ircプロジェクト 令和1年度活動報告書 · 令和1 年度 事業報告書...
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特定非営利活動法人IRCプロジェクト令和1年度活動報告書
目次
• 代表挨拶
• 活動実績年表
• 事業報告書
• 活動計算書
• 財産目録
• 決算報告書
• SDGs展開に向けた取り組み
代表挨拶拝啓
日頃より、NPO法人IRCプロジェクトをご贔屓賜りまして誠にありがとうございます。2020年4月15日に弊法人は1周年を無事迎えることが出来ました。これもひとえに皆様にご愛顧とご支援によるものと深く感謝しております。
さて、初年度は岩手県立大学学生によるNPO法人の設立に始まり、ロボット教室事業「いわて未来アカデミー」や受講生を対象とした工場見学、大学SDGAction!Awards2020等多くの活動を実施することが出来ました。これらの活動を通して、弊法人の設立趣旨である、岩手県の子どもに対し科学技術に関する教育を行うことが出来ました。いわて未来アカデミーとして参加したロボカップジュニア盛岡大会や東北大会では優勝、準優勝を修めるなど専門性と言う点においても成果が出始めました。残念ながら年度末には新型コロナウイルスが猛威をふるい始め、予定していたロボット競技大会「滝沢ロボットチャレンジ」を実施することは叶いませんでしたが、一年間を総じて見れば最高のスタートを切れたのではないかと思います。今年一年の反省を胸に更に活動を推進して、地域に貢献していきます。
令和2年度からは岩手県商工労働環境部ものづくり自動車産業振興室の委託事業でファブテラスいわてを運営しております。ファブテラスいわてはデジタルものづくりを無料で体験することが出来る施設です。ロボット教室事業とファブテラスいわて事業でものづくりを中心とした相乗効果を生み出せるように活動を推進していきます。読者の皆様におかれましては、新型コロナウイルスが落ち着いた頃に是非一度足を運んで頂けますと幸いです。
令和2年度もご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
特定非営利活動法人IRCプロジェクト理事長 田尻隼人
岩手県民情報交流センターアイーナ3Fファブテラスいわて
活動実績年表
• 4月特定非営利活動法人IRCプロジェクト設立ロボット教室事業「いわて未来アカデミー」プレオープン岩手日報、盛岡タイムス、朝日新聞にて掲載されました。https://www.iwate np.co.jp/article/2019/4/7/51535http://www.morioka times.com/news/2019/1904/08/19040801.htm
• 9月いわて未来アカデミー正式オープン
月4回土曜日または日曜日に授業開催
• 11月ロボカップジュニア盛岡ノード大会 優勝・準優勝
• 1月ロボカップジュニア東北ブロック大会 優勝・準優勝いわて未来アカデミー生徒対象、工場見学の実施
• 2月大学SDGsAction!Awards2020でグランプリを受賞
令和 1年度 事業報告書
法人成立の日から令和 2年 3月 31日まで
特定非営利活動法人 IRCプロジェクト
１ 事業の成果
定款上の事業名
i. 科学技術に関する教育事業
(ア) ロボット教室の開催
特定非営利活動法人 IRC プロジェクトはロボット教室「いわて未来アカデミー」を平成 31
年 4月にプレオープンし、令和 1年 9月に正式オープンした。いわて未来アカデミーには 1
年間に約 15人の小中高生が参加し、のべ約 300人が受講した。授業は月 4回程度、土曜日
又は日曜日に開催した。ホームページでの発信及び、プレスリリースによる発信を実施し、
生徒の募集につなげた。
授業ではダイセン電子工業製ロボットキットを用いたプログラミング教育及び、3DCAD と
3Dプリンタ等のデジタル加工機を用いた STEM教育を実施した。
いわて未来アカデミー受講生は「ロボカップジュニア」と呼ばれるロボット競技大会に出場
し、盛岡ノード大会及び東北ブロック大会で優勝、準優勝を修めた。将来、岩手県内で若手
技術者として活躍できる人材を育成するという目的の達成にも近づいていると言える。
(イ) 地元企業への工場見学
岩手県八幡平市にあるものづくり企業「株式会社ニュートン」様ご協力の元、いわて未来ア
カデミーの受講生を対象にした工場見学を実施した。生徒は目を輝かせながら、工場で使用
されている産業用ロボットに興味関心を寄せていた。将来的に岩手県内の科学技術産業に寄
与することに間接的につながったと考えられる。
ii. 科学技術に関する交流を促進する事業
岩手県内外の小中高生を募集し、ロボット大会「滝沢ロボットチャレンジ 2020」の開催を
準備していたが、新型コロナウイルス対策のため中止となった。
２ 事業の実施に関する事項
i. 特定非営利活動に係る事業
事業名
(定款に記載し
た事業）
具体的な事
業内容
実施
日時
実施
場所
従事者
の人数
受益対象者
の範囲及び
人数
事業費
の金額
(千円)
科学技術に関
する教育事業
科学技術に関
する教育事業
ロボット
教室の開催
地元企業へ
の工場見学
土、日曜日
13:30～16:30
水曜日(予備)
17:00～20:00
令和 2年
1月 9日
岩手県立大学
滝沢キャンパス
株式会社ニュー
トン本社
(八幡平市)
7人
2人
岩手県内の
小中高生
約 15人
同上 6人
439
14
(法第 26条関係「定款変更認証申請」)
(法第 28条関係「書類の備置き」)
(法第 29条関係「事業報告書等の提出」)
令和 1年度活動計算書 法人設立の日から令和 2年 3月 31日まで
特定非営利活動法人 IRCプロジェクト
（単位：円）
科目 金額
Ⅰ 経常収益
１．受取会費
正会員受取会費
賛助会員受取会費
２．受取寄附金
受取寄附金
施設等受入評価益
３．受取助成金等
受取民間助成金
４．事業収益
科学技術に関する教育事業収益
５．その他収益
受取利息
雑収益
経常収益計
Ⅱ 経常費用
１．事業費
(1) 人件費
給料手当
法定福利費
退職給付費用
福利厚生費
人件費計
(2) その他経費
租税公課
保険料
消耗品費
雑費
支払い手数料
その他経費計
事業費計
２．管理費
(1) 人件費
役員報酬
0
0
200,000
0
0
315,250
0
0
277,125
0
0
0
277,125
900
11,380
158,628
2,077
3,688
176,673
0
0
200,000
0
315,250
0
453,798
515,250
給料手当
法定福利費
退職給付費用
福利厚生費
人件費計
(2) その他経費
通信運搬費
消耗品費
減価償却費
支払利息
その他経費計
管理費計
経常費用計
当期経常増減額
Ⅲ 経常外収益
１．固定資産売却益
経常外収益計
Ⅳ 経常外費用
１．過年度損益修正損
経常外費用計
税引前当期正味財産増減額
法人税、住民税及び事業税
当期正味財産増減額
前期繰越正味財産額
次期繰越正味財産額
5,000
0
0
0
5,000
13,200
11,013
0
0
24,213
29,213
0
0
483,011
0
0
0
32,239
0
32,239
0
32,239
特定非営利活動法人IRCプロジェクト（単位：円）
科目Ⅰ 資産の部
１．流動資産現金預金
手元現金 9923北日本銀行普通預金 40882
流動資産合計 50805２．固定資産 0
固定資産合計 0資産合計 50805
Ⅱ 負債の部１．流動負債
未払い金事業費返金 14000
預り金源泉所得税預り金 4566
流動負債合計 18566２．固定負債 0
固定負債合計 0負債合計 18566正味財産 32239
金額
令和1年度 財産目録令和2年3月31日現在
174
自 平成31年04月01日
至 令和2年 03月31日
決 算 報 告 書
2019 年度
特定非営利活動法人IRCプロジェクト
特定非営利活動法人IRCプロジェクト （単位： 円）
貸 借 対 照 表
令和2年03月31日 現在
資産の部【流動資産】
現 金 及 び 預 金 50,805
流 動 資 産 合 計 50,805
資 産 の 部 合 計 50,805
負債の部【流動負債】
未 払 金 14,000
預 り 金 4,566
流 動 負 債 合 計 18,566
負 債 の 部 合 計 18,566
純資産の部【株主資本】
利 益 剰 余 金
そ の 他 利 益 剰 余 金
繰 越 利 益 剰 余 金 32,239
そ の 他 利 益 剰 余 金 合 計 32,239
利 益 剰 余 金 合 計 32,239
株 主 資 本 合 計 32,239
純 資 産 の 部 合 計 32,239
負債及び純資産の部合計 50,805
特定非営利活動法人IRCプロジェクト （単位： 円）
損 益 計 算 書
平成31年04月01日 〜 令和2年03月31日
【売上高】
売 上 高 315,250
売 上 高 計 315,250
売 上 総 利 益 315,250
【販売管理費】
販 売 管 理 費 計 483,011
営 業 利 益 -167,761
【営業外収益】
雑 収 入 200,000
営 業 外 収 益 計 200,000
経 常 利 益 32,239
税 引 前 当 期 純 利 益 32,239
当 期 純 利 益 32,239
特定非営利活動法人IRCプロジェクト （単位： 円）
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 内 訳 書
平成31年04月01日 〜 令和2年03月31日
給 料 手 当 282,125
通 信 費 13,200
消 耗 品 費 169,641
支 払 手 数 料 3,688
保 険 料 11,380
租 税 公 課 900
雑 費 2,077
販 売 管 理 費 計 483,011
特定非営利活動法人IRCプロジェクト （単位： 円）
株 主 資 本 等 変 動 計 算 書
平成31年04月01日 〜 令和2年03月31日
【株主資本】
特定非営利活動法人 IRCプロジェクトにおける
SDGs展開に向けた取り組み
持続可能な開発目標(SDGs)とは、2015 年 9 月の国連総会で採択された、人と地球の未
来のために 2030 年までに解決すべき 17 の目標です。国際社会で普遍的に適用されるこれ
らの目標を達成するために企業への期待も高まっています。NPO 法人 IRC プロジェクト
では日々の事業活動を通して SDGs を積極的に推進し、達成に向けて貢献していきます。
主な取り組み
NPO 法人 IRC プロジェクトでの目標
2030 年の滝沢市
NPO 法人 IRC プロジェクトではこのイラストに描かれている 2030 年の滝沢市を理想と
し、それを実現できるように４つの SDGs の目標に注目し活動しています。
取り組み事例
ロボット教室事業 いわて未来アカデミー (SDGs 4 番,11 番)
子どもの頃から専門的な技術を身に付けるロボット教室「いわて未来アカデミー」を開
催しています。この教室では将来、地元で活躍し貢献する人財を育てます。難しい分野で
はありますが子ども達のクリエイティブな考えを実現できるようにお手伝いしています。
ロボカップという大人から子どもまで参加できるロボット競技大会にもいわて未来アカデ
ミーで参加しており、2020 年度の東北ブロック大会ではいわて未来アカデミーの生徒が優
勝、準優勝を修めました。
授業の様子
実際のものづくりの現場を知るために、地元企業様のご協力を得て工場見学を実施して
います。地域全体を活かした教育を目指して NPO 法人 IRC プロジェクトは活動していま
す。教育が充実した環境をつくることも住み続けられる街づくりに繋がります。
工場見学の様子
ものづくりで岩手県の課題を解決する
～ファブテラスいわてを通じて～ (SDGs 8 番,9 番)
岩手県には様々な課題があります。その一例として農業が挙げられます。農業従事者の
高齢化や減少で農作物の収穫量は減少し、使われなくなった農地はやがて荒れてゆき、農
業存続の危機に陥る可能性もあります。
NPO 法人 IRC プロジェクトではファブテラスいわてを通じて、その様な課題を解決す
る人財やモノを生み出したいと考えています。それは、ファブテラスいわての目標である
アイデアの具体化や新たな価値の創造とともに、独創的な製品開発や起業にも結びつく、
多様なものづくり風土を醸成するということにも繋がります。
ファブテラスいわて
2020 年には新型コロナウイルスが世界で猛威をふるい危機的状況となっています。その
ことから現在はマスク不足が深刻です。NPO 法人 IRC プロジェクトではそのような状況
下においてもファブテラスいわての設備を利用し、マスクを生成しています。危機的状況
下でも必要なものを作れる環境がある、これこそ SDGs が目指している持続可能な開発目
標だと言えるでしょう。
3D プリンタで印刷したマスク
大学 SDGsAction!Awards2020でグランプリを受賞
NPO 法人 IRC プロジェクトは 2020 年 2 月に開催された大学 SDGsAction!Awards2020
で上記の取り組みやアイデアを発表したところグランプリを受賞しました。この受賞を胸
に更に活動を推進し、達成に向けて貢献していきます。
大学 SDGsAction!Awards2020 の様子
ご寄附頂いた企業・団体様
ご寄附いただきました皆様に感謝の意を込めて、ご芳名を掲載させていただきます。
令和元年度にご寄附いただいた企業・団体様の名前を掲載しております。公表を希望されな
い方につきましては、掲載いたしません。
株式会社イーアールアイ 様
株式会社ニュートン 様
令和 2 年 5 月 1 日発行