home economics teachersrepository.hyogo-u.ac.jp/dspace/bitstream/10132/17044/1/...home economics...
TRANSCRIPT
兵庫教育大学学校教育学研究, 2016, 第29巻, pp 43-50
高等学校家庭科教員 を支援する教育情報サイ ト の開発
43
The Development of Educational Information Site for Supporting High School Home Economics Teachers
山 本 亜 美* 永 田 智 子** YAMAMOT0 Ami NAGATA Tomoko
本研究の目的は、 効率よ く 最新の情報を共有す るための一つの方法と し て、 高等学校家庭科教員のための教育情報サイ
ト を開発 し、 その有効性について検討するこ と である。 開発にあたり 、 兵庫県高等学校家庭科教員 を対象に、 コ ンピュ ー
タやイ ンタ ーネ ッ ト の利用状況 と家庭科の教育情報サイ ト のニ ーズについての調査 を実施 し た。 調査結果よ り 、 普段から
コ ンピ ュ ー タ やイ ンタ ーネ ッ ト は利用 し てい る も のの、 そ れら に対 し不安 を抱 いてい る こ と がわかっ た。 そのため、 コ ン
ピ ュ ータ操作の熟練度に関わらず利用 ・ 管理がで き るよ う に、 CMS を用いたサイ ト の開発 を行 っ た。 公開後に行 っ た評
価に関す る質問紙調査では、 サイ ト の有用性の高 さが示唆 さ れた。 その一方で、 教材の投稿に関 し ては、 消極的な意見が
多 かっ たこ と から、 それら に関す る不安 を取り 除 く 方法や管理 ・ 運営についての対策が必要であるこ と が示唆 さ れた。
キーワー ド : 高校、 家庭科、 学習指導情報、 情報共有、 教育情報サイ ト
1 . 研究の背景と目的
高等学校学習指導要領解説家庭編 ( 文部科学省2010) では、 「生活す るために必要な衣食住、 家族、 保育、 消
費、 環境な どの知識と技術 を実践的 ・ 体験的な学習 を通
し て習得 させるこ と」 を高等学校家庭科の目標と し てい
る。 こ こ から、 家庭科で学習す る分野は衣食住のみな ら
ず、 家族や保育、 消費 ・ 環境な ど広範囲にわたるこ と が
わかる。 ま た、 こ れらは社会の変化に伴い、 内容も変化
し続け てい る。 そのため、 家庭科教員は、 広範囲かつ変
化 し続け る学習内容に関する新 しい情報が常に必要であ
り 、 それら を効果的に指導す る能力が求めら れてい る。
家庭科教員の現状と し て、 野中ら (2012) が全国21都
道府県立全日制普通科高等学校の家庭科主任を対象に行っ
た調査では、 家庭科教員の減少や時間数の減少が課題と
し てあげら れていた。 平成15年よ り 2 単位の必修履修科
目である 「家庭基礎」 が登場 し たこ と によ り 、 単位数が
減少 さ れたが、 学習内容は削減さ れていない。 そのため、
学習指導要領の目標にあるよ う な実践的 ・ 体験的な学習
活動の充実は、 困難な状況である。 しかし そのよ う な状
況の中で、 家庭科教員数は減少 し、 特に、 普通科が設置
さ れている高等学校では家庭科教員は 1 人しか配属 さ れ
ていない場合 も多 く 、 相談を し たい と 思っ てもす ぐに相
談でき ない状況であ る。
こ のよ う な家庭科教員の現状 を解決す るための一つの
方 策 と し て 、 ICT ( Information and Communication Technology) を活用 し た教員支援が考え ら れる。 田中ら
(2000) や、 奥谷 (2012) においても、 ウェ ブサイ ト を
活用 し た教員支援の有用性が示 さ れてい る。 「教育の情
報化に関する手引き」 (文部科学省2010) では、 教員一
人 1 台 のパ ソ コ ン の支給 や グル ー プ ウ ェ ア等 の校内
LAN (Local Area Network) を用い情報共有をするな ど、
ICT を活用するこ と で業務の軽減と効率化や教育の質の
向上に有効であ る こ と が示 さ れてい る。 ま た、 「平成26 年度学校におけ る教育の情報化の実態等に関す る調査結
果」 (文部科学省2015) において、 教員の校務用コ ンピュー
タ整備率は全国平均で113.8% であるこ と が示唆さ れた。
全国的に半数以上の学校において、 教員一人 1 台のコ ン
ピ ュ ー タ に加え、 成績処理用の共用 コ ンピ ュ ー タ も整備
さ れてい る。 30Mbps 以上の超高速イ ン タ ーネ ッ ト 接続
率についても、 全国平均で81.6% と 、 教育の情報化に向
け た整備が進めら れてい る。
以上のこ と から本研究では、 効率よ く 最新の情報を共
有するための一つの方法と し て、 高等学校家庭科教員の
ための教育情報サイ ト を開発 し、 その有効性について検
討するこ と と し た。
2 . 家庭科教員のニーズ調査
教育情報サイ ト の開発にあたり、 家庭科教員のコ ンピュー
タ やイ ンタ ーネ ッ ト の利用状況と家庭科の教育情報サイ
ト のニーズ を明 ら かにす るために、 兵庫県高等学校家庭
科教員 を対象と した質問紙調査を行った。
2.1 調査内容
調査概要については、 表 1 の通り である。 調査内容に
ついては、 家庭科教員の状況と ニーズを把握す るため、
①調査対象の回答者に関す る項目、 ② コ ン ピ ュ ータ ・ イ
ンタ ーネ ッ ト の利用状況に関する項目、 ③ 「家庭科」 の
指導上必要な情報に関する項日の 3 項目を設けた。 また、
家庭科教員の情報通信ネ ッ ト ワークの利用傾向 を詳細に
把握 し、 教育情報サイ ト の形式 を検討す るため、 「一般
サイ ト」、 「投稿サイ ト」、 「SNS」、 「掲示板サイ ト」 の 4 種類のサイ ト に関す る項目 を設け た。
* 兵庫県立有馬高等学校 * * 兵庫教育大学大学院教科教育実践開発専攻生活 ・ 健康 ・ 情報系教育 コース 教授 平成28年 6 月27 日受理
44
表 1 質問紙調査概要
学校教育学研究, 2016, 第29巻
調査時期 2013年 7 月中旬~ 8 月下旬
調査対象 兵庫県内の高等学校家庭科教員
調査方法 郵送によ る質問紙調査
配 布 数 約560枚 (226校)
2.2 結果及び考察
質問紙の回収数は166枚であ る。 すべての項目につい
て単純集計を行っ た。
①回答者に関する項目
回答者の任用形態について、 「教論」 と答え た人が70 % (116人) と最も多 く 、 常勤講師、 非常勤講師、 実習
助手と いう 順であった (表 2 ) 。 こ れは、 夏季休業の直
前に送付 したため、 非常勤講師に質問紙調査用紙が届 く
こ と が難 し か っ た ためだ と 思われる。 そ れで も 、 講師
(常勤講師、 非常勤講師) の割合は全体の約 4 分の 1 であ
り 、 家庭科の教員数から見ると、 講師の割合は多いよ う
に思われる。
表 2 任用形態について (N=166) 回 答 度数 比率
教諭
常勤講師
非常勤講師
実習助手
未記入
116 22 20 6 2
70% 13% 12% 4% 1%
回答者の勤務する高等学校における、 家庭科の担当者
数については、 「 2 人」 と答えた人が26% (43人) と最
も多い結果と な っ た (表 3 ) 。 先行研究におい て も、 野
中ら (2012) の調査によ り 、 ほと んどの学校において 2 人以下で家庭科を担当 し ている状況が課題と し てあげら
れていたため、 兵庫県の家庭科教員の配置状況について
も同 じ よ う な状況であ るこ と がう かがえ る。
表 3 家庭科担当者数について (N=166) 回 答 度数 比率 回 答 度数 比率
1人
2人
3人
4人
5人
27 43 33 22 11
16% 26% 20% 13% 7%
6人
7人
8人
9人 未記入
7 5 9 2 7
4% 3% 6% 1% 4%
② コ ンピ ュ ータ ・ イ ンタ ーネ ッ ト の利用状況に関す る項日
コ ンピ ュ ータ の利用状況について、 「資料 ・ 文書作成
をする」 と答えた人が96% (160人)、 次いで、 「イ ンター
ネ ッ ト を使う」 と答えた人が80% (132人) と多かった。
コ ン ピ ュ ータ をほと ん ど使わない と 回答 し た人が全体の
4 % ( 6 人) と少な く 、 全体的に校務においては、 コ ン
ピュ ータ を利用 し てい るこ と がう かがえ る (表 4 ) 。
表 4 コ ン ピュ ータの利用状況について
(複数回答、 N= 166) 回 答 度数 比率
資料 ・ 文書作成 をする
イ ン タ ーネ ッ ト を使 う
電子メ ール を使用する
コ ン ピュー タ を使っ て授業 を進める
コンピュータの使い方について授業で指導する
コ ン ピュ ー タ はほ どん ど使わない
その他
160 132 84 53 18 6 5
96% 80% 51% 32% 11% 4% 3%
また、 イ ンタ ーネ ッ ト を利用す ると きの端末と し ては、
「パソ コ ン」 と答え た人が98% (163人) と 最も多かっ た
(表 5 )。 その理由と して、 平成26年度学校におけ る教育
の情報化の実態等に関する調査結果 (文部科学省2015) において、 教員の校務用 コ ンピ ュ ータ整備率は兵庫県で
は115.8% であ り 、 ま た、 超高速イ ン タ ーネ ッ ト 接続率
について も91.6% と平均値の81.6% を上回 っ てい る。 そ
のため、 一人 1 台の コ ン ピ ュ ー タが支給 さ れてい る学校
も増え てき てお り 、 いつで も自由に コ ン ピ ュ ータ やイ ン
タ ーネ ッ ト が使え る環境にあ ると 考え ら れる。
表 5 イ ン タ ーネ ッ ト利用時の端末について
(複数回答、 N=166) 回 答 度数 比率
パソ コ ン
スマー ト フ オン
携帯電話 タ ブ レ ッ ト 端末 ゲーム機器
テ レ ビ
わから ない その他
163 58 32 20 1 0 0 0
98% 35% 12% 19% 1% 0% 0% 0%
ウェ ブペー ジの利用状況について、 掲示板サイ ト の閲
覧73% (122人)、 投稿サイ ト86% (142人) と、 それぞ
れの 「閲覧をする」 と答えた人が過半数を超え ていたが、
ウェ ブページの作成や掲示板サイ ト での質問、 記事の投
稿等、 自 ら情報を発信するこ と についての項目の回答者
は、 いずれも少数であ っ た (表 6 ) 。 特に、 sNs につい
て は、 「 ア カ ウ ン ト を所持 し て い る」 と 答 え た人は、
28% (46人) に対 し、 「わからない」 と答えた人が52% (86人) と最も多かった。 回答者の年齢層が比較的高く 、
SNS に対 し て関心がないためか、 SNS に関 し ては消極
的な回答が多 く 見受け ら れた。 また、 掲示板サイ ト や投
稿サイ ト についても 「閲覧す る」 と答え た人は過半数を
表 6 ウ ェ ブページの利用状況について (複数回答、 N=166) 掲示板サイ ト SNS
回 答 度数 比率 回 答 度数 比率
閲覧する
掲示板サイ トは知つてい るが、 利用 していない
わから ない
質問する
他者の質問に答える
122 32 10 5 1
73% 19% 6% 3% 1%
わから ない
ア カ ウン ト を所持 してい る
閲覧する
つぶやき、 近況な どを投稿する
SNS は知つているが、 利用 していない
86 46 44 19 17
52% 28% 27% 11% 10%
高等学校家庭科教員 を支援する教育情報サイ ト の開発
超え ていた ものの、 自 ら情報を投稿 し たり 、 質問 し たり
す る な どの積極的な利用は少なかっ た。 こ のこ と から、
閲覧はし ていても、 自 ら情報発信するこ とは少ないため、
ウェ ブページを使 っ て も 情報交換はあま り 積極的に さ れ
てい ない よ う に思われる。
③ 「家庭科」 の指導上必要な情報に関する項目
「家庭科」 を指導する上で欲 しい と 思う 情報について
は、 「教材 ・ 教具、 資料」 と答えた人が83% (138人) と
最も多 く 、 次いで 「指導内容」 と回答 した人が53% (88 人) 、 「指導方法」 と回答した人が47% (78人) であった
(表7 )。表 7 「家庭科」 の指導上、 欲 しい情報について
(複数回答、 N=166) 回 答 度数 比率
教材 ・ 教具、 資料
指導内容
指導方法
施設 ・ 設備、 予算
評価
授業時間数
その他
な し
138 88 78 61 42 26 4 2
83% 53% 47% 37% 25% 16% 2% 1%
「家庭科」 の情報が欲しい時の情報の収集方法につい
て、 「イ ン タ ーネ ッ ト で検索す る」 と 答え た人が85% (141人) と最も多 く 、 「同 じ学校の同僚な どに直接会っ
て聞 く」 と回答 した人が64% (106人) 、 「研修会や研究
会な どで情報収集する」 と回答 し た人が61% (101人) であっ た (表 8 ) 。
家庭科教員の コ ン ピ ュ ータ やイ ン タ ーネ ッ ト の利用状
況については、 各教員が個人で利用でき る コ ンピ ュ ータ
が整備 さ れてい るこ と もあり 、 教材研究や業務において
利用 し てい る人は多 く 、 家庭科の情報サイ ト に関し て も
45
必要性 を感 じ てい る人は多 かっ た。
また、 情報収集においては、 家庭科担当教員が複数い
た場合、 他校の知り 合いに聞 く こ と よ り も、 同 じ学校の
同僚な どに直接会っ て聞 く こ と が多いが、 それら の回答
よ り も イ ン タ ーネ ッ ト で検索す る と の回答が多 かっ た。
以上のこ と から も、 必要な情報がま と ま っ て掲載 さ れて
い る教育情報サイ ト があれば活用 し ても らえ るのではな
いかと 推察 さ れた。
ただ し、 SNS や掲示板サイ ト の利用が極端に少ない
こ と 、 コ ン ピ ュ ータ を使 っ た授業や使い方につい ての授
業 をす るこ と が少ない こ と も あり 、 コ ン ピ ュ ータ が得意
ではない教員が多い と 考え ら れる。 また、 自由記述にお
い て も 、 ウェ ブペ ー ジに掲載 さ れてい る情報に関す る不
安やサイ ト を管理す るこ とへの不安、 見え ない相手と の
やり と り に関す る不安等、 イ ン タ ーネ ッ ト やコ ン ピ ュ ー
タ を使う こ と への不安 を感 じ てい る教員が多いこ と がわ
かっ た。 以上のこ と から、 教育情報サイ ト を開発す るに
あたっ て不安 を取り 除く 工夫が必要であ ろ う 。
④教育情報サイ ト に関する項目
教育情報サイ ト の形式 を検討す るため、 「A 資料集や
指導案、 授業に役立ちそう なべ一 ジ情報を閲覧 ・ ダウ ン
ロ ー ドでき る一般サイ ト」 (一般サイ ト ) 、 「B 資料集や
指導案、 授業に役立ちそう なべ一 ジ情報を閲覧 ・ 投稿 ・
ダウ ンロ ー ドでき る投稿サイ ト」 (投稿サイ ト ) 、 「c 情
報共有 ・ 交換ができ る sNs」 (sNs) 、 「D 情報共有 ・ 交
換ができ る掲示板サイ ト」 (掲示板サイ ト ) の 4 種類のサ
イ ト を例と し てあげた (表 9 ) 。
一般サイ ト 、 投稿サイ ト について、 「有用だと 思う 」
と答えた人は一般サイ ト が76% (126人) 、 投稿サイ ト も
90% (149人) 、 「閲覧し たいと思う」 と答えた人は一般
サイ トが93% (154人) 、 投稿サイ トは83% (138人) と
多かっ た (表10、 11) 。 想定 しやすいサイ ト のため、 こ
表 8 「家庭科」 の情報が欲 しい時の情報の収集方法について (複数回答、 N=166) 回 答 度数 比率
イ ン ターネ ッ ト で検索する
同 じ学校の同僚な どに直接会っ て聞 く
研修会や研究会な どで情報収集する
図書館等で必要な文献資料を探す
別の学校の知り合いに直接会っ て聞 く
近 く に相談相手がいない場合は、 電子メ ール ・ 電話な どを使っ て聞く
イ ン ターネ ッ ト の掲示板サイ ト を利用 し、 相談する
その他
SNS を利用 し、 相談する
141 106 101 73 60 35 9 4 3
85% 64% 61% 44% 36% 21% 5% 2% 2%
表 9 家庭科教育情報サイ トの形式
A 「資料集や指導案, 授業に役立ちそ う なべ一 ジ情報を閲覧 ・ ダウンロー ドでき るサイ ト」
例 : 各教科書会社や各教育委員会など, 各団体によ り提供される一般的なサイ ト
B 「資料集や指導案, 授業に役立ちそ う なべ一 ジ情報 を閲覧 ・ 投稿 ・ ダウンロー ドでき るサイ ト」
例 : YouTubeやウイ キペデ イ ア , ク ツクパ ツ ドな ど, 個人が自由に投稿 ・ 閲覧でき るサイ ト
c 「情報共有 ・ 交換ができ る SNS」
例 : mixi や facebook な どのサイ ト
D 「情報共有 ・ 交換ができ る掲示板サイ ト」
例 : Yahoo!知恵袋, Yahoo!掲示板, 2 ちやんねるなどの掲示板サイ ト
46 学校教育学研究, 2016, 第29巻
のよ う な結果にな っ た と 考え ら れる。 情報提供につい て
は、 一般サイ ト は 「条件次第なら」 と答え た人は63% (104人) であ っ たが、 投稿サイ ト では、 「思わない」 と
答えた人が49% (82人) と多かった (表12)。SNS につい ては、 閲覧、 情報提供につい て も、 「思わ
ない」 と回答 し た人が多かっ た (表11、 12) 。 イ ンタ ー
ネ ッ ト の利用状況に関す る質問でも sNs を利用 し てい
ない、 わから ない と答え た人が多 かっ たため、 こ のよ う
な結果が出たと 思われる。
掲示板サイ ト では、 sNs と 比べる と 、 有用性や閲覧
についても 「思う」 と回答 し た人は多かっ たが、 情報提
供については、 「思わない」 と答えた人が、 74% (123人) と最も多かっ た (表10、 11、 12) 。 その理由と し て、 「い
たずら目的な人 もいて、 信用でき ない情報も多い と 思う
から」、 「不特定多数の人が見れるこ と が不信、 間違っ た
情報かも」 な ど、 サイ ト や情報に関す る信用性につい て
疑問 を持つ声が多かっ た。
3 . 家庭科教員を支援する教育情報サイ トの開発
ニーズ調査の結果において、 情報通信機器を使う こ と
に不安に感 じ てい る教員が多 かっ た。 そのため、 ウェ ブ
サイ ト 作成に関する知識がな く ても管理ができ るよ う に
す る ため、 CMS (Content Management System) の一つ
であ る 「NetCommons」 を採用 し た。 調査では、 サイ ト
形式については、 教材や授業実践な どが自由に閲覧 ・ ダ
ウ ンロ ー ド でき る一般的なサイ ト が求めら れてい る こ と
が明ら かにな っ たが、 提供でき る情報がす ぐにないこ と
や、 情報やサイ ト を管理する担当者が必要なこ と から、
運営が難 しいこ と が考え ら れる。 そのため、 教材や授業
実践な どの情報を各自で投稿でき るべ一 ジを含めたサイ
ト を開発の コ ンセ プ ト と し た。 なお、 サイ ト の信用性 を
高めるため、 サーバの管理を兵庫県教育研修所に委託 し、
l★ l-' ★
l
l l」j
一一一一 l=。o =ル , ,-' i、、;,構 一. . . . : . . . .
OWobサイ l- 0M0・
/、_/、 .Poll't if 2 家E 部会会員のみがE 覧 換a でき 3組 l f'トa le fは. 0グー ・ tスつードm前
Point★3 材のMがどこで t で る
Po ★4 侵 や校器に な a の其書 ・ nができる
.………………….n O...◆入会について◆ : i m - i
教言i器 続a ll ブラウザ : ''M' e l 前 で も入会 要 す. : : ■ 器 : イ タ ネfト し るパソコン :
入a發 l る : : スマートフ ・ ン、 タブレ ッ トでも . : 前 まで前 い
°わせ : l m・ 四能です l ・ . < ・ さ ._…__ .・ ..________…___..
1 ◆マ二 ・ ア1 : 一、合
l 目,月言t等, M °マニュアル」1 1 r サイ ト 用について」 内mrマ l ・
j ユア' 2ンo ード」 より、 ダウンo -1ド t してく さい・
m : t .. f に目一)oe ole 要le t . .
図 1 「 みんなの家庭科」 ト ッ プペ ージ
兵庫県の家庭科教員が所属する家庭部会の公式サイ ト と
し て開発した。
サイ ト タ イ ト ルは、 公式 なサイ ト であ るこ と を ア ピー
ル し 、 ま た、 みんな で自由 に閲覧 ・ 投稿 で き る よ う に
「兵庫県高等学校教育研究会家庭部会 みんなの家庭科」
(図 1 ) と した。
サイ ト の詳 しい利用方法については、 会員全員が閲覧
でき るよ う サイ ト 上にマニ ュ アルを公開 し てい る。 特に、
教材の投稿方法やロ グイ ン方法、 記事の投稿、 記事の編
集、 削除につい て簡単にま と めたマ ニ ュ アル ( ク イ ッ ク
ガイ ド 図 2 ) を作り 、 全会員に配布 した。
3.1 閲覧の範囲
サイ ト 構成は、 教材や授業実践の投稿べ一 ジと家庭部
会に関す る報告や連絡 を行 う べ一 シ (「 みんなの教材 ・
表10 教育情報サイ ト が有用だと 思う か (N=166) 一般サイ ト 投稿サイ ト SNS 掲示板
回 答 度数 比率 度数 比率 度数 比率 度数 比率
思 う
思わない
わから ない
未記入
126 17 22 1
76% 10% 13% 1%
149 3
13 1
90% 2% 8% 0%
47 58 60 1
28% 35% 36% 1%
52 53 59 2
31% 32% 36% 1%
表11 教育情報サイ ト を閲覧したいと思う か (N=166) 一般サイ ト 投稿サイ ト SNS 掲示板
回 答 度数 比率 度数 比率 度数 比率 度数 比率
思 う
思わない
わから ない
未記入
126 17 22 1
76% 10% 13% 1%
138 8
18 2
83% 5%
11% 1%
43 79 40 4
26% 48% 24% 2%
64 54 44 4
39% 33% 26% 2%
表12 教育情報サイ トに情報提供 したいと思 う か (N=166) 一般サイ ト 投稿サイ ト SNS 掲示板
回 答 度数 比率 度数 比率 度数 比率 度数 比率
思 う
条件次第な ら
思わない
未記入
16 104 45 1
10% 63% 27% 0%
8 75 82 1
5% 45% 49% 1%
4 37
119 6
2% 22% 72% 4%
3 29
123 11
2% 17% 74% 7%
47
。tt6u
一,l J
一一 」
- L
、、 ,
一
一
。
※
。
- 6tt6u
lilo
一
m]-fJ
確
<
一
,
一
、一
;
、
「>
、一〇」
藍「一一
i.
一一ry
l-
、 'to)IJ
高等学校家庭科教員 を支援する教育情報サイ ト の開発
・
. ,u
・
a
・
ae'-
・一一〇
。
,r
・
.
、
「
」(0
「
一
」
、e2
DK
一a
。
- 6-
「
J't1 -
一
,SrLn
。 ,-1-
一
t6,
一
、一
;
、」
-~
、
, ,
「
一」 ,
,-e
-
一, J<
Y0
2D
一
、、、、 一、
'
一
「
」
'-0
一-u
一
「 ,
、一
」
'J
一eD
。
2D
, '-
ロ
順e2
。
要
一Jry-
o1901:nee
、
,
一
>
一。/
基.
望
藤・ 一
一
盤基・ -f
etro-
ロ
-
」
JIJ
制
[ me
1
,
一
一、一(
い-J
一
lyr,,,)
・一e
・
-[
、I <
、・
、;
、、
'-
,l
e
「+f
」
0Ei e
国
'i of
一x--
国
T
,i
,
「一一xx
:nl .--'
a>
ロ
lf
・-
・川
…川二
・ ・ ・ 一-
;
‘ /
一一、「ry
>
tv
、「
・ r
、 .
一」,-
「、, J
商・
fe
降
te
l
一
、一「11
トRa
>
一、一
「l-
、
一、、一n、一一
1
一
一-
0,,
--
900/ ,
()-:
一E
一日M
†[
、1 y
、一、
E
〇'e-
一一a-e
〇
一a
一一一
--1
、・
3
一
:i9
一農 -f
l u 1
◆
z
。
,,--g
。
,
。
,
一一
.-
。
, -.
一
薄一一:
……
……
.-
y
一、
「一一 l
)
一一a-)
一 .-
一
、一
、
8-i
堅一一一
e)
一一
a
一一一
0
一、.
ロ
'.u
一一n-f
- i'
一E
一
--
・a:
,-
一
、
,l ,
」一.-
・
相・一一●一9
〇
・、一一
・,.
、四nsee
e--a
一一一
E
一要 -
一
一 一 ,
要
e
・ -
[ n
・ f
、
f-ft<:Y
◆ 一
。
,
一
、一
;:
、、「
一」
'Y
-<
。
顯
一
n0
國
0J
「 )
・一一一
'
。
YO
E0
・~:
-0
一
国
YC
02
D'
,
「一
「K0
一。」
Ye
2
。(
一一)
i
一
VI )
、一
、、・ 「一[:
、 2,J
J6
一口
J/
、一 ー、,1.:l: ) J
I
、 .y-
一
、
>0a
一,
、・
基・
--
望(
基
.
一
。
,
「一
「Vr
D
」
,.
〇
,l
< ,
、
) K
。t6+t6;
、
口」一1
」
、「
:l:
、(
」)
重 .r
、
r
、
▲
e<
,-<
0lJ
<l[m
「
製.
「、r
、
▲
cm :
一:
題, J
一
▲
部一一
▲
m
▲
.2.-. -C
J
一一一
、 「4
▲
種
,.
、、・
J.
「、・
l
一S
一1 :nN
3
」-
一
図 2 ク イ ッ ク ガイ ド
,r
系-t.-
ry,-
・ 「一
,
一
-[:IV
、aC
一一 ;
、、「
口〇 m
●●●●●●
.J
[
、r y --
(]
一;
、 、「口0
・90
一,
「.
ロ
,
ロ
・ 發e
ta
一
口
程
.
ロ
国
一''1
〇
〇
〇
・・◆・・・◆
・
.
/ /
/
,,,.,
-
一
-
、、ー
-
・
--l-
--l
・
-
、
-
、, -l:-SS
,0
48 学校教育学研究, 2016, 第29巻
授業実践」) を作成 した。 閲覧範囲は、 家庭部会員のみ
が閲覧で き るサイ ト と し たため、 ト ッ プペ ー ジのみ、 制
限な く 閲覧が可能なべ一 ジと し た。 その他のべ一 ジはす
べてロ グイ ンを し ない と見るこ と ができ ないよ う に非公
開のべ一 ジと し た。 そのため、 全会員 に対 し、 ア カ ウ ン
ト の発行 を行い、 郵送にて送付 し た。
3.2 利用者権限
利用者権限は、 家庭部会の会長 ・ 事務局長は 「管理者」、
役員は 「主担」、 会員は 「一般」 のよ う に家庭部会の役
割 ご と に ア カ ウ ン ト を作成 し た。 「管理者」 は、 シス テ
ムの最高責任者であ る ため、 会員用のア カ ウ ン ト 作成、
ト ッ プページデザイ ン等のすべての作業が可能であ る。
「主担」 は、 各委員会等のべ一 ジの主担当者用に発行 し
た アカ ウ ン ト であ る。 それぞれの委員会の長が担当者と
なり 、 委員会べ一 ジの記事の投稿が可能である。 「一般」
は、 すべての家庭部会会員が全べ一 ジの閲覧、 「 みんな
の教材 ・ 授業実践」 への記事の投稿ができ る。
3.3 教材投稿べ一 ジへの投稿と 承認
教材や授業実践等を共有するこ と を目的と し、 「みん
なの教材 ・ 授業実践」 のべ一 ジ を設け た。 こ のべ一 ジは
アカ ウン ト を有する会員のみが自由に閲覧 ・ 投稿するこ
と が可能である。 教材等の投稿があ っ た場合、 す ぐに全
体に公開 さ れないよ う に し てい る。 管理者によ っ て記事
の内容 を確認後、 承認さ れ、 公開さ れる。
4 . 教育情報サイ トの評価と改善
4.1 教育情報サイ トの評価に関する質問紙調査
家庭部会員293名を対象に、 有用性や使用感を調査す
る ため、 郵送によ る質問紙調査 を行 っ た。 調査概要は表
13の通り であ る。 回答の際には、 サイ ト へのロ グイ ンを
必須事項と し た。 主に、 ①サイ ト全般について、 ②投稿
べ一 ジについ て、 ③サイ ト の信用性につい ての 3 項目に
ついて問う た。
表13 調査概要
調査時期 2015年 6 月中旬~ 7 月下旬
調査対象 家庭部会に所属する高等学校家庭科教員
調査方法 質問紙調査
配 布 数 293枚 (153校)
回答率は、 88枚 (30%) である。 サイ ト全般について
有用だと思う かという 質問に対 し、 「そう 思う」 「少しそ
う 思う」 と回答 し た人は89% (78人) と概ね公式サイ ト
に対 し有用性を感 じ てい るこ と が示唆 さ れた (表14) 。
ま た、 家庭部会員のみが閲覧でき るこ と について信用性
を感 じ るかと いう 質問に対 し、 「 と てもそう 思う」 「少 し
そう 思う」 と回答した人が91% (80人) だったこ とから、
閲覧制限を設け るこ と で家庭科教員はサイ ト に信用性が
あ る と感 じ てい るこ と が示唆 さ れた (表15) 。 し かし、
サイ ト 内にあ る教材等の投稿べ一 ジについ ては、 有用性
は感 じ ながら も、 教材の投稿 を し たいかと いう 質問に対
し ては、 「あま り そ う 思わない」 「全 く そ う 思わない」 と
回答 した人が51% (45人) であった (表16) 。 自由記述
におい て も 、 「教材の投稿が増え た ら いい と 思う 」 のよ
う な消極的な意見が多 く 、 自 ら投稿を し たいと回答する
人は少ない結果と な っ た。
以上のこ と から、 家庭部会の公式サイ ト全般と しては、
家庭科教員にと っ て開発 したサイ ト の信用性は高いと考
え ら れる。 ま た、 公立の機関にサーバを設置 し、 大学が
サポー ト し、 閲覧を制限す るこ と で、 サイ ト の信用性が
高ま っ たと いえ る。 しかし、 教材投稿べ一 ジについては、
閲覧は し たい と 思っ てい る も のの、 投稿に関 し ては消極
的な傾向が伺え る。 サイ ト を持続可能にす るため、 家庭
科教員の教材の投稿を促す方策の検討が必要である。
表14 サイ トは有用だと思 う か (N=88) 回 答 度数 比率
と て も そ う 思 う
少 しそ う 思 う
あま り そ う 思わない
全 く そ う 思わない
未記入
40 38 10 0 0
46% 43% 11% 0% 0%
表15 会員のみの閲覧の信用性について (N=88) 回 答 度数 比率
と て も そ う 思 う
少 し そ う 思 う
あま り そ う 思わない
全 く そ う 思わない
未記入
42 38 6 0 2
48% 43% 7% 0% 2%
表16 教材を投稿 したいと思 う か (N=88) 回 答 度数 比率
と て も そ う 思 う
少 しそ う 思 う
あま り そ う 思わない
全 く そ う 思わない
未記入
9 34 39 6 0
10% 39% 44% 7% 0%
4.2 継続可能な活用 ・ 運営方法の検討
今後も継続し てサイ ト 運営ができ るこ と を目指 し、 改
善策を検討 した。
第一に、 教材の投稿数 を含め、 サイ ト全体のコ ンテ ン
ツ を増やす方法についてである。 教材投稿べ一 ジへの投
稿は未承認のも のを含めて も約30件 しか投稿 さ れてい な
い (2016年 2 月現在) 。 教材 ・ 授業実践の投稿に消極的
な理由と して考え ら れるものと して、 忙 しい ・ 面倒といっ
た多忙と いう 要因があげら れる。 日頃の業務が多忙であ
り 、 新たに導入 さ れた今回のサイ ト を活用す るには時間
を要す るのではない だ ろ う か。 委員会のべ一 ジにおい て
も、 活動報告等がさ れてい るべ一 ジも あ るが、 なにも投
稿がさ れていないべ一 ジの割合の方が多い。 継続 し て運
営 を続け るために も、 サイ ト 内の情報の充実が重要と な
るこ と が推測 さ れる。 そのため、 教材の投稿 を促す方策
を検討 し、 家庭科教員にと っ てサイ ト を活用するこ と が
仕事の簡素化につながるこ と を伝え、 サイ ト利用 を広め
ていき たい。
第二に、 教材投稿べ一 ジの承認方法についてである。
高等学校家庭科教員 を支援する教育情報サイ ト の開発
改善前の方法では、 年に数回行われる委員会時において、
メ ンバー全員の確認を得るこ と が必要条件と さ れていた。
しかし、 遠方から集ま るこ と も あり 時間と場所には限り
があ るこ と、 投稿が増え てき た場合、 公開までに時間が
かかるこ と等が課題であった。 そこで、 委員会のメ ンバー
のみが閲覧するこ と ができ る非公開べ一 ジを作り 、 ペー
ジ内で承認の有無を確認でき るよう にし た。 具体的には、
各投稿に対 し、 「引用元の記載 「写真の加工」、 「個人情
報」、 「キ ャ ラ ク タ ー」、 「製作者等に許可」 の 5 項目に関
する項目を設け、 承認でき る項目についてチ ェ ッ ク をす
る と い う も のであ る。 こ れはア ンケ ー ト 形式 にな っ てお
り 、 集計が簡単にでき るよ う にな っ ている (図 3 、 4 ) 。
こ の項目は承認をす る際に も使用 し、 一つで も当 てはま
ら ない投稿については 「未承認」 と なるため、 再度、 投
稿者に対 し編集を求めるよ う に し た。
5 . まと めと今後の課題
以上、 本研究では、 高等学校家庭科教員のニーズと実
態を把握し た上で、 効率よ く 最新の情報を共有するため
の一つの方法と し て、 教育情報サイ ト を開発 し た。
教材投稿べ一 ジの有用性の高さ を伺う こ とはできたが、
教材や授業実践の投稿数が伸びなかっ たこ と が現状であ
る。 日頃の業務が多忙な中、 イ ンタ ーネ ッ ト を使う こ と
に不安 を感 じ てい る教員 も多いため、 家庭部会と し てサ
(' ) 「 記事を書く 」 をク リ ック する② 必須事項の入力をする
口 タイ トル口 学校名口 本文口 カテゴリ ー選択
:3 画像などの添付フ ァイルがあれば、ツールパーよ り選択する
④ 決定ボタ ンをク リ ック する
49
イ ト を活用 した取り 組みに関する研修等が今後の課題で
あ る。
参考文献
文部科学省 (2010) 「高等学校学習指導要領解説 家庭
編」
野中美津枝、 荒井紀子、 鎌田浩子、 亀井祐子、 川邊淳
子、 川村めぐみ、 齊藤美保子、 新山みつ枝、 鈴木真由
子、 長澤由喜子、 中西雪夫、 綿引伴子 (2012) 「高等
学校家庭科の単位数をめぐる現状と 課題一21都道府県
の家庭科教員調査を通して 」 日本家庭科教育学会誌
54 (4) , pp226-235田中洋子、 佐々木貴子、 貴田康乃 (2000) 「家庭科教
育におけ る教育と研究と のネ ッ ト ワーク形成に関す る
基礎調査 (第 1 報) : 兵庫県家庭科教員にもつ悩みと
研究者への期待を中心と して」 日本家庭科教育学会誌
第43巻第 1 号, pp 3-39奥谷めぐみ (2012) 「消費者教育関連ウェ ブサイ ト に
よ る教育支援の在り方」 消費者教育 vol.32, pp 81-90 文部科学省 (2010) 「教育の情報化に関する手引き」
pp 2, pp.145 < http://www.cec.or.jp/seisaku/pdf/tebiki/ H22tebiki.pdf> 最終アクセス日2015/12文部科学省 (2015) 「平成26年度学校における教育の
情報化の実態等に関する調査結果 [速報値] (平成27年
投 a 前にチエツク !●
● ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ●. : 口 生 の作品を投稿する時には、 制作者である生1走の了承を得る。 :
' 口 授業や活動の様子を投稿する時には、 写っている生徒の了承を得る。 ・ : 口 個人が特定できるよ うな写真は、 モザイ ク処理や ト リ ミ ングなどの加工をする。 : ' 口 生従氏名や評価簿などの個人情報が記載されていないか確認する。 ・ : 口 引用元を記載する。 : ' 口 動画を投稿する場合は、 動画の制作者 ・ 出演者等に了承を得る。 ・ l●
●
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
投m時に ついて
管理者よ り 「承認」された後、 ウエプ上に公開されます。そのため、 公開されるまでに時間がかかることがあり ます。
図 3 投稿用 チ エ ツク リ ス ト
l みんなの教材 - 授能の素認
8 月分承認記事について
買間 l :「2015/08; 17 i-.1 れあい育児体験 0 0 0 高積口引用元の記載 口写真の加工 口 個入'情報 口 キャラクター 口製作者等に許可
l 回警 f 3 l 図 4 ア ンケー ト を使った承認作業 (例)
50 学校教育学研究, 2016, 第29巻
3 月現在) 」 < http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyou hou/_ icsFiles/afieldfile/2015/08/31/1361388_01 .pdf> 最
終アクセス日2015/12