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旅客施設、周辺施設の利便性向上のための 交通ボランティア活用による公共交通活性化調査 (平成 21 年度公共交通活性化総合プログラム) 報 告 書 平成 22 3 国土交通省 神戸運輸監理部

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旅客施設、周辺施設の利便性向上のための

交通ボランティア活用による公共交通活性化調査

(平成 21年度公共交通活性化総合プログラム)

報 告 書

平成 22年 3月

国土交通省 神戸運輸監理部

「交通ボランティア活用による公共交通活性化調査委員会」

委員会名簿

(順不同・敬称略)

新田 保次 大阪大学大学院 工学研究科 教授(委員長)

糟谷 佐紀 神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 専任講師

大澤 親雄 西日本旅客鉄道株式会社 神戸駅長

小笠 博志 神戸高速鉄道株式会社 運輸部 営業課長

菅野 孝 神戸市交通局 営業推進課 主幹

山本 隆 神戸ハーバーランド株式会社 企画部長

近谷 嘉信 神戸地下街株式会社 企画販売促進部デュオこうべ販売促進課 係長

福田 雅人 神戸市 企画調整局企画調整部調整課 主査

加藤 栄 神戸運輸監理部 総務企画部 海事交通計画調整官

「交通ボランティア活用による公共交通活性化調査委員会」

作業部会名簿

(順不同・敬称略)

糟谷 佐紀 神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 専任講師(座長)

相良 二朗 神戸芸術工科大学 デザイン学部 教授

大澤 親雄 西日本旅客鉄道株式会社 神戸駅長

小笠 博志 神戸高速鉄道株式会社 運輸部 営業課長

菅野 孝 神戸市交通局 営業推進課 主幹

山本 隆 神戸ハーバーランド株式会社 企画部長

近谷 嘉信 神戸地下街株式会社 企画販売促進部デュオこうべ販売促進課 係長

福田 雅人 神戸市 企画調整局企画調整部調整課 主査

加藤 栄 神戸運輸監理部 総務企画部 海事交通計画調整官

目 次

Ⅰ.調査の概要····························································· 1

1.調査の目的··························································· 1

2.実施地域の移動環境 ··················································· 2

3.調査実施プロセス························································ 3

Ⅱ.調査実施結果··························································· 4

1.事前調査····························································· 4

2.交通ボランティア実践調査············································· 13

3.効果検証のための調査 ················································ 21

Ⅲ.今後に向けた考察 ······················································ 45

Ⅳ.参考資料······························································ 50

1.ボランティア募集チラシ ·············································· 50

2.ハーバーランドまちなか案内人実施告知ポスター·························· 52

3.まちなか案内人として来訪者にしていただきたいこと(ボランティア業務マニュアル) ··· 53

4.活動日誌(ボランティア参加者向け) ··································· 65

5.ご利用アンケート(ボランティア利用者向け) ··························· 66

6.活動アンケート(ボランティア参加者向け) ····························· 67

7.広報状況···························································· 69

1

Ⅰ.調査の概要

1.調査の目的

神戸駅・中突堤周辺地域は、鉄道・バス・海上交通の乗継地点であり、また、みなと

まち神戸の玄関口として観光で訪れる人や、周辺の商業施設の利用者も多い地域である。

しかし、これらの施設を結ぶ動線は地上階や地下街等を含めて複雑であり、また、その

方向を示す表示やバリアフリー状況も順次整備しつつある中では、利用者に対する乗

継・移動等についての利便性の向上が課題となっている。 これらの状況を踏まえ、本調査においては、神戸駅・中突堤周辺地域の利便性の向上

に向け、ボランティアによる人的サポート体制に着目し、市民ボランティアを募集した

上で利用者に対する乗継・移動支援に関する実証調査を実施し、その結果を関係者が共

有して、利用者への乗継・移動支援を連携・協力して効果的・継続的に展開するための

手法を導くことを目的とする。

2

2.実施地域の移動環境

実施地域である高速神戸駅、JR神戸駅、ハーバーランド駅から中突堤中央ターミナ

ル周辺では、鉄道・地下鉄・旅客船など複数の交通機関が各駅に結節し、阪神高速・国

道二号線が南北に縦断し、これらを地下街・道路・商業施設通路で結んでいる。

調査範囲の移動環境イメージは次のとおりである。

① JR神戸駅、国道2号・阪神高速による地上空間の分断

JR神戸駅と国道2号・阪神高速が並んで調査範囲を縦断

しており、地上空間が東西で分断されている。

② 複雑な移動空間における地上・地下の上下動

地上空間が分断された場所を移動するため、複雑な地下・地上 を上下に移動する必要が生じ、乗継・移動が分かりにくく なっている。

③ 複雑な構造をもつ、複数の管理者区分を移動

特にハーバーランド周辺において、複雑な構造をもつ複数の 管理者区分を移動する必要があり、東方面(海側)への道筋 が分かりにくくなっている。

これら3つの特徴により、調査範囲の移動環境は、利用者に対する乗継・移動支援の

重要性が高いといえる。また、わが国における高齢化社会の進展等により、高齢者の

増加が今後予想され、特に高齢者・身体障がい者向けの調査範囲における乗継・移動

支援の重要性は、買物客・観光客などあらゆる目的の利用者について、今後ますます

高まると予想される。

地下

地上

高速神戸駅

デュオこうべ(山の手)

デュオこうべ(浜の手)

JR神戸駅

国道2号・阪神高速

モザイク

キャナルガーデン

中突堤中央ターミナル

スロープ

西 東

神戸ハーバーランド

ハーバーランド駅

境界地点

調査範囲の移動環境イメージ(断面)

3

3.調査実施プロセス

・自治体・交通事業者・地域関係者への協力依頼、事前調整

・有識者への協力依頼

・10/9 先進事例ヒアリング調査の実施

・11/6 日刊海事通信に記事掲載

・11/10 日本海事新聞に記事掲載

・11/18 神戸新聞に記事掲載

・11/24 日刊海事通信に記事掲載

・11/28 観光経済新聞に記事掲載

・1/12 読売新聞・日本海事新聞に記事掲載

・1/19 神戸新聞に記事掲載

・1/21 ラジオ関西の放送番組にボランティア参加者出演

ボランティア実施

結果取りまとめ

11/9 第 1回委員会(調査計画、事前調査結果)

11/9 第 1回作業部会(ボランティア実施計画)

11/19~ ボランティア募集

1/7~ 事前告知

1/8,9 事前研修

1/14 ボランティア活動開始

1/24 ボランティア活動終了

2/8 意見交換会(ボランティア参加者、委員会関係者など)

2/25 第 2回委員会兼作業部会(報告書、活動記録)

4

Ⅱ.調査実施結果

1.事前調査

① 調査範囲における来街者の移動傾向

○流動量(終日)

・調査範囲の流動量は、JR神戸駅改札が 1 日約 3 万人ともっとも多く、次いでデュオこうべ・神戸ハーバーランドの境界地点が約 1.8万人と多い。

(断 面) 単位:千人

地下

地上

高速神戸駅

デュオこうべ(山の手)

デュオこうべ(浜の手)

JR神戸駅

国道2号・阪神高速

中突堤中央ターミナル

スロープ

西 東

神戸ハーバーランド

ハーバーランド駅

境界地点

29.12

6.32 6.49 15.42 17.8311.92

キャナルガーデン

モザイク

(各交通事業者、地域関係者提供データおよび 2007年度デュオこうべ流動調査をもとに作成)

5

○流動量(時間帯別):デュオこうべ

・主要出入口入場者の総数は、休日で 15時、平日は 12時・17時をピークとして増減している。

・JR側メイン入口は、休日・平日とも 12時頃をピークとして増減している。 ・ハーバーランド側入口は、休日・平日とも 17時頃をピークとして増減している。

時間帯別主要出入口入場者総数(曜日別)

(JR側メイン入口) (ハーバーランド側入口)

資料:2007年度デュオこうべ流動調査

6

② 調査範囲への来街傾向

○居住地

・デュオこうべ・神戸ハーバーランドとも、来街者の居住地は神戸市内が 70%以上を占めている。

・神戸ハーバーランドのデータによると、2007 年の来街者居住地割合は 1996 年と比較して、神戸市内が 10%以上増加している。

(デュオこうべ)

(神戸ハーバーランド)

○来街頻度

・月一回程度以下の来街者が、デュオこうべの約 35%、神戸ハーバーランドの約 50%を占めている。

(デュオこうべ) (神戸ハーバーランド)

資料:2007年度デュオこうべ来街者調査

資料:2007年度神戸ハーバーランド来街者調査

資料:2007年度デュオこうべ来街者調査 資料:2007年度神戸ハーバーランド来街者調査

7

○降車駅

・デュオこうべ来街者の約 70%が、最終交通手段として電車を利用しており、うち45%がJR神戸駅、35%が高速神戸駅、13%がハーバーランド駅を利用している。

・神戸ハーバーランド来街者の約 50%がJR神戸駅、約 20%が高速神戸駅、約 15%がハーバーランド駅を利用している。

(デュオこうべ)

最終交通手段 利用した駅

(神戸ハーバーランド)

資料:2007年度デュオこうべ来街者調査

資料:2007年度神戸ハーバーランド来街者調査

8

○訪問施設・来街目的

・デュオこうべ来街者の平日で 50%以上、休日で 75%以上が、デュオこうべ・神戸ハーバーランドを目的地としている。

・神戸ハーバーランド来街者の約 70%が買い物、約 25%が食事を来街目的としている。

(デュオこうべ 来街目的)

(神戸ハーバーランド 来街目的) (神戸ハーバーランド 訪問施設)

資料:2007年度デュオこうべ来街者調査

資料:2007年度神戸ハーバーランド来街者調査

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③ 調査範囲の設備に関する満足度

○案内表示の分かりやすさ(デュオこうべ)

・デュオこうべ来街者の約 50%が、案内表示の分かりやすさに対して「非常に不満」あるいは「やや不満」と回答している。

※2009年度に案内表示の再整備が実施されており、分かりやすさについては改善されていると

考えられる。 ○エスカレーター・エレベーターの利用しやすさ(デュオこうべ)

・デュオこうべ来街者の約 60%が、エスカレーター・エレベーターの利用しやすさに対して「非常に不満」あるいは「やや不満」と回答している。

○インフォメーションの整備(デュオこうべ)

・デュオこうべ来街者の約 35%が、インフォメーションの整備に対して「非常に不満」あるいは「やや不満」と回答している。

(神戸ハーバーランド来街者調査では、本調査に関連する満足度の項目がなかったため掲載せず)

資料:2007年度デュオこうべ来街者調査

資料:2007年度デュオこうべ来街者調査

資料:2007年度デュオこうべ来街者調査

10

④先進事例ヒアリング調査結果(大阪市交通局サービスマネージャー)

日時: 2009 年 10 月 9 日(金) 13:00-14:30

場所: 地下鉄心斎橋駅サービスマネージャー事務所

■サービスマネージャーの業務目的・業務内容についてお聞かせください。

○業務目的

・世界陸上の開催をきっかけとして、平成 19 年 3 月から実施している。

・近年、お客様の国際化などに伴い、ニーズも多様化している。また、機械の高度

化・カードの多様化などにより利便性が向上している反面、従来の設備に慣れ親

しんだ高齢者にとってはかえって使いにくくなっている。

・これらの状況を踏まえ、交通局および周辺の各種施設が誰にでも使いやすくなる

ことを目的としている。

○業務内容

・専門職員自らが、お困りのお客様にお声掛けをするというスタンスで、案内業務

を実施している。

・利用客が多い時間帯は券売機付近を中心とした案内業務を行い、比較的空いた時

間帯は周辺を巡回している。

・案内内容は、行先・料金関係が最も多いが、駅周辺施設の案内も多い。

・交通案内に限らずあらゆるご質問にお答えできるよう知識を向上させている。

・装備としての資料・機材は持っているものの、サービスマネージャーの業務マニ

ュアルは作成していない。状況に応じて必要と感じたことを自分で判断して案内

などの業務を行っている。

■サービスマネージャーの標準装備についてお聞かせください。

・交通案内・施設案内用資料ファイル(A4約 100 枚※)

※案内用ファイルの資料タイプ:

乗り換え路線図(4ヶ国・各社版)、コインロッカーの鍵の写真・番号・位置一覧

市内割引施設一覧、大阪市交通局の販売券一覧、主な駅への所要時間(他社線含

む)有馬・京都への行き方、各種施設の地図・行き方(高速バスのりば、映画館、

ホテル・ユースホステル、旅行代理店、専門学校、公園、博物館・美術館、寺社、

官公庁・区役所、フェリー、551 蓬莱の店舗、領事館、銀行、ハローワーク、献血、

撤去自転車保管場所、コンビニエンスストア)など。行き方は出口と、出口から

の方向も記載。

11

☆ウェブサイトから周辺地図をプリントアウトして手渡し資料を準備している。

☆お勧めの店は自分で行ってみて判断し、値段の目安も記載している。

・PHS(全員が相互に持って、手持ち資料で分からない場合は連絡する。それで

も分からない場合は 104 で問い合わせ)

・市内地図

■サービスマネージャーの配置要員についてお聞かせください。

○どのような方でしょうか?(年齢・性別・雇用形態・職歴など)

・男性交通局職員:17 名 助役 39~48 歳

・女性交通局職員:3名 車掌 35 歳・駅務職員 24・27 歳

・女性派遣職員 :11 名 24~39 歳 ※

※基本的に2名1チームで配置している。(駅ごとに配置チーム数は異なる)

※女性派遣社員は外国語対応を目的として採用。11 月からは外国語対応を交通局職

員で実施する予定。

※現場スタッフで対応できない外国語については、PHSで国際交流センターに連

絡して協力してもらっている。

○どのようなスキルが必要とお考えですか?

・全員共通:接客・接遇のプロ意識

・交通局職員:乗車券等の専門知識

・派遣職員 :高度な語学力

○配置にあたりどのような研修を実施されましたか?

・接客接遇研修(全員がJALアカデミーのサービス研修を受講し、サービス介助

士(お年寄りや体の不自由な人に対する「おもてなしの心」と「介助技術」を身につ

けるための資格)を取得。語学研修も実施)

・他業種の視察

・配置 6 駅(梅田駅、なんば駅、新大阪駅、東梅田駅、心斎橋駅、天王寺駅)の周

辺地理

・大阪周辺観光施設の詳細(休憩時間等を活用して、何度も現場を歩いている)

・乗車券関係(派遣職員のみ)

・OJT

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■乗換・移動支援を交通ボランティアが実施するにあたり、サービスマネージャーの

業務内容のうち対応可能と思われる支援内容について、ご意見をお聞かせください。

・交通ボランティアの案内業務ついては、最低限必要とされる、周辺施設への案内

に絞ってはどうか。周辺地図と、最寄り出口・行き方・電話番号・営業日・営業

時間が記載されたリストを準備すれば多くのニーズに対応できるのではないか。

・やること(周辺施設の案内)と、やってはいけないこと(相手に触れない、背後

から声を掛けない、座りこまない、必要なく配置場所を離れない など)をまと

めた、心得集のような資料を準備すればよいのではないか。

・乗り換え情報・切符の買い方の案内については、各交通事業者に事前に連絡をし

て受け渡しができるようにしておくべきだろう。

・ある程度スキルを持っているボランティアの場合は、目の不自由な方や車いすを

利用されている方を、目的地周辺までお連れしてもよいのではないか。

■その他

・「切符を買い、電車に乗り、降りる」という、交通事業者としての普通のサービス

に、プラスアルファしたサービス(迷いの解消)を提供することで、「期待以上の

ことをしてもらっている」と喜ばれることが多い。

・実施にあたりJR東日本の案内専門巡回員「駅の歩くナビゲーター」や東京メト

ロの事例を参考とした。

・南海電鉄が難波駅2階改札前に案内専門職員の女性を一名配置している。導入に

当たってはサービスマネージャーの状況を見に来ていたが、実際には自ら声掛け

するのではなく声を掛けられるのを待って案内しているようだ。

・サービスに終わりはない。目的地まで連れていくことを要求される場合など、ど

のような要求を案内サービスの範囲外として断るか、判断が重要となってくる。

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2.交通ボランティア実践調査

(1)交通ボランティア実施計画の策定

作業部会における検討により、交通ボランティア実施計画を以下のとおり策定した。

①名称

ハーバーランドまちなか案内人

②実施スケジュール

2010年 1月 14日(木)、15日(金)、20日(水)、21日(木)、22日(金)、 23日(土)、24日(日)

各日 10:00~17:30(午前シフト 9:30~14:00、午後シフト 13:30~18:00)

③配置場所

・高速神戸駅改札付近

・JR神戸駅改札付近

・ハーバーランド駅改札付近

・デュオこうべ・神戸ハーバーランド境界地点

・カルメニ

・キャナルガーデン

高速神戸駅

JR神戸駅

キャナルガーデン

ハーバーランド駅

デュオこうべ・神戸ハーバーランド境界地点

カルメニ

調査範囲における配置場所の位置関係

14

④交通ボランティアの活動内容

・行先案内: 配置場所付近で、来街者に対して、駅周辺の目的地までの道のりを

周辺地図などで説明する。 ・荷物運び支援:配置場所付近で、手荷物を持った高齢者などに対して、荷物を運ぶ

支援を行う。 ・乗継支援: 駅改札の配置場所付近で、他駅への乗継をしようとしている方に対

して、道のりを周辺地図などで説明する。 ・移動介助: 配置場所付近で、高齢者や身体の不自由な方に対して、車いす等に

より移動の支援を行う。(過去に介助経験のあるボランティアを中心

に対応)

(切符購入支援について)

神戸ハーバーランド地区は、鉄道会社3社が平行して運行しており、時間・目的に

より行き方が違って複雑であるため、作業部会での検討の結果、トラブル防止の点か

ら実施しなかった。

15

(2)交通ボランティアの実施準備

①交通ボランティアの募集

以下のとおり、交通ボランティアの募集を実施した。

・期間: 2009年 11月 19日(木)~12月 11日(金) ・手段: チラシ配布、神戸運輸監理部ホームページ掲示 など ・チラシ送付先:明石工業高等専門学校、関西大学工学部建築学科、

NPO法人KOBE観光ガイドボランティア、神戸空港ターミナル、 神戸市シルバーカレッジ、神戸市中央区社会福祉協議会、 神戸市都市計画総局、(財)神戸市都市整備公社、 神戸市保健福祉局、神戸夙川学院大学、神戸大学発達科学部、 神戸大学工学部建築学科、神戸 TOHの会、 神戸婦人大学、株式会社コンチェルト、タウンガイド神戸24、 兵庫医療大学、兵庫県社会福祉協議会(五十音順) ほか 調査委員各社など

・待遇など: ユニフォーム支給 活動報酬は無償。交通費・食事費として 1日 2,000円を支給。 ボランティア保険加入(費用は事務局負担) ・応募人数: 38名

ボランティア募集チラシ

16

②配置スケジュール

ボランティアの参加申込時の活動希望日により、配置スケジュールを以下のとお

り決定した。

日付 曜日 高速神戸駅 JR神戸駅 HBL駅 境界地点 カルメニ キャナル

1月14日 木 ○ ○ ○ ○

1月15日 金 ○ ○ ○ ○

1月20日 水 ○ ○ ○ ○

1月21日 木 ○ ○ ○ ○

1月22日 金 ○ ○ ○ ○

1月23日 土 ○ ○ ○ ○ ○

1月24日 日 ○ ○ ○ ○ ○

③ユニフォーム等の企画制作

交通ボランティア実施時に、来訪者に実施中であることを明示するため、関連グ

ッズとしてブルゾン、のぼり、横断幕、実施告知ポスターを以下のとおり制作した。

ブルゾン

のぼり

17

④交通ボランティアの事前研修

ボランティア参加者向け事前研修会を以下のとおり開催し、ボランティアの任命と

ともに、実施当日に向けた講義・現場確認などを行った。

・日時:2010年 1月 8日(金)・9日(土)14:00~16:30 ・場所:神戸ハーバーランドセンタービルB1会議室

・対象:交通ボランティア参加者

・内容:ハーバーランドまちなか案内人について(事務局)

まちなか案内人の任命・配置シフト発表

行先案内の基礎知識

(潮崎孝代氏 神戸市総合インフォメーションセンター・センター長)

障がい者接遇の基礎知識

(野見朋子氏 NPO法人ウィズアス コーディネーター)

配置場所および周辺ルートの現地見学

横断幕

実施告知ポスター

事前研修会実施風景

18

(3)交通ボランティアの実践

①事前告知

2010年 1月 7日より前掲の実施告知ポスターを調査委員会各社の駅・施設周辺に掲示し、交通ボランティア実施を実施一週間前から告知した。

②交通ボランティア実施

前掲の実施・配置スケジュールにもとづき、ボランティアを一地点あたり2~3

名配置し、交通ボランティアを実施した。

高速神戸駅 JR神戸駅

ハーバーランド駅 デュオこうべ・神戸ハーバーランド境界地点

カルメニ キャナルガーデン

19

③交通ボランティアの案内資料

地図を活用した案内を行いつつ、地図だけが必要な利用者に対しては配布できるよ

うに、主要な行先案内資料として、既存のハーバーランド周辺地図の日本語版と外国

語版を用意した。 その他案内用資料として、神戸ハーバーランド周辺の各商業施設などのフロアガイド

や、神戸観光ガイドマップ、港・市街地観光ガイドマップ、神戸ユニバーサルツーリズ

ムガイドブック、神戸ユニバーサルツーリズムガイドブック・点字版、ペン・メモ用紙

(筆談用)を用意した。

(商業施設フロアガイド)

英語

中国語簡体字 中国語繁体字

韓国語

デュオこうべ ファミリオ プロメナ ハレ、キャナルガーデン モザイク

ハーバーランド周辺ガイドマップ

20

④アンケートの実施

交通ボランティア利用者、ボランティア参加者を対象に以下のとおりアンケートを実

施し、交通ボランティア実施結果を把握するとともに、今後のあり方を検討するための

意見を集約した。(アンケート用紙はⅣ.参考資料を参照)

対象 名称 内容

交通ボランティア

利用者

ハーバーランドまちなか案内人

ご利用アンケート

・利用した日・時間・場所

・利用した感想 など

ハーバーランドまちなか案内人

活動日誌

・活動日・時間・場所ごとの活動件数

・活動中に困ったこと など

ボランティア参加者

ハーバーランドまちなか案内人

活動アンケート

・ボランティアを知ったきっかけ

・研修の感想

・参加した感想 など

⑤交通ボランティアの安全管理

ボランティア参加者全員を対象に、ボランティア活動保険(兵庫県社会福祉協議会

「兵庫県ボランティア・市民活動災害共済」)に加入し、費用は事務局で負担した。

21

3.効果検証のための調査

(1)活動状況(活動日誌より)

ボランティア参加者による活動日誌内容をもとに、活動状況を整理する。

■実施日別案内件数

・平日が 200件前後で、休日が 400件近い。 ・1/23(土)が 384件と最も多い。 ・案内内容別の件数は、行先案内と地図のみ配布がほとんどを占めている。

14(木) (4地点)

15(金) (4地点)

20(水)(4地点)

21(木)(4地点)

22(金) (4地点)

23(土)(5地点)

24(日) (5地点)

総計

合計 192 215 254 228 257 384 357 1,887

行先案内 146 163 180 172 153 261 236 1,311

地図のみ配布 45 48 72 55 104 123 119 566

移動介助 0 4 2 1 0 0 2 9

荷物運び 1 0 0 0 0 0 0 1

192215

254228

257

384357

146163

180 172153

261236

45 4872

55

104123 119

0

100

200

300

400

500

14日(4地点)

15日(4地点)

20日(4地点)

21日(4地点)

22日(4地点)

23日(5地点)

24日(5地点)

(日毎)

(件数)

合計

行先案内

地図のみ配布

移動支援

荷物運び

移動介助

22

■地点別一日あたり案内件数

・JR 神戸駅とデュオこうべ・神戸ハーバーランド境界地点が 90 件以上と多く、高

速神戸駅・ハーバーランド駅・カルメニ・キャナルガーデンは 25~45件と上位 2地点の半分以下となっている。

・案内内容別では、地図のみ配布の件数は JR 神戸駅で 37.4 件と最も多く、地図のみ配布を含まない行先案内の件数は境界地点が 75.3件と最も多い。

JR神戸駅 高速神戸駅

ハーバー ランド駅

デュオこうべ・

神戸ハーバーランド

境界地点 カルメニ

キャナル ガーデン

合計 105.2 37.0 25.5 92.7 28.3 45.5

行先案内 66.9 30.0 18.0 75.3 16.0 28.8

地図のみ配布 37.4 7.0 7.5 17.3 12.2 16.5

移動介助 0.9 0.0 0.0 0.1 0.0 0.3

荷物運び 0.0 0.0 0.0 0.0 0.2 0.0

45.5

28.3

92.7

25.5

37.0

105.2

28.8

16.0

75.3

18.0

30.0

66.9

16.5

12.2

17.3

7.57.0

37.4

0

20

40

60

80

100

120

JR神戸駅 高速神戸駅 ハーバーランド駅 デュオこうべ・神戸ハーバーランド境界地点

カルメニ キャナルガーデン

(地点名)

(件数) 合計

行先案内

地図のみ配布

移動介助

荷物運び

23

■時間帯別案内件数

・10:00~12:00と 14:00~16:00が 600件前後と多く、12:00~14:00と 16:00~17:30

はそれぞれ 400件・200件程度となっている。 ・案内内容別では、10:00~12:00が行先案内 453件、地図のみ配布 215件と最も多

い。

10:00~12:00 12:00~14:00 14:00~16:00 16:00~17:30

合計 669 402 594 222

行先案内 453 294 415 149

地図のみ配布 215 108 171 72

移動介助 1 0 7 1

荷物運び 0 0 1 0

669

402

594

222

453

294

415

149

215

108

171

72

0

100

200

300

400

500

600

700

10:00~12:00 12:00~14:00 14:00~16:00 16:00~17:30

(時間帯)

(件数)合計

行先案内

地図のみ配布

移動介助

荷物運び

24

(2)ボランティア利用者動向

ボランティア利用者から回収したアンケート結果をもとに、ボランティア利用者動向

を整理する。

Q1 利用した日

・23日(土)が最も多く、24.9%を占めている。 ・利用者アンケートは任意による郵送を含む回収のため、実際の利用者数とは必ず

しも一致していない。 Q2 利用した時間

・10:00~12:00 が 36.7%、12:00~14:00 が 27.5%、14:00~16:00 が 26.2%と、16時までで 90%を占めている。

・実際の活動時間は 17:30までのため、選択肢と 30分のずれがある。

(%)全体

229 100.014日(木)

42 18.315日(金)

30 13.120日(水)

26 11.421日(木)

43 18.822日(金)

18 7.923日(土)

57 24.924日(日)

13 5.7無回答

0 0.0

18.3

13.1

11.4

18.8

7.9

24.9

5.7

0

0 5 10 15 20 25 30

14日(木)

15日(金)

20日(水)

21日(木)

22日(金)

23日(土)

24日(日)

無回答

N=229

10:00~12:0036.7%

12:00~14:0027.5%

14:00~16:0026.2%

無回答0.9%16:00~18:00

8.7%

N=229

(%)全体

229 100.010:00~12:00

84 36.712:00~14:00

63 27.514:00~16:00

60 26.216:00~18:00

20 8.7無回答

2 0.9

25

Q3 利用した場所

・JR神戸駅がもっとも多く、41.9%を占めている。 ・高速神戸駅が 23.6%、デュオこうべ・神戸ハーバーランド境界地点が 20.5%と次

いで多い。 Q4 利用した内容

・行先案内が 90.8%と、無回答を除くとほとんど全てを占めている。

41.9

23.6

10.5

20.5

0

3.1

0.4

0 10 20 30 40 50

JR神戸駅

高速神戸駅

ハーバーランド駅

デュオこうべ・神戸ハーバーランド境界地点

カルメニ

キャナルガーデン

無回答

N=229

(%)全体

229 100.0JR神戸駅

96 41.9高速神戸駅

54 23.6ハーバーランド駅

24 10.5デュオこうべ・神戸ハーバーランド境界地点 47 20.5カルメニ

0 0.0キャナルガーデン

7 3.1無回答

1 0.4

(%)全体

229 100.0行先案内

208 90.8荷物運び

2 0.9移動支援

3 1.3無回答

16 7.0

無回答7.0%

移動支援1.3%

荷物運び0.9%

行先案内90.8%

N=229

26

Q5 利用した感想

・「とてもよかった」が 61.6%、「まあまあよかった」が 8.3%と、無回答を除くとほとんど全てが肯定的に評価している。

Q6 今後も「ハーバーランドまちなか案内人」のような活動があればよいと思うか

・「はい」が 69.9%と、無回答を除くとほとんど全てを占めている。

(%)全体

229 100.0とてもよかった

141 61.6まあまあよかった

19 8.3あまりよくなかった

1 0.4よくなかった

0 0.0無回答

68 29.7

無回答29.7%

あまりよくなかった0.4%

まあまあよかった8.3%

とてもよかった61.6%

N=229

(%)全体

229 100.0はい

160 69.9いいえ

0 0.0わからない

2 0.9無回答

67 29.3はい69.9%

わからない0.9%

無回答29.3%

N=229

27

Q7 その他自由意見

(感謝・感想)

・久し振りに来て良かった。 ・何回来ても必ず迷います。案内人の方がいてくれたら助かります。地図だけではわかりません。 ・具体的な案内方法がむずかしい。 ・ハーバーランドの案内所の場所がわかりにくい。 ・このような案内、常時あれば助かる。 ・寒い中ご苦労様でした。ていねいに案内いただきました。黄色のジャンパーも分かりやすかっ

たです。 ・とても感じよく教えて下さいました。 ・東京から来たので、非常に助かった。 ・とても丁寧に対応していただき、ありがとうございました。 ・目的地までの途中目印を的確に教えて貰え、助かりました。 ・希望地の見える処まで案内していただき、とてもうれしかったです。 ・非常に感じが良かった。今後の活動に期待します。 ・親切に案内して頂き、うれしかったです。 ・とても温かい人達で、時間があれば話もしてみたいです。寒いのに人の為にと言う気持ちに頭が

下がります。本当にご苦労様です。色々な町にあればいいですね。 ・昔の交番のようで有難い。 ・青いポスト、御案内通り見つかりました。どうもありがとうございました。 ・市バスターミナルまでありがとうございました。 ・TV4チャンネルで、夕方ロザンの宇治原と菅ちゃんが道案内している(「ちちんぷいぷい」内コーナー“ロザンの道案内しよッ!”)が、自分で体験して本当に良かった。 ・ありがとう。(4)

(改善に向けた要望など)

・モザイクへ行く方法でも、戸外・戸内とありますが、両方教えて欲しかったです。(今回は屋外

でした)皆様とても親切でした。 ・大変親切な言葉による案内をしていただいたが、出来れば広域なハーバーランドの配置図があれ

ば尚よし。 ・出口の番号を教えて下さいましたが、その番号の表示が解りにくい。

28

Q8 回答者属性

○性別

・男性が 45.9%、女性が 51.5%と大きな偏りはない。 ○年齢

・50~60代が 39.7%と最も多く、次いで 30~40代が 30.1%と、30~60代で全体の70%近くを占める。

○居住地

・神戸市内が 28.8%と最も多く、兵庫県内が 17.5%、近畿地方が 8.3%と次いで多い。

男性45.9%

女性51.5%

無回答2.6%

N=229

(%)全体

229 100.0男性

105 45.9女性

118 51.5無回答

6 2.6

(%)全体

229 100.010~20代

24 10.530~40代

69 30.150~60代

91 39.770歳以上

34 14.8無回答

11 4.8

70歳以上14.8%

無回答4.8%

50~60代39.7%

30~40代30.1%

10~20代10.5%

N=229

その他16.2%

無回答29.3%

近畿地方8.3%

兵庫県内17.5%

神戸市内28.8%

N=229

(%)全体

229 100.0神戸市内

66 28.8兵庫県内

40 17.5近畿地方

19 8.3その他

37 16.2無回答

67 29.3

29

(3)ボランティア参加者活動動向

ボランティア参加者からの活動アンケート結果をもとに、ボランティア参加者活動動

向を整理する。 Q1 「ハーバーランドまちなか案内人」を知ったきっかけ(複数回答)

・「友人・知人の紹介」が 51.5%と最も多く、「その他」にも同様の回答が多い。 ・ボランティア参加者には、個人的なつながりや神戸市が実施する講座など、比較的

絞り込んだ場で得た情報により、応募した方が多いことが分かる。

(%)全体

33 100.0ハーバーランドまちなか案内人募集チラシ 4 12.1新聞記事

1 3.0インターネット・ホームページ

2 6.1友人・知人の紹介

17 51.5その他

9 27.3無回答

0 0.0

(その他)

・神戸市都市計画総局UDの担当者 ・神戸婦人大学(2) ・JR神戸駅 ・学生プロジェクトでの紹介 ・まちづくり会館 ・三宮インフォメーションの知人(サンチカ) ・シルバーカレッジ内、掲示 ・大学の先生 ・大学のサークル(2)

12.1

3.0

51.5

27.3

0.0

6.1

0 10 20 30 40 50 60

ハーバーランドまちなか案内人募集チラシ

新聞記事

インターネット・ホームページ

友人・知人の紹介

その他

無回答

N=33

30

Q2 事前研修で役に立ったと感じたもの

・「行先案内の基礎知識」が 51.5%と最も多い。 ・「ハーバーランドまちなか案内人について」が 42.4%と次いで多い。 Q3 事前研修にあったらよいと思う研修

(%)全体

33 100.0ハーバーランドまちなか案内人について 14 42.4行先案内の基礎知識

17 51.5障がい者接遇の基礎知識

11 33.3案内ルートの現地見学

8 24.2無回答

9 27.3

42.4

51.5

33.3

24.2

27.3

0 10 20 30 40 50 60

ハーバーランドまちなか案内人について

行先案内の基礎知識

障がい者接遇の基礎知識

案内ルートの現地見学

無回答

N=33

(研修の内容・方法)

・事前研修をもっと詳しく、実地確認も含めてやってほしい。 ・資料での説明ではなく、パワーポイントや動画を使っての説明があればよかったと思います。 ・実演(実際にどのように案内しているか)があると、学生さんなどにはいいかも。 ・主な店、施設の説明。 ・現地視察ができればよかった。 ・周辺の名所等の学習。 ・ルートの見学。(分かりにくい場所など) ・1~2日目は案内出来ないポイントもありました。研修時にエレベーター、エスカレーター等の

利用が多い場所での実地研修があればよかったと思われます。 ・案内ルートの現地見学を詳細に研修要。 ・事前に観光スポットなどを駅から目的地まで下見をし、近道となるルートを自分なりに見つけ出

す時間があればよかった。 ・当日のみ参加だったので、研修を受けたほうがよかったと感じた。活動の仕方とか、周辺のこと

がわからなかった。コンビニや自動販売機の位置とかも聞かれたが分からなかった。 (必要と感じた情報・資料)

・ホテル送迎バスの発着場所時刻。 ・施設の一覧表があれば便利だったかも。 ・店名が書いてあるパンフレットがほしい。(駅以外での) ・施設(電車、モザイク)などのアクセスはもちろん、どのようなお店があるかを知る必要がある

と思いました。「インターネットカフェ」や「ミスタードーナツ」など具体的な場所を聞かれても、

返答に困ったため。 ・ハーバーランド周辺の案内地図、銀行、全ATM場所等。 ・地図には載っていない固有の建物。(例えば銀行、ホテル、タクシー乗場等)

31

Q4 1シフトの活動時間の長さ

・「適当」が 84.8%と最も多い。 ・「長かった」が 15.2%と次いで多く、平均 3.3時間を適当な長さと考えている。 Q5 1シフト1箇所あたりの配置人数

・「適当」が 87.9%と最も多い。 ・「少ないと感じた」が 12.1%と次いで多く、平均 3.0人を適当な人数と考えている。

Q6 ハーバーランドまちなか案内人の活動業務範囲

・「適当」が 87.9%と 90%近くを占める。

(%)全体

33 100.0長かった

5 15.2適当

28 84.8短かった

0 0.0無回答

0 0.0

長かった15.2%

適当84.8%

N=33

(%)全体

33 100.0多いと感じた

0 0.0適当

29 87.9少ないと感じた

4 12.1無回答

0 0.0

少ないと感じた12.1%

適当87.9%

N=33

(%)全体

33 100.0適当

29 87.9適当でない

3 9.1無回答

1 3.0

適当87.9%

適当でない9.1%

N=33

「長かった」回答者の適当な長さ(平均)

=3.3時間

「少ないと感じた」回答者の適当な人数(平均)

=3.0人

(「適当でない」回答者が考える活動業務範囲)

・移動支援や荷物運びは実際には無かった。行先案内に限る。 ・ファミリオ地上出口にもう1ヶ所。

32

Q7 改善が必要な点、問題点

(配置場所・人数・設備)

・場所はもっと限定されても良いのではないかと思った。人の多い場所(分かりやすい場所)

だけで今は十分な気がする。 ・JRを中心に案内を行っていけば良い。高速神戸、ハーバーランド駅は不要。(3) ・案内人が 2人だと難しい。 ・配置人数が 2人だと、1人が休憩に出ているときや道案内で離れるときに困る。 ・キャナルガーデンは東の端ではない方がよかったのではないか。 ・活動場所(通路上)ではなく、ブース等の設置。

(案内方法)

・アジア系が多かったので、のぼり等には英語、韓国語を併記すべき。 ・まちなか案内人の看板(?)に外国語表記があれば、外国人の方にも利用しやすく分かりや

すいと思います。 ・できるだけ、目的地又は近くまで、一緒になって送って行ったほうがよい。 ・座っているだけでなく、常に立ち、歩行者に声をかけ資料、地図を渡したほうがよい。

(実施時期)

・実施する季節を変更した方がいいと思います。 ・季節的に寒い時期のため寒さ対策が必要であった。 ・場所が少し寒かった。

(情報共有)

・イベント等を事前にメンバーにレクチャーするかホワイトボードで連絡するとよい。 ・いろいろ聞かれるのでQ&A集がほしい。 ・説明しづらい所の模範案内例などがほしかった。(産業振興センターなど) ・銀行・ATMの場所をよく尋ねられるので、周辺の金融機関一覧のようなものがあれば、便利かと思います。 ・ホテルのバス・シティーループバスなど、知っておかねばならないことが多かった。 ・毎日どの様な問い合わせがあったか記録に残し(行き先だけで良し)あとの人の参考にする

必要あり。

(その他)

・神戸の知識をもっと深める必要があると感じた。(2) ・案内人と聞いていたので、神戸の町に関する説明をするのかと思っており、ほとんどは道案

内でした。ですが、私自身そんなに知らず、もっと勉強が必要だと思いました。地図や標示

が見にくく、説明が難しかったのも難点だと思いました。 ・ハーバーランド以外の場所も調査する必要があると思う。

33

Q8 参加してよかった点

(利用者とのふれあい)

・色々な方にご案内が出来た。神戸に来られる方々が何を求めているかということが少し感じ

られたこと。地元にて少し人々の役に立てた。 ・JR神戸駅では、他府県からお越しの方が多くおられた。そういう方々と交流を持てたのが

楽しかった。 ・ご案内した方から感謝の言葉が戴けて、嬉しかった。 ・色んな人と話が出来た。 ・少しでも人の役に立てたかと思う。 ・お客さんがありがとうと言って喜ぶ感謝の言葉に感動した。 ・案内した人が、帰りに「わかりました。ありがとう。」と言ってくれたこと。 ・いろんな方と出会い、お話できたこと。 ・観光客の人はほとんどおらず、地元(でも、神戸付近を知らない人)が何に興味を持ち、何

を必要としているのかが少し分かった気がした。 ・道に迷って困っている人を少しでも助けることができてよかったです。 ・人が楽しめるお手伝いができるのは良いことだと思った。せっかく遊びに来た人が、場所が

分からなくって時間を取ることになってしまったら楽しめない。 ・色々な人と交流できた。 ・人との出会い、案内することで楽しさがわいた。 ・色んな人々と触れ合うことができ、今後の為に役立つものを得られた。

(新しい発見や、知識の獲得)

・街の魅力を再発見した。 ・もっと神戸について知りたいなと思いました。 ・まちなかの様子が分かった。 ・ハーバーランドのことを知ることができて、前よりも詳しくなれたこと。 ・ハーバーランド内のことが前より分かった。 ・神戸駅の道路(道順)が分かりかけた。 ・自分自身も、ハーバーランドの配置について知れたこと。 ・ボランティアの大切さが分かった。 ・どんなことを人から聞かれるのかよく分かった。 ・ハーバーランドの知らない部分も知ることができ、お客さんとの会話がとても自分にとって

ためになった。 ・神戸の観光名所(場所)などを改めて勉強できる機会でした。 ・新たなルートを発見できた。 ・地理に多少詳しくなった。 ・まだ知らない所を知ることが出来た。 ・通行されているいろいろな方を観察できた。 ・自分も知らなかった所が分かり良かった。 ・ハーバーランドの中が覚えられた。 ・神戸に詳しくなった。 ・知らなかった場所が確認出来た事。 ・神戸に少し詳しくなれたこと。 (他のボランティアとのふれあい)

・ボランティア仲間が増えた。 ・同じボランティア仲間とお話できたこと。 ・地元の方のお話が聞けたこと。(ボランティア同士の交流) ・たくさんの人と交流できた。(2)

34

Q9 ハーバーランドまちなか案内人は今後も必要か

・「はい」が 84.8%と最も多い。

(%)全体

33 100.0はい

28 84.8いいえ

2 6.1わからない

3 9.1無回答

0 0.0 はい84.8%

いいえ6.1%

わからない9.1%

N=33

(必要と思う理由)

>構造・表示が分かりにくい

・ハーバーランドは地形が複雑だから。 ・目的地の表示が複雑で女性や高齢者の買い物客には不便。 ・やはり、ハーバーランド周辺は分かりにくいかと。 ・ハーバーランドは構造的に分かりにくいと感じた。 ・初めてハーバーに来られた方にとってモザイクへの行き方はとても難しいので案内人がいる

と助かると思うから。 ・ハーバーランドは複雑で、何回か来た人でも迷ったりするから。 ・特にJR神戸駅などはモザイク方面のみならず、神戸に来れば神戸らしいところに行けると

思われている方も少なくない。 ・インフォメーションがある場所の近くにあるとあまり必要性を感じない。 ・けっこう入り組んでいるので案内人がいると便利。 ・ハーバーランドへのお客さんが増加するために役立つと考える。 ・地下が広いし、地上に行くと道に迷うと思うので、必要だと思いました。 ・ハーバーランド内で分からない場所があったら、すぐに聞けるし、様々な建物があり、何回

かきていても分かりにくいから。 ・動線がわかりづらく、困っている人が多い。 ・よく道を聞かれる。 ・道が分からない人がたくさんいると思うから。 >場所を絞る必要がある

・神戸駅は、地方から来られる方も多く、案内人がいれば便利だと思いますが、高速神戸駅、

ハーバーランド駅の案内人はあまり必要なさそうです。 ・JR神戸駅は広範囲な質問もあり必要? ・駅近くにのみ必要。 >時期を限定する必要がある

・学校の休み(春休み、夏、冬など)あたりは活動した方がいいのでは? ・定期的に行っていけば良い。神戸を愛している地元住民の方々に案内人を頼む。(2) >その他

・神戸の港町を多くの人に知ってもらう為にも必要。 ・ボランティアの活動の場として適当。 (わからない・必要ないと思う理由)

>場所を絞る必要がある

・キャナルガーデンの入口付近など、観光客が多い所に 1ヶ所だけで充分ではないか。 ・ほとんどこないところもあったようなので、次にやるならば、場所を絞るべきだと思います。 ・利用者が少ないから。 >インフォメーションの充実が必要

・インフォメーションとの関係が不明。インフォメーションを目立たせ、増やす。

35

Q10 適当な活動日・期間

・「イベント実施時など期間を限定」が 75.7%と最も多い。 ・「土日祝日のみ」が 18.2%と次いで多い。 ・「その他」も含めすべての回答者が、何らかの期間・時期を限定する必要があると感

じている。

Q11 今後も参加したいと思うか

・「はい」が 93.9%と最も多い。

(%)全体

33 100.0はい

31 93.9いいえ

0 0.0わからない

2 6.1無回答

0 0.0

わからない6.1%

はい93.9%

N=33

(「その他」記述内容)

・土日祝日には、重点的に増員が必要と感じた。特に境界地点。 ・場所によって土日祝や平日など

イベント実施時など期間を限定75.7%

土日祝日のみ18.2%

その他6.1%

N=33

(%)全体

33 100.0イベント実施時など期間を限定

25 75.7土日祝日のみ

6 18.2平日のみ

0 0.0毎日

0 0.0その他

2 6.1無回答

0 0.0

36

Q12 その他自由意見

・自分自身の勉強になった。楽しかったです。 ・活動日誌のデータ取りの時間割り(例 10:00~12:00)を 1時間単位にしてはどうか。 ・今後ともよろしくお願いします。 ・地下と地上、ビルとビルとのつながり、エスカレーターからエスカレーター等スムーズにつ

ながってない感じでとまどった。例えば境界地点より、プロメナビル経由で、阪急、モザイ

クへ行くにしてもエスカレーター等のアップダウンが有り、真っ直ぐモザイクへとは言えな

いと感じた。 ・私は神戸=モザイクというイメージしかなかったので、モザイクへの行き方をどう説明した

らいいかとばかり考えていました。でも、今回案内人を体験して聞いてこられた方、一人ひ

とりそれぞれ行き方、目的が違うことが分かり勉強になりました。モザイクへの行き方は看

板(矢印)の設置によってかなり分かりやすくなると思いますが、一人ひとりへの対応はま

ちなか案内人(人)にしかできないなぁと感じました。 ・観光案内センターなどに入りづらい方が、気軽に聞けるのが、まちなか案内人のいい所なの

で続けてほしいです。 ・個人的には日程が許せば最終日まで入りたかった程、楽しく参加させていただきました。神

戸がもっとにぎやかになればと思います。色々勉強もさせていただきました。ありがとうご

ざいました。 ・ハーバーランドの地理は複雑だと、改めて実感しました。施設の場所は分かっているのに、

それを初めて来訪された方に説明するのが非常に難しかったです。でも良い経験になりまし

た。 ・いい経験をさせていただきました。ありがとうございました。 ・もっと認知度が増え、道行く人と交流し、親しみやすさが出ればと思います。 ・楽しかった。もっと人の役に立てるように積極的になりたい。 ・職員の方々を始め皆様にご親切にしていただきありがとうございました。よい体験でした。 ・ご一緒した人たちは人当たりの良い人が多かった。今回はよく恵まれていたと考える。 ・冬に案内を行うのは、あまりにも寒い。高年齢の方々には体力的に厳しいかと思われます。 ・自分にとっていい経験をすることが出来ました。岩屋の事を聞かれた。 ・私達は観光を学んでいるので、今後の参考にしたいと思いました。 ・高速神戸駅からだと目的地が遠いことが多くて、案内するのが大変でした。 ・カルメニで活動させてもらって、活動の仕方とか、とても親切に教えていただけてありがと

うございました。 ・寒かったが楽しかった。「ありがとうございました」の感謝の言葉を素直に受け入れることが

出来た。 ・まちなかだけでなく、周囲も少しは必要と思う。 ・とても楽しく活動できました。ありがとうございました。 ・観光コースを設定し、ツアーを 1日に数回行い、ツアーガイドにより説明する。(私は防災センターでツアーガイドの経験あり)多少の英語が出来ることが望ましい。 ・寒い中みなさんがんばっておられて私も楽しませて頂きました。 ・すごく勉強になりました。ありがとうございました。 ・人々への案内を通して、神戸の発展に、役立てるようになればいいと思った。

37

(4)活動日誌その他記録

① 来訪者のお手伝いにあたり困ったこと

(案内情報について困ったこと)

・喫煙所、トイレ、ファミリーレストラン、交番等の場所を聞かれたが、案内人はあらかじめ知

っておく必要がある。今回は一人が神戸駅近くに住んでいる人がいたので問題なかった。 ・地図に記入のない所、或いは案内人の知らない場所を聞かれ困った。事前に勉強しておく必要

がある。例、盲学校、ラ・スイートホテル、全労済ぐりんぼう神戸、ホテルオークラ等 ・りそな銀行の場所を尋ねられたのですが、どの地図にも銀行が掲載されておらず、案内に手間

取った。 ・特定の店の名前を聞かれて知識不足のため困った。総合案内所に助けてもらった。 ・モザイクガーデンの観覧車は夜何時まで動いているのか聞かれたが(分からない)。車いすの

方がプロメナの中にあるケンタッキーフライドチキンのお店に行きたいとおっしゃった。この

案内所のすぐ東側にあるエレベーターを案内し 1Fに出て行ってもらったが、これが最善かどうかわからない。神戸観光ガイドマップ(市発行)が必要、三宮-神戸間のマップも必要。

・お店が移転していたりするので絶対にここですといいきれなかった。 ・神戸駅周辺から離れており、ファミリー向けの店、或いは移転した店も多く、我々案内人が理

解しがたかった。 ・外貨交換する所を聞かれた。 ・神戸駅から地下に下りるエレベーターが点検中で使用できないとベビーカーのお母さんから言

われました。 ・ハーバーランド以外の広い範囲の行先を聞かれて総合案内所でも情報提供されずに困った。名

古屋行きの高速バス。 ・エレベーターが一時点検中だったこと、ここのエレベーターが使えないとエスカレーターでは

地上に上がりにくい方はかなり不便です。(数件あり) ・住所を尋ねられると地図が無いので困った。 ・みずほ銀行?コンビニの中に ATM?東京三菱銀行?(ATM有、地図には表示ない。)中央郵便局?デイリースポーツ社?靴屋?

・ホテルの送迎バスについて聞かれたが分からず、JRの駅員も知らなかった(ホテル・ラ・ス

イート)南京町・異人館などハーバーランド以外のことをよく聞かれたが、資料がなく、困っ

た。 ・神戸の街の知識不足により、お客様に詳しく案内を行う事ができなかった。もっと多くの知識

を得て再チャレンジしようと思いました。 ・フリーマーケットをやっている所を聞かれたが分らなかった。本屋はどこにあるのか。ダイソ

ーがなくなったが他の 100円ショップは? ・カルメニ周辺のことをあまり知らなかったので、聞かれた時に困ってしまった。 ・ふぐを食べたいという人が来ました。 ・デュオこうべ山の手にエレベーターがなかった。①ベビーカーのお客様が困っておられたの で、支援を行った(階段を)。②車椅子の支援を行った。

(言語面での困ったこと)

・英語は必要だと思いました。 ・外国人の方への対応。 ・韓国の新婚さんが有馬温泉に行きたいというので、インフォメーションセンターの人に手伝っ

て貰って電車ルートを教えた。とりあえず、ハーバーランド遊覧の後、JRで三宮へ行き再度

センターで直行バス等聞いて貰うことにした(すべて英語)。 (その他)

・来訪者が少なくて時間をもてあました。 ・ご案内時、1人の時が多く、相方不在時は出来ないのでマップで説明するが、同道した方が神戸人の親切さを理解して貰えると思う。休憩を含め常に 2 人 1 組でやっている事を忘れない様望む。(節度ある休憩タイムの取り方)

※事務局では、活動日誌に記載されたこれらの意見を毎日把握し、案内資料(地図など)の追加

をはじめとした対応を行い、ボランティアの活動環境を改善した。

38

② 改善したほうがよいと感じた点

(配置場所・時期の絞り込みや工夫)

・案内人の常在する時期を考えてはどうか。週末(金、土、日、祝)に集中して効率を上げた方

が良い。17時すぎは手足が冷たくなる。 ・境界地点のテーブル配置場所は冷たい風があり寒い。風のあたらない位置にかえていただいた

方がよいと思います。ただし西側から来られる人には分りにくいかも。 ・来訪者も少なく、配置場所の再考を要す。 ・場所、日時等、調整を要する。 ・高速神戸駅の案内所は不要(観光目的に来られる方々の大半はJRを活用している)。 ・ハーバーランド駅の設置場所はあまり人々に必要とされていなかったと思います。平日はもち

ろん土曜日も訪ねてこられる方が少なかったです。 ・配置場所をもっと改札口に近い所にしてはどうか。(駅員さんに問い合わせの姿を数度見た) ・場所:机に案内人(2人)を配置する場所の改善、もし私が道を尋ねるのであれば聞きに行きにくい。

(案内手法の向上)

・事前に自分の足で歩いて主要な拠点を確認する必要あり。神戸阪急、松方ホールへのルート。 ・ハーバーランドから駅に帰れずに迷われる人も多い(近くにお住まいの方より)。Ha/Reとは書いてあるが、イズミヤやユニクロを案内板で探す人が多い。

・神戸の知識の少ない方が案内を行うことは非常に困難ですが、年配の方々などが案内を中心に

行っていくと効率が良いものになる。 ・常にどちらか 1人が立って、歩行者に声をかけ、パンフを渡す、そして行先案内はマップで説明するだけではなく、近く迄一緒に同道して教える。(元町商店街入口迄 4 回、文化ホール 1回、その他案内 1回) ・不安そうな人がいればこちらから声を掛けてあげること。 ・周辺で催物ある時は事前に調べておき、朝のミーティング時等で連絡あるとボランティア側も

心構えが出来る。 (案内資料の充実)

・シティループに乗るにはどうしたらよいか聞かれることがあるので、そのパンフレットも置く

とよい。 ・メモパッド(地図に書いてあげられる)の設置。 ・どの様な質問、問い合せがあったかメモ出来る様式(活動日誌)作ってください。件数だけだ

と詳細がわからないと思う。 (外国人対応)

・外国人にとって、ここがインフォメーションとわかる表示をした方がよい。 ・横断幕やのぼりなどに英語(や、その他外国語)の案内文章を入れた方が、お客様側からも声

をかけやすいのでは。 ・電車のきっぷ運賃の表記が日本語のみで外国の方がわからない。 (寒さ対策)

・寒かった。 ・冷え込みがきつく、背中にカイロを入れていたが、手足はつめたかった。 (その他)

・車いすが必要な方、目の不自由な方などは来られなかった。

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③ その他

(案内内容に関するメモ分類)

■一般的な施設 (16 件)

内容 件数

トイレ 5 コインロッカー 3 公衆電話 3 オストメイト用トイレ(こうべだ

れでもトイレ) 1

喫煙所 1 自販機 1 総合インフォメーション 1 昔の速達用の青いポスト 1

■金融機関 (8件)

内容 件数

銀行 2 ATM 2 UFJ銀行 1 みずほ銀行 1 みなと銀行 1 三井住友銀行 1

■公共交通機関 (19 件)

内容 件数

JR神戸駅 3 ハーバーランド駅 2 高速神戸駅 2 市バスターミナル 2 シティループバスのりば 2 JR昼得キップ売場 1 大倉山駅 1 湊川公園駅 1 阪神電車乗り場 1 神鉄バス 1 タクシー 1 伊丹空港 1 関空 1

■公共施設 (12 件)

内容 件数

地方裁判所 3郵便局 3こべっこランド 3ハローワーク 2市役所 1

■集客施設・商業ビル (79 件)

内容 件数

松方ホール 13 阪急百貨店 9 モザイク 8 コンチェルト 8 産業振興センター 7 神戸文化ホール 6 クリスタルタワー 4 神戸新聞社 3 HDC神戸 3 エスタシオン神戸 3 平安祭典 2 デュオぎゃらりー 2 チサンホテル 1 ダイヤニッセイビル 1 ハーバーランドセンタービル 1 神戸情報文化ビル 1 大塚家具 1 デュオこうべ 1 デュオドーム 1 ファミリオ 1 ハーバーランド 1 海洋博物館 1 オーストラリアの若者にもおすす

めの観光スポット 1

■飲食店 (18 件)

内容 件数

レンガ倉庫レストラン 3

かに道楽 2 ミスタードーナツ 2 木曽路(プロメナ 18F) 2 モザイクのレストラン 1 スイーツハーバー 1 フィッシャーマンズマーケット 1 ケンタッキー 1 はたごや 1 マクドナルド 1 北海道(プロメナ 17F) 1 レストラン 1 おいしい中華の店(個人店で) 1

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(案内内容に関するメモ分類:続き)

■サービス提供施設 (7件)

内容 件数

カラオケ 2 散髪屋 1 映画館 1 ホットペッパーの場所 1 シネモザイク 1 インターネットカフェ 1

■開催中のイベント (7件)

内容 件数

海王丸(市民見学会) 5 海軍操練所跡で竜馬展 1 ジャーナリスト講習会 1

■その他 (2件)

内容 件数

全体案内 1 デュオこうべの定休日 1

■広域 (39 件)

内容 件数

湊川神社 6 南京町 3 新開地 3 元町 2 メリケンパーク 2 元町商店街入口 1 元町方面(歩いて行けるか) 1 湊川公園 1 湊川方面 1 湊八幡神社 1 三宮 1 三宮方面(ミント) 1 岩屋行 1 北野 1 異人館 1 鉄人 28号 1 波止場町 1 HAT神戸 1 六甲山頂 1 大阪 1 神大 1 神大病院 1 秋毎ビル 1 大井肉店 1 スーパー銭湯 1 フリーマーケット 1 温泉 1 観覧車 1

※以上は活動記録に記載された案内内容のメモを施設の種類別に分類したものであり、実際の案

内内容の件数・内訳とは必ずしも一致しない。

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(5)意見交換会

調査委員会の事業者委員およびボランティア参加者による意見交換会を以下のとお

り開催し、実施の感想と今後の活動継続のあり方について、それぞれの立場からの意

見を交換・共有した。 ・日時:2010年 2月 8日(月)13:00~15:00 ・場所:神戸市産業振興センター801会議室 ・対象:調査委員会事業者委員、およびボランティア参加者、行政関係者など ・内容:ハーバーランドまちなか案内人実施結果(事務局) 3グループによる意見交換 各グループでの意見交換内容の共有 意見交換の主な内容

○ボランティア参加・実施の感想

<ボランティア参加者>

(活動全般について)

・やってよかった。トイレの場所など、普段訪れるだけでは知っているつもりで知らないことが

多かった。 ・もっと知っていると思っていたが、大きな建物以外のことは、ATMの場所など案外知らない

ことが多かった。予備知識として持っておければよかった。 ・頭では分かっていても具体的に口で説明するのは難しかったため、付き添って案内することも

あった。 (ユニフォーム・のぼり・横断幕について)

・もう少し場所をわかりやすく表示することが必要。 ・字が小さく、見にくいので、字を大きくしたほうがよかった。 ・外国語表示も必要。 ・ピクトグラムのインフォメーションのマークを入れた方がよい。 ・ユニフォームやのぼりなどをもっと目立つようにするなど、周囲から認識される工夫をすれば

もっと利用されたのではないか。 (案内資料について)

・ハーバーランド地図以外に、神戸市の観光地図、シティループの時間表も必要。 ・JR神戸駅では、神戸市のインフォメーションと同じ資料がほしい。 ・配置場所によって、必要な情報が異なるので、その場所に応じた資料も準備してほしい。 ・地下鉄梅田駅などに配置されている、大阪市交通局のサービスマネージャーが持っているよう

な案内資料のファイルを拠点に設置し、ボランティアがそれを見ればわかるように共有情報を

整備することが必要。

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○ボランティア参加・実施の感想(つづき)

(活動場所・時間について)

・観光シーズンなどに時期を絞り、場所も利用者が多い場所に絞って実施するとよいのではない

か。 ・駅の配置場所については、駅の中又は改札を出てすぐの場所の方がよい。(高速神戸駅等) ・配置場所で案内するだけでなく、案内の目的地までついていって案内した方がよい。 (活動日・期間について)

・土日祝日・イベント時は、ボランティアを配置し、コンスタントに続けてみんなに知ってもら

うことが必要 ・実施するなら行楽シーズンがいいだろう。今回のような実験事業としてはよいが、冬はあまり

適当でない。 ・実施日は土日祝日などに絞ってもよいのではないか。 (必要なスキル)

・外国人の利用者も多かったので、英語が使える人がいるとよいと感じた。 (その他)

・ハーバーランド一帯で、案内がありすぎて却ってわかりにくくなっているように感じた。車い

すや視覚障害者向けのバリアフリー対応は、エレベータ・エスカレータの整備や段差解消など

きちんとしていると思った。 <委員会参加事業者>

・案内人は、あればいい、ありがたいと思った。 ・ボランティアの皆さんは寒い中大変だったのではないかと思う。 ・実施期間中、駅への問い合わせ件数が少なくなり助かった。駅員に対しては聞かないようなこ

とも、まちなか案内人には尋ねていたように思う。 ・ユニフォームやのぼりを見ても、案内をしてくれる人なのかどうかが分かりにくかった。「?」

や「i」のピクトグラムを表示するなどして、利用者に分かりやすくすることができたように

思った。 ・高速神戸駅では、案内の内容が、他の拠点と違ってくるので、その対応が必要と感じた。

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○活動が継続するための方策

<ボランティア参加者>

(どのような人・組織が中心になればよいと思うか)

・神戸港エリアには魅力があると思う。ボランティアではなく、プロとしての活動でいいと思う。

むしろプロになりたい。小さな範囲からであれば、実現できるのではないか。 ・今回のように無償だが食費・交通費支給という形にとどまらず、有償ボランティアという考え

方もあるのではないか。 ・どこが中心になって組織化を行うかが課題。誰がメリットを受けるのかを考えれば、やはり地

元企業が中心となるべきではないか。 ・定点での案内ボランティアではなく、動線上のお店の関係者が協力して案内をすればよいので

はないか。兵庫津の道の活動が参考になると思う。 ・神戸婦人大学や、ひょうごボランタリープラザのボランティアグループなどを活用してはどう

か。 ・デュオこうべがわかりにくいので、表示を改善し、ボランティアがそれを補完するような形に

すればいいと思う。 ・デュオこうべ・ハーバーランドが中心になってボランティアを組織化していけばいいと思う。 ・神戸港周辺の観光ガイド活動の一環として実施できないか。 ・ボランティア活動が継続するには組織が必要だ。既存組織にゆだねるのであれば、中央区社会

福祉協議会の関係団体がよいのかもしれないが、実際にはむずかしいと思う。事業者が中心と

なった方がよいのではないか。 ・長期的な活動であればブースを設置してはどうか。 ・継続するためには、企業や行政のやる気があればよいのではないか。ボランティアとはいえ、

今回の 1日 2,000円の支給は魅力的だった。継続するのであれば、このような支給をするための経済的な裏付けが必要となる。 ・定年退職した団塊世代などのシニア層には、何かしたい、人の役に立つことをしたいと考えて

いる人は多いはずだ。まちなか案内人のことを知れば、参加する人も多いのではないか。 ・中央区社会福祉協議会のボランティアセンターには、よろず相談に乗ってくれるボランティア

の方が待機している。まちなか案内人にも関心を持ってもらえるのではないか。 (案内人として、どのようなことを心がける、知っておくことが大切か)

・周辺施設の知識が必要。 ・わからない時には、わからないと伝え、わからないことは言わない。 ・トイレ・禁煙区域等はあらかじめ伝え、案内人は確認しておくべき。 ・基本的なマナー、車いすの扱い方等の基礎知識の研修が必要。 ・やる気はあるが、あまり積極的に話しかけた経験がない人もいるので、研修でロールプレイを

し、経験豊富なボランティアの方と組んで、案内の仕方を学び、慣れてもらうようにする。 ・ボランティア応募者を全員採用するのではなく、選考することも必要。 ・一人ひとりの利用者に対して、親切に接することを心がけた。 ・事前研修や自らの勉強が大事だと思った。案内地図にも載っていない情報(高速バスで名古屋

に行きたい、など)を聞かれることもあった。 ・設置場所の周知だけでなく、事前の研修で案内に必要となる情報をもっと伝えておくことが大

事だと思った。 (その他)

・シティループバスは神戸駅が休止していて不親切だと思う。 ・プロメナはさびしいと感じた。トイザらスもなくなっていて、おもちゃ売り場がどこにあるの

か分かっていればと思った。 ・ホテルの送迎バスのこともよく聞かれたが、総合インフォメーションは知らなかったようだ。 ・研修での行先案内に関する講義は、案内業務の苦労話が多かったので、ボランティア初日に案

内できるのか心配になった。必要以上に身構えてしまった。 ・寒い分、気おくれしてしまった部分があるように思う。 ・神戸駅の貴賓室の場所を聞かれたことがあった。このような情報も蓄積できていればよかった

のではないか。

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○活動が継続するための方策(つづき)

<委員会参加事業者>

(活動が継続するために、どのように関わることができると思うか)

・ハーバーランド運営協議会で、今回の意見を反映したいと思う。 ・協力できることは、バックアップしたい。 ・神戸市の予算がついた時に、表示は改善しているが、統一がとれていない。 ・デュオこうべとハーバーランドの境界の大階段に、エスカレーターを設置する予定。設置後は、

直接ガス燈通りに出るので案内もしやすくなる。 (どのような人・組織が中心になればよいと思うか)

・まちなか案内人の継続にあたっては、コストの負担がポイントになるのではないか。今回の実

施でも、かなりのコストがかかっていると思う。ボランティアに支給するお金だけでなく、ユ

ニフォーム・のぼり・募集ポスターなどの制作費も考慮する必要がある。 ・利用者の半数が神戸市・兵庫県など近隣から来られた方であることを考慮して、福祉あるいは

観光など、実施の目的をより絞り込む必要があるのではないか。 ・観光を目的とするのであれば、散策ルートの充実や、自社キャンペーンとの連携など連携の方

法も考えられると思う。 (案内人にはどのようなことを期待したいか)

・三宮のインフォメーションでは、ことわる、怒らない技術を教育している。案内人にも、その

2つが必要になるが、それができるのか。これができなければトラブルになる。トラブル等がないようにしてもらいたい。 ・案内人がいることで、やさしい町とイメージができるのは、ありがたい。 ・できるなら、続けてもらいたい。

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Ⅲ.今後に向けた考察

調査実施結果を受け、今後の交通ボランティア活用による旅客施設、周辺施設の利便性

向上に向けた取り組みのあり方について、以下に整理する。

■今回の取り組みの評価

(公共交通活性化の取り組みとして)

今回の交通ボランティア事業「ハーバーランドまちなか案内人」は、調査委員会に参

画する、神戸ハーバーランド駅周辺の交通事業者・地域関係者の全面的な協力のもと実

施され、利用者・ボランティア参加者双方からの高い評価を得ることができた。公共交

通活性化の面から、また周辺地域の利用者利便向上の面からも、一定の成功をおさめた

といえる。

「ハーバーランドまちなか案内人」を利用した感想について、利用者アンケートによ

ると、回答者のほとんど全てから、「とてもよかった」あるいは「よかった」と肯定的

な評価を得ている。また、ボランティアとして参加した感想について、参加者アンケー

トによると、回答者のほとんど全てから、「今後も同様の取り組みに参加したい」と肯

定的な評価を得ている。

また今回の活動状況からは、車いすなどによる移動介助はほとんど行われなかった。

このことは、移動に困難が生じやすい障がい者は外出を控える傾向にあり、外出する場

合も事前のルート検索や介助者の存在など、準備を整えてから目的地を訪れることが多

いことも要因として考えられる。

(活動実現の背景)

今回のボランティア募集においては、神戸UD大学・神戸婦人大学などの既存の取り

組みにおいて構築された市民ネットワークにより、多くの市民の方々が応募したことに

より、7日間・6地点への配置が可能となり、利用者の高い評価を得る活動が実現され

た。 この背景には、みなとまち神戸への多くの市民の強い愛着心と、1995年の阪神大震災を契機とした、“だれにでもやさしい”ユニバーサルデザインの考え方を取り入れた新しいまちづくりを展開する、神戸市の一連の取り組みと、それにともなう市民の意識の

高まりという、神戸独自の要因があったことが挙げられる。

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(地域活性化との連携)

今回の調査を通じて、公共交通活性化の取り組みは、地域活性化の取り組みと連携す

ることにより、その評価・意義をより高められることが実証された。特に、交通ボラン

ティアの存在は、まちの雰囲気を優しくすることができ、そのことが、まち全体のイメ

ージアップにつながると考えられる。神戸ハーバーランドは、1992年にまちびらきをした、比較的歴史の浅いまちであり、また訪れたくなるまちとしてのイメージを向上さ

せるためには、現在観光ボランティアが継続的に活動する北野や三宮のように、地域全

体で来訪者をもてなす力を高める必要がある。

■ハーバーランド周辺における今後の方向性

(公共交通活性化の面から)

デュオこうべ、神戸ハーバーランドへの来訪者の多くが公共交通を利用している(※

7ページ参照)中で、利用された人のほとんど全てより「とてもよかった」あるいは「よ

かった」との評価を得ていることは、この取り組みをより発展・継続させることで、公

共交通としての利便性を高め、利用促進につながる可能性を示していると考えられる。

そこで、周辺地域におけるハード(設備)面の整備、受益者たる地域関係者としての

取り組みを踏まえた上で、交通ボランティアとしての今後のあり方を次のとおり整理し

た。

(ハード面での支援の充実を)

今回の交通ボランティア事業の件数別での案内内容は、行先案内と地図のみ配布がほ

とんどだった。ユニバーサルデザインの観点からも、サインなどハード面での支援の充

実を図ることが重要であると考えられる。

具体的には以下のような支援が考えられる。

・駅改札や迷いやすい分岐点の床面に、ハーバーランドの方向を示すサインを設置する

(「神戸ハーバーランド」という名称は、特定施設の名称ではなく、地名であるとい

うコンセンサスを形成する)

・ハーバーランド周辺の公共通路におけるサインの統一を図る

(地域全体での支援の充実を)

今回 6 地点に配置してボランティアが実施した機能は、一義的には交通事業者やテナントの従業員の方をはじめとした、ハーバーランド周辺で働く人が中心になって担う

べきものである。

47

例えば、「お気軽に何でもお尋ねください」という趣旨のステッカーをハーバーラン

ド等の店舗に貼り、バッジや腕章をつけた店員が快く応対するなどの活動により、来訪

者が気軽に尋ねることができる環境を創出できる。懸念されるトラブル防止に対しては、

研修制度を導入し、研修を受けた店舗や人材だけにステッカーやバッジ等を配布する等

の方法が考えられる。 利用者と同行しながら道案内等をすることは困難かもしれないが、利用者利便を向上

させる方策として効果的であると考えられる。

(ボランティアとしての活動のあり方)

ハード面での整備の充実、地域関係者での支援の充実を踏まえたボランティアとして

の活動のあり方としては、よりホスピタリティ(おもてなし)を充実させた内容のもの

にウエイトを置くべきと考える。 具体的には、利用者と同行しながら道案内する等の活動に加えて、モデルコースを設

定してみなと神戸エリアをガイドする等の活動が考えられる。 また、こうした活動により得られた情報や知識・経験を、周辺地域におけるハード面

での整備計画や広報・企画等の地域の活性化に役立てることも可能である。 さらに、認定制度等を導入することにより、参加者のモチベーションを高める工夫も

必要である。

(運営体制)

神戸ハーバーランドは、大規模商業施設が集積する商業地域であり、居住者は少ない。

このため、今後、神戸ハーバーランド周辺で交通ボランティアの取り組みを行う場合、

商業地域の管理事業者・交通事業者等が連携して、運営主体の母体あるいは中心となる

ことが望ましい。連携にあたっては、行政による調整が必要となってくる場合もあると

考えられる。

運営体制の構築にあたっては、みなとまち神戸の活性化に協力したいという市民の協

力を、ボランティア当日にとどまらず、企画段階から得ることが重要と考えられる。こ

のことにより、より地域が一体となった形での実施が可能となる。

(効果的な活動をするために)

実施に当たっては、まず時期・場所を絞り込むなどにより、より無理のない効率的な

活動を行う必要がある。

たとえば、春・秋など行楽シーズンの土日祝日に、JR神戸駅、デュオこうべ・神戸

ハーバーランド境界地点の二点にボランティアを配置し、それ以外の時期は今回の配置

地点にラックを常設して神戸ハーバーランドや神戸港の周辺ガイドマップを配布する

ことなどが考えられる。

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加えて、今回得られた今後に向けた改善点を活かすことにより、利用者に対する案内

の質をより向上させることができる。 たとえば以下の工夫が考えられる。 ・ユニフォーム・のぼりなどのデザインに、インフォメーションのピクトグラムを盛

り込む。より多くの来訪者に案内を行っていることを伝えることができる。 ・外国語が話せるボランティアは、英語であれば「ENGLISH」と書いた腕章などを

着用する。その言語を必要とする来訪者に情報を伝えることができる。 ・事前研修で、問い合わせが多いものの知らない場合が多い施設(ATM・トイレな

ど)の場所を確認する。案内をより円滑にすることができる。 ・問合せがあった内容をもとに想定問答集や施設情報を網羅する案内資料を準備する。

周辺にそれほど詳しくないボランティアでも多様な問い合わせ内容に対応できる。 ・インフォメーションで案内業務を行うスタッフは、トラブルを防ぐために自然な断

り方や決して怒らない話し方についての研修を受けており、ボランティアが案内を

行う場合も同様のスキルを身につけておく必要がある。 ・交通ボランティアが定着すると、「案内しましょうか」と声をかけて謝礼を請求す

るトラブルが発生する恐れがある。誰が見てもわかるもの(バッジや腕章等)をつ

け、案内人であることを明確にし、トラブルを回避する必要がある。

(今後の公募にも、一定の応募が期待)

また交通ボランティアの公募を今後行った際にも、一定の応募が期待できるといえる。 前述のとおり、今回のボランティア参加者のほとんど全てが「今後も同様の取り組み

に参加したい」と回答している。加えて、神戸運輸監理部が 2009 年 12 月から 2010年 1 月に実施した、交通ボランティアに関する「近畿ブロック国土交通行政インターネットモニターアンケート(調査対象者 171人のうち回答者 141人)」によると、「『交通ボランティア』に参加してみたいですか?」という問いに対して、29%が「参加してみたい」と回答している。

どちらとも言えない, 57.4%

参加してみたい,29.1%

参加したいと思わない, 13.5%

「交通ボランティア」への参加意向

資料: 平成 21年度近畿ブロック国土交通行政インターネットモニター「交通拠点におけるボランテ

ィア活動による利便性の向上について」アンケ

ート結果

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■課題の整理

公共交通活性化の取り組みは、地域活性化の取り組みと連携することにより、その評

価・意義をより高めることができる。人的サポートによる乗継支援・移動支援を効果的

かつ継続的に実施するための、運営体制の構築や移動支援内容の検討にあたっては、関

係者の意向を考慮すること、受益者との緊密な協力が重要となる。

仮に、実施場所が今回と同様商業地である場合は、交通事業者に加えてまちづくり会

社、建物管理会社などとの、実施告知や必要な資料・機材の提供などにおける協力体制

を構築することが重要であり、検討段階から多様な関係者を巻き込む必要がある。