ダン・ケネディmedia.theresponse.jp.s3.amazonaws.com/10hint/10report... · 2016-12-22 ·...

ダン・ケネディ　ダイレクト・レスポンス・マーケティングの世界的権威で、全米で最も有名なコンサルタントの一人。著書は13冊以上あり、そのうち日本語へは10冊ほどが翻訳されて出版されている。日本語版の簡約に携わったのは、神田昌典氏、金森重樹氏など、日本を代表するトップマーケッターの方々。彼は毎年100万人以上の中小企業、大企業のオーナーや社長・起業家に影響を与え、彼のクライアントから多数のミリオネアが生まれている事から、彼の事を「ミリオネア(億万長者)・メーカー」と呼ぶ人もいる。

■プロのコンサルタントとして彼が育てた企業は多数。数億円規模のクライアントから、数千億規模のクライアントまで（彼が育てたTVショッピングの会社は世界一の企業になった）。現在のコンサルティング料金は、１日最低128万円。コーチングプログラムは年間320万円と超高額。

■プロのスピーカーとしてジグジグラーやブライアントレーシー、マーガレットサッチャー元英国首相、ブッシュ元大統領、フォード元大統領、レーガン元大統領、ノーマンシュワルツコフ将軍、などのスーパースターと共に全国で講演。現在も、年間20万人以上に講演

■プロのコピーライターとして彼の広告素材の作成費は、１プロジェクトで1000万円を超える。さらに、その広告を使う限り、クライアントは売上の数％をロイヤリティとして支払い続ける。それほど高額をチャージするにもかかわらず、彼の元にはキャンセル待ちのクライアントが列をなし、85%がリピーター。

■ダイレクトレスポンスマーケティングのエキスパートとして年に1度開催されるカンファレンスは、参加費が30万円以上にも関わらず、世界中から起業家が殺到。（このカンファレンスへの参加人数は、1200人を超えるので、参加費の売上だけで3億6千万円にもなる。）ダンケネディは、ダイレクト・レスポンス・マーケティング界のトップにいる人物。

1裕福になるための10のヒント

　私がレース上に馬を調教しに行く時と、早朝の飛行機に乗る時に寄る、小さな２件のコンビニエンスストアがある。一つは家の近所に、もう一つは大通りにある。ある朝、支払いのために列に並んでいた時、レジ打ちが彼の悩みについて話していた。その男は４０から４５歳ぐらいに見えた。

　彼は自分の仕事が嫌いで、車は故障していて、家はボロく、近くには暴走族が住んでいるらしい。彼は自分の人生を嘆いていた。私が代金を支払うとき、彼にどこに住んでいるのか尋ねてみた。彼が答えた後、こう言ってあげた。

　『あんたのアパートとここの中間あたりの道の右側に、でかいレンガ造りの建物があるだろう？あんたはそこの前を毎日２回通っている。そこの中には、あんたの抱えているすべての問題とすべてのフラストレーションの答えがある。その建物は”図書館”と呼ばれるものだ。』

　そして、彼は高校のとき以来、一度も図書館に行ったことがないと言っていた。そう。答えがうまく浮かばない問題に出くわしたり、考えるべきことが起こったとき、私は図書館だけでなく、本屋に行くようにしていた。しかし、一度お金がなくなってしまってからは、図書館にもっと行くようになった。

人は大きく２つに分けることができる。

　情報を集めたり探したりして、問題となるすべてのことを解決しようとする人とそうでない人たちに。一つ目のグループは５％で、二つ目のグループは９５％。経済的に非常に豊かな人の割合は５％で、富を得ることのない人の割合は９５％、、、、これは偶然だろうか？

経済状況の違いは、学歴の違いではない。それはよく言われる嘘だ。

　その嘘は人々からやる気を奪い取る。多くの人が、彼らが必要な学歴を持っていないから先に進めないと思い、チャレンジする意欲を失っている。でも、私は多くの高学歴を持った人たちが、レジ打ちと大して変わらないような仕事をしていることを知っている。逆に、私が仕事上つきあっている中には、高卒または高校中退の学歴だが成功した人がたくさんいる。そのうちの一人は起業して収益を伸ばし、他の一人は建物を買って修理して、それぞれ大金を稼いでいる。


通勤途中にある大きなレンガのビル

違いは情報であって学歴ではない。

　情報を得てうまく使うこと。あなたの経済的な状況、学歴、あなたの住んでいる場所、あなたの仕事に関係なく、完全にあなたのコントロール下にあるもの、つまり行動の違いだ。

　二つ目のグループにいることのほうを選ぶことは全く悪いことじゃない。しかし、そうするのであれば、あなたは「経済的に裕福になれない」と文句を言う権利はない。


　私がフェニックスに住んでいた２０年間、よく旅行に行った。その期間の私の人生の４分の１はファーストクラスの飛行機に乗っていた。よく隣の席の人からフェニックスに住んでいるのか、それとも滞在しているだけなのか、と聞かれた。

　私がそこに住んでいると言うと、彼らはたいていの場合、「おお」とか「あー」と驚きの声をあげて、彼らがどれだけフェニックスのようなパラダイスに住みたいかを話してくれる。

　彼らは最後にはいつも、彼らの住んでいるところがいかにひどい天気かということ、そして彼らがどれだけの間、太陽の光を浴びずにそこに住んでいるかを、うんざりした調子で話す。そして大きなため息だ。

　そんなとき私は、彼らのぐちゃぐちゃになった頭の中を整理してあげるために、このようにアドバイスする。

　『知っていると思うけど、アメリカ中の何百と言う都市に僕は言ったことがある。』

　『それぞれの都市のハイウェイには、大きな緑色の標識があって、そこにはあなたがどうやったら町から抜け出せるかが書かれているよ。』


ハイウェイの標識


裕福になるための10のヒント #1

あなたが手にしているものは、あなたが自ら進んで受け入れたものだ。

from ダン・ケネディ



犠牲者など存在しない。ただ、自ら志願して

そうなっているだけだ。 from リー・ミルティア

　人の行動というものは、ほとんど変わっていない。

　１９７８年、私がはじめて講演の仕事を始めたとき、アリゾナ州、テンプの不動産会社のオフィスでプレゼンテーションをした。休憩のとき一人の女性が私にこう聞いてきた。

　『私はプラス思考や自己啓発のプログラムや、あなたが言うサイコ・サイバネティクスをとてもいいと思うわ。でも、、、』

　余談だが、彼らはいつも『でも、、、』と付け加える。

なぜか彼らは、アドバイスを実行できない”理由”を持っている。

　彼女はこう付け加えた。

　『仕事で私の隣に座る男はいつもとても悲観的で、毎朝コーヒーを飲みながら、いつも新聞を読んでその日の嫌なニュースを私に教えるの。彼は経済に対していつも悲観的なの。彼は私のプラス思考や熱意に水を差すの。彼は私の生産性を壊すの。そのことに対して私はどうすればいいの？』

　私はそれに対して、単純で法的にもリスクの少ない方法があることを教えた。

『席を移動しろよ！』

　私のレネゲイド・ミリオネア・システム（非常識な億万長者システム。ダンケネディの集大成のプログラム。）の中で、私はアソシエーション（付き合い）というものの、ものすごい力（いい点と悪い点、創造性と破壊性）について多くのことを話した。ほとんどの人は概念として理解している。でもそれを実行することに否定的だ。


席を移動せよ。

これはシンプルなことだ。

　もし、３６ヶ月で人間を殺すガンを発生させる毒をまき散らす、産業廃棄物の上にあなたの家があることに気がついたら、あなたはどうする？

　どういう理由があろうとも、そこを離れるべきだ。

　その家が売れない？

　燃やしてしまえ。　荷物を持って逃げるんだ！

『だったら何で毒人間と付き合ってるんだ？』

　もし、毒物野郎があなたの友達、親戚、近所の人なら、関わるのをやめよう。話しにくい、嫌なやつになろう。もし必要なら無礼にしても構わない。

　毒物野郎に嫌われて陰で文句を言われた方が、そいつの毒に犯されるよりもましだ。もし、そいつが従業員ならそいつを解雇しよう。今日、今すぐに。もしそいつがクライアントなら、そいつとの関係も切る。

　あなたの周りに毒物は必要ない。


　私はこのテーマに関して、それを否定する膨大な量の詳細なレポートを書くことができる。金持ちはさらに金持ちになり、貧乏人はさらに貧乏になる。あなたはよくこのことを聞いているだろう。

　でも実際は経済の現実はこうだ。上昇気流はすべての人たちを上昇させる。好景気の時は金持ちも貧乏人も収入が増える。金持ちと貧乏の格差は広がったとしても、それでも貧乏人の収入も増えるのだ。

　しかし悲しいことに、ほとんどの人は子供の頃、チャンスと成功と豊かさについて、ポジティブで勇気づけられる話を聞かされたことがない。

　私は知っている。ほとんどの人が親から「金持ちはより金持ちに。貧乏人はより貧乏人になる」という決まり文句を聞かされてきたことを。それを言い訳として貧乏で居続ける人、それを運命だと受け入れた人。それを十字架として背負っている人。そういう人たちは重要なことに気がついていない。

　大統領や王様になろうとしなければ、この経済的な「真実」を修復することができるだろう。私からのアドバイスは、自分が望んでいるような人生を作る方法を考え出せということだ。

鞍替え、という方法がある。

　より貧乏になる貧乏人ではなく、より金持ちになる金持ちになるのだ。実際、あなたが貧乏であることに対してできることで一番いい方法は、貧乏でなくなることだ。そうなればいいのだ。

　そんなに単純なものなの？

　始めはね。始まりとすべての成功の源は決断だと、私の『億万長者の不況に強いビジネス戦略』という本で説明した。

　習慣的にずーっと上手くいっていない多くの人たちは、他の方法をやるということを決断しない。

　私は希望、願望とかの話をしているんじゃない。

私が言っているのは、決断するということだ。


金持ちはもっと金持ちに、貧乏人はもっと貧乏に？

　私がやっていた、とても大きな成功に関するイベントのいくつかのプログラムに、クリストファー・リーブスに出てもらった。

　彼は映画スーパーマンとして世界中で有名な俳優だ。彼は交通事故で脊髄を切断した。彼がステージに上がって、小切手をもらうことは本当に壮大なことだ。それを決断するには鉄の意志がいる。体を起こして、ベッドから出て、服を着るなどの私たちにとって普通のことが、彼には苦痛を伴う危険な作業だ。

そこで聞きたい。「あなたの今日の泣き言は何だ？」

　私が糖尿病をわずらっているとわかったとき、「なぜ自分が？」という考えを少しの期間持っていた。先ほどの女性の「なぜ私の隣には嫌な奴ばかりいるんだろう？」と同じ考えだ。

　糖尿病のせいで、私はちょくちょく自分のダイエットの結果をチェックしないといけないし、長い長いリストにある大好きな食品はすべて食べてはいけない。毎日色々な薬を飲まなければならないし、運動をしなければいけないし、年に３～４回の血液検査も受けないといけない。

　私はそれら全てで完璧にこなしているものはないが、それらをどのくらい自分に課しているか採点するなら１から１０点の採点法なら７をつけるし、「自分が悲惨だ」と思わないことにおいては９点をつけることができる。

　この病気は私に心臓発作を起こる確率を上げるし、私の死を近づけるものでもある。現在、これをインスリンでコントロールすることはできるけど、それができる期間はどんどん短くなってきている。この病気は私にとって大きすぎて、重すぎる十字架だ。ただ、それはクリストファー・リーブスが持っている十字架よりはるかに小さくて軽いものだけど。

　もちろん、人が持っている問題は、彼ら自身にとっては世界で一番デカイ問題だ。周りの人を見てみる。全体を見ることは本当に難しい。しかし、それは必要不可欠だ。それなしに問題をコントロールして解決することはできない。


誰もが十字架を背負っている。

　エリザベス・ハーレイ。彼女は世界で最も美しい女優の一人だ。ある朝、テレビをつけて彼女の目に飛び込んできたのは、彼女のパートナーで映画俳優である、ハフ・グラントの顔写真が貼られたニュースだった。彼は黒人の売春婦とセックスをしようと誘ったので逮捕されてしまった。

　ヒラリー・クリントンはモニカについての話と、彼女を使ったジョークを何年か聞き続けなければならなかったし、それが全くなくなることはない。

　多くの人の生活は外から見たり、ある期間だけを見たりすると完璧に見える。特に、有名人の生活はそうだ。あなたの人生が彼らのように、もっと華やかでワクワクするものであればいいなと願いながら、他人をねたみとあこがれをもって見ることは簡単だ。

　初期の自己啓発運動のリーダーたちに語られた話で、もっともお気に入りの話は、アール・ナイチンゲール（自己啓発の権威的な人物）が話した二人の農夫の話だ。

　彼らは自分たちの農場を持っていた。ある日偶然知り合った二人は、居酒屋へ行き、酒を飲みながらお互いの農場の欠点を同情しあった。

　そして、お互いの農場を交換することで同意した。

　その日の夜、彼らは隣の農場の新しいオーナーとして家に帰ったが、翌朝彼らは、自分の農場で一番高い丘に登って、コーヒーを持って隣の牧場の、青々とした牧草をうらやましく見ていた。

もしあなたが、隣の青く見える芝を見るのに多くの時間を無駄にすれば、あなたは幸せや満足感、裕福さを手に入れることはできない。

全ての人の人生は完璧ではない。全ての人の人生は、彼らがそう変えようと選択しただけ良くなる。


完璧な人生？

　私は多くの社長、起業家たちが金持ちになるのを助けてきたから、このことをこの小さな本で話してしまうと、多くの読者ががっかりすると思う。

　もちろん、私は何千、何万ページも書いてきたし、何百時間も金持ちになるための情報とアドバイスを録音してきた。このパズルにはまるピースは本当にたくさんある。現在、総合的で簡単に私の思想をまとめたものは私の「レネゲイド・ミリオネア・システム（非常識な億万長者システム）」。私の集大成のプログラムだ。

　しかしこれから、この小さなページに収まるように、秘訣を簡潔にまとめて話そうと思う。

　まず、あなたがビジネスを始めて、投資も始めれば金持ちになる確率は飛躍的に向上することを統計は示している。そのことをもっと調べたい人には、『となりの億万長者』などのトマス・スタンリーによる本を読んだ方がいい。

投資家になるには、自分自身に投資することから始めよう。

　これからいくつかの提案をしようと思う。

決断：　金持ちになるやつは、そうなることを決断する。金銭状況、強みと弱み、自分の持つスキルなどを彼らは分析し、富に近づくための行動を見つけ出す。そして、彼らはこれを毎日やり続ける。最初の段階で、最も重要なことは行動を起こすことだ。金は節約するより稼ぐ方が、効率がいい。

定義：　あなたは「あなたにとって裕福であることとは何なのか」を知らなければならない。裕福さとは人によって意味が違ってくる。金の量はそれほど重要ではない。裕福さは独立することであり、コントロールできている状態であり、安全であり、多くの選択肢を持つことを意味する。また多くの人にとっては自分がボスになって決定権を所有すること、自由な時間を得ること、心身を健康に保つことを意味する。


金持ちになる方法

要するに、あなたがどう金を使うかが重要で、その金自体は重要ではない。

　あなたが「サイコ・サイバネティクス」のモルツ博士（www.drmaltz.jp）の本を読んで得るものは、心の底から望む生活のイメージを細部まで精密に作り上げることの重要性を理解することだ。彼の本で最初に読むべきは、「自分を動かす」か、私が共同執筆した「潜在意識が答えを知っている！」だ。

情報：　近所にある図書館とインターネットが、すぐに使うことのできる２つの手段だ。それらはあなたの知識、情報、人とのつながりなどを広げる情報源となる。それは『今の自分』と『達成したいところにいる自分』との架け橋になる。富を得る前に、情報を集めるべきだ。

機会：　自分に合った機会を見つけないといけない。それはあなたの技術とエネルギーで使えるものでないといけない。それはあなたの目的に見合うだけ大きくないといけない。それはあなたのスキル、情報源、に合ったものでなければいけない。

　その機会を通して、あなたが上手く供給できる市場を見つけよう。それはあなたにたっぷり報酬をくれるだろう。今から言うことはとても重要なことだから、ノートに書こう。成功の秘訣を理解するためのちょっとした方法は、自分に適した市場を見つけること。

　ほとんどの人は、誰がそれを欲しがるかよりも、自分がやりたいことに注意を向ける。それと、自分が行動を起こさない理由に『自分には十分な資金がないから』という理由を使わないでくれ。あなたが、金がないところから金を生み出せないのなら、金があってもあなたは金を生み出すことはできないだろう。私の「レネゲイド・ミリオネア・システム（非常識な億万長者システム）」から引用しよう。

金持ちの起業家は資金（resource）でビジネスを始めたのではなく、発想する才能（resourcefulness）で始めた。

発想ができるということは常にもっと重要なことだ。


http://www.drmaltz.jp


スキル：　あなたは何らかのスキルを持っていると思う。それはあなたが選択した活動に有益だ。ただ、あなたに必要だが、あなたには欠けているスキルもあるだろう。ここは理解しておこう。どういうビジネスで成功している人であれ、彼らが必要とする、全てのスキルを彼ら自身が身につけているということはありえない。

　あなたに必要なスキルはあなたが行動して身につけるか、それを持っている人と協力するか、雇ったりする。でも、とりあえずあなたが持っているスキルから始めよう。これは別に楽天的な発言ではない。それは世界がどのように機能しているのか、どうやってビジネスが生み出されるかということだ。

　システム：　システムを中心に考えよう。それは成功のためにシステムを発想したり、改善していくことだ。飛行機のパイロットはチェックリストを使う。彼らは同じことを同じ順序で行う。料理にはレシピがある。

　ほとんどの富はシステムから生み出される。マクドナルドの社長はフランチャイズという、すばらしく成功したシステムを作ったので、多くの賛辞を集めた。フォードは２つのシステムのおかげで富を得た。流れ作業とディーラーを使った販売方法だ。

　レバレッジ：　高速化をはかるため、他人の所有しているものを利用しよう。戦略的提携はとても重要だ。あなたが全てを見つけ出してこなくていい。あなたの商品が欲しい客のリストをすでに持っている会社があるかもしれない。そして、そこの会社にそのリストを使う承諾を得た方が、手っ取り早いかもしれない。

　反対に、もしあなたが顧客リストを持っているなら、だれか客層が似ているが全く同じ商品を売っているわけではない会社がそのリストの使用権利を買いたいかもしれない。あなたにとって、それは客の価値が上がることを示している。私の『億万長者の不況に強いビジネス戦略』という本でもっとこの事について書いてあるのでそれを読んで欲しい。


付き合い：　金持ちの起業家のアイディアと行動パターンを盗もう。『レネゲイド・ミリオネア・システム（非常識な億万長者システム）』で、私は行動の一致について話した。

　これは達成する事に対して適切かつ調和した態度でなければならないということだ。簡単に言うと、あなたの思考と行動がダメなら、あなたは金持ちになれない。

進歩、自分の成長、成功を信じない奴とは縁を切ろう。

　そして、信じる奴と関係を築こう。全てのコミュニティーは意見交換の集まり、小企業の起業家とセールスマンの朝食クラブ、投資家クラブ、町に来るセミナーなどの、成功に強い興味のある人間が集まる場所を持っている。

自己管理：　あなたが節約することができるよう、自分の経済力以下で生活しよう。そして貯蓄が貯まってから、そのうちの最低１０％は投資に充てよう。自分の好きなことに金を使っていたのでは裕福になることはできない。金を貯めて投資しなければ、あなたの運命は悪い方向へ行くだろう。

　借金していて、その泥沼にはまってしまっているのなら、あなたはスグに借金から自分を自由にしないといけない。自分のビジネスに金を使うために、必要なスキルのために投資するために、慎重にクレジットカードを使わなければいけない。そして高級なものを買うために、クレジットカードを使うことをやめなければいけない。

行動 vs 先送り：　遅れてはいけない。あなたが長く待つだけゴールからの距離は遠くなる。ほとんどの人が、その年の初めの頃から比べて、終わりの方で全く良くなっていない理由は彼らが決してやり始めないから。彼らは待っている。何かが変わるまで待っている。しかし、物事は自発的には変化しない。人間が物事を変えるんだ。

先送りという言葉は、貧乏人の言葉だ！！




知識を得るために学ぶな。行動するために学べ。

from ジム・ローン

　もし、すでに自分の会社を経営しているのなら、私のマーケティングの教材（あるいは私の影響を受けた人のものでもいい）を買ういい機会だ。もし、あなたがある業種におけるマーケティングの教材を持っているなら、それは私と一緒に仕事をしたことのある誰か、あるいは私のノウハウを学んだ誰かが作ったものだろう。あなたが持っているその教材に、私は深い知識を持っている。そしてあなたに言わないといけない重要なことがある。

　何年もの間、私は本当に何種類もの業界のアドバイザーが開くセミナーやトレーニングで話してきたし、数多くの彼らのメンバーたちと会ってきた。これらのシステムを賞賛したり、すばらしい結果を得てきた人にたくさん会った。彼らのビジネスは２倍、３倍、４倍となってもっと大きくなることを楽しんでいた。しかし一方、”それ”は役に立たない・うまくいかないと文句を言ってくる人にも何人か会ってきた。

　同じ都市で私は同じシステムを使っている２人のビジネスオーナーと会った。一人はその結果に興奮していて、もう一人のビジネスには何の変化もなかった。どうして、こうなったんだろう？

始めに知っておかなくちゃいけないこと・・・それは役立つということ。

　私の教材、それから、私のノウハウを深く学んだ人が作った教材。これらの教材が生み出す力を疑うことは、今の時代に「世界は平らだ」と言っていることと同じことだ。「本当に効果があるのですか？」「私のビジネスは特殊だから使えないのでは？」そんな議論はとうの昔に終わっている。これらのノウハウの効果は保証、実証済みだ。

　２つ目に知っておくべきことは、

上手く行くかどうかは自分次第であって、そのノウハウによるものではないこと。

　ある日、カーペットクリーニング業者のジョー・ポリッシュが私のトレーニングに参加した。私の話を聞くうちに彼は、「自分のビジネスでそのノウハウは役に立たない」と言い出した。彼の言う所によると、彼の顧客はみな貧乏人で、一番安いものしか買わない。というのだ。


ビジネスオーナーならこれを読もう。

　そこで私は彼に、「あなたの町にショッピングモールはあるか」と尋ねた。彼は『ある』と答えた。これが何を意味するのか？

　もしそこにいる人が安いものしか買わなければ、唯一の店はウォルマート（安売りがウリの大手スーパーマーケット）だろう。唯一見かける車はユーゴ（小型の安い大衆車）だろう。つまり、みんなが最も安いものしか買わないことを主張することは、馬鹿なことなのだ。（何かを買う時に値段だけで決めるのは全体の１０％未満だ）。

　そして私は、彼が彼自身の客を選んでいるのだ、ということを指摘した。彼らはそういう客を引き寄せたのだ。彼の客が安いものしか買わない人たちなら、それは彼自身のミスだ。

多くの人が成果を出している一方、彼らのような人が成果を出し損なっているのには理由がある。

一つ目：彼らは教えられた通りにそのノウハウを使っていなかった。彼らはそれの一部だけを使っていたり、変化を加えたりしていた。

二つ目：彼らのビジネスの他の側面に問題がある場合。その場合は客を集めるためのマーケティングは意味がなくなる。

三つ目：彼らは自己破壊的で文句を言う泣き虫だ。ビジネスの成功に対して前向きに取り組んでいない。

四つ目：彼らは決して物事を十分にやり終えない。彼らは従わない。だから私はもう一度言いたい。これらのノウハウの効果について疑問を持つことは、今の時代に「世界は平らだ」と言っていることと同じことだ。だいぶ前にそのことについての議論は終わった。効果は証明済みだ。

　昔ながらのビジネスをやっているビジネスオーナーは、

『・・・は変えることができない』『・・・はコントロールできない』『・・・は役に立たない』

などが口癖になっている。彼らの才能は言い訳と障害のリストを作ること。あなたはそうでないと心から願っている。そういうやつは内側から腐っている。どちらにせよ、過去に起こった物事は未来を変えるとは限らない。

　私は豊かさについてとても変なことを今から話そうと思う。


　それを理解するのに、この短い文章では足りないが、とりあえず言っておこうと思う。あなたが、興奮するほどの豊かさを得たいなら、あなたは自分自身に興奮しなければいけない。これの意味することの一つは、あなたは自分自身のビジネスにわくわくしなければいけない。商品に、お客に、マーケティングに、エキサイトしなければ行けない。ということだ。

　もし、あなたがこれらのノウハウを最近手に入れたなら、それはビジネスを構築し直すのにいい機会だ。マーケティングを構築し直すのに、もう一回あなたのビジネスに対する信念を見つけるのに、とてもいい機会だ。

　もしあなたがこのノウハウを本棚の奥に閉じ込めてほこりをかぶっているなら、それを持って一人でいられる静かな場所に一日こもろう。そして、そのノウハウをあなたのビジネスで役立ててみよう。あなたのゴールと強い欲望をもう一度見つけよう。

『ダメな大工は道具にケチをつける』こういうことわざがある。

　私が言わないといけないことは、あなたは最上の道具を手に入れたということだ。


　あなたは裸の王様のおとぎ話を知っているだろうか。

　王様は頭がおかしくなって、真っ裸で王国を歩いていた。彼は王様だから誰も裸であることを伝えようと思わなかった。実際、彼らはおおらかに王様の機嫌を取って、王様の良い服についてたいそうなお世辞を言った。

　ほとんどの私のクライアントとの関係は長く続く。

　私には多くのクライアントがいて、多くのメンバーが、10年、時には30年もの期間、関係を持っていたこともある。これらの関係が終わる時は、たいていその人が私のアドバイスを彼らが嫌いだったからだ。そして、彼らは自分が聞きたいことを言う誰か他のところに行ってしまう。

　時として友達と仲間はあなたが裸で町を歩いていることを教えたがらない。

　あなたの近くに誰か本当のことを話してくれる人がいることはとても便利なことだ。信用のために言っておくが、率直で知識が深く、成功している人がいい。

私は『マスターマインド』というグループを立ち上げ管理している。

　そこに近い考え方の同じくらい成功した起業家が集まって、お互いのアイデアを分析したり批判したり高めあったりする。彼らが私を信じて私も彼らを信用した時は、フランクにオープンに話せるし、時には挑発的で議論が起こるが、それらはとても有益だ。賢い起業家はみな少なくとも一つはそういう団体に入っていると思う。あなたは「ナポレオン・ヒル」の「思考は現実化する」という本のマスターマインドについての章で、そのコンセプトについての情報を見つけることができる。

　しかし、これについて警告すべき点がある。

　あなたは自分自身の決断をしなければならないし、自分自身の結論を出さないといけない。時には人のアドバイスとは逆の、自分の信じることに進むこともしなければならない。

　私の周りにいた大きな成功をした起業家は、ただその時々にそうした。そして彼らは「自分の根性を信じろ」と言う。

　良い忠告を探してそれに対して正直になろう。


裸の王様

　「王様は裸だ」と自分に言い聞かせるため、少なくとも、あなたが信じられる何人かの人と手を組もう。

最も重要なことは、自分の心の中の言葉に耳を傾けることだ。


　望むだけのお金をあなたが持っていなかったら、それは機会が少ないからという理由ではない。その考えを頭から捨てなければならない。

　チャンスは全てあなたの周りにある。色々な業界で全く何もないか、借金をしている状態からビジネスをはじめて、スグに高収入と会社と富を得るようになった人がいる。彼らはハウスクリーニングやいい物件を探す仕事などをすることで稼ぎだした。

実際にゼロから始めていい収入にまで持っていく方法はたくさんある。貧乏であり続ける理由は、それを無視すること、怠惰、もしくは悪い習慣だ。

　これは、この本を読んでいる貧乏な人たちには嫌な風に聞こえるかもしれない。

　そういうつもりで書いた。

　貧乏な人や経済状況の良くない人たちに対する同情を、私が持っていないと言いたいわけじゃない。私は両方になったことがある。確かに、不幸にも可能性が断たれている一部の人がいることも知っている。しかしそれは「社会問題」と呼ばれている問題だ。

　私は、あなたがその「一部の人」でないか実は心配している。しかしあなたがこの文章を読んでいるということは、あなたはそこまで貧しくも無知でもないようだ。あなたはスラム街から一度も出たことのない、教養のない、誰かの富に依存することでしか生活のできない人間ではない。あなたはもっと知識のある人間だ。


チャンスが足りないわけではない



『私たちは意識的に、論理的で正しい決断を下さなければいけない。

「今までに１度失敗したから、これからもたぶん失敗する」と思うのは、論理的でも正しくもない。

証拠もないのに「できない」と結論づけるのも間違っている。

ある男性が「ピアノを弾けますか」と訊かれ、「わかりません」と答えた。

「わからないってどういうことですか」と訊かれると、「やったことすらないので」と答えた。

私達は、この男性のようになるべきだ。』

from Dr.モルツダン・ケネディ

　「私はこういう人間だ」という『パーソナリティ』は幼年期に形成してしまうもので、そして一度パーソナリティに刻み込まれてしまった後はそれを変えることは容易ではない。でも同時に不可能でもない。

もし『自分はそういうもの』ということがあなたを何らかの行動から引き止めるなら、変えることのできないものだと考えてそれを受け入れることは何の価値もない。

それを変える方法は精神的アプローチだ。

　やり方はDr.モルツの著書のセルフイメージを変える方法に書かれている。彼の本もしくはwww.drmaltz.jp（日本語サイト）で学べるので参考にして欲しい。

もう一つのやり方は習慣を変えるアプローチだ。

　実際、ものの考え方、自己評価、さらに人格さえ、習慣を変えることで変えることができる。あなたがやることを変えれば自分自身が変わる。例えば、毎日夕食後にすぐテレビを見る習慣の変わりに、金、投資、不動産業、ビジネスなどをテーマにした本を毎日１時間、２１日間のうち何日間か読むようにすると、あなたはもっと賢く大志ある人間になる。

　例えば、ハンバーガーの変わりにサラダを食べて、近所を３０分歩くことを２１日間のうち何日間か自分に義務づけると、あなたは健康でプライドを持てる体つきになる。

　こういう習慣を変えることは一つだけ変えることから始めることができる。一つだけだから慎重に選ぼう。でも、もし２１日サイクルを使うとするなら、１年で１７のことが選べる。そして、一年をかけて少しずつ自分自身をよりよいものにすることができる。

　あなたの自己成長を加速させるために、両方の方法をとろう。


肯定的な変化のための２つの道



　誰もが意見を持っている。

　ただ、誰かが意見があるからといって、あなたが彼らに意識を向ける理由にはならない。

多くの人が先に進めない理由は、無知な人の意見に注意を払っているからだ。

　あなたのいとこは、いいやつかもしれない。いい父親で、いい夫で、そしてすばらしい自動車整備士だ。でも、あなたが彼の意見を聞くべき範囲は、親であることと、結婚に関することと、車整備についてだけに限ることだ。投資や資産運用、起業や健康やその他のトピックについての意見を聞くべきではない。

　もしあなたが家庭菜園でトマトを育てて収穫する方法を知りたければ、私にアドバイスを求めるのは間違いだ。私には園芸の才能はない。私は庭も持っていない。実際、デッキには偽物の木を置いている。

　もしあなたが自『ビジネス』で成功したいなら、私のアドバイスを聞くべきだ。中でも、レネゲイド・ミリオネア・システム（非常識な億万長者システム）がおすすめだ。

　人はどういう分野についても「アドバイス」をしたがる。その人がアドバイスする人間に値するかは別として。そうすることによって人は重要感を感じることができるからだ。

　彼らが「知識」に基づいてアドバイスをすることはほとんどない。ただ彼らは意見を言っているだけだ。ほとんどの人は「意見」と「知識」を区別しない。

あなたは区別しなければいけない。

　私のビジネスの場合、私はコピーライティングのクライアントやパートナー。あるいはNOBSマーケティング・レターを読んでいる人たちとビジネスをする。そして彼らは私たちの例を参考にしながら、自分自身のコピーや広告素材などを作る。そして、、、彼らは無知な人から、嫌がらせのような意見を言われるのだ。

「見た目が悪い」「余計なものが多すぎる」「・・・」


親戚のおじさんからの金についてのアドバイス

　彼らの配偶者、従業員、隣のビジネスオーナー全員が一斉に彼らの広告をこき下ろす。しかし残念ながらこれらの人たちのうち、誰一人として、私がしたような非常に効果的なダイレクトレスポンスマーケティングの経験や本当の知識を持ち合わせている人はいなかった。

　彼らは憲法で守られた彼らの無知な意見を発言する権利を持っている。同時に、あなたは彼らを無視するという起業家の責任を持っている。


　小さなビジネスを所有する人たちに、成功するマーケティングのやり方を大まかに説明し終わった後、私はよくこう言われた『私にそんな知識はない』『私はそれをやるだけのスキルを持っていない』。

　んーー。それは遺伝子配列の間違いのせいじゃなく、それは一つの選択肢だ。

そう、それは選択の問題だ。

　今までの自分がいるところと自分がたどり着きたいところの間にある、ほとんど全てのものは選択によって変えることができる。

　気の小さな人たちがものすごいセールスマンになって、さらに情熱ある話し手になった。紙に買い物リストを書くのがやっとの人が、圧倒的に反応のとれるすばらしいセールスレターを書けるようになった。こういう変化は数えることができないくらいよく起こったのを私は見てきた。

　私は昔、どもりがちな子供だった。

　しかし今では、アメリカで最も収入の高いプロのスピーカーの一人になった。私のセミナーツアーは９年連続で第一位を記録した。そのツアーを一緒に回ったのは、ジグ・ジグラー、ブライアン・トレイシー、トム・ホプキンス、元アメリカ大統領が何人か、世界のリーダー達、ハリウッドの有名人、そしてオリンピックの選手達も来ていた。

　私は高卒で、見習いで働いたこともないがアメリカで最も収入の高い広告コピーライターになった。私の高校の英語の先生は、私が本を９冊書いたことを聞けば驚くに違いない。最近書いた３冊の本はアマゾンのビジネス書ベストセラーリストの３位で、ビジネスウィークの１５位になった。４０歳になってから、私は馬に乗るようになった。１年かけてライセンスを取得し、現在４９歳でプロとして年間１００回以上馬に乗っている。

　私がすること、どんな成功したことについて、私は何の資格も持っていなかった。

　誰も、『私のできること』を選べない。　私が、『私のできること』を選ぶ。

　あなたも同じ選択をしたらどう？


「自分にできること」を決めるのは、誰だ？

　成功したとある法律に関するミステリー小説作家がいる。彼の本はそのうちの２冊が映画になった。ノートに書かれた彼の最初の小説は、彼がロングアイランドからニューヨークに通勤する時間だけを使って書かれた。


時間がない



『人はいつも、現在の自分がこうなのは自分のまわりの環境のせいだと言う。

私は環境など信じない。この世で成功する人は、自ら自分の望む環境を探す人であり、たとえ見つけられなくても、自分でそれを作り出す

人である。』from ジョージ・バーナード・ショウ



『レースに負けても負けを他の誰かのせいにしないなら、あなたはこの先

成功する可能性が高い』from レオナルド・ヒル

　ほとんどの人がいい機会よりいい言い訳を好む。そして、ほとんどの人が彼らの人生で気に食わないことを他人のせいにしてしまう。

　もし彼らが太っていたら、子供の頃に自分の両親が自分にカロリーの高いものばかりを食べさせたせいにするだろうし、ファーストフードレストランのせいにするかもしれない。

　もし彼らに十分な収入がなければ、経済のせいか悪魔のようなボスのせいか、学歴のせいにするだろう。

　もし彼らのビジネスが上手くいっていなければ、経済のせいか、政府のせいか、株式市場のせいにするだろう。

　面白いことに彼ら自身のせいだとは決して考えない。

これから、人生を変えるアイデアを話そうと思う。（これについては、私の本『億万長者の不況に強いビジネス戦略』で多く語られている。）

　原因のどの要素があるのかということは重要じゃない。言い訳と文句を言うのは、あなたの人生に少しも足しにならない。それは完璧に救いようがないくらい時間と思考の無駄だ。

私はビジネスマンにこう言う：　あなたは正しくありたいか、金持ちになりたいか決めろと。ここには限界のない成功と富と健康とより多くの幸せのための公式があるからだ。それがこれだ。

責　　　　任　=　コントロールコントロール　=　責　　　　任

　片方がもう一方を規定する。あなたが人生で経験することをコントロールしたいなら、人生で経験することに対してもっと責任を請け負わないといけない。

　こういう漫画がある。子供が父親にグレードが全部F（落第点）の成績表を見せて『遺伝的要因か、環境的要因かどちらだと思う？』


誰か犯人がいるに違いない

　両方かもしれない。

　でも、おそらくその子はそのどちらも全くコントロールできないだろう。彼が責任を持てることは、勉強の癖をつけて、勉強に時間をかけて、まじめな勉強仲間を見つけて、彼の読書法を改善することだろう。

　もし彼がそうしたなら、彼の成績はおそらく上がるだろう。遺伝的要因も環境的要因も関係なく。子供はこれら全てを知らないかもしれない。

　でもあなたは知っている。


　アメリカには貧乏になる正当な理由が多くある。　アメリカには貧乏で居続けるいい理由はほとんどない。

　このことを証明するために、私の顧客と「NOBSマーケティング・レター」購読者の多くの例からいくつか紹介しよう。

　ロン・レグランドは新聞の広告で見た「不動産で金を稼ぐ方法」を学ぶセミナーに行くために借金した時は、自動車整備工だった。彼は何百もの不動産を買っては売って、何百万ドルも稼いで、さらにスピーチもするようになり、本も出版した。彼はビジネスをスタートする方法を、何万人もの人に毎年教えている。

　ジェフ・ポールが通販ビジネスの突破口を探してもがいていたとき、彼はクレジットカードで１０万ドル以上の借金をしていた。それだけでなく、彼の妹の家の地下室に、彼の妻と子供と一緒に住んでいた。彼は私のアドバイスを少し受け、それを完璧に理解して、数ヶ月後には彼の悲惨な状況から月収１０万ドルを稼ぐようになっていた。

　ジョー・ポリッシュは仕事を転々としていたとき、カーペットクリーナーとして苦境を乗り越えようとしていた。彼は現在、全てのカーペットクリーナー業界のビジネスアドバイザーだ。そして彼の年収は１００万ドル単位だ。

　ダリン・ガーマンが看守用の本棚からほこりをかぶった”思考は現実化する”という本を見つけたとき、彼はアイオワ州刑務所のガードを首になりそうだった。彼はその本を読んで仕事を辞めて不動産学校に通い始めた。現在、彼はアパートや公共施設を見つけてくる仕事、土地の管理人、ブローカーをしている。彼のエリアのビルの売上の７０％を彼が動かしている。

　私のスピーカー仲間の中にブライアン・トレイシーがいる。彼は高校を卒業しておらず、自分の人生の方向を見つけるまで定職に就かず、変わった仕事で働いていた。彼は今ではアメリカで最も尊敬されるスピーカーの一人になった。彼はものすごい本の数を書いている。

　マークビクターハンセンは、彼の最初のビジネスで破産した。現在彼は１億冊売れた”心のチキンスープ”シリーズの執筆者の一人として、また、マーケティングの天才として世界中の人に知られている。

　ルイス・ニールセンはバケツとモップと名刺、そしてスグにお金を稼がなければならない理由を持ってハウスクリーニングビジネスをはじめた。そしてビジネスを成長させ、繁栄させ、人々に職を与えた。最終的に彼女はそのビジネスを完全に売却して、リッチになった。


金

　「台所起業家（仮邦題）」という本は、ごく小さいビジネスから始めて、富を増やしていった女達のいくつかの話だ。その中には、コロラド州デンバーのシャロンとマイケル・カーザの話がある。彼女達は最低賃金の仕事でコツコツ貯めたお金4000ドルとホットドッグの台車一つで小さなビジネスを始めるのに苦労した。その本は貧しさから逃れて自分たちがボスになった１１人の女の話が書かれている。

　あなたが今度グリーティングカードの店に行ったら、棚の多くを占める青い山のアートが施されたカードを見るだろう。このカードを作ったスーザン・ポリス・シュルツは、ビジネスを始めた最初のころ自分の車のトランクにカードを積んで店に売り歩いた。そのとき彼女は車で寝起きしていた。

私は子供の頃に裕福さと貧困のいい経験をしている。

　幼少の頃から十代前半にかけて私の家族は成功したビジネスを所有していて、私たちはとても裕福に暮らしていた。巨大なイギリス式の家。スイミングプール（暖かいオハイオ州で！）。家政婦。毎年買い替える新しい車。そして十代後半にうちのビジネスは倒産して家を移り、物事は大きく変わった。

　私は人からもらったコートを３年間着ていた。時々ストーブの灯油を買うことができずに暖炉を使うときもあった。私たちはよく政府からの配給券で食事を買っていた。借金取りが昼夜問わず電話をかけてきた。結果として私は大学に行かなかった。

　そして私は自分のビジネスを家族の助けを借りずにはじめた。はじめにいくつかの成功を経験した後に、私は普通ではない状況のせいで破産した。

　破産のため裁判所に行った帰りに、私のポンコツ車のワイパーに駐車違反のチケットが挟まっていたとき、私はそれを払う方法が分からなかった・・・。

　今私は５０歳を前に、経済的に独立していて、借金もなく、かつもう二度と働かなくていいだけの十分な富がある。私は競走馬を持っていて馬のレースを精力的にしており、私が寝ている間にもその馬に食わせることに投資できるだけの金がある。

　貧困は政府の援助によってのみ改善されるものだと、本気で信じているやつらは、今まで挙げてきたような例をあざ笑って、それらは例外で、大半の『貧しい労働者』に当てはまるものではないと主張する。貧困を抜け出して裕福になる人よりも、貧しいままの人の数が多いことを示す統計がこの主張の証明だ。

　何故彼らがそれを信じるのか、推測することしかできない。でもそれを信じることは自分を悪い方に向かわせることだと、あなたは確実にわかるはずだ。もし誰かにできてその他の人にもできたなら、なぜあなたにはできないんだ？


事実、長い間同じ所に留まっている人間ひとりで、何かがなされたことはない。

　経済的な災難はさまざまな理由で人々に降りかかる。人は裕福な状態から貧困に陥る可能性がある。多くの人は運悪く貧困の中に生まれる。そう。貧乏になってしまう理由はたくさんある。

しかし貧乏で居続けるのは運命ではなく、選択だ。


　今日エクササイズするのか、明日に先送りするのか。そのポテトチップスを食べるか、低カロリーのドレッシングでセロリを食べるか。

　夜にソファに座ってテレビを見るのか、もしくは不動産投資、ダイレクトメール、鍵屋になるため、などの勉強をするのか。

　毎日、朝５時に起きて仕事に行く前の２時間、本を書くのか、それとも疲れて寝てしまうのか。

　仕事の後に負け犬達とビリヤードをしに行くか、セミナーに行くか。

　映画館に行くか、図書館に行くか。

　自分を成長させるか、させないか。

事実：　収入を向上させること、経済状況を向上させること、人生の様々なことを向上させることは、自分を向上させた後にやってくる。


選択



『私たちの後ろにあるものも、私たちの前にあるものも、私たちの内にあるものと比べればちっぽけなことで

ある。』from ラルフ・ワルフ・エマーソン



『いつでも、肝に銘じておきなさい。あなた自身の成功への決意が何よりも

重要だということを。』from エイブラハム・リンカーン



誰かが「人生は大変だ」と言っているのを聞くと、私はいつも、何と比べて？と聞きたくなる。

from シドニー・ハリス



なぜわたしはいつも、屁こき猫のとなりに

座らなければならないのか？from シドニー・ハリス

ダン・ケネディmedia.theresponse.jp.s3.amazonaws.com/10hint/10report... · 2016-12-22 ·...

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