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エンライトセンサ 挿入手順ガイド (ミニメド 620G システム用) 測定時間 6日間 (144時間) 保管温度 2~30℃

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Page 1: エンライトセンサ 挿入手順ガイドエンライトセンサ 挿入手順ガイド (ミニメド 620G システム用) 測定時間 6日間 (144時間) 保管温度

エンライトセンサ挿入手順ガイド(ミニメド 620G システム用)

測定時間6日間(144時間)

保管温度2~30℃

DIB1502-23

日本メドトロニック株式会社 ダイアビーティス事業部〒105-0021 東京都港区東新橋2-14-1

www.medtronic.co.jp© 2015 Medtronic Japan Co., Ltd. 無断転載を禁ず。

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安全にご使用いただくために

●本製品によって得られた情報は通常使用する血糖自己測定によって得られる情報を代替するものではなく、補助することを目的としています。

[エンライトセンサ]●パッケージが使用前に開封または破損している場合は、そのエンライトセンサは使用しないでください。●ラベルに表示されている使用期限が切れたエンライトセンサは廃棄してください。●開封するときは、あらかじめ石鹸と水で手を洗ってください。また、開封後はエンライトセンサ、挿入針、粘着剤の表面等に触れないでください。●エンライトセンサを装着したエンライトサータは絶対に挿入部位以外に向けないでください。●挿入する前は必ずアルコール綿で挿入部位を消毒してください。●テープを貼った皮膚に挿入しないでください。●硬結等の皮膚トラブルを回避するため、エンライトセンサを連続して挿入する場合は同一の部位に繰り返し挿入することを避け、必ず挿入部位のローテーションを行ってください。●挿入部位の出血、腫脹、刺激感および感染は、挿入の際に起こり得るリスクであり、誤った挿入や不適切な挿入部位の選択によって生じることがあります。●エンライトセンサをエンライトサータに取り付ける際は、エンライトサータの底部がテーブル面につくまで押し込んで固定します。エンライトセンサがエンライトサータにしっかりと固定されていない状態では挿入を行わないでください。また、エンライトセンサは再使用しないでください。

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●正しく挿入され、位置がずれていないことを定期的に確認してください。●挿入時はオーバーテープ等を用いてエンライトセンサの固定および防水に留意してください。挿入後は、挿入部位に直接水がかからないよう注意し、挿入部位に水が浸入した場合は、カテーテル被覆・保護材等を交換してください。

[エンライトサータ]●エンライトセンサ以外の製品に使用しないでください。●エンライトサータはボタンを押したときではなく、ボタンを離したときにエンライトセンサを挿入します。操作手順が不適切な場合、挿入部位の疼痛あるいは皮膚の損傷のおそれがあるため、エンライトセンサ挿入前に本ガイドをよく読み、正しい操作方法を確認してください。

[医療機関において複数の患者さんに使用する場合]●血液感染症ウイルスの抗体検査などによってウイルス感染が疑われる患者さんに使用する場合は、個人使用としてください。●血液で汚染された可能性がある場合は再使用せず、医療廃棄物として廃棄してください。●使用後のサータは十分に洗浄・乾燥し、0.6%の次亜塩素酸ナトリウム溶液に60分浸漬して消毒します(健感発第

0130001号『感染症法に基づく消毒・滅菌の手引き』をご参照ください)。

9404035-011 20110106 Medtronic MiniMed, Inc All rights reserved.

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エンライトセンサを挿入する前に

※エンライトセンサの挿入を患者さんご本人以外の方が行われる場合は、必ず手袋を着用してください。

1.エンライトセンサ(左) 2.エンライトサータ(右)

ニードルハブ

センサ

台座

ボタン

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手や指をよく洗います。

※エンライトセンサの挿入を患者さんご本人以外の方が行われる場合は、必ず手袋を着用してください。

エンライトセンサの挿入には皮下組織が十分な部位を選びます。推奨部位:腹部・臀部

●痩せた患者さんや小児の場合は、挿入部位直下に内臓器官がなく、皮下脂肪を含めて十分に皮膚を摘める部位を選んでください。

●また、衣服やアクセサリー等によって締めつけられる部位や激しく動くことの多い部位は避けて挿入してください。

●エンライトセンサはインスリンポンプの注入セットや皮下注射の注入部位から7.5cm以上離して挿入してください。

●へその周囲から5cm以上離して挿入してください。●連続して挿入する場合は硬結等の皮膚トラブルを回避するため、同一の部位に繰り返し挿入することを避け、必ず挿入部位のローテーションを行ってください。

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エンライトセンサのパッケージを開封します。

パッケージからエンライトセンサを取り出し、平らなテーブルの上に置きます。

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挿入部位をアルコール綿で拭いて消毒し、乾燥させます。

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6 7

エンライトセンサを挿入する

台座の上にエンライトサータをかぶせます。

エンライトサータの底の部分がテーブル面につくまで押し込みエンライトセンサをしっかり固定します。

8

台座の両端を2本の指で押さえながら、サータをゆっくり真上に引き上げ、台座からサータを取り外します。エンライトセンサが破損するおそれがあるため、必ず平らなテーブルの上で取り外してください。

挿入部位以外の身体部分に、エンライトセンサをセットしたエンライトサータを向けないでください。

警告

台座の両端

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次の4つの手順により、エンライトセンサを挿入します。

押す 離す

挿入部位にエンライトサータを押しあてます。※このとき強く押しつけ過ぎるとエンライトセンサが正しく挿入されないおそれがあります。

ボタンをしっかりと押し、ボタンから指を離します。※指を離したときにエンライトセンサが挿入されます。

挿入部位の疼痛や皮膚の損傷を負うおそれがあるため、エンライトセンサがエンライトサータにしっかりと固定されていない状態で挿入を行わないでください。また、エンライトセンサはテープを貼った皮膚の上から挿入しないでください。

注意

挿入部位の疼痛や皮膚の損傷を避けるため、正しい挿入手順を確認し、挿入を行ってください。

注意

1

s

tep

2

s

tep

強く押しつけ過ぎない

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待つ

そのまま5秒間待って、皮膚にエンライトセンサをしっかりと接着させます。

押したまま引き上げる

再度ボタンを押し、ボタンを押したまま、エンライトセンサからエンライトサータを引き上げます。※エンライトセンサからエンライトサータを取り外すため、ボタンは必ず押したままにしてください。ボタンを押さずにエンライトサータを引き上げると、エンライトセンサが抜け、使用できなくなるおそれがあります。

再度押す

3

s

tep

4

s

tep

5秒

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エンライトセンサの粘着タブを皮膚面にそってまっすぐに伸ばします。※粘着パッドはこの段階では皮膚に付着させません。

出血する場合があるため、滅菌ガーゼでエンライトセンサの周りを包み、皮膚に接しているエンライトセンサを指で軽く押さえます。ニードルハブの上部を持ち、まっすぐゆっくりと持ち上げ、ニードルハブをエンライトセンサから外してください。

エンライトセンサが動かないようにして粘着タブを持ち上げ、指先で押さえながら下にある白い剥離紙をゆっくりと剥がし粘着パッドを皮膚に付着させます。

剥離紙 粘着タブ粘着タブ

まっすぐに伸ばす

ニードルハブ

粘着パッド

※ニードルハブから挿入針を無理に取り外さないでください。取り外したニードルハブは医療廃棄物です。医療廃棄物の処理については、主治医または医療機関にご相談ください。

出血が生じた場合は、エンライトセンサを取り外し、滅菌ガーゼや清潔な布で確実に圧迫止血を行ってください。

警告

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エンライトセンサにトランスミッタを接続する

トランスミッタを接続する前にオーバーテープを貼りエンライトセンサを固定します。このとき、粘着タブやセンサコネクタ上には、オーバーテープをかぶせないでください。

オーバーテープの正しい貼り付け方については12ページをご参照ください。

エンライトセンサを留置してから少なくとも5分経過していることを確認し、エンライトセンサにトランスミッタを接続します。このとき、エンライトセンサの頭頂部を人差し指で押さえ、接続部分が固定されるまでトランスミッタを押し込みます。しっかりと固定されると「カチッ」という音がします。センサ両端にあるツメの部分を押さえると接続部分が緩くなるおそれがあります。

トランスミッタが適切に接続されると10秒程度で緑のライトが6回点滅します。※エンライトセンサが十分に湿潤して、トランスミッタが測定を開始できる状態になっているサインです。

オーバーテープ

センサコネクタ

粘着タブ

「カチッ」という音を確認

5分

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粘着タブの剥離紙を剥がし、粘着パッドでトランスミッタを固定します。 以上でエンライトセンサの挿入は完了です。

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オーバーテープを正しく貼り付ける

オーバーテープは、エンライトセンサを挿入し、トランスミッタを接続する前に貼り付けてください。注意

エンライトセンサがしっかりと固定されるよう、オーバーテープを

正しく貼り付ける方法について説明します。

※オーバーテープはエンライトセンサの箱に同梱されています。

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オーバーテープから白い剥離紙を剥がします。

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次の手順で、オーバーテープを貼り付けます。

センサコネクタの周囲にオーバーテープを伸ばし両端の剥離紙が粘着タブに対して平行になるようセンサコネクタの周りに貼り付けます。

エンライトセンサのセンサベースとセンサ挿入部位にオーバーテープの粘着部を軽く貼ります。このときセンサコネクタにオーバーテープがかぶらないようにしてください。

2B 2C

下写真(2A)のようにオーバーテープの両端を持ちます。

2A

2

センサコネクタ剥離紙

平行に貼る

センサベース

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上下の剥離紙を剥がした後、しわができないように皮膚にオーバーテープを貼り付けます。

その他の方法発汗や運動などのためにオーバーテープが剥がれてしまう場合は、補助的なカテーテル被覆・保護材を挿入部位全体に貼り付けることを推奨します。このときトランスミッタは身体の動きに連動するよう、余裕を持たせて固定します。

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4 エンライトセンサが正しく固定されているかどうか、定期的に挿入部位を確認してください。エンライトセンサが正しく固定された状態です。オーバーテープは○の部分までかかるように、また図のように皮膚に3~4mmかかるように貼り付けます。

BおよびCはエンライトセンサが正しく固定されていない状態です。

A

オーバーテープ 皮膚の表面層 皮下組織

C

B

オーバーテープが浅い

オーバーテープがない

ここまで深くかかるように貼る

センサコネクタにかからないように貼る 粘着パット

センサ頭頂部から一段目のくぼみにかかるように貼る

3~4mm皮膚にかかるように貼る

皮膚オーバーテープ

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エンライトセンサは日常的な身体の動きや運動により外れる場合があります。このためオーバーテープでエン

ライトセンサを固定することが重要となります。

皮膚の表面層 皮下組織

エンライトセンサをオーバーテープで固定する理由について

エンライトセンサがしっかり固定されていないと、トランスミッタに力が加わった場合、センサの精度が低下するおそれがあります。

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エンライトセンサとトランスミッタの取り外しについて

取り外し後のエンライトセンサの状態について

測定が終了したらオーバーテープをエンライトセンサとトランスミッタから慎重に剥がし、トランスミッタ

をエンライトセンサから取り外します。エンライトセンサの粘着パッドをゆっくりと剥がし、エンライトセンサ

を抜去します。取り外したエンライトセンサは医療廃棄物です。医療廃棄物の処理については、主治医または医療

機関にご相談ください。

エンライトセンサが大きく曲がっている場合は、エンライトセンサが皮膚から抜けていた可能性、または身体の

動きによってエンライトセンサが圧迫され屈曲した可能性があります。このような場合、センサの精度が低下し、

十分なデータが得られていない可能性があります。

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販売名:メドトロニック ミニメド 600シリーズ医療機器承認番号:22500BZX00369000

エンライトサータの洗浄方法と消毒方法(医療機関において、複数の患者さんに使用する場合)医療機関において複数の患者さんに使用する場合、エンライトサータは、使用するたびに必ず洗浄と消毒を行ってください。

〈注意〉■血液で汚染された可能性のあるエンライトサータは再使用せず、医療廃棄物として廃棄してください。■血液感染性ウイルスの抗体検査などによってウイルス感染が疑われる患者さんにエンライトサータを使用する場合は、個人使用としてください。

〈洗浄方法〉1. 水道水4リットルにつき小さじ1杯の中性洗剤を入れ、中性洗剤溶液を作ります。2. 水道水で1分以上、または目で見て汚れがなくなるまですすぎます。手の届きにくいところまで十分にすすいでください。3. エンライトサータの底部をすすぐ際は、バネの部分を押し込んだり戻したりして、十分に水ですすいでください。4. 中性洗剤溶液に10分以上浸します。5. 毛先の柔らかいブラシを使って、目で見て汚れがなくなるまで磨きます。指の届きにくいところまで十分に磨いてください。6. 水道水を流しながら1分以上、または洗剤が完全になくなるまでエンライトサータをすすぎます。7. 水気を切り、乾いた清潔な布の上にまっすぐ立てて置き、20分程度自然乾燥させます。

〈消毒方法〉8. 手袋を着用し、次亜塩素酸ナトリウムに水道水を加えて0.6%次亜塩素酸ナトリウム溶液を作ります。9. 次亜塩素酸ナトリウム溶液に60分浸します。

10. 指の届きにくいところまで3分程度水道水ですすぎます。11. 水気を切り、乾いた清潔な布の上にまっすぐ立てて置き、20分程度自然乾燥させます。

販売名:メドトロニック iPro2医療機器承認番号:22300BZX00435000

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エンライトセンサ挿入手順ガイド(ミニメド 620G システム用)

測定時間6日間(144時間)

保管温度2~30℃

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日本メドトロニック株式会社 ダイアビーティス事業部〒105-0021 東京都港区東新橋2-14-1

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