GPS座標を短い文字列で扱えるGeoHashが面白い

ke-tai.org　松井健太郎

自己紹介

•株式会社インフィニットループ所属

•ケータイプログラマのための情報サイト「ke-tai.org」管理人

•コーラが好き

GeoHashとは

• 位置情報（座標）を短い文字列で表したもの

• 「+141.22.35.364, +43.3.14.112」　 ↓　↓　↓「xpssbxt2gpf」

GeoHashとは(2)• ポイント（点）ではなく範囲を示している

• 長さによって精度が変わる

xpssbxt2（8文字） xpssbx（6文字）

GeoHashとは(3)• 隣接エリアが容易に取得できる

xpst08の隣接エリアを取得した結果

メリット(1)• 場所の絞り込みが簡単に行える、隣接エリアの取得も容易

• 範囲が前方一致で検索できるので、文字列マッチやSQLのlike文などとも相性が良く、高速な処理が可能

lon > 141.22345 AND lon < 141.23124 AND lat > 43.41228AND lat < 143.42.097

geohash LIKE ‘xpssbxt2%’

↓　↓　↓

メリット(2)• 座標と精度を短い文字列で持つことができるので、URLで扱いやすい

• Perl, PHP, Ruby, Java, JavaScriptなど色々な言語でライブラリの実装が進んでいる

→ 我らがLOCALのriaf氏も早速PHP実装を公開しているhttp://blog.riaf.jp/post/378886859/geohash-php

foo.php?lon= 141.22345&lat= 43.41228&zoom=12↓　↓　↓

bar.php?gh=xpssbxt2

技術的な仕組み

• 文字列→座標を例に考えるとわかりやすい1. base32でデコード2. 2進数(5bit)に変換する3. 偶数bit(経度)、奇数bit(緯度)に分ける4. 範囲を二分木で絞り込んでいく

• 参考／引用元URLゆろよろ日記

http://d.hatena.ne.jp/yuroyoro/20100115/1263526125

まとめGeoHashを使うと位置情報を簡単に扱うことができる

• エリアによるお店の絞込み

• 近くにある店／いる人の取得

などにきっと便利なはず

位置情報を使ったWebサイトを作るときは

覚えておくといいかも