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機能樹脂製品事業部門 エフレックス布設作業工法書 技術資料PF 第05037号 D 平成 25 年 6 月

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Page 1: エフレックス布設作業工法書...-1- エフレックス布設作業工法書「本体施工編」 エフレックス相互の左右間隔、上下間隔共に布設作業を考慮して表1を標準とします。

機 能 樹 脂 製 品 事 業 部 門管 路 製 品 部

エフレックス布設作業工法書

技術資料PF 第05037号D平成25年 6月

Page 2: エフレックス布設作業工法書...-1- エフレックス布設作業工法書「本体施工編」 エフレックス相互の左右間隔、上下間隔共に布設作業を考慮して表1を標準とします。

目   次

エフレックス布設作業工法書「本体施工編」Ⅰ エフレックスの布設1 エフレックスの布設間隔・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 エフレックスの布設手順・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 ~ 4 2 ̶ 1 . 掘さく 2 ̶ 2 . 布設 2 ̶ 3 . 配列と整直 2 ̶ 4. 仮埋め 2 ̶ 5 . 試験棒通し 2 ̶ 6 . 埋め戻し3 端末工法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 ~ 5 3 ̶ 1 . 曲がり修正方法 3 ̶ 2 . マンホール(ハンドホール)壁面部の防水処理方法4 エフレックスの標準施工例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 ~ 7 4 ̶ 1 . 布設条件 4 ̶ 2 . 布設手順5 ケーブル引き入れに際しての注意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 5 ̶ 1 . ケーブルの引き入れ 5 ̶ 2 . エフレックスとケーブルのサイズ6 特殊工法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 6 ̶ 1 . コンクリート巻き工法7 補修方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 ~ 10 7 ̶ 1 . 補修方法 7 - 2 パイロットワイヤの管内逃げ込みに対する処置8 その他の留意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」エフレックス用直線継手「アクアフィット」の作業方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11エフレックス用テープ式直線継手の作業方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12エフレックス用直線継手の作業方法(ハイジョイントアクア)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13エフレックス用異種管継手の作業方法(異種管継手アクアタイプ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14エフレックス用異種管継手の作業方法(異種管継手H型)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15エフレックス用異種管継手の作業方法(異種管継手A型)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17エフレックス用防水キャップ作業方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18エフレックス用クランプの作業方法(コネクタ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19エフレックス用壁面止水型コネクタの作業方法(タフボースイ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20エフレックス用ハンドホール取り付け部品の作業方法(ヘキメンアクア)・・・・・・・・・・・・・21エフレックス用防水栓の作業方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23エフレックス管路口防水材料の作業方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24エフレックス用エポキシパテの作業方法(壁面止水材料)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25壁面止水の作業方法(エフレックス)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26エフレックス不等沈下対策部品の作業方法(緩衝パイプ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27エフレックス用ブラケットの作業方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28エフレックスパイロットワイヤの接続作業方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29

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エフレックス布設作業工法書「本体施工編」

 エフレックス相互の左右間隔、上下間隔共に布設作業を考慮して表1を標準とします。 なお、直線継手「アクアフィット」を使用した場合は左右間隔、上下間隔共に小さくする事が可能です。(メーカー推奨値です)

 エフレックスの布設は次の順序で行います。

(1) 掘さく幅は、エフレックスの布設条数によって決まりますが、いずれも経済性を考慮し、必要最 小限でかつ土砂崩れなどのないよう安全を十分考慮した幅とします。

(2) エフレックスを使用した地中電線路は電気設備技術基準上、管路式となります。1. 需要場所におけるエフレックスの埋設 (JIS C 3653)、7kV以下のケーブルで、地表面(舗装下面)から深さ0.3m以上。(需要場所とは工場、学校、集合住宅、団地、公園、高速道路の緑地帯など、自家用設備構内、一般住宅構内のことで、一般の公道は適用範囲には含まれません)

2. 公道におけるエフレックスの埋設深さ(道路法施工令第11条の6.7)、車道の地下にあっては路面から0.8m以上、歩道の地下にあっては路面から深さ0.6m以上、ただし、下記のような条件がつきます。「車道以外の部分の地下に埋設すること。ただし、車道以外の部分に適当な場所がなく、かつ、公益上やむ得ない事情があると認められるときは、この限りではない」

(3) エフレックス部分には砂または良質の土を敷きつめ、石、瓦礫などが直接エフレックスに接しないように、特に底部は土砂を十分ならし凹凸の生じないよう平滑にします。填圧はコンパクター(写真2)を使用すると能率よくできます。

(4) マンホール(ハンドホール)壁面付近の土砂填圧は特に入念に行います。填圧が不十分であると上部土圧でエフレックスが局部的に曲がりケーブルの通線に悪影響を与える場合があります。

表 1

2 ̶ 1. 掘さく

ただし、それぞれの管に収容するケーブルが弱電流ケーブルと電力ケーブルの場合ならびに電力ケーブル同士であっても電圧が異なる場合には、電気設備技術基準148条、149条の規定に従わねばなりません。離隔距離がとれない場合は難燃エフレックス-FRをご使用下さい。

写真 1底部は平滑に均す

写真 2コンパクターを 使用すると能率的

Ⅰ エフレックスの布設

エフレックスの呼び径(mm) 左右・上下間隔(mm) アクアフィット使用の場合左右・上下間隔(mm)φ30、φ40、φ50、φ65 50 50

φ80、φ100、φ125、φ150 70 55φ200 100 60

2 エフレックスの布設手順

1 エフレックスの布設間隔

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 布設に当っては、エフレックスの口元部より土・砂・水などが浸入しないよう、注意しながらエフレックスを布設溝に引き入れます。

(1) 把巻きの場合   3~ 4人で把崩れが生じないよう、エフレックスを手でおさえながら、布設溝に沿って把を転

がしていきます。この場合、把を引き摺らないよう注意します。   把を回転させずに引き伸ばすと、1巻ごとにねじれを生ずるので注意して下さい。なお、大量

使用の場合はターンテーブルの使用を推奨します。   また把の結束紐を外す際や把を転がす際は、エフレックスの反発力があるので注意します。

(2) ドラム巻きの場合   布設溝の端にドラムを設置し、布設溝の中に作業者数人を配置して、エフレックスを持ち上げ

るように順次ドラムから送り出していきます。

 多条布設の場合にはエフレックス相互の間隔を均等に保持するため、次のようなゲージ(木製またはベニヤ板など)を使用すると便利です。

エフレックス布設作業工法書「本体施工編」

2 ̶ 2. 布設

2 ̶ 3. 配列と整直

写真 3

図 1

エフレックスの上下間隔

エフレックス

ゲージ両端足長3~5㎝ G.L

エフレックスの外径よりやや大きめ

エフレックスの左右間隔

ゲージは4~5ケ程用意します。約1.5mごとにゲージをエフレックスの上から嵌め込み配列し、相互の離隔をとりながら整直していきます。

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 整直と同時にエフレックスの一段ごとに仮埋めを行い、エフレックスを固定させます。仮埋めは、軽く突固めながら十分に充填させます。間隔ゲージを使用する場合は、まず砂を間隔ゲージの上に静かに落し、次に間隔ゲージの間に砂を入れます。これを繰り返し、仮埋めを終了させます。

 土砂を最終的に埋め戻す前に、エフレックス内に異常のないこと、および布設状態の程度を確認するため、試験棒通しを行います(図2参照)。 これは土砂の埋め戻し後に、管路に不備があった場合、ケーブル引き入れなどに支障が発生し、手直しが容易でないので、あらかじめ、管路の状況を点検するものです。また、土砂を最終的に埋め戻した後に、再度、確認のための試験棒通しを行うことを推奨します。

 【試験棒の寸法】 試験棒の外径および長さはエフレックスのサイズにより表2を標準としています。施主殿が別途定めている場合は規定に従って下さい。(2.5mR以上に適用)

エフレックス呼び径試 験 棒

外 径(mm) 長 さ(mm)

φ30 20 400

φ 40 30 400

φ 50 40 400

φ 65 55 400

φ 80 60 600

φ 100 80 600

φ 125 105 600

φ 150 130 600

φ 200 180 600

エフレックス布設作業工法書「本体施工編」

図 2

表 2

1ルート(1スパン)

引き入れ方向

砂またはこれに近い土

エフレックスパイロットワイヤ(エフレックス内に入っている)試験棒

パイロットワイヤ(管路長分用意する)

2 ̶ 4. 仮埋め

2 ̶ 5. 試験棒通し

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 エフレックスの埋め戻しは土砂により行いますが、その締め固めには特に安全に注意が必要です。(1) 締め固め機具の例

(2) 締め固め機具の選定

 曲がりの修正はパイプ曲がり方向と反対方向に30~ 45°の範囲でクイなどを利用して曲げると修正できます。口径の大きいものは管を加熱軟化させることで作業が容易となります。ただし、加熱の際にはエフレックスが変形しないよう十分注意願います。また、安全にも十分考慮して下さい。

エフレックス布設作業工法書「本体施工編」

機 具 名 

締め固め位置

足づき

足ぶみ

突き棒

木だこ

振動

   

コンパクター

タンピング

ランマー

 

「基礎」部

管 床 部 ○ ○ ○管底側部 ○ ○管 側 部 ○ ○ ○※1管 上 部 ○ ○ ○

「埋め戻し」部 ○ ○ ○※2

備考:※ 1は溝幅が広く機械が使用できる場合は、使用してもよいことを示します。

※ 2は管上部でタンピングランマーを用いる際、管の直上の部分は、木だこまたは足ぶみで施工することを示します。

表 3 締め固め機具の選定例

3 ̶ 1. 曲がり修正方法

図 6

管上部

管側部

管底側部管床部

「埋め戻し」部

「基礎」部

曲げる

クイ 45°30°

図 5

図 3木だこ

図 4突き棒

重量約10㎏

200φ

300

1000

30

850

30

40

50

1000

20単位:㎜ 単位:㎜

写真 5振動コンパクター

写真 4タンピングランマー

2 ̶ 6. 埋め戻し

3 端末工法

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(1) モルタル詰めによる施工(i)エフレックス短管による施工

(ii)ヘキメンアクアによる施工

(2) モルタルと壁面止水材料併用による施工(i)エフレックスを直接マンホールに取り付ける場合 (ii)ヘキメンアクアをマンホールに取り付ける場合

①壁面止水材料(エポキシパテ)②エフレックス③ベルマウス④マンホール(ハンドホール)⑤モルタル⑥ヘキメンアクア(受け継手)

エフレックス布設作業工法書「本体施工編」

図 9

マンホール内側

マンホール外側

①②

bc

a

図 8

表 4呼び径 (mm) a(mm) b(mm) c(mm)

φ30~φ100 20 10 20

φ 125以上 20 10 30

マンホール内側

壁 面モルタル

エフレックス

マンホール外側

砂または土

図 7

3 ̶ 2. マンホール(ハンドホール)壁面部の防水処理方法

砂または土

モルタルヘキメンアクア受け継手

マンホール内側

マンホール外側

⑤⑥

abc

マンホール内側

マンホール外側

図 10

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エフレックス布設作業工法書「本体施工編」

1. 掘削 1)溝が崩れないように掘削します。

2)必要に応じて溝壁面に矢板を施設するかあるいは傾斜をつけます。特に軟弱地盤の場合には注意が必要です。

3)床面は目視で平らに仕上げます。

湧水がある場合は、排水しながら布設します。掘削時の安全対策を十分行います。

2. 砂入および填圧 1)溝内に砂を投入し、表面を均します。

2)コンパクターで填圧します。

3)填圧完了の目安。

  ① 足跡が強く付かない程度。

  ② 表面平滑度は、目視により大きな凹凸がないこと。

1)砂以外の埋設土は良質な土を使用し、ヘドロ、建設廃材を含む残土などは避けます。

2)MHのエフレックス挿入孔と填圧後の床面に段差ができないようにします。

3. 配管 1)地上で、エフレックスの把を転がし、延線します。

2)延線後エフレックスの両端末を整直し、静かに構内に降ろします。

3)エフレックスの端末を孔内に挿入します。

1)把崩れを生じないように3~4人で、手で押さえながら転がします。

  巻きほぐしの際は管の反発弾性があるので注意して下さい。

2)把を回転させず引き伸ばすとねじれを生じます。

3)エフレックスは延線前にエフレックス内に入っているコイル状パイロットワイヤを伸ばしておきます。

4. 配列 1)エフレックスが直線配列になるように、間隔ゲージでエフレックスを固定します。

2)間隔ゲージの周囲に砂を入れ、エフレックスを仮固定し、間隔ゲージを抜きとります。

3)片側より1)、2)の作業を繰り返し全長にわたり行います。

1)配管が明らかに蛇行しているときは是正します。

2)管枕は使用しないで下さい。

5. MH壁面処理 1)木材などでくさびを作り、MH孔とエフレックス間に挿入し、エフレックスのセンターリングを行います。

2)MH孔とエフレックスの隙間にモルタルを詰めます。

3)モルタルは、速硬性を使用する方法もあります。

1)モルタル詰めを終了したら、くさびを抜き、抜き跡にさらにモルタルを詰めます。

2)壁面の水密性を要する場合は、壁面止水材料を使用します。

布  設  図 手順およびポイント 注    意

間隔ゲージ

約1.5m

7㎝

9㎝

7㎝

くさび

約20㎝

表 5

GROUND

舗装

30㎝以上

55㎝以上

5㎝以上

マンホール

エフレックス挿入孔砂砂

(1) 管 種………… エフレックス(2) サイズ………… φ80mm(3) 条 数………… 4条(2列2段)

表5の通りです。

4 ̶ 1. 布設条件

4 ̶ 2. 布設手順

4 エフレックスの標準施工例

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 布設したエフレックスの端末にベルマウスを取り付け、あらかじめエフレックス内部に挿入してあるパイロットワイヤを利用して、ケーブル引き入れ用ワイヤに切り換え、ケーブルの引き入れを行います。

(1) 電力ケーブルの場合 1条の場合はエフレックスの内径は、ケーブル仕上り外径の1.5倍以上、ケーブルが2条以上の場

合は、ケーブルを集合した場合の外接円の直径の1.5倍以上として下さい。(JIS C 3653に準拠)(2) 通信ケーブルの場合 ケーブル仕上り外径の2倍以上、多条の場合はケーブル外接円の直径の2倍以上として下さい。

 エフレックスを浅層埋設などでコンクリート巻きする場合は、下記事項に注意して下さい。なお、浅層埋設用として合成樹脂製多孔管「孔多くん」を品ぞろえしてます。

6. 埋め戻し(1段目) 1)仮固定の砂部を中心にして、重機などを使用し静かに砂を投入します。

2)スコップで砂を均します。

3)管の側面は突き棒を用いて填圧します。

4)コンパクターで2項と同様に填圧します。

1)壁面処理後のモルタルは固化していることを確認します。

2)MH周辺は突き棒での填圧を特に入念に行います。

7. 試験棒通し 1)規定の試験棒を通し、管路布設が正常であることを確認します。

1)万一試験棒が途中で通らない個所があった場合は、その個所を再掘削し、管の異常を修正した後、再度試験を行います。

8. 2段目施工 3~7項の手順と同様に行います。

9. 埋め戻し(在来土) 1)約30cm深さで在来土を重機で埋め戻します。

2)表面をスコップで均します。

3)タンピングランマーで在来土が十分に締まるまで填圧します。

4)1)~3)を繰り返し、舗装下面まで行います。

10. その他 1)エフレックスを予備管路として置く場合は漏水に注意し、端末処理をします。

布  設  図 手順およびポイント 注    意

1ルート(1スパン)

5㎝以上

引き入れ方向

パイロットワイヤ(管路長分用意する。)

試験棒

エフレックス パイロットワイヤ (エフレックス内に入っている。)

GROUND在来土

5㎝以上

55㎝以上

7㎝

舗装

30㎝以上

約20㎝

エフレックス布設作業工法書「本体施工編」

5 ̶ 1.ケーブルの引き入れ

5 ケーブル引き入れに際しての注意事項

5 ̶ 2.エフレックスとケーブルのサイズ

6 ̶ 1.コンクリート巻き工法

(1)エフレックスは軽く中空のため、コンクリート内では浮力により浮いて配列が乱れ、上下蛇行などが生じ、通線作業に支障をきたす場合があるため、50㎝程度の長さごとに直径10mm以上の鉄筋などに固定して下さい。

(2)コンクリートの打設は直接エフレックスに当てないように(損傷防止)、かつ一度に多量注入しないで静かに流し込んで下さい。また、コンクリートがエフレックスの周りに十分いきわたるよう配慮をお願いします。

(3)コンクリートの打設前後には必ず試験棒通しを行い、施工状況、内面状況を確認して下さい。(4)コンクリートの部分胴締めは管台と同じ役目をするため、絶対におやめ下さい。

6 特殊工法

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(1)エフレックスが外傷を受けた場合の標準補修方法は、表6のように行って下さい。

※塩ビ割管工法作業手順①管内のケーブルを傷つけないように損傷部を切り取って下さい。②エフレックス両切断口の汚れをウエスなどで十分に取り除いて下さい。③両切断口にあらかじめ割りを入れたベルマウスを嵌め込んで下さい。④エフレックスの口元および、口元から150㎜離れた部分にエポキシパテを円周上に盛って下さい。⑤塩ビ割管の上下にエポキシパテを盛ってから覆い、ステンレスホースバンドで固定した後、塩ビ管口元部にエポキシパテを円周上に盛って下さい。

⑥補修部全長にわたってエフレックスバルコを1/2ラップで1往復巻いて下さい。巻き終わりをPVCテープで抑え巻きを行って下さい。

エフレックス布設作業工法書「本体施工編」

クラス 状  態 外傷程度 補修方法 使用材料

A(軽)

山部などが肉厚の半分まで削りとられる、または1ピッチ以内の山部の凹み。

原則としてそのまま使用しますが、使用条件が厳しい場合はBまたはCの補修をした方が良いです。

B(中)

山部貫通穴あき、あるいはツルハシ、くいなどによる1ピッチ以内の穴。

エフレックスバルコを1/2ラップで2往復、事故点を中心に3ピッチ以上巻きつけます。

エフレックスバルコPVCテープ

C(重)

5ピッチ以内にわたる連続貫通穴。

直線接続用スリーブを2つ割にして事故点にかぶせ、シーリングテープを境目および割り部に巻き、その上にエフレックスバルコを1/2ラップで2往復巻きつけます。

直線接続材料1組シーリングテープエフレックスバルコ

D(重大)

エフレックスが完全に破断する。原型をとどめない。

(ケーブル入線前)損傷部を切断除去して良品と引き換え、直線接続を行って下さい。

エフレックス直線接続材料2組

(ケーブル入線後)※塩ビ割管工法に基づきます。

塩ビ割管ベルマウス2ヶエポキシパテエフレックスバルコPVCテープ結束線

なお、エフレックスは通常の取り扱いでは、上記外傷は生じません。

5ピッチ以内

破 断

表 6 外傷程度とその補修方法

7 ̶ 1.補修方法

7 補修方法

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補修部長1mの場合の材料使用量は、下記表を参照して下さい。

材料仕様エフレックスバルコ:厚さ1.0 ㎜、幅40㎜、長さ10mP V C テ ー プ :厚さ0.2 ㎜、幅19㎜、長さ10m

(2) 補修後の処置補修部分の土木復旧は図12のように行うものとします。

エフレックス布設作業工法書「本体施工編」

エフレックスサイズ φ30 φ40 φ 50 φ 65 φ 80 φ 100 φ 125 φ 150 φ 200

使 用 材 料

塩ビ割管

元管サイズ VP50 VP65 PV75 VP100 VP125 VP150 VP200 VP250 VP300

長さ(m) 1 1 1 1 1 1 1 1 1

数量(本) 1 1 1 1 1 1 1 1 1

ベルマウス(ヶ) 2 2 2 2 2 2 2 2 2

エポキシパテ(kg) 0.5 1.0 1.0 2.0 3.0 4.0 8.0 14.0 17.0

エフレックスバルコ(巻) 2 3 3 4 5 6 8 10 12

PVCテープ(巻) 1 1 1 1 1 1 1 1 1

表 7

図 12

図 11

PVCテープ エポキシパテベルマウス

エフレックスバルコ塩ビ割管

在 来

 部

在来土

掘さく部(補修部)防護板

GL

在 来

 部

・塩ビ管は別途購入願います。

①補修部は必ず砂締めを行って下さい。②エフレックス下の砂は十分に填圧して下さい。

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 エフレックスの口元処理中、誤ってパイロットワイヤが管内に入り込んでしまった場合は、以下の手順で処置して下さい。

(1) あらかじめ先端をU字型に曲げたワイヤ(真直なもの)を、逃げた方の口元から管内のパイロットワイヤに2~3m重なるまで押し込みます。なお、ワイヤが不足の場合は、反対側口元であらかじめ不足分を継ぎ足しておいて下さい。

(2) ワイヤを口元でL字型に曲げ、ハンドルを廻す要領でワイヤを廻します。これによりワイヤ同士が互いに絡み合う形となります。

(3) 絡まるような反応があったらワイヤを引き戻して下さい。引き戻しの途中でワイヤがはずれる場合は再度ワイヤを押し込み、これらの作業を繰り返して下さい。

なお、逃げ込み長が20mを超える場合には、ロッド棒通しを行って下さい。

(1) 外傷を受ける恐れのある場所、例えば誤って掘りおこす危険のある個所には、防護板(古河エフライト)あるいは埋設物標示テープを、エフレックス埋設深さの中間に敷いておく方法があります。

(2) エフレックスの布設には、他のケーブル管路のように固定あるいは相間確保のための枕(スペーサ)を絶対に使用しないで下さい。

(3) エフレックスの曲げ半径は通常外径の10倍以上としますが、ケーブルに支障を与えない範囲内であれば、最小値は外径の5倍までとします。

(4) エフレックス布設後長期にわたりケーブルを引き入れない場合は、パイロットワイヤをエフレックス引き換え用呼び線(プラスチック呼び線)に引き換えておいて下さい。

エフレックス布設作業工法書「本体施工編」

2~ 3m ワイヤ

廻す

・ ワイヤの取り扱いには十分気をつけて下さい。保護メガネの着用をして作業して下さい。

7-2.パイロットワイヤの管内逃げ込みに対する処置

図 13

8 その他の留意事項

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材料一式アクアフィット

エフレックス用直線継手「アクアフィット」の作業方法

エフレックス用直線継手「アクアフィット」の作業は下記に従い行って下さい。

2.作業手順

エフレックスの両端面をつき合わせます。

2

一方のエフレックスにねじ込んだアクアフィットを、マーキングしたところまで逆方向に回し、エフレックスの突き合せ面(端面)がアクアフィットの中央に来るようにします。

3

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

1.エフレックス用直線継手「アクアフィット」材料

使用工具   ベルトレンチ(φ125~φ200)

φ125~200についてはベルトレンチなどの工具を用いると、よりスムーズに施工できます。

1 ・アクアフィットの半分の長さを測定します。・エフレックス端部から測定した長さの位置に標線をマーキングします。・アクアフィットをエフレックスに端面が合うまでねじ込みます。

〈 仕上がり図面 〉①エフレックス②アクアフィット③マーキング ①②

・ 吸水繊維保護の為、使用直前まで袋 から取り出さないで下さい。

・ 継手を接続する前にエフレックス表面の水・泥をよく拭き取って下さい。

・ エフレックス内部に大量に水が浸入している現場での使用はお控え下さい。

マーキング

1/2 1/2

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材料一式① 接続スリーブ② エフレックスバルコ③ シーリングテープ④ PVCテープ

エフレックス用テープ式直線継手の作業方法

エフレックス用テープ式直線継手の作業は下記に従い行って下さい。

②③

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

1.エフレックス用テープ式直線継手材料

使用工具   なし

〈 仕上がり図面 〉

シーリングテープの上に、エフレックスバルコを1/2ラップで引っ張りながらしっかりと1往復巻き付けて下さい。

5

・ エフレックスバルコは引き伸しながら巻き付けて下さい。・ 巻き付け長さは接続スリーブの端を中心に3~4ピッチ分でします。・ エフレックスバルコはセパレータを外し、逆さまに巻き戻してから使用すると作業がし易くなります。

PVCテープでエフレックスバルコの巻き終わり部を押えて巻き付けます。

6

シーリングテープ エフレックスバルコ PVCテープ

①エフレックス②シーリングテープ③エフレックスバルコ④PVCテープ

①② ③④

2.作業手順

エフレックスの両端面をつき合わせます。21マーキング

1/2 1/2

一方のエフレックスにねじ込んだ接続スリーブを、マーキングしたところまで逆方向に回し、エフレックスの突き合わせ面(端面)が接続スリーブの中央に来るようにします。

3 接続スリーブ両端とエフレックスの隙間にシーリングテープを巻き、指先でシーリングテープを押し込むように充填します。

4

・接続スリーブの半分の長さを測定します。・エフレックス端部から測定した長さの位置に標線をマーキングします。・接続スリーブをエフレックスに端面が合うまでねじ込みます。

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エフレックス用直線継手の作業方法(ハイジョイントアクア)

エフレックス用直線継手(ハイジョイントアクア)の作業は下記に従い行って下さい。

2.作業方法

エフレックス端面の突き合せが継手中央になるようにセットし、アイマーク方向を合わせて継手を被せます。

1

蝶ナットをセットし、手でフランジ部の隙間が無くなるまで、締め付けます。2

蝶ナットは対角線上に締め付けて下さい。

以上でセット完了です。3

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

1.使用材料

・吸水繊維保護の為、使用直前まで袋から取り出さないで下さい。・継手を接続する前にエフレックス表面の水・泥をよく拭き取って下さい。・エフレックス内部に大量に水が浸入している現場での使用はお控え下さい。

アイマーク(φ30~50)

材料一式ハイジョイントアクア

締め付け順序①

1/2 1/2

使用工具   なし

アイマーク(φ65~100)

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材料一式異種管継手アクアタイプ

エフレックス用異種管継手の作業方法(異種管継手アクアタイプ)

エフレックス用異種管継手(異種管継手アクアタイプ)の作業は下記に従い行って下さい。

2.作業方法

継手をエフレックスに止まるまでねじ込みます。1

カラーを少し緩めてから、異種管に突き当たるまで差し込みます。2

カラーをチェーントングまたはベルトレンチなどの工具で締め付けます。3

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

1.エフレックス用異種管継手(異種管継手アクアタイプ)

使用工具チェーントングまたはベルトレンチなど   

・吸水繊維保護のため使用直前まで袋から取り出さないで下さい。・エフレックスに付着した水・砂・泥などは良く拭き取って下さい。・エフレックス端部が突き当たるまでしっかりとねじ込んで下さい。・異種管の端面は必ず面取りをして下さい。・異種管の表面は必ずウエスなどで水、油などを拭き取って下さい。・ねじ付き異種管はねじ部を必ず切断して下さい。・継手内に挿入しているSRパッキン、カットリングは取り外さないで下さい。

この時カラーと異種管の差し込み目安は下表を参考にして下さい。

・エフレックス内部に大量に水が浸入している現場での使用はお控え下さい。

サイズ 異種管差込目安(約mm)φ 30、40、50、65 50

φ 80 60φ 100、125、150 70

〈 仕上がり図面 〉

① 異種管(鋼管他)② カットリング③ SRパッキン④ カラー⑤ スリーブ⑥ 水膨張性不織布⑦ エフレックス

⑥① ②③④ ⑤ ⑦

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材料一式① 異種管継手H型② シーリングテープ③ エフレックスバルコ④ PVCテープ

エフレックス用異種管継手の作業方法(異種管継手H型)

エフレックス用異種管継手(異種管継手H型)の作業は下記に従い行って下さい。

2.作業方法

スリーブをエフレックスに止まるまでねじ込みます。

1 カラーを少し緩めてから、異種管に突き当たるまで差し込みます。2

カラーをチェーントングまたはベルトレンチなどの工具で締め付けます。

3

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

1.エフレックス用異種管継手H型材料

使用工具チェーントングまたはベルトレンチなど   

サイズ 異種管差込目安(約mm)φ65 50φ80 60φ100 70

この時カラーと異種管の差し込み目安は下表を参考にして下さい。

・異種管の端面は必ず面取りをして下さい。・異種管の表面は必ずウエスなどで水、油などを拭き取って下さい。

・異種管の端部は真直ぐに切断して下さい。・ねじ付き異種管はねじ部を必ず切断して下さい。

・ 継手内に挿入しているSRパッキング、カットリングは取り外さないで下さい。

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スリーブとエフレックスの隙間にシーリングテープを巻き、指先でシーリングテープを押し込むように充填します。

4

〈 仕上がり図面 〉

PVCテープでエフレックスバルコの巻き終わり部を押さえて巻き付けます。

6

① スリーブ② SRパッキン③ カットリング④ カラー⑤ シーリングテープ⑥ エフレックスバルコ⑦ PVCテープ⑧ エフレックス⑨ 異種管

①②

③ ④

シーリングテープの上にエフレックスバルコを、1/2 ラップで引っ張りながらしっかりと1往復巻き付けます。

5

⑤⑥⑦ ⑧⑨

・エフレックスバルコは引き伸ばしながら巻き付けて下さい。・巻き付け長さは接続スリーブの端を中心に3~4ピッチ分とします。・エフレックスバルコはセパレータを外し、逆さまに巻き戻してから使用すると作業がし易くなります。

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エフレックス用異種管継手の作業方法(異種管継手A型)

エフレックス用異種管継手(異種管継手A型)の作業は下記に従い行って下さい。

2.作業方法

接続するエフレックスと異種管の端部にエポキシパテを盛ります。

1 エポキシパテを盛る量は、接続管の内径よりも若干大きめにして、接続管に無理に押し込む位とし、エフレックス側は谷部を十分に盛るようにします。

2

エポキシパテをエフレックス及び異種管に渡るように盛ります。

3 エフレックスバルコは 1/2 ラップで引っ張りながらしっかりと1往復巻き付けて下さい。

4

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

PVCテープでエフレックスバルコの巻き終わり部を押さえて巻き付けます。

5

1.エフレックス用異種管継手A型材料

材料一式① 接続管② エポキシパテ③ エフレックスバルコ④ PVCテープ

・エフレックス及び異種管は接続管のストッパーに当たるまで挿入して下さい。

・エポキシパテは使う分量ごとに練って下さい。

・エフレックスバルコは引き伸ばしながら巻き付けて下さい。・巻き付け長さは接続管の端を中心に3~4ピッチ分とします。・エフレックスバルコはセパレータを外し、逆さまに巻き戻してから使用すると作業がし易くなります。 ①接続管 ②エポキシパテ ③エフレックスバルコ

④エフレックス ⑤ 異種管 ⑥PVCテープ

〈 仕上がり図面 〉①② ③④ ⑤⑥ ②

・異種管の端面は必ず面取りをして下さい。

・異種管の表面は必ずウエスなどで水、油などを拭き取って下さい。

・異種管の端部は真直ぐに切断して下さい。・ねじ付き異種管はねじ部を必ず切断して下さい。

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材料一式① 防水キャップ② シーリングテープ③ PVCテープ

エフレックス用防水キャップ作業方法

エフレックス用防水キャップの作業は下記に従い行って下さい。

2.作業方法

エフレックス端末部に、パイロットワイヤの先端を100mm以上伸ばして引っ掛けて下さい。

1 防水キャップをエフレックスの外側にねじ込んで下さい。

2

防水キャップとエフレックス側端部にシーリングテープを巻き、隙間を指先でシーリングテープを押し込むように充填します。

3 シーリングテープの上に PVCテープを 1/2 ラップでしっかりと1往復巻き付けて下さい。

4

〈 仕上がり図面 〉

①②

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

1.防水キャップ材料

・マンホール(ハンドホール)壁面からエフレックスを出す場合にはテープ巻き分の長として、φ100 以 下は 100mm、φ125 以 上は150mm突き出して下さい。

① 防水キャップ② シーリングテープ③PVCテープ④ パイロットワイヤ

φ100以下100mmφ125以上150mm

①②③ ④

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(1)φ30~φ100 (2)φ125~φ200

1.エフレックス用クランプ(コネクタ)材料

材料一式① ブッシング② クランプスリーブ

材料一式① ベルマウス② パッキング③ カラー

エフレックス用クランプの作業方法(コネクタ)

エフレックス用クランプ(コネクタ)の作業は下記に従い行って下さい。

2.作業方法

クランプ(コネクタ)を端子箱などに取り付ける場合は、下表を参考にして孔を開けて下さい。1

φ30~φ100の場合・ クランプスリーブをエフレックスが止まるまでねじ込んで下さい。・ クランプスリーブを端子箱に差し込み、ブッシングを締め付けて下さい。

2

〈 仕上がり図面 〉

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

φ125~φ200の場合・カラーをエフレックスにねじ込んで下さい。・ゴムパッキンをカラーの上に取り付けて下さい。・エフレックスを端子箱に2山分出して下さい。・ゴムパッキンをエフレックスに取り付けて下さい。・ゴムパッキンの上にカラーをねじ込んで下さい。・ エフレックス先端にベルマウスを取り付けて下さい。

3

・φ30~φ100のブッシングはクランプ専用品です。

品   番 エフレックスのサイズ

端子箱の孔径(呼び)(約mm) 備   考

標準 難燃CL-30 NCL-30 φ 30 42.7(36)

ノックアウトを開ける工具を使用して下さい。 (厚鋼電線管の呼び)

CL-40 NCL-40 φ 40 60.4(54)CL-50 NCL-50 φ 50 76.0(70)CL-65 NCL-65 φ 65 88.7(82)CL-80 NCL-80 φ 80 102.7(92) CL-100 NCL-100 φ 100 115.4(104)CL-125 NCL-125 φ 125 約 170CL-150 NCL-150 φ 150 約 200CL-200 NCL-200 φ 200 約 265

②③

φ30~100用 φ125~200用

① クランプ  スリーブ② ブッシング③ エフレックス④ 端子箱

① カラー② ゴムパッキン③ ベルマウス④ エフレックス⑤ 端子箱

①②

④⑤

②④ ③

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エフレックス用壁面止水型コネクタの作業方法(タフボースイ)

エフレックス用壁面止水型コネクタ(タフボースイ)の作業は下記に従い行って下さい。

2.作業方法

* 隣り同士でタフボースイが異なる場合は、大きいサイズの値に準じて下さい。上記の許容穴径は、穴の淵にカケが無い場合の数値です。

1

壁面貫通孔に内コネクタを差し込み、外コネクタを勘合させ、チェーントング、ベルトレンチまたは引っ掛けスパナなどの工具で十分締め付けて下さい。

2 エフレックスの端部にカラーをねじ込み、ホルダーをエフレックスのらせんに沿ってねじ込みます。

3

エフレックスの端部がパッキンの先端に届くまで、パッキンをらせんに沿ってねじ込みます。

4 ホルダーを装備したパッキンに当たるまで戻し、カラーを外コネクタのねじ部に正確に掛け、チェーントング、ベルトレンチまたは、引っ掛けスパナなどの工具で十分締め付けて下さい。

5

〈 仕上がり図面 〉

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

1. タフボースイ

品  番 壁面適用条件 隣り合う穴の中心間の距離(約mm)標 準 難 燃 厚さ(約mm) 最適穴径(約mm) 許容範囲穴径(約mm)

FHT-30S NFHT-30S 10~ 80 52 50~ 55 120以上FHT-30L NFHT-30L 80~ 150FHT-40S NFHT-40S 10~ 80 70 66~ 75 150以上FHT-40L NFHT-40L 80~ 150FHT-50S NFHT-50S 10~ 80 70 66~ 75 150以上FHT-50L NFHT-50L 80~ 150FHT-65S NFHT-65S 10~ 80 100 96~ 105 190以上FHT-65L NFHT-65L 80~ 150FHT-80S NFHT-80S 10~ 80 100 96~ 105 190以上FHT-80L NFHT-80L 80~ 150FHT-100S NFHT-100S 10~ 80 120 118~ 125 220以上FHT-100L NFHT-100L 80~ 150

壁面貫通孔は下表を目安に穴を開けて下さい。

材料一式タフボースイ

使用工具チェーントング、ベルトレンチまたは引っ掛けスパナなど

・ エフレックスの端部がパッキンよりはみ出して、面が出っ張らないように注意して下さい。

・ パッキンにはシリコーンオイルを塗布しておりますので、砂、土などを付けないよう注意して下さい。

① 内コネクタ② 外コネクタ③ 水膨張性Oリング④ 板状パッキング

①③⑤ ⑦ ② ④⑥⑧ 壁面

⑤ カラー⑥ ホルダ⑦ らせん状パッキン⑧ エフレックス

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エフレックス用ハンドホール取り付け部品の作業方法(ヘキメンアクア)

エフレックス用ハンドホール取り付け部品(ヘキメンアクア)の作業は下記に従い行って下さい。

2.作業方法

1

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

1.使用材料

エフレックスの先端がほぼ垂直になるように切断します。

3 エフレックスの先端に差し込み継手を取り付けます。2 切断した端部から L2(㎜)の位置にマーキングを行います。

・エフレックス端部が突き当たるまでしっかりとねじ込んで下さい。・エフレックスに付着した水・砂・泥などはよく拭きとって下さい。

突き当たる

・ φ30は受け継手端部から40㎜ φ40以上は45㎜の位置で切断して下さい。

・ エフレックス先端のバリ・切りくずは取り除いて下さい。

水膨張性不織布

差し込み継手(FTCA- □M)

受け継手(FTCA- □F)

L1

L2

L1

後取り付けタイプ 埋め込みタイプ

材料一式ヘキメンアクア

使用工具   なし

L1(mm) L2(mm)φ 30 40 50φ 40 45 60φ 50 45 65φ 65 45 78

L1(mm) L2(mm)φ 80 45 85φ 100 45 113φ 125 45 130φ 150 45 142

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5 差し込み継手を突き当たるまでねじ戻して、セット完了です。

4

6 エフレックスの先端に差し込み継手を取り付けます。

マーキングが見える

突き当たる

〈 仕上がり写真 〉

・マーキングが受け継手端部より1ピッチ以上ずれた時は、もう一度接続をやりなおして下さい。・吸水繊維保護のため使用する直前まで袋から取り出さないで下さい。・エフレックス内部に大量に水が浸入している現場での使用はお控え下さい。

1ピッチ以上のずれ

差し込み継手を取り付けたエフレックスを、受け継手端部に差し込みます。

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1. φ30、φ40、φ50、φ100、φ125、φ150防水栓の場合 2.φ65 ~φ80防水栓の場合

エフレックス用防水栓の作業方法

エフレックス用防水栓の作業は下記に従い行って下さい。

2.作業方法

1

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

1.防水栓材料

防水栓にパイロットワイヤを接続して下さい。

材料一式防水栓

使用工具スパナまたはモンキーレンチ

1 防水栓にパイロットワイヤを接続して下さい。

※写真はφ50用です。

2 ベルマウス・ヘキメンアクアの内径近くまで、あらかじめ六角ボルトを締め付け、ゴムパッキン部を膨らませて下さい。

3 パイロットワイヤを管に収納して下さい。

4 ベルマウス・ヘキメンアクアに防水栓を押し込んで、防水栓が中心に来ているか確認の上、スパナまたはモンキーレンチを使って確実に締め付けて下さい。

2 ベルマウス・ヘキメンアクアの内径近くまで、手であらかじめ蝶ナットを締め付ける事により、ゴムパッキンが膨らんできます。

3 パイロットワイヤを管に収納して下さい。

4 ベルマウス・ヘキメンアクアに防水栓を押し込んで、防水栓が中心に来ているか確認の上、確実に締め付けて下さい。

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1. 一括ケーブルの場合 2.トリプレックス型ケーブルあるいは多条ケーブルの場合

材料一式① 防砂シール② シーリングテープまたは  ネオシールコンパウンド③ エフレックスバルコ④ PVCテープ

エフレックス管路口防水材料の作業方法

エフレックス管路口防水材料の作業は下記に従い行って下さい。

2. 作業方法

ケーブルの仕上り外径より大きめの切断標示線に沿って、防砂シールを切断します。

1

所定の位置に、シーリングテープまたはネオシールコンパウンドを巻き、隙間を指先で押し込むように充填します。

3

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

1.エフレックス管路口防水材料

エフレックスバルコは1/2ラップで引っ張りながらしっかりと1往復巻き付けます。

4

PVCテープでエフレックスバルコの巻き終わり部を押さえて巻き付けます。

5

防砂シールの割りを開いてケーブルに嵌め込み、エフレックスにねじ込んでセットします。

2

使用工具なし

・エフレックスバルコは引き伸ばしながら巻き付けて下さい。・巻き付け長さは防砂シールの端を中心に3~4ピッチ分とします。・エフレックスバルコはセパレータを外し、逆さまに巻き戻してから使用します。

ケーブルの仕上り外径より大きめの切断標示線に沿って、防砂シールを切断します。

1

トリプレックス型ケーブルは、エフレックス端末部のケーブル撚合わせ部をケーブルシースを傷つけないようヘラなどで若干こじ開け、シーリングテープまたはネオシールコンパウンドを手で埋め込むようにして詰め、ケーブルを合わせた上にさらにシーリングテープまたはネオシールコンパウンドを巻いて円形に一体化させます。

2

〈 仕上がり図面 〉

① ケーブル② エフレックスバルコ③ 防砂シール④ シーリングテープまたは   ネオシールコンパウンド  ⑤ エフレックス⑥ マンホール(ハンドホール)⑦ PVCテープ

多条ケーブルの場合も同様に行って下さい。

①②③ ④⑤⑥

⑦ ④ ⑦

φ100mm以下100mmφ125mm以上150mm

シーリングテープまたはネオシールコンパウンドシーリングテープまたはネオシールコンパウンド

ケーブル

多条用の仕上がり断面

・ エフレックスおよびケーブルの表面に付着している水・泥・コンクリートカスなどをウエスなどでよく拭き取って下さい。

・ マンホール(ハンドホール)に管路口防水装置として用いる場合は、テープ巻き余長分として、エフレックスをあらかじめ壁面よりφ100以下のサイズは100mm、φ125以上のサイズは150mm程度出して下さい。

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材料一式① 基剤(黒)② 硬化剤(白)

エフレックス用エポキシパテの作業方法(壁面止水材料)

エフレックス用エポキシパテ(壁面止水材料)の作業は下記に従い行って下さい。

2. エポキシパテ作業方法

エポキシパテは基剤、硬化剤を1:1の割合で混ぜて下さい。

1

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

1.エポキシパテ材料

・付属の手袋を使用して作業して下さい。・アレルギー体質の方は皮膚に刺激を受ける事が有りますので、直接手で触れないようにして下さい。・練ったエポキシパテはすぐに硬化しはじめますので(約30分)、その都度使う量を練って下さい。・練りにくい場合は少量の水を付けて下さい。EPOALの場合は袋ごと湯の中に入れるなどの手段によって温めて、軟らかくなってから使用して下さい。

・マンホール(ハンドホール)、壁面(コンクリートなど)に水分が付着している時はウエスなどを使って拭いて下さい。

混ぜ方は硬化剤と基剤を完全に混ぜて、全体がねずみ色になるまで混合して下さい。

2

①②

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材料一式① エポキシパテ(壁面止水材料)② エフレックス③ ベルマウス④ マンホール (ハンドホール)⑤ モルタル

壁面止水の作業方法(エフレックス)

壁面止水の作業方法(エフレックス)は下記に従い行って下さい。

2. 作業方法

壁面貫通部に盛るエポキシパテは下表を参考して下さい。1

エフレックスを壁面の孔に差し込みます。2

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

1.エフレックス壁面止水材料

壁面の孔とエフレックス位置合わせには、パネルなどを用いて作業するとうまく作業が出来ます。

エフレックスの内部にモルタルが入らないようにウエスなどを詰めた後、孔中央部にエフレックスを支持しながらモルタルを詰めます。

3

ウエスを外した後に、ベルマウスをエフレックス端部に取り付けます。

4 エポキシパテを盛って下さい。5

エフレックスの呼び径 a(mm) b(mm) c(mm)φ30~ 100 20 10 20φ125以上  20 10 30

エポキシパテ盛り寸法

エフレックス 壁面の孔径(約mm)

エポキシパテ使用量(kg)サイズ 外径(約mm)

φ30  40 80 0.5φ40  54 100 0.5φ50  65 110 0.5φ65  85 130 1.0φ80 102 160 1.0φ100 130 180 1.5φ125 160 210 2.0φ150 189 260 4.0φ200 253 310 5.5

エポキシパテ使用量および壁面の孔径

①②

④⑤

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材料一式緩衝パイプ

エフレックス用不等沈下対策部品の作業方法(緩衝パイプ)

エフレックス用不等沈下対策部品(緩衝パイプ)の作業は下記に従い行って下さい。

2.作業方法

緩衝パイプを使用する場合のマンホール(ハンドホール)壁面の孔径は、エフレックスのサイズに応じて下表を参考に孔を開けて下さい。

1

緩衝パイプの取り付けは下図に示します。2

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

1.緩衝パイプ材料

エフレックスの呼び径 (mm) 壁面の孔径 (mm)φ30 約80φ40 約100φ50 約110φ65 約130φ80 約160φ100 約210φ125 約260φ150 約260φ200 約365

(手順)1. マンホール(ハンドホール)壁面の削孔部に、緩衝パイプを先端に挿入したエフレックスをセットします。2. 削孔部にモルタルを充填します。その際、緩衝パイプにある穴より、エフレックスと緩衝パイプの隙間にもモルタルを充填します。

3. マンホール(ハンドホール)壁面と緩衝パイプをモルタル増打で固定します。4. モルタルの硬化を確認してから埋め戻しを行って下さい。その際、緩衝パイプとエフレックスの下部(上記の図の×印部分)の填圧は十分に行って下さい。

・緩衝パイプの穴方向は上下に向けてセットして下さい。・緩衝パイプの差し込む長さは壁面壁厚の中程まで(5~10cm程度)とします。

マンホール(ハンドホール)

マンホール(ハンドホール)内側

モルタル

モルタル

ベルマウス

緩衝パイプ エフレックス

×印の部分は十分に填圧して下さい。

砂または良質な土など

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エフレックス用ブラケットの作業方法

エフレックス用ブラケットの作業は下記に従い行って下さい。

2.作業方法

押さえ金具のボルトを外して下さい。1

エフレックス外径に合わせたゴム板などを本体に挟み込んで下さい。

2

エフレックスを本体に取り付けて、押さえ金具のボルトをスパナまたはモンキーレンチを使って締め付けて下さい。

3

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

1.エフレックス用ブラケット材料

・ エフレックスにゴム板などが挟み込まれているか確認して下さい。・ゴム板などは別途購入願います。

材料一式ブラケット

使用工具スパナまたはモンキーレンチなど

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エフレックスパイロットワイヤの接続作業方法

エフレックスのパイロットワイヤの作業は下記に従い行って下さい。

作業方法

接続しようとするエフレックスの端末に巻きつけてあるパイロットワイヤを解き外して整直します。

1 パイロットワイヤの端末から約10cm~12cmのところからワイヤを折り曲げて小さな輪を作ります。

2

ペンチで輪の部分を押さえ、一方の指先でワイヤの交叉した部分からワイヤを交互に撚り合わせます。

3 今一方のパイロットワイヤを処理ずみワイヤの輪に通し、②、③の作業を繰り返します。

4

・ パイロットワイヤを撚り合わせせずに片方に巻き付ける方法は、引っ張り力に対して弱くなりますので、巻き付け部分が解けるおそれがあります。

パイロットワイヤに接続が終わりましたら、接続部分全体をPVCテープで巻き覆います。

5

エフレックス布設作業工法書「部品施工編」

パイロットワイヤの接続が完了しましたら、パイロットワイヤをエフレックス内に押し込んで下さい。

6

完 成

約12cm

PVCテープ

② ③ ④

巻き付け

端末はカットする。

撚り合わせ回数4回以上 以下②③で処理する

Page 32: エフレックス布設作業工法書...-1- エフレックス布設作業工法書「本体施工編」 エフレックス相互の左右間隔、上下間隔共に布設作業を考慮して表1を標準とします。

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