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平成26年10月吉日 保護者各位 ICM 国際メディカル専門学校・学校通信 2014(前期) 日頃より本学の専門教育にご理解をいただき誠にありがとうございます。国際メディカル専門学 校では、医療・福祉の現場で即戦力として活躍できる人間力育成を目標とし、下記の教育方針に基 づき様々な角度から教育を行っています。学校全体として取り組んでいる活動状況を、保護者様と も情報共有させていただきたく、本学校通信にて平成26年度前期の活動の様子についてご報告さ せていただきます。 今後とも就学生活の様々な面において保護者様からのご理解ご協力をお願い申し上げます。 ●人間力育成のための学校教育方針 実践行動学 礼儀・礼節 清潔 地域貢献 国際理解 奉仕 集団行動 自らの夢を描き、実現のための目標を明確にすることで、モチベーションを向上・維持し、また諦めず継 続的に学習し目標達成に向け前向きに行動することができる。 あいさつは人間関係の最も重要なコミュニケーションであり、笑顔で元気にあいさつを交わすことができ、 状況に応じた正しい言葉遣いや行動ができる。これらの言動を通して感謝の心を持つことができる。 自らの身だしなみを整え、校舎内・外の環境をきれいに保つことで、自らの心を磨くことができる。 地域行事への参加を通して地域に関心愛着を持ち、地域社会の一員であることを自覚することができる。 海外研修や留学生との交流を通して、異文化を受け入れ、素直で他を尊重する精神を持つことができる。 ボランティア活動を通して、他人を思いやる謙虚な気持ち、公共のために尽くす心を持ち、人と人とのつ ながりを実感することができる。 集団の中で他者と協調し、達成すべき目標や行うべき行動の実現を通して、リーダーシップを学び自ら果 たすべき責任や役割の重要さを身に付けることができる。 【実践行動学研修(4月)】 毎年4月始業時に全学科全学年にて実施している動機づけ研修です。「心 のあり方」と「達成のスキル」を身に付けることを目的とし、目標設定の仕方、これ までの振り返り、問題の対処法などを学び、目標に対してのアプローチ方法を 考え、実践していくための研修です。 また、複数学科の同期生を混在する形でグループ分けをし、教員もインスト ラクターとしてすべての学科学生に関わるような形で実施する学科間交流の場 でもあります。グループワークの型やその中でのリーダーシップ、協調性を養う 集団行動の人間力育成にも役立てています。 同じ医療の道を志す仲間と共に、学校生活を前向きな思考をもって春のスタ ートを切り、そのモチベーションを継続していくことも本研修のねらいとなってい ます。

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Page 1: ICM 2014 · するホスピタリティ精神(おもてなしの心)を学ぶプログラムであり、医療サービスに従事する学生にとっても、患者様のこと

平成26年10月吉日

保護者各位

ICM国際メディカル専門学校・学校通信 2014(前期)

日頃より本学の専門教育にご理解をいただき誠にありがとうございます。国際メディカル専門学

校では、医療・福祉の現場で即戦力として活躍できる人間力育成を目標とし、下記の教育方針に基

づき様々な角度から教育を行っています。学校全体として取り組んでいる活動状況を、保護者様と

も情報共有させていただきたく、本学校通信にて平成26年度前期の活動の様子についてご報告さ

せていただきます。

今後とも就学生活の様々な面において保護者様からのご理解ご協力をお願い申し上げます。

●人間力育成のための学校教育方針

実践行動学

礼儀・礼節

清潔

地域貢献

国際理解

奉仕

集団行動

自らの夢を描き、実現のための目標を明確にすることで、モチベーションを向上・維持し、また諦めず継

続的に学習し目標達成に向け前向きに行動することができる。

あいさつは人間関係の最も重要なコミュニケーションであり、笑顔で元気にあいさつを交わすことができ、

状況に応じた正しい言葉遣いや行動ができる。これらの言動を通して感謝の心を持つことができる。

自らの身だしなみを整え、校舎内・外の環境をきれいに保つことで、自らの心を磨くことができる。

地域行事への参加を通して地域に関心愛着を持ち、地域社会の一員であることを自覚することができる。

海外研修や留学生との交流を通して、異文化を受け入れ、素直で他を尊重する精神を持つことができる。

ボランティア活動を通して、他人を思いやる謙虚な気持ち、公共のために尽くす心を持ち、人と人とのつ

ながりを実感することができる。

集団の中で他者と協調し、達成すべき目標や行うべき行動の実現を通して、リーダーシップを学び自ら果

たすべき責任や役割の重要さを身に付けることができる。

【実践行動学研修(4月)】

毎年4月始業時に全学科全学年にて実施している動機づけ研修です。「心

のあり方」と「達成のスキル」を身に付けることを目的とし、目標設定の仕方、これ

までの振り返り、問題の対処法などを学び、目標に対してのアプローチ方法を

考え、実践していくための研修です。

また、複数学科の同期生を混在する形でグループ分けをし、教員もインスト

ラクターとしてすべての学科学生に関わるような形で実施する学科間交流の場

でもあります。グループワークの型やその中でのリーダーシップ、協調性を養う

集団行動の人間力育成にも役立てています。

同じ医療の道を志す仲間と共に、学校生活を前向きな思考をもって春のスタ

ートを切り、そのモチベーションを継続していくことも本研修のねらいとなってい

ます。

Page 2: ICM 2014 · するホスピタリティ精神(おもてなしの心)を学ぶプログラムであり、医療サービスに従事する学生にとっても、患者様のこと

【妙高園チームビルディング研修(4‐5月)】

看護学科新入生は 4月、臨床工学技士科、診療情報管理士学科、医療事務学科新入生は3学科合同にて5月に新潟

県妙高市にあります「NSG妙高園」にて実施したチームビルディング研修の様子です。本研修では、妙高の豊かな自然環

境や現地の施設を利用しながら、一人では解決できない精神的身体的課題に対して、ひとりひとりの持ち味や能力を出し

合い、グループで協力して解決していく様々なプログラムが用意されています。新入生たちは自然の中でのびのびと楽し

みながら、チームワークの大切さについて学んでいきます。

今後も様々な経験を通して、クラス内のコミュニケーションが活発化し、ひとりひとりがチームの一員として役割をもって、

全員の目標達成に向けて充実した就学生活を送ってくれることを期待しています。

【校内スポーツ大会(5月)】

毎年恒例の ICM校内スポーツ大会が5月23日に開催されました。今年度は男女バレーボール、障害物競争の3種目

競技のクラス対抗戦で総合優勝を競いました。大会に際し、各クラスよりスポーツ大会委員を選出し、その年の競技の決

定から前日までの様々な準備、当日の大会運営に至るまで、学生委員を中心に行っています。また、練習会を協調性を

もって行い、当日の応援にもまとまりを感じるクラスが多く見受けられました。

今年もイキイキとした表情で一生懸命競技に参加する ICM学生たちでした。

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【海外・国内研修(6月)】

6月23~27日の期間において、2年生対象の合同研修(対象学科:臨床工学技士科、看護学科、医療事務学科、診

療情報管理士学科)を、海外(グアム)コースと国内(東京)コースに分かれて実施しました。

個人旅行では実現が難しい施設視察や交流機会を通して、教育方針の一つでもある「国際理解」を深めてもらうことを

目的に、海外研修への参加を推進しております。グアム研修は今年で5年目になりますが、グアム大学の学生との交流と

同大学講師によるイングリッシュ講座、グアムメモリアルホスピタルの病院視察を含めた研修となりました。国際化の時代に

おいて、万国共通語である語学力の必要性について肌で感じた学生も多かったのではないかと思います。また、現地病

院視察でも、日本との共通点や違いを発見し、将来に向けての大きな刺激となったと思います。

国内は国立ハンセン病資料館および東京ディズニーアカデミーでの研修を実施しました。ハンセン病資料館では、ハ

ンセン病患者を取り巻いてきた厳しい環境や誤解に対して衝撃を受けると共に、将来、医療従事者としても正しい知識に

基づく対応をしていく必要性を感じたことと思います。また、ディズニーアカデミー研修は、お客様の立場に立ち自ら行動

するホスピタリティ精神(おもてなしの心)を学ぶプログラムであり、医療サービスに従事する学生にとっても、患者様のこと

を考え、そこで求められるコミュニケーション技術についても考える研修になったと思います。

【新校名・新校舎設置10周年記念講演会(7月)】

平成26年3月で国際メディカル専門学校が現在の校舎にて新校名でスタートしてから10年が経過しました。今年度は

その10周年を記念し、卒業生の集まりである校友会主催にて記念講演会が開催されました。講演者に脳神経外科医の

林成之先生(前日本大学大学院総合科学研究科生命科学専攻教授)を御招きし、『勝負脳の鍛え方』をテーマにご講演

いただきました。ICM 在校生の他、卒業生、現旧教職員、来賓を含め500名を超える参加となりました。講師の林先生は、

スポーツ医学分野でも2008年北京オリンピック日本代表水泳チームの脳科学的戦略指導に参加され北島康介選手をは

じめとしたチームの好成績にも貢献された方で、その脳科学的手法は、現在はスポーツ業界に留まらず、ビジネス、教育

Page 4: ICM 2014 · するホスピタリティ精神(おもてなしの心)を学ぶプログラムであり、医療サービスに従事する学生にとっても、患者様のこと

など様々な分野で注目され取り入れられており、すべての参加者にとって大変学びの多い講演となりました。勝負強さを

支える習慣や、自分自身の前向きな気持ち次第で脳の働きは変わること、気持ちは年を取らないなど、林先生から伝えら

れる前向きなメッセージは学生たちを感化し、日常生活の様々なシーンにおいても考えさせられる内容が満載でした。講

演後の質疑の場でも前向きな質問が多数寄せられ、実りある有意義な講演会であったことが伺えました。

【明和義人祭(8月)】

毎年8月24日に新潟市内上古町商店街を中心に行われる「明和義人祭」に ICM生を含む NSGカレッジリーグ学生が

踊り手や祭りボランティアとして地域貢献の一環で参加しています。今年も祭りのフィナーレを飾る盆踊り「蜑(あま)の手振

り」に、総勢約 1400名のグループ学生が踊り手として活き活きと参加しました。ICMからも医療事務学科、診療情報管理

士学科学生を中心に50名超の学生と教員が踊り手として参加し、艶やかな浴衣姿で真夏の夜の街を彩りました。

今後も学内行事にとどまることなく、地域活性のための外部イベントや他グループ校や関係機関との交流機会にも積極

的に参加を促していきたいと思います。

なお、「明和義人祭(蜑の手振り)」の様子が下記 YouTube配信動画にてご覧いただけますので、

是非グループ学生の活気ある祭り参加の様子も合せてご確認下さい。

明和義人祭(カレッジリーグ生参加の様子)

https://www.youtube.com/watch?v=AiF031QYWVE

本通信は、学校全体の取り組みに関する報告となっています。学科または学生個人に関する報告や相

談に関しては、それぞれ学科担当、クラス担任を通じてご確認下さい。なお、学校ホームページや学校

Facebook(下記学校ホームページからも入れます)にて、イベントの紹介や実施報告、学科ブログを通して

各科の様子を随時配信しております。お気軽にご覧下さい。

学校ホームページ URL http://www.icm-net.jp

学校通信記事編集担当:教務部 佐藤秀幸