年度(平成 · 2015-07-06 ·...

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1 2015 年度(平成 27 年度)事業計画 Ⅰ テニス部門 1.普及プログラム事業(公益目的事業 1【アダルト・ジュニア】 1)基本方針 ◇「テニスの普及(テニス人口の増加)」を図り、安定基盤を作る。 公益財団法人としての活動を意識して取組み、ブランド力の向上と地域の活性化を 図り、東京オリンピック・パラリンピックに向けた基盤づくりを進める。 ◇「世代を超えて、レベルを問わず、テニスの輪を拡げる」環境づくりを目指し、 「テニススクールの域を超えた」スポーツライフスタイルを提案する。 Game Based Approachに基づいたプログラムの普及と発展を目指す。 アダルトプログラムでは各目的に応じたレッスンの順応性を向上させる。 特に、初心者に対しては TENNIS XPRESS を実施する。 ジュニアプログラムでは「PLAY+STAY」のさらなる質の向上を目指し、コーチ間 及び保護者との情報の共有を行う。 TENNIS XPRESS(テニスエクスプレス) ITF (国際テニス連盟)が考案した、初心者でも簡単にゲームを楽しむことができ る大人向けの「PLAY+STAY」プログラム 2)活動計画・活動指針 ①月平均在籍者数 1,418 名(アダルト 841 名・ジュニア 577 名)を目標とする 退会率をアダルト 1.6%、ジュニア 2.0%に抑えることを目標とする。 ◇入会率アップ Welcome note を活用し、体験者へのフォローアップを徹底する ◇サービスエース(顧客管理システム)の個人カルテの活用 ◇アダルトプログラムの総合的向上と活性化を図る ・4ヶ月を 1 期とし、クラス毎のテーマを明確化&報告シートへの反映 ・コーチ企画イベントのレギュラー化を目指す ・不採算クラスの計画的管理の実施 ◇休会者を減らす チケットを消化できるシステムの検討やイベントの企画実施 TENNIS XPRESS の実施 ・楽楽テニスの認知度をさらに向上させる ・シニアクラスや 1D(初心者クラス)のイベントを企画・実施する ・シニア層の楽しめる場所(コミュニティー)を広げる。 ◇ジュニアプログラムにおける PLAY+STAY の質の向上

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1

2015 年度(平成 27 年度)事業計画

Ⅰ テニス部門

1.普及プログラム事業(公益目的事業 1)

【アダルト・ジュニア】

(1)基本方針

◇「テニスの普及(テニス人口の増加)」を図り、安定基盤を作る。

公益財団法人としての活動を意識して取組み、ブランド力の向上と地域の活性化を

図り、東京オリンピック・パラリンピックに向けた基盤づくりを進める。

◇「世代を超えて、レベルを問わず、テニスの輪を拡げる」環境づくりを目指し、

「テニススクールの域を超えた」スポーツライフスタイルを提案する。

◇ 「Game Based Approach」 に基づいたプログラムの普及と発展を目指す。

アダルトプログラムでは各目的に応じたレッスンの順応性を向上させる。

特に、初心者に対しては TENNIS XPRESS を実施する。

ジュニアプログラムでは「PLAY+STAY」のさらなる質の向上を目指し、コーチ間

及び保護者との情報の共有を行う。

*TENNIS XPRESS(テニスエクスプレス)

ITF(国際テニス連盟)が考案した、初心者でも簡単にゲームを楽しむことができ

る大人向けの「PLAY+STAY」プログラム

(2)活動計画・活動指針

①月平均在籍者数 1,418 名(アダルト 841 名・ジュニア 577 名)を目標とする

退会率をアダルト 1.6%、ジュニア 2.0%に抑えることを目標とする。

◇入会率アップ

Welcome note を活用し、体験者へのフォローアップを徹底する

◇サービスエース(顧客管理システム)の個人カルテの活用

◇アダルトプログラムの総合的向上と活性化を図る

・4ヶ月を 1 期とし、クラス毎のテーマを明確化&報告シートへの反映

・コーチ企画イベントのレギュラー化を目指す

・不採算クラスの計画的管理の実施

◇休会者を減らす

チケットを消化できるシステムの検討やイベントの企画実施

◇TENNIS XPRESS の実施

・楽楽テニスの認知度をさらに向上させる

・シニアクラスや 1D(初心者クラス)のイベントを企画・実施する

・シニア層の楽しめる場所(コミュニティー)を広げる。

◇ジュニアプログラムにおける PLAY+STAY の質の向上

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・インジケーター活用

・保護者会を開催(6 月と 1 月)し一層の理解を深める

・スタッフ研修

◇スムーズな進級・カテゴリー変更&ウエイティング者への迅速な対応

◇車いすプログラムの充実および改善を図る

・レンタル車いすの整備および各々での車いす所持の推奨

・柏中央ライオンズクラブ共催の大会を年 2 回行う

(うち 1 回はJWTA公認とし、ポイントのつく大会とする)

・WYクラス対象のチャレンジマッチ開催

◇イベント ・トーナメントをより充実させる

②キャンペーン、プロモーション活動計画と数的目標

◇新規入会獲得:紹介キャンペーンを年 2 回、春・秋 2 カ月間で実施する

新規入会者数 200 名を目標とする

◇フリーチケットキャンペーン:入会数と売り上げの少ない月に実施

5-6 月、8-9 月、11-12 月、2-3 月の年 4 回、1 か月半スパンで実施。

目標は 15,000 千円/年間収入計画。(月平均/1,200 千円=フリー4 回券/23 名、

フリー8 回券/13 名)

通常毎月フリー4 回券/20 名、フリー8 回券/10 名を確保していく

◇ホームページとフェイスブック・マスメディアの活用(情報提供、活動内容の周知)

◇花野井小学校クラブ活動(社会・地域貢献)

◇PLAY+STAY セミナー(外部と内部に情報発信)

◇マナーキッズへの参加

③年間スケジュール(イベント・トーナメント)

<アダルトプルグラム>

*KAZUKO杯: 開催日 11/30(月)~12/3(木)

*レディースチームテニス: 開催日 5/28(木)B級以下、6/15(月)オープン

*M-1/M-2: 開催日 年 10 回開催

*灼熱シングルス大会: 開催日 6/28(日)・11/22(日)

*灼熱ミックスダブルス大会: 開催日 5/23(土)

*雑賀杯TTC予選: 開催日 8/30(日)

*わいわいダブルス: 開催日 年 5 回開催

*テニス合宿: 開催日 春・秋開催

*コーチ企画レッスン: 開催日 随時全スタッフが1レッスンを担当。

*車いすライオンズカップ: 開催日 年 2 回開催予定

*楽楽テニス: 開催日 年 40 回、予定参加者数 820 名/年

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<ジュニアプルグラム>

*チャレンジマッチ: 開催日 5/5・5/6・10/13・11/23・12/23

*Hクラス強化試合: 開催日 年 10 回(開催日未定)

*サマースクール: 開催日 夏休み期間中を予定

*ピヨピヨ親子ショートテニス教室:開催日 年 3 回(5/5・10/12・12/23)

目標集客数 80 組

*車いすチャレンジマッチ: 開催日 8/29(土)

(4)スタッフディベロップメント

◇情熱とプライドをもって人と接する

◇コミュニケーションの強化

◇教育プログラム、その他の研修プログラムの活用

◇PDCAサイクルの徹底

PLAN(計画)→DO(実行)→CHECK(確認)→ACTION(改善)

◇TTCで働けることに感謝と誇りを持つ

【プロジェクト】

(1)基本方針

◇テニスを通して、地域の交流を図り公益事業としての健康増進を支援する。

◇公営施設を活用し、多くの市民が参加できるイベントを企画・実施しテニスの普及・発

展に努める。

(2)活動計画・指針

公営コートの空きを活用し、月一回はジュニア・シニアを問わずイベントを企画し実

施していく。

①柏市との協力関係を深め幅広い告知で、テニス未経験者の運動機会を広げていく。

②月例シニア大会開催を目指し、サポートして行く。

③ジュニア向けには、おはようキッズ版を市内に広げて行く。

2.選手育成事業(公益目的事業 2)

【レベルアップ】

(1)基本方針

◇TTCレベルアップコースは、競技ステージへの入り口であり、主に「基本技術を学

び競技テニスのベースを作る」という事を重視した練習を目的としている。

フィットネスとの融合を図り、テニス選手としての身体能力を作り上げることにより

将来を見据えた競技能力を向上させていくためのサポートを行う。

フューチャーズクラスの前段階としてのプログラムとして、基本となるティーチング

も重視し、選手としてのオンコートおよびオフコートでの振舞い方、試合への準備

(ウォームアップ、クールダウン、道具、前日の食事等)の指導を進める。そして

どのようなサポート体制を築いたらいいのか情報を保護者と共有し、将来にわたる協

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力体制の構築に努める。

(2)活動計画・活動指針

①在籍人数目標(年度末予定):18名

入会目標 8名

*フューチャーズ入会テスト受験見込:(9月予定)5~6名

②イベント

◇5月・12月 ジュニアキャンプ

◇6月・10月 レベルアップお泊りキャンプ

◇8月 北軽井沢キャンプ

*レベルアップからの参加者 15名程度予定

*目的:自立心を持たせる一歩とする

◇9月 筑波山登山トレーニング(フューチャーズクラスと合同)

③保護者とのコミュニケーションと情報共有(全体ミーティング年間 5回)

◇ 4月: 指導方針、年間スケジュール、大会出場について、食事の摂り方

◇ 9月: 各家庭との個別面談実施

◇12月: 指導方針、食事、フィットネス

◇全国選抜ジュニア選手権大会のミーティングへの参加

◇科学セミナー講師によるセミナーへの参加

④ヴォランティア活動への参加(ボールキッズとして大会をサポートする)

◇全国選抜ジュニア

◇かしわ国際オープンテニストーナメント

◇JWTA車いすテニスマスターズ

⑤PLAY&STAYについて

引き続き「Tennis10s」に基づきレッスンを行っていく。ただし、TTC 外の育成現場

の現状としてまだまだオレンジボール、グリーンボールの整備がなされていない現

実を見据え、レッスンでのイエローボールの使用頻度を増やしていく等、より現況に

合った形への変更を積極的に行っていく。また、選手育成プログラムの第一歩として、

よりパフォーマンスの高い選手を上のクラス・レベルに押し上げるべく、この年代か

ら競争力を向上させる施策を積極的に打っていく。それと同時にコーチ陣と保護者

との協力関係の構築が長期的育成においては必要不可欠と考える。したがって、今年

度もコミュニケーションを通してプログラムの理解、ゲームベースドアプローチの

理解を最大のテーマとして運営していく。

*Tennis10s(テニス 10)

ITF(国際テニス連盟)推奨の「PLAY+STAY」のプログラムの一つであり、テ

ニスの習熟に合ったコートサイズと速度の緩やかなボールを使用する 10歳以下を

対象としたテニス指導プログラム。

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⑥フィットネス・ケアについて

現在、レベルアップコースはトレーナーによるケアの料金は含まれていない。従って

怪我をした選手は独自で医者の診断やリハビリに依存せざるを得なかった。結果と

して怪我の状況などの情報が現場に全く伝わらない事によりプレー復帰の遅れが幾

度となくあったため、今後はまずトレーナーの指示を仰いだ上で相互理解のもとプ

レー復帰行程(ケア・リハビリ、必要に応じて医者の診断)を目指していく。

【フューチャーズ】

(1)基本方針

◇国内トップ選手の輩出、国際的に通じる選手の育成

◇選手の自主性を尊重し、自律・自立を目指した人としての成長を促す

◇タフでポジティブなチームの構築

◇「Reach Your Max」の考えのもと選手、保護者、指導者が一丸となり目標に向かって

最大限努力する

◇「Game Based Approach」の考えに基づいた指導

(2)活動方針

①在籍人数目標:40名

②「ベーシック=テクニック」、基礎を繰り返すことで可能性を広げていく

しっかりとした基礎をもとにフィジカルバトルができる選手の育成を目指す。

③タクティカル・テクニカル・バイオメカニカル・フィジカル・メンタル・モメンタムの

考え方をもとに、選手に対してのアドバイスや評価を行う

④「クイックレスポンス」をキーワードに、積極的に挨拶やコミュニケーションとり、

自らチャレンジすることや、主体的に動けるなどの、判断力や問題解決能力を養う。

⑤月別の全体目標と個別の目標を理解し、計画的な練習メニューを実行する

年間計画に基づいてスケジューリング、グルーピングしていく。

⑥タレント選手・男子選手の強化

アンダー14歳以上の選手で全国大会シングルス出場の選手を対象に、週 2回のエキス

トラプラクティスを実施する。

⑦低年齢選手の強化

他クラブとの対抗戦を増やし、試合経験を増やす。2か月に 1回を目標に実施する。

⑧海外クラブとの連携

交流のある海外クラブコーチと連携し協力を図る。

海外に出て行くだけでなく、受け入れる環境も整えていく。

2015年 4月:フランスチームを受け入れ予定。また、継続して台湾選手の受け入れも

積極的に進める。

⑨フィットネスの強化

昨年度よりも多くの選手がフィットネステスト 4.0点以上のスコアアップを目指す

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⑩年間スケジュール・プラニングの強化

(3)選手成績目標

3年連続全国チャンピオンの輩出を目指し準備を進めていく

◇全日本ジュニア出場選手目標

U16・18 7名

U12・14 5名 計 12名

◇関東ジュニア出場選手目標

U16・18 12名

U12・14 10名 計 22名

◇ITFジュニアランキング保持者目標

男子 2名

女子 6名

(4)カテゴリー別サイクル

◇U12/14

第一サイクル: 9月~12月 秋の大会から冬の大会まで

第二サイクル: 1月~ 3月 冬の大会から県ジュニアまで

第三サイクル: 4月~ 8月 春の大会から全日本ジュニア(夏の大会)まで

◇U16/18

第一サイクル: 9月~ 3月 秋の大会から県ジュニアまで

第二サイクル: 4月~ 8月 春の大会から全日本ジュニア(夏の大会)まで

(5)教育スケジュール

①選手の教育と保護者との連携

・全体ミーティング(年 3回実施:4月・9月・1月)

・全国選抜ジュニアのシンポジウム(5月)

・スポーツ科学セミナー講師によるセミナー(11月)

・雨の日を活用したレクチャー(随時)

実施内容(ビデオレクチャー・目のトレーニング・ゴールセッティング・エリアの

認識学習・スピーチの練習)

・心肺蘇生(MFA)の実施(保護者に MFAへの理解を促し、資格取得率を向上させる)

(6)キャンプ・強化練習会

①白子キャンプ(年間 2 回 6 月:夏の大会に向けて、2 月:県ジュニア大会に向けて)

②北信越交流会(年間 2回=5月、11月)

③12・14歳の海外キャンプ(5月)

④北軽井沢キャンプ(8月 19日~22日)

⑤TTC主催によるITFジュニア海外遠征(年間 2回:6月、11月)

⑥筑波山トレーニングキャンプ(9月)

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⑦フィットネス強化週間(11月~12月)

他期間で行う場合はスケジュールを再度調整する

⑧全日本レベル対象の海外キャンプ・海外トーナメント帯同

(7)トーナメント帯同予定

◇全国大会や全国大会につながる関東/県予選

◇海外 ITF Jr(6 月と 11月を予定)

◇国内 ITF Jr(Japan Open Jr、Super Jr、兵庫国際、埼玉国際)

*出場者が 3名以下の場合は帯同を検討する。

(8)スタッフ育成計画

◇共通理解と認識の向上

更なるプログラムの質の向上を目指し、伝え方・着眼点・指導法等において机上の

ミーティングのみならず、オンコートでのミーティングを行っていく。

◇コミュニケーション能力の向上

「報連相」の徹底。

選手のみならず親とのコミュニケーションを図り理解を深め、共通の目標・キーワー

ドを持って選手をサポートしていく。

◇外部とのコネクションづくりと情報収集

試合の帯同や外部の講習会参加時に積極的に外部とのコネクションを広げ、協力体制

を築いていく。必要に応じて情報収集を図る。

対抗戦・練習会協力クラブ: CSJ・志津テニスクラブ・グリーン TPなど

◇コーチライセンスの取得またはアップグレードの取組み

コーチライセンスがないコーチにテニス協会公認テニス教師以上のライセンス取得。

◇日本テニス協会主催レベルの講習会に参加する。

(9)テニス協会との協力

千葉県ジュニア委員会強化部会に、稲葉コーチと森コーチを強化委員として登録。

強化部会は、基本的に稲葉と森が参加、大会やイベントなどの役員としての参加に

ついても、二人が中心となりとなり千葉県テニス協会に対して協力していく。

ジュニア委員会を通じて、情報交換や協力体制を築いていく。

*千葉県ジュニアテニス協会開催の会議(年 3回)と海外遠征約 25日間(ドイツ遠征:

5月、ニュージーランド遠征:1月)は継続して協力していく。

【ハイパフォーマンス】

(1)基本方針

◇国内トップ選手を世界で通用する選手に育成する

◇2020年東京オリンピックを視野に入れて活動する

◇「Game Based Approach」の考えに基づいた指導

(2)活動計画・活動指針

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①在籍人数目標(年度末予定):7名

プログラム詳細

・プレイヤーズ 在籍 3名

・トランジット 在籍 1名

・トレーニングベース 在籍 2名(1月に 17歳男子選手が入会予定)

担当コーチ 3名体制に変更(岩見ヘッドコーチ・森コーチ・Jasonコーチ)

練習時間の固定化を図る

②選手成績目標

グランドスラム・オリンピック・全日本選手権優勝を目指すべく準備を進めていく

◇プレイヤーズ

松井俊英選手 全日本選手権 S優勝、グランドスラム出場、ATP300位以内

石津幸恵選手 WTAランキング 250位以内

美濃越舞選手 WTAランキング 300位以内

◇トランジット

千村夏実選手 WTAランキング 500位以内

◇トレーニングベース

小野誠佳選手 ATPランキング取得

吉川雄介選手 ATPランキング取得

③プログラム強化

・各選手の基礎力を元に世界で通用する技術・戦術を構築する

◇プレーヤーズ・トランジションプログラム

グランドスラム出場に必要な技術を身につける

フィジカルとテクニックの融合

特に、女子選手はフィジカルを大幅に強化する必要がある

プレースタイルに合わせた身体作りと明確な目標設定

◇トレーニングベース

プロサーキットを戦うために必要な基礎能力を向上させる

ベースとなるラリー力を逸早く習得する

・タクティカル・テクニカル・バイオメカニカル・フィジカル・メンタル・モメタ

ムの考え方をもとに、選手に対してのアドバイスや評価を行う

・フィットネスとの連携をはかり、バランスの取れた身体をつくる

◇年2回のフィットネステストを実施

ウィークポイントを認識・強化し、年間通して戦える身体をつくる

また、選手の体調・体重管理も行っていく。

・年間プランニングと記録(プレイヤーズとトランジションプラグラムで実施)

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(4)スタッフ育成計画

①共通理解と認識の向上

更なるプログラムの質の向上を目指し、伝え方・着眼点・指導法等において、机上の

ミーティングのみならず、オンコートでのミーティングを行っていく

②コーチライセンスの取得

コーチライセンスがないコーチにテニス協会公認テニス教師以上のライセンス取得

【車いすプログラム】

(1)基本方針

①プレイヤーズプログラム

◇世界トップ選手の育成・指導の強化

◇リオデジャネイロ・東京パラリンピックを見据えての選手強化

◇個々の目標・スケジュールに則したサポートの提供

②車いすテニス普及プログラム

◇生涯スポーツ「自立と社会経済活動への参加促進」

◇「豊かな社会生活を送るための手段」をTTCという場をもって、テニスという

スポーツの果たす役割を考えていく。

◇オープンな事業の展開を目指し、老若男女、健常者・障害者問わず、全ての人が

利用できるプログラムを推進する。

(2)活動計画・活動指針

①プレイヤーズプログラム

◇Aカテゴリー

資格:世界ランキング男子 20位以内、女子 15位、クァード 10位

またそれに相当すると認められた選手

内容:個々の目標・年間計画に基づいた個別のテニスレッスン、フィットネストレ

-ニング、及びスポーツケアのフルサポート

来年度のリオデジャネイロ・パラリンピック出場、上位進出を目指す

選手:国枝慎吾 (ITF S1位/D2位)

眞田卓 (ITF S8位/D8位)

齋田悟司 (ITF S17位/D12位)

藤本佳伸 (ITF S23位/D16位)

堂森佳南子(ITF S16位/D17位)

川野将太 (ITF S15位/D15位)

以上 6名が対象

◇Bカテゴリー

資格:日本ランキング男女 8位以内、クァード 4位以内、またはそれに相当すると

認められた選手

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内容:週 1回~のプライベート及び少人数レッスンとフィットネストレーニング

JWTAマスターズ出場、上位進出を目指す

選手:本間正広(JWTA S6位/D6位)

深山知美(JWTA S4位/D2位)

古賀貴裕(JWTA S5位/D5位)

以上 3名が対象

(2014年 12月 6日現在の ITFランキング)

◇強化キャンプ

日程:2015年 5月 10日~11日(福岡) ジャパンオープン直前

6月中旬 ワールドチームカップ直前

◇ツアーへの同行(予定)

①ジャパンオープン(福岡) 5月 12日~17日

②ワールドチームカップ(トルコ) 6月上旬

③世界マスターズ 11月下旬

②車いすテニス普及プログラム

◇車いすテニス普及アダルトクラス(クラスレベル:1-2W、3-4W、5-6W)

人数目標:35名

現在 7クラスで延べ 28名が在籍。体験者数も増え、貸し出し用の車いすが足り

なくなる状況も起きている。継続を促すためにも、専用車いすの購入を検討する。

◇車いすテニスの普及とジュニアクラス(WH-Class、WY-Class )

人数目標:15 名

現在 3クラスで延べ 11名在籍。昨年度から 2クラス増設し、小さいお子様や競技

志向のジュニアにもより対応できるように改善した。

東京パラリンピックが決定し、今後も人数増加が予想され対応可能な体制とする。

◇車いす管理

TTC が所有するテニス用車いすの管理を徹底する。整理整頓や管理方法を統一し、

体験者への貸し出しや修理等をスムーズにしていく。

◇車いすテニス大会の開催

・柏中央ライオンズ杯 TTC車いすテニストーナメント

年 2回開催:3月、10月

JWTA公認大会(ランキングポイント付きの大会)へ向けて準備

・TTCジュニア車いすテニストーナメント

年 1回開催:8月末

◇車いすテニス&フィットネス講習会

日 程:11 月 14日(土)(JWTAマスターズ期間中)

対 象 者:全国の車いすテニスプレイヤー

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③スタッフ資格取得計画

TTCスタッフ障害者スポーツ指導員資格取得者目標 6名(昨年度プラス 2名)

*車いすを担当するコーチはこの資格を取得し、障害の知識や車いすテニスのみなら

ず他の障害者スポーツを学びお客様とのコミュニケーションや指導に役立てていく。

④2015 JWTA Masters(全日本選抜車いすテニス選手権大会)

日 程:2015 年 11 月 13~15 日(予定)

対象者:男子・女子・クァードの ITF 及び JWTA ランキング上位者

目 的:①国内チャンピオンを決定する。

②本イベントから世界水準の選手を輩出する。

③競技スポーツとして、コミュニティ、メディアへの車いすテニスの認知度

を高める。

④障害者を正しく理解する。障害者と健常者の交流を図る。

※冠スポンサーは未定

【トーナメント】

(1)基本方針

◇イベント実施報告書・収支報告書を有効に活用し、一層の内容向上に努める。

◇報告・連絡・相談を徹底し、各イベントディレクター、他部署との連携を図り、集客

や質の向上を図る。

(2)活動計画・活動指針

①イベントの実施計画書・報告書・収支報告書を徹底し、質の向上を図る

②イベントの準備、進捗状況をスタッフ全体で共有する

③参加者の集客力の強化

参加者負担の原則を理解し、対象のイベントの参加者(参加チーム)の集客確保を、

他部署との連携を密にする

Webエントリーの精度を上げ、申込み負担を軽減し集客増に繋げる

④ホームページの活用

イベント内容の告知、Webエントリー、参加者(チーム)リストの公表、仮ドロー

の発表等についての変化に対応し、活用を進めていく

⑤ヴォランティアセクションとの連携

ジュニアトーナメント運営に関し、大会当日の受付業務、出席確認、天候不順時のコ

ート整備等の協力をお願いする等、幅広く指導をしていく。

⑥ディレクターの変更及び、引き継ぎ

ディレクター変更の際は、イベントの目的や方向性・内容等体制整備の確認を徹底す

⑦大会使用ボールの管理、節減

経費削減に努め、無駄のない発注と管理を行う

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(3)ジュニアトーナメントについて

①昨年に引続き参加者制限のない(フリーエントリー)大会の参加者が減少傾向にある

ことを受け、参加者を増やすための大会運営に務める

②千葉県女子審判部の協力を継続する

(4)スタッフのディベロップメントについて

①トーナメント・イベント運営に際し、若手コーチの育成・指導に力を入れる

②ルールの確認と徹底を図る

◇審判・レフェリー講習会に参加し、変更点等の確認をする(年 1回)

◇ルールの講習会を開催する(年 3回)

◇現場研修として、千葉県協会主催の大会(一般大会)に、運営役員として参画する

◇ルールに加え、試合でのマナーや礼儀指導も強化し、大会の質向上を図る

3.指導者育成事業(公益目的事業 3)

【研修】

(1)基本方針

◇国際テニス界における新しい知識や、実務経験を通して指導者・コーチ力の底上げを

図っていく

◇TTC プログラムが持つ実務経験と知識を用いて、他クラブコーチやテニス関係者に情

報発信や教育を行う

◇技術的トレーニング、身体的トレーニングやその他のテニスに関連した分野の研究を

行う

◇国際的な教育プログラムを通して、TTC ジュニア選手や家族、競技志向選手、顧客、

TTC スタッフの教育を行う

(3)活動計画・活動指針

A. スポーツ科学セミナー・スポーツセミナー

① スポーツ科学セミナー:

テーマ: 未定

講師: 中村 豊

日程: 2015 年 11 月 7 日~15 日(内、TTC 開催 11 日・12 日)

スポンサー:未定

対象: 国内テニスコーチ:集客目標 延べ 350 名

責任者: 宇治野トレーナー、補佐:吉部トレーナー・岩見ヘッドコーチ・稲葉コ

ーチ

② スポーツセミナー

対象: 関東地域テニスコーチ:集客目標 15-20 名

責任者: 岩見ヘッドコーチ・川﨑トレーナー

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◇スポーツセミナー(1)

テーマ: 未定

講師: 岩見ヘッドコーチ(TTC)

日程: 2015 年 7 月

◇スポーツセミナー(2)

テーマ: 未定

講師: 未定

日程: 2016 年 2 月

B. クリニック/キャンプ/シンポジウム

①全国選抜ジュニアテニス選手権大会・シンポジウム

テーマ: 未定

パネラー: 未定

岩見ヘッドコーチ(司会)TTC

対象: 参加選手・コーチ・保護者:集客目標 160 名

日程: 2015 年 5 月 15 日

責任者: 岩見ヘッドコーチ(トーナメントディレクター)

②JWTA マスターズ 車イス選手対象クリニック

テーマ: 未定

日程: 2015 年 11 月 16 日

対象: 参加選手・TTC スタッフ

責任者: 大高コーチ

C. リサーチ

① 全国選抜ジュニア アンケート・参加者データ・マッチチャーティング

準備期間: 2015 年 4 月 30 日

実行期間: 2015 年 5 月 14~17 日

レポート: 2015 年 6 月 31 日

スタッフ: TTC コーチ

責任者: 岩見ヘッドコーチ・川﨑トレーナー

D. インターンシップ及び講師派遣

総務部・広報が窓口となり、現場のスケジュールと内容を確認しながら積極的に受け入

れをして行く。

・TTCでの経験を形式知化させてプレゼンテーションの形にまとめ、講習会形式の商品に

していく。

・専門単元の担当者養成を行う。

・商品の体系化を行う。

E. スタッフ研修

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① 新人研修及び研修会 月 2 回のサイクルで実施

② スタッフ研修

4/15 フロント佐々木 児童心理学

5/13 宇治野トレーナー 応急処置

6/24 土屋コーチ 2015 年度テニスルール確認

6/7 宇治野トレーナー First Aid Test

*社内研修制度のレベルアップ案の作成を行う

F. その他研修

① アンチドーピングセミナーの開催

日程: 4 月

講師: 宇治野トレーナー

対象: JOP・ATP・WTA 選手、車イス選手、ITF ジュニア選手、担当コーチ

責任者: 宇治野トレーナー

② 各セクションで必要とされる専門的なセミナーの開催

スクール事業: アダルト・ジュニアプログラム

フィットネス事業: コアトレーニングレクチャー等

③ MFA (Medic First Aid)

対象: 新しいスタッフ、フューチャーズ・レベルアップコースの新加入選手の親、

ヴォランティア、ライセンス更新が必要なスタッフ

責任者: 川﨑 C・宇治野 T

◇MFA…TTC開催は年/4回

5,9,12,2月に実施予定 ※MFA Medic First Aid(応急処置法)

④ ジュニア選手の両親へのインフォメーション,ライセンス関係

各セクションで全体ミーティングや掲示板等で情報を発信していく

フューチャーズプログラム& レベルアップコース; 責任者: 森コーチ、稲葉コーチ

スクール事業 Play & Stay プログラム; 責任者: 古澤コーチ

ヴォランティア: 総務部門

コーチライセンス(ライセンス更新含む)・外部研修参加等;責任者:ボードメンバー

4.フィットネス・ケア事業(公益目的事業 4)

(1)基本方針

◇アスリートを育てる

低年齢ジュニア :「基礎体力の向上」、「コーディネーション能力の向上」

競技ステージの選手 :「走る」、「アジリティ」、「感覚の育成」、「基礎筋力の向上」

◇より広く体力づくりの重要性と楽しさを伝える

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(2)活動計画・活動指針

◇テニストレーニングのためにフィットネストレーニングのより良い計画と調整を行う。

◇テニスコーチと協力し、トレーニングプログラムを年代別により深く週間計画まで落

としこむ。

◇フィットネススタッフは選手にテニスの臨場感をもってフィットネスに取り組むため

テニスを深く理解する努力を惜しまない。

①フィットネストレーニング

◇ハイパフォーマンスプログラム、車いすプレーヤーズプログラム

ツアーを転戦する選手のよきベースとして 1 年間戦える体を作る。また長期的にトレ

ーニングが行えない場合に、年間計画に沿って自主トレーニングの処方を行うなどの

アプローチを行う。また、年間計画と目標をより具体的に設定し、フィットネス能力

の向上幅をより大きくする。

◇フューチャーズプログラム

フューチャーズのフィットネストレーニングにおける目標は、評価値 4.0 をスタンダー

ド(目標:4.0 超えの選手を全体の 80%にする)にして、TTC 選手たちを超人集団に

することである。また、毎週土曜日に全ての選手を対象にコンディショニングプログ

ラムを実施する。

◇一般プログラム

・プログラムに所属していないプレイヤーにプライベートトレーニングを提案する。

・一般の顧客からの要望に応じ、身体的チェック、コンサルティング、そしてフィッ

トネストレーニングの指導を行う。月に延べ 40 人の顧客を見込み、予算達成を目指

す。

・低年齢ジュニア(Y クラス)に対してのフィットネスを有料化したプログラム(コー

ディネーション教室)の質を向上させ、さらなる充実を目指す。また、基礎体力の

強化と、教室対応のチャレンジシートを有効に使い、コーディネーションの発達を

促すことも継続して行っていく。また、低年齢ジュニアのご父兄にコーディネーシ

ョンの概念を伝え、コーディネーション能力の必要性を認知してもらうための普及

活動を行う。

・運動能力、コーディネーション能力の発達を目的としたプログラム事業を 9 月より

展開する。

・シニア層のグループセッションや様々なトピックの講義など、全ての顧客層に対して

事業をダイナミックに展開し、様々なプログラムを模索していく。

②ケア

◇プレイヤーズプログラム

・問題の早期発見・解決に努める。各選手の年間スケジュールを把握しファンクショ

ナルなサポートをしていく。

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・各選手に体のセルフケアを促す。

・国内・外のトーナメント出場に関して、選手からの帯同のリクエストがあった場合、

ケアのスケジュールを基に帯同の検討を行う。

◇フューチャーズプログラム

・コーチ陣とのコミュニケーション強化。各コーチが、選手の怪我の状況をタイムリー

に把握できるようなシステムの考案を行う。

・引き続きフィットネストレーニングに障害予防(特に肩)の要素を組み込む。

・引き続き傷害予防を目的としたウォーミングアップメニューの定着を図ると共に、ク

ールダウンの習慣づけに努める。

・ケガに関する父母への連絡を徹底し、外部医療機関利用の橋渡しと情報の把握を行

う。

・フィットネステストや形態測定と並行して、ボディチェック(関節可動域の測定と姿

勢チェック)を行い、傷害の原因となる兆候を見つけ、コンディショニングによる傷

害予防を行う。また、形態測定を通して成長の傾向を観察する。

◇車いすテニスプログラム

・各選手のセルフケアの強化に努める。

・B カテゴリーには一般価格の半額で対応する。

・アンチドーピングセミナーの参加義務付け(3 月/4 月実施予定)。

・国内・外のトーナメント出場に関して、選手からの帯同のリクエストがあった場合、

ケアのスケジュールを基に帯同の検討を行う。

◇一般プログラム

・スクール会員や、外部のお客様に対してスポーツマッサージを中心とした有料サービ

スを提供する(スタッフは半額)。

・コーチ陣に対する応急処置スキル維持・向上の徹底。

・一般のケア料金とは別に、継続的治療やリハビリが必要なお客様に対し、リハビリチ

ケットを用いての治療・リハビリ有料サービスを開始する。

◇メディカル・バックアップ体制の見直し

・日頃のセルフケアに対する意識教育を徹底し、自立と自律ができるインディペンデン

トな選手を育成していく。

③各種測定評価

◇フィットネステスト

・6 月にスクールジュニアのために TTC フィットネステストを行う。

・フューチャーズプログラムと、レベルアップコースの選手に年 2 回(4 月と 9 月)、

フィットネステストを行う。また、フューチャーズプログラムは、体力作りのモチベ

ーションアップのために、フィットネスボードに全選手の記録と、種目別、及び年齢

別の最高記録を掲示する。

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・テスト終了後、3 週間以内にフィードバックする

◇メディカルチェック

・委託する医師またはそれに相当する医療従事者と該当選手を検討し年 1~2 回行う。

◇形態測定

・4 月と 9 月にフューチャーズプログラム所属選手全員を対象に行う

◇イベント

・バイスクルツアー・・・ 自主性の育成と他スポーツとの共存

・TTC ファンラン・・・・今年度もあそびの日と同時開催予定

・TTC の様々なイベントで、フィットネストレーニングのクリニックを行う(例、JWTA

マスターズ、インターンシップ、外部のプレイヤーに対するジュニアキャンプなど)

・季節に応じたイベントを年 4 回開催する(例:ハロウィン、クリスマス等)。

④スタッフの育成計画

◇吉部トレーナー ヨーロッパ研修:ヨーロッパ各地の施設を訪ね、ソフト面、ハード面

において知見を広めると共に、人脈を構築する。

◇吉部トレーナー NATA 研修: 6 月 23 日~26 日アメリカ合衆国ミズーリ州にて開か

れる NATA シンポジウムへの参加を上記欧州での研修との予算的、日程的な都合を照

らし合わせて検討する。

◇フィットネススタッフは、テニス選手、車いすテニス選手のフィジカルコンディショ

ンとフィットネストレーニングについて、年に 3 回フォーラムを行う。

◇TTC 内のセミナーとシンポジウム(スタッフセミナー、スポーツセミナー、スポーツ

科学セミナー)を運営し、TTC 外のセミナー、シンポジウムにも積極的に参加する。

⑤【帯同予定トーナメント】

◇関東ジュニア(7 月末)、全日本ジュニア選手権(8 月中旬)全日本選手権大会(10 月

末~11 月 1 週目)

5.プロショップ事業(収益事業 1)

(1)基本方針

プロショップは、TTC を利用されるお客様へのサービスの一環として存在している。

そのサービスとは、必要な商品の提供・新しい商品の提案を発信することである。

以上の観点を踏まえ、プロショップは現状のサービスを見直し向上に努めていく

(2)活動方針・活動指針

◇一昨年から各月の売上予算を達成することがかなり厳しい状況が続いている。しかし

ながらスクール利用の顧客は、減少傾向から微増になり、ガット関連・シューズ・ア

クセサリーに復調の兆しがあることを受け、アイテム別売上上位のラケット・ガット

関連・シューズの販売活動を中心としつつ、ウェアやアクセサリーの商品提案も行

う。

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①売上見込み 21,500 千円

(内訳:ラケット 5,700 千円・ガット+加工代 5,300 千円・シューズ 3,600 千円・ウェア

2,700 千円・アクセサリー2,200 千円・ その他 2,000 千円)

粗利益 3,000 千円を目標とする

②コーチングスタッフの販売協力を得ながら、客単価 17,600 円まで上げる

(3)活動施策

①月間フェア

協賛メーカーのフェアを年 2 回開催する(4~6 月・9~11 月)

ラケット・シューズ・ガット・ウェア・アクセサリーの提案

販売強化商品の明確化

②試打会を年 2 回(5 月・11 月)開催する。

目標販売数:合計 96 本

③ガット関連

・ガット張り替えキャンペーンを年 3 回開催する

目標 1,050 本(張人 3 名体制・フルタイムスタッフ協力)

即張り料金の設定・張り方講習料金の設定をする

④ダイレクトメールによる商品割引

・バースデーカード割引(ラケット・シューズ・ウェア)

・年賀状割引(ラケット)

・ジュニアのカテゴリー変更割引(ラケット・シューズ)

⑤LPJ(賛助会・LCT会員の定例テニス会)での商品紹介

ラケット・シューズ・インソール・高機能ソックス・サプリなど

⑥イベントでの商品販売

・ピヨピヨショートテニス教室販売(年 3 回:5・10・12 月)

・レディースチーム・KAZUKO 杯など TTC イベントでの販売協力

・在庫一掃セール及びブース販売(かしわオープンなど)

・初打ちでの福袋販売

⑦サービスエース(顧客管理システム)のお知らせメッセージの活用

キャンペーン・フェア・セールの案内

※フェイスブックやホームページへは不定期にて掲載予定

⑧不定期販売イベントの開催

ラケットデータ計測会

→バボラプレイ・スマートテニスセンサー・トラックマン・スウィングラボ

足型計測会/ベネクスお試し会/CEP お試し会なども開催予定

⑨フロントスタッフと連携した商品ラインナップや店頭商品掲示の工夫

(4)メーカー契約

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2015 年度のコーチ契約は、一部変更と新規契約を行う

6.賛助会(Le Club TTC)事業(収益事業 2)

【賛助会】

(1)基本方針

利用者負担・受益者負担・寄付者(賛助会)のバランスの取れた運営を目指す。

◇事務の簡素化を図り継続率の向上を目指していく

◇寄付金の税額控除の説明等を徹底し受益者負担の拡大を図り入会促進につなげる

◇25周年を迎え、賛助会員へ感謝の会を開催

(2)活動計画・活動指針

①開業 25周年を記念し、賛助会員の方々を対象に 25 周年感謝の会を開催する。

②新規会員目標

個人賛助会員70名、法人賛助会員2社以上 (賛助会純増20名を目指す)

・スタッフへの賛助会入会、継続率の向上

・Le Club TTC の中心になる方々へのお願い

・TTC の理事、評議員の方々へのお願い(現在34名 59%)

・TTC と関わりのある業者の方々へ入会、継続のお願い

・賛助会員の練習会、イベント参加へのお誘い

・Le Club TTC へ入会のお誘い

・Le Club TTC の方々には、MFA の取得、そしてヴォランティア参加を案内する

③Le Club TTC の活性化

練習会・イベントを見直し、活性化を図る。

・月例トーナメント シングルス、ダブルス 年各10回開催

・月例スペシャルの実施

・LPJ のお茶会を楽しく工夫する

④寄付金の税額控除の説明等を徹底し受益者負担の拡大を図り入会促進につなげる

⑤事務の簡素化を図り継続率の向上を目指していく

⑥永年継続していただいた方に感謝の意を込めてお礼状と記念品を贈る(11 月)

【ヴォランティア】

(1)基本方針

年間を通じてイベント毎にご協力頂く内容を整理し、協力体制を築く。活動終了後に

フィードバックを行い今後に活かす。

講習会や緊急の場合にも対処できるように応急処置法の実習等を行う。

(2)活動計画・活動指針

①主な活動

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・チームジャルダンの年間活動計画を遂行する(ガーデニング、ボール枕作り&販売)

・毎週のお早うキッズ

・ピヨピヨ親子ショートテニス

・全国選抜ジュニアの運営協力

・ジュニアトーナメント、イベント等の運営

(ヨネックス、TTC ジュニア、ブロッホ等)

・かしわスポーツフェスティバル

・関東ジュニアテニスツアー

・ITF かしわ国際オープンの運営協力

・ウェルフェアー

・JWTA マスターズの運営補助/協力

・KAZUKO 杯の集客サポート

・ピーナッツカップの運営サホート、ロービング等

・その他(バラの手入れなど)

昨年度はかしわスポーツフェスティバルを始め、Jr トーナメント、かしわ国際オープ

ンテニストーナメント、その他各種イベントに多くのご協力・ご支援を頂いた。今後も

柏市、近隣町会、各団体との交流も一層広げ継続し更に繋げていく。

夏の関東ジュニアテニスツアーで柏高校のテニス部が、ロービングとして協力を頂き

今後も継続していきたい。またヴォランティアの掲示板にて、活動様子や、募集・お知

らせ等を掲示したことで良き理解者が増えており継続実施していく。

②計画

◇ヴォランティア講習会の実施

・応急処置の対応 7月

・バラの手入れ 実習 1月

・ピヨピヨ親子ショートテニス教室 5、10、12月

◇ヴォランティア活動への参加を促す。

・TTCスタッフ

・Le Club TTC の方々

・ジュ二アの父母(年間計画により4月に依頼)

・その他

◇サービスエースへ活動記録(SA:顧客管理システム)を入力する

・ヴォランティア活動をSAに入力し、情報の共有を図る

・その他

※ヴォランティアの方々の意見を聞くなどし、単に仕事の手伝いやまた特定の人に

偏らないように声掛けをし活性化を図る。

◇皆様方への情報提供として

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・M.F.A の取得の呼びかけ

・ヴォランティア掲示板の活用

【Le Club TTC】

(1)基本方針

すべてのスタッフが、方向性を理解し運営する事と、お客様のニーズに応えた内容と、

一緒に楽しむ一体型クラブを目指す

(2)活動計画・活動指針

①各種練習会(昼・夜、練習会)

◇会員の特典である練習会に多くの会員が参加できるようにする。

◇日曜以外すべての曜日に練習会を設けて活動の場を拡げる。また、女性会員・ビギ

ナーレベルが練習会に対応できるようにする。

夜の練習会において、木曜日はシングルス、月曜日と土曜日はダブルスの月例大会

を行い、会員の活力を引き出す。年間勝敗のポイントにより年間MVPを決め、賞

品を進呈する。

◇引き続き練習会カード(5,000円で 6,000円分)を発行し、使用できる練習会、イベン

トに積極的に参加してもらえるように働きかける。

a) レベルを問わず、多数の方とプレーをする。

b) ルールやマナーの知識を継続的にインフォメーションする。

c) 会員同志お互いに紹介できるコミュニケーション力を高める。

d) 外部、内部トーナメントなど、活躍の場を拡げる。

e) すべての会員が参加できやすい環境を提供する。

②チームクレサンテーム

a) ピヨピヨ、初打ちなどのヴォランティア活動及び、会員相互におけるコミュ

ニケーションアップ。

b) TTC及び外部トーナメントにおける TTC所属での出場

③テニスイベント・トーナメント・ツアー(交流会)

全スタッフが LCT 活動に関われるよう、イベントの勧誘、担当などの協力を積極的に

行なっていく。

トーナメント、大会においてレベルに合ったカテゴリー、クラス分けをし、誰もが参

加しやすいものにしていく。

④TTC内部イベント

a) 土曜LPJ

b) 水曜LPJ

c) ヴァン・ヴェールダブルスチームテニストーナメント

d) サマーミックス、バレンタインミックスダブルス

e) 忘年チャリティダブルス

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f) 初打ちテニス大会

⑤TTC外部トーナメント

g) 新春シニアテニス大会(千葉県シニアテニス連名主催)

h) 柏市クラブ・事業所対抗(柏市テニス協会主催)

i) 柏市民大会および選手権大会(柏市テニス協会主催)

j) 日本チームテニス大会(日本テニス事業協会主催)

k) 千葉県クラブ対抗(千葉県テニス協会主催)

⑥国内ツアー(交流会)

l) 津幡交流会

m) 木更津ぽんぽこ大会ツアー

n) バラツアー

o) 津幡町YOU遊オープンツアー

⑦海外ツアー(交流会)

p) 大連ツアー

⑧文化活動など

総務、賛助会部門と連携し、LCT部門との役割分担のもと、活動する。

p) チームジャルダン

リーダーを中心に、“自立”のモデルとして活動している。

今後も、ヴァン・ヴェールや花壇を中心に活動する。

q) 合唱団

合唱団の存在、練習の日程を多くの人に知ってもらい、歌を通じてスタッフと

会員とのコミュニケーションを図る。

⑨入会促進について

上記活動を相互にリンクさせ、TTCスタッフの参加を加えて活性化することにより、

更に多くの新規賛助会員、Le Clubメンバーの入会を促進する。

特にイベント・トーナメントについては、オープンで募集し、メンバーになることへ

の魅力を感じていただく機会を増やす。

また、賛助会部門との連携を行い、顧客管理(入会・退会)等のデータ整理をあらた

めて実行する。さらに、新規勧誘だけでなく、退会者への積極的なアプローチも実施

する。

⑩イベント・トーナメントスケジュール

4月 ・25(土)津幡交流会・パーティー 目標:20名

・26(日)29(水・祝) ヴァンヴェール大会 目標:各 16チーム

5月 ・28(木)ばらツアー 目標:20名

6月 ・中旬 大連ツアー 目標:7名

・22(月) 木更津ぽんぽこ大会ツアー 目標:12名(2チーム)

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・27(土) ミッドナイトバトルダブルス 目標:60名

7月 ・18(土)19(日) サマーミックスダブルスチームトーナメント

目標:各 16チーム

8 月 ・21(金)22(土)23(日) 津幡 YOU遊ツアー 目標:10名

9 月 ・23(水・祝) 柏スポーツフェスティバル

・28(月)29(火) ヴァンヴェール(年齢別団体戦) 目標:各 16チーム

12月 ・26(土)年忘れ!チャリティダブルス大会 目標:60名

1月 ・3(土) 初打ち大会

2月 ・13(土)14(日) バレンタインミックスダブルスチームマッチ

目標:32チーム

⑪その他、文化活動

チームジャルダン、チームクール…随時、メディックファーストエイド(MFA)

Ⅱ 管理部門(法人会計)

【経理】

(1)基本方針

◇2015 年を経理新体制の新たなスタートと位置づけ管理体制向上の為に経理力を高める。

◇常に先の事を見据えて、経験と知識を生かし事業全体の目標達成に貢献する。

◇業務分担と作業手順を見直し、効率的に仕事を進める。

(2)活動計画

①経理新体制の業務レベルの向上を目指す。

②日々のデータ入力や集計作業を確実に行える様に個人のスキルアップに努める。

③部門のコミュニケーションを図り、信頼関係を築くと共に仕事の質を高める。

④事務の合理化については、永続的な課題としてバランスを考え最適な方法を探る。

他セクションとのシェアも検討しながら効率化を追求していく。

⑤他部門へのサポート体制の強化

・2014 年 9 月より開始された 3 部門(PR 企画・フロント・経理)ミーティングを活用し

最新の情報共有に努めることで、各担当との連携を図り問題解決に努める。

・イベント運営のサポートの為、正確で質の高いデータの提供に努める。

【フロント】

(1)基本方針

◇おもてなしの心で、常に笑顔でお客様に敬意を表す

◇総務力を上げて「一人三役」を目指す

(2)活動計画

①マスサービスとパーソナルサービスの更なる向上

・サービスの基本(笑顔・挨拶・言葉使い・態度・身だしなみ)を徹底する

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・顧客心理をより把握する為に、対応内容と結果をフォーマットにまとめ、スタッフ

間でデータ・情報の共有を図りお客様へのサービスに繋げる。

②顧客情報の新システム導入に伴う、情報共有と活用を定着させる。

・定期的に意見をまとめ各セクションと意見交換を実施し精度を上げていく。

③個人の目標設定

④外部研修の参加と実行

・JTIA(日本テニス事業協会)や地域(柏商工会議所)の研修に参加し実践力強化を

図る。

⑤ショップ商品の知識向上を図る為、担当コーチによる勉強会を実施する。

⑥月2~3回のペースでフロントミーティングを実施し、対応力を上げる

⑦TTCフィロソフィーを基本にした行動の徹底

⑧安全管理の徹底

・メディック・ファースト・エイドの完全継続と実践での対応力を上げていく。

⑨情報共有のレベルアップを図る

・フロントノートの活用(短期から長期の情報共有)

・メモファイルによる緊急な情報、短期な情報また一時的な情報の共有を図る。

・月曜日から金曜日に行うブリーフィングで情報のスピード共有

・お客様チェックシート(全スタッフが記入する情報シート)

お客様の動向、クレーム、事故、怪我報告、感謝のお言葉等を記入し共有する

・ユーザーズボイス(お客様が直接書き込むメッセージメール)

お問合せ、要望、クレーム、サンキュウメールがあり、内容によって各セクショ

ン担当者と解決策を見出し対応していく。

・サービスエースのメモ欄(管理者側が顧客別に情報を落し込めるツール)

スタッフ全体で情報の共有ができ、常に情報のアップデートに努める

・見える化ボード

イベントの集客状況や TTC 全体の状況を毎日更新し、意識を高める

・イベントファイル

受付台帳とは別に要項を一元化する

⑫ウェルカムノート

体験レッスンを受けた際、あらかじめ欲しい情報を落とし込むシート

シート記入と体験後のフォロー管理を徹底し、入会率を上げていく。

【広報】

(1)基本方針

◇25年に亘る伝統と基盤の中で培ってきた TTCフィロソフィーの実現を追求し、TTC内

外に示すために効果的かつ統一的な広報活動を積極的に展開していく。

(2)活動方針

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◇集客力を高める

ホームページのリニューアルにより、体験申込に繋げる導線の充実が図られた。

今年度は、リスティング広告からの新規獲得に力を入れていく。

◇外部への発信力を高める

トーナメントやイベントのプレスリリースを実施するとともに、ホームページや

フェイスブックも適時更新し、TTCの活動とイベント開催等の情報発信を図る

◇ブランド・イメージを高める

地域連携への取組を強化するため、地域社会に対してTTCの存在を楽しい表情

や物事に取組む姿勢も含めて積極的にアピールしていく。

TTCが公益財団として社会に対する説明責任を果たすとともに、その成果を社

会に還元するため、情報公開・情報発信を積極的に推進する。

そのために、TTC内外からの要望を的確に把握し、より戦略的で迅速な広報体制

を整える。

◇情報の整理

25周年の節目の年となるが、30周年記念誌の発刊に向けて情報の整理をスタート

していく。

◇25周年を記念して関係者への感謝の会を計画

①賛助会員への感謝の会 ②ピーナッツ 40周年記念感謝会を開催する

(3)活動計画

◇TTC内への PR

①新規獲得キャンペーン(お友達紹介キャンペーン形式)

春(4~5月)と秋(9~10月)の 2回、キャンペーンを実施

②掲示板からのインフォメーション

・掲示版の掲示物に気を配り、また照明を改良して、より読みやすい掲示版を目指す。

③TTC スクール新聞を発行し、お客様の満足度とサービスを向上させていく。

新規キャンペーン時、かしわ国際オープンの PRと合わせて 3回の発行を予定。

④朝マルシェの開催

野菜の収穫時期に合わせ、年間4回(4,6,10,12)を予定する。お野菜カードを引き続

き配布し子供たちの食への関心を高めていく。サマースクールのカリキュラムに食

に関するレクチャーや花野井町会の協力のもと農業体験などの実施も検討していく。

⑤メインラウンジへのモニター設置

お客様にお楽しんで頂けるよう、運用・管理の仕方も含め9月末を目途にモニター設

置を検討していく。

◇TTC外への PR(集客・情報の発信)

①リスティング広告

春秋のキャンペーン期間を含む 4月~10月の期間で、効果的にリスティング広告

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を実施し、新規加入者の獲得をするとともに、データのブラッシュアップを図り

今後の効率化の礎とする。

②プレスリリース

かしわ国際オープンテニストーナメント、かしわスポーツフェスティバル、JWTA

MASTERS、各トーナメント結果について、適時プレスリリースを発信していく。

◇ホームページについて

①ホームページについては、適時情報をアップするとともに、ジュニアプログラム卒

業生の活躍を露出できるページを充実させ、新規獲得の一助にしていく。また、ス

ターティングプログラムのおはようキッズをはじめ、動画でのプログラム紹介を

実施していく。

フェイスブックについては順調にフォロワーがふえてきている。15年度は発信

する情報の種類にショップのギア情報を増やして実施していく。(おはようキッズ

情報・イベント・トーナメント・研修報告、イベント情報、パートナーズショップ

情報、社会貢献活動、イクイップメント・インプレッション、ショップ情報)

②スポンサーの露出

協賛メリットの一つとして、HPのスポンサーページを充実させ、協賛の一助と

していく。

③トーナメントエントリーシステムについて更に改良を加え、入金管理やお客様自

身がエントリーの確認をおこなえるように改良していく。

④バイリンガル化を下半期に実施していく。スターティングプログラムのおはよう

キッズなど、特徴的なプログラムを軸に、20周年記念誌より抜粋し制作していく。

⑤ホームページを操作できるスタッフを増やし、リスクマネージメントの強化を図

り、無駄を省く観点から効率的な運用体制となるようトレーニングしていく。

◇地域・協力団体との協調

かしわスポーツフェスティバルやかしわ国際オープンをはじめとする各種イベント

を通じて、柏市、柏商工会議所、柏市観光協会、スポンサー、花野井をはじめとす

る町会、各スポーツ団体やパートナーズショップ等の外部団体と協調しながら、

TTCの認知度とブランドイメージのアップを図っていく。

【主たる計画】

・4月 12日(日) チャリティーフェス~絆~2015

・5月 24日(日) 花野井町会ごみゼロ運動

・8月 2日(日) 花野井町会ふれあい祭り

・9月 23日(祝) かしわスポーツフェスティバル

◇社会貢献活動

職場体験を受け入れ実施するとともに、TTCを学びの場として活用頂けるよう小中

学校に提案していく。

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◇表情、姿勢、歌

楽しく笑顔がこぼれる練習内容となるよう工夫し年間のイベントに則した歌の練習

を実施し表情のトレーニングもおこなっていく。

また、14年度下半期から取り入れた、正しい姿勢を保つための筋力強化も含めて正

しい姿勢の確認について継続的に取り組んでいく。

◇TTCニュース

年 3回、6月・10月・1月に発行

◇情報の整理

30周年記念誌の発刊に向けて各種情報の整理をスタートしていく。20周年記念誌

でまとめた観点を軸に過去 5年間の活動について 9月末までに各セクション担当

者よりリポートを提出してもらいとりまとめていく。

◇理事会・評議員会の運営計画について

会の運営に協力し、議事録の作成をサポートする。

【企画】

(1)基本方針

フィロソフィーに基づき無駄を省き仕事の実用と能率化を図りつつ、訪れる人や

スタッフが快適に感じる施設の雰囲気づくりや施設維持に努めていく。

常に中長期的な視野で施設の安全性や効率的な運営を目指す。

(2)活動計画・活動指針

◇システムの維持管理

・1 年を通して安定したシステム稼働を目指し、セキュリティの見直しを推進していく。

・ソフト面に関してリニューアルされたホームページやサービスエースの改良等よリ

実用的で使い勝手の良いシステム作りを行う。

◇ウィンドウズ XP 問題への対応として、現在使用中の XP 機6台の入れ替えを計画し

セキュリティ上のリスクヘッジを行う。

◇サービスエースのデータの維持に務め、より TTC に適したシステム変更を進めていく。

特に顧客のデータ整備に関してはバージョンアップを視野に正確なデータ維持を図り

サービスの向上に繋げる。

(3)施策

◇回線に関して、NTT の B フレッツ終了に伴い早急にフレッツ光ネクストに切り替えて

いく。

◇前期からの継続事業

前期申請未使用分を計画。最終的に PC の運用は29台とする。

◇サービスエースの顧客カルテ機能の改良や、インジケーターのレベル情報など内容項

目などを調整し管理体制の水準を高める。

◇ピンポイントの顧客獲得や、レッスンの欠席連絡及びイベントの中止連絡など顧客サ

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ービスの充実に向けてホームページデータの活用やシステム変更の促進。

◇ジュニアトーナメントの WEB エントリーに関して、改良を加えてより一層の効率化

を図る。またホームページからエントリーされたデータの活用方法についてもテニス

部門と協議し有効活用を目指す。

◇コート管理の強化と徹底

①コート稼働率の推移(現在の実働時間 6:00~24:00で算出)

2012年(4月~11月) インドアコート 82.8% アウトドアコート 45% 全体 55.8%

2013年(4月~12月)インドアコート 84.4% アウトドアコート 45.3% 全体 56.5%

(雨天中止 5.2%)

2014年(4月~12月) インドアコート 84.5% アウトドアコート 46.7% 全体 57.5%

2015年(4月~12月) インドアコート稼働率目標 87.5%、 アウトドア 50%

目標達成までインドアコートで年/250時間、アウトドアコート年/293時間を現在

より稼働させれば達成可能となる。

☆コート稼働率アップの施策

インドアコート:稼働率が比較的低い水曜日の夜にイベント等の企画を計画する

など、イベント部門と連携していく。

平日の 4部(未稼働)の部分に関してもイベントの企画など活用を検討していく。

アウトドアコート:4回/年JOP大会の開催が許可された事で稼働率を上げていく。

②レンタルコート売上推移(4月 1日~3月 31日)

2012年 \2,720千円 (前年比74,7%)

2013年 \3,184千円 (前年比117%)

2014年 \2,700千円 (見込み)

2015年目標 \3,920千円 (※JOP大会分を含む)

※JOP大会ではフルエントリーで\89,856-/回×4回を見込む

③コート稼動率を上げる

・サービスエースのお知らせメッセージに、継続的に空きコート情報をアップする。

・サービスエース上のコート空き状況を、ホームページにリンクさせる事も含めて

少しでも多くの方に告知できる方法を模索して稼働率アップを目指す。

・団体・サークルへの案内はこちらから幹事へコート利用を促す。

イベント・トーナメント予備日特別料金の案内送付など積極的に連絡を取り

空きコートが出ないように留意する。

空きが出た際に即座に連絡出来る様にリストの作成。

・団体へはコーチが主催するイベントなども案内し、こちらから常に情報発信し続け

接点を増やす事を心がける。

◇経費の管理

月次管理の徹底と報告を行い、スタッフの意識向上に努める。

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具体的には月次の光熱費を掲示し認識してもらう。

○コピー

カラーは極力インクジェットプリンターを活用し、印刷機の併用を継続、ネットワ

ークを利用し印刷物軽減を促す。

○電話

毎年ほぼ同様の金額で推移しており、さらなる節減を目指し使用頻度の高いスタッ

フには『かけ放題』の携帯の導入を検討するなど常に新たな動きを注視していく。

○電気

エアコンの温度設定など注意を促し、夕方の見回りを継続し無駄を無くす。

デマンドメーターを活用し、ピーク時の抑制を図り、契約電力の変更を行う事で金

額を圧縮していく。消費電力の上限設定を変更(東電)し料金の圧縮を図る。

○消耗品

引続き無駄を省けるものは節約に取り組む。具体的には昨年度消耗品と処理された

物、購入する際は同等品でより安価なものを常に探したうえで発注する。

ボール等の消耗品に関しても月次で掲示して皆に認識しやすいようにする。

○水道光熱費

電気同様意識向上を促し、自動販売機はピークカット機能の継続。

見回りによる無駄のチェックの継続。

◇集客施策・計画

・レンタルコート利用者・イベント来場者など取引先、協賛企業等に対して、こまめ

に案内を送付するなど、できる限り接点を増やし来場していただく回数を増やして

いただける様に働きかける。

・紙コップの自動販売機を設置して、『こられんか』の閉店時間後に来場されたお客様

へのサービス改善に努める。

◇収入増強施策・計画

地元地域企業や協賛企業だけでなく、レンタルコート利用の団体等に対しても、か

しわ国際オープンのチケットの販売の案内を行うなど、先の集客と併せた収入増強

を図っていく。今までチケット購入の無い企業なども再度丁寧にご案内していく。

また協賛していただいた企業様の情報をスタッフが共有できるように 3 か月毎実績

を集計し情報開示に努める。

◇2015 年度イベントカレンダーの作成

イベントとコートの効率的な利用の為、またハイグレードのイベントについては、

スタッフ全員で取組めるようなスケジュールを目指し、一体感の醸成を図る。

◇イベント・プログラムの質向上

毎年行われるイベントの質を上げるべくイベント報告書を活用し次回以降の改善に

繋げていく。

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◇各種団体への募金活動目標 総額 300,000円

各イベント開催を通して理解を求め、社会還元及び地域への貢献活動を推進する。

① 公益財団法人 日本ユニセフ協会 (2015年度 60,000円)

■KAZUKO杯・JWTAマスターズ・年末時開催のTTCウェルフェア

② アーサーアッシュ・エイズ撲滅財団 (2015年度 70,000円)

■クリスマスミックスダブルス・KAZUKO杯・JWTAマスターズ・TTCウェルフェア

③ 財団法人 世界自然保護基金(WWF) (2015年度 70,000円)

■年末時のTTCウェルフェア

④ 乳癌撲滅啓蒙運動 (2015年度 10,000円)

■レディースチームテニストーナメント開催時

⑤ 千葉県テニス協会・ジュニア委員会ジュニア基金 (2015年度 100,000円)

■ピーナッツカップ柏ジュニアテニス選手権大会

【メンテナンス】

(1)基本方針

日々の小さな変化を見逃さず、安全・安心・清潔な施設維持を目指す。

(2)活動計画・活動指針

◇コート

2015年度大規模な改修工事は実施しない予定。

ただし 5月から 6 月頃にコートの計測は行い、地盤沈下による影響が出ていないか

注意深く日頃から観察することを励行していく。

2015年度以降は、2020年東京オリンピック・パラリンピックも視野に入れてコートの

改修を計画していく予定。

◇建物

・設備も含めて老朽化や不具合に注意を払い定期的な見回りを行い、必要に応じて業者

とも連携していく。特に昨年指摘された火災報知器やセンサー等の開業以来変更され

ていない機器に関しては適宜見直しをはかっていく予定。また館内の照明に関しての

LED 化など省エネと直結する部分は補助金の状況を確認しながら進めていく。

・第一駐車場の漏電に関して、業者と連携を取り大雨のたびに発生するトラブルを解消

していく。

・フロント横の照明を一部可動式に変更しショップの商品を見やすくすると同時に

スイッチをフロント照明と連動させ手洗いに行かれるお客様の足元を見やすくして顧

客サービスの向上につなげる。

◇その他

業者による館内清掃は年 2回の実施予定。

以上

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平成27年度 事業計画書

(2015年度)

公益財団法人 吉田記念テニス研修センター

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平成 27 年度 事業計画

目 次

Ⅰテニス部門

1.普及プログラム事業(公益目的事業1)

アダルト・ジュニア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

プロジェクト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

2.選手育成事業(公益目的事業2)

レベルアップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

フューチャーズ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

ハイパフォーマンス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

車いす・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

トーナメント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11

3.指導者育成事業(公益目的事業3)

研修・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

4.フィットネス・ケア事業(公益目的事業4)

フィットネス・ケア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14

5.プロショップ事業(収益事業1)

プロショップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

6.賛助会(Le Club TTC)事業(収益事業2)

賛助会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19

ヴォランティア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19

Le Club TTC・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21

Ⅱ管理部門

経理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23

フロント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23

広報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24

企画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27

メンテナンス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30