ミヤンマーの医療保健課題 -...

ミヤンマーの医療保健課題民主化・経済開放に伴って

日本財団/ミャンマー医師会タイ国境プライマリ・ヘルス・ケア振興プロジェクト顧問

日本プライマリ・ケア連合学会東日本大震災支援プロジェクトコーディネーター

国立保健医療科学院健康危機管理研究部研究員（社）Barefoot Doctors OKINAWA 代表

（社）東日本大震災支援地における地域の医療を守る会代表

林健太郎

Contents1. Self introduction2. General Information of Myanmar3. Health Indicator of Myanmar4. Health System of Myanmar5. Problem Concerning with Health issue of

Myanmar & Current Project which I involved in

自己紹介

• 山形県酒田市出身/東京育ち

• 琉球大学医学部卒業同大学麻酔科研修医

• 日本医科大学救命救急科レジデント

• 国境なき医師団の活動に従事

• ヨーロッパで緊急人道援助学・熱帯医学・開発学を学ぶ。国際保健修士を習得

ミャンマー・タイ国境にあるモン州

ミャンマー・タイ国境にあるカレン州

ⒸBarefoot Doctors OKINAWA 林健太郎

2004年国境なき医師団での活動

BEFORE 2008.04.15

AFTER 2008.05.05

ミャンマー・タイ国境にあるモン州とその主要産業である天然ゴム

中国・インドの自動車生産による天然ゴム需要の拡大


• 熱帯雨林特有の気候（高い温度・湿度）のため日の出前後・日の入り前後にゴム樹液を採取。

• この地域のAnaphylaxis Speciesは夜行性（日の入りから日の出までの行動が活発）

• 低空飛行による吸血行動• WHO/MoHによる蚊帳による

対策は無効• サイクロンナルギス被災地よ

り移住したゴム園労働者の脆弱な立場

• 新たな対策を講じる必要性

DEET (Diethyl‐3‐methylbenzamide)クリーム使用によるミャ

ンマー・モン州における深夜天然ゴム樹液採取労働者へのマラリア予防と植物由来Mosquito Repellentの開発‐既存保健システムの強化と住民参加型のマラリア対策‐

国立国際医療研究センター「アジアとアフリカにおける住民との連携に視点をあてた保健システム強化とマラリア対策」研究班

林健太郎・秋山剛・小林潤

マラリアと貧困の連鎖MDG達成への障壁

多様なマラリア対策

マラリア対策の特徴とトレンド

比較的無視されているマラリア対策

健康に関する人間行動を規定するFactorを考慮に入れたマラリア対策

Malaria Strategy

Community

その他の戦略？

既存のミャンマーの保健システム強化した上でのマラリア対策

•ITNの普及

•早期診断

•ACTによる治

療

Anti‐Malaria Strategy

地域特性(Local Business Sector)を活かしたマラリア対策

School & Youth GroupsWoman GroupsEthnic Groups OrganizationsFaith Based Organizations

Local Business Sector

比較的無視されているマラリア対策の実地と改善

• 既存の保健システムは適切に働いているか？

• 地域特性を活かした対策を行っているか？

• 行動学的特性は？

• Reassessmentを行いシステム的欠陥の調査

• 地域レベルでのStake Holder Analysis

• KAP(Knowledge/Attitude/Practice)調査

研究１：管理学/地政学/行動学的研究

• 化学/昆虫学/医学的研究– DEET・ピレスロイドのみ？

– 植物由来の蚊よけ成分研究？– 地域のvectorへの適応研究？

• 公衆衛生学的研究– ITNによる対策の効果判定研究

• DEETとの比較実験

• 植物由来との比較実験

– 植物由来の蚊よけツールの効果判定研究

• 化学/昆虫学/医学的研究– 先行研究あり（多数）– 先行研究あり(ref A)– 当該地での適合研究(ref A)

• 公衆衛生学的研究– 先行研究あり

• DEET石鹸での比較（ref B(パキスタン)）– クリーム等との比較必要性？

• ITNとの比較実験(ref C（ボリビア）)– Vivaxのみ効果著名、再度必要？

– 地域の特性に合わせて再度研究の必要性あり

研究2：化学/昆虫学/医学/公衆衛生学的研究

生か死か…緑か黒か…72時間経過…

アクセス不可能…


PCAT projectPrimary Care for All Team

日本プライマリ・ケア連合学会東日本大地震支援プロジェクト本部コーディネイター林健太郎


Ｋ－Ｗａｖｅ気仙沼中学校巡回療養支援隊•急性期～慢性期入口•気仙沼最大の避難所Ｋ－Ｗave•気仙沼最大の集合避難所・中学校


石巻市河北地区遊学館福祉避難所•急性期終盤～避難所閉鎖まで•120床：被災地最大（史上最大）•要介護者、障害者等常時支援の必要な方•150人規模のスタッフ

•避難所マネージャー•医療職・介護職•食事・掃除・生活一般•退所まで


ミヤンマーの医療保健課題 -...

Documents