Intuos5 GUIDE BOOK CONTENTS

さらに進化したIntuos5の快適な操作性は、より多くのクリエイターの表現力をサポートする

Intuos5の基本操作02 Intuos5の操作方法03 使いやすさを調整する04 作業効率を上げるための機能 ・エクスプレスパッド ・ファンクションキー ・タッチホイール ・ラジアルメニュー06 操作性を向上させる新機能 ・マルチタッチジェスチャー ・ワイヤレス

Intuosが使われているクリエイティブの現場08 レタッチ（画像処理） 井野敦晴12 大里宗也（VONS Pictures）16 イラストレーション 寺田克也20 ena22 漫画 青木俊直24 3DCG 吉井宏26 映像制作/編集 尾道幸治28 WEBデザイン 古沢伸明（サンデイデザイン）

Intuos5 ペン カスタマイズ道30 「描き味を極める」31 「握り具合を極める」32 便利なオプション

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レクリエイト

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作業効率を上げるための機能●エクスプレスパッドは、上部に4つ、下部に4つ配置されているファンクションキー（Sサイズは3つずつ）と、その真ん中にあるタッチホイールから構成される操作パネルを指す。エクスプレスパッドのファンクション

キーとタッチホイールには、さまざまな設定やよく使用するキーボードショートカットキーをカスタマイズすることができ、効率的な作業が可能。アプリケーションごとに別々の設定をすることもできる。

エクスプレスパッド

●Intuos5の基本設定

ファンクションキーの設定内容の変更

➡上部にはデフォルトで「タッチ機能on/off切り替え」、「設定内容の表示」、入力エリアと画面比率を変更できる「プレシジョンモード」、複数画面の操作を切り替える「マッピング画面切り替え」が設定されている。下部には、Shiftなどの装飾キーやスペースキーが設定されている。※Intuos5 TouchのMサイズ、Lサイズの場合

⬅ファンクションキーに指を置くだけで、画面上に設定内容が表示され、指を置いている部分はオレンジ色に変わる。

ファンクションキー

⬆「設定内容の表示」を押すと、ファンクションキーやタッチホイールなどの設定が表示される。ここからそれぞれのプロパティへリンクすることができる。

⬅設定したいファンクションキーのプルダウンメニューから「キーストローク」を選択し、キーボードショートカットが設定できる。タッチホイールやラジアルメニューも同様の操作で設定を変更することが可能だ。

05Intuos5 GUIDE BOOK

●ラジアルメニューは、Intuos5 Touchの場合3本指の「タップアンドホールド（長押し）」で表示され、「ブラシパネル」「保存」「ワコムタブレットのプロパティ」「マッピング切り替え」「ウインドウキャプチャー」など、かゆいところに手が届く８つのメニューをすばやく選択できる。表示やメニューなどのカスタマイズも簡単である。

ラジアルメニュー

タッチホイール

⬆「機能」の中にある「サブメニュー」を設定するとさらに下の階層のカスタマイズが可能。ファンクションキーと組み合わせるとかなりの数のショートカットを設定できる。

●タッチホイールの機能は4種類設定でき、ホイール中央のボタンを押すことで切り替えられる。指先でホイールの凹みに沿ってなぞることで機能する。デフォルトでは、「オートスクロール/

ズーム」「レイヤー切り換え」「ブラシサイズ」「カンバスの回転」となっている。設定を変更することができるので、他

にもブラシの硬さや動画でのタイムライン操作などを設定すると便利だ。

⬇真ん中のボタンを押すと、画面上に設定内容が表示され、選択されている部分はオレンジ色になる。

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操作性を向上させる新機能

●Intuos5 Touchはマルチタッチ・ジェスチャー操作に対応し、拡大・縮小や回転、スクロールなどの操作を直感的に行なうことができる。さらにユーザが使いやすいようにジェスチャーをカスタマイズすることも可能。ペンを持たずに操作できるのはもち

ろんだが、右手はペン操作、左手はマルチタッチジェスチャー操作を行なうことで、作業効率を格段に向上させることができる。

●タブレット本体の裏側にワイヤレスモジュールと電池を装着し、PC側にはUSB接続のワイヤレスレシーバーをセットすることで※、ワイヤレス操作が可能になる。ケーブル接続することなく置き場所の自由度が広がり、快適な作業環境を実現することができる。充電はUSBケーブルを接続することで行なわれる。

マルチタッチジェスチャー

ワイヤレス※

➡1～5本指でタブレットを操作することで、さまざまなジェスチャーが可能。プロパティ内で操作の設定を確認・変更できる。

⬆カバーを取り外し、ワイヤレスモジュールを取り付ける（右側のボタンを押すとワイヤレスが機能する）。

⬆ワイヤレスにすることで、膝の上に置いてリラックスしながら操作するなど、自由度が格段に広がる。

⬆充電式リチウムイオン電池。非常にコンパクトで重さを感じることはない。

⬅Intuos5 Touchでは、ファンクションキーでマルチタッチ機能のオン／オフを切り替えることができる。ペンで操作するときマルチタッチは反応しないので、タブレットに手をつけていても問題なく描画ができる。

※ワコム ワイヤレスキットが付属されているモデル以外は別途購入が必要

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便利なオプションペン

●筆圧、傾き検出、消しゴム機能にも対応しているのはもちろんだが、アートペンは、ペンの回転を認識できることが最大の特長。アプリケーションの対応によって、軸の回転だけで線の幅を変えて描画できる。つまり、カリグラフィーや幅広のフェルトペン、マーカー、非円形のブラシなどの線がシミュレートできる。こうした操作に対応し、斜めにカット

した形状のペン先など、アートペン専用のペン先が用意されている。

エアブラシ

アートペン

⬅ペン先側にホイールがあり、手前に回転させるとインク量（ブラシサイズ）が大きくなり、逆に回すと小さくなる。筆圧とは別に操作ができる。

⬅ペン先 摩擦抵抗の大きい、アートペン用のハードフェルト芯も用意されている。

⬆Photoshop CS5に搭載された「絵筆ブラシ」を使うと、視覚的にブラシの回転を確認することができる。

●イラストレーターがよく使うエアブラシに似た形状で、ペンの前方には人指し指で操作するホイールを装備し、これを操作することで、エアブラシと同じ感覚で、ブラッシング面積やインク流量を調整できる。標準のグリップペンと同様に筆圧、傾

き検出、消しゴム機能にも対応。アプリケーションが対応している場合には、エアブラシを傾けて、スプレーパターンを伸ばす、といった描画テクニックも使える。

⬆Photoshopでエアブラシのインクの流量を調整するには、ブラシツールの「その他」から「インクの流量」の「コントロール」を「スタイラスホイール」に設定する。

※オプション品については仕様等変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。