ファンドの運用概況 ニッポン・オフショア・ファンズー日興グ … ·...

6
-1- 当ファンドは2017830日に繰上償還することとなりました。長らくのご愛顧に対し、 厚く御礼申し上げます。月次レポートは本レポート(データ基準日:2017731日) をもって最終とさせていただきます。 0 15 30 45 60 75 80 90 100 110 120 130 03/11/25 07/4/20 10/9/13 14/2/4 米ドル建クラス純資産総額(右目盛、単位:百万米ドル) 米ドル建クラス純資産価格(左目盛、単位:米ドル) 17/7/31 市場環境 当月、投資対象通貨が対日本円でまちまちの動きとなりました。騰落率順に、ノル ウェー・クローネ、スウェーデン・クローナ、カナダ・ドル、豪ドル、ユーロ、ニュージーラン ド・ドルが対日本円で上昇した一方、英ポンド、米ドル、スイス・フランが対日本円で下落 しました。 米ドルについては、スイス・フランを除く全ての投資対象通貨に対して下落しました。 当月(7月)、米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利の誘導目標を1.001.25%の範 囲で維持しました。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明では、「経済活動は緩や かに拡大している」と総括し、雇用に関しても、「力強さが増した」との判断が示されまし た。一方、物価についてはインフレ圧力の弱さが指摘され、物価動向を「注視する」姿勢 が示されました。また、保有資産の償還資金再投資の縮小については、「比較的早期」 に着手する予定であると表明されました。4-6月期の実質国内総生産(GDP)成長率(速 報値)は、前期比年率+2.6%と、前期の+1.2%から加速しました。6月の鉱工業生産は、 前月比+0.4%と市場予想の+0.3%を上回り、前月分が+0.1%に上方修正されたこともあ り、5ヵ月連続のプラスとなりました。6月の消費者物価コア指数は市場予想通り、前年 +1.7%と、前月から変わらずとなりました。6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数 が前月比+22.2万人となり、前月の+15.2万人と市場予想の+17.8万人をそれぞれ上回っ た一方、失業率は、4.4%と前月から0.1ポイント上昇しました。 日本円については、ノルウェー・クローネ、スウェーデン・クローナなどに対して下落し た一方、スイス・フラン、米ドルなどに対しては上昇しました。 当月(7月)、日本銀行は「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の枠組みによる現行 の金融政策を維持しました。また、物価安定の目標の2%程度に達する時期は2019年度 頃になる可能性が高いとして、従来の見通しの2018年度頃から後ろ倒しされました。6の鉱工業生産は前月比+1.6%となり市場予想を上回りました。6月の小売業販売額は前 月比+0.2%と市場予想を下回りました。6月の貿易収支は4,399億円の黒字となり、2ヵ月 ぶりの黒字となりました。6月の消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年比+0.4%と上 昇率は前月と変わらずとなりました。 パフォーマンス分析 当月は、スイス・フランの売建てなどがプラス寄与した一方、米ドルの買建てや豪ドル の売建てポジションなどがマイナス寄与し、全体でマイナスのパフォーマンスとなりまし た。 投資行動 当月は、イールドカーブ変化の観点から魅力度が上昇したユーロについて、買建て比 率の引き上げを行いました。一方、実質金利やイールドカーブ変化の観点から魅力度が 低下した日本円、イールドカーブ変化やリスクリバーサルの観点から魅力度が低下した 英ポンドについて、売建て比率の引き上げを行いました。 運用方針 当月は、イールドカーブ変化やフォワードレート変化の観点で魅力度が高い米ドル、 イールドカーブ変化の観点で魅力度の高いユーロを買建て上位とする一方、イールド カーブ変化の観点で魅力度の低い英ポンドを売建て上位としています。 -9.0% 4.3% 0.0% 46.5% -20.8% -9.9% -1.8% 4.1% -8.3% -52.7% 47.8% -80% -60% -40% -20% 0% 20% 40% 60% 80% 豪ドル カナダ・ドル デンマーク・クローネ ユーロ 日本円 ニュージーランド・ドル ノルウェー・クローネ スウェーデン・クローナ スイス・フラン 英ポンド 米ドル 買建て 売建て 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 6,500 7,000 7,500 8,000 8,500 9,000 9,500 10,000 10,500 11,000 03/11/25 07/4/20 10/9/13 14/2/4 円建クラス純資産総額(右目盛、単位:億円) 円建クラス純資産価格(左目盛、単位:円) 17/7/31 平均格付け (注1) AAA 実効デュレーション 0日 平均利回り 1.06% セクター別構成比 アセット・バック証券 0.00% モーゲージ証券 0.00% その他(現金等) (注2) 100.00% <分配金込み1口当たり純資産価格のパフォーマンス(税控除前)> <分配金込み1口当たり純資産価格(税控除前)、純資産 総額の推移> <通貨配分> [ 決算日] 毎年3月末日 [ 設定日] 20031125[ 信託期間] 実質無期限( 以下 <お知らせ> をご参照ください) ニッポン・オフショア・ファンズー日興グローバル・カレンシー・ファンド 分配金の支払い実績はありません。 ■当資料は、メロン・キャピタル・マネジメント社及びBNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパン株式会社からの運用状況に関する情報に基づいてSMBC 日興証券株式会社が作成したものです。■ 当資料に記載の運用実績に関するグラフ、図表、数値その他いかなる内容も過去のものであり、将来の運用成 果を示唆あるいは保証するものではありません。■ ファンドは、主に外貨建の公社債、資産担保証券や短期金融商品を投資対象とし(外貨建て証券は為 替変動リスクがあります。)、通貨に係るデリバティブ取引(ロング・ショート戦略)を積極的に行います。 このため、債券等の値動き、為替相場の変動、金利 や通貨価値の変動等の影響により純資産価格は上下しますので、元金を割り込むことがあります。■ ファンドに生じた利益および損失は、すべて受益者に 帰属します。■ お申込にあたっては、販売会社より投資信託説明書(交付目論見書)をお渡ししますので、必ず内容をご確認のうえ、お客様ご自身でご判 断ください。 <運用担当者のコメント> 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 15設定来 (騰落率) 米ドル建クラス -0.20% -2.12% -5.10% -1.79% -12.39% -14.59% ユーロ建クラス -0.37% -2.52% -5.87% -3.47% -14.41% -19.01% 豪ドル建クラス -0.18% -2.01% -4.97% -1.34% -2.98% 19.05% 円建クラス -0.32% -2.51% -5.82% -3.44% -15.55% -31.69% *上記セクター別構成比の数値は、小数点第三位以下を四捨五入しており、合計値が100%にならないことがあります。 (注2) その他(現金等)には、現金に加え、 米国国債(91.94%:2017年7月31日時 点)が含まれております。 0.0 2.5 5.0 7.5 10.0 80 90 100 110 120 03/11/25 07/4/20 10/9/13 14/2/4 ユーロ建クラス純資産総額(右目盛、単位:百万ユーロ) ユーロ建クラス純資産価格(左目盛、単位:ユーロ) 17/7/31 0 10 20 30 40 50 60 90 100 110 120 130 140 150 03/11/25 07/4/20 10/9/13 14/2/4 豪ドル建クラス純資産総額(右目盛、単位:百万豪ドル) 豪ドル建クラス純資産価格(左目盛、単位:豪ドル) 17/7/31 (注1) 格付けはS&P、ムーディーズもしくは その他の認知された格付け業者のう ち、いずれか高い格付けを採用し、 S&P表記法で記載しています。 (データは 2017年7月31日 現在) [日興コード ] 米ドル建クラス 301 85.41 米ドル 0.5 百万米ドル ユーロ建クラス 302 80.99 ユーロ 2.5 百万ユーロ 豪ドル建クラス 303 119.05 豪ドル 0.2 百万豪ドル 円建クラス 304 6,831 0.7 億円 [1口当たり純資産価格] [純資産総額] <債券ポートフォリオ(米ドル建)の概況> <お知らせ>

Upload: others

Post on 13-Sep-2020

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: ファンドの運用概況 ニッポン・オフショア・ファンズー日興グ … · 6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数 が前月比+22.2万人となり、前月の+15.2万人と市場予想の+17.8万人をそれぞれ上回っ

- 1 -

当ファンドは2017年8月30日に繰上償還することとなりました。長らくのご愛顧に対し、厚く御礼申し上げます。月次レポートは本レポート(データ基準日:2017年7月31日)をもって 終とさせていただきます。

0

15

30

45

60

75

80

90

100

110

120

130

03/11/25 07/4/20 10/9/13 14/2/4 17/6/22

米ドル建クラス純資産総額(右目盛、単位:百万米ドル)

米ドル建クラス純資産価格(左目盛、単位:米ドル)

17/7/31

市場環境

当月、投資対象通貨が対日本円でまちまちの動きとなりました。騰落率順に、ノル

ウェー・クローネ、スウェーデン・クローナ、カナダ・ドル、豪ドル、ユーロ、ニュージーラン

ド・ドルが対日本円で上昇した一方、英ポンド、米ドル、スイス・フランが対日本円で下落

しました。

米ドルについては、スイス・フランを除く全ての投資対象通貨に対して下落しました。

当月(7月)、米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利の誘導目標を1.00~1.25%の範

囲で維持しました。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明では、「経済活動は緩や

かに拡大している」と総括し、雇用に関しても、「力強さが増した」との判断が示されまし

た。一方、物価についてはインフレ圧力の弱さが指摘され、物価動向を「注視する」姿勢

が示されました。また、保有資産の償還資金再投資の縮小については、「比較的早期」

に着手する予定であると表明されました。4-6月期の実質国内総生産(GDP)成長率(速

報値)は、前期比年率+2.6%と、前期の+1.2%から加速しました。6月の鉱工業生産は、

前月比+0.4%と市場予想の+0.3%を上回り、前月分が+0.1%に上方修正されたこともあ

り、5ヵ月連続のプラスとなりました。6月の消費者物価コア指数は市場予想通り、前年

比+1.7%と、前月から変わらずとなりました。6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数

が前月比+22.2万人となり、前月の+15.2万人と市場予想の+17.8万人をそれぞれ上回っ

た一方、失業率は、4.4%と前月から0.1ポイント上昇しました。

日本円については、ノルウェー・クローネ、スウェーデン・クローナなどに対して下落し

た一方、スイス・フラン、米ドルなどに対しては上昇しました。

当月(7月)、日本銀行は「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の枠組みによる現行

の金融政策を維持しました。また、物価安定の目標の2%程度に達する時期は2019年度

頃になる可能性が高いとして、従来の見通しの2018年度頃から後ろ倒しされました。6月の鉱工業生産は前月比+1.6%となり市場予想を上回りました。6月の小売業販売額は前

月比+0.2%と市場予想を下回りました。6月の貿易収支は4,399億円の黒字となり、2ヵ月

ぶりの黒字となりました。6月の消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年比+0.4%と上

昇率は前月と変わらずとなりました。

パフォーマンス分析

当月は、スイス・フランの売建てなどがプラス寄与した一方、米ドルの買建てや豪ドル

の売建てポジションなどがマイナス寄与し、全体でマイナスのパフォーマンスとなりまし

た。

投資行動

当月は、イールドカーブ変化の観点から魅力度が上昇したユーロについて、買建て比

率の引き上げを行いました。一方、実質金利やイールドカーブ変化の観点から魅力度が

低下した日本円、イールドカーブ変化やリスクリバーサルの観点から魅力度が低下した

英ポンドについて、売建て比率の引き上げを行いました。

運用方針

当月は、イールドカーブ変化やフォワードレート変化の観点で魅力度が高い米ドル、

イールドカーブ変化の観点で魅力度の高いユーロを買建て上位とする一方、イールド

カーブ変化の観点で魅力度の低い英ポンドを売建て上位としています。

-9.0%

4.3%

0.0%

46.5%

-20.8%-9.9%

-1.8%

4.1%-8.3%

-52.7%47.8%

-80% -60% -40% -20% 0% 20% 40% 60% 80%

豪ドル

カナダ・ドル

デンマーク・クローネ

ユーロ

日本円

ニュージーランド・ドル

ノルウェー・クローネ

スウェーデン・クローナ

スイス・フラン

英ポンド

米ドル

買建て売建て

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

6,500

7,000

7,500

8,000

8,500

9,000

9,500

10,000

10,500

11,000

03/11/25 07/4/20 10/9/13 14/2/4 17/6/22

円建クラス純資産総額(右目盛、単位:億円)

円建クラス純資産価格(左目盛、単位:円)

17/7/31

平均格付け(注1) AAA

実効デュレーション 0日

平均利回り 1.06%

セクター別構成比

アセット・バック証券 0.00%

モーゲージ証券 0.00%

その他(現金等)(注2) 100.00%

フ ァ ン ド の 運 用 概 況

<分配金込み1口当たり純資産価格のパフォーマンス(税控除前)>

<分配金込み1口当たり純資産価格(税控除前)、純資産総額の推移>

<通貨配分>

[ 決算日] 毎年3月末日

[ 設定日] 2003年11月25日

[ 信託期間] 実質無期限( 以下 <お知らせ> をご参照ください)

ニッポン・オフショア・ファンズー日興グローバル・カレンシー・ファンド

分配金の支払い実績はありません。

■当資料は、メロン・キャピタル・マネジメント社及びBNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパン株式会社からの運用状況に関する情報に基づいてSMBC日興証券株式会社が作成したものです。■ 当資料に記載の運用実績に関するグラフ、図表、数値その他いかなる内容も過去のものであり、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。■ ファンドは、主に外貨建の公社債、資産担保証券や短期金融商品を投資対象とし(外貨建て証券は為替変動リスクがあります。)、通貨に係るデリバティブ取引(ロング・ショート戦略)を積極的に行います。 このため、債券等の値動き、為替相場の変動、金利や通貨価値の変動等の影響により純資産価格は上下しますので、元金を割り込むことがあります。■ ファンドに生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。■ お申込にあたっては、販売会社より投資信託説明書(交付目論見書)をお渡ししますので、必ず内容をご確認のうえ、お客様ご自身でご判断ください。

<運用担当者のコメント>

1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1年 5年 設定来(騰落率)

米ドル建クラス -0.20% -2.12% -5.10% -1.79% -12.39% -14.59%

ユーロ建クラス -0.37% -2.52% -5.87% -3.47% -14.41% -19.01%

豪ドル建クラス -0.18% -2.01% -4.97% -1.34% -2.98% 19.05%

円建クラス -0.32% -2.51% -5.82% -3.44% -15.55% -31.69%

*上記セクター別構成比の数値は、小数点第三位以下を四捨五入しており、合計値が100%にならないことがあります。

(注2) その他(現金等)には、現金に加え、米国国債(91.94%:2017年7月31日時点)が含まれております。

0.0

2.5

5.0

7.5

10.0

80

90

100

110

120

03/11/25 07/4/20 10/9/13 14/2/4 17/6/22

ユーロ建クラス純資産総額(右目盛、単位:百万ユーロ)ユーロ建クラス純資産価格(左目盛、単位:ユーロ)

17/7/31

0

10

20

30

40

50

60

90

100

110

120

130

140

150

03/11/25 07/4/20 10/9/13 14/2/4 17/6/22

豪ドル建クラス純資産総額(右目盛、単位:百万豪ドル)豪ドル建クラス純資産価格(左目盛、単位:豪ドル)

17/7/31

(注1) 格付けはS&P、ムーディーズもしくはその他の認知された格付け業者のうち、いずれか高い格付けを採用し、S&P表記法で記載しています。

(データは 2017年7月31日 現在)

[日興コード]米ドル建クラス 301 85.41 米ドル 0.5 百万米ドル

ユーロ建クラス 302 80.99 ユーロ 2.5 百万ユーロ

豪ドル建クラス 303 119.05 豪ドル 0.2 百万豪ドル

円建クラス 304 6,831 円 0.7 億円

[1口当たり純資産価格] [純資産総額]

<債券ポートフォリオ(米ドル建)の概況>

<お知らせ>

Page 2: ファンドの運用概況 ニッポン・オフショア・ファンズー日興グ … · 6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数 が前月比+22.2万人となり、前月の+15.2万人と市場予想の+17.8万人をそれぞれ上回っ

- 2 -

<為替市場の推移>

出所:Bloomberg

フ ァ ン ド の 運 用 概 況

ニッポン・オフショア・ファンズー日興グローバル・カレンシー・ファンド

707580859095

100105110115120125130

03/11 06/11 09/09 12/08 15/06

(円/米ドル・レート、単位:円)

円高

円安

1.101.201.301.401.501.601.701.801.902.002.102.20

03/11 06/03 08/07 10/11 13/03 15/06

(米ドル/英ポンド・レート、単位:米ドル)

米ドル安

米ドル高

50

60

70

80

90

100

110

03/11 06/03 08/07 10/11 13/03 15/06

(円/豪ドル・レート、単位:円)

円高

円安

1.00

1.10

1.20

1.30

1.40

1.50

1.60

1.70

03/11 06/03 08/07 10/11 13/03 15/06

(米ドル/ユーロ・レート、単位:米ドル)

米ドル安

米ドル高

90

100

110

120

130

140

150

160

170

180

03/11 06/03 08/07 10/11 13/03 15/06

(円/ユーロ・レート、単位:円)

円高

円安

0.53

0.60

0.67

0.74

0.81

0.88

0.95

1.02

1.09

1.16

03/11 06/03 08/07 10/11 13/03 15/06

(米ドル/豪ドル・レート、単位:米ドル)

米ドル安

米ドル高

Page 3: ファンドの運用概況 ニッポン・オフショア・ファンズー日興グ … · 6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数 が前月比+22.2万人となり、前月の+15.2万人と市場予想の+17.8万人をそれぞれ上回っ

- 3 -

フ ァ ン ド の 運 用 概 況

ニッポン・オフショア・ファンズー日興グローバル・カレンシー・ファンド■ファンドに係わるリスクについて

ファンドは、主に外貨建の公社債や短期金融商品およびデリバティブ商品等を投資対象としています。ファンドの受益証券1口当たり純資産価格は、ファンドに組入れられた公社債およびデリバティブ商品等の値動き、為替相場の変動、金利や通貨価値の変動等の影響により上下しますので、これにより投資元本を割り込むことがあります。また、公社債の発行者や取引契約の相手方の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により値動きするため、ファンドの受益証券1口当たり純資産価格も変動し、投資元本を割り込むことがあります。また、ファンドの米ドル建クラス、ユーロ建クラス、豪ドル建クラスの受益証券は、1口当たり純資産価格が外貨建で算出されるため、円貨でお受取りの際には、為替相場の影響も受けます。したがって、投資者の皆様の投資元本は保証されているものではなく、受益証券1口当たり純資産価格の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。これらの運用および為替相場の変動による損益は、すべて投資者の皆様に帰属します。投資信託は預貯金と異なります。

投資者は、受益証券の価値が上昇することも下落することもあることを認識しておく必要があります。ファンドへの投資は、重大なリスクを伴います。たとえ副投資運用会社の意向が、潜在的損失を 低限に抑えることを目的とした戦略であったとしても、それらの戦略が実行されるという保証はなく、また、仮に実行されたとしても成功する保証はありません。受益証券につき流通市場が存在する可能性は乏しく、受益者は買戻しによって自己の保有する受益証券を処分することしかできない見込みです。投資者は、ファンドへの投資の大部分またはすべてを失う可能性もあります。従って、各投資者は、ファンドへの投資のリスクを担うことができるかどうか注意深く考慮すべきです。リスク要因についての以下の記述は、ファンドの投資に伴うリスクを完全に説明するものではありません。

■主なリスク要因

【レバレッジリスク】

副投資運用会社が必要であるまたは望ましいと判断する場合、ファンドは、借入れを行うことによりレバレッジをかけることがあり、またレバレッジ機能を有する投資戦略を用いることがあります。レバレッジは、より大きな総収益を生み出す契機にもなりますが、ファンドを、不利益をもたらすような価格変動から生じるより大きな損失のリスクにさらすことにもなります。

【デリバティブの空売り】

副投資運用会社は、ファンドの勘定において先物契約および店頭為替先渡契約における空売りを行うことがあります。かかる空売りは、ファンドをさらなるリスクにさらす可能性があります。【先物取引】

先物取引価格は不安定です。通常、先物およびオプション取引には低額の証拠金が要求されているため、先物売買勘定には極めて高いレバレッジが用いられます。この結果として、先物契約におけるわずかな価格の変動が投資者に対し多大な損失をもたらし得ます。先物取引は、当該取引の投資した額を超える損失という結果をもたらすこともあります。

先物取引の流動性は、しばしば低下する場合があります。取引所によっては、一日の取引において価格が所定の値幅制限を越えて変動する場合、特定の先物につきそのような値動きが反映された価格で取引を行うことを容認しないことがありますが、このようなことは副投資運用会社が不利なポジションを速やかに清算するのを妨げ、さらにはファンドに相当な損失を被らせる可能性があります。ある管轄区域における取引所および規制当局は、個人や団体が特定の先物につき保有または支配することができる先物ポジションの枚数に対して、投機的なポジションに制限を付す目的で、制限を課しています。投機的ポジションの制限に従う目的のため、ファンドのアウトライトの先物ポジションを、副投資運用会社の自己勘定または副投資運用会社により所有または支配されている先物ポジションに合算することを要求される可能性があります。その結果、副投資運用会社は特定の先物において先物ポジションを取ることができないか、またはファンドの勘定による特定の先物におけるポジションを清算することを強要される可能性があります。

【為替リスク】

ファンドは、米ドル以外の通貨建てによる債務に対して投資を行う場合、為替レートの変動に伴うリスクにさらされます。外国為替取引が行われる市場は、極めて不安定であり、かつ、極めて専門化しています。流動性および価格の変動を含め、大幅な変化が、非常に短い期間内に、しばしば数分のうちに当該市場において発生する可能性があります。外国為替取引に係るリスクは、為替レートリスク、金利リスク、および域内の為替市場、外国投資または外国通貨建てによる特定の取引に対する規制を通して、外国政府による干渉を受けるという可能性を含みますがこれに限定されません。

Page 4: ファンドの運用概況 ニッポン・オフショア・ファンズー日興グ … · 6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数 が前月比+22.2万人となり、前月の+15.2万人と市場予想の+17.8万人をそれぞれ上回っ

- 4 -

フ ァ ン ド の 運 用 概 況

ニッポン・オフショア・ファンズー日興グローバル・カレンシー・ファンド■主なリスク要因 (続き)

【デリバティブリスク】

デリバティブの価値は、ほぼ原資産の価格変動によって決まります。従って、原資産の取引に特有のリスクの多くは、デリバティブ取引にも該当します。しかしながら、デリバティブ取引に関連するリスクはその他にも多数あります。例えば、多くのデリバティブは取引締結時点において支払われまたは預託される金額を大幅に上回る市場エクスポージャーにさらされるため、不利となるような、比較的わずかな市場変動が、投資した全額の損失を引き起こす可能性があるだけでなく、当該取引の当初の投資金額を上回る損失を被るという可能性にファンドをさらすことにもなり得ます。

【決済リスク(取引相手方のリスク)】

ファンドは、副投資運用会社がファンドの為に取引を行う相手方の信用リスクにさらされることがあり、また、決済不履行のリスクを負うことがあります。決済に係る問題は、ファンドの純資産価額および流動性に影響を与え得ます。

【金利リスク】

金利変動は、それらが証券に対する発行体の基本的な見通しおよびその他の投資者の判断に影響を与えることから、ファンドによる債務証券への投資の価値に影響を与えます。金利変動は、ファンドにより取得されたまたは売り建てられたデリバティブ商品の価値および価格決定に影響を与えることもあります。

【為替先渡契約および通貨取引リスク】

副投資運用会社は、ファンドの勘定により店頭為替先渡契約を取引する際、取扱業者の信用リスクまたは取扱業者が自己の契約を履行出来ないもしくは当該履行を拒絶するというリスクにさらされることになります。同様の事由が相手方当事者に生じた場合、当該取引により期待されていた利益を喪失することになります。

【将来の法規改正が予測不可能であるリスク】

証券およびデリバティブ市場は、包括的な法令、規則および証拠金に係る要件の適用対象となっています。アメリカ合衆国の国内および国外における証券およびデリバティブに対する規制は、急速に変化している法律の分野であり、行政および司法による修正の対象となっています。ファンドにおける将来の法規改正の影響は予測が不可能ですが、重大かつ不利なものとなり得ます。

Page 5: ファンドの運用概況 ニッポン・オフショア・ファンズー日興グ … · 6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数 が前月比+22.2万人となり、前月の+15.2万人と市場予想の+17.8万人をそれぞれ上回っ

- 5 -

フ ァ ン ド の 運 用 概 況

ニッポン・オフショア・ファンズー日興グローバル・カレンシー・ファンド

■その他の留意事項

当資料は管理会社、販売会社が主として、BNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパン株式会社から入手したデータ、もしくは信頼できると判断した情報に基づき、投資家の皆様にファンドへのご理解を高めていただくために作成した販売用資料です。情報の正確性、完全性について販売会社が保証するものではありません。当資料に掲載されている数値・図表等は特に断りのない限り当資料作成日現在で入手可能なものに基づいております。なお当資料中のいかなる内容も将来の投資収益の獲得を示唆ないし保証するものではありません。

投資信託は預金や保険契約とは異なり、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また銀行など登録金融機関で購入された場合、投資者保護基金の支払いの対象とはなりません。

※投資信託の運用による損益は、すべて受益者の皆様に帰属します。ファンドをお申込の際には、販売会社より投資信託説明書(交付目論見書)をお渡ししますので、必ず詳細をご確認のうえ、お客様ご自身でご判断ください。

主な手数料情報(注)現在、ファンドのお買付はできません。

■ お申込時に直接ご負担いただく費用◆ お申込手数料お申込価格に、お申込口数、手数料率を乗じて得た額です。手数料率はお申込口数に応じて下記のとおりです。

お申込口数 お申込手数料1万口未満 3.24% (税抜3.00%)1万口以上5万口未満 1.62% (税抜1.50%)5万口以上10万口未満 0.81% (税抜0.75%)10万口以上 0.54% (税抜0.50%)

※ 別に定める場合はこの限りではありません。

■ 換金時に直接ご負担いただく費用◆ ご換金(買戻)手数料 ありません。

■ 投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用◆ 管理報酬等日々の純資産総額に対して、年率1.50%を乗じた額ならびに受託報酬およびその他費用がファンド資産から控除されます。( 年率 )管理報酬および販売報酬 1.30%

<内訳>各日本における販売会社各日本における販売会社名義で海外において登録される受益証券に帰属する純資産価額の部分に対して・5億米ドル相当額以下の部分について0.60%・5億米ドル相当額超の部分について0.65%管理会社各日本における販売会社名義で海外において登録される受益証券に帰属する純資産価額の部分に対して・5億米ドル相当額以下の部分について0.70%・5億米ドル相当額超の部分について0.65%

代行協会員報酬 0.10%管理事務代行報酬 0.06%保管報酬 0.04%受託報酬 年率0.01%(ただし 大年間報酬額は7,500米ドル)

Page 6: ファンドの運用概況 ニッポン・オフショア・ファンズー日興グ … · 6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数 が前月比+22.2万人となり、前月の+15.2万人と市場予想の+17.8万人をそれぞれ上回っ

- 6 -

フ ァ ン ド の 運 用 概 況

ニッポン・オフショア・ファンズー日興グローバル・カレンシー・ファンド

・ その他費用このほか、取引手数料やファンドの開示に関する費用等(監査報酬、弁護士報酬、有価証券届出書・目論見書等の印刷費用を含みますが、これらに限られません。)をファンドより間接的にご負担いただきます。その他費用については、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。

・ さらに、ファンドが別のファンドに投資を行う場合、投資先ファンド内では、管理報酬や実費等がかかることがあります。実費については、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。なお、 2016年10月末日現在、組入れている投資先ファンドはありませんが、将来変更になる場合があります。

※上記手数料等の合計額については、ご投資者の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。

※詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)の「手続・手数料等」をご覧ください。

ファンドの主な関係法人

■ 管理会社: BNYメロン・インターナショナル・マネジメント・リミテッド

■ 投資運用会社: BNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパン株式会社■ 副投資運用会社: メロン・キャピタル・マネジメント・コーポレーション■ 受託会社: CIBC バンク・アンド・トラスト・カンパニー(ケイマン)リミテッド■ 管理事務代行会社 SMBC日興ルクセンブルク銀行株式会社

および保管会社:■ 代行協会員: SMBC日興証券株式会社

■ 販売会社: SMBC日興証券株式会社、野村證券株式会社

投資信託説明書(交付目論見書)等のご請求・お申込先

日本証券業協会

一般社団法人日本投資顧問業

協会

一般社団法人金融先物

取引業協会

一般社団法人第二種金融商品

取引業協会

SMBC日興証券株式会社 金融商品取引業者関東財務局長

(金商)第2251号○ ○ ○ ○

野村證券株式会社 金融商品取引業者関東財務局長

(金商)第142号○ ○ ○ ○

金融商品取引業者名 登録番号

加入協会