キールカッター

N2600 型

取 扱 説 明 書

株式会社 中野製作所

1

　このたびは、「キールカッター」をお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。

　この取扱説明書には、正しく安全にご使用いただく為の作業手順と注意事項が記載されています。ご使用になる前に必ず本書をお読みになり、使用方法を理解してください。（誤った使用方法は、事故・けがの原因となります。）

　※本書の記載事項は、予告なく変更する事があります。

◆禁止事項◆◎本取扱説明書を理解していない人に、機械の操作をさせない事。◎回転中の刃には絶対に触れない事。◎切削時に刃物から火花が発生する事がありますので、爆発の危険性のある所　（可燃性ガス等の発生・残留の可能性がある時等）では使用しない事。

◆注意事項◆◎切断中に切粉が飛ぶので、作業中は必ず防塵メガネをする事。◎機械の作動中及び停止直後は、本体・刃等が熱くなっていて、火傷の恐れがある　ので、充分注意する事。◎使用前には必ず点検を行い、使用後は必ず清掃・注油を行う事。

◆お願い◆◎部品はキールカッター純正部品を使用してください。純正部品以外を使用した場　合、機械の故障や早期摩耗の原因になり、また、その部品が原因で生じた故障・不　具合には対応出来ない場合があります。◎本取扱説明書で示す重要な安全指示事項は、起こり得る全ての状況や状態を表し　ているものではありません。　機械の安全性には、充分気を配っておりますが、運転する方や保守をする方も安　全には充分な注意・配慮をお願いします。

禁止及び注意事項

2

キールカッターN2600について …………………………………………………

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必要機器について

作業手順

ガイドリングについて

ローラーバンパーの調整方法

挿し口加工に必要な構成品

刃物の取付け

切断機取付け

油圧ユニット始動前の確認

カプラの接続

給水

切断機の始動

切断機の取り外し

管台について

切断機本体の保守

油圧ユニット始動

切断機取付け前の確認

各管種・呼び径の寸法公差及び刃物・カラー

Vベルトについて

延長チェーンについて

ガイドリング構成品

ガイドリング取付位置

ガイドリング取付方法

パイプに切断機をセット

案内装置のセット

油圧モーターのセット

給水タンクの用意とカプラの接続

従動軸ASsy・フックAssy・チェーンのセット

挿し口加工対応「管種」及び「呼び径」

切断機本体への付属品の取付けと確認

1 1

1

3

4

4

4

5

6

6

8

9

10

11

12

17

17

18

18

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20

21

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23

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29

30

31

23451

123

12345

26

789101112

1314151617181920

1

つ

①キールカッターN2600 切断機 本体

1 キールカッターN2600について

2 必要機器について

◆特長◆　キールカッターN2600型は、呼び径φ500～φ2600までの、NS形、S形、KF　形、UF形の切断、溝切を同時に行います。　又、T形管の呼び径φ500～φ2000までの切断、面取加工を同時に行います。　油圧ユニット16E型を動力源とし、15mの油圧ホースを使用し挿し口加工を行　います。

仕様

標準部品一覧表

■切断機　本体（キールカッターN2600型）

被切削パイプの種類 ダクタイル鋳鉄管、鉄管、ヒューム管

Φ500～Φ2600

MAX57mm

MAX42mm×7mm

約50～70mm/min

高310mm×幅830mm×長700mm

約58kg

出光　スーパーギヤ460

被切削パイプのサイズ

切断深さ

溝切幅・深さ

切削速度

本体寸法

重量

仕様オイル

切断機 本体（キールカッターN2600）

第一従動軸Assy（2列プーリー付）

第二従動軸Assy（2列プーリー付）

第三従動軸Assy（1列プーリー付）

フックAssy（長ネジ付）

延長チェーン2m

延長チェーン1m

Vベルト D-43

カッターホルダー（切断用）

カッター押え

溝付カラー L＝11

調整カラー A L＝18

調整カラー B L＝27

調整カラー C L＝32

部品番号

L73

L74

L75

L76

L77

L78

品名 数量

1台

1組

1組

1組

1組

3本

1本

6本

1個1個

3個

2個

2個

2個

調整カラー D L＝42

調整カラー E L＝44座金 F

工具箱ラチェットレンチ♯400モンキースパナ♯300両口スパナ24×30

プラスティックハンマーコンベックス 2m

防塵メガネ

金尺取扱説明書

六角棒レンチ ロング 5mm六角棒レンチ ロング 6mm六角棒レンチ ロング 10mm

部品番号L79

L80L81

L173L174

L175L176L177

L178

L179L180

L181

L182L183

品名 数量2個

2個

1個1個1個

1個1個

1個

1個

1個

1個1個

1個1個1部

第一従動軸

本体ギヤケース

Vベルト

クラッチ（OFF状態）

切込軸

調整カラー

カッターカバー

チェン調整軸

ローラーバンパー

ガイドローラー

案内装置

　主要部名称

油圧モーター

従動プーリー

コロ（大）

ガイドリング

ブラケット固定バー

駆動軸プーリー

カッター軸

フックASSY

2

■ダイヤモンドブレード230×5Dは、φ500～φ2600まで対応。■溝切刃は、各「管種」「呼び径」によって使用するものが異なりますのでP11　以降を参照の上ご用意ください。

■φ500～φ2600まで、各呼び径のものを　ご用意ください。

※詳細はP6を参照ください

■ダイヤモンドブレード及び、溝切刃に注水する　事が必須です。

※使用方法は、P22を参照ください。

■φ1500までの、対応となります

■通常の使用個数は、4個となります。　必要に応じて、数量を増やしてください。

※詳細は　P30を参照ください。

②油圧ユニット16E型 （油圧ホース15m 油圧モーター付）

③ダイヤモンドブレード230×5D及び、溝切刃

④ガイドリング

⑤給水タンク 12ℓ

⑥管台（大） アルミコロ付

仕様■油圧ユニット16E型

エンジン定格出力 5.5KW

7.3KW

約190Kg

出光　スーパーハイドロ32A

最大32ℓ/min

高640mm×幅700mm×長830mm

最大出力

吐出量

ユニット寸法

ユニット重量

使用オイル（作動油）

3

ここでは、簡単な「作業手順」のご説明を致します。

ガイドリングの取付（1）「呼び径」のサイズをご用意ください。 （2）取付位置の確認 （P8）（3）ガイドリングの取付方法 （P9）

切断機本体と油圧ユニットの連結 （P24） ・油圧ユニットの取扱注意点をご確認ください。 （P23～24）

刃物の準備と取付（1）管種、呼び径によって、ご準備ください。 （P11～16）（2）本体への取付け （P17）

必要機器の確認 （P1～2）

切断機の切込みと運転 （P27～28）

切断終了と取り外し （P29）

本体のセット （P18） ・案内装置の調整 （P19）

エンジンの運転 （P25)　 ・ご使用前には、必ず油圧ユニットに付属されている取扱説明書をお読みになって　　ください。

切断機本体の保守 （P31）

3 作業手順

4

■下記の表より、挿し口加工の対応「管種」「呼び径」をご確認ください。

■挿し口加工を行う際、Vベルトが必要となります。　パイプの「呼び径」により、使用する「Vベルト」の本数が異なりますので、下記の　表より確認し取付を行ってください。　（標準付属　VベルトD-43が、6本）

■Vベルトの取付方法

■切断機本体の駆動プーリー（両側）にVベルト　D-43を取り付けます。

1

4 挿し口加工対応「管種」及び「呼び径」

5 切断機本体への付属品の取付けと確認

管種

NS形

KF形

S形

UF形

T形

K形

呼び径

φ500～φ1000

φ500～φ900

φ500～φ2600

φ800～φ2600

φ500～φ2000

φ500～φ2600

加工

切断溝切同時加工

切断のみ

切断面取同時加工

パイプ呼び径

φ500～φ600

φ700～φ1500

φ1600～φ2600

Vベルト使用本数

D－43 2本 1段

2段

3段

4本

6本

D－43

D－43

従動軸

D-43

1

2

3

Vベルトについて

5

※切断機本体を、パイプにセットする際、「延長チェーン」が必要となります。

「延長チェーン」は、標準で2ｍが3本、1ｍが1本付属されています。パイプの呼び径により、使用する「延長チェーン」の長さと本数が異なりますので、下記表よりご確認ください。

パイプ呼び径

φ500

φ600～φ1000

φ1100～φ1200

φ1350～φ1650

φ1800～φ2200

φ2400～φ2600

延長チェーン

1m　　1本

2m　　1本

1m　　1本

2m　　1本

2m　　2本

2m　　3本

1m　　1本

2m　　3本

2 延長チェーンについて

6

■挿し口加工を行う際、切断面のズレを最小限にする為、使用する品物です。　挿し口加工を行うサイズ（呼び径）のものをご用意ください。

※ガイドリングは、「～φ600」「φ700～φ1500」「φ1600～φ2600」と分類され構成品や使用個数などが異なりますので、ご確認ください。（下記参照）

6 ガイドリングについて

1 ガイドリング構成品

パイプ切断機オプション部品　　【ガイドリング】

販管コード№ 部品番号

050075ガイドリング

φ75個 26,200 N 50用

050100ガイドリング

φ100個 26,700 N 50 N600

050150ガイドリング

φ150個 27,200 N 50 N600

050200ガイドリング

φ200個 29,100 N 50 N600

050250ガイドリング

φ250個 29,600 N 50 N600

050300ガイドリング

φ300個 36,200 N 50 N600

050350ガイドリング

φ350個 36,900 N 50 N600

050400ガイドリング

φ400個 39,600 N 50 N600

050450ガイドリング

φ450個 41,800 N 50 N600

050500ガイドリング

φ500個 45,900 N 50 N600

050600ガイドリング

φ600個 47,300 N 50 N600

N2600

N2600

※注意　A部に使用されている部品はφ75～φ600とφ700以上の製品では、構成品が

　異なっています。構成部品の詳細については、P-62ページをご覧下さい

ガイドリング完成品 φ75～φ600）

　A部

052267K267 ナット　M12

052222022 　M12

052221021 ）締付ネジ

052266K266 カシメピン

　B部

05226K26 　 ルピン

052270K270　

【ガイドリング構成部品図】φ75～φ600

052264K264　六角穴付ボルト

M8×35

050300ガイドリング　φ300

標準価格（税別）

パイプ切断機オプション部品　　【ガイドリング】

販管コード№ 部品番号

050700ガイドリング

φ700個 51,500 N 50 N600

N2600

050800ガイドリング

φ800個 60,000 N600 N2600

050900ガイドリング

φ900個 64,300 N600 N2600

051000ガイドリングφ1000

個 68,600 N600 N2600

051100ガイドリングφ1100

個 85,600 N600 N2600

051200ガイドリングφ1200

個 100,700 N600 N2600

051350ガイドリングφ1350

個 115,500 N600 N2600

051500ガイドリングφ1500

個 130,500 N600 N2600

　　　　　　　※φ1100以上のガイドリングは、二つ割での配送となります。

※注意　A部に使用されている部品はφ75～φ600とφ700以上の製品では、構成品が

　異なっています。構成部品の詳細については、P-62ページをご覧下さい

ガイドリング完成品 φ700～φ1500）

【ガイドリング構成部品図】φ700～φ1500

　A部052261

K261 ナット受

052267K267 ナット　M12

052262K262　締付ネジ

052266K266 カシメピン

05226K26 　 ルピン

052270K270　 　B部

052264K264　六角穴付ボルト

M8×35

050700ガイドリング　φ700

標準価格（税別）

7

パイプ切断機オプション部品　　【ガイドリング】

販管コード№ 部品番号

051600ガイドリングφ1600

個 130,900 N2600用

051650ガイドリングφ1650

個 132,000 N2600用

051800ガイドリングφ1800

個 133,700 N2600用

052000

052100

ガイドリングφ2000

ガイドリングφ2100

個

個

135,000

136,400

N2600用

N2600用

052200ガイドリングφ2200

個 137,900 N2600用

052400ガイドリングφ2400

個 139,200 N2600用

052600ガイドリングφ2600

個 140,600 N2600用

※ガイドリングφ1600以上は、３分割での配送となります。

※注意　A部に使用されている部品はφ75～φ600とφ700以上の製品では、構成品が

　異なっています。構成部品の詳細については、P-62ページをご覧下さい

ガイドリング完成品(φ1600～φ2600）

　A部　A部

　A部

052267K267 ナット　M12

【ガイドリング構成部品図】φ1600～φ2600

052261K261 ナット受

052262K262　締付ネジ

052266K266 カシメピン

052264K264　六角穴付ボルト

M8×35

標準価格（税別）

8

■切断位置を確認し、ガイドリング取付位置を確認してください。

①「管種」「呼び径」により取付位置が決まります。　下記の別表で確認ください。

■NS形管 ■KF形管

■S形管（溶接加工）

呼び径

φ500～φ600 553mm

φ700～φ900 575mm

φ1000 574mm

ガイドリング取付け位置 呼び径

φ500～φ600 571mm

φ700～φ900 602mm

ガイドリング取付け位置

■UF形管

呼び径

φ800～φ900 601mm

φ1000～φ1200 605mm

φ1350 616mm

φ1500～φ1800 621mm

φ2000 626mm

φ2100 628mm

φ2200 633mm

φ2400 639mm

φ2600 691mm

ガイドリング取付け位置呼び径

φ500～φ600 553mm

φ500～φ600 553mm

φ700～φ900 575mm

φ1000～φ1200 574mm

φ1350 581mm

φ1500～φ1600 584mm

φ700～φ1200 570mm

φ1350 577mm

φ1500～φ1800 579mm

φ2000 584mm

φ2100～φ2600 591mm

ガイドリング取付け位置

■S形管（現場加工）

呼び径 ガイドリング取付け位置

2 ガイドリング取付位置

切断位置 ガイドリング

切断位置～ガイドリング端面

9

■ガイドリングを開きパイプに巻きつけま　す。・取付けの際、六角穴付ボルトM８×35が　パイプ外面に当たらないように、ボルト　を引き出してから取り付けてください。

■ボルトM8×35を均等に仮締めします。・締付の際、パイプに対してリングが直角　になるようにしてください。

■取付位置の確認。

・ズレている時は、プラスティックハンマー等で叩いて修正を行ってく　ださい。（鉄ハンマーはNG）

■円周上のボルトを均等に固く締め付ける。

・作業中にズレないようにしてください。

■締付ネジをスリ割部に取り付けナットを　締める。

1

2

3

3 ガイドリング取付方法

4

5

スリ割部

切断位置 ガイドリング

直角に !

10

■ローラーバンパーとは…　NS形、S形等、溝切加工を要する挿し口加工の場合、溝切の深さに公差がもうけ　られています。その深さをローラーバンパーを使用する事で、公差内に入るよう　調整するものです。

■ローラーバンパーの調整方法　ローラーバンパー側面の数値は、セットを行った時の溝切の深さを示します。

■切断機本体のローラバンパー取り付け部に、ローラーバンパー調整用のメネジが　あります。そのメネジとローラーバンパーの深さ位置を合わせ、ボルトで固定し　ます。

７ ローラーバンパーの調整方法

MAX

M

MAssy

11

キールカッターN2600を使用し挿し口加工を行う場合、「各管種」「呼び径」により必要となる刃物、溝付カラー・調整カラー等が異なります。「管種」「呼び径」を確認し、必要な刃物、構成品を取り揃えてください。

■構成品

8 挿し口加工に必要な構成品

２７ ３ ６５ ４ ３

２

１８

名称

①

②A②B

③A

③B④

⑤⑥

⑦

⑧

溝切刃（各種）

溝付カラー　11mm L75

L73

L74

L81

L136

調整カラー（各種）

カッターホルダー（切断用）

切断刃230×5D

カッター押え

座金　F

ナット　M20

部品番号

12

■NS形管　φ500～φ1000挿し口加工寸法公差（現場加工）

X寸法の許容差：呼び径φ500・φ600 ±2呼び径φ700～φ1000 ±4

構成品

■KF形管　φ500～φ900挿し口加工寸法公差（現場加工）

+0-5+0-6

構成品

X寸法の許容差：呼び径 φ500・φ600

呼び径 φ700～φ900

+1.0-0.5

9 各管種・呼び径の寸法公差及び刃物・カラー

呼び径 V M

単位 mm

単位 mm

X

3 22 40

4 27 55

5 32 50

500

600

700

800

900

1000

呼び径 V

4

M X

22 60

27 84

500

600

700

800

900

① ②A ③A ④ ⑤ ⑥ ②B ③B ⑦ ⑧

溝切刃 調整カラー 切断刃 調整カラー 座金 F ナットM20カッター押え

φ500

φ600

φ700

φ800

φ900

135×22R

135×12L135×16R

135×12L135×16R

135×16L135×16R

溝付カラー11mm

溝付カラー11mm

カッターホルダー

① ②A ③A ④ ⑤ ⑥ ②B ③B ⑦ ⑧

溝切刃 調整カラー 切断刃 調整カラー 座金 F ナットM20カッター押え溝付カラー11mm

溝付カラー11mm

カッターホルダー

○（1）

○（2）

○ ○

○ ○ ○ ○○

○ ○ ○230×5D

230×5D

18mm（1）

φ500

φ600

φ700

φ800

φ900

φ1000

135×22R ○（1）

○（２）

×

×

×

27mm（1）

32mm（1）

42（2）＋27（1）

42（2）＋44（1）

44（2）＋18（1）

44（1）＋32（1）

※（　）内の数字は使用個数です。

※（　）内の数字は使用個数です。

X M

V

MX

V

＋1.5－0.5

＋1－0.5

13

■S形管　φ500～φ2600挿し口加工寸法公差（溶接加工）

構成品

呼び径 単位 mm

5006007008009001000110012001350150016001650180020002100220024002600

V M X

2

3

4

6

23

29

36

42

60

80

90

100

① ②A ③A ④ ⑤ ⑥ ②B ③B ⑦ ⑧

溝切刃 調整カラー 調整カラー 座金 F ナットM20切断刃 カッター押えカッターホルダー

φ500φ600

φ700

φ800

φ900

φ1000

φ1100

φ1200

φ1350

φ1500

φ1600

φ1650

φ1800

φ2000

φ2100

φ2200

φ2400

φ2600

135×22R

○（2）

×

×

135×12L135×16R

135×16L135×21R

135×21L135×21R

溝付カラー11mm

溝付カラー11mm

○（1）

○（1）○ ○ ○

42（2）＋44（1）

42（2）＋27（1）

42（2）＋18（1）

44（1）＋27（2）

32（2）＋27（1）

44（1）＋42（1）＋18（1）○ ○230×5D

○（2）

18mm

○（1）

※（　）内の数字は使用個数です。

18mm

X

M

4±5

V±0.5

14

■S形管　φ500～φ1600挿し口加工寸法公差（現場加工）

+1.0-0.5+1.5-0.5±2±4

構成品

φ700～φ1600

Vの寸法公差：φ500～φ1500

φ1600Xの寸法公差：φ500・φ600

呼び径

単位 mm

500600

700

800

900

1000

1100

1200

13501500

1600

V M X

3 22 40

4 27 55

6 37 55

5 3250

60

① ②A ③A ④ ⑤ ⑥ ②B ③B ⑦ ⑧

溝切刃 調整カラー 切断刃 調整カラー 座金 F ナットM20カッター押え

φ500

φ600

φ700

φ800

φ900

φ1000

φ1100

φ1200

φ1350

φ1500

φ1600

135×22R

135×12L135×16R

135×16L135×16R

135×16L135×21R

溝付カラー11mm

溝付カラー11mm

カッターホルダー

○（1）

○（2）

○ 230×5D ○ ○ ○ ○

○（1）

×

×

×

×

27mm

18mm

27mm

42（2）＋44（1）

44（2）＋18（1）

42（1）＋27（2）

44（1）＋27（2）

※（　）内の数字は使用個数です。

XM

V

15

■UF形管　φ800～φ2600挿し口加工寸法公差

+1.0-0.5+1.5-0.5

Vの寸法公差：φ800～φ1500

φ1600～φ2600

呼び径

単位 mm

800

900

1000

1100

1200

1350

1500

1600

1650

1800

2000

2100

22002400

2600

V M

4 27

5 32

6 37

7 42

X

84

94

97

101

108

159

① ②A ③A ④ ⑤ ⑥ ②B ③B ⑦ ⑧溝切刃 調整カラー 切断刃 調整カラー 座金 F ナットM20カッター押え

φ800φ900φ1000φ1100φ1200φ1350φ1500φ1600φ1650φ1800φ2000φ2100φ2200φ2400φ2600

135×16L135×21R

135×21L135×21R

135×16L135×16R

135×12L135×16R

溝付カラー11mm

溝付カラー11mm

カッターホルダー

○（1）

42mm（1）

44mm（1）18mm（1）・42mm（1）

32mm（1）＋42mm（1）＋44mm（1）18（1）＋27（1）＋32（1）

○（2）

○（1）×

○（1）

○ ○ ○

××

○ ○230×5D

44mm（1）＋18mm（2）

44mm（1）＋32mm（1）

27mm（1）＋32mm（1）

18mm（1）＋27mm（1）

32mm（2）

42mm（1）

27mm（2）

X M

V

16

　■T形管　φ500～φ2000

挿し口加工寸法公差

８

部品番号名称

① カッターホルダー（切断・面取同時用） L184

② 面取刃　140×29×21°

③ 切断刃　230×5D

④ カッター押え L74

⑤ 溝付カラー　11mm L75

⑥ 調整カラー

⑦ 座金　F L81

⑧ ナット　M20 L136

呼び径

φ500～φ600

φ700～φ900

φ1000～φ1200

φ1350～φ1650

φ1800～φ2000

W Z

14 5

15 6

19 7.5

23 8.5

26 9.5

ローラーバンパー調整位置

4

5

6

7

W

Z

17

■「管種」「呼び径」を確認し、挿し口加工に必要な刃物及び、構成品を用意し　てください。※前項「挿し口加工に必要な構成品」「各管種・呼び径の寸法公差及び刃物・カ　ラー」を参照ください。

■取付け順序を確認し、刃物及び構　成品を取り付けてください。

■切断機本体をパイプにセットする前に下記の2点を確認してください。

・切断機本体が、最上部にある事を確認してください。

※下に下がった状態では、刃物がパイプに当たる可能性があります。　下がっている場合はラチェットレンチを使用し、本体を最上部まで　上げてください。

・案内装置の外側のローラーをスパナ（24mm）で緩めて多少ガタが　ある状態にしてください。

※ナットが締まってる状態ですと、ガイドリングに取付かない可能性　があります。

　　　　

10 刃物の取付け

11 切断機取付け前の確認

上昇 下降

切断機のカッター軸は左回転します。刃物取付の際は回転方向に注意してください。

刃物の回転方向を確認し、取付けを行ってください。

18

・挿し口加工を行うパイプを清掃してください。油分などが残っていると、切断　機がスリップする可能性があります。

・案内装置の４つのローラーでガイドリングを挟み込んでください。

・Vベルトが、駆動プーリーの溝に収まっている事を確認してください。（両側）・切断刃がパイプに当たっていない事を確認してください。当たっている状態で　の始動は危険ですので、当たっている場合は、刃を上げてから始動してくださ　い。・2つの駆動プーリー（ベルトの部分）と2つのコロ（大）がパイプに接している　ことを確認してください。

12 切断機取付け

《重要注意》駆動プーリー、従動プーリー、Vベルト、延長チェーンがガイドリングと平行になる様に必ず調整してください。

1 パイプに切断機をセット

調整用長ネジ

ローラーチェーン

Vベルト本体駆動軸プーリー

駆動及び従動軸プーリーと、ガイドリングの間隔を同じにする。

従動軸プーリー

ガイドリング

（本体）

Vベルトコロ（大）

案内装置

19

■ローラー軸の角度を調節

・図－１にある２本のボルトを　ゆるめ、ローラー軸がパイプ　の中心を向いたところで、確　実に固定してください。

　　

　　

■本体側ガイドローラーの調整

・本体側（内側）の２つのガイ　ドローラーをガイドリングに　押し当てる。

　　　

本体側のガイドローラー

■外側ガイドローラーの調整

・外側のガイドローラーがガイ　ドリングに接するまで、調整　ボルトを締め込みながら調整　してください。

　

外側のガイドローラー

■M16ナット・M６ナットの固定

・調整が完了したら、外側のロ　ーラー軸のナットを固定して　ください。その後、M６調整　ボルトをナットで固定してく　ださい。

※この調整は、毎回する必要はありませんが、常に４つのガイドローラーがガイ　ドリングに接する様に注意してください。隙間があると、切断面がズレます。

図‐1

2 案内装置のセット

1

2

3

4

ローラー軸 ボルト

ガイドリング

ガイドローラー

コロ M16ナット

M6調整　ボルト･ナット駆動軸プーリー

20

■従動軸Assy・フックAssy・　チェーンをご用意ください。

・挿し口加工を行う呼び径により、　従動軸Assyの種類、使用個数、　又、延長チェーンの長さ、使用　本数が異なりますのでご確認く　ださい。※P4～5を参照

　　

■両側のVベルトに従動軸Assy・　フックAssyをセット。

・取付けの際、長ネジに締めしろ　を充分にとってください。

■フック部にチェーンを掛ける。

・本体チェーンに延長チェーンの　フックを、フックAssyに延長チ　ェーンを掛けてください。

■ベルトを張る。

・付属のラチェットレンチを長ネ　ジの四角部に取り付け、ベルト　を軽く張ってください。

3 従動軸Assy・フックAssy・チェーンのセット

1

2

3

4

21

■油圧モーターの準備

・油圧ユニット16E型付属の油圧　モーターを準備してください。

■油圧モーター取付け

・油圧モーター回転軸の溝の位置　を合せて取り付けください。

■ボルトの締め付け

・付属のボルト（六角穴付ボルト　M12×30）を、六角レンチ10　mmを使用し、油圧モーターを　締め付けてください。

4 油圧モーターのセット

1

2

3

22

■給水タンク12ℓを用意してください。

■給水・ハンドルをゆるめ、蓋を開き、水道水　を注水してください。

　

・注水後、蓋をしっかり閉めてください。　

《重要注意》蓋がゆるんでいると、必要な加圧ができず、また蓋が外れ危険です。

■本体カバー側のカプラに、給水タンク　ホース側のカプラを接続してください。　　

給水タンクの加圧方法■加圧・ハンドルを上下に動かし、加圧してください。　加圧は、タンク上部の自動安全弁が、緑色の状態で　止めてください。・５㎏/㎝ 以上の加圧で安全弁が働き、赤色になり「シ　ュー」と音がして、減圧します。

※ハンドルは最下点まで押し込み、左側（反時計方向）に廻すと　押し込んだ状態で固定します。

5 給水タンクの用意とカプラの接続

1

2

3

蓋

安全弁

ハンドル

上下

閉じる

開く

23

■作動油量の確認

・作動油タンクのオイルポット窓を確　認してください。　

・オイルポット窓のHとLの間にあれば　正常です。

■作動油の補充

・作動油の補充が必要な場合、油圧タ　ンク上部の注油口キャップを取って　補充してください。

・補充するオイルは、「出光　スーパ　ーハイドロ32A」又は相当品。

作動油補充時には、ゴミ等が混入しないように注意してください。

購入時、輸送中の油漏れ防止の為、注油口キャップの内側にゴムパッキン（黒色）が入ってます。使用時に必ず外してください。

油圧ユニットは出来る限り水平な状態で使用してください。（最大傾斜角度10度）

ゴムパッキン（A471） 菊形キャップ（ゴムパッキン取付時）

13 油圧ユニット始動前の確認1

2

24

■燃料タンクにガソリンが充分はいっているか確認

・足りない時は補充してください。

■エアクリーナーの汚れ点検

・汚れている場合、清掃してください。

※エンジンオイルが不足している場合、補充してください。　使用オイルは、出光の「プロメンテSJ/CF-4　10W-30」又は相当品。

エンジンを長時間使用しない場合、ガソリンを完全に抜いてください。

エンジン使用前には必ずエンジン取扱説明書を熟読してください。

■油圧ホース側のカプラを油圧ユニット側の　カプラに接続してください。

・カプラ接続後には、外れ止めを必ず行って　ください。

項目/時間 50時間○※

○

○

○

○

○

※但し、初回のエンジンオイル交換は、25時間で行ってください。

200時間 300時間

エンジンオイル交換エアークリーナー掃除

燃料ストレーナー掃除

点火プラグの掃除

作動油の交換

作動油タンク清掃

14 カプラの接続

3

4

25

■ユニットの切換レバーを「OFF」に　してください。

■切断機本体のクラッチを「停止」の　位置にしてください。　

■油圧ユニットのエンジンスイッチを　「ON」にしてください。

■コックを開く

■エンジン始動

・エンジン始動の際は安全確認を行っ　てください。　

15 油圧ユニット始動

1

2

3

4

5

オイルの流れ

油圧計

切換レバーOFF ON

切換弁

コック

閉 開

OFF ON

停止

進 行

コック

閉 開

OFF ON

停止

進 行

26

■暖気運転・切断機　本体のクラッチを「停止」の状態にした　まま、切換レバーを「ON」にし、10～15分程度　暖気運転してください。（スロットルレバー低速）

・スロットルレバーを高速（最大）にしてください。

　　　

■切換レバーを「ON」にする。

切換レバーを「ON」にする時は、必ず刃がパイプに接していない事を確認し作業者の安全を確認するために声をかけてください。

■ならし運転・切断機　本体のクラッチを「進行」の位置にし、切り込みを行わない　状態で、200～300mm程度進行させてください。

※「ならし運転」をすることで、パイプに対して曲がりを矯正します。　その為、Vベルトの張りが緩くなるので、ならし運転後はVベルトを　張りなおしてください。

■給水してください。

・給水コックを開きブレードに給水　してください。

使用する切断刃（ダイヤモンドブレード）は給水が必要です。必ず、給水してください。給水を行わない場合、切断刃（ダイヤモンドブレード）の寿命が短くなり破損の原因になります。

※油温が低いと油圧モーターの能力低下をおこし、　圧力だけが上がります。

16 給水

6

7

8コック

閉 開

OFF ON

停止

進 行

オイルの流れ

油圧計

切換レバーOFF ON

切換弁

27

■切込の準備

・付属のラチェットレンチを用意　し切込軸にラチェットレンチを　差し込んでください。

　

■切込

・ラチェットレンチを操作し、刃　物を切り込んでください。 （下降方向へ操作）

■深さ位置の確認

・切粉よけカバーの横のローラー　バンパーを素手で確認し深さ位　置を確認してください。

最初に切断刃がパイプにあたり、次に溝切刃（面取刃）が当たります。溝切刃（面取刃）の当たる衝撃をなるべく少なくする為、特にゆっくり切り込んでください。危険ですので刃物等の回転部分には、絶対に触れないでください。

切断を開始すると切粉が飛びますので、必ず防塵メガネを着用してください。

17 切断機の始動

1

2

3

28

■クラッチを「進行」にし、走行運動を行う。

切断中、ベルトの張り・切断箇所のズレ等を点検してください。

※同時加工を行う場合、切断刃と溝切刃の径が異なる為、切断が終了し　ても面取り、溝切が完了していません。完全に面取り及び溝切が完了　するまで走行させてください。

埋設管の場合、切断が終わりに近づくと、パイプが寄ってダイヤモンドブレードを“挟み”破損の原因になります。ダイヤモンドブレードの前後に「矢」を打ち込み、挟み込みを防止してください。　

■切断完了

・切断・溝切・面取りの加工が完了している事を確認しクラッチを　「停止」の位置にし、走行を止めてください。

・ラチェットレンチを使用し、刃物を上まで上げてください。

■切換レバーを「OFF]にする。

■エンジンを低速にし停止してください

・必ず刃物がパイプに接していない事を確認してください。刃物が　下がった状態（パイプに接している状態）で刃物の上昇を行うと　刃物が破損する原因になります。

4

5

6

7

コック

閉 開

OFF ON

停止

進 行

切断刃

矢

オイルの流れ

油圧計

切換レバーOFF ON

切換弁

29

■モーターを取り外してください。

・付属の六角レンチ10mmを使用し、　油圧モーターを取り付けている六　角穴付ボルトM12×30を取り外　してください。

■従動軸、フックAssyを取り外す。

・付属のラチェットレンチを長ネジ　先端の四角部に差込、時計回りに　まわしVベルトをゆるめ従動軸Assy　を取り外してください。

■ガイドリングから案内装置を外す。

・案内装置を取付けた順序とは逆の　順序で、ボルト、ナットをゆるめ　てください。

■給水コック部のカプラを外してください。・カプラを外す場合、給水タンク内に圧が残っていると大変危険で　すので、圧を抜いてからカプラを外してください。

■本体をパイプから外す。

・延長チェーンを本体チェーンから取り外してください。

■ガイドリングを取り外してください。　　

・取り付けと逆の順序で取り外してください。

18 切断機の取り外し

1

2

3

4

5

6

30

■管台の種類と適用パイプ径

■管台の使用方法・管台は、地上にてパイプを切断する場合に使用します。

傾斜地を避け、平坦な場所で使用してください。

コロの位置が不適切ですと、パイプが不安定となり、大変危険で事故の原因になります。パイプを載せる時は、コロが外れないように充分注意して静かに載せてください。

・適用パイプ径

パイプの両サイドに１個づつ、切断箇所を挟んで１個づつ、切断機の取付切断中の干渉のない所へ置いてください。

《重要注意》

19 管台について切断箇所

切断箇所

75～250300～450500～700

100～150200～300

350～450500～1500

管台本体

ゴムコロ

アルミコロ

31

使用後は、水洗いし、切粉、泥等を充分に洗い流してください。付着したまま放置しますと、とれにくくなりトラブルの原因になります。

切断終了直後は、刃物や回転部分が熱くなっていて危険ですので、充分に注意してください。

■使用後（水洗い後）、回転部分に注油を行ってください。

注油部・駆動プーリー・従動プーリー・フックAssyコロ部・フックAssy長ネジ部・本体チェーン及び　延長チェーン

・コロ（大）・クラッチ部・案内装置部・カッター軸・切込軸部

20 切断機本体の保守

第一従動軸

本体ギヤケース

Vベルト

クラッチ（OFF状態）

切込軸

調整カラー

カッターカバー

チェン調整軸

ローラーバンパー

ガイドローラー

案内装置

　主要部名称

油圧モーター

従動プーリー

コロ（大）

ガイドリング

ブラケット固定バー

駆動軸プーリー

カッター軸

フックASSY

32