中期経営計画「hk-av10」の達成に向けて kokusai electric asia (singapore) pte. ltd....

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Page 1: 中期経営計画「HK-AV10」の達成に向けて Kokusai Electric Asia (Singapore) Pte. Ltd. 映像・無線 ネットワーク ソリューション エコ・薄膜 プロセス
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 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 ここに当社グループ第92期中間期(自 2015年4月1日 至 2015年9月30日)の事業のご報告をお届けいたします。

財務ハイライト(連結)

■ 売上収益 (単位:億円) (単位:億円)■ 営業利益/営業利益率

■ 当中間期の業績

(単位:億円)■ 親会社株主に帰属する当期利益

0

1,000

2,000

-50

200

100

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125

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0

125

250

0%

5%

10%

15%

2012 2013 2014 2014 2015(当中間期)

日本基準 IFRS

2012 2013 2014 2014 2015(当中間期)

日本基準 IFRS

1,673 1,836 1,851

1,388

739 739 90941

77609 629

2012 2013 2014 2014 2015(当中間期)

日本基準 IFRS

52101169

211 198

61

10.111.5 10.7

4.4

6 1757

61

△15

39

147174

6

153

売上収益 909 億円 (前年同期比 23.0%増)

営業利益 101 億円 (前年同期比 94.0%増)

営業利益率(%)

77 億円 (前年同期比 84.4%増)親会社株主に帰 属 す る当 期 利 益

■ 中間期■ 通期 

■ 中間期■ 通期 

■ 中間期■ 通期 

お客様に信頼され、次の時代に価値を創造する社会イノベーターミッション

最終(2015)年度 営業利益率10%ターゲット

映像・無線ネットワークソリューションでグローバルトップエコ・薄膜プロセスソリューションでグローバルトップ

ゴール

*AV:Advanced vision ※本書中の記載金額については、表示単位未満を切り捨てて表示しております。

国内経済においては、政府による経済対策により景気回復基調が継続しました。 このような環境のもと、当社グループの当中間期の経営成績は、映像・無線ネットワーク部門において、公共事業分野での堅調な投資継続を背景に積極的な営業活動を展開して受注獲得につなげたことに加え、エコ・薄膜プロセス部門において、半導体メーカーによる設備投資の前倒し実施とともに、最先端製品の提案活動とサービス事業の拡大施策により受注が好調に推移したことから、売上収益、営業利益ともに前年同期を上回る結果となりました。

●中間配当金について 中間配当金につきましては、安定的な配当の維持を図りながら、当中間期の業績、キャッシュ・フローの状況等を勘案した結果、1株当たり14円とさせていただきました(前期中間配当金6円)。

●中期経営計画「HK-AV10」の達成に向けて 当中間期は、最終年度を迎えた中期経営計画「HK-AV10」を達成するための施策を実施してまいりましたが、今後もこれらを引き続き推進していくとともに、次期中期経営計画の策定に取り組んでまいります。

●当中間期の状況 当中間期の事業環境は、米国においては雇用環境の改善等により緩やかな景気回復が継続しているものの、中国における景気減速への懸念等もあり、世界経済全体としては不透明な状況が継続しました。

中期経営計画「HK-AV*10」

1

株主の皆様へ

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(1)映像・無線ネットワーク部門 国内市場は、通信や放送事業の分野においてはインフラからサービスに投資が移行し、防災や映像セキュリティ事業の分野においてはIoTやビックデータ処理等を含むシステムの高度化が進展してまいります。これらの変化を捉え、新市場の開拓はもとより、既納システムの更新需要も見据えながら新たな高付加価値製品の提案をしてまいります。 海外事業においては、これまで各地域で進めてきた販売拠点の設立やM&Aにより、グローバル・ネットワーク型の事業体制が確立しつつあります。今後は、各生産拠点が地域の経済情勢に左右されないグローバル生産拠点への変革をめざすとともに、販売チャネルの拡充を含め、地域に応じた営業戦略を展開し、海外事業を拡大してまいります。

(2)エコ・薄膜プロセス部門 半導体製造装置市場は3次元化、低温化、深溝化、微細化等、新たなニーズにより急速に変化しています。当社の強みである成膜技術を先鋭化し、戦略製品である高生産性・高性能の縦型装置等により、シェアの維持と拡大を図ってまいります。また、3次元化や微細化等に対応し、成膜後の高品質化を実現する膜質改良処理装置の分野を次世代事業の

重要な柱と位置づけ、適用分野の拡大に取り組んでまいります。 これまで順調に拡大してきたサービス事業については、今後は微細化の限界とともに、デバイスの多様化が進み、先端ラインへの既存装置活用等、ビジネスモデルに変化が起きることが想定されます。既存装置の機能アップのメニュー化や、お客様のより近くで対応する体制の整備拡充等により、さらなるサービス事業の拡大を図ります。

 これからも当社グループは、「幸福で安心・安全な社会を実現すべく、優れた技術で価値を創造し未来を切り拓きます。」とする企業理念のもと、日立グループの一員として、「お客様に信頼され、次の時代に価値を創造する社会イノベーター」の実現をめざしてまいります。

 株主の皆様におかれましては、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 2015年11月  代表執行役 執行役社長

■ 売上収益 (単位:億円) (単位:億円)■ 営業利益/営業利益率

■ 当中間期の業績

(単位:億円)■ 親会社株主に帰属する当期利益

0

1,000

2,000

-50

200

100

0

0

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250

0

125

250

0%

5%

10%

15%

2012 2013 2014 2014 2015(当中間期)

日本基準 IFRS

2012 2013 2014 2014 2015(当中間期)

日本基準 IFRS

1,673 1,836 1,851

1,388

739 739 90941

77609 629

2012 2013 2014 2014 2015(当中間期)

日本基準 IFRS

52101169

211 198

61

10.111.5 10.7

4.4

6 1757

61

△15

39

147174

6

153

売上収益 909 億円 (前年同期比 23.0%増)

営業利益 101 億円 (前年同期比 94.0%増)

営業利益率(%)

77 億円 (前年同期比 84.4%増)親会社株主に帰 属 す る当 期 利 益

■ 中間期■ 通期 

■ 中間期■ 通期 

■ 中間期■ 通期 

お客様に信頼され、次の時代に価値を創造する社会イノベーターミッション

最終(2015)年度 営業利益率10%ターゲット

映像・無線ネットワークソリューションでグローバルトップエコ・薄膜プロセスソリューションでグローバルトップ

ゴール

*AV:Advanced vision

2

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総計909億円

欧州他69億円(7.6%)

アジア(韓国・台湾地域以外)99億円(11.0%)

韓国176億円(19.4%)

日本383億円(42.1%)

米国77億円(8.5%)

台湾地域103億円(11.4%)

(単位:億円)

2,000

1,000

0

50%

25%

0%2009 2011 2012 2013 2014 2014 2015

(当中間期)日本基準 IFRS

■エコ・薄膜プロセス■映像・無線ネットワーク

海外売上収益比率(%)

1,220

22.8

42.1 43.139.3

45.8 48.0 47.6

1,427 1,471 1,3881,673

1,836 1,851

909

2010

中期経営計画期間 *お客様の所在地をもとに計算しています。

■■ 地域別売上収益(2015年中間期)■■ 売上収益/海外売上収益比率

 日立国際電気グループでは、中期経営計画の達成に向け、グローバル事業拡大のための様々な施策を行っています。 映像・無線ネットワーク部門では、従来の「輸出型」の事業体制から、世界の適所でモノをつくり各地域が連携して販売する「グローバル・ネットワーク型」の事業体制への変革と、これをリードする国内体制の確立に取り組んでおり、エコ・薄膜プロセス部門では、よりお客様に近い所で開発から生産・サービスまでを行う地産地消体制の整備拡充を進めています。

株式会社日立国際八木ソリューションズ国際電気テクノサービス株式会社株式会社国際電気セミコンダクターサービス株式会社五洋電子株式会社エッチエスサービス

8 ■91110

12

3

5

241

67

海外グループ会社■■ グループネットワーク(2015年9月30日現在)

北米地域1 Hitachi Kokusai Electric America, Ltd.2 Hitachi Kokusai Electric Canada, Ltd.3 Kokusai Semiconductor Equipment Corporation4 Hitachi Kokusai Electric Comark LLC

南米地域5 Hitachi Kokusai Linear Electronic Equipments S/A

欧州地域6 Hitachi Kokusai Electric Europe GmbH7 Hitachi Kokusai Semiconductor Europe GmbH

中東地域8 Hitachi Kokusai Electric Turkey Elektronik

Ürünleri Sanayi ve Ticaret A.Ş.

アジア地域9 Hitachi Kokusai Electric (Shanghai) Co., Ltd.� Kokusai Electric Asia Pacific Co., Ltd.� Kokusai Electric Korea Co., Ltd.� Hitachi Kokusai Electric Asia (Singapore) Pte. Ltd.

映像・無線ネットワークソリューション

エコ・薄膜プロセス

ソリューショングローバルトップをめざします

中期経営計画 HK-AV10

Topics 1

Topics 2

Topics 3

3

日立国際電気のグローバル戦略

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■■ Topics 1 北米放送送信機事業を再編 2015年4月、北米における放送送信機事業の強化を目的として、2014年に持分法適用会社とした米国のComark Communications LLCをHitachi Kokusai Electric America, Ltd.(日立国際アメリカ)の連結子会社とするとともに、商号をHitachi Kokusai Electric Comark LLC(日立国際コマーク)に変更し、日立国際アメリカで扱っている放送送信機やコーデックの販売、保守の事業を日立国際コマークに統合しました。 今回の事業再編により、事業一体運営によるガバナンスの強化と効率化や、2016年以降に予定されている米国の周波数再編関連

市場における事業機会の拡大に加え、ブラジルの現地法人(日立国際リネアール*)との連携による放送送信機の開発効率向上と製品ラインアップの拡充、競争力の強化などを図ってまいります。また、日立国際アメリカと日立国際コマーク、日立国際リネアール、さらには4月に新設した日立国際アジアを中心として、既存の当社グループ現地法人と共に積極的な受注活動を展開し、グローバル・ネットワーク型事業体制の確立をめざしてまいります。 *Hitachi Kokusai Linear Electronic Equipments S/A

■ 日立国際アメリカの概要名称 Hitachi Kokusai Electric America, Ltd.設立年 1963 年本社所在地 150 Crossways Park Drive, Woodbury, New York

11797, U.S.A.代表者 President, CEO & Treasurer 大橋 弘明事業内容 放送 ・ 映像機器の販売、 保守、 据付

■ 日立国際コマークの概要名称 Hitachi Kokusai Electric Comark LLC 設立年 1978 年本社所在地 104 Feeding Hills Road, Southwick,

Massachusetts, 01077, U.S.A.代表者 CEO Richard E. Fiore, Jr. 事業内容 地上デジタル放送向けテレビ送信機の開発、製造、販売、

保守・サービスなど

■■ Topics 3 国際展示会SEMICON Europa 2015に出展 2015年10月6、7、8日の3日間、ドイツ(ドレスデン)で開催された半導体製造装置・材料の展示会「SEMICON Europa 2015」に出展しました。IoT機器マーケットの伸長に注目が集まっている昨今の市況を反映し、MEMS*その他関連半導体製造顧客の活発な動きを感じさせる展示会となりました。 今回は、当社グループのサービスビジネスの提供能力に注目し、取引先の中古装置仲介業者や工場内ラインメンテナンス業者との共同出展により、あらゆる需要にワンストップソリューションで応えられる当社グループの総合力を強くアピールしました。*MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)微小電気機械システム 展示会の様子

■■ Topics 2 シンガポールに現地法人を設立 2015年4月、今後著しい経済成長が見込まれるASEANやインドなど南アジア、オセアニアにおける映像・無線システムのさらなる事業機会創出を狙いとして、シンガポールに現地法人Hitachi Kokusai Electric Asia (Singapore) Pte. Ltd.(日立国際アジア)を設立し、7月から営業を開始しました。

 日立国際アジアは、上記の国や地域に加え、韓国や中国の営業拠点を統括し、グローバル・ネットワーク型の製品販売、ソリューションやサービスビジネスの拡大をめざしてまいります。

オフィスが入っているビル外観 中村社長(左から4人目)とスタッフ

日立国際アジアの概要名称 Hitachi Kokusai Electric Asia (Singapore) Pte. Ltd.所在地 7 Tampines Grande, #02-04 Hitachi Square,

Singapore, 528736代表者 Managing Director 中村 眞二事業内容 放送・映像機器の輸出入、販売、保守、サービス資本金 2,000,000 USドル (2億3,600万円)

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TOPICS8Kカメラシステムを日本放送協会と共同で開発 当社は、日本放送協会(NHK)と共同でスーパーハイビジョン(8K)小型単板式カメラを開発しました。8K時代の到来に向け映像制作をより容易にするため、カメラや光伝送ユニットの小型化、さらに一体型収録ユニットを開発し、さまざまな運用形態への対応を実現しました。 本カメラは、2015年4月に開催された「NAB2015」(米国、ラスベガス)、9月の「IBC2015」

(オランダ、アムステルダム)、11月には日本で開催された「2015国際放送機器展」など、世界各地で開催された放送機器展示会に出展しました。展示会では、当社ブースは8Kカメラに関心を持つ来場者で賑わいを見せました。 今後も、ワールドワイドでの8K市場の普及拡大をめざし、最先端のカメラとして、さらなる開発ならびに製品化を進めてまいります。

映像・無線ネットワーク 無線通信システム、情報処理システム放送システム、監視システム・画像処理等

41.0%売上収益構成比

■売上収益(中間期)■売上収益(通期)

■営業利益(中間期)■営業利益(通期)

売上収益と営業利益 (単位:億円)

0

800

1,200

ー40

0

120

80

400 40

2012 2013 2014 2014 2015(当中間期)

日本基準 IFRS

364

947

61

963

363

△11

52373

901

47

861

334

△18

28 339

△8 △4 △8

■■ 業績の概況 映像・無線ネットワーク部門では、公共事業分野における堅調な投資継続を背景に積極的な営業活動を展開して受注獲得につなげたことから、売上収益は前年同期に比べ増加しました。売上収益の増加により、営業損益は前年同期に比べ改善しました。

売上収益 373億円 (前年同期比 2.6%増)

営業利益  △8億円 (前年同期は△11億円)

8Kカメラ運用形態①収録ユニット付

8Kカメラ運用形態②大型レンズ付

5

部門別トピックス

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TOPICSVLSIリサーチ社顧客満足度調査で18年連続の入賞 2015年5月、米国の市場調査会社VLSIリサーチ社による半導体製造装置における顧客満足度調査で、「10BEST」*1「THE BEST」*2の2つのカテゴリーで入賞しました。当社の技術的なリーダーシップ、製品の高い性能・品質がお客様から高く評価された結果、今回で18年連続の入賞となりました。 本顧客満足度調査は、「サプライヤーのパフォーマンス」「顧客サービス」「装置性能」の3つのキーファクターに基づく15の調査項目を5カ国語に展開し、第三者であるVLSIリサーチ社*3にてアンケート調査を実施したものです。 今後も常に高い目標を掲げ、チャレンジを続けることで、 最適なソリューションを提供する企業として歩んでまいります。*1 「10BEST」半導体製造装置総合売上の上位企業を対象にしたカテゴリー*2 「THE BEST」工程別に調査したカテゴリー。当社は「Supplier of Fab Equipment」カテゴリーで入賞しました。*3 VLSIリサーチ社は、 半導体デバイス、ソーラー、LED、半導体製造装置、材料、サブシステムなどの分析データ

や装置メーカーの顧客満足度調査などを幅広いユーザーに提供しており、半導体産業分析で定評がある会社です。

エコ・薄膜プロセス 半導体製造装置等

売上収益 531億円 (前年同期比 42.9%増)

営業利益 111億円 (前年同期比 63.7%増)

58.5%売上収益構成比

■売上収益(中間期)■売上収益(通期)

■営業利益(中間期)■営業利益(通期)

売上収益と営業利益 (単位:億円)

1,000

750

250

500

100

200

400

300

0 02012 2013 2014 2014 2015

(当中間期)日本基準 IFRS

372

880 880

372

68

162111

531

66

156519

271

2132

286

29

762

128

■■ 業績の概況 エコ・薄膜プロセス部門では、半導体メーカーによる設備投資の前倒し実施等もあり堅調さを維持する中で、最先端製品の提案活動とサービス事業の拡大施策により受注が好調に推移したことから、売上収益、営業利益ともに、前年同期に比べ増加しました。

6

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要約四半期連結財政状態計算書 (単位:百万円)

期 別科 目

当中間期末(2015年9月30日現在)

前期末(2015年3月31日現在)

資産の部流動資産 137,431 151,627非流動資産 37,714 37,656

有形固定資産 21,616 21,743無形資産 2,288 1,761その他の金融資産 9,729 9,895その他の非流動資産 4,081 4,257

1資産の部合計 175,145 189,283

負債の部流動負債 58,846 75,721非流動負債 18,285 18,540

2負債の部合計 77,131 94,261

資本の部親会社株主に帰属する持分 97,956 94,885非支配持分 58 137

資本の部合計 98,014 95,022負債・資本の部合計 175,145 189,283

◦ 前期末に売上計上された売掛金回収が進み、流動資産が減少しました。

◦ 北米放送送信機事業を再編したことにより、米国の持分法適用会社が連結子会社となったため、無形資産が増加しました。

資産の部1POINT

◦ 前期末に仕入計上された買掛金の支払いなどにより、流動負債が減少しました。

負債の部2POINT

IFRS適用による主な変更点◦売上収益

 日本基準の売上高はなくなり、売上収益として表示されます。また、物品の販売に関して、日本基準において売上計上を出荷時点としていたものは、IFRSでは物品の所有に伴う重要なリスクおよび経済価値がお客様に移転した時点で売上計上をすることにしています。

◦のれん 日本基準ではのれんは一定期間にわたり償却することとしていましたが、IFRSではのれんの償却はせず、価値が毀損した際に減損を行います。

◦損益計算書の表示 日本基準では損益計算書に経常損益の区分がありましたが、IFRSでは、営業外損益、特別損益として区分していたもののうち、利息や配当金、為替差損益等の金融商品関連損益以外は、営業利益に含んで表示されます。

TOPICS 当社では、グローバル事業拡大のための施策を推進しており、グローバル標準に基づく経営効率向上等をめざして2015年3月期の有価証券報告書における連結財務諸表から国際財務報告基準(IFRS*)を任意適用しました。*IFRS International Financial Reporting Standards

国際財務報告基準(IFRS)を導入

7

連結財務情報(IFRS)

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要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 (単位:百万円)

期 別科 目

当中間期自 2015年4月 1 日(至 2015年9月30日)

前中間期自 2014年4月 1 日(至 2014年9月30日)

営業活動に関するキャッシュ・フロー 11,371 518

投資活動に関するキャッシュ・フロー △1,495 △4,016

財務活動に関するキャッシュ・フロー △5,653 △2,693

現金及び現金同等物に係る為替変動による影響 △813 994

現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 3,410 △5,197

現金及び現金同等物の期首残高 46,870 57,149

現金及び現金同等物の四半期末残高 50,280 51,952

要約四半期連結損益計算書 (単位:百万円)

期 別科 目

当中間期自 2015年4月 1 日(至 2015年9月30日)

前中間期自 2014年4月 1 日(至 2014年9月30日)

3売上収益 90,940 73,963売上原価 △62,903 △52,073

売上総利益 28,037 21,890販売費及び一般管理費 △17,972 △15,939その他の収益及び費用 62 △731

営業利益 10,127 5,220金融収益及び費用 319 112持分法による投資損益 0 7

税引前四半期利益 10,446 5,339法人所得税費用 △2,761 △1,115

四半期利益 7,685 4,224四半期利益の帰属

4 親会社株主 7,712 4,182非支配持分 △27 42

1株当たり親会社株主に帰属する四半期利益 基本的1株当たり四半期利益 (円) 75.08 40.70希薄化後1株当たり四半期利益 (円) - -

◦ エコ・薄膜プロセス部門における半導体メーカーの設備投資前倒し等に加え、映像・無線ネットワーク部門における公共事業分野の堅調な投資継続により売上収益が増加しました。

売上収益3POINT

◦ 営業利益の増加により、親会社株主に帰属する四半期利益が増加しました。

親会社株主に帰属する四半期利益4

POINT

営業活動に関するキャッシュ・フロー◦ 四半期利益の計上に加え、営業入金の促進や

前期にあった確定拠出年金への移行に伴う支払いが概ね終了したことなどにより、営業活動に関するキャッシュ・フローは前中間期に比較して増加しました。

投資活動に関するキャッシュ・フロー◦ 前中間期と同規模の戦略的投資が当中間期に

はなかったことから、投資活動に関するキャッシュ・フローは前中間期に比較して増加しました。

財務活動に関するキャッシュ・フロー◦ 配当金の支払いなどにより、財務活動に関す

るキャッシュ・フローは減少しました。

キャッシュ・フロー5POINT

5

8

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 当社は、2015年度下期中に、震災復興用の通信手段としてネパール連邦民主共和国指定のNGO団体「E-Networking Research and Development」に公共ブロードバンドシステム一式を寄贈することを決定いたしました。 現在、ネパールの被災地では復興作業が継続されていますが、災害現場や対策本部における通信手段が脆弱なため、現地の通信手段の強化が求められています。当社は、NGOからの要請を受け、本システムを現地の通信・情報伝達手段として寄贈することにいたしました。 本システムは、VHF帯の一部を利用し、音声だけでなく映像の伝送が可能です。VHF帯は広域かつ見通しがきかない場所での通信が可能という特長があるため、ネパールでは、災害現場と対策本部それぞれにシステムを設置し、現地の復興作業における通話やインターネットへのアクセスなどのIP網として活用される予定です。 復興後はデジタル・デバイド解消用の機材として、継続活用される見通しです。

■■ マッチングファンドで救援金を募金 当社グループでは、世界各地の大規模な災害に対して従業員による募金を行い、集まった額と同額を会社による寄付金で加算するマッチングファンド方式での支援活動を行っております。従業員募金はシステム化により守秘性、効率性を高め、自由意志による積極的な参加を得ております。 本年は、上記ネパールの地震災害に対し、日本赤十字社の救援活動に向け本方式による募金・寄付金支出を行いました。また、9月の台風18号による関東・東北豪雨の被災者支援のためにも、同様の活動を行っております。

 2015年4月25日にネパールの首都カトマンズ近郊でマグニチュード7.8の大地震が発生し、建物の倒壊などにより多くの方が命を落とされました。 当社グループでは、防災無線や監視カメラなど、人々の安心・安全に関わる事業に携わる立場から、こうした災害の状況を直視し、被災地支援の意識を持つことを重視しており、復興に貢献する装置の寄贈や、募金活動を行いました。

CSR報告書のご紹介 CSRへの当社グループの取り組み状況については、当社ホームページに「CSR情 報 」、また年次のCSR報告書として掲載しています。

日立国際電気グループCSR報告書2015

http://www.hitachi-kokusai.co.jp/csr/または 検索日立国際電気 CSR情報

■■ ネパール連邦民主共和国指定のNGOへ公共ブロードバンドシステム一式を寄贈

ネパール連邦民主共和国

優れた技術で価値を創造し、豊かで持続可能な未来を切り拓きます 日立国際電気グループは、すべての事業活動を通じて社会の信頼や期待に応えることが、CSR(企業の社会的責任)であると 考えています。経営の基本方針である企業理念、経営理念により、幸福で安心・安全な社会を実現すべく、優れた技術で価値を創造し、豊かで持続可能な未来を切り拓くこと、また人権を尊重し、法と倫理を遵守し、社会から尊敬される清廉な企業文化をつくることを表明しています。

公共ブロードバンド無線装置

9

CSRへの取り組み

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株式の状況

発行可能株式総数 400,000,000株 株主総数 7,630名発行済株式の総数 105,221,259株 単元株式数 1,000株

大株主

所有株式数(千株)

所有比率(%)

株式会社日立製作所 53,070 50.43日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 4,182 3.97日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 3,345 3.17ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505223 1,465 1.39

BNP PARIBAS SECURITIES SERVICES LUXEMBOURG/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS 1,194 1.13

ザ バンク オブ ニューヨーク メロン エスエー エヌブイ 10 1,169 1.11

MSCO CUSTOMER SECURITIES 859 0.81ジェーピーエムシービー クレディ スイス セキュリティーズ ヨーロッパ ジェーピーワイ 1007760 843 0.80

メロン バンク エヌエー アズ エージェント フォー イッツ クライアント メロン オムニバス ユーエス ペンション 812 0.77

バンク オブ ニューヨーク ジーシーエム クライアント アカウンツ イー ビーディー 811 0.77

* 上記のほか、当社が所有している自己株式2,505千株(所有比率2.38%)があります。

会社の概要

商 号 株式会社日立国際電気Hitachi Kokusai Electric Inc.

本 店 所 在 地 東京都千代田区外神田四丁目14番1号設 立 年 月 日 1949年11月17日資 本 金 10,058,169,248円グループ従業員数 4,996名(うち当社 2,443名)上場証券取引所 東証第一部(証券コード:6756)ホームページアドレス http://www.hitachi-kokusai.co.jp

役 員

取締役取 締 役 会 長 齊 藤   裕*

取 締 役 篠 本   学取 締 役 虎   頭   健 四 郎*

取 締 役 三 田 村   秀   人*

取 締 役 清 水   章*

取 締 役 河 野 全 生* 齊藤 裕、虎頭 健四郎、三田村 秀人、清水 章は、会社法第2条第15号に定

める社外取締役です。

執行役代 表 執 行 役執 行 役 社 長 篠 本   学執 行 役 専 務 大 和 田   伸   郎執 行 役 専 務 伊 藤 明 男執 行 役 常 務 木 村   茂執 行 役 常 務 泉       昭 一 郎執 行 役 常 務 小 松   清執 行 役 金 井 史 幸執 行 役 中 村   聡執 行 役 町 田   均執 行 役 飯 田 一 郎執 行 役 神 谷 勇 二

所有者別株式数分布

金融機関47名

15,040千株14.29%証券会社47名

1,555千株1.47%

その他の国内法人166名

53,893千株51.21%

外国人208名21,909千株20.82%

個人・その他7,162名12,822千株12.18%

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会社概要/株式の状況 (2015年9月30日現在)

Page 12: 中期経営計画「HK-AV10」の達成に向けて Kokusai Electric Asia (Singapore) Pte. Ltd. 映像・無線 ネットワーク ソリューション エコ・薄膜 プロセス

■ 事業年度 毎年4月1日から翌年3月31日まで■ 基準日 定時株主総会 毎年3月31日

期末配当金  毎年3月31日中間配当金  毎年9月30日

(その他必要がある場合はあらかじめ公告する一定の日)■ 単元株式数 1,000株■ 公告方法 電子公告

http://www.hitachi-kokusai.co.jp/ir/publicnotice(ただし、やむを得ない事由により電子公告をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載いたします。)

■ 株主名簿管理人・ 特別口座の 口座管理機関

(郵便物送付先)

(お問い合わせ先)

東京証券代行株式会社東京都千代田区大手町二丁目6番2号

(日本ビル4階)〒168-8522 東京都杉並区和泉二丁目8番4号東京証券代行株式会社 事務センター0120-49-7009(フリーダイヤル)(受付時間:平日9:00〜17:00)取次事務は、三井住友信託銀行株式会社の本店および全国各支店で行っております。

■お知らせ 当社の株主名簿管理人および特別口座の口座管理機関である東京証券代行株式会社は、2016年1月12日をもって次のとおり移転いたします。 なお、郵便物送付先および連絡先につきましては、変更ございません。

移転後の住所 東京都千代田区神田錦町三丁目11番地(神田錦町三丁目ビルディング6階)

当社では、株主の皆様の声をお聞かせいただくため、アンケートを実施いたします。お手数ではございますが、アンケートへのご協力をお願いいたします。

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TEL: 03-5777-3900(平日 10:00~17:30) MAIL:[email protected]●アンケートのお問い合わせ 「e-株主リサーチ事務局」

※本アンケートは、株式会社 a2media(エー・ツー・メディア)の提供する「e-株主リサーチ」サービスにより実施いたします。 (株式会社 a2mediaについての詳細 http://www.a2media.co.jp)※ご回答内容は統計資料としてのみ使用させていただき、事前の承諾なしにこれ以外の目的に使用することはありません。

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