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VMware Horizon Client for Linux のインストールと セットアップ ガイド 最終更新日:2018 9 6 VMware Horizon Client for Linux 4.9

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VMware Horizon Clientfor Linux のインストールとセットアップ ガイド最終更新日:2018 年 9 月 6 日VMware Horizon Client for Linux 4.9

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VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 2

最新の技術ドキュメントは VMware の Web サイト(https://docs.vmware.com/jp/)にあります

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目次

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド 6

1 システム要件およびインストール 7

Linux クライアント システムのシステム要件 8

リアルタイム オーディオ ビデオのシステム要件 10

シリアル ポート リダイレクトのシステム要件 11

マルチメディア リダイレクト (MMR) のシステム要件 12

Flash URL リダイレクトの使用の要件 13

Horizon Client と Skype for Business を使用するための要件 14

セッション共同作業機能の要件 15

スマート カード認証の要件 15

スマート カード認証のための Horizon Client の構成 16

サポートされているデスクトップのオペレーティング システム 17

Horizon Client 向けの接続サーバの準備 17

インストール オプション 18

VMware 製品ダウンロードからの Horizon Client for Linux のインストールまたはアップグレード 20

Linux クライアント用のコマンドライン インストール オプション 22

Linux クライアントでの仮想印刷機能の有効化 24

VMware Blast オプションの構成 25

Horizon Client データ共有の設定 27

VMware によって収集される Horizon Client データ 27

2 エンド ユーザー向け Horizon Client の構成 30

一般的な設定 30

Horizon Client コマンドライン インターフェイスおよび構成ファイルの使用 31

Horizon Client の設定およびコマンドライン オプション 32

URI を使用した Horizon Client の構成 46

vmware-view URI を作成するための構文 46

vmware-view URI の例 50

エンド ユーザーの証明書確認モードの設定 52

TLS 詳細オプションの設定 53

ローカル システムに送信する特定のキーおよびキーの組み合わせの構成 53

FreeRDP を使用した RDP 接続 55

FreeRDP のインストールと構成 57

FIPS 互換モードの有効化 59

PCoIP クライアントサイド イメージ キャッシュの構成 59

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3 リモート デスクトップ/公開アプリケーションとの接続の管理 61リモート デスクトップまたは公開アプリケーションへの接続 61

非認証アクセスを使用した公開アプリケーションへの接続 63

クライアント ドライブのリダイレクトによるローカル フォルダおよびドライブの共有 65

構成ファイルの編集によるフォルダの共有 67

Horizon Client の証明書検証モードの設定 67

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの切り替え 69

ログオフまたは切断 69

4 Linux システムでの Microsoft Windows デスクトップまたはアプリケーションの使用 71

Linux の機能サポート一覧 71

国際化 75

キーボードとモニター 75

ディスプレイのスケーリング機能の使用 77

DPI 同期の使用 78

USB デバイスの接続に USB リダイレクトを使用する 79

USB リダイレクトの制限事項 81

Web カメラとマイクでリアルタイム オーディオ ビデオ機能を使用 82

Webcam を使用できる場合 82

Linux クライアント システムでのデフォルトのマイクロフォンの選択 83

Linux クライアント システムで優先する Web カメラまたはマイクロフォンの選択 83

セッション共同作業機能の使用 86

リモート デスクトップ セッションに参加するユーザーの招待 87

共同作業セッションの管理 88

共同作業セッションへの参加 89

シームレス ウィンドウ機能の使用 90

公開アプリケーションへのドキュメントの保存 90

リモート デスクトップでの仮想印刷機能の印刷設定 91

テキストのコピーおよび貼り付け 92

クライアントのクリップボードのメモリ サイズの構成 93

リモート デスクトップでの相対マウス機能の有効化 93

シリアル ポート リダイレクトの使用 94

5 Horizon Client のトラブルシューティング 96

リモート デスクトップの再起動 96

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションのリセット 97

Horizon Client for Linux のアンインストール 98

キーボード入力の問題 99

Workspace ONE モードでのサーバへの接続 99

6 Client での USB リダイレクトの構成 101

USB リダイレクトのシステム要件 101

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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Page 5: for Linux VMware Horizon Client のインストールと セット …...Linux クライアント システムのシステム要件Horizon Client とその周辺機器をインストールする

USB 固有のログ ファイル 102

USB 構成プロパティの設定 103

USB デバイス ファミリ 107

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

この『VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド』では、VMware Horizon® Client™ ソフトウェアを Linux クライアント システムにインストールして設定し、使用する方法について説明します。

このドキュメントでは、Horizon Client for Linux のインストールおよび使用のためのシステム要件と手順について説明しています。

この情報は、Linux クライアント システムを含む Horizon の展開をセットアップする必要がある管理者向けです。これらの情報は、仮想マシン テクノロジーおよびデータセンターの運用に精通している経験豊富なシステム管理者向けに記述されています。

注 本ドキュメントは主に、VMware が使用できるようにした Horizon Client for Linux に関連しています。また、VMware のパートナー数社が、Horizonのデプロイ用のシンおよびゼロ クライアント デバイスを提供しています。それぞれのシンまたはゼロ クライアント デバイスで使用可能な機能およびサポートされるオペレーティング システムは、ベンダー、モデル、および企業が採用する構成によって決まります。これらのクライアント デバイスのベンダーおよびモデルの詳細については、VMware Web サイトから入手可能な『VMware 互換性ガイド』(英語版)を参照してください。

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システム要件およびインストール 1クライアント システムは、一定のハードウェアおよびソフトウェア要件を満たす必要があります。Horizon Client のインストール プロセスは、 他の大部分のアプリケーションのインストールと似ています。

この章では次のトピックについて説明します。

n Linux クライアント システムのシステム要件

n リアルタイム オーディオ ビデオのシステム要件

n シリアル ポート リダイレクトのシステム要件

n マルチメディア リダイレクト (MMR) のシステム要件

n Flash URL リダイレクトの使用の要件

n Horizon Client と Skype for Business を使用するための要件

n セッション共同作業機能の要件

n スマート カード認証の要件

n サポートされているデスクトップのオペレーティング システム

n Horizon Client 向けの接続サーバの準備

n インストール オプション

n VMware 製品ダウンロードからの Horizon Client for Linux のインストールまたはアップグレード

n VMware Blast オプションの構成

n Horizon Client データ共有の設定

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Page 8: for Linux VMware Horizon Client のインストールと セット …...Linux クライアント システムのシステム要件Horizon Client とその周辺機器をインストールする

Linux クライアント システムのシステム要件Horizon Client とその周辺機器をインストールする Linux デバイスは、VMware でテストされ、正式にサポートされている特定のシステム構成を満たす必要があります。

注 これらのシステム要件は、VMware が提供している Horizon Client for Linux を対象としています。また、VMware のパートナー数社が、Horizon 7のデプロイ用のシンおよびゼロ クライアント デバイスを提供しています。それぞれのシンまたはゼロ クライアント デバイスで使用可能な機能と対応オペレーティング システムは、ベンダーとモデル、および企業が採用する構成によって決まります。これらのクライアント デバイスのベンダーおよびモデルの詳細については、VMware Web サイトから入手可能な『VMware 互換性ガイド』(英語版)を参照してください。

注 n バージョン 7.0 から、View Agent が Horizon Agent という名前に変更されました。

n Horizon Client 4.0 および Horizon Agent 7.0 以降で使用可能な表示プロトコルである VMware Blast は、VMware Blast Extreme とも呼ばれます。

アーキテクチャ i386、x86_64、ARM

メモリ 2GB 以上の RAM

オペレーティング システム このリリースでは、次のオペレーティング システムで Horizon Client for Linux がテストされています。

オペレーティング システム バージョン

Ubuntu 32 ビット 16.04

Ubuntu 64 ビット 16.04、18.04

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 32 ビット 6.10

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 64 ビット 6.10、7.5

OpenSSL の要件 Horizon Client では、特定のバージョンの OpenSSL が必要です。正しいバージョンが自動的にダウンロードされインストールされます。

Horizon 接続サーバ、セキュリティ サーバ、および ViewAgent または HorizonAgent

Horizon 6.2.x 以降の最新メンテナンス リリース

企業のファイアウォールの外部からクライアント システムが接続する場合には、セキュリティ サーバを使用することを推奨します。セキュリティ サーバでは、クライアント システムで VPN 接続が必要にはなりません。

リモート(ホスト型)アプリケーションは、Horizon 6.0(以降)Server でのみ使用できます。

表示プロトコル n VMware Blast(Horizon Agent 7.0 以降が必要)

n PCoIP

n RDP

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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クライアント システムの画面解像度

最小: 1024 X 768 ピクセル

VMware Blast および PCoIPのハードウェア要件

n SSE2 拡張命令に対応する x86 または x64 ベースのプロセッサ。800 MHz 以上のプロセッサ処理速度。

n さまざまなモニター セットアップをサポートするための、システム要件を超える RAM 空き容量。一般的な目安として次の式を使用してください。

20MB + (24 * (# monitors) * (monitor width) * (monitor height))

大まかな目安として、次の計算が使用できます。

1 monitor: 1600 x 1200: 64MB2 monitors: 1600 x 1200: 128MB3 monitors: 1600 x 1200: 256MB

RDP のハードウェア要件 n SSE2 拡張命令に対応する x86 または x64 ベースのプロセッサ。800 MHz 以上のプロセッサ処理速度。

n 128MB RAM。

Microsoft RDP のソフトウェア要件

利用可能な最新の rdesktop バージョンを使用します。

FreeRDP のソフトウェア要件

RDP 接続を使用して Horizon デスクトップに接続し、接続のために FreeRDP クライアントを使用する予定であれば、FreeRDP の適切なバージョンと適用可能なパッチをインストールする必要があります。「FreeRDP のインストールと構成」を参照してください。

その他のソフトウェア要件 使用している Linux ディストリビューションによっては、Horizon Client には他にも特定のソフトウェア要件があります。Horizon Client のインストール ウィザードがライブラリの互換性と依存関係をシステムでスキャンできるようにしてください。

次のリストに Ubuntu ディストリビューションにのみ関係する要件を示します。

n libudev0.so.0

注 Horizon Client 4.2 からは、Horizon Client を起動するために libudev0

が必要になりました。デフォルトでは、libudev0 は Ubuntu 14.04 にイン

ストールされません。

n アイドル状態のセッション タイムアウトのサポートに必要なファイル:libXsso.so.1。

n Flash URL リダイレクトのサポートに必要なファイル: libexpat.so.1。

(libexpat.so.0 ファイルは不要になりました)。

n 複数のモニターを使用する場合にパフォーマンスを向上させるには、Xineramaを有効にします。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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リアルタイム オーディオ ビデオのシステム要件リアルタイム オーディオビデオは、標準的な Web カメル、USB オーディオ、アナログ オーディオ デバイスで動作します。この機能は、Skype、WebEx、Google ハングアウトなどの標準的な会議アプリケーションにも対応しています。リアルタイム オーディオビデオをサポートするには、Horizon 環境が特定のソフトウェアおよびハードウェア要件を満たす必要があります。

仮想デスクトップ 仮想デスクトップには、View Agent 6.0 または Horizon Agent 7.0 以降がインストールされている必要があります。

公開されたデスクトップおよ

びアプリケーション

リアルタイム オーディオビデオ機能で公開デスクトップおよびアプリケーションで使用するには、RDS ホストに Horizon Agent 7.0.2 以降をインストールする必要があります。

Horizon Client コンピュータまたはクライアント アクセス デバイス

n リアルタイム オーディオビデオは、x86 および x64 デバイスでサポートされています。この機能は ARM プロセッサではサポートされません。クライアントシステムは、次の最小ハードウェア要件を満たしている必要があります。

解像度 フレーム レート CPU 必要なメモリ

320 x 240 15 FPS 2 コア、1800 MHz 105 MB

640 x 480 15 FPS 2 コア、2700 MHz 150 MB

1280 x 720 15 FPS 4 コア、3400 MHz 210 MB

n Horizon Client には以下のライブラリが必要です。

n Video4Linux2

n libv4l

n Pulse Audio

プラグイン ファイル(/usr/lib/pcoip/vchan_plugins/libviewMMDevRedir.so) に

は以下の依存関係があります。

libuuid.so.1libv4l2.so.0libspeex.so.1libudev0libtheoradec.so.1libtheoraenc.so.1libv4lconvert.so.0libjpeg.so.8

これらのファイルがすべて、クライアント システムに存在する必要があり、存在しないと、リアルタイム オーディオビデオ機能が動作しません。これらの依存関係が Horizon Client そのものに必要な依存関係に追加されることに注意してください。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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n webcam およびオーディオ デバイス ドライバをインストールする必要があり、webcam およびオーディオ デバイスがクライアント コンピュータで操作可能である必要があります。エージェントがインストールされているマシンにデバ

イス ドライバをインストールする必要はありません。

表示プロトコル n PCoIP

n VMware Blast(Horizon Agent 7.0 以降が必要)

シリアル ポート リダイレクトのシステム要件シリアル ポート リダイレクト機能を使用すると、エンド ユーザーは、ローカルに接続されたシリアル (/dev/ttyS)ポート(内蔵の RS232 ポートや USB シリアル変換アダプタなど)を RDS でホストされたデスクトップにリダイレクトできます。シリアル ポート リダイレクトをサポートするには、Horizon 環境が特定のソフトウェアおよびハードウェア要件を満たす必要があります。

RDS でホストされたデスクトップ

RDS ホストに Horizon Agent 7.6 以降がインストールされ、シリアル ポート リダイレクトのセットアップ オプションが選択されている必要があります。デフォルトではこの設定オプションは選択解除されています。

RDS でホストされたデスクトップでは、次のオペレーティング システムがサポートされます。

n Windows Server 2012 R2

n Windows Server 2016

RDS ホストにシリアル ポート デバイス ドライバがインストールされている必要はありません。

Horizon Client コンピュータまたはクライアント アクセス デバイス

このリリースでサポートされている Linux システムでは、シリアル ポート リダイレクト機能がサポートされます。必要なシリアル ポート デバイス ドライバをすべてインストールする必要があり、シリアル ポートが操作可能である必要があります。シリアル ポート リダイレクトは、Horizon Client for Linux 4.9 以降のリリースで利用できます。

表示プロトコル VMware Blast(Horizon Agent 7.0 以降が必要)

シリアル ポート リダイレクトは、RDP または PCoIP デスクトップ セッションでサポートされません。

仮想デスクトップ 仮想デスクトップは現在サポートされていません。

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マルチメディア リダイレクト (MMR) のシステム要件マルチメディア リダイレクト (MMR) を使用すると、クライアント システムでマルチメディア ストリームがデコードされます。クライアント システムはメディア コンテンツを再生し、ESXi ホストのロードを低減します。

リモート デスクトップ n 仮想デスクトップには、View Agent 6.0.2 以降、または Horizon Agent 7.0以降がインストールされている必要があります。

n 公開デスクトップの場合、RDS ホストに View Agent 6.1.1 以降またはHorizon Agent 7.0 以降がインストールされている必要があります。

オペレーティング システムの要件と他のソフトウェア要件、構成の詳細については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントで Windowsメディアのマルチメディア リダイレクトに関するトピックを参照してください。

Horizon Client コンピュータまたはクライアント アクセス デバイス

MMR によってメディアの処理がサーバからクライアントにオフロードされるため、クライアントには次の最小ハードウェア要件が課せられます。

プロセッサ: Intel Pentium 4 または AMD Athlon デュアルコア

プロセッサ速度: 通常の利用では 1.5 GHz、また、フル HD では 1.8 GHz

メモリ: 2GB RAM

ビデオ アダプタ: ハードウェア アクセラレーション

ビデオ再生問題を回避するには、次のいずれかのライブラリをインストールする必

要があります。

n GStreamer コアライブラリおよび gstreamer-ffmpeg 0.10

n GStreamer コアライブラリおよび fluendo 0.10

SLED 11 SP4 で、ブラック スクリーンなどの問題が発生した場合は、ライブラリlibvdpau を削除してください。

Dell Wyse シンクライアントでは、ビデオ再生がプリインストールされた fluendoライブラリで動作しない場合があります。この問題を解決するためには、Dell のサポートに問い合わせ最新の fluendo ライブラリを取得してください。

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サポートされるメディア

フォーマット

Windows Media Player でサポートされるメディア フォーマットがサポートされます。たとえば、M4V、MOV、MP4、WMP、MPEG-4 Part 2、WMV 7、8 および9、WMA、AVI、ACE、MP3、WAV などです。

注 DRM で保護されたコンテンツは、Windows Media MMR 経由でリダイレクトされません。

GStreamer フレームワーク グラフィック カード、ハードウェア アクセラレーション API、GStreamer プラグインからフレームワークを構成し、GStreamer が適切に機能するように GStreamer環境を設定します。表 1‑1 に、使用可能な設定の組み合わせを示します。できる限り最高の環境を構築するため、表 1‑1 で NVIDIA と Intel のグラフィック カードに関する情報を確認してから GStreamer 環境を設定してください。

表 1‑1. GStreamer フレームワークの設定

グラフィック カード(ドライバを含む)

ハードウェア アクセラレータAPI GStreamer プラグイン

NVIDIA VDPAU (libvdpau.so) vdpau

Intel VAAPI (libvaapi.so) gstreamer-vaapi

-- OpenMax gst-omx

-- DCE gstreamer-ducati

AMD OVD/UVD 使用不可

詳細については、

https://gstreamer.freedesktop.org/documentation/tutorials/playback/hardware-accelerated-video-decoding.htmlを参照してください。

MMR は、デフォルトでは有効化されていません。有効にするには、構成オプション view.enableMMR を設定す

る必要があります。詳細については、「Horizon Client の設定およびコマンドライン オプション」を参照してください。

Flash URL リダイレクトの使用の要件Adobe Media Server からクライアント エンドポイントに Flash コンテンツを直接ストリーミングするとデータセンター ESXi ホストへの負荷が低減され、データセンターを経由する余分なルーティングが不要になり、複数のクライアント エンドポイントにライブ ビデオ イベントを同時にストリームするために必要となるバンド幅が削減されます。

フラッシュ URL リダイレクト機能は、Web ページの管理者によって Web ページ内に組み込まれた JavaScript を使用します。リモート デスクトップのユーザーが Web ページ内に指定された URL リンクをクリックすると、スクリプトは、ShockWave ファイル (SWF) をインターセプトし、リモート デスクトップ セッションからクライアント エンドポイントにリダイレクトします。エンドポイントは次にリモート デスクトップ セクションの外のローカル VMwareFlash Projector を開き、メディア ストリームをローカルで再生します。マルチキャストとユニキャストの両方がサポートされます。

フラッシュ URL リダイレクト機能は、エージェント ソフトウェアの正しいバージョンがインストールされている場合にのみ使用可能です。この機能は、View Agent 6.0 以降のエージェント ソフトウェアに含まれます。

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フラッシュ URL リダイレクト機能を使用するには、Web ページおよびクライアント デバイスをセットアップする必要があります。クライアント システムが次のソフトウェア要件を満たしている必要があります。

n この機能は、PCoIP についてのみサポートされます。この機能は ARM プロセッサではサポートされません。

n クライアント システムは、マルチキャストまたはユニキャストのストリーミングを開始する ShockWave ファイル (SWF) をホストする Adobe Web サーバに IP 接続する必要があります。必要に応じて、クライアント デバイスがこのサーバにアクセスすることを許可するために適切なポートを開くようにファイアウォールを構成します。

n クライアント システムには、適切な Flash プラグインをインストールする必要があります。

a libexpat.so.1 ファイルをインストールするか、このファイルがすでにインストールされていることを

確認します。

ファイルが /usr/lib または /usr/local/lib ディレクトリにインストールされていることを確認し

ます。

b libflashplayer.so ファイルをインストールするか、このファイルがすでにインストールされている

ことを確認します。

このファイルが Linux オペレーティング システムの適切な Flash プラグイン ディレクトリにインストールされていることを確認します。

c wget アプリケーションをインストールするか、アプリケーション ファイルがすでにインストールされてい

ることを確認します。

n フラッシュ URL リダイレクト機能を実行するためには libffi.so.5 が Ubuntu 14.04 および 16.04 ディス

トリビューションで必要となりますが、Ubuntu 14.04 および 16.04 ディストリビューションにはデフォルトでlibffi.so.6 しかありません。libffi.so.6 と libffi.so.5 間でシンボリック リンクを作成するこ

とで、この制約を回避できます。

フラッシュ URL リダイレクトのリモート デスクトップ要件のリスト、およびマルチキャストまたはユニキャストのストリームを提供するために Web ページを構成する方法については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントを参照してください。

Horizon Client と Skype for Business を使用するための要件仮想インフラストラクチャに影響を及ぼしたり、ネットワークを過負荷状態にすることなく、エンド ユーザーは仮想デスクトップ内で Skype for Business を実行できます。Skype で音声通話またはビデオ通話の実行中は、すべてのメディア処理が仮想デスクトップではなく、クライアント コンピュータで実行されます。

この機能を使用するには、Horizon Client for Linux のインストール時に VMware Virtualization Pack for Skype forBusiness をクライアント マシンにインストールする必要があります。詳細については、「インストール オプション」を参照してください。

また、Horizon Agent のインストール時に、Horizon 管理者が VMware Virtualization Pack for Skype for Business機能を仮想デスクトップにインストールする必要があります。Horizon Agent のインストール方法については、『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』ドキュメントを参照してください。

詳しい要件については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントで「Skype for Businessの設定」を参照してください。

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セッション共同作業機能の要件

セッション共同作業機能を使用すると、他のユーザーを既存の Windows リモート デスクトップ セッションに招待できます。セッション共同作業機能を使用するには、Horizon 環境が特定の要件を満たしている必要があります。

セッション共同作業者 共同作業セッションに参加するには、ユーザーがクライアント システムに 4.7 以降の Horizon Client for Windows、Mac、または Linux をインストールしているか、HTML Access 4.7 以降を使用する必要があります。

Windows リモート デスクトップ

n Horizon Agent 7.4 以降を仮想デスクトップまたは公開デスクトップの RDS ホストにインストールする必要があります。

n セッション共同作業機能をデスクトップ プールまたはファーム レベルで有効にしておく必要があります。デスクトップ プールでセッション共同作業機能を有効にする方法については、『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』ドキュメントを参照してください。ファームでセッション共同作業機能を有効

にする方法については、『Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ』ドキュメントを参照してください。

Horizon Agent グループ ポリシー設定を使用して、セッション共同作業機能を設定します。詳細については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』を参照してください。

セッション共同作業機能は、Linux リモート デスクトップ セッションや公開アプリケーション セッションには対応していません。

接続サーバ セッション共同作業機能を利用するには、接続サーバ インスタンスでエンタープライズ ライセンスを使用している必要があります。

表示プロトコル VMware Blast

スマート カード認証の要件ユーザー認証にスマート カードを使用するクライアント デバイスは、特定の要件を満たす必要があります。

クライアントのハードウェア要件とソフトウェア要件

ユーザー認証にスマート カードを使用する各クライアント デバイスには、次のハードウェアおよびソフトウェアが必要です。

n Horizon Client

n 互換性のあるスマート カード リーダー

n 製品固有のアプリケーション ドライバ

スマート カードで認証を行うユーザーはスマート カードを所有している必要があり、各スマート カードにはユーザー証明書が含まれる必要があります。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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リモート デスクトップおよび公開アプリケーションのソフトウェア要件

Horizon 管理者は、仮想デスクトップまたは RDS ホストに製品固有のアプリケーション ドライバをインストールする必要があります。

Horizon Client で、[ユーザー名のヒント] テキスト ボックスを有効にする

いくつかの環境では、スマート カード ユーザーは、単一のスマート カード証明書を使用して、複数のユーザーアカウントを認証できます。スマート カードでログインするときに、[ユーザー名のヒント] テキスト ボックスにユーザー名を入力します。

[ユーザー名のヒント] テキスト ボックスが Horizon Client のログイン ダイアログ ボックスに表示されるようにするには、接続サーバでスマート カードのユーザー名のヒント機能を有効にする必要があります。スマート カード ユーザー名のヒント機能は、Horizon 7 バージョン 7.0.2 以降のサーバとエージェントでのみサポートされます。スマート カード ユーザー名のヒント機能を有効にする方法については、『Horizon 7 の管理』を参照してください。

外部アクセスのセキュリティを確保するために、お使いの環境でセキュリティ サーバではなく Unified Access Gatewayアプライアンスを使用している場合、スマート カード ユーザー名のヒント機能をサポートするように、Unified Access Gateway アプライアンスを構成する必要があります。スマート カード ユーザー名のヒント機能は、Unified Access Gateway 2.7.2 以降でのみサポートされます。Unified Access Gateway でスマート カード ユーザー名のヒント機能を有効にする方法については、『Unified Access Gateway の導入および設定』ドキュメントを参照してください。

Horizon Client は、スマート カード ユーザー名のヒント機能が有効な場合、単一アカウントのスマート カード証明書も引き続きサポートします。

スマート カード認証の追加要件

Horizon Client システムのスマート カード要件以外に、他の Horizon コンポーネントは、スマート カードをサポートするための特定の構成要件を満たす必要があります。

接続サーバおよびセキュリ

ティ サーバ ホスト管理者は、すべての信頼されたユーザー証明書に適用可能なすべての認証局 (CA) 証明書を接続サーバまたはセキュリティ サーバ ホスト上のサーバ信頼ストア ファイルに追加する必要があります。これらの証明書にはルート証明書が含まれています。

を中間認証局がユーザーのスマート カードの証明書を発行している場合は、中間証明書も含まれます。

スマート カードの使用をサポートするように接続サーバを構成する方法については、『Horizon 7 の管理』を参照してください。

Active Directory スマート カード認証のために管理者が Active Directory で実行する必要があるタスクについては、『Horizon 7 の管理』ドキュメントを参照してください。

スマート カード認証のための Horizon Client の構成Horizon Client でスマート カードを使用するには、特定の構成手順を実行する必要があります。

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開始する前に

n Horizon Client をインストールします。

n (オプション)[ユーザー名のヒント] フィールドが Horizon Client のログイン ダイアログ ボックスに表示されるようにするには、接続サーバでスマート カードのユーザー名のヒント機能を有効にします。詳細については、『Horizon 7 の管理』ドキュメントの「スマート カード認証のセットアップ」を参照してください。

手順

1 フォルダ /usr/lib/vmware/view/pkcs11 を作成します。

2 スマート カード認証に使用される pkcs11 ライブラリへのシンボル リンクを作成します。

たとえば、次のコマンドを実行します。

sudo ln -s /usr/lib/pkcs11/libgtop11dotnet.so /usr/lib/vmware/view/pkcs11

サポートされているデスクトップのオペレーティング システムHorizon 管理者は、ゲスト OS を実行する仮想マシンを作成して、ゲスト OS にエージェント ソフトウェアをインストールします。エンド ユーザーは、クライアント デバイスからこれらの仮想マシンにログインできます。

サポートされる Windows ゲスト OS のリストについては、『Horizon 7 のインストール』を参照してください。

View Agent 6.1.1 以降または Horizon Agent 7.0 以降の場合、いくつかの Linux ゲスト OS がサポートされます。システム要件、Linux 仮想マシンの構成、およびサポートされている機能のリストについては、『Horizon 6 for Linuxデスクトップのセットアップ』または『Horizon 7 for Linux デスクトップのセットアップ』ドキュメントを参照してください。

Horizon Client 向けの接続サーバの準備エンド ユーザーがサーバに接続して、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションにアクセスするには、Horizon 管理者が特定の接続サーバを設定する必要があります。

Unified Access Gateway とセキュリティ サーバn Horizon 環境に Unified Access Gateway アプライアンスがある場合は、Unified Access Gateway と連携するように接続サーバを構成します。『Unified Access Gateway の導入および設定』ドキュメントを参照してください。Unified Access Gateway アプライアンスは、セキュリティ サーバと同じ役割を実行します。

n Horizon 環境にセキュリティ サーバをデプロイしている場合は、接続サーバ 6.x の最新メンテナンス リリースとセキュリティ サーバ 6.x 以降のリリースを使用していることを確認します。詳細については、使用しているHorizon バージョンのインストール ドキュメントを参照してください。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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安全なトンネル接続

クライアント デバイスにセキュアなトンネル接続を使用し、その安全な接続を接続サーバ インスタンスまたはセキュリティ サーバの DNS ホスト名を使用して構成する場合には、クライアント デバイスがこの DNS 名を解決できることを確認します。

デスクトップおよびアプリケーション プールn デスクトップまたはアプリケーション プールが作成済みであること、および使用する予定のユーザー アカウントにプールへのアクセス権が付与されていることを確認します。詳細については、『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』および『Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ』ドキュメントを参照してください。

ユーザー認証

n Horizon Client で RSA SecurID または RADIUS 認証などの 2 要素認証を使用するには、接続サーバで 2 要素認証機能を有効にする必要があります。詳細については、『Horizon 7 の管理』の 2 要素認証についてのトピックを参照してください。

n サーバ URL 情報や [ドメイン] ドロップダウン メニューなどの Horizon Client でセキュリティ情報を非表示にするには、接続サーバ インスタンスで [クライアントのユーザー インターフェイスでサーバ情報を非表示] および [クライアントのユーザー インターフェイスでドメイン リストを非表示] を有効にします。これらのグローバル設定は、Horizon 7 バージョン 7.1 以降で使用できます。グローバル設定については、『Horizon 7 の管理』を参照してください。

[ドメイン] ドロップダウン メニューが表示されていない場合、<domain>\<username> または

<user>name@<domain> の形式でユーザー名を [ユーザー名] テキスト ボックスに入力して、ドメイン情報

を指定する必要があります。

重要 [クライアントのユーザー インターフェイスでサーバ情報を非表示] および [クライアントのユーザー インターフェイスでドメイン リストを非表示] 設定を有効にしており、接続サーバ インスタンスで 2 要素認証(RSASecureID または RADIUS)を選択している場合、Windows ユーザー名の一致を強制しないでください。Windows ユーザー名の一致を強制すると、ユーザーは、ユーザー名のテキスト ボックスにドメイン情報を入力できなくなり、ログインが常に失敗します。詳細については、『Horizon 7 の管理』の 2 要素認証についてのトピックを参照してください。

n エンド ユーザーが認証しなくても Horizon Client で公開されたアプリケーションにアクセスできるようにするには、接続サーバ インスタンスでこの機能を有効にする必要があります。詳細については、『Horizon 7 の管理』の非認証アクセスについてのトピックを参照してください。

インストール オプションHorizon Client のインストール プロセスでは、さまざまなコンポーネントについてそれらをインストールするかどうかが問われます。デフォルトではすべてのコンポーネントがインストールされます。

次の表に各オプション コンポーネントの概要を示します。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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表 1‑2. Horizon Client for Linux のインストール オプション

オプション 説明

シームレス ウィンドウ

この機能を使用すると、ローカルで実行されるアプリケーションと同様に、リモート デスクトップで実行されているアプリケーションを操作できます。

マルチメディア リダイレクト (MMR)

デスクトップからクライアント マシンにマルチメディア ストリームを転送すると、ストリームを処理できます。

コンポーネント ファイルは、/usr/lib/vmware/view/vdpService/ にインストールされます。

スマート カード ユーザーが、VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルの使用時にスマート カードを使用して認証できるようにします。このオプションはクライアント インストーラでデフォルトで選択されますが、リモート デスクトップで View Agent インストーラを実行する場合にこのオプションがデフォルトで選択されることはありません。

スマート カードは、シングルユーザー マシンと RDS ホストにデプロイされたリモート デスクトップでサポートされます。RDS ホストのスマート カード サポートについては、View Agent 6.1.1 以降が必要です。

コンポーネント ファイルは /usr/lib/pcoip/vchan_plugins/ にインストールされます。

リアルタイム オーディオビデオ

クライアント システムに接続される Web カメラおよびオーディオ デバイスをリダイレクトするので、それらをリモート デスクトップで使用できます。

コンポーネント ファイルは /usr/lib/pcoip/vchan_plugins/ にインストールされます。

VMwareHorizon(R)VirtualizationPack for Skypefor Business

仮想インフラストラクチャに影響を及ぼしたり、ネットワークを過負荷状態にすることなく、ユーザーは仮想デスクトップ

内で Skype for Business を実行できます。Skype の音声通話またはビデオ通話中は、仮想デスクトップではなく Linux クライアント マシンですべてのメディア処理が実行されます。

コンポーネント ファイルは、/usr/lib/vmware/mediaprovider にインストールされます。

USB リダイレクト デスクトップとアプリケーションにローカルに接続されている USB デバイスにユーザーがアクセスできるようにします。

USB リダイレクトは、単一ユーザー マシンに展開されたリモート デスクトップとアプリケーションでサポートされます。

コンポーネント ファイルは /usr/lib/vmware/view/usb/ にインストールされます。インストール完了後のサービ

スの登録と起動をインストーラに許可している場合、USB アービトレータ デーモン (vmware-USBArbitrator) が自

動的に実行されます。それ以外の場合、次のコマンドを実行してデーモンを手動で起動できます。

sudo /etc/init.d/vmware-USBArbitrator start

注 グループ ポリシー設定を使用して、特定のユーザーの USB リダイレクトを無効にすることができます。詳細については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』を参照してください。

仮想印刷 ユーザーがクライアント コンピュータで使用できる任意のプリンタに出力できるようにします。ユーザーは、リモート デスクトップに追加のドライバをインストールする必要はありません。

コンポーネント ファイルは /usr/lib/vmware/view/virtualPrinting/ にインストールされます。インストー

ル完了後のサービスの登録と起動をインストーラに許可している場合、クライアントをインストールした後で、この機能を

手動で設定する必要はありません。または、「Linux クライアントでの仮想印刷機能の有効化」 の指示に従って、この機能を設定し有効にできます。

Horizon 6.0.2 以降では、仮想印刷は次のリモート デスクトップとアプリケーションでサポートされます。

n シングルユーザー マシンに展開されるデスクトップ。

n 仮想マシンである RDS ホストに展開されたデスクトップ。

n RDS ホストによって提供されるリモートアプリケーション。

n リモート デスクトップ内部の Horizon Client から起動されるリモート アプリケーション(ネストされるセッション)。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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表 1‑2. Horizon Client for Linux のインストール オプション (続き)

オプション 説明

クライアント ドライブ リダイレクト

ユーザーが、クライアント コンピュータにあるフォルダとドライブをリモート デスクトップやアプリケーションと共有できるようになります。ドライブには、マウントされたドライブおよび USB ストレージ デバイスを含めることができます。

コンポーネント ファイルは /usr/lib/vmware/view/vdpService/ にインストールされます。

シリアル ポート リダイレクト

エンド ユーザーは、ローカルに接続されたはシリアル (/dev/ttyS) ポート(内蔵の RS232 ポート、USB シリアル変換アダプタなど)を RDS でホストされるデスクトップにリダイレクトできます。Horizon Client インストーラに対し、インストール完了後のサービスの登録と起動を許可している場合、シリアル ポート デーモンが自動的に実行されます。それ以外の場合、次のコマンドを実行してシリアル ポート デーモンを手動で起動できます。

sudo /etc/init.d/ftsprhv start

VMware 製品ダウンロードからの Horizon Client for Linux のインストールまたはアップグレード

[VMware 製品ダウンロード] ページから、Horizon Client インストーラ バンドルをダウンロードして実行できます。このインストーラには、USB リダイレクト、仮想印刷、リアルタイム オーディオビデオ、スマート カード、およびクライアント ドライブ リダイレクトなどの機能のモジュールが含まれます。

注 ほとんどの Linux ディストリビューションでは、Horizon Client インストーラ バンドルを実行すると GUI ウィザードが起動します。SUSE Linux ディストリビューションでは、バンドル インストーラを実行するとコマンドライン ウィザードが起動します。コマンドライン ウィザードの起動は、--console オプションを指定してインストー

ラを実行することによっても可能です。

開始する前に

n クライアント システムがサポートされているオペレーティング システムを稼動していることを確認します。「Linuxクライアント システムのシステム要件」を参照してください。

n インストール オプションについて理解しておきます。「インストール オプション」を参照してください。

n ホスト システムの root アクセス権があることを確認します。

n クライアント システムに VMware Workstation がインストールされていないことを確認します。

n RDP 表示プロトコルを使用して View デスクトップに接続する予定であれば、適切な RDP クライアントがインストールされていることを確認します。「Linux クライアント システムのシステム要件」を参照してください。

n Horizon Client ソフトウェアの旧バージョンをアンインストールします。「Horizon Client for Linux のアンインストール」を参照してください。

n コマンドライン インストーラを使用する場合は、Linux コマンドライン インストール オプションを理解しておきます。「Linux クライアント用のコマンドライン インストール オプション」を参照してください。

n SUSE Linux ディストリビューションで、sudo zypper install python-curses を実行して、curses

ライブラリをインストールします。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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n Ubuntu 16.04 x64/x86 または Ubuntu 18.04 x64 ディストリビューションの python2 環境で、sudo apt-

get install python-gtk2 を実行して gtk2 ライブラリをインストールします。

インストーラはインストール プロセスの一環としてシステム ライブラリのスキャンを実行し、システムにHorizon Client との互換性があるかどうかを確認しますが、このスキャンはスキップすることも可能です。

手順

1 Linux クライアント システムでは、http://www.vmware.com/go/viewclients の Horizon Client 製品ダウンロード ページから Horizon Client インストーラ ファイルをダウンロードします。

ファイル名は、VMware-Horizon-Client-<x.x.x>-<yyyyyyy>.<arch>.bundle です。<x.x.x>

はバージョン番号で、<yyyyyyy> はビルド番号になり、<arch> は x86 または x64 のいずれかになります。

2 ターミナル ウィンドウを開き、インストーラ ファイルが入っているディレクトリに移動し、適切なコマンドを使用してインストーラを実行します。

オプション コマンド

GUI ウィザードを使用する場合で、実行権限を設定してあるとき

sudo ./VMware-Horizon-Client-<x.x.x>-<yyyyyyy>.<arch>.bundle

GUI ウィザードを使用する場合で、実行権限を設定してないとき

sudo sh ./VMware-Horizon-Client-<x.x.x>-<yyyyyyy>.<arch>.bundle

コマンドライン インストーラの場合sudo ./VMware-Horizon-Client-<x.x.x>-<yyyyyyy>.<arch>.bundle --console

インストーラ ウィザードが表示され、エンド ユーザー使用許諾契約書に同意するように求められます。

3 プロンプトの指示に従ってインストールを完了します。

重要 インストール後にインストーラがインストールされたサービスを登録および起動することを許可するように求められます。これらのタスクの完了をインストーラに許可すると、再起動のたびに USB リダイレクト サービスを手動で起動する必要があります。仮想印刷機能は手動で有効にする必要はありません。

4 インストールが完了した後、さまざまな機能コンポーネントが依存しているライブラリの互換性スキャンを実行

するかどうかを指定します。

このシステム スキャンでは、ライブラリ互換性ごとに結果値が表示されます。

結果値 説明

成功しました 必要なライブラリがすべて見つかったことを示します。

失敗した 指定されたライブラリが見つからなかったことを示します。

インストールについてのログ情報は、/tmp/vmware-root/vmware-installer-<pid>.log に記録されま

す。

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次に進む前に

Horizon Client を起動して、正しい仮想デスクトップにログインできることを確認します。「リモート デスクトップまたは公開アプリケーションへの接続」を参照してください。

Linux クライアント用のコマンドライン インストール オプションコマンドライン インストール オプションを使用して、Linux システムに Horizon Client をインストールできます。

--console オプションを他のコマンドライン オプションと環境変数設定とともに使用して、Horizon Client のサ

イレント インストールを行います。サイレント インストールを使うと、大規模なエンタープライズに View のコンポーネントを効率よく展開できます。

以下の表に、VMware-Horizon-Client-<x.x.x>-<yyyyyyy>.<arch>.bundle インストーラー ファイ

ルを実行する際に使用できるオプションを示します。

表 1‑3. Linux コマンドライン インストール オプション

オプション 説明

--help 使用方法の情報を表示します。

--console ターミナル ウィンドウでコマンドライン インストーラを使用できるようにします。

--custom --set-setting オプションを使用するなどの、デフォルトの答えがスクリプト

化されている場合でも、インストールに関するすべての質問を表示します。

デフォルトは --regular で、これは既定の答えがない質問だけを表示します。

--eulas-agreed エンド ユーザー ライセンス契約に同意します。

--gtk GUI ベースの VMware インストーラを開きます。デフォルトのオプションです。何らかの理由で GUI が表示できないまたはロードできない場合には、コンソール モードが使用されます。

--ignore-errors または -I いずれかのインストーラ スクリプトにエラーがあっても、インストールを続行できるようにします。エラーが発生したセクションは完了しないため、コンポーネント

が正常に構成されない可能性があります。

--regular それまでに回答されていないインストールに関する質問または必須の質問を表示し

ます。これはデフォルトのオプションです。

--required 使用許諾契約のプロンプトのみを表示し、続けてクライアントをインストールします。

デフォルトは --regular で、これは既定の答えがない質問だけを表示します。

--set-setting vmware-horizon-

smartcard smartcardEnable yes

スマート カードのコンポーネントをインストールします。

--set-setting vmware-horizon-rtav

rtavEnable yes

リアルタイム オーディオビデオのコンポーネントをインストールします。

--set-setting vmware-horizon-usb

usbEnable yes

USB リダイレクト機能をインストールします。

--set-setting vmware-horizon-virtual-

printing tpEnable yes

仮想印刷機能をインストールします。

--set-setting vmware-horizon-tsdr

tsdrEnable yes

クライアント ドライブ リダイレクト機能をインストールします。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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表 1‑3. Linux コマンドライン インストール オプション (続き)

オプション 説明

--set-setting vmware-horizon-mmr

mmrEnable yes

マルチメディア リダイレクト (MMR) 機能をインストールします。

--set-setting vmware-horizon-media-

provider mediaproviderEnable yes

VMware Horizon Virtualization Pack for Skype for Business コンポーネントをインストールします。

--stop-services インストールしたサービスを登録したり、起動したりしないでください。

表に一覧表示されているオプションの他に、次の環境変数も設定できます。

表 1‑4. Linux 環境変数のインストール設定

変数 説明

TERM=dumb 非常に基本的なテキスト UI を表示します。

VMWARE_EULAS_AGREED=yes 製品の EULA をサイレントに受け入れられるようにします。

VMIS_LOG_LEVEL=<value> <value> には次の値から 1 つを使用します。

n NOTSET

n DEBUG

n INFO

n WARNING

n ERROR

n CRITICAL

ログ情報は /tmp/vmware-root/vmware-installer-<pid>.log に記録されます。

例: サイレント インストール コマンド

以下は、Horizon Client のサイレント インストール方法の例です。各コンポーネントに対して、例ではそのコンポーネントをインストールするかどうかを指定しています。

sudo env TERM=dumb VMWARE_EULAS_AGREED=yes \

./VMware-Horizon-Client-<x.x.x>-<yyyyyyy>.<arch>.bundle --console \

--set-setting vmware-horizon-usb usbEnable no \

--set-setting vmware-horizon-virtual-printing tpEnable yes \

--set-setting vmware-horizon-smartcard smartcardEnable no\ --set-setting vmware-horizon-rtav rtavEnable yes \

--set-setting vmware-horizon-tsdr tsdrEnable yes

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この次の例は、デフォルト設定を使用して、Horizon Client のサイレント インストールを実行する方法を示しています。

sudo env TERM=dumb VMWARE_EULAS_AGREED=yes \./VMware-Horizon-Client-<x.x.x>-<yyyyyyy>.<arch>.bundle --console --required

Linux クライアントでの仮想印刷機能の有効化Horizon Client 3.2 以降のインストーラ バンドルには、仮想印刷コンポーネントが含まれます。Horizon Client 3.2を使用している場合、この機能を有効にするには、構成ファイルを作成し、いくつかの環境変数を設定する必要があ

ります。

仮想印刷機能を使用すると、リモート デスクトップに追加のプリンタ ドライバをインストールする必要なく、エンド ユーザーがリモート デスクトップからローカル プリンタまたはネットワーク プリンタを使用できます。

重要 Horizon Client 3.4 以降では、 クライアントのインストール時に、インストール後、インストールされたサービスをインストーラによって登録して起動するように指定できるため、この手順を実行する必要は通常はありません。

ユーザーがクライアントを起動するときに、構成ファイルが自動的に作成されユーザーの home ディレクトリに配置

されます。

開始する前に

VMware で提供されているインストール バンドルを使用して Horizon Client 3.2 以降をインストールしておく必要があります。これにより仮想印刷コンポーネントがデフォルトでインストールされます。

手順

1 ターミナル ウィンドウを開き、コマンドを入力して home ディレクトリ内に .thnuclnt という名前のフォル

ダを作成します。

$ mkdir ~/.thnuclnt/

注 このファイルは特定のユーザーの home ディレクトリに作成されるため、Linux クライアント システムを使用する各ユーザーがこのファイルを作成する必要があります。

2 テキスト エディタを使用して ~/.thnuclnt フォルダ内に thnuclnt.conf という名前の構成ファイルを

作成し、次のテキストをこのファイルに追加します。

autoupdate = 15 automap = true autoid = 0 updatecount = 1 editcount = 0 connector svc {

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protocol = listen interface = /home/<user>/.thnuclnt/svc setdefault = true }

このテキストで <user> のユーザー名を置き換えます。

3 ファイルを保存して閉じます。

4 コマンドを入力して thnuclnt プロセスを開始します。

$ thnuclnt -fg

5 コマンドを入力して仮想印刷コンポーネントの環境変数を設定します。

$ export TPCLIENTADDR=/home/<user>/.thnuclnt/svc$ export THNURDPIMG=/usr/bin/thnurdp

6 Horizon Client を起動するには、vmware-view プロセスを開始します。

通常はクライアントに表示されているプリンタも、リダイレクトされて、リモート デスクトップの [印刷] ダイアログ ボックスに表示されるようになります。

7 (オプション) 仮想印刷機能を無効にする場合は、以下の手順を実行します。

a コマンドを入力して thnuclnt プロセスを停止します。

$ killall thnuclnt

b リモート デスクトップから切断し、再接続します。

これでプリンタはリダイレクトされなくなります。

VMware Blast オプションの構成VMware Blast 表示プロトコルを使用するリモート デスクトップ セッションと公開アプリケーション セッションにH.264 デコードを設定できます。

H.264 デコードを許可するときに、色忠実度を上げることもできます。この機能は ARM プロセッサではサポートされません。

サポートされている最大解像度は、クライアントの画像処理装置 (GPU) の処理能力によって異なります。JPEG/PNGの 4K 解像度をサポートしている GPU で、H.264 の 4K 解像度がサポートされない可能性があります。

H.264 デコードは、AMD、NVIDIA、および Intel GPU でサポートされます。AMD および NVIDIA GPU の場合、H.264 デコードを実行するには、グラフィック ライブラリ OpenGL 3.2 以降をインストールする必要があります。

NVIDIA GPU で H.264 デコードを使用する場合は、VDPAU (Video Decode and Presentation API for UNIX) をインストールします。VDPAU は、最新の NVIDIA ドライバには含まれなくなり、別途インストールする必要があります。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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Intel GPU で H.264 を使用するには、Intel VA-API ドライバと GLX VA-API ライブラリが必要です。コマンド vainfo

を実行すると、H.264 プロファイルが表示されます。VA-API ドライバのバージョンが 1.2.x 以前の場合は、/etc/vmware/config、/usr/lib/vmware/config、または ~/.vmware/config にエントリ

mks.enableGLBasicRenderer = TRUE を追加する必要があります。構成ファイルは、次の順序で処理され

ます。

1 /etc/vmware/config

2 /usr/lib/vmware/config

3 ~/.vmware/config

Red Hat 7.2、Intel GPU、Intel ドライバ バージョン 1.2 以前、OpenGL 3.2、および H.264 が有効になっている場合は、ブラック スクリーンなどの表示の問題を防ぐために、これらの 3 つの構成ファイルのいずれかに次のエントリを追加する必要があります。

mks.enableGLRenderer=FALSEmks.enableGLBasicRenderer=TRUE

Intel GPU を使用する SLED 11 SP4 では、H.264 はサポートされません。xorg のバージョンが古すぎるためです。

H.264 デコードとハイカラー精度は、サーバに接続する前または後で設定できます。

注 Horizon Client の以前のバージョンでは、VMware Blast で最適なユーザー環境を提供するため、ネットワーク条件オプションを選択する必要がありました。このリリースでは、Horizon Client は、現在のネットワーク条件を検知し、1 つを以上のトランスポートを選択して、ユーザーの使用環境を自動的に最適化します。

開始する前に

H.264 を使用するには、Horizon Agent 7.0 以降をインストールする必要があります。

H.264 デコードを許可するときに色忠実度を上げるには、Horizon Agent 7.4 以降をインストールする必要があります。

手順

1 メニュー バーから [ファイル] - [VMware Blast の構成] の順に選択します。

2 Horizon Clientで H.264 デコードを許可するには、[H.264] チェック ボックスを選択します。

n クライアントの GPU に H.264 ハードウェア デコーダがあるときに、このオプション(デフォルトの設定)を選択すると、Horizon Client は H.264 4.2.0 ハードウェア デコードを使用します。

n Horizon Client 4.8 以前の場合、クライアントの GPU に H.264 ハードウェア デコーダがないときにこのオプションを選択すると、JPG/PNG デコードが使用されます。

n Horizon Client バージョン 4.9 以降の場合、クライアント GPU に H.264 ハードウェア デコーダがなく、色忠実度を上げる機能が使用できないときにこのオプションを選択すると、H.264 4.2.0 ソフトウェア デコードが使用されます。

n このオプションの選択を解除すると、Horizon Client は JPG/PNG デコードを使用します。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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3 Horizon Client で H.264 デコードが許可されているときに、色忠実度の向上を許可するには、[ハイカラー精度]チェック ボックスを選択します。

Horizon Client バージョン 4.9 以降でこのオプションを選択すると、クライアント GPU に H.264 ハードウェアデコーダがあるかどうかに関係なく、H.264 4.4.4 ソフトウェア デコードが使用されます。このオプションを選択すると、バッテリの消耗が早くなったり、パフォーマンスが低下する場合があります。デフォルトでは、この

機能は無効になっています。

4 [OK] をクリックして変更を保存します。

H.264 の変更は、ユーザーが次にリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続して、VMware Blast 表示プロトコルを選択したときに有効になります。変更内容は、既存の VMware Blast セッションには影響しません。

Horizon Client データ共有の設定Horizon 管理者がカスタマー エクスペリエンス向上プログラムへの参加を選択している場合、VMware はクライアント システムから匿名データを収集して受信し、ハードウェアとソフトウェアの互換性を優先度付けします。クライアント システムの情報を共有するかどうかを設定するには、Horizon Client の設定を有効または無効にします。

デフォルトでは、Horizon Client データ共有は有効に設定されています。~/.vmware/view-preferences

ファイルで、view.enableDataSharing 構成キーは TRUE に初期設定されています。データ共有の設定は、

サーバに接続する前に行う必要があります。この設定は、すべてのサーバに適用されます。サーバに接続した後は、

Horizon Client データ共有の設定を変更できません。

手順

1 メニュー バーから [ファイル] - [データ共有を設定] の順に選択します。

2 Horizon Client データ共有を有効にするには、[データの共有を許可する] チェック ボックスを選択します。無効にするには、このチェック ボックスの選択を解除します。

3 [OK] をクリックして変更を保存します。

ユーザーの環境設定は、~/.vmware/view-preferences 構成ファイルの view.enableDataSharing

構成キーで保存されます。

VMware によって収集される Horizon Client データHorizon 管理者がカスタマ エクスペリエンス向上プログラムの参加を選択し、クライアント システムでデータの共有が有効になっている場合、VMware はクライアント システムに関するデータを収集します。

VMware は、クライアント システムで情報を収集し、ハードウェアとソフトウェアの互換性を優先度付けします。Horizon 管理者がカスタマ エクスペリエンス向上プログラムへの参加を決めた場合、VMware はお客様のご要望に対する対応を向上する目的で、現在ご使用の環境に関する匿名データを収集します。VMware は、組織を特定するデータを収集しません。Horizon Client の情報は、接続サーバ インスタンスに送信されてから、接続サーバ、デスクトップ プール、リモート デスクトップのデータと共に VMware に送信されます。

情報は暗号化されて、接続サーバ インスタンスに送信されます。クライアント システムの情報は、暗号化されていない状態でユーザー固有のディレクトリに記録されます。このログに個人情報は含まれません。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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Horizon 管理者は、接続サーバのインストール時に VMware カスタマ エクスペリエンス向上プログラムに参加するかどうかを選択できます。インストール後に Horizon Administrator でオプションを設定することもできます。

表 1‑5. カスタマー エクスペリエンス向上プログラムに関して Horizon Client で収集されるデータ

説明

このフィールドは

匿名になります

か? 値の例

Horizon Client アプリケーションを開発する企業 いいえ VMware

製品名 いいえ VMware Horizon Client

クライアント製品のバージョン いいえ (形式は <x.x.x-yyyyyy> で、<x.x.x> はクライアントのバージョン番号、<yyyyyy> はビルド番号です。)

クライアントのバイナリ アーキテクチャ いいえ 以下に例を挙げます。

n i386

n x86_64

n arm

クライアントのビルド名 いいえ 以下に例を挙げます。

n VMware-Horizon-Client-Win32-Windows

n VMware-Horizon-Client-Linux

n VMware-Horizon-Client-iOS

n VMware-Horizon-Client-Mac

n VMware-Horizon-Client-Android

n VMware-Horizon-Client-WinStore

ホスト OS いいえ 以下に例を挙げます。

n Windows 8.1

n Windows 7、64 ビット Service Pack 1 (Build 7601)

n iPhone OS 5.1.1 (9B206)

n Ubuntu 12.04.4 LTS

n Mac OS X 10.8.5 (12F45)

ホスト OS のカーネル いいえ 以下に例を挙げます。

n Windows 6.1.7601 SP1

n Darwin Kernel バージョン 11.0.0:Sun Apr 8 21:52:26 PDT2012;root:xnu-1878.11.10~1/RELEASE_ARM_S5L8945X

n Darwin 11.4.2

n Linux 2.6.32-44-generic #98-Ubuntu SMP Mon Sep 2417:27:10 UTC 2012

n 不明(Windows ストア版)

ホスト OS のアーキテクチャ いいえ 以下に例を挙げます。

n x86_64

n i386

n armv71

n ARM

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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表 1‑5. カスタマー エクスペリエンス向上プログラムに関して Horizon Client で収集されるデータ (続き)

説明

このフィールドは

匿名になります

か? 値の例

ホスト システムのモデル いいえ 以下に例を挙げます。

n Dell Inc. OptiPlex 960

n iPad3,3

n MacBookPro8,2

n Dell Inc. Precision Workstation T3400 (A04 03/21/2008)

ホスト システムの CPU いいえ 以下に例を挙げます。

n Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU E8400 @ 3.00GH

n Intel(R) Core(TM)2 Quad CPU Q6600 @ 2.40GH

n 不明 (iPad)

ホスト システムのプロセッサのコア数 いいえ 例: 4

ホスト システムのメモリ容量(MB) いいえ 以下に例を挙げます。

n 4096

n 不明(Windows ストア版)

接続された USB デバイスの数 いいえ 2(USB デバイスのリダイレクトは Linux、Windows および Mac クライアントでのみサポートされています。)

同時並行する USB デバイスの最大接続数 いいえ 2

USB デバイス ベンダー ID いいえ 以下に例を挙げます。

n Kingston

n NEC

n Nokia

n Wacom

USB デバイス製品 ID いいえ 以下に例を挙げます。

n DataTraveler

n ゲームパッド

n ストレージ ドライブ

n 無線マウス

USB デバイス ファミリ いいえ 以下に例を挙げます。

n セキュリティ

n ヒューマン インターフェイス デバイス

n イメージング

USB デバイス使用数 いいえ (デバイスが共有された回数)

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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エンド ユーザー向け Horizon Client の構成 2エンド ユーザー向けに Horizon Client を構成する場合、URI の作成、証明書検証モードの設定、高度な TLS/SSL オプションの変更、特定のキーとキーの組み合わせの構成、表示プロトコル オプションの設定、および FIPS 互換モードを有効にする作業が発生する場合があります。

この章では次のトピックについて説明します。

n 一般的な設定

n Horizon Client コマンドライン インターフェイスおよび構成ファイルの使用

n URI を使用した Horizon Client の構成

n エンド ユーザーの証明書確認モードの設定

n TLS 詳細オプションの設定

n ローカル システムに送信する特定のキーおよびキーの組み合わせの構成

n FreeRDP を使用した RDP 接続

n FIPS 互換モードの有効化

n PCoIP クライアントサイド イメージ キャッシュの構成

一般的な設定

Horizon Client ではエンド ユーザー向けに、ログインとリモート デスクトップでの選択を簡素化し、セキュリティポリシーを実行するためのいくつかの構成メカニズムを提供しています。

次の表に、複数の方法で設定できる設定の一部のみを示します。

表 2‑1. 一般的な設定

設定 構成メカニズム

サーバ アドレス URI、構成ファイルのプロパティ、コマンド ライン

Active Directory ユーザー名 URI、構成ファイルのプロパティ、コマンド ライン

ドメイン名 URI、構成ファイルのプロパティ、コマンド ライン

リモート デスクトップの表示名 URI、構成ファイルのプロパティ、コマンド ライン

ウィンドウ サイズ URI、構成ファイルのプロパティ、コマンド ライン

表示プロトコル URI、構成ファイルのプロパティ、コマンド ライン

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表 2‑1. 一般的な設定 (続き)

設定 構成メカニズム

証明書確認の構成 構成ファイルのプロパティ

TLS プロトコルと暗号化アルゴリズムの構成 構成ファイルのプロパティ、コマンド ライン

Horizon Client コマンドライン インターフェイスおよび構成ファイルの使用

コマンドラインのオプションまたはそのオプションに相当する構成ファイルのプロパティを使用して、Horizon Clientを構成できます。

vmware-view コマンドライン インターフェイスを使用するか、または構成ファイルのプロパティを設定して、

Horizon Client に表示されるデフォルト値を定義したり、ユーザーに情報の確認を求める一部のダイアログ ボックスを表示しないようにしたりできます。また、ユーザーに変更させない設定を指定することもできます。

構成設定の処理順序

Horizon Client が起動するときに、構成設定は、次の順序で各種の場所で処理されます。

1 /etc/vmware/view-default-config

2 ~/.vmware/view-preferences

3 コマンドライン引数

4 /etc/vmware/view-mandatory-config

設定が複数の場所で定義されている場合、使用される値は、読み取られた最後のファイルまたはコマンドライン オプションの値になります。たとえば、ユーザー設定より優先される設定を指定するには、/etc/vmware/view-

mandatory-config ファイルでプロパティを設定します。

ユーザーが変更できるデフォルト値を設定するには、/etc/vmware/view-default-config ファイルを使用

します。ユーザーが設定を変更した後、Horizon Client を終了すると、変更された設定は ~/.vmware/view-

preferences ファイルに保存されます。

ユーザーがデフォルト値を変更できないようにするプロパティ

多くのプロパティで、ユーザーに設定の変更を許可するかどうかを制御する view.allow プロパティを設定できま

す。たとえば、/etc/vmware/view-mandatory-config ファイルで view.allowDefaultBroker プ

ロパティを「FALSE」に設定すると、ユーザーは Horizon Client を使用して接続するときにサーバ名を変更できなくなります。

コマンドライン インターフェイス使用時の構文

ターミナル ウィンドウで、次の形式の vmware-view コマンドを使用します。

vmware-view [<command-line-option> [<argument>]] ...

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デフォルトでは、vmware-view コマンドは、/usr/bin ディレクトリにあります。

すべてのオプションに短縮形があるわけではありませんが、オプション名の短縮形または長形式のいずれかを使用で

きます。たとえば、ドメインを指定する場合、-d (短縮形) または --domainName= (長形式) のいずれかを使用で

きます。長形式を使用することを選択すると、ユーザーにとってスクリプトが読みやすくなる場合があります。

--help オプションを使用して、コマンドライン オプションのリストと使用方法の情報を取得できます。

重要 プロキシを使用する必要がある場合は、以下の構文を使用します:

http_proxy=<proxy_server_URL:port> https_proxy=<proxy_server_URL:port> vmware-view <options>

以前、このプロキシ用に設定された環境変数をクリアする必要があるため、この回避策は必要です。このアクション

を実行しない場合、プロキシ例外設定は Horizon Client 内で有効になりません。View 接続サーバ インスタンス用のプロキシ例外を構成します。

Horizon Client の設定およびコマンドライン オプション利便性のため、ほぼすべての設定には、<key>=<value> プロパティと対応するコマンドライン オプション名があります。一部の設定については、コマンドライン オプションはありますが、構成ファイルで設定できる対応するプロパティがありません。一部の他の設定については、コマンドライン オプションが利用できないので、プロパティを設定する必要があります。

重要 一部のコマンドライン オプションと構成キーは、サードパーティ ベンダーによって提供される Horizon Clientのバージョンでのみ使用できます。VMware シン クライアントおよびゼロ クライアント パートナーの詳細については、http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=vdm の『VMware 互換性ガイド』(英語版)を参照してください。

表 2‑2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.allMonitors --allmonitors クライアントが起動されたときに接続されるすべてのモ

ニターで、ホスト OS を非表示にし、全画面表示モードで Horizon Client ユーザー インターフェイスを開きます。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または

"FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

view.allowDefaultBroker -l, --lockServer このコマンドライン オプションを使用するか、またはプロパティを "FALSE" に設定した場合、クライアントがどのサーバにも接続されないと [サーバ] フィールドは無効になり、サーバ アドレスは、コマンドラインまたは設定ファイルに提供されません。

コマンドライン オプションの使用例:

--lockServer -s view.company.com

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表 2‑2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.autoConnectBroker なし view.defaultBroker 構成プロパティが設定され

ていないか、--serverURL= コマンドライン オプ

ションが使用されない限り、最後に使用された Horizonサーバに自動的に接続します。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルト

は "FALSE" です。

このプロパティおよび

view.autoConnectDesktop プロパティを

"TRUE" にすることは、view.nonInteractive

プロパティを "TRUE" に設定することと同じです。

view.autoConnectDesktop なし view.defaultDesktop 構成プロパティが設定さ

れていないか、--desktopName= コマンドライン

オプションが使用されない限り、前回使用された

Horizon デスクトップに自動的に接続します。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルト

は "FALSE" です。

このプロパティおよび

view.autoConnectBroker プロパティを

"TRUE" にすることは、view.nonInteractive

プロパティを "TRUE" に設定することと同じです。

view.autoDisconnectEmptyAppSessionなし "TRUE" (デフォルト)に設定すると、ユーザーがす

べてのアプリケーションを終了してアプリケーション

セッションが空になった場合に、エンド ユーザーにメッセージが表示されます。このメッセージでは、ユーザー

は空のセッションを切断するか、または実行中の空の

セッションを維持するかを選択するように促されます。

"FALSE" に設定した場合、Horizon Administrator

で使用されるタイムアウト設定に従って、セッションが

終了されます。デフォルトでは、1 分後に切断されます。

view.autoHideToolbar なし デフォルトでツールバーを自動的に隠すか、ピン留めに

するかを指定します。ツールバーを自動的に隠す場合

は、"TRUE" を指定します。デフォルトは "FALSE" で

す。

Horizon Client を起動し、メニュー バーから [ファイル] - [環境設定] の順に選択して、[ツールバーを自動的に隠す] チェック ボックスを選択しても、このオプションを設定できます。

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表 2‑2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.BENITServerConnectionModeなし Horizon Connection Server インスタンスに接続するときに使用する接続モードを設定します。次のいずれか

の値を使用します。

n "T":強制的に TCP で接続します。

n "U":強制的に UDP で接続します。

n "4":強制的に IPv4 アドレスで接続します。

n "T4":強制的に TCP で接続し、IPv4 アドレスを

使用します。

n "U4":強制的に UDP で接続し、IPv4 アドレスを

使用します。

n "bypass":レガシー BEAT 接続モードを使用し

ます。

view.BENITTcpConnectCount なし この値は、損失率が非常に高いネットワーク(パケットロスが 20% を超えているネットワーク) から接続するときに使用します。デフォルト値を 12 に設定します。

重要 このオプションは、view.BENITUdpSendCount 構成キーと一緒に使

用する必要があります。

view.BENITUdpSendCount なし この値は、損失率が非常に高いネットワーク(パケットロスが 20% を超えているネットワーク) から接続するときに使用します。デフォルト値を 12 に設定します。

重要 このオプションは、view.BENITTcpConnectCount 構成キーと一緒

に使用する必要があります。

view.defaultAppHeight なし リモート アプリケーションのウィンドウのデフォルトの高さをピクセルで指定します。カスタム デスクトップサイズを指定するときに、このプロパティと

view.defaultAppWidth を使用します

(view.defaultAppSize プロパティは "5" に設定

されています)。デフォルトは "480" です。

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表 2‑2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.defaultAppSize --appSize= リモート アプリケーションのウィンドウのデフォルトサイズを設定します。

n すべてのモニターを使用する場合は、"1" を指定

します。

n 1 台のモニターで全画面表示モードを使用する場合は、"2" を指定します。

n 大きいウィンドウを使用する場合は、"3" を指定

します。

n 小さいウィンドウを使用する場合は、"4" を指定

します。

n カスタム サイズを設定する場合は、"5" を指定し、

view.defaultAppWidth プロパティおよび

view.defaultAppHeight プロパティも設定

します。

デフォルトは "1" です。

view.defaultAppWidth なし リモート アプリケーションのウィンドウのデフォルトの幅をピクセルで指定します。カスタム デスクトップ サイズを指定するときに、このプロパティと

view.defaultAppHeight を使用します

(view.defaultAppSize プロパティは "5" に設定

されています)。デフォルトは "640" です。

view.defaultBroker -s, --serverURL= Horizon Client の [サーバ] フィールドに指定する名前を追加します。完全修飾ドメイン名を指定します。デ

フォルトの 443 を使用しなければ、ポート番号を指定することもできます。

デフォルトは、最も最近に使用された値です。

コマンドライン オプションの使用例:

--serverURL=https://view.company.com-s view.company.com--serverURL=view.company.com:1443

view.defaultDesktop -n, --desktopName= autoConnectDesktop が "TRUE" に設定され、

ユーザーが複数のデスクトップにアクセスするときに、

どのデスクトップを使用するかを指定します。

指定した値は、[デスクトップの選択] ダイアログ ボックスに表示されます。名前は一般的にプール名です。

view.defaultDesktopHeight なし Horizon デスクトップのウィンドウのデフォルトの高さをピクセルで指定します。カスタム デスクトップ サイズを指定するときに、このプロパティと

view.defaultDesktopWidth を使用します

(view.defaultDesktopSize プロパティは "5"

に設定されています)。

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表 2‑2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.defaultDesktopSize --desktopSize= Horizon デスクトップのウィンドウのデフォルト サイズを設定します。

n すべてのモニターを使用するには、このプロパティ

を "1" に設定するか、コマンドライン引数 "all"

を使用します。

n 1 台のモニターで全画面表示モードを使用するには、このプロパティを "2" に設定するか、コマン

ドライン引数 "full" を使用します。

n 大きなウィンドウを使用するには、このプロパティ

を "3" に設定するか、コマンドライン引数

"large" を使用します。

n 小さいウィンドウを使用するには、このプロパティ

を "4" に設定するか、コマンドライン引数

"small" を使用します。

n カスタム サイズを設定するには、このプロパティを"5" に設定し、

view.defaultDesktopWidth および

view.defaultDesktopHeight プロパティ

も設定します。その代わりに、ピクセルで幅×高を指定します。コマンドラインでは次のようになりま

す。"<width>x<height>"。

コマンドライン オプションの使用例:

--desktopSize="1280x800"--desktopSize="all"

view.defaultDesktopWidth なし Horizon デスクトップのウィンドウのデフォルトの幅をピクセルで指定します。カスタム デスクトップ サイズを指定するときに、このプロパティと

view.defaultDesktopHeight を使用します

(view.defaultDesktopSize プロパティは "5"

に設定されています)。

view.defaultDomain -d, --domainName= Horizon Client がすべての接続で使用するドメイン名を設定し、認証ダイアログ ボックスの [ドメイン名]フィールドに指定するドメイン名を追加します。

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表 2‑2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.defaultLogLevel なし Horizon Client ログのログ レベルを設定します。プロパティを次のいずれかの値に設定します。

n "0" は、すべてのログ イベントを含めます。

n "1" は、トレースレベルのイベントと、2 から 6

に設定した場合にキャプチャされるイベントを含め

ます。

n "2" は、デバッグ イベントと、3 から 6 に設定し

た場合にキャプチャされるイベントを含めます。

n "3" (デフォルト)は、情報レベルのイベントと、

4 から 6 に設定した場合にキャプチャされるイベントを含めます。

n "4" は、警告、エラー、および致命的なイベント

を含めます。

n "5" は、エラーおよび致命的なイベントを含めます。

n "6" は、致命的なイベントを含めます。

デフォルトは "3" です。

view.defaultPassword -p "-", --password="-" VMware Blast、PCoIP、および rdesktop 接続につ

いては、常に "-" を指定して stdin からパスワード

を読み取ります。

すべての接続に Horizon Client が使用するパスワードを設定します。Horizon Connection Server がパスワード認証を使用する場合は、[認証] ダイアログ ボックスの [パスワード] フィールドにパスワードを追加します。

注 空のパスワードは使用できません。つまり、--password="" を指定できないということです。

view.defaultProtocol --protocol= どのディスプレイ プロトコルを使用するかを指定します。"PCOIP"、"BLAST" または "RDP" を指定し

ます。これらの値は大文字小文字を区別します。たとえ

ば、rdp を入力すると、使用されるプロトコルがデフォ

ルトになります。デフォルトは、プール用のプール設定

の下の Horizon Administrator で指定された設定です。

RDP を使用して、rdesktop ではなく FreeRDP を使

用したい場合、rdpClient 設定を使用する必要もあ

ります。

view.defaultUser -u, --userName= Horizon Client がすべての接続で使用するユーザー名を設定し、認証ダイアログ ボックスの [ユーザー名]フィールドに指定するユーザー名を追加します。

キオスク モードでは、アカウント名はクライアントのMAC アドレスに基づくか、custom- などの認識され

るプレフィックス文字列で開始することができます。

view.disableMaximizedApp --disableMaximizedApp "FALSE" (デフォルト)に設定すると、アプリケー

ションが全画面表示モードで起動されます。

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表 2‑2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.enableDataSharing なし クライアント システムで匿名データの共有をHorizon Client に許可するかどうかを指定します。

値を "TRUE" または "FALSE" に設定します。デフォ

ルトは "TRUE" です。

view.enableDisplayScaling なし すべてのリモート デスクトップでディスプレイのスケーリング機能を有効にするかどうかを指定します。値を

"TRUE" または "FALSE" に設定します。この設定を

"FALSE" に設定すると、すべてのリモート デスクトッ

プでディスプレイのスケーリング機能が無効になりま

す。この設定を行わないか、"TRUE"(デフォルト)に

設定すると、すべてのリモート デスクトップでディスプレイのスケーリングが有効になります。

view.enableH264 なし H.264 デコードを有効または無効にします。

"TRUE" または "FALSE" を指定します。デフォルト

は "TRUE" です。詳細については、「VMware Blast オプションの構成」を参照してください。

view.enableMMR なし マルチメディア リダイレクト (MMR) を有効または無効にします。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルト

は "FALSE" です。

view.enableRelativeMouse なし 現在のリモート デスクトップ セッションでHorizon Client 相対マウス機能を強制的に有効または無効にするかどうかを指定します。構成キーを設定する

場合、この機能を強制的に有効にするには "1" を指定

します。強制的に無効にするには、"0" を指定します。

他の値はすべて無効になり、無視されます。現在のリ

モート デスクトップ セッションでは、指定された値を編集できません。リモート デスクトップで相対マウスがサポートされていない場合、この設定は使用されませ

ん。この設定が構成されていない場合(デフォルト)、

エンド ユーザーは Horizon Client のメニュー バーから[接続] - [相対マウスを有効化] の順に選択して、相対マウス機能を有効または無効にできます。

view.fullScreen --fullscreen ホスト OS を非表示にし、1 台のモニターで全画面表示モードで Horizon Client ユーザー インターフェイスを開きます。このオプションは、デスクトップ セッションのスクリーン モードに影響を及ぼしません。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または

"FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

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表 2‑2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.kbdLayout -k, --kbdLayout= キーボード レイアウトでどのロケールを使用するかを指定します。

注 rdesktop は、"fr" および "de" などのロケー

ル コードを使用し、freerdp はキーボード レイアウ

ト ID を使用します。これらの ID のリストについては、以下のコマンドを使用します。

xfreerdp --kbd-list

rdesktop のコマンドライン オプションの使用例:

--kbdLayout="en-us"-k "fr"

freerdp のコマンドライン オプションの使用例:

-k "0x00010407"

view.kioskLogin --kioskLogin Horizon Client がキオスク モード アカウントを使用して認証することを指定します。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または

"FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

たとえば、この表の後に示すキオスク モードの例を参照してください。

view.mmrPath -m, --mmrPath= (サードパーティ ベンダーからの配布で限定使用)WyseMMR (multimedia redirection) ライブラリを含むディレクトリへのパスを指定します。

コマンドライン オプションの使用例:

--mmrPath="/usr/lib/altmmr"

view.monitors --monitors= <numbered list> Horizon Client に使用する隣接したモニターを指定できます。--allmonitors (または

view.allMonitors)を使用して、すべてのモニ

ターで全画面表示を使用するように指定

し、--monitors=<numbered list> を使用して、

使用するモニターのサブセットを指定します。

3 台のモニターが水平に並んで置かれている構成で、1番目と 2 番目のモニターを指定するコマンドライン オプションの使用例:

--allmonitors --monitors="1,2" `

クライアント ユーザー インターフェイスのモニター アイコンに関連付けられている物理モニターを区別できる

ように、使用するように指定した物理モニターの左上隅

に矩形が表示されます。選択したモニターのアイコンで

使用されるのと同じ色と番号が矩形に関連付けられます。

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表 2‑2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.noMenuBar --nomenubar ユーザーがメニュー オプションにアクセスして Horizonデスクトップからログアウト、リセット、および切断す

ることができないようにするため、全画面表示モードの

場合は Horizon Client メニュー バーを非表示にします。キオスク モードを構成中にこのオプションを使用します。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または

"FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

view.nonInteractive -q, --nonInteractive コマンドラインまたは構成プロパティで指定されるスク

リーンをスキップして、不必要な UI 手順をエンド ユーザーに非表示にします。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または

"FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

このプロパティを "TRUE" にすることは、view.autoConnectBroker および

view.autoConnectDesktop プロパティを

"TRUE" に設定することと同じです。

コマンドライン オプションの使用例:

--nonInteractive--serverURL="https://view.company.com" --userName="user1" --password="-" --domainName="xyz" --desktopName="Windows 7"

view.once --once エラーの発生時に Horizon Client が接続を再試行しないことを指定します。

キオスク モードを使用する場合、通常はこのオプションを指定し、終了コードを使ってエラーを処理します。指

定しない場合、vmware-view プロセスをリモートか

ら強制終了することが難しい場合があります。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または

"FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

view.rdesktopOptions --rdesktopOptions= (Microsoft RDP ディスプレイ プロトコルを使用する場合に利用可能)コマンドライン オプションを指定してrdesktop アプリケーションに転送します。rdesktopオプションの詳細については、rdesktop ドキュメントを参照してください。

コマンドライン オプションの使用例:

--rdesktopOptions="-f -m"

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表 2‑2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

なし -r, --redirect= (Microsoft RDP 表示プロトコルを使用する場合に使用可能です。)rdesktop を Horizon デスクトップにリダイレクトするローカル デバイスを指定します。

rdesktop の -r オプションに渡すデバイス情報を指定

します。複数のデバイス オプションを 1 つのコマンドで設定できます。

コマンドライン オプションの使用例:

--redirect="sound:off"

view.rdpClient --rdpclient= (Microsoft RDP ディスプレイ プロトコルを使用する場合に利用可能)どの RDP クライアントのタイプを使用するかを指定します。デフォルトは rdesktop です。

代わりに FreeRDP を使用するためには、xfreerdp

を指定します。

注 FreeRDP を使用するためには、FreeRDP の適切なバージョンと適用可能なパッチをインストールする必要

があります。詳細については、「FreeRDP のインストールと構成」を参照してください。

なし --save 次回ログイン認証情報を要求されたときにユーザー名や

ドメイン名を入力する必要がないようにするため、最後

にログインに成功したときに使用したユーザー名とドメ

イン名を保存します。

view.sendCtrlAltDelToLocal なし (VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルを使用する場合に使用可能です。)"TRUE" に設定すると、

Horizon デスクトップから切断するようにユーザーに促すダイアログ ボックスを表示せず、Ctrl+Alt+Del のキーの組み合わせがクライアント システムに送信されます。デフォルトは "FALSE" です。

注 Microsoft RDP ディスプレイ プロトコルを使用すると、-K オプションを使用してこの機能を達成するこ

とができます。たとえば、vmware-view -K です。

このオプションの優先順位

は、/etc/vmware/view-keycombos-

config ファイルの設定と同じです。

view.sendCtrlAltDelToVM なし (VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルを使用する場合に使用可能です。)"TRUE" に設定すると、

Horizon デスクトップから切断するようにユーザーに促すダイアログ ボックスを表示せず、Ctrl+Alt+Del のキーの組み合わせが仮想デスクトップに送信されます。

デフォルトは "FALSE" です。

このオプションの優先順位

は、/etc/vmware/view-keycombos-

config ファイルの設定より高いです。

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表 2‑2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.sendCtrlAltInsToVM なし (VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルを使用する場合に使用可能)"TRUE" に設定すると、Ctrl+Alt

+Del を送信せず仮想デスクトップに Ctrl+Alt+Ins のキーの組み合わせを送信します。デフォルトは "FALSE"です。

注 この機能を使用するには、pcoip.adm テンプレー

トで使用できる「セキュア アテンション シーケンスを送付するために alt キーを使用」と呼ばれるエージェント側の GPO ポリシも設定する必要があります。『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントの「デスクトップ プールとアプリケーションプールのポリシーの設定」章で「PCoIP のキーボード設定」トピックを参照してください。

このオプションの優先順位

は、/etc/vmware/view-keycombos-

config ファイルの設定より低いです。

view.shareRemovableStorage なし "TRUE" に設定する場合は、[リムーバブル ストレージ

へのアクセスを許可] オプションを有効にします。デフォルトは "TRUE" です。

view.sslCipherString --sslCipherString= SSL 暗号化接続を確立する前に、特定の暗号化アルゴリズムの使用を制限する暗号リストを構成します。

暗号文字列のリストについては、

http://www.openssl.org/docs/apps/ciphers.htmlを参照してください。

Horizon Client のデフォルトは、「!aNULL:kECDH+AESGCM:ECDH+AESGCM:RSA+AESGCM:kECDH+AES:ECDH+AES:RSA+AES」になります。

view.sslProtocolString --sslProtocolString= SSL 暗号化接続を確立する前に、特定の暗号化プロトコルの使用を制限する暗号リストを構成します。

サポート対象のプロトコルは、SSLv3/SSLv3.0、TLSv1.0/TLSv1、TLSv1.1、および TLSv1.2 です。暗号リストは、コロンで区切られた 1 つ以上のプロトコル文字列で構成されています。文字列は大文字と小文字の

区別がありません。

デフォルト値は、「TLSv1.0:TLSv1.1:TLSv1.2」です。

view.sslVerificationMode なし サーバの証明書検証モードを設定します。

証明書が検証チェックに失敗した時に接続を拒否する場

合は "1"、警告を与えるが自己署名証明書を使用する

接続を許可する場合は "2"、または未検証の接続を許

可する場合は "3" を指定します。"3" を指定すると、

検証チェックは実行されません。デフォルトは "2" です。

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表 2‑2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.UnauthenticatedAccessEnabled--unauthenticatedAccessEnabled"TRUE" に設定されている場合、非認証アクセス機能

は、デフォルトで有効になります。[認証されていないアクセスを使用して匿名ログイン] 設定がユーザー インターフェイスに表示され、選択済みとしてマークされま

す。

"FALSE" に設定されている場合、非認証アクセス機能

は無効になります。[認証されていないアクセスを使用して匿名ログイン] 設定は表示されず選択解除されます。

"" に設定されている場合、非認証アクセス機能は無効

になり、[認証されていないアクセスを使用して匿名ログイン] 設定がユーザー インターフェイスに表示され選択解除されます。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または

"FALSE" を指定します。

コマンドライン オプションの使用例:

--unauthenticatedAccessEnabled="TRUE"

view.UnauthenticatedAccessAccount--unauthenticatedAccessAccountunauthenticatedAccessEnabled が "TRUE"

に設定されている場合に使用するアカウントを指定しま

す。

unauthenticatedAccessEnabled が

"FALSE" に設定されている場合、この構成は無視され

ます。

anonymous1 ユーザー アカウントを使用したコマン

ドライン オプションの例:

--unauthenticatedAccessAccount='anonymous1'

view.usbAutoConnectAtStartup —-usbAutoConnectAtStartUp= デスクトップに接続する前に、ホスト システムに USBデバイスが挿入された場合、USB デバイスを自動的にHorizon デスクトップにリダイレクトします。このオプションはリモート アプリケーションに適用されません。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルト

は "TRUE" です。

view.usbAutoConnectOnInsert -—usbAutoConnectOnInsert= デスクトップに接続した後でホスト システムに USB デバイスが挿入された場合、USB デバイスを自動的にHorizon デスクトップにリダイレクトします。このオプションはリモート アプリケーションに適用されません。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルト

は "TRUE" です。

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表 2‑2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.xfreerdpOptions --xfreerdpOptions= (Microsoft RDP ディスプレイ プロトコルを使用する場合に利用可能)コマンドライン オプションを指定してxfreerdp プログラムに転送します。xfreerdp オ

プションの詳細については、xfreerdp ドキュメント

を参照してください。

注 FreeRDP を使用するためには、FreeRDP の適切なバージョンと適用可能なパッチをインストールする必要

があります。詳細については、「FreeRDP のインストールと構成」を参照してください。

なし --enableNla (RDP 接続で FreeRDP を使用している場合に適用)Network-level Authentication (NLA) を有効にします。このオプションと --ignore-certificate

オプションを使用する必要があります。詳細について

は、「FreeRDP を使用した RDP 接続」を参照してください。

FreeRDP を使用している場合、NLA はデフォルトでオフになります。

FreeRDP の正しいバージョンと適用可能なパッチをインストールしている必要があります。詳細については、

「FreeRDP のインストールと構成」を参照してください。

注 rdesktop プログラムは NLA をサポートしません。

なし --printEnvironmentInfo IP アドレス、MAC アドレス、マシン名、およびドメイン名を含むクライアント デバイスの環境についてのディスプレイ情報。

キオスク モードでは、MAC アドレスに基づくクライアントのアカウントを作成できます。MAC アドレスを表示するには、このオプションを -s オプション付きで使

用する必要があります。

コマンドライン オプションの使用例:

--printEnvironmentInfo -s view.company.com

なし --usb= USB リダイレクトに使用するオプションを指定します。「USB リダイレクトのシステム要件」を参照してください。

なし --version Horizon Client のバージョン情報を表示します。

例: キオスク モードの例

キオスク ユーザーには、航空会社のチェックイン ステーションにいる顧客、教室または図書館にいる学生、医療データ入力ワークステーションにいる医療スタッフ、セルフサービス地点にいる顧客などが含まれます。ユーザーはクラ

イアント デバイスまたは Horizon デスクトップを使用するためにログインする必要がないため、アカウントはユーザーではなく、クライアント デバイスに関連付けられます。ただし引き続き、ユーザーに、一部のアプリケーションでは認証情報を入力するよう求めることもできます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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キオスク モードを設定するには、Horizon Connection Server インスタンスで vdmadmin コマンドライン イン

ターフェイスを使用し、『Horizon 7 管理ガイド』のキオスク モードに関する章に記載されているいくつかの手順を実行する必要があります。キオスク モードのセットアップ後、Linux クライアントで vmware-view コマンドを使

用して、キオスク モードで Horizon デスクトップに接続できます。

キオスク モードで Linux クライアントから Horizon デスクトップに接続するには、少なくとも、以下の構成キーまたはコマンドライン オプションを含む必要があります。

構成キー 同等のコマンドライン オプション

view.kioskLogin --kioskLogin

view.nonInteractive -q, --nonInteractive

view.fullScreen --fullscreen

view.noMenuBar --nomenubar

view.defaultBroker -s, --serverURL=

これらの設定の省略はキオスク モードでサポートされません。非デフォルトのキオスク ユーザー名を必要とするために Horizon Connection Server がセットアップされる場合、view.defaultUser プロパティを設定する

か、-u または --userName= コマンドライン オプションを使用する必要もあります。非デフォルトのユーザー名

が不要で、ユーザー名を指定しない場合、Horizon Client はデフォルトのキオスク ユーザー名を取得および使用できます。

注 view.sslVerificationMode 構成キーを設定する場合、/etc/vmware/view-mandatory-config

ファイルに設定します。クライアントをキオスク モードで実行すると、クライアントは view-preferences ファ

イルを調べません。

この例で示すコマンドは、Linux クライアント システムの Horizon Client で実行され、以下の特徴があります。

n ユーザー アカウント名はクライアントの MAC アドレスに基づきます。

n Horizon Client は、Horizon Client メニュー バーが表示されない全画面表示モードで実行されます。

n ユーザーは指定された Horizon Connection Server インスタンスおよび Horizon デスクトップに自動的に接続され、ログイン認証情報を求められません。

n 接続エラーが発生すると、返されるエラー コードに基づき、スクリプトが実行するか、キオスク監視プログラムがエラーを処理します。結果として、たとえば、クライアント システムは故障を示すスクリーンを表示したり、Horizon Connection Server に再接続を試みるまでに一定の時間を待機することになります。

./vmware-view --kioskLogin --nonInteractive --once --fullscreen --nomenubar --serverURL="server.mycomany.com" --userName="CM-00:11:22:33:44:55:66:77" --password="mypassword"

重要 Horizon デスクトップへの Horizon Client の接続を許可する際に、ログイン前にメッセージを表示するように構成している場合、ユーザーはメッセージを承認しないとデスクトップにアクセスできません。この問題を回避す

るには、Horizon Administrator を使用して、ログイン前に表示するメッセージを無効にします。

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URI を使用した Horizon Client の構成エンドユーザーがクリックして Horizon Client を起動したり、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションを開くことができるように、URI (Uniform resource identifier) を使用して Web ページのリンクまたは E メールのリンクを作成できます。

部分的または以下のすべての情報を提供する URI を作成することでこれらのリンクを作成すれば、エンド ユーザーは入力する必要がありません。

n サーバ アドレス

n サーバのポート番号

n Active Directory ユーザー名

n ドメイン名

n リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの表示名

n ウィンドウ サイズ

n セッションのリセット、ログアウト、開始を含むアクション

n 表示プロトコル

URI を作成するには、Horizon Client 固有のパスとクエリ部分と共に vmware-view URI スキーマを使用します。

URI を使用して Horizon Clientを起動するには、クライアント コンピュータに Horizon Clientがインストールされている必要があります。

vmware-view URI を作成するための構文URI 構文には、vmware-view URI スキーム、リモート デスクトップや公開アプリケーションを指定するためのパ

ス部分、オプションでリモート デスクトップや公開アプリケーションのアクション、または構成オプションを指定するためのクエリが含まれます。

URI 仕様

URI を作成する場合、基本的に引数として完全な Horizon URI 文字列で vmware-view を呼び出します。

以下の構文を使用して Horizon Client を起動するための URI を作成します。

vmware-view://[<authority-part>][/<path-part>][?<query-part>]

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必要となる唯一の要素は URI スキーム vmware-view です。クライアント オペレーティング システムのバージョ

ンによっては、スキーム名で大文字と小文字が区別されるため、vmware-view と入力してください。

重要 すべての部分で、非 ASCII 文字は UTF-8 [STD63] に基づいて最初にエンコードされる必要があり、次に対応する UTF-8 シーケンスの各オクテットは、URI 文字として表されるパーセントでエンコードされる必要があります。

ASCII 文字のエンコードについての詳細は、http://www.utf8-chartable.de/ の URL エンコーディング資料を参照してください。

<authority-part> サーバ アドレス。オプションでユーザー名、デフォルト以外のポート番号、またはその両方。サーバ名ではアンダースコア (_) はサポートされません。サーバ名は、DNS 構文に一致する必要があります。

ユーザー名を指定するには、以下の構文を使用します。

user1@<server-address>

ドメインが含まれる UPN アドレスを指定できません。ドメインを指定するには、URI で domainName クエリ部分を使用できます。

ポート番号を指定するには、以下の構文を使用します。

<server-address>:<port-number>

<path-part> リモート デスクトップまたは公開アプリケーション。リモート デスクトップの表示名または公開アプリケーションの表示名を使用します。この値は、デスクトップま

たはアプリケーション プールの作成時に Horizon Administrator で指定した名前です。表示名にスペースが含まれている場合、%20 エンコーディングを使用してス

ペースを表します。

<query-part> 使用する構成オプション。あるいは、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションで実行するアクション。クエリは大文字と小文字の区別がありません。複数

のクエリを使用するには、クエリの間にアンパサンド (&) を使用します。クエリが競合する場合、Horizon Client はリストの最後にあるクエリを使用します。次の構文を使用します。

<query1>=<value1>[&<query2>=<value2>...]

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サポートされるクエリ

このタイプの Horizon Client では、次のクエリがサポートされます。デスクトップ クライアントやモバイル クライアントなど、複数のタイプのクライアントに URI を作成する場合は、対応するクライアント システムのインストールとセットアップ ガイドを参照して、サポートされるクエリを確認してください。

操作 表 2‑3. アクション クエリで使用できる値

値 説明

browse 指定したサーバにホストされている使用可能なリモート デスクトップおよび公開アプリケーションのリストを表示します。このアクションを使用しているときに、

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションを指定する必要はありません。

start-session 指定されたリモート デスクトップまたは公開アプリケーションを開きます。アクション クエリが提供されず、リモート デスクトップまたは公開アプリケーション名が提供されなければ、start-sessionがデフォルト アクションとなります。

reset 指定したリモート デスクトップまたは公開アプリケーションをシャットダウンして再起動します。保存されてないデータは失われます。リモート デスクトップのリセットは、物理 PC のリセット ボタンを押すことと同じです。

restart 指定したリモート デスクトップをシャットダウンして再起動します。リモート デスクトップの再起動は、Windows オペレーティング システムを再起動することと同じです。オペレーティング システムでは、通常、ユーザーは再起動する前に未保存データを保存するよう求められます。

logoff リモート デスクトップのゲスト OS からユーザーをログオフします。公開アプリケーションを指定すると、アクションは無視されるか、エンド ユーザーに警告メッセージ「無効な URI アクション」が表示されます。

args 公開アプリケーションの起動時に追加するコマンドライン引数を指定します。

args=<値> の構文を使用します。<値> には文字列を指定します。次の文字につ

いてはパーセント エンコーディングを使用します。

n コロン (:) には、%3A を使用します

n バック スラッシュ (\) には、%5C を使用します

n スペース ( ) には、%20 を使用します

n 二重引用符 (") には、%22 を使用します

たとえば、Notepad++ アプリケーションに "My new file.txt" というファ

イル名を指定するには、%22My%20new%20file.txt%22 を使用します。

appProtocol 公開アプリケーションの場合、有効な値は PCOIP と BLAST です。たとえば、

PCoIP を指定するには、appProtocol=PCOIP 構文を使用します。

desktopLayout リモート デスクトップのウィンドウ サイズを設定します。このクエリを使用するには、action クエリを start-session に設定する必要があります。そうしない

と、action クエリを使用できません。

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表 2‑4. desktopLayout クエリの有効値

値 説明

fullscreen 1 台のモニターで全画面表示。この値がデフォルトになります。

multimonitor すべてのモニターで全画面表示。

windowLarge 大きなウィンドウ。

windowSmall 小さなウィンドウ。

<W>x<H> カスタム解像度で、幅と高さをピクセルで指定します。構文の例は、

desktopLayout=1280x800 です。

desktopProtocol リモート デスクトップの場合、有効な値は RDP、PCOIP、および BLAST です。

たとえば、PCoIP を指定するには、desktopProtocol=PCOIP 構文を使用しま

す。

domainName リモート デスクトップや公開アプリケーションに接続しているユーザーに関連付けられている NETBIOS ドメイン名。例として、mycompany.com ではなく

mycompany を使用してください。

useExisting このオプションが true に設定されている場合、実行できる Horizon Client イン

スタンスは 1 つのみです。ユーザーが 2 番目のサーバへの接続を試みる場合、ユーザーは 1 番目のサーバからログアウトし、リモート デスクトップおよび公開アプリケーションのセッションを切断する必要があります。このオプションが false に

設定されている場合は、複数の Horizon Client インスタンスを実行でき、ユーザーが同時に複数のサーバに接続できます。デフォルトは true です。構文の例は、

useExisting=false です。

unauthenticatedAccessEnabled

このオプションが true に設定されている場合、非認証アクセス機能は、デフォル

トで有効になります。[認証されていないアクセスを使用して匿名ログイン] オプションがユーザー インターフェイスに表示され選択されます。このオプションが false

に設定されている場合、非認証アクセス機能は無効になります。[認証されていないアクセスを使用して匿名ログイン] 設定は表示されず無効になります。このオプションが "" に設定されている場合、非認証アクセス機能は無効になり、[認証されてい

ないアクセスを使用して匿名ログイン] 設定がユーザー インターフェイスに表示され、選択解除されます。構文の例は、

unauthenticatedAccessEnabled=true です。

unauthenticatedAccessAccount

非認証アクセス機能が有効になっている場合、使用するアカウントを設定します。

非認証アクセス機能が無効な場合、このクエリは無視されます。anonymous1 ユー

ザー アカウントを使用する場合、unauthenticatedAccessAccount=anonymous1 のように構文を指定しま

す。

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vmware-view URI の例vmware-view URI スキームを使用してハイパー テキスト リンクまたはボタンを作成し、これらのリンクを E メー

ルまたは Web ページで使用できます。たとえば、エンドユーザーが URI リンクをクリックすると、指定した起動オプションでリモート デスクトップが起動します。

URI 構文の例

各 URI の例に続いて、URI リンクをクリック後にエンド ユーザーに表示される事柄について説明します。

1vmware-view://view.mycompany.com/Primary%20Desktop?action=start-session

Horizon Client が起動し、view.mycompany.com サーバに接続します。ログインのダイアログ ボックスが

表示され、ユーザー名、ドメイン名、パスワードの入力が要求されます。ログインに成功すると、表示名が

Primary Desktop のリモート デスクトップにクライアントが接続します。ユーザーはゲスト OS にログイ

ンされます。

注 この例では、デフォルトの表示プロトコルとウィンドウ サイズが使用されます。デフォルトの表示プロトコルは PCoIP で、デフォルトのウィンドウ サイズは全画面表示です。

このデフォルトは変更できます。「Horizon Client コマンドライン インターフェイスおよび構成ファイルの使用」を参照してください。

2vmware-view://view.mycompany.com:7555/Primary%20Desktop

この URI は前の例と同じ効果がありますが、接続サーバ インスタンスに 7555 の非デフォルト ポートを使用するところが異なります。(デフォルトのポートは 443 です)。リモート デスクトップ ID が提供されるので、start-session アクションが URI に含まれていない場合であっても、リモート デスクトップが開きます。

3vmware-view://[email protected]/Finance%20Desktop?desktopProtocol=PCOIP

Horizon Client が起動し、view.mycompany.com サーバに接続します。ログイン ダイアログ ボックスで、

[ユーザー名] テキスト ボックスに fred が挿入されます。ユーザーはドメイン名とパスワードを入力する必要が

あります。ログインに成功すると、表示名が Finance Desktop のリモート デスクトップにクライアントが

接続します。ユーザーはゲスト OS にログインされます。PCoIP 表示プロトコルを使用して接続します。

4vmware-view://view.mycompany.com/Calculator?action=start-session&appProtocol=BLAST

Horizon Client が起動し、view.mycompany.com サーバに接続します。ユーザーは、ログイン ダイアログ

ボックスにユーザー名、ドメイン名、パスワードを入力する必要があります。ログインに成功すると、クライア

ントは Calculator という表示名の公開アプリケーションに接続します。VMware Blast 表示プロトコルを使

用して接続します。

5vmware-view://[email protected]/Finance%20Desktop?domainName=mycompany

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Horizon Client が起動し、view.mycompany.com サーバに接続します。ログイン ダイアログ ボックスで、

[ユーザー名] テキスト ボックスに fred が挿入され、[ドメイン] テキスト ボックスに mycompany が挿入され

ます。ユーザーはパスワードを入力する必要があるだけです。ログインに成功すると、表示名が Finance

Desktop のリモート デスクトップにクライアントが接続します。ユーザーはゲスト OS にログインされます。

6vmware-view://view.mycompany.com/

Horizon Client が起動し、ユーザーは、view.mycompany.com サーバに接続するためにログインを求めら

れます。

7vmware-view://view.mycompany.com/Primary%20Desktop?action=reset

Horizon Client が起動し、view.mycompany.com サーバに接続します。ログインのダイアログ ボックスが

表示され、ユーザー名、ドメイン名、パスワードの入力が要求されます。ログインに成功すると Horizon Clientはダイアログ ボックスを表示し、Primary Desktop のリセット操作をユーザーに確認します。

注 Horizon 管理者がリモート デスクトップのリセット機能を有効にしている場合にのみ、このアクションを実行できます。

8vmware-view://view.mycompany.com/Primary%20Desktop?action=restart

Horizon Client が起動し、view.mycompany.com サーバに接続します。ログインのダイアログ ボックスが

表示され、ユーザー名、ドメイン名、パスワードの入力が要求されます。ログインに成功すると Horizon Clientはダイアログ ボックスを表示し、Primary Desktop の再起動をユーザーに確認します。

注 Horizon 管理者がリモート デスクトップの再起動機能を有効にしている場合にのみ、このアクションを実行できます。

9vmware-view://

Horizon Client が起動し、サーバのアドレスを入力するページが表示されます。

10vmware-view://10.10.10.10/My%20Notepad++?args=%22My%20new%20file.txt%22

Notepad++ をサーバ 10.10.10.10 で起動して、引数 My new file.txt を公開アプリケーションの起動コ

マンドに渡します。ファイル名にはスペース文字が含まれるため、二重引用符で囲まれています。

11vmware-view://10.10.10.10/Notepad++%2012?args=a.txt%20b.txt

Notepad++ 12 をサーバ 10.10.10.10 で起動して、引数 a.text b.txt をアプリケーションの起動コマンド

に渡します。引数は引用符で囲まれていないため、スペース文字によってファイル名が分割され、2 つのファイルが Notepad++ で別々に開きます。

注 公開アプリケーションによって、コマンドラインの引数を使用する方法が異なる場合があります。たとえば、引数 a.txt b.txt をワードバッドに渡すと、ワードバッドは a.txt の 1 ファイルのみを開きます。

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12vmware-view://view.mycompany.com/Notepad?unauthenticatedAccessEnabled=true&unauthenticatedAccessAccount=anonymous1

Horizon Client が起動すると、anonymous1 というユーザー アカウントを使用して、

view.mycompany.com サーバに接続します。Notepad アプリケーションは、ユーザーにログイン認証情報

の指定を求めずに起動します。

HTML コードの例

URI を使用してハイパー リンクおよびボタンを作成し、E メールまたは Web ページに含めることができます。以下の例では、[Test Link(テスト リンク)] というラベルのハイパー リンクと [TestButton] というラベルのボタンのコードを記述するために、最初の URI のサンプルの URI を使用しています。

<html><body>

<a href="vmware-view://view.mycompany.com/Primary%20Desktop?action=start-session">Test Link</a><br>

<form><input type="button" value="TestButton" onClick="window.location.href='vmware-view://view.mycompany.com/Primary%20Desktop?action=start-session'"></form> <br>

</body></html>

エンド ユーザーの証明書確認モードの設定エンド ユーザーの証明書確認モードを設定できます。たとえば、完全な検証を常に実行するように設定できます。証明書確認は、サーバと Horizon Client 間の TLS 接続に対して実行されます。

エンド ユーザーに、次のいずれかの証明書確認方法を設定できます。

n Horizon Clientで、証明書確認モードの選択をエンド ユーザーに許可できます。

n (検証なし)証明書確認は実行されません。

n (警告)サーバに自己署名証明書がある場合、エンド ユーザーに警告が表示されます。ユーザーは、このタイプの接続を許可するかどうかを選択できます。

n (フル セキュリティ)フル検証が実行され、フル検証をパスしない接続は拒否されます。

実行可能な証明書確認の種類については、「Horizon Client の証明書検証モードの設定」を参照してください。

デフォルトの証明書確認モードを設定するには、Linux クライアントの /etc/vmware/view-mandatory-

config ファイルで view.sslVerificationMode キーに次のいずれかの値を設定します。

n 1 は、Full Verification を実装します。

n 2 は、Warn If the Connection May Be Insecure を実装します。

n 3 は No Verification Performedを実装します。

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エンド ユーザーが証明書確認モードを変更できないようにするには、クライアント システムの /etc/vmware/view-

mandatory-config ファイルで view.allowSslVerificationMode プロパティを "False" に設定し

ます。「Horizon Client の設定およびコマンドライン オプション」を参照してください。

TLS 詳細オプションの設定Horizon Client とサーバ間、または Horizon Client とリモート デスクトップのエージェント間の通信を暗号化するために使用するセキュリティ プロトコルと暗号化アルゴリズムを選択できます。

これらのオプションを使用して、USB チャネル(USB サービス デーモンとエージェント間の通信)を暗号化することもできます。

デフォルトの設定では、暗号化スイートは 128 ビットまたは 256 ビット AES を使用し、匿名 DH アルゴリズムを削除して、現在の暗号リストを暗号化アルゴリズムのキー長の順にソートします。

デフォルトでは、TLS v1.0、TLS v1.1、および TLS v1.2 が有効になります SSL v2.0 と v3.0 はサポートされません。

注 TLS v1.0 と RC4 が無効であると、ユーザーが Windows XP リモート デスクトップに接続されたときに USB リダイレクトが動作しません。TLS v1.0 と RC4 を有効にしてこの機能を使用すると、セキュリティ リスクが発生します。

クライアントの接続先であるサーバで有効になっていないセキュリティ プロトコルを Horizon Client に対して構成すると、TLS エラーが発生して接続に失敗します。

重要 Horizon Client で有効にするプロトコルの 1 つがリモート デスクトップで有効になっている必要があります。有効になっていないと、USB デバイスがリモート デスクトップにリダイレクトされません。

これらを設定する際には、クライアント システム上で構成ファイル プロパティまたはコマンドライン オプションを使用できます。

n 構成ファイル プロパティを使用する場合は、view.sslProtocolString および

view.sslCipherString プロパティを使用します。

n コマンドライン 構成オプションを使用する場合は、--sslProtocolString および --sslCipherString

オプションを使用します。

詳細については、「Horizon Client コマンドライン インターフェイスおよび構成ファイルの使用」 を参照し、「HorizonClient の設定およびコマンドライン オプション」 の表に記載されているプロパティとオプションの名前を見つけてください。

ローカル システムに送信する特定のキーおよびキーの組み合わせの構成

Horizon Client 以降で PCoIP を使用する場合、または Horizon Client 4.0 以降で VMware Blast または PCoIP を使用する場合は、view-keycombos-config ファイルを作成して、リモート デスクトップに転送しないようにす

る特定のキーやキーの組み合わせを指定できます。

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リモート デスクトップで作業するときは、一部のキーまたはキーの組み合わせをローカル クライアント システムで処理させる方が好ましい場合があります。たとえば、特定のキーの組み合わせを使用してクライアント コンピュータ上でスクリーン セーバーを起動できます。/etc/vmware/view-keycombos-config にあるファイルを作成

して、キーの組み合わせと個別キーを指定できます。

次の形式を使用して、各キーまたはキーの組み合わせを新しい行に入力します。

<<modName>><scanCode><scanCode>

最初の例は、キーの組み合わせの場合を示しています。2 つ目の例は、単独のキーの場合です。<scanCode> 値は、

16 進数のキーボード スキャン コードです。

この例では、<modName> は、ctrl、alt、shift、および super の 4 つの修飾子の 1 つです。super キーは

キーボードによって異なります。たとえば、super キーは一般的に、Microsoft Windows キーボードでは Windowsキーですが、Mac OS X キーボードでは Command キーです。また、<any> をワイルドカードとして、<modName>

に使用することもできます。たとえば、<any>0x153 にすると、US キーボードの個別の Delete キーを含む、

Delete キーのすべての組み合わせが指定されます。<modName> に使用する値では、大文字と小文字が区別されま

せん。

キーのスキャン コードの指定

<scanCode> 値は 16 進数形式にする必要があります。使用するコードを判別するには、クライアント システム上

の lib/vmware/xkeymap ディレクトリ内にある、対応する言語およびキーボード固有のファイルを開きます。

そのファイルに表示されているキー コードの他に、次のコードも使用できます。

表 2‑5. マルチメディア キー

キー名 スキャン コード

PREVIOUS_TRACK 0x110

NEXT_TRACK 0x119

MUTE 0x120

CALCULATOR 0x121

PLAY_PAUSE 0x122

STOP 0x124

VOLUME_DOWN 0x12e

VOLUME_UP 0x130

BROWSER_HOME 0x132

BROWSER_SEARCH 0x165

BROWSER_FAVORITES 0x166

BROWSER_REFRESH 0x167

BROWSER_STOP 0x168

BROWSER_FORWARD 0x169

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表 2‑5. マルチメディア キー (続き)

キー名 スキャン コード

BROWSER_BACK 0x16A

MY_COMPUTER 0x16B

MAIL 0x16C

MEDIA_SELECT 0x16D

表 2‑6. ハングルおよびハンジャ キー

キー名 スキャン コード

HANGUL_EN 0x72

HANJA_EN 0x71

HANGUL_KO 0x172

HANJA_KO 0x171

HANGUL 0xF2

HANJA 0xF1

表 2‑7. システム スリープ、ウェイク、およびパワー キー

キー名 スキャン コード

SYSTEM_SLEEP 0x15F

SYSTEM_WAKE 0x163

SYSTEM_POWER 0x15e

/etc/vmware/view-keycombos-config ファイルの内容を以下に例示します。コード コメントの先頭には

# 文字が付いています。

<ctrl>0x152 #block ctrl-insert<alt>15 #block alt-tab<Ctrl><Alt>0x153 #block ctrl-alt-del<any>0x137 #block any combinations of the Print key0x010 #block the individual Q key in a US English keyboard #or block the individual A key in a French keyboard0x03b #block the individual F1 key0x04f #block the individual 1 key in a numeric keypad

FreeRDP を使用した RDP 接続View デスクトップへの接続に VMware Blast または PCoIP ではなく RDP を使用する場合、rdesktop クライアン

ト、または Apache ライセンス下でリリースされた Remote Desktop Protocol (RDP) のオープンソース実装であるxfreerdp を選択できます。

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rdesktop プログラムはすでに開発を終了しているため、FreeRDP に必要なバージョンとパッチが Linux マシンに

インストールされていれば、Horizon Client は xfreerdp 実行可能ファイルも実行できます。

重要 Microsoft RDS ホストのリモート デスクトップまたはアプリケーションに接続する場合に、そのホストで接続デバイス数によるライセンス モードが構成されているときには、xfreerdp を使用するか、ライセンス モードを接

続ユーザー数によるモードに変更する必要があります。接続デバイス数によるライセンス モードの場合、RDP クライアントのクライアント ID を提供する必要があり、rdesktop ではその ID が提供されず、xfreerdp では提供

されるためです。

FreeRDP の正しいバージョンと適用可能なパッチをインストールしている必要があります。詳細については、「FreeRDPのインストールと構成」を参照してください。

一般的な構文

構成ファイルで vmware-view コマンドライン インターフェイスまたは一部のプロパティを使用して、rdesktop

の場合と同じように xfreerdp のオプションを指定できます。

n Horizon Client で rdesktop ではなく、xfreerdp を実行するように指定するには、適切なコマンドライン

オプションまたは構成キーを使用します。

コマンドライン オプション: --rdpclient="xfreerdp"

構成キー: view.rdpClient="xfreerdp"

n xfreerdp プログラムに転送するためのオプションを指定するには、適切なコマンドライン オプションまたは

構成キーを使用し、FreeRDP オプションを指定します。 コマンドライン オプション: --xfreerdpOptions

構成キー: view.xfreerdpOptions

vmware-view コマンドライン インターフェイスおよび構成ファイルの詳細については、「Horizon Client コマン

ドライン インターフェイスおよび構成ファイルの使用」 を参照してください。

ネットワーク レベル認証の構文

rdesktop プログラムの構成オプションの多くは、xfreerdp プログラムの場合と同じです。1 つの大きな違い

は、xfreerdp がネットワークレベル認証 (NLA) をサポートしている点です。NLA はデフォルトでオフになりま

す。次の コマンドライン オプションを使用して ネットワークレベル認証をオンにする必要があります。

--enableNla

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また、/cert-ignore オプションを追加して、証明書検証プロセスが正常に行われるようにする必要があります。

次に、正しい構文の例を示します。

vmware-view --enableNla --rdpclient=xfreerdp --xfreerdpOptions="/p:<password> /cert-ignore /u:<user-name> /d:<domain-name> /v:<server>"

パスワードに特殊文字が含まれている場合は、特殊文字(\$ など)をエスケープします。

Horizon Client で FreeRDP を使用する際に固有の構文

次のガイドラインを念頭に置いてください。

n 通常は引用符で囲む特殊文字を、エスケープ文字で囲む必要があります。たとえば、「pa$$word 」の特殊文字$ がエスケープされていないため、次のコマンドは機能しません。

(誤)vmware-view --rdpclient=xfreerdp --xfreerdpOptions="/p:'pa$

$word' /u:'crt\administrator'"

代わりに、次のようにします。

(正)vmware-view --rdpclient=xfreerdp --

xfreerdpOptions="/p:'pa\$\$word' /u:'crt\administrator'"

n エンド ユーザーが Horizon Client のセッション イン セッション実装を使用する場合は、/rfx オプションを使

用する必要があります。セッション イン セッション実装の例には、エンド ユーザーがシン クライアント上のHorizon Client にログインして、Horizon Client インターフェイスのみが表示されるようになった後で、RDSホストで提供されるリモート アプリケーションを使用するために、Horizon Client のネスト バージョンを起動する例があります。このような場合、/rfx オプションを使用しないと、エンド ユーザーは、ネストされたクラ

イアントのデスクトップおよびアプリケーション選択画面のリモート デスクトップとアプリケーション アイコンを表示できません。

FreeRDP のインストールと構成View デスクトップへの RDP 接続に FreeRDP クライアントを使用するには、Linux マシンに FreeRDP の必要なバージョンが含まれている必要があります。

Ubuntu で xfreerdp に必要なパッケージのリストについては、

https://github.com/FreeRDP/FreeRDP/wiki/Compilation にアクセスしてください。

開始する前に

Linux クライアント マシンで、FreeRDP 1.1.x を https://github.com/FreeRDP/FreeRDP の GitHub からダウンロードします。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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手順

1 次のパッチ コマンドを使用して、freerdp-1.1.0.patch というファイルを適用します。

cd /<client-installation-directory>/patches/FreeRDP-stable-1.1patch -p1 < freerdp-1.1.0.patchpatch -p1 < freerdp-1.1.0-tls.patch

ここで、<client-installation-directory> は VMware-Horizon-View-Client-<x.x.x>-

<yyyyyy>.i386 へのパスで、<x.x.x> はバージョン番号、<yyyyyy> はビルド番号です。freerdp-1.1.0-

tls.patch ファイルによって、xfreerdp で TLSv1.2 接続が有効になります。VMware Horizon Client for

Linux をインストールしている場合、freerdp-1.1.0.patch ファイルと freerdp-1.1.0-tls.patch

ファイルは、/usr/share/doc/vmware-horizon-client/patches ディレクトリに置かれます。

freerdp-1.1.0.patch ファイルの詳細については、同じ <client-installation-

directory>/patches ディレクトリ内の README.patches ファイルを参照してください。

2 次のコマンドを実行します。

cmake -DWITH_SSE2=ON -DWITH_PULSEAUDIO=ON -DWITH_PCSC=ON -DWITH_CUPS=ON .

3 次のコマンドを実行します。

make

4 次のコマンドを実行すると、実行 PATH のディレクトリのビルド xfreerdp バイナリがインストールされるた

め、Horizon Client が xfreerdp の実行によってプログラムを実行可能になります。

sudo make install

5 (オプション) 仮想印刷モジュールが適切にロードできることを確認します。

a tprdp.so が FreeRDP 1.1 でロードできることを確認するには、次のコマンドを実行します。

sudo ln -s /usr/lib/vmware/rdpvcbridge/tprdp.so /usr/local/lib/i386-linux-gnu/freerdp/tprdp-client.so

b 仮想印刷機能が有効化された Horizon Client を起動するには、次のコマンドを実行します。

vmware-view --rdpclient=xfreerdp --xfreerdpOptions='/cert-ignore /vc:tprdp'

注 VMware Blast または PCoIP を使用すると、仮想印刷機能を使用できます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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FIPS 互換モードの有効化FIPS (Federal Information Processing Standard) 互換モードを有効にして、クライアントがリモート デスクトップとの通信に FIPS 準拠の暗号化アルゴリズムを使用するようにできます。

注 FIPS 互換モードでは、Horizon Client for Linux が FIPS 140-2 準拠の暗号モジュールを実装します。このモジュールは、CMVP 証明書 #2839 に記載されている動作環境で検証され、このプラットフォームに移植されました。ただし、VMware の NIST CAVP および CMVP 証明書に新しい動作環境を追加するための CAVP および CMVP テスト要件は、プロダクト ロードマップに従って完了します。

重要 FIPS 互換モードをクライアントで有効にする場合、リモート デスクトップでも FIPS 互換モードを有効にしておく必要があります。クライアントだけ、またはデスクトップだけで FIPS 互換モードが有効である、混在モードは、サポートされません。

FIPS 互換モードを有効にするには、次のように構成を変更します。

1 /etc/vmware/config を編集して、次の行を追加します。

usb.enableFIPSMode = "TRUE"mks.enableFIPSMode = “TRUE”

2 /etc/vmware/view-mandatory-config を編集して、次の行を追加します。

View.fipsMode = ”TRUE”

3 /etc/teradici/pcoip_admin.conf を編集して、次の行を追加します。

pcoip.enable_fips_mode = 1

PCoIP クライアントサイド イメージ キャッシュの構成PCoIP クライアントサイド イメージ キャッシングでは、再転送を回避するためにイメージコンテンツをクライアントに保存します。この機能は、帯域幅の使用を減らすためにデフォルトで有効化されます。

PCoIP イメージ キャッシュは、一時的なものと同様、空間的冗長性をキャプチャします。たとえば、PDF ドキュメントをスクロールダウンすると、ウィンドウの下部から新しいコンテンツが表示され、一番古いコンテンツはウィン

ドウのトップから表示されなくなります。他のコンテンツはすべて変わらず、上に移動します。PCoIP イメージ キャッシュは、この空間的で時間的な冗長性を検出できます。

スクロールの間、クライアント デバイスに送られたディスプレイ情報は、主として、かなりの大きさの帯域幅を保存するイメージ キャッシュを使用しているキャッシュ インデックスのシーケンスです。このように効率的なスクロールは、LAN 上、WAN を介する場合のいずれもメリットがあります。

n LAN 上では、帯域幅は比較的制約がありませんが、クライアントサイド イメージ キャッシングを使用しており、かなりの大きさの帯域幅を節約できます。

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n WAN を介して、利用可能な帯域幅の制限内に抑える場合、クライアントサイドのキャッシングを使用しないと、スクロールのパフォーマンスが低下します。この状況では、クライアントサイドのキャッシングにより帯域幅を

節約でき、スムーズで高感度なスクロール体験が可能になります。

この機能はデフォルトで有効化されるため、以前に転送した表示部分がクライアントに保存されます。デフォルトで

はキャッシュ サイズは 250 MB です。キャッシュサイズが大きくなるほど帯域幅の使用は少なくなりますが、クライアント上でより多くのメモリが必要になります。キャッシュサイズを小さくするには、帯域幅の使用を多くする必要

があります。たとえば、メモリをほとんど搭載していないシン クライアントでは、必要なキャッシュ サイズが比較的少なくなります。

構成プロパティの設定

キャッシュ サイズを構成するときは、pcoip.image_cache_size_mb プロパティを設定することができます。

たとえば、次の設定ではキャッシュ サイズが 50MB に構成されます。

pcoip.image_cache_size_mb = 50

イコール(=)記号の前後にスペースを使用します。

使用可能なメモリの量の半分より小さい数値を指定した場合、その数に最も近い 10 の倍数に丸められます。最小値は 50 です。50 未満の値は無視されます。

使用可能なメモリの量の半分より大きい数値を指定した場合、使用可能なメモリの量の半分の値に設定され、最も近

い 10 の倍数に丸められます。

このプロパティは、複数あるファイルのうちどれでも設定することができます。Horizon Client が起動するときに、この設定は、次の順序に従ってさまざまな場所で処理されます。

1 /etc/teradici/pcoip_admin_defaults.conf

2 ~/.pcoip.rc

3 /etc/teradici/pcoip_admin.conf

設定が複数の場所で定義されている場合、使用される値は、読み取られた最後のファイルの値になります。

注 次のプロパティを設定して、イメージ キャッシュが作動していることを視覚的に示すことができます。

pcoip.show_image_cache_hits = 1

この構成では、イメージ キャッシュにあるイメージに含まれるすべてのタイル(32 x 32 ピクセル)の周囲に、四角形が表示されます。

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リモート デスクトップ/公開アプリケーションとの接続の管理 3エンドユーザーは、Horizon Client を使用してサーバに接続し、リモート デスクトップにログインまたはログアウトしたり、公開アプリケーションを使用できます。トラブルシューティングを目的として、エンド ユーザーは公開デスクトップやアプリケーションを再起動したり、リセットすることができます。

ポリシーの設定方法によっては、エンド ユーザーはリモート デスクトップや公開アプリケーションで多くの操作を実行できるようになります。

この章では次のトピックについて説明します。

n リモート デスクトップまたは公開アプリケーションへの接続

n 非認証アクセスを使用した公開アプリケーションへの接続

n クライアント ドライブのリダイレクトによるローカル フォルダおよびドライブの共有

n Horizon Client の証明書検証モードの設定

n リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの切り替え

n ログオフまたは切断

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションへの接続サーバにログインすると、使用を許可されているリモート デスクトップおよび公開アプリケーションに接続できます。

エンド ユーザーがリモート デスクトップおよびアプリケーションにアクセスする前に、クライアント デバイスからリモート デスクトップまたはアプリケーションに接続できることをテストします。サーバを指定し、ユーザー アカウントの認証情報を入力する必要があります。

リモート アプリケーションを使用するには、接続サーバ 6.0 以降に接続する必要があります。

開始する前に

n ユーザー名とパスワード、RSA SecurID ユーザー名とパスコード、RADIUS 認証ユーザー名とパスコード、スマート カード個人識別番号 (PIN) などのログイン認証情報を取得します。

n ログイン用の NETBIOS ドメイン名を取得します。例として、mycompany.com ではなく mycompany を使用

してください。

n 管理タスクの実行については、「Horizon Client 向けの接続サーバの準備」で説明しています。

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n 企業のネットワークの外部から VPN 接続でリモート デスクトップおよび公開アプリケーションにアクセスする必要がある場合には、クライアント デバイスが VPN 接続を使用するように設定され、その接続が有効になっていることを確認します。

n リモート デスクトップまたは公開アプリケーションへのアクセスを提供するサーバの完全修飾ドメイン名 (FQDN)があることを確認します。サーバ名ではアンダースコア (_) はサポートされません。ポートが 443 でない場合、ポート番号も必要です。

n RDP 表示プロトコルを使用してリモート デスクトップに接続する予定である場合は、AllowDirectRDP エージェント グループ ポリシーが有効になっていることを確認します。詳細については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』を参照してください。

手順

1 ターミナル ウィンドウを開いて vmware-view と入力するか、[VMware Horizon Client] のアプリケーショ

ンを探してそのアイコンをダブルクリックします。

2 RSA SecurID の認証情報または RADIUS の認証証明書の入力を求められた場合、ユーザー名とパスコードを入力して [OK] をクリックします。

3 ユーザー名とパスワードの入力を要求されたら、Active Directory 認証情報を入力します。

a 少なくとも 1 台のデスクトップまたはアプリケーション プールを使用する資格が付与されているユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。

[ドメイン] ドロップダウン メニューが無効になっている場合、domain\username または

username@domain のようにユーザー名を入力する必要があります。

b (オプション) [ドメイン] ドロップダウン メニューからドメインの値を選択します。

c [OK] をクリックします。

4 デスクトップ セキュリティ インジケーターが赤に変わり、警告メッセージが表示されたら、プロンプトに応答します。

通常、この警告はサーバが証明書サムプリントをクライアントに送信しなかったことを示します。サムプリント

は証明書公開鍵のハッシュであり、公開鍵を省略したものとして使用されます。

5 (オプション) リモート デスクトップの表示設定を行うには、リモート デスクトップのアイコンを右クリックして[設定] を選択します。

オプション アクション

表示プロトコルの選択 Horizon 管理者が許可している場合、[接続方法] ドロップダウン メニューから表示プロトコルを選択できます。

VMware Blast を使用するには、Horizon Agent 7.0 以降をインストールする必要があります。

表示レイアウトの選択 [表示] ドロップダウン メニューを使用して、ウィンドウ サイズを選択するか複数のモニターを使用します。

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6 (オプション) リモート デスクトップまたは公開アプリケーションをお気に入りとしてマークするには、リモートデスクトップまたは公開アプリケーション アイコンを右クリックして、表示されるコンテキスト メニューから[お気に入りとしてマーク] を選択します。

リモート デスクトップまたは公開アプリケーション名の右上隅に、星アイコンが表示されます。次回ログインするときには、[お気に入りを表示] ボタンをクリックして、このアプリケーションまたはデスクトップを素早く見つけることができます。

7 リモート デスクトップまたはアプリケーションをダブルクリックして、接続します。

Microsoft RDS ホスト上でホストされているセッション ベースのリモート デスクトップに接続しようとしており、デスクトップが別の表示プロトコルを使用するようにすでに設定されている場合、すぐには接続できません。

現在設定されているプロトコルを使用するか、またはリモート オペレーティング システムからログオフして、選択したプロトコルで接続が行われるようにするかの選択を求められます。

接続した後、クライアント ウィンドウが表示されます。

View 接続サーバへの認証に失敗した場合、またはクライアントがリモート デスクトップまたはアプリケーションに接続できない場合は、以下の手順を実行します。

n 接続サーバ用のセキュリティ証明書が正常に動作していることを確認します。正常に動作していない場合は、

Horizon Administrator で、デスクトップの View Agent または Horizon Agent が到達不能になる場合もあります。これらは、証明書の問題によって発生する二次的な接続の問題の現象です。

n 接続サーバ インスタンスで設定されているタグがこのユーザーからの接続を許可していることを確認します。『Horizon 7 の管理』ドキュメントを参照してください。

n ユーザーがこのデスクトップまたはアプリケーションにアクセスする資格を付与されていることを確認します。

『Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ』または『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』を参照してください。

n RDP 表示プロトコルを使用してリモート デスクトップに接続する場合は、リモート オペレーティング システムでリモート デスクトップ接続が許可されていることを確認します。

非認証アクセスを使用した公開アプリケーションへの接続

Horizon Client で非認証アクセスを使用して公開アプリケーションに接続できます。

エンド ユーザーが非認証アクセスを使用して公開アプリケーションにアクセスする前に、非認証アクセス ユーザーアカウントを使用してクライアント デバイスから公開アプリケーションに接続できることをテストします。

開始する前に

n Horizon 7 バージョン 7.1 以降の接続サーバで非認証アクセスが構成されていることを確認します。

n Horizon Administrator で、非認証アクセス ユーザーが作成されていることを確認します。デフォルトの非認証ユーザーが唯一の非認証アクセス ユーザーである場合、Horizon Client はデフォルトのユーザーで接続サーバに接続します。

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手順

1 ターミナル ウィンドウを開いて vmware-view と入力するか、[VMware Horizon Client] のアプリケーショ

ンを探してそのアイコンをダブルクリックします。

2 Horizon Client のホーム画面で、メニュー バーから [ファイル] > [認証されていないアクセスを使用して匿名ログイン] を選択します(選択されていない場合)。

3 非認証アクセスのために構成された接続サーバに接続します。

n 必要なサーバが追加されていない場合、[+ サーバの追加] ボタンをダブルクリックしてサーバを追加するか、メニュー バーの [+ 新規サーバ] ボタンをクリックして新しいサーバを作成し、接続サーバまたはセキュリティ サーバの名前を入力して、[接続] をクリックします。

n 必要なサーバが Horizon Client のホーム画面に表示されている場合は、サーバのアイコンを右クリックし、コンテキスト メニューから [接続] を選択します。

ログイン ダイアログ ボックスが表示される前に、確認する必要があることを知らせるメッセージが表示されます。

4 [サーバ ログイン] ダイアログ ボックスで、使用する非認証アクセス アカウントを指定します。

a 既存の非認証アクセス アカウントのドロップダウン リストからユーザー アカウントを選択します。

デフォルトのユーザー アカウントの横には (デフォルト) と表示されます。

b (オプション)サーバに次回ログインするときに [サーバ ログイン] ボックスをバイパスする場合は、[常にこのアカウントを使用] をクリックします。

c [OK] をクリックします。

アプリケーション選択ウィンドウが表示され、非認証アクセス アカウントの使用が許可されている公開アプリケーションが表示されます。

注 以前、非認証アクセスのログイン セッションで [常にこのアカウントを使用] オプションを選択している場合、現在の非認証アクセス セッションで使用するアカウントを確認するようには求められません。このオプションを選択解除するには、Horizon Client のホーム画面でサーバのアイコンを右クリックし、コンテキスト メニューから [保存されている認証されていないアクセス アカウントの削除] を選択します。

5 アプリケーションを起動するには、起動するアプリケーションのアイコンをダブルクリックします。

アプリケーション ウィンドウが表示されます。

6 アプリケーションの使用が終了したら、アプリケーションを終了します。

[セッションから切断しますか] ダイアログ ボックスが表示され、サーバから切断するかどうかが確認されます。

Horizon 管理者によって指定されたセッション タイムアウトに達すると、セッションはサーバから自動的に切断されます。

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クライアント ドライブのリダイレクトによるローカル フォルダおよびドライブの共有

クライアント ドライブ リダイレクト機能を使用すると、ローカル クライアント システムのフォルダとドライブをリモート デスクトップや公開アプリケーションと共有できます。

共有ドライブには、マッピングされたドライブおよび USB ストレージ デバイスを含めることができます。

Windows リモート デスクトップで、共有フォルダおよびドライブは、Windows オペレーティング システムのバージョンに応じて [PC] フォルダまたは [コンピュータ] フォルダに表示されます。Notepad などの公開アプリケーションでは、共有フォルダまたはドライブ内のファイルを参照したり開いたりすることができます。

クライアント ドライブ リダイレクト機能を使用するには、次のライブラリ ファイルをインストールする必要があります。いくつかのシン クライアント マシンでは、これらのライブラリ ファイルはデフォルトでインストールされない場合があります。

n libsigc-2.0.so.0

n libglibmm-2.4.so.1

クライアント ドライブ リダイレクトの設定は、すべてのリモート デスクトップと公開アプリケーションに適用されます。

開始する前に

フォルダおよびドライブをリモート デスクトップまたは公開アプリケーションと共有するには、Horizon 管理者がクライアント ドライブのリダイレクト機能を有効にする必要があります。このタスクには、View Agent 6.1.1 以降または Horizon Agent 7.0 以降をインストールすることと、エージェントの [クライアント ドライブ リダイレクト] オプションを有効にすることが含まれます。ポリシーの設定またはレジストリの設定を行って、クライアント ドライブリダイレクトの動作を制御することも含まれる場合があります。詳細については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』を参照してください。

Ubuntu 16.04 x64 ディストリビューションでは、ディストリビューションに含まれる libglibmm-2.4.so.

1.3.0 ライブラリは、現在実装されているクライアント ドライブ リダイレクト (CDR) と互換性がありません。こ

の制限を回避するには、libglibmm-2.4.so.1.3.0 ライブラリ ファイルを Ubuntu14.04 x64 ディストリビュー

ションから Ubuntu 16.04 x64 ディストリビューションにコピーします。

接続サーバ インスタンスでセキュアなトンネルが有効の場合、プロキシ サーバを使用するようにクライアント システムのブラウザを設定すると、クライアント ドライブ リダイレクトのパフォーマンスが低下する可能性があります。クライアント ドライブ リダイレクトの最高のパフォーマンスを得るには、プロキシ サーバを使用しないか、LAN 設定を自動的に検出するようブラウザを構成します。

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手順

1 [設定] ダイアログ ボックスを開き、[共有する] パネルを表示します。

オプション 説明

デスクトップとアプリケーションの選択ウィン

ドウから

リモート デスクトップまたは公開アプリケーション アイコンを右クリックして、[設定] を選択して、[共有する] をクリックします。または、メニュー バーから [接続] - [設定] を選択して、[共有する] をクリックします。

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続したときに表示される [共有する] ダイアログ ボックスから

ホーム ディレクトリを共有するには [許可] を、共有しない場合は [拒否] をクリックします。

リモート デスクトップから メニュー バーから [接続] - [設定] を選択して、[共有する] をクリックします。

2 クライアント ドライブ リダイレクト設定を構成します。

オプション アクション

特定のフォルダまたはドライブを、リモート デスクトップおよび公開アプリケーションと共有

する

[追加] ボタンをクリックし、共有するフォルダまたはドライブを参照して選択し、[OK] をクリックします。

注 USB リダイレクト機能で USB デバイスがリモート デスクトップまたは公開アプリケーションにすでに接続している場合、この USB デバイスでフォルダを共有することはできません。

特定のフォルダまたはドライブの共有を停止する フォルダ リストでフォルダまたはドライブを選択し、[削除] ボタンをクリックします。

リモート デスクトップおよび公開アプリケーションからホーム ディレクトリのファイルへのアクセスを許可します。

[次のホーム フォルダを共有:] <home-directory> チェック ボックスをオンにします。

リモート デスクトップと公開アプリケーションで USB ストレージ デバイスを共有する

[リムーバブル ストレージへのアクセスを許可] チェック ボックスをオンにします。クライアント ドライブ リダイレクト機能により、クライアント システムに挿入されているすべてのUSB ストレージ デバイス、および FireWire と Thunderbolt で接続されているすべての外部ドライブが自動的に共有されます。共有する特定のデバイスを選択する必要はありません。

注 リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに USB リダイレクト機能ですでに接続されている USB ストレージ デバイスは共有されません。

このチェック ボックスがオフの場合、USB リダイレクト機能を使用して、USB ストレージデバイスをリモート デスクトップや公開アプリケーションに接続できます。

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションへの接続時に [共有する] ダイアログ ボックスを表示しない

[デスクトップやアプリケーションに接続するときにダイアログを表示しない] チェック ボックスをオンにします。

このチェック ボックスをオフにすると、リモート デスクトップや公開アプリケーションに最初に接続したときに [共有する] ダイアログ ボックスが表示されます。たとえば、サーバにログインしてリモート デスクトップに接続すると、[共有する] ダイアログ ボックスが表示されます。さらに、別のリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続すると、ダイアログ ボックスは表示されなくなります。もう一度ダイアログ ボックスを表示するには、サーバから切断して再度ログインする必要があります。

次に進む前に

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションで共有フォルダを表示できることを確認してください。

n Windows オペレーティング システムのバージョンに応じて、Windows リモート デスクトップでエクスプローラーを開いて [PC] フォルダを検索するか、Windows エクスプローラーを開いて [コンピューター] フォルダを検索します。

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n 公開アプリケーションで、[ファイル] - [開く] の順に選択するか、[ファイル] - [名前を付けて保存] の順に選択してフォルダまたはドライブに移動します。

共有に選択したフォルダとドライブには、次のような命名規則が使用されます。

命名規則 例

<desktop-name> の <folder-name> JSMITH-W03 の jsmith

<folder-name> (<drive-number>:) jsmith (Z:)

<desktoptop-name> (<drive-number>:) の <folder-name> JSMITH-W03 (Z:) の jsmith

Horizon Agent のバージョンによっては、リダイレクトされたフォルダに 2 つのエントリがあります。たとえば、Windows 10 では、[デバイスとドライブ] と [ネットワークの場所] の 2 つがあります。両方のエントリが同時に表示される場合もあります。すべてのボリューム ラベル(A: から Z: まで)が使用済みの場合、リダイレクトされたフォルダのエントリは 1 つだけになります。

構成ファイルの編集によるフォルダの共有

[設定] ダイアログ ボックスからフォルダを共有する他に、構成ファイルを編集してフォルダを共有することもできます。

手順

1 次の場所に存在していない場合、config という名前の構成ファイルを作成します。

n $HOME/.vmware/

n /usr/lib/vmware/

n /etc/vmware/

2 共有する各フォルダについて、次の行を追加します。

tsdr.share=<フォルダのパス>

たとえば、フォルダ / および /home/user1 を共有するには、ファイル /etc/vmware/config を作成し

て、次の行を追加します。

tsdr.share=/tsdr.share=/home/user1

構成ファイルで共有されるフォルダは、[設定] ダイアログの [共有する] ペインには表示されません。構成ファイルを編集して、フォルダの共有を停止したり、他のフォルダを共有したりできます。

Horizon Client の証明書検証モードの設定Horizon Client とサーバ間の接続でサーバ証明書が確認されます。証明書は、デジタル形式の識別情報で、パスポートや運転免許証のような役割を果たします。

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エンドユーザーは、Horizon Client で、サーバ証明書の確認に失敗した場合に Horizon Client との接続を拒否するかどうかを設定できます。

デフォルトの証明書確認モードを設定すると、エンド ユーザーによる Horizon Client での変更を防ぐことができます。詳細については、「エンド ユーザーの証明書確認モードの設定」を参照してください。

サーバ証明書の確認では、以下のことが確認されます。

n 証明書の目的は、送信側の ID 検証やサーバ通信の暗号化以外にあるか。つまり、証明書のタイプは正しいか。

n 証明書は期限切れになっているか、また有効なのは未来のみか。つまり、証明書はコンピュータの時刻に応じて

有効になっているか。

n 証明書上の共通名は、それを送信するサーバのホスト名と一致しているか。ロード バランサが Horizon Clientを、Horizon Client で入力したホスト名と一致しない証明書を持つサーバにリダイレクトした場合、不一致が発生する可能性があります。クライアントにホスト名ではなく IP アドレスを入力した場合でも、不一致の原因となる可能性があります。

n 不明なまたは信頼されていない証明機関(CA)によって署名された証明書か。自己署名された証明書は、信頼されていない CA の証明書タイプの 1 つです。

チェックをパスするには、証明書のトラスト チェーンが、デバイスのローカル証明書ストアでルートになっている必要があります。

注 ユーザーが Linux クライアント システムにインストールできる自己署名付ルート証明書を配布する情報については、Ubuntu のドキュメントを参照してください。

Horizon Client は、クライアント システムの /etc/ssl/certs ディレクトリに保存されている PEM 形式の証明

書を使用します。この場所に保存されているルート証明書をインポートする情報については、

https://help.ubuntu.com/community/OpenSSL のドキュメントに記載されている「Importing a Certificate intothe System-Wide Certificate Authority Database(システム全体の証明機関データベースへの証明書のインポート)」を参照してください。

サーバ証明書を提示する他にも、サーバは Horizon Client に証明書のサムプリントも送信します。サムプリントは証明書公開鍵のハッシュであり、公開鍵を省略したものとして使用されます。サーバがサムプリントを送信しない場

合、接続が信頼されていないことを知らせる警告が表示されます。

Horizon 管理者が許可している場合、証明書確認モードを設定することができます。証明書検証モードを設定するには、Horizon Client を起動し、メニュー バーから [ファイル] - [環境設定] の順に選択します。選択肢は次の 3 つです。

n [信頼が確認されていないサーバには絶対に接続しない]。この設定は、証明書の確認に失敗した場合にサーバに接続できないことを意味します。失敗したチェックは、エラー メッセージに一覧表示されます。

n [信頼されていないサーバに接続する前に警告する]。この設定は、サーバが自己署名証明書を使用しているために証明書の確認に失敗したときに、[続行] をクリックして警告を無視できることを意味します。自己署名証明書の場合、Horizon Client に入力したサーバ名と証明書名が一致する必要はありません。

n [サーバ ID 証明書を検証しない]。この設定は、証明書確認が実行されないことを示します。

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リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの切り替えリモート デスクトップに接続している場合は、別のリモート デスクトップに切り替えることができます。また、リモート デスクトップに接続している間は、公開アプリケーションに接続することもできます。

手順

u 同じサーバまたは異なるサーバからリモート デスクトップまたはアプリケーションを選択します。

オプション アクション

同じサーバの異なるデスクトップまたはアプリ

ケーションを選択する

次のいずれかのアクションを実行します。

n リモート デスクトップにログインし、クライアントですでに実行している別のリモートデスクトップやアプリケーションに切り替える場合は、[表示] メニューでデスクトップまたはアプリケーションを選択します。

n リモート デスクトップやアプリケーションにログインし、実行していない別のデスクトップやアプリケーションに切り替える場合は、メニュー バーから [ファイル] - [デスクトップとアプリケーションのリストに戻る] を選択し、選択ウィンドウからデスクトップまたはアプリケーションを起動します。

n デスクトップとアプリケーションの選択ウィンドウで、他のデスクトップやアプリケー

ションを表すアイコンをダブルクリックします。このデスクトップやアプリケーション

は新しいウィンドウを開くので、複数のウィンドウを開き、ウィンドウ間で切り替える

ことができます。

異なるサーバの異なるデスクトップまたはアプ

リケーションを選択する

次のいずれかのアクションを実行します。

n 現在のデスクトップやアプリケーションを開いたまま別のサーバのリモート デスクトップやアプリケーションにも接続する場合は、Horizon Client の新しいインスタンスを開始して別のデスクトップやアプリケーションに接続します。

n 現在のデスクトップを終了して別のサーバのデスクトップに接続する場合は、[デスクトップ セレクタ] ウィンドウに移動し、ウィンドウの左上隅にある [切断] アイコンをクリックして、サーバからログオフすることを確認します。現在のサーバおよび開いているデ

スクトップまたはアプリケーションのセッションが切断されます。これで異なるサーバ

に接続できます。

ログオフまたは切断

ログオフせずにリモート デスクトップから切断すると、リモート デスクトップ内のアプリケーションは開いたままになります。サーバから切断し、公開アプリケーションを実行したままにすることもできます。

リモート デスクトップを開いていなくても、リモート デスクトップのオペレーティング システムからログオフできます。この機能は、リモート デスクトップに Ctrl + Alt + Del を送信してから [ログオフ] をクリックするのと同じ結果になります。

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手順

n ログオフせずに切断する。

オプション アクション

Horizon Client も終了する ウィンドウの隅にある [閉じる] ボタンをクリックするか、メニュー バーの [ファイル] - [終了] を選択します。

同じサーバの異なるリモート デスクトップを選択する

メニュー バーから [デスクトップ] - [切断] を選択します。

異なるサーバのリモート デスクトップを選択する メニュー バーから [ファイル] - [サーバから切断] を選択します。

注 Horizon 管理者は、切断時に自動的にログオフするようにリモート デスクトップを設定できます。その場合、リモート デスクトップで開いているアプリケーションは停止します。

n リモート デスクトップからログオフして切断する。

オプション アクション

リモート デスクトップから Windows の[スタート]メニューを使用してログオフします。

メニュー バーから [デスクトップ] - [切断してログオフ] を選択します。

この手順を使用すると、リモート デスクトップで開いているファイルが保存されずに終了します。

n リモート デスクトップが開いていないときにログオフします。

a デスクトップ ショートカットがあるホーム画面から、デスクトップを選択し、メニュー バーから [デスクトップ] - [ログオフ] を選択します。

b 入力を要求されたら、リモート デスクトップにアクセスするための認証情報を入力します。

この手順を使用すると、リモート デスクトップで開いているファイルが保存されずに終了します。

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Linux システムでの MicrosoftWindows デスクトップまたはアプリケーションの使用 4Linux 版 Horizon Client では、多くの機能がサポートされます。

この章では次のトピックについて説明します。

n Linux の機能サポート一覧

n 国際化

n キーボードとモニター

n ディスプレイのスケーリング機能の使用

n DPI 同期の使用

n USB デバイスの接続に USB リダイレクトを使用する

n Web カメラとマイクでリアルタイム オーディオ ビデオ機能を使用

n セッション共同作業機能の使用

n シームレス ウィンドウ機能の使用

n 公開アプリケーションへのドキュメントの保存

n リモート デスクトップでの仮想印刷機能の印刷設定

n テキストのコピーおよび貼り付け

n リモート デスクトップでの相対マウス機能の有効化

n シリアル ポート リダイレクトの使用

Linux の機能サポート一覧一部の機能は、Horizon Client のタイプによってサポートされる場合とされない場合があります。

エンド ユーザーにどの表示プロトコルと機能を使用できるようにするかを計画する場合、以下の情報を使用して、どのクライアント OS がこの機能をサポートするかを判断します。

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表 4‑1. Linux クライアントでサポートされるリモート デスクトップ機能

機能

Windows XP デスクトップ(ViewAgent 6.0.2 以前)

Windows Vista デスクトップ(ViewAgent 6.0.2 以前)

Windows 7 デスクトップ

Windows 8.x デスクトップ

Windows 10 デスクトップ

WindowsServer2008/2012 R2または

WindowsServer 2016デスクトップ

USB リダイレクト 制限あり 制限あり X X X X

リアルタイム オーディオビデオ (RTAV)

制限あり 制限あり X X X X

スキャナ リダイレクト

シリアル ポート リダイレクト

RDP 表示プロトコル 制限あり 制限あり X X X X

PCoIP 表示プロトコル

制限あり 制限あり X X X X

VMware Blast 表示プロトコル

X X X X

個人設定管理

Wyse MMR パートナー クライアント システムのみ、および RDP でのみ

パートナー クライアント システムのみ、および RDP でのみ

Windows MediaMMR

X X X

ロケーション ベースの印刷

制限あり 制限あり X X X X

仮想印刷 制限あり 制限あり X X X X

スマート カード 制限あり 制限あり X X X X

RSA SecurID またはRADIUS

制限あり 制限あり X X X X

シングル サインオン 制限あり 制限あり X X X X

複数のモニター 制限あり 制限あり X X X X

クライアント ドライブ リダイレクト

X X X X

Windows 10 デスクトップでは、View Agent 6.2 以降が必要です。Windows Server 2012 R2 デスクトップでは、View Agent 6.1 以降が必要です。Windows Server 2016 デスクトップでは、Horizon Agent 7.0.2 以降が必要です。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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VMware Blast を使用するには、Horizon Agent 7.0 以降が必要です。

重要 View Agent 6.1 以降のリリースでは、Windows XP および Windows Vista デスクトップはサポートされていません。これらのゲスト OS をサポートしている最後の View リリースは View Agent 6.0.2 です。Windows XPおよび Vista に関して Microsoft と拡張サポート契約を行っているお客様、およびこれらのゲスト OS システムに関して VMware と拡張サポート契約を行っているお客様は、View 接続サーバ 6.1 を使用して Windows XP およびVista デスクトップの View Agent 6.0.2 バージョンを展開できます。

RDS ホストで公開されたデスクトップの機能サポート

RDS ホストは、Windows リモート デスクトップ サービスと View Agent または Horizon Agentがインストールされたサーバ コンピュータです。RDS ホスト上のリモート デスクトップ セッションは複数のユーザーによる同時利用が可能です。RDS ホストには物理マシンまたは仮想マシンのいずれかを使用できます。

注 次の表には、サポートされている機能のみが記載されています。View Agent の最小バージョンを指定するテキストがある場合、「以降」というテキストは、Horizon Agent7.0.x 以降を含むことを示します。

表 4‑2. View Agent 6.0.x 以降、または Horizon Agent 7.0.x 以降がインストールされた RDS ホストでサポートされている機能

機能

Windows Server 2008 R2 RDS ホスト

Windows Server 2012 RDS ホスト

Windows Server 2016 RDS ホスト

RSA SecurID または RADIUS X X Horizon Agent 7.0.2 以降

スマート カード View Agent 6.1 以降 View Agent 6.1 以降 Horizon Agent 7.0.2 以降

シングル サインオン X X Horizon Agent 7.0.2 以降

RDP 表示プロトコル X X Horizon Agent 7.0.2 以降

PCoIP 表示プロトコル X X Horizon Agent 7.0.2 以降

VMware Blast 表示プロトコル Horizon Agent 7.0 以降 Horizon Agent 7.0 以降 Horizon Agent 7.0.2 以降

HTML Access View Agent 6.0.2 以降(仮想マシンのみ)

View Agent 6.0.2 以降(仮想マシンのみ)

Horizon Agent 7.0.2 以降

Windows Media MMR View Agent 6.1.1 以降 View Agent 6.1.1 以降 Horizon Agent 7.0.2 以降

クライアント ドライブのリダイレクト

View Agent 6.1.1 以降 View Agent 6.1.1 以降 Horizon Agent 7.0.2 以降

仮想印刷 View Agent 6.0.1 以降(仮想マシンのみ)

View Agent 6.0.1 以降(仮想マシンのみ)

Horizon Agent 7.0.2 以降(仮想マシンのみ)

ロケーション ベースの印刷 View Agent 6.0.1 以降(仮想マシンのみ)

View Agent 6.0.1 以降(仮想マシンのみ)

Horizon Agent 7.0.2 以降(仮想マシンのみ)

複数のモニター X X Horizon Agent 7.0.2 以降

リアルタイム オーディオビデオ(RTAV)

Horizon Agent 7.0.2 以降 Horizon Agent 7.0.2 以降 Horizon Agent7.0.3 以降

各ゲスト OS でサポートされるエディションについては、『Horizon 7 のインストール』を参照してください。

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固有機能の制限事項

Horizon Client for Linux を使用する Windows デスクトップでサポートされている機能には、以下の制限があります。

表 4‑3. 固有機能の要件

機能 要件

リアルタイム オーディオビデオ n サードパーティ ベンダーからのクライアント ソフトウェアでは、この機能には Horizon 7 5.2 FeaturePack 2 またはそれ以降が必要です。

n VMware からの Horizon Client では、この機能には View Agent 6.0.2 またはそれ以降が必要です。

VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルが必要です。

Windows Server 2008 R2 デスクトップ、RDS デスクトップ(仮想マシン RDS ホスト)、およびリモート アプリケーションの仮想印刷とロケーション ベースの印刷

n サードパーティ ベンダーからのクライアント ソフトウェアでは、この機能には VMware Horizon 6.0.1(with View) またはそれ以降が必要です。

n VMware からの Horizon Client では、この機能には View Agent 6.0.2 またはそれ以降が必要です。

VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルが必要です。

USB リダイレクト n サードパーティ ベンダーからのクライアント ソフトウェアでは、この機能には View 5.1 またはそれ以降が必要です。

n VMware からの Horizon Client では、この機能には View Agent 6.0.2 またはそれ以降が必要です。

VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルが必要です。

スマート カード シングルユーザー仮想マシン デスクトップでは、この機能には View Agent 6.0.2 またはそれ以降が必要です。

RDS ホストから提供されるセッションベースのデスクトップでは、この機能には View Agent 6.1 またはそれ以降が必要です。

クライアント ドライブのリダイレクト

View Agent 6.1.1 またはそれ以降。

注 Horizon Client を使用すると、リモート デスクトップだけでなく、リモートの Windows ベースのアプリケーションにも安全にアクセスできます。Horizon Client でアプリケーションを選択すると、ローカル クライアント デバイス上でそのアプリケーションのウィンドウが開きます。アプリケーションは、まるでローカルにインストールさ

れているかのように動作します。

接続サーバ 6.0 以降に接続している場合のみ、リモート アプリケーションを使用できます。RDS ホスト(発行アプリケーションおよび発行デスクトップを提供)でサポートされるオペレーティング システムについては、『Horizon 7のインストール』を参照してください。

注 各シン クライアント デバイスで使用可能な機能は、ベンダおよびモデルと、企業が採用する構成によって決定されます。シン クライアントのベンダおよびモデルについての詳細は、http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=vdmの『VMware 互換性ガイド』を参照してください。

上記の機能の詳細および制限事項については、『Horizon 7 プランニング ガイド』を参照してください。

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Linux デスクトップでサポートされる機能

View Agent 6.1.1 以降を使用している場合、いくつかの Linux ゲスト OS がサポートされます。サポートされている最新の Linux オペレーティング システムと機能については、『Horizon 7 for Linux デスクトップのセットアップ』ドキュメントを参照してください。

国際化

ユーザー インターフェイスとドキュメントは、英語、日本語、フランス語、ドイツ語、簡体字中国語、繁体字中国語、韓国語、およびスペイン語で利用可能です。

Ubuntu 10.4 Linux クライアント システムを使用していて、英語以外の言語でクライアント ユーザー インターフェイスを表示する場合、UTF-8 エンコーディングを使うロケールを使用するようにクライアント システムを設定する必要があります。

キーボードとモニター

リモート デスクトップでは、複数のモニターとすべてのタイプのキーボードを使用できます。特定の設定を実行すると、最高のユーザー エクスペリエンスを実現できます。

複数のモニターを使用する場合のベストプラクティス

以下は、リモート デスクトップで複数のモニターを正しく使うための推奨事項です。

n プライマリ モニターを最下部の左端のモニターとして定義します。

n Xinerama を有効にします。Xinerama を有効にしないと、プライマリ ディスプレイが正しく特定されないことがあります。

n 最上部の左端のモニターにメニュー バーが表示されます。たとえば、2 台のモニターを並べ、左のモニターの上部が右のモニターの上部よりも低い場合、右のモニターが最上部の左端のモニターになるため、メニュー バーは右のモニターに表示されます。

n 十分なビデオ RAM がある場合、最大 4 つまでのモニターを使用できます。

Ubuntu クライアント システムで 3 つ以上のモニターを使ってリモート デスクトップを表示するには、kernel.shmmax 設定を適切に構成する必要があります。次の公式を使用します。

<最高水平解像度> X <最高垂直解像度> X <モニターの最大数> X 4

たとえば、kernel.shmmax を 65536000 に手動で設定すれば、2560x1600 の画面解像度で 4 つのモニター

を使用できるようになります。

n Horizon Client は、Horizon Client の起動時に使用中のモニター設定を使用します。モニターをランドスケープからポートレート モードに変更したり、Horizon Client が動作中にクライアント システムに追加モニターを接続する場合、Horizon Client を再起動して新しいモニター設定を使用する必要があります。

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Horizon Clientは以下のモニター設定をサポートします。

n 2 台のモニターを使用する場合、同じモードにする必要はありません。たとえば、外部モニター接続されているノートパソコンを使用している場合、外部モニターはポートレート モードまたはランドスケープ モードにできます。

n Horizon Client 4.0 以前のバージョンで 3 台以上のモニターを使用する場合、モニターが同じモードで同じ画面解像度である必要があります。つまり、3 台のモニターを使用する場合、3 台すべてのモニターはポートレートモードまたは風景モードのどちらかにし、同じ画面解像度を使用する必要があります。

n 2 台のモニターを使用している場合に限り、モニターは、並べるか 2 つずつ重ねるか、または縦に重ねることができます。

n VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルを使用している状況ですべてのモニターを使用することを指定する場合は、使用する隣接したモニターのサブセットを指定できます。このためには、[デスクトップ選択] ウィンドウでデスクトップを右クリックし、[表示] ドロップダウン リストから [全画面表示 - すべてのモニター] を選択し、使用するモニターをクリックして選択します。

注 Ubuntu クライアント システムを使用している場合は、最上部の左端のモニターをモニターの 1 台として選択する必要があります。たとえば、4 台のモニターが存在し、2 台ずつ重ねている場合、上部の 2 台のモニターか左端の 2 台のモニターを選択する必要があります。

スクリーン解像度

画面解像度を設定する際は、以下のガイドラインを考慮に入れます。

n セカンダリ モニター上でリモート デスクトップを開き、そのモニター上で画面解像度を変更すると、リモートデスクトップはプライマリ モニターに移動します。

n 2 台のモニターを使用する場合は、PCoIP により、モニターごとに最大 2560 x 1600 の解像度で各モニターを個別に調節できます。3 台以上のモニターを使用する場合は、同じ画面解像度を使用する必要があります。

n VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルでは、リモート デスクトップの 4K (3840 x 2160)の画面解像度がサポートされます。サポートされる 4K ディスプレイの数は、デスクトップ仮想マシンのハードウェア バージョンと Windows のバージョンによって異なります。

ハードウェア バージョン Windows バージョン サポートされる 4K ディスプレイの数

10(ESXi 5.5.x 互換) 7、8、8.x、10 1

11(ESXi 6.0 互換) 7

(3D レンダリング機能が無効で、Windows Aero が無効の場合)

3

11 7

(3D レンダリング機能が有効の場合)

1

11 8、8.x、10 1

13 8、8.x、10 4

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リモート デスクトップには、View Agent 6.2 以降、または Horizon Agent7.0 以降がインストールされている必要があります。最高のパフォーマンスを得るために、2 GB の RAM と 2 個の vCPU がある仮想マシンを推奨します。この機能では、ネットワーク遅延が小さく、パッケージ損失率が低く、1000 Mbps のバンド幅が確保されるような良好なネットワーク環境が求められる場合があります。

注 リモート デスクトップの画面解像度が 3840 x 2160 (4K) に設定されると、画面上の項目が小さく表示される場合があり、リモート デスクトップの [画面の解像度] ダイアログ ボックスを使用してテキストやその他の項目を大きくできない場合があります。

n RDP を使用して複数のモニターを使用する場合、各モニターの解像度は個別に調節できません。

キーボードの制限

ほとんどの場合、リモート デスクトップと物理コンピュータのいずれを使用しても、キーボードの動作は同じです。以下は、発生する可能性のある制限のリストです。ただし、周辺機器のタイプおよびクライアント システム上のソフトウェアにより異なります。

n PCoIP 表示プロトコルを使用していて、クライアント システムが使用しているキーボード マップ(たとえば、日本語キーボードやドイツ語キーボード)をリモート デスクトップが検出するようにする場合は、View Agentに GPO を設定する必要があります。View PCoIP セッション変数 ADM テンプレート ファイルの一部として使用できる「[PCoIP ユーザー デフォルト入力言語の同期をオンにする]」ポリシーを使用します。詳細については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』を参照してください。

n マルチメディア キーボードのマルチメディア キーの一部が動作しない場合があります。たとえば、Music キーと My Computer キーは動作しない可能性があります。

n RDP を使用してデスクトップに接続し、Fluxbox ウィンドウ マネージャを使用している場合、リモート デスクトップでスクリーン セーバーが動作していると、一定の時間アイドル状態が続いた後、キーボードが動作を停止する可能性があります。

使用するウィンドウ マネージャに関係なく、VMware ではリモート デスクトップでスクリーン セーバーをオフにして、スリープ タイマーを指定しないことを推奨しています。

ディスプレイのスケーリング機能の使用

視覚障害者向けの画面や 4K モニターなどの高解像度画面を使用しているユーザーは、通常、クライアント システムで 100% より大きい DPI (Dots Per Inch) を設定してスケーリングを有効にしています。DPI の設定では、テキスト、アプリケーション、アイコンのサイズを制御します。DPI を低く設定すると小さく表示され、高く設定すると大きく表示されます。リモート デスクトップは、ディスプレイ スケーリング機能によってクライアント コンピュータのスケーリング設定に対応し、通常サイズで表示されます。

注 DPI スケーリング機能は Raspberry Pi デバイスでサポートされておらず、公開アプリケーションで動作しません。

DPI 同期機能を無効にするには、Horizon 管理者が [DPI 同期] グループ ポリシー設定を無効にする必要があります。詳細については、「DPI 同期の使用」を参照してください。

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複数のモニターがある環境で、画面スケーリング機能を使用しても、Horizon Client がサポートするモニター数や最大解像度は影響を受けません。画面スケーリングが許可され使用されている場合、システムの DPI 設定を基準にスケーリングされます。

この手順では、設定ファイルの 1 つを使用して、すべてのリモート デスクトップでディスプレイのスケーリングを有効または無効にする方法を説明します。

手順

1 テキスト エディタで ~/.vmware/view-preferences、/etc/vmware/view-default-config ま

たは /etc/vmware/view-mandatory-config 設定ファイルを開きます。

2 view.enableDisplayScaling 構成キーを設定します。

値を "TRUE" または "FALSE" に設定します。この設定を "FALSE" に設定すると、すべてのリモート デスク

トップでディスプレイのスケーリング機能が無効になります。この設定を行わないか、"TRUE"(デフォルト)

に設定すると、すべてのリモート デスクトップでディスプレイのスケーリングが有効になります。

3 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。

DPI 同期の使用DPI 同期機能により、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの DPI 設定とクライアント システムの DPI設定が確実に一致します。新しいリモート セッションを開始すると、Horizon Agent によりリモート セッションのDPI 値とクライアント システムの DPI 値とが一致するよう設定されます。

注 DPI 同期機能は、Raspberry Pi デバイスでサポートされていません。

DPI 同期機能によって、アクティブなリモート セッションの DPI 設定を変更することはできません。既存のリモートセッションに再接続する場合、ディスプレイのスケーリング機能によって、リモート デスクトップが適切にスケーリングされます。

DPI 同期機能は、デフォルトで有効になっています。Horizon 管理者は、[DPI 同期] エージェント グループ ポリシー設定を無効にして DPI 同期機能を無効にできます。構成の変更を有効にするには、ログアウトしてからもう一度ログインする必要があります。[DPI 同期] グループ ポリシーの設定については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントを参照してください。

DPI 同期機能とディスプレイのスケーリング機能の両方が有効になっている場合、一度に有効になるのはいずれかの機能だけです。DPI 同期がまだ有効になっていない場合にのみ(つまり、リモート デスクトップの DPI 設定とクライアント システムの DPI 設定が一致する前)、ディスプレイのスケーリングは実行され、DPI 設定が一致するとディスプレイのスケーリングは実行されなくなります。

仮想デスクトップの場合、DPI 同期機能は次のゲスト OS に対応します。

n 32 ビットまたは 64 ビットの Windows 7

n 32 ビットまたは 64 ビットの Windows 8.x

n 32 ビットまたは 64 ビットの Windows 10

n デスクトップとして構成されている Windows Server 2008 R2

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n デスクトップとして構成されている Windows Server 2012 R2

n デスクトップとして構成されている Windows Server 2016

公開デスクトップおよびアプリケーションでは、DPI 同期機能は次の RDS ホストでサポートされます。

n Windows Server 2012 R2

n Windows Server 2016

DPI 同期機能では、Horizon Agent 7.0.2 以降および Horizon Client 4.9 以降が必要です。

DPI 同期機能を使用するときのヒントを、次に説明します。

n DPI 設定が 100 パーセント以上になっているクライアント システムでリモート セッションを開始してから、100パーセント以上の異なる DPI 設定になっている別のクライアント システムで同じセッションを使用する場合、2番目のクライアント システムで DPI を同期するには、2 番目のクライアント システムでログアウトしてから再度ログインしてリモート セッションに戻る必要があります。

n Horizon 管理者が、Horizon Agent の [DPI 同期] グループ ポリシー設定の値を変更する場合、新しい設定を有効にするためにログアウトしてからもう一度ログインする必要があります。

USB デバイスの接続に USB リダイレクトを使用するUSB リダイレクト機能を使用すると、小型のフラッシュ ドライブなど、ローカルで接続された USB デバイスをリモート デスクトップまたは公開アプリケーションで使用できます。

USB リダイレクト機能を使用すると、ローカルのクライアント システムに接続されているほとんどの USB デバイスが Horizon Client のメニューで使用できるようになります。デバイスの接続や接続解除にもこのメニューを使用できます。

リモート デスクトップや公開アプリケーションへの USB デバイスの接続は、手動でも自動でも行うことができます。

重要 この手順では、Horizon Client を使用してリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに USB デバイスを自動接続する方法について説明しています。さらに、構成ファイルの使用、またはグループ ポリシーの作成により USB リダイレクトを構成できます。構成ファイルの使用に関する詳細については、第 6 章「Client での USB リダイレクトの構成」 を参照してください。グループ ポリシーの作成についての詳細は、『Horizon 7 でのデスクトップおよびアプリケーション プールの設定』を参照してください。

開始する前に

n リモート デスクトップや公開アプリケーションで USB デバイスを使用するには、Horizon 管理者側で USB 機能を有効にしておく必要があります。

このタスクには、Horizon Agent の USB リダイレクト コンポーネントのインストールが含まれ、USB リダイレクトに関するポリシー設定が含まれる場合もあります。詳細については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』のドキュメントおよび『「USB 構成プロパティの設定」』を参照してください。

n USB リダイレクト コンポーネントを Horizon Client にインストールする必要があります。このコンポーネントをインストールに含めていなかった場合、クライアントをアンインストールして、もう一度インストーラを実行

し、USB リダイレクト コンポーネントを追加します。

n 「USB リダイレクトの制限事項」 を確認してください。

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手順

n 手動で USB デバイスをリモート デスクトップに接続します。

a USB デバイスをローカル クライアント システムに接続します。

b Horizon Client メニュー バーから [USB デバイスの接続] をクリックします。

c USB デバイスを選択します。

デバイスは手動でローカル システムからリモート デスクトップにリダイレクトされます。

n USB デバイスを公開アプリケーションに接続します。

a デスクトップおよびアプリケーションの選択ウィンドウで、リモート アプリケーションを開きます。

アプリケーションの名前は、管理者がアプリケーションに構成した名前です。

b デスクトップおよびアプリケーションの選択ウィンドウで、アプリケーション アイコンを右クリックし、[設定] を選択します。

c 左側のペインで、[USB デバイス] を選択します。

d 右側のペインで、USB デバイスを選択し、[接続] をクリックします。

e アプリケーションを選択し、[OK] をクリックします。

注 リストのアプリケーション名は、アプリケーション自体から取得されるため、デスクトップおよびアプリケーションの選択ウィンドウに表示されるように管理者が構成したアプリケーション名と一致していない

場合があります。

これで、リモート アプリケーションで USB デバイスを使用できるようになりました。アプリケーションを閉じても、USB デバイスはすぐに解放されません。

f アプリケーションの使用が完了したら、USB デバイスを解放してローカル システムからアクセスできるようにするために、デスクトップおよびアプリケーションの選択ウィンドウで [設定] ウィンドウを再度開き、[USB デバイス] を選択して、[切断] を選択します。

n Horizon Client の起動時に USB デバイスがリモート デスクトップに自動的に接続されるように Horizon Clientを構成します。

このオプションはデフォルトで選択されています。

a USB デバイスを接続する前に、Horizon Client を起動してリモート デスクトップに接続します。

b Horizon Client メニュー バーから [USB デバイスの接続] をクリックします。

c [起動時に自動接続] を選択します。

d USB デバイスを挿入し、Horizon Client を再起動します。

Horizon Client を起動した後にローカル システムに接続する USB デバイスは、リモート デスクトップにリダイレクトされます。Horizon Client を起動した後にローカル システムに接続する USB デバイスは、リモート デスクトップにリダイレクトされます。

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n ローカル システムに USB デバイスを接続したときに、それらが自動的にリモート デスクトップに接続されるように Horizon Client を構成します。

Android ベースの Samsung スマートフォンおよびタブレットなど、MTP ドライバを使用するデバイスを接続するには、このオプションを有効にします。このオプションはデフォルトで選択されています。

a USB デバイスを接続する前に、Horizon Client を起動してリモート デスクトップに接続します。

b Horizon Client メニュー バーから [USB デバイスの接続] をクリックします。

c [挿入時に自動接続] を選択します。

d USB デバイスを接続します。

Horizon Client を起動した後にローカル システムに接続する USB デバイスは、リモート デスクトップにリダイレクトされます。

さらに、構成ファイル オプションの view.usbAutoConnectAtStartup および

view.usbAutoConnectOnInsert を使用して、USB デバイスの自動接続を設定できます。また、詳細につい

ては、「Horizon Client の設定およびコマンドライン オプション」 を参照してください。

数分経過しても、USB デバイスがリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに表示されない場合は、デバイスを一度クライアント コンピュータから取り外し、再度、挿入してみてください。

次に進む前に

USB のリダイレクトで問題がある場合、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』の USB リダイレクトのトラブルシューティングについてのトピックを参照してください。

USB リダイレクトの制限事項USB リダイレクト機能には、特定の制限があります。

n Horizon Client のメニューから USB デバイスにアクセスして、リモート デスクトップでそのデバイスを使用しているとき、ローカル コンピュータ上ではそのデバイスにアクセスできません。

n キーボードやポインティング デバイスなどのヒューマン インターフェイス デバイスを含め、メニューには表示されないが、リモート デスクトップには表示される USB デバイス。リモート デスクトップとローカル コンピュータは、これらのデバイスを同時に使用します。これらのデバイスとのやりとりは、ネットワーク遅延のため低速

になる場合があります。

n 大容量 USB ディスク ドライブは、リモート デスクトップに表示されるまでに数分かかる場合があります。

n USB デバイスによっては特定のドライバが必要になります。必要なドライバがまだリモート デスクトップにインストールされていない場合、USB デバイスをリモート デスクトップに接続するとドライバのインストールを求められます。

n Android ベースの Samsung 製スマート フォンやタブレットなどの MTP ドライバを使用する USB デバイスを接続する場合には、USB デバイスをリモート デスクトップに自動接続するように Horizon Client を設定する必要があります。そうしないと、メニュー項目を使用して USB デバイスを手動でリダイレクトしようとしても、デバイスを取り外して接続し直さない限りリダイレクトできません。

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n USB オーディオ デバイスのリダイレクトは、ネットワークの状態に依存し、信頼できません。一部のデバイスでは、アイドル状態のときでさえ、高いデータ スループットが必要です。オーディオ入力デバイスと出力デバイスは、リアルタイム オーディオビデオ機能で適切に動作します。これらのデバイスに対する USB リダイレクトを使用する必要はありません。

n 管理者ユーザーとして接続する場合を除き、公開デスクトップでは、リダイレクトされた USB ドライブをフォーマットできません。

注 USB イーサネット デバイス、タッチ画面デバイスなどの USB デバイスをリモート デスクトップや公開アプリケーションにリダイレクトしないでください。USB イーサネット デバイスをリダイレクトすると、クライアント システムはネットワーク接続を失います。タッチ画面デバイスをリダイレクトすると、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションではタッチ入力は受け付けますが、キーボード入力は受け付けません。リモート デスクトップや公開アプリケーションを USB デバイスと自動接続する設定を行っている場合は、特定のデバイスを除外するポリシーを設定できます。『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントの「USB デバイスのフィルタ ポリシー設定の構成」を参照してください。

Web カメラとマイクでリアルタイム オーディオ ビデオ機能を使用リアルタイム オーディオビデオ機能を使用すれば、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションでローカルクライアント システムの Web カメラまたはマイクを使用できます。リアルタイム オーディオビデオは、標準の会議アプリケーションやブラウザ ベースのビデオ アプリケーションと互換性があります。標準の Web カメラ、オーディオ USB デバイス、アナログ オーディオ入力をサポートします。

リアルタイム オーディオビデオ機能のセットアップ、およびエージェント マシンのフレーム レートとイメージの解像度の設定については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントを参照してください。クライアント システムでのこれらの設定については、VMware ナレッジベースの記事、『Setting Frame Rates andResolution for Real-Time Audio-Video on Horizon View Clients(Horizon View Client でのリアルタイム オーディオ-ビデオのフレームレートと解像度の設定)』 (http://kb.vmware.com/kb/2053644) を参照してください。

リアルタイム オーディオ ビデオ機能の適切なインストールと操作を検証するテスト アプリケーションをダウンロードするには、http://labs.vmware.com/flings/real-time-audio-video-test-application にアクセスしてください。このテスト アプリケーションは VMware Flings で提供されるため、テクニカル サポートは利用できません。

注 この機能は、サードパーティ ベンダーによって提供される Horizon Client for Linux のバージョン、またはVMware 製品ダウンロード Web サイトから入手できる Horizon Client ソフトウェアでのみ使用できます。

Webcam を使用できる場合Horizon 管理者がリアルタイム オーディオ ビデオ機能を構成していて、ユーザーが VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルを使用している場合は、内蔵またはローカル クライアント コンピュータに接続されたWeb カメラをリモート デスクトップまたは公開アプリケーションで使用できます。Skype、Webex、または Googleハングアウトなどの会議アプリケーションで Web カメラを使用できます。

Skype、Webex、または Google ハングアウトなどのアプリケーションをリモート デスクトップで設定するときに、アプリケーションのメニューから入力および出力デバイスを選択できます。仮想デスクトップの場合は、VMware 仮想マイクと VMware 仮想 Web カメラを選択できます。公開されたデスクトップとアプリケーションの場合には、リモート オーディオ デバイスと VMware 仮想 Web カメラを選択できます。

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多くのアプリケーションでは、入力デバイスを選択する必要はありません。

ローカル クライアント コンピュータが Web カメラを使用している場合、リモート セッションでは同時に使用できません。また、リモート セッションで Web カメラを使用している場合、ローカル クライアント コンピュータで同時に使用できません。

重要 エンドユーザーが USB Web カメラを使用している場合には、USB リダイレクトでデバイスを自動的に転送するようにクライアントを設定しないでください。Web カメラが USB リダイレクトによって接続すると、パフォーマンスが低下してビデオ チャットが困難になります。

複数の Web カメラがローカル クライアント コンピュータに接続されている場合、リモート セッションで優先的に使用する Web カメラを設定できます。

Linux クライアント システムでのデフォルトのマイクロフォンの選択クライアント システムに複数のマイクがある場合、1 つだけがリモート デスクトップで使用されます。デフォルトで使用するマイクロフォンを指定するために、クライアント システムの [サウンド] コントロールを使用できます。

リアルタイム オーディオ ビデオ機能を使用すれば、オーディオ入力デバイスおよびオーディオ出力デバイスは USBリダイレクトを使用せずに動作し、必要となるネットワーク バンド幅の量は大幅に削減されます。アナログ オーディオ入力デバイスもサポートされます。

この手順では、クライアント システムのユーザー インターフェイスからデフォルトのマイクロフォンを選択する方法について説明します。管理者が構成ファイルを編集して、優先するマイクロフォンを構成することもできます。

「Linux クライアント システムで優先する Web カメラまたはマイクロフォンの選択」を参照してください。

開始する前に

n USB マイクロフォンまたは他のタイプのマイクロフォンがインストールされ、クライアント システムで動作できる状態であることを確認します。

n リモート デスクトップ用に VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルを使用していることを確認します。

手順

1 Ubuntu グラフィカル ユーザー インターフェイスで、[システム] - [プリファレンス] - [サウンド] の順に選択します。

または、画面の上にあるツール バーの右側の [サウンド] アイコンをクリックします。

2 [Sound Preferences] ダイアログ ボックスの [入力] タブをクリックします。

3 優先するデバイスを選択して [閉じる] をクリックします。

Linux クライアント システムで優先する Web カメラまたはマイクロフォンの選択リアルタイム オーディオ ビデオ機能があり、クライアント システムに複数の Web カメラとマイクがある場合、1 台の Web カメラと 1 台のマイクだけをリモート デスクトップで使用できます。優先する Web カメラとマイクロフォンを指定するには、構成ファイルを編集します。

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優先する Web カメラまたはマイクロフォンは、使用できる場合はリモート デスクトップで使用され、使用できない場合は他の Web カメラまたはマイクロフォンが使用されます。

リアルタイム オーディオ ビデオ機能を使用すれば、Web カメラ、オーディオ入力デバイスおよびオーディオ出力デバイスは、USB リダイレクトを使用せずに動作し、必要となるネットワーク バンド幅量は大幅に削減されます。アナログ オーディオ入力デバイスもサポートされます。

/etc/vmware/config ファイルにプロパティを設定し、優先するデバイスを指定するには、特定のフィールドの

値を確定する必要があります。これらのフィールドの値については、ログ ファイルを検索できます。

n Web カメラについては、rtav.srcWCamId プロパティを Web カメラの UserId フィールドの値に設定し、

rtav.srcWCamName プロパティを Web カメラの Name フィールドの値に設定します。

rtav.srcWCamName プロパティには、rtav.srcWCamId プロパティよりも高い優先度が設定されていま

す。両方のプロパティでは、同じ Web カメラが指定されるはずです。これらのプロパティが異なる Web カメラを指定する場合、rtav.srcWCamName が存在する場合、このプロパティによって指定される Web カメラ

が使用されます。このプロパティが存在しない場合、rtav.srcWCamId によって指定される Web カメラが

使用されます。両方の Web カメラが見つからない場合、デフォルトの Web カメラが使用されます。

n オーディオ デバイスの場合、rtav.srcAudioInId プロパティを Pulse Audio device.description

フィールドの値に設定します。

開始する前に

優先する Web カメラ、優先するマイクロフォン、または両方のいずれを構成するかに応じて、所定の準備作業を実行します。

n USB webcam がインストールされ、クライアント システムで動作できる状態であることを確認します。

n USB マイクロフォンまたは他のタイプのマイクロフォンがインストールされ、クライアント システムで動作できる状態であることを確認します。

n リモート デスクトップ用に VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルを使用していることを確認します。

手順

1 クライアントを起動し、Web カメラまたはマイクロフォンのアプリケーションを開始して、カメラ デバイスまたはオーディオ デバイスの一覧がクライアント ログに出力されるようにします。

a 使用する Web カメラまたはオーディオ デバイスを接続します。

b vmware-view コマンドを使用して Horizon Client を起動します。

c 呼び出しを開始し、その後呼び出しを停止します。

このプロセスでログ ファイルが作成されます。

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2 Web カメラまたはマイクロフォンというログのエントリを探します。

a テキスト エディタでデバッグ ログ ファイルを開きます。

リアルタイム オーディオ ビデオのログ メッセージが出力されるログ ファイルは、/tmp/vmware-

<<username>>/vmware-RTAV-<<pid>>.log に保存されています。クライアント ログ

は、/tmp/vmware-<<username>>/vmware-view-<<pid>>.log に保存されています。

b ログ ファイルを検索して、接続されている Web カメラおよびマイクロフォンを参照しているログ ファイルのエントリを探します。

Web カメラを抽出する例を以下に示します。

main| I120: RTAV: static void VideoInputBase::LogDevEnum() - 3 Device(s) foundmain| I120: RTAV: static void VideoInputBase::LogDevEnum() - Name=UVC Camera (046d:0819) UserId=UVC Camera (046d:0819)#/sys/devices/pci0000:00/0000:00:1a.7/usb1/1-3/1-3.4/1-3.4.5 SystemId=/dev/video1main| I120: RTAV: static void VideoInputBase::LogDevEnum() - Name=gspca main driver UserId=gspca main driver#/sys/devices/pci0000:00/0000:00:1a.7/usb1/1-3/1-3.4/1-3.4.7 SystemId=/dev/video2main| I120: RTAV: static void VideoInputBase::LogDevEnum() -

Name=Microsoft® LifeCam HD-6000 for Notebooks UserId=Microsoft® LifeCam HD-6000 for Notebooks#/sys/devices/pci0000:00/0000:00:1a.7/usb1/1-3/1-3.6 SystemId=/dev/video0main| W110: RTAV: static bool AudioCaptureLin::EnumCaptureDevices(MMDev::DeviceList&) - enumeration data unavailable

オーディオ デバイスとそれぞれの現在のオーディオ レベルを抽出する例を以下に示します。

vthread-18| I120: RTAV: bool AudioCaptureLin::TriggerEnumDevices() - Triggering enumerationvthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioGetSourceCB(pa_context*, const pa_source_info*, int, void*) - PulseAudio Get Source (idx=1 'alsa_output.usb-Logitech_Logitech_USB_Headset-00-Headset.analog-stereo.monitor' 'Monitor of Logitech USB Headset Analog Stereo')

vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioGetSourceCB(pa_context*, const pa_source_info*, int, void*) - channel:0 vol:65536vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioGetSourceCB(pa_context*, const pa_source_info*, int, void*) - channel:1 vol:65536vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioGetSourceCB(pa_context*, const pa_source_info*, int, void*) - PulseAudio Get Source (idx=2 'alsa_input.usb-Logitech_Logitech_USB_Headset-00-Headset.analog-mono'

'Logitech USB Headset Analog Mono')

vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioGetSourceCB(pa_context*, const pa_source_info*, int, void*) - channel:0 vol:98304vthread-18| I120: RTAV: static void

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AudioCaptureLin::PulseAudioGetSourceCB(pa_context*, const pa_source_info*, int, void*) - PulseAudio Get Source (idx=3 'alsa_output.usb-Microsoft_Microsoft_LifeChat_LX-6000-00-LX6000.analog-stereo.monitor' 'Monitor of Microsoft LifeChat LX-6000 Analog Stereo')

vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioGetSourceCB(pa_context*, const pa_source_info*, int, void*) - channel:0 vol:65536

選択したデバイスのいずれかのソース オーディオ レベルが PulseAudio 基準を満たしていない場合 (ソースが 100% (0dB) に設定されていない場合)、または選択したソース デバイスがミュートになっている場合は、以下の警告が表示されます。

vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioSourceInfoCB(pa_context*, const pa_source_info*, int, void*) - Note, selected device channel volume: 0: 67%vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioSourceInfoCB(pa_context*, const pa_source_info*, int, void*) - Note, selected device channel is muted

3 デバイスの記述をコピーし、それを利用して /etc/vmware/config ファイルに正しくプロパティを設定し

ます。

Web カメラの例では、Microsoft® LifeCam HD-6000 for Notebooks と Microsoft®LifeCam HD-6000 for Notebooks#/sys/devices/pci0000:00/0000:00:1a.

7/usb1/1-3/1-3.6 をコピーして、優先される Web カメラとして Microsoft の Web カメラを指定し、次

のようにプロパティを設定します。

rtav.srcWCamName = “Microsoft® LifeCam HD-6000 for Notebooks”rtav.srcWCamId = “Microsoft® LifeCam HD-6000 for Notebooks#/sys/devices/pci0000:00/0000:00:1a.7/usb1/1-3/1-3.6”

この例では、rtav.srcWCamId プロパティを "Microsoft" に設定することもできます。

rtav.srcWCamId プロパティは、部分および完全一致の両方をサポートします。rtav.srcWCamName プ

ロパティは、完全一致のみをサポートします。

オーディオ デバイスの場合には、たとえば Logitech ヘッドセットを優先オーディオ デバイスとして指定するために Logitech USB Headset Analog Mono をコピーし、プロパティを次のように設定します。

rtav.srcAudioInId="Logitech USB Headset Analog Mono"

4 変更を保存し、/etc/vmware/config 構成ファイルを閉じます。

5 デスクトップ セッションをログオフして、新しいセッションを開始します。

セッション共同作業機能の使用

セッション共同作業機能を使用すると、他のユーザーを既存のリモート デスクトップ セッションに招待できます。

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リモート デスクトップ セッションに参加するユーザーの招待リモート デスクトップでセッション共同作業機能を有効にすると、他のユーザーを既存のリモート デスクトップ セッションに招待できます。

デフォルトでは、セッション共同作業の招待状を E メールまたはインスタント メッセージ (IM) で送信できます。また、リンクをクリップボードにコピーして、ユーザーに転送することもできます。招待状を E メールで送信するには、E メール アプリケーションがインストールされている必要があります。招待状を IM で送信するには、Skype forBusiness がインストールされ、設定されている必要があります。招待できるのは、サーバで認証可能なドメインのユーザーだけです。デフォルトでは、最大 5 人のユーザーを招待できます。

セッション共同作業機能には次の制限があります。

n 複数のモニターを使用している場合、プライマリ モニターにのみセッション共同作業者が表示されます。

n リモート デスクトップ セッションを作成するときに、VMware Blast 表示プロトコルを選択する必要があります。セッション共同作業機能は、PCoIP または RDP セッションに対応していません。

n H.264 ハードウェア エンコードに対応していません。セッション オーナーがハードウェア エンコードを使用しているときに、共同作業者がセッションに参加すると、両方ともソフトウェア エンコードに戻ります。

n 匿名で共同作業を行うことはできません。セッション共同作業者は、Horizon がサポートする認証メカニズムで識別可能でなければなりません。

n セッション共同作業者が Horizon Client 4.7 for Windows、Mac、または Linux をインストールしているか、HTML Access 4.7 以降を使用する必要があります。セッション共同作業者がサポート対象外の Horizon Clientバージョンを使用している場合、共同作業のリンクをクリックすると、エラー メッセージが表示されます。

n セッションの共同作業機能は、Linux リモート デスクトップ セッションや公開アプリケーション セッションの共有には使用できません。

開始する前に

リモート デスクトップ セッションに参加するユーザーを招待するには、Horizon 管理者がセッション共同作業機能を有効にする必要があります。

これにより、デスクトップ プールまたはファーム レベルでセッション共同作業機能を有効にします。また、グループ ポリシーを使用して、使用可能な招待方法などのセッション共同作業機能を設定することもできます。詳しい要件については、「セッション共同作業機能の要件」を参照してください。

デスクトップ プールでセッション共同作業機能を有効にする方法については、『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』ドキュメントを参照してください。ファームでセッション共同作業機能を有効にする方法については、

『Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ』ドキュメントを参照してください。グループ ポリシー設定を使用してセッション共同作業機能を設定する方法については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントを参照してください。

手順

1 セッション共同作業機能が有効になっているリモート デスクトップに接続します。

VMware Blast 表示プロトコルを使用する必要があります。

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2リモート デスクトップのシステム トレイで、VMware Horizon Collaboration のアイコン(たとえば、 )

をクリックします。

共同作業のアイコンは、Windows オペレーティング システムのバージョンによって異なります。

3 VMware Horizon Collaboration のダイアログ ボックスが開いたら、リモート デスクトップ セッションに参加するユーザーのユーザー名(たとえば、testuser、domain\testuser)またはメール アドレスを入力し

ます。

特定のユーザーのユーザー名またはメール アドレスを初めて入力する場合には、[「<user>」の検索]をクリックしてカンマを入力するか、[Enter] キーを押してユーザーを検証する必要があります。ユーザー名またはメールアドレスを次に入力したときに、セッション共同作業機能がユーザーを記憶します。

デフォルトでは、最大 5 人のユーザーを招待できます。Horizon 管理者は、招待できるユーザーの最大数を変更できます。

4 招待方法を選択します。

デフォルトでは、次の招待方法を選択できます。Horizon 管理者は、E メールまたは IM での招待を無効にできます。

オプション アクション

E メール 共同作業の招待状をクリップボードにコピーし、デフォルトのメール アプリケーションで新しいメール メッセージを開きます。この方法で招待する場合には、メール アプリケーションがインストールされている必要があります。

IM 共同作業の招待状をクリップボードにコピーし、Skype for Business で新しいウィンドウを開きます。Ctrl + V キーを押し、Skype for Business のウィンドウにリンクを貼り付けます。この方法で招待するには、Skype for Business がインストールされ、設定されている必要があります。

リンクのコピー 共同作業の招待状をクリップボードにコピーします。メモ帳などの別のアプリケーションを

手動で開き、Ctrl + V キーを押して招待状を貼り付ける必要があります。

招待状の送信後、VMware Horizon Collaboration のアイコンがデスクトップに表示され、共同作業セッションのユーザー インターフェイスがダッシュボードに変わり、共同作業セッションの現在の状態が表示されます。ここで、特定のアクションを実行できます。

セッション共同作業者が招待を受け入れ、セッションに参加すると、システム トレイの VMware HorizonCollaboration のアイコンが赤いドットで表示され、ユーザーの参加が通知されます。

次に進む前に

VMware Horizon Collaboration のダイアログ ボックスで、共同作業セッションを管理します。「共同作業セッションの管理」を参照してください。

共同作業セッションの管理

招待状の送信後、共同作業セッションのユーザー インターフェイスがダッシュボードに変わり、共同作業セッションの現在の状態が表示されます。ここで、特定のアクションを実行できます。

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開始する前に

共同作業セッションを開始します。「リモート デスクトップ セッションに参加するユーザーの招待」を参照してください。

手順

1 リモート デスクトップで、システム トレイにある VMware Horizon Collaboration のアイコンをクリックするか、デスクトップにある VMware Horizon Collaboration のアイコンをダブルクリックします。

[名前] 列に、すべてのセッション共同作業者の名前が表示され、[ステータス] 列に共同作業者の状態が表示されます。

2 VMware Horizon セッション共同作業のダッシュボードを使用して、共同作業セッションを管理します。

オプション アクション

招待を取り消すか、共同作業者を削除する [ステータス] 列で [削除] をクリックします。

別のセッション共同作業者にコントロールを渡す セッション共同作業者がセッションに参加した後、[コントロール] 列のスイッチを [オン] に切り替えます。

セッションの制御を再開するには、ダブルクリックするか、任意のキーを押します。セッショ

ン共同作業者は、[コントロール] 列のスイッチを [オフ] に切り替えるか、[コントロールを返す] ボタンをクリックすると、コントロールを返すことができます。

共同作業者を追加する [共同作業者を追加] をクリックします。

共同作業セッションを終了する [共同作業を終了] をクリックします。アクティブな共同作業者がすべて切断されます。

デスクトップで VMware Horizon セッション共同作業のアイコンをクリックし、[停止] ボタンをクリックしても、共同作業セッションを終了できます。

共同作業セッションへの参加

共同作業セッションに参加するには、共同作業の招待状のリンクをクリックします。このリンクは、E メールやインスタント メッセージで提供される場合も、セッション オーナーから転送された文書に含まれている場合もあります。また、サーバにログインして、リモート デスクトップとアプリケーションの選択ウィンドウで共同作業セッションのアイコンをダブルクリックすることもできます。

ここでは、共同作業の招待状から共同作業セッションに参加する方法について説明します。

注 クラウド ポッド アーキテクチャ環境では、セッション オーナーのポッドにログインする場合を除き、サーバにログインして共同作業セッションに参加することはできません。

共同作業セッションで次のリモート デスクトップ機能を使用することはできません。

n USB リダイレクト

n リアルタイム オーディオビデオ (RTAV)

n マルチメディア リダイレクト

n クライアント ドライブのリダイレクト

n スマート カード リダイレクト

n 仮想印刷

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n クリップボード リダイレクト

共同作業セッションでは、リモート デスクトップの解像度を変更できません。

開始する前に

共同作業セッションに参加するには、クライアント システムに Horizon Client 4.7 for Windows、Mac、またはLinux がインストールされているか、HTML Access 4.7 以降を使用する必要があります。

手順

1 共同作業の招待状にあるリンクをクリックします。

クライアント システムで Horizon Client が開きます。

2 認証情報を入力して、Horizon Client にログインします。

認証に成功すると、共同作業セッションが開始し、セッション オーナーのリモート デスクトップが表示されます。セッション オーナーからマウスとキーボードのコントロールが渡されると、リモート デスクトップが使用できるようになります。

3 マウスとキーボードのコントロールをセッション オーナーに返すには、システム トレイにある VMware Horizonセッション共同作業のアイコンをクリックします。[コントロール] 列のスイッチを [オフ] に切り替えるか、[コントロールを返す] ボタンをクリックします。

4 共同作業セッションを終了するには、[オプション] - [切断] の順にクリックします。

シームレス ウィンドウ機能の使用シームレス ウィンドウ機能を使用すると、ローカルで実行されるアプリケーションと同様に、リモート デスクトップで実行されているアプリケーションを操作できます。

Horizon Client 4.9 for Linux 以降では、シームレス ウィンドウ機能がデフォルトで有効になっており、サポートされているすべての Linux システムで使用できます。

公開アプリケーションへのドキュメントの保存

Microsoft Word、WordPad などの特定の公開アプリケーションを使ってドキュメントを作成したり保存したりできます。これらドキュメントの保存場所は、企業のネットワーク環境によります。たとえば、ドキュメントがローカル

のコンピュータにマウントされたホーム共有に保存される場合があります。

Horizon 管理者は、[リモート デスクトップ サービス ユーザー ホーム ディレクトリの設定] という RDS プロファイル グループ ポリシー設定を使用して、ドキュメントの保存先を指定できます。詳細については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』を参照してください。

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リモート デスクトップでの仮想印刷機能の印刷設定仮想印刷機能を使用すると、リモート デスクトップに追加のプリンタ ドライバをインストールすることなく、リモート デスクトップからローカルまたはネットワーク プリンタを使用できます。この機能で使用可能なプリンタごとに、データ圧縮、印刷品質、両面印刷、カラーなどの環境設定を行うことができます。

重要 仮想印刷機能は、VMware 製品ダウンロード Web サイトから入手できる Horizon Client 3.2 以降のリリースまたはサードパーティ ベンダーによって提供される Horizon Client for Linux のバージョンでのみ使用できます。

この機能には次の要件もあります。

n リモート デスクトップには、View Agent 6.0.2 以降、または Horizon Agent 7.0 以降がインストールされている必要があります。

n VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルを使用している必要があります。

VMware シン クライアントおよびゼロ クライアント パートナーの詳細については、http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=vdm の『VMware 互換性ガイド』(英語版)を参照してください。サードパーティ ベンダーから提供されているクライアント ソフトウェアについては、VMware Blast、PCoIP、または FreeRDP 表示プロトコルを使用している必要があります。この機能はrdesktop では動作しません。

ローカル クライアント コンピュータにプリンタを追加すると、Horizon Client がこのプリンタをリモート デスクトップで使用可能なプリンタのリストに追加します。何も構成する必要はありません。管理者権限があれば、仮想プ

リンタ コンポーネントと競合することなく、リモート デスクトップにプリンタ ドライバをインストールできます。

重要 この機能は次の種類のプリンタには使用できません。

n USB リダイレクト機能を使用してリモート デスクトップの仮想 USB ポートに接続する USB プリンタ。

リモート デスクトップで仮想印刷機能を使用するには、リモート デスクトップから USB プリンタを切断する必要があります。

n ファイルに出力するための Windows 機能。

Print(印刷) ダイアログ ボックスで [Print to file(ファイルへ出力)] を選択しても動作しません。ファイルを作成するプリンタ ドライバを使用すると動作します。たとえば、PDF ライターを使用すると PDF ファイルに出力できます。

この手順は、Windows 7 または Windows 8.x のリモート デスクトップに適用されます。他のタイプの Windowsリモート デスクトップの場合、手順は似ていますが、完全に一致しているわけではありません。

開始する前に

エージェントの仮想印刷コンポーネントがリモート デスクトップにインストールされていることを確認します。リモート デスクトップのファイル システムで C:\Program Files\Common Files\ThinPrint フォルダが

存在することを確認します。

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仮想印刷を使用するには、Horizon 管理者がリモート デスクトップの仮想印刷機能を有効にする必要があります。このタスクには、エージェントのインストーラーで [仮想印刷] の設定オプションを有効にすることが含まれます。仮想印刷の動作を制御するポリシーの設定が含まれる場合もあります。詳細については、『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』または『Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ』を参照してください。

手順

1 Windows 7 または Windows 8.x のリモート デスクトップでは、[スタート] - [デバイスとプリンタ] をクリックします。

2 [デバイスとプリンタ] ウィンドウでデフォルト プリンタを右クリックし、コンテキスト メニューから [プリンタプロパティ] を選択し、プリンタを選択します。

仮想プリンタは、View Agent 6.2 以降または Horizon Agent 7.0 以降がインストールされている場合に、RDSホストで公開されたデスクトップにおいて <<printer_name>(s<session_ID>)> として表示され、シングルユーザー仮想マシン デスクトップにおいて <<printer_name>> として表示されます。View Agent 6.1 以前がリモート デスクトップにインストールされている場合、仮想プリンタは <<printer_name>#:<number>> として表示されます。

3 [プリンタ プロパティ] ウィンドウで、[デバイス設定] タブをクリックし、使用する設定を指定します。

4 [全般] タブで、[環境設定] をクリックして使用する設定を指定します。

5 [印刷設定] ダイアログ ボックスで、異なるタブを選択して使用する設定を指定します。

[ページ調整] の詳細設定については、VMware はデフォルト設定を推奨しています。

6 [OK] をクリックします。

テキストのコピーおよび貼り付け

リモート デスクトップや公開アプリケーションにテキストをコピーしたり、リモート デスクトップや公開アプリケーションからテキストをコピーできます。Horizon 管理者は、クライアント システムからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションへのコピー アンド ペースト操作のみを許可する、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションからクライアント システムへのコピー アンド ペースト操作のみを許可する、その両方を許可する、またはどちらも許可しないように、この機能を設定できます。

この機能は、VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルを使用する場合に使用できます。リモートアプリケーションは、Horizon 6.0 以降でサポートされます。

Horizon 管理者は、View Agent または Horizon Agent をリモート デスクトップに関連付けるグループ ポリシーオブジェクト (GPO) を使用して、コピー アンド ペースト機能を設定できます。詳細については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントでポリシーの設定に関する章を参照してください。

Horizon Client からリモート デスクトップまたはアプリケーション、あるいはその逆にテキストをコピーできますが、貼り付けたテキストはプレーン テキストになります。

画像をコピーおよび貼り付けできません。リモート デスクトップとクライアント コンピュータのファイル システム間では、ファイルもコピー アンド ペーストできません。

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クライアントのクリップボードのメモリ サイズの構成Horizon 7 バージョン 7.0.1 以降および Horizon Client 4.1 以降では、サーバとクライアントの両方についてクリップボード メモリ サイズを構成できます。

PCoIP または VMware Blast セッションが確立されると、サーバはクライアントにクリップボード メモリ サイズを送信します。有効なクリップボード メモリ サイズは、サーバとクライアントのクリップボード メモリ サイズの値の小さい方となります。

クライアント クリップボードのメモリ サイズを設定するには、次のパラメータを 3 つの構成ファイルのいずれかに追加します。~/.vmware/config、/usr/lib/vmware/config、または /etc/vmware/config。

mksvchan.clipboardSize=<value>

<value> は、クライアントのクリップボードのメモリ サイズ (KB) です。最大値である 16384 KB を指定できます。0 を指定する場合、または値を指定しない場合、クライアントのクリップボードのメモリ サイズは、デフォルトで8192 KB (8 MB) になります。

Horizon Client は、次の順序で構成ファイルのクリップボードのメモリ サイズを検索し、ゼロ以外の値が見つかるとすぐに、停止します。

1 ~/.vmware/config

2 /usr/lib/vmware/config

3 /etc/vmware/config

ネットワークによっては、クリップボードのメモリ サイズを大きくすると、パフォーマンスに悪影響が及ぶ場合があります。クリップボードのメモリ サイズは、16 MB を超える値に設定しないことを推奨します。

リモート デスクトップでの相対マウス機能の有効化3D アプリケーションがリモート デスクトップで使用されている時に VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルを使用する場合、相対マウス機能を有効にするとマウスのパフォーマンスが向上します。

ほとんどの状況で、3D レンダリングを必要としないアプリケーションを使用している場合は、Horizon Client は絶対座標を使用してマウス ポインタの移動に関する情報を転送します。絶対座標を使用すれば、クライアントはマウスの移動をローカルで描画し、これはパフォーマンスが改善され、特に企業ネットワークの外にいる場合は顕著です。

AutoCAD や 3D のビデオ ゲームの再生などのグラフィックスを多用するアプリケーションを使用する必要がある業務では、絶対座標ではなく相対座標を使用する相対マウス機能を有効にしてマウスのパフォーマンスを改善できます。

デフォルトでは、Horizon Client 相対マウス機能は有効になっていません。~/.vmware/view-preferences

ファイルにある view.enableRelativeMouse 構成キーを使用すると、Horizon Client 相対マウスを有効また

は無効にし、Horizon Client ユーザー インターフェイスでのユーザーによる設定の変更を防ぐことができます。相対マウスの設定は、エンド ユーザーがサーバに接続する前に行う必要があります。この設定は、現在のデスクトップ接続セッションに適用されます。~/.vmware/view-preferences ファイルを使用して Horizon Client 相対マ

ウスの設定を行った場合、サーバに接続した後にエンド ユーザーが設定の変更を行うことはできません。

相対マウス機能を有効にすると、企業ネットワークの外 (WAN) ではパフォーマンスが遅くなることがあります。

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開始する前に

Horizon 管理者は、デスクトップ プールで 3D レンダリングをオンにする必要があります。プールの設定および 3Dレンダリングで使用できるオプションの詳細については、『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』または『Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ』を参照してください。

手順

1 Horizon Client を起動し、サーバにログインします。

2 リモート デスクトップを右クリックして、[VMware Blast] または [PCoIP] を選択します。

3 リモート デスクトップに接続します。

4 Horizon Client メニュー バーから [接続] - [相対マウスを有効化] の順に選択します。

オプションが切り替わります。相対マウス機能を無効にするには、もう一度 [接続] - [相対マウスを有効化] の順に選択します。

注 全画面表示モードではなくウィンドウ モードで Horizon Client を使用して相対マウス機能を有効にすると、マウス ポインタを Horizon Client メニュー オプションに移動したり、Horizon Client ウィンドウの外にポインタを移動できなくなることがあります。この状態を解決するには、<Ctrl>+<Alt> を押します。

シリアル ポート リダイレクトの使用シリアル ポート リダイレクトを使用すると、内蔵の RS232 ポートまたは USB シリアル アダプタなどの、ローカルに接続されたシリアル (/dev/ttyS) ポートをリダイレクトできます。プリンタ、バーコード リーダー、およびその他のシリアル デバイスをこれらのポートに接続して、RDS でホストされたデスクトップで使用できます。

Horizon 管理者がシリアル ポート リダイレクト機能を設定しており、VMware Blast 表示プロトコルを使用している場合、それ以上構成しなくても、RDS でホストされたデスクトップでシリアル ポート リダイレクトが動作します。たとえば、ローカル クライアント システムの /dev/ttyS0 は、RDS でホストされたデスクトップの COM1 にリダイレクトされます。シリアル ポート /dev/ttyS1 は COM2 としてリダイレクトされます。/dev/ttyS ポートがすでに使用されている場合は、競合を回避するためにマッピングされます。たとえば、COM1 と COM2 が RDS でホストされたデスクトップに存在している場合、クライアント システムの /dev/ttyS0 は、デフォルトで COM3 にマッピングされます。

ローカル クライアント システムにはデバイス ドライバがインストールされている必要がありますが、RDS でホストされたデスクトップにデバイス ドライバをインストールする必要はありません。たとえば、ローカル クライアントシステムで動作させるために特定のデバイス ドライバが必要となる USB シリアル変換アダプタを使用する場合、クライアント システムのみにこれらのドライバをインストールする必要があります。

重要 USB シリアル変換アダプタに接続するデバイスを使用している場合、Horizon Client の [USB デバイスを接続] メニューからデバイスを接続しないでください。これにより、USB リダイレクトでデバイスがルーティングされ、シリアル ポート リダイレクト機能がバイパスされます。

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シリアル ポート リダイレクト機能の使用のヒントn システム トレイまたは RDS でホストされたデスクトップの通知領域にあるシリアル ポート アイコン( )をク

リックして、マッピングされた /dev/ttyS ポートを接続、切断、およびカスタマイズします。

シリアル ポート アイコンをクリックすると、[VMware Horizon のシリアル COM リダイレクト] コンテキストメニューが表示されます。管理者が設定をロックしている場合、コンテキスト メニューの項目がグレーアウトされます。Horizon 管理者がシリアル ポート リダイレクト機能を設定し、すべての要件を満たしている場合にのみ、アイコンが表示されます。詳細については、「シリアル ポート リダイレクトのシステム要件」を参照してください。

n コンテキスト メニューで、ポートは [「<ポート>」 が 「<ポート>」にマップされました] と表示されます。たとえば、[/dev/ttyS0 が COM1 にマッピングされました] と表示されます。最初のポート(この例では /dev/ttyS0)は、物理ポートまたはローカル クライアント システムの USB シリアル変換アダプタです。2 番目のポート(この例では COM1)は、RDS でホストされたデスクトップで使用されるポートです。

n [Port Properties] コマンドを選択するには、/dev/ttyS ポートを右クリックします。

[COM プロパティ] ダイアログ ボックスで、RDS でホストされたデスクトップ セッションが開始したときに自動的に接続するポートを構成できます。また、いくつかのモデムおよびその他のデバイスで必要となる DSR(データセットレディー信号)を無視できます。

また、RDS でホストされたデスクトップで使用するポート番号を変更できます。たとえば、クライアント システムの /dev/ttyS0 ポートが RDS でホストされたデスクトップの COM3 にマッピングされている場合、ポート番号を COM1 に変更できます。COM1 が RDS でホストされたデスクトップに存在する場合、[COM1(重複)]と表示される場合があります。この重複したポートはそのまま使用できます。RDS でホストされたデスクトップは、サーバのポートおよびクライアント システムのポートからもシリアル データを受信できます。

n マッピングされた COM ポートに接続するには、[接続] を選択して、RDS でホストされたデスクトップでポートを使用します。

リダイレクトされた COM ポートが開いており、RDS でホストされたデスクトップで使用されている場合、ローカル コンピュータでこのポートにアクセスできません。逆に、/dev/ttyS ポートがローカル コンピュータで使用中であれば、RDS でホストされたデスクトップでこのポートにアクセスできません。

n 次に、[切断] コマンドを使用して切断して、クライアント コンピュータでこの物理 COM ポートを利用可能にできます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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Horizon Client のトラブルシューティング 5Horizon Client の大部分の問題は、リモート デスクトップや公開アプリケーションをリセットするか、Horizon Clientを再インストールすると解決できます。

この章では次のトピックについて説明します。

n リモート デスクトップの再起動

n リモート デスクトップまたは公開アプリケーションのリセット

n Horizon Client for Linux のアンインストール

n キーボード入力の問題

n Workspace ONE モードでのサーバへの接続

リモート デスクトップの再起動リモート デスクトップのオペレーティング システムが応答しない場合、リモート デスクトップの再起動が必要になることがあります。リモート デスクトップの再起動は、Windows オペレーティング システムの再起動コマンドと似ています。通常、リモート デスクトップのオペレーティング システムは、再起動の前に未保存データを保存するように求めます。

Horizon 管理者がリモート デスクトップの再起動機能を有効にしている場合にのみ、リモート デスクトップを再起動できます。

デスクトップの再起動機能を有効する操作の詳細については、『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』または『Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ』を参照してください。

開始する前に

ユーザー名とパスワード、RSA SecurID ユーザー名とパスワード、RADIUS 認証ユーザー名とパスワード、スマートカード個人識別番号 (PIN) などのログイン認証情報を取得します。

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手順

u [再起動] コマンドを使用します。

オプション アクション

デスクトップで メニュー バーから [接続] - [デスクトップの再起動] を選択します。

デスクトップ選択ウィンドウから リモート デスクトップを選択し、メニュー バーから [接続] - [デスクトップの再起動] を選択します。

Horizon Client から、再起動を確認するように求められます。

リモート デスクトップのオペレーティング システムが再起動し、Horizon Client がリモート デスクトップから切断され、ログオフされます。

次に進む前に

システムが完全に再起動するまで待機してから、リモート デスクトップへの再接続します。

リモート デスクトップを再起動しても問題が解決しない場合、リモート デスクトップをリセットする必要がある場合があります。「リモート デスクトップまたは公開アプリケーションのリセット」を参照してください。

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションのリセットデスクトップ オペレーティング システムが応答を停止し、リモート デスクトップを再起動しても問題が解決しない場合は、リモート デスクトップをリセットする必要がある場合があります。公開アプリケーションをリセットすると、開いているすべてのアプリケーションが終了します。

リモート デスクトップをリセットする操作は、物理的な PC を強制的に再起動するときに PC のリセット ボタンを押す操作と同じです。リモート デスクトップで開いているすべてのファイルが閉じられますが、保存されません。

公開アプリケーションをリセットすると、未保存のデータを保存せずにアプリケーションを終了します。複数の RDSサーバ ファームから提供されているアプリケーションであっても、開いているリモート アプリケーションはすべて閉じられます。

Horizon 管理者がリモート デスクトップのリセット機能を有効にしている場合にのみ、リモート デスクトップをリセットできます。

デスクトップのリセット機能を有効する操作の詳細については、『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』または『Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ』を参照してください。

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手順

u [リセット] コマンドを使用します。

オプション アクション

デスクトップ内からリモート デスクトップをリセットする

メニュー バーから [接続] - [リセット] を選択します。

デスクトップとアプリケーションの選択ウィン

ドウからリモート デスクトップをリセットするリモート デスクトップを選択し、メニュー バーから [接続] - [リセット] を選択します。

デスクトップとアプリケーションの選択ウィン

ドウから公開アプリケーションをリセットする

ウィンドウの右上隅の [設定] ボタン(歯車のアイコン)をクリックし、左ペインの [アプリケーション] を選択して、[リセット]、[続行] の順にクリックします。

URI (Uniform Resource Identifier) を使用して、リモート デスクトップまたはアプリケーションをリセットすることもできます。構文の詳細と例については、「URI を使用した Horizon Client の構成」を参照してください。

リモート デスクトップをリセットすると、リモート デスクトップのオペレーティング システムが再起動し、Horizon Client がリモート デスクトップから切断され、ログオフされます。公開アプリケーションをリセットすると、そのアプリケーションは終了します。

次に進む前に

システムが完全に再起動するまで待機してから、リモート デスクトップや公開アプリケーションに再接続します。

Horizon Client for Linux のアンインストールHorizon Client の問題は、Horizon Client アプリケーションをアンインストールして再インストールすると解決することがあります。

Horizon Client for Linux をアンインストールする方法は、そのバージョンと、クライアント ソフトウェアのインストールに使用した方法によって異なります。

開始する前に

Linux クライアント システムの root アクセス権があることを確認します。

手順

n Horizon Client 3.1 以前を使用している場合、またはクライアントを Ubuntu ソフトウェア センターからインストールした場合は、[アプリケーション] - [Ubuntu ソフトウェア センター] を選択し、[インストールされたソフトウェア] セクションで、[vmware-view-client] を選択して [削除] をクリックします。

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n VMware 製品ダウンロード Web サイトからインストールした Horizon Client 3.2 以降を使用している場合は、ターミナル ウィンドウを開き、ディレクトリをインストーラ ファイルが含まれるディレクトリに変更して、-u

オプションを指定してインストーラ コマンドを実行します。

sudo env VMWARE_KEEP_CONFIG=yes \

./VMware-Horizon-Client-<x.x.x>-<yyyyyyy>.<arch>.bundle -u vmware-horizon-client

ファイル名では <x.x.x> はバージョン番号で、<yyyyyyy> はビルド番号になり、<arch> は x86 または x64

のいずれかになります。VMWARE_KEEP_CONFIG=yes 設定を使用すると、クライアントのアンインストール

時に設定が保持されます。この環境変数を設定しない場合は、設定を保存するかどうかを指定するように求めら

れます。

次に進む前に

クライアントを再インストールするか、新しいバージョンをインストールすることができます。「VMware 製品ダウンロードからの Horizon Client for Linux のインストールまたはアップグレード」を参照してください。

キーボード入力の問題

リモート デスクトップや公開アプリケーションに入力するときに、キー入力が機能しません。

問題

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションへの接続中、入力した文字が表示されない。1 つのキーが何回も繰り返される現象が発生することもある。

原因

Norton 360 トータル セキュリティなどの一部のセキュリティ ソフトウェアには、キーロガーを検出してキーストロークの記録をブロックする機能があります。このセキュリティ機能は、パスワードやクレジットカード番号を盗み

取るスパイウェアからシステムを保護するためのものです。このようなセキュリティ ソフトウェアによって、Horizon Client がリモート デスクトップまたはアプリケーションにキーストロークを送信できなくなることがあります。

解決方法

u クライアント システムで、ウィルス対策ソフトウェアまたはセキュリティ ソフトウェアのキーロガー検出機能をオフにします。

Workspace ONE モードでのサーバへの接続Workspace ONE モードのサーバに Horizon Client から直接接続することはできません。

問題

n Horizon Client 経由でサーバに直接接続しようとすると、Horizon 接続サーバは接続要求を許可しません。

n URI からリモート デスクトップまたは公開アプリケーションを開くと、Horizon接続サーバは接続要求を許可しません。

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n [Workspace ONE モードをサポートしていないクライアントからの接続をブロックする] が有効になっている場合、Horizon Client for Linux はサーバに直接または Workspace ONE から接続できません。

原因

Horizon 7 バージョン 7.2 以降では、Horizon 管理者が接続サーバ インスタンスで Workspace ONE モードを有効にできます。接続サーバ インスタンスで Workspace ONE モードが有効になっている場合、この動作は正常です。

Horizon Client for Linux は、Workspace ONE モードをサポートしていません。

解決方法

Workspace ONE を使用して、Workspace ONE が有効になっているサーバに接続し、リモート デスクトップと公開アプリケーションにアクセスしてください。

Horizon 接続サーバで、[ Workspace ONE モードをサポートしていないクライアントからの接続をブロックする] を無効にします。

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Client での USB リダイレクトの構成 6USB リダイレクト機能を使用して、クライアント システムの構成ファイルを使用して、どの USB デバイスがリモート デスクトップにリダイレクトできるかを指定できます。

たとえば、Horizon Client がリダイレクトに使用できるようにする USB デバイスのタイプを制限したり、View Agentが特定の USB デバイスについてクライアント コンピュータから転送できないようにしたり、Horizon Client がリダイレクトするために複合 USB デバイスを個別のコンポーネントに分割するべきかどうかを指定したりできます。

この章では次のトピックについて説明します。

n USB リダイレクトのシステム要件

n USB 固有のログ ファイル

n USB 構成プロパティの設定

n USB デバイス ファミリ

USB リダイレクトのシステム要件USB リダイレクト機能は、特定のバージョンのクライアント ソフトウェアでのみ利用できます。

サードパーティ ベンダーから提供された Horizon Client ソフトウェアの場合、USB リダイレクト機能には次の要件もあります。

n View Agent および View 接続サーバのバージョンが View 5.1 以降である必要があります。

n このドキュメントで説明されている USB フィルタリングおよびデバイス分割機能は、View 接続サーバ 5.1 以降で使用できます。

VMware シン クライアントおよびゼロ クライアント パートナーの詳細については、『VMware 互換性ガイド』(英語版)を参照してください。サードパーティ ベンダーで利用できる USB コンポーネントを使用するには、Horizon Clientを起動する前に特定のファイルを特定の場所にインストールし、特定のプロセスを構成する必要があります。これら

の詳細は、本ドキュメントの範囲外です。

Horizon Client の URL コンテンツ リダイレクト機能には、次の要件があります。

n リモート デスクトップに View Agent 6.0.2 以降をインストールしておく必要があります。

n VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルを使用している必要があります。

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Horizon 6.0.1 以降を使用している場合は、USB 3.0 デバイスを USB 3.0 ポートに接続できます。USB 3.0 デバイスは、単一ストリームのみでサポートされます。複数のストリームへのサポートがまだ実装されていないため、USB デバイスのパフォーマンスは強化されません。i386 プロセッサは Linux クライアント システムでサポートされていますが、armel および armhf アーキテクチャはサポートされていない点に留意してください。Linux カーネル バージョンは 2.6.35 以降である必要があります。

USB 固有のログ ファイルHorizon Client は、USB 情報をログ ファイルに送信します。

USBD ログ レベルを指定するには、いずれかの設定ファイルに次のパラメータを追加します。

view-usbd.logLevel = "<value>"

<value> には次の値から 1 つを使用します。

n trace

n info

n debug

n error

設定ファイルは次の場所にあり、この順番で処理されます。

1 /etc/vmware/config

2 /usr/lib/vmware/config

3 ~/.vmware/config

次のコマンドを使用すると、USB 固有のログに送信する情報量をトラブルシューティング目的のために増やすことができます。

1 USB アービトレータ デーモンを停止します。

sudo /etc/init.d/vmware-USBArbitrator stop

2 verbose オプションを使用して、USB アービトレータ デーモンを再起動します。

sudo /usr/lib/vmware/view/usb/vmware-usbarbitrator -verbose

デフォルトの USB アービトレータのログ ファイルは /var/log/vmware/vmware-usbarb-<<pid>>.log

です。<<pid>> は、USB アービトレータ デーモンのプロセス ID です。

使用状況の情報リストを取得するには、次のコマンドを使用します。

sudo /usr/lib/vmware/view/usb/vmware-usbarbitrator -h

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USB 構成プロパティの設定/etc/vmware/config、/usr/lib/vmware/config、および ~/.vmware/config 構成ファイルで USB

構成プロパティを設定できます。

以下の構文を使用して、構成ファイルに USB の構成プロパティを設定します。

viewusb.<property1> = "<value1>"

USB 構成プロパティでは、特定のタイプのデバイスをリダイレクトするかどうかを制御できます。プロパティをフィルタリングして、特定のデバイスを追加したり除外したりすることもできます。Linux クライアント バージョン 1.7以降および Windows クライアントでは、複合デバイスを分割するためのプロパティも提供されます。

一部のプロパティの値では、USB デバイスに VID (vendor ID) および PID (product ID) が必要です。VID および PIDを見つけるには、vid および pid と組み合わされた製品名をインターネット検索できます。あるいは、Horizon Client

の実行中に、USB デバイスをローカル システムに接続して /tmp/vmware-<<current_user>>/vmware-

view-usbd-*.log ログ ファイルを調べることができます。このファイルの場所を設定するには、たとえ

ば、/etc/vmware/config ファイルの view-usbd.log.fileName プロパティを使用します。

view-usbd.log.fileName = "/tmp/usbd.log"

重要 オーディオ デバイスをリダイレクトするときには、Ubuntu システムのカーネル バージョンが 3.2.0-27.43 以降であることを確認してください。Ubuntu 12.04 にはカーネル バージョン 3.2.0-27.43 が含まれます。このカーネル バージョンにアップグレードできない場合、代わりにオーディオ デバイスへのホスト アクセスを無効にできます。たとえば、"blacklist snd-usb-audio" という行を /etc/modprobe.d/blacklist.conf ファイル

の末尾に追加できます。システムがこれらの要件のいずれかを満たさなければ、クライアント システムは Horizon Clientがオーディオ デバイスのリダイレクトを試みたときにクラッシュすることがあります。デフォルトでは、オーディオデバイスはリダイレクトされます。

次の表では、利用可能な USB 構成プロパティについて示します。

表 6‑1. USB リダイレクト用の構成プロパティ

ポリシー名とプロパティ 説明

Allow Auto Device Splitting(自動デバイス分割を許可する)

プロパティ:

viewusb.AllowAutoDeviceSplitti

ng

複合 USB デバイスの自動分割を許可します。

デフォルト値は未定義で、false と同じです。

Exclude Vid/Pid Device From Split(Vid/Pidデバイスを分割から除外する)

プロパティ:

viewusb.SplitExcludeVidPid

ベンダーおよびプロダクト ID で指定された複合 USB デバイスは、分割対象から除外します。設定の形式:vid-<xxx1>_pid-<yyy1>[;vid-<xxx2>_pid-<yyy2>]...

ID 番号は 16 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字( *) を使用できます。

例: vid-0781_pid-55**

デフォルト値は定義されていません。

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表 6‑1. USB リダイレクト用の構成プロパティ (続き)

ポリシー名とプロパティ 説明

Split Vid/Pid Device(Vid/Pid デバイスを分割)

プロパティ:

viewusb.SplitVidPid

ベンダーおよびプロダクト ID で指定した複合 USB デバイスのコンポーネントを、別のデバイスとして扱います。設定の形式:

vid-<xxxx>_pid-<yyyy>([exintf:<zz>[;exintf:<ww> ]])[;...]

exintf というキーワードを使用すれば、インターフェイス番号を指定することで、コンポー

ネントをリダイレクトから除外することができます。ID 番号は 16 進数で指定し、インターフェイス番号は先行ゼロをすべて含む 10 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字 ( *) を使用できます。

例: vid-0781_pid-554c(exintf:01;exintf:02)

注 マウスやキーボード コンポーネントなどの自動的に除外されるコンポーネントが複合 デバイスに含まれている場合、View は明示的に除外されないコンポーネントを自動的に含むことはありません。これらのコンポーネントを含めるには、Include Vid/Pid Device な

どのフィルタ ポリシーを指定する必要があります。

デフォルト値は定義されていません。

Allow Audio Input Devices(オーディオ入力デバイスを許可する)

プロパティ:

viewusb.AllowAudioIn

オーディオ入力デバイスのリダイレクトを許可します。

デフォルト値は未定義になっています。リアルタイム オーディオ ビデオ機能がオーディオ入力とビデオ デバイスで使用され、USB リダイレクトがこれらのデバイスでデフォルトで使用されていないため、これは false に相当します。

Allow Audio Output Devices(オーディオ出力デバイスを許可する)

プロパティ:

viewusb.AllowAudioOut

オーディオ出力デバイスのリダイレクトを許可します。

デフォルト値は未定義で、false と同じです。

HID を許可する

プロパティ:

viewusb.AllowHID

キーボードまたはマウス以外の入力デバイスのリダイレクトを許可します。

デフォルト値は定義されていませんが、これは true が設定されている場合に相当します。

Allow HIDBootable(HID 起動可能なデバイスを許可する)

プロパティ:

viewusb.AllowHIDBootable

キーボードとマウス以外で、起動時に利用可能な入力デバイス(HID 起動可能なデバイス)のリダイレクトを許可します。

デフォルト値は定義されていませんが、これは true が設定されている場合に相当します。

デバイス記述子のフェイルセーフ機能を許可する

プロパティ:

viewusb.AllowDevDescFailsafe

Horizon Client で構成/デバイスの記述子を取得できない場合でも、デバイスのリダイレクトを許可します。

config/desc が失敗してもデバイスを許可するには、IncludeVidPidまたは

IncludePath などの Include フィルタにそれを含みます。

デフォルト値は未定義で、false と同じです。

Allow Keyboard and Mouse Devices(キーボードおよびマウス デバイスを許可する)

プロパティ:

viewusb.AllowKeyboardMouse

統合型ポインティング デバイス(マウス、トラックボール、タッチ パッドなど)付きキーボードのリダイレクトを許可します。

デフォルト値は未定義で、false と同じです。

Allow Smart Cards(スマート カードを許可する)

プロパティ:

viewusb.AllowSmartcard

スマート カード デバイスのリダイレクトを許可します。

デフォルト値は未定義で、false と同じです。

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表 6‑1. USB リダイレクト用の構成プロパティ (続き)

ポリシー名とプロパティ 説明

Allow Video Devices(ビデオ デバイスを許可する)

プロパティ:

viewusb.AllowVideo

ビデオ デバイスのリダイレクトを許可します。

デフォルト値は未定義になっています。リアルタイム オーディオ ビデオ機能がオーディオ入力とビデオ デバイスで使用され、USB リダイレクトがこれらのデバイスでデフォルトで使用されていないため、これは false に相当します。

Disable Remote Configuration Download(リモート構成のダウンロードを無効にする)

プロパティ:

viewusb.DisableRemoteConfig

USB デバイスのフィルタリングを実行するときは、View Agent 設定の使用を無効にします。

デフォルト値は未定義で、false と同じです。

Exclude All Devices(すべてのデバイスを除外する)

プロパティ:

viewusb.ExcludeAllDevices

リダイレクト対象からすべての USB デバイスを除外します。true に設定すると、その他の

ポリシー設定を使用して、特定のデバイスまたはデバイス ファミリがリダイレクトされるようにすることができます。false に設定すると、その他のポリシー設定を使用して、特定のデ

バイスまたはデバイス ファミリがリダイレクトされるのを防止できます。

View Agent で Exclude All Devices の値を true に設定し、この設定が

Horizon Client に渡されると、View Agent の設定によって Horizon Client の設定はオーバーライドされます。

デフォルト値は未定義で、false と同じです。

Exclude Device Family(デバイス ファミリを除外する)

プロパティ:

viewusb.ExcludeFamily

リダイレクト対象からデバイス ファミリを除外します。設定の形式:<family_name_1>[;<family_name_2>]...

例: bluetooth;smart-card

自動デバイス分割を有効にした場合、View は複合 USB デバイスの各インターフェイスのデバイス ファミリを調べ、除外するインターフェイスを判断します。自動デバイス分割を無効にした場合、View は複合 USB デバイス全体のデバイス ファミリを調べます。

デフォルト値は定義されていません。

Exclude Vid/Pid Device(Vid/Pid デバイスを除外する)

プロパティ:

viewusb.ExcludeVidPid

指定したベンダーとプロダクト ID のデバイスを、リダイレクト対象から除外します。設定の形式: vid-<xxx1>_pid-<yyy2>[;vid-<xxx2>_pid-<yyy2>]...

ID 番号は 16 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字( *) を使用できます。

例: vid-0781_pid-****;vid-0561_pid-554c

デフォルト値は定義されていません。

Exclude Path(パスを除外する)

プロパティ:

viewusb.ExcludePath

特定のハブまたはポートのパスにあるデバイスをリダイレクト対象から除外します。設定の形

式: bus-<x1>[/<y1>]..._port-<z1>[;bus-<x2>[/<y2>]..._port-<z2>]...

バスやポート番号は 16 進数で指定する必要があります。パスにワイルドカード文字を使用することはできません。

例: bus-1/2/3_port-02;bus-1/1/1/4_port-ff

デフォルト値は定義されていません。

Include Device Family(デバイス ファミリを含める)

プロパティ:

viewusb.IncludeFamily

デバイス ファミリをリダイレクト対象に含めます。設定の形式:<family_name_1>[;<family_name_2>]...

例: storage

デフォルト値は定義されていません。

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表 6‑1. USB リダイレクト用の構成プロパティ (続き)

ポリシー名とプロパティ 説明

Include Path(パスを含める)

プロパティ:

viewusb.IncludePath

特定のハブやポートのパスにあるデバイスをリダイレクト対象に含めます。設定の形式: bus-

<x1>[/<y1>]..._port-<z1>[;bus-<x2>[/<y2>]..._port-<z2>]...

バスやポート番号は 16 進数で指定する必要があります。パスにワイルドカード文字を使用することはできません。

例: bus-1/2_port-02;bus-1/7/1/4_port-0f

デフォルト値は定義されていません。

Include Vid/Pid Device(Vid/Pid デバイスを含める)

プロパティ:

viewusb.IncludeVidPid

指定したベンダーとプロダクト ID のデバイスを、リダイレクト対象に含めます。設定の形式:vid-<xxx1>_pid-<yyy2>[;vid-<xxx2>_pid-<yyy2>]...

ID 番号は 16 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字( *) を使用できます。

例: vid-0561_pid-554c

デフォルト値は定義されていません。

USB リダイレクトの例

USB リダイレクトの効果の例を説明とともに示します。

n マウス デバイス ファミリ内のほとんどのデバイスが含まれます。

viewusb.IncludeFamily = "mouse" viewusb.ExcludeVidPid = "Vid-0461_Pid-0010;Vid-0461_Pid-4d20"

この例の最初のプロパティは、Horizon Client にマウス デバイスを View デスクトップにリダイレクトするように指示します。第 2 のプロパティは最初の指示を無効にし、Horizon Client に特定の 2 つのマウス デバイスをローカルのままにして、リダイレクトしないように指示します。

n 自動デバイス分割をオンにしますが、特定のデバイスのうち片方は分割されないようにします。もう片方の特定

のデバイスについては、そのコンポーネントの 1 つをローカルにしたままにして、他のコンポーネントをリモート デスクトップにリダイレクトします。

viewusb.AllowAutoDeviceSplitting = "True"viewusb.SplitExcludeVidPid = "Vid-03f0_Pid-2a12"viewusb.SplitVidPid = "Vid-0911_Pid-149a(exintf:03)"viewusb.IncludeVidPid = "Vid-0911_Pid-149a"

コンポジット USB デバイスは、ビデオ入力デバイスやストレージ デバイスなど、2 つ以上のデバイスの組み合わせで構成されます。この例の最初のプロパティは、複合デバイスの自動分割をオンにします。2 つ目のプロパティは、指定した複合 USB デバイス (Vid-03f0_Pid-2a12) を分割から除外します。

3 行目は、異なる複合デバイス (Vid-0911_Pid-149a) のコンポーネントを個別のデバイスとして取り扱い

ますが、インターフェイス番号が 03 のコンポーネントはリダイレクトから除外するように Horizon Client に指示します。このコンポーネントはローカルのままです。

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この複合 デバイスは、マウスまたはキーボードなどのデフォルトで通常は除外されるコンポーネントを含むので、4 行目が必要となり、そのため、複合 デバイス Vid-0911_Pid-149a の他のコンポーネントは、View

デスクトップにリダイレクトできます。

最初の 3 つのプロパティは、分割プロパティです。最後のプロパティはフィルタリング プロパティです。フィルタリング プロパティは、分割プロパティの前に処理されます。

重要 これらのクライアント構成プロパティは、リモート デスクトップの View Agent に設定された対応するポリシーによって結合または無効にされる場合があります。View Agent USB ポリシーに関連してクライアントで USB分割およびフィルタリングがどのように機能するかについての詳細は、『Horizon 7 管理ガイド』の USB リダイレクトを制御するためのポリシーの使用についてのトピックを参照してください。

USB デバイス ファミリHorizon Client の USB フィルタリング ルールや、View Agent または Horizon Agent の USB フィルタリング ルールを作成するときに、USB デバイス ファミリを指定できます。

注 一部のデバイスはデバイス ファミリを報告しません。

表 6‑2. USB デバイス ファミリ

デバイス ファミリ名 説明

audio すべてのオーディオ入力またはオーディオ出力デバイス。

audio-in マイクロフォンなどのオーディオ入力デバイス。

audio-out ラウドスピーカーおよびヘッドホンなどのオーディオ出力デバイス。

bluetooth Bluetooth に接続されたデバイス。

comm モデムおよび有線ネットワーク アダプタなどの通信デバイス。

hid キーボードおよびポインティング デバイスを除くヒューマン インターフェイス デバイス。

hid-bootable キーボードおよびポインティング デバイスを除く、起動時に使用できるヒューマン インターフェイス デバイス。

imaging スキャナなどの画像デバイス。

keyboard キーボード デバイス。

mouse マウスなどのポインティング デバイス。

other ファミリが指定されていません。

pda 携帯情報端末。

physical フォース フィードバック ジョイスティックなどのフォース フィードバック デバイス。

printer 印刷デバイス。

security 指紋読み取りなどのセキュリティ デバイス。

smart-card スマート カード デバイス。

storage フラッシュ ドライブおよび外部ハードディスク ドライブなどの大容量ストレージ デバイス。

unknown ファミリが不明です。

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表 6‑2. USB デバイス ファミリ (続き)

デバイス ファミリ名 説明

vendor ベンダ固有の機能のあるデバイス。

video ビデオ入力デバイス。

wireless 無線ネットワーク アダプタ。

wusb 無線 USB デバイス。

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