Hi-ZHi-Z 天体の観測天体の観測川口則幸川口則幸

科学観測のポイント科学観測のポイント

観測により放射源のサイズと明るさを観測により放射源のサイズと明るさを推定推定 HiZHiZ 領域におけるサイズと明るさの分布領域におけるサイズと明るさの分布

銀河形成の初期における電波放射機構銀河形成の初期における電波放射機構 爆発的な星形成爆発的な星形成 AGNAGN の形成との形成と Super LuminousSuper Luminous ジェットジェット

科学的モチベーション科学的モチベーション 近年近年 z>5z>5 で高いで高い IGMIGM 吸収を示す天体サーベイが進んでいる吸収を示す天体サーベイが進んでいる SDSSSDSS でで z=6.4z=6.4 の高輝度ＱＳＯが見つけられているの高輝度ＱＳＯが見つけられている Hi-zHi-z のＬＢＧやＡＧＮの観測は、銀河形成の探求に重要のＬＢＧやＡＧＮの観測は、銀河形成の探求に重要 Z>5Z>5 で銀河の形成や合体による大質量銀河が誕生で銀河の形成や合体による大質量銀河が誕生 Z>5Z>5 の明るい銀河や暗いＱＳＯの関係はまだ明らかになっていなの明るい銀河や暗いＱＳＯの関係はまだ明らかになっていな

いい（明るい銀河：爆発的星形成、ＱＳＯ：ＡＧＮの形成）（明るい銀河：爆発的星形成、ＱＳＯ：ＡＧＮの形成）

銀河内星形成へのＡＧＮの影響（もしくは逆の影響）が分かって銀河内星形成へのＡＧＮの影響（もしくは逆の影響）が分かっていないいない（ＡＧＮの形成が星生成を抑圧している？）（ＡＧＮの形成が星生成を抑圧している？）

Z>5Z>5 でのＬＢＧのうちＡＧＮの活動性を占めるものは少ないでのＬＢＧのうちＡＧＮの活動性を占めるものは少ない Z~6Z~6 でまったくＡＧＮが見つからなったという報告もあるでまったくＡＧＮが見つからなったという報告もある

（Ｘ線輝度の上限が（Ｘ線輝度の上限が z>5z>5 でで 2.8E+412.8E+41 、、 z>6z>6 でで 7.1E+417.1E+41 ）） Z>4Z>4 でも一例だけだが、数が少ないのは明るいＬＢＧだけを見てでも一例だけだが、数が少ないのは明るいＬＢＧだけを見て

いるため？いるため？

Lyman Break GalaxyLyman Break Galaxy

IGM 吸収

Detected with OCTAVEIn Radio

代表的な光スペクトル

5050 のサンプルで１個ののサンプルで１個の AGNAGN を検出した。を検出した。 AGNAGN 放射は放射は z>5z>5 で重要な役割を担っていないで重要な役割を担っていない AGNAGN 放射は放射は IGMIGM のイオン化に大局的な影響を与えていないのイオン化に大局的な影響を与えていない Z~5Z~5 のの LBGLBG の大半は、第一世代の星生成期にあるの大半は、第一世代の星生成期にある AGNAGN 放射と爆発的星生成放射とを微弱天体まで識別可能とする放射と爆発的星生成放射とを微弱天体まで識別可能とする

観測手法は今後の重要な技術開発課題である観測手法は今後の重要な技術開発課題である

Discovery of a single faint AGN in a large Discovery of a single faint AGN in a large sample of z>5 Lyman break galaxiessample of z>5 Lyman break galaxies

L.S. Douglas, M.N. Bremer, E.R. Stanway, M. LehnertL.S. Douglas, M.N. Bremer, E.R. Stanway, M. Lehnert

M0n. Not. R. Astron, S0c., printed 12 February, 2007

天体名天体名 αα(2000)(2000) δ δ (2000)(2000) zz CommentComment1250+31301250+3130 12h50m51s.9312h50m51s.93 +31d30’21”.9+31d30’21”.9 6.136.13 No Radio ObsNo Radio Obs

1335+35331335+3533 13h35m50s.8113h35m50s.81 +35d33’15”.8+35d33’15”.8 5.935.93 No Radio ObsNo Radio Obs

1425+3251425+325 14h25m16s.314h25m16s.3 +32d54’09”+32d54’09” 5.855.85 Cool(2006) No RadioCool(2006) No Radio

1148+5251148+525 11h48m16s.2111h48m16s.21 +52d53’39.3”+52d53’39.3” 5.705.70 Mahabal(2005)Mahabal(2005)

0217-0530217-053 02h17m43s.3502h17m43s.35 -05d28’07”.1-05d28’07”.1 5.6835.683 Ouchi(2005) highest SFROuchi(2005) highest SFR

0906+6930906+693 09h06m30s.74009h06m30s.740 +69d30’30”.80+69d30’30”.80 5.475.47 100mJy@5GHz100mJy@5GHz

1040-11551040-1155 10h40m48s.610h40m48s.6 -11d55’50”.2-11d55’50”.2 5.445.44 No Radio ObsNo Radio Obs

1428+4221428+422 14h30m23s.741614h30m23s.7416 +42d04’36”.491+42d04’36”.491 4.7344.734 Hook(1998) Hook(1998) 220mJy@8G220mJy@8G, VLBI , VLBI

1508+57141508+5714 15h10m02s.922315h10m02s.9223 +57d02’43”.376+57d02’43”.376 4.314.31 282mJy detected with OCTAVE 282mJy detected with OCTAVE @8.4GHz@8.4GHz

1713+2151713+215 17h15m21s.37917h15m21s.379 +21d45’31”.58+21d45’31”.58 4.0114.011 Hook(1998)Hook(1998) 　　 327mJy@5G327mJy@5G

1745+62271745+6227 17h46m14s.034117h46m14s.0341 +62d26’54”.738+62d26’54”.738 3.893.894C+62.294C+62.29

480mJy@8.4GHz480mJy@8.4GHz

天体リスト天体リスト

HiZHiZ 天体の観測結果天体の観測結果

zz U-TU-T U-KU-K T-KT-K U-YU-Y Y-TY-T Y-KY-K CommenCommentt

NRAO512NRAO512 1766 mJy 1766 mJy 1766@8G1766@8Gaa

1713+2151713+215 4.0114.011 49.549.5 37.337.3 74.274.2 33.133.1 26.126.1 19.119.1 324@5G324@5Gbb

1428+4221428+422 4.7154.715 133133 211211 112112 158158 110110 162162 220@8G220@8Ga,ba,b

0906+6930906+693 5.475.47 117117 185185 120120 123123 144144 131131 190@8G190@8Gdd

1508+5711508+571 4.3014.301 277277 247247 218218 215215 303303 299299 292@5G292@5Gcc

a:NED, b:Hook(1998) c:Hook(1995) d:Romani(2004)

480 秒積分

1428+422 (z=4.715)1428+422 (z=4.715)

光結合最長基線

1428+422 (z=4.715)

1.5

1.7

1.9

2.1

2.3

2.5

0 200 400 600 800 1000

基線長（ｋｍ）

log(

mJy

))相

関強

度（

e-VLBIJVLA＋ EVN+GBT

Paragi,A&A(1999)

1508+571 (z=4.301)1508+571 (z=4.301)

1508+571 (z=4.31)

2

2.2

2.4

2.6

2.8

3

0 200 400 600 800 1000

基線長（ｋｍ）

log(

mJy

))相

関強

度（

e-VLBIJ

0906+693 (z=5.47)0906+693 (z=5.47)

0906+693 (z=5.47)

1.5

1.7

1.9

2.1

2.3

2.5

0 200 400 600 800 1000

基線長（ｋｍ）

log(

mJy

))相

関強

度（

e-VLBIJ

光結合観測網で分解された光結合観測網で分解された HiZHiZ 天天体体

1713+215Z=4.01

1713+215 (z=4.011)

1

1.25

1.5

1.75

2

1.5 2 2.5 3 3.5log( (km))基線長

log(

(mJy

))相

関強

度

9mas : 36 pc

GB1713+2148(z=4.01) が８６０ｋｍ基線で分解された。

2.3 mas (9 pc)

研究戦略研究戦略 観測数を増やし統計的な検討観測数を増やし統計的な検討

SDSSSDSS カタログ（Ｚ＞４）カタログ（Ｚ＞４） サイズと赤方偏移サイズと赤方偏移

2-3 mas2-3 mas は現在のは現在の 8GHz8GHz 帯光結合観測網で分解可能帯光結合観測網で分解可能 明るさ 明るさ (( コアフラックスコアフラックス ) ) と赤方偏移と赤方偏移 観測戦略観測戦略

サーベイモードサーベイモード :: ２０分積分／天体、１０天体／観測２０分積分／天体、１０天体／観測 Sc> 5mJySc> 5mJy

検出モード：１天体／観測（６時間）検出モード：１天体／観測（６時間） Sc> 2mJySc> 2mJy