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県立学校学習ネットワークシステム利用ガイドライン (第2版 3月) 平成22年3月 秋田県教育委員会

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県立学校学習ネットワークシステム利用ガイドライン

(第2版 3月)

平成22年3月

秋田県教育委員会

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は じ め に

秋田県教育委員会

情報通信技術の進展による社会の変化に対応するため、県教育委員会では平成1

3年度から「秋田スクールIT推進事業」により学校教育の情報化を推進するため

の整備を行った。この事業では、県立学校のすべての教室からインターネットへの

接続を可能にするために、校内LANの整備や教室等へのコンピュータの配備など

を行うとともに、総合教育センター経由の安全かつ高速なインターネット接続を提

供した。

しかし、学校での活用が進み超高速回線への要望、サーバなどの機器の老朽化、

情報漏洩の危険性やコンピュータウィルスやスパイウェアの感染などが課題となっ

てきた。

そこで、県教育委員会では、平成21年度に県立学校学習ネットワークシステム

を構築した。このネットワークシステムを利用する方法については、教育庁職員及

び高等学校教員で構成される「県立学校学習ネットワークシステム運営検討委員会」

が、その適正かつ円滑な運用方法を示す「利用ガイドライン第2版」を作成した。

本ガイドラインは、県立学校学習ネットワークシステムの運用や活用における最

低限の指針を示している。各校においては、このガイドラインに基づいて校内LA

N運用管理委員会(仮称)を組織し、校内LANの運用管理や利用についての校内

規程を定め、県立学校学習ネットワークシステムの円滑な運営と積極的な活用を図

るものとする。

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目 次

県立学校学習ネットワークシステム 基本方針 ・・・・ P 1

県立学校学習ネットワークシステム 構成と名称 ・・・・ P 1

第1章 校内LAN運用管理ガイドライン ・・・・ P 3

第2章 教員向け校内LAN利用ガイドライン ・・・・ P10

第3章 生徒向け校内LAN利用ガイドライン ・・・・ P15

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県立学校学習ネットワークシステム 基本方針

1.秋田県「IT 化基本構想」に基づき、すべての教室からセキュリティを確保し

た安全で超高速なネットワークを整備する。

2.すべての教員が、校内LAN(業務系)に接続したパソコンを使い、より一層

の校務処理の効率化を図るとともに、授業においては、パソコンなどを用いた指

導を積極的に行える環境を整備する。

3.生徒が、校内LAN(学習系)に接続されたパソコンを使い、情報活用能力を

身に付ける環境を整備する。

県立学校学習ネットワークシステム 構成と名称

OCNホスティング(Webサーバ:学校HP)

c.業務系

サーバ

d.学習系サーバ

ゲートウェイ/アンチウィルス/アンチスパイウェア/IPS

セキュリティサーバ

(ASSETView)

ファイヤウォール

フレッツ網

業務系PC

情報処理室PC+プリンタ

各学校

データセンター(NTT東日本秋田市店中通ビル)

a.ファイヤーウォール機能付きルータ

職員室他

インターネット県立学校学習ネットワークシステム

教員用

生徒用パソコン(情報教室・教室)

クライアントウィルス対策ソフト管理サーバ

(ウィルスバスター)

メールサーバADサーバ(主)

フレッツオフィス

Bフレッツ(ADSL)

b.レイヤー3スイッチ

生徒用ネットワーク

教員用ネットワーク

プロバイダ(OCN:教員用)

プロバイダ(ぷらら:生徒用)

OS:Windows Vista

OS:Windows Xp

OS:Windows2000

サーバOS:

Windows 2008server

e.バックアップ装置

(Tera Station)

f.UPS(無停電装置)

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ネットワークの規模と特徴

秋田県の県立高等学校と県立特別支援学校の教員と生徒が利用するネットワークシステ

ムで、接続しているパソコンは、教員用(約3,500台)生徒用(約6,000台)。

データセンターとは、メールシステム、セキュリティシステムなどの各種サービスを各

学校に提供するための施設で、NTT東日本秋田支店にある。

データセンターでは、下記に示す各学校の機器と業務系ネットワークに接続した教員用

パソコン(OS:WindowsVista)について、リモート管理(操作)をする。また、ヘルプデ

スクを置き各学校からの問い合わせの対応を行う。

業務系ネットワークとは、校内の業務系LANに接続された教員用パソコンが利用する

ネットワーク。

インターネットへの接続は、フレッツ網からデータセンター(NTT)を経由する。

学習系ネットワークとは、学習系LANに接続された情報教室のパソコンなどから、授

業などで教員や生徒が利用するネットワーク。

インターネットの接続は、ぷらら(民間プロバイダ)を利用する。

各学校の機器

a.ファイヤーウォール機能付きルーター

学校外のネットワークへの接続するネットワーク機器。教員はNTTデータセンタ

ーへ、生徒は直接インターネット(プロバイダは、ぷらら)へ振り分け接続する。

b.レイヤー3スイッチ

教員の使用する業務系LANと生徒が使用する学習系LANを切り分けする。

業務系LANからは、学習系LAN(学習系サーバ)に入っていけるが、学習系L

ANから業務系LANには入ってくることはできない。

c.業務系サーバ

教員用パソコン管理台帳に登録された業務系のパソコンの接続先。

AD(アクティブディレクトリィ)を使い、認証を行う。主に、ファイルサーバと

Webのフィルタリング、ウイルスバスターの配信サーバとして使用する。

d.学習系サーバ

生徒用パソコンの接続先。

AD(アクティブディレクトリィ)を使い、認証を行う。

主に、ファイルサーバとWebのフィルタリング、ウイルスバスターの配信サーバ、

実習用のメールサーバとして使用する。

e.バックアップ装置

業務系サーバのバックアップを自動で行う。

f.UPS(無停電装置)

停電時に、サーバ等の機器の電源を確保し、安全に電源を切る。

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第1章 校内LAN運用管理ガイドライン

本ガイドラインは、校内ネットワーク『業務系・学習系』(以下、校内LAN)に接続

されるすべてのネットワーク機器、コンピュータ、プリンタなどの運用管理に関すること

を示す。

各校においては、本ガイドラインを参考に、校内の運用管理規定を作成し、校内LAN

を円滑に運用管理できるようにする。

1 校内組織と業務

(1) 運用管理委員会

① 学校では、校内LAN運用管理委員会(仮称)(以下、運用管理委員会)を設

置し、校長を委員長とする。

② 運用管理委員会では、校内LANなどの運用管理に関する校内規程を作成する

こと。

また、生徒向け校内LAN利用ガイドラインと、教員向け校内LAN利用ガイ

ドラインを作成し、毎年度周知すること。

③ 校内の研修部などと協力し、校内LANや教員のパソコン使用に関する校内研

修を計画的に推進すること。

(2) ネットワーク管理者

① 運用管理委員会の中に、複数の管理者を置く。(例、業務系管理者・学習系管

理者など)

② ネットワーク管理者は、サーバやパソコンなどのIPアドレス、コンピュータ

名などの管理台帳を作成し、校内LANの運用管理を担当する。

③ ネットワーク管理者は、データセンターで運用されているヘルプデスクの情報

を定期的にチェックし、必要に応じて校内の利用者に周知する。

④ 校内LANの不具合が発生した時や不明な点がある場合は、ヘルプデスクに連

絡し、早期に原因の切り分け、修理などの対策をすること。

⑤ ネットワーク管理者は、最新の知識、技術を維持するための研修に努めること。

2 管理

(1) サーバとネットワーク機器の管理

① ネットワーク管理者は、データセンターからリモートで管理(操作)されてい

るルータ、サーバ、レイヤー3スイッチについて、データセンターの指示により

動作などのチェックをすること。

② サーバなどのパスワードは、ネットワーク管理者が厳重に管理すること。

③ サーバのコンソールは、管理以外の用途に利用しないこと。

④ 必要に応じて、サーバラックの施錠などの制限措置を実施すること。

⑤ LANの配線や集積装置(HUB やスイッチ)などの状況に異常がないか定期

的にチェックすること。

⑥ サーバの設置環境の整備及び、サーバ室の整理整頓に努めること。

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(2) パソコン接続の管理

① 校内LANに接続されている装置及びネットワークについて、IPアドレス、

コンピュータ名、主たる設置場所、利用者名などの管理台帳を作成しておくこと。

② 個人所有(教員・生徒)のパソコンなどを校内LANに接続することは原則禁

止する。

③ セキュリティを確保するため、校内LANと他のWANの接続は禁止する。

(例、校内でデータ通信カードや公衆無線LANなどを利用し、他のWANへ接

続したパソコンを校内LANに接続する場合など)

④ 特に必要があるパソコンなどを校内LANに接続する時は、所定の様式により

運用管理委員会へ申請し、許可を得ること。許可されたパソコンの情報(MACアドレスなど)をデータセンターへ通知する。

⑤ 運用管理委員会では、パソコン、通信機器、他のLANなどを校内LANへ接

続する基準を定めて審査すること。校内LAN接続審査基準に適合し、必要と認

めた場合はIPアドレスやコンピュータ名を割り当て、運用管理委員会が期限を

決めて接続を許可すること。

※校内LAN接続審査基準の例

ア OSが更新され最新の状態となっていること。

イ コンピュータウィルスやスパイウェアが含まれていない装置であること。

ウ セキュリティソフト(ウィルス対策ソフト・セキュリティエージェント

ソフト)が導入されており、常に更新できる状態となっていること。

エ IPアドレスなどを設定できる装置であること。

オ 校内LANのセキュリティに影響を与えない装置であること。

カ 使用者、使用場所、使用目的、使用期間が明確であること。

⑥ 許可された装置であっても、問題があれば接続を制限あるいは禁止されるもの

とする。

⑦ 許可された装置の条件が変更されたり、接続が不要となったりした場合は、す

みやかに運用管理委員会へ届け出ること。

⑧ 業務系LAN及び、学習系LANに無線機器を接続する場合は、ESS-ID ステ

ルス、MAC フィルタリング、暗号化(WPA2 以降)等、複数の技術を組み合わせ、

セキュリティに配慮すること。

(3) アカウントの管理

① ネットワーク管理者は、校内LANに接続するすべてのパソコンの管理者権限

のIDとパスワードを台帳で管理する。

② 教員用パソコンのアカウント(IDと初期パスワード)も台帳を作成し管理す

ること。教員に対しては、パスワード変更と管理についてヘルプデスクの手順を

示し、適切な利用を促すこと。

③ 生徒用のIDとパスワードは、運用管理委員会が学校の教育方針に従い作成し、

運用する。

④ 業務系・学習系サーバへのアカウントの作成と削除について、不明な事はデー

タセンターのヘルプデスクへ問い合わせること。

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(4) メールアカウントの管理

① ネットワーク管理者は、メールアカウント(学校用、教員用、分掌用など)の

管理をする。教員に対してメールシステムの使用やメールパスワードの変更や管

理の研修を行い、適切な利用を促すこと。

② メールアカウントの登録・変更・削除の手続きは、ヘルプデスクから示された

手順によって行うこと。

③ 生徒実習用メールアドレスは、学習系サーバに作成し、原則として学校内だけ

の送受信を行えるようにすること。

(5) ソフトウェアと設定の管理

① ネットワーク管理者が、サーバ内に必要に応じてソフトウェアを組み込む時は、

校内LANの運用管理に支障が生じないことを確認した上で行うこと。

② 教員用及び生徒用パソコンなどに、初期導入時以外のソフトウェアを組み込む

場合は、運用管理委員会の許可を得ること。(参考:教員用パソコンインストー

ル一覧)

③ WinnyやShareなどのファイル共有ソフトや、ライセンスに問題のあ

るソフトは校内に持ち込まず、パソコンに組み込まないこと。

④ 教員用パソコン(OS:WindowsVista)を使用している教員の転勤時には、ヘ

ルプデスクにある運用マニュアルに従うこと。

(6) データの管理

① 校内の教員が扱うデータは、次の3種類に分類し、管理すること。

分類 データの特徴 データ(文書)の例

ア 学校で定められた場所への保管が必 生徒個人の情報、生徒指導に関する情

要で、校外に持ち出すことができな 報などで、漏洩することにより著しいいデータ。 不利益やプライバシーの侵害となるお

それのあるもの。

イ 学校で定められた場所への保管はな 学校内など使用目的が限定される文書いが、原則として校外に持ち出すこ (各種調査など)。とはできないデータ。

ウ 学校で定められた場所への保管義務 授業用の教材など。がなく、校外に持ち出すことが可能なデータ。

② 校内の教員がデータを管理する場合は、適切な保管場所を使用して管理を行う

こと(参考:データの保管の例)。

③ 分類アのデータの文書管理者は、完成したデータを外部メディア(USBメモ

リやMOなど)へ移動した上で、学校で定められた場所へ保管すること。作成に

当たって使われたデータは、その文書管理者が削除依頼するなど適切な指示をす

ること。

④ 分類イに関するデータは、原則として、持ち出しを禁止するが、校外に持ち出

さなくてはいけない場合が生じた時は、委員長の承認を得るなどの手続きを踏み、

データの内容によっては、暗号化などの予防的処理等の適切な処理を施すこと。

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⑤ 分掌ごとでフォルダの使用者が定められている場合は、そのデータの管理者を

明らかにすること。(参考:データ管理者一覧)

⑥ ネットワーク管理者やすべてのフォルダへのアクセスが可能な権限をもつ者

は、管理上の必要がない限り、アクセスが制限されている個人フォルダや非公開

フォルダへのアクセスを禁止する。

⑦ データを保管しているサーバ内のデータの整理に心がけ、校内で保管期限を定

め、保管期限が過ぎたフォルダは速やかに削除すること。

特に、分類アとイのデータを保存したことのあるハードディスクやCDなどを

破棄・譲渡する場合は、完全抹消ツールなどで復元できない状態にするか、また

は、対象となるディスクの破砕などの物理的処置を施すこと。

データの保管の例

データ分類保管場所 特 徴

ア イ ウ

金庫などの鍵のか 分類アの完成したデータ。

かる場所 USBメモリやCD、DVD等の外部メディア ○

へ移動し、学校で定められた場所へ保管する。

個人フォルダ サーバ内で管理され、教員個人のみがアクセス ○ ○ ○

可能なフォルダ。

分掌フォルダ サーバ内で管理され、その分掌に所属する教員 ○ ○

(非公開) のみがアクセス可能なフォルダ。

分掌フォルダ サーバ内で管理され、教員全体がアクセス可能

(公開) なフォルダ。

教員全体で共有してもよいデータで、管理する ○ ○

分掌がはっきりとしているデータを管理するフ

ォルダ。

共有フォルダ サーバ内で管理され、教員全体がアクセス可能

なフォルダ。 ○ ○

教員全体で自由に共有して使用する必要がある

データを管理するフォルダ。

外部メディア 教員個人が作成した教材等のファイル。校外に ○

持ち出して使用する必要のあるデータ。

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データ管理者一覧の例

管理するデータ等 職 校務分掌 備考

学校経営全般 校長 運用管理委員長

校務全般・渉外 教頭 運用管理副委員長・HP 管理者

総務部データ管理者 教諭 総務主任

教務部データ管理者 教諭 教務主任

生徒指導データ管理者 教諭 生徒指導主任

進路指導データ管理者 教諭 進路指導主任

特別活動データ管理者 教諭 特別活動主任

保健関係データ管理者教諭 保健主事、教育相談

(文書管理)

保健関係データ管理者養護教諭 教育相談

(個人情報管理)

その他データ管理者 教諭 運用管理委員

業務系ネットワーク管理者 教諭 運用管理委員

学習系ネットワーク管理者 教諭 運用管理委員

(7) セキュリティとウィルス対策

① 県教育委員会では、データセンター内にセキュリティサーバを設置し、各校の

パソコンの接続管理や資産管理を行う。また、ウィルス対策もデータセンター内

で集中管理する。

② ネットワーク管理者は、データセンターで運用されているヘルプデクスのセキ

ュリティとウィルス対策の情報(HP及びメール)を定期的にチェックし、必要

に応じて校内の利用者に周知すること。

③ サーバ(各校独自の共有フォルダ用NASも同様)の共有フォルダに対しても

セキュリティ設定が施されていることを定期的にチェックすること。

④ データを保管するUSBメモリなどにスパイウェアが潜んでいる場合もあるの

で、校内のパソコンだけでなく、自宅で使用するパソコンについてもスパイウェ

アやマルウェアをリアルタイムに発見し、駆除できるセキュリティソフトを導入

し、最新の状態に更新しておくように研修の機会などに周知すること。

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(8)パソコンの管理

① 学校内における教員用パソコンは、使用者となっている教員が管理し、盗難な

どの防止に努める。

また、長期休業期間などで使用されない日が続くときには、運用管理委員会の

指示により施錠できる場所に保管すること。

② 公費で導入したパソコンなどを校外へ持ち出すことは原則禁止する。これらを

学校の事情で校外へ持ち出す場合は、日時、利用者名、利用場所、持ち出す理由

を運用管理委員会が事前に把握し、許可をすること。

③ パソコンは、管理台帳を作成して管理すること。

(9)有害情報フィルターのポリシー

① 有害情報フィルターは、県教育委員会が次のように分けて設定をする。

ア 学習系LANは、生徒用ポリシーと管理者用の二つのポリシー

イ 業務系LANは、一般教員用と管理者用の二つのポリシー

② 校内LANに接続するパソコンについては、常に有害情報フィルターを適用す

ること。

③ 学校の教育上必要な場合は、有害情報フィルターで許可されるサイトを運用管

理委員会がヘルプデスクに示された手順によって変更すること。

(10) 障害・事故発生時の対応

① 障害・事故発生時の校内における対応手順を作成しておくこと。

② コンピュータウィルスなどの感染を発見した場合は、直ちに校内LANへの接

続を切断し、運用管理委員会が、データセンターと県教育委員会へ電話で届け出

ること。

対処の方法については、データセンターと県教育委員会の指示によりできるだ

け早急に適切に行うこと。

コンピュータウィルス駆除完了後に、コンピュータウィルス対策基準(平成1

2年12月28日付通商産業省告示第952号)に基づき、独立行政法人情報処

理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)へ届け出ること。

③ 不正アクセスの発見や校内LANやインターネットに関する事故が発生した場

合は、運用管理委員会が、県教育委員会へ電話で届け出ること。

④ 再発防止策の研修等については、県総合教育センターに連絡し、相談すること。

3 学校ホームページの運用

ホームページ公開における注意事項

① 学校ホームページは、教育活動(PTA・同窓会・各種クラブ・各種研究会な

ども含む)を掲載し、適切な時期に更新を行うこと。公開にあたっては、校内で

の決裁の流れを明確にすること。

② 記事掲載の目的から生徒の個人情報の掲載が必要な場合は、本人及び保護者の

同意を得ること。

③ 著作物を公開する場合は知的所有権に注意し、事前に著作権者の許諾を得るこ

と。

④ チャットや電子掲示板を運用する場合は、その書き込み内容に注意し、必要に

応じて利用制限などの措置をとること。

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4 その他

① 技術の進展や状況の変化による校内規程の修正・追加については、運用管理委

員会で検討すること。

② このガイドラインに定めること以外で、校内LANの運用に関し必要な事項は、

運用管理委員会において定めるものとする。

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第2章 教員向け校内LAN利用ガイドライン

本ガイドラインは、教員が校内LANを円滑に利用することを目的とし、各校における

教員向け校内LAN利用の手引きを作成するための指針とする。各校では本ガイドライン

を参考に、教員向け校内LAN利用の手引きを作成し、毎年度、周知するものとする。

インターネットの利用については、情報漏洩などの問題、コンピュータウィルスやスパ

イウェアの感染、フィッシング詐欺の被害などが心配される。よって、安全に活用するた

めには、インターネット特有のルールやマナーを守り、被害に遭わないための基礎的な知

識を備えておく必要がある。また、教員であれば校内LANの利用方法だけでなくインタ

ーネットの追跡性や情報モラルについて生徒へ指導できることも必要となる。

1 パソコンの使用上の注意

(1)個人所有のパソコンなどを校内LAN接続することは原則禁止する。

(2)セキュリティを確保するため、校内LANと他のWANの接続は禁止する。(例、

校内でデータ通信カードや公衆無線LANなどを利用し、他のWANへ接続したパソ

コンを校内LANに接続する場合など)

(3)特に必要があり個人所有のパソコンなどを校内LANに接続する場合は、所定の様

式により運用管理委員会へ申請し、許可を得なければいけない。(データセンターで

の接続処理がある)

(4)使用するパソコン及び接続する情報コンセントは、学習系・業務系のいずれに属し

ているか確認してから使用すること。

(5)業務系のファイルを保存する場合は、誤って学習系のフォルダに保存することのな

いように特に注意すること。

(6)他人のパスワードを利用することは法律違反となる。自分に与えられたユーザ名と

パスワードを使用すること。

(7)自分のユーザ名やパスワードを他人に教えないこと。

(8)生徒に業務系に接続可能なパソコンを使用させないこと。

(9)使用中パソコンを離れる場合は、コンピュータをロックするか、ログオフやシャッ

トダウンし、他人に情報が漏洩したり、改ざんされたりすることのないよう注意する

こと。

(10)許可なく、使用するパソコンにソフトウェアをインストールしたり、設定変更した

りしないこと。

(11)ネットワークプリンタに出力する場合は、印刷先をよく確認して実行すること。

(12)データ管理者やその他フォルダの管理者は、フォルダ内を常に整理しておくこと。

(13)自分が使用者となっているパソコンを管理し、盗難などの防止に努めること。

また、長期休業期間などで使用されない日が続くときには、運用管理委員会の指示

により施錠できる場所に保管すること。

(14)公費で導入したパソコンなどを校外へ持ち出すことは原則禁止する。これらを学校

の事情で校外へ持ち出す場合は、日時、利用者名、利用場所、持ち出す理由を運用管

理委員会へ届け出て、事前に承認を得ること。

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2 データの管理

① 校内の教員が扱うデータは、次の3種類に分類し、管理すること。

分類 データの特徴 データ(文書)の例

ア 学校で定められた場所への保管が必 生徒個人の情報、生徒指導に関する情

要で、校外に持ち出すことができな 報などで、漏洩することにより著しいいデータ。 不利益やプライバシーの侵害となるお

それのあるもの。

イ 学校で定められた場所への保管はな 学校内など使用目的が限定される文書いが、原則として校外に持ち出すこ (各種調査など)。とはできないデータ。

ウ 学校で定められた場所への保管義務 授業用の教材など。がなく、校外に持ち出すことが可能なデータ。

② 校内の教員がデータを管理する場合は、適切な保管場所を使用して管理を行う

こと(参考:データの保管の例)。

③ 分類アのデータの文書管理者は、完成したデータを外部メディア(USBメモ

リやMOなど)へ移動した上で、学校で定められた場所へ保管すること。作成に

当たって使われたデータは、その文書管理者が削除依頼するなど適切な指示をす

ること。

④ 分類イに関するデータは、原則として、持ち出しを禁止するが、校外に持ち出

さなくてはいけない場合が生じた時は、委員長の承認を得るなどの手続きを踏み、

データの内容によっては、暗号化などの予防的処理等の適切な処理を施すこと。

⑤ 分掌ごとでフォルダの使用者が定められている場合は、そのデータの管理者を

明らかにすること。(参考:データ管理者一覧)

⑥ ネットワーク管理者やすべてのフォルダへのアクセスが可能な権限をもつ者

は、管理上の必要がない限り、アクセスが制限されている個人フォルダや非公開

フォルダへのアクセスを禁止する。

⑦ データを保管しているサーバ内のデータの整理に心がけ、校内で保管期限を定

め、保管期限が過ぎたフォルダは速やかに削除すること。

特に、分類アとイのデータを保存したことのあるハードディスクやCDなどを

破棄・譲渡する場合は、完全抹消ツールなどで復元できない状態にするか、また

は、対象となるディスクの破砕などの物理的処置を施すこと。

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データの保管の例

データ分類保管場所 特 徴

ア イ ウ

金庫などの鍵のか 分類アの完成したデータ。

かる場所 USBメモリやCD、DVD等の外部メディア ○

へ移動し、学校で定められた場所へ保管する。

個人フォルダ サーバ内で管理され、教員個人のみがアクセス ○ ○ ○

可能なフォルダ。

分掌フォルダ サーバ内で管理され、その分掌に所属する教員 ○ ○

(非公開) のみがアクセス可能なフォルダ。

分掌フォルダ サーバ内で管理され、教員全体がアクセス可能

(公開) なフォルダ。

教員全体で共有してもよいデータで、管理する ○ ○

分掌がはっきりとしているデータを管理するフ

ォルダ。

共有フォルダ サーバ内で管理され、教員全体がアクセス可能

なフォルダ。 ○ ○

教員全体で自由に共有して使用する必要がある

データを管理するフォルダ。

外部メディア 教員個人が作成した教材等のファイル。校外に ○

持ち出して使用する必要のあるデータ。

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データ管理者一覧の例

管理するデータ等 職 校務分掌 備考

学校経営全般 校長 運用管理委員長

校務全般・渉外 教頭 運用管理副委員長・HP 管理者

総務部データ管理者 教諭 総務主任

教務部データ管理者 教諭 教務主任

生徒指導データ管理者 教諭 生徒指導主任

進路指導データ管理者 教諭 進路指導主任

特別活動データ管理者 教諭 特別活動主任

保健関係データ管理者教諭 保健主事、教育相談

(文書管理)

保健関係データ管理者養護教諭 教育相談

(個人情報管理)

その他データ管理者 教諭 運用管理委員

業務系ネットワーク管理者 教諭 運用管理委員

学習系ネットワーク管理者 教諭 運用管理委員

3 研修と指導

(1)教員の研修

① 校内LANの利用方法・指導方法についての校内研修を受けること。

② ネットワーク管理者は、最新の知識、技術を維持するための研修に努めること。

(2) 生徒への指導

① 教員は、校内LAN利用における注意事項や禁止事項だけでなく、インターネッ

トの追跡性や情報モラルについての事前指導を行うこと。

② 教員は、校内LANの利用方法を指導するだけでなく、授業等で情報手段として

活用することにより情報活用能力を育成すること。

③ 教員は、電子メールの送受信や、Webページの閲覧、電子掲示板への書き込み

などにおいて、サーバにはアクセス記録(ログ)が残る。これを調査することで、

名前が不明(匿名性)でも利用者を特定できること(追跡性)を生徒に伝え、周知

する。このように、パソコンや携帯電話からの閲覧や書き込みは、ログを調査すれ

ば利用者を特定できることを生徒に理解させておく。

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4 指導における留意事項

(1)人権・個人情報保護など

① ホームページ等に特定の個人、組織、団体等の権利を侵害したり、誹謗・中傷す

るような内容を掲載しないよう十分配慮すること。

② 学校行事や生徒の作品等の紹介をホームページ上に掲載する場合は、本人及び保

護者の同意を得ることを原則とする。

③ 記事掲載の目的から個人情報の掲載が必要な場合は、本人及び保護者の同意を得

ること。

④ ホームページに掲載した情報は、その教育目標や目的が達成されたと判断された

時点で掲載を止めるほか、年度ごとに見直しをすること。

(2)著作物の使用

① 他で公表されているホームページ、新聞、雑誌などの文章、写真、音声などの情

報は著作物であり、利用する場合は必ず著作権者に了解を得ること。

② 生徒の作品にも著作権があり、作品を掲載するときは、本人または保護者の了解

を得ること。

③ ホームページの著作権を主張する場合は、トップページにその旨を明記すること。

(3)内容の点検

① 学校ホームページに生徒が作成した情報を掲載するときは、不適切な内容や表現

がないよう十分点検し、教員が掲載すること。

② 生徒が校外とメールの送受信する必要があるときは、教員が立ち会うなど適切な

指導をすること。

(4)禁止事項

① 営利を目的とした物品の売買や交換は原則として禁止する。ただし、教育活動の

一環として必要な場合は運用管理委員会の判断に委ねる。

② 有害情報や営利目的、政治的または宗教的宣伝のためのリンクは禁止する。

5 その他留意事項

(1)勤務中のネットの使用について

① 校内において、株の売買や、不適切なサイトの閲覧や作成などの行為は、堅く禁

ずる。

② ネットオークションやネットショッピング等は、校務や授業に必要な場合を除い

て禁ずる。

③ スパムメール対策のため、様々なサイトに個人情報を登録する場合やメールマガ

ジンの登録に関して、県配布の教員用メールアドレスの登録は慎重にすること。

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第3章 生徒向け校内LAN利用ガイドライン

本ガイドラインは生徒が校内LANの利用を円滑に進めることを目的とし、各校におけ

る生徒向けの校内LAN利用の手引きを作成するための指針とする。各校では本ガイドラ

インを参考に校内LAN利用の手引きを作成し、毎年度、周知するものとする。

コンピュータやインターネットなどの情報手段を利用する場合、利用者のモラル不足に

より問題が発生することがある。安全に利用するためには、日常のルールやマナーだけで

なく、ネットワーク社会特有の情報モラルも守らなければならない。

1 電子メールについて

生徒メールは、授業でのメール操作などの実習が主な用途であり、メールが送受信でき

るのは、学校内だけで、学校外には送受信できない。

学校外へメールを送受信する必要がある場合は、担当の教員の指導のもとで送受信を行

う。

(1)パスワードの管理

ネットワーク社会では、パスワードが大切である。忘れたり、他人から知られた

りしないように責任を持って管理すること。

(2)個人情報の保護

他人の氏名や住所、電話番号などの個人情報を勝手に送信してはいけない。プラ

イバシーを大切にすること。

(3)人権の尊重

悪口、うそやデマなど人を困らせたり、迷惑をかけるようなメールは書かないよ

うにすること。また他人のメールを勝手に読んだり、他人のアドレスを使ってメー

ルを送ってはならない。

(4)添付ファイル

コンピュータウィルスを含む恐れのあるファイルを添付して送ってはならない。

(5)差出人が不明のメール

差出人不明のメールは不用意に開いてはならない。コンピュータウィルスに感染

する危険がある。

(6)物品の購入等

校内LAN(インターネット)を利用したオンラインショッピングなどは原則禁

止となっている。メールを利用して物品の売買や交換などをする場合は、担当の教

員に届け出て許可を得てからにすること。

(7)メールでの勧誘

メールによる勧誘に安易に応じてはならない。犯罪に巻き込まれる可能性もある。

(8)迷惑メール

サイズの大きいファイルを添付したり、特定の相手に一度に大量のメールを送り

つけたりしてはならない。

(9)相手への配慮

相手がどのように受け取るかに注意し、文章表現には十分注意すること。

(10)開放性

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メールは複数のサーバを経由するため、誰かに見られる可能性があることに留意

すること。

(11)文字等の制限

半角のカタカナ(アイウ等)、特殊な記号は、相手の機種によっては読めない場合が

あるので、メールには使わないようにすること。

(12)署名

本文の始めは「○○学校の××です。」と自分の名前から書き、終わりには、自

分のメールアドレスを書くようにすること。

(13)簡潔性

本文は分かりやすく簡潔に書くようにし、相手が読みやすい文章作成を心がける

こと。

(14)メールアドレス

メールアドレスは正確に書き、間違いには十分注意すること。

(15)受信の確認

メールを受信した相手には、返事を出す習慣をつけること。送信元不明のメール

には返信しないこと。

(16) 架空請求

利用した覚えのない代金請求には応じないで、担当の教員に相談すること。

(17) フィッシング詐欺

パスワードや個人情報の入力を求めるメールは、詐欺の場合もある。判断が難し

い場合は、担当の教員に相談し、不明な場合はそのメールを削除すること。

2 インターネットの利用について

生徒がインターネットを利用する場合

(1)ダウンロード

学習に必要な情報をホームページからダウンロードする場合は、担当の教員の

許可を得ること。情報が有料であったり、コンピュータウィルスを含んでいる場

合がある。

(2)有料情報への対処

有料情報については、原則として校内での利用を禁止する。学習に必要な有料

情報を利用する場合は、担当の教員にその理由を説明し、事前に許可を得ること。

勝手に利用すると、後で高額の請求をされるなどのトラブルとなることがある。

(3)有害情報への対処

ホームページの中には違法な情報や不適切な情報も含まれる。そのようなホー

ムページは閲覧しないこと。

(4)情報検索・収集

情報検索・収集にあたっては、事前に何を調べたいのかを明確にした上でキー

ワード等を準備しておくこと。

(5)交流

収集した有益な情報は積極的に活用するとともに、自らの情報も積極的に他へ

発信し、交流を深めるようにすること。

(6)困ったときの相談

インターネットを利用していて問題が起こったときは、一人で悩まず、すぐに

担当の教員や保護者に相談すること。

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生徒が作成したホームページを公開する場合

授業等の実習で、作成したホームページを公開する場合は、学校ホームページのサー

バを使用する。また、そのアップロードは、担当教員が行い、生徒が勝手にアップロー

ドをすることはできない。

校内より、生徒が個人で契約しているサーバへホームページをアップロードしたり、

ブログサイトを更新することは禁ずる。

また、生徒が公開用ホームページ等を作成する場合は、以下のことに留意する。

(1)ホームページによる情報発信

ホームページにより情報を発信するときは、誰に向けて、何の目的で、何を伝

えるのかを明確にすること。

(2)人権の尊重

① 悪口、うそやデマなど人を困らせること、他人を非難することなど、他人から

されて自分が迷惑だと思うようなことは、ホームページに掲載してはならない。

② 個人の住所や電話番号などの個人情報も同様である。

③ 生徒名などは本人に無断でホームページに掲載してはならない。

④ 本人を特定できる写真などは本人に無断でホームページに掲載してはならな

い。

⑤ ホームページに掲載する内容は、その案を作成してから担当の教員に相談し、

必要に応じて本人及び保護者の許諾を得た上で載せること。

(3)著作権の保護

① 生徒の作品なども著作物であるので、その写真等をホームページに掲載する場

合は、事前に本人の許諾を得ること。

② 本や雑誌だけでなく、インターネットなどに掲載されている絵や写真、グラフ、

図、表、文章などにも著作権があり、無断で掲載することはできない。掲載する

必要がある場合は担当の教員に相談し、著作者の許諾を得ること。また、引用す

る場合はその出典を明記すること。

③ アニメキャラクターなどのコピーや、まねて書いたものを公開することはでき

ない。

④ 他のホームページにリンクを張るときは、そのリンク先のホームページの管理

者の許可を得ること。

(4)禁止事項

① ホームページを利用して営利を目的とした物品の売買や交換をしてはならな

い。学習活動の一環としてホームページで物品の売買や交換を行う場合は、担当

の教員に相談し、許可を得ること。

② 有害情報を含むホームページには、リンクを張らないこと。

3 電子掲示板などのコミュニケーションサイトについて

(1)担当の教員の許可なく、電子掲示板などのコミュニケーションサイト(チャット、

SNS、ブログ、プロフ、動画投稿サイトなど)を利用しないこと。

(2)許可を得て利用する場合でも、以下のことに注意すること。

① 自分の発言には責任を持ち、不確実な情報や不適切な情報を投稿しないよう、

慎重に利用すること。

② 一度、動画、写真、個人情報などを投稿してしまえば、インターネット上で広

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がってしまうことになり、それらのコンテンツを完全に回収することは非常に難

しいことを理解し、慎重に利用すること。

③ コミュニケーションサイトに投稿した内容が悪用される場合もあることを理解

し、慎重に利用すること。

④ 投稿の内容によっては人の心を傷付けたり、迷惑をかけたり、訴えられたり、

犯罪行為となってしまったりする場合もあることを理解しておくこと。自分で判

断が難しい場合は、担当の教員に相談すること。

⑤ 他人の個人情報は投稿しないこと。

(3)利用者の名前が不明でも、サーバにはアクセス記録(ログ)が残り、そのログを

調査することで利用者を特定できることを理解しておくこと。

(4)不適切な投稿を発見した場合は、すみやかに担当の教員に相談すること。

4 コンピュータ使用上の注意

(1)生徒が使用できるコンピュータは、学習系コンピュータのみである。

(2)他人のユーザ名とパスワードを利用することは法律で禁止されている。必ず自分

に与えられたユーザ名とパスワードを使用すること。

(3)自分のユーザ名とパスワードを他人に教えないこと。もし、紛失した場合は、担

当の教員に相談すること。

(4)ファイルを保存する場合、保存するフォルダをきちんと確認し、指定されたフォ

ルダに保存すること。

(5)許可なく、使用するコンピュータにソフトウェアをインストールしたり、コンピ

ュータの設定変更やフォルダの作成したりしないこと。

(6)貸出用のコンピュータ等を使用する場合は、担当の教員の許可を得ること。

また、他人に又貸ししてはいけない。

(7)印刷するときは担当の教員の指示に従い、どのプリンタに印刷されるか確認して

から実行すること。

(8)印刷された用紙は放置することなく、直ちに回収すること。

(9)許可なく、コンピュータを移動しないこと。

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平成21年度県立学校学習ネットワークシステム検討作業委員会委員

No. 所 属 氏 名 職 名 等

1 角館南高等学校 佐藤 謙一 委員長:教頭

2 秋田高等学校 阿部 雅彦 教 諭

3 秋田明徳館高等学校 船木 喜夫 教 諭

4 仁賀保高等学校 早藤 素史 教 諭

5 総合教育センター 小山 昌岐 指 導 主 事

6 総合教育センター 鈴木 鉄美 指 導 主 事

7 特別支援教育課 新井 敏彦 指 導 主 事

8 特別支援教育課 千葉 雅樹 指 導 主 事

9 高校教育課 保坂 徹 指 導 主 事

10 高校教育課 成田 実 指 導 主 事