fujitsu storage eternus af, eternus dx 構築ガ …...表 2.9 vplex...

17
FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/ ETERNUS AF series, ETERNUS DX200F オールフラッシュアレイ, ETERNUS DX S5/S4/S3 series ハイブリッドストレージシステム 設定用 P3AM-7962-23Z0

Upload: others

Post on 08-May-2020

3 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

FUJITSU StorageETERNUS AF, ETERNUS DX

構築ガイド(サーバ接続編)

ファイバチャネル/ETERNUS AF series, ETERNUS DX200F オールフラッシュアレイ,

ETERNUS DX S5/S4/S3 series ハイブリッドストレージシステム 設定用

P3AM-7962-23Z0

このページは、空白です。

はじめに

本書は、ETERNUS AF/DX を、各 OS (Solaris OS, HP-UX, AIX, Windows®, Linux, VMware ESX, PANManager, Citrix Hypervisor (XenServer), Oracle Linux, Oracle VM Server for x86)が動作するサーバにファイバチャネル接続して使用するために必要な作業について説明しています。

本書は、ETERNUS AF/DX、サーバ、OS、ファイバチャネルカード、およびドライバソフトウェアの説明書と併せてご使用ください。

本書に記載されていないパラメーターについては、初期値(デフォルト値)を使用してください。

なお、本書に記載している製品の商標、製品名などの表記については、『構築ガイド(サーバ接続編)表記について』を参照してください。OS がサポートするストレージシステムについては、ETERNUSAF/DX のサポート組み合わせ表を参照してください。

第 23 版

2019 年 10 月

本書の内容と構成

本書は以下に示す 2 章から構成されています。

•「第 1 章 作業の流れ」(6 ページ)ストレージシステムを設定する場合の作業の流れについて説明しています。

•「第 2 章 ETERNUS AF/DX の設定」(8 ページ)ストレージシステムの設定について説明しています。

3FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編)

Copyright 2019 FUJITSU LIMITEDP3AM-7962-23Z0

目次

第 1 章 作業の流れ 6

第 2 章 ETERNUS AF/DX の設定 8

2.1 共通設定項目 ..........................................................................................................................82.1.1 サーバとの接続形態に関する設定(FC ポートパラメーター設定) ......................................................... 8

2.1.2 サーバがアクセスする LUN のグループ作成(LUN グループ設定) ........................................................ 9

2.1.3 ホストレスポンス設定 ............................................................................................................................. 10

2.1.4 CA ポートグループ設定 ........................................................................................................................... 13

2.1.5 アクセスするファイバチャネルカードが持つ WWN の登録(FC ホスト設定) .................................... 14

2.1.6 LUN グループ関連付け設定(ホストアフィニティ設定) ...................................................................... 14

2.2 固有設定項目 ........................................................................................................................152.2.1 CA リセットグループ設定 ....................................................................................................................... 15

2.2.2 サブシステムパラメーターの設定 ........................................................................................................... 15

2.3 WWN 確認 ............................................................................................................................15

4FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編)

Copyright 2019 FUJITSU LIMITEDP3AM-7962-23Z0

表目次

表 2.1 転送速度および接続形態の組み合わせ(ファイバチャネルカードと直結する場合) ....................... 8表 2.2 転送速度および接続形態の組み合わせ(ファイバチャネルスイッチと接続する場合) ................... 8表 2.3 FC ポートパラメーター設定(接続形態が FC-AL の場合)............................................................... 9表 2.4 FC ポートパラメーター設定(接続形態が Fabric の場合) ............................................................... 9表 2.5 ホストレスポンス設定 ...................................................................................................................... 10表 2.6 Veritas InfoScale でクラスタを構成する場合の設定値 .................................................................... 11表 2.7 VS850 または IBM SVC を使用する場合の設定値 ........................................................................... 11表 2.8 VMware を使用する場合の設定値 .................................................................................................... 11表 2.9 VPLEX と接続する場合の設定値 ...................................................................................................... 12表 2.10 PRIMECLUSTER でクラスタを構成する場合の設定値 ................................................................... 12表 2.11 set host-response コマンドの設定値................................................................................................ 13表 2.12 OS ごとの必要な操作 ....................................................................................................................... 13表 2.13 Linux で LUN 数が 256 を超える場合の設定値 ................................................................................. 13

5FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編)

Copyright 2019 FUJITSU LIMITEDP3AM-7962-23Z0

第 1 章作業の流れ

本書は、『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル用』の各 OS 用に記載されている作業工程のうち、「ETERNUS AF/DX の設定」の作業を行う際に使用します。

使用しているドキュメント

•『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/ファイバチャネルスイッチ設定用』

•『Brocade series, ETERNUS SN200 series ユーザーズガイド 導入/運用編』

•『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Oracle Solaris 用』

•『ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド』

•『ETERNUS CLI ユーザーズガイド』

作業の流れ

FC ポートパラメーター設定

サーバとの接続形態に関する設定を行います。

•「2.1.1 サーバとの接続形態に関する設定(FC ポートパラメーター設定)」(8 ページ)

LUN グループ設定

サーバがアクセスする LUN のグループを作成します。

•「2.1.2 サーバがアクセスする LUN のグループ作成(LUN グループ設定)」(9 ページ)

ホストレスポンス設定

接続環境(条件)に応じて、ホストレスポンスの設定を行います。

•「2.1.3 ホストレスポンス設定」(10 ページ)

6FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編)

Copyright 2019 FUJITSU LIMITEDP3AM-7962-23Z0

CA ポートグループ設定

CA タイプに応じて、ポートをグループ化します。

•「2.1.4 CA ポートグループ設定」(13 ページ)

FC ホスト設定

アクセスするファイバチャネルカードが持つ WWN の登録を行います。

•「2.1.5 アクセスするファイバチャネルカードが持つ WWN の登録(FC ホスト設定)」(14ページ)

ホストアフィニティ設定

FC ホスト、CA ポートグループ、および LUN グループの関連付けを行います。

•「2.1.6 LUN グループ関連付け設定(ホストアフィニティ設定)」(14 ページ)

固有設定

使用する OS や接続環境に応じて、必要な項目を設定します。

•「2.2 固有設定項目」(15 ページ)

WWN 確認

サーバとの接続時に必要となる情報を確認します。

•「2.3 WWN 確認」(15 ページ)

本書を使用した作業(ETERNUS AF/DX の設定作業)が終わったら、『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル用』の各 OS 用に記載されている、次の作業工程に進んでください。

第 1 章 作業の流れ

7FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編)

Copyright 2019 FUJITSU LIMITEDP3AM-7962-23Z0

第 2 章ETERNUS AF/DX の設定

2.1 共通設定項目

接続環境にかかわらず、すべての OS で設定が必要となる項目です。

ETERNUS Web GUI の操作方法や設定方法については、『ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド』を参照してください。

2.1.1 サーバとの接続形態に関する設定(FC ポートパラメーター設定)

以下の表から接続環境に合わせて、転送速度および接続形態の組み合わせを決定してください。

表 2.1 転送速度および接続形態の組み合わせ(ファイバチャネルカードと直結する場合)

ファイバチャネルカードの最大転送速度

転送速度、接続形態設定値

最大 32Gbit/s の転送速度対応CA

最大 16Gbit/s の転送速度対応CA

最大 8Gbit/s の転送速度対応CA

転送速度 接続形態 転送速度 接続形態 転送速度 接続形態

32Gbit/s 32Gbit/s Fabric 16Gbit/s Fabric 8Gbit/s FC-AL (*2)

16Gbit/s 16Gbit/s (*1) Fabric 16Gbit/s (*1) Fabric 8Gbit/s FC-AL (*2)

8Gbit/s 8Gbit/s FC-AL 8Gbit/s FC-AL 8Gbit/s FC-AL

4Gbit/s — — 4Gbit/s FC-AL 4Gbit/s FC-AL

*1: Brocade 社製の転送速度が 16Gbit/s のファイバチャネルカードと直結する場合は、「AutoNegotiation」を選択してください。

*2: LPe3xxxx シリーズ、PY-FC33x/PY-FC35x シリーズ、MC-0JFCFx/MC-0JFCGx/MC-0JFCMx/MC-0JFCNxシリーズ、または SP1X7FBC2F のファイバチャネルカードを使用し、最大 8Gbit/sの転送速度対応 CA と直結する場合は、接続形態を「Fabric」に設定してください。

表 2.2 転送速度および接続形態の組み合わせ(ファイバチャネルスイッチと接続する場合)

ファイバチャネルスイッチの最大転送速度

転送速度、接続形態設定値

最大 32Gbit/s の転送速度対応CA

最大 16Gbit/s の転送速度対応CA

最大 8Gbit/s の転送速度対応CA

転送速度 接続形態 転送速度 接続形態 転送速度 接続形態

32Gbit/s 32Gbit/s Fabric 16Gbit/s Fabric 8Gbit/s Fabric

16Gbit/s 16Gbit/s Fabric 16Gbit/s Fabric 8Gbit/s Fabric

8Gbit/s 8Gbit/s Fabric 8Gbit/s Fabric 8Gbit/s Fabric

4Gbit/s — — 4Gbit/s Fabric 4Gbit/s Fabric

8FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編)

Copyright 2019 FUJITSU LIMITEDP3AM-7962-23Z0

以下の内容について、接続環境に合わせて設定してください。記載のない設定項目については、初期値(Default 値)を使用してください。

表 2.3 FC ポートパラメーター設定(接続形態が FC-AL の場合)

設定項目 Solaris OSHP-UX, AIX, Windows®, Linux,VMware ESX, PAN Manager, CitrixHypervisor (XenServer), OracleLinux, Oracle VM Server for x86

接続形態 FC-AL

Loop-ID 設定 手動

Loop-ID 0x10 以上の任意

(0x7D は設定しないでください)

0x00

転送速度 表 2.1 で決定した転送速度

フレームサイズ 2048

Reset Scope I_T_L

Chip リセット時のリザベーション解除

無効にする

表 2.4 FC ポートパラメーター設定(接続形態が Fabric の場合)

設定項目 設定値

接続形態 Fabric

転送速度 表 2.1 または表 2.2 で決定した転送速度

フレームサイズ 2048

Reset Scope I_T_L

Chip リセット時のリザベーション解除 無効にする

ファイバチャネルスイッチと接続する場合は、事前準備およびファイバチャネルスイッチの設定作業を必ず行ってください。設定については、『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/ファイバチャネルスイッチ設定用』および『Brocade series, ETERNUS SN200 series ユーザーズガイド導入/運用編』を参照してください。

2.1.2 サーバがアクセスする LUN のグループ作成(LUN グループ設定)

サーバがアクセスする LUN のグループを作成してください。詳細は、『ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド』の「接続性の管理」を参照し、設定してください。

OS のバージョンによっては、LUN グループを LUN0 から割り当てないと、サーバから ETERNUSAF/DX を認識できないことがあります。その場合には、LUN0 から昇順に LUN グループを割り当ててください。

第 2 章 ETERNUS AF/DX の設定

2.1 共通設定項目

9FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編)

Copyright 2019 FUJITSU LIMITEDP3AM-7962-23Z0

2.1.3 ホストレスポンス設定

サーバが、ETERNUS AF/DX に対して行うハードウェア処理に適合させるために、ETERNUS AF/DXのホストレスポンス設定をする必要があります。また、ホストレスポンス設定は、サーバを接続する前に行っておく必要があります。

OS ごとに記載されている条件に従い、設定してください。

ただし、記載のない設定項目については、初期値(Default 値)を使用してください。

ETERNUS SF Storage Cruiser を利用してアクセスパスを設定した場合、FC ホストに対するホストレスポンスは初期値に設定されます。そのため、アクセスパスの設定を行ったあとにホストレスポンスの設定を行ってください。

表 2.5 ホストレスポンス設定

OS 条件 選択するホストレスポンス

Solaris (*1) PRIMECLUSTER を使用する場合(マルチパスソフトウェアの種類は関係ありません)

Default (*2)

MPxIO(OS 標準マルチパスドライバ)を使用する場合

Solaris MPxIO

その他の場合 Default

Windows®

LinuxVMware ESXCitrix Hypervisor (XenServer)Oracle VM Server for x86

– Default

HP-UX – HP-UX

AIX Veritas InfoScale を使用する場合 AIX VxVM

その他の場合 AIX

VS850/IBM SVC – VS850/SVC

*1: 富士通製のファイバチャネルカードに対して、Oracle 社製のドライバを使用する製品があります。

『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Oracle Solaris 用』の留意事項および「Oracle社製ドライバを必要とするファイバチャネルカード一覧」を参照し、使用するドライバをよく確認してください。

*2: PRIMECLUSTER の I/O フェンシング機能が無効、または対応していない環境での設定です。

I/O フェンシング機能を有効にしている環境の場合は、【PRIMECLUSTER でクラスタを構成する場合】を参照してください。

第 2 章 ETERNUS AF/DX の設定

2.1 共通設定項目

10FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編)

Copyright 2019 FUJITSU LIMITEDP3AM-7962-23Z0

【Veritas InfoScale でクラスタを構成する場合】

以下の条件をすべて満たす場合、ホストレスポンスは選択せずに、下表に従って新規に設定してください。記載のない設定項目については、初期値(Default 値)を使用してください。

• ファームウェア版数が V10L50 以降

• シン・プロビジョニングを使用する

表 2.6 Veritas InfoScale でクラスタを構成する場合の設定値

OS 設定項目 設定値

SolarisLinux

リザベーション時応答ステータス

(Write Exclusive)GOOD

HP-UX LUN アドレッシング FLAT

Peripheral Device Type(Flat Space Addressing)

Controller Device (0Ch)

NACA 有効

リザベーション時応答ステータス

(Write Exclusive)GOOD

AIX LUN アドレッシング FLAT

NACA 有効

リザベーション時応答ステータス

(Write Exclusive)GOOD

【VS850 または IBM SVC を使用する場合】

以下の条件をすべて満たす場合、ホストレスポンスは選択せずに、下表に従って新規に設定してください。記載のない設定項目については、「VS850 / SVC」の設定値に従ってください。

• 使用する装置が ETERNUS DX900 S5, ETERNUS DX8900 S4, ETERNUS DX8700 S3/DX8900S3

• LUN 数が 256 を超える

表 2.7 VS850 または IBM SVC を使用する場合の設定値

設定項目 設定値

LUN 数拡張モード

(Peripheral Device Addressing)有効にする

【VMware を使用する場合】

以下の条件をすべて満たす場合、ホストレスポンスは選択せずに、下表に従って新規に設定してください。記載のない設定項目については、初期値(Default 値)を使用してください。

• ファームウェア版数が V10L61 以前

• VMware ESXi 6.0 Update 2 以降または VMware ESXi 6.5 以降を使用する

• VMware vSphere Virtual Volumes (VVOL)を使用する

表 2.8 VMware を使用する場合の設定値

設定項目 設定値

センス・データ変換 5/25/00 g 5/20/00

第 2 章 ETERNUS AF/DX の設定

2.1 共通設定項目

11FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編)

Copyright 2019 FUJITSU LIMITEDP3AM-7962-23Z0

【VPLEX と接続する場合】

VPLEX と接続する場合、ホストレスポンスは選択せずに、下表に従って新規に設定してください。記載のない設定項目については、初期値(Default 値)を使用してください。

表 2.9 VPLEX と接続する場合の設定値

設定項目 設定値

Device ID Type Type1+Type3

【PRIMECLUSTER でクラスタを構成する場合】

以下の条件を満たす場合、ホストレスポンスは選択せずに、下表に従って新規に設定してください。記載のない設定項目については、初期値(Default 値)を使用してください。

• PRIMECLUSTER の I/O フェンシング機能を有効にする

表 2.10 PRIMECLUSTER でクラスタを構成する場合の設定値

OS 設定項目 設定値

Solaris リザベーション時応答ステータス

(Write Exclusive)GOOD

第 2 章 ETERNUS AF/DX の設定

2.1 共通設定項目

12FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編)

Copyright 2019 FUJITSU LIMITEDP3AM-7962-23Z0

【Windows®, RHEL, および VMware で Deduplication/Compression ボリュームの領域解放機能(UNMAP)を使用する場合】

• ETERNUS AF S3 series, ETERNUS DX S5 series, ETERNUS DX8900 S4 の場合は、設定不要です。

• ファームウェア版数が V10L82 以降の場合、ホストレスポンスは選択せずに、下表に従って新規に設定してください。以下のパラメーターは、ETERNUS CLI でのみ設定可能です。

設定方法の詳細については、『ETERNUS CLI ユーザーズガイド』を参照してください。

記載のない設定項目については、初期値(Default 値)を使用してください。

表 2.11 set host-response コマンドの設定値

設定項目 設定値

-lbp-for-dedup-comp enable

以下の場合、サーバ OS の再起動またはストレージの再スキャンが必要になります。

- サーバに Deduplication/Compression ボリュームをすでに認識させている状態で、ホストレスポンス設定(-lbp-for-dedup-comp の有効化)を行った場合

- ホストレスポンス設定後、サーバに Deduplication/Compression ボリュームを認識させている状態で以下の操作を行った場合

• ファームウェア版数を V10L82 以上から V10L82 未満に変更する

• -lbp-for-dedup-comp パラメーターの設定値を「disable」に変更する

表 2.12 OS ごとの必要な操作

OS 必要な操作

Windows® OS の再起動

RHEL OS の再起動

VMware ストレージの再スキャンまたは OS の再起動

• 新規に Deduplication/Compression ボリュームを作成し、領域解放機能を使用する場合は、事前にホストレスポンスを設定することを推奨します(表 2.11)。

【Linux で LUN 数が 256 を超える場合】

Linux で LUN 数が 256 を超える場合、ホストレスポンスは選択せずに、下表に従って新規に設定してください。

記載のない設定項目については、初期値(Default 値)を使用してください。

表 2.13 Linux で LUN 数が 256 を超える場合の設定値

設定項目 設定値

LUN 数拡張モード

(Peripheral Device Addressing)有効にする

2.1.4 CA ポートグループ設定

FC ポートグループを新規に作成し、メンバーとなるポートを登録します。ポートグループとは、同じLUN グループにアクセスするポートをグループ化したものです(サーバとマルチパス接続するポートや、クラスタを構成するサーバを接続するポートなど)。FC ポートグループごとにホストアフィニティを設定します。

第 2 章 ETERNUS AF/DX の設定

2.1 共通設定項目

13FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編)

Copyright 2019 FUJITSU LIMITEDP3AM-7962-23Z0

2.1.5 アクセスするファイバチャネルカードが持つ WWN の登録(FC ホスト設定)

ETERNUS AF/DX にアクセスするサーバに搭載されているファイバチャネルカードの物理 WWN または仮想 WWN を、ETERNUS AF/DX に登録してください。また、「2.1.3 ホストレスポンス設定」(10ページ)で登録したホストレスポンス No.を WWN に対して設定してください。

WWN を登録し、あとで説明するホストアフィニティグループ設定を行うことで、サーバごとにETERNUS AF/DX に対してアクセス制限(セキュリティ)を設定することができます。

2.1.6 LUN グループ関連付け設定(ホストアフィニティ設定)

ホストアフィニティ設定で、登録された FC ホスト(WWN)、CA ポートグループ、LUN グループの対応付けを行い、アクセス可能な LUN を指定することで、各サーバから ETERNUS AF/DX へのアクセス制限を設定できます。

詳細は、『ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド』の「接続性管理」を参照し、設定してください。

【マルチパス構成、クラスタ構成などの複数のポートに対して同一構成の LUN を認識させる場合】

同じ LUN グループを定義するように設定を追加してください。

【VS850 または IBM SVC と接続するとき、同一 FC ホストに接続する CA ポート数が 8 を超える、かつ、ホストアフィニティの接続対象を「ホストグループ」-「CA ポートグループ」とする場合】

CA ポートグループを複数作成する必要があります。この場合、1 つのホストグループが複数の CAポートグループとホストアフィニティを構成することはできません。そのため、接続する CA ポートグループと同じ数だけ同一内容のホストグループを作成し、ホストアフィニティを構成してください。

以下に、FC Host1 および FC Host2 と 16 の CA ポートを接続し、LunGroup1 をアクセス可能とする場合の設定例を示します。

2 8 2 CA

【WWN とファイバチャネルカードの 1 対 1 の対応が把握できていない場合】

ホストアフィニティ設定を正しく実施できない場合があります。このような場合は、サーバからETERNUS AF/DX の論理ディスクを認識可能となるまで、ETERNUS AF/DX に対する設定が繰り返し必要になることがあります。

第 2 章 ETERNUS AF/DX の設定

2.1 共通設定項目

14FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編)

Copyright 2019 FUJITSU LIMITEDP3AM-7962-23Z0

2.2 固有設定項目

使用する OS や接続環境により、設定が必要な項目があります。

それぞれに記載されている条件をよく確認して、設定してください。

2.2.1 CA リセットグループ設定

初期状態ではすべてのポートが 1 つのリセットグループとして設定されています。そのため、リセットグループの設定を変更する必要はありません。

2.2.2 サブシステムパラメーターの設定

2.2.2.1 Load Balance(HP-UX 接続の場合のみ)

サブシステムパラメーター設定では、Load Balance(装置の過負荷時のリトライを要求するセンス応答)の設定を「無効にする」にしてください。

HP-UX サーバの場合、センス応答を抑止しないとホストに不適切なログが記録されることがあるため、Load Balance を無効(センス応答を抑止する)に設定します。

なお、Load Balance の設定を変更しても、HP-UX 以外のサーバへの影響はほとんどありません。

2.2.2.2 アクセスを許可しないホストからの INQUIRY を拒否

Veritas Volume Manager (VxVM)の Dynamic Multipathing (DMP)機能を使用する場合にのみ、「有効にする」をオンにしてください。

2.3 WWN 確認

サーバとの接続時に必要となる情報(ETERNUS AF/DX の WWN)を、ETERNUS Web GUI で確認しておいてください。

第 2 章 ETERNUS AF/DX の設定

2.2 固有設定項目

15FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編)

Copyright 2019 FUJITSU LIMITEDP3AM-7962-23Z0

FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編)

ファイバチャネル/ ETERNUS AF series, ETERNUS DX200F オールフラッシュアレイ, ETERNUS DX S5/S4/S3 series ハイブリッドストレージシステム 設定用

P3AM-7962-23Z0

発行日: 2019 年 10 月発行責任: 富士通株式会社

• 本書の内容は、改善のため事前連絡なしに変更することがあります。

• 本書の内容は、細心の注意を払って制作致しましたが、本書中の誤字、情報の抜け、本書情報の使用に起因する運用結果に関しましては、責任を負いかねますので予めご了承願います。

• 本書に記載されたデータの使用に起因する第三者の特許権およびその他の権利の侵害については、当社はその責を負いません。

• 無断転載を禁じます。