アルテラのソフトウェア・ - intel ·...

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Altera Corporation 1 AN-340-2.0/JP ébíËÉTÉ|Å[Ég Application Note 340 この資料は英語版を翻訳したもので、内容に相違が生じる場合には原文を優先します。こちらの日本語版は参考用としてご利用 ください。設計の際には、最新の英語版で内容をご確認ください。 アルテラのソフトウェア・ ライセンス はじめに 本資料では、アルテラのソフトウェア・ラインセンスのオプションとライセンス の取得に必要な各ステップ(ライセンス・ファイルの取得、セットアップ、ライ センス・ファイルの保存場所の指定)について説明します。また、ライセンスの 取得時に発生する問題の解決方法、ライセンスに関する FAQ、およびアルテラの ライセンス・ファイルのフォーマットについても記載しています。 ページ ライセンス・オプション . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 ライセンス・ファイルの取得に必要な情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 アルテラ・ライセンス・ファイルの取得 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15 ライセンスのセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17 ネットワーク・ライセンスのセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29 License Manager Server for Windows のセットアップ . . . . . . . . . . . . 33 License Manager Server for UNIX のセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . 36 Quartus II ソフトウェアの評価期間. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38 ライセンス取得時に発生する問題の解決方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38 FAQ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43 メッセージ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48 ライセンス・ファイル・フォーマット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 49 ライセンス情報の変更方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 56 ライセンス・ オプション アルテラは、多くのライセンス・オプションを提供しています。イネーブルにす るアルテラのソフトウェアにより、必要とされるライセンス・オプションが決定 されます。 サブスクリプションでサポートされるソフトウェア アルテラのソフトウェア・サブスクリプション契約により、次のソフトウェアの 最新版が使用できます。 アルテラQuartus ® IIソフトウェア(アルテラSOPC Builderソフトウェアおよ IP Base Suite を含む) アルテラ MAX+PLUS ® II ソフトウェア ModelSim ® -Altera Subscription Edition ソフトウェア 2008 5 ver. 2.0

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Altera CorporationAN-340-2.0/JP

この資料は英語版を翻訳したもので、内容に相違がください。設計の際には、最新の英語版で内容をご

2008年 5月 ver. 2.0

生じる場合には原文を優先します。こちらの日本語版は参考用としてご利用

アルテラのソフトウェア・ライセンス

Application Note 340

確認ください。

はじめに 本資料では、アルテラのソフトウェア・ラインセンスのオプションとライセンスの取得に必要な各ステップ(ライセンス・ファイルの取得、セットアップ、ライセンス・ファイルの保存場所の指定)について説明します。また、ライセンスの取得時に発生する問題の解決方法、ライセンスに関する FAQ、およびアルテラのライセンス・ファイルのフォーマットについても記載しています。

項 ページ

ライセンス・オプション. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 ライセンス・ファイルの取得に必要な情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5アルテラ・ライセンス・ファイルの取得 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15ライセンスのセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17ネットワーク・ライセンスのセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29License Manager Server for Windowsのセットアップ . . . . . . . . . . . . 33License Manager Server for UNIXのセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . 36Quartus IIソフトウェアの評価期間. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38ライセンス取得時に発生する問題の解決方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38FAQ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43メッセージ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48ライセンス・ファイル・フォーマット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 49ライセンス情報の変更方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 56

ライセンス・オプション

アルテラは、多くのライセンス・オプションを提供しています。イネーブルにするアルテラのソフトウェアにより、必要とされるライセンス・オプションが決定されます。

サブスクリプションでサポートされるソフトウェア

アルテラのソフトウェア・サブスクリプション契約により、次のソフトウェアの最新版が使用できます。

■ アルテラQuartus® IIソフトウェア(アルテラSOPC Builderソフトウェアおよび IP Base Suiteを含む)

■ アルテラMAX+PLUS® IIソフトウェア■ ModelSim®-Altera Subscription Editionソフトウェア

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

ソフトウェア・サブスクリプション

アルテラは以下のソフトウェア・サブスクリプションを提供しています。

■ FIXEDPC—ネットワーク・インタフェース・カード(NIC)IDまたはQuartus IIソフトウェア・シリアル・ナンバー・キーでライセンスを管理するスタンドアロン(ノード・ロック、シングル・ユーザー)PCライセンス

Quartus IIソフトウェア v8.0より前のバージョンでは、ソフトウェア・ガード(T-guard またはドングル)キーでライセンスを管理するFIXEDPCライセンスを使用します。Quartus IIソフトウェア v8.0から、アルテラは NIC IDキーでライセンスを管理する FIXEDPCライセンスを発行しています。

ノード・ロック(FIXEDPC)バージョンの Quartus II ソフトウェアを初めて使用する場合、Quartus IIソフトウェア・シリアル・ナンバーを使用してライセンス・ファイルを取得する必要があります。

■ FLOATALL—Microsoft Windows、Solaris、RedHat Linux上で Quartus IIソフトウェアを動作させるユーザーを対象とするフローティング・ネットワーク・ライセンス

Quartus II ソフトウェア v6.1 から使い始めたフローティング・ネットワーク・ライセンス・サブスクリプション・ユーザーには、サポート中の上記OSに対して FLOATALLライセンスが発行されます。Quartus IIv6.0 またはそれ以前のサブスクリプション・ユーザーに対しては、次の OS サポートのもとで FLOATPC、FLOATNET、FLOATLNX のサポートを継続します。

• FLOATPC―Microsoft Windows上でQuartus IIソフトウェアを動作させるユーザーを対象とするフローティング・ネットワーク・ライセンス

• FLOATNET―Windowsまたは Solaris上でQuartus IIソフトウェアを動作させるユーザーを対象とするフローティング・ネットワーク・ライセンス

• FLOATLNX― Windowsまたは RedHat Linux上で Quartus IIソフトウェアを動作させるユーザーを対象とするフローティング・ネットワーク・ライセンス

既存の FLOATPC、FLOATNET または FLOATLNX ライセンスで同時アクセス数を増やす場合には、新しい FLOATALLライセンスが発行されます。

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ライセンス・オプション

アルテラの UNIXアプリケーションは、Sun Microsystems社の Solarisオペレーティング・システムをサポートしています。アルテラの Linuxアプリケーションは、RedHat および SUSE の Linux オペレーティング・システムをサポートしています。

Quartus II ソフトウェアを使用する場合、FLOATALL、FLOATNET、FLOATLNXソフトウェア・サブスクリプション製品に対するライセンス・サーバーは、クライアント・コンピュータと同じオペレーティング・システム上で動作する必要はありません。

Quartus IIソフトウェアを含む開発キット

Quartus II ソフトウェアを含む開発キットには、ソフトウェアのライセンス取得方法の説明が添付されています。

無償のエントリ・レベル・ソフトウェア

アルテラは、PC用に次の無償エントリ・レベル・ソフトウェアを www.altera.co.jpで提供しています。

■ Quartus II Web Edition software—Quartus II 開発ソフトウェアの機能限定バージョン、特定のデバイスをサポート

■ ModelSim-Altera Web Edition—ModelSim-Altera Subscription Editionの特定のデバイスをサポートするバージョン

アルテラのユニバーシティ・プログラム・ソフトウェア・ライセンス

アルテラのユニバーシティ・プログラムは、次のいずれかのライセンス方法で参加校にアルテラのソフトウェアに対するアクセスを提供します。

■ アルテラのユニバーシティ・プログラム・メンバーの大学に対する固定ライセンス(NIC ID ベース)またはフローティング・ライセンス(ネットワーク)。これらのユニバーシティ・プログラム・ライセンスのライセンス・プロセスは、通常のアルテラ・ソフトウェア・サブスクリプションと同じです。

■ MAX+PLUS II Student Edition-学生向けの無償 PCソフトウェア。

ユニバーシティ・プログラムについて詳しくは、www.altera.co.jp を参照してください。

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

表 1 に、この項で説明するライセンスの種類ごとにイネーブルされるソフトウェアの一覧を示します。

SOPC Builderソフトウェアは Quartus IIソフトウェアにより自動的にインストールされるため、個別のライセンスは不要です。SOPC Builderソフトウェアのデフォルト・インストレーションでは使用できないその他のコンポーネントにアクセスするには、MegaCore® IP Libratyをインストールしてください。

表 1. ライセンスの種類に対してサポートしているソフトウェア 注 (1)

ライセンス・タイプ Quartus II ModelSim-Altera (2) MAX+PLUS II IP Base Suite

FIXEDPCライセンス √ √ √ √

FLOATALLライセンス √ √ √ √

FLOATPCライセンス (3) √ √ √ √

FLOATNETライセンス (3) √ √ √ √

FLOATLNXライセンス (3) √ √ √(4) √

Quartus II(1年間限定ライセンス)(5)

√ — — —

Quartus II Web Edition √Web Edition

√Web Edition

— —

MAX+PLUS II BASELINE — — √BASELINE

MAX+PLUS II Student Edition — — √Student Edition

表 1の注 :(1) アルテラでは、LeonardoSpectrum™ -Altera ソフトウェアのライセンスは発行していません。LeonardoSpectrum-Altera ソフト

ウェアの追加ライセンスの取得およびサポートについては、Mentor Graphics®社にお問い合わせください。Quartus IIソフトウェアおよび Quartus II Web Editionソフトウェアには、VHDLおよび Verilog HDLのインテグレーテッド・シンセシス機能が含まれています。MAX+PLUS IIユーザーは、MAX+PLUS II Advanced Synthesisソフトウェアをwww.altera.co.jpからダウンロードできます。

(2) ModelSim-Alteraソフトウェアは、VHDLまたは Verilog HDLシミュレーション用に提供されています。フローティング・ライセンスを複数本所有する場合は、ライセンスを VHDLと Verilog HDLの間で任意の比率で分割して取得することができます。

(3) これらのライセンスは、Quartus II v6.1より前のリリース(v6.0およびそれ以前のバージョン)にのみ有効です。(4) これらのライセンスは、これらのツールの PCインストレーションに対してのみ有効です。 (5) アルテラの開発キットによっては、Quartus IIソフトウェアを使用するライセンスを含むものもあります。開発キットのユーザー

にはライセンス取得方法を説明します。ライセンス取得後のライセンス・プロセスは、20ページの「無償評価用 PC ソフトウェア向けライセンス」で説明する PC評価ソフトウェアと同じです。

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ライセンス・ファイルの取得に必要な情報

IP(Intellectual Property)ライセンスおよび開発キット・ライセンスは、アルテラの IP MegaStore(www.altera.co.jp/ipmegastore)、あるいは販売代理店から取得または購入することができます。

OpenCoreおよび OpenCore Plus IP評価プログラム、またライセンス情報については、「AN 320: OpenCore Plus評価機能によるメガファンクションの評価」および「AN 343: OpenCore Evaluation of AMPP Megafunctions」を参照してください。

開発キットを注文するときは、注文時に申告したネットワーク・カード IDが、開発キット・ソフトウェアをインストールするコンピュータに対応していることを確認してください。正しいネットワーク・カード IDを入力しないと、ネットワーク・カード IDがライセンス・データベース内に存在しないため、アルテラのウェブサイトから開発キットのソフトウェア・ライセンスを自動的にダウンロードすることができません。ライセンス・ファイルのネットワーク・カード ID の変更方法については、56ページの「ライセンス情報の変更方法」を参照してください。

ライセンス・ファイルの取得に必要な情報

この項では、アルテラ・ライセンス・ファイルの取得に必要な情報の入手方法について説明します。この情報のすべてが各ライセンス要求に必要なわけではありません。表 2を参照してください。

表 2. ライセンスの各種類に対して必要なライセンス情報 (1 /2)

ライセンス・タイプ ライセンスの要件 (1)

FIXEDPCライセンス Altera ID、ソフトウェア・ガード ID (2)、NIC ID、Quartus II ソフトウェア・シリアル・ナンバー

FLOATALL、FLOATPC、FLOATNET、または FLOATLNXライセンス

Altera ID、Windows NT(3)、Windows 2000、Windows XP、WindowsVista、または RedHat/SUSE Linuxの各ライセンス・サーバー用 NICID (4)

Altera ID、UNIXライセンス・サーバーのホスト ID (4)

Quartus II Web Edition NIC ID

MAX+PLUS II BASELINE NIC ID

ハードディスクのシリアル・ナンバー (5)

MAX+PLUS II Student Edition ハードディスクのシリアル・ナンバー (5)

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

Altera ID

Altera ID 番号は、ソフトウェアの購入時にアルテラによって割り当てられます。アルテラは、この 6桁の番号を使って、アルテラ製品の購入または技術サポート要求の際にお客様を識別しています。Quartus IIまたはMAX+PLUS IIソフトウェアの新しいユーザーの場合、Altera ID番号はソフトウェアの出荷ラベルまたは梱包票に印刷されています。または、アルテラ・ウェブサイト(www.altera.co.jp/mysupport)からダウンロードすることができます。また、Altera ID番号はアルテラから送信する文書に記してあることもあります。

ライセンスのオリジナル購入者でない場合は、アルテラ・ウェブサイトのmySupportセクション(www.altera.co.jp/mysuppor)でソフトウェアの二次ユーザーとして登録してください。ライセンスに使用した Altera IDが不明な場合には、6桁の000000を使ってライセンス・ファイルを要求してください。

Quartus IIソフトウェア・シリアル・ナンバー

Quartus II ソフトウェア・シリアル・ナンバーは、文字 A で始まる 15 桁の英数字です。Quartus IIソフトウェア・シリアル・ナンバーは Quartus II開発システムの購入時に提供されます。

IP(Intellectual Property)および開発キット・ライセンス

NIC ID

表 2の注 :(1) Altera ID、シリアル・ナンバー、ソフトウェア・ガード ID、ホスト ID、ネットワーク・インタフェース・カード(NIC)ID、

Quartus IIソフトウェア・シリアル・ナンバー、またはハードディスク・シリアル・ナンバーの定義と取得方法は、ライセンス・ウェブ・ページ(www.altera.co.jp)に記載されています。

(2) Quartus IIソフトウェア v8.0より前のバージョンでは、ソフトウェア・ガード(T-guardまたはドングル)キーでライセンスを管理する FIXEDPCライセンスを使用します。Quartus IIソフトウェア v8.0から、アルテラはネットワーク・インタフェース・カード(NIC ID)キーでライセンスを管理する FIXEDPCライセンスを発行しています。

(3) Quartus IIソフトウェア v6.0以降では、Windows NTオペレーティング・システムをサポートしていません。最新のオペレーティング・システム・サポートについては、www.altera.co.jp/support/software/os_support/oss-index.htmlを参照してください。

(4) FLEXlm License Managerではネットワーク・ライセンスを提供するライセンス・サーバーを 3台で構築できるリダンダント・サーバーをサポートします。最初のサーバーとして設定されているサーバーがマスタとなり、ライセンスを取得する際にマスタの NIC

IDまたは Host IDを使用します。(5) コンピュータに 2つ以上のハードディスクがある場合は、Windows OSがインストールされているハードディスクを選択してくだ

さい。

表 2. ライセンスの各種類に対して必要なライセンス情報 (2 /2)

ライセンス・タイプ ライセンスの要件 (1)

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ライセンス・ファイルの取得に必要な情報

ソフトウェア・ガード ID

ソフトウェア・ガード IDは 10文字で構成されています。パラレル・ポートまたは USBポートへ接続するガードには IDがあります。この IDは先頭の「T」とそれに続く 9桁の数字から構成されており、ソフトウェアをインストールする際に表示されます。この IDは次の方法で取得できます。

■ ガード上に印刷されたラベルからガード IDを読み取ります。■ Quartus IIソフトウェアがインストールされていて、かつガードが接続され

ている場合、Toolsメニューの License Setup(7ページの図 1)をクリックします。

■ MAX+PLUS II がインストールされていて、かつガードが接続されている場合、Optionsメニューの License Setup(図 2参照)をクリックして、System

Info(図 3参照)をクリックします。

USBソフトウェア・ガードは、Windows Vista、Windows XP、およびWindows 2000 上の Quartus II ソフトウェア v8.0 より前のバージョンに対してのみサポートされています。

図 1. Quartus IIライセンスのセットアップ- Toolsメニュー

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

図 2. MAX+PLUS IIライセンスのセットアップ- Toolsメニュー

図 3. MAX+PLUS IIの System Info

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ライセンス・ファイルの取得に必要な情報

ホスト ID

サーバー・ホスト IDは 8桁の 16進数で構成されており、アルテラのライセンスを提供する際に使用する UNIXワークステーションを識別します。

この ID を取得するときは、サーバー・システムまたはネットワークの管理者に問い合わせるか、あるいは次の方法でサーバー・ホスト IDを求めてください。

■ Sun Solaris-コマンド・プロンプトで hostidと入力します。■ FLEXlmソフトウェアがインストールされている場合、コマンド・プロンプ

トで lmutil lmhostid と入力して IDを求めます。

FLEXlmライセンス方式を使用してライセンス・サーバーを 3台で構築するリダンダント・サーバー設定することが可能です。最初に指定されたサーバーがマスタとなり、ライセンスを取得する際にマスタの NICIDまたはホスト IDを使用します。

Quartus II ソフトウェア v5.0 以降では、HP-UX OS プラットフォームをサポートしていません。最新のオペレーティング・システム・サポートについては、www.altera.co.jp/support/software/os_support/oss-index.htmlを参照してください。

NIC ID

NIC ID はネットワーク・インタフェース・カード(NIC)に書き込まれている12桁の 16進数です。アルテラはこの IDを使って、ソフトウェアをインストールする PCを識別しています。

ライセンス・サーバー・マシンが PCである場合、NIC IDはネットワーク・ライセンスのために必要です。 また、スタンドアロン PC ソフトウェア用に発行されたライセンスにも必要です。詳細は、5ぺージの表 2を参照してください。

次の方法のいずれかで NIC IDを求めます。

■ Windows:コマンド・プロンプトで ipconfig /all ↵ と入力します。NICID は、ダッシュ(ハイフン)を除いた物理アドレスから構成されます。ご使用の PCが複数のネットワーク・カードを使用している場合には、選択したネットワーク・カードが常に接続されている限り、カードのどの NIC ID

を使用しても構いません。図 4を参照してください。

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

図 4. Windowsの NIC ID

■ Linuxの場合、コマンド・プロンプトで /sbin/ifconfig eth0 ↵と入力します。NIC ID は、HWaddr の右側の ID(コロンを除く)です。例えば、2234BAC721となります。図 5を参照してください。

図 5. Linuxの NIC ID

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ライセンス・ファイルの取得に必要な情報

■ Quartus II ソフトウェアがインストールされている場合、Tools メニューのLicense Setupをクリックします。図 6を参照してください。

図 6. Quartus II ライセンスの NIC ID

■ MAX+PLUS IIソフトウェアがインストールされている場合、Optionsメニューの License Setup をクリックして、System Info をクリックします。図 7を参照してください。

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

図 7. MAX+PLUS IIの NIC ID

■ FLEXlmソフトウェアがインストールされている場合、コマンド・プロンプトで lmutil lmhostid ↵と入力して IDを求めます(図 8)。

図 8. FLEXlmの NIC ID

FLEXlmライセンス方式を使用すると、最大 3台までライセンス・サーバーを設定することが可能です。最初に指定されたサーバーがマスタとなり、ライセンスを取得する際にマスタの NIC IDまたはホスト IDを使用します。

注 : Solarisプラットフォーム上で lmutil lmhostidコマンドを実行中の場合、8桁のシステム ID が表示されます。その他の場合は、その他の全プラットフォームに対して、12桁の NIC IDが表示されます。

12 Altera Corporation2007年 5月

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ライセンス・ファイルの取得に必要な情報

ハードディスクのシリアル・ナンバー

ハードディスクのシリアル・ナンバーは 8 桁の ID(16 進)で、使用しているコンピュータでアルテラ・ライセンスを認識するために使用します。使用するコンピュータのハードディスク・シリアル・ナンバーを次の方法で入手してください。8桁に満たない場合は、8桁になるようにゼロで先頭から埋めてください。

■ Microsoft Windows オペレーティング・システムが動作している PC では、Windows オペレーティング・システムのインストール場所に関係なく、コマンド・プロンプトで volと入力します。ここで必要な IDは、C:ドライブのシリアル・ナンバーです。図 9を参照してください。

図 9. Windowsボリュームのシリアル・ナンバー

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

■ Quartus II ソフトウェアがインストールされている場合、Tools メニューのLicense Setup をクリックします。複数のハードディスクを使用している場合には、この方法で正しいハードディスクのシリアル・ナンバーが得られます。図 10を参照してください。

図 10. HDDライセンスのセットアップ

■ MAX+PLUS IIソフトウェアがインストールされている場合、Optionsメニューの License Setup をクリックして、System Info をクリックします(図 11)。複数のハードディスクを使用している場合には、この方法で正しいハードディスクのシリアル・ナンバが得られます。

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アルテラ・ライセンス・ファイルの取得

図 11. MAX+PLUS IIライセンスのセットアップ

アルテラ・ライセンス・ファイルの取得

いくつかのアルテラのソフトウェアを使うと、自動的にライセンス・ファイルを要求できます。また、アルテラ・ウェブサイト(www.altera.co.jp)のライセンス・センターから、マニュアルでライセンス・ファイルを要求することもできます。ライセンス・ファイルは、電子メールに添付して送られます。添付ファイルを受け取ったら、17ページの「ライセンスのセットアップ」の説明に従ってセットアップしてください。

取得したソフトウェアのライセンス情報を表示してライセンス・ファイルを要求するときは、アルテラ・ウェブサイトのmySupportセクション(www.altera.com/mysupport)にログオンします。

ライセンス・ファイルの自動要求

Quartus II Subscription Editionおよび Quartus II Web Editionソフトウェアの最新バージョンを使うと、自動的にライセンス・ファイルを要求することができます。

フローティング・ライセンスをお持ちの場合は、アルテラのウェブサイト上のライセンス・センターからライセンス・ファイルをマニュアルで要求する必要があります。16ページの「ライセンス・ファイルのマニュアル要求」の説明に従ってください。

1. Quartus II ソフトウェアを起動すると、License Setup Required ダイアログ・ボックスが表示されます。Perform automatic web license retrieval を選択します。図 12を参照してください。

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

図 12. Quartus IIライセンスのセットアップ

2. スクリーンに表示された説明に従って、電子メールでライセンス・ファイルを受け取ってください。

3. ライセンスを受け取ったら、17ページの「ライセンスのセットアップ」の説明に従ってください。

ライセンス・ファイルのマニュアル要求

ライセンス・ファイルをマニュアルで要求するときは、次の手順に従います。

1. www.altera.comへ移動して、Licensingアイコンをクリックします。

2. 該当するライセンス・タイプのリンクをクリックします。4ぺージの表 1に、選択可能なライセンス・タイプを示しています。

3. スクリーンに表示された説明に従い、必要な情報を入力してライセンス・ファイルを電子メールで受け取ってください。必要な情報はライセンスごとに異なります。

5ぺージの表 2 に、各ラインセンスに必要な情報を示します。必要な情報の集め方については、5ページの「ライセンス・ファイルの取得に必要な情報」を参照してください。

4. オンライン・フォームで指定したアドレスに電子メールが送信されます。ネットワークの輻輳により、電子メールの配信が遅延することがあります。ライセンスの要求から12時間以内にアルテラから電子メールが届かない場合、またはプロセスを完了させるために必要な情報が分からない場合は、www.altera.co.jp/mysupportのmySupportでサービス・リクエストを申請してください。

5. ライセンスを受け取ったら、「ライセンスのセットアップ」の説明に従ってください。

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ライセンスのセットアップ

ライセンスのセットアップ

電子メールでライセンス・ファイルを受け取った後、セットアップする必要があります。ライセンスのセットアップを開始するには、ライセンス・タイプまたは製品に該当する項の説明に従ってください。

■ Quartus II Web Edition(ModelSim-Altera Web Edition付き)- 20ページ■ Quartus II Subscription Edition(ModelSim-Altera Subscription Edition付き)

- 21ページ■ Quartus II Subscription Editionのみ :

● FIXEDPC- 18ページ● FLOATALLまたは FLOATPC/FLOATNET/FLOATLNX- 19ページ

■ MAX+PLUS II(ModelSim-Altera Subscription Edition付き)- 21ページ■ MAX+PLUS IIのみ :

● FIXEDPC- 18ページ● FLOATALLまたは FLOATPC/FLOATNET/FLOATLNX- 19ページ

■ IP(Intellectual Property)コア- 24ページ■ DSP Builder- 26ページ■ IP(Intellectual Property)および開発キット・ライセンス- 28ページ

ライセンスが必要なアルテラ IPコアまたは開発キットを要求または購入すると、ライセンス情報も提供されます。次の手順を使用して、既存のアルテラのライセンス・ファイルに新しいライセンス機能を追加してください。

1. アルテラが提供しているプログラムはすべて終了してください。

2. 新しい IPまたは開発キットのライセンス・ファイルをテキスト・エディタで開きます。ライセンス・ファイルには、FEATURE または INCREMENTのキーワードで始まる文字列が 1行または複数行含まれているはずです。

3. すでにお持ちのアルテラ license.datファイルをテキスト・エディタで開きます。

4. IPまたは開発キットのライセンス・ファイルからFEATUREまたはINCREMENTの行をコピーし、テキストを既存のアルテラ license.dat ファイルにペーストします。

既存のアルテラのライセンス・ファイルの FEATUREまたはINCREMONT行は削除しないでください。削除すると、ライセンス・ファイルは無効になります。

5. アルテラの license.datファイルを保存します。

テキスト・エディタがファイル名に .txt や他の拡張子を追加して、licence.dat.txtのようになっていないことを確認してください。

6. アルテラ・ライセンスのセットアップ方法については、17ページの「ライセンスのセットアップ」を参照してください。

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

FIXEDPCライセンス

FIXEDPCライセンスをセットアップするときは、次のステップを実行します。

1. 後で参照する場合に備えて、既存の license.datファイルのバックアップ・コピーを作成します。

2. 新規の license.datファイルを、使用するコンピュータのハード・ドライブに保存します。アルテラは、電子メールに添付された license.dat ファイルを保存して使用することを推奨しています。電子メールで添付ファイルを受信できない場合は、電子メールに記載されている license.dat ファイルの作成方法を参照してください。

3. Quartus II ソフトウェア v8.0 以降を使用している場合は、この手順はスキップします。Quartus IIソフトウェア v7.2またはそれ以前のバージョンを使用している場合は、PC のパラレル・ポートまたは USB ポートにソフトウェア・ガードを取り付けます。

ソフトウェア・ガード対応ライセンス用 Sentinelドライバは、Quartus IIソフトウェアと共に自動的にインストールされます。Windows Vista、Windows XP、Windows NT、またはWindows 2000の PCでは、Sentinelドライバをインストールする必要があります。

Quartus IIソフトウェア v6.0以降では、Windows NTオペレーティング・システムをサポートしていません。最新のオペレーティング・システム・サポートについては、www.altera.co.jp/support/software/

os_support/oss-index.htmlを参照してください。

Sentinelドライバをインストールするときには管理者権限が必要です。Quartus IIソフトウェアまたはMAX+PLUS IIソフトウェアのインストール時に、管理者としてログインしていない場合、すなわち管理者権限を持っていない場合には、PC に管理者としてまたは同様の権限を得てログインした後に、Sentinel ドライバをマニュアルでインストールする必要があります。コマンド・プロンプトで、次のように該当するコマンドを入力します。

● Quartus IIソフトウェアの場合 :<Quartus II installation path>\drivers\sentinel\setup ↵

● MAX+PLUS IIソフトウェアの場合 : <MAX+PLUS II installation path>\drivers\setupx86 ↵

Sentinel ドライバのインストールについて詳しくは、「Quartus IIInstallation & Licensing for Windows」マニュアルの「Installing aSentinel Software Guard」の項を参照してください。

FIXEDPC ライセンスについて詳しくは、 「Quartus II Installation& Licensing for Windows」を参照してください。

18 Altera Corporation2007年 5月

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ライセンスのセットアップ

ソフトウェア・ガードのどちら側にも、ディスク・ドライブまたはパラレル・ポートを使用する装置(プリンタまたはアルテラ・パラレル・ポート・ダウンロード・ケーブルを除く)を接続しないでください。ソフトウェア・ガードとディスク・ドライブが接続された場合、ディスク・ドライブからの電力の影響でガードが静電破壊されるおそれがあります。

データ転送プログラムでパラレル・ポートを使ってコンピュータ間でデータ転送を行うときは、実行前にソフトウェア・ガードを取り外してください。そうしないと、ソフトウェア・ガードが損傷する可能性があります。

4. ライセンスの保存場所を指定します。ライセンスの保存場所は <path to licensefile>\license.datです。ここで、<path to license file>はライセンス・ファイルへのドライブ文字から始まるフル・ディレクトリ・パスです。例えば、D:\flexlm\license.datです。

これでライセンスがセットアップされて、ソフトウェアを使うことができるようになります。

フローティング・ネットワーク・ライセンス(FLOATALL、FLOATPC、FLOATNET、FLOATLNX)

この項では、フローティング・ライセンスのライセンス・ファイル保管場所を決める方法を説明します。フローティング・ライセンス・サーバーのセットアップ方法については(一般にシステム管理者が行います)、29ページの「ネットワーク・ライセンスのセットアップ」を参照してください。

個々のユーザーがネットワーク・ライセンス・サーバーをセットアップしていない場合には、先に進む前に次のステップを完了してください。

1. ネットワーク管理者またはシステム管理者からポート番号とホスト名を取得してください。この情報は、先頭に SERVER が付くライセンス・ファイル行からも取得することができます。

SERVER行の例 :SERVER <hostname> <8または 12文字のホスト IDまたは NIC ID> <port>

例 :SERVER myserver 00B0D0ABEAEC 1800

このユーザーのライセンスの保存場所は、<port>@<hostname>です。

例 :1800@myserver

license.dat ファイル内にポートが記載されていない場合は、<port>@<hostname>を指定します。

2. 21ページの「LM_LICENSE_FILEシステム環境変数の使用」に進みます。

Altera Corporation 192007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

無償評価用 PCソフトウェア向けライセンス

アルテラは、Quartus II Web Editionソフトウェア、ModelSim-Altera Web Edition、MAX+PLUS II BASELINEを含む無償の評価用PCソフトウェアを提供しています。

詳細は、1ページの「ライセンス・オプション」を参照してください。

無償の評価用 PC ソフトウェア・ライセンスをセットアップするときは、次のステップを実行します。

1. 後で参照する場合に備えて、既存の license.datファイルのバックアップ・コピーを作成します。

2. 新規の license.datファイルを、使用中のコンピュータのハード・ドライブに保存します。アルテラは、電子メールに添付された license.dat ファイルを保存して使用することを推奨しています。電子メールで添付ファイルを受信できない場合は、電子メールに記載されている license.dat ファイルの作成方法を参照してください。

3. ライセンスの保存場所を指定します。ライセンスの保存場所は <path to licensefile>\license.datです。ここで、<path to license file>はライセンス・ファイルへのドライブ文字から始まるフル・ディレクトリ・パスです。図 13 に、ライセンス・パスとファイル名として C:\licenses\altera_license.datを指定する例を示します。

20 Altera Corporation2007年 5月

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ライセンスのセットアップ

図 13. Quartus IIのライセンス・パスおよびファイル名

これでライセンスがセットアップされて、ソフトウェアを使うことができるようになります。

LM_LICENSE_FILEシステム環境変数の使用

アルテラが提供するサードパーティ・ツールを使うときは、LM_LICENSE_FILE環境変数内でライセンス保存場所を指定することが必要です。この変数は、Quartus II と MAX+PLUS II のソフトウェア・ライセンスも設定します。アルテラは、この方法を使ってライセンス保存場所を指定することを推奨します。

Quartus II または MAX+PLUS II の License Setup ダイアログ・ボックスでのライセンス・ファイルの指定が、該当するソフトウェアのLM_LICENSE_FILE環境変数の設定より優先します。

Altera Corporation 212007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

Quartus II ソフトウェアでは VENDOR_LICENSE_FILE 環境変数をサポートしていません(ここで、VENDOR はベンダ・デーモンの名前です)。Quartus IIソフトウェアでは、LM_LICENSE_FILE環境変数のみをサポートしています。

Windows NT

Quartus IIソフトウェア v6.0以降では、Windows NTオペレーティング・システムをサポートしていません。最新のオペレーティング・システム・サポートについては、www.altera.co.jp/support/software/os_support/oss-index.htmlを参照してください。

Windows NT システムのコントロール・パネル内で LM_LICENSE_FILE 環境変数を設定するときは、次のステップを実行します。

1. Windows の Start メニューで Settings をクリックして、Control Panel をクリックします。

2. Control Panelウインドウ内で Systemアイコンをダブル・クリックします。

3. System Properties ダイアログ・ボックスの Environment タブをクリックします。

4. System Variableリストをクリックしてハイライトします。

5. Variableボックスに LM_LICENSE_FILE を入力します。

6. Value ボックスに、<path to license file>\license.datまたは<port>@<hostname>を入力します。

LM_LICENSE_FILE 環境変数を使って複数のライセンス保存場所を指定するときは、既存の LM_LICENSE_FILE 環境変数を修正して、次の例に示すように、セミコロン(;)で複数のパスを区切ります。

c:\flexlm\license.dat;1800@myserver

7. Setをクリックして、OKをクリックします。

これでライセンスがセットアップされて、ソフトウェアを使うことができるようになります。

22 Altera Corporation2007年 5月

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ライセンスのセットアップ

Windows 2000、Windows XP、またはWindows Vistaのクラシック・コントロール・パネル・ビュー

Windows 2000システムのコントロール・パネル内で LM_LICENSE_FILE環境変数を設定するときは、次のステップを実行します。

1. Windows の Start メニューで Settings をクリックして、Control Panel をクリックします。

2. Control Panelウインドウ内で Systemアイコンをダブル・クリックします。

3. Windows Vista のみ : コンピュータで Windows Vista が動作している場合は、処理を続行するかを確認するメッセージがダイアログ・ボックスに表示されます。OKをクリックします。

4. System Propertiesダイアログ・ボックスの Advancedタブをクリックします。

5. Environment Variablesをクリックします。

6. System Variableリストをクリックしてハイライトします。

7. ライセンス・ファイル LM_LICENSE_FILE が存在する場合は、それを選択して Edit を選択します。存在しない場合は、New を選択してファイル名LM_LICENSE_FILEを入力します。

8. Value (Windows Vistaの場合Variable Value)ボックスに、<path to license file>\license.datまたは <port>@<hostname>を入力します。

LM_LICENSE_FILE 環境変数を使って複数のライセンス保存場所を指定するときは、既存の LM_LICENSE_FILE 環境変数を修正して、次の例に示すように、セミコロン(;)で複数のパスを区切ります。

c:\flexlm\license.dat;1800@myserver

9. OKをクリックします。

これでライセンスがセットアップされて、ソフトウェアを使うことができるようになります。

Altera Corporation 232007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

UNIXワークステーション

次に、C シェル・リソース・ファイル(.cshrc)に必要なステップの例を示します。各ユーザー用にこのファイルを編集します。ホーム・ディレクトリ内にある.cshrcのようなログイン初期化ファイル内でLM_LICENSE_FILE環境変数を設定するときは、次のステップを実行します。

1. ログイン初期化ファイル内で行を変えて次の環境変数を入力して、ライセンス保存場所を指定します。

setenv LM_LICENSE_FILE <port>@<hostname>

2. .cshrcファイルを保存します。

3. コマンド・プロンプトで次のコマンドを入力します。

cd ↵ source .cshrc ↵

LM_LICENSE_FILE 環境変数を使って複数のライセンス保存場所を指定するときは、既存の LM_LICENSE_FILE 環境変数を修正して、次の例に示すように、コロン(:)で複数のパスを区切ります。

/usr/licenses/license.dat:1800@myserver

これでライセンスがセットアップされて、ソフトウェアを使うことができるようになります。

IP(Intellectual Property)コア・ライセンスの指定

Quartus II ソフトウェアのライセンスをインストールしてセットアップした場合は、license.datファイルを修正して新しいライセンス機能を追加します。

Quartus II ソフトウェアのライセンスのインストールとセットアップが済んでいない場合には、17ページの「ライセンスのセットアップ」の説明を読んだ後にこの項に戻って、IPコアをライセンス・ファイルに追加してください。

新しいライセンス機能を既存のアルテラ・ライセンス・ファイルに追加するときは、次のステップを実行します。

1. アルテラから届いたライセンス電子メールを開きます。例 1–1 に示すように、ライセンス電子メールには、IP コアのライセンスに必要な FEATURE 行が記載されています。

24 Altera Corporation2007年 5月

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ライセンスのセットアップ

例 1–1. FEATURE行 :FEATURE 6AF7_0012 alterad 2030.12 permanent uncounted D4D1A3EA3A4E \ VENDOR_STRING="iiiiiiiihdLkhIIIIIIIImPDuiaaaaaaaaP1X38DDDDDDDDmjz5cdddddddd4mGzGJJJJJJJJiqIh0uuuuuuuucYYWiVVVVVVVVcp0FVHHHHHHHHPUEakffffffffR2FFRkkkkkkkkqL$84"HOSTID=GUARD_ID=T000028339 SIGN="186C 431D CF96 15C8 \48DE 34E8 07EA AB4C 7B2A 3E6C C4D5 268A 3E75 D81A 9C91 180B 31FA C2D5 \EFC9 5483 04BF E859 DE46 2D36 B879 929D 2100 0E0A CE32 B05F";

2. テキスト・エディタ内で Quartus IIの license.datファイルを開きます。

3. 電子メールから FEATURE 行をコピーして、Quartus II ライセンス・ファイルの終わりにペーストします。

Quartus IIライセンス・ファイルから FEATURE行を削除しないでください。削除すると、ライセンス・ファイルは無効になります。

4. ライセンス・ファイルを保存して、以下の項目をチェックします。

● テキスト・エディタが .txtまたはその他のファイル拡張子をファイル名に追加していないこと。例えば、license.dat.txtなど。疑わしい場合は、コマンド・プロンプトでファイル名を確認してください。

● 最終の FEATURE行の終わりに改行(ニュー・ライン)が付いていること。

● 2行目または 3行目まで折り返された FEATURE行の各行の終わりに行の継続を表すバックスラッシュ(\)が付いていること。

● VENDOR_STRING行が複数行に折り返されている場合、行の終わりにバックスラッシュ(\)がないこと。これは、FEATURE 行とは異なる行です。バックスラッシュ(\)は、行にダブル・クォーテーション・マーク(")が存在するときその外側に追加する必要があります。25ページの例 1–1を参照してください。

● Quartus II ソフトウェアの 64 ビット・バージョンをご使用の場合は、VENDOR_STRING フィールドの終わりで、閉じ側のダブル・クォーテーション・マーク(")とバックスラッシュ(\)との間にマニュアルで 1文字のスペースを必ず追加してください。

5. Quartus II ソフトウェアを起動し、Tools メニューの License Setup をクリックします。

6. Quartus II ライセンス・ファイルへのパスが、License File ダイアログ・ボックスに図 14のように表示されることを確認します。

Altera Corporation 252007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

図 14. Quartus II License Fileダイアログ・ボックス

これでライセンスがセットアップされて、ソフトウェアを使うことができるようになります。

AMPPメガファンクションのライセンスについては、「AN 343: OpenCoreEvaluation of AMPP Megafunctions」を参照してください。

DSP Builderライセンスの指定

Quartus II ソフトウェアのライセンスをインストールしてセットアップした場合は、license.datファイルを修正して DSP Builderライセンス情報を含むようにします。

Quartus II ソフトウェアのライセンスのインストールとセットアップが済んでいない場合には、17ページの「ライセンスのセットアップ」の説明を読んだ後にこの項に戻って、DSP Builderをライセンス・ファイルに追加してください。

26 Altera Corporation2007年 5月

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ライセンスのセットアップ

新しい DSP Builderライセンス機能を既存のアルテラ・ライセンス・ファイルに追加するときは、次のステップを実行します。

1. アルテラからのライセンス電子メールを開きます。

ライセンス電子メールには、DSP Builder のライセンスに必要な FEATURE行が記載されています。DSP Builderの場合は、必要な FEATURE行の先頭が C4D5_512Aになります。

2. テキスト・エディタ内で Quartus IIの license.datファイルを開きます。

3. 電子メールから FEATURE 行をコピーして、Quartus II ライセンス・ファイルの終わりにペーストします。

Quartus IIライセンス・ファイルから FEATURE行を削除しないでください。削除すると、ライセンス・ファイルは無効になります。

4. 修正が終了したら、ライセンス・ファイルを保存して、次をチェックします。

● テキスト・エディタが .txtまたはその他のファイル拡張子をファイル名に追加していないこと。例えば、license.dat.txtなど。疑わしい場合は、コマンド・プロンプトでファイル名を確認してください。

● 最終の FEATURE行の終わりに改行(ニュー・ライン)が付いていること。

● 2行目または 3行目まで折り返された FEATURE行の各行の終わりに行の継続を表すバックスラッシュ(\)が付いていること。

これでライセンスがセットアップされて、ソフトウェアを使うことができるようになります。

Altera Corporation 272007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

IP(Intellectual Property)および開発キットのライセンスの指定

Quartus IIのライセンスをインストールしてセットアップした場合は、license.datファイルを修正して IPおよび開発キットのライセンス情報を含むようにします。

Quartus II ソフトウェアのライセンスのインストールとセットアップが済んでいない場合には、17ページの「ライセンスのセットアップ」の説明を読んだ後にこの項に戻って、IPコアと開発キットをライセンス・ファイルに追加してください。

新しい IP コアと開発キットのライセンス機能を既存のアルテラ・ライセンス・ファイルに追加するときは、次のステップを実行します。

1. アルテラからのライセンス電子メールを開きます。ライセンス電子メールには、IPコアと開発キットのライセンスに必要なFEATURE行が記載されています。

2. テキスト・エディタ内で Quartus IIの license.datファイルを開きます。

3. 電子メールからFEATURE行をコピーして、テキストを既存のアルテラlicense.datにペーストします。

Quartus IIライセンス・ファイルから FEATURE行を削除しないでください。削除すると、ライセンス・ファイルは無効になります。

4. 修正が終了したら、ライセンス・ファイルを保存して、以下の項目をチェックします。

● テキスト・エディタが .txtまたはその他のファイル拡張子をファイル名に追加していないこと。例えば、license.dat.txtなど。疑わしい場合は、コマンド・プロンプトでファイル名を確認してください。

● 最終の FEATURE行の終わりに改行(ニュー・ライン)が付いていること。

● 2行目または 3行目まで折り返された FEATURE行の各行の終わりに行の継続を表すバックスラッシュ(\)が付いていること。

● VENDOR_STRING行が複数行に折り返されている場合、行の終わりにバックスラッシュ(\)がないこと。これは、FEATURE 行とは異なる行です。バックスラッシュ(\)は、行にダブル・クォーテーション・マーク(")が存在するときその外側に追加する必要があります。25ページの例 1–1を参照してください。

● Quartus II ソフトウェアの 64 ビット・バージョンをご使用の場合は、VENDOR_STRING フィールドの終わりで、閉じ側のダブル・クォーテーション・マーク(")とバックスラッシュ(\)との間にマニュアルで 1文字のスペースを必ず追加してください。

これでライセンスがセットアップされて、ソフトウェアを使うことができるようになります。

28 Altera Corporation2007年 5月

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ネットワーク・ライセンスのセットアップ

ネットワーク・ライセンスのセットアップ

アルテラから提供するFLEXlm License Managerを使って、アルテラのフローティング・ネットワーク・ライセンスを Windows、Solaris、HP-UX、または Linuxのライセンス・サーバーへセットアップするときは、次のステップを実行します。

Quartus IIソフトウェア v5.0以降では、HP-UXオペレーティング・システムをサポートしていません。Quartus II ソフトウェア v6.0 以降では、Windows NT オペレーティング・システムをサポートしていません。最新のオペレーティング・システム・サポートについては、www.altera.co.jp/support/software/os_support/oss-index.html を参照してください。

1. 後で参照する場合に備えて、既存の license.datファイルのバックアップ・コピーを作成します。

2. アルテラから受け取った license.dat ファイルを変更して(31ページの「ネットワーク・ライセンス・ファイルの修正」を参照)、ハード・ドライブに保存します。アルテラからのライセンス電子メールには、推奨するデフォルトのディレクトリ場所が含まれています。

FLEXlm License Managerに必要なファイルは、Quartus IIおよびMAX+PLUS IIソフトウェアと一緒にインストールされます。Windowsでは、FLEXlmファイルは<Quartus II installation directory>\binディレクトリまたは<MAX+PLUS IIinstallation directory>\admディレクトリにあります。UNIXおよび Linuxでは、FLEXlmファイルは <Quartus II installation directory>/<solaris | linux>または <MAX+PLUS II installation path>/admディレクトリにあります。

ライセンス・サーバーにすでに Quartus II または MAX+PLUS II ソフトウェアがインストールされている場合は、ステップ 6 に進みます。ライセンス・サーバー・マシン上で、FLEXlm ソフトウェアを別にインストールするときは、次のステップ 3から続けます。

3. ライセンス・サーバーに FLXlmファイルを含むディレクトリを作成します。Windowsライセンス・サーバーの場合、アルテラではファイル用にC:\flexlmディレクトリを作成することを推奨しています。C:\flexlmディレクトリが存在しないと、フローティング・ライセンス用のいくつかのデーモンが実行されないことがあります。

4. 上記の該当するディレクトリから、新しいディレクトリに次のファイルをコピーします。

● lmgrd● lmutil● alterad

5. コマンド・プロンプトで次の行を入力して、ライセンス・サーバーを起動します。

<FLEXlm location>/lmgrd -c <path to license file>/license.dat [-l <log file name>] ↵

Altera Corporation 292007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

アルテラは、フローティング・ライセンス・サーバーの実行時にログ・ファイルを指定することを推奨しています。ライセンス・サーバーでエラーが発生した場合に、ログ・ファイルがあれば問題のデバッグが容易になります。

6. コマンド・プロンプトで次の行を入力して、ライセンス・サーバーが実行されていることを確認します。

lmutil lmstat -a -c <port>@<hostname> ↵

ここで、<port> はライセンス・ポート番号で、<hostname> はサーバーのホスト名です(31ページの「ネットワーク・ライセンス・ファイルの修正」参照)。

7. エラー・メッセージが表示された場合は、前のステップに戻ってすべて正しいかどうか確認してください。

8. ライセンス・マネージャ・サーバーの設定後、各クライアントまたはユーザーのライセンスを指定する必要があります。19ページの「フローティング・ネットワーク・ライセンス(FLOATALL、FLOATPC、FLOATNET、FLOATLNX)」に進みます。

FLEXlm ユーティリティを使用した FLEXlm License Manager ソフトウェアの管理について詳しくは、www.macrovision.comの「FLEXlm End User's Guide」を参照してください。

コマンド・プロンプトでlmgrd -helpと入力して、使用可能なFLEXlmオプションの一覧と説明を確認してください。

新しいアルテラ・ライセンスを既存の FLEXlmライセンス・サーバーにコピーするには、www.altera.co.jp の「Quartus II Software Installation and Licensing forUNIX and Linux Workstations Manual」の「Configuring an Existing UNIXWorkstation License Server」の項を参照してください。

FLEXlm ソフトウェアは、ポート番号の指定が必要なインターネット・ファイアウォールと連係して動作することができます。ライセンス・ファイルの SERVER行にポート番号を指定する必要があります。また、PORT=<number>構文のVENDORまたはDAEMONの各行にもそれぞれ異なるポート番号を指定する必要があります。さらに、これらのポート番号にファイアウォール・アクセスを許可する必要があります。以下に、フローティング・ライセンス・ファイルにポート番号を指定する方法を例として示します。この例では、ファイアウォールを通したアクセスを提供するのに、ポート 1800、1801、および 1802を指定しています。

SERVER my_server 00B0D0ABCCBA 1800VENDOR alterad D:\quartus\bin\alterad.exe PORT=1801VENDOR mgcld D:\modelsim\win32aloem\mgcld.exe PORT=1802

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ネットワーク・ライセンスのセットアップ

アルテラのソフトウェアは FLEXlmソフトウェアを使って、ネットワーク・インストレーション内のシングル・ユーザーまたは複数ユーザーに対するライセンスを管理しています。ライセンス・ファイルを修正して、FLEXlm License Managerをセットアップして起動するときは、次の説明に従ってください。

ネットワーク・ライセンス・ファイルの修正

ライセンス・サーバーから license.datファイルを使用する場合には、このファイルを修正しておく必要があります。ライセンス・ファイルの詳細は、49ページの「ライセンス・ファイル・フォーマット」を参照してください。ライセンス・ファイルの先頭の数行を次の例に示します(イネーブルしたソフトウェアに応じて、ライセンス・ファイルにはすべての VENDORエントリが含まれていないことがあります)。

SERVER <hostname> <8または 12文字のホスト IDまたはNIC ID> <port>VENDOR alterad "<デーモン実行可能形式へのパス >"VENDOR mgcld "<デーモン実行可能形式へのパス >"VENDOR armlmd "<デーモン実行可能形式へのパス >"

ライセンス・ファイルを修正して保存するときは、次のステップを実行します。

1. 表 3 に示す変数を入力して、license.dat ファイルのエントリを修正します(変数は山括弧で囲んであります)。ホストまたは NIC ID は、ライセンス・ファイルにすでに入力されています。

表 3. ネットワーク license.datファイル(1 /2)

変数名 説明

<hostname> サーバーのホスト名、例えば my_server。

<port > サーバー上にあるライセンス・マネージャ・サービスのポート番号、例えば 1800。ただし、そのマシン上の他のサービスのポート番号と異なる必要があります。

alterad “<デーモン実行可能形式へのパス>” (3), (4)

アルテラ・ベンダ・デーモンalteradへのパス

PC <MAX+PLUS II installation path>\alterad.exe or <Quartus II installation path>\win\alterad.exe(1)<Quartus II installation path>\bin\alterad.exe(2)

Solaris <MAX+PLUS II installation path>/adm/alterad (5)または<Quartus II installation path>/solaris/alterad

HP-UX 10.2(7)

<MAX+PLUS II installation path>/adm/alterad (5)

HP-UX 11.0(7)

<MAX+PLUS II installation path>/adm/alterad (5)

Linux <Quartus II installation path>/linux/alterad

Altera Corporation 312007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

2. 修正が終了したら、ライセンス・ファイルを .dat 拡張子を付けて保存し(例えば license.dat)、次をチェックします。

● テキスト・エディタでファイル名に .txtや他の拡張子が付加され、licence.dat.txtのようになっていないことを確認してください。疑わしい場合は、コマンド・プロンプトでファイル名を確認してください。

● 最終の FEATURE行の終わりに改行(ニュー・ライン)が付いていること。

● 2行目または 3行目まで折り返された FEATURE行の各行の終わりに行の継続を表すバックスラッシュ(\)が付いていること。

mgcld “<デーモン実行可能形式へのパス>”(3), (4), (6)

Mentor Graphics社のベンダ・デーモン実行可能形式mgcldへのパス。

PC <ModelSim-Altera install>\win32aloem\mgcld

Solaris <ModelSim-Altera Install>/sunos5aloem/mgls/lib/mgcld

HP-UX (7) <ModelSim-Altera Install>/hp700aloem/mgls/lib/mgcld

Linux <ModelSim-Altera Install>/linuxaloem/mgls/lib/mgcld

表 3の注 :(1) Quartus IIソフトウェア v6.0およびそれ以前のバージョン。(2) Quartus IIソフトウェア v6.1以降のバージョン。(3) ネットワーク・システム環境によっては、必要なベンダ・デーモン(alterad、mgcld、または armlmd)を提供するソフトウェア・

ツールをインストールしていないライセンス・サーバーがあります。この場合には、ソフトウェアをインストールしている別のマシンから必要なデーモンをコピーしてください。指定したディレクトリ内でファイルを探します。同じ名前のディレクトリまたはライセンス・サーバーの他の場所へファイルを保存します。ライセンス・ファイル内で、ライセンス・サーバー上のデーモンの場所を指定します。

(4) パス名にスペースが含まれている場合には、クォーテーション・マークでフル・パスを囲んでください。(5) MAX+PLUS IIソフトウェアは、インストレーション時の指定に応じて Solarisまたは HP-UXの /admディレクトリへ FLEXlmを

インストールします。(6) ModelSim-Altera SubscriptionまたはWeb Editionソフトウェアのライセンスを使用しない場合は、この行を削除することができ

ます。(7) Quartus IIソフトウェア v5.0以降では、HP-UXオペレーティング・システムをサポートしていません。最新のオペレーティング・

システム・サポートについては、www.altera.co.jp/support/software/os_support/oss-index.htmlを参照してください。

表 3. ネットワーク license.datファイル(2 /2)

変数名 説明

32 Altera Corporation2007年 5月

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License Manager Server for Windows のセットアップ

License Manager Server for Windowsのセットアップ

Quartus IIソフトウェアは FLEXlmソフトウェアを使って、ネットワーク・インストレーション内のシングル・ユーザーまたは複数ユーザーに対するライセンスを管理しています。FLEXlm ライセンス・サーバーが存在していない場合は、初めて Quartus IIソフトウェアを起動する前に、ライセンス・サーバーを設定する必要があります。

すでに FLEXlmライセンス・サーバーが存在している場合は、34ページの「既存ライセンス・ファイルの再読み込み」の説明を参照してください。

新規ライセンス・サーバーの設定

設定を開始する前に、次の条件が存在しているか確認してください。

■ 新しいライセンス・サーバーを設定するためのシステム管理者権限を持っていること

■ 15ページの「アルテラ・ライセンス・ファイルの取得」に従って有効なライセンス・ファイルを持っていること

■ 必要に応じて、ライセンス・ファイルが 31ページの「ネットワーク・ライセンス・ファイルの修正」に記載するガイドラインに従って修正されていること

次の説明では、license.datファイルを <drive>:\flexlmディレクトリにインストールしたことを想定しています。別のディレクトリへライセンス・ファイルをインストールした場合には、該当するパス名をそのディレクトリに置換えてください。

新しいライセンス・サーバーを起動するときは、コマンド・プロンプトで次のコマンドを入力します。

<Quartus II installation path>\bin\lmgrd –c <license file path>\license.dat ↵

新しいライセンス・サーバーを Windows サービスとして設定するときは、次のステップを実行します。

1. コマンド・プロンプトで次のコマンドを入力します。

lmtools ↵

2. LMTOOLSダイアログ・ボックスの Configuration using Servicesをクリックします。

3. Config Servicesタブをクリックします。

4. Service Nameボックスに、Flexlm License Serverを入力します。

5. lmgrd.exe ファイル・ボックスへのパスに、lmgrd ファイルの場所(一般に、<Quartus II installation path>\binディレクトリ)を入力します。

Altera Corporation 332007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

6. ライセンス・ファイル・ボックスへのパスに、license.datファイルの場所(一般に <drive>:\flexlmディレクトリ)を入力します。

7. デバッグ・ログ・ファイル・ボックスへのパスに、ログ・ファイルの場所(一般に、<drive>:\flexlm\debug.logディレクトリ)を入力します。

8. Save Serviceをクリックします。

FLEXlm ユーティリティを使用した FLEXlm License Manager ソフトウェアの管理について詳しくは、www.macrovision.comの「FLEXlm End User's Guide」を参照してください。

使用可能な FLEXlm オプションとその説明を表示するときは、コマンド・プロンプトで lmgrd -help ↵を入力します。

既存ライセンス・ファイルの再読み込み

Quartus IIソフトウェアは FLEXlmソフトウェアを使って、ネットワーク・インストレーション内のシングル・ユーザーまたは複数ユーザーに対するライセンスを管理しています。MAX+PLUS II ソフトウェアまたは別のベンダのソフトウェア向けの既存ライセンス・ファイルを持つ FLEXlmライセンス・サーバーをお持ちで、かつ FLEXlmライセンス・サーバーがバージョン 8.0以降の場合、Quartus IIlicense.dat ファイルから既存ライセンス・ファイルへアルテラの FEATURE行をコピー&ペーストして追加することができます。52ページの「license.datファイルの例」に記載するライセンス・ファイル例に示すように、Quartus II FEATURE行をペーストしてください。31ページの「ネットワーク・ライセンス・ファイルの修正」に記載するガイドラインに従って、ライセンス・ファイルが修正されていることを確認します。

ライセンス・ファイルに対してこれらの変更を行った場合は、Quartus II ソフトウェアを初めて実行する前に、ライセンス・ファイルの再読み込みまたはライセンス・サーバーの再起動が必要です。

新しいライセンス・サーバーを設定しても既存の FLEXlmライセンス・サーバーが存在しない場合は、36ページの「新規ライセンス・サーバーの設定」を参照してください。

ライセンス・サーバー上でライセンス・ファイルを再読み込みするときは、以下のいずれかを行います。

■ コマンド・プロンプトで次のコマンドを入力します。

<Quartus II installation path>\bin\lmutil lmreread ↵

34 Altera Corporation2007年 5月

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License Manager Server for Windows のセットアップ

■ 以下のステップを実行します。

a. LMTOOLS ダイアログ・ボックスの Configuration using Services をクリックします。

b. ライセンス・サーバーの名前を選択します。通常は Flexlm LicenseServerです。

c. Start/Stop/Rereadタブをクリックします。

d. ReRead License Fileをクリックします。

FLEXlm ユーティリティを使用した FLEXlm License Manager ソフトウェアの管理について詳しくは、www.macrovision.comの「FLEXlm End User's Guide」を参照してください。

使用可能な FLEXlm オプションとその説明を表示するときは、コマンド・プロンプトで lmgrd -help ↵を入力します。

ライセンス・サーバーの起動と停止

ライセンス・サーバーを設定する際、LMTOOLS ダイアログ・ボックスを使うと、ライセンス・サーバーの起動と停止を行うことができます。ライセンスの起動または停止を行う前に、新しいライセンス・サーバーを Windows サービスとして設定する必要があります。詳細は、33ページの「新規ライセンス・サーバーの設定」を参照してください。

LMTOOLSダイアログ・ボックスを使ってライセンス・サーバーの起動または停止を行うときは、

1. コマンド・プロンプトで次のコマンドを入力します。

<Quartus II installation path>\bin\lmtools ↵

2. LMTOOLSダイアログ・ボックスの Configuration using Servicesをクリックします。

3. ライセンス・サーバーの名前を選択します。通常はFlexlm License Serverです。

4. Start/Stop/Rereadタブをクリックします。

5. サーバーを起動するときは Start Server を、サーバーを停止するときは StopServerを、それぞれクリックします

Altera Corporation 352007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

スタートアップ時の自動起動

ライセンス・サーバーを設定する際、LMTOOLS ダイアログ・ボックスを使うと、ライセンス・サーバーをスタートアップ時に自動的に起動させるように設定することができます。スタートアップ時にライセンス・サーバーを自動的に起動させるためには、その前に新しいライセンス・サーバーを Windows サービスとして設定する必要があります。詳細は、33ページの「新規ライセンス・サーバーの設定」を参照してください。

LMTOOLS ダイアログ・ボックスを使って、スタートアップ時にライセンス・サーバーを自動的に起動させるときは、

1. コマンド・プロンプトで次のコマンドを入力します。

<Quartus II installation path>\bin\lmtools ↵

2. LMTOOLSダイアログ・ボックスの Configuration using Servicesをクリックします。

3. ライセンス・サーバーの名前を選択します。通常はFlexlm License Serverです。

4. Config Servicesタブをクリックします。

5. Use Servicesをオンにします。

6. Start Server at Power Upをオンにします

License Manager Server for UNIXのセットアップ

Quartus IIソフトウェアは FLEXlmソフトウェアを使って、ネットワーク・インストレーション内のシングル・ユーザーまたは複数ユーザーに対するライセンスを管理しています。FLEXlm ライセンス・サーバーが存在していない場合は、初めて Quartus II ソフトウェアを起動する前に、新規の Solaris または Linux のライセンス・サーバーを設定する必要があります。

すでに FLEXlmライセンス・サーバーが存在している場合は、34ページの「既存ライセンス・ファイルの再読み込み」を参照してください。

新規ライセンス・サーバーの設定

設定を開始する前に、15ページの「アルテラ・ライセンス・ファイルの取得」に従って有効なライセンス・ファイルを取得したことを確認する必要があります。31ページの「ネットワーク・ライセンス・ファイルの修正」に記載するガイドラインに従って、ライセンス・ファイルが修正されていることも確認します。次の説明では、license.dat ファイルを <drive>:\flexlm ディレクトリにインストールしたことを想定しています。別のディレクトリへライセンス・ファイルをインストールした場合には、該当するパス名をそのディレクトリに置換えてください。

36 Altera Corporation2007年 5月

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License Manager Server for UNIX のセットアップ

新しいライセンス・サーバーを設定するときは、コマンド・プロンプトで次のコマンドを入力します。

/<Quartus II installation path>/<operating system name>/lmgrd –c /usr/local/flexlm/licenses/license.dat ↵

ここで、<オペレーティング・システム名 >は Solarisまたは Linuxです。

FLEXlm ユーティリティを使用した FLEXlm License Manager ソフトウェアの管理について詳しくは、www.macrovision.comの「FLEXlm End User's Guide」を参照してください。

既存ライセンス・ファイルの再読み込み

Quartus IIソフトウェアは FLEXlmソフトウェアを使って、ネットワーク・インストレーション内のシングル・ユーザーまたは複数ユーザーに対するライセンスを管理しています。MAX+PLUS II ソフトウェアまたは別のベンダのソフトウェア向けの既存ライセンス・ファイルを持つ FLEXlmライセンス・サーバーをお持ちで、かつ FLEXlmライセンス・サーバーがバージョン 8.0以降の場合、Quartus IIlicense.dat ファイルから既存ライセンス・ファイルへアルテラの FEATURE行をコピー&ペーストして追加することができます。52ページの「license.datファイルの例」に記載するライセンス・ファイル例に示すように、Quartus II FEATURE行をペーストしてください。31ページの「ネットワーク・ライセンス・ファイルの修正」に記載するガイドラインに従って、ライセンス・ファイルが修正されていることを確認します。

ライセンス・ファイルに対してこれらの変更を行った場合は、Quartus II ソフトウェアを初めて実行する前に、ライセンス・ファイルの再読み込みまたはライセンス・サーバーの再起動が必要です。

新しいライセンス・サーバーを設定しても既存の FLEXlmライセンス・サーバーが存在しない場合は、36ページの「新規ライセンス・サーバーの設定」を参照してください。

ライセンス・サーバー上でライセンス・ファイルを再読み込みするときは、サーバーを再起動するか、コマンド・プロンプトで次のコマンドを入力します。

/<Quartus II installation path>/<operating system name>/lmutil lmreread ↵

ここで、<オペレーティング・システム名 > は Solarisまたは Linuxです。

FLEXlm ユーティリティを使用した FLEXlm License Manager ソフトウェアの管理について詳しくは、www.macrovision.comの「FLEXlm End User's Guide」を参照してください。

Altera Corporation 372007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

Quartus IIソフトウェアの評価期間

Quartus II ソフトウェアには 30 日間のライセンス評価期間が含まれています。Quartus II ソフトウェアのバージョンをアップグレードする際、更新されたライセンス・ファイルをインストールするために 30 日間の猶予があります。Enable30-day evaluation period with no license file (no programming file support)を選択し、ソフトウェアを起動するときに License Setup Required ダイアログ・ボックス内でOKをクリックすると、30日間のライセンス評価期間を使うことができます。

更新したライセンス・ファイルをインストールした後(詳細については、17ページの「ライセンスのセットアップ」参照)、Quartus II ソフトウェアの 30 日間の評価期間は自動的に終了します。

ライセンス取得時に発生する問題の解決方法

この項では、アルテラ・ソフトウェアのライセンス取得時に発生する問題の解決方法について説明します。詳細については、アルテラ・ウェブサイトのサポート・センタで提供する Licensing Troubleshooter を使用するか、またはアルテラのライセンス・ページ(www.altera.com/support/licensing/lic-index.html)を参照してください。

LM_LICENSE_FILE環境変数

システム上の複数のソフトウェア・ツールから LM_LICENSE_FILE 環境変数を使って、ライセンス保存場所を指定することができます。変数内で複数の場所を区切るときは、PCではセミコロン(;)を、UNIXシステムまたは Linuxシステムではコロン(:)を、それぞれ使用してください。例えば、LeonardoSpectrumおよびModelSimソフトウェアのフル・バージョンでは同じライセンス変数を使います。アルテラ・ライセンス保存場所を追加するために変数を修正する際に、他のベンダ提供のソフトウェアに必要な既存のライセンス保存場所を移動しないでください。

license.datファイル

license.datファイルの各エントリについて詳しくは、49ページの「ライセンス・ファイル・フォーマット」を参照してください。ライセンスで問題が生じた場合は、次の条件を満たしていることを確認してください。

■ 期限切れの機能がないこと。■ 2行目または3行目まで折り返されたFEATURE行の各行の終わりに行の継続

を表すバックスラッシュ(\)が付いていること。■ テキスト・エディタでファイル名に .txtや他の拡張子が付加され、licence.dat.txt

のようになっていないこと。疑わしい場合は、コマンド・プロンプトでファイル名を確認してください。

■ ライセンス・ファイル内に「隠し」制御文字が存在しないこと。

● プレーン・テキスト・エディタでないプログラムでライセンス・ファイルを開いた場合、ライセンス・ファイルに隠し文字が追加されることが

38 Altera Corporation2007年 5月

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ライセンス取得時に発生する問題の解決方法

あります。例えば、Microsoftの Excel、Word、WordPadは、タブや改行などの特別な制御文字を追加することがあります。この情報がプログラムから直接コピーされて別のテキスト・ドキュメントへペーストされてしまうと、プレーン・テキスト・エディタでは表示されないこれらの文字よってライセンス・ファイルが壊されることがあります。

● ライセンス・ファイルをUNIXで編集してPCへコピーした場合、またはその逆の場合、正しいファイル変換手順に従わないと、不要な制御文字がファイルに追加されてしまいます。

■ ネットワーク・ライセンスでは、最終 FEATURE行の終わりに改行(ニュー・ライン)を入力する必要があります。

■ ネットワーク・ライセンスでは、ライセンス・デーモンへのすべてのパスが正しいこと。パス名にスペースが含まれている場合には、クォーテーション・マークでフル・パスを囲んでください。Microsoft社の「スマート」クォーテーションは使わないでください。

Quartus IIソフトウェア

■ license.datファイルのライセンス・サーバー名に誤りがある場合、またはlicense.datファイルへのパスが不正な場合は、コンピュータがネットワークで存在しないライセンスを探すため、Quartus IIユーザー・インタフェースの動作が遅くなります。この問題が発生した場合、ライセンス・ファイルを編集して誤りを直すか、license.datファイルの正しいパス名を指定してください。

■ Quartus IIソフトウェアにアルテラのウェブサイトで更新されたライセンス・ファイルをチェックさせるには、ToolsメニューのOptionsをクリックします。License Setupページで、Web License Updateをクリックします。更新されたライセンス・ファイルが存在すると、Quartus IIソフトウェアは自動的にダウンロードして該当するライセンスをインストールします。

自動更新機能は、FIXEDPCライセンスと Quartus II Web Editionソフトウェアに対してのみサポートされます。

Quartus IIソフトウェア・ライセンスのセットアップについて詳しくは、「Quartus IIInstallation and Licensing for Windows」マニュアルおよび「Quartus II Installationand Licensing for UNIX and Linux Workstations」マニュアルを参照してください。

Altera Corporation 392007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

MAX+PLUS IIソフトウェア

■ license.datファイルのライセンス・サーバー名に誤りがある場合、またはlicense.datファイルへのパスが不正な場合は、コンピュータがネットワークで存在しないライセンスを探す間、コンピュータがフリーズしたように見えることがあります。この問題が発生した場合は、Windowsでは Task Managerの End Taskを使用して、UNIXでは killコマンドを使用して、MAX+PLUS II

ソフトウェアを終了させてください。あるいは、ソフトウェアが開くまで待って、ライセンス・ファイルを編集して、誤りを直すか、license.datファイルの正しいパス名を指定してください。

■ また、MAX+PLUS IIインストレーション・ディレクトリにあるmaxplus2.iniファイル内で MAX+PLUS II ソフトウェアの LM_LICENSE_FILE 変数を編集することもできます。この変数はソフトウェアのグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)内に表示されるものと同じですが、maxplus2.iniテキスト・ファイルを編集しても、MAX+PLUS II ソフトウェアが開かれるとは限りません。このエントリは、LM_LICENSE_FILE環境変数より優先します。MAX+PLUS II アプリケーションが閉じた状態で、テキスト・エディタでmaxplus2.iniファイルを開いて、次の行を入力または編集します。

LM_LICENSE_FILE=<ファイルへのパス >\license.dat ↵

MAX+PLUS IIソフトウェアについて詳しくは、 「MAX+PLUS II Getting Started」マニュアルを参照してください。

ModelSim-Alteraソフトウェア

ModelSim-Altera ソフトウェアは、別に注記がない限り、ModelSim-Altera とModelSim-Altera Web Editionの両方を意味します。ModelSim-Alteraソフトウェアのライセンス・セットアップ方法は同じで、次を含みます。

■ Windowsライセンス・サーバー上で動作するフローティング・ライセンスにより ModelSim-Altera Subscription Edition ソフトウェアのライセンスを得ている場合、mgcldのもう1つのコピーが動作しているためサーバーがmgcld

を起動できないというエラー・メッセージが出力されることがあります。この問題を解決するときは、ライセンス・サーバー上に c:\flexlmというディレクトリを生成し、ライセンス・ファイルをこのディレクトリ内に置きます。

■ ModelSim-Alteraソフトウェアでは、LM_LICENSE_FILE変数がライセンス・ファイルの場所に正しく設定されていることが必要です。また、MentorGraphics社のこのソフトウェア・ツールは、MGLS_LICENSE_FILE環境変数の影響も受けます。

■ ModelSim-AlteraなどのMentor Graphics社のアプリケーションの場合、ライセンス・ファイルとサーバーの場所は 5箇所で指定することができます。複数の値が設定された場合は、最初に見つかったものが使用されます。次の順序で検索されます。

40 Altera Corporation2007年 5月

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ライセンス取得時に発生する問題の解決方法

1.環境内に設定された MGLS_LICENSE_FILE

2.レジストリ内に設定された MGLS_LICENSE_FILE

3.環境内に設定された LM_LICENSE_FILE

4.レジストリ内に設定された LM_LICENSE_FILE

5. C:\flexlm\license.dat(FLEXlmライセンス・ファイルのデフォルト場所)

■ Mentor Graphics社のライセンスを PCにインストールした場合、MGLS_

LICENSE_FILEの方がLM_LICENSE_FILE設定より優先します。両方が指定された場合は、MGLS_LICENSE_FILE のみが LeonardoSpectrum のライセンス・サーバーを指定します。また、ModelSim ライセンス・サーバーとLeonardoSpectrumライセンス・サーバーは同じマシン上にある必要があります。そうでない場合、アプリケーションを動作させる前に MGLS_LICENSE_

FILE設定を変更してください。■ ModelSim-Alteraソフトウェアを開くことができて、デザインをロードまた

はコンパイルしようとしたとき、ライセンス・エラーが発生した場合、OEMソフトウェア・ツールが VHDLまたは Verilog HDLに対してライセンスされてはいるが、両方にライセンスされていない可能性があります。ライセンス・ファイルが VHDL サポートに対してのみイネーブルされている場合、Verilog HDLデザインをコンパイルしようとすると、Quartus IIソフトウェアはエラー・メッセージを出力します。または Verilog HDLのライセンスでVHDLをコンパイルするとエラーが発生します。

バージョン 5.5e より前の PC 上の ModelSim-AlteraSubscription Editionソフトウェアに対する特別なライセンス手順

バージョン 5.5eより前の ModelSim-Altera Subscription Editionソフトウェアでは、PC ライセンスに対していくつかの追加ステップが必要です。これらの追加ステップは、UNIXワークステーションまたはバージョン 5.5e以降に対しては不要です。これは、LM_LICENSE_FILE設定が最新バージョンのModelSim-AlteraSubscription Editionソフトウェアのライセンスにも有効であるためです。

該当するソフトウェア・バージョンでは、ソフトウェア・インストレーション時に PCLSユーティリティが動作するため、ModelSimソフトウェアのライセンス・ファイルを指定することができます。ソフトウェアを初めてインストールしたとき、または不正なライセンス保存場所が指定されたときに、ライセンス・ファイルがセットアップされていない場合には、インストレーション後にPCLSユーティリティを実行して、ライセンス・ファイルを正しく指定してください。ソフトウェア・インストレーション後に PCLS ユーティリティを実行するには、<ModelSimインストレーション・ディレクトリ>\drivers\pclsディレクトリ内にあるsetup.exeファイルを実行してください。

Altera Corporation 412007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

インストレーション時に自動的に PCLSユーティリティを実行する際、またはインストレーション後に手動で実行する際に、PCLS ユーティリティを使ってライセンス・ファイルをセットアップするときは、次のステップを実行します。

1. Mentor Graphics社のライセンス・ウインドウ内で、Nextをクリックして必要なファイルをコンピュータへ転送します。

2. Configure Licensingウインドウの Customをクリックします。

3. Select configuration optionsウインドウで、3. Define product license locationsだけがオンになっていることを確認します。このオプションはデフォルトではオンに設定されます。

4. Nextをクリックします。

5. 次のいずれかのフォームを使って、表示されるウインドウ内でライセンス・ファイルの場所を入力します(38ページの「Quartus IIソフトウェアの評価期間」参照)。

<ライセンス・ファイルへのパス >\license.dat

または

<port>@<hostname>

6. Nextをクリックし、Finishをクリックします。

7. PCを再起動します。

ネットワーク・ライセンス・ポート

ネットワーク管理者またはシステム管理者がフローティング・ネットワークlicense.datファイルを修正するとき、ポート番号エントリは省略可能です。一般に、PORT 番号を使用すると、ポート番号が指定されないときに使用される自動ポートより高速になります。ポートを指定する場合は、他のアプリケーションとの競合を防止するためマシン上で独自なポート番号であることを確認してください。license.dat ファイル内にポートを記載する場合、<port>@<hostname> フォーマットでポートを指定してください。そうしないと、ライセンスが機能しません。

ネットワーク・ライセンスのデバッグ・ログ

FLEXlm にはオプションのログ・ファイルがあります。問題が発生した場合は、ライセンス・セットアップに戻って、ログ・ファイルを指定してください。再度ライセンス・サービスの起動を試みて、該当するエラー・メッセージのログ・ファイルを調べます。

デバッグ・ログのイネーブルについては、29ページの「ネットワーク・ライセンスのセットアップ」を参照してください。

42 Altera Corporation2007年 5月

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FAQ

ネットワーク・ライセンス・デーモン

ネットワーク・システム環境によっては、必要なベンダ・デーモン(alterad、mgcld、または armlmd)を提供するソフトウェア・ツールをインストールしていないライセンス・サーバー・コンピュータがあります。この場合には、ソフトウェアをインストールしている別のコンピュータから必要なデーモンをコピーしてください。31ぺージの表 3で指定したディレクトリ内でファイルを探すことができます。同じ名前のディレクトリまたはライセンス・サーバーの他の場所へファイルを保存します。ライセンス・サーバー上のデーモンの正しい場所はライセンス・ファイル内に指定しておく必要があるためです。

コンピュータ間でこれらのファイルを転送するときは注意して行ってください。コンピュータ間でデーモンを転送するときに FTPを使う場合には、必ず “バイナリ ”転送モードを指定してください。

ライセンス・デーモンのバージョン番号を調べるときは、コマンド・プロンプトで -vオプションを使って実行してください。

フローティング・ライセンス・サーバーの問題をデバッグするときは、ライセンス・サーバー上のフローティング・ライセンスのステータス(ライセンス動作の有無や同時利用者数など)を報告する次のコマンドを使用してください。

lmutil lmstat -a -c <port>@<host> ↵

FAQ この項には、アルテラ・ソフトウェア・ライセンスに関して最もよく尋ねられる質問を記載します。

Q: アルテラのウェブサイトで新しいライセンスを要求したときに、「The SerialNumber you entered does not exist in our databases」というメッセージが表示されるのはなぜですか ?

A: 新しいソフトウェア・ガード ID(T-guard)を使用して新しいライセンスを要求している場合は、アルテラ・ウェブサイトのmySupportセクション(www.altera.com/mysupport)に移動し、5ページの「ライセンス・ファイルの取得に必要な情報」の説明に従ってライセンスを要求してください。

Q: 「The information you entered is not in Altera's database」という内容の電子メールを受信するのはなぜですか ?

A: Quartus IIソフトウェアを最近購入し、NIC IDを使用してライセンスを要求している場合は、アルテラ・ウェブサイトのmySupportセクション(www.altera.com/mysupport)に移動して、5ページの「ライセンス・ファイルの取得に必要な情報」の説明に従ってライセンスを要求してください。

あるいは、受け取った Quartus IIソフトウェア・シリアル・ナンバーを使用して、アルテラのウェブサイトでライセンスを要求することもできます。

Altera Corporation 432007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

Q: Quartus IIソフトウェアの最新バージョンにアップグレードしたばかりです。アルテラ・ソフトウェア・サブスクリプションを購入しているのですが、アルテラ・ソフトウェアはライセンスが無効であると表示します。どうしたらよいのでしょうか ?

A: Quartus IIソフトウェアにアルテラのウェブサイトで更新されたライセンス・ファイルをチェックさせるときは、Tools メニューの License Setup をクリックします。License Setupページで、Web License Updateをクリックします。更新されたライセンス・ファイルが存在すると、Quartus II ソフトウェアは自動的にダウンロードして該当するライセンスをインストールします。

自動更新機能は、FIXEDPCライセンスと Quartus II Web Editionソフトウェアに対してのみサポートされます。

あるいは、アルテラのウェブサイトへ移動して、5ページの「ライセンス・ファイルの取得に必要な情報」の説明に従って新しいライセンス・ファイルを要求してください。ライセンス・ファイルの期限が切れたためにサブスクリプションを更新する場合は、期限を更新した新しいライセンス・ファイルを取得する必要があります。

Q: Novell 社の Netware サーバーは、Quartus II または MAX+PLUS II ソフトウェアのフローティング・ノード・バージョンのライセンス・サーバーとして、Windows 98クライアントまたはWindows NTクライアントを対象に使うことができますか ?

A: 使うことはできません。Quartus II または MAX+PLUS II ソフトウェアのフローティング・ノード・ライセンス・バージョンを動作させるためには、ライセンス・サーバーは TCP/IP プロトコルを使う Windows Vista、Windows XP、Windows NT、Windows 2000、UNIXまたは Linuxサーバー上にある必要があります。

Quartus II ソフトウェア v3.0 以降では、Windows 98 オペレーティング・システムをサポートしていません。Quartus IIソフトウェア v6.0以降では、Windows NT オペレーティング・システムをサポートしていません。

44 Altera Corporation2007年 5月

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FAQ

Q: アルテラ・ネットワーク・ライセンスと他のソフトウェア・ツール・ライセンスを組み合わせて、1つのライセンス・ファイルで済ませることはできますか ?

A: アルテラは、問題と混乱を防止するため、アルテラ・ソフトウェアに対して別々のライセンス・ファイルの使用を推奨しています。異なるポート番号を使って、lmgrdの複数のサービスを起動することができます。

他のソフトウェア・ツールが同じバージョンの lmgrdを使っている場合には、アルテラ・ライセンスと他のライセンスを組み合わせることができます。必ず最新バージョンの lmgrdを使う必要があります。lmgrdの最新バージョンは、一般にQuartus II または MAX+PLUS II ソフトウェアの最新バージョンに添付されています。

ライセンス・サーバーが UNIXシステム上にある場合は、lmver ユーティリティを使って、lmgrd と alterad のバージョンをチェックしてください。デフォルトのファイル名は、lmgrdと alteradです。

ライセンス・サーバーが PC システム上にある場合は、lmgrd のバージョンはQuartus IIまたはMAX+PLUS IIソフトウェアと一緒にインストールされたFLEXlmLicense Manager のバージョンと同じです。lmgrd のバージョンを確認するときは、コマンド・プロンプトで lmgrd - ↵ と入力します。

アルテラ・ソフトウェアや別のソフトウェア・ツールと競合する lmgrdバージョンをお持ちの場合は、別々のアルテラlicense.datファイルを使う必要があります。

Q: Netbios NET CONFIGコマンドを使うと、NIC IDが 000000000000(全桁ゼロ)と報告されるのはなぜですか ?

A: Quartus IIソフトウェアがインストールされていない場合は、ipconfig /all

コマンドを使って NICの物理アドレスを取得することができます。Quartus IIソフトウェアをインストールしている場合には、5ページの「ライセンス・ファイルの取得に必要な情報」の説明に従って lmutil lmhostid コマンドを使用してください。LANに対して TCP/IPではなくNetbiosプロトコルを使っている場合には、このコマンドはすべてのNICの物理アドレスとして000000000000を返します。

アルテラ・フローティング・ライセンスを使うときは、TCP/IPプロトコルを動作させる必要があります。このライセンスは、IPXやNetbiosのような他のプロトコルでは動作しません。

Q: Windows 2000で、Quartus IIソフトウェアがNIC IDとして FFFF00000000を報告してくるのはなぜですか ?

A: この問題は、ライセンス・ファイルがNIC IDに対して固定されているQuartus IIソフトウェア v2.2以前を使用している場合に発生することがあり、ネットワークへは接続されません。

Altera Corporation 452007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

この問題を解決するためには、次のステップを実行して Windows レジストリ内に変数を設定してください。

Registry Editorを正しく使用しないと、オペレーティング・システムの再インストールが必要となる深刻な問題が生じることがあります。Registry Editorはユーザーの責任でご使用ください。

1. 編集する前にレジストリのバックアップをとってください。Windows NTまたはWindows 2000をご使用の場合は、緊急修復ディスク(ERD)も更新してください。

Quartus IIソフトウェア v6.0以降では、Windows NTオペレーティング・システムをサポートしていません。Quartus IIソフトウェア v3.0以降では、Windows 98オペレーティング・システムをサポートしていません。

2. コマンド・プロンプトへ行くか、Windows Start メニューから Run を選択して、regedit ↵と入力して Registry Editorを開きます。

3. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\

CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\を表示します。

4. Parameters フォルダを右クリックし、New を選択して、DWORD Value を選択します。

5. DisableDHCPMediaSenseへのNameフィールドを設定します。

6. DisableDHCPMediaSense フィールド(ステップ 5 で生成)をダブル・クリックし、Value Dataフィールドに 1を設定します。

7. Registry Editorを閉じます。

Q: FLEXlm ユーティリティを使うと、なぜ FFFFFFFFFFFF の NIC ID またはホスト IDが返されるのですか ?

A: マシンに IPX/SPX ドライバがロードされていない場合に FLEXlm ユーティリティを動作させると、FFFFFFFFFFFFの NIC IDまたはホスト IDが表示されることがあります。

Windows NT オペレーティング・システムが動作しているシステムに IPX/SPXドライバをインストールするときは、次のステップを実行します。

Quartus IIソフトウェア v6.0以降では、Windows NTオペレーティング・システムをサポートしていません。

1. Control Panelを開きます。

2. Networkアイコンをダブル・クリックし、Protocolsタブをクリックします。

46 Altera Corporation2007年 5月

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FAQ

3. Addをクリックします。使用可能なプロトコルが表示されます。

4. NWLink IPX/SPX Compatible Transport プロトコル・オプションをオンにし、OKをクリックして選択を確認します。必要なファイルがハード・ドライブにない場合には、Microsoft Windows NT CD-ROMを挿入してドライバをインストールします。

Windows NTマシン上で IPX/SPXプロトコルをインストールするためには管理者権限を持っている必要があります。

5. ドライバをインストールしたら、開いているすべてのダイアログ・ボックスを閉じてコンピュータを再起動します。

Q: Quartus II ソフトウェアがソフトウェア・ガード(T-guard)、NIC ID、またはハードディスク・シリアル・ナンバーを認識しているか否かをどのようにしてチェックできますか ?

A: Toolsメニューの License Setupをクリックし、ネットワーク・インタフェース・カード(NIC)ID、C:ドライブ・シリアル・ナンバー、ソフトウェア・ガード IDの System infoを調べます。Quartus IIソフトウェア v8.0以降では、ソフトウェア・ガードをサポートしていません。

Q: Quartus II System info セクションで、ソフトウェア・ガード ID に対して“Not found”と表示されるのはなぜですか ?

A: Quartus II ソフトウェア v8.0 以降では、ソフトウェア・ガードをサポートしていません。Quartus IIソフトウェア v7.2以前をご使用の場合、パラレル・ポートとの通信に問題があると、「Not found」と表示されます。ソフトウェア・ガードを接続したままマシンを再起動して、PC がソフトウェア・ガードを認識していることを確認してください。

Q: FLOATALL、FLOATPC、FLOATNET、FLOATLNXの違いは何ですか ?

A: 現在、アルテラは FLOATALL フローティング・ネットワーク・ライセンスのみを提供しています。これは、アルテラのソフトウェアがサポートしているすべてのオペレーティング・システムに対してライセンスを提供します。

ただし、アルテラは、既存の FLOATPC、FLOATNET、FLOATLNXサブスクライバのサポートも継続します。これらのライセンスによりサポートされているオペレーティング・システムに対して変更は不要です。

フローティング・ネットワーク・ライセンスについては、1ページの「ライセンス・オプション」を参照してください。

レガシー・ユーザー(FLOATPC/FLOATNET/FLOATLNX)として、新しく同時使用者数を増やすと、ライセンス・ファイルに INCREMENT行が含まれるようになります。これは、FLOATALL フローティング・ネットワー

Altera Corporation 472007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

ク・ライセンスと同じサポートを意味します。既存ライセンス(FLOATPC/FLOATNET/FLOATLNX)のみを更新した場合は、ライセンス・サポートの変更はありません。

Q: アルテラのOEM(Original Equipment Manufacturer)バージョンのModelSimツールをロードしようとしたときに、「Error: Unable to check out a license」というメッセージが表示されるのはなぜですか ?

A: このエラーは、ModelSimインストール・プロセスでライセンスのインストールが完了していない場合に発生します。このエラーはModelSim-Alteraソフトウェアの v5.5eより前のバージョンにのみ適用されます。

ModelSim OEM ライセンスへのパスが正しくない場合は、ModelSim OEMソフトウェアを再インストールしてください。41ページの「バージョン 5.5eより前の PC 上の ModelSim-Altera Subscription Edition ソフトウェアに対する特別な ライセンス手順」を参照し、その説明に従ってください。

メッセージ この項では、ライセンスに関係するエラーが出力された場合の対策について説明します。

■ エラー : MAX+PLUS IIソフトウェアで「System clock has been set

back」。ベンダ・デーモンがシステム・クロックより前の日付のシステム・ファイルを 1個または複数検出した場合に、このエラー・メッセージが表示されます。

可能な1つのソリューションとしては、無効な日付のファイルを探し出して、各ファイルを開いて保存することにより、正しい日付 /時刻を持つようにすることです。ベンダ・デーモンは、まず次のディレクトリのシステム・ファイルを調べます。

● C:\(ルート・ディレクトリ)● Microsoft Windowsファイルがインストールされたディレクトリ(例え

ば C:\WINNT)● MAX+PLUS IIソフトウェア・ディレクトリ(例えば C:\MAXPLUS2)

影響するファイルを探す 1つの方法は、Windows Findユーティリティを使うことです。dateで探すため、本日より後の日付を持つファイルを指定します。ファイルによっては隠されているものもあるため、Findユーティリティを全ファイルの表示に設定していることを確認してください。

MAX+PLUS II ソフトウェアを正しくないシステム・クロックでインストールした場合、次のステップを実行する必要があります。

a. MAX+PLUS IIソフトウェアをアンインストールします。

b. システム・クロックを現在の時刻と日付に設定します。

c. PCを再起動します。

48 Altera Corporation2007年 5月

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ライセンス・ファイル・フォーマット

d. 別のディレクトリへMAX+PLUS IIソフトウェアを再インストールします。

■ メッセージ “Current license file support does not include‘Graphic Editor’ application or feature in the MAX+PLUS IISoftware&”

すべてのアルテラ・ライセンスはグラフィック・エディタのサポートを含んでいるため、このエラーはMAX+PLUS IIソフトウェアがライセンス・ファイルを見つけることができなかったことを意味します。ライセンスの取得、セットアップ、指定については、1ページの「ライセンス・オプション」の説明を参照してください。

ライセンス・ファイル・フォーマット

この項では、アルテラ・ライセンス・ファイル内の各行について詳しく説明し、アルテラ・ライセンス・ファイルの例を示します。

SERVER行、VENDOR行、USE_SERVER行

フローティング・ノード・ネットワーク・ライセンス・ファイルの先頭は、ライセンス・サーバーを記述する SERVER行、VENDOR行、USE_SERVER行です。固定 PC(ネットワーク・インタフェース・カード(NIC))/ ハードディスク)ライセンス・ファイルには、これらの行がありません。フローティング・ノード・ネットワーク・ライセンスのこれらのライセンス行は、次の例のように構成されています。

SERVER <hostname> <8または 12文字のホスト IDまたは NIC ID> <port>VENDOR <daemon> “<path>”USE_SERVER

USE_SERVER行は、ライセンス・ファイルをフローティング・ライセンスとして識別します。

表 4に、SERVERと VENDORのライセンス行のエレメントを示します。

FLEXlm ライセンス方式を使用すると、ライセンス・サーバーを 3台で構築するリダンダント・サーバーを設定することが可能です。この場合、各ライセンス・サーバー・マシンに対して1行ずつ3行存在します。先頭のサーバーがマスタです。

Altera Corporation 492007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

一般に、ライセンス・ファイルには必要な各ライセンス・ベンダ・デーモンに対して 1行ずつ、複数行の VENDOR行が存在します。他のライセンス・ファイルでは、VENDORの代わりに DAEMONキーワードを使うこともあります。

FEATURE行および INCREMENT行

すべてのアルテラ・ライセンスには、license.datファイルによりライセンスされるソフトウェア機能を記述する FEATURE 行と INCREMENT 行(必要な場合)があります。下の例に示す FEATURE行は次の構造を持っています。

FEATURE <name> <daemon> <version> <expiration> <# of licenses><authcode> [<vendor_string>] [<hostid_lock>] [SIGN][SUPERCEDE][<issuer>]

ある機能では用語 INCREMENTを使います。これらの行は、FEATURE行と同様に構成されます。

バックスラッシュ(\)は、FEATURE 行または INCREMENT 行がテキスト・ファイル内の次の行へ続くことを示しています。次の行に折り返されるすべての行に \文字が付く必要があります。各 FEATUREの最終行にはバックスラッシュが不要です。角括弧 [ ]内のエレメントは、あるライセンス機能すなわちインクリメントでのみ記述されます。FEATURE 行の例を次に示します。その後にINCREMENT行を示します。

FEATURE quartus alterad 2008.08 permanent uncounted \

表 4. フローティング・ライセンスの SERVER行と VENDOR行のエレメント

エレメント名 説明

hostname サーバーのホスト名。license.datファイルのこのエントリは編集する必要があります。

8または 12文字のホスト ID またはNIC ID

サーバーの PC NICまたは UNIXホスト ID。ライセンスを購入するときにユーザーはこのIDをアルテラに提供する必要があります。license.datファイル内のこの IDを変更しないでください。

port ポート番号。42ページの「ネットワーク・ライセンス・ポート」を参照してください。

daemon ベンダ・デーモンの名前(編集しないでください)。アルテラの Quartus IIおよび MAX+PLUS IIソフトウェアの全バージョンに対するアルテラのデーモンは、alteradと呼ばれます。Mentor Graphics 社のデーモン(ModelSim-Altera ソフトウェアに使用)は、mgcld と呼ばれます。ARM Development Suite(ADS)の ARM機能に対する ARM 社のデーモンは、 armlmdと呼ばれます。

path サーバー上のベンダ・デーモンへのパス。このエントリは編集する必要があります。43ページの「ネットワーク・ライセンス・デーモン」を参照してください。

50 Altera Corporation2007年 5月

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ライセンス・ファイル・フォーマット

DCCEB19418F8 HOSTID=GUARD_ID=T000012345 SIGN="1550 C629 137A \ DD8D D03D 03E6D0D9 C38C D199 3080 974B E845 D638 BA30 640D 0C21 \ B521 F9BD 677B 5B76 51A2 197E BB12 01BA B4E6 6B3D 7911 1176 3972 \ 3591"

INCREMENT leospecls1vhdl mgcld 2008.08 06-nov-2008 uncounted \FC7DF29B5682D1F9B412 VENDOR_STRING=F5730874 HOSTID=GUARD_\ID=T00001234 SUPERSEDE ISSUER=aLTERAV2.0

表 5に、FEATURE行と INCREMENT行の様々なエレメントを示します。

表 5. FEATUREと INCREMENTコード行のエレメント

エレメント名 説明

name 機能名。

daemon 機能を管理するベンダ・デーモンの名前。この名前は、ネットワーク /サーバー・ライセンス内の VENDOR行に対応します。

version この日付以前にリリースされたソフトウェアのすべてのバージョンがライセンスされます。これより新しいバージョンの日付を持つソフトウェアは、このライセンス・ファイルを使って動作しません。

expiration ソフトウェアが使用できなくなる日付。トライアル・ライセンスに使用。アルテラ・ライセンス・サブスクリプションの場合、エントリは「permanent」になります。

# of licenses 各機能を同時実行できるユーザー数。いくつかのライセンスの種類に対して、エントリは「uncounted」になります。

authcode アルテラが生成する認証コード。

vendor_string 所定のサードパーティ・ライセンス機能に対して指定。

hostid_lock 機能がソフトウェア・ガード、NIC ID、またはハードディスク・シリアル・ナンバー従ってノード・ロックされた場合に指定。IP MegaCoreファンクションが、フローティング・ノード・ライセンス内でノード・ロックされた機能行を持つことがしばしばあります。ソフトウェア・ガード : HOSTID=GUARD_ID=<ソフトウェア・ガード番号 >ネットワーク・インタフェース・カード(NIC): HOSTID=<NIC ID>ハードディスク・シリアル・ナンバー : HOSTID=DISK_SERIAL_NUM=<ハードディスク ID>

issuer ライセンス発行者の名前。これは、ModelSimソフトウェアのみに使用。

sign アルテラが生成する認証コード。

TS_OK ノード・ロックド・ライセンスを提供された Quartus IIソフトウェアに対して、リモート・ログインをイネーブルにします(アルテラの IP、Nios II IDE、DSP Builderを含む)。

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

表 6に、提供可能なアルテラ・ライセンス機能を示します。

license.datファイルの例

この項には、いくつかの license.datファイル例から取り出したテキストを記載します。ライセンス・ファイルは、ライセンスの種類とイネーブルされるソフトウェアに応じて変わります。

これらの例は、参考用です。指定されたシステム上でのみ使用できます。

表 6. 提供可能なアルテラ・ライセンス機能 注 (1)

機能名 説明

quartus Quartus IIソフトウェア

quartus_lite 無償の Quartus II Web Editionソフトウェア

maxplus2 MAX+PLUS IIソフトウェア

maxplus2web 無償のMAX+PLUS II BASELINE(および Student Edition)ソフトウェア

maxplus2vhdl MAX+PLUS IIソフトウェアの VHDLサポート (2)

maxplus2verilog MAX+PLUS IIソフトウェアの Verilog HDLポート (2)

alteramtiwe 無償のModelSim-Altera Web Editionソフトウェア

alteramtivlog ModelSim-Altera Verilog HDLシミュレータ (3)

alteramtivsim ModelSim-Altera VHDLシミュレータ (3)

altera_mainwin UNIXワークステーション用 Quartus IIソフトウェア・コンポーネント (4)

altera_mainwin_lnx Linuxワークステーション用 Quartus IIソフトウェア・コンポーネント (4)

表 6の注 :(1) この表には、intellectual property(IP)、開発キット、または Quartus II Limited Editionソフトウェアに使用される特別なライセ

ンス・コードに対するライセンス機能は含まれていません。(2) VHDLと Verilog HDLのサポートは、所定のMAX+PLUS IIライセンスにのみ含まれています。(3) アルテラの各固定 PCライセンス・サブスクリプションまたは無償ライセンスには、VHDLまたは Verilog HDLのいずれかが含

まれますが、両方は含まれません。フローティング・ライセンス・サブスクリプションの場合、購入した合計ライセンス数を超えない範囲で、VHDLおよび /または Verilog HDLサポートのライセンス数または比率を任意にすることができます。

(4) このライセンス機能は、Quartus IIソフトウェア v6.1以降には不要です。

52 Altera Corporation2007年 5月

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ライセンス・ファイル・フォーマット

固定 PCソフトウェア・ガード・ライセンスの例

次の例に、Quartus IIとMAX+PLUS IIソフトウェア、および Verilog HDLデザイン用のModelSim-Alteraシミュレーション・ツールに対するライセンスを含むlicense.dat ファイルを示します。このライセンス・ファイルは、ソフトウェア・ガード番号T000012345がパラレル・ポートに接続されているPC上で動作します。

FEATURE maxplus2 alterad 2008.08 permanent uncounted \340519099B0C HOSTID=GUARD_ID=T000012345 SIGN="0608 D7A2 \5B60 664A F62E 9F38 D8F6 17C1 4E9E 1D6C 3BA6 05E5 02F7 3843 \4C3D 03BE 4EE7 547D D0EA A892 589E 7ACD 3405 C2EF AE86 FBC8 \8119 7AC4 D67B 4D55"

FEATURE quartus alterad 2008.08 permanent uncounted \DCCEB19418F8 HOSTID=GUARD_ID=T000012345 SIGN="1550 C629 \137A DD8D D03D 03E6 D0D9 C38C D199 3080 974B E845 D638 BA30 \640D 0C21 B521 F9BD 677B 5B76 51A2 197E BB12 01BA B4E6 6B3D \7911 1176 3972 3591"

FEATURE maxplus2verilog alterad 2008.08 permanent uncounted \6D0AAD2810CD HOSTID=GUARD_ID=T000012345 SIGN="0BCE 1EB7 \6C3B 4E9E 888C 3547 FEF5 C66C 46C6 B548 DE67 B2E2 9F24 B9ED \6B58 0F63 1691 7088 C54F C16C 775B F236 9497 2D67 7303 F59D \EF76 458A DC18 DE6F"

FEATURE maxplus2vhdl alterad 2008.08 permanent uncounted \52D6BEE7BB16 HOSTID=GUARD_ID=T000012345 SIGN="0E2C 79DC \8D731AF3 E4CC C50C 8437 4F65 376C 3C37 C793 1907 30DC 1AD3 \472A 0921 89BB 8EAF 0D0C F323 2B05 4C0C F489 FE39 F5AF 9516 \C330 BF33 66AD 56E0"

INCREMENT alteramtivlog mgcld 2008.08 06-nov-2008 uncounted \3D46FE26D65468F9598A VENDOR_STRING=6D75455F \HOSTID=GUARD_ID=T000012345 SUPERSEDE ISSUER=Alterav3.4

INCREMENT alteramtivsim mgcld 2008.08 06-nov-2008 uncounted \7DF63EC6713D919E4927 VENDOR_STRING=D5A8792D \HOSTID=GUARD_ID=T000012345 SUPERSEDE ISSUER=Alterav3.4

PCサーバー用フローティング・ノード・ネットワーク・ライセンスの例

次の例に、Quartus II と MAX+PLUS II ソフトウェア、および ModelSim-Alteraシミュレーション・ツールと ARM Development Suite に対するライセンスを含む license.datファイルを示します。このライセンスは、2ユーザーが同時にソフトウェアを動作可能なことを指定します。

このライセンス・ファイルは、ライセンス・サーバーとしてNIC ID 00B0D0ABCCBAを持つ PC が設定され、かつユーザーがライセンス保存場所を指定したとき、動作します。USE_SERVER行の前の行は、この例で使用されるソフトウェアのライセンス設定を反映しています。

SERVER my_server 00B0D0ABCCBA 1800VENDOR alterad D:\quartus\bin\alterad.exeVENDOR mgcld D:\exemplar\leospec\license\win32\mgcld.exeUSE_SERVER

Altera Corporation 532007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

FEATURE maxplus2 alterad 2002.11 17-nov-2002 2 BEA74BD15BB0 \ SIGN="03FC DC78 1118 C0C1 B593 5E1E 0832 11D8 7428 F4F3 230C \ C3AF AFC0 9AE4 7E9B 070F A19A D4CD 44D0 299B D465 5862 6CEC \ 8BB3 9D93 B824 4BE2 FB99 D705 8DDB"

FEATURE quartus alterad 2002.11 17-nov-2002 2 A11BC4A526B2 \ SIGN="15A6 HF26C F1A4 A440 F429 3E8F AC6D 0FFF 78FC F445 \ FD28 942B BC11H 010B 69B1 1853 941D 175F 7CAC 4A06 BD64 \ E7DA AF76 3E67 8719 E8E6 0BBD A73B DC0A FB6D"

FEATURE maxplus2verilog alterad 2002.11 17-nov-2002 2 \ 08614200CEAA H SIGN="1DFC 7B75 B194 81D2 928C ED60 7A7A \ B34D E3AD 3F1E 4732 2DC9 4F94 5064 D896 1960 A3A3 1925 \ 283F 89B5 0912 4664 0843 26C9 6D7A 33D2 708D C486 A3A3

E017"

FEATURE maxplus2vhdl alterad 2002.11 17-nov-2002 2 6B9C4626696C \ SIGN="08F4 D975 CA4E 5746 C624 03ED B78C FBD9 FA0B C849 98AC \A1DC DE61 7159 8BF2 04F2 F426 1E00 C88D 7261 FD83 127F CCD1 \A3FE 4DFE 4EE6 B29E A542 F04E 2D86"

INCREMENT alteramtivlog mgcld 2002.11 17-nov-2002 1 \ CC2D93913206DA20BE61 VENDOR_STRING=A93AB626 \ SUPERSEDE ISSUER=Alterav2.0

FEATURE altera_mainwin alterad 2002.11 17-nov-2002 1 \ AF891F2969BC SIGN="19E0 545D 4FAC 830E EA16 EB3A FCAD DF79 \ 0761 869D F861 6313 C630 77AA 3AD6 11F0 69FD FCBF E8D8 \ 2088 D19A 5682 27D3 6A80 4CB9 EAB4 CE2B 78A3 C6DB 00FE"

FEATURE altera_mainwin_lnx alterad 2002.11 17-nov-2002 1 \ 83900F81977F SIGN="1A19 14F4 11F1 7FED C73E 78BF CC89 \ 09D7 B469 AF59 B85A ABAB 854A 35E5 115E 1F6E 35BF 7B9C \ BB8B A4AF 8D61 46B0 1902 8B18 4C3D 581D 064C 4146 0843 BBA8"

Quartus II Web Editionライセンスの例

次の例に、Quartus II Web Edition ソフトウェアに対するライセンスを含むlicense.datファイルを示します。このライセンスは NIC ID 00b0d0abccbaを持つPC上で動作します。

FEATURE quartus_lite alterad 2003.03 15-mar-2003 uncounted \860F4C77B168 HOSTID=00b0d0abccba SIGN="05AD 617C 99A4 C946 \858F 6F57 822A F677 0E8D FE69 84D5 3E24 4CC8 68C4 F819 1809 \ 1A27 604B CB26 5E2D D5F0 C0AF CEDA 4B34 D438 C0A4 E767 8274 \ B64A A791"

54 Altera Corporation2007年 5月

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ライセンス・ファイル・フォーマット

ModelSim-Altera Web Edition付の Quartus II Web Editionライセンスの例

INCREMENT alteramtivlog mgcld 2027.12 30-jun-2007 uncounted \ 7D54953E093C1FB9E2E1 VENDOR_STRING=70A341C5 \ HOSTID=GUARD_ID=T100000008 SUPERSEDE ISSUER=Alterav3.3

INCREMENT alteramtivsim mgcld 2027.12 30-jun-2007 uncounted \ 2DA4456E27B2FC49FDF9 VENDOR_STRING=C6F6FA63 \ HOSTID=GUARD_ID=T100000008 SUPERSEDE ISSUER=Alterav3.3

INCREMENT alteramtiwe mgcld 2027.12 30-jun-2007 uncounted \ 0D44E55E614282A9F102 VENDOR_STRING=264E905C \ HOSTID=GUARD_ID=T100000008 SUPERSEDE ISSUER=Alterav3.3

ハードディスクのシリアル・ナンバーを使用した MAX+PLUS II

BASELINEライセンスの例

次の例に、MAX+PLUS II BASELINE ソフトウェアに対するライセンスを含むlicense.dat ファイルを示します。このライセンスはハードディスク・シリアル・ナンバー 07d00123を持つ PC上で動作します。ライセンス・ファイルには先頭に並ぶゼロは表示されませんが、ライセンスを要求するときには必要です。

FEATURE maxplus2web alterad 2002.11 17-nov-2002 uncounted \ 368EC33D9680 HOSTID=DISK_SERIAL_NUM=7d00123 SIGN="01A0 \ D1B3 F570 2FA5 2EF1 7EA1 B4B1 3738 5BDF 8106 2933 5021 \ 8CA3 4B07 02E1 0E24 85A8 97E7 538B EC86 660B 3813 A0CF \ 8335 69F4 0657 529B 4CAE 48E7 7D53"

Altera Corporation 552007年 5月 ébíËÉTÉ|Å[Ég

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アルテラのソフトウェア・ライセンス

ライセンス情報の変更方法

ユーザーがライセンスを別のコンピュータに移すことを希望する場合、アルテラは新しいコンピュータ用にライセンス情報を更新することができます。アルテラの mySupport ウェブサイト(www.altera.co.jp/mysupport)からサービス・リクエストを提出して、これを要求することができます。また、ソフトウェア・ライセンスを同僚へ移すサービス・リクエストを提出することもできます。

まとめ このドキュメントでは、アルテラが提供するソフトウェア・ライセンスの取得とセットアップの技術と手順を説明しています。この資料を読んだ後でもソフトウェアをアクセスすることができない場合は、License Troubleshooter またはアルテラ・ライセンスのページ(www.altera.com/support/licensing/lic-index.html)で詳細を参照してください。

参考資料 このアプリケーション・ノートでは、以下のドキュメントを参照しています。

■ 「AN 320:OpenCore Plus評価機能によるメガファンクションの評価」■ 「AN 343:OpenCore Evaluation of AMPP Megafunctions」■ FLEXlm End User's Guide(www.macrovision.com)■ 「MAX+PLUS II Getting Started 」マニュアル■ 「Quartus II Installation & Licensing for Windows」マニュアル■ 「Quartus II Installation & Licensing for UNIX and Linux Workstations」 マ

ニュアル

56 Altera Corporation2007年 5月

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改訂履歴

改訂履歴 表 7に、本資料の改訂履歴を示します。

表 7. 改訂履歴

日付およびドキュメント・バージョン

変更内容 概要

2008年 5月 v2.0 FIXEDPCライセンスの使用に関する変更を追加。 Quartus II ソフトウェア v8.0 をサポートするためにアルテラのライセンス・ドキュメントを更新。

2007年 10月 v1.9 Windows Vistaのライセンス・サポートを追加。 Quartus II ソフトウェア v7.2 をサポートするためにアルテラのライセンス・ドキュメントを更新。

2007年 5月 v1.8 このドキュメントに対する主な変更 :● テキストおよびフォーマットのマイナー修正。

● 表 1を更新。● 「参考資料」の項を追加。

Quartus II ソフトウェア v7.1 をサポートするためにアルテラのライセンス・ドキュメントを更新。

2007年 3月 v1.7 このドキュメントに対する主な変更 :● Cyclone IIIデバイスのサポートを追加。● 「License Manager Server for Windowsのセットアップ」の項を追加。

● 「License Manager Server for UNIXのセットアップ」の項を追加。

Cyclone III デバイスのサポートの追加により、アルテラのライセンス・ドキュメントを更新。さらに、WindowsサーバーとUNIXサーバー用のライセンス・マネージャのセットアップ方法の説明と例を提供する 2 つの新しい項を追加。

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