コメット uvh-9 エレメントの交換...

5
コメット UVH-9 エレメントの交換 1 材料 アルミパイプ φ 8×t0.5×ℓ1000mm 材質 A6063 1本 アルミパイプ φ 9×t0.5×ℓ1000mm 材質 A6063 1本 ホースバンド 5.6~16mm対応 品番 3704-10 (TRUSCO) 10個入り 1箱 ビス類 ナベビス M4×8 平ワッシャ M4 スプリングワッシャ M4 各8個+α パイプは曲がりを確認すること(2本を並べて隙間ができないこと) (すべてホームセンターにて購入) φ 9にφ 8が入ることを確認してから購入のこと (若干の誤差で入らないももある。) 2 パイプの加工 1) φ 8のパイプの表面処理 ① 表面にアルマイト処理がなされているため平ヤスリのエッジで表面に傷をつけてアルマイトをはがす ② サウンドペパーで表面をきれいにする。 φ 9のパイプと導通させるため パイプを切断後では短くなるため削りにくくなる。 2) パイプをカットする ① パイプのカット寸法 種類 切断寸法 数量 290 mm 1本 290 mm 1本 13 mm 1本 10 mm 1本 20 mm 1本 30 mm 1本 190 mm 1本 50 mm 1本 パイプ必要量 893 mm 295 mm 1本 180 mm 1本 35 mm 1本 30 mm 1本 38 mm 1本 35 mm 1本 80 mm 1本 70 mm 1本 パイプ必要量 763 mm ② 端面のバリを取り除く。 3) φ 9のパイプの加工 ① 丸(半丸)ヤスリなどでパイプの内側のアルマイトを剥離する。 φ 8のパイプ及びコイル部と導通させるため 内側でやりにくいが丁寧に削る。 ② コイル固定用のφ 4.2穴をあける。 穴の内側のバリをφ 8.5のキリなどを使い取り除く 穴の外側の表面のアルマイトをサウンドペーパーなどを使い剥離する。 φ 8 φ 9 24MHz (28MHz用コイル使用) 3.5MHz 7MHz 18MHz 21MHz 28MHz 10MHz (14MHz用コイル使用) 24MHz (28MHz用コイル使用) 14MHz 合計 1,921 円 使用用途 3.5MHz 28MHz 10MHz (14MHz用コイル使用) 18MHz 21MHz 7MHz 14MHz 17 φ4.2 510mm 510mm アルマイト処理が されている アルマイトを削った部分 地肌が露出し光沢がある P. 1/5

Upload: others

Post on 17-Jul-2020

1 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: コメット UVH-9 エレメントの交換 1jr1bqj.cocolog-nifty.com/blog/files/uhv9.pdfコメット UVH-9 エレメントの交換 1 材料 アルミパイプ φ8×t0.5×ℓ1000mm

コメット UVH-9 エレメントの交換1 材料

アルミパイプ φ 8×t0.5×ℓ1000mm 材質 A6063 1本アルミパイプ φ 9×t0.5×ℓ1000mm 材質 A6063 1本ホースバンド 5.6~16mm対応 品番 3704-10 (TRUSCO) 10個入り 1箱ビス類 ナベビス M4×8 平ワッシャ M4 スプリングワッシャ M4 各8個+α

パイプは曲がりを確認すること(2本を並べて隙間ができないこと) (すべてホームセンターにて購入)

φ 9にφ 8が入ることを確認してから購入のこと (若干の誤差で入らないももある。)

2 パイプの加工1) φ 8のパイプの表面処理

① 表面にアルマイト処理がなされているため平ヤスリのエッジで表面に傷をつけてアルマイトをはがす② サウンドペパーで表面をきれいにする。

φ 9のパイプと導通させるためパイプを切断後では短くなるため削りにくくなる。

2) パイプをカットする① パイプのカット寸法

種類 切断寸法 数量290 mm 1本290 mm 1本13 mm 1本10 mm 1本20 mm 1本30 mm 1本

190 mm 1本50 mm 1本 パイプ必要量 893 mm

295 mm 1本180 mm 1本35 mm 1本30 mm 1本38 mm 1本35 mm 1本80 mm 1本70 mm 1本 パイプ必要量 763 mm

② 端面のバリを取り除く。

3) φ 9のパイプの加工① 丸(半丸)ヤスリなどでパイプの内側のアルマイトを剥離する。

φ 8のパイプ及びコイル部と導通させるため内側でやりにくいが丁寧に削る。

② コイル固定用のφ 4.2穴をあける。

穴の内側のバリをφ 8.5のキリなどを使い取り除く穴の外側の表面のアルマイトをサウンドペーパーなどを使い剥離する。

φ 8

φ 9

24MHz (28MHz用コイル使用)

3.5MHz7MHz

18MHz21MHz28MHz10MHz (14MHz用コイル使用)

24MHz (28MHz用コイル使用)

14MHz

合計 1,921 円

使用用途3.5MHz

28MHz10MHz (14MHz用コイル使用)

18MHz21MHz

7MHz14MHz

17 φ4.2

5~10mm

5~10mm

アルマイト処理が

されている アルマイトを削った部分

地肌が露出し光沢がある

P. 1/5

Page 2: コメット UVH-9 エレメントの交換 1jr1bqj.cocolog-nifty.com/blog/files/uhv9.pdfコメット UVH-9 エレメントの交換 1 材料 アルミパイプ φ8×t0.5×ℓ1000mm

③ 幅1mm程度のスリットを入れる。

内側のパイプをホースバンドで固定するため ※ 今回使用したパイプでは、スリットを入れなくてもホースバンドを

締め付けることにより固定できた。4) 導通の確認

① アルマイトが削られたかをパイプの両端にテスタをあて導通があることを確認する。② 問題がなければパイプの内外に水を流し削り粉を残さないように洗う。

パイプを立てかけ水分を十分乾かす。

3 組み立て

10

ホースバンド

ナベビス M4×8

スプリングワッシャ M4

平ワッシャ M4

φ9パイプ

φ8パイプ

アンテナコイル部

P. 2/5

Page 3: コメット UVH-9 エレメントの交換 1jr1bqj.cocolog-nifty.com/blog/files/uhv9.pdfコメット UVH-9 エレメントの交換 1 材料 アルミパイプ φ8×t0.5×ℓ1000mm

4 各バンドのエレメント長による周波数の変化

L 中心周波数 SWR 1.5幅 SWR 2幅 備 考

(mm) (MHz) (KHz) (KHz)

354 3.50814 1.27 7.98 15.54343 7.00910 1.21 20.10 38.8336 14.08640 1.16 31.20 57.6031 18.09160 1.07 78.40 136.3045 21.07200 1.23 158.40 310.0654 28.09600 1.37 192.00 456.00

231 10.15800 1.32 22.40 54.23 14MHz用コイル使用81 24.94000 1.47 58.49 274.00 28MHz用コイル使用

条件: エブリーのリアドアにアンテナ基台を取り付けるコイルをすべて取り付ける

中心周波数SWR

バンド

24MHz10MHz28MHz21MHz18MHz14MHz7MHz

3.5MHz

17

L

P. 3/5

Page 4: コメット UVH-9 エレメントの交換 1jr1bqj.cocolog-nifty.com/blog/files/uhv9.pdfコメット UVH-9 エレメントの交換 1 材料 アルミパイプ φ8×t0.5×ℓ1000mm

5 各バンドのSWR状態3.5MHz帯 7MHz帯

14MHz帯 18MHz帯

21MHz帯 28MHz帯

50MHz帯 144MHz帯

430MHz帯

出力10W 100KHzステップSWR計で測定

1

2

3

430MHz帯 SWR測定 (UVH-9)

P. 4/5

Page 5: コメット UVH-9 エレメントの交換 1jr1bqj.cocolog-nifty.com/blog/files/uhv9.pdfコメット UVH-9 エレメントの交換 1 材料 アルミパイプ φ8×t0.5×ℓ1000mm

10MHz帯 24MHz帯

6 交信実績 (2020-05-21~2020-05-31 約12時間)バンド 交信エリア 交信局数 バンド 交信エリア 交信局数 バンド 交信エリア 交信局数

JA1 4 局 JA3 2 局 JA1 2 局JA3 2 局 JA4 1 局 JA4 1 局JA5 1 局 JA6 1 局 JA6 3 局JA7 1 局 JA8 1 局 50MHz JA1 10 局UA0 1 局 BY4 1 局 144MHZ JA1 1 局JA1 4 局 KH0 1 局 430MHz JA1 1 局JA2 1 局 V73 1 局JA3 4 局 YC4 1 局JA4 2 局 ZM4 1 局JA5 1 局 JA1 4 局JA7 3 局 JA2 1 局JA9 1 局 JA3 2 局JA0 1 局 JA4 4 局 63 局W6 3 局 JA6 2 局 11 局W7 2 局 JA8 2 局 74 局

10・24・28MHzは入感なし

3.5MHz

7MHz

18MHz

14MHz

21MHz

合  計海外 計国内 計

P. 5/5