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金融業界のデータアナリティクス

2018年10月4日

段磊

みずほ第一フィナンシャルテクノロジー株式会社

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連携型博士研究人材総合育成システムシンポジウム２０１８For Discussion Purpose Only


自己紹介

1

名前：段磊（ダンライ）

出身地：中国遼寧省

博士後期課程（2013年4月~2016年3月）：

北海道大学大学院情報科学研究科

専攻：複合情報科学

研究分野：Crowdsourcing

勤務先（2016年4月~）

みずほ第一フィナンシャルテクノロジー株式会社

データアナリティクス技術開発部


みずほ第一フィナンシャルテクノロジー（株）について：概要

2

特徴

「業態横断型」組織運営により、各種の分析や

提案を様々な分野で幅広く提供

国内外金融機関、公社公団、大手事業会社など

から、各種の業務受託実績あり

みずほコーポレート銀行

みずほ第一フィナンシャルテクノロジー（株）

６０％３０％１０％

株主・グループ各社金融機関

金融技術・保険技術・情報技術を駆使した各種ソリューション・コンサルティングを提供

１９９９年出資２００１年出資

公共法人事業法人

みずほ銀行

株主：(株)みずほ銀行[60％] 第一生命保険(株)[30％] 損害保険ジャパン日本興亜(株)[10％]

「ファイナンス理論」や「金融工学」の先端的知識を強みとする金融エンジニア100名強を擁する専門集団

投資顧問業者登録： 2001年3月登録済

みずほグループ内主要企業との連携を活かし、数理的金融ノウハウを軸に、総合的な金融技術開発を実践

国内外の主要な企業に対して、最先端理論を踏まえた各種のコンサルティング、ソリューションを提供


みずほ第一フィナンシャルテクノロジー（株）について：ビジネス領域

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各種コンサルテーション（事業リスク管理、信用リスク管理、市場リスク管理）

資産運用業務支援（年金基金向け運用支援、金融法人向け運用支援、事業法人向け運用支援）

新商品・新金融スキーム開発（デリバティブ業務支援）

データ・アナリティクスへの取組（FinTech, InsTech, BigData対応）

主な業務内容


データアナリティクス分野への取組

4

• 近年発展著しいデータアナリティクス技術を金融実務に応用すべく、調査・研究を進めています。

– 並列分散計算環境（Hadoopなど）を用いたビッグデータ解析

– 金融実務への応用をにらんだディープラーニングの調査・研究

（出所）「人工知能は人間を超えるかディープラーニングの先にあるもの」（松尾豊著）等を参考にみずほ第一フィナンシャルテクノロジー加筆・修正

分散，相関係数，ヒストグラム，エントロピー，分割表

区間推定，仮説検定，最尤推定，ベイズ推定

クラスター分析，重回帰分析，主成分分析，ロジスティック回帰

自己相関，交差相関，ARIMA，VAR，状態空間モデル

1-クラス SVM，LOF

スケールフリーネットワーク

Bag-of-Words，n-gram，TFIDF

音響/言語モデル，隠れマルコフモデル，顔認証，OCR

LSTM

レベル4 ディープラーニング

レベル3機械学習

数値

文字

自然言語

音声

画像

記述統計

推測統計

多変量解析

時系列分析

異常検知

複雑ネットワーク

自然言語解析

音声/画像認識

レベル2 複雑解析

レベル1 単純制御

教師有教師無

ガウス過程回帰

SVM

ランダムフォレスト

強化学習

次元削減

ナイーブベイズ

LSI / LSA

LDA

CNN

深層Qネット(DQN)

Word2Vec

応用

与信判断

アンチマネー

ロンダリング

市場予測

マーケティング


実際に取り組んだ業務

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銀行データ分析

顧客生涯価値 (Life Time Value)

みずほDNA

顧客将来資産予測

Anti Money Laundering

保険データ分析

医療ビッグデータ分析

安全運転診断

弊社ホームページ：https://www.mizuhobank.co.jp/fintec/index.html


キャリアパスを選択した経緯

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外国為替レートをきっかけに漠然と金融工学に興味を持って、インターンシップに参加

テーマ：財務データを用いたクラスター分析

インターンシップをきっかけに金融業界で一流のデータサイエンティストになりたいと決意、入社に至った


インターンシップについて

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インターンシップを毎年実施しています！

理工系専攻または経済系専攻に所属する大学院博士課程（後期）在学生及びポストドクターが対象

課題内容に関しては、学生の専攻内容とインターンシップ期間を考慮します。必ずしも、金融工学の知識を前提としません。

インターンの参加日数に応じ謝礼をお支払いしますので、遠方からでも大丈夫です。

※具体的に知りたい方は担当者に、直接お問い合わせください。

過去の実施例

時系列モデルの調査および経済データによるモデル構築

拡張カルマンフィルタ、粒子フィルタを用いた金利モデル・クレジットモデルのパラメータ推計

最適化によるイールドカーブ構築

デフォルトを予測するスコアリングモデルの開発

-0.2

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-0.1

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0

0.05

0.1

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0.2

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社内の様子について

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社員数：127名

金融機関・保険会社等の金融機関出身者のほかに、コンサルティングや博士研究員の出身者も多数

システム開発会社や電機メーカー出身者もおり、バラエティーに富んだキャリアを生かしたバイタリティーのある組織

特徴的な福利厚生・研修制度

海外大学院派遣制度（金融工学の先端技術の習得が可能な大学院の短期コースへの派遣）例)スタンフォード大学など

社会人対象大学院補助制度（金融数理・統計等金融工学に関する夜間大学院の修士課程）例）一橋大学など

英語研修補助制度（プライベートレッスン）

金融系資格（証券アナリストなど）の取得補助制度

外部講師（大学教員、国内外の金融実務者）による社内セミナー

有志によるレクリエーション（登山、フットサルなど）

※2018年4月1日現在


最後

9

金融工学の知識を勉強しよう

効率な方法:資格取得

証券アナリスト（日本証券アナリスト協会実施、日本語）

Chartered Financial Analyst®（CFA®）（日本語名：CFA協会認定証券アナリスト、英語）

金融工学やデータアナリティクスへの情熱をアピールしよう

求める人材

金融業界へ進出希望の方へのアドバイス

数理的素養のある方

新しい分野の知識を素早く身に着けた方

コミュニケーション力のある方

先端のデータ解析技術やITテクノロジーに興味がある方

新しいことや困難な課題に対し主体的に挑戦し続けることが出来る方

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