も企業の経営課題に対応し、地域経済の活性化に貢献してまいります。

〈トピックス〉

→トピックス

→トピックス

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Ⅳ. グループ各社の主な事業

■ 発電(再生可能エネルギー)太陽光発電● 大規模太陽光発電(メガソーラー)事業、屋根設置型太陽光発電事業において、計画・着工・

運転開始案件の合計で、最大出力約100万kW(1GW)の発電所を手掛けています。また太陽光発電事業のノウハウやスケールメリットを生かし、お客さまに割安な太陽光発電設備の導入サポートを行っています。

バイオマス発電● 群馬県で木質チップ専焼発電の「吾妻木質バイオマス発電所」を運営しています。最大

出力は13,600kW(13.6MW)、年間送電量は約8,600万kWh※1(8.6万MWh)で一般家庭約24,000世帯分※2の年間電力消費量に相当します。

※1 2019年3月期送電実績。 ※2 1世帯あたり3,600kWh/年で試算。(出典:電気事業連合会「電力事情について」)

地熱発電● オリックスグループが運営する「別府温泉 杉乃井ホテル」(大分県別府市)では、自家用で

は国内最大規模となる最大出力1,900kW(1.9MW)の地熱発電所を保有・運営しています。また、現在、全国の複数カ所で地熱発電所の開発を推進しています。

風力発電● 国内では、秋田県秋田市で最大出力8,790kW(8.7MW)の風力発電事業に出資しています。

■ 電力供給 電力小売● 新電力として、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、九州電力の

送電エリア内で、主に民間の高圧業務用の施設・事業所を対象に、割安な電力をご提供しています。

■ 省エネルギーサービス● お客さまの工場や建物内の生産設備などの更新・設置に際し、生産性を向上させることで

省エネルギーおよび省CO2などを実現しています。

■ 資源・廃棄物ビジネス広域リサイクルシステム● 不用物の回収やリユース、リサイクル、適正処理につき、日本全国で複合的にサポートす

るネットワークを構築しています。金属系廃棄物処理施設(千葉県)● 関東一円から排出される機械類などの金属混合物の回収、保管、一次加工、再生品(素材)

化までを一貫して行っています。品質の高い金属素材を選別し、高付加価値化を進めています。

廃棄物高度処理施設(ガス化改質炉)(埼玉県)● 埼玉県とのPFI事業として運営しています。最先端の熱分解ガス化改質方式を採用してお

り、廃棄物を約2,000℃で溶融し、完全に再資源化できることが最大の特長です。

発電や電力の供給、省エネルギー、蓄電などエネルギーサービスにおけるバリューチェーンのさまざまな分野でビジネスを展開しています。また、独自の物流ネットワークを生かし、全国各地から不用物などを回収し、リサイクル事業および処理事業を展開しています。

1 環境エネルギー事業*

新潟県四ツ郷屋発電所

吾妻木質バイオマス発電所

廃棄物を溶融する高温反応炉

LNG燃料転換ESCO事業により工場内に導入したLNGサテライトタンク

* 提供会社 オリックス、エヌエスリース、キューコーリース、吾妻バイオパワー、ONEエネルギー、オリックス環境、オリックス資源循環

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Ⅳ. 主な事業

2 自動車関連事業(オリックス自動車)

■ 自動車リース● 法人が保有する車両の管理やメンテナンスのアウトソーシングサービスをご提供しています。● 法人向け給油カードは、JXエネルギー、昭和シェル石油、コスモ石油の3系列SSに加え、2016年11月よりエッソ、モービル、ゼ

ネラルが利用可能に。全国約8割の元売系列SSにおいて、統一価格で給油することができます。● 個人向けには、月々のリース料を抑え、契約期間終了後に車が自分のモノになる「いまのりセブン」(7年契約で5年経過後は自

由に乗り換え可能)や「いまのりナイン」(9年契約で7年経過後は自由に乗り換え可能)を販売しています。● 車選びの情報サイト「カーリース・オンライン」では、国内全メーカー、全車種のリース見積もりが可能であり、インターネッ

トを利用して気軽に「新車」を手に入れることができます。

■ テレマティクスサービス● 通信とGPS機能を備えた車載機を搭載することにより、ドライバーの危険三挙動(速度超過・急加速・急減速)や燃費、CO₂排

出量などの情報をリアルタイムに取得できるサービスです。● 取得した運行データを活用し、車両の運行管理におけるコンプライアンス・環境・安全面での課題を可視化するとともに、最

適な車両使用と適切な労務管理などのコンサルティングサービスにより、企業のリスクマネジメントを支援しています。● 営業用車両向け「e-テレマ」、運送事業用車両向け「e-テレマPRO」(オリックス自動車にてデジタコ認証取得)を提供。2,401社、16万1千台に導入されています。

● 2018年7月より、米国発のAI搭載型通信ドライブレコーダー『ナウト』を日本国内の法人向けに提供を開始しました。

● 個人向けには、高齢ドライバーのご家族向けに、事故リスクを低減する見守りサービス「あんしん運転 Ever Drive」を提供しています。

■ U-car(中古車)リース・販売● リースやレンタル終了車両を自社入札会場(オートプラザ)9拠点、「オリックスU-car」

11店舗で、法人・個人向けに販売しています。中でも、修復歴がなく、独自の品質基準を満たした車両については「オリックス認定中古車」として販売しています。

● カテゴリーごとに設定された料金プランからお選びいただく「ワンプライス中古車リース」を販売しています。

■ レンタカー● 全国で1,055拠点、車両台数7万1千台で事業を展開しています。● 「オリックスレンタカー」ブランドでは、全国998拠点のネットワークで、小型車から高

級輸入車まで、メーカーにこだわらず豊富に車種を取りそろえているのが特徴です。● 「オリックストラックレンタル」ブランドでは、全国57拠点で展開しています。商用バ

ン、小型・大型トラック、土木建設用車両から物流用車両などを取りそろえており、営業用バンを改造した自社開発の「移動事務所車(通称:モバイルオフィスカー)」も提供しています。

■ カーシェアリング● 業界のパイオニアとして2002年にスタートし、会員数231,862人、車両台数3,017

台、首都圏、近畿、中部、沖縄、北海道、東北など全国計1,790拠点で展開しています。

国内の自動車リース業界No.1の車両管理台数140万6千台を誇り、「リース」「レンタカー」「カーシェアリング」から「中古車販売」、付加価値の高い「車両管理サービス」まで、自動車の利用に関するトータルサービスを展開しています。

リースアップ車両の入札会場(神戸オートプラザ)

移動事務所車

カーシェアステーション

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「Tokyo 3D Lab.」内の3Dプリンタ

ロボットショールーム「Tokyo Robot Lab.2」

ロボットショールーム「Tokyo Robot Lab.」

技術センター内の自動倉庫システム

Ⅳ. 主な事業

3 機器のレンタルサービス事業(オリックス・レンテック)電子計測器、分析機器、ICT関連機器などのレンタルを中心に、中古品販売や校正受託、造形受託などさまざまなサービスをご提供しています。

■ レンタル事業● 保有するレンタル機器は、電子計測器、科学・環境分析機器、ICT関連機器、医療機器など

3万2千種、180万台。自動倉庫システムを備えた技術センターを東京と神戸に擁し、レンタル機器を一元管理。催事などにおける最短1日から、1年以上の長期利用まで、利用形態に合わせた柔軟な期間設定でご提供しています。

● 3Dプリンタや科学・分析機器などラインアップにない製品についても、ご指定の機種を新規に購入し、レンタル機器としてご提供しています。さらに、分析機器メーカーとの提携により、メーカー保守付きレンタルサービスをご提供しています。

● 診断機器などの医療機器レンタルでは、医療機器修理業の許可を取得し、修理期間中の代替機としてレンタル機器の提供も可能で、レンタルと修理業務の両面から医療事業をサポートしています。

● タブレット端末活用サービス「TabRen」では、iPadなどのタブレット端末のレンタルに加え、ビデオ会議システムなどのクラウドサービスを組み合わせ、さまざまなビジネスシーンでの活用をご提供しています。

● 2016年より、ロボットレンタルサービス「RoboRen」をご提供しています。2017年には、複数メーカーのロボットを展示するショールーム「Tokyo Robot Lab.」および、自動搬送ロボットの走行エリアを設けた「Tokyo Robot Lab.2」を開設し、ロボットの動作や操作性を確認・比較検討する機会をご提供しています。

● 2017年より、無人航空機(ドローン)のレンタルサービスをご提供しています。最新かつ高性能なドローンについて、短期のお試し利用から長期の本格導入まで、幅広い利用ニーズに対応しています。2018年には「ドローン・トレーニングスクール」を運営し、高い技術力と安全運航の知識を持つドローン操縦士の育成を行っています。より実践的な操縦技術の習得を目指すお客さまに対しては、「機材選択型講習」「出張型講習」「映像・測量専門講習」の三つのプログラムからなる「カスタマイズ講習」をご提供しています。

■ 機器販売・買取事業● 電子計測器、ICT関連機器、ソフトウェアライセンス、ソフトウェアパッケージ、ビジネス

アプリケーションを販売しています。● PC、タブレット端末、電子計測器、分析機器など、メンテナンスを施した良質な中古機器を

各種取りそろえ、公式オンラインショップ「PCガレージ」「タブレットガレージ」「測定器ガレージ」や楽天市場などのインターネットショップを介して販売しています。

● お客さまが保有する機器・機械・設備を査定し、買い取るサービスをご提供しています。

■ 各種サービス● 計測関連サービスでは、お客さまが所有する電子計測器の校正を行う「校正受託サー

ビス」や、振動・騒音、設備の電気特性など、計測目的に適した機器と一緒にエンジニアを派遣する「計測受託サービス」など、業務のアウトソーシングを請け負います。

● ICT関連サービスではソフトウェアをレンタルPCにインストールしてご提供する「ソフトウェアレンタルサービス」、大量のパソコンを短期間に導入することを可能にする「キッティング・クローニングサービス」、Blancco社製のデータ消去ソフトウェアを使用し、お客さまご指定の場所にてデータ消去作業を行う「ハードディスクデータ消去サービス」などをご提供しています。

● 東京技術センター内に「Tokyo 3D Lab.」を開設し、金属および樹脂3Dプリンタを活用した試作品などの「造形受託サービス」を行っています。2016年には金属3Dプリンタを1台増設し、受託能力を拡大しました。また、自社への導入を検討しているお客さま向けに、金属3Dプリンタの導入支援サービスをご提供しています。

レンタルラインアップ(抜粋)

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Ⅳ. 主な事業

4 不動産事業*

賃貸マンション安心・安全、機能性の高いデザイン、良質な設備、利便性の高いロケーションなど、住まいのあらゆるニーズに対応した住空間をご提供しています。

物流施設収容力、効率性を追求した物流施設開発を展開しており、お客さまに最適なロジスティクスソリューションをご提供しています。

オフィスビル機能性・快適性・安全性を兼ね備え、環境に調和したビジネス空間を創出するオフィスビルをご提供しています。

商業施設便利で豊かな暮らしにつながる新しいライフスタイルの提供と、地域コミュニティの活性化に寄与し、地域に愛される商業施設をご提供しています。

研修施設研修・会議から宿泊まで、“理想的な研修環境”を追求した宿泊型研修施設を運営しています。現在、首都圏、関西圏で「セミナーハウス クロス・ウェーブ」シリーズを展開しています。

サービスオフィスサービスオフィスの事業ブランド「クロスオフィス」を6拠点運営しています。多様な働き方に対応し、シェアオフィスや個室オフィスをご用意。機能的なサービスを保ちつつ、快適なオフィス空間を提供します。

その他オリックス・バファローズの本拠地球場でもある多目的ドーム「京セラドーム大阪」や多種多様な公演に対応する

「オリックス劇場」、歴史あるふぐ料理店・割烹旅館「春帆楼チェーン」を運営しています。2013年4月から「大阪文化館・天保山」、「グランフロント大阪」とその中核施設「ナレッジキャピタル」を運営しています。

旅館・ホテルシティホテル、リゾートホテル、サービスアパートメントから温泉旅館まで、多様なニーズに対応した旅館・ホテルを、全国計22施設・4,978室運営しています。このうち国内12施設を対象に、旅館・ホテル運営の事業ブランド「ORIX HOTELS & RESORTS(以下、OHR)」を展開しています。事業ブランドのコンセプトは、「また行きたい、と思っていただける場所。」。お客さまのさまざまなご要望などに対して新鮮なご提案のできる存在でありたいと考えています。*OHR対象施設は国内運営施設一覧をご参照。

水族館日本初の100%人工海水を使用した内陸型大規模水族館として、2012年に京都市の梅小路公園内に「京都水族館」を、東京スカイツリータウン®内に「すみだ水族館」をオープンしました。展示はもちろん、さまざまな体験プログラムなどをご提供しています。

■ 施設運営旅館・ホテル、水族館、研修施設、サービスオフィスなど、多様な生活シーンに対応し、オンビジネス、オフタイムの心豊かな時間を演出するさまざまな施設運営を展開しています。

■ 不動産開発・賃貸・管理、資産運用オフィス、賃貸マンション、商業施設、物流施設などさまざまなタイプの不動産への投資、企画開発、リーシングおよびアセットマネジメント業務を手がけています。

OHR BLACKSPOT: Pantone BLACK CCMYK: M13, Y49, K98RGB: 45, 41, 38HEX/HTML: 2d2926

OHR GOLDSPOT: Pantone 872CCMYK: M25, Y56, K45RGB: 167, 135, 81 HEX/HTML: a78751

OHRロゴ

すみだ水族館京セラドーム大阪

クロスオフィス六本木

セミナーハウスクロス・ウェーブ府中

オリックス上野一丁目ビル ベルファース芝浦タワー

クロスガーデン調布松伏ロジスティクスセンター

* 提供会社 オリックス、オリックス不動産、大阪シティドーム、オリックス不動産投資顧問

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■ 国内運営施設一覧(2019年6月末現在)

Ⅳ. 主な事業

〈旅館・ホテル〉

● 北海道 クロスホテル札幌 函館・湯の川温泉 ホテル万惣

● 福島県 会津・東山温泉 御宿 東鳳

● 東京都 ハイアット セントリック 銀座 東京 ホテルJALシティ羽田 東京 ホテルJALシティ羽田 東京

ウエスト ウイング ハンドレッドステイ東京新宿

● 神奈川県 箱根・芦ノ湖 はなをり

● 静岡県 熱海・大月ホテル和風館 ホテル ミクラス オークラアクトシティホテル浜松

● 富山県 黒部・宇奈月温泉 やまのは

● 京都府 ハイアット リージェンシー 京都 クロスホテル京都

● 大阪府 クロスホテル大阪 ホテル ユニバーサル ポート ホテル ユニバーサル ポート ヴィータ

● 兵庫県 ホテル日航姫路

● 大分県 別府温泉 杉乃井ホテル

● 沖縄県 ヒルトン沖縄北谷リゾート ダブルツリー

  byヒルトン沖縄北谷リゾート※ OHR対象施設

〈水族館〉

● 東京都 すみだ水族館

● 京都府 京都水族館

〈その他〉● 東京都

下関春帆楼 東京店 下関春帆楼 日本橋高島屋店

● 愛知県 下関春帆楼 名古屋店

● 京都府 京野菜レストラン梅小路公園

● 大阪府 京セラドーム大阪 オリックス劇場 大阪文化館・天保山 グランフロント大阪

  ナレッジキャピタル 下関春帆楼 阿倍野店

● 山口県 下関春帆楼 本店 春帆楼茶寮 下関大丸店

● 福岡県 三宜楼茶寮

〈研修施設〉● 千葉県

セミナーハウス クロス・ウェーブ幕張 セミナーハウス クロス・ウェーブ船橋

● 東京都 セミナーハウス クロス・ウェーブ府中

● 大阪府 セミナーハウス クロス・ウェーブ梅田

〈サービスオフィス〉● 東京都

クロスオフィス 渋谷 クロスオフィス 渋谷メディオ クロスオフィス 内幸町 クロスオフィス 三田 クロスオフィス 新宿 クロスオフィス 六本木(2019年7月10日開業)

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Ⅳ. 主な事業

5

7

6

オリックス生命保険

オリックス・クレジット

オリックス銀行■ ビジネスモデルと特徴特定分野に強みを発揮する銀行として、人生における「ためる」「ふやす」「そなえる」「かりる」それぞれのシーンで、ご利用いただける商品やサービスをご提供しています。● ためる・ふやす高水準な金利の定期預金や、厳選した企業への貸付金で運用する「eダイレクト金銭信託」、中長期の資産形成にお役立ていただける投資信託を厳選してご提供しています。● そなえる通販型の遺言代用信託「かんたん相続信託」や、家族信託の組成を対面でサポートする「家族信託サポートサービス」を取り扱いしています。● かりる賃貸を目的とした投資用不動産の購入、お借り換えなどにご利用いただける投資用不動産ローンや、幅広い金利帯・限度枠を設定した「オリックス銀行カードローン」をご提供しています。

■ 商品ラインアップ主力商品の医療保険「新キュア」「新キュア・レディ」をはじめ、死亡保障付医療保険「リリーフ・ダブル」、引受基準緩和型医療保険「新キュア・サポート」、がん保険「ビリーブ」、死亡保険「ファインセーブ」、ネット専用定期保険「ブリッジ」、米ドル建終身保険「キャンドル」、収入保障保険「キープ」、特定疾病保障保険「ウィズ」など、医療保障から死亡保障までシンプルで分かりやすい保険商品を幅広くご提供しています。 ■ 販売チャネル2016年10月より、当社社員(コンサーブアドバイザー)による対面販売を開始し、4つの販売チャネルで展開しています。また、お客さまのニーズに合わせ通信販売と対面販売を連携させた「O2O※」を展開しています。● 代理店販売:個人から法人まで保険に関して幅広い提案を行う「保険専業代理店」や、駅近

くや大型ショッピングセンターなどに店舗を構える「来店型代理店」、税務などの専門知識を用いて経営者にコンサルティングを行う「税理士系代理店」など、全国約5,800の募集代理店による販売。

● 銀行窓口販売:都市銀行や地方銀行、信用金庫などの約6,200支店での販売。● 当社社員(コンサーブアドバイザー)による対面販売:契約時に対面コンサルティングサービス

を希望されるお客さまへの販売と、通信販売で加入いただいたお客さまへのサポート。● 通信販売:電話やインターネットを通じた資料郵送による販売と、インターネットによる直接販売。

※ Online to Offlineの略。通信販売に関するお問い合わせをいただいたお客さまでも、対面での説明や相談をご希望される方には、当社社員または当社代理店をご案内します。

● リーズナブルな金利とゆとりのある利用枠が特徴の「オリックスVIPローンカード」をはじめ、インターネット取引に特化した「カードレスVIP」や事業者向けの「オリックスVIPローンカード BUSINESS」のほか、住宅ローン「フラット35」など、カードローンから用途に応じた目的ローンまで多彩でユニークな商品をご提供しています。

● 借り入れや返済については、都市銀行全行をはじめ、ゆうちょ銀行や地方銀行、信用金庫など業界トップクラスの全国CD・ATMネットワークが利用可能です。

● ローン事業に加えて、各金融機関(都市銀行、地方銀行など)における個人向けローンに対する信用保証事業も積極的に展開しています。

保有契約高(個人保険)(単位:億円)

104,182114,142

127,271

17/3 18/3 19/3

0

1,000

3,000

2,000

5,000

4,000

0

50,000

100,000

150,000

保有契約件数(個人保険)(単位:千件)

3,4873,936 4,256

17/3 18/3 19/3

17,483 16,757

17/3預金残高(譲渡性預金含む)貸出金残高

預金・貸出金残高の推移(単位:億円)(単位:億円)

16,12919,169

15,39718,678

18/3 19/3

経常収益(売上高) 当期純利益の推移

0

5,000

10,000

20,000

15,000

16/3 17/3 18/3 16/3 17/3 18/3

426492 525

0

100

200

300

400

600

500

40

80

160

12086

124

159

0

(単位:億円)

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オリックスグループでは、事業活動だけではカバーしきれない社会福祉、将来を担う子ども・青少年の支援、音楽・文化芸術などの分野でも貢献できることがあるという考えから、2006年4月「オリックス社会貢献基金」を設立し、支援活動をスタートしました。2010年12月1日に内閣総理大臣から公益認定を受けて公益財団法人に移行し、2014年6月から「オリックス宮内財団」として活動しています。今後も支援活動を継続的に行い、真に「豊かな社会」の実現に寄与していきたいと考えています。

Ⅴ. 公益財団法人オリックス宮内財団

■ 福祉車両などを寄贈2006年度から毎年、全国の肢体不自由児施設などに車椅子でそのまま乗車できる福祉車両などを寄贈しています。2018年度は、2018年7月に発生した西日本豪雨の被災地の福祉施設に寄贈しました。2018年度までに合計110台寄贈しています。

■ グループ施設・野球観戦にご招待児童養護施設の子どもたちや特別支援学校・学級の生徒をオリックスグループが運営するすみだ水族館・京都水族館やオリックス・バファローズの野球観戦などにご招待しています。社員ボランティアはもちろん、学生ボランティアも参加し、会場を盛り上げています。「野球場で観る試合は迫力がある」など、多くの児童たちに喜んでいただいています。

■ 沖縄サンゴ礁移植支援活動「SANGO ORIX」の推進自然環境や環境保全への理解を深めてもらうことを目的に、沖縄県下の子どもたちを招いて沖電開発㈱様の所有する施設で移植用のサンゴの苗作りを行っています。児童の作ったサンゴ苗は養殖期間を経て、沖縄県の海に移植されます。

■ 日本各地で植樹体験や環境学習プログラムを開催日本各地で、オリックスグループの社員とその地域の子どもたちとともに、植樹体験や学習プログラムなどを通じて、環境保全活動に取り組んでいます。2018年度は、北海道での植樹体験教室や大分県の杉乃井地熱発電所での勉強会、また岐阜県で科学や自然をテーマにした科学学習プログラムを開催し、さまざまな形で、その地域の子供たちが参加できる機会を創出しています。

■ クラシックコンサートにご招待2014年より、作曲家の宮川彬良氏による社会的ハンディキャップを持つ子どもたちとご家族向けのコンサートを毎年関東と関西で開催しています。

■ 「肢体不自由児・者の美術展」に協賛社会的ハンディキャップがある方への支援の一環として、2007年度から「肢体不自由児・者の美術展」(主催:社会福祉法人 日本肢体不自由児協会)を支援しています。毎年応募される700点前後の作品の中から、2作品に「オリックス賞」を授与しています。

新たな取り組みとして2016年より、孤食や貧困といった子どもたちを取り巻く問題に目を向けた支援活動をオリックスグループ発祥の地、大阪で始め、現在では他都府県に拡充中です。活動の一環として、世代を超えて地域の人々が子どもたちに食事や居場所を提供する「こども食堂」への支援を行っています。これからも子ども・青少年健全育成など、公益の増進を図る活動を行う個人や団体への支援の輪を広げてまいります。

1

2

3

社会福祉

音楽・文化芸術支援

未来をつくる子どもたちへの支援活動

球場でジェット風船を飛ばす子どもたち

サンゴの苗作り

杉乃井地熱発電所での勉強会

寄贈式

こども食堂の様子

2018年度「オリックス賞」受賞2作品 

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1 人事関連制度の年表

Ⅵ. 人事

オリックスでは、国籍、年齢、性別、職歴を問わず、多様な人材を受け入れることで多様な価値観や専門性による「知の融合」を図り、新たな価値を生み出す「Keep Mixed」という考えのもと、社員それぞれの能力、専門性を最大限に生かせる職場づくりを目指しています。

※1 当時の事務職(現一般職)から一般職(現総合職)への職種転換希望者を募集。2011年10月より総合職における「全国型⇔地域限定型」または「総合職⇔一般職」への双方向の転換を認めている。

※2 2年以上の実務経験を積んだ女性社員が、結婚・出産・育児・介護などで一度退職した後アルバイトとしてオリックスグループに就業できる制度。※3 50歳以上の営業経験のある中高年で、営業に専従する人材。地域に密着したお客さまのフォロー、首都圏・近畿圏での特定業界のフォローなど、人脈やさまざま

な経験を生かして勤務。※4 12歳以下の子どもを持つ社員を対象にベビーシッターの利用を補助する制度。法人契約により、入会金や年会費が免除され、さらに利用料金の一部を会社が補助。※5 異動希望者が希望部門と直接面談を行い、希望部署への異動を実現するFA(フリーエージェント)制度。※6 未消化の有給休暇を別途積立保存し、病気などの長期休暇の際に利用できる制度。※7 現場主導ではなく戦略的に「Keep Mixed」(性別・国籍・学歴などにこだわらず、さまざまなタイプの人材を採用)を推進するため、専任担当を配置。※8 障がい者雇用特例子会社(2007年8月、特例子会社に認定)。※9 グループ各社の年金制度を一本化。どの会社に転籍しても同じ制度が適用され、年金が積み立てられる仕組みに変更。※10 本制度にエントリーした50歳以上の社員を対象に、本人の能力や経験、希望に適する職務、職場を人事部が開拓してあっせんする制度。※11 福利厚生メニュー内で使えるポイントを年6万円分付与。使途は自由で資格取得や語学学習などの自己研鑽、スポーツジムなどの施設利用による健康増進、育児や

介護に関するサービス利用による家庭と仕事の両立支援などのメニューから選択。

年月 事 項 年月 事 項1969年 12月 初めての女性営業が誕生 2006年 5月 ボランティア休暇・休職制度導入1979年 ー 新卒の女性社員を初めて営業に配属 2007年 4月 ダイバーシティ推進※7の専任担当を配置1982年 4月 新卒四大卒男女の一般職(現総合職全国

型)募集開始、職種転換制度※1導入4月 出産・育児制度の拡充 →23ページへ4月 オリックス業務支援(株)※8設立

1986年 7月 総合職(現総合職全国型)、一般職(現総合職地域限定型)、事務職(現一般職)の三分方式

5月 次世代育成支援対策推進法に基づく認定マーク「くるみん」を初めて取得

2011年 1月 グループの企業年金制度を統一※9

7月 ファミリーメイツ制度※2導入 4月 従業員の就業時間中の喫煙を禁止1988年 6月 出産・育児制度導入 2012年 10月 キャリアセレクト制度導入 →23ページへ1989年 2月 完全週休2日制導入 10月 50歳以上向けキャリアエントリー制度※10導入

2月 時差勤務制度導入 2014年 1月 女性執行役誕生1990年 9月 半日有給休暇制度導入 4月 65歳定年制度導入1994年 2月 営業推進役※3採用開始 2016年 3月 配偶者転勤エリア変更制度、配偶者転勤

休職制度、カムバック再雇用制度導入1995年 4月 新卒の通年採用・外国人留学生の総合職採用開始 9月 海外大学の新卒の採用開始

10月 ベビーシッター助成制度※4導入 10月 職場改革プロジェクト開始1997年 2月 女性部長誕生 2017年 4月 施策実行期に入り、職場改革推進プロジェ

クトに改称11月 女性支店長誕生1998年 8月 介護休職制度導入 4月 所定労働時間を20分短縮、7時間に変更

9月 ワーキングネーム制度(旧姓使用制度)導入 4月 リフレッシュ休暇取得奨励金制度導入10月 就業体験型インターンシップ制度導入 10月 育児特別休暇制度導入

2004年 7月 確定拠出年金制度(401K)の導入 10月 スーパーフレックスタイム制度導入2005年 4月 営業推進役から支店長が誕生 2018年 4月 時間単位の年次有給休暇制度導入

12月 キャリアチャレンジ制度※5導入 6月 自分磨き制度※11導入2006年 4月 積立保存休暇制度※6導入 6月 45歳からのキャリアチャレンジ制度導入

4月 定年再雇用制度導入

■ 職場改革推進プロジェクト  2016年10月、CEO 直轄「職場改革推進プロジェクト」が発足しました。生産性高く働くことを目指し、多様な働き方を認め合う文化を醸成していくことをプロジェクトの目的とし活動を推進しています。2016年度 【職場改革推進プロジェクトの立ち上げ、社員ニーズの把握】主要グループ会社10社、200人以上の現場で働く社員で委員会を立ち上げ、約半年の期間をかけて課題・施策を検討し、約120の施策をCEOに提言しました。

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法定 オリックス

産・育

育児休職制度※1 2歳に達するまで 3歳に達するまで 育児時間の取得※2 1日あたり1時間(無給) 1日あたり2時間(有給) 育児短時間勤務制度 3歳未満まで 小学校卒業まで 子の看護休暇 年5日(無給) 年5日、2人以上年10日(有給) その他 ー 小学校卒業までベビーシッター助成制度あり

介護休職制度 93日 6カ月 介護休暇制度 ー 年5日、2人以上年10日(有給)

介護短時間勤務制度 ー 1日最大2時間※3

当該家族1人につき合計3年間まで(分割取得可)

フレックスタイム制度 1カ月以内の一定期間の総労働時間をあらかじめ定めておき、社員がその範囲内で各日の始業・終業時刻を選択して働く制度。

キャリアセレクト制度 育児や介護などの理由により、現在の職種・等級よりも一時的に役割サイズを限定した職種・等級(キャリアシフト職)へ転換が可能となる制度。

配偶者転勤エリア変更制度 地域限定型社員が配偶者転勤により、現エリアでの就業が困難となった場合、勤務エリアの変更を認める制度。

配偶者転勤休職制度 配偶者転勤により、転居先でのエリア変更による就業が困難な場合、最大5年間の休職を認める制度。

カムバック再雇用制度 退職者が退職時の理由を問わず(転職による退職も可)、再入社したい旨を応募できる制度。再雇用時の職種・等級は退職時と同等以上を保証。

リフレッシュ休暇取得奨励金制度 有給休暇の連続取得を促進するために、リフレッシュを目的とした有給休暇を連続5日以上取得した場合に奨励金を支給する制度。

育児特別休暇制度 0歳児の子を養育する社員で、当該子での育児休暇を取得していない社員に対して特別休暇5日間を付与する制度(有給・半日単位の分散取得可)。

スーパーフレックスタイム制度 通常のフレックスタイム制度からコアタイム(11時〜15時)を廃止。1日の最低勤務時間を1時間とし、6時から22時までの間で出退社時間を自由に設定できる制度(オリックス(株)で導入)。

時間単位の年次有給休暇制度 9時から17時の間(時短勤務・アルバイトの方は各自の所定勤務時間内)で、年間5日分の年次有給休暇を1時間単位に分割して取得することが可能な制度。

Ⅵ. 人事

2 ダイバーシティ推進関連制度■ 両立支援(出産・育児・介護)

■ 柔軟な働き方を支援する制度

※1 育児休職の取得期間は、通算で5年を限度とする。5年を超える育児休職を取得する場合は、該当子の育児休職期間は法定どおり。※2 育児時間の取得は、子が1歳に達する前に復職する社員が対象。 ※3 育児時間を同時に取得する場合は1日1時間を限度とする。

2017年度 【職場改革 推進の一年】プロジェクトで発案された社員からの提言をもとに、多様で柔軟な働き方につながる人事諸制度を中心に80施策を実行しました。働く時間の柔軟性を高めるため、既存のフレックスタイム制度のコアタイムを廃止したスーパーフレックスタイム制度の新設や、1時間単位で取得できる年次有給休暇制度の新設、リフレッシュ休暇取得奨励金制度の拡充を行いました。また、多様なキャリア観を支援するため、社内インターンシップ制度を開始しました。2018年度 【生産性向上へ 投資の一年】働く場所の柔軟性を高め、多様な働き方の後押しとなるよう、IT設備の充実化、外部サテライトオフィスの拡充を進め、自席以外でも働けるインフラ整備に取り組みました。同時に、職場改革を推進することで生まれた時間を社員が有効活用できるよう会社が金銭面で支援する制度(自分磨き制度)を開始しました。

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男女雇用機会均等法施行(1986年)以前の1982年より女性総合職の採用を開始。現在では国内社員の4割を女性が占めており、2020年までに女性管理職比率を2014年3月31日時点の18%から5%引き上げることを目標としています。

育児や介護での離職を防ぐために、制度面での支援に加え、働き続けるために必要な知識や、先輩社員のノウハウ、心構えなどを習得することを目的に、両立にむけたキャリアデザインセミナーを実施しています。

「ORIX Group Mom」の開催 〈対象:産休前&育休中社員/2005年8月〜〉ワーキングマザーのスムーズな職場復帰を支援する懇親会を年2回(東京1回、大阪1回)開催。2018年11月開催で39回目、1回あたりグループ会社を含めて約50名が参加しています。参加者は先輩社員から復帰後の1日のスケジュールや仕事と家庭を両立するポイントなどを聞き、職場復帰のための準備と復帰後の具体的なイメージをつかむ参加者同士の交流の場となっています。

夫婦で考えるキャリアセミナー 〈2016年8月〜〉子どもを持つ女性だけでなく、そのパートナーである男性にも働きかけるため、配偶者が自社社員であるかを問わず夫婦で参加するセミナーを開催しています。このセミナーでは、仕事(キャリア)と家庭の両立や、働き方を見直す機会を提供しています。

介護セミナー 〈2016年11月〜〉介護問題を抱えている社員や、将来の介護の発生に不安を感じている社員向けにセミナーを開催しています。事前準備と心構え、公的介護保険サービスの流れ、具体的な相談事例、仕事と介護の両立のための重要なポイントなどの情報を提供します。2016年から実施しており、これまで約300名が参加しました。

「ORIX Group Women’s Forum」の開催 〈対象:若手女性総合職/2007年9月〜〉自らが主体的にキャリアを築く意欲をもつために、外部講師を招いた講演や参加者同士のグループディスカッションを盛り込んだ「ORIX Group Women's Forum」を開催しています。

〈対象:課長クラスの女性管理職/2016年7月〜〉マネジメントを担う女性社員が、ダイバーシティ推進、女性活躍推進の重要性を理解し、自らがその担い手として自己の価値観を生かしながらグループのさまざまな分野で活躍することを考える機会としています。

「ORIX Career Design Workshop」の実施 〈対象:主任クラスの女性総合職/2008年7月〜〉管理職への昇格を控えた女性社員を対象に、働く意義や自分らしいマネジメントスタイルを考える場を提供することで、多様なスタイルをもつ女性管理職の育成を加速させることを目的としています。

「メンタリングプログラム」の実施 〈対象:課長クラスの女性管理職/2010年3月〜〉経験豊かな役員や部長をメンターとし、女性管理職が仕事やキャリアについて定期的に相談することで、さらに一段高い視点をもち、キャリアパスを考える機会として実施しています。メンティ自身がメンターを選び、各自でテーマ設定できる点が特徴です。

Ⅵ. 人事

■ 女性の活躍推進

■ 仕事と家庭の両立支援

※1 オリックス、オリックス・レンテック、オリックス自動車、オリックス・クレジット、オリックス不動産、オリックス・システム、オリックス銀行、オリックス生命保険、 オリックス環境、オリックス債権回収の10社合計。※2 %は女性正社員に占める割合。 ※3 管理職に占める女性管理職の割合。

■ ワーキングマザーの推移(オリックスグループ10社※1) ■ 女性管理職の推移

懇親会の様子

15.3%(597人)

11.6%(295人)

20.6%(707人)

23.8%(418人)

15.5%(187人)

2009/3/31 2019/3/31 2009/3/31 2019/3/310%

5.0%

10.0%

15.0%

25.0%

20.0%

0%

10.0%

20.0%

30.0%

40.0%※2 ※3

ワーキングマザー

育休取得者

短時間勤務利用者

オリックス単体

オリックスグループ10社※14.3%

(168人)3.7%

(145人)

33.4%(1,492人)

6.3%(281人)

11.1%(494人)

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2011年度、グローバルに活躍できる人材を戦略的に育成することを目的に、グローバル人材育成体系を構築しました。2017年度は39名の社員が海外研修プログラムへ参加し、これまでに国内外の研修プログラムに延べ376名の社員が参加しています。

年齢に関係なく、多くの経験や専門性を持つシニア社員の活躍が企業の組織力・活力を高めることにつながると考えています。オリックスグループでは定年を65歳に引き上げ、シニア社員の活躍推進も積極的に行っています。

グローバル人材育成プログラム 〈対象:新人〜中堅社員〉グローバルコミュニケーションの向上を目的に「Presentation」・「Meeting」・「e-mail Writing」等を組み合わせた集合研修を実施しています。

海外研修派遣 〈対象:2年目〜中堅社員〉若手社員を現地法人に派遣し、実地研修を実施しています。オリックスの海外ビジネスを体感することで視野を広げ、キャリア形成に生かしてもらうことを目的としています。

海外トレーニー制度 〈対象:4年目〜〉グローバル展開するビジネスに対応できる人材の育成を目的として、海外駐在・海外関連部門を希望する社員を公募して中国・韓国に派遣し、語学研修と現地法人でのOJTを実施しています。

キャリア面談 〈対象:50歳の社員/2017年10月〜〉50歳という節目を機会に、今後の継続的な活躍を目的として、自らの強み、経験、価値観を再認識しさらに一歩進めた働き方や役割を、人事のキャリア担当との面談を通して、自らが考えていきます。

45歳からのキャリアチャレンジ制度 〈対象:45歳〜56歳の社員/2018年6月〜/新制度〉部長層以下の社員(一般職含む)が自らの強みや経験を生かし、新たな分野への挑戦やこれまでに培ってきたスキルを能動的に発揮する機会として、希望する部門と直接面談し、双方が合意した異動を実現します。

シニア社員向け社内公募 〈対象:57歳以上の社員/2017年6月〜〉シニア社員が自らの強み、経験、知識などを生かして、60歳以降も継続的に活躍できる機会を提供するため、オリックスグループ内の多様なポジションを対象に公募を実施しています。

主幹前研修 〈対象:58歳の社員/2015年2月〜〉65歳定年延長の実施に伴い、会社の制度説明とともに、60歳以降の役割や働き方を考えていきます。また、健康維持や今後のマネープランについての理解も深めます。

オリックスグループにおける障がい者雇用を促進するため、2007年4月に「オリックス業務支援株式会社(特例子会社)」を設立しました。現在、59名の障がい者と8名の指導員、管理部職員を合わせて総勢80名が「気持ちをひとつに」をスローガンに日々業務にまい進しています。オリックスグループからの受託業務の主なものは、保管文書のPDF化、DM封入、データ入力などの事務補助業務、カーシェアリング車両の洗車・点検、事務所内などの清掃業務そして社内カフェの運営です。個々人が持つ多様なスキルを生かしてグループの業務効率を進めることで、働き方改革の推進に貢献しています。障がい者雇用における企業の役割が増す中、一人一人が生き生きと活躍する価値ある職場創りと、障がい者の雇用促進を実現しています。※ 2019年4月1日現在。

Ⅵ. 人事

3 実績

※ 「平均年齢」「平均勤続年数」「年次有給休暇取得」はオリックス単体(本籍ベース)。また役員を除く。オリックス単体の従業員数は3,724人。

■ 障がい者雇用促進

■ シニア層の活躍推進

■ グローバル人材育成

全体 42.9歳男性 44.6歳女性 40.7歳

全体 15.5年男性 15.8年女性 15.0年

有給取得日数 14.0日取得率 83.3%

■ 平均年齢 ■ 平均勤続年数 ■ 年次有給休暇取得(2018年度)

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2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度

新卒

総合職 85名 124名 146名 166名 196名

一般職 40名 28名 14名 48名 55名

合計 125名(男64、女61)

152名(男87、女65)

160名(男92、女68)

214名(男91、女123)

251名(男107、女144)

キャリア 合計 375名(男207、女168)

477名(男273、女204)

573名(男282、女291)

496名(男248、女248)

532名(男246、女286)

※ 2010年度〜2013年度は、オリックス、オリックス・レンテック、オリックス自動車、オリックス・クレジット、オリックス不動産、オリックス・システム、 オリックス銀行、オリックス生命保険、オリックス環境の9社合計。2014年度以降はオリックス債権回収を加えた10社合計。10社の全従業員数は10,216人。

Ⅵ. 人事

MEMO

■ 職種別採用人数(オリックスグループ10社※)

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T E L : 03–3435–3167 FAX : 03–3435–3154�U R L : http://www.orix.co.jp

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オリックスの現状 2019年7月