irmc s5 web インターフェース - fujitsu technology...

182
ユーザガイド - 日本語 FUJITSU Software ServerView Suite iRMC S5 Web インターフェース 2017 年 12 月版

Upload: ledat

Post on 27-May-2018

973 views

Category:

Documents


9 download

TRANSCRIPT

Page 1: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

ユーザガイド - 日本語

FUJITSU Software ServerView Suite

iRMC S5Web インターフェース

2017 年 12 月版

Page 2: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

DIN EN ISO 9001:2008 に準拠した 認証を取得高い品質とお客様の使いやすさが常に確保されるように、

このマニュアルは、DIN EN ISO 9001:2008

基準の要件に準拠した品質管理システムの規定を

満たすように作成されました。

cognitas. Gesellschaft für Technik-Dokumentation mbH

www.cognitas.de

著作権および商標Copyright 2017 FUJITSU LIMITED

All rights reserved.

お届けまでの日数は在庫状況によって異なります。技術的修正の権利を有します。

使用されているハードウェア名とソフトウェア名は、各メーカーの商標名および商標です。

Page 3: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

目次

1 はじめに 61.1 目的と対象ユーザ 61.2 ServerView Suite リンク集 61.3 ServerView Suite のマニュアル 81.4 iRMC のマニュアル 81.5 iRMC の機能の概要 8

1.5.1 標準的な機能 8

1.5.2 拡張機能 121.6 新機能 141.7 本書の表記 151.8 必要なユーザ権限 161.9 表示要件 20

2 メイン画面 212.1 「システム」メニュー 26

2.1.1 システムの概要 29

2.1.2 システムボード 31

2.1.3 電源 33

2.1.4 冷却 36

2.1.5 外部ストレージ 37

2.1.6 ソフトウェア 38

2.1.7 ネットワーク 39

2.1.8 AIS Connect 402.2 「ログ」メニュー 42

2.2.1 「ログ」の「概要」 43

2.2.2 システムイベントログ内容 45

2.2.3 内部イベントログ(IEL) 482.3 「シール 」メニュー 51

2.3.1 「ツール」の「概要」 51

2.3.2 更新 52

iRMC S5 Web インターフェース 3

Page 4: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

目次

2.3.2.1 BIOS のアップデート 57

2.3.3 デプロイメント 60

2.3.4 「カスタムイメージ」ページ 63

2.3.5 バーチャルメディア 65

2.3.6 証明書 66

2.3.6.1 「証明書の生成」ダイアログ 68

2.3.6.2 「Upload SSL/TLS certificate」ダイアログ 70

2.3.6.3 「CA 証明書のアップロード」ダイアログ 72

2.3.7 レポート 73

2.3.8 バックアップリストア 762.4 「設定」メニュー 79

2.4.1 「概要」ページ 79

2.4.2 システム 80

2.4.3 ネットワーク制御 84

2.4.4 サービス 92

2.4.4.1 テキストコンソールリダイレクション 106

2.4.4.2 Java を使用した AVR の開始 107

2.4.4.3 HTML5 を使用した AVR の開始 107

2.4.5 通知情報設定 108

2.4.5.1 iRMC のユーザ 116

2.4.5.2 LDAP ユーザー ・ グループ 126

2.4.6 サーバ管理情報 132

2.4.7 電源制御 136

2.4.8 ロギング 140

2.4.9 ベースボードマネジメントコントローラ 144

3 ビデオリダイレクション(AVR) 1473.1 AVR の要件 1473.2 同時 AVR セッション 1493.3 「サーバ側モニタの表示オフ制御」機能 1503.4 キーボードリダイレクション 1513.5 Java を使用した AVR の開始 153

3.5.1 AVR ウィンドウ 153

iRMC S5 Web インターフェース 4

Page 5: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

目次

3.5.2 AVR ウィンドウのメニュー(Java) 154

3.5.2.1 「ビデオ」メニュー 155

3.5.2.2 「キーボード」メニュー 157

3.5.2.3 「マウス」メニュー 160

3.5.2.4 「オプション」メニュー 161

3.5.2.5 「メディア」メニュー 162

3.5.2.6 「電源」メニュー 162

3.5.2.7 「アクティブユーザ」メニュー 164

3.5.2.8 「ヘルプ」メニュー 164

3.5.3 ツールバー 1643.6 HTML5 を使用した AVR の開始 166

3.6.1 HTML5 ページ 166

3.6.2 AVR ウィンドウのメニュー(HTML5) 168

3.6.2.1 「Video」 メニュー 168

3.6.2.2 「Mouse」メニュー 169

3.6.2.3 「Options」 メニュー 170

3.6.2.4 「Keyboard」メニュー 171

3.6.2.5 「Send Keys」 メニュー 171

3.6.2.6 「Hot Keys」メニュー 172

3.6.2.7 「Video Record」 メニュー 173

3.6.2.8 「Power」 メニュー 174

3.6.2.9 「ActiveUsers」メニュー 175

3.6.2.10 「Help」メニュー 176

3.6.3 AVR ウィンドウの状態バー(HTML5) 176

3.6.4 サポートされるブラウザ 177

4 仮想メディアウィザード 1784.1 リモートワークステーションへのバーチャルメディアの提供 1794.2 仮想メディアウィザードの起動 1794.3 「Virtual Media」ダイアログボックス 1804.4 バーチャルメディアへのストレージメディアの提供 1814.5 バーチャルメディア接続のクリア 182

iRMC S5 Web インターフェース 5

Page 6: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

1 はじめにiRMC Web インターフェースのようこそiRMC Web インターフェースのメニューとダイアログ ボックスの表示言語は、ドイツ語、英語、日本語のいずれかを選択できます。

iRMC S5 Web インターフェースで値を入力するときに、ツールチップ形式のヒントが表示されることがあります。

サードパーティ ライセンスは、iRMC Web インターフェースのタイトルバーにある「ヘルプ」メニューをクリックして表示できます。

1.1 目的と対象ユーザこの取扱説明書は、ハードウェアとソフトウェアについて十分な知識を持っているシステム管理者、ネットワーク管理者、およびサービス専門家を対象とします。このユーザガイドでは、以下の事項について詳しく取り上げます。

l iRMC Web インターフェース

l iRMC へのログオンl iRMC の設定l iRMC を使用したビデオリダイレクションl iRMC を使用したバーチャルメディア

1.2 ServerView Suite リンク集ServerView Suite リンク集により、Fujitsu は ServerView Suite およびPRIMERGY サーバに関するさまざまなダウンロードや詳細情報を提供します。

「ServerView Suite 」で以下のトピックに関するリンクがあります。

l サポートデスクl マニュアルl 製品情報l セキュリティ情報

l ソフトウェアのダウンロード

iRMC S5 Web インターフェース 6

Page 7: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

1.2 ServerView Suite リンク集

「ソフトウェアのダウンロード」には以下のダウンロードが含まれます。o ServerView Suite の現在のソフトウェアステータスおよびその他の

Readme ファイル。o ServerView Update Manager により PRIMERGY サーバをアップデー

トする場合、および ServerView Update Manager Express により個々のサーバをローカルでアップデートする場合の、システムソフトウェアコンポーネント(BIOS、ファームウェア、ドライバ、ServerView Agentsおよび ServerView Update Agent)の情報ファイルおよびアップデートセット。

o ServerView Suite のすべてのドキュメントの最新バージョン。

ダウンロードは無償で入手できます。

PRIMERGY サーバで以下のトピックに関するリンクがあります。

l サポートデスクl マニュアルl 製品情報l スペアカタログ

ServerView Suite リンク集へのアクセス

ServerView Suite のリンク集へアクセスする方法はいくつかあります。

1. ServerView Operations Manager を使用する。l 開始ページまたはメニューバーで「ヘルプ」–「リンク」を選択します。

2. Fujitsu マニュアルサーバで ServerView Suite のオンラインドキュメントの開始ページを使用する。

次のリンクを使用して、オンラインドキュメントの開始ページにアクセスします。

http://manuals.ts.fujitsu.com

l 左側の選択リストで「x86 Servers」を選択します。l 右側で、「選択されたマニュアル」の「PRIMERGY ServerView Links」を

クリックします。3. ServerView Suite DVD 2 から

l PRIMERGY ServerView Suite DVD 2 の開始ウィンドウで、「ServerView Software Products」を選択します。

l メニューバーで「Links」を選択します。

ServerView Suite リンク集の開始ページが開きます。

iRMC S5 Web インターフェース 7

Page 8: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

1.3 ServerView Suite のマニュアル

1.3 ServerView Suite のマニュアルマニュアルはインターネットから無料でダウンロードできます。インターネットのオンラインドキュメントは、http://manuals.ts.fujitsu.com の「x86 Servers」リンクをクリックすると入手できます。

ServerView Suite サイトマップ

「ServerView Suite」 にあるマニュアルの概要およびファイル構造については、ServerView Suite サイトマップ を参照してください。

1. 左側の選択リストで「x86 Servers」、「Software」の順に選択します。

2. 右側で「ServerView Suite」を選択します。

3. 「選択されたマニュアル」で「ServerView Suite サイトマップ」をクリックします。

1.4 iRMC のマニュアル本書は、iRMC S5 ファームウェアバージョン 1.2 について記述するマニュアルセットの一部です。iRMC S5 のマニュアルセットには、以下のマニュアルが含まれています。

l iRMC S5 コンフィグレーションとメンテナンスl iRMC S5 コンセプトとインターフェースl iRMC S5 Web インターフェース

1.5 iRMC の機能の概要iRMC では、提供される広範囲の機能をデフォルトでサポートしています。ビデオリダイレクション(AVR)とバーチャルメディアを使用すると、iRMCでは、PRIMERGY サーバのリモート管理に 2 つの追加機能も提供されます。

1.5.1 標準的な機能

標準的な機能には、特別なライセンスキーは不要です。

アラート管理

iRMC のアラート管理機能は、アラート転送のために以下のオプションを提供しています。

l SNMP を使用して PET(Platform Event Trap)が送信されます。l 電子メールで直接アラートを送信します。

iRMC S5 Web インターフェース 8

Page 9: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

1.5 iRMC の機能の概要

また、iRMC は、関連するすべての情報を ServerView Agents に供給します。

BMC の基本的な機能

iRMC は、電圧監視、イベントログ、リカバリ制御など、BMC の基本的な機能をサポートしています。

ブラウザによるアクセス

iRMC は、管理サーバによって標準的な Web ブラウザからアクセスできる独自のWeb サーバを備えています。

CAS ベースのシングルサインオン(SSO)認証

iRMC は CAS(Centralized Authentication Service)設定をサポートしており、CAS ベースの SSO 認証用の iRMC Web インターフェースを設定できます。

CAS サービスの SSO ドメイン内のアプリケーションに初めてログインすると(iRMC Web インターフェースなど)、CAS 固有のログイン画面でログイン認証情報の入力が要求されます。CAS サービスによる認証に成功すると、ユーザはログイン認証情報を再び入力せずに、iRMC Web インターフェースと SSO ドメイン内の他のサービスへのアクセスが許可されます。

コマンドラインインターフェース (CLP)

Remote Manager に加えて、iRMC では DMTF(Distributed ManagementTask Force)によって標準化された SMASH CLP もサポートしています。

Customer Self Service(CSS)

iRMC Web インターフェースのサーバコンポーネント、センサ、電源のサマリ表には、影響を受けるサーバコンポーネントが CSS コンポーネントであるかどうかに関して個別の列に情報が表示されます。また、システムイベントログ(SEL)のエラーリストに、CSS コンポーネントによってトリガされたかどうかが、すべてのイベントについて示されます。

DNS / DHCP

iRMC は、自動ネットワーク設定をサポートしています。これにはデフォルトの名前があり、DHCP サポートは iRMC が DHCP サーバから IP アドレスを取得するようにデフォルトで設定されています。iRMC 名は、DNS(Domain NameSystem)によって登録されます。最大 5 つの DNS サーバがサポートされています。DNS/DHCP が使用できない場合、iRMC は静的 IP アドレスもサポートしています。

保守ランプ

保守 LED は、管理対象システムの状態を知らせると同時に、CSS 状態を示します。

ディレクトリサービスを使用するグローバルユーザ管理

iRMC のグローバルユーザ ID は、ディレクトリサービスのディレクトリに保管されています。これにより、ユーザ ID を中央サーバで管理できます。そのため、 ネッ

iRMC S5 Web インターフェース 9

Page 10: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

1.5 iRMC の機能の概要

トワークでこのサーバに接続されているすべての iRMC で、ユーザ ID を使用することができます。

iRMC ユーザ管理では、現在以下のディレクトリサービスがサポートされます。

l Microsoft® Active Directoryl Novell® eDirectoryl OpenLDAPl OpenDS、Open DJ、Apache DS

「ヘッドレス」のシステム動作

管理対象サーバにマウス、モニタ、キーボードを接続する必要はありません。これには、コストが削減され、ケーブル配線がシンプルになり、セキュリティが向上するなどのメリットがあります。

ID LED

たとえば、フル装備のラックに取り付けられた場合に、システムの識別を容易にするために、iRMC Web インターフェースから ID ランプ を有効にすることができます。

LAN

システムによって、サーバに装着されているシステム NIC(ネットワークインターフェースカード)が管理 LAN 用に予約されているものもあります。LAN インターフェースを以下のように設定することを選択できるものもあります。

l 管理 LAN 用に予約する。l システムと操作を共有するように設定する。l システムから完全に使用可能にする。

スパナのマークが付いているポートが iRMC に割り当てられています。

ローカルユーザ管理

iRMC には、固有のユーザ管理方法があり、最大 16 人のユーザをパスワード付きで作成し、それぞれが属するユーザグループによってさまざまな権限を割り当てることができます。

ネットワークボンディング

iRMC のネットワークボンディングは、Ethernet ネットワークアダプタの故障時の冗長を目的として設計されています。そのため、iRMC ネットワーク管理トラフィックは、単一物理リンクの故障により発生するサービスロスから保護されます。

iRMC はアクティブバックアップモデルのみサポートします。つまり、リンクが故障するまで 1 つのポートがアクティブで、もう 1 つのポートは MAC を引き継いでアクティブになります。

消費電力制御

iRMC では、管理対象サーバに対する包括的な消費電力制御を行うことができま

iRMC S5 Web インターフェース 10

Page 11: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

1.5 iRMC の機能の概要

す。また、iRMC が管理対象サーバに対して電力消費を制御するために使用するモード(最低電力消費または最高パフォーマンス)を指定できます。これらのモードは必要に応じて切り替えることができます。

Power LED

Power LED は、サーバのスイッチが現在オンになっているか、オフになっているかを知らせます。

電源管理

システムの状態に関係なく、リモートワークステーションから管理対象サーバの電源オン/オフを以下の方法で切り替えることができます。

l iRMC Web インターフェースを使用するl Remote Manager またはコマンドラインインターフェース(CLP)をスクリプ

トで使用するl スクリプトで行う

電源の供給

iRMC は、システムのスタンバイ電源を使用して電源が供給されます。

システムイベントログ(SEL)の読み取り、フィルタ、保存

複数のインターフェースを使用して、 SEL の内容を表示、保存、削除できます。

l iRMC Web インターフェースl iRMC の Telnet/SSH ベースのインターフェース(リモートマネージャ)

iEL(iRMC Event Log: 内部イベントログ)の表示、フィルタリングおよび保存

次の方法で、iEL の内容を表示、保存、削除できます。

l iRMC Web インターフェースl iRMC の Telnet/SSH ベースのインターフェース(リモートマネージャ)

セキュリティ(TLS、SSH)

Web サーバへのセキュアな通信と、マウスやキーボードを含む安全なグラフィカルコンソールリダイレクションを、 HTTPSを使用して提供します。リモートマネージャを使用して iRMC にアクセスするように、SSH メカニズムを使用して保護され、暗号化された接続を設定できます。リモートマネージャは、iRMC 用の英数字によるユーザインターフェースです。

ServerView Integration

ServerView Agents は、iRMC を検出し、関連するサーバに自動的に割り当てます。これは、ServerView Operations Manager から直接 ServerView RemoteManagement Frontend を使用して iRMC Web インターフェースおよびテキストコンソールリダイレクションを開始することが可能なことを意味します。

iRMC と ServerView Agentless Service(ServerView Operations Manager7.0 以降)間の通信により、PRIMERGY の out-of-band 管理を拡張することができます。

iRMC S5 Web インターフェース 11

Page 12: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

1.5 iRMC の機能の概要

シンプルな設定 - インタラクティブ/スクリプトベース

iRMC の設定には、以下のツールが使用できます。

l iRMC Web インターフェースl Server Configuration Managerl UEFI BIOS セットアップ

Server Configuration Manager または IPMIVIEW でスクリプトを使用して設定を実行することもできます。これは、サーバがまず ServerView InstallationManager を介して設定されるときに iRMC を設定することが可能なことを意味します。スクリプトに基づいて多数のサーバを設定することも可能です。

SNMPv1/v2c/v3 のサポート

SNMP サービスを、IPM を介して SNMP SC2 MIB(Sc2.mib)、SNMP MIB-2、SNMP OS.MIB、SNMP STATUS.MIB 上の SNMPv1/v2c/v3 GET 要求をサポートする iRMC に設定できます。

SNMP サービスが有効になっている場合、ファンや温度センサーなどのデバイスの情報を SNMP プロトコル経由で取得でき、SNMP Manager を実行する任意のシステムで表示できます。

テキストコンソールリダイレクション

ServerView Remote Management Front end から iRMC への Telnet/SSH セッションを開始できます。これにより、リモートマネージャが呼び出され、テキストコンソールリダイレクションセッションを開始できます。

UEFI サポート

Unified Extensible Firmware Interface(UEFI)は、コンピュータのファームウェアを OS に接続するソフトウェアプログラムの仕様です。UEFI には、セキュアブートと呼ばれるバリデーションプロセスがあります。セキュアブートでは、プラットフォームファームウェアによるセキュリティ証明書の管理方法の定義、ファームウェアのバリデーション、ファームウェアと OS 間のインターフェース(プロトコル)の指定を行います。

1.5.2 拡張機能

標準的な機能とは別に、iRMC はビデオリダイレクション(AVR)機能、バーチャルメディア機能、embedded Lifecycle Management(eLCM)もサポートしています。これらの拡張機能には有効なライセンスキーが必要で、別途購入できます。

ビデオリダイレクション(AVR)

iRMC は HTML5 または Java を介してビデオリダイレクションをサポートします。AVR には以下の利点があります。

l 標準的な Web ブラウザ上での操作。管理用サーバにその他のソフトウェアをインストールする必要はありません。ただし、Java アプレットを使用する場合

iRMC S5 Web インターフェース 12

Page 13: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

1.5 iRMC の機能の概要

は、Java Runtime Environment が必要です。また、Web ブラウザが HTML5に対応している必要があります。

l システムに依存しないグラフィカルおよびテキストコンソールリダイレクション(マウスおよびキーボードを含む)

l ブート監視、BIOS 管理、および OS の操作のためのリモートアクセス。l AVR は、他の場所からサーバを操作するための最大 2 つの同時「仮想接続」を

サポートしています。また、ハードウェアビデオ圧縮を使用してネットワーク上の負荷を削減します。

l ローカルモニタの電源切断のサポート : AVR セッション中にローカルサーバ画面で実行されるユーザ入力およびアクションを権限のない者が見ることができないようにするために、AVR セッション中に管理対象の PRIMERGY サーバのローカル画面の電源を切断することが可能です。

l 低帯域幅

データ転送速度が低下した場合、現在の AVR セッションの色深度に対する帯域幅(bpp、ビット/ピクセル)を低く設定できます。

embedded Lifecycle Management(eLCM)

embedded Lifecycle Management(eLCM)ソリューションを使用すると、物理デバイスを操作せずにマウスを数回クリックするだけで、iRMC Web インターフェースから一元的に PRIMERGY サーバのライフサイクル管理を制御できます。

eLCM には以下の機能があります。

l eLCM アップデート管理l eLCM イメージ管理(カスタムイメージ)l eLCM デプロイメントl eLCM ヘルス管理(PrimeCollect)

詳細については、『ServerView embedded Lifecycle Management (eLCM)』取扱説明書を参照してください。

iRMC S5 Web インターフェース 13

Page 14: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

1.6 新機能

バーチャルメディア

バーチャルメディア機能により、リモートのワークステーションに物理的に存在しているか、Remote Image Mount 機能を使用したネットワークで一元的に使用可能な「仮想」ドライブが使用できます。

バーチャルメディアで使用可能な「仮想」ドライブは、ローカルドライブとほぼ同じ方法で管理され、以下の選択肢を提供します。

l データの読み取りおよび書き込みl バーチャルメディアからのブートl ドライバおよび小規模のアプリケーションのインストールl リモートワークステーションからの BIOS のアップデートl (USB を使用した BIOS のアップデート)

バーチャルメディアは、以下の種類のデバイスをサポートして、リモートワークステーション上の「仮想ドライブ」を提供します。

l CD-ROMl DVD-ROMl メモリスティックl Floppy イメージl CD ISO イメージl DVD ISO イメージl 物理ハードディスクドライブl HDD ISO イメージ

Remote Image Mount 機能により、ISO イメージは「仮想ドライブ」という形態でネットワーク共有に一元的に提供されます。

1.6 新機能このエディションには以下の変更が実装されています。

l SNMP MIB に関する軽微な変更l 以下に関する Redfish API の機能強化

l サーバの自動検出l iRMC または RAID コントローラが生成したログファイルへのアクセス

l Remote Manager では SMASH CLP はサポートされなくなりました

iRMC S5 Web インターフェース 14

Page 15: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

1.7 本書の表記

1.7 本書の表記このマニュアルでは以下の表記規則を使用します。

本書の表記 説明データの損失やデバイスの損傷の可能性があるさまざまな種類のリスクを表示します。

追加関連情報とヒントを表示します。

太字 インターフェース要素の名前を示します。

等間隔表示 パスおよびファイル名など、出力やシステム要素を示します。

monospacesemibold(太字

の等間隔表示)

キーボードを使用して入力するテキストを示します。

青字の文字列 関連するトピックへのリンクを示します。

ピンクの文字列 すでに表示したリンクを示します。

<abc> 実際の値に置き換える必要のある変数を示します。

[abc] オプション(構文)を示します。

[key] キーボード上のキーを示します。大文字のテキストを入力する場合、[Shift] キーを指定します。たとえば、A を入力する場合は[Shift] + [A] を押します。 2 つのキーを同時に押す場合は、2 つのキーをプラス記号で連結して示します。

図 1:

画面

画面のスクリーンショットはある程度システムに依存するため、ご利用のシステムと必ずしも詳細まで完全に同じではありません。また、メニューとコマンドもシステムによって異なることがあります。

iRMC S5 Web インターフェース 15

Page 16: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

1.8 必要なユーザ権限

1.8 必要なユーザ権限以下の表に、iRMC Web インターフェースの各機能を使用するために必要な権限の概要を示します。

iRMC Webインターフェースの機能 Administrator Operator ReadOnly

識別灯のオン/オフ X X X

「システム」メニュー

「システム概要」ページの表示 X X X

「システムボード」ページの表示 X X X

「電源」ページの表示 X X X

「消費電力履歴」統計の「期間」を設定 X X

「冷却」ページの表示 X X X

ファンテスト開始 X X

「外部ストレージ」ページの表示 X X X

「ソフトウェア」ページの表示 X X X

ドライバステータスのリセット X X

「ネットワーク」ページの表示 X X X

「AIS Connect 」ページの表示 X X X

「ログ」メニュー「概要」ページの表示 X X X

「システムイベントログ」ページの表示 X X X

「ログのクリア」(SEL) X X

「ログの保存」(SEL) X X

「 内容イベントログ(IEL)」ページの表示 X X X

「ログのクリア」(IEL) X X

「ログの保存」(iEL) X X

「ツール」メニュー

iRMC S5 Web インターフェース 16

Page 17: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

1.8 必要なユーザ権限

iRMC Webインターフェースの機能 Administrator Operator ReadOnly

「アップデート」ページの表示1) X X X

「iRMC アップデート」開始 X

「iRMC S5 を再起動」 X

「BIOS アップデート」開始1) X X

オンラインアップデートの「開始確認」2) X X

「オンラインアップデート」開始2) X X

オフラインアップデートの「準備開始」2) X X

「オフラインアップデート」開始2) X X

「デプロイメント」ページの表示2) X X X

OS タイプのリストのアップデート2) X

「サービスプラットフォームのダウンロード」2)

X

デプロイメントの開始2) X

「カスタムイメージ」ページの表示2) X X X

「カスタムイメージ」設定の編集2) X

「バーチャルメディアオプション」ページの表示と編集2)

X X X

リモートデバイスに接続2) X X

「証明書」ページの表示 X X X

デフォルトの SSL/TLS 証明書にリセット X X

自己署名 RSA 証明書の作成 X X

iRMC への SSL/TLS ライセンスキーのロード

X X

iRMC S5 Web インターフェース 17

Page 18: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

1.8 必要なユーザ権限

iRMC Webインターフェースの機能 Administrator Operator ReadOnly

デフォルトの CA 証明書にリセット X X

iRMC への CA ライセンスキーのロード X X

「レポート」ページの表示 X X X

「ダウンロード」レポート X X

「診断情報収集(PrimeCollect)」設定の編集2)

X

「バックアップリストア 」ページの表示1) X X X

「iRMC 構成バックアップリストア」1) X

BIOS 構成バックアップリストア1) X

「設定」メニュー

「システム」ページの表示 X X X

「システム資産タグ」の設定 X

「オペレーティングシステム情報」の編集 X X

「BIOSアップデート」の編集1) X

「BIOSバックアップ」の編集1) X

「起動オプション」の編集 X

CPU 監視を有効にする X

「ネットワーク」ページの表示 X X X

「ネットワークインターフェース」の編集 X

「DNS 構成」の編集 X

「プロキシサーバ設定」の編集 X

「サービス」ページの表示 X X X

「Web アクセス」の編集 X

「コンソールアクセス」の変更 X

iRMC S5 Web インターフェース 18

Page 19: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

1.8 必要なユーザ権限

iRMC Webインターフェースの機能 Administrator Operator ReadOnly

「ビデオリダイレクション(AVR)」設定の編集2)

X

「Update and Deployment」設定の編集2)

X

「Virtual Media」設定の編集2) X X

「SNMP」の編集 X

「E-mail 設定」の編集 X

「AIS Connect」設定の編集 X

「ユーザ管理」ページの表示 X X X

iRMC ユーザアカウントの「編集」

「LDAP プロトコル」設定の編集 X

「中央認証サービス(CAS)」の編集 X

「サーバ管理」ページの表示 X X X

「ASR&R オプション」設定の編集 X

「ソフトウェアウォッチドッグ」設定の編集 X X

「ブートウォッチドッグ」設定の編集 X X

「ファンテスト時刻」の設定(「ファンテスト」グループ)

X X

「電源制御」ページの表示 X X X

「自動電源投入/切断時刻設定」の編集 X X

「消費電力制御」の編集 X X

「電力復元ポリシー」の編集 X X

「ロギング」ページの表示 X X X

SEL モードの変更 X X

IEL モードの変更 X X

ヘルプデスク情報の変更。 X X

iRMC S5 Web インターフェース 19

Page 20: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

1.9 表示要件

iRMC Webインターフェースの機能 Administrator Operator ReadOnly

「Syslogサーバー設定」の編集 X

「ベースボードマネジメントコントローラ(BMC)」ページの表示

X X X

iRMC の「時刻設定」の編集 X

「ユーザーインターフェース」の設定 X X

1) 実行中の ServerView Agents がない場合のみの動作

2) システムによっては使用できない機能

1.9 表示要件iRMC S5 の Web インターフェースのすべての機能を使用するには、最新のブラウザが必要です。次のバージョンおよび設定がサポートされます。

l Microsoft Internet Explorer バージョン 11 以降

l Microsoft Edge ブラウザ

l Google Chrome バージョン 50 以降

l Mozilla Firefox バージョン 46 以降

iRMC Web インターフェースは、デスクトップのデフォルト設定とサポートされるブラウザに最適化されています。Internet Explorer を大きなフォントに設定してある場合、表示が損なわれることがあります。

ブラウザのお気に入り機能を使用して、Web インターフェースの個々のページに直接アクセスできます。

iRMC S5 Web インターフェース 20

Page 21: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2 メイン画面Web インターフェースのメインウィンドウには、上から下に向かって以下のセクションがあります。

l 言語メニューとユーザメニューのあるタイトルバーl 機能メニューとグローバルアイコンのあるメニューバーl 選択したメニューの機能がリンクとして表示される、機能エリアl 選択した機能のページが表示される、作業領域

図 2: iRMC Web インターフェースのメインウィンドウの構造

タイトルバー

タイトルバーはメインウィンドウの上部にあり、以下のメニューがあります。

l ユーザインターフェース言語を選択する、「言語」メニュー

現在、iRMC の Web インターフェースは以下の言語で表示できます。

l 英語l ドイツ語l 日本語

l ユーザ固有の設定にアクセスする、「<ユーザ>」メニューl ライセンスおよびバージョン情報の表示に使用する、「ヘルプ」メニュー

iRMC S5 Web インターフェース 21

Page 22: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

メニューバー

メニューバーはタイトルバーの下にあり、機能メニューとグローバルアイコンがあります。選択した機能メニューがハイライトされ、対象の機能が機能エリアに表示されます。

メニューバーの右側にあるグローバルアイコンの意味は以下のとおりです。

アイコン

意味

ビデオリダイレクション: 選択したプロトコル、Java、または HTML5 を通じてビデオリダイレクション(AVR)を起動します。

ID ランプ : サーバ ID の状態を示します。

システムの ID ランプのオン/オフを切り替えます。アイコンは、ランプの状態を以下のように色分けして表示します。

l グレー: ランプがオフl 青色: ランプがオン

サーバの CSS ランプの状態を示します。

l 消灯: サーバ稼働中(消灯)l 点灯: CSS コンポーネントに故障予兆イベントあり(赤色で点灯)l アラーム: CSS コンポーネントの故障(赤色で点灯)

サーバの状態表示ランプの状態を示します。

l 消灯: 異常イベントなし(消灯)l 点灯: 非 CSS コンポーネントに故障予兆イベントあり(赤色で点灯)l アラーム: 異常イベント(赤色で点滅)

電源制御: 管理対象サーバのオンとオフを切り替えます。

アイコンは、サーバの状態を以下のように色分けして表示します。

l 赤色: サーバの電源がオフl 緑色: サーバの電源がオン

メニューバーの「電源」ボタンをクリックすると、コンテキストメニューが開き、サーバをオフまたはオンにする方法を指定するオプションが表示されます。

リセット

グレースフルシャットダウンとリセット。

このオプションは、ServerView Agents がインストールされていて、かつ、iRMC にサインオンして「接続中」の場合のみ使用できます。

このオプションは、ESXi OS を実行するサーバでは実行できません。

iRMC S5 Web インターフェース 22

Page 23: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

電源切断

グレースフルシャットダウンと電源切断。

このオプションは、ServerView Agents がインストールされていて、かつ、iRMC にサインオンして「接続中」の場合のみ使用できます。

このオプションは、ESXi OS を実行するサーバでは実行できません。

電源ボタンを押す

インストールされている OS と設定されている動作に依存して、電源オフボタンを短く押してさまざまな動作をトリガできます。これらの動作では、コンピュータのシャットダウンや、スタンバイモードへの切り替えができます。

ハードリセット

OS の状態にかかわらず、サーバを完全に再起動します(コールドスタート)。

電源断

OS の状態にかかわらず、サーバの電源を切断します。

電源 Off-On

サーバの電源が完全に切断され、設定した時間の経過後、再び投入されます。この時間は、「ASR&R オプション」グループの「パワーサイクル間隔」フィールドで設定できます(詳細は、132 ページの サーバ管理情報を参照)。

NMI 発行

マスク不可能な割り込み(NMI:Non-Maskable Interrupt)を発行します。NMI は、システムの標準の割り込みマスクテクノロジで無視できるプロセッサ割り込みです。

機能エリア

機能エリアは、メインウィンドウの左側にあります。機能エリアは、選択したメニューの機能へのリンクが表示されます。

これらのリンクのいずれかをクリックすると、そのリンクが有効になり、そのファンクションのワークエリアが表示され、関連する出力、ダイアログボックス、オプション、リンクまたはボタンが表示されます。

機能メニューを選択すると、「概要」ページが開きます。メニューバーのメニューを選択すると、ページは常に表示されます。

機能エリアの機能を選択すると、「概要」ページは非表示になります。「概要」ページを再度表示するには、メニューバーからもう一度メニューを選択します。

iRMC S5 Web インターフェース 23

Page 24: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

ワークエリアこの領域には、選択した機能のページが開きます。パラメータはグループ化されています。

図 3: 機能ページのグループ

グループには以下の項目があります。

l インジケータおよびグループ名が表示される、グループタイトルl 名前と値からなるパラメータl 「適用」および「キャンセル」ボタン

グループタイトルのインジケータは、グループの展開の状態を示します。

^ グループは展開されています。

v グループは折りたたまれています。

デフォルトで、すべてのグループは折りたたまれています。グループ名をクリックして、各グループを展開できます。

適用

グループまたはページの変更された設定を適用します。

キャンセル

グループ内の変更を元の値にリセットします。変更は行われません。

iRMC S5 Web インターフェース 24

Page 25: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

ログインWeb ブラウザと iRMC 間のすべての通信は、HTTPS によって行われます。

1. リモートワークステーションから Web ブラウザを開きます。2. iRMC の(設定済みの)DNS 名または IP アドレスを入力します。

ログイン画面が開きます。

3. ログイン画面が表示されない場合は、LAN 接続(を参照)を確認してください。

4. デフォルトの管理者アカウントのデータを入力してください。

ユーザ名: admin

パスワード: admin

ユーザ名とパスワードは、大文字小文字を区別します。

5. 「ログイン」をクリックして、ログインを確定します。

セキュリティ上の理由から、一度ログインした後は、新しい管理者アカウントを作成してデフォルトの管理者アカウントを削除するか、少なくともパスワードを変更するようにお勧めします(を参照)。

CAS サービスを使用してログインすることもできます。CAS の詳細については、113 ページの 中央認証サービス(CAS)を参照してください。

ログアウトログアウトによって、ダイアログボックスでの確認の後、iRMC のセッションを終了させることができます。

1. タイトルバーで、「<ユーザ>」メニューを開きます。2. 「ログアウト」をクリックします。3. ダイアログボックスで、ログアウトすることを確認します。

ログイン画面が再び開き、再ログインできます。

iRMC S5 Web インターフェース 25

Page 26: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

言語の設定Web インターフェースは各国語版が用意されています。

l 英語l ドイツ語l 日本語

タイトルバーに「言語」メニューがあります。

1. 矢印をクリックして、「言語」メニューを開きます。2. 目的の言語を選択します。

選択した言語で iRMC Web インターフェースが表示されます。

2.1 「システム」メニュー「システム」メニューには、サーバのコンポーネントの状態と稼働状態に関する情報が表示されます。

コンポーネントの稼働状態は以下のアイコンで示されます。

OK:コンポーネントの状態は良好です。

コンポーネントのスロットが空いています。

警告:コンポーネントの状態が低下しています。

欠陥:コンポーネントに欠陥があります。

コンポーネントの情報の大部分は、表形式で表示されます。一部のインジケータは、以下の意味で使用されます。

列 意味

関連するコンポーネントの詳細情報を示すポップアップを開きます。

ポップアップを閉じます。

iRMC S5 Web インターフェース 26

Page 27: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

列 意味

IDLED

コンポーネントが識別灯をサポートするかどうかを示します。ID エントリをクリックすると、コンポーネントの識別灯がアクティブまたは非アクティブになります。

CSS Customer Self Service(CSS)がこのコンポーネントでサポートされているかどうかを示します。

関連するコンポーネントの設定を編集します。

「センサ名称」のエントリの「iRMC」、「Agent」、「BIOS」、「VIOM」

「センサ名称」列の「iRMC」、「Agent」、「BIOS」、「VIOM」の値があるエントリは、iRMC、エージェント、BIOS または VIOM がエラーを検出したことを示します。コンポーネント自体に故障があるわけではありません。

センサ名称「HDD」および「HDD<n>」を含むエントリ、エージェントレス HDD監視(「out-of-bandHDD 監視」)

「センサ名称」列の「HDD」または「HDD<n>」または「PCIeSSD<n>」(n=0、1、2 ...)の値があるエントリは、ハードディスクドライブ(HDD)の状態を示します。

l HDD コンポーネント状態は、ServerView RAID がインストールされている場合のみ表示されます。

l センサ名称「HDD」を含むエントリは、個々の HDD の状態をまとめることにより、サーバの HDD 全体の状態を示します。

l サーバの HDD 全体の状態は、ServerView Agents と ServerView RAIDManager によって、読み取られて iRMC に報告されます。

l センサ名称「HDD<n>」または「PCIeSSD<n>」(n = 0、1、2、...)を含むエントリは、個々の HDD または SSD の状態を示します。

なお、次の点に注意してください。

l iRMC がこの機能をサポートするのは、バックプレーンがこの機能をサポートする場合のみです。

l この機能は、「RAID 情報」が有効な場合は非アクティブです。l この機能は、管理対象の PRIMERGY サーバが「エージェントレス HDD 監視」

機能(「out-of-band HDD 監視」としても知られています)をサポートする場合のみサポートされます。

これらの要件が満たされる場合、各 HDD または SSD の HDD<n> またはPCIeSSD<n> 状態が iRMC に直接報告されます。ServerView Agents は使用されません。

iRMC S5 Web インターフェース 27

Page 28: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

そのため、表に表示されるエントリは、サーバの状態と、サーバが「エージェントレス HDD 監視」機能をサポートするかどうかによって異なります。

l 「センサ名称」のエントリの「HDD」には、ServerView Agents とServerView RAID Manager がインストールされていて、管理対象サーバで実行されている場合のみ、「信号状態」列にステータスが表示されます。そうでない場合は、「信号状態」カラムに代わりに「N/A」(該当なし)と表示されます。

l HDD コンポーネント状態は表示されません。l 「Prefail」状態は、すべての HDD または SSD でサポートされるわけではあり

ません。l センサ名 「HDD<n>」または「PCIeSSD<n>」(n = 0、1、2、...)を含む

エントリは、管理対象サーバが「エージェントレス HDD 監視」機能をサポートする場合のみ表示されます。

iRMC S5 Web インターフェース 28

Page 29: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

2.1.1 システムの概要

「システム」メニューの「概要」ページには、管理対象サーバ一般的な情報が表示されます。

図 4: 「概要」ページ

情報は複数のグループに分類されています。

システム情報

管理対象サーバの一般的なハードウェア情報を示します。

システムタイプ

モデルの名称

筐体タイプ

筐体のタイプ

シリアル番号

シリアル番号

iRMC S5 Web インターフェース 29

Page 30: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

システム資産タグ

追加の ID であるユーザ固有の資産タグを使用して、インベントリ番号またはその他の ID をサーバに割り当てることができます。

ベースボード ID

S5 デバイスが UUID 情報を返す形式。

BIOS バージョン

管理対象サーバで実行される BIOS のバージョンオペレーティングシステム情報

管理対象サーバの OS の情報、および、管理対象サーバで ServerView Agents を使用可能かどうか、または管理対象サーバで ServerView Agentless Service を使用可能かどうかが一覧されます。

システムボード情報

管理対象サーバのシステムボードの情報を表示します。

電源状態概要

「電源状態概要」グループには、サーバの現在の電源状態の情報、および最後のサーバの電源オン/オフインシデントの理由が表示されます。さらに、「電源投入からの稼働時間」に、サーバに電源が投入されていた月数、日数、分数の合計が記録されます。

動作中ファームウェア

ファームウェアのバージョンおよび iRMC の SDRR バージョンを表示します。

実行中のセッション情報

現在アクティブなすべての iRMC セッションを表示します。

ライセンスキー

現在アクティブなすべてのライセンスキーを表示します。以下のキータイプをインストールできます。

l KVM: AVR 用ライセンスキーl メディア: 仮想メディア用ライセンスキーl eLCM: embedded Lifecycle Management 用ライセンスキー

iRMC S5 Web インターフェース 30

Page 31: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

2.1.2 システムボード

「システム」メニューの 「システムボード」ページには、CPU および メインメモリモジュールに関する情報が表示されます。ほとんどの情報はテーブルに表示されます。

サーバシャーシを開くと、「ID LED」列の「ID」エントリをクリックして、LED を搭載するコンポーネントを容易に識別できます。

ID

関連するサーバコンポーネントの LED が点灯します。LED のラベルは「LEDなし」になります。ステータスアイコンの代わりに緑色の LED 記号が「センサの状態」ページの一番左の列に表示されます。

サーバコンポーネントに LED がない場合、「ID」エントリは設定されません。

図 5: 「システムボード」ページ

以下のグループが設定されています。

CPU

このグループでは、管理対象の PRIMERGY サーバの CPU の状態、ID、CSS の機能、および性能などに関する情報を提供します。

期間

期間のリストから、リストを更新する頻度を選択できます。

iRMC S5 Web インターフェース 31

Page 32: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

以下の間隔を選択できます。

間隔 意味

1 時間 デフォルト。

最新の 1 時間を計測します(60 の値)。1 分間ごとに計測が行われるので、最新の 1 時間の計測値を表示します。

12時間

最新の 12 時間を計測します。5 分間隔で計測され、表示されます(5番目毎の計測、全部で 144 の値)。

1日 最新の 24 時間を計測します。10 分間隔で計測し、表示します(10番目毎の計測、全部で 144 の値)。

1 週間 最新の 1 週間を計測します。1 時間間隔で計測し、表示します(60番目毎の計測、全部で 168 の値)。

2 週間 最新の 1 週間を計測します。およそ 4 時間間隔で計測し、表示します(120 番目の計測、全部で168 の値)。

6 か月 最新の 6 ヶ月を計測します。およそ 1 日間隔で計測し、表示します(240 番目毎の計測、全部で 180 の値)。

1年 最新の 12 ヶ月を計測します。2 日間隔で計測され、表示されます(480 番目の 計測、全部で180 の値)。

5 年間 最新の 5 年間を計測します。2 日間隔で計測され、表示されます(2880 番目毎の 計測、全部で180 の値)。

システムメモリ情報

このグループでは、管理対象の PRIMERGY サーバのメインメモリモジュールの状態、ID、CSS の機能、および性能に関する情報を提供します。

電圧センサ情報

システムボードに割り当てられている電圧センサの状態に関する情報が表示されます。

PCI スロット

システムボードに割り当てられている PCI スロットの状態に関する情報が表示されます。

TPM

TPM をサポートする PRIMERGY サーバの場合、このグループは TPM が有効か無効かを示します。

BIOSセルフテスト

最後の POST の状態を表示します。

iRMC S5 Web インターフェース 32

Page 33: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

2.1.3 電源

「システム」メニューの 「電源」ページには、電源ユニットに関する情報が表示されます。

図 6: 「電源」ページ

PSU

「PSU」グループには、電源装置の仕様に関する情報と、サーバの FRU(FieldReplace Unit)の IDPROM データが表示されます 。

電源冗長

「電源冗長」グループでは、管理対象サーバに冗長モードを設定できます。実際に使用できるオプションは、サーバの能力によって異なります。

1 + 1 予備 PSU

合計 2 台の PSU の場合に、1 台の PSU が故障してもシステムの稼働が保証されます。

2 + 1 予備 PSU

合計 3 台の PSU の場合に、1 台の PSU が故障してもシステムの稼働が保証されます。

iRMC S5 Web インターフェース 33

Page 34: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

3 + 1 予備 PSU

合計 4 台の PSU の場合に、1 台の PSU が故障してもシステムの稼働が保証されます。

2 + 2(2 AC 電源)

4 台の PSU のうち 2 台がそれぞれ別個の AC ソースに接続されます。これにより、電力線や 1 台の PSU が故障しても、システムは稼働し続けることができます。

1 + 1(2 AC 電源)

(合計 2 台の PSU の)各 PSU が別個の AC ソースに接続されます。これにより、電力線や 1 台の PSU が故障しても、システムは稼働し続けることができます。

電力制御オプション

「電力制御オプション」グループには、システムのコンポーネントおよびシステム全体の現在の消費電力が表示されます。テーブルには、現在の間隔で計測された、サーバのすべての測定値(現在の電力、最小電力、最大電力、平均電力)が表示されます。

グラフィカルな表示でも、サーバの可能な最大消費電力量と現在の消費電力量を比較して表示しています。

このビューは、iRMC が搭載される一部の PRIMERGY サーバではサポートされていません。

消費電力履歴 -

「消費電力履歴」には、管理対象サーバのこれまでの消費電力がグラフで表示されます。実際の消費電力と「消費電力グラフ表示」に表示される消費電力の差が、約20% になることがあります。

消費電力表示期間

消費電力のグラフの表示期間。

以下の間隔を選択できます。

間隔 意味

1 時間 デフォルト。

最新の 1 時間を計測します(60 の値)。1 分間ごとに計測が行われるので、最新の 1 時間の計測値を表示します。

12時間

最新の 12 時間を計測します。5 分間隔で計測され、表示されます(5番目毎の計測、全部で 144 の値)。

iRMC S5 Web インターフェース 34

Page 35: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

間隔 意味

1日 最新の 24 時間を計測します。10 分間隔で計測し、表示します(10番目毎の計測、全部で 144 の値)。

1 週間 最新の 1 週間を計測します。1 時間間隔で計測し、表示します(60番目毎の計測、全部で 168 の値)。

2 週間 最新の 1 週間を計測します。およそ 4 時間間隔で計測し、表示します(120 番目の計測、全部で168 の値)。

6 か月 最新の 6 ヶ月を計測します。およそ 1 日間隔で計測し、表示します(240 番目毎の計測、全部で 180 の値)。

1年 最新の 12 ヶ月を計測します。2 日間隔で計測され、表示されます(480 番目の 計測、全部で180 の値)。

5 年間 最新の 5 年間を計測します。2 日間隔で計測され、表示されます(2880 番目毎の 計測、全部で180 の値)。

履歴の消去

グラフから現在の消費電力データを削除します。

保存

ダイアログボックスが開き、消費電力履歴を .csv ファイルとしてコンピュータに保存できます。

iRMC S5 Web インターフェース 35

Page 36: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

2.1.4 冷却

「システム」メニューの「冷却」ページには、ファンおよび温度センサのステータスが表示されます。

図 7: 「冷却」ページ

ファン

「ファン」グループを使って、ファンの状態に関する情報を確認することができます。

ファンテスト開始

現在必要な速度に近い速度でファンテストを実行するので、音は聞こえません。温度センサー

「温度センサ」グループには、CPU、メモリモジュールおよび周囲の温度など、温度センサが計測したサーバのコンポーネントの温度情報が表示されます。

iRMC S5 Web インターフェース 36

Page 37: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

2.1.5 外部ストレージ

「システム」メニューの「外部ストレージ」ページには、管理対象サーバのコントローラおよびデバイスに関する情報が表示されます。

図 8: 「外部ストレージ」ページ

情報は 2 つのグループに分類されます。

RAID コントローラ

RAID が取り付けられている場合、RAID コントローラの詳細情報が表示されます。

直接接続ドライブ

直接接続ドライブのステータスが表示されます。

iRMC S5 Web インターフェース 37

Page 38: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

2.1.6 ソフトウェア

「システム」メニューの「ソフトウェア」ページには、システムにインストールされたドライバおよびシステム管理ソフトウェアのステータス情報が表示されます。このページは、ServerView Agent または ServerView Agentless Service が実行中のみ使用できます。

図 9: 「ソフトウェア」ページ

以下のグループが設定されています。

ドライバー モニタ

インストールされているドライバの情報を表示されます。

リセット状態

すべてのコンポーネントの状態をリセットします。システム管理ソフトウェア

ServerView Agents や iRMC 自体など、インストールされているシステム管理ソフトウェアのステータスを表示します。

iRMC S5 Web インターフェース 38

Page 39: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

2.1.7 ネットワーク

「システム」メニューの 「ネットワーク」ページには、iRMC の Ethernet ポートに関する情報が表示されます。IP アドレスなどの特定の情報は、ServerViewAgent または ServerView Agentless Service が実行中のみ使用できます。

図 10: 「ネットワーク」ページ

iRMC S5 Web インターフェース 39

Page 40: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

2.1.8 AIS Connect

AIS Connect を使用すると、PRIMERGY サーバをリモートで管理でき、サービス技術者が詳細なワークフローを制御する場合に Fujitsu の Service System で制御することもできます。

AIS Connect 機能では以下のことができます。

l iRMC embedded AIS エージェントを有効にして、オートコールを Fujitsu のテクニカルサポートに送信できます。

l Fujitsu のテクニカルサポートが iRMC から PrimeCollect アーカイブを取得できるようにします。

l Fujitsu のテクニカルサポートが iRMC から「システムレポート」のデータを取得できるようにします。

l Fujitsu のテクニカルサポートが iRMC の iWeb インターフェースに接続できるようにします。

PrimeCollect アーカイブを送信するには、有効な eLCM ライセンスキーが必要です。

AIS Connect で、iRMC 実行中の embedded AIS Connect クライアント(AISエージェント)と Fujitsu の Service System 間の接続を確立します。この接続では、iRMC に LAN 経由で直接アクセスできない場合でも技術者がリモートからiRMC に接続でき、エラーの場合はこの接続を使用してシステム情報(PrimeCollect アーカイブ、システムレポートなど)を送信します。

embedded AIS Connect は 2 種類のモードで動作できます。

l Warranty Mode

Warranty Modeでは、AIS Connect は、エンタープライズ環境(ServiceSystem)に毎日接続して、ユーザの要求時に「診断情報収集(PrimeCollect)」で作成したデータを送信します。

デフォルトは Warranty Mode です。エンタープライズ環境を管理している技術者のみ、Warranty Mode を Contract Mode に変更することができます。この場合、接続を設定する必要があります。

l Contract Mode

Contract Mode では、AIS Connect から、サーバが稼働中に発生した問題が報告されます。アラームデータと共に、PrimeCollect レポートとシステムレポートも送信します。

iRMC の embedded AIS Connect 機能の処理について、以下で説明します。embedded AIS 機能の詳細については、『ServerView embedded LifecycleManagement(eLCM)』取扱説明書を参照してください。

iRMC S5 Web インターフェース 40

Page 41: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.1 「システム」メニュー

または、cURL または Visual Basic スクリプトを使用して、生成されたXML ファイルをダウンロードして自動的に評価できます。

「AIS Connect」ページでは、iRMC の embedded AIS Connect 機能を設定できます。

図 11: 「AIS Connect」ページ

パラメータは複数のグループに分類されています。

AIS Connect ステータス

embedded AIS エージェントの状態情報を提供します。「Asset Model」の値「PRIMERGY iRMC EMBEDDED AGENT」は、すべての PRIMERGY サーバで固定です。この関係は、AIS Connect の現在の動作モードを示します(「Warranty Mode」または「Contract Mode」)。「AIS Connect ステータス」グループに表示される残りの値は、「AIS Connect」ページで開始されたアクションと設定された値によって決まります。

AIS Connect 管理

AIS Connect を有効または無効にするボタンがあります。AIS Connect が現在「Contract Mode」の場合は、embedded AIS Connect エージェントを ServiceMode に切り替えるオプションもあります。このモードでは、エージェントはハードウェアによってトリガされるすべてのアラームを無視します。

iRMC S5 Web インターフェース 41

Page 42: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.2 「ログ」メニュー

AIS Connect有効 / AIS Connect無効

AIS Connect を有効/無効にします。

サービスモード有効 / サービスモード無効

Service Mode を有効/無効にします。

分析ファイルを送

AIS Connect 分析ファイルを Fujitsu のテクニカルサポートに送信します。AIS Connect リモートセッション

このグループを使用して、以下の処理を実行できます。

l リモートセッションのポリシーを有効/無効にできます。l リモートセッションの接続を解除します。l 強制的に embedded AIS Connect エージェントに即座にポーリングさせます。

これは、「Warranty Mode」の場合に即座にレスポンスを取得する場合に便利です。

アクティブなリモートセッション数 / リモートセッション拒否

リモートセッションを有効/無効にすることにより、リモートセッションを許可/拒否します。

リモートセッション切断

リモートセッションの接続を解除します。

診断情報取得

強制的に embedded AIS Connect エージェントに即座にポーリングさせます。

2.2 「ログ」メニュー「ログ」メニューには、生成されたログのステータスが表示され、ログのエントリがテーブル形式で表示されます。

該当する列の見出しにあるアイコンを使用して、ログテーブルの並べ替えやフィルタリングを実行できます。

アイコン 意味テーブルの内容を、選択した列のアルファベット順に並べ替えます。

指定した文字列または数字を選択した列で検索します。

テーブルの内容を、選択した列でフィルタリングします。

iRMC S5 Web インターフェース 42

Page 43: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.2 「ログ」メニュー

2.2.1 「ログ」の「概要」

「ログ」メニューの「概要」ページには、イベントログの現在のステータスが表示されます。ログの設定は、「ロギング」ページの「設定」メニューで変更できます。

図 12: 「概要」ページ

以下のグループが表示されます。

システムイベントログ

このグループには、システムイベントログの現在のステータスがまとめられています。

最新のエントリ

最後のエントリがログに追加された時刻を表示します。

クリア日時

ログ全体がクリアされた時刻を表示します。

iRMC S5 Web インターフェース 43

Page 44: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.2 「ログ」メニュー

レコード

ログにあるエントリ数を表示します。

上書きポリシー

ログがいっぱいになったときに iRMC が実行するアクションを指定します。

値 意味ログフル時に上書き

イベントログはリングバッファとして構成されます。イベントログがいっぱになると、iRMC は最も古いエントリを上書きします。

フィルターオプション

イベントログはリニアバッファとして構成されます。イベントログがいっぱいになると、iRMC はそれ以上エントリを追加できなくなります。エントリをさらに追加するには、ログを手動でクリアする必要があります。

内部イベントログ

このグループには、内部イベントログの現在のステータスがまとめられています。

最新のエントリ

最後のエントリがログに追加された時刻を表示します。

クリア日時

ログ全体がクリアされた時刻を表示します。

レコード

ログにあるエントリ数を表示します。

上書きポリシー

ログがいっぱいになったときに iRMC が実行するアクションを指定します。

値 意味ログフル時に上書き

イベントログはリングバッファとして構成されます。イベントログがいっぱになると、iRMC は最も古いエントリを上書きします。

フィルターオプション

イベントログはリニアバッファとして構成されます。イベントログがいっぱいになると、iRMC はそれ以上エントリを追加できなくなります。エントリをさらに追加するには、ログを手動でクリアする必要があります。

iRMC S5 Web インターフェース 44

Page 45: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.2 「ログ」メニュー

2.2.2 システムイベントログ内容

「ログ」メニューの「システムイベントログ内容」ページには、SEL に関する情報と、SEL エントリが表示されます。SELには、OS のブート/シャットダウン、ファンの故障、iRMC ファームウェアのフラッシュなどのイベントに関する情報を提供するエントリが含まれます。

現在のセッションのフィルタ基準を、「設定」メニューの 「ロギング」ページで変更できます(詳細は、140 ページの ロギングを参照)。ただし、ここで行う設定は次にログアウトしてデフォルト設定が最適用されるまで、有効になりません。

図 13: 「システムイベントログ内容」ページ

ログのクリア

IPMI SEL のすべてのエントリをクリアします。

ログの保存

SEL を .txt ファイルとしてコンピュータに保存します。

システムイベントログには次のグループがあります。

イベントログ情報

このグループには、システムイベントログの現在のステータスがまとめられています。

最新のエントリ

最後のエントリがログに追加された時刻を表示します。

iRMC S5 Web インターフェース 45

Page 46: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.2 「ログ」メニュー

クリア日時

ログ全体がクリアされた時刻を表示します。

レコード

ログにあるエントリ数を表示します。

上書きポリシー

ログがいっぱいになったときに iRMC が実行するアクションを指定します。

値 意味ログフル時に上書き

イベントログはリングバッファとして構成されます。イベントログがいっぱになると、iRMC は最も古いエントリを上書きします。

フィルターオプション

イベントログはリニアバッファとして構成されます。イベントログがいっぱいになると、iRMC はそれ以上エントリを追加できなくなります。エントリをさらに追加するには、ログを手動でクリアする必要があります。

イベントログ内容

「イベントログ内容」グループでは、SEL エントリがテーブル形式で表示されます。テーブル内の列の意味を以下で説明します。

列 意味

選択したエントリの以下の情報を示すポップアップを開くか、閉じます。

CSS イベントが CSS コンポーネントによってトリガされたかどうかを示します。

原因

解像度 重要度が「危険」または「重度」の エントリに、推奨される問題解決手段を表示します。

iRMC S5 Web インターフェース 46

Page 47: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.2 「ログ」メニュー

列 意味重要度 エントリの重要度をアイコンおよびテキストで表示します。

色付きのアイコンが、それぞれのイベントまたはエラーカテゴリに割り当てられています。

重度

軽度

情報

顧客セルフ サービス

危険および重度のイベントに対する原因と解決策を表示します。

日付 エントリがログに追加された時刻。

コード エントリのエラーコード

コンポーネントの一覧

エントリを発行したコンポーネント

説明 エントリのエラーテキスト

グループ エントリが関連する、詳細コンポーネントグループ

iRMC S5 Web インターフェース 47

Page 48: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.2 「ログ」メニュー

2.2.3 内部イベントログ(IEL)

「ログ」メニューの「内部イベントログ(IEL)」ページには、内部イベントログに関する情報と、関連するエントリが表示されます。内部イベントログには、監査イベント(ログオンイベント、AVR 接続イベントなど)およびその他の情報(IPv6関連の情報および LDAP ユーザ名など)が含まれます。

現在のセッションのフィルタ基準を、「設定」メニューの 「ロギング」ページで変更できます(詳細は、140 ページの ロギングを参照)。ただし、ここで行う設定は次にログアウトしてデフォルト設定が最適用されるまで、有効になりません。

図 14: 「内部イベントログ(IEL)」ページ

ログのクリア

IPMI IEL のすべてのエントリをクリアします。

ログの保存

IEL を .txt ファイルとしてコンピュータに保存します。

内部イベントログには次のグループがあります。

イベントログ情報

このグループには、内部イベントログの現在のステータスがまとめられています。

最新のエントリ

最後のエントリがログに追加された時刻を表示します。

iRMC S5 Web インターフェース 48

Page 49: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.2 「ログ」メニュー

クリア日時

ログ全体がクリアされた時刻を表示します。

レコード

ログにあるエントリ数を表示します。

上書きポリシー

ログがいっぱいになったときに iRMC が実行するアクションを指定します。

値 意味ログフル時に上書き

イベントログはリングバッファとして構成されます。イベントログがいっぱになると、iRMC は最も古いエントリを上書きします。

フィルターオプション

イベントログはリニアバッファとして構成されます。イベントログがいっぱいになると、iRMC はそれ以上エントリを追加できなくなります。エントリをさらに追加するには、ログを手動でクリアする必要があります。

イベントログ内容

「イベントログ内容」グループでは、エントリがテーブル形式で表示されます。テーブル内の列の意味を以下で説明します。

列 意味

選択したエントリの以下の情報を示すポップアップを開くか、閉じます。

CSS イベントが CSS コンポーネントによってトリガされたかどうかを示します。

原因

解像度 重要度が「危険」または「重度」の エントリに、推奨される問題解決手段を表示します。

iRMC S5 Web インターフェース 49

Page 50: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.2 「ログ」メニュー

列 意味重要度 エントリの重要度をアイコンおよびテキストで表示します。

色付きのアイコンが、それぞれのイベントまたはエラーカテゴリに割り当てられています。

重度

軽度

情報

顧客セルフ サービス

危険および重度のイベントに対する原因と解決策を表示します。

日付 エントリがログに追加された時刻。

コード エントリのエラーコード

コンポーネントの一覧

エントリを発行したコンポーネント

説明 エントリのエラーテキスト

グループ エントリが関連する、詳細コンポーネントグループ

サービスノーティスの追加

「サービスノーティスの追加」グループのテキストフィールドに、iRMC の内部イベントログに格納されるサービス注記を入力できます。

サービスノーティス

ヘルプデスク向けの情報を含む、最大 240 文字のフリーテキスト。

提出

通知を保存します。

iRMC S5 Web インターフェース 50

Page 51: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

2.3 「シール 」メニュー「ツール」メニューには、アップデート、デプロイメント、レポート、ライセンスおよび証明書の管理など、共通タスクの機能がまとめられています。

2.3.1 「ツール」の「概要」

「ツール」メニューの「概要」ページには、メニューの使用できる機能が表示されます。

図 15: 「概要」ページ

iRMC S5 Web インターフェース 51

Page 52: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

2.3.2 更新

「ツール」メニューの「アップデート」ページでは、管理対象サーバの iRMCファームウェア、BIOS、および OS をアップデートする設定を指定します。

図 16: 「アップデート」ページ

iRMC アップデート

「iRMC アップデート」ページを使用して、iRMC ファームウェアをオンラインでアップデートできます。そのためには、ローカルでリモートワークステーション上に、または TFTPサーバ上に現在のファームウェアイメージをアップロードする必要があります。

ファームウェアバージョンおよび SDRR バージョンで構成される完全なファームウェアイメージ(例:RX30S8_07.01F_sdr03.47.bin)のみアップデートできます。

PRIMERGY サーバの適切なファームウェアイメージは ServerView Suite DVD 2に保存されています。また、http://support.ts.fujitsu.com/download.html からダウンロードできます。

表には iRMC ファームウェアのバージョンおよび iRMC の SDRR バージョンが表示し、ファームウェアセレクタの設定ができます。

iRMC S5 Web インターフェース 52

Page 53: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

アップデートソース

アップデートソースを選択します「Image file」 または 「TFTP」 を選択できます。

書込先の選択

アップデートする iRMC ファームウェアを指定します。

以下のオプションがあります。

オプション 意味不活性なファームウェア アクティブでないファームウェアが自動的に選

択されます。

ファームウェア 1 バージョン番号が小さいファームウェアイメージを選択します(ファームウェアイメージ1)。

ファームウェア 2 バージョン番号が大きいファームウェアイメージを選択します(ファームウェアイメージ2)。

ブート先

次回 iRMC を再起動したときに、有効にするファームウェアイメージを指定します。

以下のオプションがあります。

オプション 意味自動 - 版数が新しいファームウェアを使用

ファームウェアイメージから最新のバージョンを自動選択します。

ファームウェア 1 バージョン番号が小さいファームウェアイメージを選択します。

ファームウェア 2 バージョン番号が大きいファームウェアイメージを選択します。

版数が古いファームウェアを選択

バージョンが最も古いファームウェアイメージを選択します。

書込日が新しいファームウェア

更新時期の最も新しいファームウェアイメージが選択されます。

書込日が古いファームウェア 更新時期の最も古いファームウェアイメージが選択されます。

iRMC S5 Web インターフェース 53

Page 54: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

アップデートファイル

ダイアログボックスが開き、iRMC イメージを含むファイルを検索できます。

ステージ

この領域には、複数のプロセスステージが表示されます。正常に実行されたステージには「OK」( )がマークされます。

アップデートを開始

設定を有効にし、iRMC ファームウェアのアップデートを開始します。

「iRMC S5 を再起動」

iRMC を再起動します。

「iRMC S5 を再起動 」ボタンは、管理対象サーバが BIOS POST フェーズの間は使用できません。

BIOS アップデート

グループでは、管理対象サーバの BIOS をオンラインアップデートできます。この場合、現在の BIOS イメージをファイルに提供する必要があります。

PRIMERGY サーバの適切な BIOS イメージは ServerView Suite DVD 2 に保存されています。また、http://support.ts.fujitsu.com/download.htmlからダウンロードできます。

インストールされた版数

現在インストールされている BIOS バージョンを表示します。

アップデートソース

アップデートソースを選択しますImage file または TFTP を選択できます。

アップデートファイル

ダイアログボックスが開き、BIOS イメージを含むファイルを検索できます。

ステージ

この領域には、複数のプロセスステージが表示されます。正常に実行されたステージには「OK」( )がマークされます。

アップデートを開始

設定を有効し、BIOS のフラッシュを開始します。

BIOS アップデートが現在進行中の場合、サーバの電源を切ったり再起動したりしないでください 。

この領域には、複数のプロセスステージが表示されます。正常に実行されたステージには「OK」( )がマークされます。

iRMC S5 Web インターフェース 54

Page 55: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

オンラインアップデート

「オンラインアップデート」グループでは、サーバ OS の実行中に BIOS およびコントローラファームウェアをアップデートできます。Windows システムでは、PSPs(PRIMERGY Support Packages。詳細は『Local System Update forPRIMERGY Server』取扱説明書を参照)でサポートされるドライバをアップデートすることもできます。

ESXi CIM プロバイダはエージェントとして iRMC に接続しますが(したがって、「システム情報」に表示される)、エージェントと一緒にオンラインアップデートすることはできません。BIOS および iRMC ファームウェアのみがオンラインで実行できます。

前回のチェック

システムが最後にアップデートをチェックした日付と時刻。

チェック進行状況

この領域には、複数のプロセスステージが表示されます。正常に実行されたステージには「OK」( )がマークされます。

開始確認

チェックプロセスに従ってアップデートチェックを開始します。

セーブログ

ログファイルの保存を確認するダイアログが開きます。ログファイルを保存できない場合、「保存」ボタンは無効です。

利用可能なアップデート

アップデートチェック処理が正常に完了すると、「利用可能なアップデート」リストが「オンラインアップデート」グループに表示され、ここでアップデートするコンポーネントを選択または選択解除できます。

重要度が「essential」と表示されているアップデートの選択は解除できません。

アップデート進行状況

この領域には、複数のプロセスステージが表示されます。正常に実行されたステージには「OK」( )がマークされます。

アップデートを開始

設定を有効にし、オンラインアップデートを開始します。オフラインアップデート

「オフラインアップデート」グループでは、管理対象サーバで、ネットワークやストレージのコントローラファームウェアなどのシステムコンポーネントをアップデートできます。また、BIOS および iRMC ファームウェアのアップデートをインストールできます。

iRMC S5 Web インターフェース 55

Page 56: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

Agentless Service が管理対象サーバで実行中でない場合や、Agentless Serviceがサーバ OS をサポートしていない場合は、オフラインアップデートの方法を選択します。「ソフトウェア」ページの「システム管理ソフトウェア」グループに、ServerView Agentless Service がサーバで利用可能かどうかが通知されます(38ページの ソフトウェアを参照)。

アップデート設定は、アップデートの実行中は変更できません。

最新の準備

システムが最後にアップデートをチェックした日付と時刻。

起動モード

システムが次回ブート時に開始するブートモードを指定できます。

サーバの OS に応じて、次のオプションを選択できます。

オプション 意味PC 互換( レガシーブート )

システムはレガシー BIOS 互換モードで起動します。

EFIブート システムは UEFI ブートモードで起動します(64 ビット OS のみ)。

準備進行状況

この領域には、複数のプロセスステージが表示されます。正常に実行されたステージには「OK」( )がマークされます。

準備開始

準備プロセスに従ってアップデート準備を開始します。

セーブログ

ログファイルの保存を確認するダイアログが開きます。ログファイルを保存できない場合、「保存」ボタンは無効です。

アップデート進行状況

この領域には、複数のプロセスステージが表示されます。正常に実行されたステージには「OK」( )がマークされます。

アップデートを開始

設定を有効し、オフラインアップデートを開始します。

iRMC S5 Web インターフェース 56

Page 57: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

2.3.2.1 BIOS のアップデート

以下の概要は、「ファイルからアップロード」する BIOS のアップデートと TFTP経由での BIOS のアップデートの両方に該当します。アップデートプロセス中に、現在のアップデートステータスが「アップデート」ページの「BIOS アップデート」グループに表示されます(詳細は、52 ページの 更新を参照)。

BIOS のアップデートには、以下の手順が含まれます。

l 最初の手順で、アップデートファイルをダウンロードし、その後以下のようになります。l サーバの電源が切れている場合は、自動的に電源が投入され、フラッシュプ

ロセスが開始されます。l サーバの電源がすでに投入されている場合は、サーバを再起動して、フラッ

シュプロセスを開始する必要があります。

BIOS アップデートが現在進行中の場合、サーバの電源を切ったり再起動したりしないでください 。

l フラッシュデータがメモリに転送され、転送が正常に完了したことがステータス表示に示されます。

l 実際のフラッシュプロセスが開始される前に、フラッシュ/アップデートイメージがチェックされます。

l フラッシュ/アップデートイメージのチェックが正常終了すると、実際のフラッシュプロセスが開始されます。ステータスインジケータに、進行状況のパーセントが表示されます。

l BIOS アップデートが正常に完了すると、サーバの電源が切断され、以下のエントリがシステムイベントログ(SEL)に書き込まれます: BIOS TFTP or

HTTP/HTTPS flash OK

iRMC S5 Web インターフェース 57

Page 58: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

オンラインアップデートの実行オンラインアップデート機能は、ServerView Agentless Service がサーバ OS で実行中の場合のみ使用できます。実行中でない場合は、iRMC ファームウェアおよび BIOS またはそのいずれかのみアップデートできます。「ソフトウェア」ページの「システム管理ソフトウェア」グループに、ServerView Agentless Service が利用可能かどうかが通知されます。詳細は、38 ページの ソフトウェアを参照してください。

ServerView Agentless Service ではドライバおよびファームウェアインベントリデータを提供しており、システムを起動して実行中に、最終的にコンポーネントドライバとファームウェアのアップデートをインストールします。

オンラインアップデートは必ず次の手順で開始してください。

1. アップデートチェックを実行します。

アップデートチェックの完了後に「オンラインアップデート」グループに使用可能なアップデートのリストが表示され、選択肢として表示される 1 つ以上のアップデートを選択/選択解除できます。

アップデートチェックをオンラインアップデートと組み合わせて実行する(オンラインアップデートをチェック完了後に自動的に開始する)場合は、選択したアップデートのリストが選択肢として提供されません。この場合、検出されたすべてのアップデートがインストールされます。

2. 「アップデートを開始」でアップデートプロセスを開始します。

個々のアップデートパッケージはオンラインアップデートからのみ選択できます。

通常は、オンラインアップデートの進行中に自動的に実行されるアクションを気にする必要はありません。ただし、内部の動作を大まかに理解しておくことにより、アップデートの実行中やエラーの場合に表示されるメッセージを解釈しやすくなります。

以下に、オンラインアップデートの開始後に iRMC S5 が自動的に実行するアクションを示します。

l iRMC S5は、必要に応じて BIOS と iRMC S5 ファームウェアをダウンロードし、その後 BIOS と iRMC S5 ファームウェアをアップデートします。

l iRMC S5 は、ServerView Agentless Service に要求されるすべてのアップデートファイルをダウンロードし、ダウンロードしたアップデートをiRMC SD カードに適切に保存して、「アップデートリポジトリ」と表示される新しいローカルリポジトリを作成します。

iRMC S5 Web インターフェース 58

Page 59: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

l iRMC S5 は、すべてのアップデートファイルのダウンロードが完了した後、アップデートカタログを含む仮想 CD-ROM をアンマウントし、 アップデートリポジトリ から生成した ISO イメージに置き換えます。この ISO イメージには、必要なアップデートファイルと ServerView AgentlessService に必要なその他の情報が含まれています。これで、マウントされたアップデートリポジトリ が、「CD Drive (D:): UpdateRepository」のように管理対象サーバのファイルシステムに表示されます。最後に、iRMC S5はその旨を通知します。

l ServerView Agentless Service が管理対象サーバにアップデートをチェックします。

l iRMC S5 は ServerView Agentless Service からアップデートリストを取得して、内部のアップデートリストに追加します。

l ServerView Agentless Service がアップデートをインストールします。l コンポーネントのいずれかに「リブート要」が設定されていると、管理対象

サーバは自動的にリブートします。

オンラインアップデートの進行中に、「オンラインアップデート」グループに表示されるメッセージで現在どのステップが行われているか分かります。「利用可能なアップデート」リストの「ステータス」には、現在インストール中のアップデートは「Updating」と表示されます。

アップデートに関連するすべてのアクティビティはログファイルに記録されます。「オンラインアップデート」グループで「セーブログ」をクリックすると、ワークステーションにログファイルを保存できます。

オンラインアップデートの実行方法については、『iRMC S5 - Web インターフェース』取扱説明書(Fujitsu マニュアルサーバ)を参照してください。

オフラインアップデートの実行オフラインアップデートを実行するには、アップデート準備が正常に完了している必要があります。つまり、適切なブート可能な ISO イメージが iRMC SDカードで使用可能である必要があります。

オフラインアップデートは必ず次の手順で開始してください。

1. オフラインアップデートの準備をします。

必要なすべてのファイル(特に、eLCM オフラインアップデートマネージャ(ServerView Update Manager Express のスリムバージョン))およびローカルアップデートリポジトリが iRMCSD カードにダウンロードされされます。

iRMC ではブート可能な CD ROM イメージをこれらのコンポーネントから作成し、仮想 CD-ROM デバイスとしてマウントします。これは、管理対象サーバのファイルシステムで「CD Drive (D:): IRMC_UPDATE」と表示されます。

iRMC S5 Web インターフェース 59

Page 60: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

2. オフラインアップデート処理を開始します。

管理対象サーバがシャットダウンされ、マウントされた CD-ROM デバイスからシステムがリブートされます。

eLCM オフラインアップデートマネージャ(ServerView Update ManagerExpress のスリムバージョン)により、ファームウェアアップデートがインストールされます。

適切な最新のファームウェアバージョンを取得するために、一部のコンポーネントには多段階のアップデートが必要な場合があります。システムは通常、各アップデートステップ後に自動的にリブートされます。

オフラインアップデートの進行中に、「オフラインアップデート」グループに表示されるメッセージで現在どのステップが実行されているか分かります。管理対象サーバの確認ダイアログで、もうすぐシステムがシャットダウンする旨が通知されます

アップデートに関連するすべてのアクティビティはログファイルに記録されます。「セーブログ」をクリックすると、ワークステーションにログファイルを保存できます。

2.3.3 デプロイメント

「ツール」メニューの「デプロイメント」ページでは、ServerView ServicePlatform(SV SP)を内蔵 SD カードにダウンロードまたはアップデートできます。その後、サービスプラットフォームでサポートされる eLCM 機能を実行できます。

サービスプラットフォームは、PRIMERGY サーバ内部のオプションの eLCM SDカードに保存され、eLCM によって管理される、ISO イメージです。

OS インストールとハードウェア構成をプロファイルを通じて iRMC に送信することもできます。

iRMC S5 Web インターフェース 60

Page 61: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

図 17: 「デプロイメント」ページ

サービスプラットフォームの更新

このグループは、SVS サービスプラットフォームのデプロイメントリポジトリで使用できるイメージがサポートする OS の一覧を表示します。

OS 分類

デプロイメントリポジトリで使用できる、サポートされる OS のタイプを一覧します。

OS タイプ

デプロイメントリポジトリで使用できる、サポートされる OS のタイプを一覧します。

リストの更新

サポートされる OS の一覧のアップデートを開始します。

イメージ版数

SVS サービスプラットフォームイメージファイルのバージョンを示します。

ステージ

この領域には、複数のプロセスステージが表示されます。正常に実行されたステージには「OK」( )がマークされます。

iRMC S5 Web インターフェース 61

Page 62: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

サービスプラットフォームのダウンロード

SVS プラットフォームイメージのダウンロードを開始します。

セーブログ

ログファイルの保存を確認するダイアログが開きます。ログファイルがない場合、「セーブログ」ボタンは無効です。

サービスプラットフォームで現在可能なデプロイメント

このグループには、SVS サービスプラットフォームイメージファイルの名前が表示されます(存在する場合)。

OS

OS タイプの一覧が表示されます。「All」のドロップダウンリストを開き、リストから 1 つまたは複数のオペレーティングシステムを選択すると、表示されたオペレーティングシステムのタイプをフィルタリングできます。「All」ドロップダウンリストを開いて検索バーに語句を入力して、特定のオペレーティングシステムを検索することもできます。

イメージの削除

SVS プラットフォームイメージを、すべての補助ファイルと共に、SD カードから完全に削除します。

デプロイメント プロセス

このグループで、アップデートのプロファイルを指定できます。

起動モード

SVS プラットフォームブートプロセスで使用されるブートモードを指定します。ブートモード値がプロファイルで指定されている場合、上書きされます。

次のオプションを選択できます。

オプション 意味レガシーブート(PC互換)

システムはレガシー BIOS 互換モードで起動します。

EFIブート システムは UEFI ブートモードで起動します(64 ビット OS のみ)。

プロファイルファイル

ダイアログボックスが開き、XML または JSON 形式のプロファイルファイルを選択します。

ステージ

この領域には、複数のプロセスステージが表示されます。正常に実行されたステージには「OK」( )がマークされます。

iRMC S5 Web インターフェース 62

Page 63: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

デプロイメントを開始する

プロファイルファイルをアップロードして、プロファイル処理を開始します。

Web インターフェースは、iRMC の RESTful API のプロファイル管理と同じメカニズムを使用します。プロファイル管理の詳細は、『iRMC S5 RESTfulAPI』仕様書を参照してください。

セーブログ

ログファイルの保存を確認するダイアログが開きます。ログファイルがない場合、「セーブログ」ボタンは無効です。

2.3.4 「カスタムイメージ」ページ

「ツール」メニューの「カスタムイメージ」ページでは、iRMC SD カードに ISOイメージをダウンロードできる URL を指定できます。ダウンロード自体は、手動で開始するか。その後、ダウンロードしたイメージは選択肢として表示されます。

図 18: 「カスタムイメージ」ページ

iRMC S5 Web インターフェース 63

Page 64: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

カスタムイメージのダウンロード

このグループで、カスタム ISO イメージの場所とダウンロードオプションを指定します。

カスタムイメージ URL

iRMC に ISO イメージをダウンロードする URL を指定します。

イメージの概要

イメージの説明文です。

プロキシサーバ

プロキシサーバを使用するかどうかを指定します。「ネットワーク制御」ページの「プロキシ設定」グループで、プロキシ設定を設定/変更できます(詳細は、84 ページの ネットワーク制御を参照)。

ダウンロードのステージ

この領域には、複数のプロセスステージが表示されます。正常に実行されたステージには「OK」( )がマークされます。

ダウンロード

選択したカスタムイメージのダウンロードを開始します。

セーブログ

ログファイルの保存を確認するダイアログが開きます。ログファイルがない場合、「セーブログ」ボタンは無効です。

利用可能なカスタムイメージ

このグループには、使用できるイメージが表示されます。

生成

選択したカスタムイメージの実行を開始します。

選択したイメージを削除

選択したイメージを iRMC SD カードから削除します。

アクティブイメージのディアクティベート

選択したイメージをアンマウントします。

セーブログ

ログファイルの保存を確認するダイアログが開きます。ログファイルがない場合、「セーブログ」ボタンは無効です。

iRMC S5 Web インターフェース 64

Page 65: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

2.3.5 バーチャルメディア

「ツール」メニューの「バーチャルメディア」ページで、ネットワーク内のサーバでホストされる CD/DVD、フロッピー、ハードディスク ISO イメージを管理対象サーバで使用できるようにします。

図 19: 「バーチャルメディアオプション」ページ

このページのオプションは、「サービス」ページの「バーチャルメディアオプション」グループで「リモートイメージマウントを有効にする」オプションをオンにした場合にのみアクティブになります(92 ページの サービスを参照)。

リモート CD/DVD イメージオプション / リモートハードディスクイメージオプション

これらのグループでは、対応するタイプのリモートデバイスをマウントするオプションの設定、およびリモートイメージへの接続の確立とクリアができます。「リモートイメージマウント」サービスを再起動します(障害の場合など)。

共有タイプ

ISO イメージが保存されているネットワーク共有の共有タイプ。

以下のモードを選択できます。

iRMC S5 Web インターフェース 65

Page 66: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

オプション 意味CIFS/SMB ネットワーク共有の共有タイプが CIFS SMB

(Common Interface File System)

NFS(ネットワークファイルシステム)

仮想メディアセッションが開始したときのみ仮想メディアをサーバにアタッチします。

サーバ

リモートイメージをホストするサーバ(略してリモートイメージサーバ)の IPアドレスまたは DNS 名。

共有名

リモートイメージサーバが属するネットワーク共有の名前。

イメージ名

リモートイメージの名前/リモートイメージへのパス

ユーザ名

ネットワーク共有にアクセスするために必要なユーザ名。

パスワード

ユーザのパスワードを入力します。

パスワード確認

パスワードをもう一度入力して、確認します。

ドメイン

ユーザのドメイン

接続

リモートイメージを管理対象サーバに接続します。

切断

リモートイメージの接続をクリアします。

2.3.6 証明書

「ツール」メニューの「証明書」ページには、インストールされている証明書の情報が表示されます。

iRMC は、あらかじめ定義されたサーバ認証証明書(デフォルトの証明書)を提供します。セキュアな接続で iRMC に接続したい場合、証明書を CA からの署名付認証証明書にできるだけ早く置き換えることを推奨します。

iRMC S5 Web インターフェース 66

Page 67: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

「現在のSSL/TLS証明書」グループの「生成」ボタンを使用して、自己署名証明書を作成できます。

独自の CA の作成および操作の基本概念として、自己署名証明書を作成して、その秘密鍵を後でサーバ証明書の署名に使用します。これにより自己署名証明書は、独自の CA のルート CA 証明書として機能します。

新しい証明書を生成すると、既存の HTTPS 接続がすべて切断され、HTTPSサーバが自動的に再起動します。キーの長さによって、最大5 分ほどかかることがあります。iRMC を明示的にリセットする必要はありません。

図 20: 「証明書」ページ

現在のSSL/TLS証明書

このグループは、現在の有効な SSL/TLS 証明書の情報を表示し、デフォルトの証明書をリストアします。

デフォルト値を使用

処理の確定後、ファームウェアに提供されたデフォルトの証明書を復元することができます。

生成

「Generate certificate」ダイアログが開き、新しい証明書に該当する値を入力できます(詳細は、68 ページの 「証明書の生成」ダイアログを参照)。

iRMC S5 Web インターフェース 67

Page 68: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

ファイルから読み込み

「Upload SSL/TLS certificate」ダイアログが開き、証明書の暗号化キーを入力できます(詳細は、70 ページの 「Upload SSL/TLS certificate」ダイアログを参照)。

現在の認証局証明書

このグループは、現在の有効な DSA/RSA 証明書の情報を表示し、デフォルトの証明書をリストアします。

デフォルト値を使用

処理の確定後、ファームウェアに提供されたデフォルトの証明書を復元することができます。

ファイルから読み込み

「CA 証明書のアップロード」ダイアログが開き、アップロードするファイルを選択できます(詳細は、72 ページの 「CA 証明書のアップロード」ダイアログを参照)。

2.3.6.1 「証明書の生成」ダイアログ

このダイアログでは、SSL/TLS 自己署名証明書に関連するパラメータを入力します。

図 21: 「証明書の生成」ダイアログ

新しい証明書に以下の情報を設定できます。

コモンネーム (CN)

ホスト名、IP アドレス

組織名 (O)

会社名

iRMC S5 Web インターフェース 68

Page 69: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

部署名 (OU)

部門または部署

国名

2 文字の国コード(CH など)

都道府県名 (ST)

州または県の完全名

市町村名 (L)

都市または地区名

送信先 E-mail アドレス

メールアドレス

有効期日 [日]

有効期限

暗号キー長 [bits]

生成された鍵の長さ

生成

指定されたパラメータで証明書を作成します。

自己署名 RSA 証明書の作成「証明書」ページを使用して自己署名証明書を作成できます。

1. 「ツール」メニューで、「証明書」ページを開きます。2. 「現在のSSL/TLS証明書」グループを開きます。3. グループの末尾にある「生成」をクリックして、「Generate certificate」ダイ

アログを開きます。4. 「Generate certificate」ダイアログに必要な詳細情報を入力します。5. 「生成」をクリックして、証明書を作成します。

新しい証明書を生成すると、既存の HTTPS 接続がすべて切断され、HTTPSサーバが自動的に再起動します。キーの長さによって、最大5 分ほどかかることがあります。

iRMC を明示的にリセットする必要はありません。

iRMC S5 Web インターフェース 69

Page 70: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

2.3.6.2 「Upload SSL/TLS certificate」ダイアログ

このダイアログでは、DSA/RSA 秘密鍵および公開鍵を iRMC にアップロードできます。

X.509 DSA/RSA 秘密鍵の入力フォーマット: PEM エンコード形式(ASCII/Base64)

図 22: 「Upload SSL/TLS certificate」ダイアログ

SSL/TLS public key

管理対象サーバ上の、DSA/RSA 公開鍵を持つローカルファイル

ファイル選択

ダイアログボックスが開き、公開鍵を含むファイルに移動できます。

アップロード

公開鍵を iRMC にアップロードします。

キャンセル

ファイル名の表示をクリアします。SSL/TLS private key

管理対象サーバ上の、DSA/RSA 秘密鍵を持つローカルファイル

ファイル選択

ダイアログボックスが開き、秘密鍵を含むファイルに移動できます。

iRMC S5 Web インターフェース 70

Page 71: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

秘密鍵をアップロードすると、既存の HTTPS 接続はすべて閉じられ、HTTPS サーバは自動的に再起動します。このプロセスは最大 30 秒ほどかかることがあります。

アップロード

秘密鍵を iRMC にアップロードします。

キャンセル

ファイル名の表示をクリアします。

「iRMC S5 を再起動」

iRMC を再起動します。

閉じる

アップロードを実行せずにダイアログを閉じます。

ローカルファイルからの DSA/RSA 公開鍵と秘密鍵のアップロード「現在のSSL/TLS証明書」グループを使用して、DSA/RSA 公開鍵と秘密鍵をローカルファイルからアップロードします。

鍵は同時に iRMC にアップロードする必要があります。

1. X.509 DSA/RSA 公開鍵と DSA/RSA 秘密鍵を管理対象サーバ上の対応するローカルファイルに保存します。

2. 「ツール」メニューで、「証明書」ページを開きます。3. 「現在のSSL/TLS証明書」グループを開きます。4. グループの末尾にある「ファイルから読み込み」をクリックして、「Upload

SSL/TLS certificate」ダイアログを開きます。5. 関連する「ファイル選択」ボタンをクリックして秘密鍵または証明書を含むファ

イルに移動して、「SSL/TLS public key」と「SSL/TLS private key」を指定します。

6. 「アップロード」ボタンをクリックして、証明書または秘密鍵を iRMC にアップロードします。

証明書と秘密鍵をアップロードすると、既存の HTTPS 接続はすべて閉じられ、HTTPS サーバは自動的に再起動します。このプロセスは最大 30秒ほどかかることがあります。

iRMC を明示的にリセットする必要はありません。

iRMC S5 Web インターフェース 71

Page 72: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

2.3.6.3 「CA 証明書のアップロード」ダイアログ

このダイアログでは、署名済み X.509 DSA/RSA 証明書をローカルファイルの認証局(CA)から iRMC にアップロードできます。

図 23: 「CA 証明書のアップロード」ダイアログ

CA 証明書ファイル

選択

ダイアログボックスが開き、CA 証明書を含む管理対象サーバ上のローカルファイルに移動できます。

アップロード

証明書または秘密鍵を iRMC にアップロードします。

キャンセル

ファイル名の表示をクリアします。

閉じる

アップロードを実行せずにダイアログを閉じます。

ローカルファイルからの認証局証明書ファイルのロード

「現在の認証局証明書 」グループを使用して、CA 証明書をローカルファイルからアップロードします。

1. 認証局証明書を管理対象サーバのローカルファイルに保存します。2. 「ツール」メニューで、「証明書」ページを開きます。3. 「現在の認証局証明書」グループを開きます。4. グループの端にある「ファイルから読み込み」をクリックして、「CA 証明書の

アップロード」ダイアログを開きます。

iRMC S5 Web インターフェース 72

Page 73: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

5. 関連する「ファイル選択」ボタンをクリックして認証局証明書を含むファイルに移動し、「認証局証明書ファイル」フィールドにこのファイルを指定します。

6. 「アップロード」ボタンをクリックして、証明書または秘密鍵を iRMC にアップロードします。

証明書または秘密鍵をアップロードすると、既存の HTTPS 接続はすべて閉じられ、HTTPS サーバは自動的に再起動します。このプロセスは最大30 秒ほどかかることがあります。

iRMC を明示的にリセットする必要はありません。

SSL/TLS 証明書/認証局証明書のリストア1. 「ツール」メニューで、「証明書」ページを開きます。2. 「現在のSSL/TLS証明書」グループを開きます。3. グループの末尾にある「デフォルト値を使用」をクリックして、ファームウェア

に付属のデフォルト証明書をリストアします。4. 「現在の認証局証明書」グループを開きます。5. グループの末尾にある「デフォルト値を使用」をクリックして、ファームウェア

に付属のデフォルト証明書をリストアします。

2.3.7 レポート

「レポート」ページは、iRMC からの直接 Out-Of-Band で、サーバハードウェア/ソフトウェアに関するサービスインシデントの情報を提供します。

以下の項目についての情報が提供されます。

l システム BIOSl PCI 構成l IDPROM データl センサデータレコードl CPU

l 電圧

l ファン

l 温度センサー

l PSU

l システムメモリ情報

l ネットワークアダプタ

l システムイベントログ(SEL)l 内部イベントログ(IEL)l 起動ステータス

iRMC S5 Web インターフェース 73

Page 74: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

l 管理コントローラ

l ServerViewRaid

l 消費電力データ

または、cURL または Visual Basic スクリプトを使用して、生成されたXML ファイルをダウンロードして自動的に評価できます。詳細は、『iRMCS5 - コンフィグレーションとメンテナンス』取扱説明書を参照してください。

図 24: 「レポート」ページ

システムレポート

ダウンロード

レポートの作成とダウンロードを開始します。

保存

レポート情報を含む report.xml ファイルをローカルのダウンロードディレクトリに保存します。

PcSysScan.exe を以下のように使用して、生成された XML ファイルを人間が読める HTML ファイルに変換できます。

PcSysScan.exe -xmltransform report.xml report.html

iRMC S5 Web インターフェース 74

Page 75: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

ブラウザで表示

レポート情報を含む XML ファイルをデフォルトのブラウザに表示します。診断情報収集(PrimeCollect)

「診断情報収集(PrimeCollect)」グループでは、PrimeCollect アーカイブの作成の設定と開始ができます。アーカイブは iRMC SD カードに保存されます。リングバッファの原理により上書きされない、特別な「基準イメージ」を 1 つ定義することができます。

PrimeCollect は、ESXi OS を実行する管理対象サーバでは実行できません。

アーカイブ生成

アーカイブの作成とダウンロードを開始します。

セーブログ

ログファイルの保存を確認するダイアログが開きます。ログファイルがない場合、「セーブログ」ボタンは無効です。

アーカイブを生成しました。

使用できる PrimeCollect アーカイブの一覧を表示します。

参照済みにセット

現在選択しているアーカイブを参照済みアーカイブとして設定します。リストにアーカイブが 1 つしかない場合は、そのアーカイブが自動的に参照済みアーカイブとして使用されます。

削除

選択したアーカイブをリストから削除します。

保存

選択したアーカイブを開いたり保存したりできるファイルブラウザダイアログが開きます。

iRMC S5 Web インターフェース 75

Page 76: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

2.3.8 バックアップリストア

「ツール」メニューの「バックアップリストア」ページでは、iRMC および BIOSのバックアップとリストアの設定を指定できます。

図 25: 「BIOS パラメータ設定のバックアップ/リストア」 ページ

iRMC 構成バックアップリストア

このグループのオプションを使用して、iRMC の現在の設定をファイルに保存します。ファームウェア設定を iRMC に再びロードすることもできます。

iRMC ファームウェア設定を ServerView の XML 形式で保存

データは iRMC から、それぞれ選択するオプションに応じた論理セクションにエクスポートされます。

「上記以外のファームウェア設定」オプションを選択すると、ファームウェアは、まだエクスポートされていない現行のすべての ConfigSpace 値とその他のセクションをエクスポートします。新規に実装された値は、自動的に新しいファームウェアバージョンにエクスポートされます。

保存

ダイアログボックスが開き、ディレクトリとファイル名を選択して、選択した設定を保存できます。

すべて保存

すべての設定を、コンピュータのデフォルトのダウンロード先にある iRMC_settings.pre ファイルに保存します。

iRMC S5 Web インターフェース 76

Page 77: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

ServerView の XML 形式で保存された iRMC ファームウェア設定の読み込み

ServerView® Configuration Manager XML ファイル形式のリストアファイルからiRMC 設定をリストアするパラメータを指定します。

設定ファイル

ダイアログが開き、ServerView® Configuration Manager XML ファイル形式の単一の BIOS パラメータのバックアップを含むファイル(.pre)へ移動できます。

ステージ

この領域には、複数のプロセスステージが表示されます。正常に実行されたステージには「OK」( )がマークされます。

リストア開始

「リストアファイル名」フィールドに指定したファイル名に基づいて、単一のBIOS パラメータ設定のリストアを開始します。

リストアプロセスが開始されると、現在のプロセスの状態が「ステータスのリストア」に表示されます。

BIOS 構成バックアップリストア

「BIOS 構成バックアップリストア」グループには、次のオプションがあります。

l 単一の BIOS パラメータを ServerView® WinSCU XML 形式でバックアップし、バックアップをファイルに保存します。

l 単一の BIOS パラメータ設定をファイルから ServerView® WinSCU XML 形式でリストアします。

デフォルトのバックアッププロセスについての注意事項

l バックアッププロセス中は、すべてのボタンと入力フィールドが無効です。l 管理するサーバの電源が切れている場合は、自動的に投入されます。l サーバの電源が入っている場合は、リブートが必要です。リブートしないと、

バックアッププロセスが「Boot Pending」状態のままになります。l 管理するサーバの電源は、バックアップが完了すると切れます。

パラメータは複数のグループに分類されています。

BIOS パラメータを ServerView® WinSCU XML 形式でバックアップ

BIOS パラメータ設定を ServerView® WinSCU XML 形式でバックアップし、バックアップをファイルに保存するパラメータを提供します。

ステージ

この領域には、複数のプロセスステージが表示されます。正常に実行されたステージには「OK」( )がマークされます。

iRMC S5 Web インターフェース 77

Page 78: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.3 「シール 」メニュー

BIOS パラメータのバックアップ要求

BIOS パラメータ設定の ServerView® WinSCU XML 形式でのバックアップを開始します。バックアップ(「バックアップファイル名」フィールドで指定した名前が使用されます)が iRMC S5 にローカルで保存されます。

バックアッププロセスが開始されると、現在のプロセスの状態が「ステータス」領域に表示されます。

保存

バックアップが iRMC S5 のローカルストレージにある場合にのみ使用可能: ブラウザでダイアログが開き、BIOS バックアップデータの iRMC S5 ローカルのコピーをファイル(<ユーザ指定の名前>.pre)に保存できます。

ServerView® WinSCU XML 形式で保存された BIOS パラメータのリストア

ServerView® WinSCU XML 形式で単一 BIOS パラメータ設定をリストアファイルからリストアするパラメータを指定します。

リストアファイル名

ServerView® WinSCU XML 形式の単一の BIOS パラメータのバックアップが含まれるファイル(.pre)へ移動できるブラウザダイアログが開きます。

ステージ

この領域には、複数のプロセスステージが表示されます。正常に実行されたステージには「OK」( )がマークされます。

リストア開始

「リストアファイル名」フィールドに指定したファイル名に基づいて、単一のBIOS パラメータ設定のリストアを開始します。

リストアプロセスが開始されると、現在のプロセスの状態が「ステータスのリストア」に表示されます。

iRMC S5 Web インターフェース 78

Page 79: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

2.4 「設定」メニュー「設定」メニューの機能を使用して、ベースボードマネジメントコントローラのすべての設定を指定できます。必須パラメータには赤い星印 * が付けられます。

2.4.1 「概要」ページ

「設定」メニューの「概要」ページには、メニューの使用できる機能が表示されます。

図 26: 「概要」ページ

iRMC S5 Web インターフェース 79

Page 80: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

2.4.2 システム

「設定」メニューの「システム」ページで、サーバの各種設定を指定できます。

図 27: 「システム」ページ

サーバの設定は以下のグループに分類されています。

システム資産タグ

「資産タグ設定」フィールドで、管理対象サーバにユーザ固有の資産タグを入力できます。

ユーザ固有の資産タグを使用して、インベントリ番号または選択したその他のID をサーバに割り当てることができます。

Windows 対応システムの場合は、このユーザ固有の資産タグは WMI より自動的に提供されます。資産タグは、社内ツールで評価したり、企業管理システム(CA Unicenter など)の統合に使用できます。

iRMC S5 Web インターフェース 80

Page 81: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

オペレーティングシステム情報

管理対象サーバの OS の情報、および、管理対象サーバで ServerView Agents を使用可能かどうか、または管理対象サーバで ServerView Agentless Service を使用可能かどうかが一覧されます。

ServerView Agent と ServerView Agentless Service がどちらも実行中でない場合は、「オペレーティングシステム情報」グループのすべてのフィールドを編集できます。実行中は編集できません。

ServerView Agents が実行中の場合、ServerView Agents によってすべての値が設定されます。In-band でのみ、値を調整できます。

ServerView Agentless Service が実行中の場合、「場所」と「管理者」の値には ServerView Agentless Service がアクセスできないため、それ以外の値が設定されます。「場所」と「管理者」の値を設定できます。

ESXi CIM Provider を使用できる場合、ServerView Agents として iRMC に接続します。

BIOS アップデート

パラメータは、管理対象サーバの BIOS が該当する機能要件を満たす場合のみ表示されます。

「BIOSアップデート」グループでは、管理対象サーバの BIOS をオンラインアップデートできます。この場合、現在の BIOS イメージを TFTP サーバ上のファイルに提供する必要があります。TFTP を起動すると、BIOS がフラッシュされます。

TFTP サーバ

イメージを含むファイルが格納される TFTP サーバの IP アドレスまたは DNS名。

アップデートファイル

イメージを含むファイル。

iRMC S5 Web インターフェース 81

Page 82: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

BIOS バックアップ設定

このグループでは、BIOS パラメータのバックアップを自動化できます。BIOS パラメータのバックアップを要求すると、管理対象サーバが起動し、現在の BIOS 構成を読み取ります。「自動BIOSパラメータバックアップ 」を有効にすると、BIOS 構成が各ブートプロセス中に自動的に送信されます。そのため、現在の BIOS 構成は常に使用可能で、管理対象サーバの追加のリブートは必要ありません。

BIOS パラメータの自動バックアップを有効にすると、ブートプロセス速度が遅くなります。

パラメータバックアップ有効

BIOS パラメータのバックアップを有効/無効にします。このオプションを変更は、次のシステムブート後に有効になります。このシステムブートは手動で開始する必要があります。

デフォルト : 無効

ステータス

「自動BIOSパラメータバックアップ」の現在の状態を表示します。起動オプション

「起動オプション」グループでは、次回起動時のシステム構成を設定することができます。BIOS がシステムの起動プロセスに割り込んだ場合か、POST フェーズでエラーが発生した場合かを設定できます。

ここで設定するオプションは、次回の起動時にのみ有効になります。その後は、デフォルトのメカニズムがまた適用されます。

POST エラー時の動作

POST 時にエラーが発生した場合の BIOS の動作合を指定します。

オプション 意味次へ POST フェーズ中にエラーが発生しても、起動プロセスを継続し

ます。

起動停止 POST フェーズ中にエラーが発生した場合、起動プロセスを停止します。

起動デバイス選択

起動するストレージメディア。

以下のオプションを選択できます。

オプション 意味変更しない 前と同じストレージメディアからシステムを起動します。

iRMC S5 Web インターフェース 82

Page 83: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

オプション 意味PXE/iSCSI システムをネットワーク上の PXE/iSCSI から起動します。

ハードドライブ

システムを HDD から起動します。

CD-ROM/DVD

システムを CD/DVD から起動します。

フロッピー システムをフロッピーディスクから起動します。

BIOS セットアップ

起動時にシステムが BIOS セットアップに入ります。

ブートタイプ

システムが次回ブート時に開始するブートモードを指定できます。

サーバの OS に応じて、次のオプションを選択できます。

オプション 意味PC 互換( レガシーブート )

システムはレガシー BIOS 互換モードで起動します。

EFIブート システムは UEFI ブートモードで起動します(64 ビット OS のみ)。

次回起動時のみ適用する

設定は次の起動時にのみ適用されます。CPU 使用率モニタ

「CPU 使用率モニタ」は、選択した時間範囲の全体的な CPU 使用率の分析を支援するデータを提供します。収集されたデータはグラフで表示され、平均値が、単一サンプルおよび選択した時間範囲のすべてのサンプルについて、CPU 負荷の最大値、最小値が表示されます。

「CPU 使用率モニタ」は、ホストシステムが稼働している場合のみ、実際のデータサンプルを収集します。ホストが稼働していない場合はデータがシミュレーションされます(30 秒ごとに値が 0 のフェイクサンプルが生成されます)。

「CPU 使用率モニタ」は、Node Manager が CUPS 機能をサポートしているシステムにのみアクセスできます。

CPU 監視を有効にする

指定した時間範囲での監視を有効にします。

iRMC S5 Web インターフェース 83

Page 84: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

2.4.3 ネットワーク制御

「設定」メニューの「ネットワーク制御」ページで、iRMC.のネットワーク設定を指定します。

図 28: 「ネットワーク制御」ページ

ネットワークインターフェース

このグループで、iRMC の Ethernet 設定を指定できます。

イーサネット設定を変更するときは、事前にシステムに責任を持つネットワーク管理者に問い合わせてください。iRMC のイーサネット設定を誤ると、特別な設定ソフトウェア、シリアルインターフェース、または BIOS を使用しないと iRMC にアクセスできなくなります。

「iRMC 設定」権限を持つユーザのみが、イーサネット設定を編集することができます(詳細は、『ユーザ管理』取扱説明書を参照)。

iRMC S5 Web インターフェース 84

Page 85: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

MAC アドレス

iRMC の MAC アドレスが表示されます。

LAN接続速度

ネットワークボンディングが有効な場合、このオプションは無効/非表示です。

LAN 速度には以下のオプションがあります。l 自動検出l 1000 M Bits/s 全二重(サーバハードウェアによって異なる)l 100 M Bits/s 全二重l 100 M Bits/s 半二重

「自動検出」を選択すると、iRMC のオンボード LAN コントローラが、自動的に正しい伝送速度および全二重あるいは半二重方式の接続方法を決定します。

LAN ポート

ネットワークボンディングが有効な場合、このオプションは無効/非表示です。

NIC システムにインストールされた LAN インターフェースは、以下のいずれかとして設定できます。l システムと操作を共有する共有 LANl マネジメント LAN 専用のサービス LAN

最大データ長

TCP/IP 接続で許可される TCP/IP データパッケージの最大パケットサイズ(単位: バイト)(デフォルト: 3000 バイト)。

Bonding 有効

iRMC のネットワークボンディングを有効/無効にします(詳細は、90 ページのiRMC のネットワークボンディングは、Ethernet ネットワークアダプタの故障時の冗長を目的として設計されています。そのため、iRMC ネットワーク管理トラフィックは、単一物理リンクの故障により発生するサービスロスから保護されます。を参照)。

IPv4 設定

「IPv4 設定」グループでは、iRMC の IPv4 設定を行うことができます。

IPv4 設定

IPv4 アドレッシングを有効または無効にします。IPv4 アドレッシングは常にiRMC で有効で、無効にすることはできません。

DHCP

このオプションを有効にすると、iRMC は、ネットワーク上の DHCP サーバから LAN 設定を取得します。

ネットワーク上に DHCP サーバが存在しない場合は、「DHCP」オプ

iRMC S5 Web インターフェース 85

Page 86: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

ションを有効にしないでください。

DHCP オプションを有効にしてもネットワーク上に DHCP サーバが 存在しない場合、iRMC は検索ループを開始します(つまり、DHCP サーバが見つかるまで検索を続けます)。

(設定された)iRMC は、適切に設定された DHCP サーバによって、DNS サーバ に登録できます。

IP アドレス

LAN 内の iRMC の IPv4 アドレス。このアドレスは管理対象サーバの IP アドレスとは異なります。

静的アドレス(「DHCP 有効」オプションが無効)を使用している場合は、ここに IP アドレスを入力できます。そうでない場合(「DHCP 有効」オプションが有効)、iRMC ではアドレスを表示します。

サブネットマスク

LAN 内の iRMC のサブネットマスク

ゲートウェイアドレス

LAN 内のデフォルトゲートウェイの IPv4 アドレスIPv6 設定

「IPv6 設定」グループでは、iRMC の IPv6 設定を自動または手動で行うことができます。

IPv6 設定

iRMC の IPv6 アドレッシングを有効または無効にします。IPv6 アドレッシングを有効にすると「IPv6 設定」グループが表示されます。

現在 IPv6 を使用して iRMC にアクセスしている場合は、IPv6 アドレッシングを無効にできません。

IPv6 手動設定

iRMC の IPv6 手動設定を有効または無効にします。このオプションはデフォルトで有効です。

「IPv6手動設定」が無効の場合、ステートレス自動設定またはステートフルアドレス設定を使用してルータブルな IPv6 アドレスが iRMC に設定されます。l ステートレス自動設定はリンクローカルアドレスを使用します。これは常に

自動的に iRMC に割り当てられ、iRMC が自身の IPv6 アドレスを生成できるようにします。address

l ステートフルアドレス設定では、iRMC は DHCP サーバから IPv6 アドレスを取得します。

iRMC S5 Web インターフェース 86

Page 87: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

「手動 IPv6 設定」オプションが有効な場合、「IPv6 設定」グループには、iRMC にルータブルな IPv6 アドレスを手動で設定可能な追加のパラメータが表示されます。

インターフェイス ID 子ソース

リンクのインターフェースの識別に使用する IPv6 ユニキャストアドレスの、インターフェース識別子のソースを指定します。インターフェース識別子は、サブネットプレフィックス内で一意である必要があります。

オプション 意味指定された静的アドレスの一部

IPv6 アドレスの両方の部分(ネットワークおよびホスト)を設定する必要があります。

EUI-64(MAC アドレスベース)

IPv6 アドレスのネットワークの部分を設定する必要があります。

IPv6 静的アドレス

iRMC の静的 IPv6 アドレス

プレフィックス長

IPv6 プレフィックスの長さ

IPv6 静的ゲートウェイ

LAN 内のデフォルト IPv6 ゲートウェイの静的 IPv6 アドレス現在の IPv6 アドレス

iRMC の現在の IPv6 設定を表示します。

現在の静的アドレス

iRMC の静的 IPv6 アドレスが表示されます。

リンクローカルアドレス

iRMC が接続しているネットワークセグメント(リンク)またはブロードキャストドメイン内部で、通信のみに有効なネットワークアドレスを表示します。IPv6 には、ルーティング可能なアドレスが同時に割り当てられている場合でも、IPv6 プロトコルが有効になっている各ネットワークインターフェース上のリンクローカルアドレスが必要です。

ゲートウェイ

iRMC の静的 IPv6 ゲートウェイが表示されます。DNS

このグループでは iRMC の DNS を有効にできます。これによって、iRMC の設定に IP アドレスではなく具体的な DNS 名を使用できます。

iRMC S5 Web インターフェース 87

Page 88: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

DNS

iRMC の DNS を有効/無効にします。

DNS 設定

このオプションを選択すると、DNS サーバの IP アドレスは DHCP サーバから自動的に取得されます。この場合、最大 3 つの DNS サーバに対応します。

この設定を有効にしない場合、「DNS サーバ」フィールドに最大 3 つの DNSサーバアドレスを手動で入力できます。

DNS ドメイン

「DHCPからDNS構成を取得する」オプションがオフの場合、DNS サーバへの要求に対するデフォルトドメインの名前を指定できます。

DNS 検索パス

1 つ以上のスペース文字で区切られる(部分的修飾)ドメイン名のリスト。DNS 検索リストは、最大 256 文字まで有効です。ドメイン名コンポーネントを含まないホスト名を検索する場合は、「DNS 検索パス」フィールドを使用して検索するドメインを指定します。

DNS サーバ 1 / 2 / 3

「DHCP から DNS 構成を取得する」オプションが無効な場合、ここで、最大5 つの DNS サーバ名を入力できます。

DNS リトライ

DNS リトライ回数

DNS タイムアウト

iRMC が DNS 応答を待機する時間(秒単位)DNS 登録名

このグループでは、iRMC のホスト名を設定し、DNS を動的に使用します。動的DNS によって、DHCP サーバはネットワークコンポーネントの IP アドレスとシステム名を DNS サーバに自動的に渡して、識別を容易にできます。

DNS 登録名

iRMC の DNS 名の設定方法を指定します。

オプション 意味なし iRMC に名前を登録しません。

DHCP アドレスをDNS に登録

DHCP サーバを使用して iRMC と DNS を登録するための、DHCP サーバへの DHCP 名の転送を有効または無効にします。

iRMC S5 Web インターフェース 88

Page 89: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

オプション 意味DHCP による完全修飾ドメイン名をDNS へ登録

IPv4 アドレッシングのみ: DHCP サーバを使用してiRMC と DNS を登録するための、DHCP サーバへのFQDN の転送を有効/無効にします。

DNS アップデート有効

動的 DNS を使用した DNS レコードのアップデートを有効または無効にします。

セキュアではない DNS のみがサポートされます。

iRMC 名の使用

「iRMC 名」入力フィールドに指定された iRMC 名が、サーバ名の代わりにiRMC に使用されます。

iRMC 名

サーバ名の代わりに、iRMC S5 向け DHCP に渡された iRMC S5 名。関連するオプションによって異なりますが、iRMC 名が DNS 名の一部として使用されます。

MAC アドレスを使用

iRMC の MAC アドレスの最後の 3 バイトが iRMC の DHCP 名に付加されます。

拡張子を使う

「拡張子を付加する」入力フィールドに指定された拡張名が、iRMC の DHCP名に付加されます。

拡張子を付加する

iRMC の拡張子名。

DNS 名

iRMC に設定された DNS 名を表示します。

DNSレコード更新

DNS リストの iRMC レコードを更新します。

DNSレコード削除

DNS リストの iRMC レコードを削除します。VLAN 構成

このグループで、iRMC の LAN 設定を指定できます。

VLAN

iRMC の VLAN サポートを有効/無効にします。

iRMC S5 Web インターフェース 89

Page 90: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

VLAN ID

iRMC が属する仮想ネットワーク(VLAN)の ID。許容される値の範囲: 1 ≤ VLAN ID ≤ 4094。

VLAN プライオリティ

「VLAN ID」で指定された VLAN における iRMC S5 の VLAN プライオリティ。

許容される値の範囲: 0 ≤ VLAN Priority ≤ 7(デフォルト: 0)。プロキシサーバ

このグループで、プロキシサーバの設定を指定します。この設定は、アップデートリポジトリ(詳細は 52 ページの 更新を参照)または AIS Connect サーバ(詳細は 40 ページの AIS Connectを参照)への接続を確立する場合に使用できます。

アドレス

プロキシサーバの IP アドレス

iRMC について DNS をアクティブにできます(詳細は、87 ページの DNSを参照)。IP アドレスの代わりに、具体的な名前を使用できます (DNSを参照)。

ポート

プロキシサービスの ポート。

デフォルトポート番号: 81

ユーザ名

プロキシサーバでの認証用のユーザ名。

パスワード

プロキシサーバでの認証用のパスワード。

確認用パスワード

入力したパスワードを確定します。

iRMC のネットワークボンディングは、Ethernet ネットワークアダプタの故障時の冗長を目的として設計されています。そのため、iRMC ネットワーク管理トラフィックは、単一物理リンクの故障により発生するサービスロスから保護されます。

iRMC はアクティブバックアップモデルのみサポートします。つまり、リンクが故障するまで 1 つのポートがアクティブで、もう 1 つのポートは MAC を引き継いでアクティブになります。

iRMC ネットワークボンディングでは、LAN スイッチを同じネットワーク内に配置する必要があります。その他に、iRMC ネットワークボンディングには特別なスイッチ構成は必要ありません。

iRMC S5 Web インターフェース 90

Page 91: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

ネットワークボンディングは、有効な場合であっても、フロント LANがアクティブになると保留されます。フロント LAN がアクティブ化され、事前に定義された IPアドレス 192.168.1.1 でアクセスできます。この状況が発生すると、対応する注記が Web インターフェースに表示されます。

ただし、ボンディングの設定および設定の変更は可能です。設定は、フロント LANが非アクティブ(「リンクダウン」)になると有効になります。つまり、ボンディングモードは、現在設定されているボンディング設定に基づいて再びアクティブになります。

図 29: IP ボンディング有効

1. ボンディングがアクティブになると、現在使用されている LAN ポート(ここでは Management LAN)がアクティブポートになり、「Active Port」フィールドに表示されます。セカンド LAN ポート(ここではオンボード共有 LAN)がバックアップポートになります。

2. 現在アクティブなポート(ここでは Management LAN)が非アクティブになり(「リンクダウン」)、セカンドポート(ここではオンボード共有 LAN)はアクティブになります。

注意事項:

ブレードサーバは iRMC のボンディングモードをサポートしません。2 つの共有LAN ポート間に自動フェイルオーバーメカニズムを使用して、冗長ネットワーク機能を保証します。

iRMC S5 Web インターフェース 91

Page 92: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

2.4.4 サービス

「設定」メニューの「サービス」ページで、iRMC のインターフェースなど、各種のサービスを設定できます。

図 30: サービス」ページ

サービス設定は複数のグループに分類されています。

Web アクセス

このグループでは、ポートとネットワークサービスの設定を表示し、変更できます。

ネットワークポート

このグループでは Web アクセスのポートを選択します。

HTTP ポート

iRMC の HTTP ポート

デフォルトポート番号: 80

変更可能 : 可能

デフォルトで有効 : 対応

通信方向 : inbound および outbound

HTTPS ポート

iRMC の HTTPS (HTTP Secure)ポート

デフォルトポート番号: 443

変更可能 : 可能

iRMC S5 Web インターフェース 92

Page 93: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

デフォルトで有効 : 対応

通信方向 : inbound および outbound

HTTPS 使用方法

「HTTPS 接続のみ有効」オプションを有効にした場合、入力フィールドに指定した HTTPS ポートでのみ iRMC への安全な通信を確立することができます。

「HTTPS 接続のみ有効」オプションを無効にした場合、入力フィールドに指定した HTTP ポートで iRMC への非安全な通信を確立することができます。

セキュリティプロトコル

このグループではセキュア Web アクセスのプロトコルを選択します。プロトコルを選択しないと、TLS V1.0 が使用されます。

SSLv3有効

SSL V3 を使用して HTTP セッションを許可

SSL 証明書の期限が切れていると、その旨のメッセージがブラウザに出されます。

TLS 1.0有効

TLS V1.0 を使用して HTTP セッションを許可(デフォルト)

TLS 1.1有効

TLS V1.1 を使用して HTTP セッションを許可

TLS 1.2有効

TLS V1.2 を使用して HTTP セッションを許可

セッションタイムアウト時間

通信していない期間(秒)が設定値を経過すると自動的にセッションが閉じられます。iRMC Web インターフェースのログインページが表示され、必要に応じて再びログインできます。

「セッションタイムアウト」より短いリフレッシュ間隔を「自動リフレッシュ間隔」フィールドに入力した場合、「セッションタイムアウト」に設定された時間が経過してもアクティブなセッションは自動的に閉じません。

コンソールアクセス

このグループでは、管理対象サーバ所のテキストベースのアクセスの構成を表示し、設定を変更できます。

Telnet ドロップアウト時間

通信していない期間(分)が設定値を経過すると、自動的に Telnet/SSH 接続が切断されます。

iRMC S5 Web インターフェース 93

Page 94: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

Telnet

このグループでは、Telnet 経由のテキストベースのアクセスを設定します。

Telnet 有効

このオプションを有効にした場合、ユーザは、対応する入力フィールドに指定した Telnet ポートで、iRMC への接続を確立することができます。

ポート

iRMC の Telnet ポート

デフォルトポート番号: 3172

変更可能 : 可能

デフォルトで有効 : 非対応

通信方向 : inbound および outboundSSH

このグループでは、SSH 経由のテキストベースのアクセスを設定します。

SSH 安全レベル

このオプションを有効にした場合、ユーザは、対応する入力フィールドに指定した SSH ポートで、iRMC への接続を確立することができます。

ポート

iRMC の SSH(Secure Shell)ポート

デフォルトポート番号: 22

変更可能 : 可能

デフォルトで有効 : 対応

通信方向 : inbound および outbound

SSH 安全レベル

「SSH 認証モード」が「login using key」に設定されている場合、SSH による認証のセキュリティレベルを指定します。以下のレベルがあります。

セキュリティレベル

意味

弱い さまざまな暗号スイート、kexAlgorithms、データ整合性(MAC)を暗号化認証で受理します。

中間 暗号化の手段はサブセットに限定されます。

強い 暗号化の手段は定義されたセットに限定されます。

SSH サブシステムを設定した結果、設定ファイルは変更され、SSH デーモンが再起動します。

iRMC S5 Web インターフェース 94

Page 95: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

SSH 認証モード

認証方式として、パスワードまたは秘密鍵を指定します。IPMI アクセス

IPMI-over-LAN は、IPMI 規格での LAN インターフェースの仕様です。この仕様は、iRMC - encapsulated in RMCP データパッケージにカプセル化された iRMCとの IPMI の送受信を規定します。これらの RMCP データパケットは IPv4 またはIPv6 の UDPを使用して Ethernet LAN 接続で転送されます。

RCMP は、OS を実行せずに、状態内でシステムステータスの管理をサポートします。

このような接続のインターフェースは、iRMC の統合 LAN コントローラで提供されます。

IPMI over LAN有効

このオプションはデフォルトで有効です。

IPMI over LAN 機能を無効にできます。Simple Service Discovery Protocol (SSDP)

iRMC は、ネットワーク内のサーバの初回検出段階で、Redfish 経由で SSDP プロトコルを使用します。SSDP 経由でサーバを検出しない場合は、

自動検出機能を無効にできます。

Enable SSDP

このオプションはデフォルトで有効です。

SSDP 経由での自動検出を無効にできます。ビデオリダイレクション(AVR)

「ビデオリダイレクション(AVR)」グループでは、AVR セッション中に適用される各種オプションを指定します。

HTML5 ビューア

ビデオリダイレクションに使用されるメディアを指定します。l オプションをオンにすると、HTML5 経由での AVR が使用されますl オプションをオフにすると、Java Applet 経由での AVR が使用されます

両方のエレメントがブラウザウィンドウで開き、AVR が表示されます。

現在の AVR ウィンドウタイトル

AVR タイトルバーに表示する AVR タイトルバーを表示します。

AVR タイトル

AVR タイトルバーに表示するタイトルを選択します。

AVR タイトルには以下の事前に定義された変数を使用できます。

iRMC S5 Web インターフェース 95

Page 96: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

%USER%, %BMC,_NAME%, %BMC_IP%, %CHASSIS_TYPE%,%SYSTEM_TYPE%, %SYSTEM_SERIAL%, %SYSTEM_NAME%,%SYSTEM_IP%, %SYSTEM_OS%, %ASSET_TAG%

既定のマウスモード

デフォルトマウスモード(「絶対マウスモード、「相対マウスモード」、「その他のマウスモード」のいずれか)を指定します。

デフォルト:「絶対マウスモード」。

サーバ側モニタの表示オフ制御

サーバ側モニタの現在の状態は AVR の「ビデオ」メニューに示され、AVRツールバーの右から 2 番目のアイコンを使用して表示されます。

iRMC の「サーバ側モニタの表示オフ制御」機能を有効/ 無効にします。

オプション 意味

有効 「サーバ側モニタの表示オフ制御」機能を有効にします。AVRセッションのフルアクセスモードでは、サーバのサーバ側モニタのオン/ オフをリモートワークステーションから切り替えることができます。

無効 「サーバ側モニタの表示オフ制御」機能を無効にします。つまり、サーバ側モニタは常にオンになり、オフに切り換えることはできません。

AVR開始時の自動オフ

このオプションは、「サーバ側モニタの表示オフ制御」機能が有効な場合のみ有効です。

このオプションを有効にした場合、サーバ側モニタの電源は、AVRセッションが開始されるとセッション中に自動的にオフになります。「サーバ側モニタの表示オフ制御」が有効な同時セッションがない場合、AVR セッションが終了すると、サーバ側モニタの電源が再び自動的にオンになります。

同時 AVR セッションAVR セッション中にサーバ側モニタの電源をオンにしても、新しい同時 AVR セッションが開始されると、サーバ側モニタの電源は再び自動的にオフになります。

すべての AVR セッションが閉じると、再び自動的にサーバ側モニタがオンに切り替わります。

更新とデプロイメント

このグループで、eLCM アップデートリポジトリのオプションを指定できます。

iRMC S5 Web インターフェース 96

Page 97: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

更新

リポジトリの場所

eLCM アップデートに使用するアップデートリポジトリの URL

デフォルト: https://support.ts.fujitsu.com

プロキシサーバ

プロキシサーバを使用するかどうかを指定します。プロキシ設定は「ネットワーク制御」ページのプロキシサーバ」グループで設定および変更できます。詳細については、84 ページの ネットワーク制御を参照してください。

デフォルトリポジトリ

リポジトリの場所をデフォルトに設定します(https://support.ts.fujitsu.com)。

デプロイメント

リポジトリの場所

eLCM アップデートに使用するデプロイメントリポジトリの URL。

デフォルト: https://webdownloads.ts.fujitsu.com

プロキシサーバ

プロキシサーバを使用するかどうかを指定します。プロキシ設定は「ネットワーク制御」ページのプロキシサーバ」グループで設定および変更できます。詳細については、84 ページの ネットワーク制御を参照してください。

デフォルトリポジトリ

リポジトリの場所をデフォルトに設定します(https://webdownloads.ts.fujitsu.com)。

BIOS コンソールリダイレクション

「BIOS コンソールリダイレクション」グループで、テキストコンソールリダイレクションを設定して開始できます。テキストコンソールのリダイレクションは、 BIOSでも設定できます。

コンソールリダイレクション

コンソールリダイレクションを有効または無効にします。

OS でも、BIOS 設定にかかわらず、テキストコンソールのリダイレクションを許可することができます。

コンソールリダイレクションポート

コンソールリダイレクションのシリアルポートを指定します。

シリアルポート ボーレート

次のボーレートが設定可能です:9600、19200、38400、57600、115200。

iRMC S5 Web インターフェース 97

Page 98: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

シリアルポートフロー制御

次の設定が可能です。

オプション 意味なし フロー制御を行いません。

XON/XOFF(Software) 通信制御がソフトウェアによって行われます。

CTS/RTS(Hardware) 通信制御がハードウェアによって行われます。

端末エミュレーション

次の端末エミュレーションを使用できます。

VT100 8Bit、ANSI 8 Bit、VT100+、UTF8

シリアルポート ボーレート

マルチプレクサの設定との整合性を確認します。l Serial:システムl LAN: iRMC

バーチャルメディア

仮想メディア機能によって、物理的にネットワーク内の任意の場所に存在できる、仮想ドライブ(フロッピードライブまたは CD-ROM)を管理対象サーバで使用できるようになります。仮想ドライブとして、物理デバイス(フロッピー、HDD、CD-ROM/DVD-ROM)あるいは ISO イメージ(イメージファイル)を使用することができます。イメージファイルはネットワークドライブ(たとえば、D ドライブの場合「D:」ドライブ文字を使用)でも構いません。詳細については、65 ページのバーチャルメディアを参照してください。

iRMC 機能のバーチャルメディアを使用するには、ライセンスキーが必要です(詳細は、29 ページの システムの概要を参照)。

USB 接続モード

仮想メディアの接続モード。

以下のモードを選択できます。

オプション 意味常に 仮想メディアは常にサーバに接続されます。

自動接続 仮想メディアセッションが開始したときのみ仮想メディアをサーバにアタッチします。

切り離し アタッチした仮想メディアをサーバから切り離します。

iRMC S5 Web インターフェース 98

Page 99: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

フロッピーデバイス数

仮想メディアセッションで使用されるフロッピーデバイスの最大数。0~4 台のフロッピーデバイスを設定できます。デフォルトは 0 です。

フロッピーデバイスがある場合に番号を入力すると、「ツール」メニューの「バーチャルメディア」ページで、リモートフロッピーデバイスとして指定できます。

CD/DVD デバイス数

仮想メディアセッションで使用される CD/DVD デバイスの最大数。最大 4 つのCD/DVD デバイスを設定できます。デフォルトは 2 です。

CDまたはDVDデバイスがある場合に番号を入力すると、「ツール」メニューの「バーチャルメディア」ページで、リモート CD/DVD デバイスとして指定できます。

ハードディスクデバイス数

仮想メディアセッションで使用可能なハードディスクデバイスの最大数。最大 4つのハードディスクデバイスを設定できます。デフォルトは 1 です。

HD デバイスがある場合に番号を入力すると、「ツール」メニューの「バーチャルメディア」ページで、リモート HD デバイスとして指定できます。

リモートイメージマウント

ネットワークのサーバ上の CD/DVD、フロッピー、ハードディスク ISO イメージにアクセスする、リモートイメージマウントを有効/無効にします。

SNMP

「SNMP」グループでは、次の SNMP MIB で SNMP v1/v2c および SNMPv3 をサポートする iRMC の SNMP サービスを設定できます。

l MIB-2.MIB 別名 RFC1213.MIBl STATUS.MIBl OS.MIBl SC2.MIB

SNMP

iRMC S5 で SNMP サービスを有効/無効にします。

SNMP サービスが有効な場合、これらの MIB によって提供される情報をSNMP Manager を実行中のシステムで使用できます。SNMPv3 は、SNMPv1 または SNMPv2c よりも高いセキュリティレベルを提供します。

SNMP パラメータは複数のグループに分類されています。

SNMP 一般構成

SNMP ポート

SNMP サービスがリスニングしているポート(通常 UDP 161)。

iRMC S5 Web インターフェース 99

Page 100: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

SNMP プロトコル

使用する SNMP プロトコルバージョン各ユーザについて、SNMP を使用できるかどうかを指定できます(詳細は、120 ページの 「ローカルユーザーアカウントの追加」/「ローカルユーザーアカウントの編集」ダイアログを参照)。

オプション 意味全プロトコルサポート(SNMPv1/v2c/v3)

SNMP サービスをすべての SNMP プロトコルバージョン(SNMP v1/v2c/v3)で使用できます。

SNMPv3 のみ SNMPv3 のみ使用できます。

次の 2 つのオプションは、「SNMP プロトコルl」に「All(SNMPv1/v2c/v3)」が選択されてる場合のみ表示されます。

SNMPv1/v2c コミュニティ名

SNMP v1/v2c の場合のコミュニティ文字列。

コミュニティ文字列には次の文字を含めることができます:

A-Z、a-z、0-9(*/:,_?=-@&)%!

空白文字は使用できません。

SNMP の用語では、「コミュニティ」とは 1 つまたは複数のプラットフォームからなるグループを指します。各コミュニティはコミュニティ文字列で識別されます。コミュニティ文字列は、各 SNMP リクエストの非暗号化コンポーネントで、関連する通信のメンバーとしてリクエストの送信者を識別します。そのため、SNMP GET リクエストの権限はこのコミュニティ文字列で制御されます。コミュニティ文字列により、シンプルな権限メカニズムを SNMP で使用できます。

コミュニティ文字列は SNMP メッセージで暗号化されずに送信されるので、認証されずに使用されるリスクが常に伴います。このことは、SNMP を使用する場合にセキュリティの面で問題となる可能性があります。一方、ほとんどのコミュニティはいずれの場合でもプリセットされたコミュニティ文字列を使用します。

SNMPv1/v2c 権限

SNMP コミュニティの権限。SNMPトラップ送信先

このグループで、SNMP トラップアラートの設定を指定できます。トラップは、SNMP が有効か無効かに関係なく送信されます。SNMPv1 / v2c および SNMPv3トラップをサポートする net-snmp インターフェースを使用して送信されます。

SNMP トラップを最大 7 つの SNMP サーバに送信する機能をサポートしています

iRMC S5 Web インターフェース 100

Page 101: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

各ユーザについて、SNMP を使用できるかどうかを指定できます(詳細は、120ページの 「ローカルユーザーアカウントの追加」/「ローカルユーザーアカウントの編集」ダイアログを参照)。

SNMP コミュニティ

SNMP コミュニティ名

SNMP

SNMPv3 トラップ送信先に定義済みの SNMPv3 ユーザ

エンジンID

エンジン ID を使用して SNMPv3 トラップを送信します。RFC3411 に従って変更できます。この ID は、通信中の SNMPv3 Agent と Manager のセットに対して一意である必要があります。エンジン ID のルールは以下のとおりです。l 5 オクテット以上 32 オクテット以下の長さである必要があります。各オク

テットに 0 ~ 255(16進数 : 0x00 ~ 0xff)の値を含めることができます。

l SNMP の エンジンID をすべて 0 または 255(16進数 : 0xff)に設定しないでください。

l 「エンジンID」が 0 で始まる場合、長さが 12 オクテットである必要があります。

l 各「エンジンID」の SNMP トラップレシーバ設定に createUser ディレクティブが必要です。

SNMP サーバ 1 ~ 7

このコミュニティに属するサーバの DNS 名または IP アドレス。トラップ受信に使用される SNMP プロトコルバージョンと共に、トラップ送信先として構成されます。

プロトコル

使用する SNMP プロトコルバージョン

テスト

SNMP サーバへの接続をテストします。Email警告送信

「Email 警告送信」グループを使用して、Email 警告送信の設定を行うことができます。

2 つのメールサーバの設定がサポートされます。Email 警告送信は各ユーザに個別に指定できます(詳細は、120 ページの 「ローカルユーザーアカウントの追加」/「ローカルユーザーアカウントの編集」ダイアログを参照)。

iRMC S5 Web インターフェース 101

Page 102: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

Email警告送信

Email 警告送信を有効または無効にします。このグループのオプションは、このオプションをオンにした場合にのみ有効になります。

SMTP 設定

SMTP リトライ回数

SMTP のリトライ回数(値範囲: 0 ~ 7)

SMTP リトライ間隔

SMTP リトライの間隔(最大 255 秒)

SMTP 応答待ち時間

SMTP 応答のタイムアウト(秒)(値範囲: 10 ~ 300)プライマリ SMTP サーバ設定

「プライマリ SMTP サーバ設定」グループを使用して、プライマリサーバ(SMTPサーバ)の設定を行うことができます。

アドレス

メールサーバの IP アドレス。

iRMC について DNS をアクティブにできます(詳細は、84 ページの ネットワーク制御を参照)。IP アドレスの代わりに、具体的な名前を使用できます(DNSを参照 )。

ネットワークポート

メールサーバの SMTP ポート番号。

認証タイプ

iRMC をメールサーバに接続する際の認証方式を選択します。

オプション 意味

なし 接続に認証を使用しません。

認証を行う(RFC 2554)

RFC 2554 準拠の認証:SMTP サーバの認証方式の拡張です。

この場合は、以下の情報が必要です。

認証ユーザ名 メールサーバでの認証用のユーザ名。

認証パスワード メールサーバでの認証用のパスワード。

パスワード確認 入力したパスワードを確定します。

認証ユーザ名

メールサーバでの認証用のユーザ名。

iRMC S5 Web インターフェース 102

Page 103: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

認証パスワード

メールサーバでの認証用のパスワード。

パスワード確認

入力したパスワードを確定します。

EHLO/HELO による FQDN

EHLO/HELO でのFQDN の送信を有効/無効にします。

暗号化(SSL)

設定されているネットワークポートによっては、iRMC が直接 SSL 接続(SMTPS レガシーポート 465)を確立したり、STARTTLS キーワードの有無を確認します(その他の設定されたネットワークポート)。l MTP サーバからのレスポンスに STARTTLS が存在する場合、iRMC は既

存のネットワーク接続の TLS に切り替えます。l 「STARTTLS」が存在しない場合、E-mail は既存の接続を介して暗号化せ

ずに送信されます

E-mail は SSL 暗号化されて送信されます。

SSL 証明書を検証する

SMTP サーバからの SSL 証明書は、iRMC に保存された CA 証明書と照合されます(たとえば、この CA で SMTP サーバ証明書を発行/署名を行う必要があります)。

セカンダリ SMTP サーバ設定

「セカンダリ SMTP サーバ設定」グループを使用して、セカンダリサーバ(SMTPサーバ)の設定を行うことができます。

アドレス

メールサーバの IP アドレス。

iRMC について DNS をアクティブにできます(詳細は、84 ページの ネットワーク制御を参照)。IP アドレスの代わりに、具体的な名前を使用できます(DNSを参照 )。

ネットワークポート

メールサーバの SMTP ポート番号。

認証タイプ

iRMC をメールサーバに接続する際の認証方式を選択します。

オプション 意味

なし 接続に認証を使用しません。

iRMC S5 Web インターフェース 103

Page 104: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

オプション 意味

認証を行う(RFC 2554)

RFC 2554 準拠の認証:SMTP サーバの認証方式の拡張です。

この場合は、以下の情報が必要です。

認証ユーザ名 メールサーバでの認証用のユーザ名。

認証パスワード メールサーバでの認証用のパスワード。

パスワード確認 入力したパスワードを確定します。

認証ユーザ名

メールサーバでの認証用のユーザ名。

認証パスワード

メールサーバでの認証用のパスワード。

パスワード確認

入力したパスワードを確定します。

EHLO/HELO による FQDN

EHLO/HELO でのFQDN の送信を有効/無効にします。

暗号化(SSL)

設定されているネットワークポートによっては、iRMC が直接 SSL 接続(SMTPS レガシーポート 465)を確立したり、STARTTLS キーワードの有無を確認します(その他の設定されたネットワークポート)。l MTP サーバからのレスポンスに STARTTLS が存在する場合、iRMC は既

存のネットワーク接続の TLS に切り替えます。l 「STARTTLS」が存在しない場合、E-mail は既存の接続を介して暗号化せ

ずに送信されます

E-mail は SSL 暗号化されて送信されます。

SSL 証明書を検証する

SMTP サーバからの SSL 証明書は、iRMC に保存された CA 証明書と照合されます(たとえば、この CA で SMTP サーバ証明書を発行/署名を行う必要があります)。

E-mail送信フォーマット

「E-mail 送信フォーマット」グループでは E-mail フォーマットに関する設定を行うことができます。各ユーザのメールフォーマットを「Add/Edit User Account」ダイアログで指定します(詳細は、120 ページの 「ローカルユーザーアカウントの追加」/「ローカルユーザーアカウントの編集」ダイアログを参照)。

iRMC S5 Web インターフェース 104

Page 105: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

以下の Email フォーマットがサポートされています。

l 標準l 題名固定l ITS フォーマットl SMS フォーマット

E-mail フォーマットによっては、入力できない項目があります。

送信元

iRMC 送信者を識別する情報です。すべての E-mail フォーマットに有効です。

ここで入力した文字列に「@」が含まれている場合、文字列は有効な E-mail アドレスと解釈されます。そうでない場合、有効な Email アドレスとして「admin@<ip-address>」が使用されます。

題名

アラートメールの固定件名。

「決定されたフォーマット」の電子メール形式についてのみ有効です。

メッセージ

メッセージのタイプ(E-mail)。

「決定されたフォーマット」の電子メール形式についてのみ有効です。

管理者名名前

担当の管理者名(オプション)。

ITS メール形式についてのみ有効です。

管理者名電話番号

担当の管理者の電話番号(オプション)。

ITS メール形式についてのみ有効です。

国コード

ISO 3166、 ISO 3166 alpha 2 に基づくアルファベット 2 文字の国コード。

顧客 ID

顧客識別子

送信元サーバ URL

特定の条件で、サーバがアクセスできる URL。これは手動で入力する必要があります。

「標準」メール形式についてのみ有効です。

スクリーンショット添付

「Critical O/S Stop」イベントの場合に iRMC で自動的に生成されたスクリーンショットが対応する「Critical O/S Stop」イベント E-Mail に添付されます。

iRMC S5 Web インターフェース 105

Page 106: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

スクリーンショットの生成は、さまざまな理由で失敗することがあります(サポートされていないグラフィックモードの場合など)。そのため、スクリーンショットを遅くても 45 秒以内に使用できない場合は、添付なしで E-Mail が送信されます。

AIS Connect

このグループでは AIS Connect 設定を指定できます。

「適用」をクリックすると、設定が iRMC の永続メモリに保存されます。これにより、次の場合に設定が使用できるようになります。

l ページが更新された後l iRMC Web インターフェースを閉じて、もう一度開いた後l 停電時

国名

AIS Connect RP 国を定義します。

プロキシサーバ

HTTP プロキシサーバを使用するかどうかを指定します。プロキシサーバの設定は、「ネットワーク設定」グループの「プロキシ設定」ページで行うことができます(詳細は、84 ページの ネットワーク制御を参照)。

接続テスト

Fujitsu の Service System への接続をテストします。

2.4.4.1 テキストコンソールリダイレクション

管理対象サーバのオペレーティングシステムによっては、 BIOS / UEFI POSTフェーズ後もコンソールリダイレクションの使用を継続することができます。

必要条件: 「BIOS コンソールリダイレクション」グループの「コンソールリダイレクション」オプションは「コンソールリダイレクションを有効にする」に設定する必要があります。詳細は 92 ページの サービスを参照してください。

管理対象サーバで PRIMERGY ServerView Suite 診断ソフトウェアを起動する場合は、コンソールリダイレクションを使用して PRIMERGY ServerView Suite 診断を操作することができます。

Windows Server 2008 / 2012

Windows Server 2008 / 2012 では、POST フェーズ後、自動的にコンソールリダイレクションを使用できます。さらに設定を行う必要はありません。オペレーティングシステムの起動中に、Windows Server 2008 SAC コンソール/Windows Server 2012 SAC コンソールに切り替わります。

iRMC S5 Web インターフェース 106

Page 107: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

Linux

設定は使用される OS に既存します。お使いの OS のマニュアルを参照して、シリアルコンソールを COM に出力するように設定します。

2.4.4.2 Java を使用した AVR の開始

iRMC 機能のビデオリダイレクションを使用するには、ライセンスキーが必要です(詳細は、29 ページの システムの概要を参照してください)。

1. 「設定」メニューで、「サービス」ページを開きます。2. 「ビデオリダイレクション(AVR)」グループで「Java Applet による

HTML5 を優先」をオフにします。3. 「適用」をクリックして変更を送信します。

4. タイトルバーで、 をクリックしてコンテキストメニューを開きます。5. 「ビデオリダイレクションの開始」を選択して、AVR セッションを開始しま

す。

ビデオリダイレクションのための Java アプレットが開始されます。別のリダイレクションセッションが実行されている場合、両方のセッションが「AVR 実行中セッション表」に表示されます。

2.4.4.3 HTML5 を使用した AVR の開始

iRMC 機能のビデオリダイレクションを使用するには、ライセンスキーが必要です(詳細は、29 ページの システムの概要)。

1. 「設定」メニューで、「サービス」ページを開きます。2. 「ビデオリダイレクション(AVR)」グループで「Java Applet による

HTML5 を優先」を選択します。3. 「適用」をクリックして変更を送信します。

4. タイトルバーで、 をクリックしてコンテキストメニューを開きます。5. 「ビデオリダイレクションの開始」を選択して、AVR セッションを開始しま

す。

デフォルトのブラウザが開き、管理対象サーバの画面が表示されます。別のリダイレクションセッションが実行されている場合、両方のセッションが「AVR 実行中セッション表」に表示されます。

iRMC S5 Web インターフェース 107

Page 108: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

2.4.5 通知情報設定

「設定」メニューの「通知情報設定」ページで、iRMC ユーザおよび認証方法の設定を指定できます。

l LDAPl CAS

図 31: 「ユーザ管理」ページ

ユーザ設定は複数のグループに分類されています。

iRMC ローカルユーザーアカウント

「iRMC ローカルユーザーアカウント」グループには、設定されたユーザに関する情報が表示されます。各行には、設定されたユーザに関するデータが含まれます。

関連するユーザ名の横の をクリックすると、ポップアップが開き(詳細は、116 ページの iRMC のユーザを参照)、該当するユーザの現行の設定が表示されます。

編集

「ローカルユーザーアカウントの追加」ダイアログが開き、選択したユーザのパラメータを変更できます(詳細は、120 ページの 「ローカルユーザーアカウントの追加」/「ローカルユーザーアカウントの編集」ダイアログを参照)。

削除

選択したユーザを確認後に削除します。

iRMC S5 Web インターフェース 108

Page 109: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

追加

「ローカルユーザーアカウントの追加」ダイアログが開き、新規ユーザのパラメータを設定できます(詳細は、120 ページの 「ローカルユーザーアカウントの追加」/「ローカルユーザーアカウントの編集」ダイアログを参照)。

LDAPプロトコル

このグループのオプションは、「LDAP 有効化」オプションがオンの場合にのみアクティブです。

次の文字は LDAP 上で文字列を検索するためのメタキャラクタとして予約されています: *, \ , &, |, !, =, <, >, ~, : したがって、ユーザはこれらの文字をRDN の要素として使用することはできません。

ディレクトリサービス構成設定

LDAP サポート

iRMC の LDAP 経由の認証を有効/無効にします。

「LDAP 有効化」がオンの場合、ログイン情報は、常に SSL 暗号化されてWeb ブラウザと iRMC の間で送信されます(詳細は、25 ページの ログインを参照)。

LDAP SSL

iRMC とディレクトリサーバ間のデータ転送を SSL 暗号化するかどうかを指定します。

「LDAP SSL 有効化」は、iRMC S5 Web インターフェースページが開くときに SSH で保護されるかどうかには影響ありません。

「LDAP SSL有効化 」は、ドメインコントローラ証明書がインストールされている場合にしか有効にできません。

ローカル ID でのログイン

このオプションを有効にした場合、iRMC のローカルユーザ認証はロックされ、ディレクトリサービスによるユーザ認証のみが無効になります。

「ローカル ID でのログインを無効にする」が有効になっていて、ディレクトリサービスへの接続が不可能な場合、iRMC へのログインはできなくなります。

ディレクトリサーバタイプ

使用するディレクトリサーバのタイプ。選択内容に応じて、ページのフィールドは異なります。

以下のディレクトリサービスがサポートされます。l Microsoft Active Directoryl Novell eDirectoryl OpenLDAP

iRMC S5 Web インターフェース 109

Page 110: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

l OpenDS / OpenDJ / ApacheDSプライマリ LDAP Server

使用する LDAP ディレクトリサーバ。

サーバ

LDAP サーバの IP アドレスまたは DNS 名

ネットワークポート

LDAP サーバの LDAP ポート

SSL ネットワークポート

LDAP サーバのセキュアな LDAP ポート。バックアップ LDAP Server

バックアップサーバとして運用され、プライマリ LDAP サーバが故障した場合のディレクトリサーバとして使用される LDAP ディレクトリサーバ。

サーバ

LDAP サーバの IP アドレスまたは DNS 名

ネットワークポート

LDAP サーバの LDAP ポート

SSL ネットワークポート

LDAP サーバのセキュアな LDAP ポート。ディレクトリ構成設定

選択したディレクトリサーバタイプに応じて、関係のないパラメータは無効になります。

認証タイプ

使用される認証タイプを指定します。2 つの方法があります。

オプション 意味LDAPサーバー上のサバービューLDAPグループ

認証設定が LDAP サーバの SVS 構造にある ServerView 固有のLDAP グループが、ユーザ権限の判定に使用されます(詳細は、『User Management in ServerView』取扱説明書を参照)。

iRMC S5 Web インターフェース 110

Page 111: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

オプション 意味iRMCの権限設定による標準LDAPグループ

LDAP サーバの ServerView 固有の SVS 構造は使用されません。代わりに、ユーザが属する標準 LDAP グループによってユーザ認証が確認されます。この標準 LDAP グループの iRMC 固有のユーザ権限は、iRMC にてローカルで設定する必要があります。このため、「ディレクトリサービスユーザグループ情報」グループが表示されます(詳細は、129 ページの 「Add/EditLDAP User Group」ダイアログを参照)。

この方法ではグループネスティングをサポートします。このため、標準 LDAP グループに割り当てたすべての iRMC 固有のユーザ権限は、ネストされたグループに自動的に継承されます。

組織名

このオプションは、「権限タイプ」オプションが「LDAP サーバー上のサーバービュー LDAP グループ」に設定されている場合にのみ、アクティブになります。

「Dept. name」は、ディレクトリサービスではユーザ許可と警告ロールを確認するために使用されます。Department X サーバと Department Y サーバでは、許可が異なることがあります。

ベース識別名(DN)

「Base DN」は、「ドメイン名」から自動的に取得されます。

ベース識別名(DN)配下のグループディレクトリ

ベース DN(Group DN Context)のサブツリーとして OU SVS または iRMCグループを含む組織単位(OU)のパス名。

ユーザ検索コンテキスト

ユーザ検索の開始地点。iRMC S5 ユーザを検索するときに、User SearchContext ルールが評価されます。ユーザ検索の基本コンテキストとなる、有効な LDAP 識別名(DN)を返します。

LDAPグループ

LDAP グループのスキーマ

LDAP メンバー

LDAP ユーザのスキーマユーザグループ情報

このオプションは、「権限タイプ」オプションが「iRMC の権限設定による標準LDAP グループ」に設定されている場合にのみ、アクティブになります。グループには、設定されたすべての LDAP グループを含む表が表示されます。各行には、設定されたグループに関するデータが含まれます。

iRMC S5 Web インターフェース 111

Page 112: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

関連するユーザ名の横の をクリックすると、ポップアップが開き(詳細は、126 ページの LDAP ユーザー ・ グループを参照)、該当するユーザの現行の設定が表示されます。

編集

「Edit LDAP User Group」ダイアログが開き、選択したユーザグループのパラメータを変更できます(詳細は、129 ページの 「Add/Edit LDAP UserGroup」ダイアログを参照)。

削除

選択した LDAP グループを削除します。

追加

「Add LDAP ユーザグループ」ダイアログが開き、新しい LDAP ユーザグループのパラメータを iRMC の認証設定で指定できます(129 ページの「Add/Edit LDAP User Group」ダイアログを参照)。

ディレクトリサービスアクセス構成

LDAP アクセステスト

LDAP ディレクトリサーバへのアクセスデータをチェックし、LDAP の状態をその結果として表示します。

このテストは基本的なアクセスデータ(「LDAP サーバが存在するか」あるいは「ユーザは設定されているか」)を確認するもので、ユーザ認証のすべてを確認するものではありません。

LDAP 認証ユーザ名

LDAP サーバにログオンするときの iRMC ユーザ名。

LDAP 認証パスワード

ユーザ名の下に指定したパスワードを使用して、LDAP サーバでの認証を行います。

確認用パスワード

「確認用パスワード」に入力したパスワードをもう一度入力します。

ベース識別名(DN)

完全な構成名。iRMC で使用するユーザ ID(プリンシパルユーザ)の オブジェクトパスと属性の完全な記述で、これを使用して iRMC は、LDAP サーバ からの iRMC ユーザの許可を問い合わせます。

Principal User にベース識別名(DN)を追加する

このオプションが有効な場合、「Principal User DN」を設定する必要はありません。この場合、「ディレクトリ構成設定」グループの「Base DN」で設定した Base DN が使用されます。

iRMC S5 Web インターフェース 112

Page 113: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

拡張ユーザログイン

ユーザがログインする際の柔軟性を拡張します。

このオプションの有効化は、LDAP 構文に詳しい方のみご利用ください。不正な検索フィルタを設定して有効にすると「拡張ユーザログイン」オプションが無効になるまで、グローバルログインでの iRMC へのログインができません。

ユーザーログイン検索フィルター

標準ログイン検索フィルタ「(&(objectclass=person)(cn=%s))」を含みます。ログイン時に、プレースホルダ %s は対応するグローバルログインに置き換えられます。cn= の代わりに別の属性を指定することで、標準フィルタを変更することができます。すべてのグローバルログインが許可され、この検索フィルタの条件を満たす場合 iRMC へログインします。

ディレクトリサービス Email 警告構成

このグループで、電子メールのグローバルアラートの設定を指定できます。

LDAP E-mail 警告

グローバル Email 通知を有効/無効にします。

LDAP 警告テーブルを更新する(時間)

Email テーブルを定期的に更新する間隔を定義します(詳細は、『ServerViewでのユーザ管理』取扱説明書を参照)。

0 よりも大きい値を指定することを推奨します。「0」を設定すると、テーブルは更新されなくなります。

中央認証サービス(CAS)

このグループのオプションは、「CASを有効にする 」オプションがオンの場合にのみアクティブです。

CAS サービスの SSO ドメイン内のアプリケーションに初めてログインすると、CAS 固有のログイン画面でログイン認証情報の入力が要求されます。CAS サービスによる認証に成功すると、ユーザはログイン認証情報を再び入力せずに、iRMCS5 Web インターフェースと SSO ドメイン内の他のサービスへのアクセスが許可されます。

SSO は、Web インターフェースを使用した iRMC のアクセスのみがサポートされ、リモートマネージャ(Telnet/SSH)を使用したアクセスはサポートされません。

iRMC を搭載した一部の PRIMERGY サーバでは、CAS 機能をサポートしていません。

CAS サポート

CAS サービスを使用した SSO を有効または無効にします。

iRMC S5 Web インターフェース 113

Page 114: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

CAS 接続を設定するオプションは、複数のグループに分割されています。

CAS サーバ

サーバ

CAS サービスの DNS 名。

SSO ドメインに参加するすべてのシステムは、同じ IP アドレス表記を使用して CMS を参照することが必須です。(「SSO ドメイン」は、同じ CASサービスを使用して、認証を行うすべてのシステムで構成されます。)そのため、たとえば「my-cms.my-domain」という名前を使用して ServerViewOperations Manager をインストールした場合、これとまったく同じ名前を使用して iRMC S5 の CAS サービスを指定します。そうせずに、「my-cms」のみや my-cms の別の IP アドレスを指定しても、SSO は 2 つのシステム間で有効になりません。

ネットワークポート

CAS サービスの ポート。

デフォルトポート番号: 3170

SSL 証明書確認

CAS サービスの SSL 証明書を CA 証明書と照らし合わせて確認します。

ログインページ表示

「ログインページを常に表示する」オプションがオフで CAS サービスにアクセスできない場合は、ブラウザのナビゲーションバーで、iRMC の IP アドレスの後に「/login」と入力します。

「ユーザ権限とパーミッション」グループで定義した認証プロファイルとは異なる権限と許可を使用して、一時的に iRMC にログインできます。

たとえば、現在 CAS サービスに「User」権限を持つユーザ ID でログインしているときに、「Administrator」権限が必要な操作を行いたいとします。ユーザは、必要な権限を持つユーザ ID で一時的に iRMC S5 にログインできます。ただし、両方のユーザ ID 間で切り替えを行うことはできません。

ログインページの「iRMC ログイン」および「CAS ログイン」ボタンには次の機能があります。

ボタン 意味ログイン 「ユーザ名」と「パスワード」に指定した値を使用して、iRMC

Web インターフェースにログインします。CAS サービスはバイパスされます。

iRMC S5 Web インターフェース 114

Page 115: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

ボタン 意味CAS ログイン

SSO を使用して iRMC Web インターフェースにログインします。

l ユーザが CAS サービスによってまだ認証されていない場 合:「ユーザ名」と「パスワード」に指定した値を使用して認証のために CAS サービスにリダイレクトされます。

l ユーザが CAS サービスによって既に認証されている場合:ユーザ名とパスワードの入力を要求されずに、iRMC S5 にログインします。

ログイン URL

CAS サービスのログイン URL

ログアウト URL

CAS サービスのログアウト URL

認証 URL

CAS サービスの URL を有効にします。

アクセス許可の割り当て

SSO を使用して iRMC にログインするユーザの iRMC 権限と許可を定義します。

オプション 意味ローカルに割り当てられた許可

「CAS ユーザ権限と許可」で定義した権限と許可がユーザに適用されます。

LDAP 経由で割り当てられた許可

LDAP が有効な場合にのみ使用できます。LDAP ディレクトリサービスで定義した認証プロファイルがユーザに適用されます。

ユーザ権限とパーミッション

「ユーザ権限とパーミッション」グループでは、ユーザが SSO を使用して iRMCにログインする場合に、ユーザに許可する iRMC 権限と許可を定義できます。

権限レベル

IPMI 権限グループをユーザに割り当てます。l Userl Operatorl Administratorl OEM

iRMC S5 Web インターフェース 115

Page 116: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

権限グループに関連付けられた許可の詳細については、『ユーザ管理』取扱説明書を参照してください。

IPMI 別の許可に加えて、次のチャネル非依存許可を個別にユーザに割り当てることもできます。

Redfishロール

ここでRedfishロール をユーザに割り当てます。l 管理者l オペレーターl リードオンリl No Access

ユーザーアカウント変更

IPMI からローカルユーザアクセスデータを設定する権限を有効/無効にします。

iRMC 設定変更

IPMI から iRMC S5 設定を行う権限を有効/無効にします。

ビデオリダイレクション使用

ビデオリダイレクション(AVR)を「ビューモード」および「フルコントロールモード」で使用する権限を有効/無効にします。

リモートストレージ使用

バーチャルメディア機能を使用する権限を有効/無効にします。

2.4.5.1 iRMC のユーザ

ユーザ詳細のポップアップ

「ユーザ情報」のポップアップには、選択したユーザの設定が表示されます。

iRMC S5 Web インターフェース 116

Page 117: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

図 32: 「ユーザ情報」のポップアップ

ユーザ情報

「ユーザ情報」グループには、ユーザのアクセスデータが表示されます。

有効

Redfish サービスへのアクセスステータスを表示します。このオプションが無効の場合、ユーザは Redfish プロトコルまたは Web インターフェース経由でiRMC にアクセスできません。

名前

ローカル iRMC ユーザアカウントの名前

説明

ユーザアカウントの全般的な説明

ロール

ユーザアカウントに関連するユーザグループを表示します。詳細については、「16 ページの 必要なユーザ権限」を参照してください。

ディレクトリサービスアクセス構成

「アクセス構成」グループには、チャネル固有のユーザ権限が表示されます。

iRMC S5 Web インターフェース 117

Page 118: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

IPMI 有効

このオプションを無効にすると、ユーザは iRMC にログオンできなくなります。

LAN Channel Privilege

ユーザが使用を許可されている LAN チャネルの権限グループを表示します。l Userl Operatorl Administratorl OEM

シリアルアクセス権限

ユーザが使用を許可されているシリアルチャネルの権限グループを表示します。LAN チャネル権限と同じ権限グループを使用できます。

ユーザアカウント変更権限

ローカルユーザアクセスデータを設定する権限を表示します。

iRMC 設定変更権限

iRMC 設定を行う権限を表示します。

AVR使用権限

「View Only」および「Full Control」モードで AVR を使用する権限を表示します。

リモートストレージ使用権限

リモートストレージ機能を使用する権限。

使用シェル(Text アクセス)

設定されたユーザシェルを表示します。以下のオプションを選択できます。

オプション 意味リモート マネージャー Telnet/SSH セッションを開始します。

なし 何も起こりません。

SNMP設定

「SNMP 設定」グループには、iRMC S5 ユーザの SNMP 設定が表示されます。

SNMP 有効

SNMP サポートがユーザに対して有効かどうかを表示します。

アクセス権

ユーザのアクセス権限

iRMC S5 Web インターフェース 118

Page 119: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

認証

SNMP が認証に使用する認証プロトコルを表示します。

オプション 意味SHA1 認証にセキュアハッシュアルゴリズムを使用します。

MD5 認証にメッセージダイジェストアルゴリズム 5 を使用します。

暗号化

SNMPv3 が SNMPv3 トラフィックの暗号化に使用するプライバシープロトコルを表示します。

オプション 意味DES SNMPv3 トラフィックの暗号化にデジタル暗号化標準が使用され

ます。

AES Advanced Encryption Standard 128 ビット暗号化を SNMPv3トラフィックの暗号化に使用します。

なし SNMPv3 トラフィックに暗号化を使用しません。

Email の設定

「E-mail 構成」グループを使用して、ユーザ固有の E-mail フォーマットを行うことができます。

テスト

設定されたメールサーバへの接続を確立します。

E-mail 送信を有効にする

システム状態を Email でユーザに通知するかどうかを表示します。

暗号化

E-Mail を S/MIME で暗号化するかどうかを表示します。

E-mail送信フォーマット

以下の E-mail フォーマットを使用できます。l 標準l 題名固定l ITS フォーマットl SMS フォーマット

iRMC S5 Web インターフェース 119

Page 120: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

SMS フォーマットは 160 文字までの電子メールしか生成しないので、SMSゲートウェイソリューションへの電子メールフォーマットとして推奨されます。

優先メールサーバ

優先メールサーバを選択します。

以下のオプションの 1 つを選択できます。

オプション 意味自動選択 優先メールサーバが稼動していない場合など、電子メールが即座に

送信できない場合、電子メールはセカンダリメールサーバに送信されます。

プライマリ プライマリ SMTP サーバとして設定されているメールサーバのみが、優先メールサーバとして使用されます。

セカンダリ セカンダリ SMTP サーバとして設定されているメールサーバのみが、優先メールサーバとして使用されます。

Email 送信のエラーはイベントログに記録されます。

送信先 E-mail アドレス

受信者の Email アドレス

「ローカルユーザーアカウントの追加」/「ローカルユーザーアカウントの編集」ダイアログ

「ローカルユーザーアカウントの追加」または「ローカルユーザーアカウントの編集」ダイアログのパラメータで、新規 iRMC ユーザの基本設定を追加できます。

iRMC S5 Web インターフェース 120

Page 121: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

図 33: 「ローカルユーザーアカウントの追加」ダイアログ

該当するパラメータは、複数のタブに分類されています。

「ユーザ情報」タブ

このタブで、ユーザアカウントの一般パラメータを指定します。

ユーザを有効にする

このオプションを無効にすると、ユーザは IPMI インターフェースから iRMC にログオンできなくなります。

名前

ユーザ名は一意である必要があります。ユーザ名の重複はできません。

有効なユーザ名は文字で開始してください。名前の残りの部分は、文字、数字、下線、ダッシュ、ピリオド、アットマーク(@)のみを使用できます。

空白文字は使用できません。

パスワード

ユーザ/パスワードSNMPv3 が使用される場合、このユーザに設定されたパスワードは 8 文字以上の必要があります。

ユーザに対して SNMPv3 を有効にするには、ユーザに対して設定されるパスワードが 8 文字以上である必要があります。

iRMC S5 Web インターフェース 121

Page 122: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

パスワード確認

パスワードを再度入力して、確認します。

説明

設定したユーザの一般的な説明を入力します。「アクセス構成」タブ

「アクセス構成」タブには、複数のサブタブがあります。

Redfish/WebUI Permissions

Redfish / Web UI User

Redfish プロトコルと iRMC S5 の Web インターフェースを使用する権限を有効/無効にします。

Redfish ロール

Redfish プロトコルと Web インターフェースを使用する権限グループを割り当てます。詳細については、「16 ページの 必要なユーザ権限」を参照してください。次の権限グループがあります。l 管理者l オペレーターl リードオンリ

IPMI Privileges

このグループで、チャネル固有のユーザ権限を IPMI インターフェースから設定できます。これらの権限は Web インターフェースユーザのユーザ権限には影響しません。

LAN Channel Privilege

IPMI 経由のユーザへの LAN チャネルの権限グループを割り当てます。l Userl Operatorl Administratorl OEM

シリアルアクセス権限

IPMI からユーザへのシリアルチャネルの権限グループを割り当てます。LANチャネル権限と同じ権限グループを使用できます。

ユーザアカウント変更権限

IPMI からローカルユーザアクセスデータを設定する権限を有効/無効にします。

iRMC 設定変更権限

IPMI から iRMC 設定を行う権限を有効/無効にします。

iRMC S5 Web インターフェース 122

Page 123: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

AVR Permissions

ビデオリダイレクション

「View Only」および「Full Control」モードで AVR を使用する権限を有効/無効にします。

リモートストレージ

リモートストレージ機能を使用する権限を有効/無効にします。その他

使用シェル(Text アクセス)

ユーザが使用できるシェルを指定します。以下のオプションを選択できます。

オプション 意味リモート マネージャー

Telnet/SSH セッションを開始します。

なし シェルを使用できません。

「SNMPv3 構成」タブ

「SNMPv3 構成」タブを使用して、iRMC S5 ユーザを SNMPv3 に対して設定します。「SNMPv3」の「有効」オプションが無効(オフ)になっている場合、パラメータは無効(グレー表示)になります詳細は、92 ページの サービスを参照してください。

SNMPv3

ユーザに対して SNMPv3 サポートを有効/無効にします。

アクセス権

ユーザのアクセス権限を指定します。次の値があります。

オプション 意味読み取りのみ ユーザは設定の表示のみ可能です。

ReadWrite ユーザは設定を変更できます。

認証情報

SNMPv3 が認証に使用する認証プロトコルを指定します。

オプション 意味SHA 認証にセキュアハッシュアルゴリズムを使用します。

MD5 認証にメッセージダイジェストアルゴリズム 5 を使用します。

なし SNMP に認証は使用されません。

iRMC S5 Web インターフェース 123

Page 124: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

暗号化

SNMPv3 が SNMPv3 トラフィックの暗号化に使用するプライバシープロトコルを指定します。

オプション 意味DES SNMPv3 トラフィックの暗号化にデジタル暗号化標準が使用され

ます。

AES Advanced Encryption Standard 128 ビット暗号化を SNMPv3トラフィックの暗号化に使用します。

なし SNMPv3 トラフィックに暗号化を使用しません。

「E-mail 設定」タブ

このタブには、Email パラメータのサブタブが 2 つあります。

基本情報

「一般」タブを使用して、ユーザ固有の E-mail フォーマットの設定を指定できます。

E-mail アラート

システム状態を Email でユーザに通知する機能を有効/無効にします。

暗号化

E-Mail を S/MIME で暗号化するかどうかを指定します。

E-mail送信フォーマット

メール形式を指定します。以下の E-mail フォーマットを使用できます。l 標準l 題名固定l ITS フォーマットl SMS フォーマット

SMS フォーマットは 160 文字までの電子メールしか生成しないので、SMSゲートウェイソリューションへの電子メールフォーマットとして推奨されます。

優先メールサーバ

優先メールサーバを指定します。以下のオプションの 1 つを選択できます。

iRMC S5 Web インターフェース 124

Page 125: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

オプション 意味自動選択 優先メールサーバが稼動していない場合など、電子メールが即座に

送信できない場合、電子メールはセカンダリメールサーバに送信されます。

プライマリ プライマリ SMTP サーバとして設定されているメールサーバのみが、優先メールサーバとして使用されます。

セカンダリ セカンダリ SMTP サーバとして設定されているメールサーバのみが、優先メールサーバとして使用されます。

Email 送信のエラーはイベントログに記録されます。

送信先 E-mail アドレス

受信者の Email アドレスアラートレベル

このタブは、「E-mail アラート」を有効にした場合にのみアクティブになります。

このタブでは、次のコンポーネントについて、E-mail アラートが送信される重大度を指定します: Fan Sensors、Temperature Sensors、Critical HardwareErrors、System Hang、POST Errors、Security、System Status、DiskDrivers & Controllers、Network Interface、Remote Management、SystemPower、Memory、Others。

各イベントタイプには次のオプションを使用できます。

オプション 意味なし E-mail は送信されません。

危険 状態が「注意」のイベントのみが送信されます。

警告 状態が「注意」または「警告」のイベントのみが送信されます。

全て すべてのイベントが送信されます。

「証明書」タブ

このタブでは、SSHv2 公開鍵または S/MIME 証明書をローカルファイルからアップロードできます。

SSHv2 public key

ボタンを使用して、ユーザ SSHv2 公開鍵をローカルファイルからアップロードできます。

ファイル選択

ファイルブラウザが開き、SSHv2 公開鍵を含むファイルに移動できます。

iRMC S5 Web インターフェース 125

Page 126: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

アップロード

入力フィールドに指定された SSHv2 公開鍵を iRMC に読み込みます。

削除

選択したファイルをアップロードから除外します。

選択したファイルをアップロードから除外します。

iRMC S5 ユーザの SSHv2 公開鍵認証の詳細については、『Managing SSLcertificates in ServerView』取扱説明書を参照してください。

S/MIME Certificate

ボタンを使用して、S/MIME 証明書をローカルファイルからアップロードできます。

ファイル選択

ファイルブラウザが開き、S/MIME 証明書を含むファイルに移動できます。

アップロード

入力フィールドに指定された S/MIME 証明書を iRMC に読み込みます。

削除

選択したファイルをアップロードから除外します。

選択したファイルをアップロードから除外します。

2.4.5.2 LDAP ユーザー ・ グループ

ユーザーグループ情報のポップアップ

ユーザーグループ情報のポップアップには、選択した LDAP ユーザグループの設定が表示されます。

iRMC S5 Web インターフェース 126

Page 127: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

図 34: 「ユーザーグループ情報」のポップアップ

アクセス構成

「アクセス構成」タブには、IPMI インターフェース経由のチャネル固有のユーザ権限が表示されます。

使用シェル(Text アクセス)

設定されたユーザシェルを表示します。

以下のオプションを選択できます。

オプション 意味リモートマネージャー

Remote Manager への Telnet/SSH セッションを開きます。

なし 何も起こりません。

LAN Channel Privilege

IPMI 経由のユーザへの LAN チャネルの権限グループを表示します。l Userl Operatorl Administratorl OEM

シリアルアクセス権限

IPMI 経由のユーザへのシリアルチャネルの権限グループを表示します。LANチャネル権限と同じ権限グループを使用できます。

ユーザアカウント変更権限

ローカルユーザアクセスデータを IPMI 経由で設定するために設定された権限を表示します。

iRMC S5 Web インターフェース 127

Page 128: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

iRMC 設定変更権限

IPMI 経由で iRMC 設定を行うための設定された権限を表示します。

AVR使用権限

「View Only」および「Full Control」モードで AVR を使用するための設定された権限を表示します。

リモートストレージ使用権限

バーチャルメディア機能を使用するための設定された権限を有効/無効にします。

Redfishロール

このグループは、LDAP ユーザグループに割り当てられた、Redfish プロトコルおよび Web インターフェースを使用するためのロールを表示します。Redfish権限の詳細については、「16 ページの 必要なユーザ権限」を参照してください。

Admin

管理者権限が割り当てられているかどうかを表示します。

Operator

オペレータ権限が割り当てられているかどうかを表示します。

ReadOnly

読み取り専用権限が割り当てられているかどうかを表示します。Email設定

「LDAP ユーザグループの E-mail設定」グループを使用して、E-mail フォーマットに対するユーザ固有の設定を指定できます。

E-mail 送信を有効にする

システム状態を Email でユーザに通知するかどうかを表示します。

E-mail送信フォーマット

選択された E-mail フォーマットを表示します。「Email警告送信 - Mail E-mail送信フォーマット」グループで設定を行うことができます。

以下の E-mail フォーマットを使用できます。l 標準l 題名固定l ITS フォーマットl SMS フォーマット

優先メールサーバ

優先メールサーバを表示します。

以下のオプションの 1 つを選択できます。

iRMC S5 Web インターフェース 128

Page 129: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

オプション 意味Auto 優先メールサーバが稼動していない場合など、電子メールが即座に

送信できない場合、電子メールはセカンダリメールサーバに送信されます。

Primary プライマリ SMTP サーバとして設定されているメールサーバのみが、優先メールサーバとして使用されます。

Secondary セカンダリ SMTP サーバとして設定されているメールサーバのみが、優先メールサーバとして使用されます。

Email 送信のエラーはイベントログに記録されます。

「Add/Edit LDAP User Group」ダイアログ

「Add LDAP User Group」または「Edit LDAP User Group」ダイアログのパラメータで、iRMC で管理される新規または既存の LDAP グループの設定を指定します。これらの LDAP グループは、ディレクトリサーバの標準 LDAP グループに属するユーザに iRMC 特権と権限を定義するために使用されます。

図 35: 「Add LDAP User Group」ダイアログ

このダイアログのオプションは、複数のタブに分類されています。

iRMC S5 Web インターフェース 129

Page 130: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

「LDAP ユーザグループ情報」タブ

LDAP ユーザグループ名

新しい LDAP ユーザグループの名前「アクセス構成」タブ

「アクセス構成」タブで、各種のアクセスモードのユーザ権限を設定できます。

使用シェル(Text アクセス)

ユーザが使用できるシェルを指定します。以下のオプションを選択できます。

オプション 意味リモートマネージャー Telnet/SSH セッションを開始します。

なし シェルを使用できません。

LAN Channel Privilege

IPMI 経由のユーザへの LAN チャネルの権限グループを割り当てます。l Userl Operatorl Administratorl OEM

シリアルアクセス権限

IPMI からユーザへのシリアルチャネルの権限グループを割り当てます。LANチャネル権限と同じ権限グループを使用できます。

ユーザアカウント変更権限

IPMI からローカルユーザアクセスデータを設定する権限を有効/無効にします。

iRMC 設定変更権限

IPMI から iRMC 設定を行う権限を有効/無効にします。

Redfish Admin ロール

LDAP ユーザグループに、Redfish プロトコルおよび Web インターフェースを使用する管理者権限を割り当てます。Redfish 権限の詳細については、「16ページの 必要なユーザ権限」を参照してください。

Redfish Operator ロール

LDAP ユーザグループに、Redfish プロトコルおよび Web インターフェースを使用するオペレータ権限を割り当てます。

Redfish ReadOnly ロール

LDAP ユーザグループに、Redfish プロトコルおよび Web インターフェースを使用する読み取り専用権限を割り当てます。

iRMC S5 Web インターフェース 130

Page 131: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

「E-mail 設定」タブ

このタブで、E-mail で送信されるアラームの設定を指定します。オプションは 2 つのタブに分類されています。

基本情報

E-mail アラート

システム状態を Email でユーザに通知する機能を有効/無効にします。

E-mail送信フォーマット

メール形式を指定します。以下の E-mail フォーマットを使用できます。l 標準l 題名固定l ITS フォーマットl SMS フォーマット

SMS フォーマットは 160 文字までの電子メールしか生成しないので、SMSゲートウェイソリューションへの電子メールフォーマットとして推奨されます。

優先メールサーバ

優先メールサーバを指定します。以下のオプションの 1 つを選択できます。

オプション 意味自動選択 優先メールサーバが稼動していない場合など、電子メールが即座

に送信できない場合、電子メールはセカンダリメールサーバに送信されます。

プライマリ プライマリ SMTP サーバとして設定されているメールサーバのみが、優先メールサーバとして使用されます。

セカンダリ セカンダリ SMTP サーバとして設定されているメールサーバのみが、優先メールサーバとして使用されます。

Email 送信のエラーはイベントログに記録されます。

事象毎のメール送信設定

このタブでは、次のコンポーネントについて、E-mail アラートが送信される重大度を指定します: Fan Sensors、Temperature Sensors、Critical HardwareErrors、System Hang、POST Errors、Security、System Status、DiskDrivers & Controllers、Network Interface、Remote Management、SystemPower、Memory、Others。

各イベントグループについて、以下の設定を使用できます。

iRMC S5 Web インターフェース 131

Page 132: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

オプション 意味なし このページンググループについては、通知機能は無効になります。

危険 iRMC は、システムイベントログ内のエントリが「注意」として報告される場合、ユーザに電子メールで通知します。

警告 システムイベントログに「軽度(Minor)」、「重度(Major)」、「危険(Critical)」のいずれかが記録されたエントリがある場合、Email で通知されます。

全て エントリがシステムイベントログに記録されたグループの全てのエントリが通知されます。

2.4.6 サーバ管理情報

「設定」メニューの「サーバ管理情報」ページで、サーバの各種設定を指定できます。

「サーバ管理情報」ページ

設定は複数のグループに分類されています。

ASR&R オプション

このグループで、管理対象サーバの ASR&R 設定を指定できます。

iRMC S5 Web インターフェース 132

Page 133: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

ASR&R 起動間隔

サーバが再起動する前の遅延時間(分)(1~30 分)

リトライカウンタ最大値

重大なエラー発生後にサーバに許可する最大リスタート回数(最大 7 回)

リトライカウンタ

重大なエラー発生後にサーバが試行するリアルタイムスタート試行回数(最大値は「リトライカウンタ最大値」に設定された値)

パワーサイクル間隔

電源オフから電源オンまでの間の間隔(秒)を設定します。

BIOS の自動書換

BIOS リカバリフラッシュビットを有効/無効にします。

ビット値 意味

有効 次回のシステム起動時に、BIOS を自動で書き換えます。

この値を「有効」に設定すると、ファームウェアがアップデートされるまで、OS は起動しません。BIOSリカバリフラッシュが、次回のシステム起動時に DOS フロッピーから(あるいは DOS フロッピーイメージから)自動で実行されます。

BIOS リカバリフラッシュが成功してから、BIOS リカバリフラッシュビットを無効にリセットしてください。

無効 次回のシステム起動時に、BIOS を自動で書き換えません。

温度異常時に電源オン

有効な場合、温度が限界値に達したときに、サーバの電源が入らないようにします。

ソフトウェアウォッチドッグ

ソフトウェアウォッチドッグは、ServerView Agents を使用してシステムの動作を監視します。ServerView Agents と OS が完全に初期化されたときに有効になります。ServerView Agents は、事前に定義された間隔で iRMC にアクセスします。ServerView Agent からのメッセージが届かない場合は、システムが正常に機能しなくなったと考えられます。

ソフトウェアウォッチドッグサポート

ウォッチドッグに定義されたアクションを有効または無効にします。

タイムアウト時間

「タイムアウト時間」の後にこの動作を実行するまでの待機時間(分)を入力します。

iRMC S5 Web インターフェース 133

Page 134: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

異常時動作

接続が確立していない場合に実行するアクションの一覧。次のアクションが考えられます。

アクション 意味次へ ウォッチドッグが時間切れしても、何の動作も行われず、サーバは

稼動を続けます。イベントログに記録されます。

リセット サーバ管理ソフトウェアが、システムリセットを行います。

電源 Off-On

サーバの電源が切断され、再び直ちに電源投入されます。

Boot ウォッチドッグ

Boot ウォッチドッグは、開始から ServerView Agents が使用可能になるまでのフェーズを監視します。ServerView Agents が指定された時間内にサーバの iRMCへの接続を確立しない場合、起動プロセスが正常に実行されなかったと考えられます。

ブートウォッチドッグ

ブートウォッチドッグに定義されたオプションを有効または無効にします。

タイムアウト時間

「タイムアウト時間」の後にこの動作を実行するまでの待機時間(分)を入力します。

Boot ウォッチドッグは、システムが起動するまで待機します。そのため、「タイムアウト時間(1 - 100)」には、十分な時間を設定してください。

異常時動作

接続が確立していない場合に実行するアクションの一覧。次のアクションが考えられます。

アクション 意味次へ ウォッチドッグが時間切れしても、何の動作も行われず、サーバは

稼動を続けます。イベントログに記録されます。

リセット サーバ管理ソフトウェアが、システムリセットを行います。

NMI マスク不可能な割り込み(NMI:Non-Maskable Interrupt)を発行します。NMI は、システムの標準の割り込みマスクテクノロジで無視できるプロセッサ割り込みです。

電源 Off-On

サーバの電源が切断され、再び直ちに電源投入されます。

iRMC S5 Web インターフェース 134

Page 135: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

HP System Insight Manager(HP SIM)連携

このグループで、HP SIM 連携を有効または無効にします。

HP SIM 連携

HP SIM 連携を有効または無効にします。システム UUID オプション

このグループで、iRMC S5 デバイスが UUID 情報を返すフォーマットを設定できます。

システム UUID 応答フォーマットを取得

iRMC デバイスが UUID 情報を返す形式。

オプション 意味IPMI 仕様互換 システム GUID 応答フォーマットは IPMI 仕様互換で

す。

SMBIOS 2.6 仕様互換

システム UUID 応答フォーマットは SMBIOS 仕様互換です。

ファンテスト

「ファンテスト」グループでは、ファンのテストを自動的に開始する時刻を設定したりできます。

ファンテスト

毎日のファンテストを有効または無効にします。iRMC は、現在必要な速度に近い速度でファンテストを実行するので、音は聞こえません。

ファンテスト時刻

ファンテストが自動的に開始される時刻。

Boot ウォッチドッグを設定します。ServerView Agents が指定された時間内にサーバの iRMC への接続を確立しない場合、起動プロセスが正常に実行されなかったと考えられます。このようになった場合のアクションを指定できます。

1. iRMC Web インターフェースで、「設定」メニューをクリックします。2. 「設定」メニューで、「サーバ管理情報」ページを開きます。3. 「ブートウォッチドッグ」グループで、「ウォッチドッグ有効にする」オプショ

ンをオンにします。4. 「異常時動作」リストから「リセット」または「継続稼働」を選択します。

iRMC S5 Web インターフェース 135

Page 136: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

5. 必要に応じて、「タイムアウト時間」の後にこの動作を実行するまでの待機時間(分)を入力します。

Boot ウォッチドッグは、システムが起動するまで待機します。そのため、「タイムアウト時間」(1 ~ 100)には、十分な余裕を持たせて設定してください。

6. 「Apply」をクリックします。

設定が保存され、適切な条件が満たされると動作が実行されます。

2.4.7 電源制御

「設定」メニューの「電源制御」ページでは、iRMC S5 が管理対象サーバの消費電力制御に使用するモードを指定できます。

図 36: 「電源制御」ページ

設定は複数のグループに分類されています。

「電源投入/切断」スケジューラ

「自動電源投入/切断時刻設定」グループでは、特定の曜日あるいは特定の時間でサーバを自動電源投入/切断するよう設定できます。

SNMP トラップ切り替え待ち時間

iRMC が予定された管理対象サーバの電源投入/切断前に SNMP トラップを管理コンソールに送信するかどうかを設定します。その場合、イベントの何分前に送

iRMC S5 Web インターフェース 136

Page 137: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

信するかを指定できます。値に「0」を設定すると、トラップは送信されません。

消費電力制御

このグループでは、電力制御モードを選択し、消費電力の時間的経過を監視するかどうかを指定できます。

要件 :

消費電力制御を行うには以下の要件を満たす必要があります。

l 管理対象サーバ(BMC)が、この機能をサポートしている必要があります。l 「Enhanced Speed Step」または「Processor Power Management」オプ

ションが、BIOS セットアップの「Advanced」メニューで有効である必要があります。

消費電力監視

「消費電力監視」グループで、消費電力を監視するかどうかを選択します。

消費電力監視

消費電力の時間的経過の監視を有効/無効にします。この設定は、電力監視をサポートする PRIMERGY サーバにのみ有効です。

消費電力制御

「消費電力制御」グループで、消費電力の制御方法を指定します。

電力制御

管理対象サーバの消費電力制御モードは以下の通りです。

オプション 意味O/Sによるコントロール

iRMC は、サーバがベストパフォーマンスになるよう電力制御を行います。この場合、消費電力は常に理想的であるとは言えません。このグループのその他すべてのオプションは、無効になります。

省電力動作 iRMC は、最小消費電力を達成するようにサーバを制御します。この場合、サーバのパフォーマンスは常に理想的であるとは言えません。

スケジュール iRMC は「電力制御スケジュール」で指定された値を使用して、消費電力を制御します。

電力制限 iRMC は「電力制限」を使用して、消費電力を制御します。

iRMC S5 Web インターフェース 137

Page 138: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

動的電力制御

電力制限を動的に制御します。このオプションが有効な場合、「電力制限」を超過すると、iRMC はサーバの消費電力を下げます。iRMC は、「電力制限値」フィールドで指定したレベルに合わせて消費電力を調整します。

電力制限

最大消費電力(単位:Watt)。

これに達すると、「電力制限到達時の動作」フィールドで定義した動作が実行されます。しきい値を超過すると、iRMC SEL に警告メッセージが書き込まれます(「CPU Throttlink activated by Power Capping」)。

電力制限値

iRMC は、「電力制限」フィールドで指定された最大消費電力のパーセンテージとして指定されるこの値に合わせて、消費電力を調整しようとします。

電力制御処理までの許容時間

「電力制限値到達時の動作」フィールドで指定されたアクションを実行する前に、「電力制限」が経過する必要がある時間(分単位)。

電力制限到達時の動作

「電力制限」が「動作前許容時間」フィールドで指定した期間を経過したときに実行する動作。

オプション 意味次へ 動作は行われません。

電源切断(シャットダウン)

システムを「適切に」シャットダウンし、電源を切断します。

このオプションは、ServerView Agents がインストールされていて、かつ、iRMC にサインオンして「接続中」の場合のみサポートされます。

このオプションは、ESXi OS を実行するサーバでは実行できません。

電源断 OS の状態にかかわらず、サーバの電源を切断します。

電力制御スケジュールこれらのパラメータを使用して、iRMC が管理対象サーバの消費電力の制御に使用するスケジュールとモードを詳細に指定できます。

電力制御スケジュールモードの設定は、「Enhanced Speed Step」オプションが BIOS セットアップで有効であることが前提です。有効でない場合、メッセージが表示されます。

「Enhanced Speed Step」オプションが有効であるにもかかわらずこのメッ

iRMC S5 Web インターフェース 138

Page 139: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

セージが表示される場合、以下の理由が考えられます。

l サーバの CPU (低電力 CPU)が、電力制御スケジュールをサポートしていない。

l システムが、 現在 BIOS POST フェーズである。

時刻 1

iRMC が、「モード 1」で、指定する曜日に消費電力制御を開始する時刻 [ hh : mm ]。

「時刻 1」 < 「時刻 2」となるように設定してください。そうでない場合、「モード 2」に指定した電力制御モードは次の週の該当する曜日の「時刻2」でしか有効になりません。

モード 1

iRMC が、「時刻 1」で、指定する曜日に使用するよう設定された電力制御モード。

オプション 意味無効 iRMC は消費電力を制御しません。

O/Sによるコントロール

iRMC は、サーバがベストパフォーマンスになるよう電力制御を行います。この場合、消費電力は常に理想的であるとは言えません。このグループのその他すべてのオプションは、無効になります。

省電力動作 iRMC は、最小消費電力を達成するようにサーバを制御します。この場合、サーバのパフォーマンスは常に理想的であるとは言えません。

電力制限 iRMC は「電力制限」を使用して、消費電力を制御します。

時刻 2

iRMC が、「モード 2」で、指定する曜日に消費電力制御を開始する時刻 [ hh : mm ]。

モード 2

iRMC が、「時刻 2」で、指定する曜日に使用するよう設定された電力制御モード。

「毎日」フィールドの指定が最優先です。

電力復元ポリシー

「電源復旧時動作設定」グループを使用して、停電後のサーバの電源管理動作を指定できます。

iRMC S5 Web インターフェース 139

Page 140: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

「電源復旧時動作設定」オプションの意味は以下のとおりです。

オプション 意味電源投入しない 停電復旧後、サーバの電源を常にオフのままにしま

す。

電源投入する 停電後、サーバの電源を常にオンにします。

電源切断前の状態に戻す

停電前のサーバの電源オン/オフ状態に復旧します。

IPMI フェンシング

このグループのオプションで、サーバが切り離されている、または高可用性環境で故障しているサーバから共有リソースを保護する場合に、サーバをシャットダウンします。フェンシングプロセスにより、故障したサーバが特定され、サーバは無効にされます。

エマージェンシー電源切断操作を有効

IPMI 電力フェンシングにより、管理対象サーバのシャットダウンを有効または無効にします。バックアップフェンシング方式は使用されません。

2.4.8 ロギング

「設定」メニューの「ロギング」ページで、iRMC のロギング機能の設定を指定します。

iRMC S5 Web インターフェース 140

Page 141: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

図 37: 「ロギング」ページ

設定は以下のグループに分類されています。

システムイベントログ内容

このグループで、システムイベントログの構成方法を指定します。システムイベントログには最大で 455 のエントリが含まれます。

上書きポリシー

ログがいっぱいになったときに iRMC が実行するアクションを指定します。

値 意味ログフル時に上書き

イベントログはリングバッファとして構成されます。イベントログがいっぱになると、iRMC は最も古いエントリを上書きします。

フィルターオプション

イベントログはリニアバッファとして構成されます。イベントログがいっぱいになると、iRMC はそれ以上エントリを追加できなくなります。エントリをさらに追加するには、ログを手動でクリアする必要があります。

内部イベントログ(IEL)

このグループで、内部イベントログの構成方法を指定します。内部イベントログには最大で 455 のエントリが含まれます。

iRMC S5 Web インターフェース 141

Page 142: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

上書きポリシー

ログがいっぱいになったときに iRMC が実行するアクションを指定します。

値 意味ログフル時に上書き

イベントログはリングバッファとして構成されます。イベントログがいっぱになると、iRMC は最も古いエントリを上書きします。

フィルターオプション

イベントログはリニアバッファとして構成されます。イベントログがいっぱいになると、iRMC はそれ以上エントリを追加できなくなります。エントリをさらに追加するには、ログを手動でクリアする必要があります。

ヘルプデスク

ヘルプデスク情報

ヘルプデスクの表示に使用する文字列Syslog サーバ

このグループで、SEL のイベント(エントリ)や内部イベントログを専用のSyslog サーバに転送する Syslog 転送を構成できます。

イベント転送

SEL や内部イベントログのイベントを下で設定する 最大 3 つの Syslog サーバに転送する機能を有効/無効にします。

システムメッセージ転送

SEL や内部イベントログのメッセージを下で設定する 最大 3 つの Syslog サーバに転送する機能を有効/無効にします。

サーバ 1、2、3以下のパラメータを使用して、Syslog 転送に最大 3 台のサーバを指定できます。

アドレス

各 Syslog サーバの IP アドレスまたは DNS 名。

ポート

Syslog サーバ 1、2、3 が転送されたイベントを受信する入力ポート。

プロトコル

プロトコル(TCP または UDP)を使用して、イベントを対応する Syslog サーバに転送します。

内部イベントログ(IEL)

内部イベントログのイベントを対応する Syslog サーバに転送する機能を有効/無効にします。

iRMC S5 Web インターフェース 142

Page 143: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

システムイベントログ(SEL)

システムイベントログ(SEL)のイベントを対応する Syslog サーバに転送する機能を有効/無効にします。

フィルターオプション

フィルタリング粒度を指定します。

粒度 意味簡易設定 個々のサーバコンポーネント、特殊なイベントなどを区別しない

ベーシックなフィルタリング。

メッセージの重要度 インフォーメーション, マイナー, メジャー, 重大

ここでは、各エントリログを syslog に転送する必要がある 1 つ以上の深刻度レベルを選択します。

拡張設定 次のコンポーネントレベルまたはシステム固有のイベントタイプのそれぞれに個別にフィルタリングを設定できます: ファンセンサー、温度センサー、重大ハードウェアエラー、システムハング、POSTエラー、セキュリティ、システムステータス、ディスクドライブとコントローラ、ネットワークインタフェース設定、リモート管理、システム電力、メモリ、その他。

各イベントタイプには次のオプションを使用できます。

なし イベントは転送されません。

危険 ステータスが「注意」のイベントのみ転送されます。

警告 ステータスが「注意」または「警告」のイベントのみ転送されます。

全て すべてのイベントが転送されます。

iRMC S5 Web インターフェース 143

Page 144: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

2.4.9 ベースボードマネジメントコントローラ

「設定」メニューの「ベースボードマネジメントコントローラ(BMC)」ページで、iRMC の基本設定を指定します。

図 38: 「ベースボードマネジメントコントローラ(BMC)」ページ

設定は複数のグループに分類されています。

時刻オプション

このグループで、iRMC の時刻設定を指定できます。

時刻設定

iRMC が時刻設定を管理対象サーバから取得するか、NTP サーバ(NetworkTime Protocol)から取得するかを選択します。

オプション

意味

システムRTC

iRMC は、管理対象サーバのシステムクロックから時刻を取得します。

NTPサーバ

iRMC は NTP を使用して、独自の時刻を参照時刻ソースとして動作する NTP サーバと同期します。

iRMC S5 Web インターフェース 144

Page 145: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

RTC モード

今後、iRMC の時刻を UTC(協定世界時)形式で表示するか、ローカルタイム形式で表示するかを選択します。

オプション 意味UTC(協定世界時)

iRMC S5 時刻がタイムゾーン設定で修正された RTC 時刻に設定されます。

ローカルタイム iRMC 時刻は RTC 時刻に設定されます。

タイムゾーン

PRIMERGY サーバがある場所のタイムゾーンを設定します。

NTPサーバ 1

プライマリ NTP サーバの IP アドレスまたは DNS 名

NTPサーバ 2

セカンダリ NTP サーバの IP アドレスまたは DNS 名

NTP アップデート

iRMC の時刻を指定した NTP サーバの設定と同期させます。TFTP によるファームウェア更新

「TFTP によるファームウェア更新」グループを使用して、iRMC ファームウェアをアップデートできます。そのためには、TFTP サーバ上のファイルにファームウェアイメージを保存する必要があります。TFTP を起動すると、iRMC がフラッシュされます。

TFTP サーバ

イメージを含むファイルが格納される TFTP サーバの IP アドレスまたは DNS名。

アップデートファイル

イメージを含むファイル。ライセンスキー

iRMC にライセンスキーをアップロードできます。

iRMC の「ビデオリダイレクション」、「仮想メディア」、および「ライフサイクル管理」機能を使用するには、有効なライセンスキーが必要です。Lifecycle Management のライセンスキーは、必ず iRMC カードと共に購入されます。

ライセンスキー

ライセンスキーを XXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XX の形式で入力するフィールド。

iRMC S5 Web インターフェース 145

Page 146: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

2.4 「設定」メニュー

ユーザインターフェース

このグループでは、iRMC Web インターフェースのレイアウトを変更するパラメータを指定します。

消費電力監視単位

消費電力を表示する単位は以下の通りです:l ワットl BTU/h(1 BTU/h は 0.293 ワットに相当します)

温度単位

Web インターフェースで表示する温度の単位(摂氏/華氏)を指定します。この設定は現在のセッションに適用され、次回 iRMC Web インターフェースを呼び出す際に有効になります。

デフォルト言語

言語の初期設定を行います(ドイツ語/英語/日本語のいずれか)。次回 iRMCWeb インターフェースを呼び出す際に有効になります。

iRMC S5 Web インターフェース 146

Page 147: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3 ビデオリダイレクション(AVR)ビデオリダイレクション(AVR)では、リモートワークステーションから管理対象サーバのマウスとキーボードを制御したり、管理対象サーバから現在のグラフィックやテキストの出力を表示することができます。

ビデオリダイレクション(AVR)機能を使用するには、有効な KVM ライセンスキーが必要です。

Java キャッシングを無効にしないでください。無効にすると Java を使用した AVR を起動できません。(デフォルトでは Java キャッシングは有効です)。

3.1 AVR の要件サポートされるグラフィックモード

解像度 リフレッシュレート [Hz] 最大色深度(ビット)640 x 480(VGA) 60, 75, 85 32

800 x 600(SVGA) 56, 60, 72, 75, 85 32

1024 x 768(XGA) 60, 70, 75, 85 32

1152 x 864 60; 70; 75 32

1280 x 800(UXGA) 60; 70; 75; 85; 16

1280 x 1024(UXGA) 60 24

1600 x 1200(UXGA) 60; 65; 16

1680 x 1050 60 16

1920 x 1080 60 16

1920 x 1200 60 16

VESA 準拠のグラフィックモードのみサポートされます。

iRMC S5 Web インターフェース 147

Page 148: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.1 AVR の要件

サポートされるテキストモード

iRMC は下記の共通テキストモードをサポートします。

l 40 x 25l 80 x 25l 80 x 43l 80 x 50

ディスプレイ設定の詳細は、お使いの OS のヘルプシステムを参照してください。

キーボードの設定

リモートワークステーションのキーボードの言語設定が管理対象サーバと異なる場合、AVR のキーボードの言語設定を管理対象サーバと同じにする必要があります。

以下の言語間のマッピング可能です。

l 「自動検出」(デフォルト値)l English (United States)l English (United Kingdom)l Frenchl French (Belgium)l German (Germany)l German (Switzerland)l 日本語l Spanishl Italianl Danishl Finnishl Norwegian (Norway)l Portuguese (Portugal)l Swedishl Dutch (Netherland)l Dutch (Belgium)l Turkish - Fl Turkish - Q

すべてのキーをマッピングできるわけではありません。1 つのキーが機能しない場合、表示されたキーボードを使用します(詳細は、151 ページの キーボードリダイレクションを参照)。

iRMC S5 Web インターフェース 148

Page 149: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.2 同時 AVR セッション

3.2 同時 AVR セッションAVR は、同時に最大 2 つのユーザセッションで使用できます。1 つ目の開始されたAVR セッションは、最初フルアクセスモードで、サーバのフルコントロールができます。

2 つ目の AVR セッションの開始

前の AVR セッション 1 がまだアクティブでフルアクセスモードになっているときに AVR セッションを開始すると、セッション 1 の AVR ウィンドウで「仮想コンソールの特権を共有しています」ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスにある 3 つのオプションを使用して、2 つ目のセッションの操作方法を30 秒以内に決定します。

仮想コンソールの許可

セッション 2 がフルアクセスモードに切り替わります。セッション 1 が部分アクセス(ビデオのみ)モードに切り替わります。

セッション 1 のバーチャルメディア接続がクリアされます。

ビデオのみ許可

セッション 2 が部分アクセス(ビデオのみ)モードに切り替わります。このモードでは、サーバのキーボードおよびマウスの操作を表示するだけしかできません。ビデオおよびアクティブユーザ機能を使用できます。

セッション 1 はフルアクセスモードのままになります。

アクセスを拒否

セッション 2 がアクセス拒否されて閉じます。セッション 1 はフルアクセスモードのままになります。

セッション 1 が「OK」で確定される前にカウンタが 0 になった場合、セッション2 はフルアクセスモードになり、セッション 1 は部分アクセス(ビデオのみ)モードになります。

フルアクセスの要求

2 つの AVR セッションが現在アクティブで、セッション 1 がフルアクセスモードになっていない場合、セッション 1 のユーザ 1 は AVR ウィンドウの「オプション」メニューの「フル権限要求」をクリックして、「フルアクセス」を要求できます(詳細は、161 ページの 「オプション」メニューを参照)。

この場合、同時 AVR セッション 2 のユーザ 2 は AVR セッション 1 に「仮想コンソールの特権を共有しています」ダイアログボックスでフルアクセスを付与するよう求められます。このダイアログボックスにある 2 つのオプションを使用して、2つ目のセッションの操作方法を 28 秒以内に決定します。

仮想コンソールの許可

セッション 1 がフルアクセスモードに切り替わります。セッション 2 が部分アクセス(ビデオのみ)モードに切り替わります。

iRMC S5 Web インターフェース 149

Page 150: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.3 「サーバ側モニタの表示オフ制御」機能

セッション 1 のバーチャルメディア接続がクリアされます。

ビデオのみ許可

セッション 1 が部分アクセス(ビデオのみ)モードに切り替わります。このモードでは、サーバのキーボードおよびマウスの操作を表示するだけしかできません。ビデオおよびアクティブユーザ機能を使用できます。

セッション 1 はフルアクセスモードのままになります。「フルアクセス」セッションの終了

2 つの AVR セッションが現在アクティブで、フルアクセスモードの 1 つのセッションを終了すると、「仮想コンソールの特権を共有しています」ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスでは、ユーザは 10 秒以内に、フルアクセスモードのマスターセッションとして他方のセッションを選択できます。

l このオプションを選択すると、もう一方のセッションがフルアクセスモードに切り替わります。

l このオプションの選択を解除すると、もう一方のセッションは部分アクセス(ビデオのみ)モードのままになります。

l 「OK」で確定される前にカウンタの期限が切れると、部分アクセス(ビデオのみ)モードのままになります。

3.3 「サーバ側モニタの表示オフ制御」機能iRMC の「サーバ側モニタの表示オフ制御」オプションで、AVR セッション中に管理対象サーバのサーバ側モニタの電源をオフにできます。この場合、AVR を使用するサーバのサーバ側モニタ上で行う入力と実行する操作は表示できません。識別灯が点滅して、サーバが「サーバ側モニタ OFF」モードであることを示します。

iRMC Web インターフェースの「ビデオリダイレクション」グループの「サーバ側モニタの表示オフ制御」機能を設定します(詳細は、92 ページの サービスを参照)。「ビデオリダイレクション」グループで、新しい AVR セッションが開始されると、サーバ側モニタが必ず自動的にオフに切り替わるように設定することもできます。

サーバを適切に設定した後に、ツールバーの右から 2 番目のアイコンをクリックして「ビデオ」メニューを使用しても、サーバのサーバ側モニタのオンとオフをリモートワークステーションから切り替えることができます。

「サーバ側モニタの表示オフ制御」オプション(詳細は、92 ページの サービスを参照)が無効に設定されている場合、サーバ側モニタは必ずオンになり、オフに切り替えることはできません。

サーバ側モニタの現在のステータスは AVR の「ビデオ」メニューに示され、AVRツールバー(Java アプレット)または AVR ステータスバー(HTML5)の右から2 番目のアイコンを使用して表示されます。

iRMC S5 Web インターフェース 150

Page 151: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.4 キーボードリダイレクション

状態アイコン 意味

管理対象サーバのモニタがロック解除されている(オンに切り替えられている)ことを示します。つまり、AVR コンソールで行われる操作は、管理対象サーバのモニタに表示できます。このボタンをクリックすると、管理対象サーバのモニタがロックされ、アイコンが赤色に変わります。

「サーバ側モニタの表示オフ制御」オプション(詳細は、92 ページの サービスを参照)が無効な場合、モニタのステータスを切り替えることはできません。

サーバ側モニタがロックされている(オフに切り替えられている)ことを示します。つまり、AVR コンソールで行われる操作は、管理対象サーバのモニタには表示できません。このボタンをクリックすると、管理対象サーバのモニタのロックが解除され、アイコンが緑色に変わります。

3.4 キーボードリダイレクションキーボードリダイレクションは、AVR ウィンドウにフォーカスされている場合のみ機能します。

l キーボードリダイレクションが機能していないと思われる場合は、AVR ウィンドウをクリックしてみます。

l キーボードが反応しない場合は、AVR ウィンドウがビューモードになっていないかを確認します。フルコントロールモードに切り替える方法は、149 ページの 同時 AVR セッションを参照してください。

特殊キーの組合せ

AVR は、通常のキーの組合せをすべてサーバに渡します。Windows キーなどの特殊キーは送信されません。Alt + F4 などの一部の特殊キーの組み合わせは、クライアントのオペレーティングシステムによって中断されるため、送信できません。このような場合は、内蔵特殊キー、またはユーザ定義のホットキーや仮想キーボードのホットキーを使用してください。

フルキーボードのサポート

フルキーボードのサポート機能では、ソフトキーボードを介して、管理対象サーバの物理的なキーボードのすべてのファンクションキーを使用できるようにします。

iRMC S5 Web インターフェース 151

Page 152: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.4 キーボードリダイレクション

統合された特殊キー

AVR ウィンドウの右下に、特殊キーのバーがあります。これらのキーは「スティックキー」として機能します。つまり、クリックすると押したままの状態(赤い文字で示されます)が続き、もう一度クリックするとまた元の位置に戻ります。

統合された特殊キーを使用すると、たとえば、ユーザ固有のキーボード上で押しても AVR に送信されない特殊キーの組合せを使用することができます。

特殊キー 意味LALT Left Alt(ernate)キー(キーボードの Alt キーに相当)。

LCTRL Left CTRL キー(キーボードの左 Ctrl キーに相当)。

RAlt Right Alt(ernate)キー/Alt(ernate)Graphic キー(キーボードの Alt Gr キーに相当)。

RCTRL Right CTRL キー(キーボードの右 Ctrl キーに相当)。

Num Num Lock キー。キーボードの右側にある数字キーをアクティブ/非アクティブにします(キーボードの Num キーに相当)。

Caps Caps Lock キー(キーボードの Caps Lock キーに相当)。

Scroll Scroll キー(キーボードの左 Ctrl キーに相当)。

ソフトキーボード(Java アプレットのみ)

Java アプレットでは、ソフトキーボード(仮想キーボードともいいます)でキーボードの機能を使用できます。ソフトキーボードを使用するとすべてのキーの組み合わせを使用できます。つまり、ソフトキーボードでは実際のキーボードを完全に代替する機能が使用可能です。

ソフトキーボードは、AVR ウィンドウの(「キーボード」メニューからアクティブにできます(詳細は、157 ページの 「キーボード」メニューを参照)。

セキュアキーボード

iRMC Web インターフェースを HTTPS 接続している場合、キーボード入力とマウスクリックを、リアルタイムで暗号化してから管理対象サーバに転送されるように設定できます(詳細は、対応する「オプション」メニューを参照)。

iRMC S5 Web インターフェース 152

Page 153: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.5 Java を使用した AVR の開始

3.5 Java を使用した AVR の開始iRMC 機能のビデオリダイレクションを使用するには、ライセンスキーが必要です(詳細は、29 ページの システムの概要を参照してください)。

1. 「設定」メニューで、「サービス」ページを開きます。2. 「ビデオリダイレクション(AVR)」グループで「Java Applet による

HTML5 を優先」をオフにします。3. 「適用」をクリックして変更を送信します。

4. タイトルバーで、 をクリックしてコンテキストメニューを開きます。5. 「ビデオリダイレクションの開始」を選択して、AVR セッションを開始しま

す。

ビデオリダイレクションのための Java アプレットが開始されます。別のリダイレクションセッションが実行されている場合、両方のセッションが「AVR 実行中セッション表」に表示されます。

3.5.1 AVR ウィンドウ

AVR ウィンドウには、以下のエレメントも含まれます。

l AVR メニューバーから個々の AVR メニューにアクセスできます(詳細は、154 ページの AVR ウィンドウのメニュー(Java)を参照)。

l AVR ツールバーからさまざまな AVR ツールに直接アクセスして、AVR セッションの停止/開始、バーチャルメディア機能の使用、AVR セッションの記録、ホットキーの使用などができます(詳細は、164 ページの ツールバーを参照)。

l ズームツールバーで AVR ビューを段階なく拡大/縮小できます。l AVR ウィンドウの右下にある統合された特殊キーで Windows のキーまたは特

殊キーの組み合わせを使用できます。これらのキーは、ユーザ固有のキーボードで押しても送信されません。

iRMC S5 Web インターフェース 153

Page 154: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.5 Java を使用した AVR の開始

図 39: AVR ウィンドウの構造

データ転送速度が低下した場合、現在の AVR セッションの色深度に対する帯域幅(bpp、ビット/ピクセル)を低く設定できます。

3.5.2 AVR ウィンドウのメニュー(Java)

AVR ウィンドウのメニューバーには以下のメニューがあります。

l 155 ページの 「ビデオ」メニューl 157 ページの 「キーボード」メニューl 160 ページの 「マウス」メニューl 161 ページの 「オプション」メニューl 162 ページの 「メディア」メニューl 162 ページの 「電源」メニューl 164 ページの 「アクティブユーザ」メニューl 164 ページの 「ヘルプ」メニュー

iRMC S5 Web インターフェース 154

Page 155: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.5 Java を使用した AVR の開始

AVR ツールバーのアイコンを使用して、よく使用する AVR 機能に直接アクセスできます。

3.5.2.1 「ビデオ」メニュー

「ビデオ」メニューでは、AVR の設定と AVR のコントロールができます。

「ビデオ」メニューから以下の機能を選択できます。

リダイレクションの一時停止

AVR を一時停止し、AVR ビューを静止します。AVR ビューは AVR が再開されるまで静止したままになります。

ビデオリダイレクションの再開

AVR を再開し、AVR ビューを更新します。

ビデオのリフレッシュ

AVR ビューを更新します。

ホストディスプレイを ON にする

このオプションが選択/選択解除されているかによって、管理対象サーバのサーバ側モニタをオンにします。

次の場合、この機能はサーバ側モニタがオフの場合でも無効です。

l ビューモードの場合。l 高解像度のグラフィックモードが管理対象サーバで設定されている(詳細

は、147 ページの AVR の要件を参照)。サーバ側モニタの <ステータス>表示:Local Monitor always off

ホストディスプレイを OFF にする

このオプションが選択/選択解除されているかによって、管理対象サーバのサーバ側モニタをオフにします。

ビューモードの場合、この機能はサーバ側モニタがオフの場合でも無効です。

低帯域幅モード

データ転送速度が低下した場合、同じ iRMC 状のすべての AVR セッションの色深度に対する帯域幅(bpp、ビット/ピクセル)を低く設定できます。

オプション 意味Normal デフォルト。帯域幅は低下しません。

8 bpp 8 bpp 色深度(256 色)。

iRMC S5 Web インターフェース 155

Page 156: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.5 Java を使用した AVR の開始

オプション 意味8 bpp モノクロ 8 bpp 白黒深度(256 グレー階調)。

16 bpp 16 bpp 色深度(65536 色)。

画面キャプチャ

AVR ビューのスクリーンショットを作成し、関連する CapturedScreen.jpegファイルをステーションまたはネットワーク共有のディレクトリに格納できるブラウザを開きます。

同じ機能は、iRMC Web インターフェースの「ビデオリダイレクション」ページからも使用できます(詳細は、92 ページの サービスを参照)。

フルスクリーン

フルスクリーンモードを有効/無効にします。

このオプションは、リモートワークステーションの画面解像度が管理対象サーバの画面解像度と同一の場合のみ有効です。

録画の開始

管理対象サーバのモニタに表示されるイベントのビデオ録画を作成します。

このボタンは、次の場合は無効です。

l 「設定 」オプションでまだビデオ設定が行われていない(下記参照)。l ビデオ録画が現在実行中。

録画の停止

ビデオ録画を停止します。このオプションは、ビデオ録画セッションが現在実行中の場合のみ有効にできます。

設定

「ビデオ録画」ダイアログボックスが開き、ビデオ録画に必要な設定を行うことができます(詳細は、156 ページの 「ビデオ録画」ダイアログボックスを参照)。

終了

ユーザ固有の AVR セッションを終了します。

「ビデオ録画」ダイアログボックス

「ビデオ録画」ダイアログボックスの中でビデオ録画に必要な設定を行うことができます。

このダイアログボックスは、AVR ウィンドウの「ビデオ」/「設定」で開きます。

ダイアログボックスには次のオプションがあります。

iRMC S5 Web インターフェース 156

Page 157: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.5 Java を使用した AVR の開始

録画時間

ビデオの継続期間(秒)

保存するビデオ

「参照」で選択したディレクトリを表示します。

参照

ブラウザダイアログが開き、ビデオを格納するコンピュータまたはネットワーク共有のディレクトリに移動できます。

標準ビデオ解像度を 1024x768 にする

この場合、管理対象サーバのモニターでの解像度の変更ごとに個別のビデオファイルが作成されます。

このオプションが有効な場合、管理対象サーバのモニタの実際のビデオ解像度に関係なく、1024x768 という正規化されたビデオ解像度がビデオ出力全体に適用されます。これにより、ビデオの品質が低下することがあります。

OK

設定を有効にして、ダイアログボックスを閉じます。「録画の開始」ボタンが有効になります。

キャンセル

設定を有効にしないで、ダイアログボックスを閉じます。

3.5.2.2 「キーボード」メニュー

「キーボード」メニューでは、キーボードリダイレクション時に特殊キーを処理できます(151 ページの キーボードリダイレクションを参照)。

「キーボード」メニューから以下の機能を選択できます。

右 [Ctrl] キーを押したままにします。

右 [Ctrl] キーを押したままにします。

右 [Alt] キーを押したままにします。

右 [Alt] キーを押したままにします。

左 [Ctrl] キーを押したままにします。

左 [Ctrl] キーを押したままにします。

左 [Alt] キーを押したままにします。

左 [Alt] キーを押したままにします。

左 Windows キー

「押したままにする」が有効な場合に左の Windows キーを押したままの状態にします。有効でない場合は、「押して離す」が適用されます。

iRMC S5 Web インターフェース 157

Page 158: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.5 Java を使用した AVR の開始

右 Windows キー

「押したままにする」が有効な場合に右の Windows キーを押したままの状態にします。有効でない場合は、「押して離す」が適用されます。

Ctrl+Alt+Del

Ctrl + Alt + Del のキーの組み合わせを適用します。

コンテキストメニュー

管理対象サーバで実行中のアプリケーションまたはオペレーティングシステムの適切なコンテキストメニューを開きます。

ホットキー

「ユーザー定義マクロ」ダイアログボックスが開き、独自のホットキーを定義して適用します(172 ページの 新規ホットキーの定義)。

ホスト物理キーボード

管理対象サーバのキーボードで使用する言語。

以下のオプションを選択できます。l 「自動検出」(デフォルト値)l English (United States)l English (United Kingdom)l French (Belgium)l Frenchl German (Germany)l German (Switzerland)l 日本語l Spanishl Italianl Danishl Finnishl Norwegian (Norway)l Portuguese (Portugal)l Swedishl Dutch (Netherland)l Dutch (Belgium)l Turkish - Fl Turkish - Q

「自動検出」を選択した場合、AVR は、キーボードの言語が管理対象サーバおよびリモートワークステーションと同じと見なします。

iRMC S5 Web インターフェース 158

Page 159: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.5 Java を使用した AVR の開始

ソフトウェアキーボード

管理対象サーバのソフトキーボード(仮想キーボード)で使用する言語。

フルキーボードのサポート

有効にすると、ソフトキーボードを介して、管理対象サーバの物理的なキーボードのすべてのファンクションキーを使用できるようにします。

Windows

管理対象サーバのオペレーティングシステムを指定します。

Linux

管理対象サーバのオペレーティングシステムを指定します。

ソフトキーボードの表示

目的の言語でソフトキーボードを表示するには、次の手順に従います。

1. マウスポインタを「ソフトウェアキーボード」アイテムに移動します。

選択可能なソフトキーボード言語のリストが表示されます。

2. 目的の言語をリストから選択します。

選択した言語のソフトキーボードが表示されます。

新規ホットキーの定義

新しいホットキーを定義するには、次の手順に従います。

1. 「AVR」ウィンドウで、「ホットキー」/「ホットキーの追加」をクリックします。

「ユーザー定義マクロ」ダイアログボックスが開き、すでに定義されているユーザ定義マクロが表示されます(ここでは A、B)

2. 「追加」をクリックして新しいユーザ定義マクロを定義します。

「マクロの追加」ダイアログボックスが開きます。

3. キーボードの「Windows」、「Alt+F4」、「Print Screen」ボタンおよびキーを使用して、最大 6 個の任意のキーの組み合わせを入力します。

入力した組み合わせは「マクロの追加」ダイアログボックスに表示されます。

4. 「全消去」または「消去」をクリックすると、すべてのキーまたは画面の一番右のキーを削除できます。

5. 「OK」をクリックして新しいホットキーをアクティブにします。

新しいホットキーが「ユーザー定義マクロ」ダイアログボックスに表示されます。

6. ホットキーを削除するには、対応するエントリを選択して「削除」をクリックします。

iRMC S5 Web インターフェース 159

Page 160: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.5 Java を使用した AVR の開始

7. 「クローズ」をクリックして「ユーザー定義マクロ」ダイアログボックスを閉じます。

すでに定義されているホットキーの適用

すでに定義されているホットキーを適用するには、次の手順に従います。

1. 「ホットキー」をクリックします。2. 「ホットキーの追加」アイテムの下に、すでに定義されているホットキーのリス

トが表示されるので、必要なホットキーをクリックします。

3.5.2.3 「マウス」メニュー

「マウス」メニューでは、マウスリダイレクションの設定を行うことができます。

「マウス」メニューから次の機能を選択できます。

カーソルの表示

AVR の使用時に、リモートワークステーションのマウスポインタを表示/非表示にします。

マウス キャリブレーション

相対マウスモードを調整する場合に使用します。このオプションは、「Relativeモード」が「マウスモード」に設定されている場合にのみ有効です。

「Relative モード」では、管理対象サーバのマウスポインタが、減速してリモートワークステーションのマウスポインタに従います。

ホストカーソルの表示

管理対象サーバのマウスポインタに加えて、追加のマウスポインタを表示します。

マウスポインタのハードウェアアクセレレーションを最大値に設定し、Matrox G200e を搭載する場合、iRMC のマウスポインタがアクティブになります。このモードでは、マウスポインタは通常 1 つしか表示されません。この場合「ホストカーソルの表示」オプションを使用して、管理対象サーバを参照する 2 つ目のマウスポインタを表示できます。

マウスモード

マウスモードを指定します。

オプション 意味Absolute マウスモード

デフォルト設定。常に「Absolute モード」を使用してください。古いオペレーティングシステム(RedHat 4 など)の場合のみ、「Absolute モード」を使用できないことがあります。

iRMC S5 Web インターフェース 160

Page 161: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.5 Java を使用した AVR の開始

オプション 意味Relative マウスモード

リモートワークステーションでマウスポインタを表示しません。

マウス非表示モード

LSI WEBBIOS の場合のみ。

3.5.2.4 「オプション」メニュー

「オプション」メニューでは、必要に応じてウィンドウサイズのリサイズ、AVRウィンドウのメニューとダイアログボックスを表示する言語の設定ができます。

ズーム

AVR ウィンドウのサイズを、実際のサイズで表示するか、管理対象サーバのサーバ側モニタの解像度に合わせるか、リモートワークステーションのモニターの解像度に合わせるかを指定します。

オプション 意味実際のサイズ

AVR ウィンドウは全画面サイズに拡張されます。

ホストの解像度に合わせる

このオプションは、リモートワークステーションの画面解像度が管理対象サーバの画面解像度以下の場合のみ有効にできます。

リモートワークステーションおよび管理対象サーバの画面解像度が同じ場合、AVR ツールバーの「フルスクリーン」アイコンが有効になります(164 ページの ツールバーを参照)。

クライアントの解像度に合わせる

リモートワークステーションの画面解像が管理対象サーバの画面解像より高い場合、AVR ウィンドウは自動的に調整されます。

これは通常の作業環境です。

GUI 言語

AVR ウィンドウのメニューとダイアログボックスを表示する言語(「English」、「German」、「日本語」)を指定します。

このフィールドは、AVR セッションを起動する iRMC Web インターフェースに設定された GUI 言語を使用して事前に設定されています。

Block Privilege Request

このオプションは、同時 AVR セッションの実行中にのみ、該当します。このグループには以下のオプションがあります。

iRMC S5 Web インターフェース 161

Page 162: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.5 Java を使用した AVR の開始

オプション 意味ビデオのみ許可

同時 AVR セッションのユーザに、「フルアクセス」を付与するよう求めます。ユーザの決定に従って、「部分アクセス」モードが付与されます。詳細については、詳細については、149 ページの 同時 AVR セッションを参照してください。

アクセスを拒否

同時 AVR セッションのユーザに、「フルアクセス」を付与するよう求めます。ユーザの決定に従って、「フルアクセス」が付与されます。

3.5.2.5 「メディア」メニュー

「メディア」メニューから「仮想メディア」ウィザード ウィザードを起動できます。仮想メディアウィザードでは、リモートワークステーションにバーチャルメディアデバイスとしてメディアを接続したり接続解除したりできます(178 ページの 仮想メディアウィザードを参照)。

仮想メディアウィザード...

「仮想メディアウィザード」をクリックして 仮想メディアウィザードを起動して、リモートワークステーションにバーチャルメディアデバイスとしてメディアを接続したり接続解除したりできます。

3.5.2.6 「電源」メニュー

「電源」メニューを使用して、サーバの電源投入/切断やリブートを行うことができます。さらに、次の起動時のサーバの動作を設定することができます。

電源オン

サーバの電源を投入します。

電源 Off-On

サーバの電源が完全に切断され、設定した時間の経過後、再び投入されます。この時間は、「ASR&R オプション」グループの「パワーサイクル間隔」フィールドで設定できます(詳細は、132 ページの サーバ管理情報を参照)。

電源ボタンを押す

インストールされている OS と設定されている動作に依存して、電源オフボタンを短く押してさまざまな動作をトリガできます。これらの動作では、コンピュータのシャットダウンや、スタンバイモードへの切り替えができます。

ハードリセット

OS の状態にかかわらず、サーバを完全に再起動します(コールドスタート)。

iRMC S5 Web インターフェース 162

Page 163: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.5 Java を使用した AVR の開始

NMI 発行

マスク不可能な割り込み(NMI:Non-Maskable Interrupt)を発行します。NMI は、システムの標準の割り込みマスクテクノロジで無視できるプロセッサ割り込みです。

リセット(再起動)

グレースフルシャットダウンとリセット。

このオプションは、ServerView Agents がインストールされていて、かつ、iRMC にサインオンして「接続中」の場合のみ使用できます。

このオプションは、ESXi OS を実行するサーバでは実行できません。

電源切断(シャットダウン)

グレースフルシャットダウンと電源切断。

このオプションは、ServerView Agents がインストールされていて、かつ、iRMC にサインオンして「接続中」の場合のみ使用できます。

このオプションは、ESXi OS を実行するサーバでは実行できません。

起動オプションの設定

この項目をクリックすると、「起動オプションの設定」ダイアログボックスが開き、次回起動したときのシステムの動作を設定できます(163 ページの 「起動オプションの設定」ダイアログを参照)。

「起動オプションの設定」ダイアログ

「起動オプションの設定」ダイアログでは、次回起動時のシステム構成を設定することができます。「電源」/「起動オプションの設定」でダイアログボックスを開きます。

起動デバイス選択

起動するストレージメディア。以下のオプションを選択できます。

オプション 意味変更しない 前と同じストレージメディアからシステムを起動します。

PXE/iSCSI システムをネットワーク上の PXE/iSCSI から起動します。

ハードドライブ

システムを HDD から起動します。

CD-ROM/DVD

システムを CD/DVD から起動します。

iRMC S5 Web インターフェース 163

Page 164: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.5 Java を使用した AVR の開始

オプション 意味フロッピー システムをフロッピーディスクから起動します。

BIOS セットアップ

起動時にシステムが BIOS セットアップに入ります。

次回起動時のみ適用する

このオプションを選択すると、このダイアログボックスの設定が 1 回だけ実行されます。

3.5.2.7 「アクティブユーザ」メニュー

「アクティブユーザ」メニューには、現在 AVR を使用しているユーザが表示されます。緑色のビュレットはユーザ固有のセッションであることを示します。

3.5.2.8 「ヘルプ」メニュー

JViewer に一般情報を表示するほかに、「ヘルプ」メニューの「サーバ情報」ダイアログボックスには、iRMC Web インターフェースの「概要」ページの「システム情報」に定義された情報が表示されます(詳細は、29 ページの システムの概要を参照)。

3.5.3 ツールバー

AVR ツールバーのアイコンを使用して、よく使用する AVR 機能に直接アクセスできます。マウスポインタをアイコンの上に移動すると、ツールチップ形式のヒントが表示されることがあります。

「部分アクセス(ビデオのみ)」モードでは、「Video」および「アクティブユーザ」アイコンを使用できます。

サーバ側でビデオリダイレクションが「Num Lock On」モードで実行された場合、クライアント側も「Num Lock ON」に切り替わります。

以下のアイコンは、AVR ウィンドウのツールバーにあります。

アイコン 意味AVR を一時停止し、ビューを静止します。AVR ビューは AVR が再開されるまで静止したままになります。

フルスクリーンモードを有効または無効にします。

iRMC S5 Web インターフェース 164

Page 165: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.5 Java を使用した AVR の開始

アイコン 意味ハードディスク/USB リダイレクションがこの AVR セッションに確立されているか(緑色)されていないか(赤色)を示します。アイコンをクリックすると バーチャルメディアウィザード が起動します(178 ページの 仮想メディアウィザード を参照)。

フロッピーリダイレクションがこの AVR セッションに確立されているか(緑色)されていないか(赤色)を示します。アイコンをクリックすると バーチャルメディアウィザード が起動します。

CD/DVD リダイレクションがこの AVR セッションに確立されているか(緑色)されていないか(赤色)を示します。アイコンをクリックすると バーチャルメディアウィザード が起動します。

リモートワークステーションのマウスポインタが AVR ウィンドウで表示可能か(緑色)または不可能か(グレー表示)を示します。アイコンをクリックすると、2 つのモードを切り替えることができます。

ソフトキーボードを表示します(詳細については157 ページの「キーボード」メニューを参照)。

ビデオ設定がすでに設定されているかどうかによって、ビデオ録画を開始するか、ビデオ設定を行う「ビデオ録画」ダイアログが開きます(155 ページの 「ビデオ」メニューを参照)。

使用できるホットキーの一覧を表示します。ホットキーを適用するには、関連する項目をクリックします(172 ページの 新規ホットキーの定義を参照)。

現在アクティブな各 AVR セッションについて、AVR セッションを開始した iRMC ユーザと、AVR セッションを開始したリモートワークステーションの IP アドレスを表示します。

iRMC Web インターフェースの AVR ページで「サーバ側モニタの表示オフ制御」が有効な場合、このトグルボタンで次の状態を切り替えることができます。

管理対象サーバのモニタのロックが解除されていることを示します。つまり、AVR コンソールで行われる操作は、管理対象サーバのモニタに表示できます。このボタンをクリックすると、管理対象サーバのモニタがロックされます。

iRMC S5 Web インターフェース 165

Page 166: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.6 HTML5 を使用した AVR の開始

アイコン 意味管理対象サーバのモニタがロックされていることを示します。つまり、AVR コンソールで行われる操作は、管理対象サーバのモニタに表示できません。このボタンをクリックすると、管理対象サーバのモニタのロックが解除されます。

このトグルボタンで、管理対象サーバの電源のオン/オフを切り替えることができます。

管理対象サーバの電源が現在オンであることを示します。このボタンをクリックすると、管理対象サーバの電源をオフにすることを確定するダイアログが表示されます(即時電源切断)。

管理対象サーバの電源が現在オフであることを示します。このボタンをクリックすると、管理対象サーバの電源をオンにすることを確定するダイアログが表示されます。

3.6 HTML5 を使用した AVR の開始iRMC 機能のビデオリダイレクションを使用するには、ライセンスキーが必要です(詳細は、29 ページの システムの概要)。

1. 「設定」メニューで、「サービス」ページを開きます。2. 「ビデオリダイレクション(AVR)」グループで「Java Applet による

HTML5 を優先」を選択します。3. 「適用」をクリックして変更を送信します。

4. タイトルバーで、 をクリックしてコンテキストメニューを開きます。5. 「ビデオリダイレクションの開始」を選択して、AVR セッションを開始しま

す。

デフォルトのブラウザが開き、管理対象サーバの画面が表示されます。別のリダイレクションセッションが実行されている場合、両方のセッションが「AVR 実行中セッション表」に表示されます。

3.6.1 HTML5 ページ

リダイレクトされた HTML5 ページが、HTML5 対応のブラウザに表示されます。HTML5 ページには次の領域があります。

l メニューバーから個々のメニューにアクセスできます(詳細は、168 ページのAVR ウィンドウのメニュー(HTML5)を参照)。

iRMC S5 Web インターフェース 166

Page 167: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.6 HTML5 を使用した AVR の開始

l ステータスバーから一部の AVR ツールにアクセスでき、中でも、仮想メディア機能を使用できます(詳細は、176 ページの AVR ウィンドウの状態バー(HTML5)を参照)。

l HTML5 ページの右下にある統合された特殊キーで Windows のキーまたは特殊キーの組み合わせを使用できます。これらのキーは、ユーザ固有のキーボードで押しても送信されません。

図 40: HTML5 ページ

ウィンドウ下部にキー付きのボタンバーがあります。この特殊キーを使用すると、たとえば、ユーザ固有のキーボード上で押しても AVR に送信されない特殊キーの組み合わせを使用することができます。

ボタン 意味

LWIN 左 Windows キーを押す(キーボードの左 [Windows] キーに相当)。

RWIN 右 Windows キーを押す(キーボードの右 [Windows] キーに相当)。

iRMC S5 Web インターフェース 167

Page 168: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.6 HTML5 を使用した AVR の開始

ボタン 意味

LALT 左 Alt(ernate)キーを押す(キーボードの左 [Alt] キーに相当)。

LCTRL 左 CTRL キーを押す(キーボードの左 [Ctrl] キーに相当)。

RALT 右 Alt(ernate)キーを押す(キーボードの右 [Alt] キーに相当)。

RCTRL 右 CTRL キーを押す(キーボードの左 [Ctrl] キーに相当)。

NUM NumLock キーの現在の状態を表示する。(キーボードの [NumLock]キーに相当)。

CAPS CapsLock キーの現在の状態を表示する。(キーボードの [Caps Lock]キーに相当)。

SCR Print キーの現在の状態を表示する。(キーボードの [Print] キーに相当)。

3.6.2 AVR ウィンドウのメニュー(HTML5)

AVR ウィンドウのメニューバーには以下のメニューがあります。

l 168 ページの 「Video」 メニューl 169 ページの 「Mouse」メニューl 170 ページの 「Options」 メニューl 171 ページの 「Keyboard」メニューl 171 ページの 「Send Keys」 メニューl 172 ページの 「Hot Keys」メニューl 173 ページの 「Video Record」 メニューl 174 ページの 「Power」 メニューl 164 ページの 「アクティブユーザ」メニューl 176 ページの 「Help」メニュー

AVR ステータスバーのアイコンを使用して、よく使用する AVR 機能に直接アクセスできます。

3.6.2.1 「Video」 メニュー

「Video」メニューでは、AVR の設定とAVR のコントロールができます。

「Video」メニューから以下の機能を選択できます。

iRMC S5 Web インターフェース 168

Page 169: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.6 HTML5 を使用した AVR の開始

Pause Video

AVR を一時停止し、AVR ビューを静止します。AVR ビューは AVR が再開されるまで静止したままになります。

Resume Video

AVR を再開し、AVR ビューを更新します。

Refresh Video

AVR ビューを更新します。

Display ON

このオプションが選択/選択解除されているかによって、管理対象サーバのサーバ側モニタをオンにします。

次の場合、この機能はサーバ側モニタがオフの場合でも無効です。

l ビューモードの場合。l 高解像度のグラフィックモードが管理対象サーバで設定されている(詳細

は、147 ページの AVR の要件を参照)。サーバ側モニタの <ステータス>表示:Local Monitor always off

Display OFF

このオプションが選択/選択解除されているかによって、管理対象サーバのサーバ側モニタをオフにします。

ビューモードの場合、この機能はサーバ側モニタがオフの場合でも無効です。

Capture Screen

AVR ビューのスクリーンショットを作成し、関連する CapturedScreen.jpegファイルをステーションまたはネットワーク共有のディレクトリに格納できるブラウザを開きます。

同じ機能は、iRMC Web インターフェースの「ビデオリダイレクション」ページからも使用できます(詳細は、92 ページの サービスを参照)。

3.6.2.2 「Mouse」メニュー

「Mouse」メニューでは、マウスリダイレクションの設定を行うことができます。

「Mouse」メニューから次の機能を選択できます。

Show Client Cursor

AVR の使用時に、リモートワークステーションのマウスポインタを表示/非表示にします。

iRMC S5 Web インターフェース 169

Page 170: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.6 HTML5 を使用した AVR の開始

3.6.2.3 「Options」 メニュー

「Options」メニューでは、必要に応じてウィンドウサイズのリサイズ、AVR ウィンドウのメニューとダイアログボックスを表示する言語の設定ができます。

Zoom

AVR ウィンドウのサイズを、実際のサイズで表示するか、管理対象サーバのサーバ側モニタの解像度に合わせるか、リモートワークステーションのモニターの解像度に合わせるかを指定します。

オプション 意味

Normal リモートワークステーションの画面解像が管理対象サーバの画面解像より高い場合、AVR ウィンドウは自動的に調整されます。

これは通常の作業環境です。

Zoom in AVR ウィンドウは全画面サイズに拡張されます。

Zoom out このオプションは、リモートワークステーションの画面解像度が管理対象サーバの画面解像度以下の場合のみ有効にできます。

リモートワークステーションおよび管理対象サーバの画面解像度が同じ場合、AVR ツールバーの「フルスクリーン」アイコンが有効になります(AVR ツールバーを参照)。

Block Privilege Request

このオプションは、同時 AVR セッションの実行中にのみ、該当します。このグループには以下のオプションがあります。

オプション 意味

PartialPermission

同時 AVR セッションのユーザに、「フルアクセス」を付与するよう求めます。ユーザの決定に従って、「部分アクセス」モードが付与されます。詳細については、149 ページの 同時 AVR セッションを参照してください。

NoPermission

同時 AVR セッションのユーザに、「フルアクセス」を付与するよう求めます。ユーザの決定に従って、「フルアクセス」が付与されます。

iRMC S5 Web インターフェース 170

Page 171: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.6 HTML5 を使用した AVR の開始

3.6.2.4 「Keyboard」メニュー

「Keyboard」メニューでは、キーボードレイアウトに使用される言語を指定できます(151 ページの キーボードリダイレクションを参照)。

Keyboard Layout

管理対象サーバのキーボードで使用する言語。

以下のオプションを選択できます。l 英語(US)l ドイツ語 (Germany)l 日本語 (Japanese)

3.6.2.5 「Send Keys」 メニュー

「Send keys」メニューでは、キーボードリダイレクション時に特殊キーを処理できます(詳細は、151 ページの キーボードリダイレクションを参照)。

「Send Keys」メニューから以下の機能を選択できます。

Hold down

Hold Downキーは「スティックキー」として機能します。つまり、クリックすると押したままの状態(赤い文字で示されます)が続き、もう一度クリックするとまた元の位置に戻ります。

Right Ctrl Key

右 [Ctrl] キーを押したままにします。

Right Alt Key

右 [Alt] キーを押したままにします。

Right Windows Key

右 [Windows] キーを押したままにします。

Left Ctrl Key

左 [Ctrl] キーを押したままにします。

Left Alt key

左 [Alt] キーを押したままにします。

Left Windows Key

左 [Windows] キーを押したままにします。

iRMC S5 Web インターフェース 171

Page 172: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.6 HTML5 を使用した AVR の開始

Press and release

Ctrl+Alt+Del

Ctrl + Alt + Del のキーの組み合わせを適用します。

Left Windows Key

左 Windows キーを押して離します。

Right Windows Key

左 Windows キーを押して離します。

Context Menu Key

管理対象サーバで実行中のアプリケーションまたはオペレーティングシステムの適切なコンテキストメニューを開きます。

Print Screen Key

現在の画面のスクリーンキャプチャをクリップボードにコピーします。

3.6.2.6 「Hot Keys」メニュー

「Hot Keys」メニューを編集して、1 回のクリックでアクセスできるキーの組み合わせを定義できます。

あらかじめ、Ctrl+Alt+Del の組み合わせが定義されています。

新規ホットキーの定義

新しいホットキーを定義するには、次の手順に従います。

1. 「AVR」ウィンドウで、「ホットキー」/「ホットキーの追加」をクリックします。

「ユーザー定義マクロ」ダイアログボックスが開き、すでに定義されているユーザ定義マクロが表示されます(ここでは A、B)

2. 「追加」をクリックして新しいユーザ定義マクロを定義します。

「マクロの追加」ダイアログボックスが開きます。

3. キーボードの「Windows」、「Alt+F4」、「Print Screen」ボタンおよびキーを使用して、最大 6 個の任意のキーの組み合わせを入力します。

入力した組み合わせは「マクロの追加」ダイアログボックスに表示されます。

4. 「全消去」または「消去」をクリックすると、すべてのキーまたは画面の一番右のキーを削除できます。

5. 「OK」をクリックして新しいホットキーをアクティブにします。

新しいホットキーが「ユーザー定義マクロ」ダイアログボックスに表示されます。

iRMC S5 Web インターフェース 172

Page 173: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.6 HTML5 を使用した AVR の開始

6. ホットキーを削除するには、対応するエントリを選択して「削除」をクリックします。

7. 「クローズ」をクリックして「ユーザー定義マクロ」ダイアログボックスを閉じます。

すでに定義されているホットキーの適用

すでに定義されているホットキーを適用するには、次の手順に従います。

1. 「ホットキー」をクリックします。2. 「ホットキーの追加」アイテムの下に、すでに定義されているホットキーのリス

トが表示されるので、必要なホットキーをクリックします。

3.6.2.7 「Video Record」 メニュー

「Video Record 」メニューから、AVR を制御できます。

「Video Record」メニューから以下の機能を選択できます。

Record Video

管理対象サーバのモニタに表示されるイベントのビデオを録画します。

このボタンは、次の場合は無効です。

l 「Record Settings」ダイアログボックスにビデオ設定が行われていない。l ビデオを録画中。

Stop Recording

ビデオ録画を停止します。このオプションは、ビデオ録画セッションが現在実行中の場合のみ有効にできます。

Record Settings

「Record Settings」ダイアログボックスが開き、ビデオ録画に必要な設定を行うことができます(173 ページの Record Settings ダイアログボックス)。

Record Settings ダイアログボックス

「Record Settings」ダイアログボックスの中でビデオ録画に必要な設定を行うことができます。

このダイアログボックスは、AVR ウィンドウの「Video Record/RecordSettings」で開きます。

ダイアログボックスには次のオプションがあります。

Video Length

ビデオの継続期間(秒)

iRMC S5 Web インターフェース 173

Page 174: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.6 HTML5 を使用した AVR の開始

Video Compression

0.1(低品質)~ 0.9(高品質)の値を入力して、ビデオの圧縮率を設定します。

OK

設定を有効にして、ダイアログボックスを閉じます。Start Video 」ボタンが有効になります。

Cancel

設定を有効にしないで、ダイアログボックスを閉じます。

3.6.2.8 「Power」 メニュー

「Power」メニューを使用して、サーバの電源投入/切断やリブートを行うことができます。さらに、次の起動時のサーバの動作を設定することができます。

Power On Server

サーバの電源を投入します。

Immediate shutdown

OS の状態にかかわらず、サーバの電源を切断します。

Power Cycle Server

サーバの電源が完全に切断され、設定した時間の経過後、再び投入されます。この時間は、「ASR&R オプション」グループの「パワーサイクル間隔」フィールドで設定できます(詳細は、132 ページの サーバ管理情報を参照)。

Press Power Button

インストールされている OS と設定されている動作に依存して、電源オフボタンを短く押してさまざまな動作をトリガできます。これらの動作では、コンピュータのシャットダウンや、スタンバイモードへの切り替えができます。

Reset Server

OS の状態にかかわらず、サーバを完全に再起動します(コールドスタート)。

Pulse NMI

マスク不可能な割り込み(NMI:Non-Maskable Interrupt)を発行します。NMI は、システムの標準の割り込みマスクテクノロジで無視できるプロセッサ割り込みです。

Graceful Reset (Reboot)

グレースフルシャットダウンとリセット。

このオプションは、ServerView Agents がインストールされていて、かつ、iRMC にサインオンして「接続中」の場合のみ使用できます。

このオプションは、ESXi OS を実行するサーバでは実行できません。

iRMC S5 Web インターフェース 174

Page 175: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.6 HTML5 を使用した AVR の開始

Graceful Power Off (Shutdown)

グレースフルシャットダウンと電源切断。

このオプションは、ServerView Agents がインストールされていて、かつ、iRMC にサインオンして「接続中」の場合のみ使用できます。

このオプションは、ESXi OS を実行するサーバでは実行できません。

Boot Options

この項目をクリックすると、「起動オプションの設定」ダイアログボックスが開き、次回起動したときのシステムの動作を設定できます(175 ページの SetBoot Options ダイアログボックスを参照)。

Set Boot Options ダイアログボックス

「Set Boot Options」ダイアログでは、次回起動時のシステム構成を設定することができます。「Power Control/Set Boot Options」でダイアログボックスを開きます。

Next Boot Only

行われた設定は、次の起動時にのみ適用されます。

Boot Options

起動するストレージメディア。以下のオプションを選択できます。

オプション 意味変更しない 前と同じストレージメディアからシステムを起動します。

PXE/iSCSI システムをネットワーク上の PXE/iSCSI から起動します。

ハードドライブ

システムを HDD から起動します。

CD-ROM/DVD

システムを CD/DVD から起動します。

フロッピー システムをフロッピーディスクから起動します。

BIOS セットアップ

起動時にシステムが BIOS セットアップに入ります。

3.6.2.9 「ActiveUsers」メニュー

「ActiveUsers」メニューには、現在 AVR を使用しているユーザが表示されます。緑色のビュレットはユーザ固有のセッションであることを示します。

iRMC S5 Web インターフェース 175

Page 176: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.6 HTML5 を使用した AVR の開始

3.6.2.10 「Help」メニュー

「Help」メニューの「About H5Viewer」ダイアログボックスには、H5Viewer の一般情報が表示されます。

3.6.3 AVR ウィンドウの状態バー(HTML5)

ステータスバーから一部の AVR ツールに直接アクセスでき、中でも、仮想メディア機能を使用できます。

CD Image

選択した ISO イメージを表示します。

Browse File

ダイアログボックスを開き、リモートステーションからバーチャルメディアとして使用できるようにするストレージメディアのディレクトリに移動します。

Start Media

メディアリダイレクションを開始して、提供したストレージメディアをバーチャルメディアとして接続します。

仮想メディアウィザードを開始するには、CD イメージファイルが必要です。

Stop Media

メディアリダイレクションを停止して、提供したストレージメディアの接続を切断します。

以下のアイコンは、AVR ウィンドウの右側の、ステータスバーの下にあります。

アイコン 意味

iRMC Web インターフェースの「ビデオリダイレクション」グループで「サーバ側モニタの表示オフ制御」オプションが有効化どうかを示します(詳細は、92 ページの サービスを参照)。このトグルボタンで、以下の状態を切り替えることができます。

管理対象サーバのモニタのロックが解除されていることを示します。つまり、AVR コンソールで行われる操作は、管理対象サーバのモニタに表示できます。このボタンをクリックすると、管理対象サーバのモニタがロックされます。

管理対象サーバのモニタがロックされていることを示します。つまり、AVR コンソールで行われる操作は、管理対象サーバのモニタに表示できません。このボタンをクリックすると、管理対象サーバのモニタのロックが解除されます。

iRMC S5 Web インターフェース 176

Page 177: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

3.6 HTML5 を使用した AVR の開始

アイコン 意味

このトグルボタンで、管理対象サーバの電源のオン/オフを切り替えることができます。

管理対象サーバの電源が現在オンであることを示します。このボタンをクリックすると、管理対象サーバの電源をオフにすることを確定するダイアログが表示されます(即時電源切断)。

管理対象サーバの電源が現在オフであることを示します。このボタンをクリックすると、管理対象サーバの電源をオンにすることを確定するダイアログが表示されます。

3.6.4 サポートされるブラウザ

HTML5 リダイレクション機能は、「20 ページの 表示要件」の項で取り上げられているものと同じブラウザでサポートされています。

HTTPS を使用する IPv6 ネットワーク内で Internet Explorer 11 を使用する場合、標準フォーマットの代わりにリテラルフォーマットの IPv6 アドレスをiRMC Web インターフェースに提供することを推奨します。たとえば、http://[2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334] の代わりに2001-0db8-85a3-0000-0000-8a2e-0370-7334.ipv6-literal.net を使用します。

iRMC S5 Web インターフェース 177

Page 178: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

4 仮想メディアウィザード仮想メディアウィザードを使用すると、リモートワークステーションでソースを提供する「仮想」ドライブを、管理対象サーバで使用できるようになります。管理対象サーバとリモートワークステーション間のバーチャルメディア接続は、AVR Javaアプレットを使用して確立されます。「サービス」ページの「バーチャルメディアオプション」グループで(詳細は、92 ページの サービスを参照)行った設定に基づいて、合計最大 12 個のバーチャルメディアを接続し、次のタイプを選択できます。

l 物理フロッピーまたはフロッピーイメージ(最大 4 個)l 物理 CD/DVD または CD/DVD ISO イメージ(合計最大 4 個)l ハードディスクドライブまたはハードディスク/USB イメージ(合計最大 4

個)

リモートメディアを物理的にリモートワークステーションに配置する必要はありません。このリモートワークステーションからアクセス可能な任意のネットワーク共有に配置することもできます。

仮想メディアウィザードを使用するには、有効なバーチャルメディア(VM)ライセンスキーが必要です。

図 41: リモート接続で提供されるバーチャルメディア

物理 UBS キーは、Internet Explorer で java AVR を管理者権限で使用している場合にのみ、装着できます。

iRMC S5 Web インターフェース 178

Page 179: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

4.1 リモートワークステーションへのバーチャルメディアの提供

4.1 リモートワークステーションへのバーチャルメディアの提供仮想ドライブのソースをリモートワークステーションに提供する場合、仮想機能は次のデバイスタイプをサポートします。

l フロッピーl CD ISO イメージl DVD ISO イメージl CD、DVD

光学ストレージメディア(CD、DVD)は自動的に表示されます(選択用に表示されます)。

バーチャルメディアとして接続されたデバイスは、iRMC によって、USB 接続されたデバイスとして認識されます。USB 接続がない場合(USB ドライバがない場合)は、これらは使用できません。

仮想ドライブを使用して、リモートワークステーションから PRIMERGY にオペレーティングシステムをインストールすることができます。

4.2 仮想メディアウィザードの起動仮想メディアウィザードは、AVR Java アプレットまたは HTML5 を使用して開始します。仮想メディアおよびビデオリダイレクションを使用する設定は、「サービス」ページの該当するグループで指定します(詳細は、92 ページの サービスを参照)。

Java アプレット1. 「設定」メニューで、「サービス」ページを開きます。2. 「ビデオリダイレクション(AVR)」グループで「Java Applet による

HTML5 を優先」をオフにします。3. 「適用」をクリックして変更を送信します。4. iRMC Web インターフェースを起動します(詳細は、25 ページの ログインを

参照)。

5. タイトルバーで、 をクリックしてビデオリダイレクションセッションを開始します。

その結果、AVR ウィンドウが開かれます。

6. 「メディア」-「バーチャルメディアウィザード」をクリックします。

または

iRMC S5 Web インターフェース 179

Page 180: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

4.3 「Virtual Media」ダイアログボックス

7. または、ツールバーの 3 つのバーチャルメディアアイコンのいずれかをクリックします。

「バーチャルメディア」ダイアログボックスが開きます。

8. バーチャルメディアの設定を入力します(詳細は、180 ページの 「VirtualMedia」ダイアログボックスを参照)。

HTML51. iRMC Web インターフェースを開始します。2. 「設定」メニューで、「サービス」ページを開きます。3. 「ビデオリダイレクション(AVR)」グループで「Java Applet による

HTML5 を優先」を選択します。4. 「適用」をクリックして変更を送信します。

5. タイトルバーで、 をクリックしてビデオリダイレクションセッションを開始します。

その結果、AVR ウィンドウが開かれます。

6. ステータスバーで、「Browse File」をクリックします。「Upload file」ダイアログボックスが開きます。ここで ISO イメージを選択すると、「CD image」フィールドに表示されます。

7. 「Start Media」をクリックします。CD イメージがマウントされます。

4.3 「Virtual Media」ダイアログボックスiRMC Web インターフェースの「サービス」ページで行った設定に基づいて、「Virtual Media」ダイアログボックスに、次の 3 つのメディアタイプに対してそれぞれ 0 ~ 4 個のパネルが表示されます。

l フロッピーキーメディア(フロッピーイメージ)。

デフォルト: フロッピーキーメディアは表示されません。

l CD/DVD メディア ISO イメージo CD/DVD メディア ISO イメージo CD/DVD ドライブ(物理 CD/DVD)

デフォルト: 2 つの CD/DVD メディア ISO イメージが表示されます。

l ハードディスク/USB キーメディアo ハードディスク/USB キーイメージo 物理ドライブ(固定ドライブ)

デフォルト: 1 つのハードディスク/USB キーメディアが表示されます。

物理ストレージドライブは、Linux システムにマウントする必要があります。

iRMC S5 Web インターフェース 180

Page 181: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

4.4 バーチャルメディアへのストレージメディアの提供

「ステータス」パネルには、バーチャルメディア接続で現在使用可能なストレージメディアと、仮想ストレージメディアとして現在接続されているストレージメディアの両方に関する情報が表示されます。

4.4 バーチャルメディアへのストレージメディアの提供AVR セッション中はいつでも、以下のオプションを実行できます。

l 追加のバーチャルメディア接続を既存のバーチャルメディア接続に追加します。l 個々のバーチャルメディア接続の接続を解除します。

目的のタイプのストレージメディア(DVD イメージなど)を提供するためには、以下の手順に従います。

物理ドライブが自動的に表示されます。イメージを提供する場合のみ参照する必要があります。

1. 「バーチャメディア」ダイアログボックスの適切なパネルで「参照」をクリックします。

2. 「認証情報」ダイアログボックスが開きます。

「開く」ダイアログボックスで、リモートステーションからバーチャルメディアとして使用できるようにするストレージメディアのディレクトリに移動します。

3. 「ファイルのタイプ」で必要なデバイスタイプを選択します。

物理ストレージドライブは、Linux システムにマウントする必要があります。

4. 「ファイル名」でバーチャルメディアとして接続するストレージメディアを指定します。

l ISO イメージ(ISO/NRG イメージ)の場合はファイル名を入力します。または、エクスプローラでファイル名をクリックします。

l ドライブの場合はドライブ名を入力します。次に例を示します。l D ドライブの場合は「D」(Windows)l /dev/...(Linux)

5. 「開く」をクリックして選択を確定します。

選択したストレージメディアがバーチャルメディアとして使用可能になり、「バーチャルメディア」ダイアログボックスの対応するパネルに表示されます。

6. 対応する「Connect...」ボタンをクリックして提供したストレージメディアをバーチャルメディアとして接続します。

選択したストレージメディアがバーチャルメディアとして使用可能になり、「バーチャルメディア」ダイアログボックスの対応するパネルに表示されます。

iRMC S5 Web インターフェース 181

Page 182: iRMC S5 Web インターフェース - Fujitsu Technology …manuals.ts.fujitsu.com/file/13345/irmc-s5-web-interface...オンラインドキュメントは、 の「x86 Servers」

4.5 バーチャルメディア接続のクリア

4.5 バーチャルメディア接続のクリア仮想接続は、次の場合に自動的に解放されます。

l AVR セッションの接続が解除される。l 2 番目の AVR セッションの「フルアクセス」リクエストが成功したことによ

り、バーチャルメディア接続を確立した AVR セッションが「読み取り専用」モードに変わる。

l 「バーチャルメディアオプション」ページで行った設定が変更された(92 ページの サービスを参照)。

1. 「バーチャルメディア」ダイアログボックスを開きます(180 ページの「Virtual Media」ダイアログボックス)。

2. ストレージデバイスの「安全な取り外し」を行います。つまり、ストレージデバイスにアクセスしているアプリケーションやプログラムがないことを確認してから取り外します。

3. バーチャルメディア接続をクリアするには、対応する「切断」ボタンをクリックします。

iRMC S5 Web インターフェース 182