スマート農業加速化実証プロジェクト技術説明会...

株式会社ネクストスケープ御中

スマート農業加速化実証プロジェクト技術説明会

～農業データ連携基盤（WAGRI）の利活用方法(案)の概要について～

株式会社ネクストスケープ

2019年1月24日

【スマート農業加速化実証プロジェクト】技術説明会

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目次

Last Updated: Thursday, January 24, 2019

www.nextscape.net 2

2 WAGRIのシステム概要

3 WAGRIへのデータ保管とそのための準備

0 はじめに

1 WAGRIの概要

5 ②認証局との連携

6 データ保管とデータフォーマット

4 ①WAGRIへの接続

8 WAGRIのAPI利活用

9 まとめ、その他

7 ③マスター連携



0.はじめに


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説明会の目的

実証プロジェクトで収集したデータを保管していただく際に利用する「農業データ連携基盤（WAGRI）」の利用イメージ(案)と、利用のための準備についてご理解いただく

農業データ連携基盤（WAGRI）

ICTベンダー/農機メーカー

※スマート農業加速化実証プロジェクト全国説明会資料より転載



0.はじめに


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説明会の意図

・WAGRI利用のための準備・利用方法(案)の理解⇒公募の提案書の「費用算出（開発費等）」に必要な作業を理解※WAGRIの利用方法詳細(案)についての技術説明会は別途開催予定

採択後に、WAGRI上での開発方法詳細についての技術説明会を別途実施予定

WAGRI利用に伴う費用の算出をして、見積書に反映・提出





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0 はじめに

1 WAGRIの概要









1.WAGRIの概要


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WAGRIとは

農業に関連する各種データを整備・活用し、農業ICTベンダーや農機メーカー等に、農家に役立つ新たなサービスを開発し提供いただく ⇒農業者がデータに基づく戦略的な経営判断が可能

※「農業データ連携基盤」は、内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）「次世代農林水産業創造技術」で開発を進めているものです。



1.WAGRIの概要


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活用のイメージ（例）

様々なシステムで収集されたセンサーデータや土壌データ、過去の収穫データなどを組み合わせて収量や品質の低い圃場の要因を特定 ⇒要因に合う対策を講じて、収量や品質を向上



1.WAGRIの概要


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WAGRI構築の背景課題

農業ICTの課題…データやサービスの相互連携がない、データが散在・形式はバラバラ⇒データプラットフォームで解決！



1.WAGRIの概要


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WAGRIの基本機能

WAGRIには、データ連携・共有・提供の３つの主要な機能がある



1.WAGRIの概要


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WAGRIの構造

・民間や官公庁から提供されたデータを、APIとして農機メーカーやICTベンダーが利用し、農業者に対して価値を提供。



1.WAGRIの概要



APIの利活用

①他会員企業が登録したAPIを有償・無償で利用②自社で開発したAPIを自社で利用③自社で開発したAPIを他会員企業へ有償・無償で提供







0 はじめに

1 WAGRIの概要









2.WAGRIのシステム概要



農業データ連携基盤の構造

※農林水産省 WAGRI全国説明会資料より転載



2.WAGRIのシステム概要



APIの分類

有償(Paid) 無償(Free)

オープン(Public)

PublicPaid Data/API PublicFree Data/API

クローズド(Private)

PrivatePaid Data/API PrivateFree Data/API

・大きく分けると、オープンなAPI（データ）と、クローズドなAPI（データ）が存在。・より厳密には、アクセスコントロールの設定により、自社だけが使う用に、完全クローズドな設定にもできれば、一部のベンダーのみに公開したり、全公開にしたりすることも可能。

・現在研究目的でのみ利用されているWAGRIが、 2019年4月以降、WAGRIの本格運用開始に伴い、商用サービスを開始。

・APIは、有償のものと無償のものとが存在することになるが、料金については、データの提供元の企業が定めるので、各社に個別に問い合わせが必要。

※上記とは別に、WAGRIの基本利用料も必要となる。







0 はじめに

1 WAGRIの概要









3.WAGRIへのデータ保管とそのための準備



WAGRIの利活用にあたって、委託契約の締結後にご準備いただきたいこと

【準備】①WAGRIへの接続②認証局との連携③マスター連携

採択先決定、委託契約の締結後

【WAGRIへのデータ保管】

経営データ/作業データ等をWAGRIに保管

①WAGRIへの接続②認証局との連携③マスター連携※スマート農業加速化実証プロジェクト全国説明会資料より転載







0 はじめに

1 WAGRIの概要









4.①WAGRIへの接続



API利用のためのID払い出しステップ（2019年1月時点）

必須：１.WAGRI協議会へ入会⇒２.審査後に入会のご連絡⇒３.API利用準備完了メールから登録任意：⇒４.同一内企業の方をメールで招待⇒５．招待メールから利用者登録※4月以降、変更の可能性あり

https://wargi.net

必須

任意

https://wargi.net/



4.①WAGRIへの接続



WAGRIへの接続

１．ログイン画面へアクセス ⇒２．初回ログイン ⇒３．アクセス権付与 ⇒４．利用開始

※WAGRI管理画面利用マニュアルより転載







0 はじめに

1 WAGRIの概要






7 ③マスター連携含む



5.②認証局との接続



認証局との連携

農業ICTシステム

①ログイン/完了

②利用可能

通常のシステム利用


①ログインWAGRI④利用可能

認証局

②リダイレクト

（ログイン画面）

③ログイン/完了

外部の認証局を用いたシステム

・ICTシステム経由でWAGRIを活用する場合、外部の認証局による認証が必要となる⇒認証局と連携できるよう農業ICTシステムの改修が必要



5.②認証局との接続



OpenID connectと処理の概要

・WAGRIでは、OpenID Connectを利用しており、農業ICTシステム等がWAGRIに接続するためには、OpenID Connectへの対応が必要

・OpenID Connect…認証および連合IDシステムの標準（OAuthをベース）


認証サーバー１.認証・認可のリクエスト

認可エンドポイント

ユーザー

２.認証・認可

認可コード

４.トークンリクエスト

３.

トークンエンドポイント

５.

IDトークン

アクセストークン







0 はじめに

1 WAGRIの概要









6.データ保管とデータフォーマット



データ保管


ICTシステムから経営データや作業データをコピーして保管する際にWAGRIの保管用APIを利用






保管データの例（仮）







概念モデル

農家API

作業者API

圃場API 圃場補助API作付けAPI

栽培作業API農薬API

肥料APIセンサーAPI

経営データ保管API

※概念モデルの詳細な図は、A3サイズで別紙として配布







0 はじめに

1 WAGRIの概要









7.マスター連携



マスター連携の例

・農作物名マスター/農作業名マスター/農機マスター/農薬マスター/肥料マスター等の連携が必要※マスターは追加される可能性もあるため、マスターの定期的な連携が必要









0 はじめに

1 WAGRIの概要









8.WAGRIのAPI利活用



APIの概要

API：REST形式…GET(取得)/POST(新規作成)/PUT(登録・更新)/DELETE(削除)/PATCH（部分更新）

▼作業名マスターAPIの例

パソコン WEB API

サーバーGET/POST/PUT/DELETE/PATCH






APIの概要

データ：JSON形式

/API/Master/Farmwork/Get/{FarmworkCode}

例：農作業マスターのAPI






WAGRIで利用可能なAPI（データ）について






利用可能なAPIの例 APIのカテゴリ（2019/1 時点利用可能）

①マスター系API

⑧生育予測API

②気象API ➄土壌API④農地API③地図API

⑨センサーAPI ⑩手書き文字認識API

降水量API音声認識API 日射量API

⑪画像API

今後実装予定のAPI ⇒

⑥営農管理系API

⑦農機API

⑫データ加工API






API詳細（気象より一部抜粋）

大分類中分類小分類概要詳細提供元更新頻度名称

PublicAPI

気象天気予報

気象API府県単位の広域な気象情報

気象庁 3回/日 Weather

過去の気象API

過去5年の気象情報ハレックス

-WeatherHistoryH

警報・注意報気象特別警報や注意報

ハレックス

データ要素ごとに5分~1時間

WeatherWarningH

気象メッシュAPI(短期)

メッシュ(1km四方)単位で気象情報

ハレックス

同上WeatherMeshH

気象メッシュAPI(長期)

メッシュ(1km四方)単位で長期(翌年年末まで)の気象情報

ライフビジネスウェザー

-WeatherLbw






API詳細(気象、生育予測、地図)

大分類中分類

小分類概要詳細提供元更新頻度

Gateway

名称 URL

PublicAPI

気象天気予報

気象API府県単位の広域な気象情報(5時、11時、17時)

気象庁3回/日

－Weather

Public/Weather/*

過去の気象API 過去5年の気象情報ハレックス - ○WeatherHistoryH

Public/WeatherHistoryH/*

警報・注意報気象特別警報や注意報ハレックス

データ要素ごとに5分~1時間

○WeatherWarningH

Public/WeatherWarningH/

気象メッシュAPI(短期)

メッシュ（1km四方）単位で気象情報

ハレックス同上 ○WeatherMeshH

Public/WeatherMeshH/*

気象メッシュAPI(長期)

メッシュ（1km四方）単位で長期（翌年年末まで）の気象情報

ライフビジネスウェザー

- ○WeatherLbw

Public/WeatherLbw/*

生育予測

ー生育予測API水稲の生育予測（成熟期、稲こうじ病診断）など

ビジョンテック

- ○GrowthVti

Public/GrowthVti/*

地図ー地図API地図データや航空写真の画像データ

NTT空間情報

5年 ○ Map Public/Map/*






大分類中分類

小分類概要詳細提供元更新頻度

Gateway

名称 URL

PublicAPI

農地

筆ポリゴン

筆ポリゴンAPI圃場シェイプ、毎年3月更新

農水省1回/年

ーFieldPolygon

Public/FieldPolygon*

農地ピン

農地API 圃場の緯度経度SBT（農水省）

都度ーAgriculturalLand

Public/AgriculturalLand/*

土壌

土壌API(縮尺20万分の1)

指定緯度・経度範囲の縮尺20万分の1土壌図データ(県別・全国一括)

農研機構

なしー 20_1Soi

lMapPublic/20_1SoilMap/

農耕地包括土壌図土壌API(縮尺5万分の1)

指定緯度・経度の縮尺5万分の1土壌図データ(県別・全国一括)

なしー 5_1Soil

MapPublic/5_1SoilMap/

農薬ー農薬マスターAPI FAMICの農薬データ FAMIC2回/月

ーAgriculturalChemical

Public/AgriculturalChemical/*

肥料ー肥料マスターAPI FAMICの肥料データ FAMIC2回/月

ーFertilizer

Public/Fertilizer/*

その他

－その他マスターAPI

農作物、農作業、単位など

ーーー Master/*

PrivateAPI

データ保存用API圃場、作付、農業従事者など

ーーー Private/*

API詳細(農地、マスタ、その他)






WAGRIのポータルサイト（https://wargi.net）のAPI一覧ページより、各APIの詳細情報の閲覧も可能。

https://wargi.net/






API活用のイメージ






【例】・自社で保有しているデータを、自社でAPIを定義して利用する場合・自社で保有しているデータを、各コンソ内の他社（限定）でAPI提供する場合・自社で保有しているデータを、無制限に（対象を限定せずに）APIを提供する場合

WAGRIを使ったデータ提供について




DynamicAPI(動的API)について



・APIの作成や提供を、管理画面上の機能のみで、プログラミングをすることなく利用可能。・アクセス制御も、簡単に設定可能。




管理画面のイメージ



必要事項を選択するなどして、管理画面からAPIを作成することが可能。







0 はじめに

1 WAGRIの概要









9.まとめ、その他



まとめ：WAGRIの利活用にあたって、委託契約の締結後にご準備いただきたいこと

①WAGRIへの接続②認証局との連携③マスター連携

採択先決定、委託契約の締結後

【WAGRIの利活用】経営データ/作業データ等をWAGRIに保管

①WAGRIへの接続②認証局との連携③マスター連携※スマート農業加速化実証プロジェクト全国説明会資料より転載






データの流れと規約について

・以下の図のとおり、利用形態に応じて、各種の契約を締結して利用

上記の契約・規約は、「農業分野におけるデータ契約ガイドライン」に準じて見直し、または新規作成






お問い合わせについて




農業データ連携基盤は、さらなる改善や機能拡張のため、

継続的な開発が加えられます ※毎週リリースが発生

※本サービスはリリース作業中も無停止

本資料で扱う内容も今後、仕様変更実施の可能性があります



注意事項




47

【質疑応答】

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48

お客様のビジョンに共感し、感動を実現します

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謝辞



「農業データ連携基盤」の開発は、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）「次世代農林水産業創造技術」（管理法人：生研支援センター）によって実施されました。

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