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(a)家賃が相場より10 ～20％安い場合、上昇率の上限は 5%

(b) 家賃が相場より21～30％安い場合、上昇率の上限は10％

(c) 家賃が相場より31～40％安い場合、上昇率の上限は15％

(d) 家賃が相場より40％以上安い場合、上昇率の上限は20％

上昇率の上限を撤回したアブダビでも同じようなシステムを近日中に導入する予定である。

現代的で快適な住まいは国民一人ひとりの権利であることから、UAE 国民は無料または補助金支給による住居に住む資格を有している。国民の為に建てられた公営住宅が存在する。

外国人は雇用された企業から住居が用意されている場合もあるが、個人で賃貸契約を結ぶのが一般的。また、以前では不可能であった外国人の不動産購入が 2002 年よりエリア限定で開始された。現在は購入可能エリアも広がり、住宅形式も多様な広がりがみられる。

アブダビ、ドバイ両都市とも、雇用拡大による人口増加の影響による住宅不足と家賃高騰が問題になっている。ドバイでは、家賃の安い隣国のシャルジャ首長国やラス・アル・ハイマ首長国に住み、通勤する人々も存在する。また、アブダビでは 2013 年末に家賃の法定上限を撤廃したため家賃が高騰した。しかし両都市とも、2015 年に入り落ち着きを見せはじめている。

住LIVING

ドバイにおける家賃値上げ幅の上限

Housing & Living | 住まい事情

可能な家賃上昇率上昇率と市場家賃相場関係性

上昇無し

上昇無し

5%上昇

10%上昇

15%上昇

20%上昇

相場と同額

相場よりも１０％安い

相場よりも１１から２０％安い

相場よりも2１から3０％安い



家賃と市場相場との比較

2013 年末、ドバイは、契約更新時に家主が要求できる値上げ幅に関し新たに設けられた上限を発表。ドバイ不動産規制局（RERA）は、賃貸契約の登録時に受け取る全情報を照合し、該当地域における家賃「平均」、あるいは「市場相場」を算出する。可能な値上げ幅は次のとおり。

50 |ドバイ・アブダビスタイル

アブダビやドバイでは日本のように毎月支払うのではなく、1年分を一括、または４回までの分割も可能である。

保証金家賃の総額にもよるが、総家賃の 5-10% 程度を入居時に支払う。通常は、退去時にクリーニング代などを引いた額が返却される。

不動産手数料不動産業者による物件が契約締結に至った場合、総家賃の 5% を支払う。短期物件の場合は10-15% が相場である。

アラビア語で会議、集合、会議場、応接室などの意味を持つマジュリスはアラブ文化にとって欠かせない憩いの場所である。歴史上さまざまな目的でマジュリスが存在した。年配者が若者に人生の教えを説く教育的な場、同じ職業の人々が集まり意見交換をする場、人をもてなす場などとして発展してきた。現在では家の中の応接室として、男性用と女性用にわかれたマジュリスが存在する。特に女性の間では結婚式、出産祝い、断食明けの祝祭「イード」といったお祝い事の際に使用されることが多い。また友人や親族が食事を持ち寄り、気軽にマジュリスで朝食をとる場合もある。

家賃

マジュリス

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Living in Abu Dhabi | お宅訪問（UAE 人のお宅）

Ahmed Butti Obaid Al Shamsi さん (50 歳）アハメド　ブッティ　オバイド　アル　シャムシィ

奥様 : Fatima( 無回答）子供： Macedo(20 歳 ),Madia(19 歳 ), Maria(16 歳 ),Alia（１３歳 ), Salama（１２歳 ),Aisha（８歳 ), Amana（０歳）

職業 : 公務員収入 : 無回答家賃 : ご自身の家光熱費：無回答

アブダビの多くの UAE 人は広い敷地内に親族一同で暮らしている。アハメドさんも同様に 5世帯３１人が敷地内にそれぞれの家を建てて暮らしている。ちなみに使用人は２８人で合計５９人が生活を共にしている。政府から街の中心部近郊の土地を供与されているが、近隣住民との関係も良く、親族で一番長老のアハメドさんのお母様がこの場所を気に入っている為、このエリアから引越すという気は特に無いとの事。同じ敷地内に住む親族や近隣住民と深く関わっており、お料理や自家農園の野菜や果物をおすそ分けすることが日常茶飯に行われている。


間取り（1999 年築）

１階リビング、ダイニング、オフィス、キッチン（二つ）、倉庫、ファミリー用リビング、寝室、プール

２階4 寝室

３階ベットルーム、お祈り部屋、ルーフバルコニー、子供勉強部屋

離れ（テント）プール、子供勉強部屋

駐車場所有する車のほとんどは日本車

アハメド宅　２階

敷地全体図

長男宅アハメド宅

三男宅

母宅と次男宅

ティールーム

キッチン

ダイニング

四男宅

メンズマジュリス


メイド部屋

メイド部屋

メイド部屋

メインキッチン長女の別荘

ガレージ

ガレージ

自家農園自家農園

バスルーム

バスルーム

バスルーム

バスルーム

ベッドルーム

ベッドルームベッドルーム

マスターベッドルーム

バスルーム

メイド部屋

アハメド宅　１階

バスルーム

マジュリス

子供遊び部屋

子供部屋 TVルーム

ダイニングルーム

キッチン（大）

キッチン（小）

プール

アハメド宅　3階

ランドリールーム

ベッドルームルーフトップバルコニー

プレイルーム


インテリアは女性用、男性用のマジュリスに分かれている。男性用マジュリスは屋外テント内にあり、男性達はそこに頻繁に集まってカードゲームなどをして遊ぶ。敷地も広いため騒いでも特に近所迷惑にもなっていないそう。男性用マジュリスのデザインはアハメドさんが担当。インテリアデザインのアプリを使用してデザインされた。マジュリスのソファーは政府の会議室で使用されていたものを譲り受けたもの。部屋を飾る小物や雑貨は奥様や親族の女性が購入している。来客には必ずアラビックコーヒーを提供することが決まりなので、マジュリスには常に温かいコーヒーが用意されている。

トイレやマジュリスには何種類も香水が置かれている。その家の独自に調合した香水を置く慣習があり、来客にその香水をつけて楽しんでもらうのが社交の一つである。


週末の過ごし方として、家にいる親族は、最低１日に１回はお母様に挨拶に行くのが親族の基本のルールとなっている。

金曜日は必ず一族が揃いお母様宅に集まるのが習慣。男性と女性は別々に集まる。最初に男性達と祖母がランチをし、遅めのランチを女性達が祖母を囲って楽しむ。男性達が集う時はアラブの伝統に従い、大きな皿に盛った食事を皆で分け合って床に座って食べる。

長期休暇の際には家族で海外旅行にでかける。娘さん達は次の海外旅行先として日本を望んでいる。

UAE の伝統的な食事が多く、ランチが 1日のメインの食事であり家族一同集まる。主食はお米が中心だが、マハラと呼ばれるパンを食べることもある。お米の調理方法は日本とは違い、炊く前に入念に洗い、茹でて沸騰したら湯を捨てまた茹でるという作業を繰り返す。そうすることで米の糖質を取り除くそう。（糖尿病を患うアハメドさんにとって、この調理法は最適である。）おかずは魚や肉、サラダなど。敷地内に農園があり、そこで収穫したオーガニック野菜や果物を食べる。マンゴー、ぶどう、パパイヤ、ざくろ、イチゴ、トマト、レタス、キュウリ、スイートレモン、ミントなどを育てている。育てる際にもオーガニックの餌をあげた家畜からの有機肥料を使うという徹底ぶり。よく使用する調味料はターメリック、ドライレモン、クミン、ベサル ( スパイスミックス )、レッドペッパー、カルダモン、サフランなど。

日本食も好きなので、日本食レストランからデリバリーを注文して家族で食べている。マヨネーズが入った寿司は子供達が喜んで食べているそう。

自宅での食事

親族一同がそろっての食事が多いため、メインキッチンでは特大な鍋と大きなガス台を使用する。アハメドさんの指導のもと、二人のインド人の料理人が調理する。


Living in Abu Dhabi | お宅訪問（外国人）

ご主人 : Khateeb(58 歳）子供： Hadeel（26 歳）、Jumana（23 歳）、 Raya（20 歳）、Meera（14 歳）国籍 : ヨルダンアブダビ２７年間在住（ご主人は３５年間）職業 : 主婦（ご主人はアブダビ石油会社勤務）収入：無回答家賃 : AED200,000／月間取り：４ベッドルーム＋３バスルーム光熱費：無回答

海岸に面した高層アパートの最上階で景色の良さと広々としたリビングルームが気に入り、14 年前に転居。人気物件だったので、何度もオーナーに交渉してようやく契約した。現在の家賃は長期にわたり居住しているため割引を受けている。実際の家賃相場はアマルさんの家賃の1.5 倍。

インテリア雑貨のほとんどは、アブダビやドバイで購入。部屋のあちこちに飾られた絵の多くはイラク人アーティストによるもの。

ワインレッドのソファは長く使っていたものを最近張り替え、新調した。最近はアジアからの木彫りの家具がお気に入りで、コレクションをしている。

普段、家族はほとんどの時間をテレビルームで過ごす。アブダビ王宮と迎賓館として使われるパレスホテルを見渡すことができる最高の眺望。

アマル　カティーブ

Amal Khateeb さん (51 歳）


ダイニングエリアに飾られた日本人形は、石油会社にお勤めのご主人が日本を訪れた時に頂いた物。穏やかな表情が気に入って飾っている。

バスルーム

リビングルーム

バスルーム

TVルーム

子供部屋

ベッドルーム

バルコニー

バルコニー

マスターベッドルーム


訪問日はご友人を朝食に招待していた為、朝からアマルさん得意の料理を提供。２、３カ月に一度のペースで友人を招いた食事会を行う。この日は朝食なので簡単に出来る料理を用意した。ご友人曰くランチやディナーの時はホテルのビュッフェのように沢山の種類の料理がならぶことがあるそう。

アマルさんは会員制のクラブ「ウーマンズ・オブ・ソサエティー・アブダビ」の会員で、積極的に参加している。様々な国籍の人と交流をし、視野を広げ沢山の事が学べることに意義を感じている。そこで知り合ったアブダビに住む外交官の奥様達の間で、アマルさんのお料理は人気。２０人を超える奥様達を招待し、料理のデモンストレーションを兼ねた食事会を開いたこともある。

キヌア入りのサラダはヘルシー料理として、アマルさんが生み出しもの。豆を豊富に使いレモン汁とオリーブオイルで味付けるスタイルはアラブ風。デザートも全て手作り。大学で美術を専攻していた為、盛り付けにもこだわっている。


家にいる時は常にキッチンに立っているほどの料理好きである。最近は子供が喜ぶものを作ることが多くイタリアンやインド料理などを作る。家族全員が喜ぶものを作ろうと思うので、必然的に品数が増えてしまうそう。ヨルダン料理は、来客などの機会がある時だけ作るので、家族との食事の際には減っている。ピザは生地から練り、ご友人たちに「アマルピザ」と名付けられた特製ピザは生地が二段構造で、間に野菜やチーズが入っている。

よく使う調味料は、セブンスパイスと言われる7 種類のハーブやスパイスが混ざったアラブの伝統スパイス。一般的にアラブの女性は小さい頃から料理を学ぶので、最近は娘さん達も料理を始めた。

家族で映画を見に行き、帰りに外食をすることが多い。家族全員が喜ぶのは、ピザやパスタなど種類が豊富なイタリア料理。娘さん達は日本食も大好きで、寿司を食べたがることも。

自宅での食事

週末の過ごし方


Living in Dubai | お宅訪問（UAE 人のお宅）

奥様 : ShuaaZainal(46 歳）子供： Afar(21歳 ),Hind(17 歳 ), Lamya(16 歳 ),Mariam(10 歳 ),他：２名のお手伝いさんと１名の運転手

職業 : 政府機関　元職員収入 : 無回答家賃 : ご自身の家光熱費： AED2000／月

伝統的なドレスをまとう奥様と妹の弁護士さんの語らいのひととき。

アリ　アル　サイード

Ali Al Sayeed さん (55 歳）


１４年前に２年を費やし建築。家具は徐々にそろえ、内装のリフォームも行った。インテリア担当は奥様で、ドバイで開催される INDEXと呼ばれる家具の展示会や、世界中を旅行した際に買い求めたもの。カスタムメードなども行っており、細かいところまで気をつかって、インテリアを考えている。

１階部分が皆が集う場所。プライベートな空間は２階で5 部屋の寝室がある。

5ベッドルーム

２階１階

応接間

レディースマジュリス


バスルームバス

ルーム

リフト

ガーデン

プール

メイド部屋

キッチン

キッチンダイニング

ガレージ

バスルームバス

ルームバスルーム

バスルーム

リフト

ファミリーホールベッドルームベッドルーム

納戸

ベッドルーム

ベッドルーム

ベッドルーム


キッチンは２カ所あり、お手伝いさんが住む離れのキッチンにて主に調理をする。家の中のキッチンは、簡単な準備や娘さん達の趣味のお菓子づくりで使用される。家族だけで食事する場合、家の中のキッチンのダイニングを使用する。

ピンクを基調とした女性らしいマジュリスをレディースマジュリス、もう一方のマジュリスをメンズマジュリスと家庭内では呼んでいる。レディースマジュリスのダイニングテーブルの椅子の柄と、メンズマジュリスの椅子とカーペットがお揃いのカスタムメード。

メンズマジュリスの窓際にある植木を「盆栽」と呼んでいる。人工の観葉植物のため、手入れしなくても良いという利点があるそう。ガラス戸は天候の良い時、すべて開放できるように設計されている。

訪問日は、ラマダン明けの休日イードの二日目の為、夕方から親族の女性たちの集まりがある。テーブルに飾られたお菓子は、イード用のおもてなしとして訪問者に振舞われる。


庭には、オレンジの木、マンゴーの木、レモンの木、チコの木、デーツの木、パイナップルなどが植えられ、収穫して親戚や家族と食べる。

週末の過ごし方は、金曜日は奥様やご主人様のお父様のお宅で一族そろってのランチや、家族で映画鑑賞、外食等に出かける。個々の友人宅や、親戚の家などに訪問することもある。

週末以外にも家族で外食に出かける。

壁に掛けられた奥様の手作りのスパイスのディスプレイは良く使用する調味料。その中で最も使用するのは、カルダモン、乾燥レモン、シナモン。

よく食べるのは、アラブ料理で、お米が主流。

調理は奥様に手ほどきを受けた、お手伝いさんが調理を担当。オイルやスパイスを入れすぎないように調理するよう気をつけている。

自宅での食事


Living in Dubai | お宅訪問（外国人）

奥様 : MeghnaKewalramani(39 歳）奥様の母 : PoonamDadlani(65 歳）子供： Milan(16 歳 ),Dhiren(13 歳 ), Khrish(11歳 )ペット：インドの鳥

国籍 : インド

職業 : 貿易会社経営収入 : 約 AED120,000購入費 : AED1,200,000（2005 年時点）年間管理費 : AED21,000通信料： AED1,200／月

携帯電話 : AED3,500／月食費： AED10,000／月お手伝いさん： AED4,000／月　(2 名 )

ラッキー　ケワルラマーニ

Lucky Kewalramani さん (50 歳）


１階のリビング・ダイニングは、普段の生活では殆ど使用せず、どちらかというとホームパーティーの時に使う程度。

普段は皆それぞれのスケジュールがある為、キッチンの横のダイニングで食事を済ませ、団欒は２階のテレビルームがおもに使用されている。AVシステムは日本製。

リビングリビング

ベッドルームメイド部屋

ベッドルームベッドルーム

5ベッドルーム3805平米

２階１階

ベッドルーム

ベッドルーム

ガレージテラス

バスルーム

バスルーム

バスルーム

ダイニング

ガーデン

キッチン


大体のインテリアは、奥様が担当。お気に入りの家具屋は、Habita、Marina、HomeCenter。

１０年前に住み始めた当時は、今ほどお洒落な家具屋が無く、気に入る家具を探すのに大変苦労したそうである。色々な家具をコーディネートしながら、見つからないものは、オーダーメイドなどで工夫している。正面玄関の扉や、バーキャビネットなどはオーダーメイド。


金曜日以外は基本的に家での食事。しかし家族全員が揃って食事をすることは少ない。普段はキッチン横のダイニングで食事をとる。両親二人は、週１－２回の晩餐会での外食。金曜日は、家族６名で外食をするのが決まり事。

自宅での食事

調理方法

使用調味料

よく調理する家庭料理

調理方法や味付けは、奥様や祖母が指導し、調理はお手伝いさんが担当

出来るだけオイルとバターを使用するのを避けている。

家族のうちの３名が菜食主義の為、数点はベジタリアン料理。

インド料理、韓国料理、インドネシア料理、パスタなど

クミン、コリアンダー、ターメリック、パプリカ


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