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Title 北海道における主要牧草の播種時期に関する研究

Author(s) 田口, 啓作; 高橋, 直秀; 喜多, 富美治; 吉田, 稔; 松田, 忠久

Citation 北海道大学農学部附属農場報告, 12, 83-96

Issue Date 1964-02-28

Doc URL http://hdl.handle.net/2115/13268

Type bulletin (article)

File Information 12_p83-96.pdf

Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers : HUSCAP

北海道における主要牧草の播種時期に関する研究

田口啓作・高橋直秀・喜多富美治

吉田 稔・松田忠久

I.緒 言

輪作草地たると永年草地たるとを問わず飼料作

物の栽培にあたっては，播種後[ζ良好なる Stands

を確保する乙とが極めて重要である。大部分の草

種の種子は細粒lと属し播種方法lζよっては出三字率

が極度lζ低下し，文出芽後の生育が緩漫なために

もし播種当年に管理の適正を欠くと株立本数のい

ちじるしい損失を招く。それにも拘らずこれらの

Standsの確立の失敗が輪作体系を乱し収穫年度に

おける収量を誠退せしめ，又高価な輸入種子の消

費を増加せしめる結果となっているのが現状で

ある。

Standsの確立に当っては，土壌酸度の矯正，港

排水の完備，草種の選定，混播割合，板癌蔚主主種.

播種床の整備，播種量，播種の深浅，播種様式，

施肥量及び施肥方法等多くの関連する問題がある

が，乙れらの点については他の作物に比較し適切

な資料に極めて乏しいといわざるを得ない。乙れ

らの問題を解決するためには長期間の研究が必要

と考えられるが，各分野の研究者の協力のもとに

出来る限りその年月を短縮し速かに耕極の標準手

農家lζ示す乙とが急務である。

毅上の主旨の一環として，研究者らは Standsの

確立に関し作物学的見地より北海道大学農学部附

属農場において一連の試験を遂行中である。乙 ζ

lこ報告するものは播種時期ljtC関する報告の一部を

なすものである。

播種時期lと関しては，実際栽培の面から春播，

秋播の 2時期lこ大別されるが前者は多くの場合相

伴作物と共に播種され，後者は前作収穫後相伴作

物なしに播種される。播種時期の適正を欠くと春

播においては相伴作物及び雑-草との競合による株

主ーの損失が大きし秋播の場合は競合による損失

が殆と、ない代りに，播種当年の生育が不十分で翌

年の収量が誠少する上に，播種時期の若干の遅れ

が冬損の被害を増大せしめる。

研究者らは 1960より 1961年の 2カ年にわたり

適正な播種時期決定上の資料を提供する目的で北

海道において重要と考えられる 7草種を 4月より

11月にいたる間 1カ月おきに播種し，播種時期の

相違が 1年目及び 2年目の生育収量lこ及ぼす影響

について調査した。以下lζ得られた結果をとりま

とめ報告する。

なお本実験の遂行 l乙当り，御指導を賜った Mas-

sachusetts州立大学の M.DRAKE博士lこ深甚なる

謝意を表すると共κ，研究費の一部助成をいただ

いた北海道庁lζ対し厚く御礼申し上げる。

11. 実験材料及び方法

用いた草種は茸科牧草として alfalfa(Vernal)，

rεc1 clover (Ken!and)， Ladino cloverの3草種，

いね科牧草として timothygrassフ orchardgrass，

bromegrass (Achenbach)， reed canarygrassの4

草種である。

1区面積 14.4m2 (l.6 m X 9 m)の3連乱塊法を

用い 4月 25日， 5月 23日， 6月 20日， 7月 20

日 8月 20日， 9月 20日， 10月 20日， 11月 19

日の 8固に分けて播種した。供試圃場の土壌酸度

は5.8であったが 10a当り 400kgの炭酸石灰を撒

布し 6.3に矯正した。基肥として“とくりん"(溶

性燐肥)22.6 kg，塩化加里 10kgを全面j散布し，然

る後l乙燐安 (11: 48 : O)'l 9 kgを bandplacement')

した。 2年目の追肥は草地用尿素化成肥料を用い

宣科牧草3草麗 alfalfa，red clover， Ladino

clover には播極直前に根癌耐を接麗した。 但し

alfalfaの4月 25日播種のものは実験の手落で接

種されなかった。

昭和 35年度の気象

札幌地方に於ける昭和 35年度の 4月下旬より

11月中旬にいたる旬別平均気温，降水量， 日照時

数を平年値との比較の下に示すと Fig.1の如くで

ある。ただし平年値は昭和 25年より|昭和 34年に

いたる 10年間の平均である。 乙れによると 4月

より 6月上旬迄曇天が多く，平均気温は平年に比

較してやや低い。 7月 8月は高温多照に経過し

ている。降水量は平年l乙比較して少ないが，年聞

を通じ発芽l乙際し特筆すべき障害はなかった。

III.

た。 10a当り 32kgを基準とし宣科牧草lこ対して

は 1号 (4.0-12.0-10.0)を融雪直後， 1番草刈取後，

3番平刈取後の 3回[ζ，又いね科牧草に対しては

3号 (8目011.08.0)を融雪直後， 1番草刈取後 2

番草刈取後の 3固にそれぞれ全量の 3/6，2/6， 1/6

の割合で分施した。

播種方法は播種機 PlannetJ unior3) を用い，日土

問 20cmの密条播とした 10 a当り播種量を示す

と次の如くである。

alfalfa (品種名 Vernal) 1.5 kg

red clov巴r(品種名:Kenland) 1.5 kg

Ladino clov巴r 0.7kg

timothy grass 1.2 kg

orchardgrass 2.5 kg

bromegrass (品種名:Achenbach) 2.8 kg

reed canarygrass 3.5 kg

84

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←→ AV2"~ bmf'山:t.-uw_.l I剛~ ut-制ι~ M，.ノ9，Q.~e^ ~e目。此刷ザザ F叫ρJ品九μ』九 195QM 1959.

7e-n.'d~山千叫Mμ グj""，伊T4.tWlJ.ð-一『 向，J.ふみ叫'1-.... 必-71Mに同..f/vml195D

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3D

NA46w、冬記企

Fig. 1

1) 日産化学，日東化学の試作品

2) 燐酸質肥料を種子の下 3-4cm!C帯状!C施与する方法

3)ニ，種子及び肥料を Bandingする機械

IV. 実験結果及び考察

1. 発芽状態

播種後毎日観察し，概ね全種子が発芽をし地表

面lζ出芽したと恩われる時期をもって発芽揃いと

した。その結果は Table1 ~乙示す如くで，各区を

通じいね科牧草は茸科牧草に比し発茅遅延の傾向

を有する。

芳:科牧草は 3草種の何れにおいても 4月 25日

播種区， 10月 20日播種区のものは他の播種区lζ

比較し発芽揃いに長崎日を要している。平均気温

で80C_100Cの条件下では 17日-30日を要する

ものと考えられる。発芽揃いに長時日を要したと

しても 4月 25日播種区では殆ど全種子が発芽し，

しかも雑草種子の発芽に先行して生育する。また

10月 20日播種区では本菜 1-2葉で越冬l乙入る。

文 11月 19日播種区では恐らく発根していると考

えられるが，地表l乙子葉を伸長したものは認めら

れなかった。他の播種区では出芽は極めて順調で

85

あり 1週間前後で発芽揃いに達した。

いね科牧草 4草種においては， 4月 25日播種区，

9月 20日播種区では他の播種区に比較し長時日

を要している。 5月 23日より 8月 20日までに播

種した 4区に於ては 10日-14日で発芽揃いに達

しているのに対し 4月 25日播種区では 24日~

29日， 9月 20日播産区では timothygrassが約 11

日で，発芽揃いに達したのを除き 24日以上を要し

た。 10月 20日播種区では timothygrassが約 30

日で発芽揃いに達したのを除いて地表に出芽した

草種は見当らなかった。 11月 19日播種区で出芽

したものは皆無であった。

以上の結果からいね科牧草は茸科牧草lと比較し

て発芳に長時日を要し，約 100C以下の低温になる

と発芽揃いに要する日数が増大する。秋期特lと9

月 20日以後の播種においては，いね科牧草の発芽

が宣科牧草のそれに比しより顕著に抑制せられ

る。 4月下旬の播種は宣科いね科牧草ともに発芽

揃いに長時日を要するが，気温の上昇とともに斉

Table 1. Date of germination and days required for germination:

Seeding date l alfalfa |r山町|山 1Myiorchard 1brome 1-ary (Vernal) I (Kenland) I clover grass grass grass grass

No. of days 17 17 17 24 24 28 29 Apr. 25

germination date May 12 May 12 May 12 May 19 May 19 May 23 May 24

10 10 10 10 14 14 14 May 23

Jun. 2 Jun. 2 Jun. 2 Jun. 2 ]un. 6 ]un. 6 ]un. 6 germination date

No. of days 5 9 10 11 10 Jun. 20

germination date Jun. 25 Jun. 27 I Jun. 27 Jun. 29 Jun. 30 Jui. 1 Jun. 30

No. of days 8 9 8 9 12 10 10 ]ul. 20

germination date ]ul. 28 Jul. 29 Jul. 28 Jul. 29 Aug. 1 Jul. 30 Jul. 30

No. of days 13 17 15 17 16 23 24 Aug. 20

germination date Sept. 2 Sept. 6 Sept. 4 Sept. 6 Sept. 5 Sept.13 Sept.14

No. of days 7 8 9 11 24 Sept. 20

germination date Sept.27 Sept.28 Sept目 29 Oct. 1 Oct. 13 Oct. 14 I Oct. 14

No. of days 30 30 30 30 no no no Oct. 20 germl- germl- germトgermination date Nov.19 Nov.19 Nov.19 Nov.19

natlOn natlOn natlOn

No. of days no no no no no Nov. 19 germl- germl- germl- 1 germl- germl- germl' germトgermination date

natlOn natlOn natlOn I natlOn natlOn natlOn naUon

86

ーな生育を始める。用いたいね科 4草種の中では

timothy grassの 9月 20日 10月 20日播種のも

のは茸科牧草と同程度の発芽力を示す。 7月 20日

播種区の orchardgrass は発芽揃い後 8月上旬の

高温と多照で地温が上昇したため幼植物の生育段

階で殆ど枯死した。 この乙とから orchardgrass

が他のいね科牧草と比較し高温卒害に対する抵抗

性が弱いものと推定される。

2. 雑草の発生状態

4月 25日より 8月 20日にいたる 5播葎区につ

いて， 4月 25日播種区lζ於ては播種 3カ月後に，

また他の 4播種区については播糧 2カ月後lこ，雑

草の発生状態を調査した。調査方法は各区につい

て 1m2内の雑草の発生本数，雑草の麓類，生草重

を調査した。雑草の発生本数，生草重，1本当り

生草重を示すと Table2，及び Fig.2の如くであ

る。すなわち雑草の生草重は各草種とも 6月20日

及び 7月 20日播種区に於て最大で， 5月播種区 4

月播種区がこれに次ぎ 8月播種区.が最小である。

雑草の本数は 5月 23日播積区が最も多く， 4月 25

日， 8月 20日， 6月 20日， 7月 20日播種区のj闘に

少なくなっている。すなわち大部分の雑草は 5月

迄l乙発芽し 8月lこ入ると 2度目の発生或いは秋

の雑草の発生がみられる。 1本当り雑草の生草重

をみると 6月 20日及び 7月 20日播種区lと於て極

端に大きく，他の 3播種区では概ね同じ重量を示

す。乙のことは 6月 20日及び 7月 20日播撞区に

於ては雑草の発生本数は少なくてもとれが高温と

適度な湿度lと恵まれるならば急速に生育をし，牧

草の生育に対して烈しい競合をもたらすことを意

味する。

以上の結果から雑草との競合を考えると 6月及

び7月の播種は避けるべきである。 4月下旬の播

種は発芽揃いに長期を要するが完全に近い発芽を

確保する乙とが出来るから 4月下旬を含めて 5

月一杯に播種するか或いは 8月下旬以後の播種が

望ましい。但し 8月下旬の播種は雑草との競合は

殆どないが幼植物時代l乙虫害を受ける危険性があ

り，管理に細心の注意を要する。

Table 2. A number of weed plants anu green weight of

weeds which were grown in the experimental plots.

alfalfa (Vernal) red clover (Kenland) Ladino clover timothy grass

Seeding date green Numbers I

green green

N叩 sI green

we(gig) ht we(gig) ht we(gig) ht we(gig) ht

Apr. 25 200.0 634.7 276.0 655.8 53.0 383.4 242.3 778.0

May 23 361.3 1042.3 319.0 1099.9 270.0 1714.9 427.6 1116.5

Jun. 20 143.3 3201.3 174.0 227l.2 209.0 2825.0 246.6 2696.4

Jul. 20 142.0 2354.8 222.3 1733.1 156.3 2236.1 175.3 2356.2

Aug. 20 150.6 440.9 273.0 972.4 206.6 379.0 262.3 433.8

Total 997.2 7674.0 1264.3 6732.4 894.9 7538.4 1354.1 7380.9

orchardgrass bromegrass reed canarygrass Total

Seeding date Numbers I

green Numbers I

green green WE(gig)ht ! Numbers we(igg) ht we(igg) ht we(gig) ht

Apr. 25 206.0 418.3 211.0 1102.5 339.6 1198.3 1527.9 5171.0

May 23 209.6 742.9 357.3 1447.0 479.0 1443.5 2423.8 8607.0

Jun. 20 108.6 1637.9 217.0 3882.9 193.0 2661.5 1291.5 19176.2

Jul. 20 117.0 2363.5 149.0 1902.6 182.0 3991.0 1143.9 16937.3

Aug. 20 141.6 220.5 313.3 776.2 201.0 572.0 1548.4 3794.8

Total 782.8 5383.1 1247.6 9111.2 1394.6 9866.3 7935.5 53686.3

87

8月3日lζ刈取り収穫した。 6月20日及び 7月20

日播種区については 8月上旬掃除刈りをして雑草

を防除した。

いね科牧草については 4月 25日播種区の

timothy grassは8月 2日，同じく orchardgrass

は9月 16日，同じく bromegrassは8月3日に刈

取り収穫されたが，他の 7月 20日迄の播種区及び

reed canarygrassの7月20日迄の播種区について

は8月上旬lこ掃除刈りを行い，乙れらについての

播種当年の収量調査は実施しなかった。各草種の

播種当年の収量は Table5 ~8 ，こ示した通りで

ある。

上記の経過を経て越冬直前における各播種区の

生育状態を知るため 11月 17日全播種区について

ー畦 50cm内[乙生育する全個体を掘り取りその生

育状態を調査した。

宣科牧草 3草種の草丈は，播種期の順序に従っ

て4月 25日播種区が最大で逐次減少する。 すな

わち 7月 20日迄ピ播種した区では約 30cm以上

の草丈を示し， 8月20日播種区では極端に草丈が

暗号AK1u主Auqbpkmwハヘ山工、旬、U¥zqULUえh

Ma.y ゴ以孔 JuL23 20 20

$eedifLfJ datι

Fig. 2 A number of weed pJants， green weight of total weeds， and green weight per one

weed plant， which are grown in the experim巴ntalplots.

関川崎拍htn.D. ~ f weel 1'lo.n u. 91凶 Wei3ltt戸時

on.e 1'Ill氾t.g ノG

6

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4

14

12

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2

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ap.九2S

tw山引

M

J

M

M

W

芝君主

EZhE53E衣苫主志主主諸制へ

D

3. 播種当年の越冬直前における生育状態

alfalfa， r巴dclover， Ladino cloverの4月25日

播種区は 7月29日， 8月 2日， 8月 2日にそれぞ

れ刈取り収穫した。 5月 23日播種区は 3草種とも

Fig. 3 Comparisons of plant growth of alfalfa， red clover， and Ladino clover in the end of November

of the seeding year.

88

Fig. 4 Comparisons of piant growth of timothy grass， orchardgrass， bromegrass，

and reed canarygrass i:J. tr.e end of November of the seeding year.

Table 3. Plant height and green weight of forage species sampled from

the 50 cm length of rows in the end of the seeding year

alialta red c1over; Ladino timothy orChard ].__~~~~~ooo I re氾dcanary Seeding. :VernalKenlandclove_r_， __ grass 一---.l主主E三一一ム UムA目5"ω~ I一一一塁r竺三一一

， plaJ?t ! gr~e? ' p!aJ?t I gr~e~ plaJ?t i gr~~n I .pJa~t: gr~e.n ' p!aJ?t: gr~e.n • p!aJ?t! gr~~n plaJ?t I gree.n date : I1ight; weight i I1ight ! wei~ht ; I1ight 1 weight ' hight ; weight， I1ight i weight : I1ight i weight I1ight i weight

i(cm) I (g) ! (cm) !ほY ! (cm) i (g) '(cm); (g) : (cm)! (g) 1 rcm) ~ (g) (c門):広)

Apr. 25 36.3，凶7546Jm2;381:mL422m2i250!ぉ58|312;1584imlmz

May 20 50.1: 232.4 ， 50.2: 298.0 37.8 311.1 29.2: 172.3 31.9: 230.2' 25.8! 86.0 I 26.1 ! 158.3

J un. 20 49.9: 199.3 41.2 267.0 ' 34.4 219.8 i 24.3: 110.8 28.9' 152.5 26.0 I 99.2: 27.8 ~ 149.1

Jul. 20 30.3 160.5 28.5 I 267.7 34.5 ， 355.8: 18.8: 110.3 17.3 45.8 22.8， 104.9 23.1 159.1

m i川 1553ml737P12219121141Aug. 20 7.8 70.2 16.8 i 42.9' 13.5 I 39.5

Sept. 20 I 2.0 1.6 I 3.7 I 5.7， 3.0， 3.8' 6.3: 26.9: 4.8 6.1

Oct. 20 I

Nov. 19

1% i 19.4

5% ! 13.7

山 146l 附 9.4附邸側 lm

8113211094|66i103

89

日播種区では越冬直前迄に根に貯蔵成分を貯える

に十分な生育をしたことを示し，播種時期決定上

の一つの指標となるものと思考せられる。

AI falfa Re4.clover La.d.ino clover--思

5

5

2

5

0

5

0

Z

4

4

3

3

2

之

EMgp吉、主主主Uω石芝、EGE叫点

占eptコ。

ぶじさ d;'nfj ，:Ul: te

Fig. 5 The percentage of total available carbohydrates stored in roots of alfalfa and red clover and in stolons of Ladino clover in the end of

November of the seeding year.

5. 2年目の生育及び収量

2年目の刈取回数は萱科牧草は 3回，いね科牧

草では 2回，下記の日程により実施された。

3者草刈取日

9月14日

2 審草刈j取日

8月11日

1 審草刈取日

6月23日

種草

11

11

!I

刈取方法は刈幅約 91cm (36 inches)の小型モ{

アで刈取り全生草重を測定し，その中から約 1kg

の材料を布袋に採り， 乙れを 700

Cの通風乾燥機

中で乾燥し乾物重の比率を求め，試験区の全乾物

重量を計算した。 22m2当り乾物収量を草種別及

び刈取時期別に示すと Table5-9並び f[Fig. 6-

8の如くである。 1番草の刈取直前l乙草丈を測定

したが，その結果は Table4， Fig. 9-11 f乙示され

ている。今草種別に 2年目の生育及び収量l乙関し

て考察すると下記の如くである。

(1) alfalfa

草丈lζ関し 8月以前の橋種区では 1番草の刈

取時期に概ね同ーの草丈に達するが 8月播種区

αug. 20

Jul. 20

.Jun. 20

作Jay

23

はPI;

25

11

!I

9月1日

!I

!I

!I

6月19日

11

6月8日

6月19日

6月8日

減少するが或程度の茎葉が繁茂する。 9月 20日，

10月20目指種区では本葉 1-2枚の生育段階であ

る (Fig.3)。

いね科牧草4草種についても茸科牧草と同様な

傾向を示し， 7月 20日以前に播種した区では略々

同ーの草丈まで伸長する。 9月 20日播種区では本

菜数枚であり， 8月 20日播種区はその中間ゐ草丈

を示す (Fig.4)。

alfalfaの4月 25日播種区の草丈がその後の播

種区l乙比較して小さくなっているが， これは播種

lζ際し根溜菌接種を忘れたことに起因する。また

orchardgrassの 4月 25日播種区の草丈が同様小

さくなっている。 ζれは他の区は 8月3日に掃除

刈りをしたのに対して 9月 16日に刈取り収量調

査を行なった乙とによる。

生草重は掘取った材料を，宣科牧草では冠部よ

り20cm以下，いね科牧草では 5cm以下を切除し

て測定した。 Table3によって解る如く概ね草丈

と同様の関係を示した。 すなわち 7月 20日迄に

播種した区では可成りの重量を示すのに対し 8月

20日播種区では 7月 20日以前の播種区と 9月

20日播種区の中間の値である。

越冬直前における alfalfa，red clover，

Ladino cJoverの根及び旬旬茎中の全炭水

化物含有率

根の貯蔵成分は主として炭水化物であり，炭水

化物含有率が越冬及び翌春蔚芽に密接な関係を有

している乙とが知られている。従って播樟時期の

相違による越冬直前の根文は旬旬茎中の炭水化物

合有率の変化を知る乙とは播趨時期決定上の一つ

の尺度となり得る。研究者らは alfalfa，red clover

で冠部より 20cmの根中，文 Laninocloverでは

旬旬茎中の全炭水化物の含有率を測定した。その

結果は Fig.5によって明らかな如く， 8月 20日以

前の播庫区においては約 30-43%の含有率を示

したのに対して， 9月 20日播種区については 3草

種とも含有率が極端に低下する。前述した如く草

丈及び生草重において 8月 20日播種区は 7月 20

日以前の播樟区と 9月 20日播種区の中間値を示

すが，全炭水化物の含有率は 7月 20日以前の播種

区のそれと比較して殆ど差がない。これは 8月20

alfalfa

red clover

Ladino clover

timothy grass

orchardgrass

bromegrass

reed canarygrass

4.

90

では 7月 20日以前の播麗区に比較して若干劣る。

9月 20日以後の播種区では明瞭に草丈が劣ると

ともに冬期聞に株立本数が減少し，特に 10月 20

日 11月 19日播種区では殆ど個体が失なわれ数

本を数えるのみであった。 乾物収量は 8月 20日

以前の播額区lこ於て概ね同ーの収量を示すが 9月

20日以後の橋種区l乙於ては極端な収量減を示し

た。 乙れは 9月 20日以後の播種区では播撞当年

l乙順調な発芽をしても越冬に入るまでに十分な発

育をすることが出来ず，冬期間lζ枯死し個体数が

滋滅するものと考えられる。

従って alfalfaの播麗限界は 8月 20日と 9月 20

日の悶，恐らくは 9月上旬であろうと考えられる。

因に 4月 25日播種区に於て収量が低いが，これは

根癌閣接種をしなかったことによる。

(2) red clover

red clover については概ね alfalfaと同様な傾向

を示し，草丈は 9月 20日以後の播種区が 8月 20

日以前の播種区に比較し 1客車の刈取時期におい

て極端に低い。

乾物収量については 8月 20日迄に播種した区

においては略々同一水準の収量l乙達するが 9月

20日以後の播種区では顕著な収量減を示す。但し

8月 20日播種区の収量が 7月 20日以前の播種区

Table 4. Plant height of forage species at the五rstcuttmg

stage in the五rstharvesting year.

i rtHF2r i Ladino clover (cm)

grass (cm)

Apr. 25 93.3 87.6 46.7 99.5 94.6 91.7 104.0

May 23 104.4 83.9 44.2 106.3 92.0 89.8 90.7

]un. 20 106.5 85.6 47.1 106.2 99.3 97.2 100.3

]ul. 20 112.1 88.7 44.9 105.6 95.8 90.7 115.2

Aug. 20 93.9 84.7 45.3 98.2 95.3 74.5 100.9

Sept. 20 62.7 52.6 26.3 80.0 45.5 42.4 41.2

Oct. 20 20.3 14.9 8.5 32.7 10.2 16.1 17.9

Nov 19 16.8 13.8 6.3 35.2 12.9 13.3 17.9

1~も 20.43 8.59 36.23 24.66 17.37 17.54 34.35 L.S.D

5~も 14.72 6.19 26.23 17.77 12.52 12.64 24.75

l

e

t

a

，d g

n

-Ju

e

e

qu

altalfa Vernal (cm)

Table 5. The dry matter yi巴ldsof alfalfa in the

seeding year and the first harvesting year.

S田 din2" 1 Seedingl-，，-_---=st harvesti昭 yeard~t~.ð 1 y.白r 11s~ cut I 2r:? cut 13r? cutl Total

I (kg) I (kg) I (kg) I (kg) I (kg) (35.33)

Apr. 25 3.84 12.66 10.69 8.14 31.49 (50.40)

乱1ay 23 9.30 20.71 12.93 7.46 41.10

]un. 20 18.18 12.2渇 7.52 37.98

]ul 20 20.52 12.44 9.11 42.07

Aug. 20 13.51 13.79 6.19 33.49

Sept. 20 3.65 9.45 4.82 17.92

Oct. 20 0.31 0.18 0.49

Nov. 19 0.29 3.33 3.62

1~ら 15.46 10.28 L.S.D.

59も 10.87 7.41

timothy orchard grass (cm)

brome grass (cm)

vd VA a

n沼、

j

mmm

Jug/い

e

e

vA

Table 6. The dry matter yields of red clover in

the seeding year and the五rstharvesting ye活r.

Seedin2" I Seedingl 1st harvesting year ~fat~.ð I Y.田r I b~ c~t 12n? cut 13~.d cutl '1、otal

I (kg) I (kg) I (kg) I (kg) I (kg) (43.67)

Apr. 25 9.33 17.05 12.60 4.69 34.34 (40.50)

May 23 7.47 16.35 11.68 5.00 33.03

Jun. 20 16.85 13.66 4.99 35.50

19.90 10.89 4.74 35.53

Aug. 20 10.42 11.51 3.92 25.85

Sept. 20 4.79 8.36 4.31 17.46

Oct. 20 1.00 3.34 4.34

Nov. 19 0.48 1.35 1.83

19も 3.17 11.59 L.S.D.

5~も 2.23 8.36

lと比し多少収量がおちるが， ζ れは発芽直後の虫

害により枯死した個体があったことによる。

以上の結果から redclover においても播種の限

界は 8月 20日と 9月 20日の聞にあるものと推定

される。

(3) Ladino clover

草丈及び乾物収量lと関して alfalfa，red clover

と概ね同様な傾向がみられる。ただ異なる点は

Ladino cloverは旬旬茎lとより常に新らしい個体

を新生するため個体数を増加し，例えば 9月 20日

の播種区に於て明らかな如く 1番草の収量より 2

Table 7. The dry matter yields of Ladino clover

in the se泊dingyear and the五rstharvesting year.

Seedin!l I Seedingl __ 1st harv白 tmgyear date勺 Y田 r I ls~ cut I 2n? cut 13r~ ~utl To阻l

I (kg) I (kg) I (kg) I (kg) I (kg)

Apr. 25 9.24 12.78 8.83 6.73 (375384 ) 28 (34.97)

May 23 5.64 13.43 9.33 6.57 29.33

Jun. 20 12.13 9.15 7.86 29.14

Jul. 20 13.15 10.21 6.50 29.86

Aug. 20 11.24 8.51 6.07 25.82

Sept. 20 3.05 9.13 8.19 20困37

Oct. 20 3.50 4.30 7.80

Nov. 19 2.91 4.35 7.26

15も 2.76 4.37 L.S.D.

55も 1.94 3.15

91

番草及び 3番草の収量が増加している。このこと

は多少時期がおくれでも繁茂力が旺盛なため，時

間をかければ回復をする可能性を示すもので，発

芽が何等かの障害で多少悪かったり，又播種目寺期

の遅延によって若干冬枯を生じても直ちに耕起し

て再播をするなどのことは更めて一考を要する点

である。

(4) timothy grass

timothy grassは萱科牧草3草種とは多少様相

が異なり，草丈に関し 8月 20日以前lこ播種した区

において略々同ーの草丈に達し， 9月 20日播種区

が若干劣り 10月 20日以後の播種区において急

放な誠少が見られる。

乾物収量に関しても草丈と同様な傾向がうかが

われる。 すなわち 8月 20日以前の播種区におい

ては概ね同一の収量を示し， 9月 20日播種区がこ

れにつぎ 10月 20日以後の播種区において収量

が極端に減少する。しかしながら 10月 20日， 11

月 19日播種区においても草丈は低いが，他の草種

に比較して株立の損失が少なく 2番草の収量は

他の播葎区を上廻っている。 10月 20日播種区と

11月四日橋種区を比較すると，後者が収量大で

あるが， これは前者では発芽直後越冬に入るため

冬損を受け易いのに対し， 11月 19日播種区では

未発芽のまま越冬に入り，翌春発芽を開始し冬損

による個体の損失がむしろ少ないことによる。

Table 8. The dry matter yields of timothy grass and orchardgrass

in the seeding y阻 rand first harvesting y回r.

timothy grass orchardgrass

Seeding date 凶叫叫 ! …es坑町ti耐山i紅r 1st harvesting year

y町 btcut |2ndcut|Total year M cut |2r Tota! (kgl (kg) (kg) (kg) (kg) (kg) (k耳) (kg)

Apr 25 3.99 17.98 (28.52)

6.55 24.53 10.95 9.68 6.00 (26638 ) 15.6

May 23 18.26 6.78 25.04 10.55 6.50 17.05

Jun. 20 17.60 6.14 23.74 12.07 6.21 18.28

Jul. 20 16.69 6.24 22.93 4.46 4.86 9.32

Aug 20 18.04 5.17 23.21 14.34 5.85 20.19

Sept 20 12.09 5.32 17.41 1.08 7.17 8.25

Oct. 20 0.71 5.24 5.95 2.57 2.57

Nov. 19 1.74 7.79 9.53 5.27 5.27

1~も 5.06 5.66 7.95 12.39 L.S.D.

5~も 3.65 4.08 5.59 8.86

92

Table 9. The dry matter yields of bromegrass and reed canarygrass

in the seeding year and the五rstharvesting year.

bromegrass

Seeding date S問| …巴 町間year UIt lhlωl (kg) (k区 (kg)

Apr. 25 6.81 12.46 8.46

恥1ay 23 10.51 7.42

Jun. 20 11.14 6.89

Jul. 20 11.29 6.56

Aug. 20 7.67 6.89

Sept. 20 1.81 5.86

Oct 20 0.39

Nov. 19 0.48

1~も 7.64 L.S.D.

5% 5.35

以上のことから timothygrassは供試 7草種の

中で各播種期を通じ最も斉一な発芽及び生育を示

すものと考えられる。 播種期の限界は 9月 20日

と10月 20日の聞に存在すると推定されるが 9

月 30日迄lζ完了するのが安全であろう o

(5) orchardgrass

草丈は 8月 20日以前の播種区において概ね同

ーの草丈に達し， 9月 20日以後の播種区において

極端な誠少を示す。乾物収量は草丈と同様 8月20

日以前の播庫区では略々同ーの収量を得るが 9

月 20日以後の播積区で顕著な減少を示す。 但し

7月 20日播種区で極端な低収量を示している。

これは発芽揃い後乾燥と高温により早害を受けて

幼植物が枯死し，殆んどの個体数が失なわれたこ

とによる。 9月 20日以後の播種区については，

bromegrass， reed canarygrass 1乙比較して越冬歩

合は良いが timothygrassより悪し可成りの冬

損が観察され，従って乙の時期における播種は適

当ではない。 orchardgrassの播種限界は 8月 20

日と 9且20臼の聞に存在すると考えるのが妥当

である。

(6) bromegrass

1番草刈取時期における草丈は， 8月 20日播種

区が 7月 20日以前の播種区に比較して若干劣仏

9月 20日以後の播種区で扱減する。 乾物収量lζ

reed canarygrass 1st harvesting year

l'otal year ht cut i2I1d叫| Total (kg) (k思) (kg) (kg) (kg) (27.73) 20.92 12.72 6.46 19.18

17.93 13.19 5.91 19.10

18.03 11.92 5.49 17.41

17.85 14.35 5.83 20.18

14.56 12.00 5.99 17.99

7.67 2.31 4.65 6.96

0.39 0.56 0.56

0.48 0.46 0.46

13.18 9.87 5.40

9.50 6.94 3.96

関しでも同様の傾向を示し， 9月 20日以後の播種

区では収量l乙見るべきものがない。 特lζ10月 20

日 11月 19日播種区では殆ど生存個体数が認め

られなかった。従って bromegrassの播種限界は

8月 20日と 9月 20日の聞に存在するが他の草種

に比較し特rc.遅きに失しない乙とが重要である。

(7) reed canarygrass

草丈及び乾物収量は bromegrassと同ーの傾向

を示し 9月 20日以後の播種区に於ては 8月 20

日以前の播種区に比し草丈及び乾物収量とも顕著

な差を生ずる。播種限界は bromegrassと同様 8

月 20日から 9月 20日の聞に存在し，むしろ遅き

に失しないことが望ましい。

V. 総 括

以上の実験結果から播種時期l乙関し総括的な考

察をすると，草種によって多少の相違が存在する

が，一般に 2年目の収量を極端に減少せしめない

範囲で播種限界を考えてみると， 8月 20日から 9

Jj 20日の聞に存在することは明らかで，恐らくは

9月上旬がその限界ではないかと思考せられる。

但し Ladinoc¥over においては 9月 20日播種区

で多少の冬損による損失が見られるとしても筒旬

茎による繁殖が旺盛であるから，この草:種では事

情によっては播種時期を多少延ばすととも可能で

ある。又 timothygrassは最も越冬性が強く 9月

一杯迄の播種が可能であろう。なお永年野草地の

改良にあたって， timothy grassを播種する如き特

殊な場合には，越冬直前lこ播種しでも種子はその

まま越冬し，翌春或程度の standsをこれから期待

し得るとも考えられる。

春播と秋播 (8月 20日播種)の比較は次年度の

収量において秋播区が若干劣る傾向が数字の上で

N/g9 ht • p2c0 t • J2出'1)増 • -a..s， --20

:rul， --20 Juョz --20 t1ay --23

Z2P5 と --Ladino ιQovet、

NOV， /9 。2ι4tタ.

se1't 圏直 -20

4Z2μg 41 --IμL 圃・・・・・・ -20'

Jμ20FE • -圃- -t1a.y --23

a2井5九l 圃・・・・ -

93

示されたが，これは実生時代に虫害を受けた乙と

に原因する。雑草との競合を考えると秋播区及び

春播区 (4月 25日， 5月 23日播種区)iと於てその

程度が小さく 6月 20日及び 7月 20日播種区で

は最も大きい。以上のことから北海道の中央地帯

では春播，すなわち 5月一杯に播種する乙とが 8

月下旬もじくは 9月上旬l乙播種するよりも望まし

いと結論せられる。

• -• --------圃

• • • -• --圃・• p'erl dove r (Keれ~a.侭"-)

NJ: 。ct20

S2ep3 t

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10 (K9) I 10 20 lry 20

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10 、 (K~)

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10 20 30 40 50(1柑J

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Fig. 6 The dry matter yields of alfaifa. red clover， and Ladino clover in the seeding year and the五rstharvesting year.

94

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Jetl ，"0

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Ma.y 23

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欝蓄量 畿護憲

園 箇人ノ/0ヲV

OC t

園 霧器欝 欝畿露襲2u'

園 欝覇 饗翠罷sept

麟欝欝懇 護憲罷 議嬢務懇謬謬襲翠 zo' 畿綴議護軍 欝襲覇 畿緩懇務懇襲撃

a2比0S. 議議 懇書留 察察護憲

I2μ0L . 霧毅霧務露 欝襲撃 緩懇麟欝露盤

議霧怒覇簡 緩覇 翠務懇懇嫁塁悪

f2u49 n 議畿緩謹欝 幾欝 緩霧務総護憲

議察翠翻 議欝罷 額覇磯務瀦罷議題 Ma.y 務欝欝翠覇 欝審議 議緩欝慈緩襲翻23

滋磯署罷 翠霊覇 a.Pr. 25

議緩怒露翠 懇議慾綴懇親

Orchar、J.gYaS5Reεd.. c(l.naf>ytgra.ss

園 議欝霊襲 務察署欝

NOY. 縁翠 翠護軍 /9

or.( 20 議察務霊覇 滋翠 謬磁議機襲覇

54r0 pt. 園 露撃事 霧欝覇軍

嫁誘惑務懇蓄量 綴罷総轄襲 麗羅欝 罷務麓緩謹覇

tu<9. 藩怒罷職襲欝 務署欝 20

JZMO L 罷欝韓議離 務懇綴怒縁覇

欝綴綴慈鐙欝 綴護軍I比況. 綴緩綴喜 綴審議 緩懇談緩緩護霊

20 緩務毅漆器語審 怒護軍

Ma.y 藤襲覇 露緩謹 饗務毅綴縁護費

露謬線機欝襲覇 務審鶴 寸23 al'九 欝務滋露欝 罷霧器霊25

Timoehy fJra.ss BJtQmegn.s.A4

/0 (XS) /0 20 10 sreo edins (~~】

10 20 Seeding 1st C(j.t 2nJ cd(f

rear 1 st harve~éin:J year year

Fig. 7 The dry matter yields of timothy Fig. 8 The dry matter yields of bromegrass grass and orchardgrass in the seeding and reed canarygrass in the seeding

year and the五rstharveoting year. year and the五rstharvesting year.

Fig. 9 Comparisons of plant growth of alfalfa at the s阻ge

of first cu tting in the五rstharvesting year.

Left to right: the plant seeded on Apr. 25， May 23， ]un. 20， ]uL 20， Aug. 20， Sept. 20， Oct， 20， and Nov. 19.

-J

Fig. 10 Comparisons of plant growth of timothy grass (a)， orchardgrass (b)， bromegrass (c)， and reed canary grass (d) at the stage of the first

cutting in the五rstharvesting year.

Left to right: the plant seeded on Apr. 25， May 23， ]un. 20， ]ul. 20， Aug. 20， Sept. 20， Oct. 20， and Nov. 19

Fig. 11 Timothy grass stand5 seeded on Aug. 20， Sept. 20， Oct. 20， and Nov. 19 at the stage of五rstcu tting in the五r5tharvesting year.

95

96

Study on the Sowing Time of some Important Forage Crops

in Hokkaido; Japan.

By

Keisaku TAGUCHI， Naohide TAKAHASHI， Fumiji KITA，

Minoru YOSHIDA， Tadahisa MATUDA (Department of Agronomy， Faculty of Agriculture，

Hokkaido University， Hokkaido， Japan)

Summary

Four species of grasses (timothy grass， orchardgrass， Achenbach bromegrass， and reed

canarygrass) and three species of legumes (Vernal alfalfa， Kenland red clover， and Ladino clover)

were seeded on Apr. 25， May 23， Jun. 20， Jul. 20， Aug. 20， Sept. 20， Oct. 20， and Nov. 19 to

determine th巴 most favorable sowing time at Sapporo area on Japan's northern island of

Hokkaido in 1960

About same higher yields were obtained from the plots seeded before Aug. 20. The inter-

mediate yields were taken from the plots seeded on Sept. 20. Remarkable reduction of yields

wer巴 observedin the plots seeded on Oct. 20 and Nov. 19. It can be said generally that it is

necessary to seed until the early of September in order to expect the satisfactory yields in the

second year.

Some di妊巴rencesw巴reobserv巴damong species. It will be possible to extend the sowing

time until the end of September in Ladino clover and timothy grass， since Ladino clover vigo-

rously propagates new individuals by steming roots at the nodes of stoloniferous stems and

timothy grass produces thick and uniform stands without winter kil1ing even in the plots seeded

on Sept. 20.

Concerning weeds infestation， ins巴ctpest， and drought hazard， spring seeding (in April arid

May) and late autumn or early fall seeding (in the end of August and the early September) are

recomended in this area. Spring seeding is probably more desirable than others in order to

allow legumes and grasses su伍cienttime to become well巴stablishedbefore winter.