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Sun Microsystems, Inc. 4150 Network Circle Santa Clara, CA 95054 U.S.A. 650-960-1300 Forte for Java 4, Enterprise Edition インストールガイド Forte for Java 4 Part No. 816-7447-10 2002 6 Revision A

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Sun Microsystems, Inc.4150 Network CircleSanta Clara, CA 95054 U.S.A.650-960-1300

Forte™ for Java™ 4, Enterprise Editionインストールガイド

Forte for Java 4

Part No. 816-7447-102002年 6月 Revision A

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ii Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

Copyright © 2002 Sun Microsystems, Inc., 4150 Network Circle, Santa Clara, California 95054, U.S.A. All rights reserved.

Sun Microsystems, Inc.は、この製品に組み込まれている技術に関連する知的所有権を持っています。具体的には、これらの知的所有権には http://www.sun.com/patentsに示されている 1つまたは複数の米国の特許、および米国および他の各国における 1つまたは複数のその他の特許または特許申請が含まれますが、これらに限定されません。

本製品はライセンス規定に従って配布され、本製品の使用、コピー、配布、逆コンパイルには制限があります。本製品のいかなる部分も、その形態および方法を問わず、 Sunおよびそのライセンサーの事前の書面による許可なく複製することを禁じます。

フォント技術を含む第三者のソフトウェアは、著作権法により保護されており、提供者からライセンスを受けているものです。

本製品には、RSA Data Securityからライセンスを受けたコードが含まれています。

本製品の一部は、カリフォルニア大学からライセンスされている Berkeley BSDシステムに基づいていることがあります。UNIXは、X/Open Company Limitedが独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。

Sun、Sun Microsystems、Forte、Java、NetBeans、iPlanetおよび docs.sun.comは、米国およびその他の国における米国 SunMicrosystems, Inc. (以下、米国 Sun Microsystems社とします)の商標もしくは登録商標です。

すべての SPARCの商標はライセンス規定に従って使用されており、米国および他の各国における SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。SPARCの商標を持つ製品は、Sun Microsystems, Inc.によって開発されたアーキテクチャに基づいています。

サンのロゴマークおよび Solarisは、米国 Sun Microsystems社の登録商標です。

すべての SPARC商標は、米国 SPARC International, Inc.のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。SPARC商標が付いた製品は、米国 Sun Microsystems社が開発したアーキテクチャに基づくものです。

NetscapeおよびNetscape Navigatorは、米国ならびに他の国におけるNetscape Communications Corporationの商標または登録商標です。

Federal Acquisitions: Commercial Software -- Government Useres Subject to Standard License Terms and Conditions

本書は、「現状のまま」をベースとして提供され、商品性、特定目的への適合性または第三者の権利の非侵害の黙示の保証を含み、明示的であるか黙示的であるかを問わず、あらゆる説明および保証は、法的に無効である限り、拒否されるものとします。

本製品が、外国為替および外国貿易管理法 (外為法)に定められる戦略物資等 (貨物または役務)に該当する場合、本製品を輸出または日本国外へ持ち出す際には、サン・マイクロシステムズ株式会社の事前の書面による承諾を得ることのほか、外為法および関連法規に基づく輸出手続き、また場合によっては、米国商務省または米国所轄官庁の許可を得ることが必要です。

原典 : Forte for Java 4, Enterprise Edition Getting Started GuidePart No: 816-4063-10Revision A

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目次 iii

目次

はじめに vii

1. インストールの準備 1

インストールの概要 1

サポートされるプラットフォーム 3

システム要件 3

2. J2SE v.1.4.0プラットフォームのインストール 5

J2SEプラットフォームのバージョンの確認 5

Microsoft Windowsへの J2SEプラットフォームのインストール 7

Red Hat Linux環境への J2SEプラットフォームのインストール 9

Solarisオペレーティング環境への J2SEプラットフォームのインストール 13

Solaris 8オペレーティング環境へのパッチのインストール 13

Solaris 8環境への J2SE v.1.4.0プラットフォームのインストール 16

32ビット Solaris 8環境への J2SE v.1.4.0プラットフォームのインストール 17

Solaris 8環境への 64ビット用 J2SE v.1.4.0補助ソフトウェアリリースのインストール 20

J2SE v.1.4.0プラットフォームのアンインストール 23

3. Forte for Java 4 IDEのインストール 25

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iv Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

以前の Forte for Javaソフトウェアリリースのサポート 25

Forte for Javaの共有 26

サポートされているプラットフォームへの Forte for Java 4 IDEのインストール 26

Microsoft Windowsシステムへのインストール 26

Red Hat Linux環境へのインストール 29

Solarisオペレーティング環境へのインストール 32

コマンド行オプションを使用した IDEのインストール 36

インストールで作成されたサブディレクトリの確認 40

Forte for Java 4 IDEのアンインストール 42

4. インストールした Forte for Java 4 IDEの使用方法 43

Forte for Java 4 IDEの設定 43

起動コマンド行オプションの使用方法 48

5. Forte for Java 4のインストールの検証 51

デフォルトの J2EEリファレンス実装インスタンスの起動 51

HelloWorld J2EEアプリケーションの作成 53

6. Forte for Java 4のカスタマイズ 59

Forte for Java IDEにおけるデータベースの使用 59

PointBaseデータベースの使用方法 59

PointBaseデータベースサーバーの起動 60

PointBaseデータベースサーバーの停止 60

PointBaseクライアントコンソールの起動 60

PointBaseクライアントコンソールの停止 61

PointBaseデータベースのカスタマイズ 61

他の JDBC対応データベースの利用 62

IDEの内部 UDDIレジストリサーバーの使用方法 62

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目次 v

7. Forte for Java 4 IDEにおける他のアプリケーションサーバーの利用 65

WebLogic環境の設定 65

Solarisオペレーティング環境における WebLogic環境の設定 66

Microsoft Windowsシステムにおける WebLogic環境の設定 67

BEA WebLogic Server 6.1をデフォルトのアプリケーションサーバーに設定する 68

8. Forte for Java 4 IDEの更新と情報の入手先 71

アップデートセンターを利用したモジュールの更新 71

情報の入手先 72

9. 障害追跡 73

solaris_patch_installer使用時の問題 74

Forte for Java 4 IDEのインストール時の問題 75

Forte for Java 4 IDE起動時の問題 78

Webサービス実行時の問題 81

UDDIを使用する Webサービス実行時の問題 82

WebLogic 6.1使用時の問題 84

J2EEリファレンス実装 1.3.1使用時の問題 85

A. Solarisパッチの識別情報と説明 89

B. Forte for Java 4 IDEにおけるポート使用 91

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vi Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

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vii

はじめに

このマニュアルは、Forte™ for Java™ 4, Enterprise Edition統合開発環境 (IDE)のインストール手順について説明します。具体的な内容は以下のとおりです。

� インストール手順の概要

� システム要件� サポートされるプラットフォーム� Java 2 Platform, Standard Edition (J2SE™) , v. 1.4.0 のインストール� IDE と統合するアプリケーションサーバー� IDE と統合するデータベースの設定� IDE の最上位ディレクトリの内容� Forte for Java Developer Resources への登録� アップデートセンターによるモジュールの更新� IDE のアンインストール

� 起動コマンド行スイッチの使い方� その他のマニュアルリソース

このマニュアルで説明しているプログラム例は、実際に作成することができます。作業環境については、以下のWebサイトにあるリリースノートを参照してください。

http://sun.co.jp/forte/ffj/documentation/index.html

使用するプラットフォームによっては、このマニュアルに掲載している画面イメージと異なることがあります。その場合でも表示上の違いはわずかであるため、内容を理解するのには問題ありません。ほとんどの手順で Forte for Javaのユーザーインタ

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viii Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

フェースを使用しますが、場合によっては、コマンド行にコマンドを入力する必要があります。その場合は、次のように、Microsoft Windows の「コマンドプロンプトウィンドウ」でのプロンプトと構文が例として示されています。

UNIX® や Linux環境では、次のようなプロンプトとなり、¥マーク (またはバックスラッシュ)ではなくスラッシュを使用します。

お読みになる前にこのマニュアルの読者は、Forte for Java 4製品を使用するプラットフォームでのソフトウェアのインストールとアンインストール作業に習熟している必要があります。たとえば、次のようなシステム管理コマンドの知識が必要です。

� Solaris™オペレーティング環境の patchadd、pkgadd、patchrm、および pkgrm

ユーティリティ� Microsoft Windows システム環境のプログラムの追加と削除ユーティリティ� Red Hat Linux 環境の rpmコマンド

使用環境のシステム管理コマンドについて不慣れな場合は、このガイドを読むにあたって適宜システム管理者に問い合わせてください。

注 - Sunでは、本マニュアルに掲載した第三者のWebサイトのご利用に関しましては責任はなく、保証するものでもありません。また、これらのサイトあるいはリソースに関する、あるいはこれらのサイト、リソースから利用可能であるコンテンツ、広告、製品、あるいは資料に関して一切の責任を負いません。Sunは、これらのサイトあるいはリソースに関する、あるいはこれらのサイトから利用可能であるコンテンツ、製品、サービスのご利用あるいは信頼によって、あるいはそれに関連して発生するいかなる損害、損失、申し立てに対する一切の責任を負いません。

c:\>cd MyWorkSpace\MyPackage

% cd MyWorkSpace/MyPackage

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はじめに ix

内容の紹介第 1章では、一般的なインストール手順の概要と、Forte for Java 4, Enterprise Editionのシステム要件に関する情報を提供します。

第 2章では、J2SE v.1.4.0のインストール方法とアンインストール方法を説明します。

第 3章では、サポートされているプラットフォーム上での Forte for Java IDE インストール手順を説明します。IDE のインストール時に作成されるサブディレクトリや、アンインストール手順も説明します。

第 4章では、新たにインストールした Forte for Java IDE の起動方法とセットアップ手順を説明します。コマンド行オプションの説明および製品の登録についての情報も提供します。

第 5章では、J2EE™ リファレンス実装 1.3.1を使用して HelloWorld という簡単なアプリケーションを作成しながら、Forte for Java IDE のインストール結果を検証します。

第 6章では、PointBase Restricted Edition 4.2と内部 UDDI レジストリサーバーによる IDE インストールのカスタマイズについての情報を提供します。

第 7章では、その他のアプリケーションサーバーと IDE との統合に関する情報を提供します。

第 8章では、Forte for Javaアップデートセンターを利用して IDE モジュールをアップデートする手順を説明します。この章では、他のマニュアルリソースについての情報も提供します。

第 9章では、インストールやセットアップ作業時に役立つ障害追跡に関する情報を提供します。

付録 Aでは、SPARC™ プラットフォームエディション用の Solarisパッチインストーラに含まれる、Solaris 8 オペレーティング環境用パッチのリストを提供します。

付録 B では、Forte for Java 4モジュールで使用されるデフォルトのポート割り当てのリストを提供します。リストには、IDE で使用可能な他社製コンポーネントとアプリケーションサーバーが使用するポートが含まれています。

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x Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

書体と記号について次の表と記述は、このマニュアルで使用している書体と記号について説明しています。

書体または

記号 意味 例

AaBbCc123 コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コーディング例。

.login ファイルを編集します。ls -aを使用してすべてのファイルを表示します。machine_name% You have mail.

AaBbCc123 ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して表わします。

machine_name% su

Password:

AaBbCc123

またはゴシック

コマンド行の可変部分。実際の名前または実際の値と置き換えてください。

rm filename と入力します。rmファイル名と入力します。

『』 参照する書名を示します。 『Solaris ユーザーマニュアル』

「」 参照する章、節、または、強調する語を示します。

第 6章「データの管理」を参照してください。この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。

\ 枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合、バックスラッシュは、継続を示します。

machinename% grep ‘^#define \

 XV_VERSION_STRING’

➤ 階層メニューのサブメニューを選択することを示します。

作成:「返信」➤「送信者へ」

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はじめに xi

シェルプロンプトについて

関連マニュアルForte for Javaのマニュアルは、Acrobat Reader (PDF)ファイル、オンラインヘルプ、サンプルアプリケーションの Readmeファイル、Javadoc™文書の形式で提供しています。

オンラインで入手可能なマニュアル

次のマニュアルは、Forte for Javaのポータルサイトおよび docs.sun.comのWebサイトから入手できます。

Forte for Javaポータルサイトでのマニュアルの入手先は、http://sun.co.jp/forte/ffj/documentation/index.htmlです。docs.sun.com の URLは、http://docs.sun.comです。

� リリースノート (HTML形式)

Forte for Javaの Editionごとに用意されています。このリリースでの変更情報と技術上の注意事項を説明しています。

� インストールガイド (PDF 形式)

Forte for Javaの Editionごとに用意されています。対応プラットフォームへのForte for Javaのインストール手順を説明しています。さらに、システム要件、アップグレード方法、Webサーバーやアプリケーションサーバーのインストール、コマンド行での操作、インストールされるサブディレクトリ、Javadocの設定、データベースの統合、アップデートセンターの使用方法などが含まれます。

シェル プロンプト

UNIXの C シェル machine_name%

UNIX の Bourneシェルと Kornシェル machine_name$

スーパーユーザー (シェルの種類を問わない)

#

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xii Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

� Forte for Javaプログラミングシリーズ (PDF 形式)

Forte for Javaの各機能を使用して優れた J2EEアプリケーションを開発するための方法を詳細に説明しています。

� 『Web コンポーネントのプログラミング』

JSPページ、サーブレット、タグライブラリを使用し、クラスやファイルをサポートするWeb アプリケーションを J2EE Web モジュールとして構築する方法を説明しています。

� 『J2EEアプリケーションのプログラミング』

EJBモジュールやWebモジュールを J2EEにアセンブルする方法を説明しています。また、J2EEアプリケーションの配備や実行についても説明しています。

� 『Enterprise JavaBeans コンポーネントのプログラミング』

Forte for Javaの EJBビルダーウィザードや、他の IDE コンポーネントを使用し、EJBコンポーネント (コンテナ管理や Bean 管理の持続性の機能を持つセッション Beanやエンティティ Bean) を作成する方法を説明しています。

� 『Web サービスのプログラミング』

Web サービスモジュールが提供するツールを使用してWeb サービスを構築する方法を説明しています。Web サービスは、XML (Extensible Markup Language)文書の形式で提供されるアプリケーションビジネスサービスであり、HTTPを介して配信されます。

� 『Java DataBase Connectivityの使用』

Forte for Javaの JDBC生産性向上ツールを使用し、JDBCアプリケーションを作成する方法について説明しています。

� Forte for Javaチュートリアル (PDF 形式)

Forte for Javaの Editionごとに用意されています。Forte for Javaのツールを使用してアプリケーションを作成する方法を、順を追って説明しています。

チュートリアルアプリケーションは、以下のサイトからもアクセスできます。http://forte.sun.com/ffj/documentation/tutorialsandexamples.html

docs.sun.com (http://docs.sun.com) のWeb サイトでは、他のサンのマニュアルの参照、印刷、購入をすることもできます。

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はじめに xiii

オンラインヘルプ

オンラインヘルプは、Forte for Java開発環境内から参照できます。ヘルプキー(Solaris オペレーティング環境では Help キー、Windows および Linux 環境では F1キー)を押すか、「ヘルプ」 > 「内容」を選択します。ヘルプの項目と検索機能が表示されます。

プログラム例

Forte for Javaの機能を紹介したプログラム例とチュートリアルアプリケーション (各Editionのチュートリアルで説明されているアプリケーションを含む ) を、以下のForte for Javaのポータルサイトからダウンロードすることができます。

http://forte.sun.com/ffj/documentation/tutorialsandexamples.html

Javadoc

Javadoc形式のマニュアルは、Forte for Javaの多くのモジュールに用意されており、IDE の中で参照できます。このマニュアルの使用方法については、リリースノートを参照してください。IDE を起動すると、エクスプローラの Javadocタブで Javadocマニュアルを参照できます。

ご意見の送付先Sun のマニュアルについてのご意見やご要望をお寄せください。今後のマニュアル作成の参考にさせていただきます。次のアドレスまで電子メールをお送りください。

[email protected]

電子メールのタイトルに、対象マニュアルの Part No.を明記してください。

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xiv Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

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1

第1章

インストールの準備

この章には、Forte for Java 4, Enterprise Edition IDE (以降「Forte for Java 4 IDE」)をインストールするにあたって必要な情報が含まれています。

インストールの概要以下は、システムに Forte for Java 4 IDE をインストールする一般的な作業の概要です。この作業には、Forte for Java 4 IDE のインストールの検証、カスタマイズおよび登録も含まれます。

1. Forte for Java 4 IDEをインストールする予定のシステムから Java 2 Platform,Standard Edition, v. 1.3.1 (以降「J2SE v. 1.3.1プラットフォーム」)か Java 2Platform, Standard Edition, v. 1.4.0 (以降「J2SE v. 1.4.0プラットフォーム」)にロー

カルまたはネットワークアクセスできることを確認します。

注 - Forte for Java 4 IDE は J2SE v.1.4.0プラットフォームと組み合わせることを推奨します。インストール方法の詳細は、第 2章を参照してください。

2. Forte for Javaソフトウェアのインストール先のシステムが最小システム要件を満たしていることを確認します。詳細は、3ページの「システム要件」を参照してください。

3. Forte for Java 4 IDE インストーラでインストールするソフトウェアを決定します。Forte for Java 4, Enterprise Editionインストーラには、以下のソフトウェアが含まれています。

� 主要プラットフォームおよびモジュール (必須)

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2 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

� PointBase Server 4.2 Restricted Edition

� J2EE Reference Implementation 1.3.1

� Solaris Developer Modules (Solarisオペレーティング環境でのみ使用可能)

注 - IDEとともに J2EE Reference Implementation 1.3.1 と PointBase Server 4.2

Restricted Edition をインストールすることを推奨します。第 5 章で説明しているように、これらのソフトウェアを利用することによって単純な J2EEアプリケーションを短時間に開発することができます。

4. 以前のバージョンの Forte for Java IDE を残すかどうかを検討します。以前のバージョンの IDE を残す場合は、Forte for Java 4, Enterprise Editionをインストールするディレクトリとして、現在と異なるディレクトリを指定してください。

以前のバージョンの IDE と同じディレクトリを使用するには、Forte for Java 4,Enterprise Editionをインストールする前に以前のバージョンをアンインストールする必要があります。

5. Forte for Java IDEの現在のユーザー設定を残すかどうかを検討します。新しいバージョンの IDE で現在のユーザー設定を使用する場合は、最初の IDE 設定で現在のユーザーディレクトリの場所を指定する必要があります。詳細は、第 4章をお読みください。

6. Forte for Java 4, Enterprise Editionをインストールします。サポートされているプラットフォーム別のインストール方法についての詳細は、第 3章をお読みください。

7. 初期 IDE環境を設定して製品登録します。ユーザーディレクトリの設定と製品の登録方法については、第 4章をお読みください。

8. J2EE Reference Implementation 1.3.1サーバーのインスタンスを起動して、単純なJ2EE アプリケーションを作成することによって Forte for Java 4 IDE のインストールが正しく行われたかどうかを確認します。詳細は、第 5章をお読みください。

インストールした Forte for Java 4 IDE が正しく機能することを確認したら、必要に応じて以下の作業を行います。

1. PointBaseデータベースサーバーを設定することによって、インストールした Forte

for Java 4 IDE をカスタマイズします。その方法については、第 6章をお読みください。

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第 1章 インストールの準備 3

2. Forte for Java 4 IDEで他のアプリケーションサーバーの使用を構成します。構成方法については、第 7章をお読みください。

サポートされるプラットフォームForte for Java 4, Enterprise Editionは、以下のシステムで動作を確認してあります。

� Microsoft Windows 2000 Professionalシステム (最新のサービスパックをインストールしたもの)

� Microsoft Windows XP� Red Hat Linux 7.2� Solaris 8オペレーティング環境 (64 ビット、SPARCプラットフォーム)� Solaris 9オペレーティング環境 (64 ビット、SPARCプラットフォーム)

以下のシステムについては限られた範囲で動作を確認しています。

� Microsoft Windows NT 4 SP6システム� Solaris 8オペレーティング環境 (32 ビット、SPARCプラットフォーム)� Solaris 9オペレーティング環境 (32 ビット、SPARCプラットフォーム)

システム要件表 1-1は、サポートされているプラットフォームに最小構成の Forte for Java 4,Enterprise Editionをインストールするためのシステム要件をまとめています。

表 1-1 Forte for Java 4, Enterprise Edition の使用システム要件

サポートされる

プラットフォーム

インストールに必要な

ハードディスクの空き容量 最小構成

Windows 2000、Windows XP、Windows NT4、SP61

180M バイト Pentium III 500 MHz、512M バイト RAM

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4 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

これらは一般的なガイドラインです。使用システム要件は、Forte for Java 4 IDE で使用するためにどのようなソフトウェアを追加インストールしたかによって異なります。

Red Hat Linux 7.2 180M バイト Pentium III 500 MHz、512M バイト RAM

Solaris 8/9オペレーティング環境 (64 ビット、SPARCプラットフォーム)

350M バイト Ultra 60 450 MHz、512M バイト RAM

Solaris 8/9オペレーティング環境 (32 ビット、SPARCプラットフォーム)

350M バイト Ultra 60 450 MHz、512M バイト RAM

1.Microsoft Windows NT4 SP6 および Solaris 8/9 (32 ビット、SPARC プラットフォーム)環境については、限られた範囲で動作確認を行っています。

表 1-1 Forte for Java 4, Enterprise Edition の使用システム要件 (続き)

サポートされる

プラットフォーム

インストールに必要な

ハードディスクの空き容量 最小構成

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5

第2章

J2SE v.1.4.0プラットフォームのインストール

この章では、システムが現在利用できる J2SEプラットフォームのバージョンを確認する方法を説明します。また、サポートされているプラットフォーム別にシステムにJ2SE v.1.4.0プラットフォームをインストールする手順も説明します。J2SE v.1.4.0 プラットフォームには、Java 2 SDK (Java 2 Software Development Kit, StandardEdition)および JRE (Java 2 Runtime Environment, Standard Edition) が含まれています。

J2SEプラットフォームのバージョンの確認Forte for Java 4 IDE を使用するには、以下のどちらかの条件が満たされている必要があります。

� 使用するシステムに J2SE v. 1.3.1または J2SE v. 1.4.0プラットフォームがインストールされている

� J2SE v. 1.3.1または J2SE v. 1.4.0プラットフォームがインストールされているパスにネットワークからアクセスできる

J2SE v.1.3.1または v.1.4.0プラットフォームがインストールされていないか、使用できない環境で Forte for Java 4 IDE を実行すると、エラーメッセージと警告メッセージが

返されます。バージョン 1.4.0の使用を推奨します。

注 - 最高の実行時性能を得るには、ローカルシステムに J2SEプラットフォームをインストールして、そのローカルシステムからアクセスしてください。

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6 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

以下の手順に従って、次にどのような作業を行う必要があるのかを判断してください。

1. システムで利用できる Java ソフトウェアを特定します。

� Microsoft Windows システムの場合は、コマンドプロンプトウィンドウで以下を入力します。

次のような出力が得られます。

� Solarisまたは Linux 環境の場合は、以下を入力します。

次のような出力が得られます。

使用システムに J2SEプラットフォームの v. 1.3.1または v. 1.4.0のどちらもインストールされていない場合は、サポートされている J2SE v.1.4.0プラットフォームをインストールする必要があります。

2. 使用システムに J2SE プラットフォームの v. 1.3.1 または v. 1.4.0 のどちらもインストールされていない場合は、以下のことを行います。

a. http://www.sun.com/software/sundev/jde/buy/index.html から J2SE

v. 1.4.0 インストーラを入手します。このインストーラは、Forte for Java 製品 CD

にも含まれています。

http://java.sun.com/j2se/1.4/ja/download.html からも入手可能です。

C:\>java -version

C:\>java -versionjava version "1.4.0"Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition (build 1.4.0-b92)Java HotSpot(TM) Client VM (build 1.4.0-b92, mixed mode)

% java -version

% java -versionjava version "1.4.0"Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition (build 1.4.0-b92)Java HotSpot(TM) Client VM (build 1.4.0-b92, mixed mode)

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第 2章 J2SE v.1.4.0プラットフォームのインストール 7

b. システムに J2SE v.1.4.0 プラットフォームをインストールします。

実際のインストール方法は使用システムによって異なります。次の節を参照してください。

3. (Solaris のみ) J2SE v.1.4.0 プラットフォームがシステムにすでにインストールされている場合は、Solaris 8 オペレーティング環境に適用可能な Solaris パッチをインストールします。

必要な Solarisパッチをインストールしていない状態で Forte for Java 4 IDE を起動す

ると、システムにインストールする必要がある Solarisパッチに関する情報の入ったメッセージが返されます。Forte for Java 4 IDE を使用する前に、システムに必要なパッチをインストールするか、またはシステム管理者に連絡してください。

Forte for Java CD に含まれている solaris_patch_installer (Forte for Java製品のダウンロードページからも入手可能)には、Solaris 8オペレーティング環境にインストールする必要がある Solarisパッチのパッケージが含まれています。

すでに J2SE v.1.4.0プラットフォームをインストールしている場合は、solaris_patch_installerを使用して、必要な Solarisパッチがシステムにインストールされているかどうかを調べることができます。

solaris_patch_installerスクリプトの使用方法については、13ページの「Solaris 8オペレーティング環境へのパッチのインストール」を参照してください。

注 - このマニュアルの付録 Aに、solaris_patch_installerスクリプトに含まれている全 Solarisパッチの一覧があります。

Microsoft Windowsへの J2SEプラットフォームのインストール

注 - Microsoft Windowsシステムへの J2SE v.1.4.0 プラットフォームのインストールについて不明な点がある場合は、システム管理者に連絡してください。

Page 22: Forte for Java 4, Enterprise Edition 㠤㠳㠹ã ã ¼ã …2. J2SE v.1.4.0 プラットフォームのインストール 5 J2SE プラットフォームのバージョンの確認

8 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

注 - J2SE v.1.4.0 ダウンロードのための日本語ページは、http://java.sun.com/j2se/1.4/ja/download.htmlからもアクセス可能です。

注 - J2SEのアップデートにともない、以下に書かれている手順やファイル名などが変更されている可能性があります。

サポートされている Microsoft Windows システムに J2SE v.1.4.0プラットフォームをインストールする手順は以下のとおりです。

1. http://www.sun.com/software/sundev/jde/buy/index.html からj2sdk-1_4_0-win.exe インストーラファイルを j2se-directory ディレクトリにダウンロードします。Forte for Java 製品 CD に含まれている同名のインストーラを使用することもできます。

注 - インストーラファイルを保存する j2se-directory ディレクトリは、必ず十分な空

き領域のあるディスクに作成してください。

J2SE v.1.4.0プラットフォームのダウンロードページからインストーラファイルを入手する場合は、以下の操作を行います。それ以外の場合は、手順 2に進みます。

a. http://www.sun.com/software/sundev/jde/buy/index.html ダウンロードページの「Before You Download」セクションで「Java 2 Platform, Standard

Edition, v. 1.4.0」をクリックします。

「Java 2 Platform, Standard Edition, v. 1.4.0 Overview」ページが表示されます。

b. 「Download J2SE v. 1.4 Now!」をクリックします。

「Java 2 Platform, Standard Edition」ダウンロードページが表示されます。

c. 「Download J2SE, v. 1.4.0」表の「Windows (all languages, including English)」行の「SDK」列の「DOWNLOAD」をクリックします。

バイナリコードライセンス条項が表示されます。

d. バイナリコードライセンス条項に目を通します。次に進むには、ライセンス条項の条件に同意 (Accept) します。

ダウンロードに進むには、必ずライセンス条項に同意する必要があります。同意すると、ダウンロードページが表示されます。

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第 2章 J2SE v.1.4.0プラットフォームのインストール 9

e. 「Download j2sdk-1_4_0-win.exe」をクリックして、ファイルのダウンロードに進み、ファイルの保存場所を指定します。

f. ダウンロードしたファイルとダウンロードページに示されているファイルのサイズ

が同じであることを確認します。

サイズが同じであることを確認することによって、ダウンロードしたファイルが壊れていない完全なソフトウェアバンドルであることがわかります。

2. システムに J2SE v.1.4.0 プラットフォームの事前公開版がインストールされている場合は、アンインストールします。

J2SE v.1.4.0プラットフォームのベータ版または Release Candidate 版がインストールされている場合は、アンインストールしてください。このためには、MicrosoftWindowsの「アプリケーションの追加と削除」ユーティリティを使用します。このユーティリティにアクセスするには、「スタート」->「設定」->「コントロールパネル」を選択します。

3. j2se-directoryまたは Forte for Java製品 CDにある j2sdk-1_4_0-win.exeをダブルクリックして、インストールウィザードを起動します。

注 - Windows XPまたはWindows 2000システムに J2SE v.1.4.0プラットフォームをインストールするには、管理者の権限が必要です。

4. ウィザードに表示される指示に従って、Microsoft Windows システムに J2SE v.1.4.0

プラットフォームをインストールします。

5. ディスク領域を回復するには、j2se-directory ディレクトリからダウンロードしたファイルを削除します。(省略可能)

第 3章の Forte for Javaソフトウェアのインストールに進みます。

Red Hat Linux環境への J2SEプラットフォームのインストール

注 - Red Hat Linux 環境への J2SE v.1.4.0 プラットフォームのインストールについて不明な点がある場合は、システム管理者に連絡してください。

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10 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

注 - J2SE v.1.4.0 ダウンロードのための日本語ページは、http://java.sun.com/j2se/1.4/ja/download.htmlからもアクセス可能です。

注 - J2SEのアップデートにともない、以下に書かれている手順やファイル名などが変更されている可能性があります。

サポートされている Red Hat Linux 環境に J2SE v.1.4.0プラットフォームをインストールする手順は以下のとおりです。

1. j2sdk-1_4_0-linux-i386-rpm.bin ファイルを j2se-directory ディレクトリにダウンロードします。Forte for Java 製品 CD に含まれている同名のファイルを使用することもできます。

注 - インストーラファイルを保存する j2se-directory ディレクトリは、必ず十分な空

き領域のあるディスクに作成してください。

J2SE v.1.4.0プラットフォームのダウンロードページからインストーラファイルを入手する場合は、以下の操作を行います。それ以外の場合は、手順 2に進みます。

a. http://www.sun.com/software/sundev/jde/buy/index.html ダウンロードページの「Before You Download」セクションで「Java 2 Platform, Standard

Edition, v. 1.4.0」をクリックします。

「Java 2 Platform, Standard Edition, v. 1.4.0 Overview」ページが表示されます。

b. 「Download J2SE v. 1.4 Now!」をクリックします。

「Java 2 Platform, Standard Edition」ダウンロードページが表示されます。

c. 「Download J2SE, v. 1.4.0」表の「Linux Red Hat Shellscript」行の「SDK」列の「DOWNLOAD」をクリックします。

バイナリコードライセンス条項が表示されます。

d. バイナリコードライセンス条項に目を通します。次に進むには、ライセンス条項の条件に同意 (Accept) します。

ダウンロードスに進むには、必ずライセンス条項に同意する必要があります。同意すると、ダウンロードページが表示されます。

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第 2章 J2SE v.1.4.0プラットフォームのインストール 11

e. 「Download j2sdk-1_4_0-linux-i386-rpm.bin」をクリックし、ファイルの保存先のディレクトリとして j2se-directory を指定します。

f. ダウンロードしたファイルとダウンロードページに示されているファイルのサイズ

が同じであることを確認します。

サイズが同じであることを確認することによって、ダウンロードしたファイルが壊れていない完全なソフトウェアバンドルであることがわかります。

2. 次のコマンドを入力するか、Forte for Java 製品 CD に含まれているj2sdk-1_4_0-linux-i386-rpm.bin ファイルをダブルクリックします。

スクリプトによってバイナリライセンス条項が表示されます。

3. バイナリライセンス条項に目を通します。次に進むには、ライセンス条項の条件に同意します。

インストールに進むには、必ずライセンス条項に同意する必要があります。

同意すると、インストールスクリプトによって j2sdk-1_4_0-linux-i386-rpm

ファイルが現在のディレクトリに作成されます。

4. 端末ウィンドウで以下を入力することによって、スーパーユーザーになります。

5. システムに J2SE v.1.4.0 プラットフォームの事前公開版がインストールされている場合は、アンインストールします。

J2SE v.1.4.0プラットフォームのベータ版または Release Candidate 版がインストールされている場合は、アンインストールしてください。

$ cd j2se-directory$ chmod a+x j2sdk-1_4_0-linux-i386-rpm.bin$ j2sdk-1_4_0-linux-i386-rpm.bin

$ suPassword: root-password

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12 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

注 - J2SEプラットフォームの事前公開版のデフォルトのインストール場所は/usr/java/j2sdk1.4.0で、最終バージョンの J2SE v.1.4.0 プラットフォームの RPMパッケージがインストールされるのと同じ場所です。最終バージョンのJ2SE v.1.4.0 プラットフォームをインストールするには、以前にインストールした事前公開版を前もってアンインストールしておく必要があります。以前のリリースをインストールしていない場合、この手順は省略してください。

システムに事前公開版がインストールされているかどうか不明な場合は、次のコマンドを実行してください。

事前公開版の J2SE v.1.4.0プラットフォームの RPMパッケージ名が表示されます。たとえば J2SE 1.4.0 Beta 3バージョンがインストールされている場合は、Beta 3の RPMパッケージ名として j2sdk-1.4.0-beta3が返されます。

ベータ版のパッケージがインストールされていることが判明した場合は、rpmコマンドを使用してアンインストールしてください。たとえば J2SE v.1.4.0プラットフォームの Beta 3バージョンを削除する場合は、次のコマンドを入力します。

6. 次の rpm コマンドを入力することによって、J2SE v.1.4.0 プラットフォームのパッケージをインストールします。

J2SE v.1.4.0プラットフォームのパッケージが /usr/java/j2sdk1.4.0にインストールされます。

7. 以下を入力して、スーパーユーザー特権から抜けます。

第 3章の Forte for Javaソフトウェアのインストールに進みます。

# rpm -query -a | grep j2sdk-1.4.0

# rpm -e j2sdk-1.4.0-beta3

# cd j2se-directory# rpm -iv j2sdk-1.4.0-fcs-linux-i386.rpm

# exit

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第 2章 J2SE v.1.4.0プラットフォームのインストール 13

Solarisオペレーティング環境への J2SEプラットフォームのインストールSolaris 8オペレーティング環境 (SPARCプラットフォーム) に J2SE v.1.4.0 プラットフォームをインストールするには、事前に必要な Solarisパッチをインストールしておく必要があります。次節の手順に従って、Solarisパッチと J2SE v.1.4.0 プラット

フォームをインストールしてください。

注 - Solaris 9オペレーティング環境には、J2SE v.1.4.0プラットフォームが事前に組み込まれています。このため、Solaris 9環境から削除されない限り、J2SE v.1.4.0プラットフォームを追加する必要はありません。

Solaris 8 オペレーティング環境へのパッチのインストール

注 - Solaris環境への Solarisパッチのインストールについて不明な点がある場合は、

Solarisシステム管理者に連絡してください。

注 - Solarisパッチのダウンロードのための日本語ページは、http://java.sun.com/j2se/1.4/ja/download.htmlからもアクセス可能です。

注 - J2SEのアップデートにともない、以下に書かれている手順やファイル名などが変更されている可能性があります。

ここでは、J2SE v.1.4.0プラットフォームをインストールする前に必要な Solaris パッチをインストールする方法を説明します。この説明は、Solaris 8オペレーティング環境にのみ該当します。solaris_patch_installerに含まれている Solarisパッチについては、付録 Aを参照してください

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14 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

1. http://www.sun.com/software/sundev/jde/buy/index.html からsolaris-patches-directory ディレクトリに solaris_patch_installer.tar.gz ファイルをダウンロードします。Forte for Java 製品 CD に含まれている同名のファイルを使用することもできます。

注 - ファイルを保存する solaris-patches-directory ディレクトリは、必ず十分な空き領域のあるディスクに作成してください。

2. 以下を入力することによって、solaris-patches-directory ディレクトリに移動し、ダウンロードしたファイルを圧縮解除して、含まれているファイルを抽出します。

注 - Solaris 8オペレーティング環境の場合、gzcatユーティリティは /usr/bin

ディレクトリにあります。

solaris_patch_installerファイルと patchesディレクトリが、solaris-patches-directory ディレクトリに抽出されます。この patchesディレクトリに

は、必要な Solarisパッチごとに複数のサブディレクトリが含まれます。

3. ディスク領域を回復するには、以下を入力することによってダウンロードしたファイルを削除します。(省略可能)

4. 端末エミュレータで以下を入力し、スーパーユーザーになります。

% cd solaris-patches-directory% gzcat solaris_patch_installer.tar.gz | tar xvf -

% rm -rf solaris_patch_installer.tar.gz

% suPassword: root-password

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第 2章 J2SE v.1.4.0プラットフォームのインストール 15

5. solaris-patches-directory に移動して、solaris_patch_installer スクリプトを実行します。

solaris_patch_installerによって、J2SE v.1.4.0プラットフォームのインストールに必要なパッチで、すでに適用されているパッチとインストールする必要があるパッチが特定されます。

以下のような出力が表示されます。

6. パッチのインストールの完了後にその詳細を確認するには、/var/tmp/solaris_patch_installer.log ファイルの内容を調べます。(省略可能)

注 - 一部の Solarisパッチでは、インストールの完了後にシステムの再起動が必要になります。その場合、インストーラは再起動を促します。

7. システムの再起動を促すメッセージが表示されたら、y を入力して再起動します。

# cd solaris-patches-directory# ./solaris_patch_installer

# ./solaris_patch_installerJ2SE, v.1.4.0 の Solaris パッチインストールプログラムインストール中 109147-14...すでに適用されています

インストール中 108434-06...インストールに成功しました

インストール中 108435-06...インストールに成功しました

インストール中 111293-04...インストールされていないパッケージにパッチを適用しようとしています

インストール中 112334-01...すでに適用されています

# システムにインストールされたパッチを有効にするために、システムを再起動する必要があります。システムをすぐに再起動しますか? (y/n)

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16 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

8. 再起動を促すメッセージが表示されなかった場合は、以下を入力してスーパーユーザー特権から抜けます。

9. ディスク領域を回復するには、システムにログオンし直した後で以下を入力することによって solaris-patches-directory とその内容を削除します。(省略可能)

Solaris 8 環境への J2SE v.1.4.0 プラットフォームのインストール

注 - Solarisオペレーティング環境への Solarisパッケージか J2SE v.1.4.0 プラットフォームのインストールについて不明な点がある場合は、Solarisシステム管理者に連絡してください。

注 - J2SE v.1.4.0 ダウンロードのための日本語ページは、http://java.sun.com/j2se/1.4/ja/download.htmlからもアクセス可能です。

注 - J2SEのアップデートにともない、以下に書かれている手順やファイル名などが変更されている可能性があります。

インストールする前に、Solaris 8環境で J2SE v.1.4.0プラットフォームを使用するために必要なパッチがすべてインストールされていることを確認する必要があります。詳細は、13ページの「Solaris 8オペレーティング環境へのパッチのインストール」を参照してください。

64ビット Solaris 8環境に 64ビット J2SE v.1.4.0プラットフォームをインストールするには、次の 2つの手順を実行する必要があります。

# exit

% rm -rf solaris-patches-directory

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第 2章 J2SE v.1.4.0プラットフォームのインストール 17

1. 64 ビット Solaris 8 環境に 32 ビット J2SE v.1.4.0 プラットフォームをインストールします。

この手順の詳細は、17ページの「32ビット Solaris 8 環境への J2SE v.1.4.0 プラットフォームのインストール」を参照してください。

2. 64 ビット Solaris 8 環境に 64 ビット用の J2SE v.1.4.0 補助ソフトウェアリリースをインストールします。

この手順の詳細は、20ページの「Solaris 8環境への 64ビット用 J2SE v.1.4.0補助ソフトウェアリリースのインストール」を参照してください。

32 ビット Solaris 8 環境への J2SE v.1.4.0 プラットフォームのインストール

注 - Solarisオペレーティング環境への Solarisパッケージか J2SE v.1.4.0 プラットフォームのインストールについて不明な点がある場合は、Solarisシステム管理者に連絡してください。

サポートされている Solarisオペレーティング環境に J2SE v.1.4.0 プラットフォームをインストールする手順は以下のとおりです。この手順では、pkgaddコマンドを使用します。

1. j2sdk-1_4_0-solsparc.tar.Z ファイルを j2se-directory ディレクトリにダウンロードします。Forte for Java 製品 CD に含まれている同名のファイルを使用することもできます。

注 - インストーラファイルを保存する j2se-directory ディレクトリは、必ず十分な空き領域のあるディスクに作成してください。

Forte for Java製品 CDに含まれているインストーラファイルを使用する場合は、手順eに進んでください。

a. http://www.sun.com/software/sundev/jde/buy/index.html ダウンロードページの「Before You Download」セクションで「Java 2 Platform, Standard

Edition, v. 1.4.0」をクリックします。

「Java 2 Platform, Standard Edition, v. 1.4.0 Overview」ページが表示されます。

Page 32: Forte for Java 4, Enterprise Edition 㠤㠳㠹ã ã ¼ã …2. J2SE v.1.4.0 プラットフォームのインストール 5 J2SE プラットフォームのバージョンの確認

18 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

b. 「Download J2SE v. 1.4 Now!」をクリックします。

「Java 2 Platform, Standard Edition」ダウンロードページが表示されます。

c. 「Download J2SE, v. 1.4.0」表の「Solaris SPARC 32-bit tar.Z」行の「SDK」列の「DOWNLOAD」をクリックします。

バイナリコードライセンス条項が表示されます。

d. バイナリコードライセンス条項に目を通します。次に進むには、ライセンス条項の条件に同意 (Accept) します。

ダウンロードに進むには、必ずライセンス条項に同意する必要があります。同意すると、ダウンロードページが表示されます。

e. 製品のダウンロードページで 「Download j2sdk-1_4_0-solsparc.tar.Z」をクリックして、j2se-directoryディレクトリに保存します。Forte for Java製品 CDに含まれている同名のファイルを j2se-directory ディレクトリにコピーしてもかまいま

せん。

f. ダウンロードしたファイルと、ダウンロードページに示されているファイルサイズまたは Forte for Java 製品 CD に含まれているファイルのサイズが同じであることを確認します。

サイズが同じであることを確認することによって、ダウンロードしたファイルが壊れていない完全なソフトウェアバンドルであることがわかります。

2. コマンド行で以下を入力することによって、j2se-directory ディレクトリに移動し、ダウンロードしたインストーラファイルを圧縮解除して、含まれているファイルを抽出します。

いくつかのパッケージ (SUNWj3dmo、SUNWj3dev、SUNWj3man、SUNWj3rt、日本語マニュアルページ用の SUNWj3jmp)と製品ライセンス、readmeファイル、そのリリースドキュメントが作成されます。

3. 端末エミュレータで以下を入力することによって、スーパーユーザーになります。

% cd j2se-directory% zcat j2sdk-1_4_0-solsparc.tar.Z | tar xvf -

% suPassword: root-password

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第 2章 J2SE v.1.4.0プラットフォームのインストール 19

4. 以前のバージョンの J2SE プラットフォームがインストールされている場合は、アンインストールします。

注 - J2SEプラットフォームのバージョン 1.3.0か 1.3.1、または 1.4.0のベータ版のデフォルトのインストール場所は /usr/j2seで、今回の J2SE v.1.4.0がインストールされるのと同じ場所です。J2SE v.1.4.0プラットフォームをインストールするには、以前にインストールしたリリースを前もってアンインストールしておく必要があります。以前のリリースをインストールしていないか、デフォルト以外の場所に J2SE v.1.4.0をインストールする場合、この手順は省略してください。

J2SE のバージョン 1.3.0か 1.3.1、または 1.4.0の事前公開版のパッケージがインストールされている場合は、pkgrmコマンドを使用してそれらのパッケージも削除します。

バージョン 1.3.0で地域対応用のパッケージの SUNWlj3dvおよび SUNWlj3rtがインストールされている場合は、次のコマンドを使用して削除します。

Java 2 SDK v. 1.3.0または v. 1.3.1の日本語マニュアルページパッケージがインストールされている場合は、次のコマンドを使用して削除します。

/usr/java シンボリックリンクのリンク先が Java 2 SDK v.1.2.2 のインストール場所の /usr/java1.2 になっている場合は、リンク先が /usr/j2seになるように更新できます。Java 2 SDK v. 1.4.0は /usr/j2seにインストールされます。

# pkgrm SUNWj3dmo SUNWj3man SUNWj3dev SUNWj3rt

# pkgrm SUNWlj3dv SUNWlj3rt

# pkgrm SUNWjej3m SUNWjpj3m SUNWjuj3m

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20 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

5. pkgadd コマンドを実行して、パッケージをインストールします。

J2SE v. 1.4.0パッケージが /usr/j2seにインストールされます。デフォルト以外の場所への J2SE v.1.4.0のインストールについては、pkgadd(1)および admin(4)のマニュアルページを参照してください。

6. ディスク領域を回復するには、j2se-directory を削除します。(省略可能)

7. 以下を入力して、スーパーユーザー特権から抜けます。

J2SE v.1.4.0補助ソフトウェアリリースをインストールする必要がある場合は、20ページの「Solaris 8環境への 64ビット用 J2SE v.1.4.0 補助ソフトウェアリリースのインストール」に進みます。

それ以外の場合は、第 3章の Forte for Javaソフトウェアのインストールに進みます。

Solaris 8 環境への 64 ビット用 J2SE v.1.4.0 補助ソフトウェアリリースのインストール

注 - Solarisオペレーティング環境への Solarisパッケージか J2SE v.1.4.0 プラットフォームのインストールについて不明な点がある場合は、Solarisシステム管理者に連絡してください。

Solaris 8環境に J2SE v.1.4.0 プラットフォームの 64ビット補助ソフトウェアリリースをインストールする手順は以下のとおりです。

1. j2sdk-1_4_0-solsparcv9.tar.Z ファイルを j2se-64bit-directory ディレクトリにダウンロードします。Forte for Java 製品 CD に含まれている同名のファイルを使用することもできます。

# cd j2se-directory# pkgadd -d . SUNWj3rt SUNWj3dev SUNWj3man SUNWj3dmo

# rm -rf j2se-directory

# exit

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第 2章 J2SE v.1.4.0プラットフォームのインストール 21

注 - ファイルを保存する jse-64bit-directoryディレクトリは、必ず十分な空き領域のあるディスクに作成してください。

Forte for Java製品 CDに含まれているインストーラファイルを使用する場合は、手順eに進んでください。

a. http://www.sun.com/software/sundev/jde/buy/index.html ダウンロードページの「Before You Download」セクションで「Java 2 Platform, Standard

Edition, v. 1.4.0」をクリックします。

「Java 2 Platform, Standard Edition, v. 1.4.0 Overview」ページが表示されます。

b. 「Download J2SE v. 1.4 Now!」をクリックします。

「Java 2 Platform, Standard Edition」ダウンロードページが表示されます。

c. 「Download J2SE, v. 1.4.0」表の「Solaris SPARC 64-bit tar.Z」行の「SDK」列の「DOWNLOAD」をクリックします。

バイナリコードライセンス条項が表示されます。

d. バイナリコードライセンス条項に目を通します。次に進むには、ライセンス条項の条件に同意 (Accept) します。

ダウンロードに進むには、必ずライセンス条項に同意する必要があります。同意すると、ダウンロードページが表示されます。

e. 製品のダウンロードページで 「Download j2sdk-1_4_0-solsparcv9.tar.Z」をクリックして、ファイルの保存場所を指定します。Forte for Java 製品 CD に含まれている同名のファイルを使用することもできます。

f. ダウンロードしたファイルとダウンロードページに示されているファイルのサイズ

が同じであることを確認します。

サイズが同じであることを確認することによって、ダウンロードしたファイルが壊れていない完全なソフトウェアバンドルであることがわかります。

Page 36: Forte for Java 4, Enterprise Edition 㠤㠳㠹ã ã ¼ã …2. J2SE v.1.4.0 プラットフォームのインストール 5 J2SE プラットフォームのバージョンの確認

22 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

2. コマンド行で以下を入力することによって、j2se-64bit-directory ディレクトリに移動し、ダウンロードしたインストーラファイルを圧縮解除して、含まれているファイル

を抽出します。

J2SE v.1.4.0プラットフォームを 64ビットに対応させるパッケージ (SUNWj3dvx、SUNWj3rtx、および SUNWj3dmx)が作成されます。

3. 端末エミュレータで以下を入力することによって、スーパーユーザーになります。

4. J2SE v.1.4.0 の 64 ビットパッケージのベータ版がインストールされている場合は、アンインストールします。

64ビットサポート用の SUNWj3dvx、SUNWj3rtx、および SUNWj3dmxのベータ版がインストールされている場合は、pkgrmコマンドを使用して削除します。

5. pkgadd コマンドを実行して、パッケージをインストールします。

64ビットサポート用のファイルが、J2SE v.1.4.0のインストール場所である/usr/j2se にインストールされます。

6. ディスク領域を回復するには、j2se-64bit-directory を削除します。(省略可能)

% cd j2se-64bit-directory% zcat j2sdk-1_4_0-solsparcv9.tar.Z | tar xvf -

% suPassword: root-password

# pkgrm SUNWj3rtx SUNWj3dvx SUNWj3dmx

# cd j2se-64bit-directory# pkgadd -d . SUNWj3rtx SUNWj3dvx SUNWj3dmx

# rm -rf j2se-64bit-directory

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第 2章 J2SE v.1.4.0プラットフォームのインストール 23

7. 以下を入力して、スーパーユーザー特権から抜けます。

第 3章の Forte for Javaソフトウェアのインストールに進みます。

J2SE v.1.4.0プラットフォームのアンインストールJ2SE v.1.4.0プラットフォームをアンインストールする場合は、以下のようにしてください。

� Microsoft Windows システムの場合コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」ユーティリティを使用して、システムから J2SE v.1.4.0 プラットフォームをアンインストールします。

� Red Hat Linux 環境の場合rpmを使用して、システムから J2SE v.1.4.0 プラットフォームをアンインストールします。

� Solarisオペレーティング環境の場合pkgrm と patchrmコマンドを使用して、システムから J2SE v.1.4.0 プラットフォームと関係する Solaris パッチをアンインストールします。

注意 - J2SE v.1.4.0プラットフォームとこれに関係する Solaris パッチを削除すると、システムの動作が退化することがあります。J2SE v.1.4.0プラットフォームとこれに関係する Solarisパッチをシステムから削除する方法について不明な点がある場合は、Solarisシステム管理者に連絡してください。

これらのコマンドについての詳細は、pkgrmおよび patchrmのマニュアルページを参照してください。

# exit

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24 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

Page 39: Forte for Java 4, Enterprise Edition 㠤㠳㠹ã ã ¼ã …2. J2SE v.1.4.0 プラットフォームのインストール 5 J2SE プラットフォームのバージョンの確認

25

第3章

Forte for Java 4 IDEのインストール

この章では、サポートされているプラットフォーム別に Forte for Java 4, EnterpriseEditionをインストールする方法を説明します。また、この IDE のインストールで作成されるサブディレクトリとアンインストール方法についても説明します。

以前の Forte for Javaソフトウェアリリースのサポート以前のバージョンの IDE を Forte for Java 4ソフトウェアにアップグレードする場合は、以下のことを検討する必要があります。

� 以前のバージョンの Forte for Java IDE を残すかどうかを決定します。以前のバージョンの IDE を残す場合は、Forte for Java 4をインストールするディレクトリとして、現在と異なるディレクトリを指定します。

以前のバージョンの IDE と同じディレクトリを使用するには、Forte for Java 4ソフトウェアをインストールする前に以前のバージョンをアンインストールする必要があります。

� 現在の IDE ユーザー設定を残すかどうかを決定します。新しいバージョンの IDEで現在のユーザー設定を使用する場合は、最初の IDE設定で現在のユーザーディレクトリの場所を指定する必要があります。詳細は、第 4章をお読みください。

Page 40: Forte for Java 4, Enterprise Edition 㠤㠳㠹ã ã ¼ã …2. J2SE v.1.4.0 プラットフォームのインストール 5 J2SE プラットフォームのバージョンの確認

26 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

Forte for Javaの共有インストールした Forte for Javaを複数のユーザーの間で共有する場合は、Forte forJava 4 IDE を共有ディレクトリにインストールする必要があります。

サポートされている Solarisまたは Red Hat Linux環境に IDE をインストールすると、すべてのユーザー設定は、各ユーザーのホームディレクトリの下に作成されるffjuser40ee ディレクトリに保存されます。これは、共有または非共有のどちらの

インストールでも同じです。

Microsoft Windows システムに IDE をインストールした場合は、IDEを初めて起動した直後に表示されるダイアログを使用して、専用のユーザーディレクトリを設定する必要があります。これは、共有または非共有のどちらのインストールでも同じです。

Microsoft Windows システムの場合、ユーザーディレクトリの名前はドライブ名 :ディレクトリパス\ffjuser40eeにすることを推奨します。この名前は、HKEY_CURRENT_USER レジストリの Software\SunMicrosystems,

Inc./Forte for Javaキーの UserDir値として登録され、IDEをアンインストールしても、削除されることはありません。意図的に Microsoft Windows のレジストリから削除されない限り、この UserDir値はこのバージョンの IDE の以降のインストールで再利用されます。ユーザーディレクトリに別の場所を使用する場合の問題については第 9章「障害追跡」を参照してください。

サポートされているプラットフォームへの Fortefor Java 4 IDEのインストール以下では、サポートされているプラットフォーム別に Forte for Java 4 IDE のインストール方法を説明します。

Microsoft Windows システムへのインストール

サポートされている Microsoft Windows システムへの Forte for Java 4 IDE のインストールは、.exeファイルを使用して行うことができます。

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第 3章 Forte for Java 4 IDEのインストール 27

注 - Forte for Java 4 IDE をインストールするには、システムに J2SE v.1.3.1またはJ2SE v.1.4.0プラットフォームがインストールされている必要があります。Fortefor Java 4 IDE は J2SE v.1.4.0プラットフォームと組み合わせることを推奨します。このソフトウェアのインストール方法については、第 2章を参照してください。

1. http://www.sun.co.jp/software/sundev/try.html からffj_ee_win32.exe インストーラファイルをダウンロードします。Forte for Java 製品 CD に含まれている同名のファイルを使用することもできます。

製品のダウンロードページからこのファイルをダウンロードする場合は、以下のことを行います。

a. ffj-download-directory にファイルを保存します。

b. ダウンロードページで提供されるシリアル番号を書き留めます。

Forte for Java 4製品 CDの場合、シリアル番号は Forte for Java 4製品パッケージに記

載されています。

2. ffj-download-directory または Forte for Java 4 製品 CD にある ffj_ee_win32.exe をダブルクリックします。

InstallShieldの 開始画面が表示されます。

注 - Forte for Java 4 IDE のインストール中にエラーが発生した場合は、第 9 章の障害追跡のためのヒントを参照してください。

3. 開始画面で「次へ」をクリックします。

4. ライセンス条項に目を通します。次に進むには、ライセンス条項の条件に同意して、「次へ」をクリックします。

インストールに進むには、必ずライセンス条項に同意する必要があります。

InstallShieldは、システム上の対応している Java 2 SDK v. 1.3.1または v. 1.4.0 を探します。

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28 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

5. 対応している Java 2 SDK ソフトウェアがある場所を設定して、「次へ」をクリックします。

Forte for Java 4 IDEは、Java 2 SDKソフトウェアの v. 1.3.1または v. 1.4.0のいずれかにローカルアクセスまたはネットワークアクセスできる必要があります。以下のいずれかを行うことによって使用するインストール済みのソフトウェアを指定してください。

� デフォルトの場所をそのまま受け入れる。� 見つかった Java 2 SDK ソフトウェアのリストから別の場所を選択する。

� 「ブラウズ」をクリックして別の場所を指定する。

Java 2 SDK の場所を設定したら、「次へ」をクリックします。

6. 製品 CD に提供されているか、製品のダウンロードページで提供されたシリアル番号を入力します。シリアル番号を入力しないで、「次へ」をクリックしてもかまいません。その場合は、試用版シリアル番号が生成されます。

a. 「はい」をクリックして、自動的に試用版シリアル番号を生成します。

試用版シリアル番号の有効期間は 60日です。

b. 試用版シリアル番号が表示されたら、その番号を書き留めます。

この後、製品登録を行うと、試用版シリアル番号でアップデートセンターのサービスを利用できるようになります。製品登録については第 4章、Forte for Javaのアップデートセンターについては、71ページの「アップデートセンターを利用したモジュールの更新」を参照してください。

c. 再び「次へ」をクリックして、インストールに進みます。

7. デフォルトのインストール先フォルダをそのまま受け入れるか、「ブラウズ」をクリックして別のフォルダを選択します。「次へ」をクリックして次に進みます。

注 - インストール先ディレクトリ名に空白や日本語を含めることはできません。空または新規のディレクトリである必要があります。

8. インストールする Forte for Java 4 コンポーネントを選択します。

次のコンポーネントがあります。

� Core Platform and Modules (必須)� PointBase Server 4.2 Restricted Edition� Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) Reference Implementation 1.3.1

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第 3章 Forte for Java 4 IDEのインストール 29

注 - IDEとともに J2EE Reference Implementation 1.3.1 と PointBase Server 4.2

Restricted Editionをインストールすることを推奨します。第 5章で説明しているように、これらのソフトウェアを利用することによって単純な J2EEアプリケーションを短時間に開発することができます。

9. 「インストール情報」ダイアログでインストールの選択内容を確認して、「次へ」をクリックします。

InstallShieldによって、選択された Forte for Java 4コンポーネントがインストールされます。

10. .java および .nbm ファイルを Forte for Java 4 IDE に関連づけるかどうかの指定をします。「次へ」をクリックして次に進みます。

これらのファイルタイプを関連づけると、ファイルを開いたときに自動的に Forte forJava 4 IDE が起動します。

11. 「完了」をクリックしてインストールを完了します。

12. 『リリースノート』にアクセスして、このリリースに関する重要情報に目を通します。『リリースノート』は、製品 CD またはhttp://sun.co.jp/forte/ffj/documentation/index.html からアクセスできます。

13. 第 4 章の Forte for Java 4 IDE の設定に進みます。

Red Hat Linux 環境へのインストール

Red Hat Linux 環境への Forte for Java 4 IDE のインストールは、.binファイルを使用して行うことができます。

注 - Forte for Java 4 IDE をインストールするには、システムに J2SE v.1.3.1またはJ2SE v.1.4.0プラットフォームがインストールされている必要があります。Fortefor Java 4 IDE は J2SE v.1.4.0プラットフォームと組み合わせることを推奨します。このソフトウェアのインストール方法については、第 2章を参照してください。

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30 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

1. http://www.sun.co.jp/software/sundev/try.html からffj_ee_linux.bin インストーラファイルをダウンロードします。Forte for Java 製品 CD に含まれている同名のファイルを使用することもできます。

製品のダウンロードページからこのファイルをダウンロードする場合は、以下のことを行います。

a. ffj-download-directory にファイルを保存します。

b. ダウンロードページで提供されるシリアル番号を書きとめます。

Forte for Java 4製品 CDの場合、シリアル番号は Forte for Java 4製品パッケージに記載されています。

2. ローカルシステムに表示が行われるように DISPLAY 環境変数を設定します。

ローカルシステムにインストールする場合は、DISPLAY環境変数を :0.0に設定します。スーパーユーザー (root)アカウントを使用しているか、遠隔インストールを行っている場合は、ローカルシステムに表示が行われるようにスーパーユーザーセッションの DISPLAY 環境変数を設定します。

たとえば Cシェルを実行している rootアカウントから設定するには、スーパーユー

ザーセッションのコマンドプロンプトで以下を入力します。

3. ffj_ee_linux.bin ファイルに実行権限を設定し、Forte for Java 4 製品 CD でダブルクリックするか、以下を入力することによって、ffj_ee_linux.bin を実行します。

注 - Forte for Java 4 IDE のインストール中にエラーが発生した場合は、第 9章の障害追跡のためのヒントを参照してください。

4. 開始画面で「次へ」をクリックします。

# setenv DISPLAY your-local-system:0.0

$ cd ffj-download-directory$ chmod a+x ffj_ee_linux.bin$ ffj_ee_linux.bin

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第 3章 Forte for Java 4 IDEのインストール 31

5. ライセンス条項に目を通します。次に進むには、ライセンス条項の条件に同意して、「次へ」をクリックします。

インストールに進むには、必ずライセンス条項に同意する必要があります。

InstallShieldは、システムから対応している Java 2 SDK v. 1.3.1または v. 1.4.0を探します。

6. 対応している Java 2 SDK ソフトウェアがある場所を設定して、「次へ」をクリックします。

Forte for Java 4 IDEは、Java 2 SDKソフトウェアの v. 1.3.1または v. 1.4.0のいずれかにローカルアクセスまたはネットワークアクセスできる必要があります。以下のいずれかを行うことによって使用するインストール済みのソフトウェアを指定してください。

� デフォルトの場所をそのまま受け入れる。� 見つかった Java 2 SDK ソフトウェアのリストから別の場所を選択する。

� 「ブラウズ」をクリックして別の場所を指定する。

Java 2 SDK の場所を設定したら、「次へ」をクリックします。

7. 製品 CD に提供されているか、製品のダウンロードページで提供されたシリアル番号を入力します。シリアル番号を入力しないで、「次へ」をクリックしてもかまいません。その場合は、試用版シリアル番号が生成されます。

a. 「はい」をクリックして、自動的に試用版シリアル番号を生成します。

試用版シリアル番号の有効期間は 60日です。

b. 試用版シリアル番号が表示されたら、その番号を書き留めます。

この後、製品登録を行うと、試用版シリアル番号でアップデートセンターのサービスを利用できるようになります。製品登録については第 4章、Forte for Javaのアップデートセンターについては、71ページの「アップデートセンターを利用したモジュールの更新」を参照してください。

c. 再び「次へ」をクリックして、インストールに進みます。

8. デフォルトのインストール先フォルダをそのまま受け入れるか、「ブラウズ」をクリックして別のフォルダを選択します。「次へ」をクリックして次に進みます。

注 - インストール先ディレクトリ名に空白や日本語を含めることはできません。空または新規のディレクトリである必要があります。

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32 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

9. インストールする Forte for Java 4 コンポーネントを選択します。

次のコンポーネントがあります。

� Core Platform and Modules (必須)� PointBase Server 4.2 Restricted Edition� Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) Reference Implementation 1.3.1

注 - IDEとともに J2EE Reference Implementation 1.3.1 と PointBase Server 4.2

Restricted Edition をインストールすることを推奨します。第 5 章で説明しているように、これらのソフトウェアを利用することによって単純な J2EEアプリケーションを短時間に開発することができます。

10. 「インストール情報」ダイアログでインストールの選択内容を確認して、「次へ」をクリックします。

InstallShieldによって、選択された Forte for Java 4コンポーネントがインストールされます。

11. 「完了」をクリックしてインストールを完了します。

12. 『リリースノート』にアクセスして、このリリースに関する重要情報に目を通します。『リリースノート』は、製品 CD またはhttp://sun.co.jp/forte/ffj/documentation/index.html からアクセスできます。

13. 第 4 章の Forte for Java 4 IDE の設定に進みます。

Solaris オペレーティング環境へのインストール

Solarisオペレーティング環境への Forte for Java 4 IDE のインストールは、.binファイルを使用して行うことができます。

注 - Forte for Java 4 IDE をインストールするには、システムに J2SE v.1.3.1またはJ2SE v.1.4.0 プラットフォームがインストールされている必要があります。Fortefor Java 4 IDE は J2SE v.1.4.0プラットフォームと組み合わせることを推奨します。このソフトウェアのインストール方法については、第 2章を参照してください。

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第 3章 Forte for Java 4 IDEのインストール 33

1. http://www.sun.co.jp/software/sundev/try.html からffj_ee_solsparc.bin インストーラファイルをダウンロードします。Forte forJava 製品 CD に含まれている同名のファイルを使用することもできます。

製品のダウンロードページからこのファイルをダウンロードする場合は、以下のことを行います。

a. ffj-download-directory にファイルを保存します。

b. ダウンロードページで提供されるシリアル番号を書きとめます。

Forte for Java 4製品 CDの場合、シリアル番号は Forte for Java 4製品パッケージに記載されています。

2. ローカルシステムに表示が行われるように DISPLAY 環境変数を設定します。

ローカルシステムにインストールする場合は、DISPLAY環境変数を :0.0に設定します。スーパーユーザー (root)アカウントを使用しているか、遠隔インストールを行っている場合は、ローカルシステムに表示が行われるようにスーパーユーザーセッションの DISPLAY 環境変数を設定します。

たとえば C シェルを実行している rootアカウントから設定するには、スーパーユー

ザーセッションのコマンドプロンプトで以下を入力します。

3. ffj_ee_solsparc.bin ファイルに実行権限を設定し、Forte for Java 4 製品 CD でダブルクリックするか、以下を入力することによって、ffj_ee_linux.bin を実行します。

注 - Forte for Java 4 IDE のインストール中にエラーが発生した場合は、第 9 章「障害追跡」を参照してください。

4. InstallShield の 開始画面で「次へ」をクリックします。

# setenv DISPLAY your-local-system:0.0

$ cd ffj-download-directory$ chmod a+x ffj_ee_solsparc.bin$ ffj_ee_solsparc.bin

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34 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

5. ライセンス条項に目を通します。次に進むには、ライセンス条項の条件に同意して、「次へ」をクリックします。

インストールに進むには、必ずライセンス条項に同意する必要があります。

InstallShieldは、システムから対応している Java 2 SDK v. 1.3.1または v. 1.4.0を探します。

6. 対応している Java 2 SDK ソフトウェアがある場所を設定して、「次へ」をクリックします。

Forte for Java 4 IDEは、Java 2 SDKソフトウェアの v. 1.3.1または v. 1.4.0のいずれかにローカルアクセスまたはネットワークアクセスできる必要があります。以下のいずれかを行うことによって使用するインストール済みの Java 2 SDKソフトウェアを指定してください。

� デフォルトの場所をそのまま受け入れる。� 見つかった Java 2 SDK ソフトウェアのリストから別の場所を選択する。

� 「ブラウズ」をクリックして別の場所を指定する。

Java 2 SDK の場所を設定したら、「次へ」をクリックします。

7. 製品 CD に提供されているか、製品のダウンロードページで提供されたシリアル番号を入力します。シリアル番号を入力しないで、「次へ」をクリックしてもかまいません。その場合は、試用版シリアル番号が生成されます。

a. 「はい」をクリックして、自動的に試用版シリアル番号を生成します。

試用版シリアル番号の有効期間は 60日です。

b. 試用版シリアル番号が表示されたら、その番号を書きとめます。

この後、製品登録を行うと、試用版シリアル番号でアップデートセンターのサービスを利用できるようになります。製品登録については第 4章、Forte for Javaのアップデートセンターについては、71ページの「アップデートセンターを利用したモジュールの更新」を参照してください。

c. 再び「次へ」をクリックして、インストールに進みます。

8. デフォルトのインストール先フォルダをそのまま受け入れるか、「ブラウズ」をクリックして別のフォルダを選択します。「次へ」をクリックして次に進みます。

注 - インストール先ディレクトリ名に空白を含むことはできません。空または新規のディレクトリである必要があります。

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第 3章 Forte for Java 4 IDEのインストール 35

9. インストールする Forte for Java 4 コンポーネントを選択します。

次のコンポーネントがあります。

� Core Platform and Modules (必須)� PointBase Server 4.2 Restricted Edition� Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) Reference Implementation 1.3.1� Solaris Developer Modules

注 - IDEとともに J2EE Reference Implementation 1.3.1 と PointBase Server 4.2

Restricted Editionをインストールすることを推奨します。第 5章で説明しているように、これらのソフトウェアを利用することによって単純な J2EEアプリケーションを短時間に開発することができます。

10. Solaris Developer Modules のインストールを選択した場合は、FCC (Forte Compiler

Collection) へのパスを指定します。

複数のユーザーがアクセスするサーバーに IDEをインストールする場合、FCCソフトウェアに指定するパス名はすべての IDE ユーザーに対して有効で、すべてのユーザー

からアクセスできる必要があります。

FCCをインストールしなかったか、FCC へのパスが不明な場合は、FCCのパスを空白のままにして、「次へ」をクリックしてください。

FCCソフトウェアは、http://www.sun.co.jp/software/sundev/try.htmlからダウンロード可能な Forte Developer 7ソフトウェアのインストール先を参照します。

FCCのパスは、ffj-install-dir/bin/forte_fccに含まれている forte_fccユーティリティを使用することによって後で設定、または設定変更できます。詳細は、ffj-install-dir/man/man1にある forte_fccのマニュアルページを参照してください。

11. 「インストール情報」ダイアログでインストールの選択内容を確認して、「次へ」をクリックします。

InstallShieldによって、選択された Forte for Java 4コンポーネントがインストールされます。

12. 「完了」をクリックしてインストールを完了します。

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36 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

13. 『リリースノート』にアクセスして、このリリースに関する重要情報に目を通します。『リリースノート』は、製品 CD またはhttp://sun.co.jp/forte/ffj/documentation/index.html からアクセスできます。

14. 第 4 章の Forte for Java 4 IDE の設定に進みます。

コマンド行オプションを使用した IDEのインストールコマンド行から Forte for Java 4 IDE をインストールする場合は、この後の手順を利用してください。「インストーラファイル名 .sp」の名前でファイルを作成し、そのファイルに、IDE のインストールに使用するコマンド行オプションを追加する必要があります。

1. http://www.sun.co.jp/software/sundev/try.html からインストーラファイルをダウンロードします。Forte for Java 製品 CD に含まれているインストーラファイルを使用することもできます。

a. ffj-download-directory にインストーラファイルを保存します。

Microsoft Windowsシステムの場合は ffj_ee_win32.exeファイル、Solaris 環境の場合は ffj_ee_solsparc.binファイル、Red Hat Linux環境の場合はffj_ee_linux.bin ファイルをダウンロードします。

b. ダウンロードページで提供されるシリアル番号を書きとめます。製品 CD の場合、シリアル番号は Forte for Java 4 製品パッケージに記載されています。

2. ffj-download-directory 内に .sp ファイルを作成します。

IDE のインストーラは、.spファイルに含まれているコマンド行オプションを読み取ります。

Microsoft Windows システムの場合は、ffj_ee_win32.spという名前のファイルを作成して、ffj-download-directoryに保存します。

Solarisおよび Linux 環境の場合は、それぞれ ffj_ee_solsparc.sp、ffj_ee_linux.sp という名前のファイルを作成します。

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第 3章 Forte for Java 4 IDEのインストール 37

3. 使用するコマンド行オプションとそれらの値を決めて、インストーラファイル名 .sp

ファイルに書き込みます。

表 3-1は、さまざまなコマンド行オプションとそれらのデフォルト値 (存在する場合)をまとめています。オプションには、正式名、略称のどちらでも使用することができます。

表 3-1 Forte for Java 4のコマンド行インストールオプション

インストールオプション 説明

fortehome=ffj-install-dirfh=ffj-install-dir

IDEのインストール先のディレクトリを指定する。-silentモードを使用する場合、このコマンド行パラメータは必須

jdkhome=jdkhome-dirjh=jdkhome-dir

IDE と組み合わせる対応 Java 2 SDKバージョンの場所を設定する。インストーラは、この Java 2 SDK ソフトウェアを使用するように IDE

を設定する。-silentモードを使用する場合、このコマンド行パラメータは必須

serialnumber=serial-numberserialnumber=trial

sn=serial-numbersn=trial

IDE のシリアル番号を設定する。Forte for Java 4 IDE インストーラソフトウェアをダウンロードしたときに受け取ったシリアル番号か、Forte for Java 4製品パッケージに記載されているシリアル番号を使用。値として trialを指定することによって、有効期間が 60日の一時的なライセンスを生成できる。-silentモードを使用する場合、このコマンド行パラメータは必須

pointbaseinstall=yes

pointbaseinstall=no

pi=yespi=no

PointBase Server 4.1 Network Editionをインストールするかどうかを指定する。デフォルト値は yes

j2eeinstall=yes

j2eeinstall=no

ji=yesji=no

J2EE Reference Implementation 1.3.1 をインストールするかどうかを指定する。デフォルト値は yes

fccHome=FCC_pathfch=FCC_path

(Solarisのみ) FCC (Forte Compiler Collection)のインストール先のディレクトリへのパスを設定する。このオプションは、サポートされている Solaris 環境でのみ有効

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38 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

以下は、Microsoft Windows システム用の ffj_ee_win32.spの例です。

以下は、Solaris環境用の ffj_ee_solsparc.spの例です。

si=yes

si=no

soldevInstall=yessoldevInstall=no

(Solarisのみ) Solaris Developer Modules をインストールするかどうかを指定する。デフォルト値は yes。このオプションは、サポートされている Solaris 環境でのみ有効

-silent このオプションはコマンド行で指定する。インストーラファイル名.sp ファイルでは使用しない。指定しなかった場合は、Installshield

ウィザードが表示される。-silent を .spファイルに指定した場合は、インストーラの起動に使用されたコマンドウィンドウにエラーメッセージが表示される

fh=C:\forte4jjh=C:\j2sdk1.4.0sn=trialpi=yesji=yes

fh=/yourserver/forte4jjh=/usr/j2sesn=trialpi=yesji=yessi=yesfch=/yourserver/fcc

表 3-1 Forte for Java 4 のコマンド行インストールオプション (続き)

インストールオプション 説明

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第 3章 Forte for Java 4 IDEのインストール 39

4. コマンド行からインストーラを起動します。

Microsoft Windows システムの場合は、コマンドプロンプトウィンドウで以下を入力します。

Solaris環境の場合は、端末エミュレータで以下のように入力します。

インストーラは、インストーラファイル名 .spファイルに指定されたオプションを使用し、コマンドプロンプトウィンドウに以下を表示します。

エラーが発生すると、コマンドプロンプトウィンドウにメッセージが表示されます。

注 - Forte for Java 4 IDE のインストール中にエラーが発生した場合は、第 9 章「障害追跡」を参照してください。

5. 第 4 章の Forte for Java 4 IDE の設定に進みます。

C:\>cd ffj-download-directoryC:\ffj-download-directory> ffj_ee_win32.exe -silent

$ cd ffj-download-directory$ ffj_ee_solsparc.bin -silent

InstallShield Wizard

InstallShield Wizard を初期化中です ...

Java(tm) 仮想計算機を検索中です ............InstallShield Wizard を実行中です ...

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40 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

インストールで作成されたサブディレクトリの確認Forte for Java 4 IDE をインストールすると、Forte for Java 4のインストール先ディレクトリの ffj-install-dir に、表 3-2に示すサブディレクトリが作成されます。

表 3-2 Forte for Java のサブディレクトリ

サブディレクトリ名 説明

LICENSE.txt Sun Microsystems, Inc. のバイナリコードライセンス条項が含まれる

/_uninst IDE のアンインストールに使用されるファイルが含まれる

/beans IDE にインストールされた JavaBeans コンポーネントが含まれる

/bin Forte for Java 4の起動スクリプト (Microsoft Windowsの場

合は ide.cfgファイルも) が含まれる。Solaris 環境の場合は、xemacsや gvim、xdesigner、forte_fccなどの、 Solaris ツールで提供されるスタンドアロンアプリケーション用の起動ポイントも含まれる

/docs Forte for Javaのヘルプファイルとその他の各種ドキュメントが含まれる

/emacs (Solaris のみ) emacsファイルが含まれる

/examples Forte for Java 4, Enterprise Editionのいくつかの主要機能を紹介するソースファイルが含まれる

/j2sdkee1.3.1 J2EE Reference Implementation v. 1.3.1 のファイルが含まれる (Forte for Java のインストール中にインストールするよう選択した場合)

/jwsdp Java Web Services Developer Pack 用のファイルとディレクトリが含まれる

/lib IDE実装の中核となる JARファイルとオープン APIが含まれる

/man (Solaris のみ) Solaris Developer Modules 用のマニュアルページが含まれる (インストールされている場合)

/modules Forte for Javaモジュールの JARファイルが含まれる

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第 3章 Forte for Java 4 IDEのインストール 41

/platform (Solaris のみ) プラットフォーム固有のファイルが含まれる

/pointbase 4つのサブディレクトリ (client、databases、docs、

server) が含まれる。clientディレクトリには、PointBase コンソールとコマンド行ユーティリティ、サンプルの PointBaseアプリケーションが含まれる。databasesディレクトリにはサンプルのデータベースが含まれる。docsディレクトリには PointBaseのドキュメントが含まれる。serverディレクトリには PointBase サーバーが含まれる

/sources ライブラリのソースが含まれる。これらのソースは、ユーザーアプリケーションと一緒に再配布することができる

/system IDE が特別な目的に使用するファイルとディレクトリが含まれる。個人の ffj-user-dir/systemディレクトリにide.logと project.basicおよび project.lastがあり、ide.logは技術サポートを受けるときに有用な情報を提供する。また 2つの projectファイルには、Forte

for Javaプロジェクトに関する情報が含まれている。Microsoft Windowsの場合は、ffj-user-dir/systemディレクトリにプロジェクト固有のファイル(project.basic_hiddenの下) と project.last

ファイルがある

/tomcat401 Tomcat専用のファイルが含まれる

update_tracking.xml AutoUpdate Center が使用する情報が含まれる

表 3-2 Forte for Java のサブディレクトリ (続き)

サブディレクトリ名 説明

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42 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

Forte for Java 4 IDEのアンインストールアンインストーラウィザードを使用して、Forte for Java 4 IDE をアンインストールすることができます。Forte for Java 4 IDE は以下の手順でアンインストールしてください。

1. ffj-install-dir/_uninst ディレクトリからアンインストーラを起動します。

� Solarisまたは Red Hat Linux 環境の場合は、DISPLAY環境変数が正しく設定されていることを確認して、以下を入力します。

� Microsoft Windows システムの場合は、ffj-install-dir/_uninstディレクトリにある uninstaller.exe ファイルを実行するか、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」ユーティリティを使用します。

アンインストーラの開始画面が表示されます。

2. 開始画面で「次へ」をクリックします。

Forte for Javaコンポーネントのリストが表示されます。

3. アンインストールするコンポーネントを選択して、「次へ」をクリックします。

4. 「次へ」をクリックして、アンインストールするコンポーネントを確認します。

アンインストーラウィザードが IDE のアンインストールに進みます。

5. 「完了」をクリックして、アンインストーラウィザードを終了します。

$ java -jar uninstall.jar

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43

第4章

インストールした Forte for Java 4 IDEの使用方法

Forte for Java 4 IDE をインストールしたら、この章の説明に従ってその起動、設定、登録を行ってください。この章では、使用可能なコマンド行スイッチオプションについても詳しく説明します。

Forte for Java 4 IDEの設定Forte for Java 4 IDE を初めて起動すると、次のことを行うよう促されます。

� ソフトウェアの登録� IDE で使用するユーザーディレクトリの指定

� 自動的なアップデートチェックを行うかどうかの指定

以下の手順に従って最初の IDE 環境の設定をしてください。

1. Forte for Java 4 IDE を起動します。

� Solarisオペレーティング環境または Red Hat Linux 環境の場合は、以下を入力します。

$ cd ffj-install-dir/bin$ runide.sh

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44 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

� Microsoft Windowsシステムの場合は、デスクトップに作成された「Forte for Java4.0 EE」アイコンをダブルクリックするか、「スタート」メニューをクリックして、「Forte for Java 4.0 EE」->「Forte for Java」を選択します。コマンドプロンプトウィンドウで以下を入力することによって起動することもできます。

このバージョンの Forte for Java 4 IDE を Microsoft Windowsシステムに初めてインストールして、初めて起動した場合は、ここでユーザーディレクトリを指定するよう求められます。

2. Microsoft Windows システムの場合は、IDE の設定およびプロジェクト情報を保存するディレクトリの名前を入力して、「OK」をクリックします。

必ず、システムからつねにアクセスできる場所にあるディレクトリを選択してください。別のバージョンの IDE がインストールされている場合は、IDE のバージョンごとに異なるユーザーディレクトリを使用します。このディレクトリは、IDE がインス

トールされているディレクトリとは異なるものにします。

Microsoft Windows システムの場合、ユーザーディレクトリの名前はドライブ名 :ディレクトリパス\ffjuser40eeにすることを推奨します。この名前は、HKEY_CURRENT_USER レジストリの Software\SunMicrosystems,

Inc./Forte for Javaキーの UserDir値として登録され、IDEをアンインストールしても、削除されることはありません。意図的に Microsoft Windows のレジストリから削除されない限り、この UserDir値はこのバージョンの IDE の以降のインストールで再利用されます。ユーザーディレクトリに別の場所を使用する場合の問題については、第 9章の表 9-3を参照してください。

「設定インポート」ウィザードが表示されます。

3. 「設定インポート」ウィザードで以前のバージョンの IDE の設定をインポートするかどうかを指定します。

� 以前のユーザー設定をインポートしない場合は、「いいえ」を選択し、「完了」をクリックして、ウィザードを終了します。

Solaris または Red Hat Linux 環境の場合は、デフォルトのユーザーディレクトリ

が作成されて、$HOME/ffjuser40eeという名前になります。

C:\>cd ffj-install-dir\binC:\ffj-install-dir\bin>runidew.exe

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第 4章 インストールした Forte for Java 4 IDEの使用方法 45

Microsoft Windowssシステムの場合は、ユーザーディレクトリは直前の手順で作

成されるか、以前のこのバージョンの IDEをインストールしたときに指定したユーザーディレクトリに設定されます (レジストリから以前の UserDir値が削除されていない場合)。

� 以前のユーザー設定をインポートする場合は、「はい」を選択して、「次へ」をクリックします。

以前にインストールした IDE用のユーザーディレクトリの場所を指定するよう促されます。

i. パスを指定するか、「ブラウズ」をクリックしてディレクトリを選択して、「次へ」をクリックします。

設定がインポートされます。

ii. 「完了」をクリックして、ウィザードを終了します。

IDEの起動が進み、設定ウィザードが表示されます。

4. ファイアウォールがある場合は、プロキシサーバー情報を指定します。

5. 「ウィンドウモード」を選択し、「次へ」をクリックして、設定を続けます。

6. 「完了」をクリックして IDE の起動を続けるか、「次へ」をクリックして別の設定オ

プションの設定に進みます。

「完了」をクリックした場合は、IDE の起動が進み、いくつかのウィンドウが表示されます。「登録」ウィザードが表示されたら、この後の手順 10に進みます。

(Solarisのみ) Solaris Developer Modulesをインストールしていて、「次へ」をクリックした場合は、「テキストエディタの設定の変更」区画が表示されます。この場合は、この後の手順 7に進みます。

上記以外で「次へ」をクリックした場合は、「モジュールのインストール」区画が表示されます。この場合は、この後の手順 8に進みます。

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46 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

7. (Solaris のみ) 「テキストエディタの設定の変更」区画で、IDE で使用するテキストエディタを選択します。選択したら、「次へ」を選択して設定を続けるか、「完了」をクリックして IDE の起動を続けます。

インストールした Solaris Developer Modulesには、XEmacs および VIMテキストエディタが付属しています。IDE で使用するデフォルトのテキストエディタとして、IDE の組み込みエディタから XEmacsまたは VIM を選択することができます。デフォルトのテキストエディタを後で変更する場合は、IDE のメインメニューから

「ツール」->「設定ウィザード」を選択します。

「完了」をクリックした場合は、IDE の起動が続けられ、いくつかのウィンドウが表示されます。「登録」ウィザードが表示されたら、この後の手順 10に進みます。

これ以外で「次へ」をクリックした場合は、「モジュールのインストール」区画が表示されます。

注 - VIMでは、日本語テキストの編集はできません。

8. 「モジュールのインストール」区画では、使用可能または使用不可にするモジュールを指定します。指定したら、「次へ」を選択して設定を続けるか、「完了」をクリックして IDE の起動を続けます。

デフォルトでは、IDE とともにインストールされたすべてのモジュールが使用可能になっています。モジュールを使用不可にするには、以下の操作を行います。

a. モジュールの「使用可能」プロパティ値をクリックします。

b. 使用不可にするには、もう一度クリックして、「False」を選択します。

「完了」をクリックした場合は、IDE の起動が続けられ、いくつかのウィンドウが表示されます。「登録」ウィザードが表示されたら、この後の手順 10に進みます。

「次へ」をクリックすると、「アップデートセンター」区画が表示されます。

9. 「アップデートセンター」区画では、アップデートセンターを自動的にチェックする間隔を指定し、選択したモジュールのアップデート取得先として、Forte for Java アップデートセンターを選択します。

「完了」をクリックして、IDE の起動を続けます。いくつかのウィンドウが表示され、「登録」ウィザードが表示されます。

10. 「登録」ウィザードで登録方法を選択します。

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第 4章 インストールした Forte for Java 4 IDEの使用方法 47

� 「Webを使用して登録」を選択すると、Webを使用して Forte for Java 4 IDE ソフトウェアを登録します。Forte for Java 4 IDE エディションを変更した場合は、既存の登録情報を編集することができます。

Webブラウザに登録ページが表示され、ユーザー登録や Forte for Java DeveloperResources アカウントの新規作成、アカウントの更新を行うことができます。

Webを使用して Forte for Java 4 IDE を登録すると、以下のことができます。

� アップデートセンターを使用した、使用環境に適応した新しいモジュールおよびアップデートのダウンロードとインストール

� Early Accessプログラム (http://forte.sun.com/eap)への加入と IDE の新しい非公開版ビルド、Forte for Javaモジュールのプレビューリリース、パッチ、バグ修正コードの入手

� 製品発表の入手� アップデートセンターや Early Accessプログラム、Sun Download Center (ここから Forte for Java 4 IDEを入手できる)への同一ユーザー名とパスワードでのアクセス

Forte for Java Developer Resourcesか Sun Download Center、mysun.sun.comにすでにユーザー登録している場合は、同じユーザー名とパスワードを使用することができますが、追加情報を入力する必要があります。

注 - Web を使用して Forte for Java Developer Resourcesアカウントを管理するには、IDEのメインウィンドウから「ヘルプ」->「登録ウィザード」を選択する

か、Web ブラウザで http://forte.sun.com/services/

registration/accountmaintenance.htmlを開きます。ユーザー登録に関する日本語による説明は、以下のURLにあります。http://sun.co.jp/forte/ffj/prodreg/ffj_userregis.html

� ファックスまたは電子メールによる登録

この登録方法は Forte for Java 4 IDE のみの登録になります。

Forte for Java Developer Resources へのユーザー登録は、後で IDE のメインウィンドウの「ヘルプ」->「登録ウィザード」を使用して行うこともできます。

11. 「自動更新検査」ダイアログで、新しい IDE アップデートの有無を確認するかどうかを指定します。

� 「はい」を選択すると、「アップデートセンター」ウィザードが表示されます。その場合は、ウィザードの指示に従って、自動更新の設定を行ってください。

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48 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

� 「いいえ」を選択すると、後で IDE のメインウィンドウの「ツール」->「アップデートセンター」を使用して、「アップデートセンター」ウィザードを起動することができます。

12. 第 5 章のインストールした IDE の検査に進みます。

起動コマンド行オプションの使用方法サポートされているどのプラットフォーム用の IDE 起動スクリプトも、追加のオプションを付けて実行することができます。これらのコマンド行オプションは、フラグと組み合わせて指定します。

以下は、Linux あるいは Solaris環境における入力例です。

以下は、Microsoft Windows システムにおける入力例です。

これらのオプションは、ffj-install-dir/bin/ide.cfgで指定することもできます。IDEは、コマンド行オプションを構文解析する前にこのファイルを読み取ります。ide.cfg では、オプションを複数の行に分けて指定することができます。

表 4-1は、サポートされているすべてのプラットフォームで使用できる起動コマンド行オプションをまとめています。

# runide.sh -help

C:\>runidew.exe -help

表 4-1 コマンド行スイッチオプション

スイッチオプション 説明

-h-help

用法を表示する

-jdkhome jdk-home-dir デフォルト以外の SDKを選択する。Microsoft Windows の場合、デフォルトでは IDEはレジストリを調べて、使用可能な最新の SDKを選択する

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第 4章 インストールした Forte for Java 4 IDEの使用方法 49

-hotspot-server-client-classic-native-green

デフォルトに優先して使用する JVM™ (Java virtual

machine)のタイプを指定する。JVMは Java virtual machineの略語で、Java プラットフォーム用の仮想マシンを意味する

-cp:p additional-classpath IDEのクラスパスの先頭に指定されたクラスパスを付加する

-cp:a additional-classpath IDEのクラスパスの最後に指定されたクラスパスを付加する

-ui UI_class-name IDEの Look & Feelとして指定されたクラスを選択する

-fontsize size IDEのユーザーインタフェースで使用するフォントサイズ

(ポイント数で指定) を設定する

-single 個人の ffj-user-dirディレクトリではなく、ffj-install-dirからIDEを起動する。シングルユーザーモードで IDE を実行する。デフォルトのモードはマルチユーザー

-fortecc fcc-path (Solarisのみ) IDE のこのセッションに使用する Forte

Compiler Collection へのパスを指定する。このオプションは、IDEまたはユーザーディレクトリに作成されたあらゆるデフォルト設定に優先する

-userdir ffj-user-dir デフォルトに優先する ffj-user-dirディレクトリ (ユーザー設定の保存場所)を指定する。Solarisまたは Linux 環境の場合、デフォルトでは、この場所は、user-home-dir/ffjuser40ee。Microsoft Windows

システムの場合は、このオプションを指定しないと IDEを初めて起動したときに、使用する ffj-user-dirディレクトリを指定する。Microsoft Windowsシステムでは、この値は、レジストリに記録され、以降の起動で参照される

表 4-1 コマンド行スイッチオプション (続き)

スイッチオプション 説明

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50 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

Solarisおよび Linux 環境では、必要に応じて起動スクリプトを変更することができます。

-Jjvm-flags 指定されたフラグを JVM に直接渡す

-J-Xverify:none 高速に起動できるよう、バイトコードの妥当性を検査しないよう JVM に指示する。バイトコードの検査には時間がかかる。JVMは、メソッドが呼び出されなくても、クラスが読み込まれるたびにすべてのバイトコードをスキャンして、不正なバイトシーケンスを検出する。また、起動中に読み込まれなくても、メソッド署名およびメソッド本体で参照されているクラスを読み込む。ただし、このフラグを設定すると、Java言語が提供する保護の一部が機能しなくなる (詳細は、JVM のマニュアルを参照)

-J-Xms24m JVMの初期ヒープサイズを 24MBに設定する。このスイッチは、JVMがヒープサイズを拡張するのを防ぎ、これにより IDEの高速な起動を可能にする

表 4-1 コマンド行スイッチオプション (続き)

スイッチオプション 説明

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51

第5章

Forte for Java 4のインストールの検証

この章では、Forte for Java 4, Enterprise Editionのインストールが正しく行われたか

どうかを調べる方法を説明します。J2EEリファレンス実装 1.3.1を使用して、HelloWorld という簡単なWebアプリケーションを作成することによって検証します。

注 - 以下では、IDEのインストール中に J2EEリファレンス実装 1.3.1がインストールされているものとして説明を行っています。

デフォルトの J2EEリファレンス実装インスタンスの起動Forte for Java 4 IDE のインストール中に J2EEリファレンス実装 1.3.1 をインストールすると、J2EEリファレンス実装サーバーが自動的に構成され、J2EE リファレンス実装のインスタンスが IDEのサーバーレジストリに追加されます。このインスタンスはまた、IDE のインストール後、デフォルトのアプリケーションサーバーに設定されます。

アプリケーションを配備または実行するときに J2EEリファレンス実装 1.3.1が動作していない場合は、自動的に起動されます。

以下では、デフォルトの J2EEリファレンス実装サーバーインスタンスを起動して、問題がないか確認する方法を説明します。

1. Forte for Java IDE を起動します。

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52 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

� Microsoft Windowsシステムの場合は、「スタート」メニューから「Forte for Java4 EE」->「Forte for Java」を選択するか、コマンドプロンプトウィンドウを開いて、以下を入力します。

� Solarisオペレーティング環境の場合は、コマンド行から次のコマンドを入力します。

2. 「RI ホーム」プロパティが正しく設定されていることを確認します。

a. IDE の「エクスプローラ」ウィンドウで「実行時」タブをクリックし、「サーバーレジストリ」と「インストールされているサーバー」ノードを展開します。

b. J2EE リファレンス実装 1.3.1 を右クリックし、コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。

J2EE リファレンス実装のプロパティシートが表示されます。

c. 「RI ホーム」プロパティに ffj-install-dir/j2sdkee1.3.1 が設定されていることを確認します。

設定されていない場合は、「RI ホーム」プロパティを選択し、適切な値を入力することによって設定してください。

3. J2EE リファレンス実装 1.3.1 インスタンスを起動します。

a. 「エクスプローラ」ウィンドウの「実行時」タブで「サーバーレジストリ」と「インストールされているサーバー」ノードを展開します。

「インストールされているサーバー」ノードの下に、すでにインストールされているすべてのアプリケーションサーバーが表示されます。

b. 「J2EE リファレンス実装 1.3.1」ノードを展開します。

「サーバーレジストリ」に追加されているすべての RI インスタンスを確認できます。

C:\>cd ffj-install-dir\binC:\ffj-install-dir\bin>runidew.exe

$ cd ffj-install-dir/bin$ runide.sh [ffj-ide-options]

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第 5章 Forte for Java 4のインストールの検証 53

c. 「RI インスタンス 1」を右クリックし、コンテキストメニューから「サーバーを起動」を選択します。

出力ウィンドウに、対応するメッセージが表示されます。たとえば MicrosoftWindows システムの場合は、以下のようなメッセージが表示されます。

4. URL として http://localhost:8000 を使用することによって Web ブラウザでサーバーインスタンスの状態を確認します。

サーバーが正しく組み込まれていると、J2EE 1.3.1 Default Home Pageが表示されます。

注 - サーバーインスタンスの状態の確認でエラーメッセージが表示された場合は、第9章の障害追跡のヒントを参照してください。J2EEリファレンス実装 1.3.1に割り当てられているデフォルトのポート設定を変更する必要がある場合、付録 Bを参照してください。

HelloWorld J2EEアプリケーションの作成ここでは、IDE とともにインストールした J2EEリファレンス実装 1.3.1を使用して簡単なテストアプリケーションを作成します。

注 - 以下では、デフォルトの J2EEリファレンス実装インスタンスがすでに起動されているものとして説明を行っています。この起動についての詳細は、51 ページの「デフォルトの J2EEリファレンス実装インスタンスの起動」を参照してください。

1. verificationApp というディレクトリを作成します。

2. Forte for Java IDE を起動します。

J2EE server listen Port: = 1050Redirecting the output and error streams to the following files:<ffj-install-dir>\j2sdkee1.3.1\logs\myhost\j2ee\j2ee\system.out<ffj-install-dir>\j2sdkee1.3.1\logs\myhost\j2ee\j2ee\system.errJ2EE server startup complete.

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54 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

� Microsoft Windowsシステムの場合は、「スタート」メニューから「Forte for Java4 EE」->「Forte for Java」を選択するか、コマンドプロンプトウィンドウを開いて、以下を入力します。

� Solarisオペレーティング環境の場合は、コマンド行から次のコマンドを入力します。

3. IDE の メインウィンドウから「ファイル」->「ファイルシステムをマウント」を選択することによって、 IDE に verificationApp をマウントします。

新規ウィザードが表示されます。

a. 「ローカルディレクトリ」を選択して「次へ」をクリックします。

b. 作成した verificationApp ディレクトリを選択して、「完了」をクリックします。

「エクスプローラ」ウィンドウの「ファイルシステム」タブ区画にverificationApp 用の新しいノードが表示されます。

4. 「エクスプローラ」ウィンドウの「ファイルシステム」タブ区画で「verificationApp」ノードを右クリックし、「新規」->「Java パッケージ」を選択することによって hello という名前の Java パッケージを作成します。

Javaパッケージ用の新規ウィザードが表示されます。

5. 新規ウィザードで Java パッケージ名として hello を入力し、「完了」をクリックします。

「エクスプローラ」ウィンドウの「ファイルシステム」タブ区画に helloパッケージ用の新しいノードが表示されます。

6. 「エクスプローラ」ウィンドウで「hello」ノードを右クリックし、「新規」->

「J2EE」->「セッション EJB」を選択して、helloTest という名前のセッションBean を作成します。

セッション Bean用の新規ウィザードが表示されます。

C:\>cd ffj-install-dir\binC:\ffj-install-dir\bin>runidew.exe

$ cd ffj-install-dir/bin$ runide.sh [ffj-ide-options]

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第 5章 Forte for Java 4のインストールの検証 55

7. Bean 名として helloTest と入力し、新規ウィザードのデフォルトの設定をそのまま使用して、「完了」をクリックします。

「エクスプローラ」ウィンドウの「ファイルシステム」タブ区画に「helloTest(EJB)」ノードが表示されます。また、helloTest、helloTestBean、helloTestHome 用のノードも表示されます。

8. 「helloTest(EJB)」ノードを右クリックし、「ビジネスメソッドを追加」を選択することによってビジネスメソッドを追加します。

「新規ビジネスメソッドを追加」ダイアログが表示されます。

9. 「新規ビジネスメソッドを追加」ダイアログで、このメソッドに sayHello という名前を付けます。

a. コンボボックスから java.lang.String を選択することによって戻り値の型を設定します。

b. 「了解」をクリックします。

10. ソースエディタを使用して sayHello メソッドを編集します。

a. 「エクスプローラ」ウィンドウで「helloTest(EJB)」ノードを展開し、「ビジネスメソッド」ノードを展開します。

b. sayHello( ) を右クリックして、「開く」を選択します。

ソースエディタが開いて、helloTestBeanメソッドの内容が表示されます。

c. ソースエディタでメソッドに次の 1 行 (太字部分) を追加します。

11. IDE のメインウィンドウから「構築」->「コンパイル」を選択するか、F9 を押してsayHello メソッドをコンパイルします。

正常にコンパイルされると、出力ウィンドウに「完了 helloTestBean」というメッセージが表示されます。

public java.lang.String sayHello() {return “Hello there, world!”;

}

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56 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

12. 「エクスプローラ」ウィンドウの「ファイルシステム」タブ区画で「helloTest(EJB)」ノードを右クリックし、「新規 EJB テストアプリケーションを作成」を選択することによって EJB テストアプリケーションを作成します。

「新規 EJBテストアプリケーションを作成」ダイアログが表示されます。

13. すべてのデフォルト値をそのまま受け入れて、「了解」をクリックします。

helloTest_EJBModule という EJBモジュールと helloTest_WebModuleというWebモジュール、helloTest_TestAppというアプリケーションが作成されて、自動的に IDE にマウントされます。

14. 「エクスプローラ」ウィンドウの「ファイルシステム」タブで「helloTest_TestApp」ノードを右リックして、「実行」を選択します。

進捗モニターが表示され、IDE が「実行」タブに切り替わります。helloTest_TestApp が配備され、http://localhost:8000/helloTest_TestApp/dispatch.jspという URLで

Webブラウザが表示されます。

ブラウザが自動的に表示されない場合は、手動でブラウザを開き、URLとしてhttp://localhost:8000/helloTest_TestApp と入力してください。

注 - Web ブラウザが、localhostから始まるドメインにプロキシサーバーを使わな

い設定になっていることを確認してください。

注 - ブラウザの表示する文字コードを UTF-8にしてください。Netscapeの場合は、「表示」->「文字コードセット」から「Unicode (UTF-8)」を選択します。Internet Explorer の場合は「表示」->「エンコード」->「その他」から「Unicode (UTF-8)」を選択します。

http://localhost:8000/helloTest_TestApp/dispatch.jspページが表示された場合、J2EEリファレンス実装サーバーは正しく機能していることになります。

これで、インストールした IDE および J2EEリファレンス実装が正しく機能していることが確認されました。次の手順では、セッション Beanのメソッドを実行しますが、省いてもかまいません。

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第 5章 Forte for Java 4のインストールの検証 57

15. Web ブラウザに表示されたhttp://localhost:8000/helloTest_TestApp/dispatch.jsp ページにあるhello.helloTest create 横の「Invoke」ボタンをクリックすることによって、

セッション Bean のメソッドを実行します。

ページの最初にある「Invoke」ボタンをクリックしてください。「hello.helloTestHomeでメソッドを呼び出す」の下にあるボタンです。

a. 次のページの「EJB ナビゲーション」セクションで hello.helloTest[7] をクリックします。

実際には、Webブラウザに 7以外の数字が表示されるかもしれません。

b. java.lang.String sayHello 横の「Invoke」をクリックします。

「最後のメソッド呼び出しの結果」セクションに以下が表示されます。

これで、セッション Beanのメソッドを実行したことになります。

Hello there, world!

呼び出したメソッド : sayHello()パラメータ :なし

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58 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

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59

第6章

Forte for Java 4のカスタマイズ

この章では、インストールした Forte for Java 4, Enterprise Editionのカスタマイズについて説明します。また、PointBase Server 4.2 Restricted Editionや IDE の内部UDDI レジストリサーバーについても説明します。

Forte for Java IDEにおけるデータベースの使用Forte for Java 4 IDE をインストールすると PointBase Server 4.2 Restricted Editionを利用できます。別のデータベース用の JDBC™ 対応データベースドライバを組み込むことによって、IDE で PointBase 以外のデータベースを利用することもできます。

注 - 以下では、IDEのインストール中に PointBase Server 4.2 Restricted Edition がインストールされているものとして説明を行っています。

PointBase データベースの使用方法

PointBase Server 4.2 Restricted Editionは、Forte for Java 4 IDEのインストールで提供されるデフォルトのデータベースです。このデータベースとデータベース表の使用については、以下の PointBase のドキュメントをご覧ください。ffj-install-dir/pointbase/server/GettingStarted.html

ffj-install-dir/pointbase/client/GettingStarted.html

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60 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

PointBase データベースサーバーの起動

IDE で作成したアプリケーションから PointBase データベースにアクセスしたり、PointBase ソフトウェアを使用して表またはデータベースを作成する場合は、前もって PointBase データベースサーバーを起動しておく必要があります。

PointBase データベースサーバーを起動するには、次の操作を行います。

� IDE のメインウィンドウから「ツール」->「PointBase ネットワークサーバー」->

「サーバーを起動」を選択します。

Microsoft Windows システムの場合は、「スタート」メニューから「Forte for Java 4EE」->「PointBase」->「Server」を選択することによって PointBase サーバーを起動することもできます。

PointBase 4.2のウィンドウが表示されます。

PointBase データベースサーバーの停止

注 - 以下の操作は、「ツール」->「PointBase ネットワークサーバー」->「サーバーを起動」を選択することによって起動された PointBaseデータベースサーバーに対してのみ有効です。

PointBase データベースサーバーを停止するには、次の操作を行います。

� IDE のメインウィンドウから「ツール」->「PointBase ネットワークサーバー」->

「サーバーを停止」を選択するか、PointBase 4.2 のウィンドウから「Server」->

「Shutdown!」を選択します。

PointBase クライアントコンソールの起動

PointBase コンソールを起動するには、次の操作を行います。

� Solaris または Red Hat Linux 環境の場合は、以下を入力します。

$ sh ffj-install-dir/pointbase/client/Console

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第 6章 Forte for Java 4のカスタマイズ 61

� Microsoft Windows システムの場合は、「スタート」メニューから「Forte for Java 4

EE」->「PointBase」->「Console」を選択することによって PointBase クライアントコンソールを起動することができます。

「Connect to Database」というダイアログが表示されます。「OK」をクリックして次に進みます。

PointBase クライアントコンソールの停止

PointBase クライアントコンソールを停止するには、コンソールが動作しているウィンドウを終了します。

PointBase データベースのカスタマイズ

J2EEリファレンス実装 1.3.1は、IDE に付属している PointBase Server 4.2 RestrictedEditionサーバーを使用するようにあらかじめ構成されています。ただし、J2EEリファレンス実装 1.3.1サーバーを起動しても、PointBase サーバーが起動されることはありません。PointBase Server 4.2 Restricted Editionサーバーは、上記で説明している方法で別に起動する必要があります。

この操作以外に、別のテーブル用に PointBase データベースを作成する場合は、$J2EE_HOME/bin/j2eeadminツールを使用して、$J2EE_HOME/config/resource.propertiesファイルを更新する必要があります。$J2EE_HOME は ffj-install-dir/j2sdkee1.3.1ディレクトリに設定されています。

別の PointBase データベースを作成する j2eeadmin構文は次のとおりです。

以下に Solaris環境の場合の入力例を示します。

j2eeadmin -addJdbcDatasource jndi_name url

$ $J2EE_HOME/bin/j2eeadmin -addJdbcDatasource jdbc/DB1jdbc:pointbase:server://localhost/yourdatabase

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62 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

$J2EE_HOME/config/resource.propertiesファイルを編集して、jdbc.resources 変数を変更することもできます。以下に例を示します。

他の JDBC 対応データベースの利用

この節の情報は、PointBase Server 4.2 Restricted Edition用以外のデータベースドライバを使用する場合にのみ有効です。

Forte for Java 4 IDE を起動する前に、Forte for Java の lib/extディレクトリにデータベースドライバファイルを入れておく必要があります。このようにしていない場合、「データベーススキーマ」ウィザードで新しいスキーマを作成するときに適切なドライバを選択することはできません。IDE のエクスプローラにドライバファイルをマウントすることはできません。また、CLASSPATH環境変数に単にドライバファイルの場所を追加するだけでもいけません。ドライバファイルを lib/extフォルダにコピーする必要があります。

アプリケーションサーバーが新しいデータベースドライバを認識できるよう、同じデータベースドライバを $J2EE_HOME/lib/systemディレクトリにも追加する必要

があります。J2EEリファレンス実装 1.3.1アプリケーションサーバーに別のデータベースドライバを追加するために必要な手順についての詳細は、ffj-install-dir/j2sdkee1.3.1/doc/release/ConfigGuide.html#12442をお読みください。

また、データベースの構成と新しいデータベースドライバの追加についての詳細は、http://www.sun.com/forte/ffj/resources/articles/configdb.htmlをご覧ください。

IDEの内部 UDDIレジストリサーバーの使用方法IDE には、開発プロセスのエンドツーエンドのテスト用にシングルユーザーの内部UDDI レジストリがバンドルされています。このレジストリは専用の Tomcatサーバーで動作し、このサーバーは、レジストリサーバーを起動または停止するとと、IDE によって自動的に起動または停止されます。

jdbc.DataSource.0.url=jdbc:pointbase:server://localhost/your-database

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第 6章 Forte for Java 4のカスタマイズ 63

注 - 内部 UDDI レジストリはシングルユーザーで構成されています。このシングルユーザーの名前は testuser、パスワードも testuserです。内部レジストリのデフォルト値としてこの名前とパスワードを設定してください。

内部 UDDI レジストリサーバーを起動するには、次の操作を行います。

1. 「エクスプローラ」の「実行時」タブ区画で「UDDI サーバーレジストリ」ノードを展開します。

「内部 UDDI レジストリ」ノードがあります。

2. 「内部 UDDI レジストリ」ノードを右クリックして、「サーバーを起動」を選択します。

IDE の出力ウィンドウに、サーバー起動メッセージが表示されます。このとき IDE が以前の Tomcatサーバープロセスを停止していることを示すメッセージが表示される

こともあります。

注 - 内部 UDDI レジストリサーバーがすでに動作中の場合、「サーバーを起動」メニュー項目は選択できません。

内部 UDDI レジストリサーバーを停止するには、次の操作を行います。

1. 「エクスプローラ」の「実行時」タブ区画で「UDDI サーバーレジストリ」ノードを展開します。

「内部 UDDI レジストリ」ノードがあることがあります。

2. 「内部 UDDI レジストリ」ノードを右クリックして、「サーバーを停止」を選択します。

サーバー停止メッセージが表示されます。

注 - 内部 UDDI レジストリサーバーが動作していない場合、「サーバーを停止」メニュー項目は選択できません。

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64 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

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65

第7章

Forte for Java 4 IDEにおける他のアプリケーションサーバーの利用

IDE をインストールした後、簡単な J2EEアプリケーションを作成することによって

IDE のインストールの検証を終えたら (第 5章を参照)、IDE で別のアプリケーションサーバーを利用することができます。

この章では、Forte for Java 4 IDE で開発するアプリケーション用のデフォルトのアプリケーションサーバーとして BEA WebLogic Server 6.1を使用する方法を説明します。

注 - この章の以降の作業に進むには、アップデートセンターから WebLogic ServerPlug-inモジュールをダウンロードする必要があります。Forte for Java 4モジュールのダウンロード方法については、71ページの「アップデートセンターを利用したモジュールの更新」を参照してください。「アップデートセンター」ウィザードで「Enterprise Edition Modules」ノードを展開すると、WebLogicServer Plug-inモジュールがあります。

WebLogic環境の設定

注 - WebLogic Server 6.1 は、バージョン 1.3.1の JRE (Java 実行時環境)を必要とします。このため、WebLogic Server 6.1 にアプリケーションを配備する場合は、IDEを JRE 1.3.1と組み合わせて実行してください。J2SE v.1.4.0プラットフォームや JRE v.1.4との組み合わせで IDE とWebLogic Server 6.1を実行しないでください。

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66 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

WebLogic Server 6.1にアプリケーションを配備するには、WebLogic Server 6.1が動作している必要があります。ただし、このアプリケーションサーバーの起動は、

WebLogic環境が正しく設定されていることを確認してから行ってください。

注 - WebLogic Server 6.1に J2EEアプリケーションクライアントを配備した場合は、WeLogic がWebLogic Webサイトからその XML ドキュメントの定義をダウンロードできる必要があります。Web への接続にプロキシサーバーが必要な場合は、WebLogicサーバーにアプリケーションを配備する前に必ず IDEでプロキシサーバーの設定を行ってください。プロキシサーバーを設定するには、「ツール」->「設定ウィザード」を選択し、ウィザードの「Forte for Java基本設定」区画でプロキシとブラウザの設定を行います。

Solaris オペレーティング環境における WebLogic 環境の設定

Solarisオペレーティング環境におけるWebLogic環境の設定は、次の手順で行います。

1. IDE を停止します。

2. コマンドウィンドウから Bourne シェルセッションに入っていることを確認します。

Bourneシェルセッションにまだ入っていない場合は、次のコマンドを入力します。

% sh$

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第 7章 Forte for Java 4 IDEにおける他のアプリケーションサーバーの利用 67

3. WebLogic 環境設定スクリプトを実行します。

コマンドプロンプトで以下を入力することによって、setEnv.shスクリプトを実行してください。

たとえばWebLogicのホームディレクトリが /bea/wlserver6.1で、自分のドメインが mydomain の場合は、次のコマンドを入力します。

4. Forte for Java 4 IDE を起動します。

WebLogic環境を設定した端末エミュレータで、以下を入力してください。

Microsoft Windows システムにおける WebLogic 環境の設定

Microsoft Windows のサービスの 1つとしてWebLogicをインストールしている場合は、Microsoft Windows を再起動するたびにWebLogicサーバーが起動します。この場合、スクリプトを使用して明示的に起動する必要はありません。MicrosoftWindowsのサービスとしてWebLogicをインストールしていない場合は、以下の操作を行います。

1. IDE を停止します。

$ . WebLogicHomeDirectory/config/Domain/setEnv.sh

$ . /bea/wlserver6.1/config/mydomain/setEnv.sh

$ ffj-install-dir/bin/runide.sh

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68 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

2. WebLogic 環境設定スクリプトを実行します。

コマンドプロンプトで以下を入力します。

たとえばWebLogicのホームディレクトリが c:\bea\wlserver6.1で、自分のドメインが mydomain の場合は、次のコマンドを入力します。

3. Forte for Java 4 IDE を起動します。

WebLogic環境を設定したコマンドプロンプトウィンドウで、以下を入力してください。

BEA WebLogic Server 6.1をデフォルトのアプリケーションサーバーに設定するIDE で BEA WebLogic Server 6.1を使用するには、前もってインストールして、起動しておく必要があります。

注 - 今回のリリースの Forte for Java 4 IDE で動作保証されているのは、BEAWebLogic Server 6.1 SP2です。またこのサーバーは、Java 2 SDK, v.1.3.1 ソフトウェアとの組み合わせでのみ動作保証されます。

C:\>WebLogicHomePath\config\Domain/setEnv.cmd

C:\> \bea\wlserver6.1\config\mydomain\setEnv.cmd

C:\>cd ffj-install-dir\binC:\ffj-install-dir\bin>runidew.exe

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第 7章 Forte for Java 4 IDEにおける他のアプリケーションサーバーの利用 69

注 - BEA WebLogic 6.1 Serverへの Forte for Java 4 IDE で開発したWebサービスの配備で判明している問題があります。この問題の解決には、WebLogicサーバーに対するパッチが必要です。このパッチがない場合、IDEから WebLogic 6.1 にWeb サービスを配備することはできません。BEAとサポート契約しているWebLogicのユーザーは BEA Customer Supportに連絡して、CR064391の問題用のパッチを要求する必要があります。

BEA WebLogic 6.1 Serverを、IDEで作成、配備するアプリケーション用のデフォルトのアプリケーションサーバーとして設定するには、以下の操作を行います。

1. IDE を起動します。

IDE の起動方法については、第 4章を参照してください。

2. 「エクスプローラ」ウィンドウで「実行時」タブを選択し、「サーバーレジストリ /

インストールされているサーバー」ノードを展開します。

このノードに「WebLogic Server 6.1」ノードがあります。

3. 「WebLogic Server 6.1」ノードを右クリックして、「プロパティ」を選択します。

WebLogicサーバー用のプロパティシートが表示されます。

4. 「WebLogic ホーム」プロパティに値を設定します。

a. 「WebLogic ホーム」プロパティを選択します。

b. weblogic-install-dir/wlserver6.1 と入力して、プロパティシートを閉じます。

5. 「WebLogic Server 6.1」ノードを右クリックして「サーバーインスタンスを追加」を選択することによって、WebLogic サーバーインスタンスを追加します。

6. プロパティシートでパスワードを設定します。

a. 作成した「WebLogic サーバーインスタンス」ノードを右クリックして、「プロパティ」を選択します。

インスタンス用のプロパティシートが表示されます。

b. 「パスワード」プロパティを選択して、WebLogic サーバーのインストール中に指定したパスワードを入力します。

c. プロパティシートを閉じます。

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70 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

7. 「WebLogic サーバーインスタンス 1 」を右クリックして、「デフォルトアプリケーションサーバーとして設定」を選択します。

これWebLogicサーバーが IDE がデフォルトで使用するアプリケーションサーバーになりました。

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71

第8章

Forte for Java 4 IDEの更新と情報の入手先

この章では、Forte for Javaアップデートセンターからの IDEアップデートの入手方法と情報の入手先に関する情報を提供します。

アップデートセンターを利用したモジュールの更新Forte for Java 4, Enterprise Editionをシステムにインストールした後、アップデートセンターを利用して新しい IDE モジュールを追加したり、既存の IDE モジュールを更新したりすることができます。以下の手順で IDE を更新してください。

1. IDE を起動します。

IDE の起動方法については、第 4章を参照してください。

2. IDE の「開始」画面で「アップデートセンター」を選択するか、IDE のメインウィンドウから「ツール」->「アップデートセンター」を選択します。

「アップデートセンター」ウィザードが表示されます。

3. アップデートセンターとして Forte for Java アップデートセンターを選択し、NetBeans アップデートセンターの選択を解除します。

4. 「プロキシ構成」をクリックし、プロキシ構成の設定をします (設定が必要な場合)。

「プロキシ構成」ダイアログが表示されます。必要に応じて値を変更し、「了解」をクリックして、「アップデートセンター」ウィザードに戻ります。

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72 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

5. 「次へ」をクリックして、Forte for Java アップデートセンターへのログイン名とパスワードを入力します。

ログイン名とパスワードの登録と作成については、43ページの「Forte for Java 4 IDEの設定」の手順 10を参照してください。

アップデートセンターからダウンロード可能なモジュールの一覧が表示されます。

6. モジュールを個別に選択するか、「>>」ボタンをクリックすることによってすべてのモジュールを選択します。「<」ボタンを使用して、自分のプラットフォームに適当ではないバージョンを削除することができます。

7. 「次へ」をクリックし、アップデートセンターのインストール手順に従って操作を進めます。

選択されたモジュールがインストールされ、IDE が自動的に再起動します。

アップデートセンターの仕組みと個人情報に関する Sun のプライバシーポリシーについての詳細は、Developer Resources Site FAQs を参照してください。http://forte.sun.com/ffj/resources/sitefaq.html

情報の入手先次のリソースを利用して、IDE のさまざまな機能やそれらの使用方法を入手できます。

� オンラインヘルプ - IDE のメインウィンドウから「ヘルプ」メニューにアクセスすることによって利用することができます。「ヘルプ」メニューから「ヘルプセット」を選択して、用意されているヘルプセットを参照できます。

� http://forte.sun.com/ffj/documentation/index.html -このサイトからプログラミング関連のマニュアルやチュートリアル、コード例を入手することができます。日本語版の URL は以下のとおりです。http://sun.co.jp/forte/ffj/documentation/

� Forte for Java Developer Resources サイト(http://forte.sun.com/ffj/index.html) - Forte for Javaニュースや専門記事、支援用ナレッジベース、フォーラムなどの豊富な情報と支援用リソースを提供しています。

このサイトには、IDE のメインウィンドウから「ヘルプ」->「Webリソース」を選択することによってアクセスすることもできます。

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73

第9章

障害追跡

この章では、Forte for Java 4 IDE のインストールと起動、設定、使用中に問題が発生した場合の障害追跡のヒントをまとめています。

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74 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

solaris_patch_installer使用時の問題表 9-1は、solaris_patch_installerを使用した Solarisパッチのインストール時に発生する可能性がある問題の一部をまとめています。

表 9-1 solaris_patch_installer の問題

問題 対策

必要な Solaris パッチの 1つを適用しているときにsolaris_patch_installer が異常終了する。

1. solaris_patch_installerが最後にインストールしようとしたパッチのパッチ ID を書きとめます。

2. 同じパッチで新しいバージョンがある場合は、http://sunsolve.sun.comから入手します。

3. patchaddユーティリティを使用して新しいバージョンのパッチをインストールします。(Solaris 環境への Solaris パッケージや J2SE v.1.4.0プラットフォームのインストールの不明な点がある場合は、Solaris システム管理者に連絡してください。)

4. solaris_patch_installerを再実行して、必要な Solaris 8パッチをすべてシステムにインストールします。

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第 9章 障害追跡 75

Forte for Java 4 IDEのインストール時の問題表 9-2は、Forte for Java 4 IDE のインストール時に発生する可能性がある問題の一部をまとめています。

Solaris 8 (アップデート 7)を新規インストールした環境でsolaris_patch_installer を実行すると次のようなエラーメッセージが表示される。# ./solaris_patch_installer

J2SE, v.1.4.0 の Solarisパッチインストールプログラム

インストール中 109147-14... インストールに成功しました

インストール中 108434-06...

...

インストール中 108528-13... インストールされていないパッ

ケージにパッチを適用しようとしています

インストール中 108652-51... インストールに成功しました

インストール中 108921-13... すでに適用されています

インストール中 108940-40... インストールに成功しました

インストール中 108773-12... pkgadd に失敗しました

パッチのインストールを継続できません

詳細については /var/tmp/solaris_patch_installer.log

を参照してください

solaris_patch_installer スクリプトをもう一度実行してください。問題が再発する場合は、Solarisシステム管理者に連絡してください。

表 9-2 Forte for Java 4 IDEのインストール時の問題

問題 対策

Forte for Java 4 IDEのインストール中に次のエラーメッセージが表示される。Error writing file = There may not

be enough temporary disk space.

Try using -is:tempdir to use a

temporary directory on a partition

with more disk space

-is:tempdir コマンド行オプションを使用してインストーラを起動してください。このオプションで、もっと多くの空き領域があるディスクのディレクトリを指定します。たとえば Solarisオペレーティング環境の場合は、コマンドプロンプトで以下のように入力します。

$ ffj_ee_solsparc.bin -is:tempdir temporary-directory

表 9-1 solaris_patch_installer の問題 (続き)

問題 対策

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76 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

Forte for Java 4のインストーラで問題が発生し、インストールに使用するディスクの空き領域が不足していることを示すメッセージが表示される。しかし、IDE のインストールに使用したファイルシステムには十分な空きディスク領域がある。

指定したファイルシステムが別のファイルシステムにシンボリックリンクされ、大きな空き領域を認識しないことが考えられます。たとえば Solaris 環境で、/export/home に2GB、/に 100Mバイトの領域があり、/optディレクトリが/export/home にシンボリックリンクされていると仮定します。IDE のインストール先ディレクトリとして/opt/forte4j が指定された場合、Forte for Java 4インストーラは、2G バイトの空きディスク領域がある/export/home へのシンボリックリンクを認識しません。インストーラが認識するのは、/optのターゲットディレクトリで 100M バイトの空き領域しかない /ディレクトリだけです。この問題を解決するには、大きい方の空きディスク領域があるファイルシステムを直接使用するよう IDE インストーラに指示します。上記の例の場合は、インストール先ディレクトリとして /export/home を指定します。

Forte for Java 4 IDEのインストール中に次のエラーメッセージが表示される。Error: Could not find JVM

-is:javahome コマンド行オプションを使用してインストーラを起動してください。このオプションで、もっと多くの空き領域があるディスクのディレクトリを指定します。たとえば Solarisオペレーティング環境の場合は、コマンドプロンプトで以下のように入力します。

$ ffj_ee_solsparc.bin -is:javahome javahome

(Solaris/Linux環境のみ) Forte for Java 4インストーラが起動後にハングアップしているように見える。メッセージの表示はない。

DISPLAY 環境変数が正しく設定されていない可能性があります。ローカルシステムにインストールする場合は、DISPLAY

環境変数に :0.0 を設定します。スーパーユーザー (root)アカウントを使用するか、遠隔インストールを行う場合は、DISPLAY環境変数にローカルシステムを示す値を設定します。たとえば Cシェルを使用している rootアカウントからDISPLAY 変数を設定するには、そのアカウントへのログインに使用したコマンドウィンドウで以下を入力します。setenv DISPLAY your-local-host:0.0.

この後、同じコマンドウィンドウからインストーラを再実行してください。

表 9-2 Forte for Java 4 IDEのインストール時の問題 (続き)

問題 対策

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第 9章 障害追跡 77

Forte for Java 4 IDEが、インストールを行うことなく終了する。メッセージの表示はない。

考えられる原因と対策は以下のとおりです。• Forte for Java 4製品ダウンロードページからダウンロードしたファイルが不完全な可能性があります。ファイルを再度ダウンロードして、ダウンロードしたファイルのサイズと製品ダウンロードページに示されているサイズが同じであることを確認してから、IDE インストーラを再実行してください。

• インストーラーファイル名.spファイルに不正なコマンド行パラメータが指定されている可能性があります。ファイルを調べて、不正なコマンド行パラメータ文字列を訂正してから、IDE インストーラを再実行してください。

-is:tempdir コマンド行パラメータが正しく機能しない。

インストーラに対するコマンド行パラメータの構文に誤りがないことを確認してください。たとえば Solaris環境の場合、構文は以下のようになります。

ffj_ee_solsparc.bin -is:tempdir temporary-directory

表 9-2 Forte for Java 4 IDEのインストール時の問題 (続き)

問題 対策

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78 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

Forte for Java 4 IDE起動時の問題表 9-3は、新規インストールした Forte for Java 4 IDE ソフトウェアの起動時と構成時に発生する可能性がある問題の一部をまとめています。

表 9-3 Forte for Java 4 IDEの起動および設定時の問題

問題 対策

サポートされている Solaris 環境での IDE

の起動中に以下のようなエラーメッセージが表示される。Error: No J2SE was found at

/usr/j2se/bin/java

ERROR: The following required

5.8 patches have not been

installed on system “myserver”:

106950-16 106327-11 106541-17

NOTE: You can download and

install the J2SE[tm] and related

Solaris[tm] patches from

http://access1.sun.com/forte/.

Warning:Current runtime

environment does not satisfy

minimum requirements.

システムに J2SE v.1.4.0プラットフォームをインストールしてください。Solaris 8オペレーティング環境の場合は、必要なパッチもインストールします。このソフトウェアの、システムへのインストールについての詳細は、第 2章を参照してください。

IDE の起動後に次のエラーメッセージが表示される。Error: Unable to load java.dll

J2SE v.1.3.1または J2SE v.1.4.0プラットフォームをインストールしたディレクトリの名前に空白や日本語が含まれていないことを確認してください。

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第 9章 障害追跡 79

Forte for Java IDEのインストール中に指定した J2SE v.1.4.0 プラットフォームを IDE

が参照していないために、次のようなエラーメッセージが表示される。ERROR: The J2SE[tm] 1.2.1 found

at /usr/java1.2/bin/java cannot

be used by the IDE. J2SE[tm] 1.4

is recommended.

NOTE: You can download and

install the J2SE[tm] and related

Solaris[tm] patches from

http://access1.sun.com/forte/.

Warning:Current runtime

environment does not satisfy

minimum requirements.

IDE の起動前に Java環境変数がすでに設定されていないか調べ、設定解除してください。$JAVA_PATH および $JDK_HOME 環境変数の値は、IDE のインストール中に指定した J2SE SDK パスの値に優先します。それらの環境変数を設定解除するか、IDE を起動するときに-jdkhome コマンド行オプションを使用する必要があります。

表 9-3 Forte for Java 4 IDEの起動および設定時の問題 (続き)

問題 対策

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80 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

Microsoft Windowsシステムでユーザーディレクトリが間違った場所に作成される。

以前にWindows環境に Forte for Java 4 IDEをインストールしたことがある場合は、Microsoft WindowsレジストリのHKEY_CURRENT_USER/Software/Sun Microsystems,

Inc./Forte for Java/EE/4.0 の下にユーザーディレクトリの場所が記録されています。この値は、Forte for Java 4

IDE をアンインストールしても削除されません。このため、別のバージョンの Forte for Java 4 IDE をインストールしても、以前にインストールされていた Forte for Java 4 IDE で指定されたユーザーディレクトリが再利用されます。ユーザーディレクトリに別の場所を使用する場合は、以下の操作を行います。1. Forte for Java 4 IDE をアンインストールします。2. コマンドプロンプトウィンドウで regedit と入力して、

Microsoft Windowsレジストリエディタを起動します。3. レジストリエディタで HKEY_CURRENT_USER レジストリを開き、Software/Sun Microsystems,

Inc./Forte for Java/EE/4.0 のキーを開きします。4. UserDir 値を右クリックして、コンテキストメニューから「削除」を選択します。

5. Forte for Java 4 IDE を再インストールします。6. インストールが完了したら、Forte for Java 4 IDE を起動し、プロンプトが表示されたら、ユーザーディレクトリ用の新しい場所を指定します。

表 9-3 Forte for Java 4 IDEの起動および設定時の問題 (続き)

問題 対策

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第 9章 障害追跡 81

Webサービス実行時の問題表 9-4は、IDE がサポートするアプリケーションサーバーを使用するWebサービスの実行時に発生する可能性がある問題の一部をまとめています。

表 9-4 アプリケーションサーバーを使用するWeb サービス実行時の問題

問題 対策

例外の発生を示す次のメッセージが表示される。[SOAPException:

faultCode=SOAP-ENV: Client;

msg=Connection shutdown:

JVM_recv in socket input stream

read; targetException:

java.net.SocketException:

Connection shutdown: JVM_recv

in socket input stream read]

J2EE アプリケーションのWeb モジュールの「Web コンテキスト」プロパティ値と、Web サービスの「SOAP RPC URL」プ

ロパティに指定されたコンテキストルートが異なります。Web

モジュールの「Web コンテキスト」プロパティを確認するには、以下の作業を行います。1. Web サービスの追加先の J2EE アプリケーションを開きます。

2. Web サービスのWeb モジュール (名前が _Warで終わるモジュール) を右クリックして、「プロパティ」を選択します。

3. 「Web コンテキスト」プロパティは、「プロパティ」ウィ

ンドウで最後に表示されているプロパティです。Web サービスの「SOAP RPC URL」プロパティのコンテキストを確認するには、以下の作業を行います。1. 「Web サービス」ノードを右クリックして、「プロパティ」を選択します。

2. 「SOAP RPC URL」プロパティには、以下のような値が表示されています。http://localhost:8000/MyService/

servlet/rpcrouter

この場合、コンテキストルートは MyService で、J2EE アプリケーションのWeb モジュールの「Web コンテキスト」プロパティ値もこの値である必要があります。

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82 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

UDDIを使用するWebサービス実行時の問題表 9-5は、UDDI を使用するWebサービス実行時に発生する可能性がある問題の一部をまとめています。

例外の発生を示す次のメッセージが表示される。[SOAPException:

faultCode=SOAP-ENV:Client;

msg=Error opening socket:

Connection refused: connect;

targetException=java.lang.Illegal

ArgumentException: Error opening

socket: Connection refused:

connect]

Web サービスに変更を加えた後で、Web サービスの呼び出しを行うWeb サービスクライアントを再表示しなかった場合に発生する例外です。Web サービスクライアントが呼び出すWebサービスに変更を加えたときに、そのクライアントを再表示するには、1. 「Web サービスクライアント」ノードを右クリックして、コンテキストメニューを表示します。

2. 「WSDLを再フェッチ」を選択します。これで、クライアントプロキシが再生成され、Webサービスに加えられた変更が反映されます。

表 9-5 UDDI を使用するWeb サービス実行時の問題

問題 対策

.wsdlファイルを表示しようとすると、空のWeb ページが表示される。

6.0より前のバージョンの Netscape Web ブラウザでは、.wsdl ファイルは表示されません。もっと新しいバージョンの Netscape Web ブラウザを使用してください。

「新規クライアント」ウィザードを使用して、UDDI レジストリ内を検索したときに例外の発生を示す次のメッセージが表示される。IllegalArgumentException

UDDI を使用する場合は、初めて Forte for Java 4 IDE を実行したときにユーザープロキシサーバー名とポート情報を設定する必要があります。このユーザープロキシサーバー情報

は、次のいずれかの方法で設定することができます。• インストール後初めて IDE を起動したときに表示される 2

つ目のダイアログでユーザープロキシサーバー名とポート情報を指定する。

• IDE のメインウィンドウから「ツール」->「設定ウィザード」を選択して、ユーザープロキシサーバー名とポート情報を指定する。値を有効にするには、IDE を再起動する必要があります。

表 9-4 アプリケーションサーバーを使用するWeb サービス実行時の問題 (続き)

問題 対策

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第 9章 障害追跡 83

内部 UDDI サーバーに照会または公開を行ったときレジストリサーバー Tomcat出力ウィンドウに例外の発生を示す次のメッセージが表示される。[WARN] registry_server -

-org.xmldb.api.base.XMLDBException

while connecting:

org.apache.xnode.XNodeException:

aborting connection attempt.

以前の Xindice サーバーインスタンスが正常終了していないことが原因として考えられます。1. その Xindiceサーバーインスタンスに関連づけられている

Javaプロセスをすべて終了します。2. IDE を再起動します。内部 UDDI レジストリサーバーは、必ず以下の手順で終了してください。1. エクスプローラの「実行時」タブを選択します。

2. 「UDDI サーバーレジストリ」ノードを展開します。3. 「内部 UDDIレジストリ」を右クリックし、コンテキストメニューから「サーバーを停止」を選択します。

表 9-5 UDDI を使用するWeb サービス実行時の問題 (続き)

問題 対策

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84 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

WebLogic 6.1使用時の問題表 9-6は、WebLogic Server 6.1使用時に発生する可能性がある問題の一部をまとめています。

表 9-6 WebLogic Server 6.1使用時の問題

問題 対策

Forte for Java 4 IDEから BEA WebLogic

Server 6.1 にWeb サービスを配備できない。

これは、BEA WebLogic 6.1 Serverへの Forte for Java 4 IDE

で開発したWebサービスの配備で既知の問題です。この問題の解決には、WebLogicサーバーに対するパッチが必要です。BEAとサポート契約しているWebLogicのユーザーはBEA Customer Supportに連絡して、CR064391 の問題用のパッチを要求する必要があります。

WebLogic Server 6.1 が、BEA Webサイトから XML ドキュメント定義をダウンロードできない。

WebLogic Server 6.1に J2EEアプリケーションクライアントを配備した場合は、WeLogicがWebLogic Web サイトからその XML ドキュメントの定義をダウンロードできる必要があります。Webへの接続にプロキシサーバーが必要な場合は、WebLogicサーバーにアプリケーションを配備する前に必ずIDE でプロキシサーバーの設定を行ってください。プロキシサーバーを設定するには、「ツール」->「設定ウィザード」を選択し、ウィザードの「Forte for Java基本設定」区画でプロキシとブラウザの設定を行います。

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第 9章 障害追跡 85

J2EEリファレンス実装 1.3.1使用時の問題表 9-7は、J2EE Reference Implementation 1.3.1使用時に発生する可能性がある問題の一部をまとめています。

表 9-7 J2EE リファレンス実装 1.3.1 使用時の問題

問題 対策

53ページの「HelloWorld J2EEアプリケーションの作成」で作成した HelloWorld

J2EEアプリケーションの配備後、ブラウザに次のエラーメッセージが表示される。ERROR: The requested URL could not

be retrieved. While trying to

retrieve the URL:

http://localhost:8000/helloTest_Te

stApp/dispatch.jsp the following

error was encountered: Connection

Failed.

ファイアウォールが使用されている場合は、Webブラウザが、localhost から始まるドメインにプロキシサーバーを使わない設定になっていることを確認してください。

次のエラーメッセージが表示される。org.omg.CORBA.INTERNAL: minor

code: 1398079697 completed: No

...

java.lang.RuntimeException: Unable

to create ORB. Possible causes

include TCP/IP ports in use by

another process

...

Error executing J2EE server...

このエラーは、1050待機ポートが別のプロセスによってすでに使用されている場合に発生します。この問題を解決するに

は、そのプロセスを停止するか、J2EE リファレンス実装1.3.1に割り当てているポート番号を 1050以外の番号 (たとえば 11050) に変更します。このエラーは、1060待機ポートが使用中で、1050ポートが使用中でない場合にも発生することがあります。以下の手順でこの問題を解決してください。1. 1050ポートと 1060ポートのどちらか、またはその両方が使用中かどうかを確認します。

2. 使用中のポートを別のポートに変更します。1050ポートの割り当てを変更するには§$J2EE_HOME\bin\config\orb.properties ファイルを編集する必要があります。1060ポートの割り当てを変更するには、テキストエディタを使用して$J2EE_HOME\bin\setenv.bat (Microsoft Windowsシステムの場合)を編集するか、$J2EE_HOME/setenv.sh(Solaris/Red Hat Linux 環境の場合) を編集する必要があります。

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86 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

次のようなエラーメッセージが表示される。Starting web service at port:8000

Starting secure web service at

port: 7000

J2EE SDK/1.3.1

LifecycleException: null.open:

java.net.BindException: Address in

use: JVM_Bind

...

Error executing J2EE server...

7000または 8000 Webサーバーポートが使用中の場合に発生するエラーです。$J2EE_HOME/config/web.propertiesファイル内の http.portまたは https.portプロパティに別のWebサーバーポートを設定してください。

次のようなエラーメッセージが表示される。Starting web service at port:8000

Starting secure web service at

port:7000

J2EE SDK/1.3.1

Starting web service at port:9191

J2EE SDK/1.3.1 LifecycleException:

null.open: java.net.BindException:

Address in use: JVM_Bind

...

Error executing J2EE server...

9191 EJB サーバーポートが使用中の場合に発生するエラーです。$J2EE_HOME/config/ejb.properties ファイルを変

更して、別の EJB サーバーポートを使用するようにしてください。

表 9-7 J2EE リファレンス実装 1.3.1 使用時の問題 (続き)

問題 対策

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第 9章 障害追跡 87

J2EE Reference Implementation 1.3.1を使用してアプリケーションを配備するときにClassNotFoundException が発生する。

この問題は、Java 2 SDK, v.1.3.1 で動作するように IDEをインストールした後、-jdkhome スイッチオプションに Java 2

SDK, v. 1.4.0 を設定して IDEを起動した場合に発生します。アプリケーションはコンパイルされますが、Java 2 SDK, v.

1.4.0に固有の Java APIを使用する配備時にClassNotFoundException が発生する可能性があります。

J2EE リファレンス実装 1.3.1が、-jdkhome スイッチオプションを使って指定した Java 2 SDKではなく、IDEのインストール中に指定された Java 2 SDKを使用する設定になっていることに注意してください。以下のどちらかの手順でこの問題を解決してください。• 目的のバージョンの Java 2 SDKを使用するように、J2EE

リファレンス実装起動ファイルの JAVA_HOME の設定を変更する。この設定は、Solaris/Linux 環境の場合$J2EE_HOME/bin/userconfig.sh、Microsoft Windowsシステムの場合 $J2EE_HOME/bin/userconfig.bat にあります。

• J2SE v.1.3.1プラットフォームから同等の Java APIを使用する。

表 9-7 J2EE リファレンス実装 1.3.1 使用時の問題 (続き)

問題 対策

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88 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

例外の発生を示す次のメッセージが表示される。java.lang.RuntimeException: Could

not initialize j2ee server

J2EE リファレンス実装サーバーが使用を試みているポート番号が別のアプリケーションによってすでに取得されている場合に発生するエラーです。この問題の解決方法としては、J2EE リファレンス実装サーバーを再起動して、他のアプリケーションがポート番号を取得する前にポート番号を取得するか、次の手順でエラーを解決します。1. $J2EE_HOME\config\orb.properties ファイルを開いて、ポート番号を書きとめます。

2. netstat コマンドを使用して、番号が使用されているかどうか確認します。たとえば Solaris オペレーティング環境では、コマンドウィンドウに以下のように入力します。netstat -a | grep port-number

3. ポート番号が別のプロセスによって使用されている場合

は、J2EEリファレンス実装サーバーまたはそのプロセスが使用しているポートを変更する必要があります。未使用のポートを探すには、下 2桁を省いたポート番号で再度netstat コマンドを実行します。たとえば、Solaris 環境では以下のように入力します。netstat -a | grep 104

このコマンドは使用中のすべての 104ポートを一覧表示します。一覧にない番号がある場合は、$J2EE_HOME\config\orb.properties ファイルを変更して、そのポート番号を使用するようにします。

表 9-7 J2EE リファレンス実装 1.3.1 使用時の問題 (続き)

問題 対策

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89

付録A

Solarisパッチの識別情報と説明

表 A-1は、solaris_patch_installerに含まれている、Solaris 8 SPARC PlatformEdition用のパッチの識別情報とその説明です。

表 A-1 Solaris 8 SPARC Platform Edition用のパッチの識別情報と説明

パッチ識別番号 説明

109147-14 Solaris 8インタープロシージャオプティマイザ

108434-06 Solaris 8 libC SPARC

108435-06 V9 libC

111293-04 /usr/lib/libdevinfo.so.1

112334-01 /usr/include/sys/archsystem.h

111310-01 /usr/lib/libdhcpagent.so.1

108528-13 SIGEMT

108652-51 Xserver

108921-13 CDE 1.4 dtwm

108940-40 Motif 2.1

108773-12 X入力メソッド

109607-01 /usr/include/iso/stdlib_iso.h

112003-03 フォントセット

108989-02 アカウンティング

108827-17 スレッド

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90 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

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91

付録B

Forte for Java 4 IDEにおけるポート使用

表 B-1 は、Forte for Java 4, Enterprise Edition IDE で使用されているポートをまとめています。一覧には、IDEで使用可能な Forte for Javaモジュール、他社製のコンポーネント、アプリケーションサーバーが使用するポートが含まれています。また、デフォルトのポート割り当てを変更できるかどうか、変更できる場合はその変更方法に関する情報もあります。

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92 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

表 B-1 Forte for Java 4, Enterprise Edition IDEにおけるポート使用

モジュール、アプリ

ケーションサー

バー、他社製のコン

ポーネント名

デフォルトの

ポート割り当て 説明 デフォルトのポート割り当ての変更

NetBeans Open File

モジュール7318 オープンファ

イルサーバーデフォルトのポート割り当ては、オープンファイルサーバー用のプロパティエディタを使用して変更できます。1. IDE のメインウィンドウから「ツール」->

「オプション」を選択します。2. 「オプション」ウィンドウで「IDE 構成」ノードを展開します。

3. 「サーバーと外部ツールの設定」ノードを展開して、「オープンファイルサーバー」を右クリックし、コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。

4. 「ポート」プロパティの現在値をクリックして、別のポート番号を入力します。

NetBeans Internal

HTTP サーバーモジュール

8082 内部サーバーHTTP

競合が検出されると、デフォルトのポート割り当てが自動的に変更されます。

外部エディタ 3219 外部エディタのオプション区画でデフォルトのポート割り当てを変更できます。

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付録 B Forte for Java 4 IDEにおけるポート使用 93

PointBase Restricted

Edition

9092 Microsoft Windowsシステムの場合は、$FORTE4J_HOME/pointbase/serverにあるPointBase 起動スクリプト (server.bat)でデフォルトのポート割り当てを変更できます。以下の手順でスクリプトを変更してください。1. $FORTE4J_HOME/pointbase/server

ディレクトリに移動して、server.batファイルのコピーを作成します。

2. 新しいファイルに server_newportnum.bat

という名前を付けます。3. 新しいファイルを開き、ポート番号情報を

newportnum に変更します。4. コマンドプロンプトウィンドウで

server_newportnum.bat スクリプトを実行します。

Solaris および Red Hat Linux環境の場合は、コマンド行で以下を入力することによって、$FORTE4J_HOME/pointbase/server からPointBase サーバーを起動します。Server /port:newportnum /win &

Tomcat 4.0.1 8015 サーバー管理 デフォルトのポート割り当ては、内部 Tomcat

4.0.1サーバー用のプロパティエディタを使用し

て変更できます。1. 「エクスプローラ」の「実行時」タブで「サーバーレジストリ」ノードを展開し、「インストールされているサーバー」ノードを展開します。

2. 「Tomcat 4.0」ノードを展開し、「内部」ノードを右クリックして、コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。

3. 「サーバーポート」プロパティの現在値をクリックして、別のポート番号を入力します。

表 B-1 Forte for Java 4, Enterprise Edition IDEにおけるポート使用 (続き)

モジュール、アプリ

ケーションサー

バー、他社製のコン

ポーネント名

デフォルトの

ポート割り当て 説明 デフォルトのポート割り当ての変更

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94 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

Tomcat 4.0.1 8081 サーバーHTTP

デフォルトのポート割り当ては、編集対象ホストのプロパティエディタで変更できます。1. 「エクスプローラ」の「実行時」タブで「サーバーレジストリ」ノードを展開し、「インストールされているサーバー」ノードを展開します。

2. 「Tomcat 4.0」ノードを展開し、適切なインストールのノードを展開します。

3. 編集対象のホストを表すノードを右クリックし、コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。

4. 「HTTP Connector」プロパティの現在値をクリックして、別のポート番号を入力します。

8443 リダイレクト デフォルトのポート割り当ては、Tomcat構成ファイルで変更できます。(ffj-install-dir/tomcat401/conf/server.xml)

その場合は、注意して server.xmlを編集してください。手動での編集を開始する前に、必ず現行の server.xmlのバックアップコピーを作成してください。1. 「エクスプローラ」の「実行時」タブで「Tomcat 4.0」ノードを展開し、「インストールされているサーバー」ノードを展開します。

2. 編集するインストール済み Tomcatのノードを右クリックします。コンテキストメニューから「構成する (server.xml) 」を選択します。

ソースエディタに server.xmlファイルが表示されます。server.xml を編集して、デフォルトのポート番号を変更できます。

表 B-1 Forte for Java 4, Enterprise Edition IDEにおけるポート使用 (続き)

モジュール、アプリ

ケーションサー

バー、他社製のコン

ポーネント名

デフォルトの

ポート割り当て 説明 デフォルトのポート割り当ての変更

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付録 B Forte for Java 4 IDEにおけるポート使用 95

Tomcat 4.0.1 11555 IDE デバッガ接続

デフォルトのポート割り当ては、内部 Tomcat

4.0.1サーバーのプロパティエディタを使用して変更できます。1. 「エクスプローラ」の「実行時」タブで「サーバーレジストリ」ノードを展開し、「インストールされているサーバー」ノードを展開します。

2. 「Tomcat 4.0」ノードを展開し、「内部」ノードを右クリックして、コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。

3. 「デバッガ」タブを選択します。4. 「デバッガポート」プロパティの現在値をクリックして、別のポート番号を入力します。

J2EEリファレンス実装 1.3.1 (Forte for

Java 4, Enterprise

Editionにバンドル)

1050 ORB/IIOP 普段使用しているソースエディタを使用して、$J2EE_HOME/config ディレクトリにあるorb.properties ファイルを編集することに

よって、デフォルトのポート割り当てを変更できます。デフォルトのポート番号を使用されていない別のポート番号に変更してください。ファイル中、このプロパティはorb.properties:port=1050 と指定してあります。

1060 ORB待機ソケット

$J2EE_HOME\bin ディレクトリにあるsetenv.bat ファイル (Microsoft Windowsシ

ステムの場合) か、$J2EE_HOME/bin ディレクトリにある setenv.sh ファイル

(Solaris/Red Hat Linux環境の場合) を編集することによってデフォルトのポート割り当てを変更できます。LISTEN_OPTIONS 環境変数を定義している行の最後の 4桁を変更してください。

表 B-1 Forte for Java 4, Enterprise Edition IDEにおけるポート使用 (続き)

モジュール、アプリ

ケーションサー

バー、他社製のコン

ポーネント名

デフォルトの

ポート割り当て 説明 デフォルトのポート割り当ての変更

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96 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月

J2EEリファレンス実装 1.3.1 (Forte for

Java 4, Enterprise

Editionにバンドル)

8000 Webサーバー(HTTP)

普段使用しているソースエディタを使用して、$J2EE_HOME/config ディレクトリにあるweb.properties ファイルを編集することに

よって、デフォルトのポート割り当てを変更できます。ファイル中、このプロパティはweb.properties に http.port=8000 と指定してあります。

7000 セキュアWeb

サーバー(HTTPS)

普段使用しているソースエディタを使用して、$J2EE_HOME/config ディレクトリにあるweb.properties ファイルを編集することによって、デフォルトのポート割り当てを変更できます。ファイル中、このプロパティはweb.properties に https.port=7000 と指定してあります。

9191 EJBサービス 普段使用しているソースエディタを使用して、$J2EE_HOME/config ディレクトリにあるejb.properties ファイルを編集することによって、デフォルトのポート割り当てを変更できます。このプロパティは ejb.properties

に http.port=9191 と指定してあります。

Java Web Services

Developer Pack

UDDI Server (Java 4,

Enterprise Editionにバンドル)

8095 レジストリサーバー用のTomcatサーバーポート

デフォルトのポート割り当ては、ffj-install-dir/jwsdp/conf/server.xml で変更できます。1. テキストエディタで server.xml ファイルを開きます。

2. ポート番号を変更します。3. IDE を再起動します。

表 B-1 Forte for Java 4, Enterprise Edition IDEにおけるポート使用 (続き)

モジュール、アプリ

ケーションサー

バー、他社製のコン

ポーネント名

デフォルトの

ポート割り当て 説明 デフォルトのポート割り当ての変更

Page 111: Forte for Java 4, Enterprise Edition 㠤㠳㠹ã ã ¼ã …2. J2SE v.1.4.0 プラットフォームのインストール 5 J2SE プラットフォームのバージョンの確認

付録 B Forte for Java 4 IDEにおけるポート使用 97

Java Web Services

Developer Pack

UDDI Server (Java 4,

Enterprise Editionにバンドル)

8089 レジストリサーバー用のTomcat HTTP

ポート

デフォルトのポート割り当ては、ffj-install-dir/jwsdp/conf/server.xml で変更できます。1. テキストエディタで server.xml ファイルを開きます。

2. ポート番号を変更します。3. IDE を再起動します。

4080 Xinidce

HTTP

デフォルトのポート割り当ては、ffj-install-dir/jwsdp/tools/xindice/config

/system.xml で変更できます。1. テキストエディタで system.xml ファイルを開きます。

2. ポート番号を変更します。3. IDE を再起動します。

WebLogic 6.1 7001 サーバーHTTP

デフォルトのポート番号は、WebLogic 6.1サーバーのインストール中に変更できます。

7002 サーバーHTTPS

デフォルトのポート番号は、WebLogic 6.1サーバーのインストール中に変更できます。

表 B-1 Forte for Java 4, Enterprise Edition IDEにおけるポート使用 (続き)

モジュール、アプリ

ケーションサー

バー、他社製のコン

ポーネント名

デフォルトの

ポート割り当て 説明 デフォルトのポート割り当ての変更

Page 112: Forte for Java 4, Enterprise Edition 㠤㠳㠹ã ã ¼ã …2. J2SE v.1.4.0 プラットフォームのインストール 5 J2SE プラットフォームのバージョンの確認

98 Forte for Java 4, Enterprise Editionインストールガイド • 2002年 6月