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本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -1/2- Covid-19 の悪影響で大幅な減収減益 20 年 4-6 月期の売上高は前年同期比 42%減の 118 億ドル。継続事業の EPS は市場予想で 0.64 ドル赤 字が見込まれていたが、同 94%減の 0.08 ドルと黒 字を確保した。事業別の営業損益はテーマパーク事 業が 20 億㌦の赤字に転落。休園などの影響が 35 億 ㌦程度あった。動画配信・国際事業の営業損失は前 年同期から小幅拡大の 7 億㌦赤字。配給減などで映 画事業が 16%減益の 7 億㌦。一方、テレビ事業は制 作費減等により 48%増益の 32 億㌦と好調だった。 映画「ムーラン」はディズニー+上で公開 19 年 11 月 12 日から開始された動画配信サービ ス「ディズニー+」の有料会員数は、8 月 3 日時点で 6,050 万人超。24 年 9 月末会社計画である 6,000~ 9,000 万人の下限に早くも到達した。また、ディズニ ー+、Hulu(フールー)、ESPN+の 3 サービスの有料 会員数は合計で 1 億人超としている。なお、新たな 会社計画については、数ヵ月後に示すとした。 映画館での公開延期を繰り返した作品「ムーラン」 実写版は、9 月 4 日にディズニー+上で公開へと変 更されたが、公開週の週末はアプリのインストール 数が前週比 68%増だったと報道されている。 新たな動画配信サービスも計画 テーマパークの開園やコンテンツ制作再開は段階 的にしか進められず、Covid-19 対策に 21 年度通期 で 10 億㌦程度の費用を見込むなど、先行きも懸念 は多い。一方、インドを中心に 100 ヵ国以上で放映 網を持つ「スター」ブランドを利用し、ディズニー +とは異なる動画配信サービスを 2021 年に開始す る計画を発表。既存 3 サービスの会員数増加に加え、 新サービスの展開も注目されよう。今後も動画配信 の成長期待が株価の支援材料になるとみる。 (NY 原) ウォルト・ディズニー (米国、総合エンターテイメント) The Walt Disney Company (ティッカー:DIS、大和コード:A4810) http://thewaltdisneycompany.com/investors ディズニーの動画配信サービスの概要 (出所)上記 3 サービスをセットにした料金は 12.99 ㌦ (出所)各種資料 動画配信サービス有料会員数の推移 (出所)会社資料 株価推移(週足) (出所)ニューヨーク証券取引所 名称 概要 月額料金 (米国 ㌦) 24年9月期末 会員数 会社計画 ディズニー+ (プラス) ディズニー、マーベル、ピクサー、ス ター・ウォーズなどの映画やオリジナル 作品の他、21世紀フォックスの作品 も視聴可 6.99 6,000万 ~9,000万 (20年8月3日時点 6,050万で到達済) Hulu (フールー) テレビ番組に強みを持つ他、オリジナ ル番組投入や使い勝手の向上に注 力。広告無し(11.99㌦)やテレビ 放送を視聴できるセットプラン (54.99㌦)も提供 5.99 4,000万 ~6,000万 (20年6月期末 3,550万) ESPN+ (プラス) 同社傘下のスポーツ専門チャンネルの ESPNで放映されない野球、アイス ホッケーの試合が視聴可能。オリジナ ル番組も放映 5.99 800万 ~1,200万 (20年6月期末 850万で到達済) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 18/12 19/03 19/06 19/09 19/12 20/03 20/06 ESPN+ Hulu ディズニー+ (年/月) (万人) 70 80 90 100 110 120 130 140 150 160 2018 2019 2020 (年) 26週移動平均 52週移動平均 9月16日まで (ドル) 4-6 月期は減収減益も、予想外の黒字確保。動画配信サービス有料会員数は1億人を突破 会社概要 1928 年にミッキーマウスが人気を博し、世界初長編アニメ「白雪姫」で名声を高める。その後はディズニーラ ンド開業、ディズニー・チャンネル開局、ディズニーストアをオープンなど、映画コンテンツを様々なチャネ ルで収益化するモデルを築いていった。米四大放送ネットワークの一つ ABC やスポーツチャンネル ESPN を 運営する他、同業買収によるコンテンツ強化や動画配信サービスの開始で事業を拡大中。NY ダウ構成銘柄。 ダイワ・セレクション 2020.9.24 19.9 69,570 百万㌦ 11,054 百万㌦ 株価 132.09 ㌦ 1㌦= 104.95 円 20.9 予 65,110 (▲6%) ▲3,833 (赤転) 時価総額 2,387 億㌦ 21.9 予 71,446 (+10%) 2,820 (黒転) 予想EPS(20.9) -2.09 ㌦ 予想PER(20.9) - 22.9 予 83,494 (+17%) 7,520 (2.7倍) 予想EPS(21.9) 1.56 ㌦ 予想PER(21.9) 84.7 倍 ※予想はリフィニティブ集計のアナリストコンセンサス。EPSは一株当たり利益 売上高 純利益 株価・為替情報(9/16時点)

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  • 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。

    -1/2-

    Covid-19の悪影響で大幅な減収減益

    20 年 4-6 月期の売上高は前年同期比 42%減の 118

    億ドル。継続事業の EPS は市場予想で 0.64 ドル赤

    字が見込まれていたが、同 94%減の 0.08 ドルと黒

    字を確保した。事業別の営業損益はテーマパーク事

    業が 20 億㌦の赤字に転落。休園などの影響が 35 億

    ㌦程度あった。動画配信・国際事業の営業損失は前

    年同期から小幅拡大の 7 億㌦赤字。配給減などで映

    画事業が 16%減益の 7 億㌦。一方、テレビ事業は制

    作費減等により 48%増益の 32 億㌦と好調だった。

    映画「ムーラン」はディズニー+上で公開

    19 年 11 月 12 日から開始された動画配信サービ

    ス「ディズニー+」の有料会員数は、8 月 3 日時点で

    6,050 万人超。24 年 9 月末会社計画である 6,000~

    9,000 万人の下限に早くも到達した。また、ディズニ

    ー+、Hulu(フールー)、ESPN+の 3 サービスの有料

    会員数は合計で 1 億人超としている。なお、新たな

    会社計画については、数ヵ月後に示すとした。

    映画館での公開延期を繰り返した作品「ムーラン」

    実写版は、9 月 4 日にディズニー+上で公開へと変

    更されたが、公開週の週末はアプリのインストール

    数が前週比 68%増だったと報道されている。

    新たな動画配信サービスも計画

    テーマパークの開園やコンテンツ制作再開は段階

    的にしか進められず、Covid-19 対策に 21 年度通期

    で 10 億㌦程度の費用を見込むなど、先行きも懸念

    は多い。一方、インドを中心に 100 ヵ国以上で放映

    網を持つ「スター」ブランドを利用し、ディズニー

    +とは異なる動画配信サービスを 2021 年に開始す

    る計画を発表。既存 3 サービスの会員数増加に加え、

    新サービスの展開も注目されよう。今後も動画配信

    の成長期待が株価の支援材料になるとみる。(NY 原)

    ウォルト・ディズニー (米国、総合エンターテイメント) The Walt Disney Company (ティッカー:DIS、大和コード:A4810) http://thewaltdisneycompany.com/investors

    ① ディズニーの動画配信サービスの概要

    (出所)上記 3 サービスをセットにした料金は 12.99㌦ (出所)各種資料

    ② 動画配信サービス有料会員数の推移

    (出所)会社資料

    株価推移(週足)

    (出所)ニューヨーク証券取引所

    名称 概要月額料金

    (米国

    ㌦)

    24年9月期末

    会員数

    会社計画

    ディズニー+

    (プラス)

    ディズニー、マーベル、ピクサー、ス

    ター・ウォーズなどの映画やオリジナル

    作品の他、21世紀フォックスの作品

    も視聴可

    6.99

    6,000万

    ~9,000万(20年8月3日時点

    6,050万で到達済)

    Hulu

    (フールー)

    テレビ番組に強みを持つ他、オリジナ

    ル番組投入や使い勝手の向上に注

    力。広告無し(11.99㌦)やテレビ

    放送を視聴できるセットプラン

    (54.99㌦)も提供

    5.99

    4,000万

    ~6,000万(20年6月期末

    3,550万)

    ESPN+

    (プラス)

    同社傘下のスポーツ専門チャンネルの

    ESPNで放映されない野球、アイス

    ホッケーの試合が視聴可能。オリジナ

    ル番組も放映

    5.99

    800万

    ~1,200万(20年6月期末

    850万で到達済)

    0

    1,000

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    7,000

    18/12 19/03 19/06 19/09 19/12 20/03 20/06

    ESPN+ Hulu ディズニー+

    (年/月)

    (万人)

    70

    80

    90

    100

    110

    120

    130

    140

    150

    160

    2018 2019 2020 (年)

    26週移動平均

    52週移動平均

    9月16日まで

    (ドル)

    4-6月期は減収減益も、予想外の黒字確保。動画配信サービス有料会員数は1億人を突破

    会社概要 1928 年にミッキーマウスが人気を博し、世界初長編アニメ「白雪姫」で名声を高める。その後はディズニーランド開業、ディズニー・チャンネル開局、ディズニーストアをオープンなど、映画コンテンツを様々なチャネルで収益化するモデルを築いていった。米四大放送ネットワークの一つ ABC やスポーツチャンネル ESPN を運営する他、同業買収によるコンテンツ強化や動画配信サービスの開始で事業を拡大中。NY ダウ構成銘柄。

    ダイワ・セレクション

    2020.9.24

    19.9 69,570 百万㌦ 11,054 百万㌦ 株価 132.09 ㌦ 1㌦= 104.95 円

    20.9 予 65,110 (▲6%) ▲3,833 (赤転) 時価総額 2,387 億㌦

    21.9 予 71,446 (+10%) 2,820 (黒転) 予想EPS(20.9) -2.09 ㌦ 予想PER(20.9) -

    22.9 予 83,494 (+17%) 7,520 (2.7倍) 予想EPS(21.9) 1.56 ㌦ 予想PER(21.9) 84.7 倍

    ※予想はリフィニティブ集計のアナリストコンセンサス。EPSは一株当たり利益

    売上高 純利益 株価・為替情報(9/16時点)

    http://thewaltdisneycompany.com/investors

  • 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。

    -22222222②22-2/2-

    商号等 :大和証券株式会社 / 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第108号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、

    一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

    【保有株式等について】 大和証券は、このレポートに記載された会社が発行する株券等を保有し、売買し、または今後売買することがあります。大和証券グループが、株式等を合計 5%超保有しているとして大量保有報告を行なっている会社は以下の通りです。(2020年 8月 31日現在)

    シード平和(1739) アイケイ(2722) サムティ(3244) ファンドクリエーショングループ(3266) ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(3278) ケー・エフ・シー(3420) ケネディクス商業リート投資法人(3453) ヘルスケア&メディカル投資法人(3455) サムティ・レジデンシャル投資法人(3459) 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(3471) ザイマックス・リート投資法人(3488) パピレス(3641) エニグモ(3665) ブイキューブ(3681) 日本一ソフトウェア(3851) ダブルスタンダード(3925) ラサ工業(4022) 田岡化学工業(4113) 旭有機材(4216) リックソフト(4429) 第一工業製薬(4461) ウィルズ(4482) 中京医薬品(4558) 日本色材工業研究所(4920) 東京鐵鋼(5445) 東邦亜鉛(5707) 日本伸銅(5753) 昭和電線ホールディングス(5805) イトクロ(6049) シグマクシス(6088) カワタ(6292) インターネットインフィニティー(6545) ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス(6575) TDK(6762) 日本電子材料(6855) アドバンテスト(6857) IMAGICA GROUP(6879) アバールデータ(6918) 太陽誘電(6976) コプロ・ホールディングス(7059) アストマックス(7162) GMOフィナンシャルホールディングス(7177) KIYOラーニング(7353) クレディセゾン(8253) マネーパートナーズグループ(8732) プレミア投資法人(8956) ケネディクス・オフィス投資法人(8972) 大和証券オフィス投資法人(8976) 大和証券リビング投資法人(8986) ジャパンエクセレント投資法人(8987) ワイヤレスゲート(9419) ユニマットリタイアメント・コミュニティ(9707) 帝国ホテル(9708) ファーストリテイリング(9983)(銘柄コード順)

    【主幹事を担当した会社について】 大和証券は、2019年 9月以降下記の銘柄に関する募集・売出し(普通社債を除く)にあたり主幹事会社を担当しています。

    雪国まいたけ(1375) 大豊建設(1822) アサヒグループホールディングス(2502) カワニシホールディングス(2689) SOSiLA物流リート投資法人(2979) SREホールディングス(2980) ランディックス(2981) 産業ファンド投資法人(3249) ヒューリックリート投資法人(3295) テクノフレックス(3449) トーセイ・リート投資法人(3451) ケネディクス商業リート投資法人(3453) 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(3471) 三菱地所物流リート投資法人(3481) 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(3493) ユーザーローカル(3984) GMOフィナンシャルゲート(4051) Sun Asterisk(4053) 恵和(4251) BASE(4477) フリー(4478) マクアケ(4479) メドレー(4480) ランサーズ(4484) JTOWER(4485) スペースマーケット(4487) コマースOneホールディングス(4496) ヴィス(5071) 日本インシュレーション(5368) チャーム・ケア・コーポレーション(6062) キオクシアホールディングス(6600) 第一精工株式会社(6640) ジモティー(7082) グッドパッチ(7351) 大和ハウスリート投資法人(8984) USEN-NEXT HOLDINGS(9418) ソフトバンク株式会社(9434) アイ・エス・ビー(9702)(銘柄コード順)

    お取引にあたっての手数料等およびリスクについて

    手数料等およびリスクについて

    株式等の売買等にあたっては、「ダイワ・コンサルティング」コースの店舗(支店担当者)経由で国内委託取引を行なう場合、約定代金に対して最大 1.26500%(但し、最低 2,750 円)の委託手数料(税込)が必要となります。また、外国株式等の外国取引にあたっては約定代金に対して最大0.99000%の国内取次手数料(税込)に加え、現地情勢等に応じて決定される現地手数料および税金等が必要となります。

    株式等の売買等にあたっては、価格等の変動(裏付け資産の価格や収益力の変動を含みます)による損失が生じるおそれがあります。また、外国株式等の売買等にあたっては価格変動のほかに為替相場の変動等による損失が生じるおそれがあります。

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