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マニュアル Nero DiscSpeed

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Page 1: マニュアル Nero DiscSpeedftp6.nero.com/user_guides/nero10/discspeed/NeroDiscSpeed...このマニュアルは、Nero DiscSpeed での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに

マニュアル

Nero DiscSpeed

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Nero DiscSpeed 2

著作権および商標情報

ここに記載されるソフトウェアと同様に、本マニュアルはライセンスの一部として提供され、使用許諾書に従ってのみ使用または複製することが許されます。同梱のソフトウェアおよび本マニュアルの内容は、事前の通知なしに変更される場合があります。 Nero AG 社は、本マニュアルの正確さに関していかなる責務も負わないものとし、保証の範囲を超える一切の請求を拒否します。

本マニュアルとその内容のすべては、著作権によって保護されており、著作権は Nero AG 社の著作権に帰属します。All rights reserved.また、このマニュアルの内容は、国際著作権条約により保護されています。Nero AG 社の書面による明確な許可なしに、 本マニュアルの一部または全部の複製、配布、複写を禁止します。

プロジェクトに挿入または複写しようとしている既存のグラフィクス、画像、ビデオ、音楽タイトルやその他の素材は、著作権によって保護されている場合があります。これらの素材を許可なく使用することは、その素材について著作権が帰属する所有者の権限を侵害する可能性があります。著作権の所有者から必要なすべてについて使用許諾を取得する必要があります。

ご自身が著作権を所有している場合や、著作権の所有者から使用許諾されている場合、あるいは行為が著作権法の「公正使用」の条項に従うものである場合以外の使用については、著作権法または国際著作権条約に違反している可能性があります。著作権によって保護されている素材の転写、複製、改良、出版は損害に対する賠償請求、またはその他の法的措置が適用される場合があります。ご自身の権限が明確でない場合、法律の専門家にご相談ください。

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Copyright © 2010 Nero AG and its licensors.All rights reserved.

Nero、Nero BackItUp、Nero BackItUp & Burn、Nero Burning ROM、Nero Digital、Nero DMA Manager、Nero Essentials、Nero Express、Nero ImageDrive、Nero LiquidTV、Nero MediaHome、Nero MediaHub、Nero MediaStreaming、Nero Move it、Nero Music2Go、Nero PhotoDesigner、Nero PhotoSnap、Nero Recode、Nero RescueAgent、Nero SmartDetect、Nero Simply Enjoy、 Nero SmoothPlay、Nero StartSmart、Nero Surround、Nero Vision、Nero Vision Xtra、Burn-At-Once、InCD、LayerMagic、Liquid Media、SecurDisc ロゴ、および UltraBuffer は、 Nero AG 社の商標または登録商標です。

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ここに記載されている商標は情報提供のみを目的としています。すべての商標名、商標はそれぞれの所有者に帰属します。

Nero AG Im Stoeckmaedle 18,D-76307 Karlsbad, Germany

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目次

Nero DiscSpeed 3

目次

1 はじめに 6

1.1 このマニュアルについて 6

1.2 Nero DiscSpeed について 6

2 プログラムを起動する 7

3 メイン画面 8

4 [ベンチマーク]タブ – 標準テスト 14

4.1 標準テストを個別に実行する 15

4.2 一連の標準テストを実行する 16

4.3 転送レート 18

4.4 DAE 品質 20

4.5 アクセス/シーク時間 21

4.6 CPU 利用率 21

4.7 バーストレート 22

4.8 スピンアップ/ダウン 22

4.9 ロード/イジェクト 22

4.10 データディスクを作成(クラシックバージョン) 23

5 [ディスク作成]タブ 25

5.1 データディスク作成のテストを開始する 25

5.2 データディスクを作成する(アドバンスバージョン) 25

6 [ディスク情報]タブ 30

7 [ディスク品質]タブ 33

7.1 ディスク品質テストを実行する 33

7.2 品質テスト 33

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目次

Nero DiscSpeed 4

8 [スキャンディスク]タブ 40

8.1 ScanDisc テストを実行する 40

8.2 スキャンディスク 41

9 拡張 DAE 品質テスト 46

9.1 テストディスクを作成する 46

9.2 [Nero DiscSpeed]ウィンドウ - DAE テストディスク 46

9.3 拡張 DAE 品質テストを実行する 48

9.4 [Nero DiscSpeed]ウィンドウ - 拡張 DAE 品質テスト 49

9.5 エラーテスト 52 9.5.1 イメージの作成 53 9.5.2 A-BEX テストディスクを使用してテストを実行する 53 9.5.3 DAE テストディスクを使用してテストを実行する 54 9.5.4 [拡張 DAE エラー訂正テスト]ウィンドウ 55

10 オーバーバーンテスト 58

10.1 オーバーバーンテストを実行する 59

10.2 [Nero DiscSpeed - オーバーバーンテスト]ウィンドウ 59

11 [ディスク作成]タブ 62

11.1 テストデータを保存する 62

11.2 テストデータを取り込む 62

12 ディスクの消去 65

13 ビット設定 66

13.1 ビット設定を変更する 66

13.2 [Nero DiscSpeed - ビット設定]ウィンドウ 66

14 [Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ 69

14.1 [ユーザーインターフェース]ナビゲーション項目 69

14.2 [標準テスト]ナビゲーション項目 71

14.3 [転送レート]ナビゲーション項目 75

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目次

Nero DiscSpeed 5

14.4 [アクセス/シーク時間]ナビゲーション項目 77

14.5 [保存]ナビゲーション項目 78

14.6 [自動実行]ナビゲーション項目 80

14.7 ディスク品質項目 81

14.8 [キャプチャ]ナビゲーション項目 84

15 技術的な情報 87

15.1 システム要件 87

16 用語集 88

17 お問い合わせ 94

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はじめに

Nero DiscSpeed 6

1 はじめに

1.1 このマニュアルについて このマニュアルは、Nero DiscSpeed での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに

向けた構成になっています。内容はプロセスベースになっており、特定の目的を達成する方

法を、手順ごとに説明してあります。

このマニュアルを効果的に活用するために、以下の表記ルールに注意してください。

必ず守っていただきたい、警告、前提条件、または指示を示します。

補足的な情報や、注意メッセージを示します。

1. 最初に、… 行頭の番号は、必要な操作を示します。 番号順に、操作を実行してく

ださい。

途中結果を示します。

結果を示します。

OK プログラムインターフェースに表示される、テキストの一部またはボ

タンを示します。 これらは、太字で表記されます。

「」を参照してく

ださい。

他章への参照を示します。 リンクと同様に動作し、下線付きの赤色文

字で表記されます。

[…] コマンドを入力するための、キーボードショートカットを表します。

1.2 Nero DiscSpeed について Nero DiscSpeed は、使用可能な CD/DVD ドライブの速度確認に使用できます。テスト結果

はグラフ表示またはテストログで確認することができます。また、Nero DiscSpeed ではデ

ータおよびオーディオ用の特殊テストメディアも作成できます。

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プログラムを起動する

Nero DiscSpeed 7

2 プログラムを起動する Nero StartSmart から Nero DiscSpeed を起動するには、次の手順を実行します。

1. [Nero StartSmart]アイコンをクリックします。

[Nero StartSmart]ウィンドウが開きます。

2. ボタンをクリックします。

Nero アプリケーションのリストが表示されます。

[Nero StartSmart]ウィンドウ

3. この選択リストから[ツールボックス] > [Nero DiscSpeed]を選択します。

[Nero DiscSpeed]ウィンドウが開きます。

Nero StartSmart から Nero DiscSpeed が起動します。

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メイン画面

Nero DiscSpeed 8

3 メイン画面 Nero DiscSpeed で実行できる、あらゆる操作は、Nero DiscSpeed のメイン画面から始め

ます。

ドロップダウンメニューには、コンピュータで使用できる光ディスクドライブが正確な型式

番号とともに一覧されます。また、ドライブにインストールされているファームウェアのバ

ージョン番号も表示されます。

メイン画面内でタブを切り替えることができます。これらのタブを使用して、各種テストを

実行し、これらのテストに関する情報を表示します。

メイン画面

メイン画面のメニューバーには 4 つのメニューがあります。

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メイン画面

Nero DiscSpeed 9

[ファイル]メニューでは、次のエントリを使用できます。

結果を読み込む [単一のファイルを取り込む]と[データベース]という 2 つの

サブエントリを含みます。

[単一のファイルを取り込む]: 保存されたテストファイルを取

り込みます。

[データベース]: 複数のファイルを一度に取り込みます。この

方法では、テスト結果や光ドライブの効率を比較できます。

拡張子が *.dat のバイナリファイルとして保存されたテストファ

イルのみを再び取り込むことができます。

結果を保存 [バイナリ(.dat)]、[テキスト(.csv)]、および[HTML]

という 3 つのサブエントリを含みます。

[バイナリ(.data)]: テスト結果をバイナリファイルとして保存

します。拡張子が *.dat のバイナリファイルとして保存されたテ

ストファイルのみを再び取り込むことができます。テスト結果を

Nero DiscSpeed で開いたり、Nero DiscSpeed データベース内

のテスト結果と比較したりする場合は、このフォーマットを使用

してください。

[テキスト(.csv)]: テスト結果をテキストフアイルとして保存し

ます。ファイルはあらゆるテキストエディタで開くことができま

す。

[HTML]:テスト結果を図表で保存します。この図表は Web ブ

ラウザで開くことができます。[オプション]ウィンドウの[保

存]ナビゲーションエントリの下では、ファイルに保存するデー

タ量を指定できます。[ステータスを含む]チェックボックスが

オンになっている場合、その図表とその他のすべてのテスト結果

が保存されます。オフになっている場合は、グラフのみが保存さ

れます。

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メイン画面

Nero DiscSpeed 10

クリップボードにキャ

プチャ

Nero DiscSpeed のスナップショットをクリップボードにコピー

します。それ以上の詳細な結果の表示は失われます。

光ハードディスクドライブからテスト中のディスクを取り出す前

に、必ずスナップショットを保存してください。保存しないと、

イメージがクリップボードから削除されてしまいます。

ファイルにキャプチャ [名前を付けて保存]ダイアログが表示されます。[別名で保存

]ウィンドウが開きます。このウィンドウでは、ハードドライブ

上にスナップショットを保存できます。

[オプション] [Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウが開きます。この

ウィンドウでは、ユーザーインターフェース、保存機能、および

各種テストに関する設定を指定できます。

[終了] Nero DiscSpeed を終了します。

[テストの実行]メニューでは、次の項目が選択できます。

[選択] 一連の標準テストを開始します。[Nero DiscSpeed - オプショ

ン]ウィンドウの[標準テスト]ナビゲーションエントリで選択

した標準テストがすべて実行されます。

すべて 一連の標準テストを開始します。[Nero DiscSpeed - オプショ

ン]ウィンドウの[標準テスト]ナビゲーションエントリに一覧

表示されている標準テストがすべて実行されます。

転送レート 転送レートテストを開始します。

DAE 品質 DAE 品質テストを開始します。

アクセス/シーク時間 アクセス/シーク時間のテストを開始します。

CPU 利用率 CPU 利用率テストを開始します。

バーストレート バーストレートテストを開始します。

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メイン画面

Nero DiscSpeed 11

スピンアップ/ダウン スピンアップ/ダウンテストを開始します。

ロード/イジェクト ロード/イジェクトテストを開始します。

データディスクを作成 データディスク作成のテストを開始します。

[拡張]メニューでは、次のエントリを使用できます。

拡張 DAE 品質テ

スト

[テスト CD の作成]、[テストの実行]、および[エラーテスト]と

いう 3 つのサブカテゴリを含みます。

[テスト CD の作成]: [Nero DiscSpeed - DAE テストディスク]

ウィンドウが開きます。このウィンドウでは特殊なテストディスクに書

き込みをし、これを拡張 DAE 品質テストで使用できます。

[テストの実行]: [拡張 DAE 品質テスト]ウィンドウが開きます。

このウィンドウでは、前もって作成したテストディスクを使用して拡張

DAE 品質テストを実行できます。

[エラーテスト]: [イメージの作成]および[テストの実行]という

サブエントリを含みます。

[イメージの作成]: [Nero DiscSpeed - 詳細 DAE -

イメージの作成]ウィンドウが開きます。このウィンドウでは、テス

トディスクのイメージファイルを作成できます。テストディスクタイプ

の[A-BEX]、[TCD-714R]、[TCD-721R]、または[TCD-

726]が必要です。

[テストの実行]: [Nero DiscSpeed - 拡張 DAE エラー訂正テスト]

ウィンドウが開きます。このウィンドウでは、A-BEX ディスクから

データを読み出し、作成されたイメージファイルのデータと比較できま

す。

オーバーバーン

テスト

[Nero DiscSpeed - オーバーバーンテスト]ウィンドウが開きます。

このウィンドウでは、オーバーバーンテストをシミュレートできます。

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メイン画面

Nero DiscSpeed 12

[ディスクの

消去]

[Nero DiscSpeed - 消去]ウィンドウが開きます。このウィンドウ

では、再書き込み可能なディスクからデータを削除できます。

ビット設定 [Nero DiscSpeed – ビット設定]ウィンドウが開きます。このウィン

ドウでは、DVD ドライブのビット設定を変更できます。

[ヘルプ]メニューでは、次のエントリを使用できます。

ヘルプ [ヘルプ情報]ウィンドウが開きます。このウィンドウでは、Nero の Web

サイトから Nero DiscSpeed のマニュアルをダウンロードできます。

情報 [Nero DiscSpeed の情報]ウィンドウが開きます。このウィンドウでは

Nero DiscSpeed の正確なバージョン番号を確認できます。

次のボタンが使用できます。

[Nero DiscSpeed -

オプション]ウィンドウが開きます。このウィンドウでは、ユーザ

ーインターフェース、保存機能、および各種テストに関する設定を

指定できます。

[開始] テストを開始します。

開始されるテストは選択したタブによって異なります。

[停止] 進行中のテストを停止します。

[終了] Nero DiscSpeed を終了します。

次のタブが使用できます。

ベンチマーク [ベンチマーク]タブを表示します。このタブでは、プログラムが

提供する標準テストを実行できます。結果も表示されます。

ディスク作成 [ディスク作成]タブを表示します。ディスクへの書き込みに関す

る拡張テストを実行できます。

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メイン画面

Nero DiscSpeed 13

[ディスク情報] [ディスク情報]タブを表示します。現在光ディスクドライブにあ

るディスクに関する詳細な情報を確認できます。

ディスク品質 [ディスク品質]タブを表示します。このタブでは、書き込むディ

スクの品質をテストするスキャンを実行できます。

スキャンディスク [スキャンディスク]タブを表示します。このタブでは、詳細な品

質テストを実行できます。

[ディスク品質]タブは、インストールされているドライブによって使用できる

かどうかが決まります。

以下も合わせてご覧下さい:

転送レート → 18

DAE 品質 → 20

アクセス/シーク時間 → 21

CPU 利用率 → 21

バーストレート → 22

スピンアップ/ダウン → 22

ロード/イジェクト → 22

データディスクを作成(クラシックバージョン) → 23

拡張 DAE 品質テスト → 46

オーバーバーンテスト → 58

ディスクの消去 → 65

ビット設定 → 66

[ベンチマーク]タブ – 標準テスト → 14

[ディスク情報]タブ → 30

[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ → 69

テストデータを保存する → 62

テストデータを取り込む → 62

Page 14: マニュアル Nero DiscSpeedftp6.nero.com/user_guides/nero10/discspeed/NeroDiscSpeed...このマニュアルは、Nero DiscSpeed での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに

[ベンチマーク]タブ – 標準テスト

Nero DiscSpeed 14

4 [ベンチマーク]タブ – 標準テスト 標準テストはすべて[ベンチマーク]タブのメイン画面で実行されます。テストは個別に実

行することも、一連のテストに組み込むこともできます。

次の標準テストが使用できます。

転送レート

DAE 品質

アクセス/シーク時間

CPU 利用率

バーストレート

スピンアップ/ダウン

ロード/イジェクト

データディスクを作成(クラシックバージョン)

標準テスト – [ベンチマーク]タブ

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[ベンチマーク]タブ – 標準テスト

Nero DiscSpeed 15

グラフの右側の[ディスクタイプ]エリアには、ディスクドライブに挿入されているディス

クに関する一般情報が表示されます。ここでは、次の表示パネルが使用できます。

種類 ディスクドライブにあるディスクのディスクタイプを示します。

一部のテストについては、取得される結果はディスクタイプによって異なりま

す。

容量 ディスクドライブにあるディスクの記憶容量(CD の場合は MB、DVD の場合

は GB)を示します。

4.1 標準テストを個別に実行する 次の要件を必ず満たしてください。

► メイン画面で[ベンチマーク]タブが選択されている。

テストを個別に開始するには、次の手順を実行します。

1. 使用できる光ディスクドライブが複数ある場合は、必要なディスクドライブをドロップ ダウンメニューから選択します。

2. 光ディスクドライブに適切なディスクを挿入します。

3. [テストの実行]メニューをクリックします。

[テストの実行]メニューが開きます。

Page 16: マニュアル Nero DiscSpeedftp6.nero.com/user_guides/nero10/discspeed/NeroDiscSpeed...このマニュアルは、Nero DiscSpeed での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに

[ベンチマーク]タブ – 標準テスト

Nero DiscSpeed 16

標準テスト - 選択

4. 任意のテストを選択します。

テストの準備中には、[ドライブのスピンアップ]ウィンドウが開きます。このウィ ンドウは自動的に閉じます。

テストが実行されます。グラフの下の表示エリアでは、テスト処理の各手順を追跡 できます。

[停止]ボタンをクリックすれば実行中のテストをいつでもキャンセルできます。

これで、グラフや関連表示でテストの結果を確認し、保存できます。

以下も合わせてご覧下さい:

テストデータを保存する → 62

Page 17: マニュアル Nero DiscSpeedftp6.nero.com/user_guides/nero10/discspeed/NeroDiscSpeed...このマニュアルは、Nero DiscSpeed での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに

[ベンチマーク]タブ – 標準テスト

Nero DiscSpeed 17

4.2 一連の標準テストを実行する 次の要件を必ず満たしてください。

► メイン画面で[ベンチマーク]タブが選択されている。

複数のテストを続けて開始するには、次の手順を実行します。

1. 使用できる光ディスクドライブが複数ある場合は、必要なディスクドライブをドロップ ダウンメニューから選択します。

2. 標準テストを変更するには、次の手順を実行します。

1. ボタンをクリックします。

[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウが開きます。

2. [標準テスト]ナビゲーション項目をクリックします。

[標準テスト]画面が表示されます。

3. 実行したいテストのチェックボックスをオンにして、開始したくないテストのチェック

ボックスをすべてオフにします。

4. 関連ナビゲーション項目で、有効にしたテストに対して必要な設定を行い、[OK]

ボタンをクリックします。

3. 光ディスクドライブに適切なディスクを挿入します。

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[ベンチマーク]タブ – 標準テスト

Nero DiscSpeed 18

4. [転送開始]ボタンをクリックします。

テストの準備中には、[ドライブのスピンアップ]ウィンドウが開きます。このウィ ンドウは自動的に閉じます。

テストが実行されます。グラフの下の表示エリアでは、テスト処理の各手順を追跡 できます。

[停止]ボタンをクリックすれば実行中のテストをいつでもキャンセルできます。

これで、グラフや関連表示でテストの結果を確認し、保存できます。

以下も合わせてご覧下さい:

テストデータを保存する → 62

[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ → 69

Page 19: マニュアル Nero DiscSpeedftp6.nero.com/user_guides/nero10/discspeed/NeroDiscSpeed...このマニュアルは、Nero DiscSpeed での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに

[ベンチマーク]タブ – 標準テスト

Nero DiscSpeed 19

4.3 転送レート [転送レート]テストでは、データの読み取り速度が測定されます。すなわち、データが

ディスクから読み取られる際の速度です。挿入されたディスクが空の場合、テストでは書き

込み速度が測定されます。

このテストは、光ディスクドライブのテストや、書き込まれたディスク(CD または

DVD)の可読性の検証に最適です。

結果は、グラフ表示に 2 つの曲線の形で表示されます。読み取り速度は標準で緑の線で示

され、ディスクの回転速度、つまり定角速度は黄色の線で示されます。

水平のスケールは、ディスクの記録容量(CD の場合は MB、DVD の場合は GB)の値を示

します。垂直のスケールは左側に読み取り速度を示し、右側に回転速度を示します(RPM ×

1000)。

2 層ディスクでは、グラフにさらに 2 本の垂直線が表示されます。ディスクの全容量を示す

赤い線、そして表示を 2 つのセクションに分割するピンクの線です。各セクションには、

1つの層の測定が示されます。

さらに、テスト結果はグラフの右側の[速度]エリアに表示されます。

光ディスクドライブのテストに利用する場合は、少し痛んだディスクを使用する

のも良いでしょう。

[表示]エリアでは、次の表示パネルが使用できます。

カレント/平均 テスト中に変化する速度を示します。 平均速度はテスト終了時にここ

に表示されます。

開始 テスト中に決定される最低速度を示します。 通常の曲線では、最低速

度が開始速度でもあります。 不均等な曲線では、最低記録速度は最小

値としてここに表示されます。

終了 テスト中に決定される最高速度を示します。 通常の曲線では、最高速

度が終了速度でもあります。 不均等な曲線では、最高記録速度が最高

値としてここに表示されます。

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[ベンチマーク]タブ – 標準テスト

Nero DiscSpeed 20

種類 回転速度の種類を示します。

ディスクは次の種類の回転速度で読み取ることができます。

[CAV](定角速度): 定角速度では、ディスクは一定の速度で回転

します。これは内側のトラックが最も遅い線速度をたどることを意味

します。線速度は中央から外側のエッジに向かって移動するにつれ低

下します。データ密度がディスクの中心から離れるにつれて低下する

間もデータレートは一定です。

CLV(定線速度): 定線速度では、レーザーがディスクの中心から離

れるほどディスクの回転速度が低下します。 結果として、読み取り速

度とデータ密度/レートの両方がディスクのすべてのエリアで一定のま

まとなります。

[ZCLV](ゾーン CLV): ディスクがいくつもの[CLV ゾーン]に

分割されている場合、CLV を使用してそれぞれを別々の論理エリアと

して読み取り、書き込むことができます。16x 速度は CD の最も内側

のゾーンの特性値であり、これより後、速度は段階的に増えていきま

す。

PCAV(パーシャル CAV): CAV と CLV の組み合わせでは、ディス

クの内側のエリアに向かって CAV テクノロジが使用されます。特定

の線速度に達すると、CLV テクノロジがディスクの外側のエッジに向

かって切り替えられます。 言い換えれば、回転速度は読み取り速度が

最大値に達するまで一定のままとなり、回転速度が低下する間は読み

取り速度は一定レベルのままとなります。

以下も合わせてご覧下さい:

[転送レート]ナビゲーション項目 → 75

ディスク品質項目 → 81

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[ベンチマーク]タブ – 標準テスト

Nero DiscSpeed 21

4.4 DAE 品質 DAE 品質テストは、2 つの部分的な測定で構成されています。 DAE 品質テストの結果は、

[DAE 品質]エリアに表示されます。

まず、ディスク上の 3 つの異なる点からオーディオエリアが読み取られ、ハードディスク

に保存されます。同じエリアが再度読み取られ、バッファされたデータと比較されます。D

AE 品質は算出された差異の数によって 0 から 10 (完全な品質で違いなし)までの値で評

価されます。評価された値は表示パネルに表示されます。

次に、Nero DiscSpeed によって光ディスクドライブが正確なストリーミングをサポートし

ているかどうかがチェックされます。[正確なストリーム]チェックボックスがオンになっ

ている場合、必要に応じて任意のオーディオファイルがディスク上に確実に見つかります。

テストで光ディスクドライブの性能が悪いという結果が出た場合、CD のリッピ

ング時に検証機能を有効にすることをお勧めします。

4.5 アクセス/シーク時間 [アクセス/シーク時間]テストでは、3 つの部分測定でディスクドライブに挿入されたデ

ィスクの光ディスクドライブのアクセスまたはシーク時間が測定されます。3 つの部分測定

の結果は、すべてグラフの右側の[アクセス時間]に表示されます。

テストを開始する前に、アクセス時間またはシーク時間をテストするか、テストを何回実行

するかを定義するオプションを使用できます。

シーク時間またはアクセス時間について次の部分測定が実行されます。

ランダム 読み取りヘッドをディスク上のランダムな位置に移動します。

1/3 読み取りヘッドをディスクの開始点から 3 分の 1 を過ぎたところまで移動します。

完全 読み取りヘッドをディスクの開始点からその論理上の終点、つまり、データが保存されるディスク上の最も外側の位置に移動します。

以下も合わせてご覧下さい:

[アクセス/シーク時間]ナビゲーション項目 → 77

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[ベンチマーク]タブ – 標準テスト

Nero DiscSpeed 22

4.6 CPU 利用率 [CPU 利用率]では、CPU(中央演算処理装置)の利用率(%)がさまざまな読み取り速

度と書き込み速度([1x]、[2x]、[4x]、[8x])で測定されます。結果はグラフ表

示の右側の[CPU 利用率]エリアに表示されます。

4.7 バーストレート [バーストレート]テストでは、光ディスクドライブからコンピュータへの最大転送レート

が測定されます。

通常、光ディスクドライブは対応するケーブルを使用してマザーボードの IDE チャネルに

接続されるため、この場合のテスト結果では IDE チャネルの転送速度が示されます。

光ディスクドライブが別の方法で接続されている場合でもテストは有益です。その結果から

接続が高書き込み速度に十分な速度かどうかを確認できます。

測定結果は、グラフの右側の[インターフェース]エリアに示されます。[バーストレー

ト]表示パネルの値は、光ディスクドライブの最大速度よりも常に大きくなります(たとえ

ば、16x の書き込み速度を持つ DVD バーナーについては、21MB/秒大きくなります)。

このテスト結果は、ディスクドライブに挿入されたディスクからのデータがキャッシュされる場合にしか意味がありません。 多くの光ディスクドライブはハードディスクのオーディオデータをキャッシュしないため、このテストにはデータ CD を使用することをお勧めします。

4.8 スピンアップ/ダウン [スピンダウン]テストでは、光ディスクドライブが停止するまでにかかる時間が測定さ

れ、[スピンアップ]テストでは、光ディスクドライブが停止後に再びデータを読み出すま

でにかかる時間が測定されます。

2 つの時間が短くなればなるほど、好ましい結果となります。早い光ディスクドライブほ

ど、スピンアップ/スピンダウン時間が速くなります。

両方の測定結果が表示エリアの画面下に示されます。

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[ベンチマーク]タブ – 標準テスト

Nero DiscSpeed 23

4.9 ロード/イジェクト [ロード/イジェクト]テストでは、光ディスクドライブがディスクのロード、検出、イジ

ェクトに必要とする時間が測定されます。

ディスクをロードしたりイジェクトしたりするのに必要な時間は、常にディスクの種類に関

係なくほぼ同じです。この時間は光ディスクドライブのトレイがどの程度すばやく開閉する

かによって異なります。

ディスクドライブに挿入されているディスクの検出に光ディスクドライブが必要とする時間

は、ディスクの種類によって異なります。シングルセッションを含むディスクよりもマルチ

セッションディスクを検出するほうが時間がかかります。

測定結果が表示エリアの画面下に表示されます。

4.10 データディスクを作成(クラシックバージョン) [データディスクを作成]テストは、そのクラシックバージョンを[ベンチマーク]タブ

で、および拡張バージョンを[ディスク作成]タブで使用できます。クラシックテストを使

用すると、書き込み速度と回転速度を分析できます。 拡張テストを使用すると、光ディス

クドライブのバッファレベルと CPU 利用率も測定できます。

クラシックテストは、[ベンチマーク]タブで実行され、結果もこのタブに表示されます。

この場合、グラフには、書き込み速度の曲線、およびディスクの回転速度が(要求に応じて

)示されます。

クラシックテストは、[転送レート]ナビゲーション項目のオプションで定義した設定に従

って実行されます(を参照)。

グラフに回転速度を示さない場合は、[転送レート]ナビゲーション項目のオプ

ションの[RPM の表示]チェックボックスをオフにしてください。

以前選択されたバイナリデータは、最大ディスク容量に達するまで空のディスクに書き込ま

れます。DVD は CD よりもはるかに多くのデータを保持できるため、書き込まれるファイ

ル数はディスクの種類によって異なります。

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[ベンチマーク]タブ – 標準テスト

Nero DiscSpeed 24

データを検証し、結果をグラフの下の表示パネルに表示する場合は、[標準テスト]ナビゲーション項目の下のオプションの[データの検証]チェックボックス

をオンにします。

以下も合わせてご覧下さい:

[転送レート]ナビゲーション項目 → 75

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[ディスク作成]タブ

Nero DiscSpeed 25

5 [ディスク作成]タブ

5.1 データディスク作成のテストを開始する 次の要件を必ず満たしてください。

► メイン画面で[ディスク作成]タブが選択されている。

[データディスクの作成]テストを開始するには、次の手順を実行します。

1. 使用できる光ディスクドライブが複数ある場合は、必要なディスクドライブをドロップ ダウンメニューから選択します。

2. グラフの右側の[設定]エリアで必要な設定を行います。

3. シミュレーションを実行しない場合は、光ディスクドライブに空のディスクを挿入 します。

4. [開始]ボタンをクリックします。

テストまたは書き込み処理が実行されます。グラフの下の表示エリアに表示される テストプロセスの各ステップに従います。

[停止]ボタンをクリックすると、いつでも進行中のテストをキャンセルできます。

テストは常に[開始]ボタンを使用して開始します。

このテストを実行している限り、[テストの実行]メニューのエントリはグレー表示されます。[テストの実行] > [選択済み]をクリックした場合、テストは[ベンチマーク]タブで自動的に実行され、クラシックバージョンの結果が表示

されます。

これで、グラフや関連表示でテストの結果を確認し、保存できます。

以下も合わせてご覧下さい:

テストデータを保存する → 62

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[ディスク作成]タブ

Nero DiscSpeed 26

5.2 データディスクを作成する(アドバンスバージョン) [データディスクを作成]テストは、[ディスク作成]タブの拡張バージョンとして、およ

び[ベンチマーク]タブのクラシックバージョンとして使用できます。

クラシックテストを使用すると、読み込み速度と回転速度を分析できます。拡張テストを使

用すると、光ディスクドライブのバッファレベルと CPU 利用率も測定できます。

拡張テストは、[ディスク作成]タブで実行され、結果もこのタブに表示されます。

結果は、グラフに次の 4 つの曲線の形で表示されます。

書き込み速度

回転

バッファレベル

CPU 利用率

水平のスケールは、ディスクの容量(CD の場合は MB、DVD の場合は GB)の値を示しま

す。垂直のスケールは左側に書き込み速度を示し、右側に回転速度を示します(RPM ×

1000)。

グラフ表示と表示エリアとの間にある進行状況バーは、書き込みプロセスの進行状況を示し

ます。

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[ディスク作成]タブ

Nero DiscSpeed 27

[ディスク作成]タブ

グラフ表示の右側の[ディスク情報]エリアには、ディスクドライブに挿入されているディ

スクに関する一般情報が表示されます。ここでは、次の表示パネルが使用できます。

種類 ディスクドライブにあるディスクのディスクタイプを示します。

ID ディスクのメディアコードを示します。

容量 ディスクドライブにあるディスクの記録容量(CD の場合は MB、DVD の場合は

GB)を示します。

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[ディスク作成]タブ

Nero DiscSpeed 28

基本的に、オプションで定義されるすべての設定が[ベンチマーク]タブの標準テストに適用されます。拡張テストに影響する設定はすべて[ディスク作成]タ

ブで直接行います。

グラフで使用される色は例外です。これらの色を変更する場合は、[ユーザーイ

ンターフェース]ナビゲーション項目のオプションで行います。

グラフ表示の右側の[設定]エリアではテストの必要な設定を定義できます。次の設定オプ

ションが使用できます。

メニュー

[速度]

テストを実行する速度を定義します。ドロップダウンメニューで使用

できる項目はディスクドライブ内のディスクによって異なります。

チェックボックス

[イメージ書込]

このチェックボックスをオンにすると、以前に定義したバイナリデー

タではなく選択したイメージファイルが記録できるディスクに書き込

まれます。

チェックボックス

[シミュレート]

このチェックボックスをオンにすると、記録できるディスクにデータ

を書き込む代わりにすべてのテスト結果を作成するプロセスがシミュ

レートされます。

テスト結果は、グラフの右側の[速度]、[バッファ]、[CPU 利用率]、[進行状況]

エリアにも表示されます。

速度 速度テストの部分的な結果を示します。

[カレント/平均]はテスト中に変化する速度を示します。平均速度は

テスト終了時にここに表示されます。

[開始] - テスト中に検出される最低速度を示します。通常の曲線

では、最低速度が開始速度でもあります。不均等な曲線では、最低記

録速度は最小値としてここに表示されます。

[種類] - 回転速度の種類を示します。

[終了] - テスト中に決定される最高速度を示します。通常の曲線

では、最後に最高速度に達します。不均等な曲線では、最高記録速度

が最高値としてここに表示されます。

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[ディスク作成]タブ

Nero DiscSpeed 29

バッファ 書き込みテスト中のバッファの利用率(%)をバー上にグラフィック

で、その隣には数値で示します。最小バッファレベル、最大バッファ

レベル、および平均バッファレベルの値は、以下のとおり左から右に

一覧表示されます。これらの値はテスト中に継続的に更新されます。

[グラフを表示]チェックボックスをオンにしている場合、バッファ

レベルの表示がグラフにプロットされます。左側にある小さい色付き

の四角は、線の色を示します。この色は[ユーザーインターフェース

]ナビゲーション項目のオプションで適宜変更できます。

CPU 利用率 書き込みテスト中の CPU 利用率(%)をバー上にグラフィックで、

およびその隣に数値で示します。最小 CPU 使用率、最大 CPU 使用率

、および平均 CPU 使用率の値は、下記のとおり左から右に一覧表示

されます。これらの値はテスト中に継続的に更新されます。

[グラフを表示]チェックボックスをオンにしている場合、CPU 利用

率の表示がグラフにプロットされます。左側にある小さい色付きの四

角は、線の色を示します。 この色は[ユーザーインターフェース]ナ

ビゲーション項目のオプションで適宜変更できます。

進行状況 [位置]は書き込みプロセス中にディスク上の読み込みヘッドの現在

位置を連続的に示します。

[経過時間]は書き込みプロセスの開始以降、経過した時間(分と秒

)を指定します。

以下も合わせてご覧下さい:

データディスクを作成(クラシックバージョン) → 23

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[ディスク情報]タブ

Nero DiscSpeed 30

6 [ディスク情報]タブ [ディスク情報]タブには、ディスクドライブ内のディスクに関する詳細な情報が示されま

す。情報は[基本情報]、[詳細情報]、および[Raw データ]エリアに分割されたエリ

アのタブに表示されます。

[ディスク情報]タブ

表示エリアの下のチェックボックスを使用すると、表示を必要に応じてカスタマイズできま

す。使用できるチェックボックスは、次のとおりです。

基本情報 このチェックボックスをオンにすると、[基本情報]エリアの一般情

報が表示されます。

このボックスをオフにすると、この情報は非表示となります。

詳細情報 このボックスをオンにすると、[詳細情報]エリアに情報が表示され

ます。

このボックスをオフにすると、この情報は非表示となります。

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[ディスク情報]タブ

Nero DiscSpeed 31

Raw データ このボックスをオンにすると、[Raw データ]が表示されます。

このボックスをオフにすると、この情報は非表示となります。

さらに、表示エリアの下の次のボタンも使用できます。

テキストにコピー すべての情報をクリップボードにテキスト形式でコピーします。

HTMLにコピー すべての情報をクリップボードに HTML 形式でコピーします。

[基本情報]エリアには、ディスクドライブのディスクに関する一般情報が表示されます。

ここでは、次の表示パネルが使用できます。

ディスクタイプ ディスクドライブにあるディスクのディスクタイプを示します。

ブックタイプ ディスクドライブにあるディスクのブックタイプを示します。

製造者 製造者の名前を示します。

MID メディア識別コード(MID)を示します。MID はディスクを識別

します。

書き込み速度 ディスクドライブにあるディスクで可能な書き込み速度をすべて

示します。

この情報は、選択した光ディスクドライブのファームウェアによ

って異なります。すなわち、同じディスクに対してレコードごと

に別のオプションが示されることがあります。

容量 ディスクの容量を MSF (分/秒/フレーム)と MB の両方で示しま

す。

オーバーバーンを介して達成された追加容量は計算には含まれま

せん。

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[ディスク情報]タブ

Nero DiscSpeed 32

[詳細情報]エリアには、ディスクドライブのディスクに関する詳細情報が表示されます。

ここでは、次の表示パネルが使用できます。

レイヤー ディスクで使用可能なレイヤー数を示します。

ライトストラテジー ディスクに意図された目的をチェックします。オーディオ CDや

データ CD など、ディスクの中には用途が指定されているものも

あります。

著作権保護 ディスクドライブ内のディスクがコピー防止付きかどうかを示し

ます。

ディスクの状態 ディスクの状態を示します。すなわち、ディスクがまったく空の

ままか、すでにファイナライズされているか、またはさらに多く

のデータを書き込めるかどうかを示します。

さらに[Raw データ]エリアには、ディスクにこれまで書き込まれたバイナリデータに関

する情報も表示されます。

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[ディスク品質]タブ

Nero DiscSpeed 33

7 [ディスク品質]タブ

7.1 ディスク品質テストを実行する 次の要件を必ず満たしてください。

► メイン画面で[ディスク品質]タブが選択されている。

[ディスク品質]テストを開始するには、次の手順を実行します。

1. 使用できる光ディスクドライブが複数ある場合は、必要なディスクドライブをドロップ ダウンメニューから選択します。

2. 光ディスクドライブにディスクを挿入します。

詳細なテスト(ディスク全体のテスト)を実行する場合は、[クイックスキャン

]チェックボックスをオフにしてください。

3. グラフの右側の[設定]エリアで必要な設定を行います。

4. [転送開始]ボタンをクリックします。

テストの準備中には、[ドライブのスピンアップ]ウィンドウが開きます。このウィ ンドウは自動的に閉じます。

テストが実行されます。グラフの下のエリアでテストの処理を追跡できます。

[停止]ボタンをクリックすれば、実行中のテストをいつでもキャンセルできます。

グラフと関連のディスプレイにテストの結果を表示して、保存できるようになりま

す。さらに、[ディスク品質テスト -

統計]ウィンドウが開き、テスト結果が示されます。

以下も合わせてご覧下さい:

テストデータを保存する → 62

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[ディスク品質]タブ

Nero DiscSpeed 34

7.2 品質テスト [ディスク品質]テストはスキャンとも呼ばれ、[ディスク品質]タブで実行できます。ク

ィックスキャンと詳細スキャンのいずれかを選択できます。クイックスキャンはディスクの

特定のポイントのみをチェックします。その他のすべての領域は無視されます。その結果、

完全なスキャンより短い時間で実行できますが、正確さは低下します。このテストは書き込

まれたディスクに特に有益です。ドライブを使用した場合のみ信頼でき、シンプルなリーダ

ーでは不十分です。

[ディスク品質]タブは、インストールされているドライブによって使用できるかどうかが決まります。

結果は 2 つのグラフで表示されます。上のグラフには、C1 エラー/PI エラーの結果(CD と

DVD それぞれの)が表示され、下のグラフには C2 エラー/PI 障害(CD と DVD それぞれ

の)が表示されます。上のグラフでは、左側の垂直のスケールが C1 エラー/PI エラーの数

を示し、右側の垂直のスケールは、書き込み/読み取り速度を示します。下のグラフでは、

左側の垂直のスケールが C2 エラー/PI 障害の数を示し、右側の垂直のスケールがジッタ値

を示します。両方のグラフの水平のスケールは、CD のディスク容量(MB 単位)と DVD

のディスク容量(GB 単位)を示します。

下のグラフから保護されているエリアを省略する場合は、[ディスク品質]ナビゲーション項目のオプションにある[バックグラウンドを使用してエラー制限を

示す]チェックボックスをオンにします。

さらに、テスト結果と進行中のテストに関するデータの両方が[ディスク情報]エリア、お

よびグラフの右側にあるその他の多くの表示パネルに示されます。ディスク品質に関する情

報は、テストの実行中にグラフの下の[PI エラー]、[PI 障害]、および[ジッタ]エリ

アにリアルタイムで表示されます。[PO 障害]の数もここに示されます。

[テストデータを含める]チェックボックスが[転送レート]ナビゲーション項目の下のオプションでオンになっている場合、ディスクドライブのディスクへの書き込みに使用されるレコーダとファームウェアに関する情報を示す、追加の表

示パネルがグラフの上に表示されます。

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[ディスク品質]タブ

Nero DiscSpeed 35

[ディスク品質]タブ

グラフの右側の[設定]エリアでは、テストの優先順位を指定できます。さらに、[ディス

ク品質]ナビゲーションエントリの下のオプションの必要な基本設定を満たしている必要が

あります。

タブでは、以下の設定オプションが使用できます。

メニュー

[速度]

テストを実行する速度を定義します。ドロップダウンメニューで使

用できる項目はディスクドライブ内のディスクによって異なりま

す。

ボタン

使用可能な速度のドロップダウンメニューのエントリを更新しま

す。

コンピュータに多くのディスクドライブを接続している場合、テス

ト用の光ディスクドライブを選択したらデータを更新することをお

勧めします。

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[ディスク品質]タブ

Nero DiscSpeed 36

入力フィールド

開始

テストを実行する開始値を定義します。この値は手動で入力できま

す。

ディスクの最初からテストを開始するには、値 0000MB を選択しま

す。

入力フィールド

終了

テストの実行を終了する終了値を定義します。この値は手動で入力

できます。

Nero DiscSpeed では、ドライブのディスクの値が示されます。書き

込まれたディスクについては、この値が最大容量とかなり違うこと

があります。これはデータがいっぱいに書き込まれなかったり、最

大容量を超えている場合に起こります。

チェックボックス

[クィック

スキャン]

このボックスをオンにすると、[ディスク品質]ナビゲーション項

目のオプションで定義した設定ごとにクイックスキャンが実行され

ます。

このボックスをオフにすると、ディスク全体がスキャンされます。

チェックボックス

[C1/PIEを表示]

このボックスをオンにすると、C1 エラー/PI エラーが示されます。

このボックスをオフにすると、この情報は非表示となります。

チェックボックス

C2/PIFを表示

このボックスをオンにすると、C2 エラー/PI 障害が示されます。

このボックスをオフにすると、この情報は非表示となります。

チェックボックス

[ジッタを表示]

このボックスをオンにすると、ジッタが示されます。このボックス

をオフにすると、この情報は非表示となります。

すべてのレコーダがジッタ値を測定できるわけではありません。こ

のボックスをオンにしていても、当該レコーダが値を測定できなけ

ればジッタは示されません。

チェックボックス

[読込速度を表示]

このチェックボックスをオンにすると、最上部のグラフに読み取り

速度が表示されます。

曲線は標準では赤で表示されます。この色は[ディスク品質]ナビ

ゲーション項目のオプションで必要に応じて変更できます。

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[ディスク品質]タブ

Nero DiscSpeed 37

チェックボックス

[書込速度を表示]

このチェックボックスをオンにすると、最上部のグラフに書き込み

速度が表示されます。

曲線は標準では白で表示されます。この色は[ディスク品質]ナビ

ゲーション項目のオプションで必要に応じて変更できます。

[テストデータを含める]チェックボックスが[転送レート]ナビ

ゲーション項目のオプションでオンになっている場合、書き込み速

度は書き込み処理中にディスクに記録され、ディスクの詳細なテス

トで使用できるようになります。このボックスが書き込み中にオフ

になっていた場合、情報はディスクに保存されないため、書き込み

速度が表示されません。

ボタン

拡張

[ディスク品質テスト: 拡張オプション]ダイアログボックスを開き

ます。

[ディスク情報]エリアには、ディスクドライブ内のディスクに関する一般的な情報が示さ

れます。ここでは、次の表示パネルが使用できます。

種類 ディスクドライブにあるディスクのディスクタイプを示します。

ID ディスクのメディアコードを示します。

日付 ディスクが作成された/書き込まれた日付を示します。イメージファイルがディ

スクに書き込まれた場合、この表示パネルにはイメージファイルが作成された

日付が示されます。

レーベル ディスクドライブにあるディスクのレーベルを示します。

ディスクのレーベルを示さない場合は、[ディスク品質]ナビゲーション項目

のオプションの[ディスクレーベルを表示]ボックスをオフにしてください。

次の表示パネルにはさらに詳細が表示されます。

品質スコア 比率(%)はテストの結果に基づいて計算されます。100% の品質指

標は完璧、つまりエラーがないことを示します。

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[ディスク品質]タブ

Nero DiscSpeed 38

進行状況 テストの進行状況、つまり、すでにスキャンされたディスクの割合

(%)を示します。

位置 ディスク上の読み込みヘッドの現在位置を連続的に示します。

速度 スキャン速度を示します。

[C1 エラー]または[PI エラー]エリアには、見つかった C1 または PI エラーに関する

情報が表示されます。CD が光ドライブに挿入されている場合、このエリアには C1 エラー

が示されます。DVD が光ドライブに挿入されている場合、このエリアには PI エラーが表示

されます。

ここでは、次の表示パネルが使用できます。

平均 検出された C1 エラーまたは PI エラーの平均数を示します。

最大 C1 エラーまたは PI エラーの最大数を示します。

合計 検出された C1 エラーまたは PI エラーの合計数を示します。

[C2 エラー]エリアまたは[PI 障害]エリアは検出された C2 エラーまたは PI 障害に関

する情報を示します。CD が光ディスクドライブに挿入されている場合、C2 エラーはこの

エリアに表示されます。DVD が光ディスクドライブに挿入されている場合、PI 障害はこの

エリアに表示されます

ここでは、次の表示パネルが使用できます。

平均 検出された C2 エラーまたは PI 障害の平均数を示します。

最大 C2 エラーまたは PI 障害の最大数を示します。

合計 検出された C2 エラーまたは PI 障害の合計数を示します。

Page 39: マニュアル Nero DiscSpeedftp6.nero.com/user_guides/nero10/discspeed/NeroDiscSpeed...このマニュアルは、Nero DiscSpeed での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに

[ディスク品質]タブ

Nero DiscSpeed 39

[ジッタ]エリアはジッタに関する情報を示します。すべてのレコーダがジッタ値を測定で

きるわけではありません。当該レコーダが値を測定できない場合、表示パネルは空白のまま

となります。ここでは、次の表示パネルが使用できます。

平均 平均ジッタ値を示します。

最大 最大ジッタ値を示します。

PO 障害の数は、[PO 障害]表示パネルに示されます。これらは、DVD で検出できる最も

重大なエラーです。通常、PO 障害はディスク上に読み取ることができないデータが存在す

ることを示しています。

以下も合わせてご覧下さい:

ディスク品質項目 → 81

[転送レート]ナビゲーション項目 → 75

Page 40: マニュアル Nero DiscSpeedftp6.nero.com/user_guides/nero10/discspeed/NeroDiscSpeed...このマニュアルは、Nero DiscSpeed での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに

[スキャンディスク]タブ

Nero DiscSpeed 40

8 [スキャンディスク]タブ

8.1 ScanDisc テストを実行する [スキャンディスク]テストは、読み取りテストと C1/C2 - PI/PO テストの 2つのバージョ

ンで実行できます。

次の要件を必ず満たしてください。

► メイン画面で[スキャンディスク]タブが選択されている。

[スキャンディスク]テストを起動するには、次の手順を実行します。

1. 使用できる光ディスクドライブが複数ある場合は、必要なディスクドライブをドロップ ダウンメニューから選択します。

2. 光ディスクドライブにディスクを挿入します。

3. テストを実行する速度を[速度]ドロップダウンメニューから選択します。

4. テストを読み取りテストとして実行する場合は、[読み取りテスト]オプションボタン を選択します。 テストを 1/C2 - PI/PO テストとして実行する場合は、[C1/C2 - PI/PO テスト]オプションボタンを選択します。

5. [転送開始]ボタンをクリックします。

テストが実行されます。グラフの下と隣のエリアでテスト処理を追跡できます。

[停止]ボタンをクリックすれば、テストをいつでもキャンセルできます。

これで、グラフや関連表示でテストの結果を確認し、保存できます。

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[スキャンディスク]タブ

Nero DiscSpeed 41

以下も合わせてご覧下さい:

テストデータを保存する → 62

8.2 スキャンディスク [スキャンディスク]テストは、[スキャンディスク]タブで実行でき、結果もこのタブに

表示されます。スキャンディスクは[読み取りテスト]と[C1/C2 -

PI/PO テスト]の 2 つのバージョンで実行できます。

[読み取りテスト]では、光ディスクドライブや書き込まれたディスクをテストできます。

テストでは、書き込みが正常に終了したかどうか、すべてのエリアを読み取ることができる

かどうかがチェックされます。

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[スキャンディスク]タブ

Nero DiscSpeed 42

書き込まれたディスクをテストする場合は、テスト速度を最大に設定することをお勧めします。 これにより、最悪の条件下でディスクをテストしていることにな

ります。

[C1/C2 - PI/PO テスト]では、セクタの完全性に関してディスクの質をチェックでき

ます。[C1/C2 - PI/PO テスト]と似ていますが、このテストはディスク品質テストとは異

なります。[C1/C2 - PI/PO テスト]の結果は、グラフとは違った形で表示されます。この

場合、エラーの数ではなくセクタの状態が表示されます。

両方のバージョンのテスト結果は、グラフ、およびグラフの下の表示パネル(さらに詳しい

結果)の両方に表示されます。テスト結果に加えて、進行中のテストに関するデータがグラ

フの右側の[ディスク情報]エリア、[サーフェススキャン]エリア、および[位置]エリ

アに表示されます。

[スキャンディスク]タブ

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[スキャンディスク]タブ

Nero DiscSpeed 43

グラフの右側の[設定]エリアではテストの設定を定義できます。次の設定オプションが使

用できます。

メニュー

[速度]

テストを実行する速度を定義します。ドロップダウンメ

ニューで使用できる項目はディスクドライブ内のディス

クによって異なります。

オプションボタン

[読み取りテスト]

[読み取りテスト]を有効にします。

オプションボタン

[C1/C2 - PI/PO テスト]

[C1/C2 – PI/PO テスト]を有効にします。

グラフでは、ディスクに関するすべてのセクタが 1 つのチャートで示され、各セクタは小

さい四角に対応しています。各四角、つまりセクタは、その状態に応じてさまざまな色で表

示されます。テスト実行中には、[サーフェススキャン]エリアに、[良い]、[破損]、

[悪い]という 3 つのカテゴリで各セクタの比率(%)がリアルタイムで示されます。次の

状態を示す色を使用できます。

緑 エラーのない読み取り可能なセクタ。

黄 レコーダに内蔵されたエラー訂正機能を使用して読み取ることができるダメージの

あるセクタ。

赤 訂正できないダメージがあり、結果的に読み取れないセクタ。

[ディスク情報]エリアには、ディスクドライブ内のディスクに関する一般的な情報が示さ

れます。ここでは、次の表示パネルが使用できます。

種類 ディスクドライブにあるディスクのディスクタイプを示します。

ID ディスクのメディアコードを示します。

日付 ディスクが作成された/書き込まれた日付を示します。イメージファイルがディ

スクに書き込まれた場合、この表示パネルにはイメージファイルが作成された

日付が示されます。

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[スキャンディスク]タブ

Nero DiscSpeed 44

レーベル ディスクドライブにあるディスクのレーベルを示します。

ディスクのレーベルを示さない場合は、[ディスク品質]ナビゲーション項目

のオプションの[ディスクレーベルを表示]ボックスをオフにしてください。

[テストデータを含める]チェックボックスが[転送レート]ナビゲーション項目の下のオプションでオンになっている場合、ディスクドライブのディスクへの書き込みに使用されるレコーダとファームウェアに関する情報を示す、追加の表

示パネルがグラフの上に表示されます。

テストの実行中には、[位置]エリアで次の表示パネルを使用できます。

進行状況 テストの進行状況、つまり、すでにスキャンされたディスクの割合(%)

を示します。

位置 ディスク上の読み込みヘッドの現在位置を連続的に示します。

速度 スキャン速度を示します。

次の情報は、[表示パネル]ボックスの列にあります。

ファイル ディスクドライブにあるディスクのファイル名を一覧表示します。

位置 ディスクの各ファイルの位置を示します。

容量 各ファイルの容量を示します。

品質 ファイルの品質を指定します。このスコアは検出されたエラーの数から計算さ

れます。

PIE 検出された PI エラーの数を指定します。

C1/C2 – P1/PO テストのみに使用できます。

PIF 検出された PI 障害の数を指定します。

C1/C2 – P1/PO テストのみに使用できます。

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[スキャンディスク]タブ

Nero DiscSpeed 45

POE 検出された PO エラーの数を指定します。

C1/C2 – P1/PO テストのみに使用できます。

POF 検出された PO 障害の数を指定します。

C1/C2 – P1/PO テストのみに使用できます。

ジッタ ジッタ値を指定します。

C1/C2 –

P1/PO テストのみに使用できます。すべてのレコーダがジッタ値を測定でき

るわけではありません。当該のレコーダが値を測定できない場合、この列は省

略されます。

以下も合わせてご覧下さい:

[転送レート]ナビゲーション項目 → 75

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拡張 DAE 品質テスト

Nero DiscSpeed 46

9 拡張 DAE 品質テスト [拡張 DAE 品質テスト]は、標準の[DAE 品質]テストとは異なります。拡張テストで

は、特殊なテストディスクを使用したオーディオ CD の読み取り時にディスクドライブに

発生する問題が特定されます。

テストは、テスト CD を作成してからテストする必要があるか、既にテストを直接開始でき

る適切なテストディスクがあるかで、手順が異なります。

さらに、エラーテストでは、コピー作成時のエラーを防ぐ光ディスクドライブの能力を判断

できます。

以下も合わせてご覧下さい:

テストディスクを作成する → 46

拡張 DAE 品質テストを実行する → 48

9.1 テストディスクを作成する テストディスクを作成するには、次の手順を実行します。

1. レコーダに空の CD-R を挿入します。

2. [拡張] > [拡張 DAE 品質テスト] > [テスト CD を作成]の順にクリックします。

[Nero DiscSpeed - DAE テストディスク]ウィンドウが開きます。

3. ウィンドウの最上部で必要な設定を行います。

4. [開始]ボタンをクリックします。

書き込み処理が開始されます。書き込みプロセスの進行状況は、[書き込み位置] エリアと[ディスク情報]エリア、および下部の表示エリアで監視できます。

テストディスクが作成されました。これを使って拡張 DAE 品質テストを実行でき

ます。

以下も合わせてご覧下さい:

拡張 DAE 品質テストを実行する → 48

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拡張 DAE 品質テスト

Nero DiscSpeed 47

9.2 [Nero DiscSpeed]ウィンドウ - DAE テストディスク テストディスクは、[Nero DiscSpeed - DAE テストディスク]ウィンドウで作成でき

ます。

ウィンドウの最上部のエリアでは、書き込みプロセスの設定を定義できます。書き込みプロ

セスの進行状況、およびディスクドライブにあるディスクに関する情報は、[書き込み

位置]エリアと[ディスク情報]エリア、およびウィンドウの下部の表示エリアに表示され

ます。

[Nero DiscSpeed]ウィンドウ - DAE テストディスク

次の設定オプションが使用できます。

メニュー

[書き込み速度]

ディスクの書き込み速度を設定します。オーディオ CD の書き

込みには、16x 以下の速度を選択することをお勧めします。

入力フィールド

[テスト容量]

ディスクの容量を MSF 単位(分/秒/フレーム)で示します。

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拡張 DAE 品質テスト

Nero DiscSpeed 48

チェックボックス

シミュレート

このチェックボックスをオンにすると、記録可能なディスクに

データが書き込まれるのではなく、書き込み処理がシミュレー

トされます。

初期設定ではこのチェックボックスがオンになっています。

チェックボックス

[RAWモード]

このボックスをオンにすると、ディスクは RAW モードで書き

込まれます。

進行中の書き込みプロセスに関する次の情報が[書き込み位置]に表示されます。

位置 ディスク上の読み込みヘッドの現在位置を常に示します。

相対 すでに書き込まれたディスクの割合(%)を常に示します。

書き込み処理の進行状況を示します。

ディスクドライブにあるディスクに関する次の情報が[ディスク情報]エリアと表示エリア

に表示されます。

容量 ディスクの容量を MSF (分/秒/フレーム)と MB の両方で示します。

[最大]は、オーバーバーンによる追加容量によってディスクに書き込

むことが可能な最大データ量を指定します。

[拡張]は通常の容量と最大の容量との違いを示します。

製造者 製造者の名前を示します。

ダイタイプ 使用されるダイタイプを示します。

ディスクタイプ ディスクドライブにあるディスクのディスクタイプを示します。

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拡張 DAE 品質テスト

Nero DiscSpeed 49

9.3 拡張 DAE 品質テストを実行する 次の要件を必ず満たしてください。

► すでにテストディスクを作成している。

テストを実行するには、次の手順を実行します。

1. 使用できる光ディスクドライブが複数ある場合は、必要なディスクドライブをドロップ ダウンメニューから選択します。

2. 作成済みの特殊なテストディスクを光ディスクドライブに挿入します。

3. メニューバーから[拡張] > [拡張 DAE 品質テスト] > [テストの実行]の順に クリックします。

[Nero DiscSpeed - 拡張 DAE 品質テスト]ウィンドウが開きます。

4. [拡張機能]エリアで必要な設定を行います。

5. [開始]ボタンをクリックします。

テストが実行されます。[停止]ボタンをクリックすると、いつでも実行中のテスト

をキャンセルできます。

これで、[テスト結果]エリアと[即時コピー]エリアから、および表示エリアの

詳細情報からテストの結果を表示し、保存することができます。

以下も合わせてご覧下さい:

テストデータを保存する → 62

テストディスクを作成する → 46

9.4 [Nero DiscSpeed]ウィンドウ - 拡張 DAE 品質テスト [Nero DiscSpeed -

拡張 DAE 品質テスト]ウィンドウでは、拡張 DAE 品質テストを実行できます。結果もこ

のウィンドウに表示されます。

テスト結果は[テスト結果]エリアと[即時コピー]エリアに表示されるほか、詳細が表示

エリアに表示されます。ウィンドウの下部の進行状況バーには、実行中のテストの状況が示

されます。

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拡張 DAE 品質テスト

Nero DiscSpeed 50

[即時コピー]エリアでは、テストによってオーディオ CD を、1x から 16x のさまざまな

速度で、エラーなくコピーできるかどうかが決定されます。つまり、光ディスクドライブが

オーディオディスクのバックアップ用にレコーダを即時と組み合わせて使用できるかどうか

が決定されます。

2 つのテストの結果は、[テスト結果]エリアの[順次読み取りテスト]と[ランダム読み

取りテスト]に表示されます。順次読み取りテストは、理想的な条件下でオーディオファイ

ルのデジタル抽出(DAE)をシミュレートした後、ハーモニック読み取りテストを実行しま

す。このテストはディスク上のエラーの特定に役立ちます。エラーには 2 つのタイプがあ

ります。

データエラーの検索では、テストディスクからの読み取りバイトと既知のデータの比較に基

づいて正しく読み出されなかったオーディオサンプルが返されます。簡単なデータエラーは

ディスクドライブの訂正機能を使用して訂正できます。データエラーの最も一般的な原因は

、ディスク品質の低さによるものです。高品質のディスクを使用するか、ディスクドライブ

の速度を下げることでデータエラーを回避してください。

同期エラーは、必要なオーディオセクタを読み取る代わりに、光ディスクドライブが隣り合

うセクタを読み取ると発生します。Nero DiscSpeed では、テストディスク上の特殊なデー

タを使用して正しいセクタが読み出されているかどうかをチェックします。同期エラーによ

って、サンプルが失われたり繰り返されたりする場合があります。これらのエラーは聴いて

わかる場合があります。

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拡張 DAE 品質テスト

Nero DiscSpeed 51

[Nero DiscSpeed]ウィンドウ - 拡張 DAE 品質テスト

[拡張機能]エリアで光ディスクドライブテストの設定を定義できます。オーディオセクタ

の読み出し時には、光ディスクドライブはさまざまな位置から開始します。レコーダの書き

込みプロセスでも標準化された開始位置はありません。通常、数百のサンプルを採った場合

にギャップがあります。使用できるチェックボックスは、次のとおりです。

リードインの読

み込み

このチェックボックスをオンにすると、光ディスクドライブのリードイ

ン読み込み能力がテストされます。完全なコピーを作成するには、光デ

ィスクドライブは実際の開始位置より前からデータの読み出しを開始す

る必要があります。

リードアウトの

読み込み

このチェックボックスをオンにすると、光ディスクドライブのリードア

ウト読み込み能力がテストされます。完全なコピーを作成するには、

光ディスクドライブはリードアウトからデータを読み出す必要がありま

す。

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拡張 DAE 品質テスト

Nero DiscSpeed 52

CD 読み込み

テスト

このチェックボックスをオンにすると、ディスクドライブの CD テキス

ト再生能力がテストされます。

サブチャンネル

データの

読み込み

このチェックボックスをオンにすると、テスト中にサブチャンネルデー

タが読み出されます。

サブチャンネルデータは索引マーカーなどの情報を含みます。光ディス

クドライブで完全なオーディオコピーを作成する場合は、このデータを

再生成できなければなりません。

[テスト結果]エリアでは、次の情報が使用できます。

平均速度 完了したテストの平均速度を計算し、表示します。

データエラー 検出されたデータエラーを一覧表示します。

同期エラー 検出された同期エラーの数を示します。

同期エラーは、データが正しいが 1 つ以上のセクタによって移動され

ている場合に発生します。

品質スコア 比率(%)はテストの結果に基づいて計算されます。100% の品質指

標は完璧、つまりエラーがないことを示します。

9.5 エラーテスト [エラーテスト]はコピーの作成時にエラーを防ぐ光ディスクドライブの能力を決定しま

す。テストは 2 つのステップで実行されます。まず[イメージの作成]機能がテストディ

スクのイメージファイルを作成し、これをハードディスクドライブに保存します。この後、

[テストの実行]機能はテストディスク上のデータを読み取り、これをイメージファイルと

比較します。

このテストを実行するには、ディスクタイプが A-BEX(TCD-714R、TCD-

721R、またはTCD-726)の標準テストディスクが必要です。すべての A-

BEX ディスクは同じデータ(オーディオデータ)を含みます。各種 A-

BEX ディスクの読み取りサーフェスは深刻度が異なる、一連の人為的不具合を含みます。

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拡張 DAE 品質テスト

Nero DiscSpeed 53

A-BEX ディスクを使用する代わりに、以前に作成した DAE テストディスクを使用して限定

されたテストバージョンを実行することもできます。この場合、Nero DiscSpeed が比較デ

ィスクの内容を熟知しているため、イメージファイルを作成する必要はありません。

以下も合わせてご覧下さい:

テストディスクを作成する → 46

イメージの作成 → 53

9.5.1 イメージの作成

[イメージの作成]機能では、A-

BEX ディスクからデータを抽出してハードディスクにエラーのないイメージファイルを作

成できます。ただし、光ディスクドライブが提供されたデータからファイルを作成できる場

合に限ります。

テストディスクのイメージファイルを作成するには、次の手順を実行します。

1. 使用できる光ディスクドライブが複数ある場合は、必要なディスクドライブをドロップ ダウンメニューから選択します。

2. 光ディスクドライブに A-BEX ディスクを挿入します。

3. [拡張] > [拡張 DAE 品質テスト] > [エラーテスト] > [イメージの作成]の順 にクリックします。

[Nero DiscSpeed - 拡張DAE - イメージ作成]ウィンドウが開きます。

4. [開始]ボタンをクリックします。

テストディスクのイメージファイルが作成されます。[進行状況]バーからは書き 込みプロセスの進行状況を追跡できます。また、[停止]ボタンをクリックすると、

いつでも進行中のプロセスを停止できます。

イメージファイルが正常に作成されたかどうかを通知するダイアログボックスが開き

ます。 これでテストディスクのイメージファイルが作成されました。これを使用し

てエラーテストの第 2 部分である[テストの実行]に進むことができます。

以下も合わせてご覧下さい:

A-BEX テストディスクを使用してテストを実行する → 53

Page 54: マニュアル Nero DiscSpeedftp6.nero.com/user_guides/nero10/discspeed/NeroDiscSpeed...このマニュアルは、Nero DiscSpeed での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに

拡張 DAE 品質テスト

Nero DiscSpeed 54

9.5.2 A-BEX テストディスクを使用してテストを実行する

[テストの実行]機能は、A-BEX ディスク上のデータを読み出し、同じディスクの

イメージファイルと比較します。このテストによって、作成されるコピーが完全であること

が保証されます。

次の要件を必ず満たしてください。

► テストディスクのイメージファイルがハードディスクに保存される。

テストディスクをハードディスク上の関連イメージファイルと比較するには、次の手順を実

行します。

1. 使用できる光ディスクドライブが複数ある場合は、必要なディスクドライブをドロップ ダウンメニューから選択します。

2. イメージファイルがすでにハードディスクにある A-BEX ディスクを光ディスクドライブに挿入します。

3. [拡張] > [拡張 DAE 品質テスト] > [エラーテスト] > [テストの実行]の順に クリックします。

[Nero DiscSpeed - 拡張 DAE エラー訂正テスト]ウィンドウが開きます。

4. 一部の光ディスクドライブでは、C2 エラーが逆順に表示されます。これを訂正するに は、[リバース C2]チェックボックスをオンにしてください。

5. [開始]ボタンをクリックします。

テストが実行されます。画面下のグラフとエリアは進行状況を示します。[停止]

ボタンをクリックすると、いつでも実行中のテストをキャンセルできます。

これで、グラフや関連表示でテストの結果を確認し、保存できます。

以下も合わせてご覧下さい:

テストデータを保存する → 62

イメージの作成 → 53

9.5.3 DAE テストディスクを使用してテストを実行する

A-BEX ディスクを使用する代わりに、以前に作成した DAEを使用して、限定された

[エラーテスト]バージョンを実行することもできます。この場合、Nero DiscSpeed が比

較ディスクの内容を熟知しているため、イメージファイルを作成する必要はありません。

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拡張 DAE 品質テスト

Nero DiscSpeed 55

テストを実行するには、次の手順を実行します。

1. 使用できる光ディスクドライブが複数ある場合は、必要なディスクドライブをドロップ ダウンメニューから選択します。

2. 光ディスクドライブに DAE ディスクを挿入します。

3. [拡張] > [拡張 DAE 品質テスト] > [テストの実行]をクリックします。

[Nero DiscSpeed - 拡張 DAE エラー訂正テスト]ウィンドウが開きます。

4. 一部の光ディスクドライブでは、C2 エラーが逆順に表示されます。これを訂正するに は、[リバース C2]チェックボックスをオンにしてください。

5. [開始]ボタンをクリックします。

テストが実行されます。[停止]ボタンをクリックすると、いつでも実行中のテスト

をキャンセルできます。

これで、グラフや関連表示でテストの結果を確認し、保存できます。

以下も合わせてご覧下さい:

テストデータを保存する → 62

テストディスクを作成する → 46

9.5.4 [拡張 DAE エラー訂正テスト]ウィンドウ

[エラーテスト]は、[Nero DiscSpeed -

拡張 DAE エラー訂正テスト]ウィンドウで実行されます。

結果は[C2 エラー]と[エラー比較]グラフに表示され、テストが実行されている間は下

の表示エリアにも表示されます。上部のグラフには、ディスクで検出された C2 エラーが示

されます。下部のグラフでは、Nero DiscSpeed がディスク上のデータをイメージファイル

のデータと比較された際に検出したエラーが比較されます。

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拡張 DAE 品質テスト

Nero DiscSpeed 56

[Nero DiscSpeed]ウィンドウ - 拡張 DAE エラー訂正テスト

グラフの下のエリアでは、次のフィールドが使用できます。

位置 書き込みプロセス全体にわたってディスクの読み取りヘッドの現在の

位置を常に示します。

経過時間 書き込みプロセスが開始されてから経過した時間(分と秒単位)を指

定します。

C2 正確性 光ディスクドライブの C2 正確性は、テストの結果に基づいて決定さ

れます。

品質スコア 比率(%)はテストの結果に基づいて計算されます。100% の品質指

標は完璧、つまりエラーがないことを示します。

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拡張 DAE 品質テスト

Nero DiscSpeed 57

C2 エラー 検出された C2 エラーの数を示します。

C2 ミス 見落とされた C2 エラーの数を示します。

エラーを比較 検出された比較エラーの数を示します。

比較エラーは、オーディオデータの読み出しがイメージファイルの比

較データと一致しない場合に発生します。

同期エラー 検出された同期エラーの数を示します。

同期エラーは、データが正しいが 1 つ以上のセクタによって移動され

ている場合に発生します。

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オーバーバーンテスト

Nero DiscSpeed 58

10 オーバーバーンテスト

一部のレコーダはオーバーバーンをサポートしていません。

オーバーバーンは光ディスクドライブを破損させることがあります。光ディスク

ドライブの破損を防ぐために、この機能は適切なディスクのみに使用してくださ

い。

リードアウトが書き込まれているディスクは CD の標準規格には準拠しなくなっ

ているため、一部のリーダーでは検出できないことがあります。

オーバーバーンとは、CD のリードアウトエリアのディスクの公式容量を超えた書き込みデ

ータプロセスです。リードアウトエリアの実際の目的は、ディスクの終了場所を定義するこ

とです。リードアウト部分にゼロではなくデータを埋めることで、ディスクの容量を増やす

ことができます。通常、90 秒のリードアウトは簡単に上書きできます。それでも、このエ

リアは本来ゼロのみを格納することを目的とし、ディスクの外側のエッジにあるため、デー

タが読み取れなくなる可能性はかなりあります。ディスクのこの部分は破損したり、汚れた

りしがちです。

DVD のオーバーバーンも可能ですが、お勧めしません。DVD の外側のエッジにエラーが発

生しやすくなります。また、この機能をサポートしている DVD レコーダはわずかしかあり

ません。

[オーバーバーンテスト]機能では、オーバーバーンプロセスのシミュレーションを実行し

、レコーダがこのプロセスに適しているかどうかをテストできます。Nero DiscSpeed では

、使用中のディスクにどのくらいのデータを書き込むことができるかもチェックされます。

ディスクとレコーダのオーバーバーン能力を実際の書き込みプロセスでテストする場合は、[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウの[転送レート]ナビ ゲーション項目の下にある[オーバーバーン CD]または[オーバーバーン DVD

]チェックボックス([ディスクタイプ]によって異なる)をオンにします。

次に、[データディスクを作成]標準テストを開始します。

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オーバーバーンテスト

Nero DiscSpeed 59

以下も合わせてご覧下さい:

[転送レート]ナビゲーション項目 → 75

データディスクを作成(クラシックバージョン) → 23

10.1 オーバーバーンテストを実行する オーバーバーンテストをシミュレーションとして実行するには、次の手順を実行します。

1. 使用できる光ディスクドライブが複数ある場合は、必要なディスクドライブをドロップ ダウンメニューから選択します。

2. 光ディスクドライブに空のディスクを挿入します。

3. [拡張] > [オーバーバーンテスト]の順にクリックします。

[Nero DiscSpeed - オーバーバーンテスト]ウィンドウが開きます。

4. RAW モードで書き込みプロセスをシミュレートする場合は、[Raw モード]チェック ボックスをオンにします。

5. ディスクに書き込むデータの量を選択するか、Nero DiscSpeed に公式の容量を決定させ ます。

6. [開始]ボタンをクリックします。

シミュレーションが開始されます。書き込みプロセスの進行状況は、[書き込み 位置]エリアと[ディスク情報]エリア、および下部の表示エリアで監視できます。

[停止]ボタンをクリックすると、いつでも実行中のテストをキャンセルできます。

最大検出容量を指定するダイアログボックスが開きます。

7. 検出された値を内部のオーバーバーンデータベースに追加する場合は、[はい]ボタン をクリックします。

同じタイプのディスクをもう一度挿入すると、この方法で検出され、データベースに

格納された結果が表示エリアに表示されます。

8. 検出された値を破棄する場合は、[いいえ]ボタンをクリックします。

これでオーバーバーンテストが実行されました。

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オーバーバーンテスト

Nero DiscSpeed 60

10.2 [Nero DiscSpeed - オーバーバーンテスト]ウィンドウ オーバーバーンプロセスのシミュレーションは、[Nero DiscSpeed - オーバーバーン

テスト]ウィンドウで実行されます。

結果は、[書き込み位置]エリアと[ディスク情報]エリアの同じウィンドウ、および

ウィンドウの下部の表示エリアに表示されます。

[Nero DiscSpeed - オーバーバーンテスト]ウィンドウ

テストの設定は、ウィンドウの最上部で定義できます。次の設定オプションが使用でき

ます。

メニュー

書き込み速度

ディスクの書き込みをシミュレートする速度を設定します。

オーディオ CD の書き込みには、16x 以下の速度を選択することを

お勧めします。

入力フィールド

[テスト容量]

ディスクの容量を MSF 単位(分/秒/フレーム)で示します。

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オーバーバーンテスト

Nero DiscSpeed 61

チェックボックス

シミュレート

このチェックボックスをオンにすると、記録可能なディスクにデ

ータが書き込まれるのではなく、書き込み処理がシミュレートさ

れます。

初期設定ではこのチェックボックスがオンになっています。

チェックボックス

RAWモード

このボックスをオンにすると、書き込みプロセスは RAW モードで

シミュレートされます。

進行中の書き込みプロセスシミュレーションに関する次の情報が[書き込み位置]エリアに

表示されます。

位置 ディスク上の読み込みヘッドの現在位置を連続的に示します。

相対 すでに書き込まれたディスクの割合(%)を常に示します。

シミュレートされた書き込み処理の進行状況を示します。

[緑] – ディスクの通常の容量で書き込まれたデータ。

[黄] – ディスクの通常の容量を超えて書き込まれたデータ。

[濃い緑] – バッファの状態

[青] – 標準、公式ディスク容量。

[赤] - ディスク上の読み取りヘッドの現在の位置。

ディスクドライブに挿入されているディスクに関する次の情報が[ディスク情報]エリアと

表示エリアに表示されます。

容量 ディスクの容量を MSF (分/秒/フレーム)と MB の両方で示します。

[最大]は、オーバーバーンによる追加容量によってディスクに書き込

むことが可能な最大データ量を指定します。

[拡張]は通常の容量と最大の容量との違いを示します。

製造者 製造者の名前を示します。

ダイタイプ 使用されるダイタイプを示します。

ディスクタイプ ディスクドライブにあるディスクのディスクタイプを示します。

Page 62: マニュアル Nero DiscSpeedftp6.nero.com/user_guides/nero10/discspeed/NeroDiscSpeed...このマニュアルは、Nero DiscSpeed での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに

[ディスク作成]タブ

Nero DiscSpeed 62

11 [ディスク作成]タブ

11.1 テストデータを保存する [結果を保存]メニュー項目では、テストの全結果をハードディスクに保存できます。

Nero DiscSpeed では、さまざまな保管フォーマットで保存できます。

拡張子が *.dat のバイナリファイルとして保存されたテストデータのみが再び取り込まれます。テストデータを Nero DiscSpeed で開いたり、テストデータを開いて Nero DiscSpeed データベース内のテストデータと比較する場合は、このフ

ォーマットを使用してください。

あらゆる Web ブラウザで開くことができる[*.hml]ファイルで結果をグラフとして保存します。[オプション]ウィンドウの[保存]ナビゲーション項目では、ファイルに保存するデータ量を定義できます。[ステータスを含む]チェックボックスがオンになっている場合、グラフやその他のテスト結果も保存されます

。オフになっている場合、グラフのみが保存されます。

[*.csv]ファイルでは、テスト結果を純粋なテキストファイルに保存します。こ

のファイルはあらゆるテキストエディタで開くことができます。

次の要件を必ず満たしてください。

► 対象となるテストをすでに実行している。

► テスト結果がメイン画面の対応するタブに表示されている。

テスト結果を保存するには、次の手順を実行します。

1. [ファイル] > [結果を保存]をクリックし、任意の保管フォーマットを選択します。

[別名で保存]ウィンドウが表示されます。

2. 必要に応じて[ファイル名]入力フィールドにファイル名を入力します。

3. [保存]ボタンをクリックします。

これでテストファイルが保存されました。

以下も合わせてご覧下さい:

[保存]ナビゲーション項目 → 78

テストデータを取り込む → 62

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[ディスク作成]タブ

Nero DiscSpeed 63

11.2 テストデータを取り込む [単一のファイルを取り込む]メニュー項目では、保存したテストデータを取り込むことが

できます。また、[データベース]メニュー項目では、いくつかのファイルを一度に取り込

んで、テスト結果や光ディスクドライブの性能を比較できます。

拡張子が *.dat のバイナリファイルとして保存されたテストデータのみが再び取

り込まれます。

データベースを効果的に使用する、つまり同等の結果を得るには、すべての光デ

ィスクドライブの各種テストに対して同じディスクを使用する必要があります。

テスト結果を取り込むには、次の手順を実行します。

1. 単一の保存済みテストファイルを開く場合:

1. [ファイル] > [結果を取り込む] > [単一のファイルを取り込む]の順にクリック

します。

[ファイルを開く]ウィンドウが表示されます。

2. 必要なファイルを選択して、[開く]ボタンをクリックします。

選択したファイルが[ベンチマーク]タブのメイン画面に開かれ、テストデータが

表示されます。

2. 比較目的でいくつかのファイルを一度に取り込む場合:

1. メニューバーの[ファイル] > [結果を取り込む] > [データベース]をクリック

します。

[Nero DiscSpeed - データベース]ウィンドウが開きます。

2. [結果を追加]ボタンをクリックします。

[ファイルの挿入]ダイアログボックスが開きます。

3. 必要なファイルを選択して、[開く]ボタンをクリックします。

テストファイルがインポートされ、[Nero DiscSpeed - データベース] ウィン

ドウに表示されます。

4. 比較するファイルの隣のボックスをオンにします。

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[ディスク作成]タブ

Nero DiscSpeed 64

5. ウィンドウの下部で、データを比較するテストタイプのラジオボタンをオンにします。

選択したテストの結果が選択したテストファイルに表示されます。

6. [グラフ]ボタンをクリックします。

[Nero DiscSpeed テスト結果]ウィンドウが開き、選択したテスト結果のグラフが

表示されます。各テストファイルの結果は、さまざまな色で表示されます([凡例]

エリアはどのグラフがどのテストに対応しているかを示しています)。

[Nero DiscSpeed - テスト結果]ウィンドウ

選択したテスト結果が取り込まれました。

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ディスクの消去

Nero DiscSpeed 65

12 ディスクの消去 [ディスク消去]機能では、再書き込み可能なディスクからデータを消去できます。この操

作は、[Nero DiscSpeed - 消去]ウィンドウで実行されます。一般的なルールとして、次

の 2 つの消去方法が使用できます。

クィック消去では、データは物理的にはディスクから削除されず、既存の内容への参照が消

去されるためにアクセスできなくするだけです。データは復元することができます。

完全消去では、ディスクをゼロで上書きすることでディスクからデータが削除されます。デ

ィスクの内容はこれまでの方法で復元できなくなります。繰り返し完全に消去することで、

第三者がディスクの内容を再構築しにくくなります。

RW ディスクを消去するには、次の手順を実行します。

1. 使用できる光ディスクドライブが複数ある場合は、必要なディスクドライブをドロップ ダウンメニューから選択します。

2. 消去するディスクを、光ディスクドライブに挿入します。

3. [拡張] > [ディスク消去]をクリックします。

[Nero DiscSpeed - 消去]ウィンドウが開きます。

[Nero DiscSpeed - 消去]ウィンドウ

4. 必要な消去方法のラジオボタンをクリックします。

5. [消去]ボタンをクリックします。

消去プロセスを開始します。[終了]ボタンをクリックすると、いつでも進行中の

プロセスの消去をキャンセルできます。

[進行状況]バーで消去プロセスの進行状況を追跡できます。

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ビット設定

Nero DiscSpeed 66

13 ビット設定 [ビット設定]機能では、[Nero DiscSpeed - ビット設定]ウィンドウで選択した DVD

ドライブのビット設定または[ブックタイプ]を変更できます(対象のドライブがこの機能

をサポートしていることが条件です)。

[ブックタイプ]情報とは、挿入された[ディスクタイプ]を検出するために光ディスクド

ライブが利用する情報です。ブックタイプを変更することで、挿入された DVD がプレスさ

れたディスクであり、書き込まれたディスクではないとプレイヤーに信じさせることができ

ます。

すべての DVD ドライブがブックタイプを変更できるわけではありません。さらに、ブック

タイプが変更できるのは「プラス」メディア(+R など)のみです。他のメディアタイプで

は、書き込み処理前にブックタイプがすでにディスクに存在します。

13.1 ビット設定を変更する DVD レコーダのビット設定を編集するには、次の手順を実行します。

1. 使用できる光ディスクドライブが複数ある場合は、必要なディスクドライブをドロップ ダウンメニューから選択します。

2. [拡張] > [ビット設定]をクリックします。

[Nero DiscSpeed - ビット設定]ウィンドウが開きます。[ディスクドライブ設定] エリアには、それぞれに選択されているディスクタイプとブックタイプが表示されます。

3. 対応する[新規設定]ドロップダウンメニューでブックタイプを変更し、[設定]ボタン をクリックします。

4. 変更したブックタイプの設定を光ディスクドライブの標準設定として保持する場合は、 [標準に設定]チェックボックスをオンにします。

5. [更新]ボタンをクリックします。

ウィンドウ内の表示が更新されます。[ディスクドライブ設定]エリアには、 [ブックタイプ]で選択したとおりにディスクタイプ、および変更されたブックタイ

プが表示されます。

6. [閉じる]ボタンをクリックします。

DVD レコーダのビット設定が変更されました。

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ビット設定

Nero DiscSpeed 67

13.2 [Nero DiscSpeed - ビット設定]ウィンドウ ビット設定とブックタイプの変更は、[Nero DiscSpeed - ビット設定]ウィンドウで

実行します。

[Nero DiscSpeed - ビット設定]ウィンドウ

[ディスクドライブ設定]エリアには、定義されたブックタイプと実行可能なすべての変更

が示されます。次の情報が表示されます。

ディスクタイプ ディスクドライブにあるディスクのディスクタイプを示します。

ブックタイプ ディスクドライブにあるディスクのブックタイプを示します。

次の設定オプションが使用できます。

メニュー

[新規設定]

ブックタイプのどの新規設定が選択できるかを示します。

選択した光ディスクドライブでサポートしていないメディアタイ

プはグレー表示されます。

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ビット設定

Nero DiscSpeed 68

ボタン

[セット]

行った変更を確定します。

チェックボックス

[標準に設定]

このチェックボックスをオンにすると、選択した変更は光ディス

クドライブの標準設定として、コンピュータが再起動された後も

保持されます。

光ディスクドライブがこの機能をサポートしていない場合、この

チェックボックスはグレー表示されます。

[ディスク設定]エリアには、現在選択されているディスクタイプと選択されているブック

タイプが表示されます。

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 69

14 [Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ [Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウには、Nero DiscSpeed インターフェースの

外観をカスタマイズしたり、必要に応じた設定を行うことのできるさまざまなオプションが

用意されています。

このウィンドウを開くには[ ]ボタンをクリックします。 ウィンドウはナビゲーショ

ンツリーと各種設定オプションで構成されています。 表示される入力エリアは、ナビゲー

ションツリーで選択した項目によって異なります。

14.1 [ユーザーインターフェース]ナビゲーション項目 [ユーザーインターフェース]ナビゲーション項目では、[言語]、[ディスク情報

(DVD)]、[優先順位]、および[色]エリアに設定オプションがあります。

[Nero DiscSpeed - オプション] - [ユーザーインターフェース]ナビゲーション項目

[言語]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。

メニュー

[言語]

プログラムインターフェースで使用する言語を指定します。

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 70

[ディスク情報(DVD)]エリアでは、メイン画面の[ベンチマーク]タブに表示される

情報を選択できます。この設定は光ディスクドライブに DVD がある場合だけ使用できます

。次の設定オプションが使用できます。

オプションボタン

ディスクタイプ

DVD のディスクタイプを示します。

オプションボタン

ブックタイプ

DVD のブックタイプを示します。

[優先順位]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。

メニュー

[優先度]

Nero DiscSpeed の優先順位を選択します。Windows の各プロセスは、

定義された優先順位で実行されます。この優先順位によって、メモリな

どのコンピュータのリソースに Nero DiscSpeed が効率的にアクセスで

きる方法が決まります。

優先順位は[低]、[通常]、[高]、および[リアルタイム]から選

択できます。

コンピュータで同時に実行しているその他のプロセスがテストを妨害し

ないように、優先順位を[高]に設定してください。

[カラー]エリアでは、メイン画面の[ベンチマーク]タブの色を指定できます。次の設定

オプションが使用できます。

メニュー

テーマ

任意のテーマを選択します。事前に定義されたテーマのほか、[ユ

ーザー設定]エントリでカラーを設定することもできます。カラー

を手動で編集するには、カラーが適用されたタイトルをクリックし

て、表示されるダイアログボックスで必要なカラーを選択します。

ボタン

バックグランド 1

グラフエリアの背景の基本色を変更します。

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 71

ボタン

バックグランド 2

グラフエリアの背景の影の基本色を変更します。

[バックグラウンド 2]のチェックボックスがオンになっている場

合にのみ有効です。そうでない場合グラフエリアの背景は単色で表

示されます。

ボタン

グリッド(一次)

グラフエリアの粗いグリッドの色を変更します。

[水平グリッドを表示]、[垂直グリッドを表示]の少なくともい

ずれかのチェックボックスが有効である必要があります。

ボタン

グリッド(二次)

グラフエリアのファイングリッドの色を変更します。

[水平グリッドを表示]、[垂直グリッドを表示]の少なくともい

ずれかのチェックボックスが有効である必要があります。

ボタン

[速度]

グラフ内の速度を表す曲線の色を変更します(書き込みの速度か、

読み取りの速度かはテストによって異なります)。

ボタン

[RPM]

グラフ内のディスクの回転速度を表す曲線の色を変更します。

ボタン

[バッファレベル]

バッファレベルの曲線の色を変更します。

ボタン

[CPU 利用率]

CPU 利用率の曲線の色を変更します。

チェックボックス

水平グリッドを表示

グラフエリアの水平グリッド線を表示または隠します。初期設定で

はこのチェックボックスがオンになっています。

チェックボックス

垂直グリッドを表示

グラフエリアの垂直グリッド線を表示または隠します。初期設定で

はこのチェックボックスがオンになっています。

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 72

14.2 [標準テスト]ナビゲーション項目 [標準テスト]ナビゲーション項目の[テスト選択]、[速度]、および[スピンアップ

時間]エリアには設定オプションがあります。

[Nero DiscSpeed - オプション] - [標準テスト]ナビゲーション項目

メイン画面の[開始]ボタンまたは[テスト実行] > [選択済み]メニュー項目をクリッ

クすると自動的に実行される標準テストは、[選択済みテスト]エリアで定義できます。こ

れらのテストは、[ベンチマーク]タブで実行されます。テストはすべて初期設定で有効に

なっています。

次の設定オプションが使用できます。

チェックボックス

転送レート

一連の標準テストにテストを追加します。[転送レート]テスト

では、データの読み取り速度が測定されます。つまり、データが

ディスクから読み取られる速度です。挿入されたディスクが空の

場合、テストでは、書き込み速度が測定されます。

チェックボックス

DAE 品質

一連の標準テストにテストを追加します。DAE 品質テストは、2

つの部分測定で構成されています。

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 73

チェックボックス

アクセス/シーク時間

一連の標準テストにテストを追加します。[アクセス/シーク時

間]テストでは、ドライブに挿入されたディスクに対する光ディ

スクドライブのアクセスまたはシーク時間が 3 つの部分測定で測

定されます。

チェックボックス

CPU 利用率

一連の標準テストにテストを追加します。CPU 利用率テストで

は、CPU(中央演算処理装置)の利用率(%)がさまざまな速度

で測定されます(1x、2x、4x、および 8x)。

チェックボックス

バーストレート

一連の標準テストにテストを追加します。[バーストレート]テ

ストでは、光ディスクドライブからコンピュータへの最大転送レ

ートが測定されます。

チェックボックス

スピンアップ/ダウン

一連の標準テストにテストを追加します。[スピンダウン]テス

トでは、光ディスクドライブが停止するまでにかかる時間が測定

され、[スピンアップ]テストでは、光ディスクドライブが停止

後に再びデータを読み出すまでにかかる時間が測定されます。

チェックボックス

ロード/イジェクト

一連の標準テストにテストを追加します。[ロード/イジェクト]

テストでは、光ディスクドライブがディスクのロード、検出、イ

ジェクトに必要とする時間が測定されます。

チェックボックス

追加の読み取りテスト

一連の標準テストにテストを追加します。一連の[追加の読み取

りテスト]テストは 3 つのテストで構成されています。ディスク

上の 1 つ以上のセクタが定義されたテストサンプルで読み取られ

ます。

チェックボックス

データディスクを作成

一連の標準テストにテストを追加します。[データディスクを作

成]テストは、そのクラシックバージョンを[ベンチマーク]タ

ブで、および拡張バージョンを[ディスク作成]タブで使用でき

ます。クラシックテストを使用すると、書き込み速度と回転速度

を分析できます。拡張テストを使用すると、光ディスクドライブ

のバッファレベルと CPU 利用率も測定できます。

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 74

チェックボックス

[データの

ベリファイ]

[データディスクを作成]テスト中にディスクに書き込まれたデ

ータをチェックします。

[速度]エリアでは、転送レートテストの読み取り速度、およびデータディスクを作成テス

トの書き込み速度を定義できます。最大速度は初期設定で有効化されています。この速度

は、悪条件下での光ディスクドライブやディスクのテストにもお勧めします。次の設定オプ

ションが使用できます。

オプションボタン

最大

光ディスクドライブが達成できる最大速度を選択します。

オプションボタン

[現在]

光ドライブの現在の速度を選択します。この速度は影響を受け

ず、その他のシステム設定(他のソフトウェアやファームウェ

アの設定など)の影響を受けることがあります。

オプションボタン

[選択]

手動で速度を選択します。入力フィールドに任意の値を入力し

ます。

[スピンアップ時間]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。

[スピンアップ時間] スピンアップ時間を定義します。

ディスクと光ディスクドライブを安定させるために、Nero

DiscSpeed は実際のテストが開始される前にディスクのスピニン

グを開始します。初期設定は 10 秒です。

以下も合わせてご覧下さい:

転送レート → 18

DAE 品質 → 20

アクセス/シーク時間 → 21

CPU 利用率 → 21

バーストレート → 22

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 75

スピンアップ/ダウン → 22

ロード/イジェクト → 22

14.3 [転送レート]ナビゲーション項目 [転送レート]ナビゲーション項目には、[グラフ]エリアと[書き込みオプション]エリ

アに、[転送レート]テストに特化した設定オプションがあります。

[Nero DiscSpeed - オプション] - [転送レート]ナビゲーション項目

[グラフ]エリアではグラフの設定を指定できます。次の設定オプションが使用できます。

スライダ

[テストの長さ]

転送レートテストの精度を定義します。

精度が高いほど、細かなグラフになります。ただし、精度が高いほ

ど、テスト時間が長くなります。

チェックボックス

[RPM の表示]

グラフの回転速度を示します。

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 76

メニュー

最大速度 CD/DVD

CD/DVD を光ディスクドライブに挿入する際に[ディスク作成]タ

ブに垂直のグラフスケールで表示される最大値を定義します。

曲線の一部がグラフエリアの境界を超えないようにするために、光

ディスクドライブの最大読み取り速度よりも若干高い値を選択する

ことをお勧めします。

チェックボックス

[最低/最高を表示]

転送レートテスト中に記録された最低および最高の速度値を示しま

す。

通常の曲線では、最低速度が開始速度であり、最高速度が終了速度

です。不均等な曲線では、最低記録速度が最小値として表示される

一方で、最高記録速度は最大値として表示されます。

チェックボックス

[読み取りテスト]

高解像度または低解像度で読み込みテストの曲線を示します。

チェックボックス

[書き込みテスト]

高解像度または低解像度で書き込みテストの曲線を示します。

[書き込みオプション]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。

エリア

[書き込みモード]

ディスクに対して[SAO](セッションアットワンス)または[TA

O](トラックアットワンス)書き込みモードを選択します。

セッションアットワンスモードでは、[オーバーバーン CD]およ

び[オーバーバーン DVD]チェックボックスをオンにすることもで

きます。対応する入力フィールドに正確なデータ品質を入力してく

ださい。

エリア

ディスクタイプ

データディスクまたはオーディオディスクのいずれかの書き込みシ

ミュレーションを有効にします。

チェックボックス

バッファーアンダー

ラン保護

光ディスクドライブバッファーアンダーランの保護を有効にしま

す。

バッファーアンダーラン保護は初期設定で有効になっています。こ

のチェックボックスはオンのままにしておくことをお勧めします。

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 77

チェックボックス

ストリーミング

ストリーミングは書き込み速度を倍以上改善できますが、ディスク

の質に悪影響が及ぶことがあります。これはディスクが書き込みプ

ロセス中に検証されず、欠陥のあるセクタは再書き込みされないた

めです。

初期設定ではこのチェックボックスはオフになっています。つま

り、検証が有効です。このチェックボックスをオンにすると、

[DVD-RAM]と[ブルーレイディスク]に対する検証は無効化さ

れます。

チェックボックス

[ダイレクト

オーバーライト]

このチェックボックスをオンにすると、書き換え可能なディスクは

直接上書きされるため、旧データを最初に削除する必要がありませ

ん。

このチェックボックスをオフにすると、書き込みのためのデータを

含むディスクを挿入するタイミングがダイアログボックスによって

通知されます。

チェックボックス

[イメージファイル

の書き込み]

このボックスをオンにすると、Nero DiscSpeed はイメージファイル

(ISO または NRG)を作成して[データディスクを作成]テストを

実行します。

このチェックボックスをオフにすると、Nero DiscSpeed はディスク

の最大容量に達するまでバイナリデータを書き込むことで、同じテ

ストを実行します。

チェックボックス

[テストデータを

含める]

このチェックボックスをオンにすると、テストについてのその他の

情報(光ディスクドライブ、挿入されているファームウェア、およ

び書き込み処理グラフに関する情報)がディスクに書き込まれま

す。

以下も合わせてご覧下さい:

転送レート → 18

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 78

14.4 [アクセス/シーク時間]ナビゲーション項目 [アクセス/シーク時間]ナビゲーション項目には、[測定]と[操作の回数]エリアに[

アクセス/シーク時間テスト]に限定された設定オプションがあります。

[Nero DiscSpeed - オプション] - [アクセス/シーク時間]ナビゲーション項目

次の設定オプションが使用できます。

エリア

[測定]

アクセス時間とシーク時間の 2 つのテストのうちどちらのテ

ストを実行するかを定義します。

入力フィールド

[操作の回数]

選択されたテストを実行する回数を定義します。入力する値

が大きいほど測定結果の精度が上がりますが、テストが何度

も繰り返される場合、テスト時間が長くなります。テスト回

数は初期設定で 100 回に設定されています。

以下も合わせてご覧下さい:

アクセス/シーク時間 → 21

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 79

14.5 [保存]ナビゲーション項目 [保存]ナビゲーション項目では、[自動保存]機能をオンにしている場合に自動的に選択

される記憶域とファイル名を指定できます。

[Nero DiscSpeed - オプション] - [保存]ナビゲーション項目

次の設定オプションが使用できます。

チェックボックス

[自動保存]

このチェックボックスをオンにすると、Nero DiscSpeed がすべての

テスト結果を自動的に CSV または HTML フォーマットで保存しま

す。

チェックボックス

[ステータスを

含む]

このチェックボックスをオンにすると、Nero DiscSpeed はグラフだ

けでなく、表示エリアに表示される追加情報もすべて保存します。

チェックボックス

[ファイル

ダイアログの表示]

このボックスをオンにすると、ファイルを保存する前に適切なダイ

アログボックスが開きます。 このボックスからファイル名を選択

し、ファイルの保存先を指定できます。

このボックスをオフにしている場合、すべてのファイルが指定され

たフォルダに自動的に保存されます。ファイル名は自動的に作成さ

れます。

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 80

ボタン

[フォルダの参照]ウィンドウを開きます。このウィンドウからフ

ァイルを保存するフォルダを指定することができます。

入力フィールド

[ドライブ名]、[ドライブバージョン]、[日付]、[時間]、

[MID](メディア ID)というユーザー定義のパラメータに従って

ファイル名を作成します。

パラメータは任意の順序でコンパイルできます。 入力フィールドで

必要なすべてのパラメータを調整してください。

すべてのパラメータが入力フィールドからクリアされている場合、

そのファイル名は自動的に生成できません。

[ファイルダイアログの表示]チェックボックスがオンになってい

る場合のみ有効です。

以下も合わせてご覧下さい:

テストデータを保存する → 62

14.6 [自動実行]ナビゲーション項目 自動実行機能の詳細な設定は、[自動実行]ナビゲーション項目から実行できます。

[Nero DiscSpeed - オプション] - [自動実行]ナビゲーション項目

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 81

使用できるチェックボックスは次のとおりです。

選択したテストを自動的

に実行

ディスクが光ディスクドライブに挿入されるとすぐに、

[標準テスト]ナビゲーション項目で選択された一連の

テストを自動的に開始します。

このチェックボックスをオフにした場合、一連のテスト

を手動で開始する必要があります。

起動時に自動実行が有効か

どうかをチェックする

Nero DiscSpeed が起動し、自動実行が無効になっている

場合はメッセージウィンドウを表示します。このウィン

ドウで自動実行を有効にできます。

選択されたテストを継続的

に実行する

[標準テスト]ナビゲーション項目で選択されたテスト

を実行する回数を定義します。

このボックスをオンにしていると、次のオプションが使

用できます。

[テストの実行間隔] - 次のテストを実行するまでの時

間を指定します。

[テストの回数]- テストが繰り返される回数を指定し

ます。値[0]を選択すると、テストは手動で停止するま

で繰り返されます。

以下も合わせてご覧下さい:

[標準テスト]ナビゲーション項目 → 71

14.7 ディスク品質項目 [ディスク品質]ナビゲーション項目の[品質]テストには[一般]、[クイック

スキャン]、[図の余白]、[色]の設定オプションがあります。

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 82

Nero DiscSpeed - オプション - ディスク品質ナビゲーション項目

[一般]エリアでは、次のチェックボックスが使用できます。

速度設定の検出 [ディスク品質]でテストする速度は、選択した光学ドライブに

よって変わります。この速度はレコーダーのモデルとインストー

ルされているファームウェアに関連します。チェックボックスが

有効の場合、メイン画面の[ディスク品質]タブが選択されると

すぐに、Nero DiscSpeed が自動的に速度を検出します。このボッ

クスをオフにした場合、手動で速度を検出する必要があります。

エラー上限を表示 図のカラーグラデーションの間隔を示します。

光学ドライブのモデルとエラーが発生する間隔によって異なりま

すが、検出されたエラーはひと目で許容、耐容、受け入れ不可と

して分類できます。

統計を表示 テストの最後に結果の統計的な概要を示します。

レーベルを表示 [ディスク品質]タブにディスクのレーベルを示します。

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 83

[クイックスキャン]エリアでは、クイックスキャンのオプションを定義できます。[ディ

スク品質]は、完全なスキャンとして実行できます。[ディスク品質]タブではクイックス

キャンと完全なスキャンから選択できます。クイックスキャンでは、ディスクに指定された

ポイントのみがチェックされます。その他のエリアはすべて無視されます。そのため、完全

なスキャンよりも時間がかかりませんが、精度は劣ります。

測定ポイント クイックスキャン中にチェックされるディスク上のポイントの数を

定義します。

サンプル容量: 各スキャンポイントのサイズ(MB 単位)を定義します。

[グラフ制限]エリアでは、エラー曲線のグラフ表示に対して最大スケール限度を定義でき

ます。次の設定オプションが使用できます。

オプションボタン

自動

段階化したスケール値を測定されたエラー数に自動的に合わせます。

値 10 は、[C1 エラー/PI エラー]と[C2 エラー/PI 障害]の両方の

初期値として定義されます。

さらにエラーが見つかった場合、Nero DiscSpeed は自動的にスケー

ルをより高い値に合わせます。

オプションボタン

ロック

スケール上の最大値をロック済みとして定義します。[C1 エラー/PI

エラー]テキストボックスと[C2 エラー/PI 障害]テキストボックス

に必要な値を入力してください。

選択エリア

最大 CD 速度

読み書きの速度について、[C1 エラー/PI エラー]曲線に表示される

最大値を定義します。

この値は、[CD]と[DVD]とで別々に定義します。

[色]エリアのメイン画面の[ディスク品質]タブでは色を定義できます。次の設定オプシ

ョンが使用できます。

メニュー

テーマ

任意のテーマを選択します。事前に定義されたテーマのほか、[ユ

ーザー設定]エントリでカラーを設定することもできます。カラー

を手動で編集するには、カラーが適用されたタイトルをクリックし

て、表示されるダイアログボックスで必要なカラーを選択します。

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 84

ボタン

バックグランド 1

グラフエリアの背景の基本色を変更します。

ボタン

バックグランド 2

グラフエリアの背景の影の基本色を変更します。

[バックグラウンド 2]のチェックボックスがオンになっている場

合にのみ有効です。そうでない場合グラフエリアの背景は単色で表

示されます。

ボタン

グリッド(一次)

グラフエリアの粗いグリッドの色を変更します。

[水平グリッドを表示]、[垂直グリッドを表示]の少なくともい

ずれかのチェックボックスが有効である必要があります。

ボタン

グリッド(二次)

グラフエリアのファイングリッドの色を変更します。

[水平グリッドを表示]、[垂直グリッドを表示]の少なくともい

ずれかのチェックボックスが有効である必要があります。

C1/PIE グラフ内の C1 エラー/PI エラーを示す線です。

C2/PIF Linie der C2-FehlerPI-Ausfälle im Diagramm.

ジッタ グラフ内のジッタの表示です。

読み込み速度 グラフ内の読み取り速度を示す線です。

書き込み速度 グラフ内の書き込み速度を示す線です。

この曲線は、[転送レート]ナビゲーション項目の[テストデータ

を含める]ボックスがオンになっている場合だけ表示されます。

チェックボックス

水平グリッドを表示

グラフエリアの水平グリッド線を表示または隠します。初期設定で

はこのチェックボックスがオンになっています。

チェックボックス

垂直グリッドを表示

グラフエリアの垂直グリッド線を表示または隠します。初期設定で

はこのチェックボックスがオンになっています。

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 85

14.8 [キャプチャ]ナビゲーション項目 [キャプチャ]ナビゲーション項目には、スナップショット機能を使用してテスト結果を保

存するための設定オプションがあります。

[Nero DiscSpeed - オプション] - [キャプチャ]ナビゲーション項目

次の設定オプションが使用できます。

チェックボックス

[ファイルダイアログ

の表示]

このボックスをオンにすると、ファイルを保存する前に適切なダ

イアログボックスが開きます。 このボックスからファイル名を選

択し、ファイルの保存先を指定できます。

このボックスをオフにしている場合、すべてのファイルが指定さ

れたフォルダに自動的に保存されます。ファイル名は自動的に作

成されます。

メニュー

画像フォーマット

スナップショットを保存するフォーマットを指定します。BMP、

PNG、JPG、および TIFF フォーマットが使用できます。

ボタン

[フォルダの参照]ウィンドウを開きます。このウィンドウから

ファイルを保存するフォルダを指定することができます。

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[Nero DiscSpeed - オプション]ウィンドウ

Nero DiscSpeed 86

入力フィールド

[ドライブ名]、[ドライブバージョン]、[日付]、

[時間]、[MID](メディア ID)というユーザー定義のパラメ

ータに従ってファイル名を作成します。

パラメータは任意の順序でコンパイルできます。 入力フィールド

で必要なすべてのパラメータを調整してください。

すべてのパラメータが入力フィールドからクリアされている

場合、そのファイル名は自動的に生成できません。

[ファイルダイアログの表示]チェックボックスがオンになって

いる場合のみ有効です。

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技術的な情報

Nero DiscSpeed 87

15 技術的な情報

15.1 システム要件 Nero DiscSpeed は、インストールされた Nero 製品の一部です。必要動作環境も同じ

です。このアプリケーションとその他のすべての Nero 製品の必要動作環境について詳しく

は、Nero の Web サイト(www.nero.com)の「サポート」セクションで確認できます

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用語集

Nero DiscSpeed 88

16 用語集

C1エラー C1 エラーとは、書き込み中 CD の低層で生じ、自動的に修正された誤り率です。すべての

書き込み可能なディスクにはこのエラーがあります。エラーが少ないほど品質の良いディス

クです。

C2エラー C2 エラーとは、書き込まれた CD の低層で自動的に修正された誤り率です。すべての書き

込み可能なディスクにはこのエラーがあります。エラーが少ないほど品質の良いディスクで

す。C2 エラー率が高いと、書き込みに問題があるか品質に欠陥があります。

CD TEXT CD TEXT は、音楽のトラックタイトルやアーティストなどを保存できる CD 上の追加情報

で構成されています。CD TEXT は、オーディオデータが始まる前の、CD のリードインと

呼ばれるエリアに保存されます。CD プレイヤー上の表示には、この追加情報が示されま

す。CD に CD TEXT を書き込むには、CD TEXT に対応した CD バーナーが必要です。ま

た、CD TEXT の書き込みはディスクアットワンスモードでのみ可能になることに注意して

ください。

CPU 利用率 中央演算処理装置はコンピュータのプロセスを処理します。演算のパフォーマンスが高いほ

ど、CPU の読み込みとそのパフォーマンスが向上します。

拡張DAE品質テスト DAE(デジタルオーディオの抽出)は、ディスクドライブを使用したオーディオファイルの

読み取り処理を意味します。DAE 品質は、CD 上のデータを読み取るディスクドライブの能

力を示しています。

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用語集

Nero DiscSpeed 89

ディスクタイプ ディスクタイプは、仕様が異なる各種光記憶メディアを指します。最もよく知られたディス

クタイプは CD と DVD です。CD と DVD には 1 回、または複数回書き込むことができ、

さまざまな記憶容量で製造されています。

Dual Layer Disk 2 層のディスクとは片側で 2 つの層を使用することをいいます。これによって記憶容量が向

上します。

DVD-RAM DVD-RAM(Digital Versatile Disc Random Access Memory)は、最初に開発された書き

換え可能なデータキャリア形式です。 セクタの分布を特長とし、DVD+/-RW と比較する

と、データ整合性が向上し、フォーマットが高速化され、エラー管理が容易になっていま

す。

ダイタイプ 記憶域メディアを製造するために使用される各色の原料はさまざまです。レーザーで処理で

きる、データキャリングダイレイヤーは、フタロシアニンまたはフォルマザンなどで製造で

きます。

リードイン リードインとは、データキャリア上のユーザーデータの開始エリア(最も内側のエリア)で

す。この部分には、T.O.C. と、ディスクの収録内容に関する追加情報が記録されます。

リードアウト リードアウトとは、データキャリア上のユーザーデータの終了エリアで、セッションを終了

するために使用されます。ディスクのファイナライズが完了していない場合には、この部分

に次のセッションへの参照が保存されます。

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用語集

Nero DiscSpeed 90

オンザフライ 即時という名称は、ディスクの書き込みプロセスを説明したものです。このプロセスでは、

データはイメージからディスクに直接書き込まれます。

PI エラー 内側パリティ(Parity of inner)コードは DVD のデータブロックの構造の一部であり、エラ

ー修正のために使用されます。DVD の PI を読み込めないことを PI エラーといいます。

PO エラー 外部コードのパリティは、DVD のデータブロックの構造の一部であり、エラーを修正する

ために使用されます。DVD 上の PO を読み取ることができない場合、これは PO エラーを

示しています。

リッピング リッピングとは、光記憶域メディアからコンピュータのハードディスクドライブにオーディ

オデータまたはビデオデータを(処理するために)抽出するプロセスです。

回転速度 ディスクの読み取りや書き込みにはさまざまな方法があります。基本的なルールとして、光

ディスクドライブの読み取り処理はディスクの放射状の範囲で開始され、中央から外側に移

ります。回転速度のタイプを定義するために使用される 2 つの規格は、線速度と定角速度

です。定角速度では、ディスク中央のトラックは常に最低速の線速度で動きます。線速度は

中央から外側のエッジに向かって移動するにつれ低下します。定角速度(別称: 回転速度)

は、ディスクの半角とは関係なく、時間の経過にともなう回転角の変化を表しています。す

なわち、オブジェクトがセクタをループする速度です。

RPM RPM(Revolutions per minute)は、回転速度を表すために機構で使用される単位です。1

分あたりの回転数を示します。

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用語集

Nero DiscSpeed 91

セクタ セクタは、CD-ROM でアドレス付け可能な最小単位の情報のことです。1 セクタは 2,352

バイトに相当しますが、使用する CD の種類によってユーザーデータに割り当てられるサイ

ズが異なります。通常、セクタはヘッダ、同期ビット、およびユーザーデータで構成されま

す。 また、エラー検出とエラー訂正用のデータが含まれることもあります。

シーク時間 シーク時間とは、ディスクドライブに挿入されたディスク上の特定の位置に読み取りヘッド

を移動するのにかかる時間です。言い換えれば、シーク時間とは読み書きのコマンドが到着

してから実際の読み書き処理が実行されるまでの期間です。

アクセス時間 アクセス時間とは、ディスクドライブに挿入されたディスク上の特定の位置に読み取りヘッ

ドを移動し、さらにそのディスクのエリアを読み取るのにかかる時間です。言い換えれば、

アクセス時間とは、シーク時間に特定のエリアの読み取りにかかる時間を加えた時間です。

サブチャンネルデータ ディスク上のサブチャンネルデータには、CD TEXT や位置に関する情報などの追加情報が

含まれます。

ジッタ ジッタとは信号に意図せず突然発生する変化のことをいいます。その結果データに小さな隙

間が生じます。音声訂正は、この隙間が生じないように、セクタを重ね合わせることでデー

タを同期するため、その隙間は聞こえません。

ストリーミング ストリーミングとは、受信しながらデータを再生できるようにする、継続的なデータ転送の

ことです。 つまり、メディアファイルを完全に受信するまで待たなくても、再生できると

いうことです。 TV チャンネルは、最初にハードディスクに保存しなくても、受信と表示を

同時に行うことができます。

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Nero DiscSpeed 92

バッファ バッファとは、必要に応じて、すぐに処理できないデータを記録および提供する一時メモリ

のことです。 また、バッファを使用すると、継続的なデータフローが確保されます。

ファームウェア ファームウェアは、製造中にハードウェアにインストールされるソフトウェアです(レコー

ダー、USB デバイスなど)。USB が PC に接続されている場合などに、各ハードウェアと

その他のソフトウェアとの通信に使用されます。

ブックタイプ ブックタイプとは、DVD の規格(DVD-、DVD+、DVD-ROM など)を特定するものです。

正確に再生されるように、DVD の規格はブックに定義されているため、すべてのメディア

を正確に読み取ることができます。これらの規格は、いわゆるレインボーブックで定義され

ています(各規格は、イエローブックなど、それぞれの表紙の色によって区別されていま

す)。

ブルーレイ Blu-ray テクノロジとは、特殊なデータキャリアへの書き込みのことです。データの読み

書きに赤色のレーザーを使用する DVD とは対照的に、Blu-ray ディスクは青色のレーザー

で書き込まれます。この青色レーザーの波長は短いため(405nm)、レーザー光線をより正

確に配置することができます。また、データをよりコンパクトに書き込むことができ、ディ

スクのスペースも少なくて済みます。Blu-ray ディスクには、1 層ディスクで最大 25 GB、

2 層ディスクで最大 50 GB を保存できます。

マルチセッションディスク マルチセッションディスクには固定されていない複数のセッションを含むことができます。

そのため、後から新しいセッションにデータを追加でき、ディスクはいっぱいになるまで閉

じられません。

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Nero DiscSpeed 93

書き込み速度 書き込み速度は、ドライブが光学記憶域メディアにデータを書き込むことができる速度を示

します(8 倍速または 16 倍速など)。

読み込み速度 読み込み速度は、光学記憶域メディアのデータを読み込むためにレーザーが必要とする速度

の系数です(8倍速または 16 倍速など)。

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お問い合わせ

Nero DiscSpeed 94

17 お問い合わせ Nero DiscSpeed は、Nero AG の製品です。

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76307 Karlsbad サポート: http://support.nero.com

ドイツ Fax: +49 724 892 8499

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