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J2UL-1404-04Z0(01) 20119Windows クラウド インフラ マネージメント ソフトウェア V1.2.0 ユーザーズガイド

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J2UL-1404-04Z0(01)2011年9月

Windows

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアV1.2.0

ユーザーズガイド

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まえがき

本書の目的

本書は、クラウド インフラ マネージメント ソフトウェア(以降、本製品)の機能概要と、導入時に必要な操作および設定、運用について説

明しています。

本書の読者

本書は、本製品を利用してプライベートクラウドやデータセンターでインフラ全体を運用する管理者、プライベートクラウド上のサービス

を提供するサービス提供者を対象にしています。

サービスの提供を受けてプライベートクラウド上で業務を行うサービス利用者については、本製品添付の「Systemwalker Service CatalogManager V14g インフラサービス機能運用ガイド 利用者編」を参照してください。

本書の構成

本書の構成は、以下のとおりです。

見出し 内容

第1章 概要 本製品の概要について説明します。

第2章 動作環境 本製品の動作環境について説明します。

第3章 インストール/アンインストール本製品のインストールおよびアンインストールについて説

明します。

第4章 運用と管理 本製品の運用および管理方法について説明します。

第5章 保守 本製品の保守に関する情報について説明します。

付録A ICTリソースの管理機能本製品で管理するICTリソースの管理機能について説明

します。

付録B 管理対象 本製品の管理対象とする対象物について説明します。

付録C インストール前の準備と確認本製品をインストールする際に必要となる準備および確認

作業について説明します。

付録D ポート番号 本製品で使用するポート番号について説明します。

付録E システムパラメーターのチューニング本製品を使用する場合に必要となるLinuxのシステムパラ

メーターのチューニングについて説明します。

付録F Interstage シングル・サインオンの構築と

設定/アンセットアップ

本製品で使用するInterstage シングル・サインオンの構築

と設定およびアンセットアップ方法について説明します。

付録G コマンドリファレンス 本製品で扱うコマンドの詳細について説明します。

付録H 登録済ソフトウェアID 登録済ソフトウェアIDについて説明しています。

付録I 管理対象サーバの登録・登録解除管理対象サーバの登録・登録解除について説明していま

す。

付録J メッセージ本製品で出力または表示するメッセージについて説明し

ています。

用語集本製品で使用する用語について説明します。必要に応じ

て参照してください。

本書の表記について

本書中の表記方法は以下のとおりです。

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・ 本製品の使用時に必要な基本ソフトウェアに応じて異なる機能がある場合、以下のように区別して記述します。

【Windows】 Windows対応記事

【Linux】 Linux対応記事

【VMware】 VMware対応記事

【Hyper-V】 Hyper-V対応記事

【Windows/Linux】 WindowsまたはLinux対応記事

【管理対象サーバリソースエージェント】 管理対象サーバリソースエージェントを対象とした記事

【業務サーバエージェント】 業務サーバエージェントを対象とした記事

【マネージャー】 マネージャーを対象とした記事

【管理クライアント】 管理クライアントを対象とした記事

【Webクライアント】 Webクライアントを対象とした記事

【利用部門】 利用部門を対象とした記事

・ 特に説明がない場合、本文中の"ブレードサーバ"はPRIMERGY BXシリーズを指します。

・ 参照先は、「 」でくくります。

・ 可変部分は、{ }でくくります。

・ 画面名、ダイアログ名、メニュー名およびタブ名は[ ]でくくります。

・ ボタン名は< >でくくります。

・ メニューの選択順を[ ] > [ ]の形式で示します。

・ 特に強調が必要な文字列、数値をダブルクォーテーション( " )でくくります。

・ メニュー名には、設定、操作画面の起動を示す"..."は表記しません。

・ 使用例は、プロンプトをWindowsの">"で表記しています。Linuxの場合は"#"に読み替えてください。

・ 本文中で"フォルダー"および"ディレクトリ"を使い分けて記載していない場合は、それぞれWindowsでは"フォルダー"、Linuxで

は"ディレクトリ"と読み替えてください。

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェア ウェブサイト

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアのウェブサイトでは、 新のマニュアルや技術情報を公開しています。

本製品を利用する前に、クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアのウェブサイトを参照することをお勧めします。URLは以下のとお

りです。

URL:

http://software.fujitsu.com/jp/cloud-ims/ (2011年9月時点)

関連マニュアル

本製品には、以下の製品のマニュアルを同梱しています。

・ ServerView Resource Orchestrator V2.3.0

・ Systemwalker Software Configuration Manager V14g

・ Systemwalker Runbook Automation V14g

・ Systemwalker Service Catalog Manager V14g

本製品から同梱マニュアルの内容を参照する場合は、製品媒体の下記場所に格納されているそれぞれのマニュアルを参照してくだ

さい。

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DISK1 :ServerView Resource Orchestrator製品のマニュアル

{DVDドライブ}:\DISK1\packages\ROR\Common\manual\ja

DISK2 :Systemwalker Software Configuration Manager V14g製品のマニュアル

{DVDドライブ}:\DISK2\packages\CFMG\manual\CFMG

DISK2 :Systemwalker Runbook Automation V14g製品のマニュアル

{DVDドライブ}:\DISK2\packages\CFMG\manual\RBA

DISK3 :Systemwalker Service Catalog Manager V14g製品のマニュアル

{DVDドライブ}:\DISK3\packages\CTMG\unified\Disc1\CT-MG\Manual

なお、各同梱マニュアルのうち、クラウドインフラ マネージメント ソフトウェアが提供する機能以外は使用できません。

また、以下のマニュアルを必要に応じて参照してください。

・ VMwareを利用する場合

- vSphere 基本システム管理

- vSphereリソース管理ガイド

- ゲスト OS インストールガイド

・ ICTリソースを使って詳細な運用を行う場合

- ServerView Resource Coordinator VE インストールガイド

- ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド

- ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド

- ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス

- ServerView Resource Coordinator VE メッセージ集

略称

本書中の略称は以下のとおりです。

略称 製品

Windows

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 EnterpriseMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 EnterpriseMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 DatacenterMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 EditionWindows(R) 7 ProfessionalWindows(R) 7 UltimateWindows Vista(R) BusinessWindows Vista(R) EnterpriseWindows Vista(R) UltimateMicrosoft(R) Windows(R) XP Professional operating system

Windows Server 2008Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 EnterpriseMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard

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略称 製品

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 EnterpriseMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter

Windows 2008 x86 EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x86)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise (x86)

Windows 2008 x64 EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x64)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise (x64)

Windows Server 2003

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

Windows 2003 x64 EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

Windows 7Windows(R) 7 ProfessionalWindows(R) 7 Ultimate

Windows VistaWindows Vista(R) BusinessWindows Vista(R) EnterpriseWindows Vista(R) Ultimate

Windows XP Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system

Linuxまたは、

Red Hat Enterprise Linux

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for Intel64)

ESC ETERNUS SF Storage Cruiser

GLS PRIMECLUSTER GLS

MSFC Microsoft Failover Cluster

SCVMM System Center Virtual Machine Manager 2008 R2

VMwareVMware vSphere(TM) 4VMware vSphere(TM) 4.1

RCVE ServerView Resource Coordinator VE

ROR ServerView Resource Orchestrator

CMDB Configuration Management DataBase

IBPMA Interstage Business Process Manager Analytics

CIMS クラウド インフラ マネージメント ソフトウェア

輸出管理規制表記

当社ドキュメントには、外国為替および外国貿易管理法に基づく特定技術が含まれていることがあります。特定技術が含まれている場

合は、当該ドキュメントを輸出または非居住者に提供するとき、同法に基づく許可が必要となります。

商標について

・ Adobe、Adobe ReaderおよびFlashは、Adobe Systems Incorporated (アドビ システムズ社)の米国ならびに他の国における商標また

は登録商標です。

・ Interstage、ServerView、SymfowareおよびSystemwalkerは、富士通株式会社の登録商標です。

・ Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

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・ Microsoft、Windows、Windows XP、Windows Server、Windows Vista、Windows 7、ExcelおよびInternet Explorerは、米国

Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。

・ NetAppは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Incの登録商標です。また、Data ONTAP、Network Appliance、

Snapshotは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Incの商標です。

・ OracleとJavaは、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、

商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

・ Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標ま

たは商標です。

・ VMware、VMwareロゴ、Virtual SMPおよびVMotionは、VMware, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

・ その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

なお、本書では、システム名または製品名に付記される登録表示((TM)または(R))は、省略しています。

出版年月および版数

2011年7月 第1版

2011年9月 第2版

お願い

本書を無断で他に転載しないようお願いします。

本書は予告なしに変更されることがあります。

Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

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目 次

第1章 概要................................................................................................................................................................................11.1 特長.....................................................................................................................................................................................................11.2 機能概要.............................................................................................................................................................................................21.3 システム構成.......................................................................................................................................................................................4

第2章 動作環境.........................................................................................................................................................................82.1 ハードウェア環境.................................................................................................................................................................................8

2.1.1 静的ディスク容量..........................................................................................................................................................................92.1.2 動的ディスク容量........................................................................................................................................................................102.1.3 メモリ容量....................................................................................................................................................................................10

2.2 ソフトウェア環境.................................................................................................................................................................................112.2.1 ソフトウェア構成..........................................................................................................................................................................112.2.2 ソフトウェア条件..........................................................................................................................................................................11

2.2.2.1 基本ソフトウェア...................................................................................................................................................................112.2.2.2 必須パッチ...........................................................................................................................................................................132.2.2.3 必須ソフトウェア...................................................................................................................................................................142.2.2.4 排他ソフトウェア...................................................................................................................................................................17

2.2.3 文字コード..................................................................................................................................................................................21

第3章 インストール/アンインストール.........................................................................................................................................223.1 管理サーバへのインストール............................................................................................................................................................22

3.1.1 インストールの前準備.................................................................................................................................................................223.1.2 必須ソフトウェアのインストール..................................................................................................................................................24

3.1.2.1 必須ソフトウェアの入手と設定............................................................................................................................................243.1.3 マネージャーのインストール......................................................................................................................................................25

3.1.3.1 マネージャーのインストール【Windows】............................................................................................................................293.1.4 セットアップ.................................................................................................................................................................................29

3.1.4.1 Interstage シングル・サインオンの構築と設定....................................................................................................................303.1.4.2 ユーザー/グループ/組織単位の登録.................................................................................................................................30

3.1.4.2.1 サービス提供者向け(自動運用機能)ユーザー登録..................................................................................................313.1.4.2.2 サービス提供者向け(構成管理機能)ユーザー登録..................................................................................................363.1.4.2.3 サービス提供者向け(セルフサービスポータル)ユーザー登録..................................................................................37

3.1.4.3 LDAPサーバとの接続設定.................................................................................................................................................393.1.4.4 CMDBのセットアップ...........................................................................................................................................................403.1.4.5 データベースにアクセス可能なユーザー..........................................................................................................................403.1.4.6 自動運用機能のセットアップ【Windows】...........................................................................................................................413.1.4.7 メールサーバの登録...........................................................................................................................................................443.1.4.8 カタログ機能のセットアップ.................................................................................................................................................463.1.4.9 デスクトップヒープのチューニング【Windows】...................................................................................................................463.1.4.10 OSの再起動.......................................................................................................................................................................47

3.1.5 セットアップ後の作業.................................................................................................................................................................473.1.5.1 Webサーバの起動..............................................................................................................................................................483.1.5.2 動作環境の設定..................................................................................................................................................................483.1.5.3 Interstage シングル・サインオンへの情報設定...................................................................................................................533.1.5.4 申請プロセスの登録............................................................................................................................................................563.1.5.5 クラウド運用管理ダッシュボードの管理対象サーバの登録..............................................................................................603.1.5.6 マイポータルの設定【Windows】.........................................................................................................................................603.1.5.7 運用ポータルのサーバ一覧の設定...................................................................................................................................613.1.5.8 情報収集の開始・終了メッセージのイベントログ出力の抑止設定...................................................................................623.1.5.9 クラウド運用管理ダッシュボートおよび利用状況のJavaVMオプションの設定.................................................................623.1.5.10 Systemwalker Service Quality Coordinator(性能情報収集)機能の情報格納先変更の設定........................................63

3.2 管理対象サーバへのインストール....................................................................................................................................................633.2.1 インストールの前準備.................................................................................................................................................................633.2.2 必須ソフトウェアのインストール..................................................................................................................................................643.2.3 管理対象サーバリソースエージェントのインストール ...............................................................................................................65

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3.2.3.1 管理対象サーバリソースエージェントのインストール【VMware】......................................................................................653.2.3.2 管理対象サーバリソースエージェントのインストール【Hyper-V】......................................................................................65

3.3 VMサーバへのインストール.............................................................................................................................................................673.3.1 インストールの前準備.................................................................................................................................................................673.3.2 必須ソフトウェアのインストール..................................................................................................................................................683.3.3 業務サーバエージェントのインストール....................................................................................................................................68

3.3.3.1 業務サーバエージェントのインストール【Windows】..........................................................................................................693.3.3.2 業務サーバエージェントのインストール【Linux】................................................................................................................69

3.4 管理サーバからのマネージャーのアンインストール........................................................................................................................703.4.1 アンセットアップ前の作業..........................................................................................................................................................713.4.2 アンセットアップ..........................................................................................................................................................................71

3.4.2.1 自動運用機能のアンセットアップ【Windows】....................................................................................................................713.4.2.2 CMDBのアンセットアップ....................................................................................................................................................723.4.2.3 マネージャーのアンセットアップ.........................................................................................................................................72

3.4.3 アンセットアップ後の作業..........................................................................................................................................................723.4.4 マネージャーのアンインストール...............................................................................................................................................73

3.4.4.1 マネージャーのアンインストール 【Windows】....................................................................................................................733.4.5 アンインストール後の作業..........................................................................................................................................................73

3.4.5.1 Fujitsu XML プロセッサのアンインストール【Windows】....................................................................................................733.4.5.2 データベースアクセス用ユーザー情報の削除..................................................................................................................743.4.5.3 アンインストール後に残るファイルについて.......................................................................................................................753.4.5.4 アンインストール後に残るグループについて.....................................................................................................................75

3.5 管理対象サーバからの管理対象サーバリソースエージェントのアンインストール.........................................................................763.5.1 管理対象サーバリソースエージェントのアンインストール.........................................................................................................76

3.5.1.1 管理対象サーバリソースエージェントのアンインストール【Hyper-V】...............................................................................763.5.1.2 管理対象サーバリソースエージェントのアンインストール【VMware】...............................................................................76

3.6 VMサーバからの業務サーバエージェントのアンインストール........................................................................................................763.6.1 業務サーバエージェントのアンインストール.............................................................................................................................76

3.6.1.1 業務サーバエージェントのアンインストール【Windows】...................................................................................................773.6.1.2 業務サーバエージェントのアンインストール【Linux】.........................................................................................................77

3.6.2 アンインストール後の作業..........................................................................................................................................................773.6.2.1 SMEEのアンインストール【Linux】......................................................................................................................................773.6.2.2 Securecryptoライブラリランタイムのアンインストール【Linux】............................................................................................783.6.2.3 アンインストール後に残るファイルについて.......................................................................................................................783.6.2.4 SMEEおよびSecurecryptoライブラリランタイムアンインストール後の注意事項【Linux】..................................................79

3.7 「アンインストールと管理(ミドルウェア)」のアンインストール.............................................................................................................79

第4章 運用と管理....................................................................................................................................................................814.1 利用者管理.......................................................................................................................................................................................814.2 サービス運用の全体像.....................................................................................................................................................................824.3 ICTリソースの登録と管理..................................................................................................................................................................85

4.3.1 リソースの登録............................................................................................................................................................................854.3.2 リソースプールへの登録............................................................................................................................................................85

4.3.2.1 VMホストリソース.................................................................................................................................................................864.3.2.2 ストレージリソース................................................................................................................................................................864.3.2.3 ネットワークリソース..............................................................................................................................................................884.3.2.4 仮想イメージリソース...........................................................................................................................................................91

4.3.3 L-Serverテンプレートの作成と管理...........................................................................................................................................924.3.3.1 L-Serverテンプレートのエクスポート...................................................................................................................................924.3.3.2 L-Serverテンプレートの編集...............................................................................................................................................924.3.3.3 L-Serverテンプレートのインポート......................................................................................................................................924.3.3.4 L-Serverテンプレートの削除...............................................................................................................................................93

4.3.4 L-Serverの作成と管理................................................................................................................................................................934.3.4.1 L-Serverの作成...................................................................................................................................................................934.3.4.2 L-Serverの管理...................................................................................................................................................................94

4.4 システム構成の登録と管理...............................................................................................................................................................984.4.1 システムテンプレートの作成・登録・削除..................................................................................................................................98

- vii -

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4.4.2 サービス仕様の公開と削除.....................................................................................................................................................1014.5 サービスの利用申請と返却............................................................................................................................................................1024.6 サービス利用申請の承認と確認....................................................................................................................................................1034.7 配備後の仮想サーバの利用方法..................................................................................................................................................1044.8 ICTリソースの見える化....................................................................................................................................................................1044.9 課金情報の管理..............................................................................................................................................................................1054.10 オーバーコミット機能を有効とした運用........................................................................................................................................107

4.10.1 オーバーコミット機能..............................................................................................................................................................1074.10.2 利用方法................................................................................................................................................................................108

第5章 保守............................................................................................................................................................................1125.1 管理サーバのバックアップ・リストア................................................................................................................................................112

5.1.1 バックアップ・リストアのしくみ...................................................................................................................................................1125.1.2 管理サーバのオフラインバックアップ......................................................................................................................................115

5.1.2.1 CIMSのシステム停止........................................................................................................................................................1155.1.2.2 CIMS資源のバックアップ(セルフサービスポータル機能向け資源)...............................................................................1165.1.2.3 CIMS資源のバックアップ(構成管理資源).......................................................................................................................1165.1.2.4 CIMS資源のバックアップ(申請プロセス資源).................................................................................................................1175.1.2.5 CIMS資源のバックアップ(Interstage シングル・サインオンの資源)................................................................................1175.1.2.6 CIMS資源のバックアップ(リソースプール管理資源).......................................................................................................1185.1.2.7 CIMSのシステム起動........................................................................................................................................................121

5.1.3 管理サーバのオンラインバックアップ......................................................................................................................................1225.1.3.1 定期実行前に決定する項目............................................................................................................................................1225.1.3.2 バックアップの定期実行の設定........................................................................................................................................122

5.1.4 オフラインバックアップでの管理サーバのリストア...................................................................................................................1265.1.4.1 CIMSのシステム停止........................................................................................................................................................1265.1.4.2 CIMS資源のリストア(リソースプール管理資源)...............................................................................................................1265.1.4.3 CIMS資源のリストア(Interstage シングル・サインオンの資源).........................................................................................1305.1.4.4 CIMS資源のリストア(申請プロセス資源)..........................................................................................................................1315.1.4.5 CIMS資源のリストア(構成管理資源)................................................................................................................................1315.1.4.6 CIMS資源のリストア(セルフサービスポータル機能向け資源)........................................................................................1325.1.4.7 CIMSのシステム起動........................................................................................................................................................1325.1.4.8 CIMSのCMDBの更新......................................................................................................................................................132

5.1.5 オンラインバックアップでの管理サーバのリストア...................................................................................................................1335.1.5.1 新のバックアップ資源の確認........................................................................................................................................1335.1.5.2 CIMSのシステム停止........................................................................................................................................................1335.1.5.3 CIMS資源のリストア(リソースプール管理資源)...............................................................................................................1335.1.5.4 CIMS資源のリストア(構成管理資源)................................................................................................................................1335.1.5.5 CIMS資源のリストア(セルフサービスポータル機能向け資源)........................................................................................1345.1.5.6 CIMSのシステム起動とサービス申請無効化...................................................................................................................1345.1.5.7 CIMS資源のリストア(利用者管理機能)............................................................................................................................1355.1.5.8 CIMSのCMDBの更新......................................................................................................................................................136

5.2 監査ログ...........................................................................................................................................................................................1365.2.1 構成管理の監査ログ................................................................................................................................................................1365.2.2 セルフサービスポータルの監査ログ........................................................................................................................................1425.2.3 CMDBの監査ログ....................................................................................................................................................................147

5.3 本製品の修正適用..........................................................................................................................................................................148

付録A ICTリソースの管理機能...............................................................................................................................................149A.1 リソースプール................................................................................................................................................................................149A.2 論理サーバ(L-Server)....................................................................................................................................................................150A.3 L-Serverテンプレート......................................................................................................................................................................150A.4 RCコンソール..................................................................................................................................................................................151

付録B 管理対象.....................................................................................................................................................................155B.1 本製品の使用者.............................................................................................................................................................................155B.2 ICTリソース......................................................................................................................................................................................155B.3 テンプレート....................................................................................................................................................................................156

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B.4 サービス..........................................................................................................................................................................................157

付録C インストール前の準備と確認........................................................................................................................................158C.1 インストール前の準備と確認..........................................................................................................................................................158

付録D ポート番号..................................................................................................................................................................159D.1 ポート番号一覧...............................................................................................................................................................................159D.2 ポートの変更手順...........................................................................................................................................................................162

D.2.1 ダイナミックリソース管理サーバのポート番号の変更手順....................................................................................................162D.2.2 セルフサービスポータル/構成管理のポート番号の変更手順...............................................................................................164

付録E システムパラメーターのチューニング............................................................................................................................167E.1 システムパラメーターのチューニング値.........................................................................................................................................167E.2 チューニング作業手順...................................................................................................................................................................168

付録F Interstage シングル・サインオンの構築と設定/アンセットアップ...................................................................................170F.1 Interstage シングル・サインオンの構築と設定................................................................................................................................170

F.1.1 SSL通信環境の構築................................................................................................................................................................170F.1.2 Interstage シングル・サインオンのセットアップ........................................................................................................................174

F.2 Interstage シングル・サインオンのアンセットアップ........................................................................................................................178

付録G コマンドリファレンス.....................................................................................................................................................181G.1 制御・環境設定コマンド.................................................................................................................................................................181

G.1.1 制御・環境設定コマンドの概要...............................................................................................................................................181G.1.2 マネージャー制御コマンド......................................................................................................................................................182

G.2 Interstage シングル・サインオン管理コマンド.................................................................................................................................184G.2.1 Interstage シングル・サインオン管理コマンドの概要..............................................................................................................184G.2.2 Interstage シングル・サインオンシステム構築コマンド............................................................................................................186G.2.3 Interstage シングル・サインオンシステム削除コマンド............................................................................................................187G.2.4 Interstage シングル・サインオン起動・停止コマンド................................................................................................................189G.2.5 Interstage シングル・サインオンバックアップコマンド.............................................................................................................190G.2.6 Interstage シングル・サインオンリストアコマンド......................................................................................................................192

付録H 登録済ソフトウェアID...................................................................................................................................................195

付録I 管理対象サーバの登録・登録解除................................................................................................................................196I.1 VMホストの登録...............................................................................................................................................................................196

I.1.1 VMホストでのリソース情報収集設定.......................................................................................................................................196I.1.2 管理サーバへのVMホストの登録............................................................................................................................................197

I.2 環境ECO情報を収集する機器の登録............................................................................................................................................199I.2.1 環境ECO情報を収集する機器の設定.....................................................................................................................................199I.2.2 管理サーバへの機器の登録....................................................................................................................................................201

I.3 登録情報の反映..............................................................................................................................................................................202I.4 VMホストの登録解除.......................................................................................................................................................................202I.5 環境ECO情報を収集する機器の登録解除....................................................................................................................................204

付録J メッセージ....................................................................................................................................................................206J.1 インストール時のメッセージ.............................................................................................................................................................206J.2 コマンド実行時のメッセージ............................................................................................................................................................206J.3 調査資料の採取方法について.......................................................................................................................................................208

用語集...................................................................................................................................................................................209

- ix -

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第1章 概要

本章では、本製品の概要について説明します。

1.1 特長

お客様のICTシステムを 適化するためには、ICTリソース(サーバ、ストレージ、ネットワークなど)の仮想化による統合と効率的な利用

が重要です。

さらに、利用者に対して必要なときに仮想プラットフォームをすぐに提供できるセルフサービス機能が求められます。

「クラウド インフラ マネージメント ソフトウェア」は、プライベートクラウド環境のICTリソースをプール化して管理し、利用者の要求に応じ

て自動的に配備するソフトウェア製品です。

また、ICTリソースの使用状況を見える化することで、効率的な利用を支援します。

本製品には、以下の特長があります。

プライベートクラウドシステムを容易に構築できる

インフラシステム(富士通PRIMERGYサーバ、ストレージ、ネットワーク)およびOSまでを配備するクラウドシステムを短期間で提供でき

ます。

ICTリソースを利用量に応じて効率的に活用できる

ICTリソースの見える化により使用状況を把握して、ICTリソースを柔軟に活用できます。

スモールスタートでプライベートクラウドを始められる

本製品は1サーバから購入できるため、スモールスタートから本格的な展開まで対応できます。

将来的にプライベートクラウドを拡張することができる

以下の関連ソフトウェアを導入することで、ミドルウェアレベルまで配備した社内サービス基盤としての利用や、マルチベンダーのサー

バ環境のプライベートクラウドを構築できます。それぞれの関連ソフトウェア製品は、新たにライセンスの購入が必要になります。

表1.1 関連ソフトウェア

項番 関連ソフトウェア名称 関連ソフトウェアの機能

1 Systemwalker Service Catalog Manager V14g (14.1.0) アプリケーションのサービス化、およびセルフサー

ビスマネージメントの各機能をAPIを介してユー

ザーアプリケーションから利用できる

2 Systemwalker Software Configuration Manager V14g (14.1.0) パラメーター設定まで含めたソフトウェア(業務ア

プリケーションおよびミドルウェア)を自動配備でき

3 Systemwalker Runbook Automation V14g (14.1.0) 運用管理手順が自動化できる

4 ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 マルチベンダーのサーバを含めたICTリソース

(サーバ、ストレージ、ネットワークなど)の一元管理

- 1 -

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1.2 機能概要

本製品を利用する人物の役割と各人物に対応した機能について説明します。

インフラ管理者

本製品では、プライベートクラウド内のICTリソース(サーバ、ストレージ、ネットワーク)の論理的な仕様(CPU数、メモリ容量、ディスク容量、

NIC数など)を定義した"論理サーバ(Logical Server:以降、L-Server)"を導入します。L-Serverを階層化したシステムを仮想プラットフォー

ムと呼びます。

インフラ管理者は、プライベートクラウド内のICTリソース(サーバ、ストレージ、ネットワーク)および仮想プラットフォーム上で稼動するOSの管理を行います。

本製品を用いて、ICTリソースをプール化して一元管理するとともに、負荷状態の把握と必要に応じてICTリソースの追加、入れ替えや

メンテナンスを行います。

インフラ管理者は、一連の操作を"RCコンソール"を使用して行うことができます。

・ RCコンソール

RCコンソールは、インフラ管理者が行う、L-Serverテンプレートの読み込み、書き出し、ICTリソースを管理するための環境を管理

する操作を行うコンソールです。

サービス提供者

サービス利用者に対するサービスの提供者を示します。サービス利用者の利用用途に応じて、あらかじめ型決めした仮想プラットフォー

ム環境の雛形を用意し、これをサービスとしてサービス利用者に公開します。

申請プロセスに沿って、サービス利用者からの申請を受理し、申請内容を審査する場合もあります。

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サービス提供者は、サービス利用者の利用状況確認や運用の監視も行うことができます。これらの状況確認や監視は、"運用ポータ

ル"を使用して行うことができます。

・ 運用ポータル

運用ポータルは、サービス提供者(提供部門の管理者)が行う、サービス利用者の利用状況の確認、運用の監視、申請プロセス

の審査の操作を行うポータルです。

・ クラウド運用管理ダッシュボード

クラウド運用管理ダッシュボードは、クラウド環境の運用管理に必要な情報を収集して一元的に表示する機能です。運用ポータル

のメニューから運用監視を選択することで利用できるようになります。

サービス利用者

サービスの提供を受ける側の利用者を示します。サービスとして利用できる仮想プラットフォームの利用申請を行い、申請に基づき構

成された仮想プラットフォームを利用します。

申請に際して、サービス利用部門の責任者の承認を要する場合は、申請プロセスに沿って責任者への承認依頼を行います。

サービス利用者は、サービスの利用申請や利用中のサービスを構成する仮想システムの確認を"クラウドポータル"を使用して行うこと

ができます。

・ クラウドポータル

クラウドポータルは、サービス利用者(利用部門の管理者)が行うマイポータルでのサービスの利用申請や利用者管理の操作、申

請プロセスの承認確認、サービスの利用状況を確認するなど一連の操作を行うサービス利用者のためのポータルです。

・ マイポータル

マイポータルは、クラウドポータルからリンクされ、サービス利用者が行う操作のサービスの利用申請、システムの管理、イベントロ

グの表示を行うポータルです。

表1.2 役割

項番 利用手順 説明 対象者

1 ICTリソースの標準化

(L-Serverテンプレート(*))ICTリソースとOSの構成を型決め(標準化)し、L-Serverテンプ

レートを作成します。

インフラ管理者

または

サービス提供者

2 仮想プラットフォームの標準化

(システムテンプレート)複数階層のシステム構成、およびOSの論理構成を型決め(標準化)し、システムテンプレートを作成します。

サービス提供者

3 サービスの登録・公開 システムテンプレートに利用用途に応じた価格設定などの情

報を加えたものをサービスとして定義し、公開します。

サービス提供者

4 サービスの選択・利用申請 公開されたサービスから利用用途に応じた仮想プラットフォー

ムを検索・選択して、利用を申請します。また、不要となった

仮想プラットフォームの返却の申請も同様に行えます。

サービス利用者に提供された仮想プラットフォームの起動・

停止、スナップショットの採取もできます。

サービス利用者

5 サービスの利用 申請したサービスに対して、本製品によって自動的に仮想プ

ラットフォームの貸出しや返却が実施されます。

また、仮想サーバの起動・停止、スナップショットの採取など

の指示に対して、本製品によって自動的に処理が実施され

ます。

サービス利用者

6 利用状況の把握 サービス単位の利用状況(CPU、メモリ、ディスク使用量、時

間など)を把握します。

また、サービスの利用に対する課金情報として監視できます。

サービス提供者

7 リソース状況の把握 リソースの利用状況から、各リソースの負荷状況を監視し、

ICTリソースの効率的な利用やリソースの不足時には追加す

るなどの判断ができます。

インフラ管理者

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*: L-ServerおよびL-Serverテンプレートの詳細については、それぞれ「A.2 論理サーバ(L-Server)」および「A.3 L-Serverテンプレート」

を参照してください。

本製品では、以下の機能および機能範囲を提供します。

セルフサービスポータル

サービス利用者は、仮想プラットフォーム環境構築(*1)などのサービスをセルフサービスポータルから選択して申請し、オンデマンドに

利用できます。

サービスが申請されて利用に至るまでの処理は、自動的に実行されますが、申請されたサービスのうち、責任者の承認が必要なサー

ビスについては、承認依頼から可決までの承認フローを含めて自動的に実行されます。

ICTリソースの有効活用

サーバ(*2)、ストレージ、ネットワークなどのICTリソースをプール化して管理(リソースプール)できるため、利用量の変化に応じて、ICTリソースを有効に活用できます。

詳細は、「付録A ICTリソースの管理機能」を参照してください。

また、サーバに実装されているCPUやメモリのリソース量よりも多くのリソースを仮想サーバに割り当てる(オーバーコミット)機能により、

限られたサーバ資産をより多くの利用者が利用することができます。

ICTリソースの見える化

ICTリソースの利用状況をダッシュボードで容易に把握できます。

ダッシュボード上でリソースプールの空き状況や仮想サーバのリソース情報などを監視することができます。また、監視対象データにし

きい値を設定し、しきい値を超えたら自動的にアラート通知を行うようにすることもできます。

*1:ソフトウェア(ミドルウェア、業務アプリケーション)の環境構築には、「表1.1 関連ソフトウェア」が別途必要です。

*2:富士通PRIMERGYサーバ以外のマルチベンダーのサーバについては、ServerView Resource Orchestratorが必要となります。

本製品で扱う資源や使用者の詳細については、「付録B 管理対象」を参照してください。

1.3 システム構成

ここでは、本製品のシステム構成について例を使用して説明します。

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図1.1 システム構成例

管理サーバ

複数の管理対象サーバを管理するサーバです。管理サーバは、VMwareおよびHyper-V環境の仮想マシン上で動作させることもでき

ます。仮想環境を利用することにより、仮想化ソフトウェアの高信頼性構成(VMware-HAなど)を利用することができます。

管理サーバに、クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアのマネージャーの機能をインストールします。

また、管理クライアントと共通にできます。

なお、管理サーバにエージェントの機能をインストールし、管理サーバ自身を監視、操作する運用形態はできません。

マネージャー

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアが扱うデータの一元管理を行う機能であり、管理サーバにインストールします。運用の管理

対象となる仮想プラットフォームが配備される管理対象サーバにインストールするエージェント機能に処理の依頼をします。

管理対象サーバ

サーバ仮想化ソフトウェア製品が動作するサーバです。管理対象サーバに、クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアのエージェン

ト機能をインストールします。管理サーバのマネージャー機能からの配備指示を受け取って、本サーバ上に仮想プラットフォームが配

備されます。

管理対象サーバリソースエージェント

管理対象サーバにインストールします。マネージャーからの配備指示を受け、管理対象サーバ上でサーバ仮想化ソフトウェア製品と

連携して、仮想プラットフォームを構築します。

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注意

管理対象サーバの仮想化ソフトウェアとしてVMware ESXiを利用する場合、本製品の管理対象サーバリソースエージェントはインス

トールできません。

ServerView ESXi CIM Providerエージェントをインストールしてください。

VMサーバ

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアによって、管理対象サーバ上に仮想プラットフォームとして配備される業務サーバ(仮想サー

バ)です。VMサーバは、管理サーバのマネージャーによって管理されます。

業務サーバエージェント

VMサーバのもととなる仮想イメージにインストールします。仮想プラットフォームの使用状況などを収集し、マネージャーに通知します。

Webクライアント

管理サーバに接続し、サービス提供者やサービス利用者が各々のサービスの定義や利用申請などの操作を行うクライアント端末です。

管理クライアント

管理サーバに接続し、システム全体の構成や状態をGUIから確認・操作するクライアント端末です。

管理クライアントは、Windows環境で動作します。

ストレージ管理製品のサーバ

複数のストレージ装置を管理するストレージ管理製品(ETERNUS SF Storage Cruiserなど)を動作させるサーバです。管理サーバと共

存させてください。

なお、管理サーバとストレージ管理製品が動作する両方のリソースが必要となります。

VM管理製品のサーバ

複数のサーバ仮想化ソフトウェア製品を統合管理するVM管理製品(VMware vCenter ServerやSystem Center Virtual Machine Managerなど)を動作させるサーバです。

メールサーバ

利用者登録や変更、サービス利用者からサービス提供者への申請依頼、仮想プラットフォームの配備・構成変更および返却の完了や

失敗などをメールで通知することができます。

利用するメールサーバを本製品のマネージャーのインストール時に指定します。

管理LAN

管理対象サーバおよびストレージを管理サーバから管理するためのLANです

管理対象サーバで業務を行うための業務LANとは別に設置します。

サーバ上でネットワーク冗長化ソフトウェアを利用することで、管理LANや業務LANを冗長化できます。ネットワーク冗長化ソフトウェア

の設定は、手動で行ってください。

参考

管理LANとして使用可能な1番目のNICを変更できます。

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詳細は、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.1.3.1 ブレードサーバとパーティションモデルのサーバの登録」を参

照してください。

業務LAN

業務サーバ(VMサーバ)が接続された業務用のLANです。

L3スイッチを介して、管理LANと接続し、ACL(Access Control List)を使ったファイアウォールを設けることを推奨します。

また、L3スイッチで業務LANと管理LANを完全に分離することも可能です。ただし、分離した場合は、以下ができません。

・ リソース利用状況の見える化

・ 業務LAN上のサービス利用者からの申請

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第2章 動作環境

本章では、本製品の動作環境について説明します。

2.1 ハードウェア環境

本製品を使用する場合は、以下のハードウェア条件を満たす必要があります。

表2.1 必須ハードウェア条件

機能 ハードウェア 備考

管理サーバ

PRIMERGY BXシリーズ

PRIMERGY RXシリーズ

PRIMERGY TXシリーズ

・ CPUは、デュアルコアCPU以上を必要とします。

管理対象サーバ

PRIMERGY BX400 S1PRIMERGY BX620 S6PRIMERGY BX620 S5PRIMERGY BX620 S4PRIMERGY BX920 S2PRIMERGY BX920 S1PRIMERGY BX922 S2PRIMERGY BX924 S2PRIMERGY BX960 S1PRIMERGY RX100 S6PRIMERGY RX100 S5PRIMERGY RX200 S6PRIMERGY RX200 S5PRIMERGY RX200 S4PRIMERGY RX300 S6PRIMERGY RX300 S5PRIMERGY RX300 S4PRIMERGY RX600 S5PRIMERGY RX600 S4PRIMERGY RX900 S1PRIMERGY TX150 S7PRIMERGY TX150 S6PRIMERGY TX200 S6PRIMERGY TX200 S5PRIMERGY TX300 S6PRIMERGY TX300 S5PRIMERGY TX300 S4

・ PRIMERGY BXシリーズのサーバの場合、ファイバーチャ

ネルカードは拡張スロット2に搭載する構成だけサポートし

ます。

・ PRIMERGY BXシリーズ以外のサーバの場合は、IPMI(*1)に対応しているサーバ管理装置(*2)を搭載する必要があり

ます。

Webクライアント

管理クライアント

FMVシリーズ他(パソコン)PRIMERGY RXシリーズ

PRIMERGY BXシリーズ

PRIMERGY TXシリーズ

その他のPCサーバ

-

*1: IPMI2.0をサポートします。

*2: 一般的にBMC(Baseboard Management Controller)と呼ばれる装置を指します。

PRIMERGYの場合、iRMC(integrated Remote Management Controller)と呼ばれています。

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ネットワーク設定の簡易化機能を利用する場合、使用できるLANスイッチブレードについては、「ServerView Resource OrchestratorV2.3.0 ユーザーズガイド」の「G.1.4 セットアップ」、「G.2.4 セットアップ」を参照してください。

ポイント

管理サーバでは、ダッシュボードや利用状況で表示する性能情報を収集・保持するため、書き込み性能がよいディスク構成にしてください。

内蔵ディスクの場合、インターフェースはSAS(Serial Attached SCSI)を選択し、RAID5は避けてください。

以下に、RAIDの構成例を示します。

・ 内蔵ディスクが3つの場合、システムドライブおよびインストールドライブをRAID1で冗長化し、3つ目のディスク(冗長化なし)に性能

情報を格納する構成とします。

・ 性能情報を格納するディスクについても冗長化する場合、内蔵ディスク4つで、RAID1+0の構成とします。

2.1.1 静的ディスク容量

本製品を新規にインストールする場合、以下の静的ディスク容量が必要です。ディスク容量は、確認する環境の違いに応じて変動しま

す。

静的ディスク容量(OS除く)

【管理サーバ】

OS種別 フォルダー ディスク容量(単位:メガバイト)

Windows インストールフォルダー (*) 5,100

*: 本ソフトウェアのインストール時に指定するインストールフォルダー名です。

上記に加えて、Windowsではインストールドライブ配下に、ダッシュボードサーバが使用するデータベースの領域が作成されます。

データベースの領域に必要な容量は以下の概算値を目安にしてください。

ディスク容量 = 50MB + (71MB x プール数(注)) + (21MB x 仮想サーバ数)

注)プール数は、VMプール、ストレージプール、イメージプール、ネットワークプールを含むすべてのプールの合計です。

【管理対象サーバ】

OS種別 フォルダー ディスク容量(単位:メガバイト)

VMware

/opt 325

/etc 15

/var 2

Hyper-V インストールフォルダー (*) 330

*: 本ソフトウェアのインストール時に指定するインストールフォルダー名です。

【Webクライアント】、【管理クライアント】

Webクライアントおよび管理クライアントでは、本製品をインストールするのためのディスク容量は必要としません。

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2.1.2 動的ディスク容量

本製品を使用する場合、各フォルダーには、静的ディスク容量に加えて以下のディスク容量が必要です。詳細については、以下の各

マニュアルを参照してください。

・ 「ServerView Resource Coordinator VE インストールガイド」の「1.1.2.5 動的ディスク容量」

・ 「Systemwalker Software Configuration Manager V14g 解説書」の「3.1.2 ディスク容量」

・ 「Systemwalker Service Catalog Manager V14g 解説書」の「4.1.2 必要なディスク容量」

・ 「Systemwalker Service Catalog Manager V14g クラウド運用管理ダッシュボード使用手引書」の「2.1.4 必要なディスク容量」

2.1.3 メモリ容量

本製品を使用する場合、以下のメモリ容量が必要です。

メモリ容量(OS除く)

【管理サーバ】

OS種別 メモリ容量(単位:メガバイト)

Windows 10,400 以上

注意

上記の値に別途、Interstage Application Serverおよび、Systemwalker Service Quality Coordinator用のメモリが必要です。詳細に

ついては、「Interstage Application Server チューニングガイド」、「Systemwalker Service Quality Coordinator 導入手引書」を参照し

てください。

【管理対象サーバ】

仮想環境 メモリ容量(単位:メガバイト)

VMware 32

Hyper-V 32

【VMサーバ】

OS種別 メモリ容量(単位:メガバイト)

Windows 400

Linux 400

注意

上記の値に別途、Systemwalker Service Quality Coordinator(Agent)用のメモリが必要です。詳細については、「Systemwalker ServiceQuality Coordinator 導入手引書」を参照してください。

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2.2 ソフトウェア環境

本製品は、以下のDVDで構成されています。

・ クラウド インフラ マネージメント ソフトウェア (メディアパックにはWindows版のDVDとLinux版のDVDが同梱されています。)

2.2.1 ソフトウェア構成

本製品は、以下のソフトウェアで構成されています。

ソフトウェア名 機能概要

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェア V1.2.0

マネージャー

仮想プラットフォームの自動配備およびセルフサービス機能(仮想サー

バの起動・停止、スナップショットの採取・復元など)を管理する

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェア V1.2.0

エージェント

管理対象サーバリソースエージェント

管理対象サーバ上で動作し、利用申請の対象となる仮想プラットフォー

ムを配備する

業務サーバエージェント

管理対象サーバ上に配備された仮想プラットフォーム内で動作し、利用

状況やリソース(CPU、メモリ、ディスク)の情報を収集する

2.2.2 ソフトウェア条件

ここでは、本製品をインストールする際のソフトウェア条件について説明します。

2.2.2.1 基本ソフトウェア

本製品を使用する場合、以下の基本ソフトウェアが必要です。

【マネージャー】

OS種別 基本ソフトウェア 備考

WindowsMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard (*)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise (*)

SP1以降に対応します。

Server Coreインストールオプ

ションはサポートしていません。

*: WOW64 (Windows 32-bit On Windows 64-bit) サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作します。

【管理対象サーバリソースエージェント】

仮想環境 仮想化ソフトウェア 備考

VMwareVMware vSphere(TM) 4VMware vSphere(TM) 4.1

VMware ESX/ESXiホスト上に

管理対象サーバリソースエー

ジェントをインストールします。

Hyper-VMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 EnterpriseMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter

SP1以降に対応します。

Server Coreインストールオプ

ションはサポートしていませ

ん。

Hyper-Vの役割をオンにしてく

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仮想環境 仮想化ソフトウェア 備考

ださい。

MSFCを追加してください。

Windowsマネージャーだけの

サポートになります。

【業務サーバエージェント】

OS種別 基本ソフトウェア 備考

Windows

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x86, x64)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise (x86, x64)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise

Server Coreインストールオプ

ションはサポートしていません。

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

SP2以降に対応します。

LinuxRed Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for Intel64)

ドライバーキット、アップデート

キットなどの必須ソフトウェアが

ある場合は、それらを準備して

ください。

必須ソフトウェアについては、

各サーバ用の取扱説明書、ま

たはLinuxのインストールガイ

ドを参照してください。

注意

- 本製品が利用するサーバ仮想化ソフトウェア製品の機能には、本製品との併用をサポートしていない機能があります。利用し

ないでください。

仮想化ソフトウェア製品 本製品と併用することをサポートしていない機能

VMware vSphere (TM) 4VMware vSphere (TM) 4.1

Cisco Nexus1000V仮想スイッチ

Microsoft(R) System Center Virtual Machine Manager2008 R2

・ 記憶域の移行

・ バーチャルマシンの保存先を変更しての移行

・ バーチャルマシンのライブラリに保管

- L-Server作成時にWindowsのイメージを指定した場合、イメージ配付時に、Microsoft社の提供するsysprepを利用して、サーバ

固有の情報が再設定されます。また、sysprepを実行すると、ユーザー情報やOSの設定情報が初期化されます。

sysprepについては、Microsoft社から提供されている情報を参照してください。

- 処理実行中にマネージャーの停止や再起動を行った場合は、マネージャーの起動後に、実行中の処理が再実行されます。

再実行中の処理が完了するまでは、実行対象のリソースを操作しないようにしてください。

- イメージのOSがWindows Server 2008など、アクティベーションの方式にMAKライセンス認証を使用している場合、sysprepの実

行回数は累積で3回までに制限されます。sysprepはイメージ指定のL-Server作成時、またはクローニングマスタ採取時に実行

されるため、クローニングマスタの採取とイメージ指定のL-Server作成を4回以上行えません。そのためクローニングマスタを配

付したL-Serverからクローニングマスタを採取せず、専用のマスタサーバからを採取することをお勧めします。なお、VMwareでテンプレート機能を使用したゲストOSのカスタマイズを行った場合、またはSCVMMでテンプレート作成を行った場合にもsysprepは実行され累積回数に含まれます。

- Windowsのイメージを指定してL-Serverを作成した場合、作成後の初回起動時、サーバ固有の情報を、sysprepを利用して再

設定します。起動後、サーバ固有の情報を再設定したあと、サーバ仮想化ソフトウェア製品の管理画面からL-Serverのコンソー

ルを開くとAdministratorでログインした状態になるので、ログオフすることをお勧めします。

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- クローニングマスタを利用して作成したL-Serverからクローニングマスタを採取する場合は、作成したあとで一度も起動していな

いL-Serverは、サーバ固有情報が設定されていないため、そのL-Serverから採取したクローニングマスタを利用するとL-Serverの作成に失敗する場合があります。クローニングマスタを採取する場合は、対象のL-Serverを必ず一度起動し、サーバ固有情

報をL-Serverに設定してください。

【Hyper-V】

- SCVMMは、VMware vCenter Serverを通してVMware ESX/ESXiを管理できます。しかし、本製品では、SCVMM経由でVMwareESX/ESXiを管理できません。このような構成のVMware ESX/ESXiを管理する場合、VMware vCenter Serverを本製品に登録

してください。

【Webクライアント】、【管理クライアント】

Webクライアントおよび管理クライアントに本製品のソフトウェアのインストールは必要ありませんが、以下の基本ソフトウェアが必要

です。

基本ソフトウェア名(OS) 備考

Microsoft(R) Windows(R) 7 ProfessionalMicrosoft(R) Windows(R) 7 Ultimate

-

Microsoft(R) Windows Vista(R) BusinessMicrosoft(R) Windows Vista(R) EnterpriseMicrosoft(R) Windows Vista(R) Ultimate

SP1以降に対応します。

Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system SP3以降に対応します。

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x86, x64)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise (x86, x64)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 EnterpriseMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter

Server Coreインストールオプションはサ

ポートしておりません。

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 EditionMicrosoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

SP2以降に対応します。

2.2.2.2 必須パッチ

本製品を使用する場合、以下のパッチを適用する必要があります。

【マネージャー】

OS種別 基本ソフトウェア名(OS) パッチID/一括修正

Windows PRIMECLUSTER GLS TP002714XP-06

【管理対象サーバリソースエージェント】

仮想環境 基本ソフトウェア名(OS) パッチID/一括修正

VMware ありません -

Hyper-V ありません -

【業務サーバエージェント】

- 13 -

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OS種別 基本ソフトウェア名(OS) パッチID/一括修正

Windows ありません -

Linux ありません -

2.2.2.3 必須ソフトウェア

本製品を使用する場合、以下のソフトウェアが必要です。

【マネージャー】

OS種別 必須ソフトウェア名 バージョンレベル 備考

Windows

ServerView Operations Manager forWindows(旧名称ServerView Console forWindows)

V4.20.25以降

RCコンソールからサーバ管理ソフトウェアの

Web UIを呼び出す場合に必要です。

「ServerView Resource Coordinator VE イン

ストールガイド」のServerView OperationsManager for Windowsの設定の記述を参照

してください。

V5.00以降

VMware ESXiを管理対象サーバとして利用

する場合に必要です。

VMware ESXiがサポートされているバージョ

ンのServerView Operations Managerを使用

してください。

V5.10.03以降

RCコンソールからサーバのコンソール画面

を呼び出す場合に必要です。

サーバのコンソール画面呼出しがサポート

されているバージョンのServerViewOperations Managerを使用してください。

コンソール画面を呼び出す場合、

ServerView Operations Managerは、本製品

のマネージャーと同一マシンにインストール

してください。

また、ServerView Operations Managerに監

視対象サーバを登録する際は、iRMCサー

バのIPアドレスを指定してください。

Microsoft(R) LAN Managerモジュール

-Microsoft社のFTPサイトから入手してくださ

い。 (*1)

Broadcom Advanced Control Suiteまたは、

Intel PROSetまたは、

PRIMECLUSTER GLS forWindows

-管理サーバの管理LANを冗長化する場合

に必要です。

ServerView RAID -ローカルディスク(*2)でRAIDを構成してい

る場合に必要です。

VMware vCenter Server(旧名称VMware VirtualCenter)

4.04.1

【VMware】

VMゲスト、VMホストの管理に必要です。

異なるサーバ上にも、マネージャーと同じ管

理サーバ上にも配置できます。

SNMP Trap Service - -

- 14 -

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OS種別 必須ソフトウェア名 バージョンレベル 備考

Microsoft(R) System Center VirtualMachine Manager 2008 R2

-

【Hyper-V】

VMゲスト、VMホストの管理に必要です。異

なるサーバ上にも、マネージャーと同じ管理

サーバ上にも配置できます。

また、複数のライブラリサーバを構築するこ

ともできます。

「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0ユーザーズガイド」-「G.2.2 セットアップの

ための事前準備」の「SCVMMサーバの

MaxShellsPerUserの設定」を参照して、 大

6セッションの多重制御ができるように設定

してください。

注意

マ ネ ー ジ ャ ー と 同 じ 管 理 サ ー バ 上 に

SCVMMを配置する場合は、「インストール

時のパラメーター」の「7.ポート番号の設定」

で"Webサーバ(Interstage HTTP Server)"のポート番号を変更するか、もしくは、SCVMMで使用するポート番号を変更する必要があ

ります。

Windows PowerShell 2.0【Hyper-V】

VMゲスト、VMホストの管理に必要です。

*1: 以下のMicrosoft社のFTPサイトから入手してください。

Microsoft社のFTPサイト

URL:

ftp://ftp.microsoft.com/bussys/clients/msclient/DSK3-1.EXE (2011年9月時点)

*2: ローカルディスクには、サーバの内蔵ディスクとストレージブレードを含みます。

【管理対象サーバリソースエージェント】

仮想環境 必須ソフトウェア名 バージョンレベル 備考

VMware

ServerView Agent for VMware V4.30-20以降管理対象サーバリソースエージェントが

VMware ESXiの場合は必要ありません。

ServerView RAID -ローカルディスク(*1)でRAIDを構成してい

る場合に必要です。

ServerView ESXi CIM Provider 1.10.01以降 VMware ESXiの場合に必要です。

Hyper-V

ServerView Agent for Windows V4.50.05以降 -

"setupcl.exe"モジュール

"sysprep.exe"モジュール-

バックアップ・リストア、クローニングを行う場

合に必要です。

Microsoft社のウェブサイトを参照して、 新

版のモジュールを入手してください。 (*2)なお、Windows Server 2008は、OSにすで

に設定済みのため、新たに入手する必要

はありません。

Intel PROSet 15以降ブレードサーバでIntel PROSetを利用して、

以下の設定を自動で行う場合に必要です。

- 15 -

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仮想環境 必須ソフトウェア名 バージョンレベル 備考

・ 仮想ネットワークの作成とNICの接続

・ LANスイッチブレードの、サーバブレー

ド側の接続ポートの設定

・ サーバブレード側のポートと外部接続

ポートとの接続

以下の場合は、必要ありません。

・ ブレードサーバでL-Serverのネットワー

クの冗長化を行わない場合

・ ブレードサーバ以外の場合

PRIMECLUSTER GLS forWindows

-

ブレードサーバでPRIMECLUSTER GLSを

利用して冗長化を行ったあと、以下の設定

を自動で行う場合に必要です。

・ 仮想ネットワークの作成とNICの接続

・ LANスイッチブレードのサーバブレー

ドの接続ポートの設定

・ サーバブレードのポートと外部接続ポー

トとの接続

以下の場合は、必要ありません。

・ ブレードサーバでL-Serverのネットワー

クの冗長化を行わない場合

・ ブレードサーバ以外の場合

詳細は、「ServerView ResourceOrchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド」の

「1.2.6 ネットワーク設定の簡易化」を参照し

てください。

*1: ローカルディスクには、サーバの内蔵ディスクとストレージブレードを含みます。

*2: インストールするシステムのCPUアーキテクチャー(x86, x64)やOSのバージョンに応じて入手するファイルが異なります。入手す

るモジュールについてはMicrosoft社のウェブサイトで確認してください。

Microsoft社のFTPサイト

URL(x86):

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=93F20BB1-97AA-4356-8B43-9584B7E72556&displaylang=ja

(2011年9月時点)

URL(x64):

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=C2684C95-6864-4091-BC9A-52AEC5491AF7&displaylang=ja

(2011年9月時点)

新版のモジュールを入手後、インストールするシステムの作業用フォルダー(C:\tempなど)に配置し、展開してください。展開

方法については、「3.2.2 必須ソフトウェアのインストール」の「利用OSがWindows Server 2003の場合の注意事項」を参照してく

ださい。

なお、配置したモジュールはエージェントのインストール後は必要ありません。

【業務サーバエージェント】

OS種別 必須ソフトウェア名 バージョンレベル 備考

WindowsVMware Tools -

【VMware】

Linux

- 16 -

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OS種別 必須ソフトウェア名 バージョンレベル 備考

仮想化ソフトウェアがVMwareの場合に必

要です。

Linux sysstatパッケージ - OSのインストール媒体に含まれています。

【管理クライアント】

必須ソフトウェア名 バージョンレベル 備考

Microsoft(R) Internet Explorer789

-

Java(TM) 2 Runtime EnvironmentStandard Edition

(*1)管理クライアントで、ServerView Operations Managerの管理

画面、またはVM管理画面を表示する場合に必要です。 (*2)

VMware vSphere(TM) Client4.04.1

【VMware】

管理クライアントで、管理対象サーバのVMwareや、VM管理

製品との連携機能を利用する場合に必要です。

Hyper-V Manager -

【Hyper-V】

管理クライアントで、管理対象サーバのHyper-Vとの連携機

能を利用する場合に必要です。

Windows XPとWindows 2003での動作はサポートされていま

せん。

Microsoft(R) System Center VirtualMachine Manager 2008 R2 VMM 管理者コンソール

-

【Hyper-V】

管理クライアントで、VM管理製品との連携を利用する場合に

必要です。

Adobe Flash Player 10.3.183.5以降 -

Adobe Reader 9 -

*1: VM管理画面を表示する場合は、バージョン1.5以降が必要です。

*2: ServerView Operations Managerの管理画面を表示する場合は、ServerView Operations Managerのマニュアルを参照してく

ださい。

【Webクライアント】

必須ソフトウェア名 バージョンレベル 備考

Microsoft(R) Internet Explorer789 (*)

-

Adobe Flash Player 10.3.183.5以降 -

Adobe Reader 9 -

*: 互換表示機能を使用する必要があります。

2.2.2.4 排他ソフトウェア

本製品は、以下の製品とは併用できません。

【マネージャー】

- 17 -

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OS種別 製品名 バージョンレベル 備考

Windows INTERSTAGE 全バージョン INTERSTAGEは、以下の製品を含みます。

・ INTERSTAGE

・ INTERSTAGE Standard Edition

・ INTERSTAGE Enterprise Edition

Interstage Apcoordinator 全バージョン -

Interstage Application Server 全バージョン Interstage Application Serverには、以下の製品を含

みます。

・ INTERSTAGE Application Server StandardEdition

・ INTERSTAGE Application Server EnterpriseEdition

・ INTERSTAGE Application Server Web-JEdition

・ Interstage Application Server Standard Edition

・ Interstage Application Server Standard-J Edition

・ Interstage Application Server Enterprise Edition

・ Interstage Application Server Plus

・ Interstage Application Server Plus Developer

・ Interstage Application Server Web-J Edition

Interstage Apworks 全バージョン -

Interstage Business ApplicationServer

全バージョン Interstage Business Application Serverには、以下の

製品を含みます。

・ Interstage Business Application ServerStandard Edition

・ Interstage Business Application ServerEnterprise Edition

Interstage Business ProcessManager

全バージョン -

Interstage Business ProcessManager Analytics

全バージョン -

Interstage BPM Flow 全バージョン -

Interstage Service Integrator 全バージョン -

Interstage Shunsaku DataManager

全バージョン -

Interstage Studio 全バージョン -

Interstage Traffic Director 全バージョン -

INTERSTAGEWEBCOORDINATOR

全バージョン -

Systemwalker Centric Manager(x64)

全バージョン Systemwalker Centric Managerには、以下の製品を

含みます。

・ SystemWalker/CentricMGR

・ SystemWalker/CentricMGR-M

- 18 -

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OS種別 製品名 バージョンレベル 備考

・ SystemWalker/CentricMGR GEE

・ SystemWalker/CentricMGR EE

・ SystemWalker/CentricMGR SE

・ Systemwalker Centric Manager GlobalEnterprise Edition

・ Systemwalker Centric Manager EnterpriseEdition

・ Systemwalker Centric Manager Standard Edition

Systemwalker IT ChangeManager

全バージョン Systemwalker IT Change Managerには、以下の製品

を含みます。

・ Systemwalker IT Change Manager EnterpriseEdition

・ Systemwalker IT Change Manager StandardEdition

Systemwalker IT Process Master 全バージョン -

Systemwalker OperationManager

V13.3以前 Systemwalker Operation Managerには、以下の製品

を含みます。

・ SystemWalker/OperationMGR GlobalEnterprise Edition

・ SystemWalker/OperationMGR EnterpriseEdition

・ SystemWalker/OperationMGR Standard Edition

・ SystemWalker OperationMGR Global EnterpriseEdition

・ SystemWalker OperationMGR EnterpriseEdition

・ SystemWalker OperationMGR Standard Edition

・ Systemwalker OperationMGR Global EnterpriseEdition

・ Systemwalker OperationMGR Enterprise Edition

・ Systemwalker OperationMGR Standard Edition

Systemwalker PKI Manager 全バージョン -

Securecryptoライブラリ 全バージョン -

Systemwalker ResourceCoordinator

全バージョン Systemwalker Resource Coordinatorは、以下の製品

を含みます。

・ Systemwalker Resource Coordinator

・ Systemwalker Resource Coordinator BaseEdition

・ Systemwalker Resource Coordinator Virtualserver Edition

Systemwalker RunbookAutomation (管理サーバ)

V14g (14.1.0A)以外の全バージョン

(*1)

-

- 19 -

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OS種別 製品名 バージョンレベル 備考

Systemwalker RunbookAutomation (連携サーバ/中継

サーバ/業務サーバ)

全バージョン -

Systemwalker Service QualityCoordinator

全バージョン -

SystemcastWizard 全バージョン -

SystemcastWizard Professional 全バージョン -

SystemcastWizard Lite 全バージョン -

ServerView Installation Manager(*2)

全バージョン -

ServerView ResourceCoordinator VE

全バージョン -

ServerView ResourceOrchestrator

全バージョン -

TeamWARE Office Server 全バージョン -

TRADE MASTER 全バージョン -

*1: 本製品のマネージャーをインストールした後にSystemwalker Runbook Automation V14g (14.1.0A)の管理サーバ機能のみ、

アップグレードインストールして頂くことができます。

なお、バージョン・レベルのサフィックスは"A"であることにご留意ください。

Systemwalker Runbook Automation V14gのバージョン・レベルのサフィックスは、Systemwalker Runbook Automation V14gのイ

ンストール媒体に含まれる「ソフトウェア説明書」のバージョン・レベルの表記を確認してください。

*2: 本製品のマネージャーはPXEサーバを含むため、ServerView Installation Managerのリモートインストールに必要なPXEサー

バとの併用はできません。

【管理対象サーバリソースエージェント】

仮想環境 製品名 バージョンレベル 備考

VMware - - -

Hyper-V

Server System Manager 全バージョン -

SystemcastWizard 全バージョン -

SystemcastWizard Professional 全バージョン -

SystemcastWizard Lite 全バージョン -

【業務サーバエージェント】

OS種別 製品名 バージョンレベル 備考

Windows Systemwalker RunbookAutomation(管理サーバ/連携

サーバ/中継サーバ)

全バージョン -

Systemwalker Service QualityCorrdinator

V13.5.0以外の全

バージョン

-

ETERNUS SF Disk SpaceMonitor

全バージョン -

- 20 -

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OS種別 製品名 バージョンレベル 備考

Linux Systemwalker RunbookAutomation(管理サーバ/連携

サーバ/中継サーバ)

全バージョン -

Systemwalker Service QualityCorrdinator

V13.5.0以外の全

バージョン

-

ETERNUS SF Disk SpaceMonitor

全バージョン -

注意

・ 本製品の管理サーバとServerView Resource Coordinator VEの管理サーバで同一のリソースを管理できません。

・ 本製品のマネージャーは、SystemcastWizard Professionalのコンポーネントを一部含んでいます。したがって、SystemcastWizardと

同一サブネットに配置して運用できません。

また、SystemcastWizard Professional(以降、ScwPro)、またはSystemcastWizard Lite(以降、ScwLite)と、同一サブネットに配置する

場合は、以下に注意してください。

- ScwProとScwLiteを簡易DHCPサーバで運用し、ノンアグレッシブモードで使用してください。また、簡易DHCPで割り当てるIPアドレスのスコープ範囲が、本製品の管理対象サーバのIPアドレスと重複しないように設定してください。

- 本製品の管理対象サーバは、ScwProとScwLiteで同時に管理できません。

本製品に登録したサーバをScwProとScwLiteに登録しないでください。

- 複数のサーバを同時に操作する場合は、ScwProのマルチキャストIPアドレスの設定を変更し、本製品のマネージャーと重複し

ないようにしてください。

・ 本製品のマネージャーは、DHCPサーバとPXEサーバの機能を含んでいます。したがって、管理サーバ上に、ほかのDHCPサー

バやPXEサーバの機能を持った製品やサービスを配置しないでください。同一ネットワークには共存できます。

DHCPサーバやPXEサーバを含む商品の例

- Windows Server 2008のWindows 展開サービス

- Boot Information Negotiation Layer(BINLSVC)

- ServerStart(リモートインストール機能利用時)

- ServerView Installation Manager

- Solaris JumpStart

2.2.3 文字コード

【マネージャー】

マネージャーは、以下の文字コードの環境で動作します。

OS種別 S-JIS EUC UTF-8

Windows ○(*) × ×

Linux × × ○

○:対応 ×:非対応

*: JIS X 0213:2004(JIS2004)については未サポートです。

- 21 -

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第3章 インストール/アンインストール

本章では、本製品のインストールと、アンインストールについて説明します。

3.1 管理サーバへのインストール

ここでは、管理サーバへのマネージャーのインストールについて説明します。

マネージャーのインストールおよびセットアップの手順は、次のとおりです。

1. インストールの前準備

2. 必須ソフトウェアのインストール

3. マネージャーのインストール

4. ユーザー/グループ/組織単位の登録

5. セットアップ

6. セットアップ後の作業

3.1.1 インストールの前準備

インストール対象サーバの構成

ここでは、新規に管理サーバを構築します。OSのみがインストールされている状態に対し、マネージャーをインストールする場合の手

順について説明します。

既存サーバにマネージャーをインストールする場合は、「付録C インストール前の準備と確認」を実施した上で、インストールを行ってく

ださい。

ファイアーウォールの設定

ファイアーウォール機能を利用している環境に本製品をインストールする場合には、ファイアーウォール機能に対して必要な通信(ポー

ト)を許可する必要があります。

ファイアーウォール機能に対して必要な通信(ポート)を許可する方法については、OSのマニュアルを参照してください。

本製品が使用するポートについては、「D.1 ポート番号一覧」を参照し、"外部のサーバから受け付ける必要のあるポート番号"につい

ては、接続を許可する必要があります。

注意

利用OSがWindows Server 2008の場合の注意事項

Windowsファイアーウォール機能が初期設定で有効になっているため、使用ポート番号/プロトコルについて、ファイアーウォールの例

外に指定しておく必要があります。

ホスト名の確認

管理サーバが正しく動作するためには、ホスト名の設定が必要です。256文字以内のホスト名をhostsファイルに記述するか、またはDNSによりホスト名の名前解決ができるように設定してください。

hostsファイル

【Windows】

{システムドライブ}\Windows\System32\drivers\etc\hosts

- 22 -

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注意

hostsファイルにローカルホストを登録する場合、以下に注意してください。

"127.0.0.1"にローカルホスト名を設定する場合、必ずリモートから参照可能なIPアドレスを先に記述してください。または、"127.0.0.1"にはローカルホスト名を設定しないでください。

IPアドレスに、"10.10.10.10"をもつ、"remote01"というホスト名を設定する例を以下に示します。

10.10.10.10 remote01

127.0.0.1 remote01 localhost.localdomain localhost

SMTPサーバの確認

本製品では、メール機能を使用します。SMTPサーバの設定を行い、メールを使用できる環境を作成してください。

システム時刻の確認

管理サーバおよび管理対象サーバのシステム時刻は、同じ時刻になるように設定してください。

時刻が異なる場合、運用ポータルおよびクラウドポータルの利用状況で正しい値を確認できません。

サーバ仮想化ソフトウェア製品の設定

利用するサーバ仮想化ソフトウェア製品ごとに設定が異なります。

サーバ仮想化ソフトウェア製品を利用する場合、「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド」の「付録G サーバ仮想

化ソフトウェア製品の設定」うち、利用するサーバ仮想化ソフトウェア製品の記事を参照してください。

ストレージの構成

システムに必要なストレージの構成を決定します。

本製品がサポートするストレージ構成は以下のとおりです。

表3.1 サポートするストレージ構成

サーバ種別 L-Serverのシステムディスク L-Serverのデータディスク

VMware VMwareが利用できる環境に準じます。

Hyper-V SANストレージ SANストレージ

ストレージ環境の設定

サーバ仮想化ソフトウェア製品を利用する場合、「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド」の「付録G サーバ仮想

化ソフトウェア製品の設定」うち、利用するサーバ仮想化ソフトウェア製品の記事を参照してください。

ネットワーク環境の設定

運用時のセキュリティを確保するために、以下のネットワークは物理的に分けて構築する必要があります。

ネットワーク構成の決定については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」のネットワーク構成の記述を参照してください。

・ 管理LAN

マネージャー、L-Serverの導入や保守などの管理作業を行う場合に接続します。

- 23 -

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「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」のポート一覧の記述に従って、管理LANにファイアーウォールを設置したり、

OSのファイアーウォール機能を設定したりすることで、より安全に運用できます。

・ 業務LAN

一般ユーザーが業務用のアプリケーションなどを利用する場合に接続するネットワークです。

独立した業務を行うL-Serverが相互に接続することがないように、本製品では以下のネットワークのVLAN IDが自動で設定されます。

- LANスイッチブレードの内部ポートのVLAN ID(ブレードサーバの場合)

外部ポートのVLAN IDは事前に設定する必要があります。

- 仮想スイッチのVLAN ID

3.1.2 必須ソフトウェアのインストール

管理サーバに「2.2.2.3 必須ソフトウェア」の「マネージャー」に示すソフトウェアをインストールしてください。

必須ソフトウェアのうち、注意すべき設定について、次に説明します。

3.1.2.1 必須ソフトウェアの入手と設定

Microsoft LAN Managerモジュールの入手および展開

・ Microsoft LAN Managerモジュールを以下のFTPサイトから入手してください。

URL:

ftp://ftp.microsoft.com/bussys/clients/msclient/DSK3-1.EXE (2011年9月時点)

【Windows】

入手したモジュールを、インストールするシステムの作業用フォルダー(C:\tempなど)に配置または展開しておいてください。

入手したMicrosoft LAN Managerモジュールを事前に展開しなくてもインストールできます。

入手したモジュールは、CPUアーキテクチャー(x86)用です。CPUアーキテクチャー(x64)のシステムでは展開できません。展開す

る場合は、CPUアーキテクチャー(x86)のシステム上で展開してください。

以下の方法で展開できます。

C:\tempにdsk3-1.exeを配置した場合

> cd /d c:\temp

> dsk3-1.exe

> Expand c:\temp\protman.do_ /r

> Expand c:\temp\protman.ex_ /r

展開した以下のファイルをインストールするシステムの作業用フォルダーに転送してください。転送したファイルのファイル名は大

文字にしてください。

- PROTMAN.DOS

- PROTMAN.EXE

- NETBIND.COM

- 24 -

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Windowsの必須ソフトウェア設定【Windows】

・ ServerView Operations Manager for Windows 4.xの設定

本製品が正しく動作するために、ServerView Operations Manager for Windowsのインストール時に、Web Serverの選択で"IIS(Microsoft Internet Information Server)"を選択しないでください。

設定方法については、ServerView Operations Manager for Windows 4.xのマニュアルを参照してください。

・ SNMP Serviceの設定

本製品が正しく動作するために、Windows標準のSNMPサービスに対して以下の設定が必要です。

Windowsの[スタート]メニューから、[管理ツール] > [サービス]画面を開き、"SNMPサービス"を選択し、[プロパティ] > [セキュリ

ティ]タブに対して、設定を行ってください。

- SNMPコミュニティー名

- トラップコミュニティー名

- コミュニティーの権利

- SNMPトラップの送信先

・ SNMP Trap Serviceの設定

本製品が正しく動作するために、Windows標準のSNMP Trapサービスに対して以下の設定が必要です。

- Windowsの[スタート]メニューから、[管理ツール] > [サービス]画面を開き、"SNMP Trapサービス"の[プロパティ] > [全般]タブ

の[スタートアップの種類]を"手動"または"自動"に設定します。さらに、[サービスの状態]の<開始>ボタンをクリックして、サー

ビスを開始します。

・ DHCPサーバの導入

管理サーバと異なるサブネットに属する管理対象サーバを管理する場合は、Windows標準のDHCP Serverを導入する必要があり

ます。以下の手順で、DHCP Serverを導入します。

1. サーバの役割にDHCP Serverを追加します。追加方法については、Windowsのマニュアルを参照してください。

2. Windowsの[スタート]メニューから、[管理ツール] > [サービス]画面を開き、"DHCP Serverサービス"を選択し、[プロパティ] >[全般]タブの[スタートアップの種類]を"手動"に設定します。

3. [サービス]画面で"DHCP Serverサービス"を選択し、右クリックしてから[開始]をクリックして、サービスを停止します。管理サー

バがドメインに参加している場合は、手順4.を行ってください。

4. DHCPサーバを承認します。

a. Windowsの[スタート]メニューから、[管理ツール] > [DHCPコンソール]画面を開き、[操作(A)] > [承認されたサーバー

の管理(M)]を選択します。

[承認されたサーバーの管理]画面が表示されます。

b. [承認されたサーバーの管理]画面で、<承認(A)>ボタンをクリックします。

[DHCP サーバーの承認]画面が表示されます。

c. [名前または IP アドレス(N)]に、"管理サーバの管理IPアドレス"を入力し、<OK>ボタンをクリックします。

[承認の確認]画面が表示されます。

d. [名前(N)]と[IP アドレス(P)]を確認し、<OK>ボタンをクリックします。

[承認されたサーバーの管理]画面の[承認された DHCP サーバー(D)]に設定されます。

3.1.3 マネージャーのインストール

マネージャーをインストールするために、次に示すパラメーターを事前に設計および確認します。

下記に示すインストール時のパラメーターでのうち、初期値を記載しているパラメーターについては、初期値を使用することを推奨しま

す。

- 25 -

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インストール時のパラメーター

【Windows】

項番 画面 入力項目 説明

1 インストール先の選択 インストール先フォルダー 本製品のインストール先のフォルダーです。(*1)初期値:C:\Fujitsuインストール先のフォルダーは、ドライブ文字および"\"を含めて、10文字以内となります。

2 特権ユーザーの作成 ユーザーアカウント名 本製品に特権ユーザーとしてログインするためのユー

ザーアカウント名です。

先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された16文字以

内の文字列となります。また、大文字と小文字は区別さ

れます。

パスワード 特権ユーザーのパスワードです。

半角英数字と記号で構成された16文字以内の文字列と

なります。パスワード再入力

3 管理LANの選択 管理LANとして使用する

ネットワーク

管理LANとして使用するネットワークです。リストボックス

から選択することができます。

4 管理LANの選択 LAN Managerモジュール

が配置されているフォル

ダー

「3.1.2.1 必須ソフトウェアの入手と設定」の「Micosoft LANManagerモジュールの入手および展開」で展開したフォ

ルダーです。

5 Systemwalker SoftwareConfiguration Managerが使

用するポート番号の設定

管理機能のポート番号 本製品の管理機能で使用するポート番号です。

初期値:8013

データベースのポート番号 本製品の管理機能のデータベースのポート番号です。

初期値:5438

6 メール送信機能の環境設定 SMTPサーバのホスト名ま

たはIPアドレス

「SMTPサーバの確認」で確認したホスト名またはIPアド

レスです。

SMTPサーバのポート番号 SMTPサーバのポート番号です。

初期値:25

送信者メールアドレス メール送信時の送信元(from)のメールアドレスです。

7 ポート番号の設定 Interstage管理コンソール Interstage管理コンソールのポート番号です。

初期値:12000

Webサーバ(InterstageHTTP Server)

Webサーバのポート番号です。

初期値:80

CORBAサービス 本製品が使用するCORBAサービスのポート番号です。

初期値:8002

8 データベース格納先の選択 インストール先のフォル

ダー

本製品のCMDBのインストール先のフォルダーです。

初期値:

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB

9 パスワードの設定 プロセス管理用のデータ

ベースを起動するために

必要なユーザー

(swrbadbuser)のパスワード

プロセス管理用データベース起動するために必要なユー

ザー("swrbadbuser")のパスワードです。(*2)

パスワード再入力

10 パスワードの設定 ジョブ実行制御を起動する

ために必要なユーザー

ジョブ実行制御を起動するために必要なユーザー

("swrbajobuser")のパスワードです。(*2)

- 26 -

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項番 画面 入力項目 説明

(swrbajobuser)のパスワー

パスワード再入力

11 管理サーバの設定 管理サーバのFQDN 「ホスト名の確認」で確認したホスト名です。

12 ポータルサーバの設定 ポータルサーバのポート番

本製品で使用するポータルサーバのポート番号です。

初期値:3500

13 データベースの設定 利用者管理用DBのポート

番号

本製品の利用者管理用のデータベースのポート番号で

す。

初期値:5440

アクセス制御用DBのポー

ト番号

本製品のアクセス制御用データベースのポート番号で

す。

初期値:5439

課金用DBのポート番号 本製品の課金用データベースのポート番号です。

初期値:5441

クラウド運用管理ダッシュ

ボードDBのポート番号

クラウド運用管理ダッシュボードデータベースのポート番

号です。

初期値:5442

14 Interstage シングル・サイン

オンのSSOリポジトリの設定

SSOリポジトリのFQDN Interstage シングル・サインオンで使用するSSOリポジトリ

のFQDNです。SSOリポジトリのFQDNは、管理サーバの

FQDNとしてください。

FQDNは256文字以内で、名前解決ができる必要があり

ます。

SSOリポジトリのポート番号 SSOリポジトリのポート番号です。

初期値:389

SSOリポジトリの管理者用

DNSSOリポジトリの管理者用DNです。

初期値:

cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

SSOリポジトリの管理者用

DNパスワード

SSOリポジトリの管理者用DNパスワードは、128文字以

内の半角英数字およびカンマ(,)、プラス(+)、イコール(=)となります。

パスワード再入力

15 認証サーバの設定 認証サーバのFQDN 本製品が使用する認証サーバのFQDNです。認証サー

バのFQDNは、管理サーバのFQDNとしてください。

FQDNは256文字以内で、名前解決ができる必要があり

ます。

16 利用者管理の設定 利用部門による利用者管

理を有効

・ on

・ off

利用者部門による利用者管理を行う場合は"on"、提供

部門管理者による利用者管理を行う場合は"off"とします。

17 マイポータルの設定 サービス仕様の変更を許

サービス仕様の変更を許可する場合にチェックが必要

です。

18 マイポータルの設定 申請プロセスを有効 申請プロセスを有効とする場合にチェックが必要です。

申請プロセスを有効としない場合は、「21.CMDBおよび

Interstage Bussiness Process Analyticsの設定」に進みま

す。

19 マイポータルの設定 使用する申請プロセス

・ Default[承認および審査]

「申請プロセス」を有効とした場合、使用する申請プロセ

スを選択する画面が表示されます。

使用する申請プロセスとして、次に示す選択肢のうち、

- 27 -

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項番 画面 入力項目 説明

・ ApproverOnly[承認のみ]

・ JudgeOnly[審査のみ]

必要に応じた設定をチェックにより選択してください。

初期値:Default

20 マイポータルの設定 申請プロセスの設定を選

・ サービス利用申請時

に申請プロセスを利用

・ サービス仕様変更時

に申請プロセスを利用

・ サービス解約時に申

請プロセスを利用

申請プロセスを利用するタイミングを選択肢からチェック

により選択してください。

なお、"サービス仕様変更時に申請プロセスを利用"は、

「17.マイポータル-サービス仕様の変更を許可」でチェッ

クした場合のみ画面に表示されます。

21 CMDBおよびInterstageBussiness Process Analyticsの設定

CMDBおよびIBPMAの

ポート番号

本製品で使用するCMDBおよびInterstage BussinessProcess Analyticsのポート番号です。

初期値:80

22 仮想化ソフトウェアの設定 仮想化ソフトウェアの種別

・ Hyper-V

・ VMware

・ Hyper-V + VMware

管理対象サーバにインストールされている仮想化ソフト

ウェアです。

ご利用の環境に応じた仮想化ソフトウェアにチェックが

必要です。

23 バックアップ先フォルダーの

指定

バックアップ先のフォル

ダー

CIMS資源のオンラインバックアップの格納先のフォル

ダーです。

格納先のフォルダーは、独立したドライブ上のフォルダー

とすることを推奨します。

初期値:

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\backup

*1: NTFS形式のディスクを指定してください。

*2: "swrbadbuser"と"swrbajobuser"のパスワード設定

- すでにユーザー"swrbadbuser"と"swrbajobuser"のいづれか、または両方が登録されている場合は、インストール処理がエラー

になります。この場合、エラーとなったユーザー("swrbadbuser"/"swrbajobuser")を削除してからインストールを実施してください。

- パスワードに指定できる文字列は、先頭が英数字で始まる1~250までの文字列です。また、パスワードに以下の文字は利用で

きません。

- \(円マーク)

- "(ダブルクォーテーション)

- 空白

- タブ

- オペレーティング・システムのセキュリティポリシーの設定により、パスワードに使用できる文字列に複雑さが求められる場合が

あります。特にWindows2008のデフォルトの設定では、パスワードに使用できる文字列にかなりの複雑さが求められます。

以下に注意してパスワードを指定してください。

- ユーザー名("swrbadbuser"/"swrbajobuser")の全部または一部を含みません。

- 英数字記号のすべてを使用してください。

- パスワードの長さは8文字以上にしてください。

- 28 -

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3.1.3.1 マネージャーのインストール【Windows】

インストール前の注意事項

・ ターミナルサーバがインストールされている場合、以下のコマンドを実行して、ターミナルサービスをインストールモードに変更して

ください。

CHANGE USER /INSTALL

インストール

以下の手順で、マネージャーをインストールします。

1. 管理者権限(Administrator)でログインします。

2. インストーラを起動します。

DVD-ROM(1枚目)をDVD装置にセットすると、自動的にインストーラが起動します。起動しない場合はcimssetup.exeを実行し、

インストーラを起動してください。

3. "管理サーバ機能のインストール"をクリックしてください。

以降は、インストールウィザード画面に従って、「インストール時のパラメーター」で設計・確認したパラメーターを適宜入力し、イ

ンストールを行います。

4. DVD-ROMの入れ替え要求に応じて、DVD-ROM(2枚目)およびDVD-ROM(3枚目)に入れ替えてインストールを続行します。

注意

インストールに失敗した場合は、再起動後にインストールを実施したユーザーでログインし、アンインストール手順に従ってアンインス

トールしてください。

その後、出力されたメッセージの意味や対処方法を参考にして失敗した原因を取り除き、再度インストールを実施してください。

インストール後の注意事項

・ ターミナルサーバがインストールされている場合、以下のコマンドを実行して、ターミナルサービスを実行モードに変更してください。

CHANGE USER /EXECUTE

・ 以下のユーザーが追加されます。

ユーザー名

swrbadbuser

swrbadbuserは、プロセス管理用のデータベースサービスを起動するためのOSアカウントとして使用されます。CIMSをインストール

している状態でこのアカウントを削除しないでください。

3.1.4 セットアップ

ここでは、マネージャーのセットアップについて説明します。

注意

複数のIPアドレスを持つ管理サーバに環境を構築する場合、セットアップを開始する前に以下の作業を実施してください。

1. 別のサーバからpingコマンドを実行した場合に、管理サーバに接続できるIPアドレスを確認します。

- 29 -

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2. Interstage JMXサービスの環境定義ファイルの該当する行を、以下のとおり編集します。

ファイル格納先

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\IAPS\jmx\etc\isjmx.xml

編集内容

【修正前】

<!-- <host localhost="xxx.xxx.xxx.xxx"/> -->

【修正後(例)】

接続できるIPアドレスが123.123.1.1の場合の例を示します。

<host localhost="123.123.1.1"/>

3. 編集後、以下の手順でInterstage JMXサービスおよびInterstage管理コンソール用Servletサービスを再起動します。

【Windows】

Windowsの[スタート]メニューから、[管理ツール] > [サービス]を開き、以下のサービスを再起動します。メニューから[再起

動]を選択するか、[停止]を選択した後、[開始]を選択してください。

- Interstage JServlet(OperationManagement)

- Interstage Operation Tool

3.1.4.1 Interstage シングル・サインオンの構築と設定

Interstage シングル・サインオンの認証基盤へユーザー情報を登録するには「F.1 Interstage シングル・サインオンの構築と設定」を参照

して、Interstage シングル・サインオンの構築と設定を先に実施してください。

参照

Interstage シングル・サインオンの詳細については、「Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド」を参照してください。

3.1.4.2 ユーザー/グループ/組織単位の登録

本製品を利用するための必須組織単位および必須ユーザーの登録を行います。

Interstageディレクトリサービスにユーザーを登録する手順について説明します。

ここでは、ユーザーを登録するための方法として、LDIFファイルを利用しての登録方法について説明します。

注意

・ LDAPへのユーザー、グループ、組織単位の登録作業は、インストール後の初回セットアップ時にのみ必要な作業です。アンセッ

トアップ後の再セットアップ時には、作業は不要です。

・ すでに作成済みの組織単位を利用して運用を行う場合は、組織単位を作成する必要はありません。

・ 本章で作成するユーザー、グループは、本製品が動作するために必要なユーザー、グループとなります。必ず作成してください。

・ 本マニュアルから例をコピーしてLDIFファイルを作成することは推奨できません。お使いのWebブラウザまたは表示プログラムに

よって、改行が抜ける、または改行が二重に付加される場合があるためです。本マニュアルの手順どおりにサンプルをご利用いた

だくことを推奨します。

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やむを得ず本マニュアルから例をコピーする場合は、改行がマニュアルの表示どおりに付加されていることを十分に確認してLDIFファイルを作成してください。

・ LDIFファイルの詳細については、「Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド」を参照してください。

参考

ユーザー情報の登録は、GUIの"エントリ管理ツール"を使用して行うこともできます。詳細については、「Interstage Application Serverディレクトリサービス運用ガイド」を参照してください。

3.1.4.2.1 サービス提供者向け(自動運用機能)ユーザー登録

サンプルのLDIFファイル格納場所

LDIFファイルのサンプルを以下に格納しています。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\etc\sample\ldif

LDIFファイル 説明

swrba_sso_sample.ldif 組織単位、ユーザー、グループの作成とグループへのユーザー追加を行うldifファイルです。

Interstage シングル・サインオンの認証基盤を利用する場合は、このサンプルを利用してください。

swrba_no_sso_sample.ldif 組織単位、ユーザー、グループの作成とグループへのユーザー追加を行うldifファイルです。

Interstage シングル・サインオンの認証基盤を利用しない場合は、このサンプルを利用してくださ

い。

サンプルの定義内容と編集方法について

本サンプルは、以下に示すLDAP構成を前提としています。

運用を行うLDAP環境にあわせてファイルを編集してください。また、プロセス制御用のユーザーのパスワードは必ず変更してください。

定義内容 設定値

公開ディレクトリ ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

注意

値は固定であるため、変更しないでください。

ユーザーを格納する組織単位 ou=User

グループを格納する組織単位 ou=Group

プロセス制御用のユーザー swrbaadmin

プロセス制御用のユーザーパスワード systemwalker#1

サンプルの登録方法

ldapmodifyコマンドを利用して、LDIFファイルの定義情報をLDAPに登録します。

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・ SSOリポジトリのFQDN: 管理サーバのFQDN

・ ポート番号: 389

・ 管理者用DN: cn=manager

・ 公開ディレクトリ: ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

・ 管理者用DNのパスワード: password

・ 編集したLDIFファイル名: cimsuser.ldif

ldapmodifyコマンドを管理者権限で実行します。

【Windows】

> ldapmodify -H ldap://管理サーバのFQDN:389 -D "cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com" -w password -a -f

rbauser.ldif

ldapmodifyコマンドの詳細については、「Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)」の

「Interstage ディレクトリサービス運用コマンド」を参照してください。

LDIFファイルを新規に作成して登録する方法

LDAPに対して以下に示すユーザー情報の登録を行うLDIFファイルの作成方法について説明します。

なお、ここでは3つのLDIFファイルを作成していますが、一つのLDIFファイルにまとめて、LDAPに登録することも可能です。

組織単位の作成を行うLDIFファイル

以下の表に示す組織単位(OU)をLDAPに登録するための定義について説明します。

作成する組織単位(OU)の名前 名前の任意指定

Group 可

User 可

ポイント

組織単位(OU)は、階層化も可能です。

設定例に従って組織単位の登録を行うLDIFファイルを作成します。

設定例1: ユーザーを管理するグループとして"User"を利用する場合

Userグループは、リポジトリの作成時に自動で作成されます。

ユーザーを管理するグループとしてUserグループを利用する場合は、以下のようにGroupのみを登録するLDIFファイルを準備

します。

dn: ou=Group,%DOMAIN%

changetype: add

objectClass: organizationalUnit

ou: Group

設定例2: ユーザーを管理するグループとして"User"以外のグループを利用する場合

ユーザーを管理するグループとして、User以外の名前のグループを利用する場合には、以下のようにグループを管理するグ

ループとユーザーを管理するグループの2つを登録するLDIFファイルを準備します。

- 32 -

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dn: ou=Group,%DOMAIN%

changetype: add

objectClass: organizationalUnit

ou: Group

dn: ou=User,%DOMAIN%

changetype: add

objectClass: organizationalUnit

ou: User

なお、上記ファイル中にある%~%の部分は、以下の置換対象一覧に従って置換してください。

置換対象一覧

置換対象の記号 置換後の設定値

%DOMAIN% 公開ディレクトリ:ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

注意

LDAPを構築後にセットアップを行う場合、セットアップの際、LDAPのキー名に、この設定値を

指定する必要があります。

ポイント

設定例に記載のオブジェクトクラス、および属性については、「Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド」の

「オブジェクトクラス一覧」および「属性一覧」を参照してください。

ユーザーの登録を行うLDIFファイル

以下の表に示すユーザーを、LDAPに登録するための定義について説明します。

ユーザー名 パスワード 説明

swrbaadmin(*1)

systemwalker#1(*2)

クラウドインフラマネージメントソフトウェアが内部でプロセスを制御するために

必要なユーザー

(必須)

*1: 推奨ユーザー名ですが任意に指定することも可能です。

*2: systemwalker#1は、初期値です。任意のパスワードへの変更が可能です。

設定例に従ってユーザーを登録するためのLDIFファイルを作成します。

LDIFファイルの作成例

dn: uid=swrbaadmin ,ou=%USER%,%DOMAIN%

changetype: add

objectClass: inetOrgPerson

objectClass: organizationalPerson

objectClass: person

objectClass: top

objectClass: ssoUser

cn: swrbaadmin

sn: swrbaadmin

givenName: swrbaadmin

userPassword: systemwalker#1

uid: swrbaadmin

なお、上記ファイル中にある%~%の部分は、以下の置換対象一覧に従って置換してください。

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置換対象一覧

置換対象の記号 置換後の設定値

%DOMAIN% 公開ディレクトリ:ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

注意

LDAPを構築後にセットアップを行う場合、セットアップの際、LDAPのキー名に、この設定値

を指定する必要があります。

%USER% 組織単位(OU)「User」(名前を変更した場合は、変更した名前の組織単位(OU)):User

注意

LDAPを構築後にセットアップを行う場合、セットアップの際、LDAPのユーザーアカウントを

格納する組織単位設定で、ou=<%USER%の設定値>とする必要があります。

ポイント

設定例に記載のオブジェクトクラス、および属性については、「Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド」の

「オブジェクトクラス一覧」および「属性一覧」を参照してください。

グループの登録とユーザーの追加を行うLDIFファイル

以下の表に示すグループを登録するための定義について説明します。

グループ名 所属するメンバー

AdminRole(*) ・ swrbaadmin

IflowUsers ・ swrbaadmin

IflowGroups(*) ・ AdminRole

・ swrba_Exe

・ Role

swrba_Exe(*) ・ swrbaadmin

Role(*) ・ swrbaadmin

*: 推奨グループ名です。グループ名自体を変更せずに、グループ名の先頭に任意のプレフィックスを付けることは可能です。

注意

swrba_Exeグループには、swrbaadminユーザー以外のユーザーを所属させないでください。

swrbaadmin以外のユーザーを所属させた場合、申請プロセスの動作に不具合が生じる可能性があります。

設定例に従ってグループの登録およびユーザーの追加を行うためのLDIFファイルを作成します。

LDIFファイルの作成例

dn: cn=AdminRole,ou=%GROUP%,%DOMAIN%

changetype: add

objectClass: groupOfNames

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objectClass: top

cn: AdminRole

member: uid=swrbaadmin ,ou=%USER%,%DOMAIN%

dn: cn=IflowUsers,ou=%GROUP%,%DOMAIN%

changetype: add

objectClass: groupOfNames

objectClass: top

cn: IflowUsers

member: uid=swrbaadmin ,ou=%USER%,%DOMAIN%

dn: cn=IflowGroups,ou=%GROUP%,%DOMAIN%

changetype: add

objectClass: groupOfNames

objectClass: top

cn: IflowGroups

member: cn=AdminRole,ou=%GROUP%,%DOMAIN%

member: cn=swrba_Exe,ou=%GROUP%,%DOMAIN%

member: cn=Role,ou=%GROUP%,%DOMAIN%

dn: cn=swrba_Exe,ou=%GROUP%,%DOMAIN%

changetype: add

objectClass: groupOfNames

objectClass: top

cn: swrba_Exe

member: uid=swrbaadmin,ou=%USER%,%DOMAIN%

dn: cn=Role,ou=%GROUP%,%DOMAIN%

changetype: add

objectClass: groupOfNames

objectClass: top

cn: Role

member: uid=swrbaadmin,ou=%USER%,%DOMAIN%

なお、上記ファイル中にある%~%の部分は、以下の置換対象一覧に従って置換してください。

置換対象一覧

置換対象の記号 置換後の設定値

%DOMAIN% 公開ディレクトリ:ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

注意

LDAPを構築後にセットアップを行う場合、セットアップの際、LDAPのキー名に、この設定値

を指定する必要があります。

%USER% 変組織単位(OU)「User」(名前を変更した場合は、変更した名前の組織単位(OU)):User

注意

LDAPを構築後にセットアップを行う場合、セットアップの際、LDAPのユーザーアカウントを

格納する組織単位設定で、ou=<%USER%の設定値>とする必要があります。

%GROUP% 組織単位(OU)「Group」(名前を変更した場合は、変更した名前の組織単位(OU)):Group

注意

LDAPを構築後にセットアップを行う場合、セットアップの際、LDAPの組織単位設定で、ou=<%GROUP%の設定値>とする必要があります。

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ポイント

設定例に記載のオブジェクトクラス、および属性については、「Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド」の

「オブジェクトクラス一覧」および「属性一覧」を参照してください。

以下に、ldapmodifyコマンドとLDIFファイルを使用したエントリデータの登録例を示します。

・ SSOリポジトリのFQDN: 管理サーバのFQDN

・ ポート番号: 389

・ 管理者用DN: cn=manager

・ 公開ディレクトリ: ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

・ 管理者用DNのパスワード: password

・ 作成したLDIFファイル名: cimsuser.ldif

ldapmodifyコマンドを管理者権限で実行します。

【Windows】

> ldapmodify -H ldap://管理サーバのFQDN:389 -D "cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com" -w password -a -f

cimsuser.ldif

ldapmodifyコマンドの詳細については、「Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド

編)」の「Interstage ディレクトリサービス運用コマンド」を参照してください。

3.1.4.2.2 サービス提供者向け(構成管理機能)ユーザー登録

必須組織単位の登録

本製品を利用するために必要となる以下の組織ユニットユーザーを「Interstageディレクトリサービス」に登録します。

組織単位 親オブジェクト

Operators User

1. 以下のLDIFファイルを用意します。

dn: ou=Operators, ou=User, ou=interstage, o=fujitsu, dc=com

changetype: add

objectClass: organizationalUnit

ou: Operators

2. 以下のコマンドを管理者権限で実行し組織単位を登録します。

【Windows】

> ldapmodify -H ldap://{SSOリポジトリのFQDN(*)}:389 -D "cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com" -w {管理者用

DNのパスワード} -a -f {作成したLDIFファイル名}

*: SSOリポジトリのFQDNには、管理サーバのFQDNを指定してください。

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必須ユーザーの登録

本製品を利用するために必要な、以下のユーザーを「Interstageディレクトリサービス」に登録します。

ユーザーID ロール パスワード

cfmgadm システム運用管理者(CFMGSystemAdmin) 必須

1. 以下のLDIFファイルを用意します。

dn: cn=cfmgadm, ou=Operators, ou=User, ou=interstage, o=fujitsu, dc=com

changetype: add

objectClass: ssoUser

objectClass: inetOrgPerson

cn: cfmgadm

sn: cfmgadm

uid: cfmgadm

userPassword: {パスワード}

ssoRoleName: CFMGSystemAdmin

mail: {電子メールアドレス}

2. 以下のコマンドを管理者権限で実行しユーザーを登録します。

【Windows】

> ldapmodify -H ldap://{SSOリポジトリのFQDN(*)}:389 -D "cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com" -w {管理者用

DNのパスワード} -a -f {作成したLDIFファイル名}

*: SSOリポジトリのFQDNには、管理サーバのFQDNを指定してください。

3.1.4.2.3 サービス提供者向け(セルフサービスポータル)ユーザー登録

運用ポータルの認証はInterstage シングル・サインオンで行います。運用ポータルを利用する提供部門管理者はInterstage シングル・

サインオンのリポジトリにLDIFファイルを使用して登録します。

提供部門管理者は以下の手順で登録します。

1. ロールの追加

2. 提供部門管理者の登録

3. 提供部門管理者をIflowUsersグループにメンバーとして追加

注意

IflowUsersグループに登録されていない提供部門管理者は、申請プロセスにおける審査を行うことができません。

また、IflowUsersグループに提供部門管理者が一人も登録されていない場合には、利用者によるサービス利用申請時の回送先選択

画面からの回送後に次のエラーメッセージが表示されます。

PCS1002

申請の処理中に問題が発生しました。

システム運用管理者にお問い合わせください。

それぞれの手順を説明します。

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ロールの追加

1. テンプレート管理者のロールを定義したLDIFファイルを作成します。

dn: cn=CFMGTemplateAdmin, ou=Role,ou=SSO ACI, ou=interstage, o=fujitsu, dc=com

objectClass: ssoRole

objectClass: top

cn: CFMGTemplateAdmin

2. 以下のコマンドを管理者権限で実行しロールを追加します。

【Windows】

> ldapmodify -H ldap://{SSOリポジトリのFQDN(*)}:389 -D "cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com" -w {管理者用

DNのパスワード} -a -f {作成したLDIFファイル名}

*: SSOリポジトリのFQDNには、管理サーバのFQDNを指定してください。

3. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順は以下のとおりです。

【Windows】

[スタート]メニューから[すべてのプログラム] > [Interstage] > [Application Server] > [Interstage管理コンソール]を選択しま

す。

4. 追加したロール情報をリポジトリサーバに反映します。

[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [ロール情報の更新]タブを選択して、<更新>ボタンをクリックします。

提供部門管理者の登録

提供部門管理者として、以下のユーザーを「Interstageディレクトリサービス」に登録します。

ユーザーID ロール パスワード

ctmg_provider001 提供部門管理者(CTMGProviderAdmin)テンプレート管理者(CFMGTemplateAdmin) (*)

必須

*: システムテンプレートの作成・編集・削除を行うためのロールです。

1. LDIFファイルのサンプルを編集することによって作成します。以下にLDIFファイルの例を示します。

# Entry: User: ctmg_provider001

dn: cn=ctmg_provider001,ou=Operators,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

objectClass: top

objectClass: person

objectClass: organizationalPerson

objectClass: inetOrgPerson

objectClass: ssoUser

uid: ctmg_provider001

userPassword: ctmg_provider001

mail: [email protected]

ssoRoleName: CTMGProviderAdmin

ssoRoleName: CFMGTemplateAdmin

ssoAuthType: basicAuth

sn: 001

givenName: provider

cn: ctmg_provider001

- 38 -

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2. 以下のコマンドを管理者権限で実行しユーザーを登録します。

【Windows】

> ldapmodify -H ldap://{SSOリポジトリのFQDN(*)}:389 -D "cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com" -w {管理者用

DNのパスワード} -a -f {作成したLDIFファイル名}

*: SSOリポジトリのFQDNには、管理サーバのFQDNを指定してください。

注意

コマンド入力行では、途中で改行を入れないで1行で入力します。

SSOリポジトリのFQDN、ポート番号、管理者用DN、および管理者用DNのパスワードには、導入時に設定した値を入力してくだ

さい。

提供部門管理者をIflowUsersグループに追加

提供部門管理者をIflowUsersグループにメンバーとして追加する手順は以下のとおりです。

1. LDIFファイルのサンプルを編集することによって作成します。以下にLDIFファイルの例を示します。

# Add ctmg_provider001 to IflowUsers

dn: cn=IflowUsers,ou=group,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

changetype: modify

add: member

member: cn=ctmg_provider001,ou=Operators,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

2. 以下のコマンドを管理者権限で実行しユーザーを登録します。

【Windows】

> ldapmodify -H ldap://{SSOリポジトリのFQDN(*)}:389 -D "cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com" -w {管理者用

DNのパスワード} -a -f {作成したLDIFファイル名}

*: SSOリポジトリのFQDNには、管理サーバのFQDNを指定してください。

注意

コマンド入力行では、途中で改行を入れないで1行で入力します。

SSOリポジトリのFQDN、ポート番号、管理者用DN、および管理者用DNのパスワードには、導入時に設定した値を入力してくだ

さい。

3.1.4.3 LDAPサーバとの接続設定

以下のファイルの内容を確認・修正し、LDAPサーバとの接続設定を行います。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCFMG\config\vsys_config.xml

以下のプロパティを確認し、必要なら修正します。

プロパティ 値 省略 初期値

ldap-server ディレクトリサーバのホスト名 不可 ldap://localhost:389

- 39 -

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プロパティ 値 省略 初期値

ldap-admin-password 「F.1 Interstage シングル・サインオンの構築と設定」

で設定した管理者用DNのパスワード

不可 空白

3.1.4.4 CMDBのセットアップ

以下の手順で、CMDBのセットアップを行います。CMDBのセットアップは、管理者権限で行います。

1. CMDBを停止します。

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbstop.bat

2. CMDBをセットアップします。

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbsetupenv.bat -k MGR

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbsetupenv.bat -k AGT_CFMG

3. CMDBを起動します。

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbstart.bat

3.1.4.5 データベースにアクセス可能なユーザー

インストール時に、データベースのプロセスを起動するユーザー(cfmgdb)、およびグループ(cfmgdb)が追加されます。

データベースの管理、およびデータベースにアクセスする場合には、このユーザーでアクセスしてください。

注意

本製品を運用中は、このユーザーを削除しないでください。

パスワード変更

インストール直後は、以下のパスワードが登録されています。

【Windows】

cfmg14db!FJ-sw

注意

パスワードの有効期間は無期限に設定されています。

パスワードがデフォルトで固定されているのはセキュリティ上問題がありますので、以下の手順にてパスワードを変更してください。

- 40 -

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【Windows】

オペレーティング・システムユーザーのパスワード変更方法

以下の手順でパスワードを変更します。

1. Windowsの[コントロール パネル] > [ユーザーアカウント]を開きます。

2. [別のアカウント管理]をクリックします。

3. "cfmgdb"ユーザーをクリックします。

4. [パスワードの変更]をクリックします。

5. 新しいパスワードを入力し、<パスワードの変更>ボタンをクリックします。

または、コマンドラインで以下のように設定します。

> net user cfmgdb {新しいパスワード}

サービス設定のパスワード変更方法

データベースのサービスは、DB起動ユーザー("cfmgdb")で起動します。

起動の際にはログイン時のパスワードが必要であり、これはサービスに設定しています。

DB起動ユーザー("cfmgdb")のパスワード変更時には、サービスの設定も変更する必要があり、以下の手順で行います。

1. Windowsの[スタート]メニューから、[管理ツール] > [サービス]を選択し、[サービス]を開きます。

2. サービスの一覧から"Systemwalker Software Configuration Manager DB Service"を選択して[プロパティ]を開きます。

3. [ログオン]タブをクリックします。

[パスワード]および[パスワードの確認入力]欄に、「オペレーティング・システムユーザーのパスワード変更方法」で設定した

パスワードと同じ文字列を設定し、<OK>ボタンをクリックします。

次回サービスの起動時にこのパスワードが有効となります。

3.1.4.6 自動運用機能のセットアップ【Windows】

1. 管理サーバに管理者権限をもったユーザーでログインします。

2. 以下のコマンドを実行して、セットアップを開始します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\bin\swrba_setup -s

注意

ご利用のOSがWindows Server 2008の場合は、管理者として実行してください。

3. 自動運用機能のためのセットアップツールが起動されます。

表示された内容を確認し、<次へ>ボタンをクリックしてください。

4. サーバ種別設定を行います。

各設定値を入力後、<次へ>ボタンをクリックしてください。

項目名 入力値

構築するサーバの種別 管理サーバの以下の動作種別を選択します。

・ スタンドアロンサーバ(通常運用)

5. プロセス管理用のデータベースの設定を行います。

各設定値を入力し、<次へ>ボタンをクリックしてください。

- 41 -

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項目名 入力値

プロセス管理用のデータベースのポート番号 プロセス管理用のデータベースへアクセスするためのポート番号を指定

します。

プロセス管理用のデータベース格納ディレクトリ データベースを格納するディレクトリを入力します。100バイト以内で指定

してください。(デフォルト値推奨)

また、ここで指定するディレクトリには、"Users"グループに読み込み、書き

込み権限を付与する必要があります。

プロセス管理用のデータベースアクセスアカウ

ント

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアがプロセス管理用のデータ

ベースにアクセスするために必要となるアカウントを新規に登録します。

先頭が英字で始まる18バイト以内の英数字で指定します。

なお、本項目に指定した値は、プロセス管理用のデータベースを直接操

作する場合に必要となります。

プロセス管理用のデーターベースアクセスアカ

ウントのパスワード

プロセス管理用のデータベースアクセスアカウントのパスワードを指定し

ます。

18バイト以内の英数字、記号(*)で指定します。

なお、本項目に指定した値は、プロセス管理用のデータベースを直接操

作する場合に必要となります。

*: 以下の記号が利用できます。

!#%=~:,_

パスワードの再入力 プロセス管理用のデーターベースアクセスアカウントのパスワードを再入

力します。

6. 認証サーバの環境設定を行います。

各設定値を入力し、<次へ>ボタンをクリックしてください。

項目名 入力値

利用する認証サーバの種別 利用する認証サーバの種別を指定します。

・ Interstage シングル・サインオンの認証サーバ

使用するLDAP 使用するLDAPを指定します。

Interstage ディレクトリサービス

Interstage シングル・サインオン環境設定

業務システム名

Interstage シングル・サインオン環境の業務システム名を指定します。

デフォルト:Business001

7. ユーザー認証の環境設定を行います。

各設定値を入力し、<次へ>ボタンをクリックしてください。

項目名 入力値

ホスト名またはIPアドレス LDAPサーバのホスト名またはIPアドレスを設定します。

上限値:64バイト

ポート番号 LDAPサーバのポート番号を設定します。

1~65535の範囲で指定してください。

デフォルト: 389

キー名 公開ディレクトリを設定します。

ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

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項目名 入力値

注意

公開ディレクトリは固定であるため、変更しないでください。

組織単位 組織単位名を指定します。以下の書式に従い設定してください。

書式:ou=組織単位名

上限値:255バイト

デフォルト: ou=Group

アカウント格納単位 アカウント格納単位名を指定します。以下の書式に従い設定してください。

書式:ou=アカウント格納単位名

上限値:255バイト

デフォルト: ou=User

管理者用DN LDAPのリポジトリ管理者のDN(識別名)をDN形式で指定します。

書式:cn=管理者用DN

cn=manager

注意

管理者用DNの値は固定であるため、変更しないでください。

管理者用DNのパスワード LDAPのリポジトリ管理者のパスワードを指定します。

注意

上記の手順を実施後、LDAPサーバへの認証を確認します。

LDAPへの認証確認に失敗した場合、エラーメッセージが表示されますので、設定値を見直してください。

8. ユーザー情報の設定を行います。

各設定値を入力し、<次へ>ボタンをクリックしてください。

項目名 入力値

プロセス制御用のユーザー クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアが内部でプロセスを制御する

ために必要なユーザーを指定します。swrbaadminは、推奨値ですが任

意に指定することも可能です。LDAPにユーザーが登録されている必要

があります。

プロセス制御用のユーザーのパスワード プロセス制御用のユーザーのパスワードを指定します。

注意

上記の手順を実施後、LDAPサーバへの認証を確認します。

LDAPへの認証確認に失敗した場合、エラーメッセージが表示されますので、設定値を見直してください。また、以下について

も確認してください。

- LDAPサーバの設定に誤りがある可能性があるため、一つ手前の画面に戻って、正しく情報が設定されているか確認してく

ださい。

- LDAPサーバに登録したユーザー情報、グループ情報に誤りがないか確認してください。

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9. 設定内容が表示されます。

表示された値に誤りがないことを確認し、<次へ>ボタンをクリックしてください。セットアップが開始されます。

10. セットアップ状況表示画面が表示されます。

11. セットアップが正常終了した場合、設定内容が表示されます。表示内容を確認して<完了>ボタンをクリックしてください。

注意

自動運用機能のセットアップコマンドが何らかの原因で失敗した場合は、必ずアンセットアップを実施してください。

3.1.4.7 メールサーバの登録

メールの通知を行う場合、管理サーバにメールサーバの情報を登録する必要があります。

注意

セットアップ後の初期状態では、管理サーバ上にメールサーバが構築されているものとして動作します。管理サーバ上にメールサーバ

が構築されていない場合、メール通知は行われません。

設定項目一覧

メールサーバの情報として設定可能な項目は以下の通りです。

項目名 説明 初期値

SMTPServerHost メールの送信に利用するSMTPサーバのホスト名またはIPアドレス

を指定します。

localhost

SMTPServerPort メールの送信に利用するSMTPサーバのポート番号を指定します。 25

SMTPUserName メール送信時にSMTPサーバへの認証に使用するユーザーの名

前を指定します。

メール送信時にSMTPサーバへの認証を行わない場合は"\ " (エンマークおよび半角空白)を指定します。

なし

SMTPPassword メール送信時にSMTPサーバへの認証に使用するユーザーのパス

ワードを指定します。

メール送信時にSMTPサーバへの認証を行わない場合は"\ " (エンマークおよび半角空白)を指定します。

なし

ServerEmailAddress メールに付与されるメールの送信者(fromアドレス)をメールアドレス

の形式で指定します。

なお、本項目は送信したメールが、あて先不明で戻ってきた場合に、

エラーメールを送信するあて先になります。問題に直ちに対処でき

る担当者のアドレスを指定してください。

[email protected]

ServerEmailBaseURL メールに記載される管理サーバのURLを以下の形式で指定します。

・ http://{管理サーバのホスト名}:{80(Webサーバのポート番号)}/console/

なお、必ず外部からアクセスできるURLを指定してください。特に、

Interstage シングル・サインオンを利用している環境では、必ずFQDN形式のホスト名を指定してください。

http://{管理サーバのホスト名}:{80(Webサーバのポート番号)}/console/

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設定手順

システム管理者でログインし、以下の手順により管理サーバへの登録を行います。

1. 自動運用機能の起動状態を確認します。

swrba_statusコマンドにより自動運用機能の起動状態を確認してください。自動運用機能が起動していない場合にはswrba_startコマンドにより起動します。

2. メール送信時にSMTPサーバへの認証を行う場合には、SMTPサーバの認証に使用するユーザーのパスワードを暗号化します。

以下のコマンドにより、パスワードを暗号化します。

メール送信時にSMTPサーバへの認証を行わない場合には、本手順は実施不要です。

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\IBPM\client\samples\configuration\EncryptPassword.bat -e "パスワー

ド"

-------ENCRYPTED PASSWORD-------

暗号化パスワード

3. メールサーバおよびメール送信者の定義ファイルを準備します。

以下の2種類のファイルを作成します。ファイルは任意の場所に作成することができます。

a. SMTPサーバの設定ファイル(smtpserver.conf)

メール送信時にSMTPサーバへの認証を行う場合の設定ファイル記述例

SMTPServerHost=swrba.mail.server

SMTPServerPort=25

SMTPUserName=swrbamailuser

SMTPPassword=暗号化パスワード

ServerBaseURL=http://ssoserver.example.com:80/console/

ServerEmailBaseURL=http://ssoserver.example.com:80/console/

メール送信時にSMTPサーバへの認証を行わない場合の設定ファイル記述例

SMTPServerHost=swrba.mail.server

SMTPServerPort=25

SMTPUserName=\ (*)

SMTPPassword=\ (*)

ServerBaseURL=http://ssoserver.example.com:80/console/

ServerEmailBaseURL=http://ssoserver.example.com:80/console/

*: "\"の後には必ず半角空白を入れてください。

b. メール送信者の設定ファイル(emailaddress.conf)

[email protected]

4. 自動運用機能にメールサーバおよびメール送信者の情報を登録します。メールサーバの定義およびメール送信者の定義のそ

れぞれについて登録を行います。

a. SMTPサーバの登録

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\IBPM\server\deployment\bin\importProperties.bat

smtpserver.conf プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント プロセス管理用のデータベースアクセスアカウン

トのパスワード

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b. メール送信者の登録

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\IBPM\server\deployment\bin\importProperties.bat

emailaddress.conf プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント プロセス管理用のデータベースアクセスアカウ

ントのパスワード Default

注意

後に必ず「Default」オプションを指定してください。

5. 自動運用機能を再起動します。

設定した情報を反映させるために、swrba_stopコマンドにより自動運用機能を停止した後に、再度swrba_startコマンドにより起動

してください。

a. 自動運用機能の停止

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\bin\swrba_stop

b. 自動運用機能の起動

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\bin\swrba_start

3.1.4.8 カタログ機能のセットアップ

ここでは、カタログ機能のセットアップについて説明します。

1. 管理サーバにスーパーユーザーでログインします。

2. 以下のコマンドを実行し、自動運用機能のためのセットアップを開始します。

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\bin\setup\swctmg_service_setup /s

3.1.4.9 デスクトップヒープのチューニング【Windows】

以下の手順で、デスクトップヒープをチューニングします。

注意

・ レジストリの編集は、管理者権限のあるユーザーで実施してください。

・ レジストリを編集する際には、事前に必ずバックアップを作成し、十分に注意して変更してください。

・ レジストリのSharedSectionの値を変更した場合、変更を有効にするためには、システムを再起動する必要があります。

1. レジストリエディタを起動します。

[スタート]メニューの[すべてのプログラム] > [アクセサリ] > [コマンド プロンプト]画面を開いて、"regedt32"を起動してください。

2. SubSystemsキーに移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINEサブツリーから次のキーに移動します。

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¥System¥CurrentControlSet¥Control¥Session Manager¥SubSystems

3. [Windows]の値を選択します。

4. [編集] メニューで [文字列]、または[修正]を選択します。

5. "SharedSection"パラメーターの値を変更し、デスクトップヒープを増加させます。

3番目の値"zzzz"を"3072"に設定してください。

SharedSection=xxxx,yyyy,zzzz (*)

*: 1番目の値"xxxx"と2番目の値"yyyy"は変更する必要はありません。

- 例)変更前

SharedSection=1024,20480,512

- 例)変更後

SharedSection=1024,20480,3072

参考

レジストリを修正して、デスクトップヒープを拡大する方法についての詳細は、Microsoft社から公開されている"マイクロソフトサポートオ

ンライン"の"文書番号:126962"を参照してください。また、デスクトップヒープについては"マイクロソフトサポート オンライン"の"文書番

号:184802"を参照してください。

3.1.4.10 OSの再起動

OSを再起動します。

【Windows】

[スタート]メニューから再起動します。

3.1.5 セットアップ後の作業

ここでは、マネージャーのセットアップ後の作業について説明します。

マネージャーのセットアップを行った後に、以下の作業を行ってください。

1. Webサーバの起動

2. メール/課金情報の設定

3. Interstage シングル・サインオンへの情報設定

4. 申請プロセスの登録

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3.1.5.1 Webサーバの起動

Interstage Application ServerのWebサーバを起動します。

Webサーバの起動手順は以下のとおりです。

1. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順は以下のとおりです。

【Windows】

[スタート]メニューから[すべてのプログラム] > [Interstage] > [Application Server] > [Interstage管理コンソール]を選択しま

す。

2. Webサーバを停止します。

[Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [一覧]を選択します。

"FJapache"および"CFMG-VSYS"が起動している場合は停止してください。

3. Webサーバ"FJapache"の設定を変更します。

[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache]をクリックします。[環境設定]タブを開き、詳細設定の[表示]をクリックします。

"HTTP Keep-Alive機能の使用"を"使用する"から"使用しない"に変更し、<適用>ボタンをクリックします。

4. Webサーバ"CFMG-VSYS"の設定を変更します。

[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [CFMG-VSYS]をクリックします。[環境設定]タブを開き、詳細設定の[表示]をクリックします。

"HTTP Keep-Alive機能の使用"を"使用する"から"使用しない"に変更し、<適用>ボタンをクリックします。

5. Webサーバを起動します。

[Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [一覧]を選択しま

す。

以下のWebサーバのうち、停止されているWebサーバがあれば起動してください。

- FJapache

- ctmg-http-int

- ctmg-https-ext

- CFMG-VSYS

3.1.5.2 動作環境の設定

ここでは、メール、課金情報およびアクセス制御の設定について説明します。

メール設定

利用部門の利用者がマイポータルを使用して、サービス利用申請、サービス仕様変更およびサービス解約を行った際に、利用部門

の利用者に対して処理の完了や失敗をメールで通知するために、本製品の動作環境ファイルを修正する必要があります。

修正する動作環境ファイルは以下のとおりです。

・ vsys_config.xml

・ mail_config.xml

本製品をインストールしたサーバに格納されている上記の2つのファイルを修正します。以下に修正手順を説明します。

vsys_config.xmlの設定

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1. 以下の動作環境ファイルを開きます。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCFMG\config\vsys_config.xml

2. 動作環境ファイルの以下の項目を設定します。

設定項目 説明

ctmg-host 本製品をインストールしたサーバのFQDNを設定します。

ctmg-port 本製品の連携用APIのポート番号(3551固定)を設定します。

設定例を以下に示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<!DOCTYPE properties SYSTEM "http://java.sun.com/dtd/properties.dtd">

<properties>

<entry key="super-org-id">cfmgadm</entry>

…略

<entry key="ctmg-host">aaa.example.com</entry>

<entry key="ctmg-port">3551</entry>

<entry key="mail-config-file">/etc/opt/FJSVcfmg/config/mail_config.xml</entry>

<entry key="locale">ja</entry>

…略

</properties>

注意

- vsys_config.xmlファイルを編集する場合は、ctmg-host、ctmg-port以外の設定項目を変更しないでください。

- vsys_config.xmlファイルの編集する前に編集前のファイルを退避してください。ctmg-host、ctmg-port以外の設定項目を変

更した場合には、退避したファイルを元に戻してください。

mail_config.xmlの設定

本製品のインストール時に、メール送信機能の環境設定を行っていない場合には、Windowsへのインストールのメールの設定また

はLinuxへのインストールのメールの設定で入力したホスト名またはIPアドレス、ポート番号およびメールアドレスを、本製品の動作

環境ファイルに反映する必要があります。以下に反映手順を説明します。

1. 以下の動作環境ファイルを開きます。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCFMG\config\mail_config.xml

2. 動作環境ファイルの以下の項目を本製品の設定に合わせて変更します。

設定項目 説明

enable-email trueを設定します。

smtp-host SMTPサーバのホスト名またはIPアドレスを設定します。

smtp-port SMTPサーバのポート番号を設定します。

from-email 送信元メールアドレスを設定します。

from-name 送信元の名前を設定します。

設定例を以下に示します。

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<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<!DOCTYPE properties SYSTEM "http://java.sun.com/dtd/properties.dtd">

<properties>

<entry key="enable-email">true</entry>

…略

<entry key="smtp-host">smtp.example.com</entry>

<entry key="smtp-port">25</entry>

…略

<entry key="from-email">[email protected]</entry>

<entry key="from-name">システム運用管理者</entry>

</properties>

注意

- mail_config.xmlファイルを編集する場合には、smtp-host、smtp-port、from-email、from-name以外の設定項目を変更しない

でください。

- mail_config.xmlファイルを編集する前に編集前のファイルを退避してください。smtp-host、smtp-port、from-email、from-name以外の設定項目を変更した場合には、退避したファイルを元に戻してください。

課金情報設定

サービスに応じた使用料金を請求するための課金の機能を使用するためには、本製品の動作環境ファイルを修正する必要があります。

また、本機能を使用して、マイポータルのサービス利用申請時などにサービス仕様の概算料金を表示させることができます。

また、オーバーコミット機能が有効な場合、課金に使用するCPUおよびメモリの設定を変更することができます。オーバーコミット機能

の設定については、「4.10 オーバーコミット機能を有効とした運用」を参照してください。

修正する動作環境ファイルは以下のとおりです。

・ vsys_config.xml

・ custom_config.xml

本製品をインストールしたサーバに格納されている上記のファイルを修正します。以下に修正手順を説明します。

vsys_config.xmlの設定

1. 以下の動作環境ファイルを開きます。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCFMG\config\vsys_config.xml

2. 動作環境ファイルの以下の項目を設定します。

設定項目 説明

use-charge 課金情報表示機能を使用する場合は"yes"を、使用しない場合は"no"を設定します。

use-charge-log 課金情報表示機能を使用する場合は"yes"を、使用しない場合は"no"を設定します。

charge-log-mode-max 課金にCPU動作周波数およびメモリサイズを使用する場合は"yes"を、CPU予約周波数および

メモリ予約サイズを使用する場合は"no"を設定します。

本設定は、オーバーコミット機能を有効とした場合に有効となる設定です。

オーバーコミット機能の設定については、「4.10 オーバーコミット機能を有効とした運用」を参照

してください。

設定例を以下に示します。行がない場合は追加してください。

- 50 -

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<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<!DOCTYPE properties SYSTEM "http://java.sun.com/dtd/properties.dtd">

<properties>

<entry key="super-org-id">cfmgadm</entry>

…略

<entry key="use-charge">yes</entry>

<entry key="charge-host">localhost</entry>

<entry key="charge-port">3550</entry>

<entry key="charge-uri">/resource/ver1.0</entry>

<entry key="use-charge-log">yes</entry>

<entry key="charge-log-host">localhost</entry>

<entry key="charge-log-port">3550</entry>

<entry key="charge-log-uri">/resource/ver1.1</entry>

<entry key="charge-log-mode-max">yes</entry>

…略

</properties>

注意

- vsys_config.xmlファイルを編集する場合は、use-charge、use-charge-log、charge-log-mode-max以外の設定項目を変更しな

いでください。

- vsys_config.xmlファイルを編集する前に編集前のファイルを退避してください。use-charge、use-charge-log、charge-log-mode-max以外の設定項目を変更した場合には、退避したファイルを元に戻してください。

custom_config.xmlの設定

1. 以下の動作環境ファイルを開きます。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\MyPortal\config\custom_config.xml

2. 動作環境ファイルの以下の項目を設定します。

設定項目 説明

estimation-mode マイポータルの[サービス仕様検索]ページにサービス仕様の価格を表示する場合は、"3"を、

表示しない場合"0"を設定します。

vsys_config.xmlで、「use-charge」に"yes"を設定した場合は"3"を、"no"を設定した場合は"0"を設定してください。

compatible-estimation 課金にCPU動作周波数およびメモリサイズを使用する場合は"true"を、CPU予約周波数およ

びメモリ予約サイズを使用する場合は"false"を設定します。

本設定は、オーバーコミット機能を有効とした場合に有効となる設定です。

オーバーコミット機能の設定については、「4.10 オーバーコミット機能を有効とした運用」を参

照してください。

設定例を以下に示します。行がない場合は追加してください。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<properties>

<entry key="estimation-mode">3</entry>

<entry key="compatible-estimation">true</entry>

…略

<entry key="custom-01">false</entry>

</properties>

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注意

- custom_config.xmlファイルを編集する場合は、estimation-mode、compatible-estimation以外の設定項目を変更しないでくだ

さい。

- custom_config.xmlファイルの編集する前に編集前のファイルを退避してください。estimation-mode、compatible-estimation以外の設定項目を変更した場合には、退避したファイルを元に戻してください。

アクセス制御設定

利用部門の利用者のロールに応じて、マイポータルで操作できる権限(アクセス権限)をカスタマイズするためには、本製品の動作環

境ファイルを修正する必要があります。

修正する動作環境ファイルは以下のとおりです。

・ vsys_config.xml

本製品をインストールしたサーバに格納されている上記のファイルを修正します。以下に修正手順を説明します。

vsys_config.xmlの設定

1. 以下の動作環境ファイルを開きます。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCFMG\config\vsys_config.xml

2. 動作環境ファイルの以下の項目を設定します。

設定項目 説明

use-accessctrl アクセス権限をカスタマイズするために、アクセス制御を使用する場合は"yes"を、使用しない場

合は"no"を設定します。

ctmg-host 本製品をインストールしたサーバのFQDNを設定します。

ctmg-port 本製品の連携用APIのポート番号(3551固定)を設定します。

設定例を以下に示します。行がない場合は追加してください。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<!DOCTYPE properties SYSTEM "http://java.sun.com/dtd/properties.dtd">

<properties>

<entry key="super-org-id">cfmgadm</entry>

…略

<entry key="ctmg-host">aaa.example.com</entry>

<entry key="ctmg-port">3551</entry>

…略

<entry key="use-accessctrl">yes</entry>

…略

</properties>

注意

- vsys_config.xmlファイルを編集する場合は、use-accessctrl、ctmg-host、ctmg-port以外の設定項目を変更しないでください。

- vsys_config.xmlファイルを編集する前に編集前のファイルを退避してください。use-accessctrl、ctmg-host、ctmg-port以外の

設定項目を変更した場合には、退避したファイルを元に戻してください。

- 52 -

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ワークユニットの再起動

ワークユニット(CFMG_VSYS)の再起動

1. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順については、「3.1.5.1 Webサーバの起動」を参照してください。

2. [システム] > [ワークユニット] > [状態]から、[CFMG_VSYS]ワークユニットを再起動します。

ワークユニット(CTMG_MyPortal)の再起動

1. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順については、「3.1.5.1 Webサーバの起動」を参照してください。

2. [システム] > [ワークユニット] > [状態]から、[CTMG_MyPortal]ワークユニットを再起動します。

3.1.5.3 Interstage シングル・サインオンへの情報設定

サイト定義の登録

Interstage管理コンソールを使用して、以下の手順で管理サーバの公開URLを設定します。

1. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順は以下のとおりです。

【Windows】

[スタート]メニューから[すべてのプログラム] > [Interstage] > [Application Server] > [Interstage管理コンソール]を選択しま

す。

2. 管理サーバの公開URLを設定します。

[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [保護リソース] > [新規作成]タブ

を選択して、[サイト定義] > [FQDN、ポート番号]に管理サーバのFQDNと管理サーバのポート番号として3500(クラウドポータル

のポート番号)を入力して、<作成>ボタンをクリックしてください。

保護パスの登録

Interstage管理コンソールを使用して、以下の手順で保護パスを登録します。

1. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順については、「サイト定義の登録」を参照してください。

2. 管理者ビューの保護リソースの設定を行います。

[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [保護リソース] > [{管理サーバの

FQDN}:80(Webサーバのポート番号)] > [保護パス]で以下の保護パスを選択および設定し、<適用>ボタンをクリックします。

パス定義 ロール/ロールセット

(以下の項目にチェック)保護パス 拡張ユーザー情報の通知

/managerview/ - CFMGTemplateAdmin

3. クラウドポータルの保護リソースを登録します。

[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [保護リソース] > [{管理サーバの

FQDN}:3500(クラウドポータルのポート番号)] > [保護パス] > [新規作成]タブを選択します。

以下を設定して、<作成>ボタンをクリックします。

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パス定義 ロール/ロールセット

(以下の項目にチェック)保護パス 拡張ユーザー情報の通知

/portala/ctrl/ -

sop_delegated_managersop_resource_managersop_restcrited_user

/portala/personalInfo/ -sop_delegated_managersop_resource_manager

/portala/rManagerInfo/ -

CTMGProviderAdminsop_delegated_managersop_resource_manager

/portala/userManagerMenu/ -sop_delegated_managersop_resource_manager

/portala/gManagerInfo/ - CTMGProviderAdmin

/portala/sManagerInfo/ - CTMGProviderAdmin

注意

保護パスの 後には必ず、"/"スラッシュを記述してください。

業務システム構築ファイルの作成

Interstage管理コンソールを使用して、以下の手順で業務システム構築ファイルを作成します。

1. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順については、「サイト定義の登録」を参照してください。

2. 業務システム構築ファイルに公開URLおよびパスワードを設定します。

[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [業務システム構築ファイル]タブを選択します。

[業務システムの情報]を以下のように設定し、パスワード(6文字以上)を入力後、[ダウンロード]をクリックします。

設定項目 説明

公開URL http://{管理サーバのホスト名}:{3500(クラウドポータルのポート番号)}/

Interstage Portalworksとの連携 連携しない

3. ダウンロードした業務システム構築ファイルを保存します。

業務サーバの登録

Interstage管理コンソールを使用して、以下の手順で管理サーバへInterstage シングル・サインオンの業務サーバを追加します。

1. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順については、「サイト定義の登録」を参照してください。

2. Webサーバを停止します。

[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [ctmg-https-ext]を選択し、[ctmg-https-ext:状態]を表示して<停止>ボタンをクリック

します。

3. 業務システム構築ファイルおよびパスワードを設定します。

[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [業務サーバの追加]タブを選択します。

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「業務システム構築ファイルの作成」でダウンロードした業務システム構築ファイルおよびパスワードを、[業務システム構築ファイ

ル]および[ファイルのパスワード]に設定して、<次へ>ボタンをクリックしてください。

4. 業務サーバを追加します。

[簡易設定]で以下の値を設定し、<追加>ボタンをクリックしてください。

設定項目 設定値

業務システム名 業務システム名(任意)例: Business002

使用するWebサーバのWebサーバ名 ctmg-https-ext

使用するWebサーバのホスト 管理サーバのホスト名:{3500(クラウドポータルのポート番号)}

アクセス制御情報の更新 必要時に手動で行う

(業務サーバの追加時に行う)

シングル・サインオンJavaAPIの使用 使用する

5. 環境設定を変更します。

[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [<業務システム名>]をクリックしてください。[業務シ

ステム名]は、手順4で指定した業務システム名になります。

[環境設定]タブを選択し、[詳細設定] > [表示]をクリックして,以下のように環境設定を変更後、<適用>ボタンをクリックしてくだ

さい。

設定項目 設定値

アクセスログ 大サイズ:1024

クライアントのIPアドレスのチェック チェックしない

ユーザー情報の通知 通知する

キャッシュサイズ 2

キャッシュ数 100

6. Webサーバを起動します。

[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [ctmg-https-ext]を選択し、[ctmg-https-ext:状態]を表示し<起動>ボタンをクリックし

ます。

コンテンツキャッシュの抑止

Webブラウザのキャッシュの設定を以下の手順で有効にします。

1. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順については、「サイト定義の登録」を参照してください。

2. Webサーバを停止します。

[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [ctmg-https-ext]を選択し、[ctmg-https-ext:状態]を表示して<停止>ボタンをクリック

します。

3. 業務サーバの環境定義ファイルを更新します。

エディタを利用して、業務サーバの環境定義ファイルを更新します。

業務サーバの環境定義ファイルの格納場所とファイル名は以下のとおりです。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\IAPS\F3FMsso\ssoatzag\conf\ssoatzag.conf

上記ファイルを以下のように編集します。

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キャッシュの抑止を行う業務サーバの業務システム名が「business-system-name = {「業務サーバの登録」で指定した業務システ

ム名}」の次の行に「http-cache-cntl=NO」を追加します。

業務システム名をBusiness002にした場合の実行例を記述します。

ServerPort=80

~ 中略 ~

business-system-name= Business002

http-cache-cntl=NO

4. Webサーバを起動します。

[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [ctmg-https-ext]を選択し、[ctmg-https-ext:状態]を表示し<起動>ボタンをクリックし

ます。

アクセス制御情報の更新

Interstage管理コンソールを使用して、以下の手順でアクセス制御情報を更新します。

1. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順については、「サイト定義の登録」を参照してください。

2. [システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [{業務システム名}]を選択し、[アクセス制御情報の

更新]タブで、<更新>ボタンをクリックします。

[{業務システム名}]は、「3.1.4.6 自動運用機能のセットアップ【Windows】」の手順6で指定した業務システム名(例:Business001)になります。

3. 同様に、「業務サーバの登録」で指定した業務システム名(例:Business002)を選択し、[アクセス制御情報の更新]タブで、<更新

>ボタンをクリックします。

注意

アクセス制御情報の更新後、sso04718のメッセージが出力される場合がありますが、運用上の問題はないため、作業を継続してくださ

い。

3.1.5.4 申請プロセスの登録

本製品で申請プロセスを使用するためには、メールサーバの登録およびBARファイルを本製品のサーバに登録する必要があります。

なお、本作業はマネージャーのインストール時、「インストール時のパラメーター」の「18.マイポータルの設定」で"申請プロセスを有効"とした場合に実施する必要があります。

"申請プロセスを有効"としない場合は本作業の必要がないため、次の作業に進んでください。

注意

運用中に申請プロセス機能からメールが送信されない場合は、本製品のメールサーバが正しく登録されているかを確認してください。

本製品のメールサーバの登録時の設定に合わせて変更してください。

設定項目 説明

SMTPServerHost 「SMTPサーバの確認」で確認したホスト名またはIPアドレスを設定します。

SMTPServerPort 25(メールサーバのポート番号)を設定します。

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設定項目 説明

ServerEmailAddress 送信元メールアドレスを設定します。

送信元メールアドレスは、「インストール時のパラメーター」の「6.メール送信機能の環境設定」の"送信者メールアドレス"となります。

以下に、BARファイルを本製品のサーバに登録し申請プロセスを使用するための手順を示します。

1. ブラウザで以下のURLにアクセスし、システム管理者権限のユーザーでログインします。

http://{管理サーバのホスト名}:{Webコンソールのポート番号}/console/Default/

注意

URLに指定する"Default"は、先頭が英大文字"D"であることに注意してください。

また、URLの 後には必ず、"/"スラッシュを記述してください。

2. プロセスグループを作成します。

プロセスグループの選択画面で、[プロセスグループID]から"System"を選択し、<OK>ボタンをクリックします。

システム管理タブの画面で、[プロセスグループ設定]を選択して、プロセスグループ設定の画面を表示します。[プロセスグルー

プスペースの作成]を選択します。

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3. プロセスグループIDを入力します。

[プロセスグループスペースの作成]ダイアログで、[プロセスグループID]に「ctmgApplication」を入力して、<作成>ボタンをクリッ

クします。

4. プロセスグループを更新します。

3.で作成したアプリケーション「ctmgApplication」を選択し、下部ペインで<更新>ボタンをクリックします。

管理サーバの以下のctmgApplication.barファイルを、ブラウザを開いている環境にコピーしておきます。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\MyPortal\pkg\ctmgApplication.bar

「プロセスグループの更新」ダイアログで<参照>ボタンをクリックして、コピーしたctmgApplication.barファイルを選択し<更新>ボ

タンをクリックします。

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5. プロセスグループをオンラインにします。

作成したプロセスグループ「ctmgApplication」を選択し、下部ペインで<オンライン>ボタンをクリックします。

6. プロセス定義を選択し公開します。

[システム管理]タブを選択し画面を更新して、[プロセスグループ]に「ctmgApplication」を表示させます。

[プロセスグループ]で「ctmgApplication」を選択します。

[プロセス管理]タブの画面で、[プロセス定義]を選択します。

プロセス定義リストから、マネージャーのインストール時、「インストール時のパラメーター」の「19.マイポータルの設定」で選択し

た"使用する申請プロセス"に対し、コンテキストメニューから[公開]をクリックします。

注意

「インストール時のパラメーター」の「19.マイポータルの設定」で選択した"使用する申請プロセス"以外は公開しないでください。

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3.1.5.5 クラウド運用管理ダッシュボードの管理対象サーバの登録

本製品で、クラウド運用管理ダッシュボードを使用するためには、ダッシュボードで監視する管理対象サーバの登録が必要です。

管理対象サーバの登録については、「付録I 管理対象サーバの登録・登録解除」を参照してください。

3.1.5.6 マイポータルの設定【Windows】

オーバーコミット機能が有効な場合、マイポータルに表示するCPUおよびメモリの設定を変更することができます。

オーバーコミット機能の設定については、「4.10 オーバーコミット機能を有効とした運用」を参照してください。

修正する動作環境ファイルは以下のとおりです。

・ managerview_config.xml

本製品をインストールしたサーバに格納されている上記のファイルを修正します。以下に修正手順を説明します。

managerview_config.xmlの設定

1. 以下の動作環境ファイルを開きます。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\MyPortal\config\managerview_config.xml

2. 動作環境ファイルの以下の項目を設定します。

設定項目 説明

enable-overcommit オーバーコミット機能を有効にする場合は"true"を、無効にする場合は"false"を設定します。

オーバーコミット機能の設定については、「4.10 オーバーコミット機能を有効とした運用」を参照して

ください。

設定例を以下に示します。行がない場合は追加してください。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<properties>

…略

<entry key="enable-overcommit">ture</entry>

</properties>

注意

- managerview_config.xmlファイルを編集する場合は、enable-overcommit以外の設定項目を変更しないでください。

- managerview_config.xmlファイルの編集する前に編集前のファイルを退避してください。enable-overcommit以外の設定項

目を変更した場合には、退避したファイルを元に戻してください。

3. ワークユニット(CTMG_MyPortal)の再起動

a. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順については、「3.1.5.1 Webサーバの起動」を参照してください。

b. ワークユニット(CTMG_MyPortal)を起動します。

[システム] > [ワークユニット] > [状態]から、[CTMG_MyPortal]ワークユニットを再起動します。

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3.1.5.7 運用ポータルのサーバ一覧の設定

オーバーコミット機能が有効な場合、運用ポータルのサーバ一覧に表示するCPUおよびメモリの設定を変更することができます。

オーバーコミット機能の設定については、「4.10 オーバーコミット機能を有効とした運用」を参照してください。

修正する動作環境ファイルは以下のとおりです。

・ viewlist_ja.xml

本製品をインストールしたサーバに格納されている上記のファイルを修正します。以下に修正手順を説明します。

viewlist_ja.xmlの設定

1. 以下の動作環境ファイルを開きます。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\CMDBConsole\WEB-INF\classes\viewlist_ja.xml

2. 動作環境ファイルの以下の項目を設定します。

設定項目 説明

serverByOrg.bottom.column.8.isEnable CPU予約周波数を表示する場合は"true"を、表示しない場合は"false"を設

定します。

serverByOrg.bottom.column.11.isEnable メモリ予約サイズを表示する場合は"true"を、表示しない場合は"false"を設

定します。

設定例を以下に示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<properties>

…略

<entry key="serverByOrg.bottom.column.8.isEnable">true</entry>

<entry key="serverByOrg.bottom.column.8.label">CPU予約周波数(GHz)</entry>

<entry key="serverByOrg.bottom.column.8.path">/cmdb:item/cmdb:record[@type='observed']/rc:LogicalServer/

@reservedCPUClock</entry>

<entry key="serverByOrg.bottom.column.8.width">135</entry>

…略

<entry key="serverByOrg.bottom.column.11.isEnable">true</entry>

<entry key="serverByOrg.bottom.column.11.label">メモリ予約サイズ(GB)</entry>

<entry key="serverByOrg.bottom.column.11.path">/cmdb:item/cmdb:record[@type='observed']/rc:LogicalServer/

@reservedMemorySize</entry>

<entry key="serverByOrg.bottom.column.11.width">130</entry>

…略

</properties>

注意

- オーバーコミット機能が無効の場合に、viewlist_ja.xmlのオーバーコミットの設定を有効にすると、CPU予約周波数およびメ

モリ予約量の列は表示されますが、値は表示されません。

- viewlist_ja.xmlファイルを編集する場合は、serverByOrg.bottom.column.8.isEnable, serverByOrg.bottom.column.11.isEnable以外の設定項目を変更しないでください。

- viewlist_ja.xmlファイルの編集する前に編集前のファイルを退避してください。serverByOrg.bottom.column.8.isEnable,serverByOrg.bottom.column.11.isEnable以外の設定項目を変更した場合には、退避したファイルを元に戻してください。

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3.1.5.8 情報収集の開始・終了メッセージのイベントログ出力の抑止設定

本製品では、利用状況で表示する構成情報の収集のために、情報収集の開始・終了時に以下のメッセージをイベントログに出力して

います。

・ FCMDB: INFO: [10004] 更新チェック処理を開始します。'サービス名'

・ FCMDB: INFO: [10005] 更新チェック処理を完了しました。'サービス名'

このCMDBエージェントによる情報収集は5分間隔で行われるため、情報収集の開始・終了メッセージがイベントログに頻繁に出力さ

れることになります。

情報収集の開始・終了メッセージのイベントログ出力を抑止する場合には、CMDBの動作環境ファイルを変更する必要があります。

修正する動作環境ファイルは以下のとおりです。

・ cmdb.properties

本製品をインストールしたサーバに格納されている上記のファイルを修正します。以下に修正手順を説明します。

cmdb.propertiesの設定

1. 以下の2つのファイルを開きます。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\axis2\WEB-INF\services\mdr_cfmg\cmdb.properties

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\axis2\WEB-INF\services\mdr_ctmg\cmdb.properties

2. 動作環境ファイルの以下の項目を設定します。

設定項目 説明

schedule.syslog.disable 開始・更新メッセージについてイベントログ出力を抑止する場合は"true"を、

抑止しない場合は"false"を設定します。

設定例を以下に示します。

#fcmdb.epr.file_management

…略

schedule.syslog.disable=true

…略

3. コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbstop

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbstart

注意

- cmdb.propertiesファイルを編集する場合は、schedule.syslog.disable以外の設定項目を変更しないでください。

- cmdb.propertiesファイルを編集する前に編集前のファイルを退避してください。schedule.syslog.disable以外の設定項目を変

更した場合には、退避したファイルを元に戻してください。

3.1.5.9 クラウド運用管理ダッシュボートおよび利用状況のJavaVMオプションの設定

Interstage管理コンソールを使用して、クラウド運用管理ダッシュボートおよび利用状況で使用しているIBPMMServerのJavaVMオプショ

ンの設定を変更します。

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1. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順については、「3.1.5.1 Webサーバの起動」を参照してください。

2. [IBPMMServer]ワークユニットを停止します。

[Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [システム] > [ワークユニット]で[IBPMMServer]を選択して、[操作]タブの画面を表示し、ワークユニットを停止します。

3. [IBPMMServer]ワークユニットのJavaVMオプションを変更します。

[環境設定]タブを選択し、[ワークユニット設定] > [表示]をクリックします。

以下を設定して、<適用>ボタンをクリックします。

設定項目 説明

JavaVMオプション "-Xmx512m"を"-Xmx1400m"に変更する。

4. [IBPMMServer]ワークユニットを起動します。

[操作]タブの画面を表示し、ワークユニットを起動します。

3.1.5.10 Systemwalker Service Quality Coordinator(性能情報収集)機能の情報格納先変更の設定

Systemwalker Service Quality Coordinator(性能情報収集)機能の性能情報は、格納先を別ディスクに変更することができます。

Systemwalker Service Quality Coordinator(性能情報収集)機能の性能情報には、以下の2種類あります。

・ 性能データベース(PDB)

・ アーカイブファイル

それぞれの性能情報の格納先の変更手順については、「Systemwalker Service Quality Coordinator 導入手引書」の「6.6.1.1 PDB格

納先の変更」および「6.6.1.2 アーカイブファイル格納先の変更」を参照してください。

3.2 管理対象サーバへのインストール

ここでは、管理対象サーバへの管理対象サーバリソースエージェントのインストールについて説明します。

管理対象サーバリソースエージェントのインストールおよびセットアップの手順は、次のとおりです。

1. インストールの前準備

2. 必須ソフトウェアのインストール

3. 管理対象サーバリソースエージェントのインストール

3.2.1 インストールの前準備

インストール対象サーバの構成

新規に管理対象サーバを構築し、仮想化ソフトウェアのみがインストールされている状態に対し、管理対象サーバリソースエージェント

をインストールする場合の手順について説明します。

既存サーバに管理対象サーバリソースエージェントをインストールする場合は、「付録C インストール前の準備と確認」を実施した上で、

インストールを行ってください。

ファイアーウォールの設定

ファイアーウォール機能を利用している環境に本製品をインストールする場合には、ファイアーウォール機能に対して必要な通信(ポー

ト)を許可する必要があります。

ファイアーウォール機能に対して必要な通信(ポート)を許可する方法については、OSのマニュアルを参照してください。

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本製品が使用するポートについては、「D.1 ポート番号一覧」を参照し、"外部のサーバから受け付ける必要のあるポート番号"につい

ては、接続を許可する必要があります。

注意

利用OSがWindows Server 2008の場合の注意事項

Windowsファイアーウォール機能が初期設定で有効になっているため、使用ポート番号/プロトコルについて、ファイアーウォール

の例外に指定しておく必要があります。

システム時刻の確認

管理サーバおよび管理対象サーバのシステム時刻は、同じ時刻になるように設定してください。

3.2.2 必須ソフトウェアのインストール

管理対象サーバに「2.2.2.3 必須ソフトウェア」の「管理対象サーバリソースエージェント」に示すソフトウェアをインストールしてください。

注意

利用OSがWindows Server 2003の場合の注意事項【Hyper-V】

利用OSがWindows Server 2003の場合は、インストール時に"setupcl.exe"と"sysprep.exe"モジュールの格納先の指定を行う必要が

あるため、本製品のインストールを開始する前に、 新版のモジュールの入手が必要です。

モジュールの入手については、「2.2.2.4 排他ソフトウェア」を参照してください。

入手したモジュールは、以下の方法で展開してください。

c:\tempにWindowsServer2003-KB926028-v2-x86-JPN.exeを配置した場合

> cd /d c:\temp

> WindowsServer2003-KB926028-v2-x86-JPN.exe /x

展開されたフォルダー内にあるキャビネットファイル"deploy.cab"、または"deploy.cab"内に格納されている"setupcl.exe"と"sysprep.exe"モジュールをインストール時に指定してください。

なお、展開したモジュールは管理対象サーバリソースエージェントのインストール後は必要ありません。

必須ソフトウェアのうち、注意すべき設定について、次に説明します。

必須ソフトウェアの設定

・ ServerView Agentの設定

ServerView Agentのインストールで必要なSNMPサービスの設定を行ってください。

SNMPサービスの設定方法については、ServerView Agentのマニュアルを参照してください。

- SNMPコミュニティー名には、マネジメントブレードに設定してあるSNMPコミュニティー名と同じ値を設定してください。

- SNMPコミュニティー名には、Read(参照権)またはWrite(参照更新権)を設定してください。

- SNMPパケットを受け付けるホストは"すべてのホストからのSNMP パケットを受け付ける"か、"次のホストからSNMP パケットを

受け付ける"を選択し、管理サーバの管理LANのIPアドレスを設定してください。

- SNMPトラップ送信先には、管理サーバのIPアドレスを設定してください。

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なお、SNMPトラップ送信先の管理サーバが複数のNICを持つ場合、管理対象サーバと接続されている側の管理LANのIPアドレ

スを設定してください。

3.2.3 管理対象サーバリソースエージェントのインストール

ここでは、管理対象サーバリソースエージェントをインストールするために、次に示すパラメーターを事前に設計および確認します。

インストール時のパラメーター

項番 画面 入力項目 説明

1 Manager情報の設定 接続先Managerのホスト名

またはIPアドレス

管理サーバのホスト名またはIPアドレスです。

管理サーバが複数のIPアドレスを持つ場合、管理対象

サーバと通信可能なIPアドレスとなります。

3.2.3.1 管理対象サーバリソースエージェントのインストール【VMware】

以下の手順で、管理対象サーバリソースエージェントをインストールします。

1. 本製品をインストールする管理対象サーバをマルチユーザーモードで起動し、システムにrootでログインします。

2. 本製品のDVD-ROM(1枚目)をセットしたあと、以下のコマンドを実行します。

# cd {DVD-ROMマウントポイント}/DISK1/packages/ROR/Linux/agent

インストーラが格納されているディレクトリに移動します。

3. インストールコマンド(rcxagtinstall)を起動します。

# ./rcxagtinstall

4. インストーラの対話指示に従って、"インストール時のパラメーター"で設計・確認したパラメーターを適宜入力し、インストールを

行います。

注意

管理対象サーバの仮想化ソフトウェアとしてVMware ESXiを利用する場合、本製品の管理対象サーバリソースエージェントはインス

トールできません。

ServerView ESXi CIM Providerエージェントをインストールしてください。

3.2.3.2 管理対象サーバリソースエージェントのインストール【Hyper-V】

以下の手順で、管理対象サーバリソースエージェントをインストールします。

1. 管理者権限(Administrator)でログオンします。

2. インストーラを起動します。

DVD-ROM(1枚目)をDVD装置にセットすると、自動的にインストーラが起動します。起動しない場合はcimssetup.exeを実行し、

インストーラを起動してください。

3. クラウドインフラマネージメントソフトウェア(管理対象サーバリソースエージェントのインストール)のインストールをクリックしてくだ

さい。

以降は、インストールウィザード画面に従って、インストール時のパラメーターで設計・確認したパラメーターを適宜入力し、イン

ストールを行います。

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Windowsのボリュームライセンスのライセンス認証情報では、"クローニング機能を使用する"を選択せずに、<次へ (N)>ボタンを

クリックしてください。

4. 次にDVD-ROM(3枚目)をDVD装置にセットします。インストーラが自動的に起動された場合は、終了してください。

以下のコマンドを実行します。

<DVD-Drive>:\DISK3\packages\CTMG\unified\Disc3\agentforusage\setup.exe

以下の設定項目を入力します。以下の項目以外は変更しないでください。

画面名 設定項目 説明

インストールディレクトリの選択 インストール先のフォルダー 実行するモジュールなど固定の資源を格納するディレク

トリを指定します。

可変ファイル格納フォルダの

選択

インストール先のフォルダー 環境設定ファイル、各種収集データなどを格納するディ

レクトリを指定します。

接続するManagerのホスト名ま

たはIPアドレスの入力

接続するManagerのホスト名ま

たはIPアドレス

接続するManagerのホスト名またはIPアドレスを256文字

以内で指定します。必ず入力してください。

5. コマンドを実行します。

以下のコマンドを実行します。

<DVD-Drive>:\DISK3\packages\CTMG\unified\Disc1\SETUP\ctdsb_agent\ctdsb_agent.bat -hyperv

セットアップ

1. サーバ内リソース情報収集ポリシーを作成します。

管理者権限でコマンドプロンプトを開き、上記インストール項番4.で設定したインストールディレクトリ配下の以下のコマンドを実

行します。

> {インストールディレクトリ}\bin\sqcRPolicy.exe

2. サーバ内リソース情報収集ポリシーを適用します。

管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

> {インストールディレクトリ}\bin\sqcSetPolicy.exe -h <host name> -p <IP address>

パラメーター

パラメーター 説明

-h <host name> セットアップを実行しているサーバのホスト名を指定します。

ここで指定した値は、管理サーバへのVMホストの登録で使用します。忘れないよう

にメモしてください。

-p <IP address> 管理サーバに通信可能なIPアドレスを指定します。

参考

クラウド運用管理ダッシュボードや利用状況の稼動状況で表示するための性能情報は、"Systemwalker Service QualityCoordinator(性能情報収集)"機能で行います。そのため、この機能を使用するための上記コマンドの詳細については、

「Systemwalker Service Quality Coordinator 導入手引書」の「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参

照してください。

3. Systemwalker Service Quality Coordinator(性能情報収集)機能の常駐プロセスを起動します。

以下のサービスを起動します。

- Systemwalker SQC DCM

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3.3 VMサーバへのインストール

ここでは、VMサーバへの業務サーバエージェントのインストールについて説明します。

VMサーバを構築するためには、VMサーバのもととなるシステムテンプレートを作成する必要があります。

システムテンプレートの作成・登録方法については、「Systemwalker Software Configuration Manager V14g 運用ガイド」の「第3章シス

テムテンプレートの作成・登録」を参照してください。

VMサーバへの業務サーバエージェントのインストールは、システムテンプレートの作成手順に含まれるL-Server作成時の以下の作業

で行います。

インストール前に、「付録C インストール前の準備と確認」が行われているか確認してください。

業務サーバエージェントのインストールおよびセットアップの手順は、次のとおりです。

1. インストールの前準備

2. 必須ソフトウェアのインストール

3. 管理対象サーバリソースエージェントのインストール

3.3.1 インストールの前準備

OSプロパティ定義ファイルの設定

Linux OSの仮想サーバを配備する場合、本製品のOSプロパティ定義ファイルに、仮想サーバのDNS検索パスを設定しておく必要が

あります。

設定方法については、「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド」の「L-Serverのパラメーター詳細」の「[OS]タブ」

を参照してください。

ポイント

DNS検索パスは、OSプロパティ定義ファイルで設定します。OSプロパティ定義ファイルは[システム共通]の以下のファイルを編集して

ください。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\etc\customize_data\os_setting.rcxprop

【Linux】

/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/os_setting.rcxprop

システムパラメーターの設定【Linux】

システムパラメーターのチューニングを行う必要があります。チューニングの設定方法は、「付録E システムパラメーターのチューニン

グ」を参照し、VMサーバのシステムパラメーターのチューニングを実施してください。

ファイアーウォールの設定

ファイアーウォール機能を利用している環境に本製品をインストールする場合には、ファイアーウォール機能に対して必要な通信(ポー

ト)を許可する必要があります。

ファイアーウォール機能に対して必要な通信(ポート)を許可する方法については、OSのマニュアルを参照してください。

本製品が使用するポートについては、「D.1 ポート番号一覧」を参照し、"外部のサーバから受け付ける必要のあるポート番号"につい

ては、接続を許可する必要があります。

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注意

利用OSがWindows Server 2008の場合の注意事項

Windowsファイアーウォール機能が初期設定で有効になっているため、使用ポート番号/プロトコルについて、ファイアーウォール

の例外に指定しておく必要があります。

システムテンプレートのソフトウェア情報のソフトウェアIDの設定

VMサーバのシステムテンプレートのソフトウェア情報のソフトウェアIDを設定する必要があります。ソフトウェアIDには以下を設定して

ください。詳細については、「付録H 登録済ソフトウェアID」を参照してください。

登録済ソフトウェアID ソフトウェア名 OS バージョン

SW00000133 Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition Windows V13.5

SW00000135 Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition Linux V13.5

3.3.2 必須ソフトウェアのインストール

VMサーバに「2.2.2.3 必須ソフトウェア」の「業務サーバエージェント」に示すソフトウェアをインストールしてください。

3.3.3 業務サーバエージェントのインストール

ここでは、業務サーバエージェントをインストールするために、次に示すパラメーターを事前に設計および確認します。

インストール時のパラメーター

【Windows】

項番 画面 入力項目 説明

1 インストール先フォルダーの

設定

インストール先フォルダー 本製品のインストール先のフォルダーです。(*1)初期値:

C:\Fujitsu\Systemwalker

2 可変ファイル格納先フォル

ダーの設定

可変ファイル格納先フォル

ダー

環境設定ファイル、各種収集データなどが格納される

フォルダーです。(*1)初期値:

C:\Fujitsu\Systemwalker\SWCTMGAV

3 Manager情報の設定 接続先Managerのホスト名

またはIPアドレス

管理サーバのホスト名またはIPアドレスです。

管理サーバが複数のIPアドレスを持つ場合、管理対象

サーバと通信可能なIPアドレスとなります。

*1: NTFS形式のディスクを指定してください。

【Linux】

項番 画面 入力項目 説明

1 Systemwalker ServiceQuality Coordinatorの設定

接続先Managerのホスト名

またはIPアドレス

管理サーバのホスト名またはIPアドレスです。

管理サーバが複数のIPアドレスを持つ場合、管理対象

サーバと通信可能なIPアドレスとなります。

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3.3.3.1 業務サーバエージェントのインストール【Windows】

VMサーバがWindowsの場合のインストールについて説明します。

以下の手順で、業務サーバエージェントをインストールします。

1. 管理者権限(Administrator)でログインします。

2. インストーラを起動します。

DVD-ROM(1枚目)をDVD装置にセットすると、自動的にインストーラが起動します。起動しない場合はcimssetup.exeを実行し、

インストーラを起動してください。

3. 「業務サーバへのインストール(32bit版)」、または「業務サーバへのインストール(64bit版)」を選択します。

4. インストーラの対話指示に従って、"インストール時のパラメーター"で設計・確認したパラメーターを適宜入力し、インストールを

行います。

5. DVD-ROMの入れ替え要求に応じて、DVD-ROM(2枚目)およびDVD-ROM(3枚目)に入れ替えてインストールを続行します。

注意

インストールに失敗した場合は、再起動後にインストールを実施したユーザーでログインし、アンインストール手順に従ってアンインス

トールしてください。

その後、出力されたメッセージの意味や対処方法を参考にして失敗した原因を取り除き、再度インストールを実施してください。

3.3.3.2 業務サーバエージェントのインストール【Linux】

VMサーバがLinuxの場合のインストールについて説明します。

インストール前の注意事項

・ /etc/sysconfig/i18nのLANGの値を参照し、システムの文字コードが、"ja_JP.UTF-8"であることを確認してください。

インストール

以下の手順で、業務サーバエージェントをインストールします。

1. スーパーユーザー(root)でログインします。

2. DVD-ROM(1枚目)をDVD-ROM装置にセットします。

3. 以下のコマンドを実行してDVD-ROMをマウントします。自動マウントデーモン(autofs)により、DVD-ROMの自動マウントを行う

とマウントオプションに"noexec"が設定されているため、インストーラの起動に失敗します。

# mount /dev/hdc DVD-ROMのマウントポイント

4. インストールコマンド(cimssetup.sh)を起動します。

# {DVD-ROMのマウントポイント}/cimssetup.sh

5. インストーラの対話指示に従って、インストールを行います。

サーバの選択画面では、「業務サーバへのインストール(32bit版)」、または「業務サーバへのインストール(64bit版)」を選択します。

6. 接続先の管理サーバのホスト名またはIPアドレスを入力します。

7. ディスク入れ替えのメッセージが出力されます。

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8. 別のTerminal(Gnome端末など)を起動し、コマンドでDVD-ROMを取り出します。

# eject ({DVD-ROMのマウントポイント})

9. DVD-ROM(2枚目)に入れ替え、automountの完了を待ちます。

10. DVD-ROMの再マウントを行います。

# umount {DVD-ROMのマウントポイント}

# mount /dev/hdc {DVD-ROMのマウントポイント}

11. エンターキーを入力してインストールを続行します。

12. 引き続き、DVD-ROM(3枚目)についても、手順9~11と同様の操作を実施してインストールを続行します。

注意

・ ディスク入れ替えができなくなるため、カレントディレクトリをDVD-ROM上に設定しないでください。

シングルユーザモードの場合はX Windowが起動されていないため、以下のいずれかが必要となります。

- 仮想コンソールの切り替え (CTL+ALT+PFnキー操作での切り替え)

- コマンドのBG化

・ インストールに失敗した場合は、再起動後にインストールを実施したユーザーでログインし、アンインストール手順に従ってアンイ

ンストールしてください。

その後、出力されたメッセージの意味や対処方法を参考にして失敗した原因を取り除き、再度インストールを実施してください。

3.4 管理サーバからのマネージャーのアンインストール

ここでは、管理サーバ上にインストールされたマネージャーのアンセットアップおよびアンインストール手順を示します。

1. アンセットアップ前の作業

2. アンセットアップ

3. マネージャーのアンインストール

注意

本製品のマネージャーのインストール後に、Systemwalker Runbook Automation V14g (14.1.0A)を後からインストールした環境では、

以下に注意する必要があります。

本製品のアンインストール後も継続してSystemwalker Runbook Automation V14g (14.1.0A)をご利用になるには、以下の手順で

Systemwalker Runbook Automation V14g (14.1.0A)の再インストールおよびセットアップが必要です。

1. 本製品のアンセットアップの前にSystemwalker Runbook Automation V14gの資源のバックアップを行います。

2. 本製品のアンインストールを行います。

3. Systemwalker Runbook Automation V14g (14.1.0A)のインストールを行います。

4. 1.でバックアップした資源のリストアを行います。

なお、Systemwalker Runbook Automation V14gのインストールおよびバックアップ・リストアについての詳細は、「Systemwalker RunbookAutomation V14g 導入ガイド」を参照してください。

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3.4.1 アンセットアップ前の作業

マネージャーのアンセットアップする前に、本製品を必ず停止してください。

アンセットアップする際に、本製品が動作していると、アンセットアップが正常に行われません。

以下のコマンドを実行して、本製品を停止します。

【Windows】

1. 管理者権限(Administrator)でログインします。

2. 停止コマンドを実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\CIMS\Manager\bin\cims mgrctl stop

処理結果は、標準出力に出力されます。復帰値が0の場合は正常に処理が終了しシステムが停止しています。

処理結果 終了ステータス

正常終了 0

エラー 0以外

Interstage シングル・サインオンの設定解除

Interstage管理コンソールを使用して、本製品のInterstage シングル・サインオンの設定を解除します。

Interstage シングル・サインオンの設定を解除する手順は以下のとおりです。

1. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順は以下のとおりです。

【Windows】

[スタート]メニューから[すべてのプログラム] > [Interstage] > [Application Server] > [Interstage管理コンソール]を選択しま

す。

2. 業務システムを表示します。

[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム]をクリックし、[業務システム:一覧]を開きます。

3. 公開URLを削除します。

Webサーバ名に「ctmg-https-ext」が設定されている業務システムの[公開URL]の値を確認後、チェックボックスにチェックし、<削

除>ボタンをクリックします。

4. 保護リソースを表示します。

[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [保護リソース]をクリックし、[保護リ

ソース:一覧]を開きます。

5. サイト定義を削除します。

手順3.で確認した公開URLのFQDNおよびポート番号と一致するサイト定義をチェックし、<削除>ボタンをクリックします。

3.4.2 アンセットアップ

ここでは、マネージャーのアンセットアップについて説明します。

3.4.2.1 自動運用機能のアンセットアップ【Windows】

1. 管理サーバに管理者権限をもったユーザーでログインします。

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2. 以下のコマンドを実行して、アンセットアップを開始します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\bin\swrba_setup -u

3. 自動運用機能のアンセットアップツールが起動されます。

表示された内容を確認し、<次へ>ボタンをクリックしてください。

4. 確認画面が表示されます。運用環境を削除する場合のみ<はい>ボタンをクリックし、アンセットアップ処理を開始してください。<いいえ>ボタンをクリックするとアンセットアップを終了します。

5. アンセットアップが正常終了すると、終了画面が表示されます。表示内容を確認して<完了>ボタンをクリックしてください。

3.4.2.2 CMDBのアンセットアップ

以下の手順で、CMDBのアンセットアップを行います。CMDBのアンセットアップは、管理者権限で行います。

1. CMDBを停止します。

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbstop.bat

2. CMDBをアンセットアップします。

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbunsetupenv.bat -k AGT_CFMG

3. CMDBを起動します。

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbstart.bat

3.4.2.3 マネージャーのアンセットアップ

ここでは、マネージャーのアンセットアップの方法について説明します。

アンセットアップ【Windows】

マネージャーのアンセットアップの手順について説明します。

・ アンセットアップコマンドの実行

1. 管理者権限(Administrator)でログインします。

2. 以下のコマンドを使って、アンセットアップを実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\bin\setup\swctmg_service_setup /u

3.4.3 アンセットアップ後の作業

マネージャーのアンセットアップを行った後に、必ず以下の作業を行ってください。

・ Interstage シングル・サインオンのアンセットアップ

本製品ではユーザー認証にInterstage シングル・サインオンを使用します。

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構築されているInterstage シングル・サインオンの環境を削除するために、Interstage シングル・サインオンのアンセットアップを行っ

てください。

詳細については、「F.2 Interstage シングル・サインオンのアンセットアップ」を参照してください。

3.4.4 マネージャーのアンインストール

マネージャーのアンインストールについて説明します。

なお、アンインストール前に必要に応じて環境資源を退避してください。

詳細については、「5.1 管理サーバのバックアップ・リストア」を参照してください。

3.4.4.1 マネージャーのアンインストール 【Windows】

以下の手順で、マネージャーをアンインストールします。

1. 管理者権限(Administrator)でログインします。

2. 以下のコマンドを実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\F4ANswnc\bin\swncctrl stop

3. アンインストーラを起動します。

[スタート]メニューから[すべてのプログラム] > [Fujitsu] > [アンインストールと管理(ミドルウェア)]を選択します。

4. クラウドインフラマネージメントソフトウェア(管理サーバ)を選択後、<削除>ボタンをクリックし、さらに<アンインストール>ボタンを

クリックします。

5. アンインストールが完了したら<終了>ボタンをクリックし、アンインストーラを終了します。

6. システムの再起動を行います。

注意

・ インストール時に「インストール時のパラメーター」の「特権ユーザーの作成」によって作成されたユーザーアカウントは自動的には

削除されないため、不要な場合は削除してください。

ただし、ほかの目的で使用している場合は削除しないでください。

Windowsのユーザーアカウントを削除する方法

Windowsの[スタート]メニューから、[管理ツール] > [コンピュータの管理]画面を開き、[ローカル ユーザーとグループ] > [ユー

ザー]を選択します。

削除するユーザーアカウントを右クリックし、[削除(D)]を選択します。

・ アンインストール後、インストールフォルダー(デフォルト: C:\Fujitsu)が残ります。「3.4.5.3 アンインストール後に残るファイルについ

て」を参照し、不要なフォルダーは削除してください。

3.4.5 アンインストール後の作業

ここでは、マネージャーのアンインストール後の作業について説明します。

3.4.5.1 Fujitsu XML プロセッサのアンインストール【Windows】

Fujitsu XMLプロセッサのアンインストール手順について、以下に説明します。

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注意

他の製品が使用していないことを確認した上で、アンインストールを行ってください。

また、[プログラムの追加と削除](ご利用OSがWindows Server 2008の場合は、[プログラムと機能])に旧バージョンのFujitsu XML プロ

セッサが表示されることがあります。不要な場合、そちらもアンインストールしてください。

参照

詳細は、Fujitsu XML プロセッサのソフトウェア説明書を参照してください。ソフトウェア説明書は、[スタート]メニューから[Fujitsu XMLプロセッサ V5.2] > [ソフトウェア説明書]を選択して、参照できます。

1. Administratorsグループに所属するアカウントでログインします。

2. アンインストーラを起動します。

Windowsの[コントロール パネル] > [プログラムの追加と削除]を起動します。

"Fujitsu XML Processor V5.2.4"を選択し、<削除>ボタンをクリックします。

参考

Windows Server 2008の場合、Windowsの[コントロール パネル]で"プログラムと機能"を開いてください。

3. アンインストール処理の継続確認メッセージが表示されます。

アンインストールを実行する場合は<OK>ボタンを、実行しない場合は<キャンセル>ボタンを選択してください。

4. アンインストールを実行します。

プログラム削除画面が表示され、プログラム、およびレジストリに登録していた情報等が削除されます。

3.4.5.2 データベースアクセス用ユーザー情報の削除

【Windows】

データベースアクセス用のユーザープロファイルおよびユーザーアカウントを以下の手順で削除します。

注意

Administrator権限を持つユーザーが"管理者モード"で実施する必要があります。

1. Windowsの[コントロール パネル] > [システム]を開きます。

2. [システムの詳細設定]をクリックし、[システムのプロパティ]ダイアログボックスを開きます。

3. [詳細設定]タブの[ユーザー プロファイル]の<設定>ボタンをクリックします。

4. ユーザープロファイルの一覧にcfmgdbに該当するプロファイルが存在していた場合は、選択して<削除>ボタンをクリックしま

す。

ユーザーのアカウントの削除は、以下のコマンドで削除します。

ここでは、net userコマンドを例にしています。

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- コマンド実行例

net user cfmgdb /delete

3.4.5.3 アンインストール後に残るファイルについて

アンインストール後にフォルダーおよびファイルが残る場合があります。

以下に示すフォルダー(フォルダー配下に存在するファイルやフォルダーも含みます)およびファイルを削除してください。

【Windows】

・ CMDBDB

・ CMDBM

・ IAPS

・ IBPM

・ IBPMA

・ IBPMA_DATA

・ SQCM

・ SQC_DATA

・ SWCFMG

・ SWCTMG

・ SWOMGR

・ SWRBAM

・ Resource Orchestrator

・ %SystemDrive%\ProgramData\Fujitsu\SystemwalkerCF-MG

注意

- ファイルがロックされているために削除に失敗する場合があります。この場合には、OSの再起動後に削除してください。

- フォルダー"%SystemDrive%\ProgramData"は、隠しファイル属性のため、通常の設定ではエクスプローラに表示されません。

フォルダー内を参照する場合は、フォルダー名を直接指定するか、もしくは、エクスプローラの[整理]メニュー > [フォルダーと

検索のオプション] > [表示]タブ > [ファイルとフォルダーの表示]で、"隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表

示する"を設定してください。

3.4.5.4 アンインストール後に残るグループについて

swadminグループを作成しています。不要な場合は、削除してください。

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3.5 管理対象サーバからの管理対象サーバリソースエージェントのアンインストール

ここでは、管理対象サーバにインストールされた管理対象サーバリソースエージェントのアンインストールについて説明します。

3.5.1 管理対象サーバリソースエージェントのアンインストール

管理対象サーバリソースエージェントのアンインストールについて説明します。

3.5.1.1 管理対象サーバリソースエージェントのアンインストール【Hyper-V】

管理対象サーバリソースエージェントをアンインストールする手順を以下に示します。

1. 管理者権限(Administrator)でログインします。

2. Windowsの[コントロール パネル]で[プログラムの追加と削除]を開き、"ServerView Resource Orchestrator Agent"を選択してアン

インストールを行います。

3. 同様に、[プログラムの追加と削除]から"Systemwalker Service Quality Coordinator(Agent for Usage)"を選択してアンインストー

ルを行います。

参考

Windows Server 2008の場合、Windowsの[コントロール パネル]で"プログラムと機能"を開いてください。

3.5.1.2 管理対象サーバリソースエージェントのアンインストール【VMware】

ハイパーバイザエージェントをアンインストールする手順を以下に示します。

1. スーパーユーザー(root)でログインします。

2. アンインストールコマンド(rcxagtuninstall)を起動します。

# /opt/FJSVrcxat/bin/rcxagtuninstall

3. アンインストーラの対話指示に従って、アンインストールを行います。

4. アンインストールが失敗した場合は、メッセージ中に表示されるパッケージをrpmコマンドで削除し、手順1.からやり直してください。

# rpm -e {パッケージ名}

3.6 VMサーバからの業務サーバエージェントのアンインストール

ここでは、VMサーバ上にインストールされた業務サーバエージェントのアンインストールについて説明します。

VMサーバのもととなる仮想イメージから業務サーバエージェントをアンインストールする方法について説明します。

3.6.1 業務サーバエージェントのアンインストール

業務サーバエージェントのアンインストールについて説明します。

- 76 -

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3.6.1.1 業務サーバエージェントのアンインストール【Windows】

1. 管理権限(Administrator)でログインします。

2. 業務サーバエージェントが起動している場合は、停止コマンドで停止します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAA\F4ANswnc\bin\swncctrl stop

3. アンインストーラを起動します。

[スタート]メニューの[すべてのプログラム]から、[Fujitsu] > [アンインストールと管理(ミドルウェア)]を選択します。

各アンインストーラのウィザード画面に従って、アンインストールを行います。

4. サーバを再起動します。

業務サーバのアンインストール後は、必ずサーバを再起動してください。

3.6.1.2 業務サーバエージェントのアンインストール【Linux】

1. スーパーユーザー(root)でログインします。

2. 業務サーバエージェントが起動している場合は、停止コマンドで停止します。

# /opt/FJSVswnc/bin/swncctrl stop

3. アンインストールコマンド(cimanager.sh)を起動します。

# /opt/FJSVcir/cir/bin/cimanager.sh -c

4. アンインストーラの対話指示に従って、アンインストールを行います。

3.6.2 アンインストール後の作業

ここでは、業務サーバエージェントのアンインストール後の作業について説明します。

3.6.2.1 SMEEのアンインストール【Linux】

SMEEのアンインストール手順について、以下に説明します。

注意

他の製品が使用していないことを確認した上で、アンインストールを行ってください。

1. システム上に、スーパーユーザーでログインします。

2. rpmコマンドでパッケージをアンインストールします。

- 32bit版の場合

# rpm -e FJSVsmee

- 64bit版の場合

# rpm -e FJSVsmee64

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3.6.2.2 Securecryptoライブラリランタイムのアンインストール【Linux】

Securecryptoライブラリランタイムのアンインストール手順について、以下に説明します。

注意

他の製品が使用していないことを確認した上で、アンインストールを行ってください。

1. システム上に、スーパーユーザーでログインします。

2. rpmコマンドでパッケージをアンインストールします。

- 32bit版の場合

# rpm -e FJSVsclr

- 64bit版の場合

# rpm -e FJSVsclr64

3.6.2.3 アンインストール後に残るファイルについて

業務サーバエージェントをインストールしたフォルダーが残ることがあります。業務サーバエージェントをインストールしたフォルダーを

手動で削除してください。

なお、これらのフォルダー配下にファイルやフォルダーが残っている場合がありますが、あわせて削除してください。

【Windows】

・ SWCTMGA

・ SWCTMGAV

・ SWRBAA

注意

ファイルがロックされているために削除に失敗する場合があります。この場合には、OSの再起動後に削除してください。

【Linux】

・ /etc/opt/FJSVcmdba

・ /etc/opt/FJSVctmg

・ /etc/opt/FJSVlnkbs

・ /etc/opt/FJSVswrbaa

・ /etc/opt/FJSVswrbac

・ /opt/FJSVcmdba

・ /opt/FJSVctmg

・ /opt/FJSVlnkbs

・ /opt/FJSVswrbaa

・ /opt/FJSVswrbac

・ /var/opt/FJSVcmdba

・ /var/opt/FJSVlnkbs

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・ /var/opt/FJSVswrbaa

・ /var/opt/FJSVswrbac

3.6.2.4 SMEEおよびSecurecryptoライブラリランタイムアンインストール後の注意事項【Linux】

SMEEおよび Securecryptoライブラリランタイムのアンインストール後に、以下のフォルダーが残ります。他の製品で利用されていない

ことを確認し、不要な場合は手動で削除してください。

なお、これらのフォルダー配下にファイルやフォルダーが残っている場合がありますが、あわせて削除してください。

・ 32bit版の場合

- /opt/FJSVsmee

- /etc/opt/FJSVsclr

・ 64bit版の場合

- /opt/FJSVsmee64

- /etc/opt/FJSVsclr64

3.7 「アンインストールと管理(ミドルウェア)」のアンインストール

「アンインストールと管理(ミドルウェア)」は、富士通ミドルウェア製品共通のツールです。

インストールされている富士通ミドルウェア製品情報の管理や製品のアンインストーラを起動します。

本製品は、「アンインストールと管理(ミドルウェア)」に対応しています。

本製品をインストールする際、 初に「アンインストールと管理(ミドルウェア)」がインストールされ、以降、「アンインストールと管理(ミドル

ウェア)」により、富士通ミドルウェア製品のインストールおよびアンインストールの制御が行われます。なお、すでに「アンインストールと

管理(ミドルウェア)」がインストールされている場合は、インストール処理は行いません。

ここでは、「アンインストールと管理(ミドルウェア)」のアンインストール方法や注意事項について説明します。

注意

・ 本製品をアンインストールする場合、「アンインストールと管理(ミドルウェア)」からアンインストールを行ってください。

・ 本ツールは、本製品以外に他の富士通ミドルウェア製品情報も含めて管理しています。どうしても必要な場合を除いて、本ツール

をアンインストールしないでください。

誤ってアンインストールしてしまった場合は、下記手順に従い再度インストールしてください。

【Windows】

1. インストール対象マシンにAdministrator権限でログインします。

2. DVD-ROM(1枚目)をDVD装置にセットします。

3. インストールコマンドを実行します。

> {DVD-ROMドライブ}\DISK1\CIR\cirinst.exe

【Linux】

1. システム上でスーパーユーザーになります。

2. DVD-ROM(1枚目)をDVD-ROM装置にセットします。

- 79 -

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3. 以下のコマンドを実行してDVD-ROMをマウントします。自動マウントデーモン(autofs)により、DVD-ROMの自動マウントを

行うとマウントオプションに"noexec"が設定されているため、インストーラの起動に失敗します。

# mount /dev/hdc DVD-ROMのマウントポイント

4. インストールコマンドを実行します。

# {DVD-ROMのマウントポイント}/DISK1/CIR/cirinst.sh

「アンインストールと管理(ミドルウェア)」をアンインストールする場合は、以下の手順を実施してください。

1. 「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を起動して他の富士通ミドルウェア製品が残っていないか確認します。起動方法は以下

のとおりです。

【Windows】

[スタート]メニューから[すべてのプログラム] > [Fujitsu] > [アンインストールと管理(ミドルウェア)]をクリックします。

【Linux】

# /opt/FJSVcir/cir/bin/cimanager.sh [-c]

-c:コマンドインターフェース

注意

コマンドのパスに空白を含めると起動に失敗しますので、空白を含むディレクトリに移動させないでください。

参考

コマンドモードで起動する場合は、-c を指定してください。-c の指定がない場合は、GUI環境がある場合はGUIモード、GUI環境がない場合はコマンドモードで起動されます。

2. インストールされている富士通ミドルウェア製品が何もない場合、下記のアンインストールコマンドを実行します。

【Windows】

> %SystemDrive%\FujitsuF4CR\bin\cirremove.exe

【Linux】

# /opt/FJSVcir/bin/cirremove.sh

3. "本ソフトウェアは富士通製品共通のツールです。本当に削除しますか?[y/n]:"と表示されたら、「y」を入力して継続します。

数秒ほどでアンインストールが完了します。

4. アンインストール完了後、以下のディレクトリおよびその配下のファイルが残りますので削除します。

【Windows】

- %SystemDrive%\FujitsuF4CR

【Linux】

- /var/opt/FJSVcir

- 80 -

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第4章 運用と管理

本章では、クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアが行う運用とシステムの管理方法について説明します。

・ 利用者管理

・ サービスの運用

・ ICTリソースの見える化

・ 課金情報の管理

・ オーバーコミット拡張機能を有効とした運用

4.1 利用者管理

利用者管理を利用することで、組織改訂や人事異動により変更となる組織や人の情報を管理できます。

利用者管理の方式

利用者管理の方式には、"サービス提供部門による利用者管理"と"サービス利用部門による利用者管理"の2つの方式があります。

サービス提供部門による利用者管理

システム運用管理者が利用者管理コマンドを利用して組織と利用者の管理を行います。

サービス利用部門による利用者管理

サービス利用部門の管理者が画面から組織内の利用部門の管理者と一般利用者の管理を行います。

利用者管理の機能

利用者管理は、大きく以下の3つに分類できます。

・ 組織の管理

・ 利用者の管理

・ サービスの管理

ロールに応じた利用者管理の操作権限について以下に示します。

概要

サービス提供部門による利用者管理 サービス利用部門による利用者管理

システム運用管

理者

サービス提供

部門

管理者

一般

利用者

システム運用管

理者

サービス利用

部門

管理者

一般

利用者

組織の管理

組織新規登録 ○ - - ○ - -

組織削除 ○ - - ○ - -

組織名変更 ○ - - ○ - -

組織情報一覧 ○ - - ○ - -

利用者の管

利用者の登録 ○ - -○

(*1)

(*3)-

利用者の削除 ○ - -○

(*1)

(*3)-

利用者の情報変更 ○ ○○

(*2)

(*1)

(*3)

(*2)

- 81 -

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概要

サービス提供部門による利用者管理 サービス利用部門による利用者管理

システム運用管

理者

サービス提供

部門

管理者

一般

利用者

システム運用管

理者

サービス利用

部門

管理者

一般

利用者

(*2)

利用者の異動 ○ - - ○ - -

利用者情報一覧 ○ - - ○○

(*3)-

サービスの

管理

サービスの管理元

変更○ - - ○ - -

○:操作可、-:操作不可

*1: サービス利用部門にて利用者の管理を行っているため、コマンドは必要時のみ使用してください。

*2: クラウドポータルの利用者管理画面より、利用者自身の情報のみ変更ができます。

*3: クラウドポータルの利用者管理画面より、利用部門管理者、ならびに一般利用者に関する操作ができます。

注意

・ 同一ユーザーIDを複数の組織へ登録することはできません。

・ 組織の階層化はできません。

・ 同一組織に対して同時に操作を行うと、操作に失敗する場合があります。利用者管理コマンドと運用ポータルの利用者管理の同

時操作、および複数の画面からの同時操作は行わないでください。

利用者管理についての詳細については、以下のマニュアルを参照してください。

・ 「Systemwalker Software Configuration Manager V14g 運用ガイド」の「第2章 利用者の登録」

・ 「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 管理者編」の「第3章 提供部門管理者の管理」お

よび「第4章 利用者管理」

4.2 サービス運用の全体像

ここでは、本製品を利用する人物の運用操作の流れについて説明します。なお、本製品を動作するのに 低限必要な人物(利用者)

の登録は、インストール時に実施します。

サービスの登録・公開からサービス利用申請まで

インフラ管理者、またはサービス提供者がICTリソースをサービスとして登録、公開し、サービス利用者が利用申請するまでの大きな流

れは以下のとおりです。

- 82 -

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図4.1 仮想プラットフォームの標準化からサービスの利用

各作業の担当者および作業内容については、「表1.2 役割」を参照してください。

サービスの利用状況と使用資源の状況把握

システム運用中のサービスの利用状況、ICTリソースの状況把握の流れは以下のとおりです。

- 83 -

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図4.2 利用状況の把握およびリソース状況の把握

各作業の担当者および作業内容については、「表1.2 役割」を参照してください。

これらの運用方法を行うにあたり、利用するRCコンソール、管理者ビュー、運用ポータル、クラウドポータルの起動方法を以下に説明

します。

・ RCコンソール

RCコンソールは、インフラ管理者が、Webブラウザを起動し、RCコンソールのURLを指定して接続します。ポート番号を変更して

いる場合は、変更した番号を指定します。

https://{管理サーバのホスト名またはIPアドレス}:23461(RCコンソールのポート番号)/

あるいは管理サーバがWindowsで、マネージャーをインストールした環境の場合は、[スタート]メニューの[すべてのプログラム] >[Resource Orchestrator] > [RC Console]を選択しても、RCコンソールを起動できます。

RCコンソールの詳細については、「A.4 RCコンソール」を参照してください。

・ 管理者ビュー

管理者ビューは、サービス提供者(テンプレート管理者/システム運用管理者/システム利用者)が、Webブラウザを起動し、管理者

ビューのURLを指定して接続します。

http://{管理サーバのホスト名またはIPアドレス}:{80(管理者ビューのポート番号)}/managerview/

あるいは管理サーバがWindowsで、マネージャーをインストールした環境の場合は、[スタート]メニューの[すべてのプログラム] >[Systemwalker Software Configuration Manager] > [管理者ビュー]を選択しても、管理者ビューを起動できます。

・ 運用ポータル

運用ポータルは、サービス提供者(サービス提供部門の管理者)が、Webブラウザを起動し、運用ポータルのURLを指定して接続

します。

- 84 -

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http://{管理サーバのホスト名}:{3500(運用ポータルのポート番号)}/op_portal

・ クラウドポータル

クラウドポータルは、サービス利用者(利用部門の管理者)が、Webブラウザを起動し、クラウドポータルのURLを指定して接続します。

http://{管理サーバのホスト名}:{80(クラウドポータルのポート番号)}/portal/ctrl/top/

ポイント

・ ユーザーIDおよびパスワードについては、あらかじめ利用者登録した情報をお使いください。

・ 管理者ビューを利用するには、Adobe Flash Playerが必須です。

したがって、サーバにAdobe Flash Playerをインストールしない場合は、Adobe Flash PlayerをインストールしたWebクライアントのブ

ラウザからログインします。

4.3 ICTリソースの登録と管理

ここでは、サービス利用者に仮想プラットフォーム(ICTリソース)をサービスとして貸し出しするためにICTリソースをCIMSシステムへ登

録、管理する操作について説明します。

・ リソースの登録

・ リソースプールへの登録

・ L-Serverテンプレートの作成と管理

・ L-Serverの作成と管理

4.3.1 リソースの登録

本製品にICTリソースを登録します。登録方法については、各サーバ仮想化ソフトウェアによって異なります。

詳細は、各サーバ仮想化ソフトウェアごとに「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド」の以下の手順を参照してく

ださい。

【VMware】

「付録G.1.4 セットアップ」の「1.リソースの登録」

【Hyper-v】

「付録G.2.4 セットアップ」の「1.リソースの登録」

4.3.2 リソースプールへの登録

本製品で管理するICTリソースをリソースプールに登録する方法について説明します。

リソースプールとはRCコンソールの"オーケストレーションツリー"上のリソースフォルダーの一種で、L-Serverの作成や増設の際に選択

対象になるリソースが格納されたものです。

リソースプールは作成時にリソースプール種別を指定し、リソースプール種別ごとに特定のリソース種別が格納されます。本製品インス

トール時に、リソースプール種別ごとに1つのリソースプールが作成されます。リソースプールの種別およびリソースを、リソースプール

に登録する方法は以下のとおりです。

- 85 -

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表4.1 リソース種別ごとのリソースプールへの登録方法

リソースプールの種別リソースプールに格納される

リソースの種別リソースプールへの登録方法 登録の必要性

VMプール VMホストリソース「VMホストリソース」を参照してくだ

さい。○

サーバプール 物理サーバリソース 本製品では未サポートです。 ×

ストレージプール仮想ストレージリソースまたはディスク

リソース

「ストレージリソース」を参照してく

ださい。○

ネットワークプール ネットワークリソース「ネットワークリソース」を参照して

ください。○

アドレスプール アドレスセットリソース 本製品では未サポートです。 ×

イメージプール

仮想イメージリソース

・ VM管理製品でVMゲスト作成に

用いるテンプレートを利用したイ

メージ、または、L-Serverからク

ローニングマスタを採取したイメー

ジです。

・ VM管理製品でテンプレートを

利用したイメージを登録する

場合、「仮想イメージリソース」

を参照してください。

・ L-Serverからクローニングマス

タ を 採 取 す る 場 合、

「 ServerView ResourceOrchestrator V2.3.0 ユーザー

ズガイド」「6.6.1 採取」を参照

してください。

○(*1)

○: 必要、×: 不要

*1: テンプレートを利用する場合、イメージプールに登録してください。

4.3.2.1 VMホストリソース

VMプールにVMホストを登録する方法について説明します。

複数のクラスタグループが同一のVMプールに登録されている環境で、L-Serverの移動(マイグレーション)を行った場合、同一のクラス

タに所属しているVMホスト間だけ移動できます。

以下の手順で、VMプールにVMホストを登録します。

1. [RCコンソール]の"オーケストレーションツリー"で対象のVMプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択します。

[リソースの登録]ダイアログが表示されます。

2. 登録するVMホストを選択します。

登録可能なVMホスト一覧が、リソース一覧に表示されます。[選択]チェックボックスで登録するVMホストを選択するか、<全て選

択>ボタンをクリックしてリソース一覧に表示されているVMホストリソースをすべて選択します。

3. <OK>ボタンをクリックします。

VMホストリソースが登録されます。

4.3.2.2 ストレージリソース

ストレージプールにストレージリソースを登録する方法について説明します。

以下の手順で、ストレージリソースを登録します。

1. [RCコンソール]の"オーケストレーションツリー"で対象のストレージプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択します。

[リソースの登録]ダイアログが表示されます。

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2. "登録するリソース"で登録するストレージリソースを選択します。

登録するリソース

仮想ストレージ

L-Server作成時に、仮想ストレージから指定したサイズのディスクを自動的に作成する場合、"仮想ストレージ"を選択しま

す。

[仮想ストレージ]を選択すると、登録可能な仮想ストレージリソースがリソース一覧に表示されます。

[選択]チェックボックスで登録したい仮想ストレージリソースにチェックを入れるか、<全て選択>ボタンをクリックしてリソー

ス一覧に表示されている仮想ストレージリソースをすべて選択します。

注意

EMCストレージは、仮想ストレージリソースを選択できません。

ディスクリソース

事前に作成したディスクをL-Serverに使用する場合、[ディスクリソース]を選択します。

以下の項目を検索条件に指定すると、該当する登録可能なディスクリソース一覧が表示されます。

仮想ストレージ

事前に作成したディスクが存在する仮想ストレージを選択します。

サイズ

ディスクリソースのサイズを入力します。

最小値

検索するディスクの下限値を、ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値で入力します。[ 小値]チェックボックス

にチェックを入れ、 大値より小さい数値を入力してください。

最大値

検索するディスクの上限値を、ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値で入力します。[ 大値]チェックボックス

にチェックを入れ、 小値より大きい数値を入力してください。

なお、ディスクサイズの小数第二位の値によっては、検索結果に表示されない場合があります。検索条件には、余裕をもった

サイズを指定してください。

表示されたディスクリソースから、[選択]チェックボックスで登録したいディスクリソースにチェックを入れるか、<全て選択>ボタ

ンをクリックしてリソース一覧に表示されているディスクリソースをすべて選択します。

3. <OK>ボタンをクリックします。

ストレージリソースが登録されます。

注意

グローバルプールに登録されているディスクリソースの場合、不特定の利用者に割り当てられる状態であるため、注意が必要で

す。

事前に作成されたLUNをディスクリソースとして使用する場合、ローカルプールで運用し、L-Serverの削除やディスクの削減時に、

ディスク内のデータを削除する運用をお勧めします。

以下にディスク内のデータを削除する方法を示します。

- L-Serverに接続した状態で、OSからディスクのフォーマットを行う

- ストレージの機能でフォーマットを行う(ETERNUSの場合)

- LUNを再作成する

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4.3.2.3 ネットワークリソース

ネットワークリソースを作成し、ネットワークプールに登録する方法について説明します。

ネットワークリソースは、以下の方法で作成できます。

・ ネットワークリソースを新規に作成

「ネットワークリソースを新規に作成」を参照してください。

・ 登録済みの管理LANサブネットを利用した作成

「登録済みの管理LANサブネットを利用した作成」を参照してください。

マネージャーが直接接続している管理LANのネットワークリソースは、ネットワークリソース名を"AdminLan"、VLAN IDを1として、イン

ストール時に自動的に作成されます。

これを変更する場合、事前に"AdminLan"を削除したあと、「登録済みの管理LANサブネットを利用した作成」に従ってネットワークリ

ソースを作成してください

ネットワークリソースを新規に作成

以下の手順で、ネットワークリソースを新規に作成し、ネットワークプールに登録します。

1. RCコンソールの"オーケストレーションツリー"で対象のネットワークプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース作成] >[新規]を選択します。

[ネットワークリソースの作成]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を入力し、<OK>ボタンをクリックします。

ネットワークリソース名

ネットワークリソースの名前を入力します。

種別に"管理LAN"を選択した場合、先頭半角英字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ピリオド(".")およびハイフン("-")で構成された16文字以内の文字列を入力します。

種別に"管理LAN"以外を選択した場合、先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコ

ア("_")、ピリオド(".")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

種別

作成するネットワークリソースの種別を、以下のラジオボタンで設定します。

- 業務LAN

- 管理LAN

- iSCSIブート (表示されますが、本製品では使用できません)

注意

業務LANを作成する場合、ネットワークリソース名とVLAN IDは必ず入力してください。

管理LANとして作成する場合、ネットワークリソース名、VLAN ID、サブネットアドレス、およびサブネットマスクは必ず入力し

てください。

VLAN/外部接続ポート設定

VLAN IDと外部接続ポートの設定をします。

<設定>ボタンをクリックすると[VLAN/外部接続ポート設定]ダイアログが表示されます。

LANスイッチブレードと仮想スイッチに設定するVLAN IDを指定します。LANスイッチブレードの外部ポートに設定されてい

るVLAN IDから選択するか、数値を入力できます。事前に設計したVLAN IDを指定してください。

1~4094までの整数を入力してください。

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- ブレードサーバを含む外部ネットワークの場合

外部ポートのVLAN IDから選択してください。

- 内部ネットワーク、またはラックマウントサーバだけの外部ネットワークの場合

VLAN IDを入力してください。

値を指定して、[VLAN IDでポートを絞り込む]チェックボックスにチェックを入れると、次の外部接続ポート設定に表示されて

いる情報が絞り込まれます。

VLAN/外部接続ポート設定(シャーシ名/スイッチ名/ポート番号/VLAN種別)(省略可)

L-Serverに外部ネットワークを接続すると、指定したポートと通信できるように、LANスイッチブレードの内部ポートと仮想スイッ

チの設定を行います。

<設定>ボタンをクリックすると、[VLAN/外部接続ポート設定]ダイアログが表示されます。

ブレードサーバを含む外部ネットワークを自動設定する際に使用する外部接続ポートを指定します。

事前に設計/設定した外部接続ポートのチェックボックスにチェックを入れてください。対になるポートを2つ選択します。シャー

シが複数ある場合は、利用するすべてのシャーシのポートを選択してください。

リンクアグリゲーション構成のポートを指定する場合は、以下を実行してください。

- 事前にLANスイッチブレードの設定を確認し、リンクアグリゲーションが設定されているポートを1つ以上、選択してくださ

い。

- 外部接続ポートの表に対象のポートが表示されていない場合は、"VLAN IDでポートを絞り込む"チェックボックスのチェッ

クを外してください。VLAN IDにかかわらず、LANスイッチブレードに存在する外部接続可能なポートが表示されます。

"VLAN IDでポートを絞り込む"チェックボックスにチェックを入れない場合、以下の情報が表示されます。

- シャーシ名

- スイッチ名

- ポート番号

- Untagged VLAN/Tagged VLAN

- VLANが設定されていない場合

ハイフン("-")が表示されます。

- 複数のVLANが設定されている場合

複数のVLANがカンマ(",")で区切って表示されます。

- 1つのVLANが設定されている場合

設定されているVLAN IDが表示されます。

内部ネットワークの場合や、ラックマウントサーバだけの外部ネットワークの場合は、設定しないでください。

サブネット設定(省略可)

種別に"業務LAN"を指定した場合、省略できます。

L-Serverにイメージを配付する際に、ネットワークリソースと接続したNICに対して、ネットワークとIPアドレスを自動設定したい

場合に入力してください。L-Serverにはサブネットアドレスに含まれるIPアドレスが割り当てられますが、割当て対象外とする

IPアドレスの範囲を指定できます。<追加>ボタンをクリックすると[開始IPアドレスと終了IPアドレスの追加]ダイアログが表示さ

れますので、対象外とするIPアドレスの範囲を指定し、<追加>ボタンをクリックしてください。対象外としたIPアドレスを再度、

有効にする場合、一覧から有効にするIPアドレスのチェックボックスにチェックを入れて、<削除>ボタンをクリックしてください。

<OK>ボタンをクリックすると、入力した内容が元のダイアログに表示されます。

なお、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスは自動的に除外されます。

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参考

ネットワークリソースにサブネットアドレスが設定されている場合、L-Serverへのイメージ配付時に、IPアドレスを自動的に設定

できます。

サブネットアドレスが設定されていない場合、DHCPの設定になります。

サブネットアドレス/マスク

設定するサブネットのアドレスとサブネットマスクを、"xxx.xxx.xxx.xxx"の形式で入力してください。

サブネットマスクの 大値は、255.255.255.255(32bit mask) 、 小値は、255.255.0.0(16bit mask) です。ただし、

255.255.255.254は指定できません。

注意

物理L-Serverを作成する場合、業務LANのサブネットは、管理LANと異なるサブネットを指定してください。

物理L-Serverを作成する場合、本製品をインストール後、デフォルトで管理LANが作成されますが、デフォルトの管理LANのIPアドレスを割当て対象外とするIPアドレスに登録してください。登録しない場合、本製品の管理対象外の機器のIPア

ドレスと重複することがあります。

デフォルトゲートウェイ(省略可)

種別に"管理LAN"以外を選択した場合、省略できます。

サブネットの外部と通信する際に利用するデフォルトゲートウェイのIPアドレスを入力してください。

対象外とするIPアドレス(省略可)

ほかの装置で利用しているが、今後利用する予定などの理由で、L-Serverに自動的に割り当てたくないIPアドレスを指定

できます。

注意

サブネットアドレスおよびサブネットマスクで指定されるIPアドレスのうち、以下のアドレスは、割当てから自動的に除外さ

れます。対象外とするIPアドレスには指定できません。

- 管理サーバ

- 管理対象サーバ

- ネットワークアドレスおよびブロードキャストアドレス

検出された未登録のサーバのIPアドレスを対象外のIPアドレスとして設定してください。

その他のIPアドレス(VM管理製品またはLANスイッチブレードの管理IPアドレスなど)を除外する場合、対象外のIPアドレ

スとして設定してください。

参考

管理LAN用のネットワークリソースは、本製品インストール時に指定する管理用ネットワークとして自動的に1つ作成され

ます。

2つ以上の管理用ネットワークを使用する場合、2つ以上の管理LAN用のネットワークリソースを作成してください。

なお、サーバリソースツリーの管理LANサブネットの登録は必要ありません。

管理LANサブネットの登録については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.1.7 管理LANサブネッ

トの登録【Windows】」を参照してください。

ラベル(省略可)

ネットワークリソースに、業務内容などを元にした分かりやすい別名を付けたい場合に入力します。

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日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。

コメント(省略可)

ネットワークリソースに関する情報を自由に記述できます。例えば、業務内容の詳細や、障害発生時の対処方法を登録して

おくと、迅速な対応ができます。

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。

3. ネットワークリソースが作成され、ネットワークプールに登録されます。

登録済みの管理LANサブネットを利用した作成

以下の手順で登録済みの管理LANサブネットを利用したネットワークリソースを作成し、ネットワークプールに登録します。

1. RCコンソールの"オーケストレーションツリー"で対象のネットワークプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース作成] >[管理LANサブネットから]を選択します。

[ネットワークリソースの作成]ダイアログが表示されます。

2. 以下の項目を入力し、<OK>ボタンをクリックします。

ネットワークリソース名

<選択>ボタンをクリックすると、[管理LANサブネット選択]ダイアログが表示されます。

すでに設定されている管理LANサブネットを選択します。

選択した管理LANサブネットに名前がない場合、ネットワークリソース名にネットワークリソースの名前を入力します。

先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ピリオド(".")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。

<OK>ボタンをクリックします。

種別

"管理LAN"と表示されます。

VLAN/外部接続ポート設定

「ネットワークリソースを新規に作成」の「VLAN/外部接続ポート設定」を参照してください。

サブネット設定(省略可)

「ネットワークリソースを新規に作成」の「サブネット設定」を参照してください。

ラベル(省略可)

「ネットワークリソースを新規に作成」の「ラベル」を参照してください。

コメント(省略可)

「ネットワークリソースを新規に作成」の「コメント」を参照してください。

3. ネットワークリソースが作成され、ネットワークプールに登録されます。

4.3.2.4 仮想イメージリソース

ここでは、クローニングマスタをイメージプールに登録する方法について説明します。

VM管理製品で事前にイメージ(テンプレート)を作成済みの場合、以下の手順でイメージプールに登録してください。

1. RCコンソールの"オーケストレーションツリー"で対象のイメージプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択

します。

[リソースの登録]ダイアログが表示されます。

2. 登録するクローニングマスタを選択し、<OK>ボタンをクリックします。

クローニングマスタが登録されます。

- 91 -

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注意

VM管理製品で事前に作成したイメージ(テンプレート)の場合、本製品で取り扱えるようにテンプレートの名前を以下のように変更します。

・ 半角英数字とアンダースコア("_")以外を削除します。

・ 先頭文字が半角英字以外の場合、 初の半角英字までの文字を削除します。

4.3.3 L-Serverテンプレートの作成と管理

L-Serverテンプレートとは、L-Serverの仕様(CPU数、メモリ容量、ディスク容量、NIC数など)を事前に定義したひな型です。XML形式

で記載します。

L-Serverテンプレートを作成するには、本製品に標準で用意されているサンブルのL-Serverテンプレートをエクスポートし、出力された

L-Serverテンプレートを編集します。編集したL-Serverテンプレートをインポートすると新規L-Serverテンプレートを作成できます。

注意

L-Serverテンプレートの文字コードはUTF-8にしてください。

4.3.3.1 L-Serverテンプレートのエクスポート

以下の手順で、L-Serverテンプレートをエクスポートします。

1. RCコンソールの"オーケストレーションツリー"を選択します。

2. [テンプレート一覧]タブでエクスポートしたいL-Serverテンプレートを右クリックし、表示されたメニューで[エクスポート]を選択します。

[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示されます。

3. <保存>ボタンをクリックします。

L-Serverテンプレートのエクスポートが行われます。

4.3.3.2 L-Serverテンプレートの編集

L-Serverテンプレートの編集は、L-ServerテンプレートのXML定義を変更して行います。

L-ServerテンプレートのXML定義については、「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 リファレンスガイド」の「2.2 L-Serverテンプ

レート」に従って手動で編集してください。

L-ServerテンプレートファイルのL-Serverテンプレート名(LServerTemplate name)を編集しないでインポートすると、既存のL-Serverテン

プレートの内容が上書きされます。エクスポートした際のL-Serverテンプレートと異なる名前に変更してインポートすると、L-Serverテン

プレートが追加されます。

4.3.3.3 L-Serverテンプレートのインポート

以下の手順で、L-Serverテンプレートのインポート(登録)を行います。

1. RCコンソールのメニューで[ファイル] > [L-Serverのテンプレート] > [インポート]を選択します。

2. ファイル名を指定し、<OK>ボタンをクリックします。

L-Serverテンプレートのインポートが行われます。

なお、指定したファイルに登録済みのL-Serverテンプレート名が含まれている場合は、L-Serverテンプレートの上書きを確認する

警告ダイアログが表示されます。

- 92 -

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上書きする場合は、<OK>ボタンをクリックします。

上書きしない場合は、<キャンセル>ボタンをクリックするとファイル名を指定するダイアログへ戻ります。

4.3.3.4 L-Serverテンプレートの削除

不要なL-Serverテンプレートは標準で提供されているものも含めて削除できます。

以下の方法で、L-Serverテンプレートの削除を行います。

[テンプレート一覧]タブで削除したいL-Serverテンプレートを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

4.3.4 L-Serverの作成と管理

ここでは、L-Serverの作成と管理について説明します。

4.3.4.1 L-Serverの作成

L-Serverは、L-Serverテンプレートを利用して作成します。以下の場合ごとに説明します。

・ クローニングマスタがイメージプールに格納されていない場合、またはすでに登録されているクローニングマスタを利用しない場合

以下の手順で行います。イメージは、"指定なし"を指定してください。

1. L-Serverの作成

2. 手動OSインストール

3. 業務サーバエージェントの構築

4. クローニングマスタの採取

・ クローニングマスタがイメージプールに格納されている場合

イメージは、配付するクローニングマスタを指定してください。クローニングマスタが配付されたL-Serverが作成されます。

1. L-Serverの作成

サーバ仮想化ソフトウェア製品(VMware/Hyper-V)ごとに手順が異なります。

【VMware】

それぞれ、手順1,2および4については、「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド」の「付録G.1.5 L-Server作成」を参照して、L-Serverを作成してください。

手順3については、「3.3 VMサーバへのインストール」を参照してください。

【Hyper-V】

それぞれ、手順1,2および4については、「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド」の「付録G.2.5 L-Server作成」を参照して、L-Serverを作成してください。

手順3については、「3.3 VMサーバへのインストール」を参照してください。

参考

クローニングマスタ名は、システムテンプレートを作成する際のイメージ名として使用されます。

イメージ名は、仮想サーバのサーバ名の初期値として使用されます。

- 93 -

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サーバ名は、リソース名の設定方式によって使用可能な文字、長さが異なります。

4.3.4.2 L-Serverの管理

作成されたL-Serverは、RCコンソールから参照することができます。そのため作成されたL-Serverの構成変更や削除もRCコンソール

から行うことができます。詳細は、本製品に添付されているマニュアル「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド」の

「6.3 変更」ならびに「6.5 削除」を参照してください。

管理外の仮想サーバとL-Serverの関連付け

管理外の仮想サーバをL-Serverに関連付けて管理できます。

管理外の仮想サーバが利用しているリソースにより、管理できる範囲やL-Serverとして利用できる機能範囲が異なります。

ここでは、管理外の仮想サーバをL-Serverに関連付ける方法について説明します。ただし、管理サーバを仮想サーバ上に構築した場

合、その仮想サーバは、L-Serverと関連付けないでください。

管理対象

構築済みの仮想サーバが利用しているリソースにより、管理できる範囲が異なります。管理できるリソースが異なるL-Serverを以下

のように呼びます。

- サーバが管理対象のL-Server(仮想サーバの場合)

サーバ仮想化ソフトウェア製品(VMware/Hyper-V)を利用している場合が該当します。

- サーバとストレージが管理対象のL-Server

サーバとストレージが管理対象のL-Serverを指します。

「管理できるストレージ」に記載されたハードウェアを利用している場合が該当します。

使用できる機能

管理外の仮想サーバをL-Serverに関連付けた場合に使用できる機能は以下のとおりです。

表4.2 管理外仮想サーバをL-Serverにした場合に使用できる機能範囲

L-Serverの種別

サーバが管理対象のL-Server(*1)サーバとストレージが管理対象のL-

Server

起動 ○ ○

停止 ○ ○

再起動 ○ ○

サーバ間の移動

(マイグレーション)○ (*2) ○ (*2)

仕様変更 ○ (*3) ○ (*3)

基本情報の変更 ○ ○

クローニングマスタの採取 ○ (*4) ○ (*4)

ディスクの増設、削減 × ○

スナップショットの採取、リストア ○ ○

L-Serverへのリソースの割当てと解放 ○ ○

コンソール起動 ○ ○

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L-Serverの種別

サーバが管理対象のL-Server(*1)サーバとストレージが管理対象のL-

Server

一括電源操作 ○ ○

Disaster Recovery ○ ○

削除 ○ ○

L-Serverの解除 ○ ○

*1: L-Serverでサポートできるディスク構成ではない場合、"サーバが管理対象のL-Server"になります。

なお、Raw Device Mapping(RDM)、パススルーディスク(Pass-through Disk)、および差分ディスクだけで構成されている、または、

記載のないデバイスパスやRaw Device Mapping(RDM)、パススルーディスク(Pass-through Disk)、および差分ディスクが混在し

ている構成は、"サーバが管理対象のL-Server"になります。

【VMware】

- SCSI:0:1~SCSI:0:6

- SCSI:0:8~SCSI:0:14

- SCSI:1:0~SCSI:1:6

- SCSI:1:8~SCSI:1:14

- SCSI:2:0~SCSI:2:6

- SCSI:2:8~SCSI:2:14

- SCSI:3:0~SCSI:3:6

- SCSI:3:8~SCSI:3:14

【Hyper-V】

- SCSI:0:1~SCSI:0:14

- SCSI:1:0~SCSI:1:14

- SCSI:2:0~SCSI:2:14

- SCSI:3:0~SCSI:3:14

*2: データストアが共有ディスク上に配置されている必要があります。

*3: CPU性能やメモリサイズが設定されている状態から、制限なしへの変更はできません。

*4: システムディスクは、SCSI:0:0(VMware)、IDE:0:0(Hyper-V)を使用してください。

システムディスクにSCSI:0:0(VMware)、IDE:0:0(Hyper-V)を使用しなかった場合、クローニングマスタの配付を伴うL-Serverの作成が失敗する場合があります。またHyper-Vの場合、データストアが共有ディスク上に配置されている必要があります。

管理できるストレージ

サーバ仮想化ソフトウェア製品によって異なります。以下の場合、サーバとストレージを管理できます。

【VMware】

- VMware vCenter Serverにより、仮想サーバを管理している。

- VMFSを利用している。

- VMwareがサポートするストレージのうち、サーバの内蔵ディスクやiSCSIストレージを除いたSANストレージを利用している。

- システムディスクにSCSI:0:0を利用している。

- データディスクに以下のデバイスパスを利用している。

- SCSI:0:1~SCSI:0:6

- SCSI:0:8~SCSI:0:14

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- SCSI:1:0~SCSI:1:6

- SCSI:1:8~SCSI:1:14

- SCSI:2:0~SCSI:2:6

- SCSI:2:8~SCSI:2:14

- SCSI:3:0~SCSI:3:6

- SCSI:3:8~SCSI:3:14

注意

VMFS以外のパススルーデバイスやRaw Device Mappingを利用する場合や上記デバイスパス以外を利用する場合は、サーバ

だけ管理できます。

上記デバイスパス以外のディスクは、ディスク番号に56以降の番号を割り当てます。

L-Serverを配備する際のクローニングマスタを採取する場合、システムディスクにSCSI:0:0を使用してください。

【Hyper-V】

- SCVMMにより仮想サーバを管理している。

- MSFCがVMホストに追加されている。

- クラスタの共有ボリュームとしてクラスタディスクが設定されている。

- クラスタディスクとして、SANボリュームが設定されている。

- Hyper-Vがサポートするストレージのうち、サーバの内蔵ディスクやiSCSIストレージを除いたSANストレージを利用している。

- システムディスクにIDE:0:0を利用している。

- データディスクに以下のデバイスパスを利用している。

- SCSI:0:1~SCSI:0:14

- SCSI:1:0~SCSI:1:14

- SCSI:2:0~SCSI:2:14

- SCSI:3:0~SCSI:3:14

注意

パススルーディスク、差分ディスクを利用している場合や上記デバイスパス以外を利用している場合は、サーバだけ管理できま

す。

上記デバイスパス以外のディスクは、ディスク番号に60以降の番号を割り当てます。

L-Serverを配備する際のクローニングマスタを採取する場合は、システムディスクにIDE:0:0を使用してください。

導入方法

管理外の仮想サーバをL-Serverに関連付けるための導入方法について説明します。

1. 管理外の仮想サーバのリソースをCIMSシステムに登録するために、リソースをリソースプールに登録します。

ネットワークリソースを登録する場合、構築済みの仮想サーバで使用中のIPアドレスを除外するアドレスとして指定してくださ

い。

2. [RCコンソール]のオーケストレーションツリーで、登録したVMプールのVMホストを右クリックし、表示されたメニューで、[L-Serverへ関連付け]を選択します。

[L-Serverへの関連付け]ダイアログが表示されます。

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以下の項目を入力します。

作成先フォルダの一括設定(省略可)

L-Serverを格納するリソースフォルダーまたはテナントフォルダーを選択します。

省略した場合、L-Serverを実行したユーザーのルートフォルダーに格納されます。

VMゲスト一覧

指定したVMホスト上に作成されている仮想サーバのうち、L-Serverと関連付いていない仮想サーバが表示されます。仮

想サーバ名以外に、OS種別、L-Server名、作成先フォルダーも表示されます。

仮想サーバ名が先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された64文字以内の文字列で構成される場合、仮想サーバ名が、L-Server名の初期値として

表示されます。

仮想L-Serverにする仮想サーバを選択します。

指定したVMホストに登録されているすべての仮想サーバをL-Serverにする場合、<全て選択>ボタンをクリックします。

詳細(省略可)

L-Server名、ラベル、コメント、作成先を設定します。

<詳細>ボタンをクリックすると、[VMゲストの設定]ダイアログが表示されます。

なお、L-Server名には、先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフ

ン("-")およびピリオド(".")で構成された64文字以内の文字列が入力できます。

ラベルには、日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力できます。

コメントには、日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力できます。

設定したい項目を入力して、<OK>ボタンをクリックするとVMゲスト一覧に表示されている項目に反映されます。

3. <OK>ボタンをクリックします。仮想サーバをL-Serverとして管理できます。

注意

管理サーバをVMwareおよびHyper-V環境の仮想サーバ上で動作させる場合、管理サーバ自身の仮想サーバについてはL-Serverとの関連付けを行わないでください。

VMware FTのセカンダリ仮想サーバは、L-Serverと関連付けが行えません。

【VMware】

L-Serverと関連付けを行った仮想サーバの、CPU/メモリの制限値が"制限なし"の場合、L-Server換算表示の換算方法、および

L-Serverの仕様変更の方法が異なります。

【Hyper-V】

ネットワークアダプターをもつ仮想サーバが、一度も起動されていない状態で、L-Serverとの関連付けを行った場合、L-ServerがもつネットワークのMACアドレスが、"00:00:00:00:00:00"になる場合があります。その場合、L-Serverとの関連付けを解除し、

VM管理製品からその仮想サーバに対して静的MACアドレスを割り当てるか、または仮想サーバを起動後、3分程度待機した

あと、L-Serverとの関連付けを行ってください。

オーバーコミットのリソースプールに登録されているHyper-VのVMホスト上の仮想サーバは、L-Serverの関連付けができません。

管理外の仮想サーバと関連付けられた仮想L-Serverは、RCコンソールの[リソース詳細]タブに表示される"ディスク情報"の"用途"にハイフン("-")が表示されます。

構成変更

管理外の仮想サーバと関連付けられたL-Serverに対する構成変更については、本製品に添付されているマニュアル「ServerViewResource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド」の「6.3 変更」を参照してください。

なお、ストレージが管理対象になっていないL-Serverは、ディスクの増設および削減はできません。

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L-Serverの関連付け解除

管理外の仮想サーバと関連付けられたL-Serverに対して、仮想サーバとL-Serverとの関連付けを解除する方法について説明します。

1. [RCコンソール]のオーケストレーションツリーで、対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[関連付け解除]を選択

します。

2. 表示された確認ダイアログで<OK>ボタンをクリックします。

構築済みの仮想サーバとL-Serverとの関連付けを解除できます。

なお、本製品を使用して作成されたL-Serverは、仮想サーバとL-Serverとの関連付けを解除できません。

構成管理情報への管理外仮想サーバの取り込み

管理外の仮想サーバをL-Serverと関連付けしたのち、構成管理情報に管理外仮想サーバを取り込みます。取り込み方法は、

"cfmg_importlserver"コマンドを使用して行います。コマンドの詳細は、本製品に添付されているマニュアル「Systemwalker SoftwareConfiguration Manager V14g リファレンスガイド」の「L-Serverインポートコマンド」を参照してください。

4.4 システム構成の登録と管理

ここでは、CIMSシステムに登録されたICTリソースをサービスとして貸し出しするために、システムテンプレートとして標準化するための

操作について説明します。

・ システムテンプレートの作成・登録・削除

・ サービスの公開と削除

4.4.1 システムテンプレートの作成・登録・削除

システム構築に必要な動作検証済のシステム構成を、システムテンプレートとして作成、登録、削除することができます。

システムテンプレートの操作については、"管理者ビュー"あるいはコマンドを使って行うことができます。コマンドでの運用は、本製品

に添付されているマニュアル「Systemwalker Software Configuration Manager V14g 操作ガイド」の「付録A コマンドによるシステムテン

プレートの登録・削除」を参照してください。

システムテンプレートの管理

サービス提供者(テンプレート管理者)は、必要に応じて下記情報を設定し、システムテンプレートとして作成管理します。

・ ソフトウェア情報

・ イメージ情報

・ セグメント情報

・ テンプレート情報

システムテンプレートを構成する各種情報の相互関係を以下に示します。

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図4.3 システムテンプレートを構成する各種情報の相互関係図

サービス提供者(テンプレート管理者)は、管理者ビューの[システムテンプレート]ウィンドウで、システムテンプレートを構成する各種情

報の作成・管理します。

[システムテンプレート]ウィンドウは、以下のいずれかの方法で表示されます。

・ [スタートアップ]ウィンドウの各資源をクリックする

・ メニューから[テンプレート管理]を選択する

[スタートアップ]ウィンドウ

サービス提供者(テンプレート管理者)が管理者ビューにログインした場合、以下の[スタートアップ]ウィンドウが表示されます。[スタート

アップ]ウィンドウでは、システムテンプレートを構成する各種情報の作成手順をイメージで示しています。各資源部分をクリックすると、

選択された資源の情報を設定するタブが表示されます。詳細は、本製品に添付されているマニュアル「Systemwalker SoftwareConfiguration Manager V14g 操作ガイド 第1部 テンプレート操作編」の「第2章 テンプレート管理」を参照してください。

[システムテンプレート]ウィンドウ

メニューから[テンプレート管理]を選択するか、[スタートアップ]ウィンドウの各資源部分をクリックすると[システムテンプレート]ウィンドウ

が表示されます。

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図4.4 [システムテンプレート]ウィンドウ

[システムテンプレート]ウィンドウの各タブを利用して、システムテンプレートを作成するのに必要な各情報を設定します。

表4.3 [システムテンプレート]ウィンドウで設定する各情報

タブ名 種類 説明

テンプレート テンプレート情報 システムテンプレートの構成を定義

セグメント セグメント情報 仮想ネットワークの構成を定義

イメージ イメージ情報 仮想イメージの構成を定義

ソフトウェア ソフトウェア情報 仮想イメージに含まれるソフトウェアの構成を定義

パラメーター パラメーターのタブが表示されますが、未サポートです。

システムテンプレート作成の流れは以下のとおりです。

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図4.5 システムテンプレート作成の流れ

各情報(タブ)の新規作成ならびに削除の詳細操作は、本製品に添付されているマニュアル「Systemwalker Software ConfigurationManager V14g 操作ガイド 第1部 テンプレート操作編」の「2.1 ソフトウェア情報」、「2.2 イメージ情報」、「2.3 セグメント情報」、「2.5 テン

プレート情報」を参照してください。

4.4.2 サービス仕様の公開と削除

サービス利用者に貸し出すサービスを公開する方法と削除について説明します。

なお、サービス利用者に貸し出しするサービスの内容や状況がわかるように定義したものをサービス仕様といいます。

図4.6 サービス仕様の登録から削除までの流れ

サービス仕様の登録と公開

サービス仕様の登録と公開は、サービス提供者(テンプレート管理者)がシステムテンプレート情報を登録、公開することで行います。

サービス仕様の価格をマイポータルで表示するには、当製品から提供する商品マスタメンテナンスコマンドを利用して課金情報を登録

する必要があります。

サービス仕様の削除

サービス仕様の削除は、サービス提供者(テンプレート管理者)がシステムテンプレート情報を削除することで行います。

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4.5 サービスの利用申請と返却

ICTリソースをサービスとして利用するための申請から解約までの流れを以下に示します。サービス利用者は、クラウドポータルを利用

してこれらの操作を行うことができます。

1. サービスの利用申請

クラウドポータルのマイポータルを利用して、利用するサービスの利用申請を行います。

詳細は、本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 利用者編」の「2.2 サー

ビスの利用申請」を参照してください。

2. 配備完了メールの受信

利用申請したサービスが配備されると、申請者に配備完了メールが送信されます。配備完了メールには、サービスにアクセスす

るために必要な情報が記載されています。

3. サービスの利用

配備完了メールに記載されている情報に従って、サービスにアクセスし、利用します。

4. システムの管理

必要に応じて、クラウドポータルのマイポータルを利用して、利用しているサービスを構成する仮想サーバの起動・停止を行った

り、スナップショットを採取したりします。

詳細は、本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 利用者編」の「2.3 シス

テムの管理」を参照してください。

5. サービス利用状況の表示

クラウドポータルを利用して、利用しているサービスの利用状況を確認します。

詳細は、本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 利用者編」の「第5章 利用状況」を参照してください。

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6. サービス仕様の変更

サービスの利用状況に応じて、利用しているサービスのサービス仕様を変更します。例えば、ディスクの容量不足が発生してい

る場合は、クラウドポータルのマイポータルを利用して、サービス仕様の変更でディスクの追加を行います。本製品添付の

「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 利用者編」の「2.3.7 サービス仕様の変更」を参

照してください。

7. サービスの停止

クラウドポータルのマイポータルを利用して、利用不要となったサービスを構成する仮想サーバを停止します。

本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 利用者編」の「2.3.4 仮想サーバ

の起動・停止」を参照してください。

8. サービスの解約

クラウドポータルのマイポータルを利用して、利用不要となったサービスを解約します。

本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 利用者編」の「2.3.8 サービスの

解約」を参照してください。

4.6 サービス利用申請の承認と確認

サービスの利用申請を依頼する際に、サービス利用部門の管理者による申請の承認およびサービス提供者(サービス提供部門の管

理者)による審査を行うことができます。

申請の承認や審査を行う運用は、ICTリソースの貸し出しを提供するサービス提供者が、"申請プロセス"サービスとして提供、設定され

ます。

1. 申請プロセスの回送先選択

申請プロセスが正しくシステムに登録され、有効に設定されると、サービスを利用する申請画面の[利用許諾]画面から表示され

る[回送画面]から、回送先を選択することができ、承認者に通知される運用となります。

申請プロセスの回送先選択の詳細については、本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能

運用ガイド 利用者編」の「2.5 申請プロセスの回送先選択」を参照してください。

2. 申請の承認

承認者は、申請プロセスの承認を行います。承認者とは、申請時に回送先として指定されたサービス利用部門の管理者です。

ポイント

申請プロセスが承認ありに設定されている場合に、承認者が申請プロセスの承認を行います。申請プロセスが回送されると、承

認者に承認依頼メールが送信されます。

詳細は、本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 利用者編」の「4.3 申請

の承認」を参照してください。

3. 申請の審査

審査者は、申請プロセスの審査を行います。審査者とは、サービス提供者(サービス提供部門の管理者)です。

ポイント

申請プロセスが審査ありに設定されている場合に、審査者が申請プロセスの審査を行います。申請プロセスが回送されると、審

査者に審査依頼メールが送信されます。

詳細は、本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 管理者編」の「9.2 申請

の審査」を参照してください。

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4. サービス利用申請の状況確認

サービス利用者は、利用申請を行った本人がその申請の状況を確認することができます。

状況確認は、ログイン後のクラウドポータルの操作メニューまたはメニューアイコンから[申請一覧]を選択します。詳細は、本製

品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 利用者編」の「4.1 申請の状況確認」

を参照してください。

またサービス提供者は、サービス利用申請の状況を確認することができます。

状況確認は、ログイン後の運用ポータルの操作メニューから[審査]を選択します。詳細は、本製品添付の「Systemwalker ServiceCatalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 管理者編」の「9.1 審査の状況確認」を参照してください。

4.7 配備後の仮想サーバの利用方法

ここでは、配備後の仮想サーバの利用方法について説明します。

以下の情報をもとに、リモートデスクトップ機能を利用して、配備された仮想サーバにアクセスします。

項目 値

IPアドレス IPアドレスは、以下の手順で確認できます。

1. マイポータルの[システム管理]ページの[サーバ一覧]を選択します。

2. 表示された一覧から対象サーバの[IPアドレス]を確認します。

ユーザID 【Windows】

Administrator

【Linux】

root

パスワード 初期パスワードは、以下の手順で確認できます。

1. マイポータルの[システム管理]ページの[サービス一覧]を選択します。

2. 対象の仮想システムを選択し、[詳細]ボタンをクリックします。

3. 表示された一覧から対象サーバを選択し、[初期PW確認]ボタンをクリックします。

注意

仮想サーバ配備後は、初期パスワードが設定されています。仮想サーバ運用時は、必ずパスワードを変更してください。

4.8 ICTリソースの見える化

ここでは、"インフラ管理者"、"サービス提供者"、および"サービス利用者"が参照可能な情報について説明します。

インフラ管理者向けリソース状況の把握

インフラ管理者は、RCコンソールを使って、リソースの状況を確認することができます。

RCコンソールの詳細については、「A.4 RCコンソール」を参照してください。

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サービス提供者向けリソース状況の把握

サービス提供者は、クラウド運用管理ダッシュボード機能を使って、リソースプールの空き状況や、仮想プラットフォーム(VM)のリソー

ス情報などを監視することができます。監視対象データにしきい値を設定し、しきい値を超えたら自動的にアラート通知を行うようにす

ることもできます。

詳細は、本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g クラウド運用管理ダッシュボード使用手引書」の「付録A クラウド

運用ダッシュボードのカスタマイズを行う場合」を参照してください。

サービス提供者向けリソースのメータリング

サービス提供者は、運用ポータルから、ICTリソースのメータリングとして、リソースの利用時間、消費量を確認し、サービス利用者がど

の程度サービスを利用したのかを数値化することができます。何台のサーバを利用してCPU、ディスク、メモリを消費したかを集計し、

レポートすることもできます。

運用ポータルを表示するには、以下のように操作します。

1. Webブラウザを起動します。

2. 運用ポータルのURLを指定します。

以下にURLの形式を示します。

http://{管理サーバのホスト名またはIPアドレス}:{80(Webサーバのポート番号)}/op_portal

運用ポータルのトップページが表示されます。

3. 運用ポータルの操作メニューから[利用状況]を選択します。

詳細は、本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 管理編」の「第7章 利用状況」

を参照してください。

サービス利用者向け利用状況の把握

サービス利用者は、ログイン後のクラウドポータルの操作メニューまたはメニューアイコンから[利用状況]を選択し、利用者本人が利用

しているサービスの利用状況を表示、確認することができます。参照できる情報は、以下のとおりです。

・ サービス利用時間

・ CPU使用時間

・ ディスク使用量

・ メモリ使用量

・ ネットワーク使用量

詳細は、本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 利用者編」の「第5章 利用状

況」を参照してください。

4.9 課金情報の管理

本製品で管理、運用する課金情報について説明します。

課金情報とは、サービスに応じた使用料金を請求するため、マイポータルでサービス仕様の概算料金を表示するために必要な情報

です。システムのセットアップ時に課金設定が有効になっている場合に使用できます。

課金情報の管理には以下の機能があります。

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・ サービス仕様の課金情報の管理

サービス仕様の課金情報の追加、変更、および削除を行います。課金情報に基づいて、マイポータルなどにサービス仕様の概算

料金を表示することができます。また課金情報は、課金計算を行う際に習得します。

なお、サービス仕様の課金情報を格納するデータベースを商品マスタと呼びます。

・ 課金ログの出力

仮想システム、仮想サーバ、拡張ディスク、およびソフトウェアの配備・解約・変更、仮想サーバの起動・停止についてのログを出

力します。

課金計算を行う際は、課金情報と課金ログに基づいて算出してください。

運用イメージ

以下に、クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアの課金情報を管理する運用イメージを示します。

サービス提供者(サービスを提供する部門の管理者)による課金情報の管理/運用

1.サービス提供者(サービス提供部門の管理者)が、テンプレート管理コマンドを利用してテンプレート情報を登録します。

2.サービス提供者(サービス提供部門の管理者)が、商品マスタメンテナンスコマンドの登録機能を利用して課金情報を登録します。

サービスを利用する部門の運用

3.サービス利用者が、マイポータルで表示されるサービス仕様の概算料金を参照し、サービスの利用申請を行います。

4.認者がクラウドポータルの申請一覧で表示されるサービス仕様の概算料金を参照して、サービスの利用申請の承認または否決を行

います。

課金管理者による課金計算

5.課金管理者が商品マスタメンテナンスコマンドの出力機能を利用して課金情報ファイルを取得します。

6.課金管理者が課金ログ出力コマンドを利用して課金ログファイルを取得します。

- 106 -

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7.課金管理者がサービスを提供する部門から提供される課金計算ツールを利用して、課金情報ファイルと課金ログファイルに基づい

て定期的に請求書を作成し、サービスを利用する部門に送付します。

ポイント

課金計算ツールについて

課金計算ツールとは、課金情報ファイルと課金ログファイルに基づいて利用部門ごとの課金金額を算出するツールです。仮想サーバ

停止中はCPUおよびメモリについては課金しないなど、課金の考え方に合わせてカスタマイズしてください。課金計算ツールは、サー

ビスを提供する部門が用意する必要があります。

詳細は、本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 管理者編」の「第11章 課金」

を参照してください。

4.10 オーバーコミット機能を有効とした運用

ここでは、オーバーコミット機能を有効とした運用について説明します。

本製品では、VMwareのCPUやメモリのオーバーコミットを利用できます。

VMwareのCPUやメモリのオーバーコミットとは、サーバに実装されているCPUやメモリのリソース量よりも、多くのリソースを仮想サーバ

に対して仮想的に割り当てられる機能のことです。

図4.7 オーバーコミットの例

4.10.1 オーバーコミット機能

オーバーコミット機能では、以下のような設定を行います。

項目名 内容

CPU動作周波数 仮想サーバに割り当てる 大CPUリソース量

CPU予約周波数 仮想サーバに保障される 小割当てCPUリソース量

CPU配分比 複数の仮想サーバが競合した場合、CPUリソースの配分を決める相対的な配分比

メモリサイズ 仮想サーバに割り当てる 大メモリリソース

- 107 -

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項目名 内容

メモリ予約サイズ 仮想サーバに保障される 小割当てメモリリソース量

メモリ配分比 複数の仮想サーバが競合した場合、メモリリソースの配分を決める相対的な配分比

注意

・ オーバーコミット機能を使用する場合、すべてのVMプールに対して、オーバーコミットを有効に設定しておく必要があります。オー

バーコミット無効のVMプールが存在していた場合、そのVMプールを選択して配備を行うと、配備エラーとなります。

・ 本製品で利用するすべてのL-Serverテンプレートには、オーバーコミットの設定を行う必要があります。

・ サポートする仮想化ソフトウェアは、VMwareのみとなります。

・ CPU予約性能やメモリ予約容量の設定が、OSの起動に 低限必要な容量に満たない場合、空きリソースがCPU予約性能やメモ

リ予約容量より多くても、リソース不足で起動に失敗する場合があります。

・ オーバーコミットの有効または無効は、必ず運用開始前に設定してください。運用開始後に属性の切り替えはできません。

4.10.2 利用方法

オーバーコミット機能を利用する場合は、以下の手順を実施してください。

1. L-Serverテンプレートの登録

L-Serverテンプレートの登録は、4.3.3 L-Serverテンプレートの作成と管理を参照してください。

L-Serverテンプレートにオーバーコミットを設定します。詳細は、「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド」

の「5.4 L-Serverテンプレート」を参照してください。

2. オーバーコミット用のリソースプールの作成

a. CIMSの"リソースプール管理機能"向けオーバーコミット設定ファイルをエディタで開きます。

オーバーコミット設定ファイルは、以下に格納されています。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\etc\customize_data\pool.rcxprop

b. 以下の情報を追加します。

over_commit=VMプール名 [,VMプール名,…]

over_commit_calculate_by_reserve_value=true|false

- over_commit

すべてのリソースプール名を指定します。複数指定する場合、カンマ(",")区切りで指定してください。

階層化されたリソースプール名は、絶対パスで指定してください。

RCコンソールでのオーケストレーションツリー直下のリソースプールは、リソースプール名だけ指定してください。(「/」は付加しない)

- over_commit_calculate_by_reserve_value

オーバーコミットで使用するVMプールに対する空き容量の計算方式を指定します。

"true”または"false"を指定できます。

予約値で換算する場合、"true"を指定します。上限値で換算する場合、"false"を指定します。

以下の場合、"false"が指定されます。

over_commit_calculate_by_reserve_valueの指定を省略した場合

- 108 -

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無効な値を指定した場合

over_commit=VMPool,/folder/VMPool

over_commit_calculate_by_reserve_value=true

c. オーバーコミット設定ファイルを保存します。

d. CIMSの"リソースプール管理機能"のマネージャーを停止します。

> "{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\bin\rcxadm" mgrctl stop

e. CIMSの"リソースプール管理機能"のマネージャーを起動します。

> "{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\bin\rcxadm" mgrctl start

f. CIMSの"構成管理機能"向け定義ファイルをエディタで開きます。

定義ファイルは、以下に格納されています。

【vsys_config.xml】

{CIMSのインストールフォルダー}\systemwalker\SWCFMG\config\vsys_config.xml

【managerview_config.xml】

{CIMSのインストールフォルダー}\systemwalker\SWCFMG\config\managerview_config.xml

g. 以下のキーと値を追加してください。

【vsys_config.xml】

キー名 内容

over-commit オーバーコミット設定ファイルに記載した、VMプール名をすべて記載します。

フォルダー名も含め絶対パスで指定してください。

複数指定する場合は、カンマで区切って指定してください。

use-charge 課金情報表示機能を使用する場合は“yes”を、使用しない場合は“no”を設定する。

use-charge-log 課金情報表示機能を使用する場合は“yes”を、使用しない場合は“no”を設定する。

charge-log-mode-max 課金にCPU動作周波数およびメモリサイズを使用する場合は“yes”を、CPU予約

周波数およびメモリ予約サイズを使用する場合は“no”を設定する。

本設定は、オーバーコミット機能が有効な場合だけ有効となる。

設定例は以下のとおりです。以下の赤字の行がない場合は追加してください。

<properties version="1.0">

:

<entry key="over-commit">/VMPool,/folder/VMPool</entry>

…略

<entry key="use-charge">yes</entry>

<entry key="charge-host">localhost</entry>

<entry key="charge-port">3550</entry>

<entry key="charge-uri">/resource/ver1.0</entry>

<entry key="use-charge-log">yes</entry>

<entry key="charge-log-host">localhost</entry>

<entry key="charge-log-port">3550</entry>

<entry key="charge-log-uri">/resource/ver1.1</entry>

<entry key="charge-log-mode-max">yes</entry>

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…略

課金情報表示機能を有効にし、マイポータルの[サービス仕様検索]ページにサービス仕様の価格を表示したり、課金に

CPU動作周波数およびメモリサイズを使用する場合などの設定をする方法については、「3.1.5.2 動作環境の設定」の

「custom_config.xmlの設定」を参照してください。

【managerview_config.xml】

キー名 内容

enable-overcommit false: オーバーコミット無効(デフォルト値)true : オーバーコミット有効

h. CIMSの"構成管理機能"向け定義ファイルを保存します。

i. CIMSの"セルフサービスポータル機能"向け定義ファイルをエディタで開きます。

定義ファイルは、以下に格納されています。

【managerview_config.xml】

{CIMSのインストールフォルダー}\systemwalker\SWCTMG\MyPortal\config\managerview_config.xml

【viewlist_ja.xml】

{CIMSのインストールフォルダー}\systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\CMDBConsole\WEB-INF\classes\

viewlist_ja.xml

j. 以下のキーと値を追加してください。

【managerview_config.xml】

キー名 内容

enable-overcommit false: オーバーコミット無効(デフォルト値)true : オーバーコミット有効

設定例を以下に示します。

以下の赤字の行がない場合は追加してください。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<properties>

…略

<entry key="enable-overcommit">true</entry>

</properties>

【viewlist_ja.xml】

キー名 内容

serverByOrg.bottom.column.8.isEnable false: CPU予約周波数を表示しない

true : CPU予約周波数を表示

serverByOrg.bottom.column.11.isEnable false: メモリ予約サイズを表示しない

true: メモリ予約サイズを表示

設定例を以下に示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<properties>

…略

<entry key="serverByOrg.bottom.column.8.isEnable">true</entry>

<entry key="serverByOrg.bottom.column.8.label">CPU予約周波数(GHz)</entry>

<entry key="serverByOrg.bottom.column.8.path">/cmdb:item/cmdb:record[@type='observed']/rc:LogicalServer/

@reservedCPUClock</entry>

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<entry key="serverByOrg.bottom.column.8.width">135</entry>

…略

<entry key="serverByOrg.bottom.column.11.isEnable">true</entry>

<entry key="serverByOrg.bottom.column.11.label">メモリ予約サイズ(GB)</entry>

<entry key="serverByOrg.bottom.column.11.path">/cmdb:item/cmdb:record[@type='observed']/rc:LogicalServer/

@reservedMemorySize</entry>

<entry key="serverByOrg.bottom.column.11.width">130</entry>

…略

</properties>

k. CIMSの"セルフサービスポータル機能"向け定義ファイルを保存します。

l. CIMSの"セルフサービスポータル機能"のマイポータルのワークユニットを停止します。

> isstopwu CTMG_MyPortal

m. CIMSの"構成管理機能"のワークユニットを停止します。かならず以下の順番にコマンドを実行する必要があります。

> isstopwu CFMG_ManagerView

> isstopwu CFMG_VSYS

n. CIMSの"申請プロセス機能"を停止します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\bin\swrba_stop

o. CIMSの"申請プロセス機能"を起動します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\bin\swrba_start

p. CIMSの"構成管理機能"のワークユニットを起動します。かならず以下の順番にコマンドを実行する必要があります。

> isstartwu CFMG_VSYS

> isstartwu CFMG_ManagerView

q. CIMSの"セルフサービスポータル機能"のマイポータルのワークユニットを起動します。

> isstartwu CTMG_MyPortal

3. 項目値の設定について

管理者ビューを使用して、「4.10.1 オーバーコミット機能」に示した各項目の設定を行います。

詳細は、「Systemwalker Software Configuration Manager V14g 操作ガイド」の「3.1.3 構成変更」を参照してください。

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第5章 保守

本章では、本製品の保守に関する情報(バックアップ・リストア、ログ、修正適用)について説明します。

5.1 管理サーバのバックアップ・リストア

ここでは、管理サーバのバックアップ・リストアの運用方法について説明します。

なお管理サーバのバックアップの方法には、以下の2種類があります。

・ オフラインバックアップ

CIMSを停止し、資源をバックアップします。管理対象サーバの追加を行う場合など、管理対象サーバのシステム構成を変更する

場合に採取します。

本手順によるオフラインバックアップの場合、以下の資源のバックアップは行いません。

- クラウド運用管理ダッシュボードの画面上の設定メニューから設定する項目

- 監査ログ

- 申請プロセス

・ オンラインバックアップ

CIMSを停止せずに、資源をバックアップします。定期的にバックアップすることを推奨します。運用時の構成情報の復元を省力化

し復元する場合を考慮し採取します。

本手順によるオンラインバックアップの場合、以下の資源のバックアップは行いません。

- クラウド運用管理ダッシュボードのデータベースおよび定義ファイル

- Systemwalker Service Quality Coordinator(性能情報収集)

- CMDB

- Interstage シングル・サインオン

- 監査ログ

- 申請プロセス

注意

監査ログの保守についての詳細は、「5.2 監査ログ」を参照してください。

5.1.1 バックアップ・リストアのしくみ

CIMSシステムにおける、バックアップ・リストアのしくみとして、環境下の条件、注意事項、リストア後の再開位置について説明します。

バックアップ・リストア環境の条件

バックアップする環境とリストアする環境で以下の条件を満たす必要があります。

・ OSが一致する

ただし、同一OSのバージョンの違いは除きます。

・ ホスト情報(ホスト名/IPアドレス)が一致する

・ 文字コード系が一致する

・ リポジトリサーバが一致する

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・ CMDBのデータベースの格納先フォルダー(ディレクトリ)が一致する

バックアップ・リストア時の注意事項

バックアップ・リストアを行う際の注意事項について説明します。コマンドの実行時には管理者権限が必要です。

・ オンラインバックアップでバックアップした資源をリストアする場合にだけ、申請プロセスが存在しなくなったサービスの申請を無効

化するコマンド(recoverAllServiceコマンド)を実行してください。

プロセスインスタンスが存在する場合にrecoverAllServiceコマンドを実行すると、復旧されたサービスの対象となるプロセスインスタ

ンスでエラーが発生するようになります。オンラインバックアップでバックアップした資源のリストア以外で、recoverAllServiceコマン

ドを実行した場合は、不要となったプロセスインスタンスを削除してください。削除方法は、本製品添付の「Systemwalker ServiceCatalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 管理者編」の「2.7.1 申請プロセス」を参照してください。

・ オフラインおよびオンラインでバックアップしたシステムをリストアする場合は、以下の順番で行ってください。

1. オフラインでバックアップしたシステムのリストア

2. オンラインでバックアップしたシステムのリストア

・ クラウド運用管理ダッシュボードの画面上の設定メニューから設定する項目はバックアップ・リストアの対象とはなりません。

・ 利用者管理のリストアを実行すると、全ユーザーのパスワードが初期化されます。

全ユーザーにパスワードの再発行が必要であることを通知してください。

・ バックアップ資源を移動するときは、バックアップ先に指定したフォルダー(ディレクトリ)とその配下のフォルダー(ディレクトリ)とファ

イルをすべて移動してください。

・ リストアコマンド実行中はバックアップ資源を削除しないでください。

・ バックアップ資源を削除する場合は、バックアップ先に指定したフォルダー(ディレクトリ)とその配下のフォルダー(ディレクトリ)とファ

イルをすべて削除してください。

・ バックアップコマンドを利用して以下の媒体へのバックアップはできません。

- CD-R、DVD-Rなど、光ディスクへのバックアップ

ユーザー資産を光ディスクにバックアップする場合は、一度ローカルディスク上にバックアップし、その後専用ライタなどでメディ

アへの書込みを行ってください。

- 空白を含むフォルダー(ディレクトリ)へのバックアップ

・ リストアコマンドを利用して以下のディレクトリからのリストアはできません。

- 空白を含むフォルダー(ディレクトリ)からのリストア

資源をバックアップするための保存先

管理サーバ上のCIMS資源をバックアップするための保存先について説明します。

表5.1 システムを停止してCIMS資源をオフラインバックアップする際の保存先

No 資源 保存先

1 セルフサービスポータル機

能向け資源

"swctmg_backup.bat"コマンドで資源を退避する先の保存先フォルダーを指定します。

この保存先フォルダーは、新規フォルダーまたは空のフォルダーを、空白を含まないパス

で指定します。その他の資源を退避するフォルダー名と同じ名前を指定しないでください。

保存先フォルダーが存在しない場合は、フォルダーが自動的に作成されます。

保存先フォルダー例:C:\Fujitsu\Systemwalker\backup\swctmg

2 構成管理資源 "cfmg_backup"コマンドで資源を退避する先の保存先フォルダーを指定します。

この保存先フォルダーは、コマンドを実行する前にフォルダーを作成し、空のフォルダーを、

空白を含まないパスで指定します。その他の資源を退避するフォルダー名と同じ名前を指

定しないでください。

保存先フォルダー例:C:\Fujitsu\Systemwalker\backup\swcfmg

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No 資源 保存先

3 申請プロセス資源 "swrba_backup"コマンドで資源を退避する先の保存先フォルダーを指定します。

この保存先フォルダーは、コマンドを実行する前にフォルダー作成し、空のフォルダーを空

白を含まない絶対パスで指定します。その他の資源を退避するフォルダー名と同じ名前を

指定しないでください。

保存先フォルダー例:C:\Fujitsu\Systemwalker\backup\swrbam

4 Interstageシングル・サイン

オンの資源

"ssoclbackup"コマンドで資源を退避する先の保存先フォルダーを指定します。

この保存先フォルダーは、申請プロセス資源を保存するために作成した保存先フォルダー

を指定します。

保存先フォルダー例:C:\Fujitsu\Systemwalker\backup\swrbam

5 リソースプール管理資源の

構成定義情報

"rcxbackup"コマンドで構成定義情報を退避する先の保存先フォルダーを指定します。

この保存先フォルダーは、既存のフォルダーを指定します。存在していない場合は、エラー

が発生します。ただし、その他の資源を退避するフォルダー名と同じ名前を指定しないでく

ださい。

保存先フォルダー例:C:\Fujitsu\Systemwalker\backup\ror

表5.2 システムを停止しないでCIMS資源をオンラインバックアップする際の保存先(ベースバックアップ)

No 資源 保存先

1 セルフサービスポータル機

能向け資源

"swctmg_backupdb.bat"コマンドではインストール時に指定するバックアップ先フォルダー

配下に資源を退避します。

保存先フォルダー例:C:\Fujitsu\Systemwalker\backup

2 構成管理資源 "cfmg_backup"コマンドでは、インストール時に指定するバックアップ先フォルダー配下に

資源を退避します。

保存先フォルダー例:C:\Fujitsu\Systemwalker\backup

3 リソースプール管理資源の

構成定義情報

"rcxbackup"コマンドで構成定義情報を退避する先の保存先フォルダーを指定します。

この保存先フォルダーは、既存のフォルダーを指定します。存在していない場合は、エラー

が発生します。ただし、その他の資源を退避するフォルダー名と同じ名前を指定しないでく

ださい。

保存先フォルダー例:C:\Fujitsu\Systemwalker\backup\ror

表5.3 システムを停止しないでCIMS資源をオンラインバックアップする際の保存先(WALファイル退避)

No 資源 保存先

1 セルフサービスポータル機

能向け資源

"swctmg_switchwal.bat"コマンドではインストール時に指定するバックアップ先フォルダー

配下に資源を退避します。

保存先フォルダー例:C:\Fujitsu\Systemwalker\backup

2 構成管理資源 "cfmg_switchwal"コマンドではインストール時に指定するバックアップ先フォルダー配下に

資源を退避します。

保存先フォルダー例:C:\Fujitsu\Systemwalker\backup

3 リソースプール管理資源の

構成定義情報

"rcxbackup"コマンドで構成定義情報を退避する先の保存先フォルダーを指定します。

この保存先フォルダーは、既存のフォルダーを指定します。存在していない場合は、エラー

が発生します。ただし、その他の資源を退避するフォルダー名と同じ名前を指定しないでく

ださい。

保存先フォルダー例:C:\Fujitsu\Systemwalker\backup\ror

リストア後のシステム再開位置

CIMSを利用したシステム運用の流れにおいて、資源のバックアップするタイミングにより、システム再開位置が異なります。そのため、

バックアップ前の状態から再開できるようにするために、バックアップとして、オフラインバックアップ、オンラインバックアップを合わせて

運用し、それぞれのバックアップに合わせたリストア処理を行います。

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上図の流れについて説明します。

1. システムでトラブルが発生(例:2011年8月1日 12:35に発生)

2. システムを復旧するために、オフラインバックアップした環境とオンラインバックアップした環境をリカバリします。

(例:2011年8月1日 14:00 リカバリ実行)

リカバリする順番は、「バックアップ・リストア時の注意事項」を参考に行います。

3. WALファイルのバックアップファイルの 新は、(2011年8月1日 12:00)日付のため、再開場所は、その日付からになります。

5.1.2 管理サーバのオフラインバックアップ

バックアップをする前に、本製品のシステムを停止する必要があります。

その際、ユーザー情報を管理しているInterstage シングル・サインオン資源もバックアップしてください。

1. CIMSのシステム停止

2. CIMS資源のバックアップ

a. CIMS資源のバックアップ(セルフポータル機能向け資源)

b. CIMS資源のバックアップ(構成管理資源)

c. CIMS資源のバックアップ(申請プロセス資源)

d. CIMS資源のバックアップ(Interstage シングル・サインオン資源)

e. CIMS資源のバックアップ(リソースプール管理資源)

3. CIMSのシステム起動

5.1.2.1 CIMSのシステム停止

CIMSのシステム停止および停止状態の確認を行います。

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CIMSのシステム停止

以下のコマンドを実行して、本製品のシステム(マネージャー)を停止します。

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\cims\Manager\bin\cims mgrctl stop

処理結果は、標準出力に出力されます。復帰値が0の場合は正常に処理が終了しシステムが停止しています。

処理結果 終了ステータス

正常終了 0

エラー 0以外

CIMSシステムの状態確認

本製品のマネージャー、サービスが停止していることを確認します。確認方法は、「G.1.2 マネージャー制御コマンド」を参照してくださ

い。

5.1.2.2 CIMS資源のバックアップ(セルフサービスポータル機能向け資源)以下のコマンドを実行して、セルフサービスポータル機能向け資源に関するデータベース・各種定義ファイルをバックアップします。

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\bin\swctmg_backup.bat [-noperf] {保存先フォルダー}

パラメーター

-noperf

クラウド運用管理ダッシュボードや利用状況の稼動状況で表示するために収集・保持している性能情報をバックアップ対象外

としたい場合に指定します。結果として、バックアップデータサイズが小さくなります。

保存先フォルダー

バックアップファイルの保存先フォルダーを指定します。

新規フォルダーまたは空のフォルダーを、空白を含まないパスで指定してください。指定したフォルダーが存在しない場合は、

フォルダーが自動で作成されます。

swctmg_backup.batコマンドの詳細については、「SystemwalkerService Catalog Manager V14g インフラサービス機能運用ガイド 管理

者編」の「2.3.2 システムの資源のバックアップ」を参照してください。

5.1.2.3 CIMS資源のバックアップ(構成管理資源)Administrator権限を持つユーザーで以下のコマンドを実行し、構成管理資源に関するデータベースと各種設定ファイルを退避します。

【Windows】

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1. 保存先フォルダーを作成します。

> mkdir {保存先フォルダー}

2. 管理機能のデータベースを停止します。

> net stop "Systemwalker Software Configuration Manager DB Service"

3. 管理機能のデータベースデータのバックアップを行います。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCFMG\bin\cfmg_backup {保存先フォルダー}

4. 管理機能のデータベースを起動します。

> net start "Systemwalker Software Configuration Manager DB Service"

パラメーター

保存先フォルダー

作成したバックアップファイルの保存先フォルダーを指定します。

cfmg_backupコマンドの詳細については、「Systemwalker Software Configuration Manager V14g リファレンスガイド」の「5.2 バックアッ

プコマンド」を参照してください。

5.1.2.4 CIMS資源のバックアップ(申請プロセス資源)以下のコマンドを実行し、申請プロセス資源をバックアップします。

【Windows】

1. 保存先フォルダーを作成します。

> mkdir {保存先フォルダー}

2. 以下のコマンドを実行し、申請プロセス資源をバックアップします。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\bin\swrba_backup {保存先フォルダー}

パラメーター

保存先フォルダー

作成したバックアップファイルの保存先フォルダーを指定します。保存先フォルダーは、絶対パスで指定します。半角英数字32文字を超えるフォルダー、および空白を含むフォルダーを指定することはできないため、それを考慮したフォルダーを作成して

ください。

swrba_backupコマンドの詳細については、「Systemwalker Runbook Automation V14g リファレンスガイド」の「1.5.1 swrba_backup(バッ

クアップコマンド)」を参照してください。

5.1.2.5 CIMS資源のバックアップ(Interstage シングル・サインオンの資源)以下のコマンドを実行し、Interstage シングル・サインオンの資源をバックアップします。

【Windows】

- 117 -

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1. Interstage シングル・サインオンを停止します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\SecurityManagement\sso\bin\ssoclservicectl stop

2. Interstage シングル・サインオンの資源をバックアップします。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\SecurityManagement\sso\bin\ssoclbackup {保存先フォルダー}

3. Interstage シングル・サインオンを起動します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\SecurityManagement\sso\bin\ssoclservicectl start

パラメーター

保存先フォルダー

バックアップファイルの保存先フォルダーを指定します。

保存先フォルダーは、「5.1.2.4 CIMS資源のバックアップ(申請プロセス資源)」でバックアップする際に作成した保存先フォル

ダーを指定してください。

ssoclbackupコマンドの詳細については、「G.2.5 Interstage シングル・サインオンバックアップコマンド」を参照してください。

5.1.2.6 CIMS資源のバックアップ(リソースプール管理資源)CIMS資源のバックアップ(リソースプール管理資源)手順は、以下のとおりです。

1. 証明書とセッション暗号キーのバックアップ

2. 構成定義情報のバックアップ

3. SystemcastWizardに関連する情報のバックアップ

4. リソースプール管理機能のマネージャー起動

5. 各種定義ファイルの退避

6. イメージ管理情報の退避

注意

・ バックアップした情報が管理サーバの異常で破損しないように、管理サーバのバックアップで退避するファイルは、ほかの記録媒

体や外部ストレージに保管してください

・ 2回目以降のバックアップをする場合、バックアップ後に前回バックアップしたフォルダー、構成定義情報は削除しても問題ありま

せん。ディスク容量に応じて削除してください。

・ 以下の操作中は、バックアップは行わないでください。

- L-Serverの作成、変更、削除

- リソースの作成、変更、削除

- サーバ切替え、切戻し

- システムイメージのバックアップ、リストア

- クローニングマスタの採取、配付

証明書とセッション暗号キーのバックアップ

証明書が格納されているフォルダーを退避(コピー)します。

- 118 -

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【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\back\site\certificate

{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\back\domain\certificate

セッション暗号キーのバックアップは、rcxloginコマンドの-saveオプションを利用してパスワードを保存している場合だけ必要です。パス

ワードを保存しない運用や、異常時にもう一度パスワードを保存し直す運用の場合は、バックアップする必要はありません。

rcxloginコマンドは、本製品に添付されているマニュアル「ServerView Resource Coordinator VE V2.2.2 コマンドリファレンス」の「2.1rcxlogin」を参照してください。

セッション暗号キーをバックアップは、以下のファイルを退避(コピー)します。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\rails\config\rcx_secret.key

なお、保存したパスワードは、rcxloginコマンドでパスワードを保存したOSのユーザーアカウントのホームディレクトリに格納されています。

ホームディレクトリの内容も併せてバックアップしてください。

構成定義情報のバックアップ

以下のコマンドを実行して構成定義情報の書出しを行います。

【Windows】

> "{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\bin\rcxbackup" -dir {保存先フォルダー} [[-immediate]|

[-timeout value]]

パラメーター

-dir 保存先フォルダー

構成定義情報およびバージョンのXMLを書き出す保存先として既存のフォルダーを指定します。

存在しないフォルダーを指定した場合は、エラーが発生します。

-immediate

管理サーバで実行中の操作の完了を持たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。

マネージャーの停止時に実行した場合、本オプションの指定にかかわらず、実行中の操作の完了を待たずにコマンドが復帰し

ます。

-timeout value

valueに指定した秒数経過しても管理サーバで実行中の操作が完了しない場合、エラー復帰させる際に指定します。指定可能

な秒数の 大値は172800です。省略時は、86400が設定されます。

rcxbackupコマンドの詳細については、本製品に添付されているマニュアル「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 リファレンスガイ

ド」の「1.8.1 rcxbackup」を参照してください。

バックアップしたファイルは、指定した保存先フォルダーに以下の形式で作成されます。

形式

ホスト名_yyyyMMdd_HHmm.jar

書式

yyyyMMdd_HHmmは、構成定義情報をバックアップした年月日および時刻です。

指定項目 値

yyyy 西暦

- 119 -

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指定項目 値

MMdd 日付

HHmm 時刻

注意

・ コマンドは絶対パスで指定してください。

・ 本製品の操作中に本コマンドを実行すると、操作中の処理が完了するまで待ち合わせます。

・ バックアップしたファイルは、構成定義情報のリソース数の増減に応じてサイズが増減します。1000個のVMゲストを管理している

場合でも2MB未満の領域しか必要としないので、このサイズを参考にファイルを用意してください。なお、このファイルは圧縮ファ

イルですが、バックアップ処理の延長で、圧縮が解凍されたファイルが一時的に生成されます。このため、圧縮していないファイル

のサイズの空き領域(VMゲスト数が1000の場合、150MB程度)が必要です。

SystemcastWizardに関連する情報のバックアップ

以下に示すSystemcastWizardに関する各情報のバックアップを行います。

【Windows】

以下を任意のフォルダーへ退避してください。

ファイルまたはデータベースはコピー、レジストリーはレジストリエディタを用いて以下のキー全体をエクスポートしてください。

表5.4 SystemcastWizardに関する退避対象一覧

No 概要 退避・復元対象

1 レジストリー (*1) HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard(32bitOS)HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard(64bitOS)

2 データベース {CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\ScwPro\scwdb\scwdb1.mdb{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\ScwPro\scwdb\scwdb1.mdw

3 DHCP設定情報ファイル {CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\ScwPro\bin\ipTable.dat

4 IPアドレス設定ファイル {CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\ScwPro\bin\localipaddress.txt

5 AWWN定義ファイル {CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\ScwPro\tftp\rcbootimg\awwn_XXX.XXX.XXX.XXX.cfg (*2){CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\ScwPro\tftp\rcbootimg\_awwn_XXX.XXX.XXX.XXX.cfg (*2)

6クライアント接続要求用

BROADCAST設定ファイ

{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator \ScwPro\bin\bcastaddress.txt

*1: 64ビットOS上では、Wow6432Nodeにリダイレクトします。

*2: XXX.XXX.XXX.XXXにはIPアドレスが入ります。

リソースプール管理機能のマネージャー起動

以下のコマンドを実行して、リソース管理機能を制御するマネージャーを起動します。

- 120 -

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【Windows】

>"{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\bin\rcxadm" mgrctl start

リソース管理機能を制御するマネージャーの起動状態を確認する場合は、本製品に添付されている「ServerView Resource CoordinatorVE V2.2.2 導入ガイド」の「5.1 マネージャー」を参照してください。

各種定義ファイルの退避

本製品利用時に作成した各種定義ファイルは、削除されます。

必要な場合は、本製品をアンインストールする前に、以下のフォルダーをほかのフォルダーに退避(コピー)してください。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\etc\customize_data

イメージ管理情報の退避

以下のイメージ管理情報を確認し、スナップショットの保存世代数とイメージファイル格納フォルダーを退避してください。

・ スナップショットの保存世代数

・ イメージファイル格納フォルダー

【Windows】

以下のコマンドを実行し、標準出力に出力されたスナップショットの保存世代数とイメージ格納フォルダー情報をファイルにリダイレ

クトして保存、退避します。

> "{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\bin\rcxadm" imagemgr info >{file}

パラメーター

file

出力するファイル名を指定します。

rcxadm imagemgrコマンドの詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE V2.2.2 コマンドリファレンス」の「5.5 rcxadmimagemgr」を参照してください。

5.1.2.7 CIMSのシステム起動

以下の順番でコマンドを実行することでCIMSシステムを起動します。

【Windows】

1. 申請プロセス資源のための自動運用機能を起動します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\bin\swrba_start

2. 構成管理機能を起動します。

> isstartwu CFMG_VSYS

> isstartwu CFMG_ManagerView

- 121 -

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3. セルフサービスポータル機能を起動します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\bin\swctmg_start.bat

5.1.3 管理サーバのオンラインバックアップ

オンラインバックアップは、PostgreSQLのPoint In Time Recovery(以降PITR)の仕組みを使用しています。

PITRを使用したデータベースのバックアップ・リストアでは、以下の2つの資産をバックアップおよびリストアします。

ベースバックアップ

ベースバックアップとは、データベースクラスタ(実体はデータが記録されるファイル群)全体をバックアップするものです。

WALファイル

WAL(Write Ahead Logging)ファイルとは、データベースへの更新内容が記録されるファイルです。この更新内容は16MBのサイズ

ごとに複数のファイルに出力されます。

通常、16MB書き込まれるごとに、書込み対象のWALファイルが切り替わり、書込みが完了したWALファイルは別途指定したWAL退

避ディレクトリに退避されます。

WALファイル切替えは、WALファイル切替えコマンドを使用して、任意のタイミングで切り替えることも可能です。このコマンドを定期

的に実行することで、退避されたWALファイルに記録されるデータベースの更新内容の新しさを、一定時間以内に維持することがで

きます。たとえば、1時間ごとにWALファイル切替えコマンドを実行すると、 新の1時間以内の更新内容まで退避されることになります。

データベースのリストアは、ベースバックアップに、ベースバックアップ取得以降に出力されたWALファイルのデータベース更新内容

を適用することにより復旧します。またこの時、いつの時点の更新内容まで反映するのか、日時を指定することにより、任意の時点の

データベース更新内容を適用することになります。リストア時に日時を指定することにより、任意の時点のデータベースの状態に復旧

することも可能です。リストアはリストアコマンドを実行し、実施します。

バックアップコマンドおよびWALファイル切替えコマンドを定期実行させ、バックアップ作業を省力化することができます。

5.1.3.1 定期実行前に決定する項目

定期実行を実施する前に、以下の項目を決定する必要があります。

項目 決定事項

ベースバックアップ頻度、タイミング ベースバックアップの頻度を決めます。

例)毎月1日、3:00AM

WALファイルの退避の頻度 WALファイルのバックアップの頻度を決めます。

例)1時間に1回

バックアップ場所 バックアップ場所を設定します。製品をインストールしたディスクとは別ディスク

を設定することを推奨します。

また、バックアップファイルを格納できる十分な容量が必要です。

5.1.3.2 バックアップの定期実行の設定

バックアップの定期実行を行うためには、以下の2つの設定が必要です。

・ ベースバックアップの定期実行の設定

・ WALファイル退避の定期実行の設定

- 122 -

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注意

本手順によりバッチファイルを、タスクスケジューラを使用して起動させた場合、バッチファイルが実行されている間、コマンドプロンプト

が表示されます。このコマンドプロンプトは閉じないでください。

ベースバックアップの定期実行の設定

ベースバックアップを定期的に取得するように設定します。

コマンドを定期的に実行する仕組みとして、Windowsのタスクスケジューラを使用します。タスクスケジューラの設定方法の詳細は

「Windowsのヘルプ」を参照してください。

ここでは、例として"毎月1日、3:00AM"にバックアップを実施する設定手順を説明します。

1. Windowsの[スタート]メニューから、[管理ツール] > [タスクスケジューラ]で、タスクスケジューラを起動します。

2. タスクを階層管理する場合、次の手順でフォルダーを作成します。

a. タスクスケジューラのメニューで、"タスクスケジューラライブラリ"を選択した後、[操作] > [新しいフォルダー]を選択し、表示

されたダイアログボックスで任意のフォルダー名を入力し、<OK>ボタンをクリックします。

b. 作成されたフォルダーを選択し、タスクスケジューラのメニューで、[操作] > [新しいフォルダー]を選択し、フォルダーを作

成することで、さらに深い階層とすることができます。

ポイント

タスクスケジューラ上でフォルダーを作成し、タスクを階層管理することができます。複数のタスクを登録する必要がある場合など、

フォルダーを作成することでタスクの管理を効率よく行うことができます。

3. タスクスケジューラのメニューで、[操作] > [基本タスクの作成]を選択し、"基本タスクの作成ウィザード"を表示します。

ポイント

任意のフォルダーを選択してからこれ以降の操作を行うと、そのフォルダー配下にタスクが登録されます。フォルダーを選択しな

ければ、"タスク スケジューラ ライブラリ"に登録されます。

4. [名前]欄に任意のタスクの名前(例えば、"月次バックアップ")を入力し、<次へ>ボタンをクリックします。

5. タスクのトリガーとして"毎月"を選択し、<次へ>ボタンをクリックします。

6. [開始]欄に、定期バックアップを開始したい日時を設定します。

例)翌月の"1日"の日付と"3:00:00"を設定します。

7. [月]欄で、"すべての月を選択"をチェックします。

8. [日]欄で、"1"をチェックします。

9. <次へ>ボタンをクリックします。

10. タスクの操作として[プログラムの開始]を選択し、<次へ>ボタンをクリックします。

11. <参照>ボタンをクリックし、[プログラム/スクリプト]欄に、ベースバックアップ用のバッチファイルを設定します。

C:\work\backupall.bat

@echo off

echo "Resource Pool Management Resources backup Start"

call "{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\bin\rcxbackup" -dir {保存先フォルダー(*1)} -

- 123 -

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timeout 3600

echo " Resource Pool Management Resources backup End"

echo "Configuration Management Resources backup Start"

call {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCFMG\bin\cfmg_backup (*2)

echo " Configuration Management Resources backup End"

echo "Resources for the Self Service Portal backup Start"

call {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\bin\swctmg_backupdb.bat (*2)

echo " Resources for the Self Service Portal backup End"

*1: 保存先フォルダーおよびバックアップしたファイルの形式については、「構成定義情報のバックアップ」を参照してください。

*2: バックアップデータは、マネージャーのインストール時に「インストール時のパラメーター」の「23.バックアップ先フォルダー

の指定」で設計したフォルダーに格納されます。

- rcxbackupコマンドの詳細については、「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 リファレンスガイド」の「1.8.1 rcxbackup」を

参照してください。

- cfmg_backupコマンドの詳細については、「Systemwalker Software Configuration Manager V14g リファレンスガイド」の「5.2バックアップコマンド」を参照してください。

- swctmg_backupdb.batコマンドの詳細については、「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 管理者編」の「2.4.4.1 ベースバックアップコマンド」を参照してください。

12. [引数の追加(オプション)]欄に、コマンドの出力をログファイルに出力するための文字列を設定します。

例)「>>F:\backup\backupall.log 2>&1」

13. <次へ>ボタンをクリックします。

14. タスクの設定を確認し問題なければ、<完了>ボタンをクリックします。

WALファイル退避の定期実行の設定

WALファイルの退避を定期的に実施するよう設定します。

ここでは、例として"毎時間"WALファイルを退避する設定手順を説明します。

ポイント

"基本タスクの作成ウィザード"での設定では、1日より短い時間間隔での実行設定が行えないため、一旦、別の頻度のタスクを登録し、

後からプロパティを変更します。

1. Windowsの[スタート]メニューから、[管理ツール] > [タスクスケジューラ]で、タスクスケジューラを起動します。

2. タスクを階層管理する場合、次の手順でフォルダーを作成します。

a. タスクスケジューラのメニューで、"タスクスケジューラライブラリ"を選択した後、 [操作] > [新しいフォルダー]を選択し、表

示されたダイアログボックスで任意のフォルダー名を入力し、<OK>ボタンをクリックします。

b. 作成されたフォルダーを選択し、タスクスケジューラのメニューで、[操作] > [新しいフォルダー]を選択し、フォルダーを作

成することで、さらに深い階層とすることができます。

ポイント

タスクスケジューラ上でフォルダーを作成し、タスクを階層管理することができます。複数のタスクを登録する必要がある場合など、

フォルダーを作成することでタスクの管理を効率よく行うことができます。

- 124 -

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3. タスクスケジューラのメニューで[操作] > [基本タスクの作成]を選択し、"基本タスクの作成ウィザード"を表示します。

ポイント

任意のフォルダーを選択してからこれ以降の操作を行うと、そのフォルダー配下にタスクが登録されます。フォルダーを選択しな

ければ、"タスク スケジューラ ライブラリ"に登録されます。

4. [名前]欄に任意のタスクの名前(例えば、"定期WAL切替え")を入力し、<次へ>ボタンをクリックします。

5. タスクのトリガーとして"毎日"を選択し、<次へ>ボタンをクリックします。

6. [開始]欄に、オンラインバックアップ(WAL)を開始したい日時を設定します。

例)翌日の日付と"0:00:00"を設定します。

7. [間隔]欄は、"1"日を設定します。(デフォルトで設定されています。)

8. <次へ>ボタンをクリックします。

9. タスクの操作として[プログラムの開始]を選択し、<次へ>ボタンをクリックします。

10. <参照>ボタンをクリックし、[プログラム/スクリプト]欄に、オンラインバックアップ(WAL)用のバッチファイルを設定します。

C:\work\hourlybackup.bat

@echo off

echo "Resource Pool Management Resources backup Start"

call "{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\bin\rcxbackup" -dir {保存先フォルダー(*1)}

echo " Resource Pool Management Resources backup End"

echo "Configuration Management Resources WAL backup Start"

call {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCFMG\db\PostgreSQL\cfmg_switchwal (*2)

echo " Configuration Management Resources WAL backup End"

echo "Resources for the Self Service Portal WAL backup Start"

call {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\bin\swctmg_switchwal.bat (*2)

echo " Resources for the Self Service Portal WAL backup End"

*1: 保存先フォルダーおよびバックアップしたファイルの形式については、「構成定義情報のバックアップ」を参照してください。

*2: バックアップデータは、マネージャーのインストール時に「インストール時のパラメーター」の「23.バックアップ先フォルダー

の指定」で設計したフォルダーに格納されます。

- rcxbackupコマンドの詳細については、「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 リファレンスガイド」の「1.8.1 rcxbackup」を

参照してください。

- cfmg_switchwalコマンドの詳細については、「Systemwalker Software Configuration Manager V14g リファレンスガイド」の「5.4WALファイル切り替えコマンド【Windows】」を参照してください。

- swctmg_switchwal.batコマンドの詳細については、「Systemwalker Service Catalog Manager V14g インフラサービス機能 運用ガイド 管理者編」の「2.4.4.2 WALファイル切り替えコマンド」を参照してください。

11. [引数の追加(オプション)]欄に、コマンドの出力をログファイルに出力するための文字列を設定します。

例)「>>F:\backup\hourlybackup.log 2>&1」

12. <次へ>ボタンをクリックします。

13. タスクの設定を確認し問題なければ、<完了>ボタンをクリックします。

14. タスクの一覧から登録したタスクを選択し、[操作] > [プロパティ]でプロパティを開きます。

15. [トリガー]タブを開き、既存のトリガーを選択し、<編集>ボタンをクリックします。

16. [詳細設定]の[繰り返し間隔]チェックボックスをチェックし、"1時間"を選択します。(デフォルトで選択されています。)

- 125 -

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17. [継続時間]は、"1日間"を選択します。(デフォルトで選択されています。)

18. <OK>ボタンをクリックし、タスクの編集を終了します。

5.1.4 オフラインバックアップでの管理サーバのリストア

バックアップされた資源のリストアの運用方法を説明します。

1. CIMSのシステム停止

2. CIMS資源のリストア

a. CIMS資源のリストア(リソースプール管理資源)

b. CIMS資源のリストア(Interstage シングル・サインオンの資源)

c. CIMS資源のリストア(申請プロセス資源)

d. CIMS資源のリストア(構成管理資源)

e. CIMS資源のリストア(セルフサービスポータル機能向け資源)

3. CIMSのシステム起動

4. CIMSのCMDBの更新

5.1.4.1 CIMSのシステム停止

管理サーバのバックアップ同様、CIMSのシステムを停止するコマンドを使用します。詳細は「G.1.2 マネージャー制御コマンド」を参照

してください。

5.1.4.2 CIMS資源のリストア(リソースプール管理資源)CIMS資源のリストア(リソースプール管理資源)手順は、以下のとおりです。

1. 証明書とセッション暗号キーのリストア

2. SystemcastWizardに関する情報のリストア

3. 構成定義情報のリストア

4. リソースIDの予約(L-Server復旧ログを採取する運用を行っている場合)

5. リソースプール管理機能のマネージャー起動

6. 各種定義ファイルのリストア

7. イメージ管理情報の設定

8. VMの 新情報を本製品に反映(L-Server復旧ログを採取する運用を行っている場合)

9. リソースフォルダーとL-Serverの削除(L-Server復旧ログを採取する運用を行っている場合)

証明書とセッション暗号キーのリストア

証明書とセッション暗号キーのリストアを行います。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\certificate

{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\etc\opt\FJSVrcxdm\certificate

バックアップ時に退避(コピー)したセッション暗号キーファイルを復元します。

- 126 -

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【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\rails\config\rcx_secret.key

セッション暗号キーのリストアは、rcxloginコマンドの-saveオプションを利用してパスワードを保存している場合だけ必要です。パスワー

ドを保存していない場合や、再度、パスワードを保存し直す場合は、リストアする必要はありません。

SystemcastWizardに関連する情報のリストア

以下に示すSystemcastWizardに関する各情報のリストアを行います。

【Windows】

任意のフォルダーへバックアップした情報を以下へリストアしてください。

ファイルまたはデータベースはコピー、レジストリーはレジストリエディタを用いてバックアップしておいたレジストリーファイルのデー

タをインポートしてください。

No 概要 退避・復元対象

1 レジストリー(*1) HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard(32bitOS)HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard(64bitOS)

2 データベース {CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\ScwPro\scwdb\scwdb1.mdb{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\ScwPro\scwdb\scwdb1.mdw

3 DHCP設定情報ファイ

ル{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\ScwPro\bin\ipTable.dat

4IPアドレス設定ファイル

{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\ScwPro\bin\localipaddress.txt

5

AWWN定義ファイル

{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\ScwPro\tftp\rcbootimg\awwn_XXX.XXX.XXX.XXX.cfg (*2){CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\ScwPro\tftp\rcbootimg\_awwn_XXX.XXX.XXX.XXX.cfg (*2)

6 クライアント接続要求用

BROADCAST設定

ファイル

{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\ScwPro\bin\bcastaddress.txt

*1: 64ビットOS上では、Wow6432Nodeにリダイレクトします。

*2: XXX.XXX.XXX.XXXにはIPアドレスが入ります。

構成定義情報のリストア

「構成定義情報のバックアップ」で書き出した構成定義情報のリストアを行います。

以下のコマンドを実行して、構成定義情報のリストアを行います。

【Windows】

> "{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\bin\rcxrestore" -file {採取したバックアップファイル}

パラメーター

- 127 -

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-file 採取したバックアップファイル

構成定義情報の保存先フォルダーを指定します。「構成定義情報のバックアップ」で指定した保存先フォルダー配下を圧縮し

たファイルです。

rcxrestoreコマンドの詳細については、「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 リファレンスガイド」の「1.8.2 rcxrestore」を参照してく

ださい。

注意

コマンドは絶対パスで指定してください。

リソースIDの予約

L-Server復旧ログを採取する運用を行っている場合に行います。

新のL-Server復旧ログのファイルの更新時刻とバックアップファイルの構成定義情報のバックアップ時刻を比較して、L-Server復旧

ログのファイルの更新時刻の方が新しい場合、復旧が必要な場合があります。その場合、管理サーバの異常が発生する前に使用して

いたリソースIDと重複しないように、以下のコマンドを実行してリソースIDを予約します。

L-Server復旧ログのファイルの更新時刻の方が古い場合、復旧の必要はありません。

【Windows】

> "{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\sys\lserver_repair\rcxreserveid" -logdir {L-Server復旧

ログ格納ディレクトリ}

L-Server復旧ログを採取する運用を行っていない場合は、実施不要です。

パラメーター

-logdir L-Server復旧ログ格納ディレクトリ

L-Server復旧ログが格納されているディレクトリ名を指定します。

rcxreserveidコマンドの詳細については、本製品に添付されているマニュアル「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 リファレンスガ

イド」の「1.8.4 rcxreserveid」を参照してください。

リソースプール管理機能のマネージャー起動

以下のコマンドを実行して、リソース管理機能を制御するマネージャーを起動します。

【Windows】

>"{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\bin\rcxadm" mgrctl start

リソース管理機能を制御するマネージャーの起動状態を確認する場合は、本製品に添付されている「ServerView Resource CoordinatorVE V2.2.2 導入ガイド」の「5.1 マネージャー」を参照してください。

各種定義ファイルのリストア

任意のフォルダーにバックアップ(コピー)した各種定義ファイルの情報を、以下に示すフォルダーにリストアを行います。

- 128 -

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【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\etc\customize_data

{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\etc\vm

注意

・ 構成定義情報および各種定義ファイルは、同じ時期にバックアップしたものをリストアしてください。

・ リストアは、バックアップを行った時点から、以下に示すハードウェアの設定および構成変更がされていない場合だけ行えます。

- シャーシ、LANスイッチブレード、管理対象サーバ、電力監視デバイスのハードウェア交換

- 管理対象サーバのNIC交換

- 管理対象サーバとLANスイッチブレード間のLAN結線

- サーバ切替え、継続 (*)

*: サーバ切替え後に切戻しを行っている状態の場合は、リストアできます。

・ リストア後に保守モードの設定は復旧されません。バックアップ時に記録した情報に従って、保守モードを設定してください。

・ LANスイッチとネットワークマップの結線情報は、バックアップできません。「ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド」の

ネットワークマップの事前準備に関する記述を参照し、LANスイッチの登録、および結線情報の取得を行ってください。

イメージ管理情報の設定

バックアップ時に退避した以下のイメージ管理情報が変更されていた場合に、設定しなおします。

・ スナップショットの保存世代数

【Windows】

"{value}"には、バックアップ時に退避した保存世代数を指定します。

> "{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\bin\rcxadm" imagemgr set -attr

vm.snapshot.maxversion={value}

rcxadm imagemgrコマンドの詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE V2.2.2 コマンドリファレンス」の「5.5 rcxadmimagemgr」を参照してください。

VMの最新情報を本製品に反映

L-Server復旧ログを採取する運用を行っている場合に行います。

【Windows】

1. VM管理製品を利用してVMの 新情報を本製品に反映します。

>"{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\bin\rcxadm" vmmgr refresh

2. 60秒以上間隔をおきます。

>"{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\bin\rcxadm" vmmgr refresh

2回目の"rcxadm vmmgr refresh"コマンドを実行する際は、必ず60秒以上の間隔をおいてください。VMの 新情報が正しく反映され

ない場合があります。

- 129 -

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rcxadm vmmgr refreshコマンドの詳細は、「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 リファレンスガイド」の「1.7.3 rcxadm vmmgr」を参

照してください。

リソースフォルダーとL-Serverの削除

L-Server復旧ログを採取する運用を行っている場合に行います。管理サーバの異常が発生する前に削除したリソースフォルダーとL-Serverを一覧で確認したあと、削除します。

【Windows】

以下のコマンドを実行して、削除するリソースを確認したあと、削除してください。

> "{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\sys\lserver_repair\rcxchkmismatch" -logdir {L-Server復

旧ログ格納ディレクトリ}

> "{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\sys\lserver_repair\rcxchkmismatch" -logdir {L-Server復

旧ログ格納ディレクトリ} -allow del

rcxchkmismatchコマンドの詳細は、「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 リファレンスガイド」の「1.8.5 rcxchkmismatch」を参照し

てください。

注意

以下のL-Serverは、rcxrepairコマンド実行時に構成定義情報から一度解除され、インポートする際に再登録されます。

・ rcxchkmismatchコマンド実行時に、構成定義情報に不整合と表示されたL-Server

・ リソースフォルダーを移動するL-Server

5.1.4.3 CIMS資源のリストア(Interstage シングル・サインオンの資源)以下の手順で、Interstage シングル・サインオンの資源のリストアを行います。

【Windows】

1. 自動運用機能のアンセットアップ

自動運用機能のアンセットアップについては、「3.4.2.1 自動運用機能のアンセットアップ【Windows】」を参照してください。

2. Interstage シングル・サインオン資源のリストア

a. Interstage シングル・サインオンを停止します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\SecurityManagement\sso\bin\ssoclservicectl stop

b. Interstage シングル・サインオンの資源をリストアします。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\SecurityManagement\sso\bin\ssoclrestore {保存先フォル

ダー}

c. Interstage シングル・サインオンを起動します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\SecurityManagement\sso\bin\ssoclservicectl start

パラメーター

- 130 -

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保存先フォルダー

バックアップファイルの保存先フォルダーを指定します。

保存先フォルダーは、「5.1.2.4 CIMS資源のバックアップ(申請プロセス資源)」でバックアップした保存先フォルダーを指定して

ください。

ssoclrestoreコマンドの詳細については、「G.2.6 Interstage シングル・サインオンリストアコマンド」を参照してください。

5.1.4.4 CIMS資源のリストア(申請プロセス資源)以下の手順で、申請プロセス資源のリストアを行います。

【Windows】

1. 自動運用機能のセットアップ

自動運用機能のセットアップについては、「3.1.4.6 自動運用機能のセットアップ【Windows】」を参照してください。

2. 申請プロセス資源のリストア

a. 申請プロセス資源のための自動運用機能を停止します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\bin\swrba_stop

b. 以下のコマンドを実行して、プロセス資源をリストアします。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\bin\swrba_restore {保存先フォルダー}

パラメーター

保存先フォルダー

バックアップファイルの保存先フォルダーを指定します。

保存先フォルダーは、「5.1.2.4 CIMS資源のバックアップ(申請プロセス資源)」でバックアップした保存先フォルダーを指定して

ください。

swrba_restoreコマンドの詳細については、「Systemwalker Runbook Automation V14g リファレンスガイド」の「1.5.2 swrba_restore(リスト

アコマンド)」を参照してください。

5.1.4.5 CIMS資源のリストア(構成管理資源)以下のコマンドを実行し、構成管理資源に関するデータベースと各種設定ファイルのリストアを行います。

必ず以下の順番にコマンドを実行する必要があります。

【Windows】

1. 管理機能のデータベースを停止します。

> net stop "Systemwalker Software Configuration Manager DB Service"

2. 管理機能のデータベースのバックアップデータをリストアします。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCFMG\bin\cfmg_restore {保存先フォルダー} [{復元時刻}]

3. 管理機能のデータベースを起動します。

> net start "Systemwalker Software Configuration Manager DB Service"

- 131 -

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パラメーター

保存先フォルダー

バックアップファイルの保存先フォルダーを指定します。

保存先フォルダーは、「5.1.2.4 CIMS資源のバックアップ(申請プロセス資源)」でバックアップした保存先フォルダーを指定して

ください。

復元時刻

新の状態ではなく、指定時刻の状態に復元する場合に指定します。

"yyyyMMddHHmmss"の形式で指定します。"yyyyMMddHHmmss"は年4桁・月2桁・日2桁・時間2桁・分2桁・秒2桁の形式です。

ここでは、「構成定義情報のバックアップ」でバックアップしたファイル名に記載されている年月日時分および、秒に"00"を指定

します。

cfmg_restoreコマンドの詳細については、「Systemwalker Software Configuration Manager V14g リファレンスガイド」の「5.3 リストアコマ

ンド」を参照してください。

5.1.4.6 CIMS資源のリストア(セルフサービスポータル機能向け資源)以下のコマンドを実行して、セルフサービスポータル機能向け資源に関するデータベース、各種定義ファイルをリストアします。保存先

フォルダー(ディレクトリ)として空白を含むパスは指定できません。

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\bin\swctmg_restore.bat {保存先フォルダー}

パラメーター

保存先フォルダー

バックアップファイルの保存先フォルダーを指定します。

保存先フォルダーは、「5.1.2.2 CIMS資源のバックアップ(セルフサービスポータル機能向け資源))」でバックアップした保存先

フォルダーを指定してください。

swctmg_restore.batコマンドの詳細については、「SystemwalkerService Catalog Manager V14g インフラサービス機能運用ガイド 管理

者編」の「2.5.2 システムの資源のリストア」を参照してください。

5.1.4.7 CIMSのシステム起動

管理サーバのバックアップ同様、CIMSのシステムを起動するコマンドを使用します。詳細は「G.1.2 マネージャー制御コマンド」を参照

してください。

5.1.4.8 CIMSのCMDBの更新

以下のコマンドを実行して、CMDBの情報を更新します。

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbrefresh.exe -a -q

- 132 -

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5.1.5 オンラインバックアップでの管理サーバのリストア

オンラインバックアップした管理サーバの資源をリストアする方法について説明します。

注意

オフラインおよびオンラインでバックアップした管理サーバをリストアする場合は、オフラインでバックアップした管理サーバのリストアを

行った後に、オンラインでバックアップした管理サーバのリストアを行ってください。

5.1.5.1 最新のバックアップ資源の確認

タスクスケジューラに登録したログファイルを参照し、管理サーバのオンラインバックアップ処理がすべて正常に終了している時間を確

認します。参照するログファイルは、「WALファイル退避の定期実行の設定」で退避するログファイルです。

5.1.5.2 CIMSのシステム停止

CIMSのシステムを停止するコマンドを使用します。詳細は「G.1.2 マネージャー制御コマンド」を参照してください。

5.1.5.3 CIMS資源のリストア(リソースプール管理資源)CIMS資源のリストア(リソースプール管理資源)手順は、以下のとおりです。

1. 証明書とセッション暗号キーのリストア

2. SystemcastWizardに関する情報のリストア

3. 構成定義情報のリストア

4. リソースIDの予約(L-Server復旧ログを採取する運用を行っている場合)

5. リソースプール管理機能のマネージャー起動

6. 各種定義ファイルのリストア

7. イメージ管理情報の設定

8. VMの 新情報を本製品に反映(L-Server復旧ログを採取する運用を行っている場合)

9. リソースフォルダーとL-Serverの削除(L-Server復旧ログを採取する運用を行っている場合)

具体的な操作は、オフラインバックアップでの管理サーバのリストアとして行うリソースプール管理資源の復元と同じであるため、、「5.1.4.2CIMS資源のリストア(リソースプール管理資源)」を参照してください。

5.1.5.4 CIMS資源のリストア(構成管理資源)以下のコマンドを実行し、構成管理資源に関するデータベースと各種設定ファイルのリストアを行います。

必ず以下の順番にコマンドを実行する必要があります。

【Windows】

1. 管理機能のデータベースを停止します。

> net stop "Systemwalker Software Configuration Manager DB Service"

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2. 管理機能のデータベースのバックアップデータをリストアします。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCFMG\bin\cfmg_restore [{復元時刻}]

3. 管理機能のデータベースを起動します。

> net start "Systemwalker Software Configuration Manager DB Service"

パラメーター

復元時刻

新の状態ではなく、指定時刻の状態に復元する場合に指定します。

"yyyyMMddHHmmss"の形式で指定します。"yyyyMMddHHmmss"は年4桁・月2桁・日2桁・時間2桁・分2桁・秒2桁の形式です。

ここでは、「ベースバックアップの定期実行の設定」の手順10.の例に示すrcxbackupコマンドでバックアップしたファイル名に記

載されている年月日時分および、秒に"00"を指定します。

cfmg_restoreコマンドの詳細については、「Systemwalker Software Configuration Manager V14g リファレンスガイド」の「5.3 リストアコマ

ンド」を参照してください。

5.1.5.5 CIMS資源のリストア(セルフサービスポータル機能向け資源)セルフサービスポータル機能向け資源をリストアするコマンドについて説明します。

以下のコマンドを実行して、オンラインバックアップでバックアップした資源をリストアします。

【Windows】

>{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\bin\swctmg_restoredb.bat [{復元時刻}]

パラメーター

復元時刻

新の状態ではなく、指定時刻の状態に復元する場合に指定します。

"yyyyMMddHHmmss"の形式で指定します。"yyyyMMddHHmmss"は年4桁・月2桁・日2桁・時間2桁・分2桁・秒2桁の形式です。

ここでは、構成定義情報をバックアップしたファイル名に記載されている時刻を指定します。

swctmg_restore.batコマンドの詳細については、「SystemwalkerService Catalog Manager V14g インフラサービス機能運用ガイド 管理

者編」の「2.5.2 システムの資源のリストア」を参照してください。

5.1.5.6 CIMSのシステム起動とサービス申請無効化

以下の順番にコマンドを実行する必要があります。

【Windows】

1. リソースプール管理機能を起動します。

> "{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\bin\rcxadm" mgrctl start

2. 申請プロセス資源のための自動運用機能を起動します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\bin\swrba_start

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3. 構成管理機能を起動します。

> isstartwu CFMG_VSYS

> isstartwu CFMG_ManagerView

4. サービス申請をリカバリするための処理を実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\MyPortal\bin\recoverAllService.bat

5. セルフサービスポータル機能を起動します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\bin\swctmg_start.bat

5.1.5.7 CIMS資源のリストア(利用者管理機能)ここでは、利用者管理で使用しているInterstageディレクトリサービスのSSOリポジトリのリストア方法について説明します。

注意

オンラインバックアップでバックアップした資源をリストアする場合に行います。オフラインバックアップだけを行った場合は、本操作は

必要ありません。

以下の手順で、InterstageディレクトリサービスのSSOリポジトリのリストアを行います。

1. ctsec_recoveryコマンドを実行します。

注意

- コマンドの実行には管理者権限が必要です。

- 本コマンドを実行する前に、利用者管理のデータベース(オンラインバックアップの資源)をリストアしてください。

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\SecurityManagement\bin\ctsec_recovery.bat [-H ldap://

{Interstageディレクトリサービスのホスト名}:{ポート番号}] [-D "{管理者用DN},{公開ディレクトリ}"] -w {管理者用DNの

パスワード} [-b "{サーチベース}"]

結果メッセージ

ctsec_recoveryコマンドの詳細メッセージは、本製品添付の「SystemwalkerService Catalog Manager V14g インフラサービス機能

運用ガイド 管理者編」の「D.9 利用者管理のリストアのメッセージ」を参照してください。

2. パスワードの再設定が必要であることを通知します。

ctsec_recoveryコマンドを実行すると、全ユーザーのパスワードが初期化されます。ユーザーへ"パスワードの再発行"をクラウド

ポータルのトップページから行うように、クラウドポータルのお知らせなどを利用して通知してください。

3. 必要に応じてユーザーを削除します。

ctsec_recoveryコマンドでは、InterstageディレクトリサービスのSSOリポジトリだけに登録されているユーザーが存在する場合、該

当するユーザーのDN一覧をldapmodifyfile.ldifに出力します。必要に応じて該当するユーザーを削除してください。

LDIFファイル

ldapmodifyfile.ldifは以下に出力されます。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\systemwalker\SWCTMG\SecurityManagement\bin\data

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出力例

以下にldapmodifyfile.ldifの出力例を示します。

...略

#dn: cn=ctmg_user002,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

#dn: cn=ctmg_user010,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

#dn: cn=ctmg_user015,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

ポイント

エントリ管理ツールなどでDNの詳細を確認し、ユーザーの削除が必要な場合、ldapdeleteコマンドを実行します。

5.1.5.8 CIMSのCMDBの更新

以下のコマンドを実行して、CMDBエージェントを更新します。

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbrefresh.exe -a -q

5.2 監査ログ

ここでは、監査ログについて説明します。監査ログを参照することで、いつ、だれが、本製品に対してどのような操作を行ったかを確認

することができます。

5.2.1 構成管理の監査ログ

構成管理の監査ログについて説明します。

出力形式

監査ログはCSV形式ファイルで、以下の項目が以下の順番で出力されます。

出力形式

"操作日時","ユーザーID","組織ID","操作種別","パラメーター","操作結果"

項目 説明

操作日時 対象操作の操作日時

以下の形式で出力されます。

YYYY-MM-DD HH:MM:SS.sss (ローカルタイム)

ユーザーID 操作を行ったユーザーID

組織ID 操作を行ったユーザーの組織ID

操作種別 操作内容を示す文字列

詳細は「操作種別」を参照してください。

パラメーター リクエストで指定されたパラメーター

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項目 説明

操作結果 操作結果

以下のどちらかの値が出力されます。

SUCCESS:成功の場合

FAILURE:失敗の場合

出力ファイル

監査ログは、以下のファイルに出力されます。

項目 出力ファイル ファイル

サイズ

世代数

構成管理 【Windows】

%SystemDrive%\ProgramData\Fujitsu\SystemwalkerCF-MG\logs\vsys_audit_log[.n] (*1)

10MB 10世代

(*2)

*1: nは世代数を示します。

*2: 10世代を超えた場合は、古い順から削除されます。

注意

フォルダー"%SystemDrive%\ProgramData"は、隠しファイル属性のため、通常の設定ではエクスプローラに表示されません。

フォルダー内を参照する場合は、フォルダー名を直接指定するか、もしくは、エクスプローラの[整理]メニュー > [フォルダーと検索

のオプション] > [表示]タブ > [ファイルとフォルダーの表示]で、"隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する"を設定してください。

監査ログのファイルサイズおよび保存世代数は変更することができます。変更方法については、「監査ログの出力先変更手順」お

よび「監査ログのファイルサイズ変更手順」を参照してください。

デフォルトの設定値の場合、10人が1日1時間利用したとして、50日程度保持されます。必要であれば、利用頻度に応じて、適切な

間隔でバックアップを行ってください。

3世代分のファイルをバックアップする場合は、バックアップ対象ファイル名は以下のとおりです。

- vsys_audit_log.1

- vsys_audit_log.2

- vsys_audit_log.3

対象ファイルを任意のフォルダーにバックアップ(コピー)してください。

監査ログの出力先変更手順

監査ログの出力先変更手順は以下のとおりです。各操作は管理者権限で行う必要があります。

1. 設定ファイルを書き換えます。

設定ファイルと変更箇所は以下のとおりです。

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ログ名 設定ファイル 変更箇所(1箇所)

vsys_audit_log{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCFMG\config\vsys_log4j.xml

<param name="File" value="C:\ProgramData\Fujitsu\SystemwalkerCF-MG\logs\vsys_audit_log" />

2. マネージャーを停止します。

【Windows】

停止コマンドを実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\CIMS\Manager\bin\cims mgrctl stop

3. マネージャーを再起動します。

【Windows】

起動コマンドを実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\CIMS\Manager\bin\cims mgrctl start

停止および起動処理の結果は、標準出力に出力されます。復帰値が0の場合は正常に処理が終了しています。

処理結果 終了ステータス

正常終了 0

エラー 0以外

監査ログのファイルサイズ変更手順

監査ログのファイルサイズ変更手順は以下のとおりです。

1. 設定ファイルを書き換えます。

変更箇所は以下のとおりです。

ログ名 設定ファイル 変更箇所(1箇所)

vsys_audit_log

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCFMG\config\vsys_log4j.xml

<appender name="auditfileout"class="org.apache.log4j.RollingFileAppender">要素配下の

<param name="MaxFileSize" value="10MB" />下線部を任意の値に変更

(例) value="100MB" (100MBの場合)

2. マネージャーを停止します。

【Windows】

停止コマンドを実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\CIMS\Manager\bin\cims mgrctl stop

3. マネージャーを再起動します。

【Windows】

起動コマンドを実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\CIMS\Manager\bin\cims mgrctl start

停止および起動処理の結果は、標準出力に出力されます。復帰値が0の場合は正常に処理が終了しています。

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処理結果 終了ステータス

正常終了 0

エラー 0以外

監査ログの保存世代数変更手順

監査ログの保存世代数変更手順は以下のとおりです。

1. 設定ファイルを書き換えます。

変更箇所は以下のとおりです。

ログ名 設定ファイル 変更箇所(1箇所)

vsys_audit_log {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCFMG\config\

vsys_log4j.xml

<appender name="auditfileout"class="org.apache.log4j.RollingFileAppender">要素配下の

<param name="MaxBackupIndex" value="9" />下線部を任意の値に変更

(例) value="100" (100世代の場合)

2. マネージャーを停止します。

【Windows】

停止コマンドを実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\CIMS\Manager\bin\cims mgrctl stop

3. マネージャーを再起動します。

【Windows】

起動コマンドを実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\CIMS\Manager\bin\cims mgrctl start

停止および起動処理の結果は、標準出力に出力されます。復帰値が0の場合は正常に処理が終了しています。

処理結果 終了ステータス

正常終了 0

エラー 0以外

操作種別

以下に、監査ログに出力される操作種別を示します。

操作種別 説明

VSYS#deploy システムを配備する。

VSYS#update システムの構成変更を行う。

VSYS#getList システムの一覧を取得する。

VSYS#getDetail システムの詳細情報を取得する。

VSYS#release システムを一括返却する。

VSYS#lock システムをロックする。

VSYS#unlock システムのロックを解除する。

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操作種別 説明

VServer#create サーバを追加する。

VServer#search サーバ情報を取得する。

VServer#stop サーバを停止する。

VServer#start サーバを起動する。

VServer#release サーバを返却する。

VServer#attach 拡張ディスクを追加する。

VServer#detach 拡張ディスクを削除する。

VServer#changeSpec サーバの性能を変更する。

VServer#backup スナップショットを作成する。

VServer#restore サーバをリストアする。

VServer#removeBackup スナップショットを削除する。

VServer#getBackupList スナップショットのリストを取得する。

VServer#cancelError スナップショット、リストアのエラー状態を解除する。

VServer#addPatch パッチ情報を登録する。

VServer#deletePatch パッチ情報を削除する。

VServer#getInitPW サーバの初期パスワードを取得する。

Event#notify ServerView Resource Orchestratorからサーバに起きたイベントを通知する。現状は電

源状態の変更、マイグレーションを通知。

EventLog#getList イベントログの一覧を取得する。

VSYS#setLoginDate 管理者ビューにログインした日時を更新する。

VSYS#getLoginDate 管理者ビューにログインしたログイン日時を取得する。

VSYS#setUndeploy システム、サーバ、ディスクを返却済みのステータスに変更する。

VSYS#flowDeploy システムの配備を行う。(フロー用。承認後操作なし)

VSYS#flowEnableDeploy システムの配備を行う。(フロー用。承認後操作あり)

VSYS#flowUpdate システムの構成変更を行う。(フロー用。承認後操作なし)

VSYS#flowEnableUpdate システムの構成変更を行う。(フロー用。承認後操作あり)

VSYS#flowRejectApplication 配備申請を却下する。

VSYS#flowForward 配備、または構成変更の申請を行う。

VSYS#flowError 配備、または構成変更の申請フローがエラーとなった際の後処理を実行する。

VSYS#flowCancel 配備、または構成変更の申請をキャンセルする。

VSYS#flowSaveCancel 配備、または構成変更の申請をキャンセルする。

VSYS#flowCancelRetry 構成保存のフローをキャンセル後、再申請時を行う。

VSYS#flowReleaseApplication システムの返却申請を行う。

VSYS#flowRelease システムを一括返却する。(フロー用。承認後操作なし)

VSYS#flowEnableRelease システムを一括返却する。(フロー用。承認後操作あり)

VSYS#flowReleaseForward 返却申請を回送完了状態にする。

VSYS#changeOrg システムのユーザーID、組織IDを変更する。

VSYS#recoverSystem システムをリカバリする。

VSYS#recoverServer サーバをリカバリする。

VSYS#recoverDisk ディスクをリカバリする。

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操作種別 説明

VSYS#setRecoverInfo リソースID、およびディスク番号をリカバリする。

VSYS#setChangeInfo システム名、サーバ名、サーバスペックをリカバリする。

VSYS#setServerStatus サーバの状態をリカバリする。

SoftwareSetups#set ソフトウェア設定情報を登録、更新する。

SoftwareSetups#getList ソフトウェア設定情報の一覧を取得する。

SoftwareSetups#getDetail ソフトウェア設定情報の詳細情報を取得する。

SoftwareSetups#delete ソフトウェア設定情報を削除する。

SoftwareSetups#attach ソフトウェア設定情報とソフトウェア情報を関連付ける。

SoftwareSetups#detach ソフトウェア設定情報とソフトウェア情報の関連付けを解除する。

SoftwareSetups#getLinkList ソフトウェア設定情報とソフトウェア情報の関連付けの一覧を取得する。

Packages#upload ソフトウェア設定情報にパッケージをアップロードする。

Packages#download ソフトウェア設定情報のパッケージをダウンロードする。

Templates#setSoftwareOption テンプレートのソフトウェアオプションのみを設定する。

Softwares#create ソフトウェア情報を登録する。

Softwares#getList ソフトウェアの一覧を取得する。

Softwares#getDetail ソフトウェアの詳細情報を取得する。

Softwares#delete ソフトウェア情報を削除する。

Images#getList ServerView Resource Orchestratorに登録されているイメージ一覧を取得する。

Images#register イメージ情報を本製品に登録する。

Images#unregister イメージ情報を本製品から登録解除する。

Images#update イメージ情報を更新する。

Images#search イメージ情報を検索する。

Images#getDetail イメージ情報の詳細情報を取得する。

Images#getServerType L-Serverテンプレートの一覧を取得する。

Network#getList ネットワーク一覧を取得する。

Network#addCategory ネットワークリソースの種別を登録する。

Network#deleteCategory ネットワークリソースの種別を削除する。

Network#getCategoryList ネットワーク種別一覧を取得する。

Templates#importPublic テンプレート情報を登録する。

Templates#search システムテンプレートを検索する。

Templates#getDetail システムテンプレートの詳細情報を取得する。

Templates#changeShow システムテンプレートの表示可否を変更する。

Templates#deletePublic システムテンプレートを削除する。

DeployMaster#getTemplate システムテンプレートから配備マスタを取得する。

DeployMaster#save 構成保存情報を保存する。

DeployMaster#getSaveList 構成保存情報の一覧を取得する。

DeployMaster#getDetail 構成保存情報の詳細情報を取得する。

DeployMaster#delete 構成保存情報を削除する。

DeployMaster#setStatus 構成保存情報の状態を設定する。

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操作種別 説明

VSYS#getPoolList ServerView Resource Orchestratorのリソースプールの一覧を取得する。

5.2.2 セルフサービスポータルの監査ログ

利用者管理、課金、アクセス制御、および利用状況の監査ログについて説明します。

ポイント

・ マイポータルを操作した場合、構成管理の監査ログが出力されます。詳細は、「5.2.1 構成管理の監査ログ」を参照してください。

・ 提供部門管理者の登録・変更・削除に関する監査ログは、Interstage Directory Serviceのアクセスログで確認できます。InterstageDirectory Serviceのアクセスログについては、「Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド」の「リポジトリの運用監

視」を参照してください。

・ ログインおよびログアウトの監査ログは、Interstage シングル・サインオンのアクセスログで確認できます。Interstage シングル・サイン

オンのアクセスログについては、「Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド」の「アクセスログによる保守」を参

照してください。

出力形式

監査ログはCSV形式ファイルで、以下の項目が以下の順番で出力されます。

出力形式

"操作日時","ユーザーID","組織ID","操作種別","操作情報","操作結果"

項目 説明

操作日時 対象操作の操作日時

以下の形式で出力されます。

YYYY-MM-DD HH:MM:SS.sss (ローカルタイム)

ユーザーID 操作を行ったユーザーIDコマンドからの実行の場合、"ctmgadm"固定です。

組織ID 操作を行ったユーザーの組織IDコマンドおよび利用者管理GUIからの実行の場合、"ctmgadm"固定です。

操作種別 行った操作の種別

詳細は「操作種別と操作情報」を参照してください。

操作情報 操作種別に対する詳細情報

詳細は「操作種別と操作情報」を参照してください。

操作結果 操作結果

以下のどちらかの値が出力されます。

SUCCESS:成功の場合

FAILURE:失敗の場合

出力ファイル

監査ログは、以下のファイルに出力されます。

項目 出力ファイル

利用者管理

(パスワード再発行、

【Windows】

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項目 出力ファイル

クラウドポータルか

らの利用者作成以

外のGUI操作)

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\SecurityManagement\log\ctsec_audit_a.log

利用者管理

(パスワード再発行、

クラウドポータルか

らの利用者作成)

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\SecurityManagement\log\ctsec_audit_s.log

利用者管理

(コマンド・回送画

面表示時)

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\SecurityManagement\log\ctsec_audit_c.log

課金 【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\Charging\log\ctchg_audit.log

アクセス制御 【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\AccessControl\log\ctac_audit.log

利用状況 【Windows】

{CMDBのインストールフォルダー}\FJSVcmdbm\var\log\audit\uigui\cmdb_audit.log (*)

*: "CMDBのインストールフォルダー"は、マネージャーのインストール時に「インストール時のパラメーター」の「8.データベース

格納先の選択」で設計したフォルダーを示します。

監査ログファイルは、デフォルトでは、10MByteのサイズでローテーションされます。

監査ログファイルのファイルサイズの上限および 大世代数を変更する場合は、以下の手順で操作してください。

監査ログのファイルサイズ変更手順

監査ログのファイルサイズ変更手順は以下のとおりです。各操作は管理者権限で行う必要があります。

1. 以下のコマンドを実行して、マネージャーを停止します。

【Windows】

停止コマンドを実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\CIMS\Manager\bin\cims mgrctl stop

処理結果は、標準出力に出力されます。復帰値が0の場合は正常に処理が終了しシステムが停止しています。

処理結果 終了ステータス

正常終了 0

エラー 0以外

2. 定義ファイルの該当する項目を編集します。

定義ファイル

定義ファイルの格納先は次のとおりです。

項目 定義ファイル

利用者管理

(パスワード再発行、

クラウドポータルか

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\conf\auditsecalog4j.xml

- 143 -

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項目 定義ファイル

らの利用者作成

以外のGUI操作)

利用者管理

(パスワード再発行、

クラウドポータルか

らの利用者作成)

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\conf\auditsecslog4j.xml

利用者管理

(コマンド・回送画

面表示時)

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\conf\auditsecclog4j.xml

課金

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\conf\auditchglog4j.xml

アクセス制御

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\conf\auditaclog4j.xml

利用状況

【Windows】

{CMDBのインストールフォルダー}\FJSVcmdbm\CMDBConsole\WEB-INF\classes\log4j.properties (*)

*: "CMDBのインストールフォルダー"は、マネージャーのインストール時に「インストール時のパラメーター」の「8.データ

ベース格納先の選択」で設計したフォルダーを示します。

設定項目

定義ファイル内の次の項目を編集します。

項目 説明

MaxFileSize

監査ログファイルのファイルサイズの上限を設定します。

1以上の整数と単位(KB、MB、GB)の組合せで指定できます。 (*1) (*2)

<param name="MaxFileSize" value="500KB"/>

MaxBackupIndex

監査ログファイルの 大世代数を設定します。

1以上の整数が指定できます。 (*1)

<param name="MaxBackupIndex" value="50"/>

*1: 小数は指定しないでください。また、空欄は指定しないでください。

*2: ファイルサイズの上限は、ディスク容量を超えない値を設定してください。また、ファイルサイズの上限に小さすぎる値

を設定すると、短期間でログが上書きされてしまうため、十分な値を設定してください。

3. マネージャーを再起動します。

【Windows】

起動コマンドを実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\CIMS\Manager\bin\cims mgrctl start

処理結果は、標準出力に出力されます。復帰値が0の場合は正常に処理が終了しシステムが停止しています。

- 144 -

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処理結果 終了ステータス

正常終了 0

エラー 0以外

操作種別と操作情報

以下に、監査ログに出力される操作種別と操作情報を示します。

機能 操作種別 内容 操作情報

利用者管理

(パスワード再発

行、クラウドポー

タルからの利用

者作成以外の

GUI操作)

registUser 利用者の登録通知 "mail=""xxx@com"""

createUser 利用者の作成 "userid=""作成した利用者ID""&mail=""xxx@com""&lastname=""姓""&firstname=""名""&lastnamekana=""セイ""&firstnamekana=""メイ""&auth=""privilege|general""&explanation=""xxxx""&corporatename=""fujitsu""&emergencymail=""yyy@com""&emergencytel=""0000"""(運用ポータルからの作成時だけ)

deleteUser 利用者の削除 "userid=""削除した利用者ID"""

updateUser 利用者情報の更新 "userid=""更新した利用者ID""&mail=""xxx@com""&lastname=""姓""&firstname=""名""&lastnamekana=""セイ""&firstnamekana=""メイ""&auth=""privilege|general""&explanation=""xxxx""&corporatename=""fujitsu""&emergencymail=""yyy@com""&emergencytel=""0000"""

listUser 利用者情報の一覧取

なし

moveUser 利用者の異動 "userid=""異動した利用者ID""&oldorgid=""異動元組織ID""&neworgid=""異動先組織ID"""

updatePassword パスワードの更新 "userid=""パスワードを更新した利用者ID"""

createOrg 組織の作成 "orgid=""作成した組織ID""&orgname=""組織名""&mail=""xxx@com"""

deleteOrg 組織の削除 "orgid=""削除した組織ID"""

updateOrg 組織情報の更新 "orgid=""更新した組織ID""&orgname=""組織名""&mail=""xxx@com"""

listOrg 組織情報の一覧取得 なし

利用者管理

(パスワード再発

行、クラウドポー

createUser 利用者の作成 "userid=""作成した利用者ID""&mail=""xxx@com""&lastname=""姓""&firstname=""名""&

- 145 -

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機能 操作種別 内容 操作情報

タルからの利用

者作成)lastnamekana=""セイ""&firstnamekana=""メイ""&auth=""privilege|general""&explanation=""xxxx""&corporatename=""fujitsu""&emergencymail=""yyy@com""&emergencytel=""0000"""

(クラウドポータルからの作成時だけ)

resetPassword パスワードの再発行 "userid=""パスワードを再発行した利用者ID""&mail=""xxx@com"""

利用者管理

(コマンド・回送画

面表示時)

createUser 利用者の作成 "userid=""作成した利用者ID""&mail=""xxx@com""&lastname=""姓""&firstname=""名""&lastnamekana=""セイ""&firstnamekana=""メイ""&auth=""privilege|general""&explanation=""xxxx""&corporatename=""fujitsu""&emergencymail=""yyy@com""&emergencytel=""0000"""

deleteUser 利用者の削除 "userid=""削除した利用者ID"""

updateUser 利用者情報の更新 "userid=""更新した利用者ID""&mail=""xxx@com""&lastname=""姓""&firstname=""名""&lastnamekana=""セイ""&firstnamekana=""メイ""&auth=""privilege|general""&explanation=""xxxx""&corporatename=""fujitsu""&emergencymail=""yyy@com""&emergencytel=""0000"""

listUser 利用者情報の一覧取

なし

moveUser 利用者の異動 "userid=""異動した利用者ID""&oldorgid=""異動元組織ID""&neworgid=""異動先組織ID"""

createOrg 組織の作成 "orgid=""作成した組織ID""&orgname=""組織名""&mail=""xxx@com"""

deleteOrg 組織の削除 "orgid=""削除した組織ID"""

updateOrg 組織情報の更新 "orgid=""更新した組織ID""&orgname=""組織名""&mail=""xxx@com"""

listOrg 組織情報の一覧取得 なし

課金 updatePMaster 商品マスタの更新 なし

listPMaster 商品マスタの一覧取

なし

- 146 -

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機能 操作種別 内容 操作情報

listMeteringlog メータリングログの一

覧取得

"start=""取得期間開始日""&end=""取得期間終了日""&type=""event|period"""

アクセス制御 updateAuthority アクセス権限変更 "authorityid=""変更対象の権限ID""&actionid=""変更対象の操作ID""&permission=""指定した操作の許可/拒否"""

利用状況 (*) dispUsageStatus 利用状況の表示 なし

*: 利用状況の監査ログは、クラウドポータルから操作された場合にだけ出力されます。

5.2.3 CMDBの監査ログ

CMDBの監査ログについて説明します。

以下のファイルに出力されます。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\var\log\audit\audit.log

ポイント

監査ログのファイルは、5MBずつ、10世代(audit.log、audit.log.1~audit.log.9)まで保持されます。世代数の制限を超えた場合は、古い

ファイル(audit.log.9)から削除されます。

ログの出力形式

"日付","操作場所","実行ホスト","操作者","操作種別","操作対象","操作内容","実行結果","コンポーネント","追加情報","リザーブ

領域"

・ 日時:「日付 時刻 時差」の形式で日時が設定されます。

・ 操作場所:操作を行ったマシンのIPアドレスが設定されます。

・ 実行ホスト:操作を実行するマネージャーのホスト名が設定されます。

・ 操作者:操作を行った側の情報が設定されます。

- エージェントの場合はエージェントIDが設定されます。ただし、初回の操作でエージェントIDがまだ設定されていない場合は、

エージェントの種別名が設定されます。

- コマンドの場合はコマンドを実行したOSのユーザー名が設定されます。

・ 操作種別:操作名が設定されます。

・ 操作対象:操作対象や操作結果の内容が設定されます(「name=value;」の形式)。

・ 操作内容:操作の内容が設定されます。実行結果が失敗の場合はエラーの内容が設定されます。

・ 実行結果:以下の値が設定されます。

S: 成功

F: 失敗

・ コンポーネント:"FSERV"が設定されます。

・ 追加情報:操作における追加情報があれば設定されます(「name=value;」の形式)。

- 147 -

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・ リザーブ領域:使用していません。値は設定されません。

出力例

"2009/09/18 16:54:20.093 +0900","10.249.94.178","ITCM-GSV1","MDR Service for Interstage Application

Server","addMDR","id=mdr000000000004;","addMDR","S","FSERV","",""

"2009/09/18 16:54:24.375 +0900","10.249.94.178","ITCM-GSV1","mdr000000000004","addEntities","id=gid000000000004;

type=InterstageApplicationServer; record=observed; version=1;","addEntity","S","FSERV","",""

"2009/09/18 16:54:26.656 +0900","10.249.94.178","ITCM-GSV1","mdr000000000004","addEntities","id=gid000000000005;

type=ISWorkUnit; record=observed; version=1;","addEntity","S","FSERV","",""

"2009/09/18 16:54:26.843 +0900","10.249.94.178","ITCM-GSV1","mdr000000000004","addEntities","id=gid000000000001;

type=LogicalServer; record=observed; version=1;","updateEntity","S","FSERV","",""

"2009/09/19 15:24:48.187 +0900","10.249.97.157","ITCM-GSV1","SYSTEM","addEntity","id=gid000000000016; type=ChangeRecord;

record=expected; version=1;","addEntity","S","FSERV","",""

"2009/09/19 15:29:33.890 +0900","10.249.97.157","ITCM-GSV1","SYSTEM","addEntities","id=gid000000000027;

type=MasterPackage; record=expected; version=1;","addEntity","S","FSERV","",""

5.3 本製品の修正適用

CIMSをはじめソフトウェア製品から提供される修正情報は、「ソフトウェア修正情報提供統合サイト」である"アップデートサイト"から入

手することができます。

1. アップデートサイトにログインします。

2. 製品名、世代から修正を検索します。

3. 検索結果から、使用する機能に該当する修正あるいはすべての修正パッチを本製品に適用してください。

4. 本製品では、以下の各製品から公開されている修正パッチを適用してください。

- ServerView Resource Orchestrator V2.3.0

- Systemwalker Service Catalog Manager V14g (14.1.0A) (*)

- Systemwalker Software Configuration Manager V14g (14.1.0A)

- Systemwalker Runbook Automation V14g (14.1.0) (*)

*:該当する製品にはさらに同梱している製品があるため、それらの修正も適用することを推奨します。

5. 修正パッチに添付されている修正情報ファイルから、マニュアルも修正されている場合は、 新マニュアルを下記のサイトから入

手してください。

URL:

http://software.fujitsu.com/jp/manual/ (2011年9月時点)

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付録A ICTリソースの管理機能

ここでは、ICTリソースの管理機能について説明します。

A.1 リソースプール

仮想サーバ、ストレージ、ネットワーク、イメージなど同じ種類のリソースを束ねたものです。

リソースプールを導入することで、以下のメリットがあります。

これまでは、新規業務や業務拡張に伴い、その都度サーバ、ストレージ、ネットワークなどのリソースを購入する必要があったため、稟

議や手配、購入後の環境構築など時間も手間もかかっていました。本製品を導入すると、必要なリソースをリソースプールから切りだ

すだけでサーバを構築できるため、システムごとに必要であった稟議や手配、環境構築などの時間と手間は不要になり、計画的なイ

ンフラ環境の構築と運用が実現できます。

リソースプール管理は、リソースを無駄なく有効に活用するための機能です。リソースプールの種別は以下のとおりです。本製品で制

御するリソースを事前にリソースプールに登録しておくことで、利用者の要求に応じて適切なリソースをリソースプールから切り出し、迅

速にサーバ(ストレージ、ネットワークを含む)を構築できます。サーバが不要になった場合は、リソースを解放して再利用に備えます。

リソースプールは運用要件(ハードウェア種別、セキュリティ、リソース管理単位など)に応じて複数作成できます。リソースプール内のリ

ソースが不足した場合は、新しいリソースを追加するか、ほかのリソースプールからリソースを移動して補います。

表A.1 リソースプールの種別

リソースプール種別 概要

VM

新たなサーバ(VM)を作成する際に利用するVMホストを格納するリソースプールです。

異なるサーバ仮想化ソフトウェア製品のVMホストを格納できます。

また、サーバ仮想化ソフトウェア製品が混在したVMプールでは、L-Server作成時にVM種別を指定することで、適切なVMホストが選択され、L-Serverが作成されます。

複数のクラスタグループが同一のVMプールに登録されている環境で、L-Serverの移動

(マイグレーション)を行った場合、同一のクラスタに所属しているVMホスト間だけ移動

できます。

サーバ

新たなサーバを作成する際に利用する物理サーバを格納するリソースプールです。

注意

リソースプールとして表示されますが、本リソースプール種別はクラウド インフラ マネー

ジメント ソフトウェアでは利用できません。

ストレージ

本製品では、仮想ストレージリソースおよびディスクリソースを管理します。

仮想ストレージリソースとは、ストレージ管理製品が制御するRAIDグループなどのVM管理製品が制御するVMゲスト用のファイルシステムのことです。

これらを仮想ストレージリソースとして共通の操作で管理できます。

ディスクリソースとは、サーバに割り当てるディスクのことです。

VMゲストの場合は仮想ディスクが相当します。

本製品では、以下の方法でL-Serverにディスクリソースを割り当てます。

・ 仮想ストレージリソースから必要なサイズのディスクリソースを切り出して、L-Serverに割り当てる。

・ ストレージ管理製品で事前に作成したディスクをL-Serverに割り当てる。

ストレージプールには、以下の仮想ストレージリソースが格納されます。

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リソースプール種別 概要

・ VM用

VMwareのVMFS(データストア) やHyper-Vのクラスタ共有ボリュームなどのVMと仮

想ディスクを作成するためのファイルシステム

ネットワーク

サーバを接続するネットワークを定義したネットワークリソースを格納するリソースプール

です。

ネットワークリソースは、「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド」

の「1.2.6 ネットワーク設定の簡易化」を参照してください。

アドレス

以下のリソースが格納されます。

・ MACアドレス

・ WWN

注意

リソースプールとして表示されますが、本リソースプール種別はクラウド インフラ マネー

ジメント ソフトウェアでは利用できません。

イメージ以下のリソースが格納されます。

・ クローニングマスタ

A.2 論理サーバ(L-Server)論理サーバ(Logical Server)とは、サーバ(ストレージ、ネットワークを含む)の論理的な仕様(CPU数、メモリ容量、ディスク容量、NIC数

など)を定義したものです。論理サーバをL-Serverと表記します。

L-Serverには、定義された仕様に従ってリソースを割り当てることができます。リソースが割り当てられた状態のL-Serverは、通常の仮想

サーバと同様の操作ができます。

また、構築済みの仮想サーバをL-Serverと関連付けて管理できます。

L-Serverの利用者は、L-Serverに定義された仕様だけを意識し、割り当てられたリソースの実体を意識せずに運用できます。

L-Serverを使用することで以下のような効果があります。

・ 簡単かつ迅速なサーバ構築

L-Serverに定義した仕様に従って、リソースプールに格納されたリソースを自動的に割り当てることで、 適な構成のサーバを簡単

にすばやく構築できます。

・ 管理コストの軽減

サーバの利用者は、L-Serverに割り当てられているリソースを管理する必要がありません。また、リソースの管理を専門の管理者(インフラ管理者)が集中して行うことで、管理コストが軽減できます。

参考

L-Serverへのリソースの割り当ては、リソースプールから自動的に選択する方法以外に、手動で特定のリソースを割り当てる方法も利

用できます。

A.3 L-Serverテンプレート

L-Serverの仕様(CPU数、メモリ容量、ディスク容量、NIC数など)を事前に定義したひな型です。

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L-Serverテンプレートを利用することで、以下のような効果があります。

・ L-Serverの作成手順の削減

L-Serverテンプレートを一覧から選択するだけで、簡単に仕様を指定できます。

L-Serverテンプレート、クローニングマスタ、接続するネットワークの3つを選択するだけで、簡単にL-Serverを作成できます。

・ 構成の標準化

L-Serverテンプレートと同じ標準化された構成でL-Serverを作成できるため、構築作業の誤りがなくなり、管理コストを削減できます。

L-Serverテンプレートは、XML形式でファイルへの書出し(エクスポート)/読込み(インポート)ができます。これにより、管理サーバとは異

なる場所でL-Serverテンプレートを設計することや、異なるシステム間で構成を標準化できます。

本製品には、L-Serverテンプレートのサンプルが用意されています。サンプルを参考に編集して使用してください。

L-Serverテンプレートの詳細は、「ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 リファレンスガイド」の「2.2.2 仮想L-Serverの場合」を参照

してください。

A.4 RCコンソール

RCコンソールは、インフラ管理者が行うICTリソースのリソースプールへの登録・解除や、L-Serverの作成ならびにリソースの状況確認

などを行うためのコンソールです。

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メニュー

本製品に対する操作は、メニューバーに表示されているメニューまたはポップアップメニューから行います。

RCコンソールのメニューは以下のとおりです。

以下のメニュー以外については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「第2章 画面説明」を参照してください。

表A.2 メニュー項目一覧

メニューバー メニュー サブメニュー 機能

ファイルL-Serverのテンプ

レート

インポート L-Serverテンプレートを読み込みます。

エクスポート L-Serverテンプレートを書き出します。

設定

プール登録 選択されているリソースプールにリソースを登録します。

登録解除 選択されているリソースを、リソースプールから解除します。

作成

フォルダサーバツリー、オーケストレーションツリーでリソースフォル

ダーを作成します。

テナントオーケストレーションツリーでテナントフォルダーを作成し

ます。

プール オーケストレーションツリーでリソースプールを作成します。

L-Server L-Serverを作成します。

ネットワークリソース

(新規)新規にネットワークリソースを作成します。

ネットワークリソース

(管理LANサブネッ

トから)管理LANサブネットからネットワークリソースを作成します。

別フォルダーへ移動 -リソースプール、リソースフォルダーまたはリソースを別のリ

ソースフォルダーへ移動します。

別プールへ移動 - リソースを別のリソースプールへ移動します。

ユーザアカウント - ユーザーアカウントを登録、変更、削除します。

ユーザグループ - ユーザーグループを登録、変更、削除します。

パスワード変更 - ログインしたユーザーのパスワードを変更します。

設定変更

基本情報リソースプール、リソースフォルダー、またはリソースの基本

情報を変更します。

仕様 L-Serverまたはネットワークリソースの仕様を変更します。

ディスク増設 L-Serverのディスクを増設します。

ディスク本数削減 L-Serverからディスクを削減します。

ネットワーク構成 L-Serverのネットワーク構成を変更します。

定義情報 L-Serverの定義情報を変更します。

L-Server関連付け

設定構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverを関

連付けます。

解除物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付けを解

除します。

操作

スナップショット

採取 L-Serverのスナップショットを採取します。

リストア L-Serverにスナップショットをリストアします。

削除 スナップショットを削除します。

コンソール画面起動 - L-Serverのコンソール画面を開きます。

VMツールの導入 -L-ServerにVMware ToolsをインストールするためのISOイ

メージを接続します。

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メニューバー メニュー サブメニュー 機能

バックアップリストア

バックアップ L-Serverのシステムイメージをバックアップします。

リストア L-Serverのシステムイメージをリストアします。

削除 バックアップされているシステムイメージを削除します。

ステータス

管理対象サーバの状態として、L-Serverの状態が表示されます。選択リストからL-Serverを選択してください。なお、本製品では物

理サーバの状態表示はサポートしておりません。

管理対象サーバで警告または異常イベントが発生すると、監視状況エリアが点滅します。

点滅するエリアをクリックすると、対象のサーバの情報がメインパネルに表示されます。

ステータスについては、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「2.3 ステータス」を参照してください。

ツリー

本製品では、ServerView Resource Coordinator VEで提供されるツリーに加えて、オーケストレーションツリーとストレージツリーが表

示されます。また、サーバツリーにリソースフォルダーを作成した場合は、リソースフォルダーが表示されます。

ログインしたユーザーが以下の場合は、オーケストレーションツリーだけ表示できます。

- L-Serverだけ利用できるロールのユーザーの場合

- アクセス範囲を制限されたユーザーの場合

表示されるリソースは、ログインしたユーザーに設定されたアクセス権で表示できるリソースだけです。

オーケストレーションツリー

L-Serverとリソースプールを管理、操作します。

ログインした人がアクセスできるすべてのリソースが表示されます。表示されるリソースは、ロールとアクセス権の設定によって異

なります。

以下のリソースの状態がツリー構造で表示されます。

- リソースフォルダーとL-Server

- リソースプール、およびリソースプールに登録されたリソース

なお、各ツリーの 上位のリソースフォルダーをルート(root)フォルダーと呼びます。標準では、ルートフォルダーだけが存在し

ます。

オーケストレーションツリーでは、以下の情報が表示されます。

- リソース一覧

ツリーでリソースを選択した場合、関連するリソースの情報が表示されます。

- リソース詳細

ツリーでリソースを選択した場合、リソースの詳細な情報が表示されます。また、連携ソフトウェアの画面を起動できます。

- 利用可能プール

利用できるリソースプールの一覧が表示されます。

- テンプレート一覧

利用できるL-Serverテンプレートの一覧が表示されます。

L-ServerテンプレートからL-Serverを作成できます。

サーバリソースツリー

サーバリソースツリーでは、本製品で管理するシャーシ、サーバ、VMホスト、VMゲストおよびLANスイッチがツリー構造で表示

されます。

- 153 -

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ネットワークリソースツリー

ネットワークリソースツリーでは、本製品で管理するLANスイッチブレード以外のLANスイッチがツリー構造で表示されます。

ストレージツリー

ストレージツリーでは、本製品で管理するストレージ管理製品、ストレージ装置、RAIDグループ、LUN、VMゲストの仮想ディス

クがツリー構造で表示されます。

サーバリソースツリーとネットワークリソースツリーには、リソースを示すアイコンとリソース名が表示されます。

アイコンとリソース名については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「第2章 画面説明」および「ServerViewResource Coordinator VE 運用ガイド」の「5.2 リソース状態」を参照してください。

メインパネル

ツリーで選択されているリソースの情報が表示されます。

リソース詳細に表示される以下のサーバ属性の、基本情報以外のリソースの属性については、「ServerView Resource CoordinatorVE 導入ガイド」の「2.5.2 リソース詳細」を参照してください。

表A.3 サーバ属性

項目 表示内容

CPUコア総数 CPUのコア総数です。

CPUタイプ CPUのタイプです。

CPU周波数 CPUの周波数です。

メモリ容量 メモリ容量です。

進捗状況

操作の進捗状況と完了した操作の処理結果が、ユーザーのアクセス範囲に応じて表示されます。

イベントログ

発生したイベントの情報が表示されます。

イベントログには、本製品のイベントに加えて、ServerView Resource Coordinator VEのイベントが表示されます。

管理対象のリソースで、発生したイベントの履歴が一覧で表示されます。

ログインしたユーザーのロールとアクセス範囲によって、表示されるリソースが制限されます。

<ブレードビューア>>>ボタン

ブレードビューアーに切り替えられます。

管理対象サーバとしてPRIMERGY BXシリーズが登録されている場合だけ、ブレードの操作画面として利用できます。

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付録B 管理対象

本製品では、以下を管理対象とします。

表B.1 管理対象

管理対象 内容管理対象物の概要

本製品の使用者 サービス提供部門/サービス提供者、サービス利用部門/サービス利用者

ICTリソース サーバ、ストレージ、ネットワークなど

テンプレート L-Serverテンプレート、システムテンプレート

サービス

貸出し/返却

仮想プラットフォームの起動/停止

スナップショットの採取

B.1 本製品の使用者

ここでは、本製品の使用者について説明します。

表B.2 本製品の使用者

使用者 内容

サービス提供部門/

サービス提供者提供部門管理者

本製品を使用して、利用部門にサービスを提供する管理者です。

提供部門管理者はサービス利用者へのサービス仕様の提供、利

用状況の監視、利用部門からの申請の審査およびサービス仕様

の課金情報の管理を行うことができます。

サービス利用部門/

サービス利用者

組織 本製品の使用者がそれぞれ所属する部署を表します。

利用部門管理者

本製品のクラウドポータルを利用する組織の利用者で、組織に所

属する利用者の管理権限を付与された利用者です。組織内で複

数名登録することができます。

利用部門管理者は、組織内の利用者の管理、サービスの利用申

請、組織内のサービスのシステム管理を行うことができます。

一般利用者

本製品のクラウドポータルを利用する組織の利用者で、組織内で

複数名登録することができます。

一般利用者は、サービスの利用申請、本人が申請したサービス

のシステム管理を行うことができます。

B.2 ICTリソース

ここでは、本製品の管理対象となるICTリソースについて説明します。

なお、シャーシ、VMホスト、VM管理製品、LANスイッチの管理については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「第3章

セットアップの事前準備」を参照してください。

表B.3 ICTリソース

リソース 内容

シャーシサーバブレードを収容するブレードサーバのシャーシです。状態監視、情報表示およ

び電源操作ができます。

VMホスト

仮想マシン(仮想サーバ)を動作させるためにサーバ上で動作するサーバ仮想化ソフト

ウェア製品です。例えばHyper-Vの役割が追加されているWindows Server 2008 R2 やVMwareのVMware ESX/ESXiがこれに相当します。

VMホストに対して監視、情報表示、およびサーバ切替え操作などができます。

また、VMホストを登録すると、VMホスト上のVMゲストも自動的に検出され、サーバー

ツリー配下に表示されます。サーバーツリーからはVMゲストの電源操作やマイグレー

- 155 -

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リソース 内容

ション操作などが行えますが、自動検出されたVMゲストは、L-Serverとしての操作は行

えません。

VM管理製品

複数のサーバ仮想化ソフトウェア製品を統合管理する製品です。例えばVMwareでは、

VMware vCenter Server、Hyper-Vでは、SCVMMがこれに相当します。

本製品に登録して連携することで、VMゲストに対する機能が利用できるようになります。

LANスイッチ

ブレードサーバのシャーシに搭載されたLANスイッチ(LANスイッチブレード)と、それ

に接続されたLANスイッチです。

LANスイッチブレードに対しては、状態監視、情報表示およびVLAN設定ができます。

LANスイッチブレードとその他のLANスイッチに対しては、本製品のネットワークマップ

機能により、以下の情報が表示されます。詳細は、「ServerView Resource CoordinatorVE 運用ガイド」の「第12章 ネットワークマップ」を参照してください。

・ 仮想サーバ内(仮想スイッチ、VMゲスト)のネットワーク構成

・ 各リソース間のネットワーク接続状態

・ 仮想サーバ内のVLAN設定状態

VMゲスト

仮想サーバ上で動作するOSです。

VMゲストの状態監視、情報表示および電源操作などができます。ServerView ResourceCoordinator VEの機能に加えて、以下の機能が利用できます。

・ 新たなVMゲストをL-Serverとして管理

・ 構築済みの仮想マシンをL-Serverに関連付けて管理

仮想スイッチ

VMホスト上で、VMゲストのネットワークを管理するために利用する仮想的なLANスイッ

チです。

Hyper-Vでは仮想ネットワークという概念で表現されています。

Hyper-Vの仮想ネットワークとVMwareの標準機能である仮想スイッチをサポートします。

Cisco Nexus 1000V 仮想スイッチについては、サポートしていません。

ディスクリソース サーバに割り当てるディスクのリソースです。仮想ディスクが相当します。

仮想ストレージリソース

ディスクリソースを切り出すことのできるリソースです。VM作成用ファイルシステム(VMwareのVMFS(データストア)など)が相当します。

ETERNUSストレージのRAIDグループおよびVM作成用ファイルシステムからはディス

クリソースを動的に切り出すことができます。

ネットワークリソース

L-Serverが利用するネットワークの情報を定義したリソースです。

L-ServerのNICをネットワークリソースに接続することで、物理と仮想のネットワークスイッ

チが設定され、L-Serverが通信できるようになります。

ネットワークリソースにIPアドレスの範囲が設定されている場合、L-Serverへのイメージ

配付時に、IPアドレスを自動的に設定できます。

仮想イメージリソースVM管理製品でVMゲスト作成に用いるテンプレートを利用したイメージ、またはL-Serverからクローニングマスタを採取したイメージです。

B.3 テンプレート

ここでは、テンプレートについて説明します。

表B.4 テンプレート

種類 内容

L-Serverテンプレート L-Serverの仕様(CPU数、メモリ容量、ディスク容量、NIC数など)を事前に定義したひな

型です。

詳細は、「付録A ICTリソースの管理機能」内のL-ServerおよびL-Serverテンプレートを

参照してください。

システムテンプレート ICTリソースとソフトウェアの論理構成を定義したものです。

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B.4 サービス

ここでは、サービスについて説明します。

サービスとは、センターに集約された業務システムやICTリソースを効率よくオンデマンドに利用者に対して提供や貸出しできるように

管理するための単位です。

サービス利用者自らが必要とするサービスを選択して申請することで、そのサービスを利用することができます。

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付録C インストール前の準備と確認

ここでは、本製品をインストールする前の準備と確認について説明します。

C.1 インストール前の準備と確認

排他ソフトウェアの確認

対象システムに「2.2.2.4 排他ソフトウェア」のソフトウェア、および本製品のマネージャーがインストールされていないか確認してください。

必須ソフトウェアの準備と確認

システムに「2.2.2.3 必須ソフトウェア」のソフトウェアがインストールされているか確認してください。インストールされていない場合は、事

前にインストールしてください。

本製品で使用するポートの確認

本製品で使用するポート番号が、他のアプリケーションで既に使用されていないかを確認します。

以下のコマンドを実行し、ポート番号の使用状況を出力します。

> netstat -an

本製品で使用するポート番号および対処方法は、「D.1 ポート番号一覧」を参照してください。

注意

本製品の使用ポートに対するファイアウォール設定の無効化

ファイアウォール設定が有効になっているシステムに本製品をインストールする場合、マネージャーとエージェント間の通信が問題なく

行われるように、使用するポート番号のファイアウォールを無効に設定してください。

Windowsファイアウォールの設定方法

Windows Server 2008(Windows Server 2008 R2は除く)の場合は、以下の手順で設定します。

1. Windowsの[コントロール パネル] > [Windowsファイアウォール]ダイアログボックスを開き、[例外]タブを選択します。

2. [例外]タブの[ポートの追加]ボタンをクリックし、[ポートの追加]ダイアログボックスを表示します。

3. [ポートの追加]ダイアログボックスに名前(任意)およびポート番号を入力し、プロトコル(TCP/UDP)を選択します。

4. <OK>ボタンをクリックし、[ポートの追加]ダイアログボックスを終了します。

5. <OK>ボタンをクリックし、[Windowsファイアウォール]ダイアログボックスを終了します。

インストールフォルダーの準備と空き容量の確認

本製品のインストールフォルダーを決定します。

ただし、リムーバブルディスク上のフォルダーは指定できません。

インストールフォルダー配下にファイルやフォルダーがないか確認してください。

インストール先のドライブに必要な空き容量があるか確認してください。

本製品で必要なディスク容量については、「2.1.1 静的ディスク容量」と「2.1.2 動的ディスク容量」を参照してください。

管理LANとNICの状態確認

管理LANとして使用するネットワーク(IPアドレス)を決定します。

管理LAN側のNICが有効になっているか確認してください。

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付録D ポート番号

本製品は、インストール後から本付録に示す通信経路を使用します。

【Windows】

{システムドライブ}\Windows\system32\drivers\etc\services

【Linux】

/etc/services

ポート番号は、ネットワーク内で一意な番号でなければなりません。「ポート番号一覧」に示したポート番号がすでに使用されている場

合は、以下の対処が必要です。

変更が「可能」なポート番号

「ポートの変更手順」に従ってポート番号を変更してください。

変更が「不可」なポート番号

該当ポートを使用しているソフトウェア側のポート番号を変更してください。

D.1 ポート番号一覧

本製品を利用するサーバ種別ごとの各機能で利用されているポート番号を示します。サーバ種別およびシステム構成については、

「1.3 システム構成」を参照してください。

なお、ファイアウォールを設定している場合は、各外部のサーバから受け付ける必要のあるポート番号について、本製品が動作するた

めに接続を許可してください。

管理サーバ

表D.1 外部のサーバから受け付ける必要のあるポート番号

機能 機能詳細 使用ポート番号/プロトコル 変更

ダイナミック

リソース管理

RCコンソール 23461/tcp 可能

ServerView Operations Manager3169/tcp3170/tcp

不可

ServerView Agent 162/udp 不可

バックアップ・リストア、

クローニング

67/udp69/udp4011/udp 4972/udp

不可

バックアップ

クローニング採取14974 ~ 14989/udp 不可

リストア

クローニング配付14974 ~ 14989/tcp, udp 不可

セルフサービスポータル

/構成管理

Interstage管理コンソール 12000/tcp インストール時のみ可

Webサーバ

(Interstage HTTP Server)80/tcp インストール時のみ可

運用ポータル 3500/tcp インストール時のみ可

SSO認証サーバ 10443/tcp 不可

管理対象サーバからの性能情報収

集443/tcp 不可

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機能 機能詳細 使用ポート番号/プロトコル 変更

業務サーバエージェントの

利用状況収集2344/tcp 不可

ファイル転送基盤 9664/tcp 可能

表D.2 内部で利用するポート番号

機能 機能詳細 使用ポート番号/プロトコル 変更

ダイナミック

リソース管理

ServerView Remote Connectorサー

ビス3172/tcp (*) 不可

内部制御

23457/tcp23460/tcp23462/tcp23463/tcp23464/tcp23465/tcp

可能

バックアップ・リストア、

クローニング4971/tcp 不可

セルフサービスポータル

/構成管理

Systemwalker SoftwareConfiguration Manager管理機能

8013/tcp インストール時のみ可

Systemwalker SoftwareConfiguration Managerデータベー

5438/tcp インストール時のみ可

CORBAサービス 8002/tcp インストール時のみ可

利用者管理用データベース 5440/tcp インストール時のみ可

アクセス制御用データベース 5439/tcp インストール時のみ可

課金用データベース 5441/tcp インストール時のみ可

クラウド運用管理

データベース5442/tcp インストール時のみ可

SSOリポジトリ 389/tcpインストール時または

セットアップ時可

ダッシュボードサーバ 2345/tcp 不可

内部API3550/tcp3551/tcp

不可

Servletコンテナ9000/tcpから空いているポート番号

が10個使用されます。不可

CMDB

13300/tcp13301/tcp13321/tcp13322/tcp13323/tcp13324/tcp13325/tcp13326/tcp13327/tcp13328/tcp13331/tcp13332/tcp13333/tcp18443/tcp18444/tcp

不可

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機能 機能詳細 使用ポート番号/プロトコル 変更

申請プロセスの

ルールエンジン40320/tcp 不可

プロセス管理 9657/tcp セットアップ時のみ

SSO認証サーバ10550/tcp10555/tcp

不可

JMXサービス12200/tcp12210/tcp

不可

申請プロセスの通信基盤18005/tcp18009/tcp

不可

*: VMware ESXiを管理対象にする場合に必要です。

管理対象サーバ

表D.3 外部のサーバから受け付ける必要のあるポート番号

機能 機能詳細 使用ポート番号/プロトコル 変更

ダイナミック

リソース管理

リソース監視・制御

(物理OS)23458/tcp 可能

リソース監視・制御

(PRIMERGY BXシリーズ) (*1)161/udp 不可

リソース監視・制御

(PRIMERGY RX/TXシリーズ)(*2)

23/tcp623/udp

不可

リソース監視・制御

(VMware)443/tcp 不可

リソース監視・制御

(Hyper-V)

135/tcp137/tcp, udp138/udp139/tcp445/tcp, udp

不可

バックアップ・リストア、

クローニング4973/udp 不可

サーバ起動確認 ICMP (*3) -

ServerView Agent161/tcp, udp162/udp

不可

*1: 管理サーバとマネージメントブレード(PRIMERGY BXシリーズ)間の通信用にポート接続許可が必要です。

*2: 管理サーバとリモートマネージメントコントローラー(PRIMERGY RX/TXシリーズ)間の通信用にポート接続許可が必要です。

*3: ICMPのECHO_REQUESTデータグラムを示します。

VMサーバ

表D.4 外部のサーバから受け付ける必要のあるポート番号

機能 機能詳細 使用ポート番号/プロトコル 変更

セルフサービスポータル

/構成管理

ファイル転送基盤 9664/tcp 可能

業務サーバエージェントの

利用状況収集2344 不可

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表D.5 内部で利用するポート番号

機能 機能詳細 使用ポート番号/プロトコル 変更

セルフサービスポータル

/構成管理通信基盤

18005/tcp18009/tcp

不可

VM管理製品のサーバ

表D.6 VM管理製品のサーバが外部サーバから受け付ける必要のあるポート番号

機能 機能詳細 使用ポート番号/プロトコル 変更

VMware vCenter Server VMware vCenter Server 443/tcp 不可

System Center VirtualMachine Manager

System Center Virtual MachineManager

80/tcp443/tcp

不可

注意

ファイアウォール機能が有効になっている場合、上記の表に示した使用ポート番号/プロトコルについて、ファイアウォールの例外に指

定する必要があります。

D.2 ポートの変更手順

ここでは、ポート番号の変更手順について説明します。

D.2.1 ダイナミックリソース管理サーバのポート番号の変更手順

ダイナミックリソース管理機能のポート番号の変更手順について説明します。

管理サーバのポート番号変更手順

ServerView Operations Managerのポート番号の変更方法については、ServerView Operations Managerのマニュアルを参照してくださ

い。SNMPとサーバ起動制御については、標準プロトコルであり、ハードウェア側で固定されているため、変更できません。

OSのファイアウォール設定が有効になっているシステムや、ネットワーク上にファイアウォールを設置している環境では、変更したポー

トでの通信が問題なく行われるように、ファイアウォールの設定を変更してください。

以下の手順で、マネージャー本体で利用する管理サーバのポート番号を変更します。

1. マネージャーを停止します。

【Windows】

a. 管理者権限(Administrator)でログインします。

b. 停止コマンドを実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\CIMS\Manager\bin\cims mgrctl stop

処理結果は、標準出力に出力されます。復帰値が0の場合は正常に処理が終了しシステムが停止しています。

処理結果 終了ステータス

正常終了 0

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処理結果 終了ステータス

エラー 0以外

2. 変更するポート名と変更後のポート番号を指定して"rcxadm mgrctl modifyコマンド"を実行してください。

rcxadm mgrctl modifyコマンドの詳細は、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「5.7 rcxadm mgrctl」を

参照してください。

【Windows】

> "{CIMSのインストールフォルダー}\Resource Orchestrator\Manager\bin\rcxadm" mgrctl modify -port name=number

3. マネージャーを再起動します。

【Windows】

起動コマンドを実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\CIMS\Manager\bin\cims mgrctl start

処理結果は、標準出力に出力されます。復帰値が0の場合は正常に処理が終了しシステムが起動しています。

処理結果 終了ステータス

正常終了 0

エラー 0以外

注意

RCコンソールのポート番号を変更した場合は、以下のポート番号も同じ値に変更してください。

・ 管理クライアント

Webブラウザに指定するURLのポート番号をRCコンソールのポート番号に変更します。

URLをWebブラウザの"お気に入り"などに保存している場合は、それらのURLについてもポート番号を変更します。

管理対象サーバのポート番号の変更手順

以下の手順で、管理対象サーバのポート番号を変更します。

【VMware】

1. viコマンドなどを使用して、"/etc/servicesファイル"の以下の行を変更します。

# サービス名 ポート番号/プロトコル名

nfagent 23458/tcp

2. ポート番号を変更したサーバを再起動します。

【Hyper-V】

1. メモ帳などのテキストエディタを使用して、"{システムドライブ}\WINDOWS\system32\drivers\etc\servicesファイル"の以下の行

を変更します。

# サービス名 ポート番号/プロトコル名

nfagent 23458/tcp

2. ポート番号を変更したサーバを再起動します。

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D.2.2 セルフサービスポータル/構成管理のポート番号の変更手順

セルフサービスポータル/構成管理機能のポート番号の変更手順について説明します。

Interstage管理コンソール用のポート番号変更手順

Interstage管理コンソール用のポート番号は、Interstage管理コンソールで変更します。変更手順の詳細については、Interstage管理コ

ンソールのヘルプを参照してください。

ファイル転送基盤のポート番号重複時の設定

VMサーバのポート番号変更

ファイル転送基盤では、ポート番号:9664を使用しています。VMサーバ環境でポート番号の重複が発生した場合には、変更する

必要があります。変更は、変更対象のVMサーバと連携する管理サーバに対して実施します。

【Windows】

"{システムドライブ}\WINDOWS\system32\drivers\etc\services"に記載している以下のポート番号を未使用のポート番号に変

更します。

【Linux】

"/etc/services"に記載している以下のポート番号を未使用のポート番号に変更します。

dtranf02 9664/tcp # FJSVlnkbs

ポート番号は、1~65535の間で指定可能です。

管理サーバのポート番号変更

ファイル転送基盤のネットワーク定義ファイルに記載しているポート番号をVMサーバに設定したポート番号を同じ値を指定します。

各操作は管理者権限で行う必要があります。

1. ネットワーク定義ファイル

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\FJSVlnkbs\lnk02\gen\network_def.txt

2. ネットワーク定義ファイルを変更後、定義情報を反映させます

【Windows】

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\FJSVlnkbs\lnk02\bin\f3jtlxgentrn.exe -i 02

> {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\FJSVlnkbs\lnk02\gen\network_def.txt

3. ファイル転送基盤を再起動します

【Windows】

Windowsの[スタート]メニューから、[管理ツール] > [サービス]画面を開き、"Systemwalker File Transfer Library Control"サー

ビスを再起動してください。

クラウドポータルのサーバのポート番号の変更

ポート番号を変更する手順は以下のとおりです。各操作は管理者権限で行う必要があります。

1. 以下のコマンドを実行して、マネージャーを停止します。

【Windows】

停止コマンドを実行します。

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> {CIMSのインストールフォルダー}\CIMS\Manager\bin\cims mgrctl stop

処理結果は、標準出力に出力されます。復帰値が0の場合は正常に処理が終了しシステムが停止しています。

処理結果 終了ステータス

正常終了 0

エラー 0以外

2. portal.propertiesファイルを変更します。

【Windows】

a. 以下のファイルを開きます。

{CIMSのインストールフォルダー}\SWCTMG\SecurityManagement\conf\portal.properties

以下のurlに記述されているポート番号を変更します。

- portalSsl.url

- authedPortal.url

- userManager.url

- personalInfo.url

- rManagerInfo.url

- orgInfo.url

- portala.logout.url

- pki.url

- aControl.url

- community.url

- sendmail.auth.url

b. a.のファイルを閉じます。

c. コマンドプロンプトを開きます。

d. コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\SWCTMG\SecurityManagement\conf\bin\ctsec_bstrip.bat

e. コマンドプロンプトに「Success」が表示されることを確認します。

f. コマンドプロンプトを閉じます。

3. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順は以下のとおりです。

【Windows】

[スタート]メニューから[すべてのプログラム] > [Interstage] > [Application Server] > [Interstage管理コンソール]を選択しま

す。

4. ポート番号を変更します。

[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [ctng-https-ext] > [環境設定]を選択して、ポート番号を変更します。

5. 保護リソースのポート番号を変更します。

[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [保護リソース] > [{FQDN:業務

サーバのポート番号}]を選択して、ポート番号を変更します。

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6. 業務システム構築ファイルを出力します。

[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [業務システム構築ファイル]タブを選択します。

[業務システムの情報]を以下のように設定し、パスワード(6文字以上)を入力後、[ダウンロード]をクリックします。

設定項目 説明

公開URL http://{管理サーバのFQDN}:{3500(クラウドポータルのポート番号)}/

Interstage Portalworksとの連携 連携しない

7. 業務システムを削除します。

[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム]で一覧を表示します。

設定されている(変更する)ポート番号の業務システムを削除します。

8. 管理サーバを登録します。

「業務サーバの登録」を参考に、管理サーバを登録します。

9. コンテンツキャッシュの抑止を有効にします。

6.でダウンロードした業務システム構築ファイルおよびパスワードを使って、「コンテンツキャッシュの抑止」を参考に、コンテンツ

キャッシュの抑止を有効にします。

10. アクセス制御情報を更新します。

「アクセス制御情報の更新」を参考に、アクセス制御情報を更新します。

11. マネージャーを再起動します。

【Windows】

起動コマンドを実行します。

> {CIMSのインストールフォルダー}\CIMS\Manager\bin\cims mgrctl start

処理結果は、標準出力に出力されます。復帰値が0の場合は正常に処理が終了しシステムが起動しています。

処理結果 終了ステータス

正常終了 0

エラー 0以外

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付録E システムパラメーターのチューニング

チューニングが必要なシステムパラメーターとその値については、以下の「E.1 システムパラメーターのチューニング値」を参照してくだ

さい。

パラメーターの"種別"により、以下のように設定してください。

・ 種別が" 大"の場合

すでに設定されている値(初期値または以前の設定値)が表の値以上の場合は変更不要です。表の値より小さい場合は、表の値

に変更してください。

・ 種別が"加算"の場合

すでに設定されている値(初期値または以前の設定値)に表の値を加算してください。加算する前にシステム上限値を確認し、加

算した値がシステム上限値を超える場合は、システム上限値を設定してください。

詳細については、「Linuxのマニュアル」などを参照してください。

E.1 システムパラメーターのチューニング値

管理サーバ

共有メモリ

パラメーター 説明 設定値 種別

kernel.shmmax 共有メモリの 大セグメントサイズ 2684354560 大

kernel.shmall 使用可能な共有メモリの総量 655360 大

kernel.shmmni 共有メモリセグメントの 大数 156 加算

セマフォ

セマフォの設定値は、各パラメーター値を以下の形式で指定します。

kernel.sem = para1 para2 para3 para4

パラメーター 説明 設定値 種別

para1 セマフォ識別子あたりの 大セマフォ数 512 大

para2 システム全体のセマフォ数 23481 加算

para3 セマフォコールあたりの 大演算子数 50 大

para4 システム全体のセマフォ演算子数 2763 加算

メッセージキュー

パラメーター 説明 設定値 種別

kernel.msgmax メッセージの 大サイズ 16384 大

kernel.msgmnb 1つのメッセージキューに保持できるメッセージの

大値

114432 大

kernel.msgmni メッセージキューのIDの 大値 1566 加算

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VMサーバ

セマフォ

セマフォの設定値は、各パラメーター値を以下の形式で指定します。

kernel.sem = para1 para2 para3 para4

パラメーター 説明 値 種別

para1 セマフォ識別子あたりの 大セマフォ数 1 大

para2 システム全体のセマフォ数 2 加算

para3 セマフォコールあたりの 大演算子数 1 大

para4 システム全体のセマフォ演算子数 2 加算

メッセージキュー

パラメーター 説明 値 種別

kernel.msgmnb 1つのメッセージキューに保持できるメッセージの

大値

106496 大

kernel.msgmni メッセージキューのIDの 大値 512 加算

E.2 チューニング作業手順

1. 以下のコマンドを使用して、現在システムに設定されている該当するパラメーターの設定値を確認します。

/sbin/sysctl -a

# /sbin/sysctl -a

・・・

(省略)

・・・

kernel.sem = 256 32000 32 128

kernel.shmmax = 68719476736

kernel.shmall = 4294967296

kernel.shmmni = 4096

・・・

kernel.msgmax = 65536

kernel.msgmnb = 65536

kernel.msgmni = 16

・・・

(省略)

・・・

2. 「E.1 システムパラメーターのチューニング値」を参照し、現在の設定値と比較を行い、パラメーターごとに 大、加算の種別を考

慮して、適切な設定値を算出します。

3. "/etc/sysctl.conf"を編集します。以下の例のように編集します。

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kernel.sem = 512 55481 50 2891

kernel.shmmni = 4252

kernel.msgmnb = 114432

kernel.msgmni = 1582

4. "/etc/sysctl/conf"へ編集内容が反映されていることを、以下のコマンドで確認します。

# /bin/cat /etc/sysctl.conf

5. 3.の設定を有効にするために、次のどちらかの方法を実行します。

- システムをリブートして設定を反映

# /sbin/shutdown -r now

- /sbin/sysctl -p を使用して設定を反映

# /sbin/sysctl -p /etc/sysctl.conf (*)

*: このコマンドを使用した場合は、リブートの必要がありません。

6. 設定したシステムパラメーターが反映されていることを、以下のコマンドの出力で確認します。

# /sbin/sysctl -a

# /sbin/sysctl -a

・・・

(省略)

・・・

kernel.sem = 512 55481 50 2891

kernel.shmmax = 68719476736

kernel.shmall = 4294967296

kernel.shmmni = 4252

・・・

kernel.msgmax = 65536

kernel.msgmnb = 114432

kernel.msgmni = 1582

・・・

(省略)

・・・

- 169 -

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付録F Interstage シングル・サインオンの構築と設定/アンセットアップ

本付録では、Interstage シングル・サインオンの構築と設定およびアンセットアップについて説明します。

以下に、Interstage シングル・サインオンの構築と設定の流れを示します。

既存のInterstage シングル・サインオンへの情報設定は、本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g 導入ガイド」の

「8.3 既存のInterstage シングル・サインオンへの情報設定」を参照してください。

F.1 Interstage シングル・サインオンの構築と設定

ここでは、インストール後に管理サーバに対して必要なシングル・サインオンの構築および設定について説明します。

ポイント

本製品は、ユーザー認証としてInterstage シングル・サインオンを利用しており、本項で環境設定について説明しています。また、

Interstage シングル・サインオンの構築に使用するInterstage管理コンソールは、SSL暗号化通信を使用します。

Interstage シングル・サインオンの構築と設定は、以下の手順で行います。

・ SSL通信環境の構築

・ Interstage シングル・サインオンのセットアップ

F.1.1 SSL通信環境の構築

Interstage シングル・サインオンのセットアップを行う前準備として、SSL通信環境の構築を行います。

SSL通信環境の構築は、以下の手順で行います。

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1. Interstage証明書環境へのアクセス権限の設定

2. Interstage証明書環境の作成とSSL通信に使用する証明書の取得申請書の作成

3. SSL通信に使用する証明書の登録

4. SSL通信を行うための設定

参考

SSL環境の構築方法の詳細については、「Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド」の「Interstage証明書環境の

構築と利用」を参照してください。

Interstage証明書環境の作成とSSL通信に使用する証明書の取得申請書の作成

証明書取得申請書(CSR)の作成コマンド(以降、scsmakeenvコマンドと記述します)を使用して、Interstage証明書環境の作成、および

SSL通信に使用する証明書の取得申請を行うための証明書取得申請書(CSR)の作成を行います。

以下に作成手順および実行例を示します。

作成手順

1. 環境変数JAVA_HOMEにJDKまたはJREのインストールパスを設定します。

Linuxで必要な手順です。Windowsでは環境変数JAVA_HOMEの設定は必要ありません。

2. scsmakeenvコマンドを実行します。

【Windows】

scsmakeenv -n {秘密鍵のニックネーム} -f {証明書取得申請書の出力先ファイル名}

証明書取得申請書(CSR)の出力先ファイル名は、必要に応じて変更してください。

注意

scsmakeenvコマンドで指定する秘密鍵のニックネームは、認証局から取得したサイト証明書を登録するときに必要になります。

参考

scsmakeenvコマンドの詳細については、「Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「SSL環境設定コ

マンド」を参照してください。

3. Interstage証明書環境へアクセスするためのパスワードを入力します。

パスワードは、Interstage証明書環境へアクセスするために必要です。

4. 識別名を入力します。

"What is your first and last name?"(英数字氏名)との問い合わせに、Webサーバのホスト名として証明書の申請を行うサーバの

FQDNを指定してください。

5. 4.同様、以下の項目を入力します。

- organizational unit(英数字組織単位名)

- Organization(英数字組織名)

- City or Locality(市区町村名)

- State or Province(都道府県名)

- Country code(国名)

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6. 入力した値を確認します。

入力した値で証明書取得申請書を作成する場合は[yes]を、入力し直す場合には、[no]を入力してください。

7. 証明書取得申請書(CSR)を認証局に送付し、証明書の発行を依頼します。

scsmakeenvコマンドが正常に終了すると、証明書取得申請書(CSR)がscsmakeenvコマンドの-fオプションで指定した申請書の出

力先ファイル名に出力されます。そのファイルを認証局に送付し、証明書の発行を依頼してください。なお、依頼方法は認証局

に従ってください。

【Windows】

以下の設定値を使って、コマンドの実行例を示します。

・サイト証明書のニックネーム:SERVERCERT

・申請書の出力先ファイル名:C:\temp\ssocert.txt

・英数字氏名:ssoserver.example.com

・英数字組織単位名:FUJITSU TOKYO

・英数字組織名:FUJITSU

・市区町村名:Shinjuku

・都道府県名:Tokyo

・国名:jp

C:\>scsmakeenv -n SERVERCERT -f C:\temp\ssocert.txt

New Password:

Retype:

Input X.500 distinguished names.

What is your first and last name?

[Unknown]: ssoserver.example.com

What is the name of your organizational unit?

[Unknown]: FUJITSU TOKYO

What is the name of your organization?

[Unknown]: FUJITSU

What is the name of your City or Locality?

[Unknown]: Shinjuku

What is the name of your State or Province?

[Unknown]: Tokyo

What is the two-letter country code for this unit?

[Un]: jp

Is <CN=ssoserver.example.com, OU=FUJITSU TOKYO, O=FUJITSU, L=Shinjuku, ST=Tokyo,C=jp> correct?

[no]: yes

SCS: 情報: scs0101: CSR(証明書取得申請書)を作成しました。< C:\temp\ssocert.txt>

C:\>

注意

すでにInterstage証明書環境を構築済の場合、Interstage証明書環境のパスワードの入力が要求されるので、Interstage証明書環

境構築時に設定したパスワードを入力してください。

参考

テスト環境用にテスト用サイト証明書を利用できます。テスト用サイト証明書はテスト環境用のみに利用し、実際の運用では利用

しないでください。

テスト用サイト証明書の作成については、「テスト用サイト証明書の作成」を参照してください。

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SSL通信に使用する証明書の登録

認証局から発行されたサイト証明書と、その証明書の発行者である認証局証明書を取得し、証明書・CRL登録コマンド(以降、scsenterコマンドと記述します)を使用して登録します。

参考

認証局によっては、中間認証局証明書の登録が必要な場合があります。詳細については、「Interstage Application Server セキュリティ

システム運用ガイド」の「証明書・CRLの登録」を参照してください。

テスト用サイト証明書を作成した場合、本作業を行う必要はありません。

作成手順

1. scsenterコマンドで認証局の証明書を登録します。

scsenter -n {認証局の証明書のニックネーム} -f {認証局の証明書}

参考

scsenterコマンドの詳細については、「Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「SSL環境設定コマン

ド」を参照してください。

2. Interstage証明書環境へアクセスするためのパスワードを入力します。

scsmakeenvコマンドで指定したInterstage証明書環境にアクセスするためのパスワードを入力します。

3. scsenterコマンドでサイト証明書を登録します。

scsenter -n {サイト証明書のニックネーム} -f {サイト証明書} -o

認証局から取得したサイト証明書を登録する場合に、scsmakeenvコマンドで秘密鍵に指定したニックネームを指定してください。

なお、サイト証明書の登録には、-oオプションを必ず指定してください。

4. Interstage証明書環境へアクセスするためのパスワードを入力します。

scsmakeenvコマンドで指定したInterstage証明書環境にアクセスするためのパスワードを入力します。

【Windows】

以下の設定値を使って、コマンドの実行例を示します。

・認証局の証明書:c\temp\ca-cert.cer

・認証局の証明書のニックネーム:CACERT

・サイト証明書:C:\temp\server-cert.cer

・サイト証明書のニックネーム:SERVERCERT

取得した認証局の証明書およびサイト証明書のファイル名は、必要に応じて変更してください。

C:\>scsenter -n CACERT -f c\temp\ca-cert.cer

Password:

証明書がキーストアに追加されました。

SCS: 情報: scs0104: 証明書を登録しました。

C:\>scsenter -n SERVERCERT -f C:\temp\server-cert.cer -o

Password:

証明書応答がキーストアにインストールされました。

SCS: 情報: scs0104: 証明書を登録しました。

C:\>

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SSL通信を行うための設定

Interstage管理コンソールを使用して、SSLの定義を作成します。

1. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順は以下のとおりです。

【Windows】

[スタート]メニューから[すべてのプログラム] > [Interstage] > [Application Server] > [Interstage管理コンソール]を選択しま

す。

2. SSLの定義を作成します。

[システム] > [セキュリティ] > [SSL] > [新規作成]タブを選択し、[簡易設定]を表示して、登録したサイト証明書のニックネーム

を選択し、SSL定義を作成してください。

以下の項目を設定し、<作成>ボタンをクリックしてください。

設定項目 設定値

定義名 SSL定義を識別する名前を設定します。

ここで設定した定義名は、Interstage シングル・サインオン

のセットアップ時に指定します。

定義には32文字以内の半角英数字、および以下の記号

が指定できます。

・ ハイフン「-」

・ 丸括弧「()」

・ 角括弧「[]」

・ アンダーライン「_」

サイト証明書のニックネーム 「SSL通信に使用する証明書の登録」で、Interstage証明

書環境にサイト証明書を登録した際に指定したニックネー

ムを選択してください。登録したサイト証明書はInterstage管理コンソールの[システム]>[セキュリティ]>[証明書]>[サイト証明書]画面で参照できます。

プロトコルバージョン "SSL 3.0"および"TLS 1.0"を選択します。

クライアント認証 "しない"を選択します。

暗号化方法 Interstage管理コンソールのヘルプを参照し、必要に応じ

て変更します。

認証局証明書のニックネーム Interstage管理コンソールのヘルプを参照し、必要に応じ

て変更します。

F.1.2 Interstage シングル・サインオンのセットアップ

Interstage シングル・サインオンのセットアップについて説明します。

Interstage シングル・サインオンのセットアップコマンドの実行

Interstage シングル・サインオンのセットアップコマンド(以降、ssoclsetupコマンドと記述します)を使用して、Interstage シングル・サインオ

ンのセットアップを行います。

ssoclsetupコマンドを実行することで、Interstage シングル・サインオンに必要な以下のサーバが構築されます。

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・ リポジトリサーバ(更新系)

・ 認証サーバ

・ 業務サーバ

ssoclsetupコマンドで設定される情報は以下のとおりです。

設定項目 設定値

管理者用DN cn=manager

公開ディレクトリ ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

認証用Webサーバ名 SSOauth

認証サーバのポート番号 104431055010555

アイドル監視時間 30分

再認証間隔 480分

利用者のロック 連続失敗回数:6回

ロックの解除 自動解除時間:30分

業務サーバ名 FJapache

業務サーバのポート番号 80

注意

ssoclsetupコマンドの実行には、以下の情報が必要です。

必須

・ サーバのFQDN

・ SSL定義

オプション

・ SSOリポジトリ名

・ SSOリポジトリのポート番号

サーバのFQDNには、インストール時に設定した管理サーバのFQDNを指定してください。

SSL定義には、「SSL通信を行うための設定」で作成したSSL定義を指定してください。

SSOリポジトリ名は、8文字以内の半角英数字で設定してください。本オプションを省略した場合は、"rep001"が指定されます。

SSOリポジトリのポート番号には、インストール時に設定したSSOリポジトリのポート番号を入力してください。

ssoclsetupコマンドの詳細については、「G.2.2 Interstage シングル・サインオンシステム構築コマンド」を参照してください。

ssoclsetupコマンドの実行時に、管理者DNのパスワードの入力が必要となるため、インストール時に設定した値を入力してください。

作成手順

1. ssoclsetupコマンドを実行します。

【Windows】

ssoclsetup {FQDN} {SSLConfName} [-rn {RepositoryName}] [-lp {LDAPPort}]

上記のssoclsetupコマンドは、以下のフォルダーに格納されています。

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\SecurityManagement\sso\bin

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2. SSOリポジトリの管理者DNのパスワードを入力してください。

【Windows】

以下の設定値を使って、コマンドの実行例を示します。

・サーバのFQDN:ssoserver.example.com

・SSL定義名:AuthSSL

サーバのFQDNおよびSSL定義名は、必要に応じて変更してください。

C:\>ssoclsetup ssoserver.example.com AuthSSL

Please input SSO Repository administrator DN password

Password:

Retype:

IREP: 情報: irep10815: パスワードファイルを作成しました。

file=C:\INTERS~3\F3FMsso\ssoatcsv\conf\tmp_passwdfile

...定義情報を確認しています。 (1/4)

...リポジトリを初期化しています。 (2/4)

...公開ディレクトリを作成しています。 (3/4)

...リポジトリ管理情報を更新しています。 (4/4)

IREP: 情報: irep70001: リポジトリを作成しました。 [rep001]

IHS: 情報: ihs01000: コマンドが正常に終了しました。

IHS: 情報: ihs01000: コマンドが正常に終了しました。

IHS: 情報: ihs01000: コマンドが正常に終了しました。

IREP: 情報: irep70000: リポジトリの環境設定を更新しました。 [rep001]

IHS: 情報: ihs01000: コマンドが正常に終了しました。

C:\>

業務サーバの環境設定

ssoclsetupコマンドで構築したInterstage シングル・サインオンの業務サーバの環境設定を行います。

業務サーバの環境設定は、Interstage管理コンソールを使用して以下の手順で行います。

1. Interstage管理コンソールを起動します。

【Windows】

[スタート]メニューから[すべてのプログラム] > [Interstage] > [Application Server] > [Interstage管理コンソール]を選択しま

す。

2. 業務サーバの環境設定を行います。

[システム]>[セキュリティ]>[シングル・サインオン]>[業務システム]>[Bussiness001]をクリックして、[環境設定]タブを選択します。

[詳細設定]>[表示]をクリックし、[アクセス制御情報]>[アクセス制御情報の更新]に"必要時に手動で行う"を設定し、[適用]ボタンをクリックします。

3. 業務サーバを再起動します。

[システム]>[サービス]>[Webサーバ]>[FJapache]をクリックして、[状態]タブを選択します。

- Webサーバ(FJapache)の状態が起動の場合:[停止]ボタンをクリックした後、[起動]ボタンをクリックします。

- Webサーバ(FJapache)の状態が停止の場合:[起動]ボタンをクリックします。

アクセス制御情報の更新

Interstage管理コンソールを使用して、以下の手順でアクセス制御情報を更新します。

1. Interstage管理コンソールを起動します。

Interstage管理コンソールの起動手順については、業務サーバの環境設定を参照してください。

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2. アクセス制御情報の更新を行います。

[システム]>[セキュリティ]>[シングル・サインオン]>[業務システム]>[Bussiness001]をクリックします。[アクセス制御情報の更

新]タブで、[更新]ボタンをクリックします。

注意

アクセス制御情報の更新後、sso04718のメッセージが出力される場合がありますが、運用上の問題はないため、作業を継続してくださ

い。

テスト用サイト証明書の作成

認証局から発行されるサイト証明書を使用する前にテストを行いたい場合に限り、テスト用サイト証明書を利用できます。以下に、テス

ト用サイト証明書の作成例を示します。

注意

テスト用サイト証明書は、テスト環境のみ利用できます。

実際の運用において、テスト用サイト証明書は利用しないでください。

以下の設定値を使って、コマンドの実行例を示します。

・テスト用サイト証明書のニックネーム:testCert

・英数字氏名:ssoserver.example.com

・英数字組織単位名:FUJITSU TOKYO

・英数字組織名:FUJITSU

・市区町村名:Shinjuku

・都道府県名:Tokyo

・国名:jp

入力したパスワードは表示されません。初回はパスワード登録となります。入力したパスワードの確認のため表示された情報で証明書

を作成する場合、"yes"を入力してください。入力し直す場合には、"no"を入力してください。

【Windows】

C:\>scsmakeenv -n testCert

New Password:

Retype:

Input X.500 distinguished names.

What is your first and last name?

[Unknown]: ssoserver.example.com

What is the name of your organizational unit?

[Unknown]: FUJITSU TOKYO

What is the name of your organization?

[Unknown]: FUJITSU

What is the name of your City or Locality?

[Unknown]: Shinjuku

What is the name of your State or Province?

[Unknown]: Tokyo

What is the two-letter country code for this unit?

[Un]: jp

Is <CN=ssoserver.example.com, OU=FUJITSU TOKYO, O=FUJITSU, L=Shinjuku, ST=Tokyo,C=jp> correct?

[no]: yes

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SCS: 情報: scs0102: 自己署名証明書を作成しました。

C:\>

注意

Interstage証明書環境を構築済の場合、Interstage証明書環境のパスワードの入力が要求されるので、Interstage証明書環境構築時に

設定したパスワードを入力してください。

F.2 Interstage シングル・サインオンのアンセットアップ

ここでは、Interstage シングル・サインオンのアンセットアップについて説明します。

Interstage シングル・サインオンのアンセットアップおよび設定解除の流れを以下に示します。

既存のInterstage シングル・サインオンに対する設定解除については、本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g導入ガイド」の「9.2 既存のInterstage シングル・サインオンに対する設定解除」を参照してください。

注意

Interstage シングル・サインオンのアンセットアップは、CIMSのアンセットアップ完了後に実施してください。

Interstage シングル・サインオンのアンセットアップコマンド(以降、ssoclunsetupコマンドと記述します)を使用して、Interstage シングル・

サインオンのアンセットアップを行います。

ssoclunsetupコマンドを実行することで、Interstage シングル・サインオンの以下の資源が削除されます。

・ Interstage シングル・サインオンの以下のサーバ

- リポジトリサーバ(更新系)

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- 認証サーバ

- 業務サーバ(*1)

・ リポジトリサーバ(更新系)が参照しているSSOリポジトリ

・ リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバを構築したWebサーバ(*2)

*1: ssoclunsetupコマンドを実行したマシン上に構築されているInterstage シングル・サインオンの全業務サーバが削除されます。

ただし、Webサーバ自体は削除されません。

*2: リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバを構築したWebサーバ(Webサーバ名:SSOauth)のみ削除されます。その他のWebサーバは削除されません。

注意

ssoclunsetupコマンドの詳細については、「G.2 Interstage シングル・サインオン管理コマンド」を参照してください。

削除手順

1. ssoclunsetupコマンドを実行します。

【Windows】

ssoclunsetup

上記のssoclunsetupコマンドは以下のフォルダーに格納されています。

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\SecurityManagement\sso\bin

2. 削除の確認を行います。

ssoclunsetupコマンド実行後、Interstage シングル・サインオンの削除を確認するメッセージが表示されます。削除を行う場合

は"yes"を入力してください。"yes"以外を入力した場合は、"Command canceled."と表示され、削除されません。

3. 資源の状態がメッセージとして表示されます。

4. ssoclunsetupコマンド実行後、削除対象の資源の状態がメッセージとして表示されます。資源の意味は以下のとおりです。

資源の名前 資源の説明

Repository Server リポジトリサーバ(更新系)

Authentication Server 認証サーバ

Business Server 業務サーバ

Web Server(Webサーバ名) リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバを構築したWebサーバ

Webサーバ名は"SSOauth"固定

SSO Repository (リポジトリ名) リポジトリサーバ(更新系)が参照しているSSOリポジトリ

5. また、資源の状態は以下のメッセージで表示されます。

メッセージ 資源の状態

Exist 存在する。

Not exist 存在しない。

注意

- ssoclunsetupコマンド終了後、業務サーバを追加していたWebサーバ(Interstage HTTP Server)の起動は行いません。

- 削除する資源が存在しない状態でssoclunsetupコマンドを実行した場合、ssoclunsetupコマンドは正常に終了します。

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【Windows】

C:\>ssoclunsetup

Repository Server : Exist

Authentication Server : Exist

Business Server : Exist

Web Server (SSOauth) : Exist

SSO Repository (rep001) : Exist

Are you sure to delete the Single Sign-on system? (yes/no) yes

IHS: 情報 : ihs01000: コマンドが正常に終了しました。

IREP: 情報 : irep70002: リポジトリを削除しました。[rep001]

C:\>

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付録G コマンドリファレンス

ここでは、本製品のコマンドリファレンスについて説明します。

G.1 制御・環境設定コマンド

ここでは、制御・環境設定コマンドについて説明します。

G.1.1 制御・環境設定コマンドの概要

管理サーバの制御・環境設定コマンドです。

制御・環境設定コマンドの格納先

制御・環境設定コマンドの格納先を以下に示します。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\CIMS\Manager\bin\

制御・環境設定コマンドの説明形式

制御・環境設定コマンドの説明形式を説明します。

記述形式

コマンドの記述形式を説明します。

コマンド名 サブコマンド名 [オプション] [・・・]

コマンドの各項目を説明します。

項目 説明

コマンド名 コマンド名を記述します。

サブコマンド名 サブコマンド名を記述します。

[オプション] オプション名または、オプション名とパラメーターを記述します。省略できるオ

プションです。

[・・・] 複数のオプションを記述します。ただし、省略できます。

機能説明

コマンドの機能を説明します。

サブコマンド

サブコマンドを説明します。

オプション

オプションを説明します。

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注意事項

コマンド利用時の注意事項を説明します。

終了ステータス

終了時に返されるステータスを説明します。

G.1.2 マネージャー制御コマンド

ここではマネージャー制御コマンドについて説明します。

記述形式

cims mgrctl start

cims mgrctl stop

機能説明

cims mgrctlは、マネージャーの起動、停止を行うコマンドです。

注意

マネージャーは、管理サーバを起動することで、自動的に起動します。

ここでは、マネージャーの起動状態の確認方法について説明します。

【Windows】

マネージャーは、以下のWindowsのサービスとInterstageのワークユニットから構成されています。

・ マネージャー本体(Windowsサービス)

- Resource Coordinator Manager

- Resource Coordinator Task Manager

- Resource Coordinator Web Server(Apache)

- Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel)

- Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel2)

- Resource Coordinator DB Server(PostgreSQL)

・ マネージャー本体(Interstageのワークユニット)

- CMDB_Gui

- CMDB_Manager

- CTMG_MyPortal

- CTMG_OpPortal

- CtmgConfidential

- PDP

- REST

- SopConfidential

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- SopGetConfidential

- SopUserManager

- portal

- portala

- portals

- CFMG_VSYS

- CFMG_ManagerView

- WUibpmcon

- WUibpmsv

- IBPMMServer

・ 関連サービス

- Deployment Service

- TFTP Service

- PXE Services

- Systemwalker SQC DCM

- Systemwalker MpMjes

マネージャー本体(Windowsサービス)と関連サービスは、Windowsの[スタート]メニューから、[管理ツール] > [サービス]画面を開

き、それぞれのサービス状態を確認できます。

また、マネージャー本体(Interstageのワークユニット)は以下の手順で確認できます。

[確認方法]

- Interstageの起動確認

Interstageの起動状態の表示コマンド(isstat)により、status(運用状態)が、"execute"(起動済状態)になっていることで確認でき

ます。

- ワークユニットの確認

ワークユニットの一覧表示コマンド(islistwu)により、上記ワークユニットのstatus(運用状態)が、"execute"(起動済状態)になって

いることで確認できます。

サブコマンド

start

マネージャーを起動します。

stop

マネージャーを停止します。

オプション

ありません。

注意事項

【Windows】

Administratorで実行してください。

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実行環境

管理サーバ

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0

正常に処理されました。

0以外

エラーが発生しました。

本コマンドの実行時に出力または表示されたメッセージについては、「cims mgrctlコマンドのメッセージ」を参照し、確認および対処

してください。

G.2 Interstage シングル・サインオン管理コマンド

ここではInterstageシングル・サインオン管理コマンドについて説明します。

G.2.1 Interstage シングル・サインオン管理コマンドの概要

Interstage シングル・サインオン管理コマンドは、Interstage シングル・サインオンシステムを構築およびInterstage シングル・サインオン

システムを削除する機能を提供します。

本コマンドを利用できる人はシステム運用管理者です。

Interstage シングル・サインオン管理コマンドの構成

Interstage シングル・サインオン管理コマンドは、以下のコマンドから構成されています。

機能名 コマンド名 説明

Interstage シングル・サインオンシステム

構築コマンド

ssoclsetup Interstage シングル・サインオンシステムを構築しま

す。

Interstage シングル・サインオンシステム

削除コマンド

ssoclunsetup Interstage シングル・サインオンシステムを削除しま

す。

Interstage シングル・サインオン起動・停

止コマンド

ssoclservicectl Interstage シングル・サインオンの起動・停止を実

行します。

Interstage シングル・サインオンバック

アップコマンド

ssoclbackup Interstage シングル・サインオンのバックアップを行

います。

Interstage シングル・サインオンリストア

コマンド

ssoclrestore Interstage シングル・サインオンのリストアを行います。

Interstage シングル・サインオン管理コマンドの格納先

Interstage シングル・サインオン管理コマンドの格納先を以下に示します。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\SecurityManagement\sso\bin

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Interstage シングル・サインオン管理コマンドの復帰値とメッセージ

Interstage シングル・サインオン管理コマンドの結果は復帰値を確認してください。

復帰値が 0 の場合は正常終了です。

復帰値が 0 以外の場合は異常終了でエラーメッセージを出力します。

復帰値とエラーメッセージの詳細については以下を参照してください。

メッセージの詳細については、「Systemwalker Software Configuration Manager V14g メッセージ集」の「Interstage シングル・サインオ

ン管理コマンドが出力するメッセージ」を参照してください。

復帰値の確認方法の例を以下に示します。

【Windows】

> ssoclunsetup

> echo %errorlevel%

0

Interstage シングル・サインオン管理コマンドの説明形式

Interstage シングル・サインオン管理コマンドの説明形式を説明します。

記述形式

コマンドの記述形式を説明します。

コマンド名 オプション [オプション] [・・・]

コマンドの各項目を説明します。

項目 説明

コマンド名 コマンド名を記述します。

オプション オプション名またはオプション名とパラメーターを記述します。

[オプション] 省略できるオプションです。

[・・・] 複数のオプションを記述します。ただし、省略できます。

機能説明

コマンドの機能を説明します。

オプションの説明

オプションを説明します。

注意事項

コマンド利用時の注意事項を説明します。

使用例

コマンドの使用例を示します。

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ここでは、Linux版を例にとって説明しています。

G.2.2 Interstage シングル・サインオンシステム構築コマンド

記述形式

ssoclsetup {FQDN} {SSLConfName} [-rn {RepositoryName}] [-lp {LDAPPort}]

機能説明

Interstage シングル・サインオンシステムの構築を行います。構築されたInterstage シングル・サインオンシステムは、以下のような構

成になります。

・ 1台のサーバ上に、Interstage シングル・サインオンの以下のサーバを構築・追加します。

- リポジトリサーバ(更新系)

- 認証サーバ

- 業務サーバ

リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバは、同じWebサーバ(Interstage HTTP Server)上に構築されます。

オプションの説明

オプション 説明

FQDN 本コマンドを実行するサーバのFQDN(ホスト名+ドメイン名)を指定します。

以下の形式による指定は行えません。

・ホスト名のみ

・IPアドレス

SSLConfName 認証基盤側のサーバ(リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバ)を構築するWebサー

バ(Interstage HTTP Server)で使用するSSL定義名を指定します。

指定するSSL定義名は事前に作成しておく必要があります。

また、SSL定義には1Byteから32Bytesまでの半角英数字、および以下の記号が指定

できます。

・「-」、「()」、「[]」、「_」

-rnRepositoryName

SSOリポジトリのリポジトリ名を指定します。本オプションを省略した場合、「rep001」が

指定されたものとみなします。

また、リポジトリ名には1Byteから8Bytesまでの半角英数字、および「_」が指定できます。

ただし、リポジトリ名の指定には、以下の注意点があります。

・先頭文字は半角英字のみ指定可能です。

・半角英大文字が指定された場合は、半角英小文字として扱われます。

なお、本コマンドでは、指定されたリポジトリ名を使用し、新規にSSOリポジトリを作成

します。そのため、作成済みのリポジトリのリポジトリ名は、本オプションで指定しない

でください。

-lp LDAPPort 構築するSSOリポジトリのポート番号を指定します。

本オプションを省略した場合、「389」が指定されたものとみなします。

- 186 -

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注意事項

コマンド実行後、SSOリポジトリの管理者DNのパスワードの入力を要求するメッセージが表示されますので、管理者DNのパスワー

ドを入力してください。「Retype」と表示された場合は、同じパスワードを再入力してください。

また、パスワードには1Byteから128Bytesまでの半角英数字、および以下の記号が指定できます。

・ 「,」、「+」、「=」、「-」、「.」、「_」

【Windows】

Administratorで実行してください。

使用例

【Windows】

> ssoclsetup ssoserver.example.com AuthSSL

注意

・ 本コマンドで構築したInterstage シングル・サインオンシステムでは、以下のポートを使用します。そのため、本コマンドを実行する

サーバにおいて、以下のポートは使用しないでください。

- 10443

- 10550

- 10555

・ 本コマンド実行時、Interstage シングル・サインオンのサービスIDファイルを更新します。サービスIDファイルの更新に伴い、システ

ムログに「sso00204」のメッセージが出力されます。「sso00204」のメッセージについては、「Interstage Application Server/InterstageWeb Serverメッセージ集」を参照してください。

・ 本コマンド実行後、処理が完了する前に処理を中断した場合、セットアップが正常に完了していない状態で、Interstage シングル・

サインオンの環境が構築されてしまいます。このような場合、「G.2.3 Interstage シングル・サインオンシステム削除コマンド」の

ssoclunsetupコマンドを実行後、再度本コマンドを実行してください。

G.2.3 Interstage シングル・サインオンシステム削除コマンド

記述形式

ssoclunsetup

機能説明

Interstage シングル・サインオンシステムの削除を行います。

具体的には以下の資源が削除されます。

・ Interstage シングル・サインオンの以下のサーバ

- リポジトリサーバ(更新系)

- 認証サーバ

- 業務サーバ (*1)

・ リポジトリサーバ(更新系)が参照しているSSOリポジトリ

・ 認証基盤側のサーバ(リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバ)を構築したWebサーバ(Interstage HTTP Server) (*2)

- 187 -

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注意

*1: 本コマンドを実行したマシン上に構築されているInterstage シングル・サインオンの全業務サーバが削除されます。ただし、Webサー

バ自体は削除されません。

*2: 認証基盤側のサーバ(リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバ)を構築したWebサーバ(Webサーバ名:SSOauth)のみ削除されます。

その他のWebサーバは削除されません。

オプションの説明

ありません。

注意事項

コマンド実行後、削除対象の資源の状態がメッセージとして表示されます。資源の意味は以下のとおりです。

資源の名前 資源の説明

Repository Server リポジトリサーバ(更新系)です。

Authentication Server 認証サーバです。

Business Server 業務サーバです。

Web Server(Webサーバ名) (*) 認証基盤側のサーバ(リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバ)を構築し

たWebサーバです。

SSO Repository (リポジトリ名) リポジトリサーバ(更新系)が参照しているSSOリポジトリです。

また、資源の状態は以下のメッセージで表示されます。

メッセージ 資源の状態

Exist 存在します。

Not Exist 存在しません。

*: Webサーバ名は、"SSOauth"固定です。

【Windows】

Administratorで実行してください。

使用例

【Windows】

> ssoclunsetup

注意

・ 本コマンドでは、Interstage シングル・サインオンシステムの削除前に資源のバックアップは行いません。そのため、Interstage シン

グル・サインオンシステムの資源が必要な場合は、事前にバックアップを行ってください。

・ 本コマンドでは、Interstage シングル・サインオンの各サーバ、およびリポジトリサーバ(更新系)が参照しているSSOリポジトリを停止

して、Interstage シングル・サインオンシステムの削除を行います。また、コマンド終了後、業務サーバを追加していたWebサーバ

(Interstage HTTP Server)の起動は行いません。

・ コマンド実行後、Interstage シングル・サインオンシステムの削除を行うかどうかを確認するメッセージが表示されます。削除を行う

場合は「yes」を入力してください。「yes」以外を入力した場合は、「Command canceled.」と表示され、削除されません。

- 188 -

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・ 削除する資源が存在しない状態で本コマンドを実行しても、コマンド自体は正常に終了します。ただし、削除する資源が存在しな

いため、資源の削除自体は行われません。

・ 本コマンド実行後、Interstage管理コンソールから、Interstage シングル・サインオンの業務サーバを追加していたWebサーバ(InterstageHTTP Server)を削除できなくなる場合があります。その場合、Webサーバの削除は、ihsdeleteコマンドに-cオプションを指定して行っ

てください。ihsdeleteコマンドについては、「Interstage Application Server/Interstage Web Server」の「リファレンスマニュアル(コマン

ド編)」の「ihsdelete」を参照してください。

G.2.4 Interstage シングル・サインオン起動・停止コマンド

記述形式

ssoclservicectl [start|stop]

機能説明

Interstage シングル・サインオンの以下のサービスの起動・停止を行います。

・ Interstage 管理コンソール

・ Interstage HTTP Server (*1)

・ Interstage ディレクトリサービスのリポジトリ (*2)

*1: 本コマンドを実行したマシン上に構築されている全てのWebサーバが対象になります。

*2: SSOリポジトリのみ対象となります。対象となるSSOリポジトリは、Interstage管理コンソールの[セキュリティ]-[シングル・サインオ

ン]-[認証基盤]-[リポジトリサーバ]-[環境設定タブ]-[リポジトリサーバ詳細設定]のリポジトリ名から確認してください。ただし、

Interstage管理コンソールが停止している場合、確認を行うことはできないため、Interstage管理コンソールが起動している状態で確

認を行ってください。

オプションの説明

オプション 説明

start サービスを起動する場合に指定します。stopオプションと同時に指定することはできま

せん。

stop サービスを停止する場合に指定します。startオプションと同時に指定することはできま

せん。

注意事項

【Windows】

Administratorで実行してください。

使用例

・ サービスを起動する場合

【Windows】

> ssoclservicectl start

- 189 -

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・ サービスを停止する場合

【Windows】

> ssoclservicectl stop

注意

・ 本コマンドは複数同時に実行しないでください。

・ 本コマンドは、Interstage シングル・サインオンの環境を構築するコマンド(ssoclsetup)で作成した環境で実行してください。

・ 本コマンドを使用してサービスを停止すると、Interstage管理コンソールも停止します。

・ 本コマンド実行後、起動・停止に失敗したサービスがあった場合は、出力されるメッセージおよびシステムのログに出力されるメッ

セージから問題を解決し、再度コマンドを実行してください。

・ 本コマンドで起動するサービスがすでに起動していた場合、起動済みであることを表すメッセージが出力されます。

・ 本コマンドで停止するサービスがすでに停止していた場合、停止済みであることを表すメッセージが出力されます。

G.2.5 Interstage シングル・サインオンバックアップコマンド

記述形式

ssoclbackup {BackupDirectory}

機能説明

Interstage シングル・サインオンシステムの構築コマンド(ssoclsetup)で作成した環境のバックアップを行います。ssoclsetupコマンドに

ついては、「G.2.2 Interstage シングル・サインオンシステム構築コマンド」を参照してください。

バックアップ対象資源、対象ファイル、および格納先は以下の通りです。

対象資源 対象ファイル(*1) 格納先(*2) 【Windows】

Interstage シング

ル・サインオン

リポジトリサーバの定義ファイル {BackupDirectory}\ssoroot\SSO\sv_back

・認証サーバの定義ファイル

・認証サーバのWebブラウザに表示するメッ

セージファイル

{BackupDirectory}\ssoroot\SSO\ac_back

・業務サーバの定義ファイル

・業務サーバのWebブラウザに表示するメッ

セージファイル

{BackupDirectory}\ssoroot\SSO\az_back

Interstage HTTPServer

全Webサーバの以下のファイル

・Interstage HTTP Serverの環境定義ファイ

・パスワードファイル

公開用ルートディレクトリ

{BackupDirectory}\ssoroot\IHS\

Interstage ディレク

トリサービス

SSOリポジトリとして使用しているリポジトリの

以下のファイル

・リポジトリ環境

・リポジトリデータ

・アクセスログ

{BackupDirectory}\ssoroot\IDS\rep_back\

- 190 -

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対象資源 対象ファイル(*1) 格納先(*2) 【Windows】

Interstage 証明書

環境

・証明書環境のファイル

・SSL定義ファイル{BackupDirectory}\ssoroot\SCS\

また、バックアップを行った環境の情報を、以下のファイルに格納します。

格納される情報 詳細 格納先 【Windows】

SSOリポジトリ名バックアップを行ったSSOリポジトリ名をテ

キスト形式で格納します。

<BackupDirectory>\ssoroot\info\rep_name.txt

SSOリポジトリの設

定情報

バックアップを行ったSSOリポジトリの設定

情報です。(*3)<BackupDirectory>\ssoroot\info\rep_config.txt

Interstage HTTPServerのWebサー

バ名一覧

バックアップを行ったWebサーバ名の一覧

をテキスト形式で格納します。

<BackupDirectory>\ssoroot\info\web_server_list.txt

*1: 対象ファイルの詳細については、「Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)」の「メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)」の「資源のバックアップとリストア」の「概要と対象ファイル」を参照してください。

*2: 各バックアップ対象資源の格納先です。一部の資源のみを個別にリストアする際に本パスを指定してください。個別にリスト

アを行う場合は、「Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)」の「メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源

移行/ホスト情報の変更)」の「資源のバックアップとリストア」を参照してください。

*3: 設定情報の記述形式については、「Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「irepconfig」の「リポジトリ環境定義ファイル」を参照してください。

オプションの説明

オプション 説明

BackupDirectory バックアップ対象資源を格納するディレクトリを絶対パスで指定します。100バイト以内

のパスを指定してください。

指定したバックアップディレクトリが存在しない場合、ディレクトリを作成します。

【Windows】

バックアップディレクトリ名には、以下の文字は使用できません。ただし、":"(コロン)についてはドライブ文字を指定する場合、"\"(エンマーク)についてはディレクトリのセパ

レータとして指定する場合は使用可能です。

: ; / * ? \ < > | " ,

注意事項

【Windows】

Administratorで実行してください。

使用例

【Windows】

バックアップ先が、D:\backupの場合

> ssoclbackup D:\backup

- 191 -

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注意

・ 本コマンドは複数同時に実行しないでください。

・ 同一のOS間でのみバックアップ・リストアが可能です。

・ 同一サーバ上でバックアップまたはリストア中の場合は、バックアップを行わないでください。

・ バックアップを行う前に、ssoclservicectlコマンドを使用し、Interstage シングル・サインオンに関わる全てのサービスを停止してくだ

さい。ssoclservicectlコマンドについては、「G.2.4 Interstage シングル・サインオン起動・停止コマンド」を参照してください。

・ バックアップディレクトリ配下に、すでにバックアップ対象資源(「ssoroot」ディレクトリ)が存在する場合、本コマンドはエラーで終了し

ます。

・ 本コマンドは、Interstage シングル・サインオンシステムの構築コマンド(ssoclsetup)で作成した環境に対してのみ、実行してください。

構築コマンドを使用せずに作成したシングル・サインオンシステムのバックアップを行う場合は、「Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)」の「メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)」の「資源のバックアップとリスト

ア」を参照し、バックアップを行ってください。

・ Interstage HTTP ServerのDocumentRootディレクティブで指定したディレクトリ配下以外のコンテンツや、CGIなどがある場合、別途

それぞれについて該当するファイルを以下の方法でバックアップしてください。

【Windows】

copyコマンドまたはエクスプローラ

・ 本コマンド実行後、処理が完了する前に処理を中断した場合、バックアップが正常に完了していない状態になります。このような場

合、バックアップディレクトリを削除し、再度本コマンドを実行してください。

G.2.6 Interstage シングル・サインオンリストアコマンド

記述形式

ssoclrestore {BackupDirectory}

機能説明

ssoclbackupコマンドでバックアップしたInterstage シングル・サインオンの環境のリストアを行います。

リストア対象は以下の通りです。

・ Interstage シングル・サインオンの以下のサーバ

- リポジトリサーバ

- 認証サーバ

- 業務サーバ

・ SSOリポジトリ

・ Interstage HTTP Server

・ Interstage 証明書環境

ただし、本コマンド実行時、SSOリポジトリとInterstage HTTP Serverが、以下のいずれかの状態である必要があります。

・ SSOリポジトリ(*1)

- バックアップを行ったSSOリポジトリと同名のリポジトリが存在しており、以下の設定がバックアップを行ったSSOリポジトリと一致

している(*2)

- データベース格納先

- 公開ディレクトリ

- 192 -

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- ユーザーパスワード暗号化方式

- バックアップを行ったSSOリポジトリと同名のリポジトリが存在しない

・ Interstage HTTP Server(*3)

- バックアップした運用環境と、Webサーバの数、およびWebサーバ名がすべて一致する(*4)

- Webサーバが1つも存在しない

- 製品のインストール直後

*1: リポジトリの構築状態については、ireplistコマンドで確認してください。また、SSOリポジトリの設定内容については、irepconfigコマンドでサブコマンドに「print」を指定して確認してください。ireplistコマンドおよびirepconfigコマンドについては、「InterstageApplication Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「シングル・サインオン運用編」の「ireplist」を参

照してください。

*2 バックアップ時のSSOリポジトリのSSOリポジトリ名およびSSOリポジトリの設定情報については、ssoclbackupコマンド実行時

に保存された情報を参照してください。

*3: Interstage HTTP Serverの構築状態については、ihsdispコマンドで確認してください。ihsdispコマンドについては、「InterstageApplication Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「Webサーバ運用編」の「ihsdisp」を参照してく

ださい。

*4: バックアップ時のInterstage HTTP Serverの構築状態については、ssoclbackupコマンド実行時に保存されたInterstage HTTPServerのWebサーバ名一覧を参照してください。

オプションの説明

オプション 説明

BackupDirectory ssoclbackupコマンドでバックアップ対象資源を格納したディレクトリを絶対パスで指定

します。100バイト以内のパスを指定してください。

【Windows】

バックアップディレクトリ名には、以下の文字は使用できません。ただし、":"(コロン)についてはドライブ文字を指定する場合、"\"(エンマーク)についてはディレクトリのセパ

レータとして指定する場合は使用可能です。

: ; / * ? \ < > | " ,

注意事項

【Windows】

Administratorで実行してください。

使用例

【Windows】

バックアップ先が、D:\backupの場合

> ssoclrestore D:\backup

注意

・ 本コマンドは複数同時に実行しないでください。

・ 同一のOS間でのみバックアップ・リストアが可能です。

・ 環境変数(LANG)は、バックアップ時と同じ値にしてください。

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・ 同一サーバ上でバックアップまたはリストア中の場合は、リストアを行わないでください。

・ リストアを行う前に、ssoclservicectlコマンドを使用し、Interstage シングル・サインオンに関わる全てのサービスを停止してください。

ssoclservicectlコマンドについては、「G.2.4 Interstage シングル・サインオン起動・停止コマンド」を参照してください。

・ バックアップディレクトリ配下のバックアップ対象資源に不足がある場合、本コマンドはエラーで終了します。バックアップ対象資源

については、「G.2.5 Interstage シングル・サインオンバックアップコマンド」を参照してください。

・ バックアップしたリポジトリをリストアする際、リポジトリ名、データベース格納先、およびアクセスログ格納先は、バックアップした環境

と同じとなります。データベース格納先およびアクセスログ格納先パスがない場合は、パスを作成後、リストアしてください。

・ Interstage HTTP ServerのDocumentRootディレクティブで指定したディレクトリ配下以外のコンテンツや、CGIなどがある場合、別途

それぞれについて該当するファイルを以下の方法でリストアしてください。

【Windows】

copyコマンドまたはエクスプローラ

・ 製品の再インストール後に本コマンドでリストアを行う場合、以下の点に注意してください。

- ssoclsetupコマンドによるセットアップは不要です。

- 製品をインストールするマシンは、バックアップ時と同じディスク構成にしてください。

- 製品のインストールパスはバックアップ時と同じパスを設定してください。

・ 本コマンド実行後、リストアに失敗したサービスがあった場合は、出力されるメッセージから問題を解決し、再度コマンドを実行して

ください。

・ 本コマンド実行後、処理が完了する前に処理を中断した場合、リストアが正常に完了していない状態になります。このような場合、

再度本コマンドを実行してください

・ 本コマンドを実行すると、指定したバックアップディレクトリにバックアップされた資源の一覧が以下のように表示されます。その後、

資源のリストアを行うかどうか問い合わせるメッセージが表示されるので、資源の一覧を確認し、リストアを継続する場合は「yes」を

入力してください。資源の意味は以下のとおりです。

資源の名前 資源の説明

Repository Server リポジトリサーバの資源

Authentication Server 認証サーバの資源

Business Server 業務サーバの資源

Web Server Interstage HTTP Serverの資源

SSO Repository (リポジトリ名) SSOリポジトリの資源

Interstage Certificate Environment Interstage証明書環境の資源

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付録H 登録済ソフトウェアID本製品には、以下のソフトウェア情報を添付しています。

必要に応じてお使いください。

格納場所

格納場所を以下に示します。

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCFMG\templates\softwares\

登録済ソフトウェアID

本製品の登録済ソフトウェアIDについて、以下に示します。

登録済ソフトウェアID ソフトウェア名 OS バージョン

SW00000003 Windows Server 2008 Standard (32bit) Windows 6.0

SW00000004 Windows Server 2008 Standard (64bit) Windows64 6.0

SW00000005 Windows Server 2008 Enterprise (32bit) Windows 6.0

SW00000006 Windows Server 2008 Enterprise (64bit) Windows64 6.0

SW00000008 Windows Server 2008 R2 Standard Windows64 6.1

SW00000009 Windows Server 2008 R2 Enterprise Windows64 6.1

SW00000010 Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86) Linux 5.5

SW00000011 Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) Linux64 5.5

SW00000091 Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition Windows V13.4

SW00000093 Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition Linux V13.4

SW00000113(*) Systemwalker Software Configuration Manager (Agent) Windows V14.1

SW00000114(*) Systemwalker Software Configuration Manager (Agent) Windows64 V14.1

SW00000115(*) Systemwalker Software Configuration Manager (Agent) Linux V14.1

SW00000116(*) Systemwalker Software Configuration Manager (Agent) Linux64 V14.1

SW00000133 Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition Windows V13.5

SW00000135 Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition Linux V13.5

*: 本製品の業務サーバエージェントとしてインストールされる"Systemwalker Software Configuration Manager (Agent)"によって、

予約された登録済ソフトウェアIDです。これらの登録済ソフトウェアIDについては、システムテンプレートに設定する必要はあり

ません。

以下のOSは、ソフトウェアIDを登録していません。登録のためのひな型を提供しています。[license]タグにWindows OSのプロダク

トキーを記入して、ソフトウェア情報の登録を行って、ご利用ください。

ソフトウェア名 OS バージョン ソフトウェア情報ファイル名

Windows Server 2003 R2, Standard Windows 5.2 WS2003R2_SE.xml

Windows Server 2003 R2, Enterprise Windows 5.2 WS2003R2_EE.xml

Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition Windows64 5.2 WS2003R2_SE_x64.xml

Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition Windows64 5.2 WS2003R2_EE_x64.xml

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付録I 管理対象サーバの登録・登録解除

本付録では、セルフサービスポータル機能で提供されるクラウド運用管理ダッシュボードについて、監視対象となる管理対象サーバの

運用中における登録、あるいは、登録解除する手順を説明します。なお、クラウド運用管理ダッシュボード導入後に、管理対象サーバ

の仮想化ソフトウェア種別を変更する場合は、本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g クラウド運用管理ダッシュ

ボード使用手引書」の「3.2 管理対象サーバの仮想化ソフトウェアの種別変更【Windows】」を参照してください。

管理対象サーバの登録・登録解除作業は次の2つからなります。

・ リソース情報の収集対象となるVMホストの登録および登録解除

・ 環境ECO情報(消費電力・温度)の収集対象となる機器の登録および登録解除

以降ではそれぞれについて説明します。

I.1 VMホストの登録

VMホストの登録の流れは次のとおりです。

1. VMホストでのリソース情報収集設定

2. 管理サーバへのVMホストの登録

I.1.1 VMホストでのリソース情報収集設定

リソース情報収集の設定は、管理対象サーバ上のVMホストに対して行います。VMホストとは、仮想マシンを動作させるためにサーバ

上で動作するサーバ仮想化ソフトウェアです。例えばVMwareでは、VMware ESXおよびVMware ESXiがこれに相当します。

設定の手順は仮想化ソフトウェアにVMware ESX、VMware ESXi、Hyper-Vのどれを使うかによって異なります。該当する仮想化ソフ

トウェアの項を参照して設定を行ってください。

VMware ESX/VMware ESXiの場合

1. VMware vSphere Clientで管理対象のVMware ESX/VMware ESXiに直接ログインします。[IPアドレス]にVMware ESX/VMwareESXiのホスト名もしくはIPアドレス、[ユーザー名]に"root"、[パスワード]にrootアカウントのパスワードを入力し[ログイン]ボタンを

クリックします。

2. 証明書に関するセキュリティ警告の画面が出た場合は、[無視]をクリックします。

3. VMware vSphere Clientの画面で[ユーザーおよびグループ(Users & Groups)]タブ(VMwareのバージョンが4.1の場合は[ローカ

ルユーザーおよびグループ(Users & Groups)」)をクリック後、[ユーザー(Users)]をクリックします。

4. ユーザーテーブル上で右クリックして[追加(Add)]を選択します。

5. [新規ユーザーの追加(Add New User)]ダイアログで[ログイン]、[ユーザー名]、[パスワード]を設定します。例えば、[ログイン]にsqcsqc01、[ユーザー名]にsqcsqc01、[パスワード]password001を入力します。

注意

パスワードポリシーの設定によっては、パスワードにpassword001が入力できない場合があります。その場合は、別のパスワード

を入力してください。

6. [グループメンバシップ(Group membership)]のグループの選択で、リストから[users]グループを選択します。グループ選択後、<追加(Add)>と<OK>ボタンをクリックします。

7. 左ペインからサーバを選択します。

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8. 右クリックして、[権限の追加(Add Permission)]をクリックします。[権限の割り当て(Assign Permissions)]ダイアログが開きます。

9. <追加(Add)>ボタンをクリックすると、[ユーザーおよびグループの選択(Select Users)]ダイアログが開きます。

10. 5.で作成したユーザーを選択し<追加(Add)>と<OK>ボタンをクリックします。

11. 追加したユーザーのロールは、[読み取り専用(Read-Only)]を選択します。[子オブジェクトに伝達]にチェックを入れ、<OK>ボタ

ンをクリックします。

12. 左ペインからサーバを選択します。

13. [権限(Permissions)]タブをクリックして、作成したユーザーがリスト中に表示されることを確認します。

Hyper-Vの場合

リソース情報を収集するための設定はありません。

I.1.2 管理サーバへのVMホストの登録

CIMSの管理サーバを構築したマシン上でVMホストの登録コマンドを実行します。

VMware ESX/VMware ESXiの場合

【Windows】

コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

> cd {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\Dashboard\bin

> addVMHostInfo -h {host_address} -u {username} -p {password} -v {vm_type}

パラメーター

パラメーター 説明

-h {host_address} 管理対象サーバのVMホストのIPアドレス、または、ホスト名を指定します。

-u {username} 「I.1.1 VMホストでのリソース情報収集設定」で追加したユーザー名を指

定します。

-p {password} 「I.1.1 VMホストでのリソース情報収集設定」で追加したユーザー名に対

するパスワードを指定します。

-v {vm_type} 管理対象サーバの仮想化ソフトウェアの種類を指定します。仮想化ソフト

ウェアの種類に従って以下のいずれかを指定してください。

・ VMware ESXの場合: VMWARE

・ VMware ESXiの場合: EXSI

実行例

【Windows】

> cd {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\Dashboard\bin

> addVMHostInfo -h 192.168.1.100 -u sqcsqc01 -p password001 -v VMWARE

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注意

コマンドを実行した後は、必ず「I.3 登録情報の反映」に示す手順で登録情報の反映を行ってください。反映を行わないと登録した機

器の情報がダッシュボードに表示されません。

Hyper-Vの場合

Hyper-Vの場合は、ダッシュボード開発環境を使用してVMホストを登録します。

注意

ダッシュボード開発環境を使用する場合は、ダッシュボード開発環境を構築する必要があります。

ダッシュボード開発環境の構築手順については本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g クラウド運用管理ダッシュ

ボード使用手引書」の「A.1 ダッシュボード開発環境の構築」を参照してください。

以下にVMホストの登録手順を説明します。

1. ダッシュボード開発環境の[定義]ビューの定義ツリーの[監視対象システムへの接続]をダブルクリックします。

2. 表示される一覧から[02:Windows]を選択します。

3. 監視対象への接続設定画面のPDBSensorConfの[TargetServletNameList]に、「3.2.3.2 管理対象サーバリソースエージェントの

インストール【Hyper-V】」の「セットアップ」の手順2のsqcSetPolicy.exeの-hパラメーターで設定したVMホストを追加します。

- 1台目のVMホストを追加する場合は、表示されている[-]を削除し、VMホストの名前を入力します。

- 2台目以降のVMホストを追加する場合は、VMホストの名前を区切り文字「,」を使って入力します。

- 198 -

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4. [保管]アイコンをクリックします。

5. [定義]ビューのツールバーから「サーバへアップロード」アイコンをクリックします。

6. [アップロードと同時に定義を反映する]にはチェックを付けずに<OK>ボタンをクリックします。

7. [アップロード完了]をクリックします。

8. 以下の手順でInterstage Business Process Manager Analyticsのワークユニットを再起動します。

1. 管理サーバへAdministratorでログインします。

2. 管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。

3. 以下のコマンドを実行します。

【Windows】

> isstopwu IBPMMServer

> isstartwu IBPMMServer

注意

本手順を実行した後は、必ず「I.3 登録情報の反映」に示す手順で登録情報の反映を行ってください。反映を行わないと登録し

た機器の情報がダッシュボードに表示されません。

I.2 環境ECO情報を収集する機器の登録

本節で述べる環境ECO情報とは、機器の消費電力および温度の情報を指しています。

環境ECO情報を収集する機器の登録の流れは次のとおりです。

1. 環境ECO情報を収集する機器の設定

2. 管理サーバへの機器の登録

注意

・ 本製品で環境ECO情報を収集できる機器は次のとおりです。

- PRIMERGY BX600

- PRIMERGY BX900

- PRIMERGY RX200

- PRIMERGY RX300

・ PRIMERGY BX600およびPRIMERGY BX900から収集できる情報は温度情報だけになります。消費電力の情報は収集されませ

ん。

・ 本製品でサポートするSNMPのバージョンはv2およびv2cです。

I.2.1 環境ECO情報を収集する機器の設定

環境ECO情報を収集するには、対象の機器にSNMPトラップ設定を行う必要があります。具体的には以下の項目を設定します。

・ SNMPのトラップ送信先に管理サーバのIPアドレスを設定する

・ SNMPのコミュニティ設定をpublicにする

- 199 -

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SNMPトラップ設定の手順は対象となる機種によって異なります。詳しくは各機器のマニュアルを参照ください。

ここではPRIMERGY BX900の場合を例にとって、SNMPトラップ設定手順を説明します。

1. 対象機器のServerView マネジメントブレードのWebユーザーインターフェースの画面を開きます。

Webブラウザを用いてServerView マネジメントブレードのWebユーザーインターフェースにアクセスします。

- (HTTPを利用する場合)

http://{ServerView マネジメントブレードのIPアドレス}:{ポート番号(デフォルトは80)}

- (HTTPSを利用する場合)

https://{ServerView マネジメントブレードのIPアドレス}:{ポート番号(デフォルトは443)}

2. パスワードの入力画面が表示されるので、ServerView マネジメントブレードに設定されているユーザー名とパスワードを入力し

ます。

3. ServerView マネジメントブレードのスタートページが表示されます。左のメニューから[設定] > [システムユニット] > [SNMP]を選

択します。

4. 右画面のタブでは[SNMP設定]を選択します。

5. [SNMPの有効]設定で"SNMPの有効"にチェックが入っていることを確認します。チェックが入っていない場合は、チェックを入

れて<適用>ボタンをクリックします。

6. [SNMPコミュニティ]設定に"public"のエントリーがあることを確認します。ない場合にはその下の[コミュニティの追加]で、[コミュ

ニティ]に"public"、ユーザーの権限に"read only"を指定して<適用>ボタンをクリックします。

7. [SNMPトラップの送信先]設定に管理サーバのIPアドレスを追加します。その下の[新しいトラップの送信先]で、[送信先アドレス/サーバ名]に管理サーバのIPアドレス、[コミュニティ]に"public"、[イベントの種類]に"All Event"を設定して<適用>ボタンをクリッ

クします。

- 200 -

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8. 以下の図のように[SNMPトラップの送信先]設定に管理サーバのIPアドレスが追加されたことを確認します。

9. ServerView マネジメントブレードのWebユーザーインターフェースをサインアウトして、画面を閉じます。

I.2.2 管理サーバへの機器の登録

CIMSの管理サーバを構築したマシン上で環境ECO情報を収集する機器の登録コマンドを実行します。

【Windows】

コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

> cd {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\Dashboard\bin

> addEcoInfo -s {snmp_address} -m {machine_type}

パラメーター

パラメーター 説明

-s {snmp_address} 環境ECO情報を取得する機器のIPアドレス、または、ホスト名を指定します。

-m {machine_type} 環境ECO情報を取得する機器の機種名を指定します。環境ECO情報を

収集できる機種および指定の仕方は次のとおりです。

・ PRIMERGY BX600の場合: BX600

- 201 -

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パラメーター 説明

・ PRIMERGY BX900の場合: BX900

・ PRIMERGY RX200の場合: RX200

・ PRIMERGY RX300の場合: RX300

実行例

【Windows】

> cd {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\Dashboard\bin

> addEcoInfo -s 192.168.1.101 -m RX300

注意

コマンドを実行した後は、必ず「I.3 登録情報の反映」に示す手順で登録情報の反映を行ってください。反映を行わないと登録した機

器の情報がダッシュボードに表示されません。

I.3 登録情報の反映

「I.1.2 管理サーバへのVMホストの登録」あるいは「I.2.2 管理サーバへの機器の登録」を行った後、30分以上経ってから以下に示す

CMDBのリフレッシュコマンドを実行して登録情報を反映させてください。

VMホストおよび機器を連続して複数台登録した場合は、 後の登録作業が終わった後、30分以上経ってからCMDBのリフレッシュコ

マンドを一度実行してください。

【Windows】

> cd {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\bin

> cmdbrefresh -q

注意

CMDBのリフレッシュコマンドを実行しても実際にコマンドの結果が反映されるまでには時間がかかる(10分~20分ほど)場合がありま

すのでご注意ください。

リフレッシュコマンド実行後、しばらく経っても表示されない場合は再度リフレッシュコマンドを実行してください。

I.4 VMホストの登録解除

VMホストの登録解除方法を説明します。

VMware ESX/VMware ESXiの場合

VMホストの登録を解除するには、接続アカウント定義ファイル、および、リモート監視定義ファイルから該当する管理対象サーバの情

報を削除し、更新コマンドを実行します。各ファイルの詳細につきましては「Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書」の

「3.2 仮想資源管理」「3.2.3 監視サーバの設定」をご覧ください。

管理サーバからVMホストを登録解除する手順は次のようになります。

- 202 -

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1. 管理サーバにログインします。

2. 接続アカウント定義ファイルを編集して管理対象サーバの情報を削除します。以下の例にあるように管理対象サーバのIPアドレ

スに対応したエントリーがあるので削除してください。

- ファイル格納場所

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SQC_DATA\control\remoteAccount.txt

- ファイル形式

iniファイル形式

- 例:管理対象サーバのIPアドレスが192.168.103.65、ユーザーとパスワードがpassword001の場合

[192.168.103.65]

CONNECTTYPE=HTTPS

USER=sqcsqc01

PASSWORD=bpnM2i65/s9aK+KuUl1CdQ==

3. リモート監視定義ファイルを編集して管理対象サーバの情報を削除します。以下の例にあるように管理対象サーバのIPアドレス

に対応したエントリーがあるので削除してください。

- ファイル格納場所

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SQC_DATA\control\remoteAgent.txt

- ファイル形式

iniファイル形式

- 例:管理対象サーバのIPアドレスが192.168.103.65の場合

[192.168.103.65]

HOSTNAME=192.168.103.65

VMTYPE=ESXI

ACCOUNT=192.168.103.65

CONNECTION=ON

4. Systemwalker Service Quality Coordinatorの更新コマンドを実行します。

【Windows】

コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

> cd {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\Dashboard\bin

> updateSQC.bat

(例:インストールフォルダーがC:\Fujitsuの場合)

> cd C:\Fujitsu\Systemwalker\SWCTMG\Dashboard\bin

> updateSQC.bat

参考

VMホストを登録解除した後もそのVMホストを使い続ける場合には、「I.1.1 VMホストでのリソース情報収集設定」でVMホストに対して

行った設定を必要に応じて元に戻してください。具体的には次のようになります。

・ 追加したユーザーの削除(例:sqcsqc01)

- 203 -

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Hyper-Vの場合

Hyper-Vの場合、ダッシュボード開発環境を使用してVMホストの登録を解除します。

注意

ダッシュボード開発環境を使用する場合は、ダッシュボード開発環境を構築する必要があります。

ダッシュボード開発環境の構築手順については本製品添付の「Systemwalker Service Catalog Manager V14g クラウド運用管理ダッシュ

ボード使用手引書」の「A.1 ダッシュボード開発環境の構築」を参照してください。

以下にVMホストの登録の解除手順を説明します。

1. ダッシュボード開発環境の「定義」ビューの定義ツリーの「監視対象システムへの接続」をダブルクリックします。

2. 表示される一覧から[02:Windows]を選択します。

3. 監視対象への接続設定画面の PDBSensorConf の [TargetServletNameList] に登録されている VM ホストを削除します。

[TargetServletNameList]から登録されているVMホストをすべて削除する場合は、VMホストを削除後、「-」を入力してください。

注意

VMホストの登録解除を行った後は、「3.5.1.1 管理対象サーバリソースエージェントのアンインストール【Hyper-V】」に示す手順で、管

理対象サーバリソースエージェントをアンインストールしてください。

I.5 環境ECO情報を収集する機器の登録解除

環境ECO情報を収集する機器の登録を解除するには、SNMPエージェントの構成情報ファイルから該当する管理対象サーバの情報

を削除し、更新コマンドを実行します。各ファイルの詳細につきましては「Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書」の

「12.3.3 SNMPエージェントの構成情報ファイルの設定」をご覧ください。

管理対象サーバから環境ECO情報を収集する機器を登録解除する手順は次のようになります。

1. 管理サーバにログインします。

2. SNMPエージェントの構成情報ファイルを編集して管理対象サーバの情報を削除します。以下の例にあるように管理対象サー

バのIPアドレスに対応したエントリーがあるので削除してください。

- ファイル格納場所

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SQC_DATA\control\ecoAgentInfo.txt

- ファイル形式

iniファイル形式

- 例:管理対象サーバのIPアドレスが192.168.103.65の場合

192.168.103.65,v2c,public,BX600

3. Systemwalker Service Quality Coordinatorの更新コマンドを実行します。

【Windows】

コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

> cd {CIMSのインストールフォルダー}\Systemwalker\SWCTMG\Dashboard\bin

> updateSQC.bat

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参考

環境ECO情報を収集する機器を登録解除した後もその機器を使い続ける場合には、「I.2.1 環境ECO情報を収集する機器の設定」で

その機器に対して行った設定を必要に応じて元に戻してください。具体的には次のようになります。

・ SNMPのトラップ送信先から管理サーバを削除

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付録J メッセージ

本付録では、本製品で出力または表示されるメッセージについて説明します。

J.1 インストール時のメッセージ

ここでは、本製品のインストール時に出力または表示するメッセージについて説明します。

マネージャーのメッセージ

インストール先にファイルが既に存在します。 [説明]

指定されたインストール先に既にファイルが存在します。

[対処]

アンインストールが完全に行われていない可能性があります。再度、アンインストールを実施するか、インストール先のファイルを削

除して、インストール先にファイルがないことを確認した後、再操作してください。

エラーが発生しました。 [説明]

コマンドで異常が発生しました。

[対処]

該当するメッセージを採取し、当社技術員に連絡してください。

注意

上記メッセージ以外のメッセージが出力または表示された場合、当社技術員に連絡してください。

J.2 コマンド実行時のメッセージ

ここでは、本製品のコマンド実行時に出力または表示するメッセージについて説明します。

cims mgrctlコマンドのメッセージ

67101

FJSVcims:ERROR:67101:not privileged [説明]

実行ユーザーがOSの管理者ではありません。

[対処]

OSの管理者権限で操作を行ってください。

Windows Server 2008の場合、ユーザー名がAdministratorではない管理者権限を持つユーザーアカウントでは、メニューからコマンド

プロンプトを起動しても、管理者権限でコマンドを実行できません。

メニューのコマンド プロンプトを右クリックし、表示されたメニューで[管理者として実行(A)]を選択してコマンド プロンプトを起動した

あと、操作を行ってください。

67124

FJSVcims:ERROR:67124:not enough memory

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[説明]

メモリ不足のため動作できません。

[対処]

メモリ容量が十分かを確認してください。

不要なプログラムを終了したあと、再操作してください。

67146

FJSVcims:ERROR:67146:<filename>:file not found [説明]

本製品のファイル{filename}が存在しません。

[対処]

以下のどちらかに該当する場合は、システム全体をリストア、または本製品を再インストールしてください。

・該当するファイルを削除した場合

・システムダウン、ディスク異常またはファイルシステム異常が原因で、該当するファイルが削除された場合

上記に該当しない場合は、本メッセージと「調査資料」を採取し、当社技術員に連絡してください。

67147

FJSVcims:ERROR:67147:<filename>:permission denied [説明]

本製品のファイル{filename}にアクセスできません。

[対処]

本メッセージと「調査資料」を採取し、当社技術員に連絡してください。

67198

FJSVcims:ERROR:67198:command execution error.<detail> [説明]

マネージャーのコマンドでエラーが発生しました。

[対処]

メッセージの詳細が{detail}に表示されます。

{detail}の出力内容ごとに対処を行ってください。

・ registry access errorの場合

製品(クラウド インフラ マネージメント ソフトウェア)のインストールが完了しているか、以下の手順で確認してください。

【Windows】

[スタート]メニューの[すべてのプログラム] > [Fujitsu] > [アンインストールと管理(ミドルウェア)]をクリックします。

・ syscall=の場合

該当するメッセージと「調査資料」を採取し、当社技術員に連絡してください。

67244

FJSVcims:ERROR:67244:another command is running [説明]

本コマンドが既に実行中の可能性があります。

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[対処]

しばらく待ってから、再操作してください。

67999

FJSVcims:ERROR:67999:internal error, <details> [説明]

コマンドで異常が発生しました。

[対処]

コマンドの実行を"Ctrl + C"キーなどでキャンセルしたあとに本メッセージが出力された場合は、正常にキャンセルされており、対処

は必要ありません。

上記以外の場合は、該当するメッセージと「調査資料」を採取し、当社技術員に連絡してください。

J.3 調査資料の採取方法について

本製品の調査資料として、以下の資料の採取をお願いします。

調査資料

【Windows】

{CIMSのインストールフォルダー}\Manager\var\log\cims_cli.log*

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用語集 CMDB(Configuration Management Database)

構成管理データベースのことです。

構成情報や運用プロセス情報など、システムの運用管理に関係する情報を扱います。

ICT(Information and Communication Technology)

情報や通信に関連する技術一般の総称です。

システムを構成するハードウェアやソフトウェアを「ICTリソース」と呼びます。

LDIF(LDAP Data Interchange Format)ファイル

LDAPの設定情報やディレクトリの内容を保存するためのテキストファイルです。

組織ユニットや利用者を登録するときに使用します。

L-Server

個々のリソースを組み合わせて構成される論理的なプラットフォームのことです。

L-Serverテンプレート

L-Serverに配分するリソースのCPU数、メモリ容量、ディスク容量などの仕様を定義するひな型のことです。

一般利用者

クラウドポータルを利用する組織の利用者で、組織内で複数名登録することができます。

一般利用者は、サービスの利用申請、本人が申請したサービスのシステム管理を行うことができます。

イメージ情報

仮想イメージの構成を表現した情報です。

システムテンプレートを作成する際に必要な情報で、仮想イメージ1つに対して、1つのイメージ情報を作成する必要があります。

運用ポータル

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアの提供部門管理者が利用するポータル画面です。

運用ポータル上で、サービスを提供するために必要なツールを利用することができます。

オーバーコミット

サーバに実装されているCPUやメモリのリソース量よりも、多くのリソースをゲストOSに対して仮想的に割り当てられる機能です。

課金情報

マイポータルなどでサービス仕様の概算料金を表示したり、課金を計算したりするために必要な情報です。

課金情報ファイル

商品マスタに課金情報を登録したり、商品マスタに登録されている課金情報を出力したりするために利用するCSV形式のファイル

です。

課金ログ

利用部門のサービスの使用実績を示すログで、課金情報とともに、課金計算の基盤となる情報です。

仮想イメージ

仮想化ソフトウェアによって構築されたOSおよびミドルウェアを含むイメージのことです。

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仮想プラットフォーム

仮想サーバ、仮想ストレージ、仮想ネットワークから構成されている1つの仮想的なシステムの概念です。

管理サーバ

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアが動作するサーバです。管理サーバ上で、サービスを一元管理します。

管理者ビュー

本製品が提供する以下の機能を操作するGUIです。

・ プロビジョニング管理

・ パッチ管理

・ スナップショット採取・リストア

管理対象サーバ

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアのエージェントが動作するサーバです。また、自動配備されたサービスも管理対象サー

バ上で動作します。

クラウド

サーバからアプリケーションまでのプラットフォームの仮想化技術を抽象化して表現するものです。

クラウドコンピューティング

接続されたデバイスを通して、どこからでもICTリソースにアクセスできる形態のことです。

クラウドポータル

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアの利用部門の利用者が利用するポータル画面です。

クラウドポータル上で、サービスの利用を申請したり、利用しているサービス内容の変更を申請したりすることができます。

クローニングマスタ

システムディスクの内容からサーバの固有情報 (システムノード名やIPアドレス) を取り除いた状態で採取したものです。配備のとき

に、仮想サーバのシステムディスクにコピーされます。

サービス

センターに集約された業務システムやICTリソースを、効率よくオンデマンドに提供および貸出しできるように管理するための単位

です。

サービス仕様

利用者に提供するサービスの内容や状況がわかるように、サービスの使用を定義したものです。

システム運用管理者

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアを利用したシステムの構築、およびそのシステムの運用管理の担当者です。システム運

用管理者は、サービス利用者の所属する組織と利用者の管理も行います。

システムテンプレート

ICTリソースとソフトウェアの論理構成を定義したものです。

自動配備

サービスの利用申請が行われると、システムテンプレートの情報に従って、サービスの仮想イメージが管理対象サーバに配備され

ます。これを自動配備と呼びます。

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商品マスタ

サービス仕様の課金情報を格納するデータベースです。

シングル・サインオン

一度のサインオン(認証)で、複数のWebサーバへのアクセスを可能(認可)とする機能です。

審査

審査では、サービス利用者からの申請の審査を行うことができます。

申請プロセス

利用者が行う申請処理に対して、承認処理や審査処理の手順を定義したプロセスのことです。申請プロセスが有効に設定されて

いる場合にだけ、申請プロセスは実行されます。申請プロセスは、サービス提供部門によって設定されます。

スナップショット

仮想サーバのディスクにおける、ある時点のデータを保存する機能のことです。

組織

システム利用者とシステム運用管理者がそれぞれ所属する部署を表します。

提供部門管理者

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアを利用して、利用部門にサービスを提供する提供部門の管理者です。

提供部門管理者は、利用部門へのサービス仕様の提供、利用状況の監視、利用部門からの申請の審査およびサービス仕様の課

金情報の管理を行うことができます。

テンプレート管理

システムテンプレートを構成する各種リソースの登録および作成と、それらを組み合わせて、システムテンプレートを作成できる、仮

想プラットフォームを構築するための機能です。

テンプレート管理コマンド

システムテンプレートを構成する各種ファイルの登録、一覧表示、更新、削除する機能をもつコマンドです。

プロセスインスタンス

申請プロセスが実行されると、その定義に沿って生成されるプロセスの実体です。

プロセスインスタンスの情報を表示することで、申請プロセスの状況を確認できます。

プロビジョニング管理

システムテンプレート定義に従い、仮想プラットフォームの配備、各ソフトウェア(CIMSでは、OSのみに対応)の自動配備およびパラ

メーターの自動設定をするための機能です。

プライベートクラウド

企業が自社内でクラウドコンピューティングのシステムを構築し、企業内の部門やグループ会社などに対して、サービスを提供する

形態のことをいいます。また、この環境をプライベートクラウド環境と呼びます。

これに対して、インターネット経由で一般向けにサービスを提供する形態のことをパブリッククラウドといいます。

マイポータル

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアの利用部門の利用者が利用する機能です。

サービスの新規作成および利用中のシステムの操作を行うことができます。

見える化

企業活動の目に見えにくい部分を、数値などの客観的に判断できる指標で把握する仕組みのことです。

クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアでは、サービスの利用状況を見える化します。

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利用状況

利用状況では、サービスの利用状況を確認することができます。

提供部門管理者は、組織を横断して利用状況を表示することができます。

なお、利用されたサービスの利用状況は、サービスの解約後も確認可能です。

利用部門管理者

クラウドポータルを利用する組織内の管理権限を持つ利用者です。組織内で複数名登録することができます。

利用部門管理者は、サービスの利用申請、組織内のサービスのシステム管理を行うことができます。また、導入時に利用部門で利

用者管理を行う設定にした場合、組織内の一般利用者の管理を行うことができます。

ロール

登録されたユーザーが利用可能なサービスを制御するための単位です。

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