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File186 林要治朗さん 68歳 福島県在住 30年ほど前からワゴン車な どで車中泊やテントキャン プを行い、公務員の定年を 迎える間近に夫婦2人旅を するために軽キャンを購入。 そして現在は2台目の軽キャ ンに木工DIYで快適化を工夫 しながら、夫婦2人で全国 各地をクルマ旅中。 ●家族 恭子さん(奥さま) ●趣味 物作りが好きで、とくに木 工が“第二の職業”というほど 得意。さらに奥さまが手芸 や和洋裁が得意で、とくに ミシン縫製がプロ級なので、 夫婦で話し合いながらさま ざまな物作りを実施中。ま た夫婦で折り紙を楽しんだ りしている。 ●このクルマを 買ったキッカケ 以前所有していた軽キャ ン(トライキャンパー)を、 キャンピングカーショーで のフィールドライフの対応 (大石さん)の良さで購入し、 それから客と営業マンを超 えた良い付き合いになり、 新車(現車)の使い勝手と 大石さんの対応の良さが気 に入り買い替え。 ●購入して変わったこと 以前は公務員としての立場 から、旅行中も回りの方々 と仲良くできなかったが、 定年退職後に軽キャンで夫 婦2人の長旅をするように なり、同じクルマ旅の方々 と仲良くなれるようになり、 内向的だった性格が外向的 になった。 購入時オプション ◎サイクルキャリア  ◎サイドオーニング  ◎アクリル窓追加  ◎強力ショックアブソーバー  ◎寒冷地仕様など 購入後の改造ポイント ◎オーバーヘッドコンソール  ◎地デジ・BSアンテナ  ◎コンソールボックスなど 30 TV調096 idea アイデア頂き

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Page 1: File186 - c-park.jp 2.pdfン(トライキャンパー)を、 キャンピングカーショーで のフィールドライフの対応 (大石さん)の良さで購入し、

File186林要治朗さん68歳 福島県在住

30年ほど前からワゴン車などで車中泊やテントキャンプを行い、公務員の定年を迎える間近に夫婦2人旅をするために軽キャンを購入。そして現在は2台目の軽キャンに木工DIYで快適化を工夫しながら、夫婦2人で全国各地をクルマ旅中。

●家族恭子さん(奥さま)

●趣味物作りが好きで、とくに木工が“第二の職業”というほど得意。さらに奥さまが手芸や和洋裁が得意で、とくにミシン縫製がプロ級なので、夫婦で話し合いながらさまざまな物作りを実施中。また夫婦で折り紙を楽しんだりしている。

●このクルマを 買ったキッカケ以前所有していた軽キャン(トライキャンパー)を、キャンピングカーショーでのフィールドライフの対応(大石さん)の良さで購入し、それから客と営業マンを超えた良い付き合いになり、新車(現車)の使い勝手と大石さんの対応の良さが気に入り買い替え。

●購入して変わったこと以前は公務員としての立場から、旅行中も回りの方々と仲良くできなかったが、定年退職後に軽キャンで夫婦2人の長旅をするようになり、同じクルマ旅の方々と仲良くなれるようになり、内向的だった性格が外向的になった。

購入時オプション◎サイクルキャリア ◎サイドオーニング ◎アクリル窓追加 ◎強力ショックアブソーバー ◎寒冷地仕様など

購入後の改造ポイント◎オーバーヘッドコンソール ◎地デジ・BSアンテナ ◎コンソールボックスなど

クルマ旅歴30年の林さんは、現車で北海道を夫婦で旅行していた時に

TVの密着取材を受けたほどの軽キャン旅の達人。林さんにとって、

狭い居住スペースで快適に過ごせる工夫をするのが軽キャン旅の極意

で、わずかなスペースに収納庫を作ったり、悪天候でも車外で快適に

くつろげるアイテムを作るなど工夫を凝らしている。

納スペースを棚に改造して、ケ

ースごとに分類した小物類を出

し入れしやすくしている。

 

このギャレー下の改造棚は外

から開くカーゴドアからもアク

セスでき、下開きでミニテーブ

ル化した扉を有効活用できるよ

うに設定している。

 

さらに大荷物はリアサイクル

キャリアに取り付けた大型RV

ボックスに入れて積載している。

 

このサイクルキャリアには平

面型TVアンテナを設置するな

ど、サイクルキャリアを有効活

用している。

 

林さんは、さらにキャンプ場

泊での快適化を目指し、サイド

オーニングの周囲を囲んでテン

ト化するサファリテント(テン

トルーム)もDIY。しかも単

純に3方に垂らすのではなく、

Cレールに差し込んで固定でき

る本格仕様で、ジッパー開閉式

の入口やメッシュ窓まで付け、

縫製部分に防水を施している。

 

これも設計は林さんで、奥さ

まが縫製して仕上げた超逸品。

デッドスペースなどを有効活用することで

長旅でも夫婦2人が快適な軽キャンを実現

整理整頓できる収納を

奥さまと協力して製作

 

長距離の長期クルマ旅でも快

適な運転ができるように足回り

を強化した軽キャンを愛用する

林さんにとって、旅で最も困る

のが衣類や調理道具などの収納。

 

単純にボックス類に入れて車

内に置いてしまうと動き回るス

ペースが少なくなってしまう。

その問題を解消するために考え

たのが、小さな空きスペースな

どを有効活用して収納すること。

 

まずは運転席の天井部分に簡

単に取り外せるオーバーヘッド

コンソールを作り、リアのカセ

ットコンロ収納庫の上に小物入

れを製作。さらに運転席と助手

席の背後に、小物類を分別して

入れやすいよう林さんが設計し

て奥さまが縫製した特製オーガ

ナイザーを付けた。他にも壁に

帽子掛けを作るなど、小物類が

邪魔にならない収納アイテムを

各所に作ったのだ。

 

またギャレー下の水タンク収

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ideaアイデア頂き

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運転席上空間を利用した取り外し式で蓋付きの木製コンソールボックス

サイドオーニングの3方を囲んでテント化させるサファリルームを以前から欲しいと思っていた林さんだが、軽キャンにフィットする製品がなかったため自作を決意。防水布地を使い、出入口にジッパーを施しメッシュ窓も付け、風雨に耐えるCレール装着式になるよう設計。その図面に沿って奥さまが縫製し、縫い目に防水処理まで施した。

バロッコ年式●平成25年式購入店●フィールドライフ販売累計走行距離●約20000㎞

Cレール差し込み固定式で完全防水仕様の本格的な自作サファリテント

長い物などを気軽に出し入れできる収納庫として林さんが目を付けたのが運転席上のスペースで、そこにオーバーヘッドコンソールを装着。しかも固定式ではなく、ポップアップルーフの木製ベース部に載せて固定する構造なので、不要時には持ち上げるだけで外れる。さらに運転中に収納物が落ちないよう、蓋まで付けて安全対策にまでこだわったDIYを行っている。

01. 丈夫な突っ張り棒をポップアップルーフのベースに付ければ簡易ハンガーになる。 02. オーバーヘッドコンソールに細棒が装着できる。 03. コンソールの細棒に運転席と居室間に下げたカーテンを引っ掛けるとフロントガラスまでの目隠しに 04. 運転席と助手席の背もたれに奥さま手作りのオーガナイザーを装着。 05. サイドのカーゴドアが下開き式なのでテーブルになるよう脚を付け、ギャレー下の収納スペースと連動させる仕様にしている。左側の棚は水タンク置き場に手を加えた収納庫。 06. リアのサイクルキャリアにフラット型地デジアンテナを装着。 07. リア側のカセットコンロ収納庫上の空きスペースに小物棚をDIY。 08. センターコンソール上に木製アームレストを設置。上面にクッション材を入れ皮革を被せた本格仕様。 09. 長距離運転でも腰が疲れないランバーサポートは林さんの必須アイテム。 10. 受信角度を調整しやすいフラット型BSアンテナをリアのサイクルキャリアに装着。

PHOTO&TEXT:井田一徳097

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