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• iSCSIによるストレージ環境 仮想化によるサーバ統合 クラウド環境の実現 「ハードウェアは、いつか壊 れてしまうものなので、どれ 1台が壊れてもシステム全 体として止まらない仕組みに しておくことが重要です。そ の意味では、 PowerEdge EqualLogicには、非常 に高い安心感があります。 デル製品は、コストと性能 のバランスが非常に良いと 思っています」 導入効果 • iSCSI の採用により、キャンパス間をまたいで スケーラブルに増設できるストレージ環境を 構築。今後のコンテンツ増大にも対応 仮想化により複数のサーバを1Uのサーバに 集約することで、省スペース、省電力のエコ 効果も期待 サーバやストレージが壊れてもシステム全 体として止まらない仕組みを高いコストパ フォーマンスで実現 慶應義塾大学の講義を世界へ。 増え続けるビデオ配信コンテンツに スケーラブルに増設できる iSCSI のストレージ環境で対応 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 大川恵子教授 PowerEdge R610は、最新のインテル® Xeon® プロセッサー5600番台にも対応 インテル ® Xeon® プロセッサー5600番台は、アプリケーションの要求に 応じて自動的に消費電力を調整し、スマートにサーバーのパフォーマンス を制御。電力効率と性能をさらに高い次元で実現しています。 優れた電力効率と性能を両立させるカギは、インテルの新しい 32nmプ ロセス技術に基づく拡張版インテル ® マイクロアーキテクチャー Nehalem にあります。この最新のアーキテクチャーを採用したインテル ® Xeon® プロ セッサー5600 番台は、必要な性能を確保しながらプロセッサーとメモリー を最小限の電力ステートに自動的に移行させる、インテル ® インテリジェン ト・パワー・テクノロジーを搭載しています。 旧世代のシングルコア・プロセッサー搭載サーバーに比べて最大 15倍 *1 の性能とハードウェアによる仮想化支援機能を備えた、インテル ® Xeon® プ ロセッサー5600番台搭載サーバーは、IT資産の利用効率向上、グリーンITの推進、IT投資のROI向上に貢 献します。TCO の削減と画期的な性能を同時に実現するインテル ® Xeon® プロセッサー5600番台は、ビ ジネスの競争力を強化し、データセンターの経済性を刷新します。 電力効率に優れたインテル® Xeon® プロセッサー5600番台搭載サーバーでIT 基盤を更新すれば、将来 の成長を見越した処理能力が得られます。電力コストも95% *2 削減され、最短 5カ月 *2 で投資を回収する ことが可能です。 インテル® Xeon® プロセッサー5600番台は、革新的な機能によって性能の飛躍的な向上やサーバー統 合比率の向上を実現し、サーバー統合の先にある仮想化の利点を拡大します。また、インテル ® バーチャ ライゼーション・テクノロジーFlexMigrationにより、異なる世代のプロセッサーを搭載したサーバーが同 一の仮想サーバープールに共存できるようになり、仮想マシンのフェイルオーバー、負荷分散、災害復旧 の機能が向上します。 講義ビデオ配信を行う SFC GC SFC GLOBAL CAMPUSWebサイトより http://gc.sfc.keio.ac.jp/

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Page 1: iSCSI • iSCSI - Delli.dell.com/sites/content/shared-content/campaigns/ja/... · 2012-05-22 · • iSCSIによるストレージ環境 • 仮想化によるサーバ統合 •

• iSCSIによるストレージ環境• 仮想化によるサーバ統合• クラウド環境の実現

「ハードウェアは、いつか壊れてしまうものなので、どれか1台が壊れてもシステム全体として止まらない仕組みにしておくことが重要です。その意味では、PowerEdgeやEqualLogicには、非常に高い安心感があります。デル製品は、コストと性能のバランスが非常に良いと思っています」

導入効果• iSCSIの採用により、キャンパス間をまたいでスケーラブルに増設できるストレージ環境を構築。今後のコンテンツ増大にも対応

• 仮想化により複数のサーバを1Uのサーバに集約することで、省スペース、省電力のエコ効果も期待

• サーバやストレージが壊れてもシステム全体として止まらない仕組みを高いコストパフォーマンスで実現

慶應義塾大学の講義を世界へ。増え続けるビデオ配信コンテンツにスケーラブルに増設できるiSCSIのストレージ環境で対応

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科大川恵子教授

PowerEdge R610は、最新のインテル® Xeon® プロセッサー5600番台にも対応 インテル ® Xeon® プロセッサー5600番台は、アプリケーションの要求に応じて自動的に消費電力を調整し、スマートにサーバーのパフォーマンスを制御。電力効率と性能をさらに高い次元で実現しています。 優れた電力効率と性能を両立させるカギは、インテルの新しい 32nmプロセス技術に基づく拡張版インテル ® マイクロアーキテクチャー Nehalem にあります。この最新のアーキテクチャーを採用したインテル ® Xeon® プロセッサー5600番台は、必要な性能を確保しながらプロセッサーとメモリーを最小限の電力ステートに自動的に移行させる、インテル ® インテリジェント・パワー・テクノロジーを搭載しています。 旧世代のシングルコア・プロセッサー搭載サーバーに比べて最大 15倍* 1

の性能とハードウェアによる仮想化支援機能を備えた、インテル ® Xeon® プロセッサー5600番台搭載サーバーは、IT資産の利用効率向上、グリーンITの推進、IT投資の ROI向上に貢献します。TCO の削減と画期的な性能を同時に実現するインテル ® Xeon® プロセッサー5600番台は、ビジネスの競争力を強化し、データセンターの経済性を刷新します。 電力効率に優れたインテル ® Xeon® プロセッサー5600番台搭載サーバーで IT 基盤を更新すれば、将来の成長を見越した処理能力が得られます。電力コストも95%* 2削減され、最短 5カ月* 2で投資を回収することが可能です。 インテル ® Xeon® プロセッサー5600番台は、革新的な機能によって性能の飛躍的な向上やサーバー統合比率の向上を実現し、サーバー統合の先にある仮想化の利点を拡大します。また、インテル ® バーチャライゼーション・テクノロジーFlexMigrationにより、異なる世代のプロセッサーを搭載したサーバーが同一の仮想サーバープールに共存できるようになり、仮想マシンのフェイルオーバー、負荷分散、災害復旧の機能が向上します。

講義ビデオ配信を行うSFC GC(SFC GLOBAL CAMPUS)のWebサイトよりhttp://gc.sfc.keio.ac.jp/

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導入システム

ハードウェア

Dell PowerEdge R610×5台

Dell EqualLogic PS6000E×2台

Dell PowerVault TL2000×1台

「最近では携帯端末も充実しているので、携帯端末向けのサービス開発にも活用していく計画です。学びの形がさまざまに変化しているので、変化に迅速かつ柔軟に対応していきたいと思っています」慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科大川恵子教授

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云えり」 ──1858年、福澤諭吉により創立された慶應義塾大学には、この「学問のすゝ め」により説かれた、人間の自由、平等、権利の尊さという精神が、2008年に創立150年を迎えた現在まで脈々と受け継がれている。こうした教育理念に基づき、慶應義塾大学は日本で最も多くの教育用ビデオコンテンツを配信している。ただし、そうしたコンテンツは増え続ける一方であることから、将来を見越し、拡張性が高く快適に利用可能なストレージ環境が求められていた。

最先端の講義をより多くの人へインターネット上で録画データなどを配信 1990年に開設された慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下、SFC)。最先端のサイエンス、テクノロジー、デザインで未来社会に貢献することを目的とするSFCは、変化の激しい社会動向を見据えた専門的な先端研究で知られている。 こうした最先端の講義をより多くの人に開放するべく、慶應義塾大学は講義の録画データなどをインターネット上で積極的に配信してきている。その1つが「KE IO Un ive rs i t y SFC G loba l

Campus」(以下、SFC GC)。SFC GCではSFCで行われる講義を無料で配信しており、学習者がいつでもどこからでも講義にアクセス可能となっている。e科目等履修生制度により、慶應義塾大学の学生以外でもオンラインのみで学習し、単位認定することも実現している。 そのSFC GCでは講義ビデオなどのコンテンツの増大により、ストレージ環境の見直しを迫られていた。しかも、この増加傾向は公開授業数の拡大や講義ビデオの高画質化により今後一層加速するため、スケーラブルに増設可能なストレージ環境の構築は必要不可欠だった。 SFCでは、アジア諸国にむけて英語で講義を配信する「School On Internet Asia」(以下、SOIAsia)プロジェクトも展開されている。SOI

Asiaプロジェクトでも同様に大容量かつ堅牢なストレージ環境が求められていた。そこで、SOI Asia

プロジェクトに取り組む慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の大川恵子教授が、大学全体で物理的制約を超えて利用できる新たなストレージ環境の構築に携わることとなる。

学内共通インフラの第1歩としてストレージ環境の整備を目指す 慶應義塾大学は現在、10学部、14研究科を6

キャンパスに展開。各学部、研究科それぞれが、それぞれの理念、目標に基づいて、教育、研究、医療、社会・国際貢献など、幅広い分野において、さまざまなプロジェクトを実践している。 これらのプロジェクトでは、それぞれのキャンパスや、それぞれのプロジェクト内に独自でサーバを立ち上げ、システムを構築して研究活動を実施することが多い。そのため、リソースの管理面やコスト面において、どうしても効率的ではない部分がでてきてしまう。

 この課題に対して大川教授は、次のような思いを抱いていた。 「ネットワークやサーバ、ストレージなどは、共通インフラとして大学側で提供できないかと。個々のプロジェクトは、大学側が提供した共通インフラを利用し、研究に専念できるようにする。これまでさまざまなプロジェクトにかかわってきましたが、そういった仕組みを実現することが必要だと考えていました」 また、大川教授とともにストレージ環境の構築に携わった慶應義塾大学 デジタルメディア・コンテンツ統合研究センター(DMC)リサーチアソシエイトの工藤紀篤氏は、次のように話している。 「プロジェクトごとに独立したシステムを導入する場合、極端な言い方をすると、最小構成のシャーシに最小容量のストレージがプロジェクトの数だけ並ぶこともありえます。キャンパスや大学など、より大きな単位でフレキシブルに運用できるストレージからプロジェクトごとに必要な容量を割り当てて共有できれば効率的になると考えました」 大川教授はまず、共通インフラとなるストレージ環境の構築プロジェクトをスタートさせた。

数年先まで問題なく運用できる十分なストレージ環境を実現 新たなストレージ環境に採用されたのは、iSCSI

S A Nストレージ製品である E q u a l L o g i c

PS6000Eが2台。それぞれ1TBのSATA(Serial

Advanced Technology Attachment)ディスクを16台ずつ搭載。RAID5構成にすることで、1

台あたり約10TBのストレージ環境が構築されている。この 2台は分断されているのではなく、約20TBの大きなストレージとして統合的に運用・管理できる。また、オンラインのままでシステムを停止させることなくストレージを追加できるという柔

課題●学内で展開される個々の研究プロジェクトで ITインフラを整備することがあり、リソースの管理面やコスト面などで見直す余地があった。

ソリューション●「EqualLogic PS6000E」により、共通インフラとして利用できるストレージ環境を構築。場所やプロジェクトにかかわらず、ストレージが利用可能なプライベート・クラウド環境を実現した。

●ストレージの共通インフラを利用するビデオ配信システムを「PowerEdge R610」で構築。

カスタマー・プロファイル

組織名 慶應義塾大学

業種 教育機関

地域 東京都

創立 1858年

Webサイトwww.sfc.keio.ac.jp(湘南藤沢キャンパス)gc.sfc.keio.ac.jp(SFC GC)

www.soi.asia(SOI Asia)

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「新システムは新年度からのサービス開始に間に合わせるため、デル担当者には、システム設計、納期など時間がないなか努力していただきました。導入後のサポートも手厚く、必要な技術提供を迅速にしてもらえたのは本当に助かりました」慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究センター(DMC)リサーチアソシエイト工藤紀篤氏

ており、今後HD対応が進むとより高ビットレートのコンテンツが増えることが予想される。256kbps

と1Mbpsのビデオでは、単純計算でも容量が4倍となる。また今後より多くの授業がオンライン化されるとストレージに求められる容量に際限はない。 工藤氏は「EqualLogicを導入したことで、約20TBというまとまった容量のストレージ環境を構築できました。今回の導入により、この数年に必要とされるストレージ容量の確保と、バックアップ体制を含めた安定運用、また将来的により大きなストレージ容量が必要になったときに、スケールアウトで容易に増設できる拡張性を確保できたのも、EqualLogicを導入した大きな効果です。この先数年間は問題なく運用できるストレージ環境を実現することができました」と話している。

手厚いサポートや情報提供などの迅速な対応そしてコストと性能のバランスを評価 SFC GCの新たなシステム環境に採用されたサーバは、P o w e r E d g e R 6 1 0である。PowerEdgeの採用理由は、サーバの性能や価格、機能面などはもちろん、サーバ環境とストレージ環境の一元管理ができることなどが挙げられる。さらに手厚いサポート体制もデル製品を採用した理由だった。 「2009年夏ごろから、今後の教育研究においてどのようなシステムが必要かを検討した結果、まずはストレージ環境の整備が必要であるという結論に達しました。そこで、秋から冬にかけてシステム構成を検討し、2010年よりシステム構築をスタート。4月より本格稼働しています。新システムは新年度からのサービス開始に間に合わせるため、デル担当者には、システム設計、納期など時間がないなか努力していただきました。導入後のサポートも手厚く、必要な技術提供を迅速にしてもらえたのは本当に助かりました」(工藤氏) SOI Asiaプロジェクトでは、これまでサービスごとに4台のサーバで構成されていた旧システムがPowerEdgeにより仮想化され、1台に集約された。「旧システムは4Uサーバ4台で構成されていたため、フルラックの約半分のスペースを占めていました。しかし、仮想化によって1Uサイズに集約でき省スペースですし、省電力というエコ効果も期待できます」(工藤氏) 古いサーバを仮想化により、1Uのサーバに集約

軟性も備えている。 このストレージ環境を、まずSFC GCと大川教授が担当するSOI Asiaプロジェクトで導入した。さらに、キャンパス間を結ぶ10Gbpsの広帯域のバックボーンを利用して、キャンパスを問わず学内どこからでも利用可能とした。 EqualLogicを検討するにあたっては、コスト面や性能面、機能性、ファイルシステムなど、さまざまな視点で他社製品とも比較している。工藤氏によると「NAS製品よりも iSCSI製品の方がパフォーマンスは高く、ファイバ・チャネル製品だとキャンパス間の連携においてコスト高になってしまいます。既存のLAN環境を活かすことができる点も iSCSI

製品を選択した理由の1つでした」という。なお、工藤氏は「東京大学などが実施する“大学間クラウド”プロジェクトにもEqualLogicが採用されており、今後ストレージだけでなくクラウド化したコンピューティングリソースを学内で共有していくことを検討するために本製品が最適ではないかと考えた」とも語っている。 ストレージ環境のファイルシステムには「Oracle

Cluster File System 2」(以下、OCFS2)が採用されている。OCFS2を採用したことにより、複数のサーバから同時に、かつ同一ボリュームへアクセス可能となり、運用サーバだけでなくバックアップサーバ側から iSCSI接続されたテープドライブ(Dell PowerVault TL2000)へ定期的にバックアップを取る体制も構築されている。 「一般的に iSCSIでは、同じボリュームに複数のサーバから同時にデータを書き込むことができません。OCFS2を利用することで、1つのボリュームに対し、複数のストリーミングサーバやファイルサーバから、同じ領域に、同時にデータを読み書きすることが可能になります。巨大な1つのストレージ環境を、キャンパス内外の複数のロケーション、複数の用途で同時に利用できるようにしたことが、この仕組みの最大のポイントです」(工藤氏) 大川教授は「慶應義塾大学は、日本で最も多く教育用ビデオコンテンツを配信している大学です。コース数だと1学期に30-40コース、1コースは15回の講義でそれぞれ1時間半あります。このコンテンツが毎学期増えていきますので、かなりのディスク容量が必要です」と話す。 当初のビデオ配信では、配信ビットレートが128kbps~256kbps程度だったが、現在では1Mbps以上のより高ビットレートのビデオが増え

SFC GC

PowerEdge R610

PowerEdge R610

EqualLogic PS6000E16TB(SATA 1TB*16)(RAID 5で約10TB)

SOI ASIA ストレージの共通インフラを利用するその他のプロジェクト

PowerEdge1950III

PowerVault TL2000

※三田キャンパスや日吉キャンパスなどの各キャンパスをまたいだ利用も可能

共通インフラとして利用されるストレージ環境 バックアップ環境

EqualLogic PS6000E16TB(SATA 1TB*16)(RAID 5で約10TB)

慶應義塾大学の教育用ビデオ配信インフラを支えるハードウェアの一部。上から、Dell PowerVault TL2000、Dell PowerEdge R610、Dell EqualLogic PS6000E

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してしばらくは、テスト期間にしたかったためです。システムが安定した時点で、過去のデータをシステムごと移行してくる計画にしています」 大学では、春休みと夏休みの期間に大がかりなシステム再編を行うのが恒例となっており、2010

年の夏休み期間中に旧システムの移行が計画されている。「全面移行が終了した段階では、さらに想定以上の効果が発揮できるのではないかと期待しています」と大川教授。 また、旧システムの移行後には、ビデオコンテンツを中心とした新しいサービスにも柔軟に対応できる仕組みを検討しているという。「最近では、携帯端末も充実しているので、これまでのPC向けのサービスだけでなく、携帯端末向けのサービス開発などにもこのインフラを活用していく計画です。学びの形がさまざまに変化しているので、変化に迅速かつ柔軟に対応していきたいと思っています」と大川教授。拡張性が高く、安定した共通インフラを構築できたことにより、今後の展開にも大きな期待が寄せられている。

できた最大の理由は、インテル®のマルチコアプロセッサーの性能に依るところが大きい。Xeon®搭載モデルに移行したことで、仮想マシン(VM)を効率的に稼働させ、その上で複数の仮想サーバを動作させるに十分なパフォーマンスを確保できたことが大きな成功ポイントになっている。 さらに大川教授は「やりたかったことがすべて実現できました。運用管理に関する評価はこれからになりますが、導入に関しては非常に満足しています。基幹システムは止められないので、堅牢性の高い仕組みが必要です。しかし、ハードウェアは、いつか壊れてしまうものなので、どれか1台が壊れてもシステム全体として止まらない仕組みにしておくことが重要です。その意味では、PowerEdge

やEqualLogicには、非常に高い安心感があります。デル製品は、コストと性能のバランスが非常に良いと思っています」と評価している。

旧システムで管理されるビデオを移行携帯端末向けの新サービスにも期待 SFC GCでは2010年4月より新システムを利用しており、新たな授業コンテンツを順次アーカイブしている。ただし、これまで蓄積された過去のコンテンツに関しては、まだ移行されていない。 その理由を大川教授は、次のように語る。「稼働

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*1 SPECjbb™ 2005ベンチマークを用いた測定結果に基づく(2010年2月現在)インテル® Xeon® プロセッサー 3.80GHz(シングルコア、FSB800MHz、L2キャッシュ 2MB)搭載2-wayサーバーと、インテル® Xeon® プロセッサー X5680 搭載2-wayサーバーの比較。性能に関するテストや評価は、特定のシステム、コンポーネント、またはそれらを組み合わせて行ったものであり、このテストによるインテル製品の性能の概算の値を表しているものです。システム・ハードウェア、ソフトウェア、構成などの違いにより、実際の性能は掲載された性能テストや評価とは異なる場合があります。システムやコンポーネントの購入を検討される場合は、ほかの情報も参考にして、パフォーマンスを総合的に評価することをお勧めします。詳細については、http://www.intel.com/performance/server/(英語)を参照してください。̶ ベースラインとなるプラットフォーム:2基のインテル® Xeon® プロセッサー3.80GHz(シングルコア、2MB L2 キャッシュ、800FSB)、8x1GB DDR2-400 メモリー、1台のHDD、1個の電源、Microsoft® Windows Server™ 2003 Enterprise Edition SP1、Oracle® JRockit™ build P27.4.0-windows-x86_64(2 JVMインスタンス)を搭載したインテル® サーバー・プラットフォーム̶ 新しいプラットフォーム:2基のインテル® Xeon® プロセッサー X5680(6コア、3.33GHz、12MB L3 キャッシュ、インテル® QPI 6.40GT/s)、24GB メモリー(6x4GB DDR3-1333)、1台のHDD、1個の電源、Microsoft® Windows Server™ 2008 64 bit SP2、Oracle® JRockit™ build P28.0.0-29(2JVMインスタンス)を搭載したインテル® サーバー・プラットフォーム*2 SPECjbb™ 2005 ベンチマークを用いた測定結果に基づく(2010年2月現在)インテル® Xeon® プロセッサー 3.80GHz(シングルコア、FSB800MHz、L2 キャッシュ 2MB)搭載2-way サーバーと、インテル® Xeon® プロセッサー X5680 搭載2-way サーバーの比較に基づく。計算には、パフォーマンス、電力、冷却、電気料金、OSの年間ライセンス料、推定サーバーコストに基づく分析も含む。表示価格やサーバー利用率の推定値に基づき、8kWのラック、電気料金0.10ドル/kWh、冷却コストはサーバーの消費電力コストの2倍、OSのライセンス料はサーバー1台当たり年間900ドル、サーバー1台当たりの価格は約7,200ドルと仮定。金額はすべて概算値。性能比較は、SPECjbb™ 2005ベンチマークを用いた測定結果に基づく(2010年2月現在)。プラットフォームの消費電力はベンチマーク実行中の負荷安定時とアイドル時に測定。コストや投資回収期間などの推定値はインテル社内での分析に基づいており、情報提供のみを目的としています。̶ ベースラインとなるプラットフォーム:2基のインテル® Xeon® プロセッサー3.80GHz(シングルコア、2MB L2 キャッシュ、800FSB)、8x1GB DDR2-400 メモリー、1台のHDD、1個の電源、Microsoft® Windows Server™ 2003 Enterprise Edition SP1、Oracle® JRockit™ build P27.4.0-windows-x86_64(2JVMインスタンス)を搭載したインテル® サーバー・プラットフォーム̶ 新しいプラットフォーム:2基のインテル® Xeon® プロセッサー X5680(6コア、3.33GHz、12MB L3 キャッシュ、インテル® QPI 6.40GT/s)、24GBメモリー(6x4GB DDR3-1333)、1台のHDD、1個の電源、Microsoft® Windows Server™ 2008 64 bit SP2、Oracle® JRockit™ build P28.0.0-29(2JVM インスタンス)を搭載したインテル® サーバー・プラットフォーム

●PowerEdge、PowerVault、EqualLogic、DELLロゴは、米国Dell Inc. の商標または登録商標です。●インテル、Xeonは、アメリカ合衆国及びその他の国におけるインテルコーポレーションまたはその子会社の商標または登録商標です。●その他の社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。●取材 2010年7月デル株式会社 〒212-8589 川崎市幸区堀川町 580 番地ソリッドスクエア東館 20FTel. 044-542-4047 www.dell.com/jp

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慶應義塾大学のシステム構築をサポートしたデルのアカウント・チーム

公共営業本部東日本営業部マネージャー池谷 真

公共ソリューション本部システムコンサルタント皆川 淳

公共ソリューション本部ソリューション・セールス棚瀬 彰

公共営業本部東日本営業部セールス・レプリゼンタティブ妹川 公亮