ハンドブック - fukuda除細動とは、主に心室細動を起こした心臓...
TRANSCRIPT
A E D H A N D B O O K
ハンドブック【自動体外式除細動器】
突然の心停止から命を救う
離れてください!
https://www.fukuda.co.jp/
F M1P1042SK Mat.No.197228
https://www.fukuda.co.jp/aed/info/flow.html
こちらから0120-86-1817AEDコールセンター…月~金 9:00~18:00(祝祭日,休日を除く)上記受付時間以外,緊急時24時間電話対応
1
【自動体外式除細動器】
は じ め に
突然の心停止 (心臓突然死)とは
いつでも、どこでも、誰にでも起こるかもしれないこと、それが突然の心停止(心臓突然死)です。 心臓突然死の多くは、心室細動と呼ばれる不整脈によっておこります。心室細動になると、心臓が不規則に痙攣して、血液を全身に送り出すポンプ機能を果たせなくなります。心室細動は、やがて死に至る非常に危険な状態です。 心室細動の最も有効な治療法は、AEDによる電気ショック(除細動)です。
心室細動を起こした方の救命率は、除細動が1分遅れるたびに約7~10%の割合で低下します。救急車到着の前に、現場に居合わせた発見者(バイスタンダー)により、1分1秒でも早い電気ショックを行うことが救命の鍵を握るのです。
家(68%)公衆の場(8%)
道路上(7%)
老人ホーム(5%)職場(4%)
病院内(2%) その他(6%)
※救急医療ジャーナル No70.2004.22-25※救急医療ジャーナル No70.2004.22-25
突然の心停止の発生場所突然の心停止の発生人数
家(68%)公衆の場(8%)
道路上(7%)
老人ホーム(5%)職場(4%)
病院内(2%) その他(6%)
※1 「平成28年中の交通事故死者数について」警察庁交通局調べ※2 「平成29年版 救急・救助の現況」総務省消防庁調べ(平成28年中の統計)
約3,904人(1年)
約210人(1日)
75,109人(1年)
※2
※1
突然の心停止は交通事故死より多い日本でも、1日約210人の方が突然の心停止になっています。
交通事故死者数 心原性心肺機能停止<
迅速な除細動の重要性10090807060504030201000 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
→
救命率(%)
除細動までの時間(分)→※AHA心肺蘇生と救急心血管治療のための国際ガイドライン2000より引用
市民が胸骨圧迫とAEDを実施した場合の救命率
AEDを使用した救命処置を行うと救命率は格段にあがります。
※平成17年版~平成29年[救急・救助の現況]総務庁消防庁調べ(一般市民が目撃した心原性心肺機能停止の症例の1ヶ月後生存率より)
2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 20132013 20142014 20152015 20162016
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
0.0%
+AED使用
+胸骨圧迫(心肺蘇生)
119番通報のみ
26.1%
33.3%
42.5%43.8% 44.3% 45.1% 45.1%
41.4%
50.2% 50.4%
54.0% 53.3%53.3%
8.6%10.1%
12.2% 12.8% 13.8% 14.0% 14.2% 14.2% 14.8% 15.4% 16.1% 16.4%16.4%
6.2% 7.2%
8.4% 8.2%9.0% 8.8% 8.6% 8.6% 8.9% 8.4% 9.2% 9.3%9.3%
れん
けい
心停止の約7割が自宅で起きています。心停止の約7割が自宅で起きています。
除細動とは、主に心室細動を起こした心臓に電気ショック
を与えることです。電気ショックにより心臓の痙攣がおさ
まり、その後、規則的な収
縮が再開してポンプ機能を
取り戻すことができます。
突然の心停止(心臓突然死)から命を救うため、痙攣を
起こした心臓に電気ショックを与える装置です。
操作は音声ガイダンスにより指示され、電気ショックが必要
かどうかもAEDが判断します。高度な専門知識を必要
とせずに操作することができます。
2004年7月1日より医師や救急救命士だけではなく、現場に
居合わせた一般市民もAEDが使用できるようになりました。
現在では公共施設や事業所などさまざまな場所にAEDの設
置が進み、市民の方による使用や救命事例が多く報じられて
います。AEDが身近になるにつれて、救命率も高まっていま
す。
ショックボタン
医療機器承認番号:22000BZX00305000高度管理医療機器特定保守管理医療機器
AED(自動体外式除細動器)
ハートスタートFRx+HEARTSTART FRx+
パッド
操作が1・2・3のステップで使用可能
音声による操作ガイダンス
電気ショックが必要かどうかをAEDが判断
小型・軽量(1.6kg以下)で持ち運びが容易
バッテリ駆動(バッテリ寿命は約3~4年)
メンテナンス・フリー(セルフテスト機能)
けいれん
けいれん
大型商業施設に設置。インフォメーション、防災センター、各フロアに設置され、どこでお客様が倒れても救命できる体制を整えています。フロアマップにもAEDの位置が明記されているので、ぜひ探してみてください。
商業施設
全国の店舗に設置
「突然の心停止」を起こした方の命を救う為には、「救命の
連鎖」といわれる4つの行動を迅速に行うことが重要です。
【心停止の予防】⇒【心停止の早期認識と迅速な通報】
⇒【一次救命処置】⇒【二次救命処置】が傷病者の救命率
を高めます。
心拍再開後の集中治療
心肺蘇生と電気ショッ
ク
応
援の要請、AEDの確
保
心停止の予防
事故
防止、初期症状の気づ
き
心停止の早期認識と迅速な通報
一次救命処置 二次救
命処置
119番
AED
胸骨圧迫の
重要性
胸骨圧迫の
重要性
AEDと一次救命処置
AEDと一次救命処置
(日本版ガイドライン 2015 対応)
パッドを装着して下さい
呼吸が無ければAED到着まで心肺蘇生法を実施
※
100回~120回/分のリズム
胸の真ん中(胸骨の下半分)を約5cm沈むよう胸骨圧迫
※6cmを超える過度な 圧迫は避けてください。
意識が回復するか救急隊が到着するまで、電源は切らずにそのままAEDの指示に従って心肺蘇生法を続けてください。
ショックが必要ですショックが必要です
電気ショックが必要かどうかはAEDが判断しま
す。
A E Dをくみこんだ一次救命処置の流れ
AEDの動画AEDの動画
AR動画で一次救命の流れとAEDの使い方を学べます。
スマートフォンで「COCOAR2」アプリをダウンロード
し、アプリを起動して3つの画像それぞれにかざしてみて
ください。動画がはじまります。
医療機器承認番号:21700BZY00426000高度管理医療機器 特定保守管理医療機器
AED(自動体外式除細動器)ハートスタートHS1+
AEDの使い方と一次救命の流れを知ることは、行動を起こす勇気につながります。ぜひ、このハンドブックや動画でAEDの使い方を知り、講習会に参加してください。
そして、いざという時は倒れている人に声をかけ、できることをしてください。完璧な処置でなくてもかまいません。あなたのその勇気が、救命につながる大きな一歩です。
●スマートフォンの画面中央に各画像全体を収めてください。●オフラインでは利用できません。●コンテンツとのリンクは、事前の予告なく変更・削除する場合がございます。 医療機器承認番号:2200BZX00305000
高度管理医療機器 特定保守管理医療機器
AED(自動体外式除細動器)ハートスタートFRx+
AEDを使って法律に触れることはないの?AEDを使って助からなかったときに訴えられることはないの?
AEDの電池は、救急環境での使用を目的として作られているので、小型、軽量であり、安全性にも優れており充電不要です。一定期間約3~4年(機種による)又は、一定の使用状態にて交換が必要です。(その場合、AEDがアラームにてお知らせします。)
長寿命の電池パック
パッドには使用期限が記載されておりますので、そちらを目安に交換をお願いいたします。本装置には貼り間違えた場合や湿った個所への貼り付けで粘着性が無くなってしまった場合を考慮し、パッドは2セットを標準付属としています。
除細動電極パッド
金属床上での使用は可能でしょうか?
AEDは救命処置のための医療機器です。AEDを設置したら、いつでも使用できるように、AEDのインジケータや消耗品の有効期限などを日頃から点検することが重要です。AEDの設置に際しては、「点検担当者」をお決めいただき、設置したAEDの日常点検等を実施してください。
AEDは日常点検が必要です。
AEDは常に使用可能な状態をキープするため毎日自動セルフテストが行われます。このセルフテストによって異常が発見される可能性がありますので、日常点検=目視によるチェックが必要です。
AEDは、成人向けに作られており、除細動時のエネルギー値も同様です。小児パッドを使用する事で、体の小さいお子様にふさわしいエネルギー値まで下げ出力されます。
パッドの貼付面には粘着性の素材が使用されており、使用期限を経過すると電極パッドの貼付面が乾燥することにより、十分な除細動効果が得られない恐れがあります。また、電極パッドはディスポーザブル(使い捨て)タイプですので、一度使用・開封したものも交換が必要です。
L0T
12 - 201270525-959
EXPIRATION DATE
※異常時は右上の緑のランプが消灯します。
AEDが心電図解析の結果、電気ショック不要と判断するのでショックは実行されません。
救命の現場で一般市民の方がAEDを使用する際に資格は必要ありません。また、処置を行ったが残念ながら救命できなかった場合でも、民法の「緊急事務管理」に係る規定によって悪意や重過失のない救助者が責任を問われることは無いとされています。
注意事項●未就学児の小児に対して成人用の除細動エネルギーを印加することについては、小児用エネルギーを減衰できる機構を持った自動体外式除細動器が近くにないなど、やむをえない場合に限り使用すること。
●小児に使用する場合には2枚の除細動パッドが触れ合うことのないよう注意すること。●JRC(日本版)ガイドライン2010以降、未就学児(およそ6歳)以下の小児への使用を推奨しています。