カタログ: veritas storage foundation for unix/linux...veritas storage foundation for...

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Veritas Storage Foundation for Unix/Linux ڝ૪ͷΔϓϥΠϕʔτΫϥυߏஙͷΊɺ ίετॊೈͳετϨʔδج൫Λ ݱετϨʔδ Veritas Storage FoundationϑΝϛϦʔɺ ˔ ετϨʔδͷ༗ར༻ ˔ ϏδωεαʔϏεͷՄ༻ͷ୲อ ˔ ԾԽͷଅਐ ˔ ཧͷ ͷ4ΛݱΔͱʹΑΓɺ ۀاͷڝ૪ͷΔϓϥΠϕʔτΫϥυجߏஙΛՄʹ·ɻ

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Page 1: カタログ: Veritas Storage Foundation for Unix/Linux...Veritas Storage Foundation for Unix/Linux 競争力のあるプライベートクラウド構築のため、 低コストかつ柔軟なストレージ基盤を実現

Veritas Storage Foundation™for Unix/Linux

競争力のあるプライベートクラウド構築のため、低コストかつ柔軟なストレージ基盤を実現

ストレージ

Veritas Storage Foundationファミリーは、

● ストレージの有効利用

● ビジネスサービスの可用性の担保

● 仮想化の促進

● 管理性の向上

の4つを実現することにより、

企業の競争力のあるプライベートクラウド基盤構築を可能にします。

Page 2: カタログ: Veritas Storage Foundation for Unix/Linux...Veritas Storage Foundation for Unix/Linux 競争力のあるプライベートクラウド構築のため、 低コストかつ柔軟なストレージ基盤を実現

競争力のあるプライベートクラウド構築のためのソリ

安価なストレージで強力なプライベートクラウドを

市場環境や経済環境の変化によって時に大きく変わるビジネスニーズを満足させるには、競争力のあるプライベートクラウドの構築が必須で

す。そのためには、サーバー環境だけでなく、ストレージ基盤も柔軟に対応できるようにしておかなければなりません。サーバーの仮想化が進ん

でいる今、プライベートクラウド構築の成否を決めるのはストレージ基盤だ、と言っても言い過ぎではありません。

これまで、データセンターはどちらかというと、コストのかかる部門だと捉えられてきました。しかし、プライベートクラウド化により、変化する

ビジネス要求へのすばやい対応、急速に増加するビッグデータの活用、コスト競争力のあるインフラなどが実現でき、データセンターはビジネ

スの成長を加速させ、利益増大に貢献する部門に変貌できます。そうなるためには、ストレージ基盤において、ストレージの有効利用、ビジネス

サービスの可用性の担保、仮想化の促進、管理性の向上の4つが実現できなければなりません。

シマンテックのVeritas Storage Foundationファミリーはこの4つすべてを高いレベルで実現。お客様の企業規模や業務形態、システム目標

などに合わせた最適なストレージ基盤構築のため、さまざまなソリューションを提供しています。

プライベートクラウドのストレージ基盤に求められる4つの要件

ストレージの有効利用

ビジネスサービスの可用性の担保

仮想化の促進

管理性の向上

コスト競争力のあるインフラにするために・さまざまなメーカーのストレージが混在して使えること急速に増加しつつあるデータに対応できるよう・重複したデータを効率よく管理してくれること・削除したデータの領域を再使用してくれること

ビジネス要求に対応できる強固なインフラにするために・障害発生時のダウンタイムを極限まで短縮できること・災害時の事業継続を実現できること・仮想環境において、ビジネスサービス単位で管理できること

変化するビジネス要求に柔軟に対応できるよう・仮想環境でのアプリケーションの可用性を担保できること・仮想環境用のストレージの容量とパフォーマンスを柔軟に拡張できること・KVM環境でゲストOSとアプリケーションの可用性を担保できること

変化に対応できる柔軟でコスト競争力のあるインフラにするために・OSやストレージの移行に伴うダウンタイムを極限まで短縮できること・必要なときすぐにリソースの追加や移動ができること

ビジネスの成長を加速させるデータセンター変革

急速に増加するデータへの対応

ビジネス要求に対応できるインフラ

コスト競争力のあるインフラ

ストレージの

有効利用

ビジネスサー

ビスの可用性

仮想化の促進

管理性の向上

Veritas Storage Foundationファミリー

1

Page 3: カタログ: Veritas Storage Foundation for Unix/Linux...Veritas Storage Foundation for Unix/Linux 競争力のあるプライベートクラウド構築のため、 低コストかつ柔軟なストレージ基盤を実現

Unix/Linux版では

ューションVeritas Storage Foundationファミリー

Veritas Storage Foundationファミリーの概要

Veritas Storage Foundationファミリーは、マルチOS、マルチプラットフォームの異機種混在環境に対応しており、既存のストレージ資産を

活かしつつ、競争力のあるプライベートクラウドを構築するための多様な機能を備えています。

さまざまなコンポー

ネントを統合し、シス

テムの規模や構成、ま

た、特定分野向けに

機能を強化したスイー

ト製品として提供し

ていますので、プライ

ベートクラウドへの

移行や構築、また、

ビッグデータへの対

応、災害対策など、企

業のニーズに合った

製品を選択してご利

用いただけます。

※Veritas Storage Foundation ファミリーは、基本的にUnix/Linuxプラットフォーム向けとWindowsプラットフォーム向けの両方に提供されていますが、それぞれ一部サポートされな い機能もあります。Windowsプラットフォームでご使用になる場合は、別途「Veritas Storage Foundation for Windows」のカタログをご参照ください。 また、Symantec ApplicationHAとSymantec VirtualStoreの詳細については、別途「Symantec ApplicationHA / Symantec VirtualStore」のカタログをご参照ください。

〈Veritas Storage Foundation for Unix/Linuxファミリーの構成図〉

Veritas Storage Foundation ファミリーの全体像

ストレージ内部の可視化、キャパシティプランニングの簡略化およびストレージ管理の標準化と自動化

Veritas Operations Manager

Veritas Storage Foundation

Veritas Storage Foundation

Veritas Storage FoundationCluster File System HA

Veritas Storage FoundationHA for Windows

Veritas Storage FoundationHA/DR

Symantec ApplicationHA

Symantec VirtualStore

Veritas Storage FoundationCluster File System HA for Linux

Veritas Storage Foundation

Veritas Storage Foundation

Veritas Storage Foundation および Veritas Operations Manager

Unix/Linux/Windows

Unix/Linuxのみ

Unix/Linux/Windows

Unix/Linuxのみ

Windowsのみ

Unix/Linux/Windows

Unix/Linux/Windows

Unix/Linuxのみ

Red Hatのみ

Unix/Linuxのみ

Unix/Linux/Windows

Unix/Linux/Windows

ファイルシステムレベルでの圧縮と重複排除

削除されたファイルが使用していた領域を解放するようにAPIを経由してストレージに命令し、シンプロビジョニング対応のストレージの利用率を究極まで高める

ほとんどのケースで、クラスタの切り替え時間(障害発生からリカバリー完了まで)を"アプリケーションの立ち上げ時間+30秒"まで短縮できる

サイトの障害時にレプリケーションソリューションを制御して、災害対策サイトでread/writeモードでデータを認識し、順序関係まで考慮して必要なアプリケーションを起動する

仮想環境内のアプリケーションを監視し、アプリケーションに障害が発生した時は、速やかに復旧する

さまざまなメーカーのサーバー/ストレージを使って、容量とパフォーマンスを柔軟に拡張できるNASを構築できる

KVMのドメインゼロに導入して、ゲストOSの可用性を担保し、vSphere HAと同等の機能を提供する

Solaris、HP-UX、AIX、Red Hat、SuSE の5つのOS間で互換性のあるファイルシステムを持ち、相互にマウント可能なので、データコンバートなしでOSの移行を実現

ストレージの移行時は、一時的にミラーリングを行うことにより、アプリケーションを停止せずに移行可能

さまざまなOSに接続される複数種のストレージを単一コンソールで一元管理でき、ストレージの追加、ファイルシステムの割り当て、障害時の影響個所の特定などが行える

3

3

3

4

別途

4

5

別途

5

5

6

6

6

ストレージの有効利用

仮想化の促進

管理性の向上

ビジネスサービスの

可用性の担保

実現する機能要件 対応する製品名 対応OS 紹介ページ

Veritas Storage Foundation WindowsのみHyper-Vとの連携でライブマイグレーションの高速化等を実現

Oracle RAC Extention(オラクル社のRAC環境での可用性を実現する機能)

Cluster File System(CFS)(複数のノードから1つのファイルシステムに同時に読み書きできる機能)

Cluster Volume Manager(CVM)(複数のノードから1つのボリュームを同時に読み書きできる機能)

Veritas Cluster Server(VCS)(クラスタシステムでの可用性を実現する機能)

Veritas Storage Foundation(ストレージの有効利用および管理性の向上などの基本機能)

Global ClusterOption(遠く離れたサイト間で処理を引き継げるようにする機能)

Veritas Operetions Manager(VeritasStorage Foundation ファミリーの運用を総合的に管理するプラットフォーム)

Veritas Storage Foundation HA

Veritas Storage Foundation HA/DR

Veritas Storage Foundation Cluster File System HA

Veritas Storage Foundation for Oracle RAC

2

Page 4: カタログ: Veritas Storage Foundation for Unix/Linux...Veritas Storage Foundation for Unix/Linux 競争力のあるプライベートクラウド構築のため、 低コストかつ柔軟なストレージ基盤を実現

Veritas FoundationStorageファイルシステムの

使用済みスペース

ストレージの有効利用およびコスト削減

厳しいビジネス環境が続く中、IT部門はいっそうのコスト削減を迫

られています。その解決策となるのがプライベートクラウドです。

しかし今日、ビッグデータの活用が叫ばれるほど、企業に集まる

データ量は加速度的に増大し、また、動画や音声に代表される非構

造化データの爆発的な増加など、必要なストレージ量も肥大する一

方です。現在使用しているベンダーに関わらずできるだけ安価なス

トレージを導入し、また、データをより圧縮して保存するなど、スト

レージの有効利用/コスト削減は喫緊の課題となっています。

ストレージの有効利用やコスト削減を妨げる具体的な課題1.データの特性に合わせて、さまざまなメーカーのストレージを導

 入したいが、管理が煩雑になりそうで躊躇している

2.同じような内容のデータを含めさまざまなデータが保存されてい

 くので、ストレージ容量増大に歯止めがかからない

3.シンプロビジョニング対応のストレージを購入したものの、削

 除済みデータ領域の再利用がうまくできずに、シンプロビジョニ

 ングのメリットを十分に生かしきれない

要件に応じて、さまざまなメーカーのストレージを選択可能 Veritas Storage Foundationは、さまざまなストレージで、パス冗

長化、スナップショット、レプリケーションなどのストレージユーティ

リティ機能をサポートします。これにより、データの重要度やアクセ

ス頻度に合わせてデータの保存先となるストレージを使い分けるこ

とができ、最も投資対効果の高いハードウェアの選択が可能になり

ます。つまり、ストレージのトータルコストを下げることができます。

ファイルシステムに圧縮と重複排除の機能を搭載、ハードウェアの容量を上回るデータ量を管理Veritas Storage Foundationのファイルシステムは圧縮と重複排

除の機能を標準搭載しており、コマンドを実行するだけで、データの

圧縮/重複排除が行えます。これによりデータライフサイクルのほと

んどの部分で、既存ストレージの使用率を大幅に向上し、膨大なデー

タを効率的に管理できます。さらに、貴重な資源であるハードディス

クも節減することができます。

重複排除の格納実証テスト(当社調べ)では、オフィス系データの場

合60%の容量削減、仮想マシンデータの場合95%もの容量削減と

いう結果が得られています。

シンプロビジョニング対応のストレージで、削除済みデータ領域を解放シンプロビジョニング機能は、初めに仮想ボリューム(LUN)のサイ

ズを実際より大きくOSに見せかける機能です。しかし、LUN上でファ

イルを削除しても、削除した領域は解放されません。そのため、実際

は未使用なのに、書き込みが増えると物理容量が足りなくなり、スト

レージ内にディスク追加を余儀なくされて、せっかくのシンプロビジョ

ニングの効果がなくなってしまうという現象が起きます。Veritas

Storage Foundation ではシンリクラメーション機能により、API経

由でストレージに命令し、LUN上で削除されたファイルの領域を解放

しますので、シンプロビジョニング対応のストレージの利用率を究極

まで高めることができます。

圧縮はファイル単位で行われ、read時には解凍してメモリに展開、update時にはそのままディスクに書き込むなど、高速アクセスを確保しています。

重複排除では、重複している部分と重複していない差分に分けて管理し、read時には復元してメモリに展開するので、ユーザーは何も意識せずに自分のファイルとして作業できます。

そして、それらを簡単に管理/操作できるようにするのがVeritas

Operations Managerです。異機種混合ストレージ環境を一元管

理し、ストレージ内部を可視化して、異なるプラットフォーム上や異

なるバージョンの Veritas Storage Foundationから構成される

ストレージ基盤を単一コンソールから管理できます。さらに、ボ

リュームの移行、パスの冗長化の管理といった複雑な処理も行え、

ポリシーベースのテンプレートを使用して、ストレージをプロビジョ

ニングできるなど、キャパシティプランニングの簡略化およびスト

レージ管理の標準化と自動化が実現できます。

3

ポリシー

●サイズ●アクセス頻度●ファイル名 所有者

よくアクセスされるファイル

クラス1$100/GB15,000RPMRAID 1+0

クラス 2$10/GB7,500RPMRAID 5一定期間アクセス

がないファイル最適なストレージへファイルを移動

ストレージをクラスに分類

圧縮 重複排除

シンプロビジョニング対応ストレージのLUN

ファイルシステムの使用率は減少

スペースが開いたことを伝えるすべがないと

シンリクラメーション機能があると Storage Foundation

のコマンドを実行

ストレージが、正しくLUNの

物理ディスク使用量を認識

ストレージが認識しているLUNの物理ディスク使用量は、ファイルを削除する前と同じ

データの書き込み

ファイルの削除

シンリクラメーションAPI

Page 5: カタログ: Veritas Storage Foundation for Unix/Linux...Veritas Storage Foundation for Unix/Linux 競争力のあるプライベートクラウド構築のため、 低コストかつ柔軟なストレージ基盤を実現

DBDB

DBDB

DBDB

DBDB

DBDB

APP

APPAP

PAPP

KVM

WEBWEB

VM

KVM

WEBWEB

VM

KVM

WEBWEB

VM

APP

APPAP

PAPP

APP

APPAP

PAPP

APP

APP

DBDB

受発注サービス

サービス単位の表示 サービス単位の表示 サービス単位の表示

会計サービス 人事サービス

VCS VCS VCS

WEBWEB

VM

ApplicationHA

WEBWEB

VM

ApplicationHA

WEBWEB

VM

ApplicationHA

WEBWEB

VM

ApplicationHA

Veritas OperationsManager

ビジネスサービスの可用性の担保

災害や事故が起きた場合でもできるだけビジネスを続行できる強固

なIT基盤が求められています。その答えのひとつがプライベートクラ

ウドです。ユーザー部門に対しできるだけ高いSLAを提供し、システ

ム停止時間をできるだけゼロに近づけるためには、障害の早期発

見、すばやい切り替えはもちろんのこと、Web/アプリケーション/

データベースをひとまとめにしたビジネス単位での可用性を担保す

ることが必要です。しかしそれはコストとの戦いでもあります。目的

に応じて、より安価で最適なベンダーの製品を導入し、強固なシステ

ムとして運用していくためのさまざまな機能が求められています。

ビジネスサービスの可用性の担保を妨げる具体的な課題1.アプリケーションのSLAを満たすためには、既存のクラスタソ

 リューションでは復旧に時間がかかりすぎる

2.災害対策のために、遠く離れたサイト間でクラスタリングを構築し

 たいが、既存のソリューションでは、さまざまな制限がある

3.ビジネスサービスがいろいろなOSをまたがる環境で実現されて

 いるため、クラスタリング構成時の管理が複雑で手に負えない

災害対策として、レプリケーションとサイト間クラスタリングを同時に実現し、サイト間クラスタリングに関しては、ハードウェアベンダーのソリューションとも連携可能大規模な災害に対応するためには、距離的に離れたサイトにデー

タを複製(レプリケーション)しつつ、有事の際は複製しておいた

データを使用して、別サイトでサービスを立ち上げる必要がありま

す。Veritas Storage Foundation HA/DR を用いることで、サイ

トの障害時には、レプリケーションソリューションを制御して、災

害対策サイトでread/writeモードでデータを認識し、順序関係ま

で考慮して必要なアプリケーションやデータベースを起動し、業務

再開まで行うことができます。

なお、ハードウェアベンダーのレプリケーションのソリューションと

連携することも可能ですが、Veritas Storage Foundationのオ

プションであるVeritas Replicatorオプション(VR)(詳細は6ペー

ジ参照)を選択し、それと連携することも可能です。

ビジネスサービス単位で可用性を確保Veritas Cluster ServerとSymantec ApplicationHAには「バー

チャル・ビジネス・サービス(VBS)」という高可用性機能を実装して

います。VBSは、複数のサーバー、プラットフォーム、物理/仮想環境

に分散配置されているさまざまな業務システムを業務別に単一のビ

ジネスサービスとしてカプセル化することにより、ビジネス単位での

継続的な高可用性を実現し、サービスの中断期間を短縮します。

Veritas Operations Managerを使用することで、管理も簡素化

され、1回のクリックでビジネス単位でのシステムの起動、停止、テ

スト、フェールオーバーを実行できます。

4

業務サーバー+VR

安価なストレージ

業務サーバー+VR

安価なストレージ

WAN

VRによる遠隔レプリケーション

災害時には、サービスをフェールオーバー

プライマリデータセンター セカンダリデータセンター

障害発生時の復旧時間を劇的に短縮ほとんどのクラスタソフトでは、アプリケーションの監視は一定間隔

(60秒程度)であり、待機系はデータから論理的に切り離されてい

るため、アプリケーションの障害の発見や待機系への切り替えに時間

障害発生リカバリー完了

リカバリー完了

監視プロセスの生成

クラスタ切替開始

クラスタ切替開始

データ切替開始

データ切替開始

データ切替完了

データ切替完了

検知

検知

リアルタイム監視の効果

素早く見つけ

素早く切り替え

両ノード常時アクセスの効果

従来型クラスタ

VeritasStorage

Foundation

初動開始時間

データ切替時間

データ切替時間

SLA向上時間クラス

初動開始時間

がかかります。Veritas Storage Foundation Cluster File System

HAでは、標準搭載している高速障害検知機能「インテリジェント・モ

ニタリング・フレームワーク

(IMF)」により、アプリ

ケーションをリアルタイム

で監視し、また、待機系か

らも常時データにアクセス

可能にしておくことで、障

害の発見と切り替えを迅速

に行い、復旧時間を劇的に

短縮します。検証試験によ

ると、ほとんどのケース

で、クラスタの切り替え時

間(障害発生からリカバ

リー完了まで)を "アプリ

ケーションの立ち上げ時間

+30秒"まで短縮できると

いう結果を得ています。

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仮想化の促進

ビジネス環境の急激な変化、ワークスタイルの多様化、新規ビジネ

スへの挑戦などを受け、システムへの要求は刻々変化し続けます。

それらに柔軟に対応するための確かな手段が仮想化であり、プライ

ベートクライドの構築です。しかし、ミッションクリティカルな基幹

業務システムを含めたIT基盤を仮想化するにはさまざまな解決すべ

き課題があります。仮想マシン上でのアプリケーションの可用性を

いかに担保するか、乱立しがちな仮想マシンに対し、そのイメージ

を保持するストレージの容量を柔軟に拡張できるのか、また、パ

フォーマンスを確保できるのかなど、ストレージ基盤には仮想化促

進の力量が問われています。

仮想化の促進を妨げる具体的な課題1.仮想環境への移行を検討しているが、そのままではアプリケー

 ションの可用性が担保できない

2.仮想化後、仮想環境を拡大しようとすると、従来のNASではスト

 レージコストとパフォーマンスがボトルネックになる

3.KVM環境の場合、そのままではアプリケーションとゲストOSの

 可用性を同時に担保できない

Symantec™ ApplicationHAにより、仮想環境でのアプリケーションの可用性を確保SAPやMicrosoft SQL Serverデータベースといったビジネスクリティ

カルなアプリケーションを仮想環境に移行する場合、常に仮想マシン内

でアプリケーションを保護し、高可用性を確保する必要があります。

Symantec ApplicationHAは、vSphere HAとのシームレスな連携に

より、仮想環境内のアプリケーションを常に監視し、アプリケーション

に障害が発生した時は速やかに復旧します。アプリケーションが再起

動できない場合はvSphere HAにゲストOSの再起動を依頼します。

IBM LPARおよびOracle LDOM環境下でアプリケーションの可用性を担保Symantec ApplicationHA for UNIXは、IBM LPARおよびOracle

LDOM上で動作する仮想OS内のアプリケーションの監視/リカバ

リを行い、アプリケーションの可用性を担保します。通常のクラスタ

リングソリューションに比べ容易に構築でき、価格も安価であるた

め、プラットフォーム

側の機能で仮想OSの

可用性が十分に担保

できていてアプリケー

ションの監視/リカバ

リのみが課題となって

いるお客様に、最適な

ソリューションです。

Symantec™ VirtualStore により、仮想環境用ストレージのコストとパフォーマンスを柔軟に拡張仮想環境を拡大する際、仮想マシンのイメージを従来のNASに保持

しようとすると、増加し続けるストレージ容量やパフォーマンスのボ

トルネックが大きな課題となります。Symantec VirtualStore は、

VMware環境下において、さまざまなメーカーのサーバー/ストレー

ジを使って、容量とパフォーマンスを柔軟に拡張できるNASを構築

でき、さらに、仮想マシンをより迅速かつ効率的にプロビジョニング

することで、高度なストレージ最適化などを実現し、仮想化への投

資効果を最大化することができます。

KVM環境で、ゲストOSとアプリケーションの両方の可用性を担保Veritas Storage Foundation HAは、Red Hat Enterprise Linuxの

仮想化技術KVMとの協調により、KVM上に構成したゲストOSの監視

/リカバリを行い、ゲストOS自体の可用性を確保します。さらに、仮想

マシン上にSymantec ApplicationHAを実装することにより、KVM上

の仮想OS上にあるアプリケーションの可用性をも担保します。

●ゲストOSの監視とリカバリ

・KVMのドメイン0上にインストールされたVeritas Storage Foundation HAが実施

・ハードウェア障害時は、ゲストOSを健全なハードウェア上に復旧

・ソフト的なトラブル時はゲストOSを再起動

●アプリケーションの監視とリカバリ

・ゲストOS上にインストールされたSymantec ApplicationHAが実施

・障害発生時は、アプリケーションを再起動

※Symantec ApplicationHAの詳細については、別途「Symantec ApplicationHA/Symantec VirtualStore」のカタログをご参照ください。

※対応ストレージベンダー:HP、EMC、日立、IBM、NetApp、Oracle、富士通等(詳しくは、お問い合わせください)

※Symantec VirtualStoreの詳細については、「Symantec ApplicationHA/Symantec VirtualStore」のカタログをご参照ください。

5

OS

VM1

OS

VM2

OS

vSphere HAVMware ESX/ESXi

VM1

SymantecApplicationHA

SymantecApplicationHA

OS

VM2

vSphere HAVMware ESX/ESXi

アプリケーションの再起動

ゲストOSの再起動を依頼

ゲストOS

パフォーマンスの確保

ESXサーバー

NFS

SAN

業界標準のIAサーバーを利用可能

Symantec VirtualStore

ストレージの最適化と大規模な構成への拡張性を確保

ハードウェアベンダーに依存しないストレージ(FC/iSCSI)を利用可能

ゲストOSの管理とストレージの管理を分離

ゲストOS

ゲストOS

ゲストOS

ゲストOS

ゲストOS ・・・・

・・・

・・・

ORA

VM1

アプリ

Storage Foundation HA Storage Foundation HA

VM2

KVMKVM

ゲストOS

LPARAIX

アプリ

ApplicationHA for LPAR

Power Hypervisor

アプリ

Sun Hypervisor

ApplicationHA for LDOM

LDOMSolaris

ApplicationHA

ゲストOS

ORA SQL ORA SQL

障害発生

アプリケーションの監視

ApplicationHA

ApplicationHA

ApplicationHA

Page 7: カタログ: Veritas Storage Foundation for Unix/Linux...Veritas Storage Foundation for Unix/Linux 競争力のあるプライベートクラウド構築のため、 低コストかつ柔軟なストレージ基盤を実現

管理性の向上

ビジネス環境の変化に対応できる柔軟でコスト競争力のあるイン

フラにするために仮想化が進み、プライベートクラウドの構築まで

進むと、システムの内部はより複雑になる可能性があります。ニーズ

に合わせて費用対効果に優れたさまざまなアークテクチャーの

サーバーやストレージを配置した異機種混合環境です。それぞれの

機種の管理ツールを使って個別に管理していては管理コストが増大

するばかりで、SLAを保ちながら全体を最適化するのは至難の業で

す。異機種混合環境では、すべてを透過的に見ることができ、シス

テムを停止することなくひとつのコンソールから簡単にすべてのリ

ソースをコントロールできる高度な管理性が要求されます。

その他の機能

管理性の向上を妨げる具体的な課題1.ストレージやOSの移行時には、システムを止めて、手作業でデー

 タの移動やコンバートが必要

2.システムが複雑で、リソースの追加や付け替えに手間がかかる

アプリケーションを停止せずに、ストレージを移行通常、ストレージを移行する場合はアプリケーションを停止して

データをコピーし、完了したらアプリケーションを起動して業務を

再開します。Veritas Storage Foundationを使用すれば、アプリ

ケーションを停止することなくミラーリングによってデータをコピー

でき、コピーが終わり次第、元のストレージを切り離せば移行が完

了しますので、業務への影響がありません。

OS移行時のデータ引継ぎが容易Veritas Storage Foundationは、Solaris、HP-UX、AIX、Red

Hat、SuSEの5つのOS間で互換性のあるファイルシステムを持ち

相互にマウント可能なのでデータコンバートが必要なく、最小限の

業務停止でOSの移行を実現します。これにより、特定ベンダーに縛

られない最も投資対効果に優れたハードウェアの選択が可能です。

異機種/OS混在環境でのリソースの管理が容易Veritas Storage Foundation は、幅広いOSに対応し、異なるOS

においても共通の管理ツールを利用できます。そして、わかりやすい

GUIを持つVeritas Operations Managerによって、さまざまなOS

に接続される複数種のストレージを単一コンソールで一元管理し、

ストレージの追加、ファイルシステムの割り当て、障害時の影響箇

所の特定などが容易に行えます。

遠隔地のサーバーにデータをレプリケーションVR(Veritas Replicatorオプション)大規模な災害に対処するためには、十分に距離的に余裕をもった

別サイトにデータを複製することが求められます。Ver i tas

Replicatorオプションによって、大規模な災害時にも確実に保護

されるべきデータを、ワイドエリアネットワークを通じて遠隔地に

複製(レプリケー

ション)します。ま

た、Linux版のVR

ではファイル単位の

複製も可能です。

6

A社製ストレージ B社製ストレージA社製ストレージ+B社製ストレージ

A社製ストレージからB社製ストレージにデータコピー●業務停止時間はゼロ●パフォーマンスへの影響も最小

データコピーが終わり次第A社製ストレージを切り離し業務には影響なし

Solaris Red HatSolaris Red Hat

Veritas Storage Foundationを導入したLinux(他のOS)なら、コンバート無しで既存データの認識が可能業務停止時間は数時間

パスの冗長化とパフォーマンスの向上DMP(Dynamic Multi-Pathing)DMP(Dynamic Multi-Pathing)機能は、サーバーからストレージ

までのデータアクセスパスを冗長化します。HBA、スイッチ、ケーブ

ルなどのデータアクセス経路

における障害発生時において

も、データへのアクセスは中

断されません。

レプリケーション

距離的な制限なし

IPネットワーク

プライマリサイト セカンダリサイト

レプリケーション

サイト間フェールオーバー

プライマリサイト セカンダリサイト

障害時にもアクセス継続

本稼働データ遠く離れたクラスタ間でフェールオーバーグローバルクラスタ機能テロや地震/火災など、さまざまな災害に対する第一の備えは、デー

タの保護ですが、さらに重要なシステムの場合には非常に短時間の

業務再開が求められます。Veritas Storage Foundation HA/DR

では、広域災害

時に処理を他の

サイトに引き継ぐ

グローバルクラ

スタを実現する

ことで、迅速な処

理 の 再 開 を サ

ポートします。

IPネットワーク

Page 8: カタログ: Veritas Storage Foundation for Unix/Linux...Veritas Storage Foundation for Unix/Linux 競争力のあるプライベートクラウド構築のため、 低コストかつ柔軟なストレージ基盤を実現

E1205SG0-nk-VSFUL60

その他の機能の概要、および製品対応表

Copyright ©2012 Symantec Corporation. All rights reserved. SymantecとSymantecロゴは、Symantec Corporationまたは関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。その他の会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。製品の仕様と価格は、都合により予告なしに変更することがあります。本カタログの記載内容は、2012年5月現在のものです。

株式会社シマンテック

www.symantec.com/jp

お問い合わせ

〒107-0052 東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ

SF Std. SF Ent. SF Std.HASF Ent.HA

SF Ent.HA/DR

VCSHA/DR

SFCFSHA

SFCFSHA/DR

SFRACHA/DRVCS SFRAC

◯ ◯ ◯ ◯ ◯ × × ◯ ◯ ◯ ◯

◯ ◯ ◯ ◯ ◯ × × ◯ ◯ ◯ ◯

◯ ◯ ◯ ◯ ◯ × × ◯ ◯ ◯ ◯

× ◯ × ◯ ◯ × × ◯ ◯ ◯ ◯

◯ ◯ ◯ ◯ ◯ × × ◯ ◯ ◯ ◯

◯ ◯ ◯ ◯ ◯ × × ◯ ◯ ◯ ◯

× × × × ◯ × ◯ × × ◯ ◯

× × × × ◯ × ◯ × × ◯ ◯

※1 ※1 ※1 ※1 ※1 ※2 ※2 ※1 ※1 ※1 ※1

※1 ※1 ※1 ※1 ※1 ※2 ※2 ※1 ※1 ※1 ※1

◯ ◯ ◯ ◯ ◯ × × ◯ ◯ ◯ ◯

◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯

機能

機能

機能概要 お客様のニーズ

ODM : オラクルディスクマネージャ

ODM : オラクルディスクマネージャ

◯ ◯ ◯ ◯ ◯ × × ◯ ◯ ◯ ◯DMP(Dynamic Multi-Pathing)機能

シンリクラメーション

スマートムーブ

フラッシュスナップ

スマートティア(旧名:ダイナミックストレージティアリング)

ポータブルデータコンテナ

グローバルクラスタ

ハードウェアレプリケーション連携

ボリュームレプリケータ機能

ファイルレプリケータ機能(Linuxのみ)

ファイルシステムレベルでの圧縮

Veritas Operations Manager(VOM)

× ◯ × ◯ ◯ × × ◯ ◯ ◯ ◯

DMP

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×ファイルシステムレベルでの重複排除

Oracle使用時のI/Oパフォーマンスを向上させる機能

ファイルシステム上にOracleを構成し、rawデバイス並みのパフォーマンスを実現したい

DMP(Dynamic Multi-Pathing)機能

サーバーからストレージまでのデータアクセスパスを冗長化する

OSやストレージベンダーに関係なく、データアクセスパスの冗長化管理を標準化したい

シンリクラメーション シンプロビジョニング機能付きストレージ上で、消去済みファイルの領域を再利用可能にする

ファイルの作成と削除を繰り返す場合に、シンプロビジョニング機能を持ったストレージの運用を効率化したい

スマートムーブ ストレージ移行の際、実際にデータが書かれている領域のみデータのコピーを行う

ストレージ移行を、パフォーマンスへの影響と所要時間を可能な限り小さくして行いたい

フラッシュスナップ ファイルシステムレベルでデータの整合性を保証した上で、スナップショットを作成する

高度なストレージの機能に頼らずに、オフホストバックアップや、データシェアを行いたい

スマートティア(旧名:ダイナミック ストレージティアリング)

性能の異なる複数のストレージに跨って1つのファイルシステムを構成し、ファイルの使用頻度に応じて適切なストレージに配置する

1つのファイルシステム上に使用頻度とパフォーマンス要件の異なるファイルを配置した上で、ストレージコストを削減したい

ポータブルデータコンテナ

あるOSでマウント解除したファイルシステムを、別のOSで特別なデータのコンバート無しでマウントする

x64 Solaris、SPARC Solaris、AIX、HP-UX、Red Hat、SuSEの間で、ファイルシステムの移行を1時間以内のダウンタイムで行いたい

グローバルクラスタ 異なるクラスタ間でのフェールオーバーを行う 遠隔地にある別のクラスタシステムに、サービスを切り替えたい

ハードウェアレプリケーション連携

フェールオーバーを行うために、ストレージが持つレプリケーション機能と連携する

共有ディスクを持たない場合や遠隔地にあるクラスタなどで、ハードウェアのレプリケーション機能を用いてサービスのフェールオーバーを行いたい

ボリュームレプリケータ機能

遠隔地のサーバーに、IPネットワーク経由でデータをレプリケーションする

遠隔地のサーバーに、ボリューム単位でデータをレプリケーションしたい

ファイルレプリケータ機能(Linuxのみ)

遠隔地のサーバーに、IPネットワーク経由でデータをレプリケーションする

遠隔地のサーバーに、ファイル単位でデータをレプリケーションしたい

ファイルシステムレベルでの圧縮

アプリケーションに対して透過的に、ファイルシステム上の個々のファイルを圧縮する

テキストファイル等の圧縮が可能なデータファイルが多数格納されている環境で、運用の手間を増やさずにストレージコストを削減したい

ファイルシステムレベルでの重複排除

アプリケーションに対して透過的に、ファイルシステムの重複排除を行う

重複するデータファイルが多数格納されている環境で、運用の手間を増やさずにストレージコストを削減したい

Veritas OperationsManager (VOM)

SFおよびVCSを単一のコンソールで管理するツール

管理ツールを統合し、環境全体を一元管理したい。管理者の負荷を軽減し、管理コストを削減したい

※1 Veritas Replicator オプションを別途購入することで利用可能※2 いずれかのVeritas Storage Foundation製品を購入の上、さらにVeritas Replicatorオプションを購入することで利用可能

〈略語表〉

SF Std.

SF Ent.

SF Std. HA

SF Ent. HA

VCS

Veritas Storage Foundation Standard

Veritas Storage Foundation Enterprise

Veritas Storage Foundation Standard HA

Veritas Storage Foundation Enterprise HA

Veritas Cluster Server

SF Ent. HA/DR Veritas Storage Foundation Enterprise HA/DR

VCS HA/DR

SFCFS HA

SFRAC

SFCFS HA/DR

SFRAC HA/DR

Veritas Cluster Server HA/DR

Veritas Storage Foundation Enterprise Cluster File System HA

Veritas Storage Foundation Enterprise for Oracle RAC

Veritas Storage Foundation Enterprise Cluster File System HA/DR

Veritas Storage Foundation Enterprise for Oracle RAC HA/DR

DMP Dynamic Multi-Pathing