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freeeがArubaを選んだわけとは? 【クラウドWi-Fi事例探訪 前編】
平素より「Airheads通信」をご愛読いただき誠にありがとうございます。
普段は、パートナーの皆様をエンジニアリングの観点から支援する立場で
仕事をしています、天野と申します。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
このメルマガに登場する大輔のモデルと紹介させていただいたほうが
ご理解いただきやすいかと思います。
メルマガで描かれている大輔については、
皆様ご存知の通り、残念ながらイケてないキャラクターとして描かれています。
もちろん設定上のキャラクターではありますが、その原型であるモデルの立場としては
もっとまともなはず、と思うこともしばしば。
物語の設定なので、いかんともしがたいのは理解していますが、
何となく複雑な気分が沸き上がるものですね。
それでも、ご無沙汰している方に「いつも見ていますよ」と声をかけていただくと、
それはそれでうれしいものです。
だからこそ、モデルとしては悪いことはできないなぁと改めて思っています。
まあ、悪いことしませんけど。
引き続き、大輔をご贔屓いただければ幸いです。
さて、先月のゴールデンウィーク、皆様はどう過ごされたでしょうか。
私は2つの体験をしました。
1つは、Pythonの基礎を学んだこと。
ネットワークエンジニアといっても、ソフトウェアでコントロールする時代に
突入していることもあり、Arubaの世界観を体現するためにも、プログラムを
改めて学び直すことは重要だと考えた次第です。
本気でプログラムの本を読んだのは学生以来の出来事で、
懐かしさがこみ上げてきます。いや、久しぶりの新鮮な体験でした。
そして、もう1つが「聖地巡礼」です。
実は三男坊にせがまれまして、遅ればせながら「君の名は」の
舞台をめぐる旅に出かけたのです。
こちらは、諏訪湖の風景。
ここは瀧が三葉に会いに行く駅のモデルとなった「飛騨古川駅」です。
糸森湖のモデルとなった諏訪湖に行き、翌日は長野・岐阜の県境である
安房峠を越えて飛騨市、高山市へ。
私の若いころは聖地巡礼なんて、しかもアニメの世界を追体験するような
経験がなかったので、こちらも新鮮な気持ちで旅を楽しむことができました。
アニメの楽しみ方も、いろいろあることを知った、素敵なGWでした。
今思えば、大輔と美咲が登場するこのメルマガにも、
聖地巡礼できるような舞台を設定しておけばよかったとちょっと後悔…
freeeがArubaを選んだわけとは?
【クラウドWi-Fi事例探訪 前編】
無線LANもクラウドで管理できるクラウドWi-Fiに注目が集まっていますが、改めてそのメリットを探るべく、クラウド会計ソフトウ
ェアを提供しているfreee株式会社を訪問した大輔と美咲。
クラウドWi-Fiに切り替えた背景や、選択のポイントについていろいろ聞きました。クラウドだけに、回線障害時の対応は大きかった
ようです。
大輔(だいすけ)
A市役所のIT推進室から転職して、現在は世界的なお菓子メーカーであるD&W社の情報子会社に転職。ネットワーク統括部のメンバーとしてグローバ
ルなIT基盤の運用管理を担う。実際にはITの知識があまりなく、いつも周囲に頼ってばかりいる。
美咲(みさき)
大輔と同じくA市役所職員から転職した、もと大輔の部下。大輔が所属する情報子会社の親会社にあた
る、グローバル本社のD&W社システム企画部に所属。社会人歴はわずか3年ほどだが、平成生まれのデジタルネイティブ世代として、ITの知識は豊富。
大輔さん、おはようございます。ちょっといいですか?
お、美咲くん。ってどうしたの、朝から何か用事でも?
以前からうちもクラウドWi-Fiを検討する話があったじゃないですか。 そしたら、ちょうど導入したユーザがいると知り合いが教えてくれたんです。
せっかくなので伺ってみようかと。
そうなんだ、じゃあ詳しく聞いてきてよ。
何言っているんですか、大輔さんも一緒ですよ。
え、なんで僕なの?親会社のほうには優秀な人がいっぱいいるでしょ?
グループ内で無線LANといえば大輔さん、なんですから。 みんなそう思っていますよー(無機質な感じ)。
え、そうなの?やっぱり、能ある鷹は爪を隠し続けられないからなー。
その鈍感力はすごいですが。 あ、いえいえ、そういうことで、ぜひお話を伺ってきましょうよ。
そうだね、行ってみようか!でどちらのお客さん?
今日伺うのは、まさにクラウド事業を展開している会社です。 クラウド会計ソフトのfreee株式会社ですよ。
おお、あのfreeeさん!?そりゃ、楽しみだね、早速伺ってみよう!
~移動~
こんにちは、よろしくお願いします。
社内でインフラのエンジニアをしています、木戸です。よろしくお願いします。
早速なんですけど、なぜまたクラウドWi-Fiを導入したんですか?
実は以前からラッカスやシスコシステムズなどいろんな無線LANを導入してきた経緯があります。オフィスが複数のフロアにまたがっているのですが、フロアご
とに異なる無線LANを導入しているんです。
なかなかユニークですね、通常なら一気に切り替える会社が多いと思いますけ
ど。
もともと新しい技術が好きなエンジニアが集まっているので、切り替えるタイミ
ングでその都度検討して選択しているため、結果としてバラバラになっていま
す。
じゃあ、今回はそのリプレースとして?
そうですね。 今いるフロアの無線を新たな環境に切り替えようというのが発端です。
クラウドWi-Fiを選択したと聞きましたが、それはなぜなんですか?
我々自身の事業基盤がクラウドサービスですので、社内の業務基盤もいずれはク
ラウドサービスに移行していきたいと考えていました。 無線LANの管理もその1つで、今回ぜひ試してみたいと。
いずれ、すべての管理をクラウドに移行していく方向なわけですね。
できればそうしていきたいですね。
ほかにも課題はあったのでしょうか。
以前は無線LANの管理が属人化しており、その人しかトラブルシュートできなかった。その環境を変える必要もあったんです。何かあるたびにVPNを経由してリモートからコントローラに入って、みたいな手順も簡素化したかったですし。
確かにクラウドなら、Webにアクセスするだけで状況が可視化できますからね。
でも、なんでArubaを選んだんです?
クラウドWi-Fiを試す前提では、正直エンタープライズだと選択肢がほとんどないのが現実だと思いますよ。
確かにクラウドWi-Fiを提供しているところって、日本のベンダではほとんどないもんね。
その中でArubaを選択したのですが、ポイントは実績と回線切断時の継続性、そしてサポート面でしょうか。そうそう、値段もありますね。
実績という意味では、どのあたりを評価されたのでしょうか?
うちのエンジニアにはGoogle出身者が多く、Google社内で利用していたArubaの評価が高かったのです。マイクロソフトでも利用していることは聞き及んでお
り、実績としては十分でした。
あ、そんな著名なところがArubaを利用しているわけね。 全然知らなかったなー。
実は、私自身前職でArubaを使っていたので安心感があったというのもあります。
なるほど。確かに実績としては十分な感じですね。 では継続性というところでは?
WANが切れてクラウドとの通信ができなくなっても、仮想コントローラ機能を持っているArubaのIAPであれば、ネットワークが継続して利用できます。
確かに回線が切れた場合のリカバリは必要ですから。
IAPなら、将来的にAruba Centralを使わなくても、ローカルだけでも利用できますからね。
確かに管理機能をローカルに持つことができるので、投資保護という面でも将来
的な環境の変化にもArubaが対応しやすいのは間違いないんでしょうね。
サポートの面でも、他社は国内に十分なサポート拠点がないようで、本国に確認
するまで時間がかかりそうな印象でした。予備機も国内には少ないようで、運用
するなら自社で予備機を確保しておく必要があったのです。
そうすると、結構初期でお金がかかりそうですね。
そうなんです。センドバック保守の料金も割高ですしね。 ハードウェアについても、同スペックの他社と比べて、Arubaのスイッチより3
倍ぐらい高い… うちの規模にはとてもじゃないですがマッチしない金額になってしまいます。
そうか、今回はスイッチも入れ替えているわけね。
そうですね。今回はスイッチも一緒にクラウドで統合管理したかったので、スイ
ッチも入れ替えてます。
なるほどですね。じゃあ次回は、実際の運用について詳しくお聞きします。
バックナンバー
▼見えるから解決! 無線LANトラブル トラブル1 うまくつながらない(vol.1~2)▼見えるから解決! 無線LANトラブル トラブル2 遅くなったように感じる!(vol.3~6)▼予知できるから安心! 無線LANトラブルの回避 トリガー設定編(vol.7~10)▼コントローラ内蔵APが現場を救う!無線LAN導入のススメ(vol.11~21)▼認証ソリューション「ClearPass」による安全対策のイロハ(vol.22~25)▼ Office 365/Skype for Businessによるワークスタイル変革に最適な無線LANの勘所(vol.26~28)▼パブリックに出せないインフラに俊敏性と拡張性を実現、フレキシブルキャパシティ(vol.29~31)▼それ選んじゃダメなの!?後悔しない“クラウドWi-Fi”選びの視点(vol.32~34)▼ WannaCryの対策がワカラナイ… HPE Aruba的ランサムウェア対策のススメ(vol.35)▼失敗事例に学ぶクラウドWi-Fiの落とし穴 大輔が見た真実(vol.36~37)▼大輔的シリコンバレー見聞録(vol.38~40)▼もう取り寄せた?無料入手「HPE Networking製品カタログ」がすごい件(vol.41)▼ “犯人は無線”冤罪を証明するClarityって何?(vol.42~43)▼大輔が行く!マカオ「APAC Atmosphere 2017」ルポ(vol.44~46)▼慶應義塾大学が5種類のAPを使い分けるわけ…事例探訪(vol.47)▼ IoT時代のネットワークづくりに貢献「ArubaOS 8」って何がスゴイの?(vol.48)▼今年の学びを総決算!リーナ通信2017年振り返り(vol.49)▼大輔的シリコンバレールポ(vol.50~54)▼ “SDNその先へ”(vol.55~58)
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