モニタリングレポートtrail38.com/monitoring5th.pdf · 2017-08-24 ·...

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モニタリングレポート 作成:第5スリーピークス八ヶ岳トレイル実行員会 環境影響調査スタッフ 小林努、ロス・ジュリアン、大間康弘、小山田隆二、松井裕美 調査使用GPSGARMIN GPSMAP64SGeographica(携帯アプリ)、山と高原地図(携帯アプリ) 利用環境調査スタッフ 朽見太郎、生山佳照、原健太郎、滝下泰民 問い合せ先:スリーピークス八ヶ岳トレイル実行委員会 事務局 担当 松井裕美 住所:〒400-0043 山梨県甲府市国母1-19-9 電話番号:080-4326-0550 メールアドレス:[email protected] 1

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モニタリングレポート作成:第5回 スリーピークス八ヶ岳トレイル実行員会

環境影響調査スタッフ小林努、ロス・ジュリアン、大間康弘、小山田隆二、松井裕美調査使用GPS:GARMIN GPSMAP64S、Geographica(携帯アプリ)、山と高原地図(携帯アプリ)

利用環境調査スタッフ朽見太郎、生山佳照、原健太郎、滝下泰民

問い合せ先:スリーピークス八ヶ岳トレイル実行委員会 事務局担当 松井裕美

住所:〒400-0043 山梨県甲府市国母1-19-9電話番号:080-4326-0550

メールアドレス:[email protected]

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スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

1. 大会概要・大会名 第5回 スリーピークス八ヶ岳トレイル・コース 八ヶ岳中信高原国定公園を含む全長38㎞と23㎞の2コース・開催日時 平成29年6月11日(日)

スタート 38㎞の部 7時00分 / 23㎞の部 7時30分・天候 晴れ(スタート地点・スタート時刻)・参加人数 38㎞の部 245人 / 23㎞の部 556人

2. 環境影響モニタリング(1)事前の環境影響モニタリングの概要・事前の環境影響モニタリングを5月8日~6月10日までの5日間実施。・5月8日 地点①、②、⑦の調査実施・5月20日 地点①、⑦の調査実施・6月3日 地点③、④、⑥、⑦、⑧、⑨の調査実施・6月10日 地点②~⑪の調査実施

(2)事後の環境影響モニタリングの概要・6月12日 地点①~⑪の調査実施・6月31日 地点⑧~⑪の調査実施

(3)環境影響モニタリング結果・全地点において、ランナーの影響と思われる踏み跡の痕跡や、植生

の損傷等、明瞭な変化状況は確認できなかった。

3. 利用影響モニタリング・利用影響モニタリングを6月11日(日)の7:00~12:00に実施。

実施エリア:⑦三ツ頭分岐地点または、三ツ頭山頂にて実施

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スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

モニタリング位置図

①モニタリング箇所

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① 環境影響モニタリング地点

② 利用者影響モニタリング地点

③ 環境影響モニタリング地点

④ 環境影響モニタリング地点

⑤ 環境影響モニタリング地点

⑥ 環境影響モニタリング地点

モニタリング地点位置図

② 部分図

スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

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⑦ 環境影響モニタリング地点 ⑧ 環境影響モニタリング地点 ⑨ 環境影響モニタリング地点

⑩ 環境影響モニタリング地点

⑪ 環境影響モニタリング地点

モニタリング地点位置図 ② 部分図スリーピークス八ヶ岳トレイル

モニタリングレポート

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気象・雨量

大会前・当日気象データ

観測地点:大泉参照:気象庁HP

年月日 最高気温(℃) 最低気温(℃) 1時間降水量の最大(mm) 最大風速(m/s) 最大風速(m/s)風向

2017/6/1 25.4 14.6 0 6 西北西2017/6/2 19.9 11.3 8.5 10 北西2017/6/3 22.8 7.1 0 7.5 北西2017/6/4 22.4 7.2 0 5.5 北西2017/6/5 22.5 7.2 0 4.1 南東2017/6/6 23 9.7 0 4 南南東2017/6/7 17.6 12.4 2 3.7 南南東2017/6/8 19.9 12.2 0.5 1.8 南南西2017/6/9 25.9 12.2 0 4.3 南南東

2017/6/10 25.2 11.9 1 7.8 西2017/6/11 23.6 9.5 0 5.4 北北西

大会1週間前の雨量によっては、大会中止を検討しなければならなかった為、事前の雨量、天気を確認。大会前に雨が降ったのは、6月2日、7日、8日、10日だが、いずれも雨量少なく、警報が発令されるレベルではなかった。

<大会前日・当日の気象状況について>大会前日、雨量は少なかったものの、非常に強い風が発生。標高が上がればさらに風速が強まり、また天候悪化も予測された為、編笠山青年小屋観測スタッフと午前3時まで状況を確認。大会当日、午前5時30分。三ツ頭山頂にてスタッフが天候を確認。三ツ頭山頂、気温4℃、風速約7m/sであった。また、コース担当実行委員並びに各分岐誘導スタッフがコース上に落下物や、土砂崩れ等無いか確認を実施。天候、コース共に問題が無いことを確認し、11日午前6時30分大会開催を決定した。

スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

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Point GPS latitude緯度 GPS longitude経度 標高 (m) 標高 (m)山と渓谷地図

1 木戸口公園 35°55’55.61” 138°21’24.80” 2248.59 2249

調査実施日 大会前:5月20日(土) / 大会後:6月13日(火)

天候 大会前:晴れ / 大会後:晴れ

選定理由 事前ヒヤリングの際に森林限界エリアにつき経過観察が必要との指摘があった為

調査方法 写真撮影による経過観察

調査員 事前:松井 / 事後:ロス

• 写真での経過観察を行った。• 大会前、後で大きな変化は見られなかった。• 大会レースコースでは登りの部分になり、大半の選手は歩いて通過した。

スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

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スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

Point 1 / 大会前 ② Point 1 / 大会後 ②

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スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

Point GPS latitude緯度 GPS longitude経度 標高 (m) 標高 (m)

山と渓谷地図

2 三ツ頭分岐 35°56’29.14” 138°21’51.60” 2569.9 2566

調査実施日 大会開催中:6月11日(日)

天候 晴れ

選定理由 コース内最高地点であり、登山者もここを分岐点とし、大会コースの木戸口側、天の河原側へ下山を行い、また登山コースとしても、両コースの合流点になる為。

調査方法 アンケート実施

調査員 朽見太郎、生山佳照、原健太郎、滝下泰民

回答者数 14名

12

7

3

1年齢

20歳代以下 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代

0

1

2

3

4

5

6

7

8

1~3年 4~5年 5~10年 10年以上

登山歴

9

5

性別

男性 女性 9

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スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

1)大会開催を知っていましたか? 2)八ヶ岳でレースがあることをどう思いますか?

1

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知っていた 知らなかった

知っていた方の理由・知人がレースに参加している

10

3

良い あまり良くない 無回答

<理由>

・マナーを守って・特にどうとも思わない・登山者が多い地域なのでちょっと心配・より多くの人々に八ヶ岳を広く知ってもらえる機会になると思います・自転車もあるなら、トレランもあり!・みんなが好きな山だけ・景色がしい、自然林が美しい・特になし

3)大会の後で実施するクリーン活動(清掃・山道整備)に期待することは何かありますか?・実施する前よりも美しく・活動ご苦労様です・とても良いことだと思います。・清掃してくだされば良いと思います。・山が荒れないのでGOOD。・私は自然が好きで山歩きしています。清掃・山道整備を行っていただくことで自然を守ってほしいです。・山道整備をしていただけると嬉しい。・良いこと!・素晴らしいことと思います 。 10

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スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

1

3

3

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8

自分も挑戦してみたい 身軽 軽装 危険 友好的 その他

4)トレイルランニングについてどんな印象を持ってますか?

・私も5年前から走っています。・友人もやっているのですが、自分は山は歩きたいです・自分も時々走っています・体力向上の為やってみたいと思うことがあります・尊敬。でも自分にはハードル高いかな。・登山者とのすれ違いが危険・マナーを守っている人が少ない・楽しそう

5)今回の大会開催によって、何か不都合なことがありましたか?

・あった 0名・なかった 13名・無回答 1名

<アンケート結果について>

・今回は三ツ頭分岐および、三ツ頭山頂で開始したが、山頂および分岐エリアが狭く、アンケートの為に人がとどまってしまうと登山道が狭まり危険と感じた。また、風をよけられる場所が無いため、アンケート実施個所として向いてない。次年度以降はアンケート実施個所を変更すべき。

・アンケートには皆さん友好的に受けてくれた。

・大会開催を知らない人が多かった。次年度以降の大会開催周知について、検討が必要と感じた。 11

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スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

大会等の関係者(ランナー含む)からのコメント、苦情等

<ランナー>・コース上にスタッフが多く、安心して走れた。・コース上に誘導員やマーキングがあり、迷うことなく走れた。・思った以上に登山者が多かった。・登山の方々もトレランに友好的で、たくさん応援していただき嬉しかった。

<スタッフ>・登山パーティが複数入っており驚いた。・登山の方々もトレランに友好的と感じた。・選手の生き生きとした表情に感動した。・登山者とのすれ違いの際には、声をかけたり、スタッフが先頭と最後尾につき、ランナーとの接触を防いだことにより、登山者にとってもランナーにとってもストレスなく交差できたと思う。・山間部の標高が高いエリアのスタッフはもう少し防寒具を装備しておくべきだと感じた。

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スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

Point GPS latitude緯度 GPS longitude経度 標高 (m) 標高 (m)山と渓谷地図

3 三ツ頭登山道 35°56’28.44” 138°21’52.76” 2580.3 2553

調査実施日 大会前 6月9日(土) / 大会後 6月13日(火)

天候 大会前 晴れ / 大会後 晴れ

選定理由 大きな石が露出しているエリアの為、石の転がりや洗掘状況を確認するため。

調査方法 写真での経過観察

調査員 大会前 小山田 / 大会後 ロス

• 大会直前まで雪が残り十分な事前調査ができなかった。• 大会3日前の時点で登山道に一部残雪があったが、ほぼ溶けた状況であり、大会前日の競技説明会にて残雪がある旨十分注意し、歩行にて通過するようにランナーに呼びかけた。

• 露出している石の転がりや、明らかな土壌洗掘は見られなかった。• 雪のない時期(9月~10月)の状況の確認が必要だと分かった。• レース中監視員を増やし、登山道を踏み外さないよう注意した。• 今後継続して、写真での経過観察を行っていきたい。

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Point 3 / 大会前 ① Point 3 / 大会後 ①

Point 3 / 大会前 ② Point 3 / 大会後 ②

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スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

Point GPS latitude緯度 GPS longitude経度 標高 (m) 標高 (m)山と渓谷地図

4 三ツ頭登山道 35°56’25.78” 138°21’57.15” 2500.62 2499

調査実施日 大会前 6月3日(土) / 大会後 6月13日(火)

天候 大会前 晴れ / 大会後 晴れ

選定理由 大きな石が露出しているエリアの為、石の転がりや洗掘状況を確認するため。

調査方法 写真での経過観察

調査員 大会前 小山田・松井 / 大会後 ロス

• 大会直前まで雪が残り十分な事前調査ができなかった。• 雪のない時期(9月~10月)の状況の確認が必要だと分かった。• 今後継続して、写真での経過観察を行っていきたい。• レース中監視員を増やし、登山道を踏み外さないよう注意した。• レース後露出していた石の転がりや、土壌の明らかな洗掘は見られなかった。

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Point 4 / 大会前 ① Point 4 / 大会後 ①

Point 4 / 大会前 ② Point 4 / 大会後 ②

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スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

Point GPS latitude緯度 GPS longitude経度 標高 (m) 標高 (m)山と渓谷地図

5 三ツ頭登山道 35°56’11.09” 138°23’31.58” 2445.77 2432

調査実施日 大会前 6月3日(土) / 大会後 6月13日(火)

天候 大会前 晴れ / 大会後 晴れ

選定理由 大きな石が露出しているエリアの為、石の転がりや洗掘状況を確認するため。

調査方法 写真での経過観察

調査員 大会前 松井 / 大会後 ロス

• 大会直前まで雪が残り十分な事前調査ができなかった。• 雪のない時期(9月~10月)の状況の確認が必要だと分かった。• レース中監視員を増やし、登山道を踏み外さないよう注意した。• 今後継続して、写真での経過観察を行っていきたい。• レース後露出していた石の転がりや、土壌の明らかな洗掘は見られなかった。

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Point 5 / 大会前 ① Point 5 / 大会後 ①

Point 5 / 大会前 ② Point 5 / 大会後 ②

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スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

Point GPS latitude緯度 GPS longitude経度 標高 (m) 標高 (m)山と渓谷地図

6 三ツ頭登山道 35°56’21.56” 138°22’01.11” 2391.31 2425

調査実施日 大会前 5月31日(水) / 大会後 6月13日(火)

天候 大会前 曇り / 大会後 晴れ

選定理由 大きな石が露出しているエリアの為、石の転がりや洗掘状況を確認するため。

調査方法 写真での経過観察

調査員 大会前 松井 / 大会後 ロス

• 大会直前まで雪が残り十分な事前調査ができなかった。• 雪のない時期(9月~10月)の状況の確認が必要だと分かった。• 今後継続して、写真での経過観察を行っていきたい。• レース中監視員を増やし、登山道を踏み外さないよう注意した。• レース後露出していた石の転がりや、土壌の明らかな洗掘は見られなかった。• 登山道脇の植物を踏んだ跡なども見られなかった。

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Point 6 / 大会前 ① Point 6 / 大会後 ①

Point 6 / 大会前 ① Point 6 / 大会後 ①

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Point GPS latitude緯度 GPS longitude経度 標高 (m) 標高 (m)山と渓谷地図

7 前三ツ頭 35°56’18.80” 138°22’02.26” 2395.5 2397

調査実施日 大会前 5月31日(水) / 大会後 6月13日(火)

天候 大会前 曇り / 大会後 晴れ

選定理由 植生がなく、雨風による浸食を受けやすいエリアの為

調査方法 写真や動画での経過観察

調査員 大会前 松井 / 大会後 ロス

記録動画 https://youtu.be/zq7LyE5V0zI

• 大会コースの中で下り区間になり、また登山道が不鮮明になる区間がある為経過観察した• レース中監視員を増やし、登山道を踏み外さないよう注意した。• レース後明らかな登山道の拡幅等は見られなかった。• 今後継続して、写真での経過観察および映像記録を行っていきたい。

スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

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Point 7 / 大会前 ① Point 7 / 大会後 ①

Point 7 / 大会前 ② Point 7 / 大会後 ②

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Point GPS latitude緯度 GPS longitude経度 標高 (m) 標高 (m)山と渓谷地図

8 三ツ頭登山道 35°56’14.07” 138°22’03.58” 2280.49 2299

調査実施日 大会前 6月10日(金) / 大会後 6月13日(火)

天候 大会前 晴れ / 大会後 晴れ

選定理由 木の根の露出が激しく、土壌洗掘が心配される為

調査方法 写真での経過観察

調査員 大会前 ロス / 大会後 ロス

• 大会直前まで雪が残り十分な事前調査ができなかった。• 雪のない時期(9月~10月)の状況の確認が必要だと分かった。• 今後継続して、写真での経過観察を行っていきたい。• レース中監視員を増やし、登山道を踏み外さないよう注意した。• レース後露出していた根の損傷や、土壌の明らかな洗掘は見られなかった。• 登山道脇の植物を踏んだ跡なども見られなかった。

スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

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Point 8 / 大会前 ① Point 8 / 大会後 ①

Point 8 / 大会前 ② Point 8 / 大会後 ②

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Point GPS latitude緯度 GPS longitude経度 標高 (m) 標高 (m)山と渓谷地図

9 三ツ頭登山道 35°56’11.03” 138°22’11.71” 2287 2289

調査実施日 大会前 5月31日(水) / 大会後 6月13日(火)

天候 大会前 曇り / 大会後 晴れ

選定理由 登山道のへ五rが雨等の影響で削られ、土壌洗掘が心配される地点

調査方法 写真での経過観察

調査員 大会前 松井 / 大会後 ロス

• レース中監視員を増やし、登山道を踏み外さないよう注意した。• レース後明らかな登山道の拡幅等は見られなかった。• 登山道脇の植物を踏んだ形跡等も見られなかった。• 今後継続して、写真での経過観察を行っていきたい

スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

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Point 9 / 大会前 ① Point 9 / 大会後 ①

Point 9 / 大会前 ② Point 9 / 大会後 ②

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Point GPS latitude緯度 GPS longitude経度 標高 (m) 標高 (m)山と渓谷地図

10上 三ツ頭登山道 35°56’08.66” 138°22’23.68” 2096.88 2126

10下 三ツ頭登山道 35°56’08.77” 138°22’26.65” 2091.88 2094

調査実施日 大会前 5月31日(水) / 大会後 6月13日(火)

天候 大会前 曇り / 大会後 晴れ

選定理由 平成28年に新登山道となった地点の為

調査方法 写真や動画での経過観察

調査員 大会前 松井 / 大会後 ロス

記録動画 https://youtu.be/1Am-rX7bK3M

• 土壌洗掘が激しいことから、2016年に新登山道が作られた箇所であり、大会として新登山道のメンテナンスおよび旧登山道の植生復活の様子を記録していきたい。

• 新登山道は笹が生い茂っていたエリアを切り開いて作った為、まだ不安定な箇所があると感じた。• 旧登山道は、立ち入り禁止になってからまだ日が浅いので、長期的観察が必要と感じた。

スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

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Point10 コース整備の様子と現状のトレイル

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Point GPS latitude緯度 GPS longitude経度 標高 (m) 標高 (m)山と渓谷地図

11 三ツ頭登山道 35°55’30.46” 138°23’31.19” 1667.6 1680

調査実施日 大会前 5月31日(水) / 大会後 6月13日(火)

天候 大会前 晴れ / 大会後 晴れ

選定理由 レースコースでは下りとなり、負荷がかかると予測される為

調査方法 写真や動画での経過観察

調査員 大会前 松井 / 大会後 ロス

• レース中監視員を増やし、登山道を踏み外さないよう注意した。• レース後明らかな登山道の拡幅等は見られなかった。• 登山道脇の植物を踏んだ形跡等も見られなかった。• 今後継続して、写真での経過観察を行っていきたい

スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

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Point 11 / 大会前 ① Point 11 / 大会後 ①

Point 11 / 大会前 ② Point 11 / 大会後 ②

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スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

その他活動

1)森の玄関マット当大会は民家がある平地から、森林限界を超える標高2500m地点まで駆け上がるコースとなっており、コース上には、ハイキングコース、登山道、牧場、舗装路など、様々な場所をめぐります。各所で様々な生物が生活しており、その生態系を極力乱さない為に、各セクションに「森の玄関マット」を設置し、ランナーの靴底についた種や不要物をできる限り除去する活動を行っています。

2)靴底洗浄森の玄関マットを設置する理由と等しく、生態系を極力乱さない為に、レースへ参加するランナーや、山間部で大会運営に携わるスタッフへは、靴底洗浄した靴での入山をお願いしています。ランナーへはエントリー通知へ、靴底洗浄した靴での出走をお願いを同封し、スタッフにも事前に渡すマニュアルに記載し、事前にお知らせしています。また、会場内にも靴底洗浄コーナーを設け、大会受付並びに、会場アナウンス等を行い、靴底洗浄の周知徹底を促しています。

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スリーピークス八ヶ岳トレイルモニタリングレポート

<環境モニタリング まとめ>1. 5月から7月にかけて環境モニタリングの為、記録撮影を行い、また登山道の確認を行ってきた。

(最終は7月2日。天候不良の為、天女山~前三ツ頭区間のみの調査となった)どの箇所も目に見える大きな変化、石の移動、植物の踏み荒らし、洗掘は見られなかった。しかしながら、継続での変化の確認が必要と思われる為、今後も継続して記録していきたい。

2. レース前後の5月~7月だけでなく、9月~10月の夏山登山者のピークが過ぎた後にもモニタリング調査を行い、年間を通じて経過観察を行いたい。理由としては、大会直前まで残雪があり、調査個所の記録が取りにくい箇所(ポイント3~6エリア)がある為である。雪解け直後の地盤が柔らかい状況が通常の状態であると言い難い為、9月または10月の積雪前に調査を行いたい。

3. 今年度は環境モニタリングの初年度だった為、モニタリング箇所の選定がなかなか決まらず、また、残雪の影響もあり、大会前日までモニタリング箇所をスタッフ全員が把握できる状況ではなかった。その為、撮影等、担当者によるばらつきがみられた。今後、今年度の資料を参考にしながら、記録撮影等含め精度を向上させていけたらと考えている。加えて、資料作成についても、より状況が確認しやすい物へ変更していけたらと考えている。

4. 登山者との接触を避けるため、前日にスタッフ1名が編笠山青年小屋へ宿泊。観音平および天女山駐車場の車両台数および、青年小屋宿泊者数を確認し、おおよその登山者を確認した。登山者への配慮や、スタッフおよび選手への注意喚起といった観点からも重要なことと考え、今後継続して実施したい。

5. 平成29年3月に環境省より「国立公園内で開催されるトレイルランニング大会等におけるモニタリングの手引きについて」(以下モニタリングガイドライン)が発表された。それにより、これまで実施していた事前事後の記録箇所から変更し、また記録方法についての話し合いを行った。大会開催が6月だった為、大会実行委員内だけでなく、関係各所との情報交換、また調査個所および調査方法について十分な打ち合わせができなかった。土壌洗掘や登山道幅の調査については、現段階で正確な方法で測定できるだけの知識や道具がなく、また外部委託する費用は今年度は計上していなかった為、実行委員ができうる限りの調査となってしまった為、今回のモニタリングレポートには記載しない。今後、様々な大会のモニタリングレポートや、モニタリングガイドラインに関するセミナーなどに参加し、調査個所や調査方法などについて知識を深め、次年度以降のモニタリング調査に活かしていきたい。

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