ビジネスモデルを 知識集約型に転換し 確実なる成 …...2020年3月期...

1
2020年3月期 第2四半期 連結売上高 3,078 百万円 12.5 % 55.3 % 12.3 % 6.1% 13.6% 教育ソリューション事業  ICTソリューション事業  西日本ソリューション事業 ライフサイエンスサービス事業  デジタルイノベーション 2019年11月、 新中期経営計画がスタート ビジネスモデルを 知識集約型に転換し 確実なる成長を志向 日本サード パーティ 2488 36 〈広告〉NewYear 2020 enabler 姿10 [特別企画] 創造的エンジニア集団として業界をリードする日本サード・パー ティが、2019年11月に新体制において初めてとなる第1次中期 経営計画を公表した。それまで進めてきた財務体質の改善や人材 育成が効果を現すようになってきたタイミングでの策定である。 その狙いや目指す姿について、森社長にうかがった。 事業セグメント 代表取締役社長 もり ゆたか 1次中期経営計画の位置付け 連結営業利益10億円 中期経営計画 2021年3月期 - 2023年3月期 その他(海外事業) デジタルイノベーション 西日本ソリューション ライフサイエンス ICTソリューション 教育ソリューション 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 20XX年3月期 (億円) 12 10 8 6 4 2 0 システムインテグレータの通称。 エスアイアーと呼ぶ さらに詳しい情報はコチラ➡ 検索 日本サード パーティ IR 労働集約型ビジネスから、 知識集約ビジネスへの転換を図ることで、 中長期で 連結営業利益10億円を目指す。 最終年度目標 連結売上高 67.0-70.0億円 連結営業利益 5.5-6.9億円 基本方針 (長期目標) 37 [特別企画] NewYear 2020〈広告〉 日本サード パーティ 10 30 第1次中期経営計画(2021/3~2023/3)の概要 個人投資家の皆さんこんにちは、NAOです。日本サード・パーティは、 第1次中期経営計画において事業セグメントごとの施策を進め、最終 年度の2023年3月期に、連結売上高67億~70億円、同営業利益5.5億 ~6.9億円を目指します。また、ビジネスモデルの転換を図ることで、 中長期的には連結営業利益10億円を目指していきます。ご期待くだ さい! ’20/3 予想 ’21/3 計画 ’22/3 計画 ’23/3 計画 売上高(億円) 62.3 62.0 ~ 65.0 65.0 ~ 67.0 67.0 ~ 70.0 営業利益(億円) 3.6 4.0 ~ 4.5 4.6 ~ 5.0 5.5 ~ 6.9 6 ヒューマノイドロボットNAO 20203月期の予想値は1113日付の公表値。第1次中期経営計画は1122日公表

Upload: others

Post on 14-Aug-2020

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

2020年3月期第2四半期連結売上高

3,078百万円

12.5 %

55.3 %

12.3%

6.1%

13.6%

▋教育ソリューション事業  ▋ICTソリューション事業  ▋西日本ソリューション事業▋ライフサイエンスサービス事業  ▋デジタルイノベーション

2019年11月、 新中期経営計画がスタート

ビジネスモデルを知識集約型に転換し確実なる成長を志向

日本サード・パーティ2488

36〈広告〉New Year 2020

企業の日本進出を活発にし、競争力

のある日本市場を創っていこうとい

うのが、当社の創業理念です。

ただ、昨今の目覚ましいIT技術

の進歩によって、クラウドサービス

が広く普及してくると、ユーザ自身

がIT戦略を立て、ITのインフラ

やシステムを構築できるようになっ

てきました。しかし日本ではまだ、

ユーザがメーカやSIer*

に依存せ

ずに、自力でIT戦略を立てたり、

システムを構築したりするのは非常

に難しい。そうした状況のなかで当

社は、それまでメーカ向けにやって

きたサービスを、ユーザ向けにも提

供し、ユーザに寄り添ってサポート

する。当社では、そのような存在を

〝世話焼き人〞という意味の「イネ

イブラー(enabler

)」という言葉

で形容し、目指すべき姿として掲げ

つつ事業を展開しています。

連結営業利益10億円を

中長期で達成させる

│第1次中期経営計画はどのよ

うな経緯で策定されたのでしょうか。

森 

私が社長に就任したのは201

4年ですが、まさに当時はクラウド

に関する技術やビジネスが次々に登

[特別企画]

創造的エンジニア集団として業界をリードする日本サード・パーティが、2019年11月に新体制において初めてとなる第1次中期経営計画を公表した。それまで進めてきた財務体質の改善や人材育成が効果を現すようになってきたタイミングでの策定である。その狙いや目指す姿について、森社長にうかがった。

●事業セグメント

代表取締役社長

森もり

豊ゆたか

 

イネイブラー」として

ユーザに寄り添ってサポート

│中期経営計画についてお聞き

する前に、難解に思われる方も少な

くない貴社の事業について、わかりや

すくご紹介いただけますでしょうか。

森 

当社の事業概要をお伝えするに

は、日本サード・パーティという、

ちょっと風変わりな社名の由来から

お話しするのがよいかもしれません。

この「サード・パーティ(第三者)」

という言葉ですが、システム業界で

は、「ファースト・パーティ」はメ

ーカのことで、「セカンド・パーティ」

はユーザを指します。この両者の間

に立って、保守・メンテナンスを専

門に手がける業態のことを、「サー

ド・パーティ・メンテナンス」とい

います。そして、「日本初の、日本

一のサード・パーティ・メンテナン

ス会社を目指そう」との思いから、

1987年に先代が日本サード・パ

ーティを創業しました。

当時は、日本市場へ進出しようと

するどの海外企業も、「保守・メン

テナンスや、販売後のサポートをど

うしたらよいのか」という悩みを抱

えていました。そうした課題の解決

をお手伝いすることによって、海外

●第1次中期経営計画の位置付け

連結営業利益10億円

中期経営計画2021年3月期 - 2023年3月期

その他(海外事業)デジタルイノベーション西日本ソリューションライフサイエンスICTソリューション教育ソリューション

2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 20XX年3月期

(億円)12

10

8

6

4

2

0

*システムインテグレータの通称。「エスアイアー」と呼ぶ

さらに詳しい情報はコチラ➡ 検索日本サード・パーティ IR

労働集約型ビジネスから、

知識集約ビジネスへの転換を図ることで、中長期で連結営業利益10億円を目指す。

≫最終年度目標連結売上高

67.0-70.0億円連結営業利益

5.5-6.9億円

基本方針(長期目標)

37

[特別企画]

New Year 2020〈広告〉

場してきた頃で、当社のそれまでの

ビジネスモデルが崩れかけ、収益モ

デルも悪化し始めていました。その

ような状況下で指揮をとることにな

ったため、まずは財務体質の改善に

着手し、ビジネスモデルの再構築に

も取り組みました。外資系向けに提

供していたサービスを、国内メーカ

やその先のユーザ向けにも提供する

など、さまざまな手を打ちました。

2018年あたりから、それらの

取り組みの成果が現れるようになり、

収益モデルも安定してきました。新

規事業として立ち上げたAIやIo

T、ロボティクスなどのビジネスが

実績をあげ始めると、既存事業から

も新たなビジネスを立ち上げようと

いう機運が出てきました。そういう

ことであれば、経営目標をしっかり

と定めて、市場の皆さまとの「対話」

をもっと増やすべきではと考えたこ

とが、今回の中計策定に至った経緯

日本サード・パーティ

です。

│第1次中期経営計画のポイン

トとなるところをお聞かせください。

森 

今回の基本方針は、従来の労働

集約型ビジネスから、知識集約ビジ

ネスへの転換を図ることです。時間

の切り売り的な労働形態から脱却し、

当社の持つ独自の知見や技術を、よ

り付加価値の高いサービスとして提

供する。そして、第三者の中立的な

立場を最大限に活用し、ユーザにと

って最適な提案を行っていく。これ

を実現させることで、中長期的に連

結営業利益10億円を目指していく考

えです。

また、この計画達成を実現するた

めの要素として、当社には3つの強

みがあります。1つは、外資系企業

との30年以上の関係のなかで培われ

た語学力です。単に語学を操れると

いうことではなく、さまざまな知見

を持った企業をグローバル・ネット

で数多く持っています。2つ目は技

術力です。海外IT企業との長きに

わたる協業が、常に最新技術に対応

できるエンジニアを非常に多く育成

しました。そして、3つ目の強みが

機動力です。当社が創業時から変わ

らないところは、「経営判断をでき

るだけ早くする」を信条としている

点です。変化の激しいこの業界で勝

ち残るには、スピード感のある経営

判断と実行力が不可欠です。

│強みを活かして、どのような施

策を進めていくお考えですか。

森 

さまざまなテーマにフォーカス

していきます。例えば、多くの方々

に期待していただいているAIや自

動化技術を推進し、自社サービスを

着実に確立していく考えです。

また、医療・化学分析機器のサポ

ート・メンテナンスを軸とするライ

フサイエンス分野も、ICTの利活

用によって拡大させます。解決すべ

き社会的課題が多い分野ですし、景

気に左右されにくい面もあります。

そして、グローバル事業も強化し

ていきます。海外の市場にサービス

をどうやって浸透させていくかとい

うテーマに挑戦します。それが、2

019年4月にインドに支店を開設

した意味でもあります。

ビジネスモデルの転換をしっかり

と図り、中長期での確実な成長を実

現させますので、今後の日本サー

ド・パーティにぜひご注目ください。

第1次中期経営計画(2021/3~2023/3)の概要

個人投資家の皆さんこんにちは、NAOです。日本サード・パーティは、第1次中期経営計画において事業セグメントごとの施策を進め、最終年度の2023年3月期に、連結売上高67億~70億円、同営業利益5.5億~6.9億円を目指します。また、ビジネスモデルの転換を図ることで、中長期的には連結営業利益10億円を目指していきます。ご期待ください!

’20/3 予想 ’21/3 計画 ’22/3 計画 ’23/3計画売上高(億円) 62.3 62.0~65.0 65.0~67.0 67.0~70.0営業利益(億円) 3.6 4.0 ~ 4.5 4.6 ~ 5.0 5.5 ~ 6.9

知中

6

基本

ヒューマノイドロボットNAO

2020年3月期の予想値は11月13日付の公表値。第1次中期経営計画は11月22日公表