fujitsu standard tool · 2017-10-22 · 検知・カウント属性分類個者／車特定...

Copyright 2017 FUJITSU LIMITED

ＡＩを活用したスマート都市監視～都市を豊かにするキカイの目～

0

サイエンティフィック・システム研究会

合同分科会 2017年度会合「ヒトの目、キカイの目」

2017年10月27日

富士通株式会社

テクニカルコンピューティング・ソリューション事業本部

ＴＣフロンティアセンター長有山俊朗

Copyright 2017 FUJITSU LIMITED 1

自己紹介


■テクニカルコンピューティング・ソリューション事業本部ＴＣフロンティアセンター長入社23年目 ■新しい技術で新しい市場に挑戦し、失敗と成功の繰り返し ■大学では「人工衛星からの地球観測 –リモートセンシング-」を研究していました

有山俊朗ありやまとしあき

これまでの主な担当業務

1. 宇宙SE：NASA国際共同プロジェクト/JAXAセンチネルアジアシステム企画・開発・運用 2. 衛星画像活用ビジネス企画：国内・ASEAN農業向け衛星画像活用サービス企画・提案 3. 顧客/大学連携：JAXA衛星利用推進センター招聘開発員、慶大SFC福井研究室研究員 4. グローバルビジネス：サウジアラビア工業団地向け環境管理システム、Ａ社向けエネルギー経済コンサル 5. 新商品開発：「AIスマート都市監視ソリューション」、「HPCクラウド用統合ソフトウェアUNCAI」

先端テクノロジーとスパコンの力を融合した新商品を創る－ＡＩ×ＨＰＣーグローバル・新領域にチャレンジする－欧州・中東・アジアの社会課題、民間企業のビジネス課題－共働・共創スタイルでクロス・カルチャーを楽しむ

*JAXA：宇宙航空研究開発機構

ＴＣフロンティアセンター活動方針

2


ＴＣソリューション事業本部の紹介

目指す姿


共働・共創スタイルで、スピード感を持った技術開発とビジネス創出

富士通研究所富士通他本部

◇国内外顧客ニーズ ◇解決すべき社会課題

◇新規サービス ◇社会課題解決ソリューションの実装

一流の研究者

TC

豊かで夢のある未来のデジタル社会

グローバルビジネス

グローバルに研究・社会課題の発掘

社内連携による技術融合/創発を実践顧客/研究機関と共に研究・実証

成果の社会実装新規市場の開拓

共働・共創の場実証

創発・融合

共同研究

4

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Air_.pollution_1.jpg

Technology

Solution


テクニカルコンピューティングの事業領域

環境・防災

AI クラウド

HPC

気象

宇宙天文

5


世界のお客様と密に連携し、日本のノウハウを展開

お客様との共働・共創スタ

イルを通し、スピード感を

持った「先駆者」として技

術開発とビジネスを創出し

ます。営業・SE一体となっ

て、技術ベースの高い提案

を可能にします。

Japan US China

Taiwan

Singapore

Indonesia

Australia

France

Middle-East

India

UK

グローバルにもプロジェクトを推進

6


ＡＩスマート都市監視ソリューション

シティワイド・サーベランス - GREENAGES Citywide Surveillance -

都市全体を広範囲に把握するためには大量の監視カメラの映像の確認が必要だが、

人が目視で確認するのには限界

都市への人口集中による都市の複雑化

多様化する犯罪や災害、事故から人々の生活を守り、安心して暮らせる都市環境を実現することが世界的な社会課題

社会課題からのアプローチ


AIを活用し、都市全体を見える化＆最適化

AI

HPC データ解析

• ディープラーニング • 機械学習

• GPU • クラウド • 並列処理

• 画像解析 / 検索 • シミュレーション • 最適化

AI×HPC技術で安心で快適な都市へ

Powered by Zinrai


「キカイの目」の価値を分かりやすく


顧客の価値体験ＣＸのためのコンセプト動画作成

ＡＩ×画像で実現できる導入後の世界感、理想のまちが「見える」「体験できる」形で、ソリューションを具現化

CX: Customer experience

10

Copyright 2017 FUJITSU LIMITED Copyright 2017 FUJITSU LIMITED

画面イメージ - シティワイド・サーベランス

アラート通知効率的な運用に役立つ情報を提供リアルタイムの状況を表示

検索結果

フィルタリングモニタリング

条件設定

11 11

検知・カウント属性分類個者／車特定定位置推定

人物

車両

混雑検知エリア指定可

入退場判定ライン跨ぎ検知

人物属性分類服装の種類 / 色

顔認証個者 / 年齢 / 性別

座席位置自動推定

混雑検知エリア指定可

入退場判定ライン跨ぎ検知

車種・ﾒｰｶｰ判別車種 / ﾒｰｶｰ / 車型 / 色

AI映像解析機能

車番認証



「AI×画像解析」のメリット

省力化・自動化・ナレッジ化 3 行動／属性情報のデジタル化

多様な監視ニーズに対応 1 ディープラーニングにより、従来困難だった情報を認識

高精度な認識 2 数千万枚規模の画像データの高速学習

お客様資産の有効活用 4 既存カメラ／映像の活用

13


活用シーン

14

• 人物の捜索 • 異常検知 • 顔認識

• 不正/長期駐車検知 • 人の流れ検知 • 駐車場利用管理

• 滞在時間検知 • 車両 & 人のカウント / 判別

• 窃盗リスク監視 • 顔認識

• 水位監視

セキュリティ空港 / 鉄道小売ショッピングモール / ガソリンスタンド

スマートシティ / 大規模イベント

工業エリア交通防災

• 混雑検知 • 交通監視 / 交通量カウント • ナンバープレート認識

活用シーン例


活用シーン例：複合商業施設


セキュリティ向上：安全対策強化マーケティング強化：施設利用の促進

[人物]顧客分析年齢 / 性別

制限区域への侵入検知アラート

[人物] ﾘｱﾙﾀｲﾑ混雑情報

特定人物検出情報顔認識、服装特徴

16

活用シーン例：複合商業施設


セキュリティ向上：安全対策強化マーケティング強化：施設利用の促進駐車エリア空き情報

不正駐車検出アラート長時間駐車

店周辺の交通量情報

[車両] 来店台数情報不正駐車検出アラート駐車禁止エリア

[車両] 顧客分析車種・メーカー

17


目的別活用シーン例

オペレーション

セキュリティ

マーケティング

施設管理の最適化

監視業務の効率化

購買活動の分析 18

AI映像解析想定課題・ニーズ

施設管理の最適化

混雑トレンドを把握し、混雑回避に向けた事前の対策や

エネルギー使用の効率化に活かす

利活用シーン

施設管理

多くの客を受け入れたいが、混雑や危険な

状況は避けたい･･･

人がいない場所でムダなエネルギーを使っていないか？

施設内／駐車場の混雑情報の

リアルタイム配信

スタッフ配置最適化

空調・照明の調整

車両混雑

時間/場所でのトレンド把握

施設内混雑

時間/場所でのトレンド把握

+ サイネージ／モバイル

+ BEMS

+ 従業員シフト


想定課題・ニーズ

監視業務の最適化

AIスマート監視で

監視業務の負荷低減と安全対策強化を実現

AI映像解析

セキュリティ

不正駐車不審者／車侵入者／車迷子など

アラート通知警備員配備指令

統合監視センターオンサイト警備員

巡回中に発見した不審者/ 車、迷子などの画像を発信

車番顔認証

ウォッチリスト

不審者

不審車

カメラが多くチェック

しきれない･･･

セキュリティリスクを早期に発見したい･･･

さらには未然に防ぎたい･･･


購買活動の分析

想定課題・ニーズ

マーケティング

AI映像解析利活用シーン

POSでは把握しきれない、

実際の来客数や顧客を販売促進に活かす

時間毎のレジ待ち行列状況は？

季節変動は？

入店者に対し

購買に至った人数は？

“感覚“ではなく “実態”に基づくキャンペーンを仕掛けたい！

来客数の分析・来店数に対する買上率・時間・季節毎の来店変動・キャンペーンの集客効果

+ POS／気象データ

+ 属性統計データ＋サービス履歴

店舗内混雑/ 入店カウント

レジ前、陳列前、店舗入り口など

顧客属性

年齢・性別

顧客体験(CX)向上・個者サービス・顧客属性／地域性にもとづくイベント企画



システム構成概要

固定 / PTZ カメラ

NAS / SAN

AI解析 (CPU/GPU)

VMS アドオンクライアント

ユーザ指定の GUI

保存ビデオデータ

収集管理 AI映像解析可視化

監視カメラ

ビデオデータ管理

クライアント

VMS 管理 / 録画

ビデオデータストレージ

解析実行管理

解析データベース

有線 / ワイヤレスネットワーク

データ要求

解析要求

解析データ

ライブビデオストリーミング

解析オーダー

表示デバイス

Citywide Surveillance

22


未来洞察から始めるＡＩ技術の社会実装

ポイント１:未来洞察からバックキャストした提案～これまでのあゆみ～


STEP[1]未来洞察 -2014秋-

16.10-17.1：既存カメラ画像を用いたPoC実施、AI精度と利用シーン提案への高評価を獲得

17.1：顧客契約責任者と、数箇所ステーションへのパイロット導入を合意 17.2：顧客経営層と面談、グローバル展開も視野に共働 17.6：パイロット商談獲得～社会実装へ～

富士通グループ論文コンベンションにて、未来の都市のありかたを発表

STEP[2]

デザイン思考による

ソリューションの具現化 -2015夏-

2015年夏 “コンセプトカー作戦”始動～プロトタイプで世に問う～富士通研究所の AI/Deep learning映像技術が快適な街づくりに活かせるという

アイデア想像力を働かせた未来のまちをデザインし体験できる形でドバイＥＸＰＯ出展ＥＭＥＩＡのお客様、現地営業からのフィードバックとニーズ確認 2015年4Ｑに、欧州チームからＡＩスマート都市監視に関心が示され、日欧チーム

が立ち上がる

STEP[3]

アジャイル開発アプローチ

-2016/4~7-

ＡＩスマート都市監視ソリューションの商品開発をスタートデザイン思考のニーズを組み入れながら、アジャイル開発スタイルでスピーディな商品開発 2016年10月 GREENAGES Citywide surveillanceを商品化、販売開始

STEP[4] 高速PoC～実商談

24

STEP[1] 未来洞察顧客ニーズを超えた未来洞察で、お客様と未来思考で語れるパートナーに


SE/プレ/デザイナー全員で、ニーズや仮説に基づき、シナリオ(実現したいゴール)を設定


STEP[2] デザイン思考

26

2015.10.18～22 (来場者 13万人)

中東・アフリカ地域

最大規模の ICT見本市

ドバイ交通局(RTA)

STEP[2] リーンスタートスタートアップをやってみる

未来”体験型”展示による市場マーケティング

27


STEP[3] アジャイル開発アプローチ商品開発＆高速PoCを実現したＴＣ技術・開発室のEDO-Style (DevOps)


作業拠点

ビルド実行

タスク管理サービス

構成管理サービス

品質管理サービス

Redmine

GitLab

Jenkins ・タスク可視化

・資産の共有

PJ管理の課題

構成管理の課題品質管理の課題

・ビルド自動実行・テスト自動実行・品質の可視化

品質検査ツール

文書の共有化タスクの可視化構成管理によるデグレ防止：：

28

STEP[4] 高速PoC AI価値と限界の顧客体験＆潜在ニーズ発掘を繰り返す


お客様と共働し、ガスステーションにおける映像認識ソリューションを共創

技術検証からユースケース創発、システムの提案まで対話を繰り返しながらスピーディに実施

Count / Vehicle Type

Maker

License Plate People Count

Congestion

Service time 6つの映像認識技術

2016/10 11 12 2017/1 2

最終報告パイロット提案中間報告#2 中間報告#1

DLモデル開発

アルゴリズム開発

デモビデオ

定性評価

定量評価

データ可視化

ユースケース

性能測定

システム構成

POC開始

パイロット提案準備

29

新たな価値を都市のステーションに

オペレーション Connected

ビジネス・マーケティングデータ分析・コンサル

プロモーションデザイン、製品配置・業務最適化

顧客体験CX Connected

サービスビジネス、クロスセリングでの利益確保

顧客層/地域/時間によるニーズ対応

顧客毎サービスの提供 (one-to-one)

セキュリティ Connected

より安心な社会への貢献

セキュリティリスクの早期発見


Connected

ステーション

30

fujitsu standard tool · 2017-10-22 · 検知・カウント 属性分類 個者／車 特定...

Documents

fujitsu standard tool · 2017-10-22 · 検知・カウント属性分類個者／車特定...