interstage certified associate v8koitto.cocolog-nifty.com/blog/files/is-aso-v8-1.pdf3.6.1 interstage...

Interstage Certified Associate V8

2006 年 10 月初版



Interstage Certified AssociateV8

2006年10月初版

富士通株式会社

はじめに

本書は、｢Fujitsu Middleware Certification Program(FMCP) Interstage Certified Associate｣試験対策の

ために作成されたテキストです。

●Interstage は、富士通株式会社の登録商標です。

●Systemwalker は、富士通株式会社の登録商標です。

●Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標

です。

●Linux は、Linus Torvalds 氏の米国およびそのほかの国における登録商標または商標です。

●ORACLE は、米国 Oracle Corporation の登録商標です。

●UNIX は、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。

●Hewlett-Packard は、米国 Hewlett-Packard Company の会社名です。

●HP-UX は、米国 Hewlett-Packard Company のオペレーティングシステムの名称です。

●R/3 は、SAP AG のドイツおよびその他の国における登録商標または商標です。

●Windows98、Windows2000、Windows2003、WindowsXP、Excel、Visual Basic は、米国 Microsoft

Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

●Sun、Sun Microsystems、Solaris およびすべての Solaris に関連する商標は、米国およびその他

の国における米国 Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標であり、同社のライセンスを受

けて使用しています。

●本資料では、Solaris™ Operating System を Solaris と表記しています。

●Adobe は、米国 Adobe Systems Incorporated Computer の登録商標です。

●XEROX は、米国 XEROX Corporation の米国および、その他の国における登録商標または商標

です。

●その他記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

●このテキストでは、以下の略称を使用して記述しています。ただし、必要に応じてバージョン

や各種種別(Server・Workstation・Professional など)を追加して記述しています。各略称は、配

下の略称を総称しています。

Windows® 系(または「Windows®」)

Windows® 2000/2003

－ Windows® 2000

・Windows® 2000 Server

Microsoft® Windows® 2000 Server operating system

Microsoft® Windows® 2000 Advanced Server operating system

・Windows® 2000 Professional

Microsoft® Windows® 2000 Professional operating system

－ Windows® 2003

・Windows Server™ 2003

Microsoft® Windows Server™ 2003, Standard Edition

Microsoft® Windows Server™ 2003, Enterprise Edition

2006年 10 月初版

目次

第 1 章 Interstage V8 の概要 1

1.1 Interstage とは 2

1.2 Interstage の歴史 3

1.3 Interstage V8 4

1.4 Interstage V8 製品体系 5

1.4.1 Foundation とは 6

1.4.2 Integration とは 7

1.4.3 Development Suite とは 8

1.5 Interstage V8 製品一覧 9

第 2 章 Foundation 13

2.1 Foundation カテゴリ製品の特徴 14

2.2 Interstage Application Server 15

2.2.1 Interstage Application Server の製品体系 21

2.3 Interstage Business Application Server 22

2.4 Interstage Job Workload Server 26

事例オンラインからバッチまで、多様な業務形態に適用 28

2.5 Interstage Traffic Director 29

2.6 Interstage Security Director 31

2.7 Interstage SIPnet 33

2.7.1 Interstage SIPnet Application Container 34

2.7.2 Interstage SIPnet VoiceXML Server 35

2.7.3 Interstage SIPnet Client 36

第 3 章 Integration 37

3.1 Integration カテゴリ製品の特徴 38

3.2 フロント統合サービス 39

3.2.1 Interstage Portalworks 40

3.2.2 Interstage Realtime Communicator 41

3.2.3 Interstage Transcoding Server 42

3.2.4 Interstage Mobile Manager 43

3.2.5 Interstage Form Coordinator 44

3.2.6 Interstage Form Coordinator Workflow 45

3.3 帳票サービス（帳票ソリューション） 46

3.3.1 Interstage List Works 47

3.3.2 Interstage List Creator 49

3.3.3 Interstage List Manager 51

3.3.4 Interstage Print Manager 52

3.3.5 Interstage Charset Manager 53

事例内部統制 /セキュリティに対応した帳票活用システム 54

3.4 情報活用サービス 55

3.4.1 Interstage Navigator Server 56

3.4.2 Interstage Navigator Explorer Server 58

3.4.3 Interstage Navigator Websight Server 59

3.4.4 Interstage Shunsaku Data Manager 60

3.5 プロセス統合サービス 62

3.5.1 Interstage CollaborationRing File Transfer Integrator

63

3.5.2 Interstage CollaborationRing EDI Server 64

3.5.3 Interstage CollaborationRing Data Collection Server

65

3.5.4 Interstage CollaborationRing Process Manager 66

3.5.5 Interstage CollaborationRing Business Connector 67

3.5.6 Interstage CollaborationRing Flow Controller 68

事例複数部門に散在する情報の統合活用 69

3.6 共通サービス 70

3.6.1 Interstage BPM Monitoring 71

3.6.2 Interstage Service Integrator 73

事例 SOA に基づいた柔軟なシステム構築 75

3.6.3 Interstage XWand 76

3.6.4 Interstage XWand Manager 77

第 4 章 Development Suite 79

4.1 Development Suite カテゴリ製品の特徴 80

4.2 Interstage Apworks 81

4.2.1 UML モデリングツール 84

4.2.2 Interstage Apworks の各エディションの提供機能 85

第 5 章サービス＆サポート 87

5.1 サービス＆サポート 88

5.2 サービス＆サポートの体系 89

5.3 テクニカルデスクサービス 90

5.4 スタートアップサービス 91

5.5 プロフェッショナルサービス 92

5.6 テクニカルトレーニングサービス 93

5.7 ミドルウェア製品のサポート期間 94

付録

付録 1 用語集 95

付録 2 模擬問題 103

付録 2-1 解答用紙 115

付録 2-2 カテゴリ別出題範囲 116

付録 2-3 正解表 116

付録 2-4 模擬問題解説 117

All Rights Reserved, Copyright © FUJITSU LIMITED 2006 1

第1章Interstage V8の概要

この章では、Interstageの概要、歴史、製品カテゴリについて説明します。



インテグレーションプラットフォーム

InterstageInterstage

1.1 Interstage とは

Interstageは、J2EEやXMLといったオープンな技術をベースとしたミドルウェア製品群であり、企業の

情報化を支えるインテグレーションプラットフォーム（サービス統合基盤ミドルウェア）です。

ミドルウェアとは、OS上で動作し業務アプリケーションなどにさまざまなサービスを提供するソフトウェ

アです。

ブロードバンドネットワークが社会インフラとして整備されつつある現状において、企業におけるWebシス

テム構築も企業紹介などの単純なWebサイトから、企業内情報統合など本格的なビジネス基盤へと移行して

います。

また、昨今の経営環境は、企業内システムだけではなく、企業間や業界間、さらには業界を超えてさまざま

な業態のビジネスを生みつつあります。急速に進化するビジネスに対応できるシステムの構築には、これを上

回るスピードが求められます。

このため、今後求められる次世代のITによる企業システムの構築に向けては、ハードウェア／基本ソフト

ウェア(OS)などのプラットフォームとアプリケーションとの仲立ちをするミドルウェア製品が重要な役割を

担います。

Interstageは、オープンな技術を、メインフレームで培った高信頼・高性能技術と融合させることで、安定

した基幹系システムの運用を実現します。また、TCO(Total Cost of Ownership:システム全体の運用コスト）

削減を目指して運用操作性を格段に向上させることで、中規模から大規模システムまで広範囲なシステム構築

を支援します。



1.2 Interstage の歴史

20021998～2000 2001 2003 2004 2006～

プロセス統合（EAI/EIP）

アプリケーションサーバ

WebサービスB2Bコマース

ビジネスコラボレーション

““リアルタイムリアルタイム”” コラボラティブビジネスインテグレーション

V1～V3 Family

V1～V3 Family

V4 Family

V4 Family

V6Family

V6FamilyV5

FamilyV5

Family

SOAP/WSDLRosettaNet

Web技術、J2EECORBA、XMLLDAP

UDDI、ebXMLIPv6、.NET

J2EE 1.4JMXSIPVoIP

Apache 1.3Tomcat 4.1、StrutsEclipse、J2EE 1.4WS-Security、MDA

OLTP、ラッピングコンポーネント化技術高可用性、ERPアダプタ非同期メッセージング

ASP環境強化モバイルポータル

JVM高速化UML/XMI上流設計Linux基幹展開JAAS認証統一

標準技術

実用化技術

自律化（予兆監視、自動拡張）Hybrid OLAP

SOABPM

マルチサーバ管理業務構成管理IA64対応

V8Family

V8Family

V7Family

V7Family

MC基盤バッチ実行基盤

Interstage は、1998年の誕生から常に新の標準技術を取り込みながら進化しています。

富士通がこれまで培ってきたトランザクション技術、アプリケーションフレームワーク、JVM高速化、自律

化技術などの実用化技術を活かしながら、V1で採用したCORBAやJavaに始まり、XML、SOAP/WSDL、ebXML、UML、

IPv6、SOAなどのさまざまな標準化技術を積極的に取り込んでいます。

Interstageファミリは、ビジネスを支える確かな性能、信頼性、およびスケーラビリティを実現する基盤プ

ロダクトを始め、ビジネスプロセスを統合するミドルウェア、さらに情報照会・分析を支援するミドルウェア

など、幅広い製品がラインアップされています。

また、Interstage V8では、オープンシステム上で世界初となるミッションクリティカルなバッチ処理実行

基盤を提供しています。



様々なシステム統合技術/ノウハウをミドルウェアに体系化

既存資産活用、変化に強いシステムの構築・運用

1.3 Interstage V8 ～SOAに向け体系化～

モニタリングモニタリング

サービスバス

フロント業務

フロント統合

フロント統合

業務サービスを組合せフロント業務を短期構築

業務サービスを組合せフロント業務を短期構築

業務サービス連携を容易化

業務サービス連携を容易化

業務データ/プロセスを可視化、業務最適化

業務データ/プロセスを可視化、業務最適化

MCミドルウェア

MCミドルウェア

情報統合

プロセス統合

情報統合

プロセス統合

メインフレームメインフレーム

パッケージ/既存アプリ

パッケージ/既存アプリ

新規アプリを高信頼なサービスとして構築

新規アプリを高信頼なサービスとして構築

メインフレームメインフレームメインフレームメインフレーム新規アプリ新規アプリ

フロントバックエンド

帳票サービス

帳票サービス

内部統制を支える帳票マネジメント

内部統制を支える帳票マネジメント

既存システムを統合しサービス化

既存システムを統合しサービス化

*

業務システムは、ビジネスの変化や業務効率化など、さまざまなニーズに応えるために拡張・構築されて

きました。この結果、システム全体が複雑になり運用に費やすコストが年々肥大化し、新たな業務システム

の構築や拡張に適な開発投資ができないことが課題となっています。従来までのIT投資を段階的に効率よ

く利用してサービスを組み合わせ、安全かつ高性能な業務システムを早期に構築することで変化に即応でき

るシステムを目指すSOA （サービス指向アーキテクチャ：Service Oriented Architecture）への期待が高

まっています。

Interstage V8は、SOAに対応した業務システムの構築を支援し、ビジネスの変化に即応する柔軟な業務

システムを実現するために、上位のミドルウェア製品をサービスとして統一されたインターフェースで提供

ています。

これにより、業務アプリケーションは実績のある高品質なミドルウェアをサービスとして利用でき、ビジ

ネス変化への素早い適応が可能になります。システムの拡張・変更もサービスを組み換えることで柔軟に

実現できます。

Interstageが提供するサービス実行基盤は、標準技術にTRIOLEコンセプトに基づく運用性を付加した高信

頼・高性能なアプリケーション実行基盤です。加えて、ミッションクリティカル向けの制御機構を提供する

ことで、より安全で長期的に拡張・変更が可能な業務システムが実現できます。

* MCミドルウェア：ミッションクリティカルミドルウェア。次の製品の総称した呼び方。

Interstage Job Workload Server

Interstage Business Application Server



1.4 Interstage V8製品体系

Interstageは、標準テクノロジーと数多くの基幹システム構築の実績から培われた高い信頼性と優れた高性

能化技術を融合し、安定した業務継続、業務の適化、セキュリティ強化を実現します。

中規模から大規模システムまで広範囲なシステム構築を支援します。

Interstageは、J2EEやXMLといったオープンな技術をベースとして「Foundation」、「Integration」、「Development Suite」のカテゴリからなる製品群で構成されています。

■ Foundation

安定した業務継続を支援するオープンミッションクリティカル基盤

■ Integration

SOAに対応したシステム構築を支援、ビジネスの変化に即応する柔軟な業務システムを実現

■ Development Suite

高い生産性と保守性で、スピーディーなWebシステム開発を実現



Interstage Application ServerInterstage Application ServerInterstageTraffic Director

InterstageTraffic Director

1.4.1 Foundationとは

InterstageSecurity Director


サーバ負荷分散サーバ負荷分散

QoS制御QoS制御

ファイアウォール機能

ファイアウォール機能

アプリケーションゲートウェイ

機能


機能

メインフレーム・各種サーバ

運用管理サーバ

既存資産活用既存資産活用

運用管理/トラブル復旧

運用管理/トラブル復旧

インターネットセキュリティ

負荷分散（安定したレスポンス、ノンストップ稼働）

高性能、高信頼、新技術のアプリケーション・サーバ

マルチサーバ管理マルチサーバ管理


受注/在庫受注/在庫

オンラインシステム


バッチシステム

ホットスタンバイホットスタンバイ負荷分散負荷分散

CORBAサービスCORBAサービス

COBOL/C/C++COBOL/C/C++ メインフレーム連携メインフレーム連携

Java/J2EEJava/J2EE プロビジョニングプロビジョニング

フレームワークフレームワークポータル機能ポータル機能

業務アプリ管理業務アプリ管理シングル・サインオンシングル・サインオン

Applet/Servlet/JSPApplet/Servlet/JSP WebサーバWebサーバキャッシュキャッシュ

Interstage SIPnet

Webと音声

の融合

ミッションクリティカル基盤

バッチアプリケーション実行基盤

連携

Foundationは、新の標準技術に対応し、ビジネスにあわせた高信頼・高性能なシステムを、迅速に構築す

るための基盤ソフトウェアです。

強固なセキュリティ基盤、負荷分散ソフトウェア、アプリケーションサーバ、ミッションクリティカル基盤、

バッチアプリケーション実行基盤、SIP対応アプリケーションサーバから構成されています。



1.4.2 Integrationとは

フロント統合サービス

Interstage PortalworksInterstage Portalworks

帳票サービス

Interstage List ManagerInterstage List Manager

Interstage List CreatorInterstage List Creator

Interstage Print ManagerInterstage Print Manager

Interstage List WorksInterstage List Works

Interstage Charset ManagerInterstage Charset Manager

Interstage Form CoordinatorInterstage Form Coordinator

「セキュリティ」と「活用」のベストバランスを実現内部統制を支える帳票マネジメント

ビジネス・プロセスに合わせたユーザー・インターフェースの適化を支援

プロセス統合サービス

InterstageCollaborationRingInterstageCollaborationRing

フロー制御フロー制御 S E

アダプタアダプタ EDIEDI B2BB2B フォーマット・コード変換フォーマット・コード変換

情報活用サービス

Interstage NavigatorInterstage Navigator

分析・予測分析・予測

ビジネスインテリジェンスビジネスインテリジェンスDWH

Interstage Shunsaku Data MangerInterstage Shunsaku Data Manger

高速検索高速検索XMLストア

基幹DB

業務アプリケーション

ERP

SCM

Web

サービス

電子帳票

他システム

共通サービス

Interstage Service IntegratorInterstage Service Integrator

Interstage BPM MonitoringInterstage BPM Monitoring

柔軟なシステム構築を支えるサービスバス

全社規模の情報活用支援

社内外のシステム間をシームレスかつ容易に連携

Interstage Transcoding ServerInterstage Transcoding Server

Interstage Mobile ManagerInterstage Mobile Manager

Interstage XWandInterstage XWand

Interstage Realtime Communicator

Interstage Form Coordinator Workflow

Integrationは、システム同士のコラボレーションによる新たな価値を創造するビジネス統合ソフトウェア

です。

「フロント統合サービス」、「帳票サービス」、「情報活用サービス」、「プロセス統合サービス」

および、「共通サービス」からなり、SOAに対応したシステム構築を支援、ビジネスの変化に即応する

柔軟な業務システムを実現します。

■フロント統合サービス

ビジネスの多様化、スピードアップに対応できるフロントシステムの実行環境と構築支援を提供します。

■帳票サービス

様々なプラットフォームの帳票や紙帳票を簡単に電子化・集約して、「セキュリティ統制」、「情報の

共有・活用」、「コストダウン」を実現します。

■情報活用サービス

企業内の業務システムで発生するデータをリアルタイムで収集／分析し、全社規模での情報活用を支援

します。

■プロセス統合サービス

EDI/ETL/EAIで社内外のシステムをシームレスかつ容易に連携します。

■共通サービス

SOAに基づく柔軟なシステム構築を支えるサービスバス、業務状況の可視化など、システム全体に関係

するサービスです。



1.4.3 Development Suiteとは

高い生産性と保守性で、高品質な基幹システムのスピーディーな構築を支援する統合開発環境

運用支援

UMLモデリングツール

フォームデザイナ

運用環境への一括配備

資源管理ツール

リファクタリング

デバッグ時自動配備

スタンドアロンテストサーバ

設計支援開発支援

デバック支援

実用的コンポーネント

アプリケーションフレームワーク

クイックフィックス・クイックアシスト

開発ライフサイクル

Interstage Apworks

Development Suiteは、アプリケーションのスピーディーな開発を支援する統合開発環境です。

－UMLモデリングツールによる設計支援

－Eclipseをベースとしたユーザビリティを採用

－スタンドアロン環境でサーバアプリケーションをデバック可能

－アプリケーション開発を支援する様々なツールを利用可能同梱



1.5 Interstage V8 製品一覧(1/4)

ビジネス向けソフトフォンInterstage SIPnet Client

音声認識・音声対話サービスを実現するアプリケーション基盤

Interstage SIPnet VoiceXML Server

Webと音声の連携アプリケーション基盤Interstage SIPnet Application Container

セキュリティー制御基盤（ファイアウォール・アプリケーションゲートウェイ）

Interstage Security Director

トラフィック制御基盤・負荷分散Interstage Traffic Director

ジョブの安定稼動を実現する基幹バッチ実行基盤Interstage Job Workload Server

ミッションクリティカル基盤Interstage Business Application Server

アプリケーション基盤Interstage Application Server

Foundation

製品概要製品名カテゴリ

NEW ：V8新製品

NEW

Interstageの各カテゴリは、以下の製品で構成されています。

■ Foundation

新の標準技術に対応し、ビジネスにあわせた高信頼・高性能なシステムを、迅速に構築するための基盤

ソフトウェアです。

－ Interstage Application Server

－ Interstage Business Application Server

－ Interstage Job Workload Server

－ Interstage Traffic Director

－ Interstage Security Director

－ Interstage SIPnet Application Container

－ Interstage SIPnet VoiceXML Server

－ Interstage SIPnet Client




Web申請システムをノンプログラミングで実現Interstage Form Coordinator Workflow

Web業務画面を構築Interstage Form Coordinator

携帯電話を活用した業務システムの開発と支援Interstage Mobile Manager

さまざまな携帯電話に対応したコンテンツ変換Interstage Transcoding Server

XML型データベースエンジンInterstage Shunsaku Data Manager

レポートの自動更新・共有・配信Interstage Navigator Websight Server情報活用サービス

マイニング技術を利用して戦略的な情報活用を支援Interstage Navigator Explorer Server

利用者自身の容易な情報活用を支援Interstage Navigator Server

メインフレームからオープン環境まで共通の文字運用・管理

Interstage Charset Manager

部門内の印刷セキュリティ環境を短期間で構築・運用

Interstage Print Manager

大量の帳票配信システムの構築・運用に適Interstage List Manager

日本特有の帳票を簡単・きれい・セキュアに設計・出力

Interstage List Creator

電子化した帳票をセキュアに守り有効活用Interstage List Works

帳票サービス

ユビキタス環境でのリアルタイムな情報活用を実現Interstage Realtime Communicator

業務画面を利用者の役割にあわせて提供Interstage Portalworks

フロント統合サービス

Integration


NEW

NEW

NEW ：V8新製品

■Integration（フロント統合サービス、帳票サービス、情報活用サービス）

コラボレーションによる新たな価値を創造するビジネス統合ソフトウェアです。

《フロント統合サービス》

－ Interstage Portalworks

－ Interstage Realtime Communicator

－ Interstage Transcoding Server

－ Interstage Mobile Manager

－ Interstage Form Coordinator

－ Interstage Form Coordinator Workflow

《帳票サービス》－ Interstage List Works

－ Interstage List Creator

－ Interstage List Manager

－ Interstage Print Manager

－ Interstage Charset Manager

《情報活用サービス》

－ Interstage Navigator Server

－ Interstage Navigator Explorer Server

－ Interstage Navigator Websight Server

－ Interstage Shunsaku Data Manager




プロセスフローシステム構築用製品Interstage CollaborationRing Flow Controller

XBRLドキュメント管理アプリケーションInterstage XWand Manager

共通サービス XBRLを採用したソリューションの構築を支

援するXBRLエンジンInterstage XWand

サービスを組み合わせた柔軟なシステム構築を支えるサービスバス

Interstage Service Integrator

業務の活動状況の可視化と業務プロセスの現状把握

Interstage BPM Monitoring

電子取引環境構築用製品Interstage CollaborationRing Business Connector

大規模EAIシステム構築用製品Interstage CollaborationRing Process Manager

バッチ型データ連携構築用製品Interstage CollaborationRing Data Collection Server

EDIシステム構築用製品Interstage CollaborationRing EDI Server

中小規模のEAI構築用製品Interstage CollaborationRing File Transfer Integrator

プロセス統合サービス

Integration


NEW

NEW

NEW ：V8新製品

■Integration（プロセス統合サービス、共通サービス）

《プロセス統合サービス》

－ Interstage CollaborationRing File Transfer Integrator

－ Interstage CollaborationRing EDI Server

－ Interstage CollaborationRing Data Collection Server

－ Interstage CollaborationRing Process Manager

－ Interstage CollaborationRing Business Connector

－ Interstage CollaborationRing Flow Controller

《共通サービス》

－ Interstage BPM Monitoring

－ Interstage Service Integrator

－ Interstage XWand

－ Interstage XWand Manager




Development Suite 統合開発環境Interstage Apworks


■ Development Suite

UMLモデリングツールと連携し、アプリケーションの高信頼・高生産性の実現と拡張性・保守性を強力に

サポートする開発環境です。

－ Interstage Apworks


第2章Foundation

この章では、Foundationカテゴリについての説明および、ラインナップ製品の特長や提供機能について

説明します。



2.1 Foundationカテゴリ製品の特長

安定した業務継続を支援するオープンミッションクリティカル基盤

ＩＴシステムの課題

企業活動をはじめ、社会インフラとして機能しているＩＴシステムの安定稼動。情報システムと通信システムとの融合による革新的な業務システムへのニーズの高まり。

メインフレームで培った高信頼・高性能技術とシステム構築ノウハウを結集、安定した基幹系システムの運用を実現アプリケーション運用の自律化機能により業務の負荷状況に左右されない安定したレスポンスを実現Webと音声を融合した新たな業務システムにより、

業務効率・生産性向上を実現

新の標準技術に対応し、ビジネスにあわせた高信頼・高性能なシステムを、迅速に構築するための基盤ソフトウェアです。

■ Interstage Application Server■ Interstage Business Application Server■ Interstage Job Workload Server■ Interstage Traffic Director■ Interstage Security Director■ Interstage SIPnet Application Container■ Interstage SIPnet VoiceXML Server■ Interstage SIPnet Client

Foundationは、新の標準技術に対応し、ビジネスにあわせた高信頼・高性能なシステムを、迅速に構築するための基盤ソフトウェアです。

■Interstage Application Server

豊富なアプリケーション形態と、短時間でセットアップできる高信頼・高性能のアプリケーション実行環

境を提供する、アプリケーションサーバです。

■ Interstage Business Application Server

安全かつ短期にオープンミッションクリティカルシステムを構築・運用するための基盤ソフトウェアです。

■ Interstage Job Workload Server

オープンシステム上で基幹バッチ処理の安定稼動を実現する基盤ソフトウェアです。

■ Interstage Traffic Director

安定したレスポンスとサービス品質(QoS)を保証し、ノンストップ稼動を実現する負荷分散ソフトウェア

です。

■ Interstage Security Director

強固なセキュリティ管理を実現するセキュリティ基盤ソフトウェアです。

■ Interstage SIPnet Application Container情報システム（Web）と通信システム（音声）の連携アプリケーションの開発・実行環境を提供する基盤

ソフトウェアです。■ Interstage SIPnet VoiceXML Server

音声対話記述言語であるVoiceXMLを利用して、音声対話システムを容易に構築するための音声自動応答サーバです。

■ Interstage SIPnet Client

Webと音声の連携に適なコラボレーション機能を提供するビジネス向けソフトフォンです。



2.2 Interstage Application Server（1/5）

システムを拡張・連携しても安定運用を維持したいシステムを拡張・連携しても安定運用を維持したい

システム運用を効率的に行いたいシステム運用を効率的に行いたい

スピーディーなシステム構築を実現したいスピーディーなシステム構築を実現したい

システムの統合・大規模化によりセキュリティ管理業務が困難システムの統合・大規模化によりセキュリティ管理業務が困難

トラブルの事前回避と自動復旧で24時間365日の業務安定稼動

サーバの有効利用と簡単操作で業務運用を効率化

既存システムやオープンソースのアプリケーション資産を有効活用

スケーラブルで安心・安全なシステムを効率的に構築・運用

変化するビジネス環境を支える高信頼・高性能のアプリケーションサーバ

運用の容易性・GUIによる快適な操作・マルチサーバ管理・プロビジョニング

・性能分析・レスポンス監視

安心・安全

・シングル・サインオン

業務の安定稼動・ワークユニット・マルチコンテナ

・活性保守・負荷分散

・セッションリカバリー

資産の有効活用・既存資産の活用

・Webサービス基盤強化・アプリ資産の保証

・容易なアプリ間通信

Interstage Application Server は、業務システムの構築・運用を支えるアプリケーションプラットフォームです。

■トラブルの事前回避と自動復旧で24時間365日の業務安定稼動

富士通が長年にわたって培ってきた基幹システム構築のための高信頼・高性能技術を集積し、業務システ

ムの安定稼動を実現します。

・システム管理

－システム資源の自動拡張・予兆監視

運用中は負荷にあわせ自動的にシステムメモリなどのシステム資源をチューニングし自動拡張します。

また、システム資源の消費を監視し、資源不足によるアプリケーション異常を事前に回避するため、資

源不足による運用停止などの問題を未然に防止できます。

－ホットスタンバイ

Webサーバやアプリケーションサーバでホットスタンバイを実現する機能を提供します。アプリケー

ションが動作しているサーバ（現用）で障害が発生しても、待機系サーバでアプリケーションを自動起

動し、業務を引き継ぐことができます（フェールオーバー）。ホットスタンバイと負荷分散やセッショ

ンリカバリー機能（利用者の業務継続性を保証する機能）とを組み合わせて、高信頼・高性能システム

を実現します。

－負荷分散

負荷分散機能は処理集中によるレスポンス低下を防ぐと同時に、サーバ故障時には故障サーバを切り

離して運用するため、レスポンスと業務の安定運用を保つことができます。

また、運用要件に合わせて、以下の形態を選択できます。

1.Webサーバによる負荷分散（小規模構成向き）

Webサーバが業務の振り分けを行います。

2.Interstage Traffic DirectorまたはIPCOM Sシリーズによる負荷分散（大規模構成向き）

業務の使用状況を計測し、リクエストに応じたきめ細かい負荷分散が可能です。




■複数のアプリケーションを業務ごとに管理する機構（ワークユニット）を提供

■業務アプリケーション管理により、業務アプリケーションの運用が容易に

◆業務アプリケーション管理による柔軟な運用

Interstageを使わない場合

販売業務

システム管理者

アプリケーション



物流業務



販売業務



物流業務



業務単位に起動/停止状態監視(※)

業務単位に起動/停止状態監視(※)

個別に起動/停止状態監視

※ ワークユニットにより業務単位にJava VMを分割できるため、Java VMへの負荷集中を分散できるメリットもあります

業務アプリケーション管理1

業務アプリケーション管理2

・業務アプリケーション管理

－セッションリカバリー

サーバ障害・プロセス異常停止の発生時に、代替のサーバ・プロセスにセッション情報を引き継いで、

業務処理を継続することができます。

－ワークユニット

複数のアプリケーションを1つの業務（ワークユニット）として操作可能とする機構を提供しています。

ワークユニットごとに、資源の有効利用や異常復旧を自動的に行うことができます。

－業務の自動復旧

アプリケーション異常（異常終了、ループ、デッドロック）やJavaVMのヒープ域不足を早期に検知し、

アプリケーションの再起動などにより自動的に業務を復旧します。復旧中も業務リクエストを受け付け

ることができ、業務の停止や遅延を回避します。アプリケーションの復旧処理は、ワークユニットの

サービスレベルとして設定変更することができます。

－リソース・プーリング

プロセスやスレッドなどのサーバ資源を事前に獲得し、ワークユニット内で再利用します。サーバ資

源を大限に有効活用でき、CPUやメモリを適に使用することができます。

－活性変更（J2EEのHotDeploy）

既存業務の運用に影響を与えることなく、新規業務アプリケーションの追加・入れ替えができます。

J2EEアプリケーションの修正が発生しても業務を停止することなく、動的に入れ替えることができ、

システム変更にともなうコスト削減と環境変化への柔軟な対応が可能となります。

－診断ログ機能と一括自動資料採取

アプリケーションの異常（異常終了、ループ、デッドロック）が発生した場合、Interstage管理コン

ソールから、エラーメッセージ、診断ログを参照することができます。また、トラブル調査に必要な資

料を一括して自動採取することもできます。

・高性能・スケーラビリティに対応

－マルチコンテナ

マルチコンテナはアプリケーションの多重起動を制御して、多数のリクエストに対しても安定したレ

スポンスを実現します。アクセス集中などによる性能劣化を防ぎ、また、CPU性能を有効に利用できるこ

とから、スケーラブルな構成にも対応できます。





Interstage Application Server

Ｊ２ＥＥ


ＣＯＲＢＡ


ＳＯＡＰ


■アプリの起動/停止/配備/入れ替えなどの操作や、運用時の資源消費、処理時間のモニタリングなどのシステム運用がGUIで可能

Interstage管理コンソール

アプリケーション配備運用環境設定

アプリケーション配備運用環境設定

簡単操作により運用コストを削減。人的ミス混入を防止。

◆Interstage管理コンソール（GUIによる簡単操作）

■サーバの有効利用と簡単操作で業務運用を効率化

インストールから業務アプリケーションの導入・運用操作・監視・保守まで、運用管理の簡単操作を実現

し、運用コストの削減を図ります。

・Interstage管理コンソール

－GUIによる簡単操作

Interstage Application Serverは、インストール後、業務アプリケーションを配備するだけですぐに

運用することができます。J2EE/Webサービス/CORBA（COBOL,C,C++言語）のアプリケーションの環境設

定・運用をGUI（Interstage管理コンソール）で操作・管理することができ、運用時の資源消費、アプリ

ケーション処理時間などのモニタリングが可能です。複数サーバに配置されたシステムも同じビューで

管理しており、システム管理が容易にできます。

－コマンドによる定型操作

すべての運用管理操作にコマンドを提供します。コマンドを使用することにより、定型の運用操作や

繰り返し操作の利便性を高めます。

－マルチサーバ管理

1台のサーバから複数台のサーバの分散環境まで、多様なシステムで動作する業務をInterstage管理

コンソールから一括操作できます。マルチサーバ管理配下でも単体サーバへの個別操作ができ、自由度

の高い運用操作を実現します。さらに、Interstage Apworks（開発環境）との強力な連携により、開発

環境から複数サーバへのアプリケーション一括配備も可能であり、運用テスト・導入においても簡単操

作を実現します。サーバ構成情報を把握することで、サーバ障害発生時の業務への影響を局所化。業務

と関係するサーバの情報を可視化することで、迅速なトラブル復旧が可能です。

・高度な運用管理機能（Systemwalkerとの連携）

－サーバ資源の有効活用（Systemwalker Resource Coordinator）

負荷状態などに応じて、サーバ資源を有効活用することができます。あらかじめ準備した空きサーバ

の運用サーバへの配置（プロビジョニング機能）が可能です。負荷の低い業務のサーバを負荷の高い業

務へ用途変更するなど、サーバ資源の適配置を図ることができます。また、ワンタッチで操作できる

ため、手順や操作のミスなく確実に行うことができます。

－業務アプリケーションの性能分析・レスポンス監視（Systemwalker Service Quality Coordinator）

業務アプリケーションの性能状況（Javaヒープ量・ガベージコレクション状況・処理量・CPU稼働率

等）やシステム資源との関係の可視化により、動作異常の原因切り分けなどに役立てることができます。




◆Webサービス基盤強化

■ J2EE1.4標準＆業界標準相互接続用規約 WS-I BP を採用■ベースエンジンには、DOPGで接続実績があり、他社の開発ベースとなっているオープンソースソフトウェア(Axis)の新Axis1.3 を採用

■通信オプションなど、事前の接続仕様の調整や接続確認のコスト削減■これまで接続が難しかった.NETシステムとの接続が可能

InterstageApplication Server


既存の様々な接続形態

.NET

OSS

他社ベンダー

Webサービス

相互接続検証済みのWS-I BPを採用

■既存システムやオープンソースのアプリケーション資産を有効活用

業界標準・オープンソースに対応した実行環境と既存システム連携機能により、アプリケーション資産を

有効活用でき、ビジネスニーズへのスピーディーな適応を実現します。

・既存システムの有効活用

メインフレームなどの既存資産をインターネット環境から利用できます。メッセージ通信、ゲートウェ

イなどの機能を提供しており、容易にインターネット環境から既存システムを活用可能。ビジネス変化に

あわせ、低コストで短期間にシステムを拡大・統合して管理することができます。

・J2EE準拠、高性能・高信頼な実行基盤

EJB2.0、JMS、JDBC、JTAなどのJ2EEサービスがサポートされた実行環境を提供します。また、

Sun Microsystems社標準品と完全互換の富士通製Java2 SDK、Standard Edition 1.4.2を搭載した高性能・

高信頼なJ2EEコンテナを実現します（*）。

*JavaVM異常終了時の自動継続処理やトラブル調査機能強化など

業務に合わせてアプリケーションを複数のスレッドやプロセス上に配置することができ、負荷に応じた高

性能なシステム環境を自在に構築することができます。

・オープンソースに完全対応

Struts、Apache、Tomcatなど、オープンソースに関する開発者スキルを利用して開発・運用でき、ま

た、他社ベンダーのアプリケーションを含め、高い移植性を実現します。加えて、マルチコンテナや業

務アプリケーション管理などの独自の高信頼・高性能技術の採用で、安定かつ高信頼なシステム構築を

実現します。

・豊富な部品群をもつJ2EEフレームワーク

各種アプリケーションを効果的に開発するための高機能かつ豊富な部品群（フレームワーク）を提供し

ます。フレームワークを利用することで、高品質なアプリケーションを短期に開発することができます。

また、StrutsやJSFなどのオープン・標準技術にも対応しており、これらの標準的なスキルを活用して各種

アプリケーションを開発することもできます。


・アプリケーションの継続保証

過去バージョンのアプリケーションの動作を保証する機構を提供します。過去バージョンで開発したア

プリケーションは、新バージョンでも継続して利用することができます。

・Webサービス対応

Webサービスの相互接続規約WS-I BP(*)に対応し、サービスの構築・運用やサービス間連携を支える運用

環境を提供します。.NETとの接続やマルチベンダー環境を含む他業務システムとの接続が容易となり、業

務の適応範囲を拡大させることができます。環境設定やアプリケーション配備など簡単な運用操作で利用

でき、実用的で使いやすい運用環境を提供します。

*WS-I BP：世界160社によるWebサービスの相互接続推進団体（WS-I)が規定したガイドライン

・COBOL/C/C++による開発

アプリケーションの開発に、Javaに加えてCOBOLやC/C++言語も使用することができ、これらの言語で開

発された既存資産をワークユニットとして運用、操作することができます。また、J2EE、COBOL、C言語な

ど、各種言語のアプリケーションを同じInterstage管理コンソールのビューでワークユニット単位に操作

でき、統合されたシステム管理を行うことができます。




◆シングル・サインオン

■ユーザー情報(ID,パスワード,証明書等)の一元管理により、利用者の利便性向上と運用コスト削減を実現

■適応可能なユーザー数を拡大。規模や運用形態に応じた柔軟な構成が可能■なりすましやセキュリティアタックへの耐性を強化(セッション管理など)

リポジトリサーバリポジトリサーバ

認証サーバ認証サーバ

負荷分散

追加


システムAシステムA

ID1パスワード1

認証は初回のアクセス時のみ

システムBシステムB

利用者

認証情報を一元管理

ユーザー情報のメンテナンスは簡単

スケーラブルに構築可能

マスタ

スレーブ

■スケーラブルで安心・安全なシステムを効率的に構築・運用

大規模システムにも適用可能な使い勝手のよいセキュリティ機能で、安心・安全なシステムの構築・運用

を実現します。

・シングル・サインオン

1回のサインオンで複数サーバにアクセスできます。企業内の複数システムのユーザー情報（ID,パス

ワードなど）を一元管理しており、その情報を更新するだけで、ユーザー情報のメンテナンス（追加・変

更・削除）が可能です。利用者の利便性向上と運用コストの削減を図ることができます。

認証サーバやリポジトリサーバ（ユーザー情報を格納）は、スケーラブルな構成やRDBの利用が可能で

あり、規模や運用形態に応じた構成を実現します。

また、アイドルタイムアウト（一定時間で認証無効）や多重サインオン抑止など、アクセス制御・セッ

ション制御機能を備えており、適切な利用者認証・アクセス許可の制御を行う事ができます。

・なりすましや不正アクセスから業務・資産を保護

インターネットでの企業間取引や顧客への情報公開を行うサーバに対する強固なセキュリティ機能を

提供します。これにより、安全なシステムの構築が可能です。

SSL3.0のクライアント・サーバ認証と暗号化機能、ベリサイン社、日本認証サービスの証明書を使用

したSSL通信などを提供します。これらは、Interstage管理コンソールから管理・操作でき、また、マル

チサーバ管理との連携で複数サーバに対しても一括操作が可能です。



Interstage Application Server Enterprise Edition

Interstage Application Server Standard-J Edition

Interstage Application Server Web-J Edition

●高信頼性機能ホットスタンバイ負荷分散セッションリカバリー

●マルチサーバ管理●COBOL/C/C++●CORBAサービス

●メインフレーム連携

●Java/J2EE●Webサービス

●オープンソース●ワークユニット●活性変更●シングル・サインオン

●Webサーバ●Interstage管理コンソール

2.2.1 Interstage Application Serverの製品体系

■シンプルで分かりやすいエディション構成■適用形態を意識した機能構成

Interstage Application Serverは、Webアプリケーションを利用した小規模なシステムから、ノンストップ

運用や多数のクライアントを同時にサービスするような高性能／高信頼が要求される基幹業務や大規模ECの企

業システムまで、幅広く適用できます。

■Interstage Application Server Web-J Edition

Webフロントシステム構築に適なエントリーモデルです。

Webサーバ機能、Servlet/JSPなどの標準Java/Web技術をサポートしています。Interstage Application

Server Standard-J EditionやEnterprise Editionにより構築したバックエンドシステムと連携することで、

Webフロントシステムとバックエンドシステムを分離したシステム構成が実現できます。

■ Interstage Application Server Standard-J Edition

Java対応したシステム構築に適なスタンダードモデルです。

J2EE 1.3に完全準拠し、Webサービス標準技術やWebサーバ機能、シングル・サインオン機能をサポートして

います。加えて、アプリケーションの開発生産性を向上させるフレームワークと、Web画面の統合とパーソ

ナライズを実現するポータル機能も提供します。

■ Interstage Application Server Enterprise Edition

マルチ言語に対応し、高信頼・高可用を実現するエンタプライズモデルです。

Interstage Application Server Standard-J Editionの機能に加え、マルチ言語対応（COBOL/C/C++）、負

荷分散、ホットスタンバイ、マルチサーバ管理機能などをサポートしています。安定したレスポンスと24時

間、365日の無停止システムを実現する大規模システム構築に適です。



2.3 Interstage Business Application Server（1/3）

業務運用に人手をかけたくない業務運用に人手をかけたくない自動復旧などの自律機構により24時間365日

業務継続を実現

ミッションクリティカル業務を安全・確実に実行するアプリケーション実行基盤

分散システム上の業務処理を確実に連携したい分散システム上の業務処理を確実に連携したい

データの整合性を保証するトランザクション機構により業務処理を完結

変化に強いシステムにしたい変化に強いシステムにしたいミッションクリティカルに必要な共通技術により、

長期に利用できるシステムを実現

Interstage Business Application Server は、ミッションクリティカル業務を安全・確実に実行するアプ

リケーション実行基盤です。業務システムの安全性・確実性を支援する様々な機構を用意しています。

－自律機構

業務の継続性を保証する機構です。例えば、急激なアクセス増加によるスローダウンを予防し、高い

レスポンスを維持します。

－トランザクション機構

業務処理とデータの完全一致を保証する機構です。例えば、アプリケーションの異常によるデータベー

スの矛盾を回避します。

■自動復旧などの自律機構により24時間365日業務継続を実現

Interstage Business Application Serverは、24時間365日安定稼動を実現する様々な機構があります。

例えば、アプリケーションの異常を感知し再起動をする、過度な処理要求を抑止し安定したレスポンスを維

持する、システム資源を調整し資源不足を抑止するなどです。これにより、適な業務環境を提供します。

・流量制御でレスポンスを保証

ハードウェアの能力を超えるような過度な処理要求を抑止します。抑止された要求は、一旦エラーレス

ポンスとして即座に返却され、利用者の次のアクションを即座に可能とします。

・プロセス制御による異常の局所化

1つの業務アプリケーションを複数のプロセスで動作させることができます。1つのプロセスで異常が発

生しても業務を継続します。また、異常は局所化され、業務全体が停止することはありません。

・業務の自動復旧

アプリケーション異常（デッドロック、異常終了、ループ）を早期に検知し、自動的にリトライや再起

動を行い復旧させます。また、復旧中も業務リクエストを受け付けることができ、業務の停止や遅延を回

避します。

・予兆監視によりスローダウンを事前に防止

運用中は負荷にあわせ自動的にメモリなどのシステム資源をチューニングします。また、システム資源

の消費を監視し、資源不足によるアプリケーションの異常を事前に回避します。これにより、アプリケー

ションが使用する資源を適な状態とし、レスポンスのスローダウンを防止します。

・プーリング機構で適な資源環境を提供

アプリケーションが必要とするコンピュータの資源（プロセス、スレッド、DBコネクション）を事前に

確保できます。これにより、過度の資源消費を抑止し、アプリケーションに適な資源環境を提供します。




◆代行ルートで安定レスポンスを保証

◆メッセージ保証で業務継続性を実現

メッセージ保証機能なし

メッセージ保証機能あり

要求元アプリ

ケーション要求メッセージ DB

メッセージが消失し継続不可処理完結できない

要求元アプリ

ケーション

メッセージ格納庫


メッセージ保証機能

保存

メッセージの再送 DB処理完結


DB異常発生


メッセージ押戻ＤＢロールバック

再起動

要求メッセージ

アプリケーションＡ

アプリケーションＢ´

アプリケーションＣアプリケーションＢメッセージメッセージ処理待ち

メッセージ

メッセージ

異常発生

負荷集中

処理Ｂの負荷軽減

代行ルート代行ルート

・見える化で適な実行環境

システムの見える化によりシステムの適化を支援するSystemwalker Service Quality Coordinator連

携機能を提供します。業務システムの負荷状況を「業務・アプリケーション・サーバ・セッション」と

いった整理された単位で分析できます。また、ドリルダウン機能により問題箇所の局所化も可能です。こ

れにより、的確で効率的なチューニングが可能となります。

・代行ルートで安定レスポンスを保証

分散環境において、処理要求（メッセージ）の代行ルートをあらかじめ設定できます。通常ルートでア

プリケーション異常や高負荷な状況が検知されると、メッセージを自動的に代行ルートに変更します。こ

れにより、業務の継続と安定したレスポンスを実現します。

■データの整合性を保証するトランザクション機構により業務処理を完結

拡張する業務システムを維持するためには、分散された業務処理結果が確実にデータベースに反映され、

処理と結果が完全に一致することが重要です。Interstage Business Application Serverは、アプリケー

ションやシステムの不具合によるデータ矛盾を回避し、要求から処理完了までを完結させる機構を提供しま

す。また、復旧できない状況の際は、ロールバックで元に戻し、矛盾を解消するための機構を提供します。

・メッセージ（*）保証で業務継続性を実現

DBトランザクションと連動したメッセージ保証機能を提供します。サーバダウンやアプリケーション異

常などによる要求メッセージのロストを回避し、業務処理を完結させます。

*メッセージとは、アプリケーションが交換するデータの単位です。

・ルーティング制御によるデータ矛盾の解消

ルーティング制御は、複数アプリケーションからなる業務を連携する機能です。連携の手順は外付けの

フロー定義ツールで行い、異常時のリカバリーを定義できます。これにより、業務処理とリカバリー処理

のアプリケーションを分離でき、エラーに対する柔軟な対応が可能です。

・ジャーナルログによるデータ保全

バックアップやバッチ業務などへの利用を目的としたジャーナルログ機能を提供します。ジャーナルロ

グは、データベースのトランザクションと同期して採取され、データベースと完全に一致します。業務

処理の結果のみを記録するデータベースとは別に、業務処理の履歴が確実に記録されます。これにより、

データベース破損時の復元に利用できます。




◆アプリケーションと業務の流れを分離（フロー制御)

■ミッションクリティカルに必要な共通技術により、長期に利用できるシステムを実現

Interstage Business Application Serverは、利用者のニーズやビジネス環境の変化に即応する、柔軟で

拡張性のある長期成長型システムの構築を支援します。

・ミッションクリティカル向け制御ロジックを共通コンポーネントとして提供

ミッションクリティカル業務に必要な制御ロジックを提供します。従来、業務システムの安定稼動や

データ保全は、アプリケーションの責任で行う必要がありました。これを共通コンポーネントとして提供

することで、開発者は業務ロジックに専念することができます。また、ソフト資産の小化が促進され、

スピーディーに業務変更が行えます。

・マルチ言語対応により短期構築

Interstage Business Application Serverは、Java、C言語、COBOLのアプリケーションが動作可能です。

これにより、ノウハウを活かした開発が可能です。また、メインフレームなどの既存資産をそのままの言

語仕様で移行できます。

・アプリケーションと業務の流れを分離（フロー制御）

複数のアプリケーションを組み合わせて業務を簡単に構築できるように処理フローの定義ツールを提供

します。このツールでは、呼び出し順序、アプリケーション間で受け渡すメッセージの構造、アプリケー

ションで異常が発生した場合の後処理の定義などが行えます。これにより、複数のアプリケーションを連

携した業務の構築が短期に行えます。また、業務シーケンスの変更が発生した場合にも、アプリケーショ

ンを変更することなくフロー定義を修正するだけで対応することができます。

・SOAの考え方に基づいたアプリケーション間連携

アプリケーション間の連携は、Interstage Business Application Serverが仲介します。この時、言語

の違いやデータ型の違いを吸収、さらにデータ変換も可能であるため、アプリケーションは、相手言語仕

様などの意識が不要です。また、インターフェースの定義は外付けのツールで行うため、アプリケーショ

ンの独立性が高く、修正・変更を局所化でき、柔軟で拡張性のあるシステムとなります。


■Interstage Business Application Serverの製品構成

Interstage Business Application Serverは、以下の製品から構成されています。

・Interstage Business Application Server Standard Edition

ミッションクリティカルな業務システムを実現するためのスタンダードモデルです。

ミッションクリティカルな業務構築が可能です。フロントからバックエンドまでカバーします。

・Interstage Business Application Server Enterprise Edition

ミッションクリティカルな業務システムを実現するためのエンタープライズモデルです。

Standard Editonの機能に加え、業務アプリケーション間の連携機能を提供しており、複数の業務システム

を連携させて新しい業務システムを構築することができます。



2.4 Interstage Job Workload Server（1/2）

ジョブを安定稼動したいジョブを安定稼動したいファイル資源の一括排他獲得によりジョブ実行の安定性を向上

オープンシステム上でミッションクリティカルなバッチ処理の安定稼動を実現する基盤ソフトウェア

ジョブのリカバリーを手間をかけずに素早く対応したいジョブのリカバリーを手間をかけずに素早く対応したいジョブ異常時の迅速な対処によりシステムの運用性を向上

ジョブを簡単に作成したいジョブを簡単に作成したい開発支援機能により煩雑なジョブの開発作業から開放

バッチアプリケーション

バッチ実行基盤

データベース環境

バッチ運用/監視バッチジョブ定義データベース

バッチ実行機能

開発環境NetCOBOL

ジョブスケジューラ

実行結果

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

業務データベース


ファイル管理機能

NetCOBOL開発/運用

バッチサーバ

クライアント

データベースサーバ

ジョブ操作システム保守セットアップ

運用ユーティリティ

バッチジョブ定義開発環境

ログ機能

バッチ受付機能

Interstage Job Workload Serverは、高信頼・高性能の基幹システム構築で培った富士通のノウハウを活

かし、オープンシステム上でミッションクリティカルなバッチ処理の安定稼働と運用性向上を実現する基盤

ソフトウェアです。

■ファイル資源の一括排他獲得によりジョブ実行の安定性を向上

・ファイル資源の一括排他獲得

ジョブ実行前に、ジョブ内で使用するすべてのファイルの排他を獲得します。このファイル排他制御

により他ジョブ間とのファイルの競合/破壊を防止するため、アプリケーションや運用で排他制御を用意

する必要はありません。このように、ジョブ実行中にファイル排他が途切れることがないため、安全に

ファイルを扱うことができ、ジョブ実行の安定性を向上します。

■ジョブ異常時の迅速な対処によりシステムの運用性を向上

・ファイル資源回収の自動化

ジョブが異常終了した場合、ファイル資源を自動的に回収するため、未回収ファイルを検索して削除

する作業が不要となります。

・ジョブ異常時のリカバリー時間を短縮

ジョブの実行時にファイル資源の割当て／回収状況を実行結果として記録しているため、ジョブが

異常終了した場合、ジョブを初からリスタートするのではなく、異常終了したアプリケーションから

リスタートできます。

■開発支援機能により煩雑なジョブの開発作業から解放

・ウィザードによるバッチジョブ定義の容易な構築

アプリケーションの呼び出し順序、使用するファイル資源の事前排他獲得、受け渡すファイル、異常

が発生した場合の実行順序などのバッチジョブ定義は、バッチジョブ定義エディタウィザードにより

簡単に定義することができます。バッチジョブ定義はバッチジョブ定義ファイルとして生成後、バッチ

ジョブ定義データベースに登録することで、ジョブの実行環境として利用されます。



2.4 Interstage Job Workload Server（2/2）

fileA fileB

JOB1の後続STEPで使用しないため排他解除

ファイル定義

STEP1

fileA

JOB2

ファイル管理

JOB1排他獲得中

JOB1排他獲得中

JOB2排他獲得中JOB1の後続STEPで使用する

ため排他保持

排他待ち

排他獲得排他獲得

排他解除

ファイル定義

STEP1

fileA

fileB

STEP2

fileA

JOB1

排他待ちによりファイル破壊を防止

排他解除

排他獲得

排他解除

■ジョブ起動時に、実行に必要なファイル資源の排他を一括して獲得■ファイルの競合やファイル破壊を防止

◆ファイル資源の一括排他獲得

・業務の内容に沿ったロジックでジョブを作成

バッチジョブ定義に指定した異常処理定義により、ジョブで異常が発生したときの獲得済みファイルの

削除、排他解放などをシステムが自動で行います。このため、ファイル資源回収など制御ロジックが不要

となり、開発者は業務ロジックに専念してジョブの作成ができるため、開発の負担を軽減します。

・既存アプリケーションの再利用

COBOLで開発したアプリケーション、コマンドやシェルスクリプトを実行することで、既存のアプリ

ケーションを有効に活用し、柔軟で拡張性のあるバッチ業務を構築できます。



オンラインとバッチ業務を統合化したい

柔軟で拡張性のある業務システムに段階的に変更したい

24時間365日、安定稼働したい

導入のポイント導入のポイント

オンラインもバッチも同じ開発手順で容易に構築

既存のソフト資産を活用しながら、段階的にオープン化可能

データの整合性を保証しつつ、安定稼働を実現

効果効果

バックエンドシステムフロント

受付

インターネット

社内ネット

Webアプリ

社内業務

Webアプリ

SSO認証システム

期末決算

月次集計

検索注文

配送確認

集計情報

受注マスター

会員情報

在庫管理

性能監視などの運用

対応製品 Interstage Business Application Server（オンライン処理） Interstage Job Workload Server（バッチ処理）Interstage Application Server（アプリケーションサーバ）


集計業務（夜間バッチ）


検索オンライン業務

受注オンライン業務



事例：オンラインからバッチまで、多様な業務形態に適用

オンラインからバッチまで、多様な業務形態に適用

■導入のポイント

・オンラインとバッチ業務を統合化したい

・柔軟で拡張性のある業務システムを段階的に変更したい

・24時間365日、安定稼働したい

■効果

・オンラインもバッチも同じ開発手順で容易に構築

・既存のソフト資産を活用しながら、段階的にオープン化可能

・データの整合性を保証しつつ、安定稼働を実現



2.5 Interstage Traffic Director（1/2）安定したレスポンスとサービス品質（QoS）を保証し、ノンストップ稼動を実現

する負荷分散ソフトウェア

アプリケーションサーバの負荷分散アプリケーションサーバの負荷分散

QoS制御機能QoS制御機能

Webキャッシュ機能Webキャッシュ機能

高性能・高信頼システムによる安定稼動

ビジネス要件に応じた帯域幅を割当て、安定したサービスを提供

Webサーバの負荷を軽減するとともに、

ネットワークトラフィック量を軽減

Interstage Traffic Director

QoS制御機能QoS制御機能

代理店受注業務

支店受注業務

Web業務

その他業務

Webキャッシュ機能Webキャッシュ機能

1回目のアクセス

サーバへアクセス

2回目のアクセス

キャシュを利用

サーバとネットワークへの負荷軽減トラフィックを分類し、それぞれに帯域を割り当て


リクエストを複数のサーバへ振り分け

（双方向で可能）

Interstage Traffic Directorは、さまざまな負荷情報にもとづく分散機能によって、きめ細やかなトラ

フィック管理を提供。Webシステムや企業システムに要求されるパフォーマンスを、安定性、拡張性の高い

レベルで実現します。Webサーバやアプリケーションサーバの追加や故障時にもサービスを停止させない、

可用性/信頼性の高いシステムを構築することができます。

■アプリケーションサーバの負荷分散

大量のアクセスを複数サーバに処理を振り分け、負荷集中によるレスポンス低下を防止します。快適な

アクセス環境を実現します。ノード、サービス単位での故障監視、分散対象サーバのメンテナンス目的の

動的切り離し/切り戻しなどさまざまな運用管理機能をサポートし、業務無停止化を実現します。

■QoS制御機能

業務や利用者アプリケーションごとのトラフィックを分割/制御し、ネットワーク通信の渋滞を解消する

とともに、回線の利用効率を改善します。回線混雑時にもミッション・クリティカルな業務の帯域幅を確保

し、常に安定したパフォーマンスを保証します。さらに、月日、曜日、時間帯で保証帯域幅をダイナミック

に切り替えるスケジューリング機能を搭載しており、企業の業務形態に沿った柔軟な帯域管理が実現できま

す。

■Webキャッシュ機能

Webサーバから受信したデータをWebブラウザに返信すると同時に、データキャッシュを行います。これ

により、アクセス頻度の高い要求に対して高速なレスポンスを実現するとともに、背後のWebサーバへの

負荷を軽減することができます。



InterstageApplication

Server

Webサーバ


Server

Webサーバ



StandardEdition

2.5 Interstage Traffic Director（2/2）


WebキャッシュWebキャッシュ

QoS制御QoS制御



EnterpriseEdition

IIOP負荷分散IIOP負荷分散

ワークユニット監視ワークユニット監視


Server



Server


ワークユニット1


負荷計測エージェント負荷計測エージェント







異常

豊富な負荷分散方式

クラスタリング・ホットスタンバイ

サポート

ファイアウォール

安定した帯域確保

豊富なセション維持方式（一意性の保証）

サーバ状態監視

Interstage Traffic DirectorはInterstage Application Serverとの連携により、さらに高度な負荷分散を

実現し、システムの可用性を向上します。

■豊富な負荷分散方式

ラウンドロビンなどの静的な分散方式に加え、コネクション数、レスポンス時間など、変化する情報にも

とづいた動的な分散方式をサポートします。Interstage Traffic Directorに含まれる「負荷計測エージェ

ント」を分散対象のサーバにインストールすることにより、サーバの状態（CPU負荷率、メモリ使用率、

ディスクI/O負荷率）に応じてさらに高度な振り分けが可能です。また、Interstage Application Server

特有のリソース（待ちメッセージ数、通信バッファ使用率）の使用状況を計測し、業務状況に応じたきめ細

やかな負荷分散も可能です。

■豊富なセション維持方式（一意性の保証）

インターネットビジネスにおいては、ショッピングサイトのアクセスなどユーザーとサーバの接続を維持

し、同一サーバに振り分け続けることが必要です。Interstage Traffic Directorは、次のような豊富な

セション維持方式で対応します。「送信元IPアドレス＋ポート番号」「Cookie」「SSLセションID」「URL

内（固定 /任意）」「セションID」「HTTP認証ヘッダ」「HTTPトンネル・セションID」

■サーバ状態監視

業務の無停止化を要求されるシステムでは、サーバの状態監視がきわめて重要です。Interstage Traffic

Directorは、PING、TCP/UDPポート応答、アプリケーション応答を監視できます。また、Interstage

Application Serverの独立した複数ワークユニットの状態を監視し、異常が発生した場合、IIOP通信を正常

なサーバに振り分けることも可能です。利用者に対して継続したサービス提供が可能となります。



2.6 Interstage Security Director強固なセキュリティ管理を実現する基盤ソフトウェア

ファイアウォール機能ファイアウォール機能

アプリケーションゲートウェイ機能アプリケーションゲートウェイ機能

ネットワークへの不正なアクセスを遮断/検出

社内システムへの安全な中継




ユーザー認証・認可ユーザー認証・認可

携帯端末認証携帯端末認証

アクセス制御アクセス制御

VPN(IPsec)

ファイアウォール

不正アクセス制御不正アクセス制御

アドレス変換アドレス変換

VPN接続VPN接続

SSL

SSL、

個体識別情報

Interstage Security Director

etc


Webサーバ


ネットワーク

認証サーバ

リポジトリサーバ

InterstagePortalworks

Webサーバ

Webサーバ

グループウェア

Webメール

サーバ

認証

情報

の通

知

認証・認可

認証情報の通知

認証

情報

の通

知

暗号化された安全な通信路を提供アプリケーションサーバのフロントエンドで利用者を認証・認可（SSO）

１ライセンスでファイアウォールとアプリケーションゲートウェイを別サーバにインストール可能

Interstage Security Directorは、インターネット上でサービスを提供するWebサーバやアプリケーション

サーバのために強固なセキュリティを確保するソフトウェアです。不正アクセスの防止、通信データの保護、

ユーザー認証、内部サーバの隠ぺいなど、強固なセキュリティ・ソリューションを提供します。

■ファイアウォール機能

・不正アクセス制御システム管理者によって指定されたポリシー情報に従って、送受信IPパケットの通過/破棄/拒否応答と

いったアクセス制御機能を提供します。社内ネットワークを利用するユーザーや利用できるアプリケー

ションを制限し、インターネットからの不正な侵入を遮断します。サービス妨害攻撃や、事前に登録した

イベントが発生した場合、アラート通知により迅速に対応が可能です。また、運用状態のロギングやモニ

タリングにより、ネットワークの稼動状況を監視/調査できます。IPパケットフィルタリング機能はIPv6

ネットワークに対応しています。

・アドレス変換

社内IPアドレスを隠ぺいするアドレス変換機能は、IPv6ネットワークに対応したNAT（Network Address

Translation）およびIPマスカレード方式の利用が可能です。プライベートアドレス運用の社内ネット

ワークを、そのままインターネットに接続することができます。

・VPN接続

企業間のシステムをInterstage Security Director同士で接続することで、VPNシステムの構築が可能

です。また、Safegate Clientを利用したクライアントPCとInterstage Security DirectorでのVPN接続も

可能です。これにより、インターネット上の通信を暗号化し、安全な通信を実現できます。


■アプリケーションゲートウェイ機能

・ユーザー認証・認可

Webサーバやグループウェアのフロントエンドで利用者を認証・許可します。認証された結果は、Web

サーバやアプリケーションサーバに引き継がれ、利用者は１回の認証だけでアクセス可能です。

さらに、Interstage Application Serverのシングル・サインオン機能と連動することにより、認証・許

可情報の一元管理を実現します。また、SSL通信でクライアント認証を行う際、クライアント証明書で

ユーザー認証を行うことが可能です。利用者からのユーザー名、パスワード入力作業が不要となり、利

用者の利便性を大きく向上させることができます。

・携帯端末認証

携帯端末からのアクセスについては、ユーザー名、パスワードに加えて、携帯端末（ｉモード、FOMA）

の個体識別情報を組み合わせて認証を行うことが可能です。万一、ユーザー名・パスワードが漏洩した

場合でも、登録された携帯端末以外からはログインできません。

・アクセス制御

中継を行うクライアント（ホスト名/IPアドレス）とサーバ（ホスト名/IPアドレス/URL）、HTTPプロト

コルのヘッダやメソッド、および、ユーザー認証を組み合わせて細かなアクセス制御を行うことが可能

です。



2.7 Interstage SIPnet

Webアプリケーションに音声機能を追加

する開発・実行環境Webアプリケーションに音声機能を追加

する開発・実行環境Webと音声を融合した業務システムを容易に構築可能

Webと音声を融合し、ワークスタイルを革新するSIP対応基盤ソフトウェア

高品質な音声認識・音声応答技術高品質な音声認識・音声応答技術音声自動対話サービスの実現による業務効率の向上

ビジネス向けソフトフォンビジネス向けソフトフォン Webと音声を連携したビジネスコミュニケーションを実現


音声対話サービス

ゲートウェイ装置

公衆/携帯電話網

Interstage SIPnet Application Container

Interstage SIPnet VoiceXML Server

Interstage SIPnet Client

■Webと音声の連携

・業務アプリケーションから電話の発信転送が可能・プレゼンス機能とコラボレーション機能によりビジネスコミュニケーションを支援

■音声自動対話・キーボードなしで音声により業務を遂行可能・音声自動対話により業務効率化、顧客満足度向上

Interstage SIPnetは、加速するVoIP化の流れの中で、情報系(Web)サービスと通信系(音声)サービスを融合

した新たなサービスを開発・実行するためのソフトウェアです。

Interstage SIPnetは、既存の営業支援システムや電子電話帳などの業務システムに容易に音声機能を追加

することができます。WebやE-mail上の情報と音声をシームレスに連携する新たな業務サービスは、ワーク

スタイルを革新し、ビジネスコミュニケーションをより強化することで効率的な業務を実現します。

Interstage SIPnetシリーズは、以下の製品から構成されています。

■Interstage SIPnet Application Container

Webと音声を融合させた新たな業務サービスの構築を短期間で実現するアプリケーション開発・実行環境

を提供します。情報(Web)と通信(SIP)のセッション管理を統合し、情報、通信どちらからでも統一的に制御

します。Interstage Application Server(J2EE)上で動作しているアプリケーションに、音声機能を簡単に

追加できます。

■Interstage SIPnet VoiceXML Server

VoiceXML2.0に準拠したSIPベースの高品質な音声認識・音声応答サービスを実現します。

Webアプリケーションに音声対話サービスを付加した新たな業務サービスを実現します。Interstage SIPnet

Application ContainerやInterstage Realtime Communicatorなどのサーバで動作するアプリケーションと

連携できます。

■Interstage SIPnet Client

Interstage SIPnet Application Containerのビジネス向けソフトフォンとしてご利用いただけます。

SIP/SIMPLEに準拠しています。Webと音声を利用したビジネスコミュニケーションを強力にサポートします。



2.7.1 Interstage SIPnet Application Container

Webと音声の連携基盤Webと音声の連携基盤

Webアプリケーションに音声機能を追加する開発・実行環境

高信頼なアプリケーション実行環境高信頼なアプリケーション実行環境

開発を支援する開発環境開発を支援する開発環境

Interstage SIPnet Application Containerは、Webと音声を融合させた新たな業務サービスの構築を短期間

で実現するアプリケーション開発・実行環境を提供します。情報(Web)と通信(SIP)のセッション管理を統合し、

情報、通信どちらからでも統一的に制御します。

■Webと音声の連携基盤

情報（Web）と通信（SIP）のセッション管理を統合し、情報・通信どちらからでも統一的に制御可能な

アプリケーション基盤を提供します。Interstage Application Server（J2EE）上で動作しているWebアプ

リケーションに、音声機能を簡単に追加できます。これまで困難であった音声系アプリケーションの開発

を容易にし、新たな業務サービスの構築を短期間に行うことができます。Webと音声を連携した業務アプリ

ケーションにより、業務効率・生産性を向上させることができます。

■高信頼なアプリケーション実行環境

一時的な過負荷によるサービスの停止や異常終了を自動的に検知し、人手を介することなく業務を再起動

します。常に安定して稼動するサービスを実現できます。

■開発を支援する開発環境

Interstage Apworks上で動作する開発環境（SDK)を提供します。Webアプリケーションと同様の開発スタ

イルで、Webと音声を融合したアプリケーションを容易に開発できます。



2.7.2 Interstage SIPnet VoiceXML Server

音声自動対話サーバ音声自動対話サーバ

高品質な音声認識・音声応答技術

VoiceXML2.0対応VoiceXML2.0対応

Interstage SIPnet VoiceXML Serverは、VoiceXML2.0に準拠したSIPベースの高品質な音声認識・音声応答

サービスを実現します。Webアプリケーションに音声対話サービスを付加した新たな業務サービスを実現しま

す。Interstage SIPnet Application ContainerやInterstage Realtime Communicatorなどのサーバで動作す

るアプリケーションと連携できます。

■音声自動対話サーバ

Webアプリケーションに音声対話サービスを付加することで新たな業務サービスを実現します。背景雑音

抑制・非定常雑音棄却方式による雑音に強い音声認識と、波形コーパス方式による滑らかで自然な音声合成

エンジンを搭載しています。高品質な自動音声対話により業務効率の向上、顧客満足度を向上させることが

できます。

■VoiceXML2.0対応

VoiceXMLはXMLと同様にWebアプリケーションとの親和性が高いため、Webを活用した業務アプリケーショ

ンと音声対話を組み合わせたサービスを、容易に実現することができます。

また、汎用のハードウェアで動作しますので、高価な音声ボードなどの専用機器は不要です。



2.7.3 Interstage SIPnet Client

高品質な音声通話、テレビ会議高品質な音声通話、テレビ会議

ビジネス向けソフトフォン

プレゼンスとインスタントメッセージにより円滑なコミュニケーションを実現プレゼンスとインスタントメッセージにより円滑なコミュニケーションを実現

豊富なIPコラボレーション機能(ホワイトボード共有、ファイル転送)豊富なIPコラボレーション機能(ホワイトボード共有、ファイル転送)

Interstage SIPnet Clientは、Interstage SIPnet Application Containerのビジネス向けソフトフォンと

してご利用いただけます。SIP/SIMPLEに準拠し、Windowsクライアントで文字／音声／動画／データなどのコ

ミュニケーションができます

プレゼンス（在席状態）機能と豊富なコラボレーション機能によりWebと音声を連携したビジネスコミュニ

ケーションを強力にサポートします。

Interstage SIPnet Application Containerと連携したプレゼンス機能を活用することで、自分の状態を相

手に知らせるとともに、メンバーリスト上でメンバーの在席状態を表示することができます。相手の在席状況

を確認して、電話、多地点テレビ会議、インスタントメッセージなどを利用できます。

interstage certified associate v8koitto.cocolog-nifty.com/blog/files/is-aso-v8-1.pdf3.6.1 interstage...

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