スマートシティ官民連携プラット...

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スマートシティ官民連携プラット フォームの始動について 内閣府(科学技術・イノベーション担当)

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Page 1: スマートシティ官民連携プラット フォームの始動について経】質の高いインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業12.0億円(7.0億円)

スマートシティ官民連携プラットフォームの始動について

内閣府(科学技術・イノベーション担当)

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Ⅰ.概要

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要約

1. スマートシティ = IoT・ビックデータ等の先進技術を活用し、都市の課題(交通、健康・医療、災害等)や地域格差の解決を図る。日本が提唱するSociety5.0の先行的な社会実装の場。

2. 各府省が連携し、国内事業の基盤の共通化や、官民の連携の場の整備を推進。

• アーキテクチャ検討会議:政府事業の基盤の共通化

• 官民連携プラットフォーム:産学官民の連携支援

3. G20を契機に世界の都市と連携。安全かつ開かれたスマートシティの実践を、世界に展開。

• グローバル・スマートシティ・アライアンス:今秋に横浜で初回会合。相互運用可能なデータ連携基盤の基本的考え方や成功事例を、世界の都市間で共有

• 官民協議会の設立等を通じて、国際協力に関わる企業・自治体等のネットワークを強化し(経協インフラ戦略会議(10/7)で議論を予定)、二国間・多国間の連携・協力等を推進

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統合イノベーション戦略推進会議における検討体制

知財本部

健康・医療

海洋本部

宇宙本部

CSTI

IT本部

統合イノベーション戦略推進会議議長:官房長官

議長代理:科技大臣、副議長:関係本部担当大臣

有識者会議イノベーション政策強化推進チーム

チーム長:和泉総理大臣補佐官構成員:各司令塔会議事務局・各省庁局長・審議官級

国会戦略特区諮問会議

「スーパーシティ」構想懇談会

議長:総理大臣進行:地創大臣

地創大臣設置座長:竹中座長

AI

バイオ

スマートシティ

創業

AI

バイオ

ムーンショットビジョナリー会議

※有識者会議に準ずる

量子

個別テーマごとにタスクフォース設置

安全・安心

指示 報告提言

連携支援

指示 報告

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統合戦略策定後、戦略に基づく大学改革などの取組は進展。一部の競争力ランキングにおいて順位上昇の動きも一方、科学技術イノベーションを巡る国外の進展、変化は顕著(次世代に突入したデジタル化など)我が国の論文の質・量、創業を通じた社会実装の力は、欧米中との差が拡大傾向こうした状況を踏まえ、「社会実装」や「研究力基盤の強化」を中心に、統合戦略2019を策定

第6期科学技術基本計画の本格検討開始 / イノベーション司令塔機能のさらなる強化

統合イノベーション戦略

2019のポイント

Society 5.0の社会実装( ス マ ー ト シ テ ィ の 実 現 )創業/政府事業のイノベ化

研究力基盤の強化

国際連携の抜本的強化

最先端(重要)分野の重点的戦略の構築( A I、バイオテクノロジーなど )

イノベーション・エコシステムの創出

戦略的な研究開発の推進

●研究力強化・若手研究者支援総合パッケージの策定

●大学・国研の共同研究機能等の外部化

●大学ガバナンスコードの策定、将来ビジョンの提示

●初等中等からリカレントまでの人材育成改革

●破壊的イノベーションを目指したムーンショット型研究開発●社会実装を目指した研究開発(SIP、PRISM)

政府事業・制度等におけるイノベーション化の推進

Society 5.0の実装(スマートシティ)

●政府一体の取組と本格的実施●官民連携プラットフォームの創設

●エコシステム拠点都市形成(大学(起業家教育)、民間組織(アクセラレーション)等)

創業環境の徹底強化

●政府事業イノベーション化拡大(公共事業から他分野への展開)●公共調達ガイドラインの普及・実践

SDGs達成のための科学技術イノベーションの推進

●ロードマップ策定の国際議論を主導●プラットフォームの構築

国際ネットワークの強化

●国際スマートシティ連合の枠組み構築

●国際研究開発拠点の形成(バイオ、量子)

●AI技術•全高校生がデータサイエンス・AIのリテラシーを習得•AI研究開発ネットワークの構築•AI社会原則の国際枠組み構築●バイオテクノロジー•市場領域を絞ったロードマップの策定•データ基盤統合化/国際バイオ都市圏形成●量子技術•「量子技術イノベーション戦略」策定

●環境エネルギー•「革新的環境イノベーション戦略」の策定●安全・安心•技術ニーズとシーズのマッチングの仕組構築•重要技術分野への資源の重点配分●農業・宇宙・海洋

基盤的技術分野

応用分野

知の創造 知の社会実装 知の国際展開

強化すべき分野での展開

1 2 3 4

●Society 5.0データ連携基盤整備の本格化/研究基盤データ整備/EBPMの促進●スマートシティ等のアーキテクチャー構築知の源泉

統合イノベーション戦略2019の全体像

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Ⅱ.政府事業の連携

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スマートシティの推進(2019/3/29 統合イノベーション戦略推進会議 決定事項)

コミュニティ

大都市地方小都市

共通の基本方針

ビジョンの明確化

アーキテクチャによる全体俯瞰

相互運用性の確保

拡張性の確保

組織・体制の整備

推進・連携体制

・府省連携したスマートシティ関連事業の推進に関する基本方針について決定・アーキテクチャ構築のための検討会議を設置し、各府省の事業の実施に反映していくことを決定・上記決定事項により、共通基盤の下に府省連携して事業を推進し、世界のスマートシティ連携の強化を促進する。

スマートシティ関連の都市インフラの整備【国】スマートシティの

データ利活用基盤の構築【総】

「スーパーシティ」構想の実現【内・地方】

地域限定型のサンドボックス制度による規制特例等も活用した、先進技術の実装による地域課題の解決

【内・地方】

広い分野を対象とした実証・実装【総、国】

特定の分野(エネルギー、交通等)を対象とした実証・実装【経、国】

アーキテクチャの構築検討会議(内・総・経・国等)の開催

【内・科技】

社会制度、ルール

サービス、ビジネス

アーキテクチャ、Society5.0データ連携基盤

国際会議の動向

3/14-15 5月

G20デジタル経済・貿易大臣会合

G20首脳会合

スマートシティ / スーパーシティフォーラム2019

6月

アジア・スマートシティ会議

ASEANスマートシティネットワーク

ハイレベル会合

秋以降

多国間及び二国間のプロセスにおいて・各国の成功事例・データ連携基盤の基本的考え方等の知見の共有

スマートシティに係る国際連携・協力

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共通の基本方針

•具体的なニーズを踏まえ、達成すべきビジョンと当面の実現目標を明確化ビジョンの明確化

•都市のレイヤーごとに各層の構成要素と互いの関係性を可視化アーキテクチャによる全体俯瞰

•データの取得・受け渡し等における相互運用性を確保•現行の標準等については、最大限に活用相互運用性の確保

•技術進展等に伴い、個別要素をアジャイルに追加・更新•新しいサービスの参入やスタートアップの立ち上げ等を阻害しない拡張性の確保

•住民参画、産学官連携の下、技術・システム開発、法制度等のルール整備、運営に必要な組織の整備等を一体的に実施組織・体制の整備

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スマートシティ 日本政府の取組

◆【内・総・経・国】官民連携プラットフォームの運営

○本年度より各府省事業の連携(アーキテクチャに基づくシステム構築等)を開始。令和2年度以降は、各事業の予算要求時点から連携を深化。○将来的にはSociety5.0実現のため日本全国のスマートシティ/スマートカントリー化が必要。国主導のモデル事業等から地域主導・民間主導の実装へと段階的に移行していくことを念頭に、首尾一貫した取組を推進。

分野横断の実証・実装◆【内】未来技術社会実装事業等 1.0億円(0.8億円)※併せて、Society5.0の実現に向けた全国的なモデルとなる事業について地方創生推進交付金の上限額の見直し等

◆【内】スーパーシティ整備推進事業 7.0億円(新規)◆【総】より高度なスマートシティ実現に向けた都市OS実装支援事業

6.0億円(2.2億円)◆【国】スマートシティモデル事業 3.0億円(1.1億円)

③官民連携

➁共通基盤の構築

ICTインフラの地域展開◆【総】高度無線環境整備推進事業

64.8億円(52.5億円)◆【総】携帯電話等エリア整備事業

35.6億円(31.6億円)

データ連携基盤整備◆【内】SIPⅡ期ビッグデータ・AI を活用したサイバー空間基盤技術280億円の内数(280億円の内数)

関連の都市インフラ整備◆【国】社会資本整備総合交付金

10,037億円の内数(8,364億円の内数)

◎全体戦略、制度整備 ◆統合イノベーション戦略2019【内(科技)】 ◆スーパーシティ構想【内(地創)】 ◆官民ITS構想・ロードマップ2019【内(IT)】

個別分野の実証・実装◆モビリティ分野・【経】高度な自動走行・MaaS等の社会実装に向けた研究開発・実証事業 65億円の内数(42億円の内数)・【国】日本版MaaS推進・支援事業 10.0億円(3.1億円)

◆【経】需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業 70.0億円(68.5億円)※()内のうち臨時・特別の措置38.5億円

◆【総】地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証70.1億円の内数(新規)

④国際展開

①地域実装/モデル事業

◆【内】グローバル・スマートシティ・アライアンス◆【総】ICT国際競争力強化パッケージ支援事業 20.5億円の内数(補12.0億円、3.8億円の内数)◆【経】エネルギー分野における我が国技術の国際展開のための実証事業 136.0億円 (142.0億円)◆【経】質の高いインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業 12.0億円(7.0億円)◆【国】ASEANスマートシティ・ネットワークと連携した多国間・二国間協力 0.4億円の内数(0.3億円の内数)◆【国】スマートシティ開発案件の推進 2.4億円の内数(新規)

<凡例>【IT】:内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室、 【内】:内閣府、【内(科技)】:内閣府科学技術・イノベーション担当、【内(地創)】:内閣府地方創生推進事務局、【総】:総務省、【経】:経済産業省、【国】:国土交通省

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府省連携の実績及び今後の展開 令和元年度の実績

今後の展開• 各事業の予算要求時点から連携を深化(アークテクチャに基づくシステム構築、事業の公募・審査等における連携)

連携内容 関係府省アーキテクチャの共同検討会議を設置 IT、まひし、科技、地創、経、総、国公募要領において、アーキテクチャ検討会議の議論を参照して事業を実施する旨を規定(3/15公募開始)

(科技、)総、国

公募採択先の審査に各府省がオブザーバーとして相互参加 科技、総、国

スマートシティフォーラム(6/4)、スマートモビリティシンポジウム(6/21)を開催

科技・総・国、経・国

事業の応募者・採択者、関係府省等を官民連携プラットフォームとして編成

まひし、科技、地創、経、総、国ほか

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Ⅲ.官民連携プラットフォーム

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スマートシティ官民連携プラットフォームの概要 令和元年6月21日に閣議決定された「統合イノベーション戦略2019」等において、スマートシティの事業推進にあたり、官民の連携プラットフォームの構築を行うことが明記されたところ。

内閣府、総務省、経済産業省、国土交通省は、スマートシティの取組を官民連携で加速するため、企業、大学・研究機関、地方公共団体、関係府省等を会員とする「スマートシティ官民連携プラットフォーム」を設立。

会員サポートとして、①事業支援 ②分科会 ③マッチング支援④普及促進活動 等を実施。

会員(事業実施団体)459団体

会員(関係府省)11団体

内閣府 総務省 経済産業省

SIPアーキテクチャ構築・実証(16事業)

近未来技術等社会実装事業(22事業)

パイロット地域分析事業(13事業)

スマートシティモデル事業(71事業)

新モビリティサービス推進事業(19事業)

データ利活用型スマートシティ推進事業(13事業)

大学・研究機関(43団体)

企業等(304団体)

地方公共団体(112団体)

事務局

内閣官房 警察庁

スマートシティ官民連携プラットフォームの構成

金融庁会員(経済団体等)

1団体

経団連

文部科学省厚生労働省 農林水産省 環境省

国土交通省

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スマートシティ官民連携プラットフォームの取組内容

・・・

各府省 会員

ハンズオン

による支援

内閣府・支援メニューA

①事業支援各府省のスマートシティ関連事業を実施する会員に対して、資金面に加え、ノウハウ面でも各府省が一体となって支援

③マッチング支援スマートシティを実現するための実施体制の強化と、スマートシティの実現に資する技術等の横展開が促進されるよう支援

②分科会スマートシティ関連事業の実施にあたり、共通する課題を抱える会員相互で課題の解決策等の検討が必要となった場合、分科会を開催(分科会の成果は会員間で共有)

<想定される分科会のテーマ(例)>

○共通課題のテーマ・交通・モビリティ :都市・地域における移動手段の確保・観光・地域活性化:インバウンド振興、中心市街地の回遊性向上

○異分野連携のテーマ・交通×医療 :交通と医療サービスのパッケージ化・環境×モビリティ :再生可能エネルギーを活用したモビリティ提供

④普及促進活動各地におけるスマートシティの取組の普及や、モデル事業で得られた知見等の横展開を図るための活動を実施<活動イメージ>各種会議での情報発信

メールマガジン ホームページプラットフォームの会員等に対して、フォーラムの開催案内、ニーズ、シーズの紹介、分科会の情報等を適宜配信

プラットフォームの概要、取組内容の紹介、会員等の募集等を掲載

総務省・支援メニューB経済産業省・支援メニューC

会員A

会員B

会員C

・・・

マッチング(想定) マッチングのイメージ

コンソーシアムの体制強化に資するマッチング

コンソーシアムの課題等に対して、ソリューションを提供できる団体がコンソーシアムの一員として参画

モデル事業の横展開に資するマッチング

コンソーシアムの構成団体等が、実証で得られた技術等を他地域においても展開できるよう、ニーズ提案のあった団体とマッチング

コンソーシアムの形成に資するマッチング

地方公共団体と民間企業等のコンソーシアムの形成を支援

・有識者による基調講演・モデル事業における取組の紹介・スマートシティ官民連携プラットフォームとして我が国のスマートシティの取組を発信 等

国土交通省・支援メニューD 会員D

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スマートシティ官民連携プラットフォームの活動状況

事業支援各府省のスマートシティ関連事業を実施する会員に対して、資金面に加え、ノウハウ面でも各府省が一体となって支援

マッチング支援

分科会スマートシティ関連事業の実施にあたり、共通する課題を抱える会員相互で課題の解決策等の検討が必要となった場合、分科会を開催(分科会の成果は会員間で共有)

普及促進活動・各地におけるスマートシティの取組の普及や、モデル事業で得られた知見等の横展開を図るための活動を実施

・スマートシティを実現するための実施体制の強化と、スマートシティの実現に資する技術等の横展開が促進されるよう支援

8月以降、各府省職員の合同チームが地域コンソーシアムを順次訪問し、事業実施に関する意見交換等を実施。(春日井市、札幌市、静岡県、仙北市、・・・)

・メールによる会員への情報提供を開始した。・9月下旬~10月上旬にウェブサイトを開設し、各地域のプロジェクトの情報発信や、ニーズ・シーズ情報の提供等を開始する。

以下の活動についても、順次スタートの予定

<ウェブサイトのイメージ>

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Ⅳ.国際展開

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アジア・スマートシティ・ウィーク(10/8-11)開催概要

10/8(火) 10/9(水) 10/10(木) 10/11(金)

共通(アジア・スマートシティ・ウィーク) オープニングレセプション(UR主催) - レセプション(横浜市主催) -

日ASEAN スマートシティ・ネットワーク・ハイレベル会合(国土交通省主催、外務省・総務省・経済産業省・環境省協力)

オープニング分科会

シンポジウムビジネスマッチングクロージング

視察(共催)

アジア・スマートシティ会議(横浜市主催) ビジネスマッチング ビジネスマッチング

ビジネスマッチング分野・企画別セッションパネルディスカッション・

横浜宣言グローバル・スマートシティ・アライアンス設立会合(内閣府・世界経済フォーラム第4次産業革命日本センター主催)

- 設立会合 - -

・日ASEAN スマートシティ・ネットワーク・ハイレベル会合:ASEANと日本が協力してASCN各都市におけるスマートシティを推進するため、本会議において、ASEAN側のニーズや日本側のノウハウ・技術を共有するとともに、官民のマッチングの場を提供する。・アジア・スマートシティ会議: アジア諸国のリーダー達が集いベストプラクティスを共有する場としての国際会議。今回で第8回目の開催。・グローバル・スマートシティ・アライアンス設立会合:本年6月に開催された、つくばでのG20貿易・デジタル経済大臣会合で賛同を得た「グローバル・スマートシティ・アライアンス」(※)の設立式を行う。

(※)各都市がベストプラクティスや課題を共有しながら、政府や住民、民間企業とともにスマートシティの実現を目指すグローバルな都市間連携の新しい枠組み

○日時:2019年10月8日(火)~10月11日(金)〇会場:ヨコハマ グランドインターコンチネンタルホテル〇概要:スマートシティに関する3つの国際会合を「アジア・スマートシティ・ウィーク」という統一スローガンのもとに一体的に開催し、スマートシティに係る取組を日本から発信。

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グローバル・スマートシティ・アライアンスについて

サイバーの世界では、データ・プラットフォームをめぐる熾烈な競争が行われている。日本は2019年のG20議長国として、デジタル経済の機会を活かす、データ・フリー・フロー・ウィズ・トラストを提唱し、6月のG20大阪サミットでその重要性について各国の同意を得た。サイバーとリアルの融合であるスマートシティにおいても、同様の課題がある。スマートシティを支える都市データ・都市OSは、限られた者に独占されることなく、セキュリティや個人情報の適切な扱いを前提とした上で、地域住民や新規ビジネスに広く開かれるべき。

こうした理念と活動を世界全体に広げるため、日本は、今年のG20プロセスにおいて、世界のスマートシティ間の連携を提言。

• B20東京サミット(3/14-15,日本経団連主催) グローバル・スマートシティ連合の設立を提唱• U20メイヤーズ・サミット(5/20-22,東京都主催) 新技術の開発とガバナンスに関する世界の都市の連携を提言• G20貿易・デジタル大臣会合(6/8-9) グローバル・スマートシティ連合の設立に賛同• G20大阪サミット(6/28-29) スマートシティの開発に向けた都市間のネットワーク化と経験共有を奨励

これらの提言を受け、日本政府(内閣府)は、世界経済フォーラムと共同で、G20はじめ世界各国の都市の参画によるグローバル・スマート・シティ・アライアンスを設立し、スマートシティの効果的・効率的な運用に資する共通認識を醸成する活動を開始する。日本は、この協力連携の場を活用し、自由で開かれたスマートシティという共通認識をベースに、世界の都市との協力を推進していく。

1. 開催趣旨

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2. 目的• 都市間のネットワーキング及び経験の共有• 都市におけるデータとデジタル技術のガバナンスのための共通指針となる原則(common core guiding

principles)を検討し、各都市における共通指針の採用を推進

3. 活動• 共通指針のもとに都市のステークホルダー(自治体、中央政府、民間セクターのパートナー、都市住民等)が

連携協力することで、スマートシティ技術の実装を進め、スマートシティの透明性、開放性、システムの相互運用性を向上

• 公益のためにスマートシティ技術を効率的に活用し管理するためのツールを各都市に提供

4. 参加メンバー• 関心を有する国内外の都市の自発参加(設立会合においてウェブ登録窓口を開設し、参加を呼びかけ)• 世界経済フォーラムが事務局として機能

5. 設立会合• 2019年10月9日、横浜 (アジア・スマートシティ・ウィークの一環として開催)• 次回以降の開催は、参加都市及び事務局と協議のうえ決定

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SIPアーキテクチャ構築・実証 及び未来技術社会実装事業

内閣府(科学技術・イノベーション担当)

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Ⅰ.SIPアーキテクチャ構築・実証

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<実施体制>○課題ごとにPD(プログラムディレクター)を選定(ガバニングボードの承認を経て、課

題ごとに内閣総理大臣が任命(平成30年3月29日改正))。○PDは関係府省の縦割りを打破し、府省を横断する視点からプログラムを推進。このためにPDが議長となり、関係府省等が参加する推進委員会を設置。○ガバニングボード(構成員:総合科学技術・イノベーション会議有識者議員)を随時開催し、全課題に対する評価・助言を行う。○プログラム統括を設置し、ガバニングボードの業務を補佐する。(平成30年度から)

PD(プログラムディレクター)(内閣府に課題ごとに置く)

総合科学技術・イノベーション会議

ガバニングボード(有識者議員)

課題ごとに以下の体制を整備

推進委員会PD(議長)、関係府省、専門家、管理法人、内閣府(事務局)

関係府省研究機関、大学、民間企業 等

内閣府の支援体制を拡充

プログラム統括(H30年度新設)

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戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の課題分野

革新的深海資源調査技術

ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術

フィジカル空間デジタルデータ処理基盤

IoT社会に対応したサイバー・フィジカル・セキュリティ

自動運転(システムとサービスの拡張)

統合型材料開発システムによるマテリアル革命

光・量子を活用したSociety5.0実現化技術スマートバイオ

産業・農業基盤技術

脱炭素社会実現のためのエネルギーシステム

国家レジリエンス(防災・減災)の強化

AIホスピタルによる高度診断・治療システム

スマート物流サービス

エネルギーキャリア

革新的設計生産技術

防災・減災インフラ維持管理

革新的燃焼技術

次世代農林水産業

自動走行システムパワーエレクトロニクス

革新的構造材料

海洋資源調査

サイバーセキュリティ

データ連携基盤(各システムを連携)

(内閣府作成)

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戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)データ連携取組

各分野でのデータ連携 到達すべき姿 取組成果

モビリティ自動運転とシェアリングや公共交通の組合せにより、人とモノのスムーズな移動を実現

ダイナミックマップ(工事、渋滞等の情報を紐づけた高精度3次元地図)の基盤を整備

防災平常時/災害時を越えたデータ連携の実現による災害被害軽減・生産性向上の実現

基盤的防災情報流通ネットワーク(SIP4D)を、2016年の熊本地震以降の主な実災害において実用

農業国内外の市場や消費者のニーズに機動的に応えるスマートフードチェーンシステムを構築

農業データ連携基盤を構築

SIP第2期補正(2019年度)

分野間データ連携 到達すべき姿 取組成果「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」

様々な分野のデータが垣根を越えてつながるデータ連携基盤を整備し、2022年度までに本格稼働

分野間データの相互連携を可能とする全体計画を提示

SIP第2期補正事業(2019年度)「アーキテクチャ構築と実証事業の推進」

各分野のシステムを一体的・統合的に都市へ導入し、都市の社会課題の解決に貢献

スマートシティ分野、パーソナルデータ分野、地理系分野(自動運転、農業、防災)の3分野にてアーキテクチャ構築と実証の公募を開始

SIP第1期(2014-18年度)

SIP第2期(2018年度)成果

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事業概要・目的

アーキテクチャ構築と実証事業の推進

Society 5.0リファレンスアーキテクチャ

Society 5.0リファレンスアーキテクチャ(下図)を参照し、官民連携体制により、スマートシティ分野、パーソナルデータ分野、地理系データ分野(自動運転、農業、防災)において、AI・ビッグデータ等を活用した実証事業を進め、全体を俯瞰し、分野・企業横断の相互連携等を可能とするアーキテクチャを構築。

アーキテクチャに基づき、官民の関係者が共通の見方・理解を踏まえ、技術開発、社会実装、データ連携、国際標準化、制度整備等を加速し、Society 5.0の実現に寄与する。

すべての関係者が共通の見方・理解を深め、相互に連携・協調可能な技術開発や標準化等を合理的に進めるためのフレームワーク

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戦略・政策

ルール

組織

ビジネス

機能

データ

データ連携

アセット センサー、アクチュエーターハードウェア、ネットワーク等

データ収集、データ統合データクレンジング、IoTデバイス管理等

データセット、語彙・コード、データカタログ等

サービス、ソリューションを実現するための個別機能等

サービス、ソリューション、規約・契約エコシステム、実証試験等

実施機関、協議会、運営組織等

法律、規則等

ビジョン、スコープ等

セキュリティ・認証

時間軸・空間軸

意味軸

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アーキテクチャとは

今、なぜアーキテクチャが必要か?

1)あらゆるところでシステム同士が繋がりはじめている イノベーションは、全く違うシステムを繋げることで起こる(Airbnb、ウーバー等) 個別の専門領域のみでは対処困難、部分最適ではなく全体を俯瞰した発想が必要。 全体俯瞰の視点で、技術にとどまらず、ルールや制度設計も含めて検討していくことが必要。

2)社会・技術の変化が早く、求められる要件が増加している 品質、信頼性、安全性、柔軟性、耐久性、拡張性、相互運用性等、技術・ルール等に求められる要件が爆発的に増加。

将来的な技術革新・社会変化を前提としたマネジメントのもとで、どこの構成要素(モジュール)を差し替えるべきか、新たに追加すべきかなど、影響範囲を明らかにしながら、柔軟・迅速に対応することが必要。

3)米、欧等でアーキテクチャを前提とした議論が進展している 米、欧等ではアーキテクチャによる全体俯瞰した議論が進展しているが、日本政府・企業がこういった議論にキャッチアップできていないため、研究開発から社会実装まで、様々な段階で世界に遅れ。

アーキテクチャとは、システム全体を俯瞰する設計図。機能、データ、アセット等を各層に分け、各層の構成要素(個別機能、ルール、データ、アセット等)とそれらの関係性を可視化し、関係者間で共通理解を図るもの

【メリット】 全体を俯瞰できるため、機能レイヤーで解決困難なことを、ルールレイヤーで解決を検討するなど、ビジョンを達成するために、多様な選択肢のもとで検討することが可能となる。

社会・技術が早く変化する中、構成要素の追加・差し替え、データ連携、国際標準化戦略などの具体的な議論を進めることが可能となる。

関係者間で、どの部分を議論しているのか明確になり、効果的な役割分担が可能となる。(アーキテクチャが無い中で、多様な専門家が議論をすると、自分の興味の観点から話をしてしまい、議論が発散し、迷走する。) など

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スマートシティのアーキテクチャのイメージ

都市OS

分野間データ連携基盤

共通機能群

サービス(ビジネス)

アセット(データリソース)

機能

標準API

データカタログ

セキュリティ

交通・モビリティ 健康・医療

都市計画・整備

防災 インフラ維持管理 観光・地域活性化

環境

エネルギー

物流

組織(ステークホルダー)

ルール 憲法・法律・条例・規制・ルール・ガイドライン等

戦略・政策 Society 5.0

地域コミュニティ・エリマネ等

政府 大学等 来街者・旅行者

自治体(周辺・勤務地等)

民間企業等 市民

標準API

ビッグデータ解析各分野ごと基盤

他の都市OS

相互接続連携機能

自治体(居住地)NPO等

プライバシー・認証等

セキュリティ・ガバナンス

相互接続

データ

AI

AI

政府・自治体

行政データ

住民データ

地域 民間 個人

エリアデータ 企業保有データ 個人データ

語彙・コードデータポリシー

農林水産業

最適化 可視化

(COCN2018年度プロジェクト最終報告「デジタルスマートシティの構築」を基に内閣府作成)

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プラットフォームとAPIの役割

スマートシティプラットフォーム(都市OS)

防災機能A

モビリティ機能A

観光機能A

医療機能A

防災機能B

モビリティ機能B

観光機能B

観光機能C

【課題】 現状、ITベンダーごとにAPI仕様が異なっているため、アプリケーション・サービス提供者は、各APIの仕様に応じた開発を行う必要があり、作業負荷が大きい

■プラットフォーム(都市OS)化することで、各機能間の相互運用性を意識することなく、自治体が地域の課題に応じた機能を組み合わせることでスマートシティを構築することができる

■都市OSのAPIは、国際標準に準拠した標準APIが一案(共通APIの推進)

(内閣府作成)

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スマートシティ分野

ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術

アーキテクチャ設計

多様な分野での実証事業(右記)や国内外のユースケース及び関係する標準、規格、データ等を整理・構造化し、アーキテクチャを設計・構築

分野・企業横断でサービス展開できる都市OS機能、インターフェース、標準化、データ流通ルール、制度などを検討・反映

実証事業 物流倉庫から高層ビルへのドローンによる宅配、郵便バイク等のプローブデータを活用した交通事故対策、カメラによる人流予測とイベント等での活用、ウェアラブル端末による健康状態の遠隔監視と高齢者の見守りなど、交通、エネルギー、インフラ・防災、観光、健康医療、セキュリティ等の多様な分野での各都市の課題を解決しうる技術を実証

オフィス

ホテル

病院

住宅

シームレスな交通ナビゲーション

MaaS(Mobility as a Service)でスマートフォンを通してカーシェアやシェアバイク、公共交通機関(鉄道、バスなど)間のシームレスな乗換・移動を実現

ユニバーサルな情報アクセス イベントや災害・避難情報、行政情報などをデジタルキオスクを通して市民に発信

デジタルキオスクは公衆電話、USB充電ポート、Wifiスポットとして機能し、居住者・来街者の情報インフラにも活用

自動運転シャトルの導入は、運転手不足の問題を解決するとともに、長期的に交通弱者のための移動手段の確保を実現

スマートシティ アーキテクチャモデルイメージ図(COCN「デジタルスマートシティの構築」より)

スマートシティ分野、パーソナルデータ分野における国内外関連事業の整理・構造化や実証事業を通じて、都市OS設計、国際標準化、データ連携等に資するアーキテクチャを設計・構築し、スマートシティの実現やパーソナルデータの円滑な連携・流通を加速する。

※具体的には研究開発公募等を経て決定していく

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パーソナルデータ分野

ドメイン

アーキテクチャ設計

実証事業(右記)や国内外ユースケース及び関係する標準、規格、データ、ルール等を整理・構造化し、情報銀行を中心としたパーソナルデータ分野のアーキテクチャを設計・構築

事業者横断的なデータ連携に係るルール整備、データフォーマット及びデータ収集の際のAPIの標準化等の検討・反映

実証事業

顔認証(本人認証)による決済、ホテルチェックイン、宅配BOX開錠等の実証や、情報銀行がサービス事業者と連携してパーソナルデータをもとに個人の状況・状態を把握し、ヘルスケアサービスを提供する実証などを想定

データ・データ連携層

アセット層

個人

ウェアラブルデバイス

組織

同意 データ流通

トレーサビリティ

個人認証

情報信託・同意機能

データ生成

信頼性評価

(スコアリング)

利活用機能層

パーソナルデータ連携・流通(情報銀行連携、顔認証による本人認証実現等)

ビジネス層

GPS

トレース情報

事業者(データ利用者)のアカウント情報

評価

個人(データ提供者)の情報、アカウント情報

データ活用

カメラ スマホ

顔画像

本人認証(代行)サービス

住宅・集合住宅民泊施設・住宅設備

コンビニ・百貨店スーパー・モール空港・二次交通、ホテル

観光施設・飲食サービス資格・年齢・会員の証明期間パスポート・PDS

認証結果

スマートホスピタリティスマートロック スマートリテール スマートID

顔画像

認証結果

顔画像

認証結果

顔画像

認証結果

顔特徴量

共通ID/PDS

顔情報を用いた共通認証サービスの実証イメージ

決済端末

リスク分析

センサー

ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術

パーソナルデータ分野アーキテクチャイメージ図

※具体的には研究開発公募等を経て決定していく

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アーキテクチャ構築及び実証研究 委託予定先No. テーマ名 委託予定先(五十音順)

(a-1)スマートシティ分野:アーキテクチャ構築とその実証研究の指揮1 スマートシティアーキテクチャ設計と関係実証研究の推進 アクセンチュア株式会社

一般社団法人データ流通推進協議会鹿島建設株式会社株式会社日立製作所国立研究開発法人産業技術総合研究所日本電気株式会社

(a-2)スマートシティ分野:実証研究の実施2 利用者へのデリバリーを意識した都市 OS の開発及び実証研究 アクセンチュア株式会社

株式会社アスコエパートナーズ株式会社 ARISE analyticsTIS株式会社

3 異種スマートシティ基盤のプログラマブル・フェデレーションによる広域人流把握・活用実証 慶應義塾国立大学法人名古屋大学

4 異種システム連携による都市サービス広域化(高松広域-防災)と複数都市間のデータ連携の実証 日本電気株式会社

5 民間事業者含む都市内の異なるシステム連携による分野横断サービスの実証研究(富山市・高松市-交通・観光)

日本電気株式会社

6 観光関連サービス事業者向け、AI活用型高度データ共有化プラットフォーム構築・活用事業 株式会社JTB

7 スマートウエルネスシティ実現に係る実証研究 株式会社つくばウエルネスリサーチ株式会社日建設計総合研究所有限責任監査法人トーマツ

8 スマートシティにおけるパーソナルデータと産業データのデータ取引市場による共有基盤の実証 エブリセンスジャパン株式会社ソフトバンク株式会社日鉄ソリューションズ株式会社

9 分野横断による課題解決型デジタルスマートシティの実現と複数都市間のデータ連携に関する実証研究 株式会社日建設計総合研究所綜合警備保障株式会社(b-1)パーソナルデータ分野:アーキテクチャ構築

10 DFFT(Data Free Flow With Trust) 実現のためのアーキテクチャ設計と国際標準化推進の研究開発 一般社団法人データ流通推進協議会

(b-2-1)パーソナルデータ分野:「情報銀行」間の連携に関するアーキテクチャの実証研究の実施11 情報銀行間データ連携の実証と考察 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ大日本印刷株式会社

富士通株式会社(b-2-2)パーソナルデータ分野:「情報銀行」を通じたデータの流通・活用に関するアーキテクチャの実証研究の実施

12 個人起点での医療データ利活用の促進に向けた「医療版」情報銀行アーキテクチャの実証研究 国立大学法人大阪大学

(b-2-4)パーソナルデータ分野:生体認証データの事業者間の連携に関するアーキテクチャの実証研究の実施13 生体認証(顔特徴量)データの事業者間連携に関するアーキテクチャ実証研究 日本電気株式会社

(b-2-5)パーソナルデータ分野:特定エリアにおける行動データの事業者間の連携に関するアーキテクチャの実証研究の実施14 横浜スタジアムを中心とした行動データ利活用のアーキテクチャに関する実証研究 KDDI 株式会社

(b-2-6)パーソナルデータ分野:トラストサービスに関するアーキテクチャの実証研究の実施15 トラストサービスに関するアーキテクチャとしての共通API 仕様策定とその有効性に関する実証研究 セイコーソリューションズ株式会社

セコムトラストシステムズ株式会社(c)地理空間情報分野:地理空間情報プラットフォームの検討

16 多様な分野を地理空間情報でつなぐ持続的なプラットフォームのデザインと実証 一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会株式会社価値総合研究所国立研究開発法人産業技術総合研究所国立大学法人東京大学

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Ⅱ.未来技術社会実装事業(仮称)

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○ Society5.0の実現に向けた技術の活用を、強力に推進。○ 支援窓口を内閣官房(まひし情報通信班)・内閣府(地創・近未来T)に設置し、関係省庁が連携して推進。

無人電動カート活用による新交通システム構築

支援窓口を創設し、地方公共団体・関係省庁間の連携を強化

Society5.0の実現に向けた技術(未来技術)の地方における実用化イメージ

AIを活用した住民主体のヘルスケア推進

自動運転車を活用した地域交通の多様化やAIを活用した住民イベントによる外出誘因を通じた、生活の利便性向上・ヘルスケア推進。

未来技術

課題解決

ロボットトラクタによる農作業の自動化・効率化

ドローン配送による物流効率化・住民の利便性の向上

ロボットトラクタによる農作業の自動化・効率化、ドローンによる生活物資等の自動配送等を通じた地方の労働力不足に対応した地域経済の活性化。

自動運転×AIヘルスケア ⇒ 住民生活の質の向上 スマート農業×ドローン物流 ⇒ 産業等の生産性向上

Society5.0の実現に向けた技術(未来技術)の活用

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地方における実用化・普及支援

デジタル人材の育成・確保5G基盤活用の最大化

全国的なモデルとなり得る新たな社会システムづくりにチャレンジする取組について、地方創生推進交付金による新たな支援の仕組みを検討(まひし・地創)、首長等向けに活用事例集を送付し周知啓発(総務省)等

情報通信関連の事業者やメーカー職員等を活用した技術専門家等を地方公共団体に派遣する「ふるさと応援専門人材派遣制度(仮称)」の創設(まひし・地創)、地域情報化アドバイザー制度の推進(総務省)等

RESASの活用促進、観光・イベント情報など静的データや混雑情報など動的データの迅速な提供を推進 等

未来技術活用の基盤となる5G基地局の整備の支援や光ファイバー等の整備促進を実施 等

データの利活用

取りまとめ・支援窓口

• 地方公共団体への

ハンズオン支援

• 関係省庁間の

政策連携

(まひし・地創)

総務省

IT室・まひしBD班

※出典:まち・ひと・しごと創生 基本方針2019概要

まひし・地創

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普及度

時間

未来技術社会実装事業(仮称)

未来技術のコモディティ化

各種支援による伴走期 マーケットベースの自走期

全国的なモデルとなり得る新たな社会システムづくりにチャレンジする取組について、地方創生推進交付金による新たな支援の仕組みを検討

イノベーター・アーリーアダプタの一部利用 アーリーマジョリティ・レートマジョリティ含む普及

エコシステム創出、標準化等に向けた壁

各省庁と連携

• 地域での実運用を踏まえたエコシステムの創出・標準化等のハンズオン支援

• 住民に対する利用サポート強化• 自主的・主体的に取り組む地方公共団体の横展開支援

未来技術社会実装事業について

[ 事業の位置づけイメージ]

地方公共団体の実情に応じた、Society5.0の実現に向けた技術(未来技術)の実用化・普及に向け、各省庁と連携し支援を行う。 全国的なモデルとなり得る新たな社会システムづくりにチャレンジする取組について、地方創生推進交付金による新たな

支援の仕組みを検討 地方公共団体へのハンズオン支援や住民への利用サポートを重点的かつ継続的に行うとともに、こうした地方公共団体

の自主的、主体的な取組の横展開を推進

各省庁の技術実証・実装

• 技術のケイパビリティ検証• 実装に向けた規制改革等の

課題抽出

近未来技術実装事業

新たな支援措置等により普及促進を強化

(未来技術に改称・統合)

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国交付金(1/2) 都道府県

市町村

【対象事業】

①先駆性のある取組及び先駆的・優良事例の横展開を図る取組

○官民協働、地域間連携、政策間連携、事業推進主体の形成、中核的人材の確保・育成

例)しごと創生、観光振興、地域商社、生涯活躍のまち、働き方改革、小さな拠点、子供の農山漁村体験、商店街活性化 等

※「地方創生推進交付金のあり方に関する検討会」の最終取りまとめ(R1.5.23公表)を踏まえ、現行の枠組を基本としつつ、運用を改善するとともに、Society5.0の実現に向けた全国的なモデルとなる事業について自立性要件等に係る特例を検討

②わくわく地方生活実現政策パッケージを踏まえた、移住・

起業・就業に係る経済負担の軽減

【手続き】

○地方公共団体は、対象事業に係る地域再生計画(5ヶ年度以内)を作成し、内閣総理大臣が認定します。

○第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の初年

度における地方創生のより一層の推進に向けた取組

を支援します。

①地方版総合戦略に基づく、地方公共団体の自主

的・主体的で先導的な事業を支援

②KPIの設定とPDCAサイクルを組み込み、従来の

「縦割り」事業を超えた取組を支援

③地域再生法に基づく法律補助の交付金とし、安定

的な制度・運用を確保

※本交付金のうち一部については、地方大学・産業創生法に基づく交付金として執行

地方創生推進交付金(内閣府地方創生推進事務局)

令和2年度概算要求額 1,200億円【うち優先課題推進枠300億円】

(元年度予算額 1,000億円)

事業概要・目的 事業イメージ・具体例

資金の流れ

○地方における安定した雇用創出、地方への新しいひとの流れ、まちの活性化など地方創生の推進に寄与することを通じて、東京一極集中の是正、地方の担い手不足への対処等に向け、地方創生を大胆に実行します。

期待される効果

具体的な「成果目標(KPI)」

の設定

「PDCAサイクル」の確立

(1/2の地方負担については、地方財政措置を講じます)33