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コーポレート・ベンチャリングの可能性と 富士通のCVC活動 2011年2月9日 富士通株式会社 経営戦略室 中村 裕一郎

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  • コーポレート・ベンチャリングの可能性と

    富士通のCVC活動

    2011年2月9日富士通株式会社経営戦略室中村

    裕一郎

  • 1 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    本日お話する内容

    1

    富士通の概要

    富士通の CVC 活動

    CVC の目的

    コーポレート・ベンチャリングの可能性

  • 2 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    富士通の概要

    2

  • 3 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED3

    本社所在地

    東京

    代表取締役社長

    山本正已

    (やまもと

    まさみ)

    設立

    1935年6月

    売上高

    4兆6795億円

    (503億米ドル)

    純利益

    930億円

    研究開発費

    2,249億円

    (24億米ドル)

    従業員数

    173,000 名(全世界)

    事業概要

    テクノロジーソリューション

    ユビキタスソリューション

    デバイスソリューション

    上場証券取引所

    東京(証券コード: 6702)、

    大阪、名古屋、ロンドン

    注:2009年度決算概要(2010年3月31日終了会計年度)US$1 = 93円

    従業員数:2010年6月末現在.

    会社概要

  • 4 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED4

    2009年度事業セグメント別売上高

    62.7%22.4%

    11.8%

    3.0%

    その他の事業

    ユビキタスソリューション

    パソコン/携帯電話・ モバイルウェア・ その他

    1兆1,196億円

    デバイスソリューション

    LSI デバイス・

    電子コンポーネント・ その他

    5,890億円テクノロジーソリューション

    サービスソリューション/SIインフラサービス

    ・ システムプラットフォームシステムプロダクトネットワークプロダクト

    3兆1,293億円

    売上構成

  • 5 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED5

    2009年度海外地域別売上高

    21.0%

    9.5%

    6.9%

    EMEA

    9,816億円

    米州

    3,216億円APAC & 中国

    4,451億円

    日本

    2兆9,312億円

    売上構成

    62.6%

  • 6 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    市場ポジション(日本、2009年)

    [Source:Gartner , IDC]

    #1 Fujitsu 13% Fujitsu 25% Hitachi 26% NEC 18.2% Sharp 26%

    #2 NEC 9.8% NEC 21% Fujitsu 20% Fujitsu 18% Panasonic 16%

    #3 NTTData

    9.7% IBM 17% IBM 9% Dell 12% Fujitsu 14%

    #4 Hitachi 8.9% HP 15% EMC 8% Toshiba 11% NEC 12%

    #5 IBM 7.4% Hitachi 10% NEC 8% HP 9% Sony-Ericsson

    6%

    Total 5,364 B\ 510.6 B\ 168.1B\ 13.4MUnits 33.8MUnits

    IT Services Server Storage PC Mobile Phone

    6

    5,364十億円

    510.6十億円

    168.1十億円

    13.4百万台

    33.8百万台

  • 7 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    市場ポジション(世界、2009年)

    [Source:Gartner , IDC]

    #1 IBM 7.2% IBM 32% EMC 26% HP 19% Huawei 24%

    #2 HP 4.5% HP 31% IBM 15% Acer 13% Alcatel-Lucent

    19%

    #3 Fujitsu 3.1% Dell 12% HP 10% Dell 12% Fujitsu 6.1%

    #4 Accenture 2.7% Sun 9% Hitachi/HDS

    9% Lenovo 8% ZTE 5.8%

    #5 CSC 2.1% Fujitsu 5% Dell 8% Toshiba 5% Nortel 5.8%

    Total

    Fujitsu 3%(#8) Fujitsu 2%(#11)

    $763,091M $46,090M $16,451M 308MUnit $14,736M

    IT Services Server Storage PC Photonics

    7

    763,091百万ドル

    46,090百万ドル

    16,451百万ドル

    308百万台

    14,736百万ドル

  • 8 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    お客さまと共に豊かな未来を創造します。お客さまと共に豊かな未来を創造します。

    Human Centric Intelligent Society

  • 9 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    多様で膨大な情報をICTで収集・解析し、サービスへ

    状態把握

    情報解析SaaS

    ・・・

    PaaSIaaS・・・

    ・・・・・・

    ネットワークネットワーク

    健康 エネルギー 流通

    実践知の提供実践知の提供状況に応じたサービス提供

    状況に応じたサービス提供

    環境交通食料

    バーチャルワールドバーチャルワールド

    様々なデバイスからの情報(センサ、携帯、機器)リアルワールドリアルワールド

    様々な社会的課題から新たな価値を創造

  • 10 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    富士通の CVC 活動

    CVC

    コーポレート・ベンチャー・キャピタル

  • 11 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    3つの活動分野

    富士通の CVC 活動

    ベンチャー企業への投資

    ベンチャー企業への投資

    事業部のアライアンス構築を支援

    事業部のアライアンス構築を支援

    ベンチャー企業の情報収集

    ベンチャー企業の情報収集

    新規事業の開発新規事業の開発

    ベンチャー・キャピタルへの投資

    ベンチャー・キャピタルへの投資

    スピンオフ・ベンチャーの設立

    スピンオフ・ベンチャーの設立

  • 12 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    富士通 CVC

    活動の歩み

    19941995

    内部シーズを活用したベンチャービジネスの立ち上げ

    社内ベンチャー制度

    2006

    外部シーズの活用

    ベンチャー・キャピタル への投資

    1号CVCファンド設立

    (ベンチャー企業への投資)1号CVCファンド設立

    (ベンチャー企業への投資)

    2000 スピンオフ制度2001 新技術インキュベーション制度

    2010 2号CVCファンド設立

    (ベンチャー企業への投資)2号CVCファンド設立

    (ベンチャー企業への投資)

  • 13 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    出資

    富士通富士通

    経営戦略室経営戦略室

    ベンチャーグループ

    ベンチャーグループ

    コーポレート・

    ファンド

    ファンド運営会社ファンド運営会社 関係会社関係会社

    運営出資

    経営会議経営会議

    事業部門事業部門

    100%

    連携

    米国富士通

    研究所

    米国富士通

    研究所

    研究所研究所

    連携

    社内・社外ベンチャー企業

    社内・社外ベンチャー企業社内・社外

    ベンチャー企業

    社内・社外ベンチャー企業出資 社内・社外

    ベンチャー企業

    社内・社外ベンチャー企業

    提携

    VCVC VC

    ファンドの推進体制

  • 14 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    ベンチャー企業への投資

    CVC ファンドの設立

    ベンチャー投資の拡大・迅速化

    2006年

    1号ファンド設立

    2010年

    2号ファンド設立

    0

    500

    1000

    1500

    2000

    2500

    3000

    70 72 74 76 78 80 82 84 86 88 90 92 94 96

    US$ M

    0

    500

    1000

    1500

    2000

    2500

    3000

    70 72 74 76 78 80 82 84 86 88 90 92 94 96

    US$ M アムダール社の売上

    “Human Centric Intelligent Society”

    “Human Centric Intelligent Society”

    最初の投資

    1972年

    米)アムダール社

    1972年

    ユーザック電子工業

  • 15 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    Tensilica

    Inc. (米国)

    1997年

    設立

    半導体用組み込みプロセッサの開発・販売

    富士通は、富士通製品への採用

    2010年

    富士通から投資

    Trusted Systems on the Net Co., Ltd (TSonNet)

    (韓国)

    2000年

    設立

    サーバ・セキュリティ・ソフトウェアの開発

    富士通は日本市場向け機能の開発、日本市場での販売

    2006年

    富士通から投資

    活動事例:ベンチャー企業への投資

    他、米州

    2社、欧州

    1社

  • 16 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    ベンチャー・キャピタルの特性を踏まえた投資

    (1995~)

    ベンチャー・キャピタルとの連携

    米国

    アジア

    日本

    イスラエル

    コンテンツサービス

    コンテンツサービスネットワークネットワーク ソフトウェアソフトウェア その他その他ICT 全般ICT 全般

  • 17 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    活動事例:VC との連携

    Walden International

    (米)

    への投資

    -WIIG Nikko IT Fund LLCへの投資(2000年)・Portfolio: アジアのICT関連VB

    -Shanghai Walden Venture Capital Enterprise

    へ 富士通セミコンダクター㈱と共同出資

    ・Portfolio: 上海を中心とするファブレス半導体メーカー・中国における富士通セミコンダクター㈱の知名度向上、

    および、アライアンスパートナーや顧客の発見

  • 18 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    スピンオフ・ベンチャー企業の設立

    成果 2010年

    ㈱パピレス

    JASDAQ上場

    富士通のビジネス・パートナーとして活動

    これまでに

    20 社を設立 1994年に第一号設立 ベンチャー・キャピタルのリスクマネーを

    自社資金と併せて活用 今後も継続

  • 19Copyright 2010 FUJITSU LIMITED

    (1)

    会社名

    アクセラテクノロジ株式会社

    (2) 事業内容

    高度情報活用サーバAccela(アクセラ)シリーズの開発・販売

    (3) 代表取締役

    進藤

    達也(元富士通)

    (4) 設立

    2001年7月

    (5) 株主

    経営陣/富士通株式会社/株式会社サンブリッジ他

    (6) 所在地

    東京都渋谷区恵比寿1-19-19 恵比寿ビジネスタワー13階

    Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    活動事例:スピンオフの設立

    ■ 検索レスポンスの良さとセキュアな検索を両立「Accela BizSearch」は世界最速レベルの検索スピードを誇り、1000万文書を対象とした

    全文検索をわずか0.1秒以下で実現

    ■ 企業向け大規模データ検索技術で強みを発揮

    ■ 検索漏れのない厳密性を実現

    ■ 更新情報をRSSで自動配信。ブログとの連携も可能

    ■ 国内導入1660サーバ*の安心の国産技術「Accela BizSearch」は製造、金融・証券、官公庁・自治体を中心に、

    販売以来、国内導入1660サーバを超える純国産の検索ソフトウェア。 *2010年9月現在

  • 20

    Copyright 2010 FUJITSU LIMITED

    (1)

    会社名

    株式会社QDレーザ

    (2) 事業内容

    高性能量子ドットレーザと光デバイスの開発・製造・販売

    (3) 代表取締役

    菅原

    充(元富士通)

    (4) 設立

    2006年4月

    (5) 株主

    富士通ファンド、三井物産グローバル投資、みずほキャピタル

    (各社から取締役を派遣)(6) 所在地

    川崎市川崎区南渡田町1-1

    京浜ビル1階

    活動事例:スピンオフの設立

    QDL半導体レーザ:民生・産業・通信の新アプリケーション開拓

    700532 1064 1310 1490 1550850波長nm

    1180

    モーションセンシングモーションセンシング(ゲーム用から展開)(ゲーム用から展開) InterconnectionsInterconnectionsInterconnectionsInterconnections

    ピコプロジェクタピコプロジェクタ

    産業・サイエンスニッチ産業・サイエンスニッチ・加工(ファイバレーザ)・加工(ファイバレーザ)・温暖化ガスセンサー・温暖化ガスセンサー

    機器内・チップ間機器内・チップ間光インタコネクト光インタコネクト

    マスインフラ通信マスインフラ通信(中国・インド中心)(中国・インド中心)

    FTTH/LANGEPONGPONEthernet

    通信ニッチ通信ニッチ石油掘削通信用石油掘削通信用

    Mobile ProjectionMobile Projection

    HMDHMD

    GaAs基板590

    新アプリ 民生/産業 通信新波長帯

    バイオセンサ

    医療・サイエンス医療・サイエンスニッチニッチ

    PPLN

    PPLN:長さ1cm程度の結晶で、波長1064-1180nmの光を1/2波長である532-590nm(緑、黄色、オレンジ)に変換

    Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

  • 21 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    CVC の目的

  • 22 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    シリコンバレーはリスク・マネーを活用するイノベーション・エコシステム

    お客様お客様

    ベンチャー

    企業

    ベンチャー

    企業ベンチャー

    企業

    ベンチャー

    企業ベンチャー

    企業

    ベンチャー

    企業リターン

    ・新事業シーズ・人材/投資大学/

    政府機関

    大学/

    政府機関大学/

    政府機関

    大学/

    政府機関大学/

    政府機関

    大学/

    政府機関政府資金

    ベンチャー企業に

    とって成長に、

    またExitの対象

    として、重要な

    パートナー

    ベンチャー企業に

    とって成長に、

    またExitの対象

    として、重要な

    パートナー

    大企業にとって

    高リスク開発を

    実行してくれる

    重要なパートナー

    リスクマネーと

    非連続的技術を

    届けてくれる

    Vehicle

    大企業にとって

    高リスク開発を

    実行してくれる

    重要なパートナー

    リスクマネーと

    非連続的技術を

    届けてくれる

    Vehicle投資

    リターン

    リター

    VCVCVCVCVCVCリターン投資

    リスクマ

    ネー

    リス

    クマ

    ネー

    ・新事業シーズ・人材/投資

    ・新製品/新技術・提携/買収・リターン

    大企業大企業大企業大企業大企業大企業投資

    •リターン•企業紹介

    新技

    術・

    新事

    業シ

    ーズ

    研究

    資金

    シリコンバレーのエコシステム

  • 23 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    お客様お客様リターン

    ・新製品/新技術・提携/買収・リターン

    QDLQDL新事業シーズ

    ・新事業シーズ・人材/資金

    連携MVCMVC

    リター

    リターン

    投資

    リスクマ

    ネー

    リスクマ

    ネー

    富士通富士通

    東京大学東京大学

    共同

    研究

    ・人材

    スピンオフはシリコンバレー型のイノベーション・モデルをミクロに実現したもの

    文科省

    プロジェクト 資金

    QDLの設立の枠組み

    NEDO助成資金

    NEDOプロジェクト資金

  • 24 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    オープン・

    イノベーション

    (アライアンス

    による社外 リソース活用)

    リスクマネー

    の活用(間接)

    ベンチャー 企業に投資 された

    リスクマネー 活用

    (直接)

    ハイリスク 投資の実行

    社外のベンチャー

    企業の活用◎ ◎ -

    社内シーズによる

    スピンオフ・ ベンチャーの創出

    - - ◎

    コーポレート・ベンチャリングの意義

    シリコンバレー型

    イノベーション・ モデルの本質

    リスクの高い

    非連続の イノベーションを

    起こす仕組み

    大企業にとっても

    価値ある経営手法

    コーポレート・

    ベンチャリング の内容

    コーポレート・

    ベンチャリング の機能

    コーポレート・ベンチャリングはシリコンバレー型イノベーション・モデルの実践手法

  • 25 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    CVC の役割

    ベンチャー・コミュニティと連携したオープンイノベーション

    富士通 / CVC ベンチャー・コミュニティ

    ベンチャー企業への投資

    新しい技術の取得

    イノベーションの促進

    情報の収集

    投資企業の価値増大

    Exit戦略の選択肢ベンチャー・キャピタル

    への投資

    スピンオフ・ベンチャー

    の創出

    リスクマネーを活用 したイノベーション育成 投資対象の発見

    CVC と

    ベンチャー・コミュニティの

    相互協力関係

  • 26 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    コーポレート・ベンチャリングの可能性

  • 27 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    ベンチャー企業の活用の難しさ

    ベンチャー企業の活用の難しさ

    1.新規事業開発の難しさ

    2.外部リソース活用への抵抗(NIH)

    3.ベンチャー企業活用への抵抗

    ① ベンチャー企業の製品活用のリスク

    ② アライアンスのマネジメントの難しさ

    ③ ベンチャー企業買収の難しさ

    日本企業の組織と経営管理の特徴

    1.創発型の戦略形成

    2.相互依存度が高い有機的組織

    3.組織・企業内に閉じたネットワーク

  • 28 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    ベンチャー企業との提携の成功事例

    富士通と米国アムダール社との提携

    1970年

    アムダール氏、IBMを退社し、ベンチャー・キャピタルの支援を受けて

    IBM互換の大型計算機メーカ、アムダール社を設立

    1971年

    富士通、アムダール社と戦略提携の基本契約調印

    五百万ドル出資、同社製コンピュータ10台購入

    同社と次期大型機の共同開発

    1972年

    富士通アムダール社に資本参加

    1974年

    ユージン・ホワイト氏CEO就任

    富士通製LSIの全面的供給

    大型機の製造を富士通が請け負うことを同意

    富士通増資引き受け、筆頭株主となる

    (富士通「Mシリーズ」完成)

    1975年

    アムダール社、一号機をNASA(米航空宇宙局)に納入

    1976年

    アムダール社、NASDAQ上場

    1997年

    富士通、アムダール社を買収

  • 29 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    0

    500

    1000

    1500

    2000

    2500

    3000

    70 72 74 76 78 80 82 84 86 88 90 92 94 96

    (US$M)

    上場富士通

    資本参加

    アムダール社の売上推移

  • 30 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    アムダール社との提携の成功要因

    1.

    WIN-WINの組み合わせ アムダール社:革新的なアイデア・デザイン

    富士通 :資金力、高い製造技術・量産技術

    2.

    高い戦略性

    全社的コミットメント(社長プロジェクト)

    高いモチベーション、吸収(学習)能力

    3.

    信頼関係

    起業家精神の尊重

    トップ同士(Amdahl-池田)の交流と信頼関係

    現場の技術者同士の交流

  • 31 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    個別の 現場では

    解決不可

    ベンチャー企業の活用の難しさ

    1.新規事業開発の難しさ

    2.外部リソース活用への抵抗(NIH)

    3.ベンチャー企業活用への抵抗

    ① ベンチャー企業の製品活用のリスク

    ② アライアンスのマネジメントの難しさ

    ③ ベンチャー企業買収の難しさ 全社的・ 意識的な 取組みが 必要

    ベンチャー企業の活用の難しさの克服

    日本企業の組織と経営管理の特徴

    1.創発型の戦略形成

    2.相互依存度が高い有機的組織

    3.組織・企業内に閉じたネットワーク

  • 32 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    他企業•他企業•ベンチャー

    企業

    ④自社では

    やらない

    ①自己資金で

    自社で開発【自社が強い】

    【他社が強い】

    【リスク負担できる】

    売却

    成長

    バイバック、アライアンス

    • イノベーション

    のシーズ

    • 技術

    リスク

    マネー

    イノベーション

    ・マップ

    イノベーション

    ・マップ

    ベンチャー

    キャピタル

    【リスク負担できない】

    スピン

    オフ

    ③他社から

    技術導入

    ②外部資金を

    活用して開発

    コーポレート・ベンチャリングの推進には、イノベーション・マップによる管理が必須

    イノベーション・マップによる管理

  • 33 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    他社から

    技術導入自社では

    やらない

    外部資金

    を活用して

    開発

    自己資金で

    自社で開発

    市場

    ベンチャー

    キャピタル

    企業A

    企業B企業D

    リスク・キャピタル供給 回収

    企業C

    • イノベーション

    のシーズ

    • 技術

    シリコンバレーに対抗しうるエコシステムの形成

    日本型のリスクマネー活用モデル

  • 34 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED

    お客さまと共に豊かな未来を創造します。お客さまと共に豊かな未来を創造します。

    Human Centric Intelligent Society

  • 35 Copyright 2011 FUJITSU LIMITED35 Copyright 2010 FUJITSU LIMITED

    コーポレート・ベンチャリングの可能性と富士通のCVC活動本日お話する内容富士通の概要 会社概要売上構成売上構成市場ポジション(日本、2009年)市場ポジション(世界、2009年)Human Centric Intelligent Society様々な社会的課題から新たな価値を創造富士通の CVC 活動富士通の CVC 活動 スライド番号 13ファンドの推進体制ベンチャー企業への投資活動事例:ベンチャー企業への投資ベンチャー・キャピタルとの連携活動事例:VC との連携スピンオフ・ベンチャー企業の設立活動事例:スピンオフの設立活動事例:スピンオフの設立CVC の目的シリコンバレーのエコシステムQDLの設立の枠組みコーポレート・ベンチャリングの意義CVC の役割コーポレート・ベンチャリングの可能性ベンチャー企業の活用の難しさベンチャー企業との提携の成功事例アムダール社の売上推移アムダール社との提携の成功要因ベンチャー企業の活用の難しさの克服イノベーション・マップによる管理日本型のリスクマネー活用モデルHuman Centric Intelligent Societyスライド番号 36