サーボ容量選定ソフトウエア...2 【パワーサプライ容量選定関連】...

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サーボ容量選定ソフトウエア IB-1500302-F

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サーボ容量選定ソフトウエア

IB-1500302-F

CW18011
ノート注釈
CW18011 : Marked
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目次

1 章 はじめに .............................................................................................................................. 1

1-1 サーボ選定 S/Wで何ができるのか ....................................... 1

1-2 サーボ選定 S/Wの流れ ................................................. 3

1-2-1 起動の手順............................................................... 3

1-2-2 機械データの設定......................................................... 4

1-2-3 保存データからの入力..................................................... 5

1-2-4 選定データの保存......................................................... 6

1-2-5 選定データの消去......................................................... 7

1-2-6 終了の手順............................................................... 7

1-3 サーボ選定 S/Wの設定 ................................................. 8

1-3-1 データブックリンク機能の設定............................................. 8

2 章 サーボ選定をする ............................................................................................................ 9

2-1 選定データを設定する ................................................. 9

2-1-1 基本仕様の設定.......................................................... 10

2-1-2 水平軸のデータ設定...................................................... 11

2-1-3 垂直軸(ギア/プーリ付)のデータ設定.................................... 12

2-1-4 傾斜軸(ギアボックス付)のデータ設定.................................... 13

2-1-5 回転軸のデータ設定...................................................... 14

2-1-6 マガジン軸のデータ設定.................................................. 15

2-1-7 ラック&ピニオン軸のデータ設定.......................................... 16

2-1-8 パレットチェンジャー軸のデータ設定...................................... 17

2-1-9 選定仕様書入力のデータ設定.............................................. 18

2-1-10 リニア水平軸のデータ設定............................................... 19

2-1-11 リニア垂直軸のデータ設定............................................... 20

2-1-12 水平軸タンデムのデータ設定............................................. 21

2-1-13 垂直軸タンデムのデータ設定............................................. 22

2-1-14 傾斜軸タンデムのデータ設定............................................. 23

2-1-15 リニア水平軸タンデムのデータ設定....................................... 24

2-1-16 リニア垂直軸タンデムのデータ設定....................................... 25

2-2 選定結果を考察する .................................................. 26

2-2-1 サーボ選定の判定項目.................................................... 26

2-2-2 比較モータによる妥当性の判断............................................ 27

2-2-3 モータ出力トルクの飽和現象.............................................. 29

2-2-4 回生抵抗の選定結果...................................................... 30

2-3 補助計算を使用する .................................................. 31

2-3-1 要求加減速時定数の補助計算.............................................. 31

2-3-2 カップリングイナーシャの補助計算........................................ 32

2-4 選定条件を調整する .................................................. 33

2-4-1 選定条件の変更.......................................................... 33

2-4-2 個別モータ指定.......................................................... 34

2-5 サーボモータが既に決まっている場合は ................................ 35

2-5-1 サーボモータ型名直接入力................................................ 35

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3 章 主軸モータのデータを設定する ............................................................................... 36

3-1 主軸モータ数を設定する .............................................. 37

3-2 パワーサプライ選定用データを設定する ................................ 38

3-2-1 主軸モータ出力特性の設定①.............................................. 38

3-2-2 主軸モータ出力特性の設定②.............................................. 39

3-2-3 定格出力の設定.......................................................... 40

3-3 主軸加減速時間を計算する ............................................ 42

3-3-1 加減速時間計算データの設定.............................................. 42

3-3-2 加減速時間の計算結果.................................................... 43

3-3-3 巻線切り替え仕様時のデータ設定.......................................... 44

4 章 工具主軸モータのデータを設定する ...................................................................... 45

4-1 工具主軸モータ数を設定する .......................................... 45

4-2 パワーサプライ選定用データを設定する ................................ 46

4-2-1 工具主軸データ入力...................................................... 46

5章 他社製モータのデータを設定する ........................................................................... 47

5-1 他社製モータ数を設定する ............................................ 47

5-2 パワーサプライ選定用データを設定する ................................ 48

6 章 パワーサプライを選定する ........................................................................................ 50

6-1 パワーサプライ台数を設定する ........................................ 50

6-2 MDS-EM/EMHシリーズの場合 ............................................ 51

6-3 選定条件を設定する .................................................. 52

6-4 選定結果を判断する .................................................. 53

6-5 タンデム制御軸の場合 ................................................ 54

6-6 選定パラメータについて .............................................. 55

7 章 駆動部構成一覧を表示する ........................................................................................ 56

7-1 駆動部構成一覧を表示する ............................................ 56

7-2 多軸アンプを設定する ................................................ 57

7-2-1 多軸アンプの自動設定.................................................... 58

7-2-2 多軸アンプの設定解除.................................................... 59

7-2-3 多軸アンプの個別設定.................................................... 60

7-2-4 回生抵抗の自動選定...................................................... 61

7-3 多軸一体ドライブユニットを設定する .................................. 62

7-3-1 多軸一体ドライブユニット台数の自動設定.................................. 62

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1

1 章 はじめに

1-1 サーボ選定 S/Wで何ができるのか

【サーボ容量選定関連】

(1)サーボモータ容量選定機能

・機械構成のモデルを選択し機械仕様を入力すると、仕様を満足する最小容量のサーボモータを選定します。

・次点となったモータ(比較モータ)の計算結果も表示しますので、選定結果をわかりやすく判断できます。

・機械データ設定には、補助計算機能や単位変換機能を準備しています。

・選定パラメータ設定で、選定条件の変更や指定ができます。

(2)回生抵抗容量選定機能

・抵抗回生機種を選択した場合は、回生抵抗の容量選定も行います。

・2軸ユニットの場合は、「駆動部構成一覧表示」で回生抵抗の再選定を行います。

(3)モータシリーズ指定・個別指定計算機能

・モータシリーズを指定してモータを選定したり、S/Wにモータを選ばせるのではなくユーザが指定したサー

ボモータで選定計算しその結果を表示します。

(4)サーボモータ型名直接入力機能

・パワーサプライの容量選定のために、既に決まったサーボモータを設定できます。

(5)PDF出力機能

・サーボモータ容量選定結果、回生抵抗容量選定結果、サーボモータ容量選定計算過程を PDFファイルに出

力できます。

【主軸関連】

(1)主軸モータ出力特性入力機能

・パワーサプライの容量選定のために、主軸出力特性を設定できます。

(2)主軸加減速時間計算機能

・主軸モータの出力特性と主軸の機械データを設定して、主軸加減速時間を計算できます。

・巻線切替制御にも対応し、その関連パラメータ(切替速度、ベース遮断時間など)を設定できます。

・到達速度と加減速時間の関係をグラフ表示します。

(3)PDF出力機能

・主軸加減速時間計算結果、グラフ表示を PDFファイルに出力できます。

【工具主軸関連】

(1)工具主軸モータ型名直接入力機能

・パワーサプライの容量選定のために、工具主軸モータを設定できます。

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【パワーサプライ容量選定関連】

(1)パワーサプライ容量選定機能

・パワーサプライの数、ドライブユニットの振り分け、同時加減速サーボ軸の設定を行うだけで、最適な容量

のパワーサプライを選定します。

・抵抗回生ユニットと混在していても、パワーサプライが必要なユニットだけを選び出して計算します。

・次点となったパワーサプライの計算結果(比較ユニット)も表示しますので、選定結果をわかりやすく判

断できます。

(2)電源設備容量計算機能

・パワーサプライユニットの電源設備容量を計算し表示します。

(3)PDF出力機能

・パワーサプライ容量選定結果を PDFファイルに出力できます。

【駆動部構成一覧表示関連】

(1)駆動部構成一覧表示機能

・サーボアンプ、サーボモータ、主軸アンプ、主軸モータ、工具主軸アンプ、工具主軸モータ、パワーサプ

ライ、ACリアクトルなどの型名を一覧表示します。

・それぞれの駆動ユニットの横幅とその合計を表示します。

(2)多軸アンプ設定機能

・ユニット幅の合計が最小となるように 2軸あるいは 3軸アンプを自動設定します。(3軸アンプはあらかじ

め指定が必要)

・ユーザが選択した 2軸を 2軸アンプに設定できます。

(3)2軸アンプ回生抵抗選定機能

・抵抗回生サーボ(MDS-Rシリーズ)で 2軸アンプを設定した場合は、回生抵抗を自動的に 2軸アンプ用に再

選定します。

(4)PDF出力機能

・駆動部構成一覧を PDFファイルに出力できます。

【その他】

(1)選定データ保存・読み出し機能

・設定データにコメントを付けてデータベースに保存できます。また保存したデータを読み出してデータ設

定できます。

(2)外部ファイルのインポート・エクスポート機能

・設定データを xmlファイルに出力できます。また外部の xmlファイルからデータを入力できます。xmlファ

イルを転送して、ユーザ同士のデータ交換が可能です。

(3)データブックリンク機能

・三菱 CNCドライブシステムデータブックの PDFファイルを指定フォルダに置くことで、選定結果の型名か

らそれぞれのデータを表示できます。

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1-2 サーボ選定 S/Wの流れ

1-2-1 起動の手順

サーボ容量選定 S/Wを起動するには、以下の順序で起動します。

(1)スタートメニューより「プログラム」→「NC Servo Selection」→「NC Servo Selection Ver*.**」

→「Start NC Servo Selection」を実行します。(コマンドプロンプトが起動します)

(2)サーボ容量選定 S/Wが起動する。(ブラウザが起動します)

(3)機械データを設定する。→「1-2-2 機械データの設定」へ

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1-2-2 機械データの設定

決定ボタンで、選定データ入力画面に進みます。

【機械種類】

機械種類によって、選定計算に影響することはありません。

【軸数】

一度選定計算が終わった後でもこのページに戻れば設定データはその

ままにして軸数を変更することができます。

タンデム制御軸の場合、同期制御軸モータ 2軸を 1軸として設定します。

【決定ボタン】

上記 4 項目を設定したら決定ボタンをクリックして、データ設定画面

に進みます。

→「2-1 選定データを設定する」へ

【クリアボタン】

設定した全データを消去し、初期状態に戻します。選定データを一度

設定した状態から新規に選定を始める場合に、既存データを全て消去

します。

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1-2-3 保存データからの入力

(1)過去の保存情報からの選択

データベースに記録された情報から選定データを設定します。

(2)外部ファイルからのインポート

外部ファイル(xmlファイル)を選択して、選定データを入力します。

【選択 No】

選定 No をクリックして、過去に保存したデータ設定を読み出します。

【ファイル名】

ファイル名を直接入力、または「参照」ボタンよりファイルを選択して

ください。

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1-2-4 選定データの保存

(1)選定条件の入力データ保存

データベースに選定条件及び選定結果を保存します。選定案件を最大 100件登録できます。保存したデータを

読み出して再保存した場合でも、上書きせずに新たなデータとして保存されます。

(2)選定条件のエクスポート

選定条件及び選定結果を、外部ファイル(xmlファイル)に保存します。

選定案件ごとにファイルが作成され、メールなどでのファイル転送が可能です。

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1-2-5 選定データの消去

データベースに保存したデータを消去するには、保存データ一覧の右端削除欄の「Yes」をクリックします。

確認画面で内容を確認後、「削除実行開始」をクリックします。

1-2-6 終了の手順

サーボ容量選定 S/Wを終了するには、以下の順序で終了します。

(1)サーボ容量選定 S/Wを終了する。(ブラウザを閉じる)

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1-3 サーボ選定 S/Wの設定

1-3-1 データブックリンク機能の設定

三菱CNCドライブシステムデータブックを所定のフォルダに保存しておくと、選定結果画面や選定結果一覧

のアンプ型名、モータ型名から、対応するデータブックの pdfデータを切り出して表示させることができます。

なお、言語設定で「中文」を選択した場合は、英語のデータを表示します。

(1)データファイル

三菱CNCドライブシステムデータブックの pdfファイルは、以下のファイル名になります。ファイル名最後

の「m」や「b」は、データ改定時には変更されます。

(MDS-Dシリーズ) 日本語版:「ib1500272m.pdf」 英語版:「ib1500273engm.pdf」

(MDS-D2シリーズ) 日本語版:「ib1501141b.pdf」 英語版:「ib1501142b.pdf」

(MDS-Eシリーズ) 日本語版:「ib1501251b.pdf」 英語版:「ib1501252b.pdf」

(2)データファイルの保存

データファイルは、以下のフォルダに保存してください。和英両方の保存も可能です。ファイルを保存し S/W

を起動すると、アンプ型名、モータ型名に下線が表示されリンク機能が有効になったことを示します。

[インストールフォルダ] \NC Servo Selection Ver*.**\databook

S/Wのインストール先をデフォルトのままインストールした場合は、以下のフォルダになります。

C:\NC Servo Selection\NC Servo Selection Ver*.**\databook

(3)データファイルの更新

データファイルを更新する場合は、保存フォルダ内のファイルを全て削除した後、改めてデータファイルを保

存してください。

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2 章 サーボ選定をする

2-1 選定データを設定する

【サーボ軸数】

TOP ページで入力した軸数だけ表示されます。

【軸データ設定】

クリックすると各軸のデータ設定画面が開きます。

→「2-1-1 基本仕様の設定」へ

【選定結果詳細】

選定計算を行った後は、ここから直接「選定結果」を表示できます。

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2-1-1 基本仕様の設定

【減速器仕様】

・ギア/プーリ: ギアやプーリのイナーシャを個別に設定する場合

→「2-1-3 垂直軸(ギア/プーリ付)のデータ設定」を参照。

・ギアボックス: 減速器のイナーシャをモータ軸換算でまとめて設定する場合

→「2-1-4 傾斜軸(ギアボックス付)のデータ設定」を参照。

【軸種類】

最も相応しい選定モデルを選びます。

データ設定については各選定モデルの説明へ

・水平軸 → 「2-1-2 項」

・水平軸タンデム → 「2-1-12 項」

・垂直軸 → 「2-1-3 項」

・垂直軸タンデム → 「2-1-13 項」

・傾斜軸 → 「2-1-4 項」

・傾斜軸タンデム → 「2-1-14 項」

・回転軸 → 「2-1-5 項」

・リニア水平軸 → 「2-1-10 項」

・リニア水平軸タンデム → 「2-1-15 項」

・リニア垂直軸 → 「2-1-11 項」

・リニア垂直軸タンデム → 「2-1-16 項」

・マガジン軸 → 「2-1-6 項」

・ラック&ピニオン軸 → 「2-1-7 項」

・パレットチェンジャー軸 → 「2-1-8 項」

・選定仕様書入力 → 「2-1-9 項」

(モータ軸換算データがわかっている場合)

【アンプシリーズ】

ここで選択したアンプシリーズによって

選定計算で使用するモータシリーズが決定します。

標準設定は、

・MDS-E-VX :HG シリーズ

・MDS-EH-VX :HG-H,HQ-H シリーズ(400V)

・MDS-EJ-VX :HG シリーズ

・MDS-EJH-VX :HG-H,HG-SR シリーズ(400V)

・MDS-EM-SPV3 :HG シリーズ

・MDS-D2-V1/V2 :HFシリーズ(リニア軸は LM-Fシリーズ)

・MDS-D2-V3 :HF シリーズ

・MDS-DH2-VX :HF-H シリーズ(400V)

・MDS-DJ-VX :HF シリーズ

・MDS-DM2-SPVX-xxx80 :HF シリーズ

・MDS-DM2-SPV3-200120:HF シリーズ

・MDS-D-VX :HFシリーズ(リニア軸は LM-Fシリーズ)

・MDS-DH-VX :HF-H シリーズ(400V)

・MDS-D-SVJ3 :HF シリーズ

・MDS-DM-V3-202020 :HF シリーズ

・MDS-DM-V3-404040 :HF シリーズ

・MDS-DM-SPVXF-xxx80 :HF シリーズ

・MDS-DM-SPV3F-200120:HF シリーズ

・MDS-R-VX :HF シリーズ

・MDS-C1-VX :HC シリーズ(小容量は HA シリーズ)

・MDS-CH-VX :HC-H シリーズ(400V)

・MDS-B-SVJ2 :HC シリーズ(小容量は HA シリーズ)

・MR-J2-CT :汎用 HC シリーズ

・MR-J2S-CT4 :汎用 HF-SP4 シリーズ(400V)

(注 1)標準とは異なるモータシリーズを使用したい場合は、右端の

「選定パラ」からで別のモータシリーズを指定できます。

(注 2)MDS-DM シリーズを使用する場合は、あらかじめ容量を決めて

選定を行います。

MDS-DM-SPVX-xxx80 のサーボ容量=80

MDS-DM-SPV3-200120 のサーボ容量=120

【その他】

「選定パラ」の説明は、「2-4 項」

【軸の支持方法】

摩擦係数(μ)が変化します。

・すべり :μ=0.2

・転がり :μ=0.1

摩擦係数を直接数値で設定はできません。

【モータブレーキ仕様】

モータブレーキ付きを選択すると選定計算

でブレーキのイナーシャが考慮されます。

【軸名称】

和文を含めてテキ

ストデータが設定

可能です。

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2-1-2 水平軸のデータ設定

【補助計算】要求加減速時定数

加速度 Gや 2点間の位置決め時間から加減速

時定数を計算できます。

→ 「2-3-1 項」へ

【カップリングイナーシャ】

一般的にカップリングメーカの仕様書からイナーシャ値を知ることがで

きます。

他にもモータ軸に付随するイナーシャがあれば、ここに含めます。

【直線移動物重量】

想定されるワーク重量も加算してください。

【補助計算】カップリングのイナーシャ

仕様値が不明な場合、円筒モデルからイナー

シャ計算ができます。

→ 「2-3-2 項」へ

【他の単位】カップリングのイナーシャ

[GD2]や[kgf・cm・s2]単位で入力ができます。

【他の単位】最大切削トルク

[kgf・cm]単位で入力ができます。

【補助計算】最大切削トルク

テーブルにかかる切削反力から、切削トルク

を計算できます。

【切削トルクの設定】

この 2 項目は、特に設定しなくても(0 設定でも)選定計算は可能です。

(水平軸の場合、主に負荷イナーシャ比から選定が決まる場合が多い。

ただし切削負荷は考慮されません。)

モータ軸換算トルクが直接わからない場合は、補助計算を使用します。

平均切削トルクは、最大切削トルクの 50%(「選定パラ」内で変更が可能)

で計算されます。

位置決めするためにも時間が必要ですから、切削デューティ=100%は設

定できません。

このボタンで選定計算開始

【要求位置決め頻度】

例えば、2 分間に 1 回の場合は、0.5 を設定

します。

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2-1-3 垂直軸(ギア/プーリ付)のデータ設定

【他の単位】ギア(プーリ)のイナーシャ

[GD2]や[kgf・cm・s2]単位で入力ができます。

【補助計算】【他の単位】

「2-1-2 水平軸のデータ設定」を参照。

【切削トルクの設定】

この 2 項目は、特に設定しなくても(0 設定でも)選定計算は可能です。

(垂直軸の場合、主にアンバランストルクや負荷イナーシャ比から選定が

決まる場合が多い。ただし 0 設定の場合、切削負荷は考慮されません。)

「2-1-2 水平軸のデータ設定」も参照してください。

【カップリングイナーシャ】

一般的にカップリングメーカの仕様書からイナーシャ値を知ること

ができます。

他にもモータ軸に付随するイナーシャがあれば、ここに含めます。

ギアがモータシャフトに直結されている場合は、0 を設定します。

【減速比】

減速比 2/3 の場合は、1.5 を設定します。(2/3=1/1.5)

増速している場合の設定値は、1 より小さくなります。

【カウンタバランス仕様】

・カウンタバランス無し

アンバランストルクが発生します。

・おもり

おもりの重量[kg]分だけ、アンバランストルクをキャンセル

できます。「直線移動物重量」+「おもりの重量」が、負荷

イナーシャに含まれます。

・油圧

油圧支持力[N]分だけアンバランストルクをキャンセルできます。

エアーダンパーもこれに含まれます。

「直線移動物重量」のみが負荷イナーシャに含まれます。

【ギア(プーリ)のイナーシャ】

機械側ギア(プーリ)のイナーシャは、モータ軸換算のイナーシャを計算

する必要はありません。減速比に従って内部で自動計算されます。

3 個以上のギアで減速(増速)している場合はギアボックスを選択し、全

ギアのイナーシャをモータ軸換算値で設定してください。

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2-1-4 傾斜軸(ギアボックス付)のデータ設定

【カウンタバランス仕様】

・カウンタバランス無し

アンバランストルクが発生します。

・おもり

おもりの重量[kg]分だけ、アンバランストルクをキャンセル

できます。「直線移動物重量」+「おもりの重量」が、負荷

イナーシャに含まれます。

・油圧

油圧支持力[N]分だけアンバランストルクをキャンセルできます。

エアーダンパー使用時も油圧を選択してください。

「直線移動物重量」のみが負荷イナーシャに含まれます。

【傾斜角度】

90[deg]設定時は、垂直を意味します。

【切削トルクの設定】

この 2 項目は、特に設定しなくても(0 設定でも)選定計算は可能です。

(傾斜軸の場合、主にアンバランストルクや負荷イナーシャ比から選定が

決まる場合が多い。ただし 0 設定の場合、切削負荷は考慮されません。)

「2-1-2 水平軸のデータ設定」も参照してください。

【他の単位】ギアボックスのイナーシャ

[GD2]や[kgf・cm・s2]単位で入力ができます。

【ギアボックスのイナーシャ】

ギアボックス全体のイナーシャをモータ軸換算値で設定します。

【減速比】

減速比 2/3 の場合は、1.5 を設定します。(2/3=1/1.5)

増速している場合の設定値は、1 より小さくなります。

【補助計算】要求加減速時定数

「2-1-2 水平軸のデータ設定」を参照。

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2-1-5 回転軸のデータ設定

【他の単位】各種イナーシャ

[GD2]や[kgf・cm・s2]単位で入力ができます。

【減速比】

減速比 2/3 の場合は、1.5 を設定します。(2/3=1/1.5)

増速している場合の設定値は、1 より小さくなります。

【他の単位】各種トルク

[kgf・cm]単位で入力ができます。

【負荷軸の各種データ】

負荷軸上での数値を入力します。

モータ軸換算値がわかる場合は軸種類を変更して、「選定仕様書入力」

を使用してください。

【ギアボックスのイナーシャ】

ギアボックス全体のイナーシャをモータ軸換算値で設定します。

【補助計算】要求加減速時定数

「2-1-2 水平軸のデータ設定」を参照。

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2-1-6 マガジン軸のデータ設定

【減速比】

減速器の減速比ではなく、マガジン 1 周に必要なモータ回転数を入力し

ます。

【減速器のイナーシャ】

モータ軸換算値で設定します。

【移動物の重量】

「チェーン重量」を 0 に設定して、ツールホルダ 1 個あたりの

チェーン重量を「ツールホルダ重量」に含めてもかまいません。

【モータ停止時サーボ状態】

「サーボオフしない」

マガジン停止中もサーボロック(モータ通電)されます。

摩擦トルクやアンバランストルクに対して常にモータトルク

が発生します。

「サーボオフする」

マガジン停止中、ロックピンやブレーキで位置決めする場合

に選択します。モータ停止中は、サーボオフ(モータ非通電)

されますので負荷がかかりません。

【他の単位】各種トルク

[kgf・cm]単位で入力ができます。

【補助計算】

・モータ軸換算・摩擦トルク

チェーンの周上の摩擦力を、[N]または[kgf]単位で入力でき

ます。

・モータ軸換算・アンバランストルク

チェーンにかかるアンバランス重量[kg]から計算できます。

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2-1-7 ラック&ピニオン軸のデータ設定

【軸構成】

ピニオン移動(ラック固定)かラック移動(モータ固定)を選択します。

【直線移動物重量】

ピニオン移動(モータ移動)の場合は、モータ重量は移動物重量に

自動的に加算されます。ここでは、モータを除いた移動物の重量を

設定します。

【他の単位】モータ軸換算・摩擦トルク

[kgf・cm]単位で入力ができます。

【減速器のイナーシャ】

モータ軸換算値で設定します。

【他の単位】各種イナーシャ

[GD2]や[kgf・cm・s2]単位で入力ができます。

【補助計算】モータ軸換算・摩擦トルク

直線軸上の摩擦力([N],[kg])から計算できます。

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2-1-8 パレットチェンジャー軸のデータ設定

【他の単位】モータ軸換算・摩擦トルク

[kgf・cm]単位で入力ができます。

【減速器のイナーシャ】

モータ軸換算値で設定します。

【他の単位】減速器のイナーシャ

[GD2]や[kgf・cm・s2]単位で入力ができます。

【補助計算】モータ軸換算・摩擦トルク

円周上(パレット重心位置)の摩擦力

([N],[kg])から計算できます。

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2-1-9 選定仕様書入力のデータ設定

【他の単位】各種トルク

[kgf・cm]単位で入力ができます。

【モータ軸換算値】

この画面から軸データを入力する場合は、すべてモータ軸換算値で

入力することになります。従って基本的にどんな軸のモータ選定に

も対応可能になりますが、あらかじめモータ軸換算値を計算してお

く必要があります。

【他の単位】モータ軸換算・最大負荷イナーシャ

[GD2]や[kgf・cm・s2]単位で入力ができます。

【補助計算】要求加減速時定数

「2-1-2 水平軸のデータ設定」を参照。

【サーボメカニズムの種類】

直線軸または回転軸を選択します。

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2-1-10 リニア水平軸のデータ設定

【他の単位】最大切削推力

[kgf]単位で入力ができます。

【補助計算】要求加減速時定数

「2-1-2 水平軸のデータ設定」を参照。

【切削推力の設定】

この 2 項目は、特に設定しなくても(0 設定でも)選定計算は可能です。

(ただし 0 設定の場合、切削負荷は考慮されません。)

「2-1-2 水平軸のデータ設定」も参照してください。

【直線移動物重量】

1次側移動の場合は、モータ重量は移動物重量に自動的に加算されます。ここ

では、モータ1次側を除いた移動物の重量を設定します。

但し2次側(磁石側)移動の場合は、2次側を含めた重量を入力してください。

【軸の支持方法】

摩擦係数(μ)が変化します。

・すべり:μ=0.2

・転がり:μ=0.1

・非接触:μ=0.0 エアー軸受けなど

摩擦係数を直接数値で設定はできません。 【モータ冷却方式】

自然冷却:油冷配管を使用しない方式

液冷却 :油冷配管を使用する方式

【モータ駆動システム選択 1】

1次側移動:磁石を機械に固定し、コイル側が移動します。

2次側移動:コイルを機械に固定し、磁石側が移動します。

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2-1-11 リニア垂直軸のデータ設定

【カウンタバランス仕様】

・カウンタバランス無し

アンバランス力が発生します。

・空圧・油圧

空圧・油圧支持力[N]分だけアンバランス力をキャンセルできま

す。

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2-1-12 水平軸タンデムのデータ設定

タンデム制御軸(2軸同期制御軸)のサーボ選定をするには、以下の基本条件を満たす必要があります。

① 2軸が同シリーズの同容量のサーボモータを使用すること

② 2軸の機械構成(カップリング、ボールネジ)が同一であること

③ 2軸の負荷に偏りがないこと

③については、ある程度の負荷の偏りがあっても制御は可能ですが、サーボ選定は偏りがないとして計算され

ます。その場合、負荷設定には余裕を見込むなどの配慮が必要になります。

【直線移動物重量】

2 軸全体の負荷となる重量を設定します。

【機械構成】

カップリングイナーシャは、モータ 1 軸に対する値を、

またボールネジは、2 軸共通の仕様値を設定します。

【モータ軸換算・最大切削トルク】

モータ 1 軸にかかる負荷を入力します。

補助計算を使用した場合、負荷を 1/2 にして設定されます。

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2-1-13 垂直軸タンデムのデータ設定

ギアまたはプーリを使用する場合は、2軸のモータ間で同一仕様にする必要があります。

タンデム制御軸選定時の基本条件は、「2-1-12 水平軸タンデムのデータ設定」を参照してください。

【機械構成】

カップリング、ギア(プーリ)のイナーシャは、モータ 1 軸

に対する値を設定します。

またボールネジ、減速比は、2 軸共通の仕様値を設定します。

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2-1-14 傾斜軸タンデムのデータ設定

油圧シリンダーが、サーボ軸ごとにある(2本以上ある)場合は、全体の油圧支持力を設定します。

タンデム制御軸選定時の基本条件は、「2-1-12 水平軸タンデムのデータ設定」を参照してください。

【油圧支持力】

モータ 2 軸に対する全体の値を設定します。

【ギアボックスのイナーシャ】

モータ 1 軸に対する値を設定します。

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2-1-15 リニア水平軸タンデムのデータ設定

タンデム制御軸選定時の基本条件は、「2-1-12 水平軸タンデムのデータ設定」を参照してください。

【直線移動物重量】

2 軸全体の負荷となる重量を設定します。

【最大切削推力】

2 軸全体にかかる負荷を入力します。

【モータ駆動システム選択2】

1 アンプ 2 モータ駆動:1 つのリニアスケールを 2 つのモータで共用します。

2 アンプ 2 モータ駆動:リニアスケールは、それぞれのモータごとに必要です。

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2-1-16 リニア垂直軸タンデムのデータ設定

空圧・油圧シリンダーが、サーボ軸ごとにある(2本以上ある)場合は、全体の空圧・油圧支持力を設定します。

タンデム制御軸選定時の基本条件は、「2-1-12 水平軸タンデムのデータ設定」を参照してください。

【空圧・油圧支持力】

モータ 2 軸に対する全体の値を設定します。

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2-2 選定結果を考察する

2-2-1 サーボ選定の判定項目

【PDF 表示】

これらのボタンをクリックすると、

現在表示中の選定計算過程または選定結果を

PDF ファイルに出力します。

【①モータ回転速度許容判定】

早送り時のモータ回転速度が、モータの最高回転速度

以下であるかを判定します。

【モータ仕様値】

モータの仕様から決まる値には、

「*」がついています。

【②負荷イナーシャ比判定】

補間制御精度に影響する重要な判定です。

負荷イナーシャがモータイナーシャに対して規定された倍

率以下であるかを判定します。

【③短時間特性判定】

直線加減速時定数が要求値以下であるかを判定します。

【最小加減速時定数】

高速回転時にモータ最大トルクが制限

されるトルク飽和特性も考慮して計算

されます。

【④切削トルク判定】

最大切削トルクがモータの最大使用トルク(仕様値である

最大トルクからマージンを考慮した値)以下であるかを判

定します。

【⑤連続特性判定】

加減速時、切削時、停止時の負荷状態を平均

化した連続実効負荷トルクが、モータストー

ルトルクの 80%以下であるかを判定します。

また、定常負荷トルク(摩擦トルク+アンバ

ランストルク)が、モータストールトルクの

60%以下であるかを判定します。

【⑥総合判定】

上記①~⑤までの判定がすべて OK であるかを判定します。

【選定結果】

・サーボモータ型名

選定モータの結果と次点になったモータを表示します。

・サーボアンプ型名

2 軸アンプを使用する予定でもこの時点では、

全て 1 軸アンプの型名が表示されます。

・回生抵抗型名

回生抵抗が必要な機種では、最適な回生抵抗が表示されます。

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2-2-2 比較モータによる妥当性の判断

【NG 発生判定】

この例では、短時間特性判定で「NG」が発生していますが、加減速時定数が 0.2[ms]

だけオーバしていることが原因です。一般的に問題にならないレベルですので、加

減速時定数要求値に例えば 101[ms]を設定して再計算すれば、「HF354」が選定でき

ます。

【比較モータ】

比較モータは、判定のどれかが「NG」になり次点となったモータです。比較モータの

能力がどれくらい判定値から不足しているかを知ることで、選定結果の妥当性を確認

することができます。

S/W の判定は、例え 0.1 少なくても(あるいは多くても)「NG」となります。実際に

は問題にならない程度の差であると判断できれば、入力値や選定パラメータを調整す

ることで比較モータを選定モータにすることができます。

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【選定モータ結果】

入力値を調整した結果、「HF354」が選定

モータになった。

【判定の妥当性の確認】

加減速時定数要求値を 101[ms]に変更した結果、「HF354」の最小加減速時定数が

「OK」になりました。HF303 の加減速時定数は、判定値に対して大きな差を持ちま

すので、この軸に対して「HF354」モータを選定することは、妥当であると判断で

きます。

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2-2-3 モータ出力トルクの飽和現象

サーボモータは、高速回転時に最大トルクが制限される特性(飽和現象)を持っています。選定パラメータの

「最大トルク使用率」を上げて加減速時定数を短縮しようとしても高速域でトルクが制限される場合があります。

【トルク飽和による制限】

トルク飽和現象により加減速時定数が制限された場合、数値の横に(飽和)を表示

します。高加速度軸や負荷イナーシャ比の大きな軸で発生しやすくなります。

S 字加減速を設定したり位置ループゲインの設定値を下げることで飽和現象を回避

できます。

【位置ループゲイン、S 字加減速】

位置ループゲインを下げたり、S 字加減速を設定することは、トルク飽和を回避する

のに有効ですが、実際の加減速時間や位置決め時間は延びることになります。

ただし加速度は、加減速時定数に依りますので S 字加減速を設定しても維持されま

す。

【トルク飽和による制限】

トルク飽和現象により加減速時定数が制限された場合、数値の横に(飽和)を表示

します。高加速度軸や負荷イナーシャ比の大きな軸で発生しやすくなります。

S 字加減速を設定したり位置ループゲインの設定値を下げることで飽和現象を回避

できます。

【位置ループゲイン、S 字加減速】

位置ループゲインを下げたり、S 字加減速を設定することは、トルク飽和を回避する

のに有効ですが、実際の加減速時間や位置決め時間は延びることになります。

ただし加速度は、加減速時定数に依りますので S 字加減速を設定しても維持されま

す。

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2-2-4 回生抵抗の選定結果

【選定モータ結果】

抵抗回生タイプのアンプシリーズを選択した場合は、回生抵抗の選定も同時に行わ

れます。

【優先順位】

要求位置決め頻度とそれぞれの回生抵抗を使用した時の許容位置決め頻度から以下

のように表示されます。

「NG」 ・・・ 要求位置決め頻度に達しなかった回生抵抗

「1」 ・・・ 最も適当な回生抵抗

「2 または 3」 ・・・ 回生容量に余裕を持った回生抵抗

【回生抵抗型名】

選定されたサーボアンプに合った回生抵抗が、容量順に表示されます。

【アンプ充電エネルギー】

アンプ内のコンデンサーに蓄えることのできるエネルギーです。1 制動あたりの回生

エネルギーがこの値以下になる場合は、回生抵抗でのエネルギー消費は発生しませ

ん。

【許容位置決め頻度】

許容位置決め頻度に「999.9」が表

示される場合は、回生エネルギーが

アンプ充電エネルギー以下のため、

回生抵抗でのエネルギー消費が発

生していないことが考えられます。

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2-3 補助計算を使用する

2-3-1 要求加減速時定数の補助計算

【要求加速度から計算】

加速度から加減速時定数を計算します。早送り速度が設定されている必要がありま

す。回転軸では、この計算方法は表示されず、「移動距離等から計算」のみ対応し

ています。

【計算方法の選択】

ボタンをクリックして計算方法を切り替えます。

網掛けになった欄には、入力できません。

【移動距離等から計算】

2 点間の位置決め時間から、必要な加減速時定数を計算します。早送り速度が設定さ

れている必要があります。指令値ベースの移動時間だけではなく、整定時間(速度

指令が 0 になった後の位置決め時間)も考慮されます。回転軸では、[deg]単位で入

力します。

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2-3-2 カップリングイナーシャの補助計算

【計算方法の選択】

ボタンをクリックして計算方法を切り替えます。

網掛けになった欄には、入力できません。

【円筒モデル】

カップリングを中央に穴の開いた円筒形の金属として、イナーシャを計算します。

それぞれの計算方法で網掛けになっていない項目に値を入力します。

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2-4 選定条件を調整する

2-4-1 選定条件の変更

項目 設定値 説明

負荷イナーシャ比判定基準 300%(高精度)

500%(標準)

700%(一般機械)

1000%(位置決め軸)

・負荷イナーシャ比判定で使用する判定値を設定します。モータによっ

て標準値や選択肢は異なります。

(標準)

3000%

・主に汎用モータの場合左記のように表示されます。(標準)設定時は

仕様書記載の推奨負荷イナーシャ比が適用されます。

最大トルク使用率 80%(標準)

85%

90%

95%

・短時間特性判定に使用する最小加減速時定数の計算や、切削トルク判

定に影響します。使用率を上げれば選定に有利になりますが、マージ

ンが小さくなります。95%は、かなり慎重に設定する必要があります。

連続実効負荷判定基準

80%(標準)

85%

90%

・連続特性を判定する基準を設定します。

アンバランス軸で判定される定常負荷≦60%の条件は変更できません。

平均切削トルク 最大切削トルク×10~100%

標準設定:50%

・連続特性判定に使用する切削負荷計算には、平均切削トルクが使用さ

れます。平均切削トルクは最大切削トルクを基準に10%ごとに設定しま

す。

位置制御方式 標準制御

SHG制御

フィードフォワード制御

・加減速時定数計算において、モータトルクの飽和特性を考慮するため

に使用します。SHG制御、フィードフォワード制御を設定するとトルク

が飽和しやすくなり、加減速定数がのびます。

位置ループゲイン 「数値入力」標準設定:47 ・最小加減速時定数計算時のトルク飽和特性判定計算や、要求加減速時

定数の補助計算で「移動距離等から計算」を行う場合に使用されます。

S字加減速 0%, 10%, 20%, 30%, 40%, 50%

・リニア加減速時定数を基準に、S字加減速時定数が設定されます。モー

タ出力のトルク飽和特性を回避して加減速時定数を短縮することがで

きます。

モータシリーズ指定 HFシリーズ指定

HPシリーズ指定

HF-KPシリーズ指定 など

・選定するモータシリーズを指定します。アンプシリーズによって標準

で設定されるモータシリーズが決定します。

HA,HC 3000r/min限定

汎用3000r/min限定

・2000r/min仕様と3000r/min仕様が存在するモータで、最高回転速度が

2000r/min以下でも3000r/min仕様のモータから選定する場合に設定し

ます。

E60用モータシリーズ指定

(MDS-B-SVJ2のみ)

・NCがE60の場合にだけ許可されたモータとアンプの組み合わせから選

定する場合に設定します。下記の個別モータ指定で選択する場合は、

「HC102*」のようにモータ型名の後に「*」をつけて表現します。

汎用モータ ・HC-MF, HA-FF, HC-RF, HC-SFシリーズから選定されます。

個別モータ指定 ・選定計算させるモータを指定します。

【選定パラメータ入力】

判定や選定計算する条件を変更したいときに設定します。サーボ選定の仕組みをよ

く理解した上で設定することが重要です。軸ごとに個別の設定ができます。

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2-4-2 個別モータ指定

【モータ型名の特殊表記】

指定モータ、比較モータ欄に表示される「*」付きモータ型名の意味は、下表のようになります。

項目 MDS-DM-V3-404040、MDS-B-SVJ2 MDS-C1-VX

「*」付き型名の意味 標準に比べて 1 ランク下の容量のアンプと組み

合わせた仕様

S 付き型名のアンプとの組み合わせた仕様

仕様の制限 ストールトルク、最大トルクが制限されます。 ストールトルクが制限されます。

具体例 HF154* ・・・ HC154 + 容量 40 アンプ

HF154 ・・・ HC154 + 容量 80 アンプ

HC102* ・・・ HC102 + MDS-B-SVJ2-07

HC102 ・・・ HC102 + MDS-B-SVJ2-10

HC452* ・・・ HC452 + MDS-C1-V1-45S

HC452 ・・・ HC452 + MDS-C1-V1-45

【指定モータ】

選定モータ欄に表示されるモータを指定します。選定結果が「OK」でも「NG」でも

計算結果が表示されます。

【モータシリーズ指定】

「個別モータ指定」を選択すると、下部に指定モータと比較モータの設定欄が開き

ます。

【比較モータ】

比較モータ欄に表示されるモータを指定します。選定結果が「OK」でも「NG」でも

計算結果が表示されます。選定モータ欄に表示されるモータとは異なるモータシリ

ーズでも設定可能です。また「負荷イナーシャ比判定基準」は、個別に設定できま

す。

デフォルトの(表示しない)を設定した場合は、選定モータ欄のみ表示され比較モ

ータは表示されません。

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2-5 サーボモータが既に決まっている場合は

2-5-1 サーボモータ型名直接入力

【サーボモータ型名直接入力】

サーボモータを直接入力で決定し、パワーサプライ容量選定などを行うことができ

ます。通常の選定により既に決定したサーボモータも、この機能を使用して変更す

ることができます。

サーボモータ型名直接入力の場合のみ、軸種類として「DD モータ回転軸」を選択できます。

【サーボ軸追加】

TOP ページに戻り軸数を変更し、「決定」をクリ

ックすると、サーボ軸を追加できます。

TOP ページへ戻ります。

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3 章 主軸モータのデータを設定する

主軸モータの特性を入力するために、主軸モータの仕様書を準備してください。

主軸モータ仕様書

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3-1 主軸モータ数を設定する

NCシステム全体で使用する主軸モータの軸数を設定します。

【主軸モータデータ設定】

次のどちらかの方法で主軸データを入力します。

「パワーサプライ選定用データ入力」

「主軸加減速時間計算用データ入力」

設定完了

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3-2 パワーサプライ選定用データを設定する

サーボモータと主軸モータの負荷を合わせてパワーサプライの容量選定を行う場合に、必要な主軸モータ特性

を入力します。また、入力データは駆動部構成一覧表示にも使用されます。

3-2-1 主軸モータ出力特性の設定①

データを設定したら「戻る」で元の画面に戻ります。

【アンプシリーズ】

抵抗回生方式の主軸アンプ(MDS-D-SPJ3,MDS-B-SVJ2)または多軸一体

型の主軸アンプ(MDS-DM-SPVX-xxx80,MDS-DM-SPV3-200120)を選択した

場合は、パワーサプライ選定に関係しません。駆動部構成一覧表示のみ

対応します。

【モータ特性入力】

左の図中または右表のどちらからでも入力できます。

【拡張機能】

加減速出力が個別に規定されている場合、巻線切り替えがある場合

は、「3-2-2 主軸モータ出力特性の設定②」へ

【主軸データ設定方式選択】

「主軸加減速時間計算用データ入力」を選択します。

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3-2-2 主軸モータ出力特性の設定②

加減速出力特性に個別規定がある場合、巻線切り替え仕様がある場合は基本仕様枠内の設定を変更すると、合

わせて入力画面が切り替わります。

【加減速出力特性】

加減速時のモータ出力が個別に規定されている場合、選択します。

【巻線切り替え】

高速巻線、低速巻線の切り替えがある場合選択します。パワーサプラ

イの容量選定には、高速巻線の特性を使用します。

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3-2-3 定格出力の設定

以下のアンプシリーズが選択された場合、定格出力をプルダウンで選択します。

MDS-E-SP MDS-EH-SP MDS-EJ-SP MDS-EJH-SP

MDS-D2-SP MDS-DH2-SP MDS-DJ-SP MDS-DM2-SP(H)VX-xxx80

MDS-DM2-SPV3-200120 MDS-D-SP MDS-DH-SP MDS-D-SPJ3

MDS-DM-SPVXF-xxx80 MDS-DM-SPV3F-200120

(1)「巻線切り替え無し」が選択されている場合

「巻線切り替え無し」が選択されている場合

「短時間定格出力」と「%ED 定格出力」が選択可能です。

%ED 定格出力が選択された場合は「%ED(負荷時間率)」をプルダウンで選択します。

デフォルト値は 50%です。

短時間定格出力が選択された場合、「短時間定格出力規定時間」をプルダウンで選択します。デ

フォルト選択値は 15min です。

短時間定格出力が選択された場合、「短時間定格出力規定時間」をプルダウンで選択します。

デフォルト値は 15min です。

短時間定格出力が選択された場合、「短時間定格出力規定時間」をプルダウンで選択します。デ

フォルト選択値は 15min です。

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(2)「巻線切り替えあり」が選択されている場合

「巻線切り替えあり」が選択されている場合

「高速巻線・短時間定格出力」と「高速巻線・%ED 定格出力」が選択可能

です。

高速巻線・短時間定格出力が選択された場合、「高速巻線・短時間定格出力規定時間」をプルダ

ウンで選択します。デフォルト値は 30min です。

短時間定格出力が選択された場合、「短時間定格出力規定時間」をプルダウンで選択します。デ

フォルト選択値は 15min です。

高速巻線・%ED 定格出力が選択された場合は「高速巻線・%ED (負荷時間率)」をプルダウンで選択

します。デフォルト値は 50%です。

短時間定格出力が選択された場合、「短時間定格出力規定時間」をプルダウンで選択します。デ

フォルト選択値は 15min です。

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3-3 主軸加減速時間を計算する

主軸モータと機械の特性を入力し、主軸加減速時間を計算します。同時にパワーサプライの容量選定データ、

駆動部構成一覧表示用データも設定されます。

3-3-1 加減速時間計算データの設定

【主軸データ設定方式選択】

「主軸加減速時間計算用データ入力」を選択します。

【イナーシャ設定単位】

主軸モータ及び負荷のイナーシャの設定単位は[kg・m2]で、サーボ選

定時の設定単位[kg・cm2]とは異なりますので注意してください。

【最高速度】

逓減領域がない特性の場合(定出力領域が最高速度まで続く場合)、

「最高速度」は「定出力領域最高速度」と同じ設定になります。

【他の単位】各種イナーシャ

[GD2]や[kg・cm2]単位で入力ができます。

【他の単位】機械の摩擦トルク

[kgf・cm]単位で入力ができます。

【計算の設定】

「加速開始速度」から「計算刻み」ごとの速度までの加速時間、およ

びその速度から「加速開始速度」までの減速時間を計算します。

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3-3-2 加減速時間の計算結果

【主軸加減速時間計算結果】

加速開始速度から計算刻みごとに 20 速度まで、あるいは

最高速度まで計算結果を表示します。

計算結果が最高速度まで表示しない場合は、「計算刻み」

の設定を調整してください。

【PDF表示】

このボタンをクリックすると、現在表示中の計算結果と

グラフ表示を PDF ファイルに出力します。

【加速時間と減速時間】

「機械の摩擦トルク」の設定が 0 の場合、加速時間と減

速時間が同じ値になります。

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3-3-3 巻線切り替え仕様時のデータ設定

低速巻線、高速巻線それぞれについてモータ特性を設定します。

【巻線切り替え速度】

「低速巻線・最高速度」以下の速度を設定します。

実際の主軸パラメータでは、(高速→低速)の切り替え速度で設定す

るため、(低速→高速)の切り替え速度は、「速度検出セット値」+

「速度検出リセット値」になります。

MDS-C1/CH:巻線切り替え速度(低速→高速) = SP020+SP047

MDS-D/DH :巻線切り替え速度(低速→高速) = SP028+SP029

【主軸パラメータ】

巻線切り替え関連パラメータの設定・変更ができます。

【切り替え速度ヒステリシス】

主軸パラメータの「速度検出リセット幅」の値を設定します。

MDS-C1/CH シリーズ : SP047

MDS-D/DH シリーズ : SP029

【巻線切り替えベース遮断時間】

「巻線切り替えゲート遮断タイマ」とも言います。

主軸パラメータの「速度検出リセット幅」の値を設定します。

MDS-C1/CH シリーズ : SP059

MDS-D/DH シリーズ : SP114

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4 章 工具主軸モータのデータを設定する

4-1 工具主軸モータ数を設定する

NCシステム全体で使用する工具主軸モータの軸数を設定します。

設定完了

【データ設定】

工具主軸モータの軸数が 2軸以上の場合でも、データはまとめて設定

します。

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4-2 パワーサプライ選定用データを設定する

サーボモータ、主軸モータ及び工具主軸モータの負荷を合わせてパワーサプライの容量選定を行う場合に、必

要な工具主軸モータ特性を入力します。また、入力データは駆動部構成一覧表示にも使用されます。

4-2-1 工具主軸データ入力

データを設定したら「戻る」で元の画面に戻ります。

【工具主軸データ入力】

工具主軸モータと主軸アンプを直接入力で決定し、パワーサプライ容量選定などを

行うことができます。

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5章 他社製モータのデータを設定する

他社製モータの特性を入力するために、主軸モータの仕様書を準備してください。

5-1 他社製モータ数を設定する

NCシステム全体で使用する他社製モータの軸数を設定します。

【データ設定】

他社製モータの台数が 2 台以上の場合でも、データはまとめて設定します。

選定計算

選定完了

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5-2 パワーサプライ選定用データを設定する

1 から始まる連番。自動入力されます。

手入力項目(デフォルトは空欄)

プルダウン入力(デフォルトは空欄)

軸種類に応じて下記選択肢からプルダウン入力します。(デフォルトは空欄)

全般(工具主軸以外) 工具主軸

アンプシリーズに応じたアンプをプルダウン入力。

(デフォルトは空欄)

手入力項目(デフォルトは空欄)

小数のみの手入力項目(デフォルトは 0.0)

各軸にデータを設定し機械一覧画面に戻ります。アンプ型名が設定されており、

定格出力または瞬時最大出力が 0 の場合は以下のエラーが表示されます。

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軸種類によって、パワーサプライデータ設定画面に追加される欄が異なります。

軸種類が「工具主軸」以外の場合、サーボ軸とみなして

サーボデータ欄の最下部に追加されます。

軸種類が「工具主軸」の場合は、工具主軸とみなして

工具主軸データ欄の最下部に追加されます。

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6 章 パワーサプライを選定する

6-1 パワーサプライ台数を設定する

NCシステム全体で使用するパワーサプライ台数を設定します。

選定計算

選定完了

【結果詳細】

選定計算完了後は、直接選定結果を表示できます。

電源設備容量はパワーサプライ選定後、本画面に戻ると表示されます。

【データ設定】

パワーサプライの台数が 2 台以上の場合でも、データはまとめて設定

します。

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6-2 MDS-EM/EMHシリーズの場合

MDS-E(H)M シリーズの主軸モータが設定されたら、「番号:M1」、「パワーサプラ

イ型名:(MDS-E(H)M シリーズの主軸アンプ型名)」のパワーサプライユニット(多

軸一体ドライブユニット)が自動で1つ追加されます。

主軸モータ設定後

通常のパワーサプライユニットも必要な場合は下記のように通常のパワーサプラ

イユニットの後に多軸一体ドライブユニットを表示します。

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6-3 選定条件を設定する

【初期状態】

【パワーサプライ選択】

システムで 2 台以上のパワーサプライがある場合、軸ごとに接続する

パワーサプライを選択します。

【同時加減速軸設定】

初期状態では全サーボ軸が同時加減速軸に設定されています。主要軸

と同時には加減速運転しない軸は、設定を外します。レファレンス点

復帰指令で同時に動く軸は、同時加減速軸に設定してください。

主軸は、常に同時加減速軸として計算されます。

【設定後】

【同時加減速軸設定】

1 つのパワーサプライに接続されるサーボ軸のすべてが同時加減速軸

設定されない場合、または設定されていても瞬時最大出力が最も大き

いサーボ軸よりその合計が小さい場合は、瞬時最大出力が最も大きい

サーボ軸が同時加減速軸として計算されます。(自動選択)

本例では、第 2 パワーサプライにおいて第 5,6 サーボ軸(瞬時最大出

力合計 7.4kW)に同時加減速軸が設定されていますが、選定計算では

第 5,6 サーボ軸の設定を外して、第 8 サーボ軸(同 9.0kW)を自動的

に同時加減速軸に設定し選定計算を行います。

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6-4 選定結果を判断する

【パワーサプライの選定条件について】

パワーサプライの選定には、「定格容量判定」と「瞬時最大容量判定」がありますが、他にも個別条件がありますので詳

細は各ドライブユニットの仕様説明書を参照してください。本選定 S/W では、仕様説明書記載のすべての条件について考

慮されています。

【サーボモータ瞬時最大出力】

同時加減速軸設定された軸には、瞬時最大出力が表示されます。

【サーボモータ出力】

接続するサーボ軸数によって、出力計算に数値を掛けます。

シリーズ 接続するサーボ軸数 掛ける数値

E/EH より前 2 軸以上 0.7

E/EH 以降 1 軸以上 0.3

ただし合計が最大容量のモータ単体の出力以下になる場合は、そのモータの出力

でモータ総出力を計算します。

【別窓で表示】

パワーサプライごとに選定結果を表示します。

【①定格容量判定】

モータ総出力がパワーサプライの定格容量以下

であるかを判定します。

【②瞬時最大容量判定】

モータ瞬時最大総出力がパワーサプライの瞬時

最大容量以下であるかを判定します。

【PDF 表示】

【③総合判定】

上記①、②の判定が OK であるかを判定します。

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6-5 タンデム制御軸の場合

1軸に同容量のサーボモータが 2軸接続されるとして計算されます。サーボ容量選定時に同じ選定を 2回行う必

要はありません。2軸アンプへの設定変換は、パワーサプライユニット選定後の駆動部構成一覧画面で行います。

選定実行

サーボ軸を 2 軸分に自動設定

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6-6 選定パラメータについて

「選定パラ」ボタン押下

【大容量 CV 選定基準】

・制限なし :パワーサプライユニット候補に制限なし

・45kW 以下に制限 :パワーサプライユニット候補に制限あり

(注1) 大容量主軸モータ(55kW 以上)が接続されていない場合に限ります。

(注2) 下記パワーサプライユニットが選定されません。

・MDS-D-CV-550

・MDS-DH-CV-550

・MDS-DH-CV-750

・MDS-D2-CV-550

・MDS-DH2-CV-550

・MDS-DH2-CV-750

・MDS-E-CV-550

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7 章 駆動部構成一覧を表示する

7-1 駆動部構成一覧を表示する

パワーサプライごとに接続されるサーボ・主軸ユニット、モータが表示されます。

【駆動部構成一覧表示】

パワーサプライユニットが必要なシステムでは、パワーサプライユニ

ットの選定が完了している必要があります。

抵抗回生方式の駆動部のみの場合は、サーボ・主軸ユニットの設定の

みで表示できます。

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7-2 多軸アンプを設定する

多軸アンプ設定

計算

【ユニット幅合計】

2 軸アンプ設定でユニット幅合計は、600mm→510mm に減少。

【ユニット幅合計】

1 つのパワーサプライに接続される全駆動部ユニット幅の合計が表示

されます。

【多軸アンプを設定する】

サーボ選定時は、1 軸アンプで表示されますので、ここで 2 軸アンプ

の設定を行います。抵抗回生方式の MDS-R アンプの場合は、2 軸アン

プ用に回生抵抗の再選定が設定と同時に行われます。

【MDS-DM-V3サーボアンプについて】

サーボ軸 3 軸を MDS-DM-V3 に変換するには、サーボ選定時に MDS-DM-V3 を指定する必要があります。

MDS-DM シリーズは、同容量モータでも MDS-D-V1/V2 アンプ使用時と比べて仕様が制限される場合があります。

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7-2-1 多軸アンプの自動設定

ユニット幅の合計が最も小さくなる組み合わせを自動で選択します。

自動設定

【組み合わせの変更】

PC 軸と B 軸を 1 つの 2 軸アンプに設定したい場合は、Z,PC 軸の 2 軸ア

ンプを解除して PC,B 軸を 2 軸アンプに個別設定します。

→「6-2-2 多軸アンプの設定解除」へ

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7-2-2 多軸アンプの設定解除

自動で設定した多軸アンプを個別に解除することができます。次項の個別設定と合わせて、多軸アンプの組み

合わせを自由に変更することができます。

設定解除

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7-2-3 多軸アンプの個別設定

多軸アンプ設定

【軸選択】

2 軸アンプを構成したい 2 軸を選択します。

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7-2-4 回生抵抗の自動選定

抵抗回生タイプの MDS-Rシリーズや MDS-DJシリーズの 2軸アンプを設定する場合は、2軸アンプ用の回生抵抗

を回生負荷の合計に応じて自動選定します。サーボモータを選定計算せずに直接入力モードで設定した場合は、

回生抵抗は表示されません。

多軸アンプ設定

【2軸アンプの回生抵抗】

選択した 2 軸の回生負荷より計算された、最適な回生抵抗が表示され

ます。

【回生抵抗】

各軸ごとに選定計算で得られた最適な回生抵抗が表示されています。

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7-3 多軸一体ドライブユニットを設定する

7-3-1 多軸一体ドライブユニット台数の自動設定

駆動部構成一覧を表示時に、NCシステム全体で必要な多軸一体ドライブユニット台数が自動的に設定されます。

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改訂履歴表

改訂日 説明書番号 改 訂 内 容

2007年 8月 IB(名)1500302-A 初版作成。(Ver3.30対応)

2008年 3月 IB(名)1500302-B Ver3.40対応に伴う改訂。

外部ファイルへのインポート・エクスポート機能に関する説明を追記。

タンデム制御軸の選定に関する説明を追記。

MDS-DMシリーズ選択時の説明を追記。

電源設備容量表示の説明を追記。

2011年 5月 IB(名)1500302-C Ver3.70対応に伴う改訂。

リニア軸の選定に関する説明を追記。

工具主軸モータの設定に関する説明を追記。

サーボモータ容量選定計算過程出力機能に関する説明を追記。

データブックリンク機能に関する説明を追記。

2012年 9月 IB(名)1500302-D Ver3.80対応に伴う改訂。

MDS-DM-SPVXシリーズ選択時の説明を追記。

5章から MDS-DM-SPVXの場合の説明を削除。

6章に MDS-DM-SPVXの場合の説明を追記。

2013年 7月 IB(名)1500302-E Ver4.00対応に伴う改訂。

データブックのファイル名変更に関する説明を追記。

MDS-D2/DH2/DM2/DJシリーズ選択時の説明を追記。

軸種類「DDモータ回転軸」の説明を追記。

回生抵抗の自動選定において、MDS-DJシリーズの 2軸化の説明を追記。

多軸一体ドライブユニットの自動設定前の画面を削除。

2015年 9月 IB(名)1500302-F Ver.5.00,5.10,5.20対応に伴う改訂。

他社製モータを組み入れた CV容量選定の説明を追記。

MDS-E/EHシリーズ選択時の説明を追記。

パワーサプライ選定データ設定画面の「選定パラ」ボタンに関する説明を追記。

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お願い

本説明書の記述内容はソフトウェア、ハードウェアの改訂に追従するように努力しておりますが、

やむなく同期できない場合も生じます。

ご使用に当って不審な点がございましたら、弊社営業所などにお問い合わせ願います。

三菱電機株式会社名古屋製作所 NCシステム部

〒461-8670 名古屋市東区矢田南五丁目 1番 14号 TEL (052)721-2111 (代表)

禁無断転載

本説明書の一部または全部を弊社に断りなく、いかなる形でも転載または複製することを堅くお断

りします。

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