スプレッドシートについて - 東海大学 · 2005-06-08 ·...

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スプレッドシートについて 使用するアプリケーション Microsoft Excel スプレッドシートの特徴 1.単純な計算から関数計算まで可能 2.データからグラフ作成が可能 3.データを蓄積してデータベースとして利用可能 4.マクロ言語(VBA)でプログラムが作成可能 本日の講座内容 データ入力および、四則演算処理 データ入力、操作の応用 関数を使った計算処理 表の作成(罫線の引き方) グラフ作成、(基本、応用) 印刷、保存方法 スプレッドシートの基礎用語Ⅰ マウスカーソル 列番号:AIVまで、全部で256行番号:1~65536まで アクティブセル

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Page 1: スプレッドシートについて - 東海大学 · 2005-06-08 · スプレッドシートについて 使用するアプリケーション Microsoft Excel スプレッドシートの特徴

スプレッドシートについて

使用するアプリケーションMicrosoft Excel

スプレッドシートの特徴1.単純な計算から関数計算まで可能2.データからグラフ作成が可能3.データを蓄積してデータベースとして利用可能4.マクロ言語(VBA)でプログラムが作成可能

本日の講座内容–データ入力および、四則演算処理–データ入力、操作の応用–関数を使った計算処理–表の作成(罫線の引き方)–グラフ作成、(基本、応用)–印刷、保存方法

スプレッドシートの基礎用語Ⅰ

マウスカーソル

列番号:A~IVまで、全部で256列

行番号:1~65536まで

アクティブセル

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スプレッドシートの基礎用語Ⅱ

関数挿入ボタン

スクロールバー

ワークシート名

アクティブセル名

グラフ挿入ボタン

数式バー

罫線挿入ボタン

例題1

• 架空のゼミに所属している学生の身長・体重から、各学生の標準体重及びBMI (Body Mass Index)を計算する。また、ゼミ所属生の平均身長・体重及び男女別平均身長・体重を計算する。

• 例題1で学ぶ主な機能– 四則演算を使った簡単な計算– 関数を使った計算(AVERAGE,COUNTIF)– セルの挿入・結合・書式設定– ソート(並べ替え)– 表の作成・罫線の挿入– 条件の判別

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標準体重、BMIの計算方法

• 標準体重の計算式

• BMI (Body Mass Index)の計算式

2)(22)( mkg 身長標準体重 ×=

2)(

)(

m

kgBMI

身長

体重=

BMI値による判定

• BMI値 20未満 ・・・ やせ気味(青色)

• BMI値 20~24未満 ・・・ 標準(オレンジ色)

• BMI値 24~26.5未満 ・・・ やや肥満(赤色)

• BMI値 26.5以上 ・・・ 肥満(黒色)

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データの入力(文字の入力)

• セルE1を選択し、“標準体重(kg)”と入力する。• データを修正したい場合、対象のセルを指定してDelキー、もしくはBack Spaceキーを使う。

• データの一部を修正したい場合は、対象のセルをダブルクリックして移動キー(→、←、↑、↓)、Delキー、Back Spaceキーを使う。

データの入力(セル幅の変更)

• セル幅に対して文字数が多くなった場合は、対象セルとその隣のセルの間(列番号の境界)にカーソルを合わせる(例題だとEとFの間)。カーソルの形がから へと変わったところでダブルクリックする。

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データの入力(計算式の入力)

• セルE2を選択し、“=22*(C2/100)^2”と計算式を入力する(数式の前に必ず“=”をつけること!)。

• 数式入力後、Enterキーを押すと計算された値が表示される。

指定したセルの枠色が変わる

Enter

四則演算

• 加算(+) ・・・ +

• 減算(-) ・・・ -

• 乗算(×) ・・・ *

• 除算(÷) ・・・ /

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データの入力(計算式の複製)

• セルE2を指定すると枠の右下に出てくる■にカーソルを合わせる。

• カーソルの形が に変わったら、セルE16までドラッグする。

データの入力(計算式の複製)

• マウスボタンを離すと、セルE2で行った数式がセルE16までコピーされる。

• 任意のセルをクリックすると、数式バーにそのセルの計算機式が表示される。各セルの計算式内のセル名が自動修正されていることを確認する。

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データの入力(セルの書式設定)

• 列名Eにカーソルを合わせて右クリック。出てきたメニューから「セルの書式設定(F)」を選択する。

• 「表示形式」で分類(C)を“数値”、小数点以下の桁数を“1”、負の数の表示形式を“-1234.0”にしてOKをクリックする。

データの入力(セルの書式設定)

• 書式設定が終了すると、計算された標準体重の値が小数点以下一桁で表示される。

• 同様の手法を用いて、BMI計算も行う。

書式設定前 書式設定後

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データの入力(関数を使った計算)

• セルA17に“平均値”と入力。

• カーソルをC17に合わせ、関数挿入ボタンをクリックする。

• 関数名(N)で“AVERAGE”を選択する。

• 平均値を取る範囲(C2~C16)をドラッグして選択する。

平均値を取る範囲を選択

データの入力(関数を使った計算)

• 平均値を求める範囲を確定し、OKを押す。• 選択した範囲の平均値がセルC17に表示される。• 「セルの書式設定(F) 」で小数点以下の値を1桁に設定。

• 同様のことを、体重についても行ってみる。

C2~C16までの平均値

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表の作成(罫線の挿入)

• A1~F17まで範囲を指定する。

• 罫線挿入ボタンの▼を押す。

• 罫線の種類の中から、「格子」を選択。

表の作成(罫線の挿入)

• 罫線挿入ボタンの▼を押す。• 「罫線の作成(D)」を選択する。• 線のスタイルの中から、二重線を選択する。• 1行目と2行目の間の線をなぞるように、F列目までドラッグする。

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表の作成(罫線の挿入)

• 同様に、線のスタイルの中から、太線を選択する。• 16行目と17行目の間の線をなぞるように、F列目までドラッグする。

表の作成(罫線の挿入)

• 同様に、線のスタイルの中から、直線を選択する。• B17・E17・F17の各セルごとに、右上から左下に向かってドラッグする。

• 「罫線ツールバー」を閉じる。

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表の作成(文字の中央揃え)

• A1~F17まで範囲を指定する。• 中央揃えボタンをクリックすると、表中の文字・数字がセルの中央に表記される。

中央揃えボタン

表の作成(セルの挿入)

• 1行目にカーソルを合わせ、右クリック。メニューの中から挿入を選択する。

• 表全体が一行下がり、1行目に空白の行が作られる。

• 挿入されたセルA1に“Center Zemi”と入力する。

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表の作成(セルの結合)

• A1・B1セルを選択し、右クリック。メニューの中から「セルの書式設定(F)」を選択する。

• 「セルの書式設定(F) 」から「配置」を選択。「文字の制御」の中から「セルを結合する(M)」にチェックをつける。

• セルA1とB1合わせて一つのセルとして取り扱われる。

応用(データの並べ替え)

• A2~F17まで範囲を指定し、「データ(D)」から「並べ替え(S)」を選択。

• 最優先されるキーで“性別”、2番目に優先されるキーで“名前”を選択する。共に順序は“昇順(A)”にする。

• 並べ替え後のデータは、性別順で且つ出席番号順になっている。

Page 13: スプレッドシートについて - 東海大学 · 2005-06-08 · スプレッドシートについて 使用するアプリケーション Microsoft Excel スプレッドシートの特徴

応用(条件の判別)

• F列を範囲指定し、「書式(O)」から「条件付き書式(D)」を選択する。• 条件1(1)に対して、“セルの値が”、“次の値より小さい”を選び、値に“20”を入れる。

• 「書式(F)」をクリックし、「色(C)」を青に設定する。• 書式設定が終わったら、「追加(A)」をクリックする。

応用(条件の判別)

• 条件2(2)に対して、“セルの値が”、“次の値の間”を選び、値に“20”と“23.9”を入れ、文字の色をオレンジに設定する。

• 同様にして、条件3を追加し、“セルの値が”、“次の値の間”を選び、値に“24”と“26.4”を入れ、文字の色を赤に設定する。

• OKを押すと、BMIの値が、設定された色に分けられて表示される。

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応用(データの集計)

• セルA21、A22、B20にそれぞれ“男”、“女”、“人数”と入力する。• カーソルをセルB21に合わせ、関数挿入ボタンから“COUNTIF”を選択する。

• 平均値計算と同様にして範囲を選択する。この場合の範囲はB3~B17である。

• 検索条件に“男”と記入し、OKを押すと、選択範囲内にある“男”の数を数え、その合計を指定したセルに表示する。

まとめ

• 今まで学んだことを踏まえ、上図の赤枠で囲まれた表を完成させよ。

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例題2

• 架空4市の過去7年間における人口調査結果を元に合計値を求めグラフ化する。また、次ページに架空4市の各年度毎の割合を計算し、グラフ化する。

• 例題2で学ぶ主な機能– 関数を使った計算(SUM)– セルの結合(中央揃え)– グラフ作成と応用– 絶対参照を使った計算– 印刷について– ファイル保存(上書き保存)

ワークシートについて

• Excelでは、標準で3枚のワークシートが用意されている。(Sheet1、 Sheet2、 Sheet3)

• ワークシートの名前変更、移動、削除等が可能である。• 今回の実習ファイルは[BMI]、[jinko]の2つのシート

• 例題2では、[jinko]ワークシートにて作業を行なう。

標準のワークシート名 このシートをクリック

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SUM関数を使った計算

• オートSUM ボタンをクリックする。

• 計算するセル範囲(C4~C7)を指定する。• 計算範囲が連続するセルの場合 (例、C4からC7の計算)

– SUM(C4:C7)

• 計算範囲が不連続なセルの場合 (例、C4とC7の計算)– SUM(C4,C7)

• 残りの合計は計算式の複製で行なってみよう!!

C7までドラッグ

セルの結合(中央揃え)

• 結合したいセル(B1~J1)を選択します。

• セル結合 アイコンを選択します。

ドラッグ&ドロップ

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グラフの作成(グラフの選択)

• 4市の7年間の人口推移をグラフ化する。

• グラフウィザードボタンを選択する。

• [グラフの種類(C)]-[折れ線]を選択する。• [形式(T)]-[データにマーカーが付けられた折れ線グラフ]を選択する。• 次へ(N)ボタンを選択する。• グラフのデータ範囲を ボタンより選択する。

グラフ作成(範囲指定)

• グラフ化したい場所(B3~I7)を選択して ボタンを選

択する。

• グラフ化された実体が表示される。• 次へ(N)ボタンを選択する。

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グラフ作成(オプション&作成場所)

• グラフオプションに以下の項目を入力する。– [グラフタイトル(T)] に「7年間の人口推移」

– [x/項目軸(C)]に「年度」、[Y/数値軸(V)]に「人口数」

• 次へ(N)ボタンを選択する。

• グラフの作成場所は、そのまま完了(F)ボタンを選択する。

グラフ作成応用(目盛り値の変更)

• 目盛の最小値を0から6000に変更する。– 軸を右クリックして、「軸の書式設定」を選択する。– 軸の書式設定[目盛]を選択する。– 「最小値(N):」に6000 と入力する。– 「OK」ボタンを選択する。

数値の上でダブルクリック

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グラフ作成応用(データ書式設定)

• 折れ線データ上にマウスカーソルを当て右クリックする。• メニューより「データ系列の書式設定(O)」を選択する。• [パターン]-「太さ(W)」で上から3番目を選択する。• 「OK」ボタンを選択する。

• 残りの折れ線データも変更してみよう!!

グラフ作成応用(タイトル書式設定)

• グラフタイトル上にマウスカーソルを当て右クリックする。• メニューより「グラフタイトルの書式設定(O)」を選択する。• グラフタイトルの書式設定を以下のように変更する。

– フォント名(F) - MS Pゴシック– スタイル(O) - 太字– サイズ(S) - 14

• 「OK」ボタンを選択する。

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• 拡大・縮小– 全8箇所よりドラッグ&ドロップする。

• 移動– グラフウィザード内にてドラッグ&ドロップする。

グラフ作成応用(拡大・縮小)

絶対参照

• 人口割合を求める計算式– 人口割合=各市の人口 / 年度合計値

• 通常の計算式 =C4/C8

• 計算式の複製機能を使うと=C5/C9、=C6/C10・・・・・年度合計値も変更される。

• 年度合計値(参照セル)を固定した計算式=C4/$C$8

計算式:C4/$C$8

この表を元に計算

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実習作業

• 以下の実習をおこないましょう。– 実習材料が57~63行目に用意してある。– 2004年度の人口割合を絶対参照を使って計算する。– 計算したセルの表示形式をパーセントに変更する。– 上図のように「3-D効果の付いた100%積み上げ縦棒グラフ」を作成する。

印刷について(印刷プレビュー)

• 印刷プレビューを選択– [ファイル(F)] - [印刷プレビュー(V)]もしくは、印刷プレビューアイコン を選択する。

• 印刷を行う場合は[印刷(T)]を選択する。• 編集を行う場合は[閉じる(C)]を選択する。

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印刷について(ページ区切り)

• シート内の マークがページ区切りを意味する。

• 正しく印刷ができる形に編集しよう!!• ページ区切りの編集を行うには「表示」メニューの「改ページプレビュー」を選択する。元の編集モードに戻すには、「表示」「標準」を選択する。

ページ区切り線

ファイルの上書き保存

どちらでも上書き保存可能