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Isilon サイト準備および計画ガイド

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Page 1: Isilon...Isilon ノード コンポーネント ストレージ ノードは、ラックマウント可能なアプライアンスとして、2U または4U のラックマウント可能シ

Isilon

サイト準備および計画ガイド

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Copyright © 2015 Isilon All rights reserved. (不許複製・禁無断転載)

2017 年 8 月発行

掲載される情報は、発信現在で正確な情報であり、予告なく変更される場合があります。

本文書に記載される情報は、「現状有姿」の条件で提供されています。本文書に記載される情報に関する、どのような内容についても表明保証条項を設けず、特に、商品性や特定の目的に対する適応性に対する黙示的保証はいたしません。この資料に記載される、いかなる Dell ソフトウェアの使用、複製、頒布も、当該ソフトウェアライセンスが必要です。

Dell、EMC、および Dell または EMC が提供する製品及びサービスにかかる商標は Dell Inc.またはその関連会社の商標又は登録商標です。その他の商標は、各社の商標又は登録商標です。Published in the USA.

EMC ジャパン株式会社〒 151-0053 東京都渋谷区代々木 2-1-1 新宿マインズタワーwww.DellEMC.com/ja-jp/index.htmお問い合わせはwww.DellEMC.com/ja-jp/index.htm

2 Isilon サイト準備および計画ガイド

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第 1章

このガイドの概要

本セクションでは、以下の項目について説明します。

l このガイドについて....................................................................................................4l Isilon スケールアウト NAS の概要............................................................................. 4l OneFS ストレージ アーキテクチャ............................................................................... 4l Isilon ノード コンポーネント........................................................................................5l サポートの問い合わせ先...........................................................................................5

このガイドの概要 3

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このガイドについてこのガイドでは、Isilon ハードウェアのインストールを準備および計画する方法について説明します。EMC Isilon クラスターをデータ ワークフローに実装する前に、必要となる最適な Isilon機器およびソフトウェアを識別することが重要です。 また、Isilon クラスターに対して設備の準備が整っていることも確認する必要があります。このガイドの情報は、Isilon ノードに電源を投入する前にシステム管理者または施設責任者が実施する必要がある調査のためのフレームワークになります。OneFS オペレーティング システムの詳細については、EMC オンライン サポート サイト(https://support.emc.com)で OneFS ドキュメントを確認してください。

Isilon スケールアウト NASの概要EMC Isilon スケールアウト NAS ストレージ プラットフォームは、モジュラー ハードウェアと統合型ソフトウェアを組み合わせて、構造化されていないデータを活用します。 EMC Isilon クラスターは、OneFS オペレーティング システムにより、グローバル ネームスペースによる拡張性に優れたストレージ プールを提供します。プラットフォームの統合型ソフトウェアは、次の機能を管理するための、一元化されたWeb ベースとコマンド ラインの管理機能を提供します。l 分散ファイル システムを実行するクラスターl 容量とパフォーマンスを追加するスケールアウト ノードl ファイルおよび階層化を管理するストレージ オプションl 柔軟なデータ保護と高可用性l コストを管理しリソースを最適化するソフトウェア モジュール

OneFS ストレージ アーキテクチャEMC Isilonは、分散ファイル システムを実行するノードのクラスターを作成することによる、スケールアウト アプローチを採用しています。 OneFSは、ストレージ アーキテクチャの 3 つのレイヤー(ファイル システム、ボリューム マネージャー、データ保護)を、スケールアウト NAS クラスターに結合します。各ノードは、リソースをクラスターに追加します。 各ノードは、グローバルに一貫性のある RAM を含んでおり、クラスターの規模が大きくなると処理速度が高くなります。 その一方で、ファイル システムは動的に拡張されて内容が再配分され、ディスクをパーティション分割してボリュームを作成する作業が不要になります。ノードは、クラスター全体にデータを分散させるピアとして動作します。 データのセグメント分割と分散(ストライピングと呼ばれる処理)は、データを保護するだけでなく、任意のノードに接続しているユーザーがクラスター全体のパフォーマンスを活用できるようにします。OneFSは、分散ソフトウェアを使用して、コモディティ ハードウェア全体にデータを拡張します。 各ノードは、データ要求の管理、パフォーマンスの向上、クラスターの容量の拡大を行ううえで役立ちます。 クラスターを制御するマスター デバイスはなく、依存関係を実行するスレーブもありません。 代わりに、各ノードでデータ要求の管理、パフォーマンスの向上、クラスターの容量の拡大に対処できます。

このガイドの概要

4 Isilon サイト準備および計画ガイド

Page 5: Isilon...Isilon ノード コンポーネント ストレージ ノードは、ラックマウント可能なアプライアンスとして、2U または4U のラックマウント可能シ

Isilon ノード コンポーネントストレージ ノードは、ラックマウント可能なアプライアンスとして、2U または 4U のラックマウント可能シャーシに次のコンポーネントが含まれており、LCD フロント パネルが搭載されています。 含まれているコンポーネントは、CPU、RAM、NVRAM、ネットワーク インターフェイス、InfiniBand アダプター、ディスク コントローラー、ストレージ メディアです。 Isilon クラスターは、3~144台のノードで構成されます。クラスターにノードを追加すると、クラスターの合計ディスク、キャッシュ、CPU、RAM、ネットワーク容量が増えます。 OneFS では、RAM が単一の一貫性のあるキャッシュにグループ化され、ノード上のデータ要求は、どこかにキャッシュされたデータの恩恵を受けることができるようになっています。NVRAMは、高いスループットでデータを書き込み、書き込み操作を停電から保護するためにグループ化されます。 クラスターが拡大するにつれて、スピンドルと CPU が組み合わせられて、スループット、容量、IOPS(1秒あたりの I/O処理回数)が向上します。EMC Isilon には何種類ものノードがあり、容量およびパフォーマンスと、スループットまたは IOPS のバランスをとるために、そのすべてをクラスターに追加できます。

ノード 用途

S シリーズ IOPS集約型のアプリケーション

X シリーズ 高度の並列度とスループット主導のワークフロー

NL シリーズ テープ並みの価格で、プライマリ水準のアクセス性を実現

HD シリーズ 最大限の容量を実現

次の EMC Isilon ノードによりパフォーマンスが向上します。

ノード 機能

A シリーズ パフォーマンス アクセラレータ 高いパフォーマンスのための独立した拡張

A シリーズ バックアップ アクセラレータ ファイバー チャネル経由で接続されるテープ ドライブ用の高速で拡張性の高いバックアップ/リストア ソリューション

サポートの問い合わせ先EMC Isilon製品に関して質問がある場合は、EMC Isilon テクニカル サポートに問い合わせることができます。

オンライン サポート

ライブ チャットサービス リクエストの作成

電話によるサポート

米国: 1-800-SVC-4EMC(800-782-4362)カナダ: 800-543-4782

その他の国: +1-508-497-7901

お客様の国内の最寄りの電話番号については、「EMC カスタマー サポートセンター」をご覧ください。

このガイドの概要

Isilon ノード コンポーネント 5

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オンライン サポートによるヘルプ

EMC オンライン ポートへの登録または利用に関するご質問は、[email protected] までメールでお問い合わせください。

このガイドの概要

6 Isilon サイト準備および計画ガイド

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第 2章

機器の選択

Isilon では、さまざまなストレージやアクセラレータ ノードが提供されるため、これらを組み合わせてストレージのニーズを満たすことができます。Isilon クラスターに複数のタイプのノードをインストールする場合は、ノード混在クラスターの要件について「Isilon Supportability and Compatibility Guide」を参照してください。Isilon セールス アカウント マネージャーに問い合わせて、ワークフローに最適な機器を確認します。

l 安全および EMI規格準拠...................................................................................... 8l ストレージ ノードの仕様............................................................................................8l アクセラレータ・ノード............................................................................................... 18l ラックおよびレール................................................................................................... 19l スイッチおよびケーブル............................................................................................ 28l ネットワーク・トポロジー........................................................................................... 30l インストールの支援.................................................................................................31

機器の選択 7

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安全および EMI規格準拠この情報技術機器は、電磁両立性(EMC)および本製品が販売されている国における製品安全規制/基準に準拠しています。 EMC へのコンプライアンスは、FCCパート 15 の CISPR22/CISPR24 および EN55022/EN55024 の基準に基づくもので、該当する国際的な変則基準も含みます。EMC に準拠する Class A製品は、ビジネス、産業、および商業環境での使用目的に販売しています。 製品の安全性コンプライアンスは、IEC 60950-1 および EN 60951-1 の基準に基づくもので、該当する国内的な変則基準も含みます。この情報技術機器は EU RoHS Directive 2011/65/EU に準拠しています。本製品で使用されている個々のデバイスは、それぞれのデバイスのレーティング ラベルに貼付されている独自の規制モデルの鑑定者によって承認を受けており、このデータシートに記載されているマーケティングまたは製品ファミリーの名前と異なる場合があります。詳細については、https://support.emc.com にアクセスしてください。 [Product and SupportTools]領域で、[Safety & EMI Compliance Information]をクリックします。

ストレージ ノードの仕様EMC Isilon ノードの重量と寸法、属性、オプション、業界認定を調べるには、ノード仕様を確認します。

S210 ノードの仕様Isilon S210 ノードは、Isilon S シリーズ製品ラインの 2U ストレージ オプションです。 Isilon S210 ノードをインストールするには、ご使用のクラスターで OneFS 7.1.1以降が実行されている必要があります。

寸法および重量高さ 幅 奥行 重量

3.48 インチ(8.8 cm) 18.87 インチ(48 cm) 30.5 インチ(77.47 cm) 55.0 ポンド(25.0 kg)

ノード属性とオプション属性 300 GB HDD 600 GB HDD 900 GB HDD 1.2 TB HDD

容量(HDD/SSD) 6.6~7.2 TB/0~1.6 TB

13.2~14.4 TB/0

~1.6 TB

16.2~21.6 TB/0

~4.8 TB

21.6~28.8 TB/0

~4.8TB

ハード ディスク ドライブ(2.5 インチ、10,000 RPM)

22~24 22~24 18~24 18~24

ソリッド ステート ドライブ(200 GB)

0~2 0~2 0~6 0~6

システム メモリ 32、64、128、256 GB

フロントエンド ネットワーク

銅線 1000 Base-T(GE)×2 および 10 GE×2(SFP+または二軸銅線)

機器の選択

8 Isilon サイト準備および計画ガイド

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属性 300 GB HDD 600 GB HDD 900 GB HDD 1.2 TB HDD

ドライブ コントローラー

SAS-2、6 Gb/秒

CPU タイプ デュアル、6 コア Intel® Xeon®プロセッサ

インフラストラクチャネットワーク

InfiniBand接続×2、DDR および QDR リンクのサポート

NVRAM(不揮発性 RAM)

最大 2 GB

標準電力消費量(電圧 100 v および 240 v)

425 W

標準熱定格 1,500 BTU/時

クラスターの特長ノードの数 容量 メモリ ラック ユニット数

3~144 16.2 TB~4.15 PB 96 GB~36.8 TB 6~288

X210 ノードの仕様Isilon X210 ノードは、Isilon X シリーズ製品ラインの 2U ストレージ オプションです。Isilon X210 ノードをインストールするには、ご使用のクラスターで OneFS 7.2.1以降が実行されている必要があります。

寸法および重量高さ 幅 奥行 重量

3.48 インチ(8.8 cm) 18.87 インチ(47.9 cm) 28.5 インチ(72.4 cm) 61 ポンド(27.7 kg)

ノード属性とオプション属性 1 TB HDD 2 TB HDD 3 TB HDD 4 TB HDD

容量 6~12 TB 12~24 TB 18~36 TB 24~48 TB

ハード ディスク ドライブ(3.5 インチ、7200 rpm)

6~12 6~12 6~12 6~12

SED(自己暗号化ドライブ)HDD オプション(7,200 RPM)

× × 可 可

SSD(ソリッド ステート ドライブ)(200、400、800

GB)

最大 6台 最大 6台 最大 6台 最大 6台

機器の選択

X210 ノードの仕様 9

Page 10: Isilon...Isilon ノード コンポーネント ストレージ ノードは、ラックマウント可能なアプライアンスとして、2U または4U のラックマウント可能シ

属性 1 TB HDD 2 TB HDD 3 TB HDD 4 TB HDD

SED(自己暗号化ドライブ)SSD オプション(800 GB)

× × はい(0、2、4) はい(0、2、4)

システム ECC メモリ

24 GB または 48 GB

フロントエンド ネットワーク

GbE x 2 および 10 GbE x 2(SFP+または二軸銅線)

ネットワーク インターフェイス

Isilon ネットワーク インターフェイスは IEEE 802.3標準のサポートにより 10 Gbps、1

Gbps、100 Mbps ネットワーク接続に対応

ドライブ コントローラー

SATA-3、6 Gb/秒

CPU タイプ Intel® Xeon®プロセッサ E5-2407v2、4 コア

インフラストラクチャネットワーク

InfiniBand接続×2、QDR リンクのサポート

NVRAM(不揮発性 RAM)

最大 2 GB

標準電力消費量(電圧 100 V)

400 W

標準電力消費量(電圧 240 V)

400 W

標準熱定格 1,370 BTU/時

クラスターの特長ノードの数 容量 メモリ ラック ユニット数

3~144 18 TB~6.9 PB 72 GB~6.9 TB 6~288

X410 ノードの仕様Isilon X410 ノードは、Isilon X シリーズ製品ラインの 4U ストレージ オプションです。 Isilon X410 ノードをインストールするには、ご使用のクラスターで OneFS 7.1.1以降が実行されている必要があります。

寸法および重量高さ 幅 奥行 重量

6.96 インチ(17.7 cm) 18.90 インチ(48 cm) 28.5 インチ(72.4 cm) 120 ポンド(54.5 kg)

ノード属性とオプション属性 1 TB HDD 2 TB HDD 3 TB HDD 4 TB HDD

容量 32~36 TB 60~72 TB 97.6~108 TB 122.4~144 TB

機器の選択

10 Isilon サイト準備および計画ガイド

Page 11: Isilon...Isilon ノード コンポーネント ストレージ ノードは、ラックマウント可能なアプライアンスとして、2U または4U のラックマウント可能シ

属性 1 TB HDD 2 TB HDD 3 TB HDD 4 TB HDD

ハード ディスク ドライブ(3.5 インチSATA 7200 rpm)

32~36 30~36 32~36 30~36

SSD 0~4 0~6 0~6 0~6

SED(自己暗号化ドライブ)オプション(7,200 RPM)

いいえ いいえ はい(0、2、4、6) はい(0、2、4、6)

システム メモリ 32、64、128、256 GB

フロントエンド ネットワーク

ギガビット Ethernet×2 および 10GE×2(SFP+または二軸銅線)

ドライブ コントローラー

SATA-3、6 GB/秒

CPU タイプ デュアル、8 コア Intel® Xeon®プロセッサ

インフラストラクチャネットワーク

InfiniBand接続×2、DDR および QDR リンクのサポート

NVRAM(不揮発性 RAM)

最大 2 GB

標準電力消費量(電圧 100 V)

700 W

標準電力消費量(電圧 240 V)

700 W

標準熱定格 2,400 BTU/時

クラスターの特長ノードの数 容量 メモリ ラック ユニット数

3~144 108 TB~20.7 PB 96 GB~36.8 TB 12~576

NL410 ノードの仕様Isilon NL410 ノードは、Isilon NL シリーズ製品ラインの 4U ストレージ オプションです。IsilonNL410 ノードをインストールするには、ご使用のクラスターで OneFS 7.2.1以降が実行されている必要があります。

寸法および重量高さ 幅 奥行 重量

6.96 インチ(17.7 cm) 18.9 インチ(48 cm) 31.25 インチ(79.4 cm) 114 ポンド(51.7 kg)

ノード属性とオプション属性 1 TB HDD 2 TB HDD 3 TB HDD 4 TB HDD 6 TB HDD

容量 35~36 TB 70~72 TB 105~108 TB 140 TB~144TB

210 TB

機器の選択

NL410 ノードの仕様 11

Page 12: Isilon...Isilon ノード コンポーネント ストレージ ノードは、ラックマウント可能なアプライアンスとして、2U または4U のラックマウント可能シ

属性 1 TB HDD 2 TB HDD 3 TB HDD 4 TB HDD 6 TB HDD

ハード ディスクドライブ(3.5 インチ SATA

7200 rpm)

35 または 36 35 または 36 35 または 36 35 または 36 35

SED(自己暗号化ドライブ)オプション(7,200 RPM)

× × 可 可 ×

FIPS 140-2 レベル 2検証済みSED

SSD(ソリッドステート ドライブ)(200 GB または 800 GB)

0、1

(任意)0、1

(任意)0、1

(任意)0、1

(任意)1

(必須)

SED(自己暗号化ドライブ)SSD オプション(800 GB)

× × × 可 ×

システム ECC

メモリ24 GB または 48 GB

フロントエンドネットワーク

GbE x 2 および 10 GbE x 2(SFP+または二軸銅線)

ネットワーク インターフェイス

Isilon ネットワーク インターフェイスは IEEE 802.3標準のサポートにより 10 Gbps、1

Gbps、100 Mbps ネットワーク接続に対応

ドライブ コントローラー

SATA-3、6 Gb/秒

CPU タイプ Intel® Xeon®プロセッサ E5-2407v2

インフラストラクチャ ネットワーク

InfiniBand接続×2、QDR リンクのサポート

NVRAM(不揮発性 RAM)

最大 2 GB

標準電力消費量(電圧 100

V)

800 W

標準電力消費量(電圧 240

V)

720 W

標準熱定格 2,500 BTU/時

クラスターの特長ノードの数 容量 メモリ ラック ユニット数

3~144 108 TB~30.2 PB 36 GB~6.9 TB 12~576

機器の選択

12 Isilon サイト準備および計画ガイド

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HD400 ノードの仕様Isilon HD400 ノードは、4U の高密度ディープ アーカイブ ストレージ ソリューションです。

寸法および重量高さ 幅 奥行 重量

6.96 インチ(17.7 cm) 18.90 インチ(48 cm) 35.00 インチ(88.9 cm) 220 ポンド(100 kg)

ノード属性とオプションAttribute 6 TB HDD

容量 354 TB

ハード ディスク ドライブ(3.5 インチSATA、7200

RPM)

59

ソリッド ステート ドライブ(800 GB)

1

SED(自己暗号化ドライブ)オプション

X

必要な OneFSバージョン

7.2以降

システム メモリ 24 GB または 48 GB

フロントエンド ネットワーク

ギガビット Ethernet×2 および 10 GE×2(SFP+または Twinax銅線)

ネットワーク インターフェイス

Isilon ネットワーク インターフェイスは IEEE 802.3標準のサポートにより 10 Gbps、1

Gbps、100 Mbps ネットワーク接続に対応

ドライブ コントローラー

SATA-3、6 Gb/秒

CPU タイプ Intel® Xeon®プロセッサ E5-2407 v2(10M キャッシュ、2.40 GHz)

インフラストラクチャネットワーク

InfiniBand接続×2、QDR(クワッド データ転送レート)リンク使用

NVRAM(不揮発性 RAM)

最大 2 GB

標準電力消費量(電圧 100 V)

N/A

標準電力消費量(電圧 240 V)

1100 ワット

標準熱定格 2900~3750 BTU/時

機器の選択

HD400 ノードの仕様 13

Page 14: Isilon...Isilon ノード コンポーネント ストレージ ノードは、ラックマウント可能なアプライアンスとして、2U または4U のラックマウント可能シ

クラスターの特長ノードの数 容量 メモリ ラック ユニット数

3~144 1.06~50.9 PB 72 GB~6.9 TB 12~576

S200 ノードの仕様Isilon S200 ノードは、Isilon S シリーズ製品ラインの 2U ストレージ オプションです。

寸法および重量高さ 幅 奥行 重量

3.48 インチ(8.8 cm) 18.87 インチ(48 cm) 28.5 インチ(72.4 cm) 55.0 ポンド(25.0 kg)

ノード属性とオプション属性 300 GB HDD 600 GB HDD 900 GB HDD

(OneFS 6.5.5以降が必要)

1.2 TB HDD(OneFS 6.5.5以降が必要)

容量(HDD/SSD) 5.4~7.2 TB/0~4.8 TB

10.8~14.4 TB/0

~4.8 TB

16.2~21.6 TB/0

~4.8 TB

21.6~28.8 TB/0

~4.8 TB

ハード ディスク ドライブ(2.5 インチ、10,000 RPM)

18~24 18~24 18~24 18~24

SSD

(200 GB、400

GB、800 GB)

0~6 0~6 0~6 0~6

システム メモリ 24、48、96 GB

フロントエンド ネットワーク

銅線 1000 Base-

T(GigE)x 4 またはGigE x 4(銅線)または

GigE x 2 および10GigE x 2(SFP

+または二軸銅線)

銅線 1000 Base-

T(GigE)x 4 またはGigE x 4(銅線)または

GigE x 2 および10GigE x 2(SFP

+または二軸銅線)

GigE×2 および 10

GigE×2(SFP+)GigE×2 および 10

GigE×2(SFP+)

ドライブ コントローラー

SAS-2、6 Gb/秒

CPU タイプ デュアル、4 コア Intel® Xeon®プロセッサ

インフラストラクチャネットワーク

InfiniBand接続×2、DDR リンクのサポート

NVRAM(不揮発性 RAM)

512 MB

標準電力消費量(電圧 100 V および 240 V)

450 W

機器の選択

14 Isilon サイト準備および計画ガイド

Page 15: Isilon...Isilon ノード コンポーネント ストレージ ノードは、ラックマウント可能なアプライアンスとして、2U または4U のラックマウント可能シ

属性 300 GB HDD 600 GB HDD 900 GB HDD(OneFS 6.5.5以降が必要)

1.2 TB HDD(OneFS 6.5.5以降が必要)

標準熱定格 1,550 BTU/時

クラスターの特長ノードの数 容量 メモリ ラック ユニット数

3~144 16.2 TB~4.15 PB 72 GB~13.8 TB 6~288

X200 ノードの仕様Isilon X200 ノードは、Isilon X シリーズ製品ラインの 2U ストレージ オプションです。

寸法および重量高さ 幅 奥行 重量

3.48 インチ(8.8 cm) 18.87 インチ(48 cm) 28.5 インチ(72.4 cm) 61 ポンド(27.7 kg)

ノード属性とオプション属性 1 TB HDD 2 TB HDD 3 TB HDD

容量 7.2~12 TB 13.2~24 TB 19.2~36 TB

ハード ディスクドライブ(3.5 インチ、7200

rpm)

6~12 6~12 6~12

ソリッド ステートドライブ(200

GB または 800

GB)

最大 6台 最大 6台 最大 6台

SED(自己暗号化ドライブ)HDD オプション(7,200 RPM)

いいえ いいえ はい

SED(自己暗号化ドライブ)SSD オプション(800 GB)

いいえ いいえ はい(0、2、4)

システム メモリ 6、12、24、または 48 GB

フロントエンド ネットワーク

GigE x 4 または GigE x 2 および 10GigE x 2(SFP

+または二軸銅線)

ドライブ コントローラー

SATA-3、6 Gb/秒

CPU タイプ Intel® Xeon®プロセッサ

機器の選択

X200 ノードの仕様 15

Page 16: Isilon...Isilon ノード コンポーネント ストレージ ノードは、ラックマウント可能なアプライアンスとして、2U または4U のラックマウント可能シ

属性 1 TB HDD 2 TB HDD 3 TB HDD

インフラストラクチャ ネットワーク

InfiniBand接続 × 2、DDR(ダブル データ転送レート)リンク使用。

NVRAM(不揮発性 RAM)

512 MB

標準電力消費量(電圧 100 V および 240 V)

400 W

標準熱定格 1,370 BTU/時

クラスターの特長ノードの数 容量 メモリ ラック ユニット数

3~144 24 TB~5.2 PB 18 GB~6.9 TB 6~288

X400 ノードの仕様Isilon X400 ノードは、Isilon X シリーズ製品ラインの 4U ストレージ オプションです。

寸法および重量高さ 幅 奥行 重量

6.96 インチ(17.7 cm) 18.90 インチ(48 cm) 31.25 インチ(79.4 cm) 127 ポンド(57.7 kg)

ノード属性とオプション属性 1 TB HDD 2 TB HDD 3 TB HDD 4 TB HDD

容量 33.6~36 TB 67.2~72 TB 97.6~108 TB 122.4~144 TB

ハード ディスク ドライブ(3.5 インチSATA)

32~36 33~36 32~36 30~36

SSD 0、2、4 0 または 3 0 または 4 0 または 6

SED(自己暗号化ドライブ)オプション(7,200 RPM)

いいえ いいえ はいFIPS 140-2 レベル2検証済み SED

を使用、各ドライブに一意のAES-256 ビット強度キーを割り当て

いいえ

システム メモリ 24、48、96、192 GB

フロントエンド ネットワーク

GigE x 4 または GigE x 2 および 10GigE x 2(SFP+または二軸銅線)4 TB HDD: GigE x 4 または GigE x 2 および 10GigE x 2(SFP+)

ネットワーク インターフェイス

Isilon ネットワーク インターフェイスは IEEE 802.3標準のサポートにより 10 Gbps、1

Gbps、100 Mbps ネットワーク接続に対応

機器の選択

16 Isilon サイト準備および計画ガイド

Page 17: Isilon...Isilon ノード コンポーネント ストレージ ノードは、ラックマウント可能なアプライアンスとして、2U または4U のラックマウント可能シ

属性 1 TB HDD 2 TB HDD 3 TB HDD 4 TB HDD

ドライブ コントローラー

SATA-3、6 GB/秒

CPU タイプ デュアル、6 コア Intel® Xeon®プロセッサ

インフラストラクチャネットワーク

InfiniBand接続 × 2、DDR(ダブル データ転送レート)リンク使用。

NVRAM(不揮発性 RAM)

512 MB

標準電力消費量(電圧 100 V および 240 V)

725 W

標準熱定格 2,500 BTU/時

クラスターの特長ノードの数 容量 メモリ ラック ユニット数

3~144 108 TB~20.7 PB 72 GB~27.6 TB 12~576

NL400 ノードの仕様Isilon NL400 ノードは、Isilon NL シリーズ製品ラインの 4U ストレージ オプションです。

寸法および重量高さ 幅 奥行 重量

6.96 インチ(17.7 cm) 18.90 インチ(48 cm) 31.25 インチ(79.4 cm) 127 ポンド(57.7 kg)

ノード属性とオプション属性 1 TB HDD 2 TB HDD 3 TB HDD 4 TB HDD

容量 36 TB 72 TB 108 TB 144 TB

ハード ディスク ドライブ(3.5 インチSATA)

36 36 36 36

SED(自己暗号化ドライブ)オプション(7,200 RPM)

いいえ いいえ はいFIPS 140-2 レベル2検証済み SED

を使用、各ドライブに一意のAES-256 ビット強度キーを割り当て

いいえ

システム メモリ 12、24、48 GB

フロントエンド ネットワーク

GigE x 4 または GigE x 2 および 10GigE x 2(SFP+または二軸銅線)

ネットワーク インターフェイス

Isilon ネットワーク インターフェイスは IEEE 802.3標準のサポートにより 10 Gbps、1

Gbps、100 Mbps ネットワーク接続に対応

機器の選択

NL400 ノードの仕様 17

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属性 1 TB HDD 2 TB HDD 3 TB HDD 4 TB HDD

ドライブ コントローラー

SATA-3、6 GB/秒

CPU タイプ Intel® Xeon®プロセッサ

インフラストラクチャネットワーク

InfiniBand接続 x 2、DDR(ダブル データ転送レート)使用

NVRAM(不揮発性 RAM)

512 MB

標準電力消費量(電圧 100 V および 240 V)

725 W

標準熱定格 2,500 BTU/時

クラスターの特長ノードの数 容量 メモリ ラック ユニット数

3~144 108 TB~20.7 PB 72 GB~27.6 TB 12~576

アクセラレータ・ノードIsilon アクセラレータを使用すると、容量を増やさずにクラスターのパフォーマンスを向上させることができます。

A100 アクセラレータの仕様Isilon A100パフォーマンス アクセラレータは、レーテンシーを短縮し、クラスターのスループットを向上させて、要求度の高いアプリケーションやワークロードに対応します。 バックアップ アクセラレータでは、テープ バックアップ、災害復旧、コンプライアンス、アーカイブに関するパフォーマンスが向上します。

寸法および重量高さ 幅 奥行 重量

1.72 インチ(4.4 cm) 18.87 インチ(47.9 cm) 28.6 インチ(72.6 cm) 30 ポンド(13.6 kg)

ノード属性属性 A100バックアップ アクセラレータ A100パフォーマンス アクセラレータ

フロントエンド ネットワーク

8 GB ファイバー チャネル x 4 10 GigE x 2(ファイバーまたは銅)1 GigE x 4(銅)

メモリ 16(GB) 256 GB

CPU タイプ Intel® Xeon®プロセッサ2 GHz x 2

インフラストラクチャネットワーク

2 QDR InfiniBand接続

AC入力 AC 100 V~240 V、60 Hz~50 Hz、自動認識

機器の選択

18 Isilon サイト準備および計画ガイド

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属性 A100バックアップ アクセラレータ A100パフォーマンス アクセラレータ

標準電力消費量(電圧 100 V および 240 V)

300 W

標準熱定格 1,030 BTU/時

A100 のガイドラインこれらのガイドラインに従って A100 アクセラレータ ノードのパフォーマンスを最適化してください。A100 アクセラレータは、次のようにワークフローで大きなメリットを発揮します。l キャッシュされた読み取りパフォーマンスの拡大。l 物理 GigE ネットワーク ポートの拡張。l 高シングル ストリーム スループットの向上。l 10 GigE ネットワーク インターフェイスの機能拡張。l キャッシュされた読み取り集中型ワークフローでのレーテンシーの短縮。A100 アクセラレータが最適な環境で実行されていることを確認するには、実行中の OneFS のバージョンについて EMC Isilon アカウント チームとも相談してください。A100は、次のようなワークフローではパフォーマンスが大幅に向上することはありません。l キャッシュされていないコンカレント読み取り。l コンカレント書き込み。l 高い IOPS。これらのタイプのワークフローでは、パフォーマンスを向上するにはストレージ ノードの追加を検討することが最善です。

ラックおよびレールIsilon ノードは、スライド レール システムを使用して標準ストレージ ラックに固定できます。レール キットはすべてのノード パッケージに含まれ、次のタイプの穴があるラックと互換性があります。l 3/8 インチの正方形の穴l 9/32 インチの円形の穴l 10-32、12-24、M5X.8、M6X1 の設置済みネジ穴レール キットのマウント ブラケットは 24~36 インチの範囲で長さを調整できるため、さまざまな奥行きのラックに対応します。 Isilon ノードのラックを選択するときは、ラックがレール キット サイズの最小と最大に対応することを確認してください。すべての Isilon ノードは、標準の ANSI/EIA RS310D 19 インチ ラック システムに取り付けることができます。

EMC 40U-P チタン製ラックEMC 40U-P チタン製ラックではすべての Isilon ノードがサポートされます。 このチタン製ラックはIsilon に注文できます。施設がこのラックを収容できるように次の点を確認してください。

機器の選択

ラックおよびレール 19

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l パッケージの搬入に必要なスペースl 設置に必要なスペースの要件l AC入力のパラメーターオプションの固定用ブラケットを使用してラックを固定することもできます。

搬入に必要なスペース出入り口とエレベーターが、出荷パレットとキャビネットを搬入するために十分な広さがあることを確認してください。梱包されたキャビネットを最終的な設置場所に配置するには、自動リフトまたはパレット ジャッキを使用してください。

EMC2836

1.21 m(48.00 in.)

1.07 m(42.00 in.)

2.06 m(81.00 in.)

ユニットをパレットから降ろすため、キャビネットの後部に約 2.43 m(8 フィート)の隙間を空けてください。

EMC2840

2.43 m(96.00 in.)

設置に必要なスペースEMC 40U-P チタン製ラック キャビネットは、前面から吸気して背面から排気します。 システムの修理や冷却のために適度な隙間を確保する必要があります。キャビネット内部の部品固有の接続によっては、使用できる電源コードの長さが標準の 15 フィート(4.5 m)より多少短くなることがあります。

機器の選択

20 Isilon サイト準備および計画ガイド

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CL3561

高さ190 cm

(75.00インチ)

奥行き98.425 cm(39.37インチ)

幅60 cm

(24.00インチ)

背面アク セス91 cm(36.00インチ)

前面アク セス82 cm(32.8インチ)

電源コードの 長さ4.5 m (15フィート)

注: フロント ドア付きのシステムは、 奥行きが5.5 cm(2.2 インチ)深くなっています。

キャスター ホイールEMC 40U-P チタン製ラック キャビネットの底面には 4個のキャスター ホイールが付いています。

40U-P ラック底部の 4個の車輪のうち、前側の 2個は固定され、後ろ側の 2個のキャスターは直径 1.75 インチ(4.45 cm)の範囲で回転します。 キャスター ホイールの回転位置によって、設置

機器の選択

EMC 40U-P チタン製ラック 21

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場所フロアの耐荷重点が決まりますが、キャビネットの設置面積には影響しません。 キャビネットを設置し、水平になるようにして固定が完了したら、4本の高さ調整脚によって設置場所フロアの最終的な耐荷重点が決まります。

CL3627

前面

背面

前面

背面背面ドアの外面 背面ドアの外面

18.830

20.700

28.240

(キャスター ホイールの 回転位置に基づく)

最小17.102(キャスター ホイールの

回転位置に基づく)

最大20.580

上面図

背面図 背面図

注:見やすくするために一部のアイテムが省略されています

右面図この面からキャスター ホイールの中心までの 寸法3.620(詳細A参照)

この面からキャス ター ホイールの 中心までの寸法3.620

3.620

最小27.370

(キャスター ホイールの回転 位置に基づく)

最大29.120

(キャスター ホイールの回転 位置に基づく)

1.750回転径参照 (詳細B参照)

詳細A(右前面隅)

1.750キャスターの回転径

詳細B

20.650

35.390

下面図高さ調整脚

高さ調整脚

機器の選択

22 Isilon サイト準備および計画ガイド

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EMC システムを構成するデータセンター フロアは、システムの重さを支えられなければなりません。 システムをデータセンター フロアに直接設置する場合でも、データセンター フロアが支えるフリーアクセス フロアに設置する場合でも、設置場所フロアが EMC システムの重量に耐えられることを確認するのはお客様の責任です。 これらのフロア荷重要件に従わないと、EMC システム、フリーアクセス フロア、サブフロア、設置場所フロア、周囲のインフラストラクチャに重大な損害が及ぶおそれがあります。 EMC とお客様との契約にこれと異なる規定があっても、このガイドに示すシステム重量にフリーアクセス フロア、サブフロア、設置場所フロアが耐えられることをお客様が確認しなかった結果生じたあらゆる損害または傷害について、EMCはいかなる責任も一切負いません。 かかる損傷に伴うすべてのリスクと責任はお客様が負うものとします。

固定用ブラケットオプションのブラケットを使用すると、保守の際や小さな地震の際にラックが傾かないように防ぐことができます。オプションの固定用ブラケットを作業現場の床に固定する予定がある場合は、取り付けボルトの場所を確保してください

傾き防止ブラケット傾き防止ブラケットを取り付けて、安全のための予備対策を取ります。 キットは 1個または 2個使用できます。 スライドする部品があるキャビネットでは、2個のキットを取り付けることを推奨します。

機器の選択

EMC 40U-P チタン製ラック 23

Page 24: Isilon...Isilon ノード コンポーネント ストレージ ノードは、ラックマウント可能なアプライアンスとして、2U または4U のラックマウント可能シ

EMC2853

61.0042.56 7.00

17.25

21.25

2.78

3.39

0.438

7.00

すべてインチ単位です。

前面

背面

1.56

移動防止ブラケット移動防止ブラケットを取り付けて、ユニットを床に完全に固定します。

機器の選択

24 Isilon サイト準備および計画ガイド

Page 25: Isilon...Isilon ノード コンポーネント ストレージ ノードは、ラックマウント可能なアプライアンスとして、2U または4U のラックマウント可能シ

42.8840.88

16.92

21.258.46

0.5002.00

3.55

0.438

EMC2854

前面

背面

すべてインチ単位です。

耐震ブラケット耐震ブラケットを取り付けて、移動または傾斜に対して最大限の保護を提供します。

機器の選択

EMC 40U-P チタン製ラック 25

Page 26: Isilon...Isilon ノード コンポーネント ストレージ ノードは、ラックマウント可能なアプライアンスとして、2U または4U のラックマウント可能シ

42.8840.88

8.305.92

28.03

0.438

3.55

2.00

2.0016.60

24.90 0.50

8.46

16.9221.25

30.03

EMC2856

前面

背面

すべてインチ単位です。

29.23

衝撃と振動EMC ハードウェア エンクロージャは、衝撃と振動に耐えることがテストで証明されています。

応答測定レベルは 3本の軸すべてに適用されます。 衝撃と振動は、キャビネット内の機器エンクロージャ上の加速度計で計測されます。 測定値が次の表のレベルを超えてはなりません。

機器の選択

26 Isilon サイト準備および計画ガイド

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プラットフォームの状態 応答測定レベル

非稼働時の衝撃 10 G、7 ミリ秒継続

稼働時の衝撃 3 G、11 ミリ秒継続

非稼働時のランダム振動 0.40 Grms、5~500Hz、30分

稼働時のランダム振動 0.21 Grms、5~500Hz、10分

AC入力EMC 40U-P チタン製ラックを設置してノードを搭載すると、キャビネット内の 4個の PDU(配電ユニット)の P1 および P2 コネクタに電源コードを接続できます。

キャビネットのコンポーネントと構成によって異なりますが、40U-P ラックには 2、4、6個いずれかの独立した 200~240 V電源が必要です。 同梱されている電源コードは最大構成に対応します。予備のコードも同梱されている場合があります。

40U-P キャビネットの PDU には電源オン/オフ用スイッチが付いていません。 AC電源をユニットに供給する準備ができるまで、各 PDUの 4個の回路遮断器が上がっている(オフの位置)ことを確認します。

また、ジャンパーまたは電源コードを PDU から外す前にも、電源がオフになっていることを確認します。ラックの両側の配電ユニットに電源コードを接続します。 次の図は、2 つの AC電源の接続先を示します。

A

A

A

A

A

A

A

A

A

A

A

A

A

A

A

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CL4875

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A

A

A

次の図は、4 つの AC電源の接続先を示します。

機器の選択

EMC 40U-P チタン製ラック 27

Page 28: Isilon...Isilon ノード コンポーネント ストレージ ノードは、ラックマウント可能なアプライアンスとして、2U または4U のラックマウント可能シ

A

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CL4876

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A

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次の図は、6 つの AC電源の接続先を示します。

A

A

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CL4877

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A

A

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A

A

A

A

A

A

スイッチおよびケーブルIsilon ノードと互換性があり、ネットワーク トポロジーをサポートする、ネットワークのスイッチとケーブルを選択します。Isilon ノードは、標準の銅製 GigE(ギガビット Ethernet)スイッチをフロントエンド(外部)トラフィック、InfiniBand をバックエンド(内部)トラフィックに使用します。

機器の選択

28 Isilon サイト準備および計画ガイド

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EMC Isilon提供の InfiniBand ケーブルおよびスイッチのみがサポートされます。認定されているスイッチとケーブルの詳しいリストについては、「Isilon Supportability andCompatibility Guide」を参照してください。Isilon推奨スイッチの使用を選択しない場合は、次の最小限の仕様を満たすスイッチを使用する必要があります。l GigE のサポートl ノン ブロッキング ファブリック スイッチl ポートあたり 1 MB の最小パケット バッファー メモリl ジャンボ フレームのサポート(この機能の使用予定がある場合)

Isilonでは、外部インターフェイスと内部インターフェイスでは別のスイッチを使用する必要があります。 Isilon によって認定されていないスイッチを使用すると、予測不能の動作がクラスターで発生する可能性があります。

ケーブル管理ケーブルを整理して、ケーブルの適正な接続を保護し、クラスターの周囲に適切なエア フローを確保し、Isilon ノードを確実に保守できるようにします。

ケーブルの保護InfiniBand または Ethernet ケーブルが損傷すると、Isilon クラスターのパフォーマンスに影響することがあります。l ケーブルを曲げるときは、推奨される曲げ半径を超えないようにする。 次の表に最大曲げ半径

の一般的なガイドラインを示しますが、推奨値についてはご使用のケーブル メーカーに確認してください。

ケーブル タイプ 曲げ半径

InfiniBand 5 インチ(127 mm)

Cat 5 ケーブルの半径の 4倍。

l 尖ったものや金属の角からケーブルを遠ざける。l ケーブルを束ねるときは、きつく縛らない。l 結束バンドでケーブルを束ねない。 代わりに、マジックテープ式のケーブル タイを使用します。こ

れは端が固くなく、外すときに切る必要がありません。l ネットワーク ケーブルを電源ケーブルと一緒に束ねない。 ネットワーク ケーブルと電源ケーブルは

別に束ねないと、EMI(電磁干渉)がデータ ストリームに影響することがあります。l 架上ケーブル ハンガーを使用している場合:

n ハンガーを正しく固定して、束ねたケーブルの重量に耐えられるように確認する。n ハンガーの隙間からケーブルが垂れ下がらないようにする。 時間がたつと重力によってケーブルが延びて破損する可能性があります。

n ケーブルを曲げたり引っ張ったりせずにラックに届くように、ハンガーのドロップ ポイントを配置する。

l 架上ハンガーまたはフリーアクセス フロアの下にケーブルを配線する場合、必要なケーブルの長さを計算するときに垂直距離も含める。

機器の選択

ケーブル管理 29

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エア フローの確保ケーブルを束ねると、空調管理された空気がクラスター周囲に届かない可能性がある。l ケーブルをファンから離して固定する。l フロア グロメットを利用して、空調管理された空気がケーブル用の穴から漏れないようにする。

保守の準備将来クラスターで作業を行うことを想定して、ケーブル インフラストラクチャを設計します。 特定の経路や接続の配置、ネットワーク障害の分離、ノードやスイッチの追加や取り外しなど、クラスターで実行されるタスクを前もって考えておきます。l ケーブルを色分けして、クラスターのケーブルのタイプや機能をすぐに特定できるようにする。 色

分けされたケーブルを購入するか、色分けされたタグを付けることができます。l 接続先のノードまたはスイッチを示すラベルをすべてのケーブルの両端に付ける。l ノードの後ろにケーブルのサービス ループを残す。 サービス技術者がノードをラックから引き出す

際に、電源接続またはネットワーク接続を引っ張らずに済みます。l 将来クラスターの一部を外す必要がないように、将来の拡張に備える。

ネットワーク・トポロジー外部ネットワークはクラスターを外部の世界に接続します。外部ネットワークのサブネットを使用すると、接続をより効率的に管理できます。 外部ネットワークのサブネットを指定する方法は、ネットワークのトポロジーによって異なります。各ノードが同じサブネット上のすべてのクライアントと通信を行う基本的なネットワーク トポロジーでは、必要な外部サブネットは 1 つだけです。これよりも複雑なトポロジーではいくつかの異なる外部ネットワーク サブネットが必要になります。 たとえば、1 つの外部 IP サブネットに接続するノード、2番目の IP サブネットに接続するノード、外部にまったく接続しないノードが含まれるネットワーク トポロジーがあるとします。 このネットワークでは、いくつかの異なるサブネットが必要です。

最初に、IPv4 を使用するデフォルトの外部 IP サブネットを構成する必要があります。

外部ネットワークによってクラスター外部との接続が提供されます。 OneFS では、外部ネットワーク構成を容易にするために、ネットワーク サブネット、IP アドレス プール、ネットワーク プロビジョニング規則がサポートされています。内部ネットワークは、クラスターを形成するノード間の通信をサポートします。これは、外部のフロントエンド ネットワークから意図的に分離させます。 内部ネットワークは InfiniBand ベースです。クラスターを構成するには、初期ネットワークを設定する必要があります。 フェイルオーバー ネットワークとして別のインターフェイスを設定することもできます。 Internal-A ポート(int-a)は初期ネットワークです。 Internal-A の構成は、クラスターの適切な運用のために必要です。 Internal-B ポート(int-b)は、内部通信用の別のインターフェイスです。フェイルオーバー用としても使用できます。

Internal-Aポートクラスターを設定するとき、各ノードの Internal-A ポートを、内部ネットワークの Internal-A セグメントをサポートするスイッチに接続する必要があります。

Internal-B フェイルオーバー ポートスイッチの故障や他のネットワーク インフラストラクチャの障害の際に、内部通信を継続してクラスターに提供するために、Internal-B/フェイルオーバー ネットワークを構成することもできます。

機器の選択

30 Isilon サイト準備および計画ガイド

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インストールの支援EMC Isilon プロフェッショナル サービスは、ワークフローを最適にサポートするクラスターの計画を支援できます。 詳細については、Isilon アカウント マネージャーにお問い合わせください。

インストールと実装の詳細インストール予定日の 3~4週間前になると、EMC Isilon プロフェッショナル サービス チームが、Isilon クラスターの構成に必要な情報の収集を支援します。EMC Isilon プロジェクト チームは、「構成ガイド」のワークシートへの記入をサポートします。このワークシートに、Isilon クラスターのインストールと実装で必要となる技術的な詳細情報が記載されます。次の情報について EMC Isilon プロジェクト チームと話し合う準備をしておいてください。l データ ワークフロー。ワークフローにおけるクラスターの役割も含まれます。 本番、テスト、災害

復旧などです。l クラスターにインストールする OneFSバージョン。l クライアントおよび InfiniBand ネットワークのネットワーク接続の詳細(IP範囲など)。l DNS構成の詳細(ネーム サーバーや検索リストなど)。l ディレクトリ サービス(Active Directory、LDAP、NIS、ローカル ユーザー グループなど)。l ファイル共有プロトコル(SMBや NFSなど)、高度なファイル共有オプション(FTPや HTTP

など)。l データ保護レベル、ウイルス対策ソリューション、NDMPバックアップ。l クラスター アラート ソリューション(SupportIQや SNMP監視など)。

機器の選択

インストールの支援 31

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機器の選択

32 Isilon サイト準備および計画ガイド

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第 3章

クラスターへの機能の追加

高度なクラスター機能にアクセスするには、OneFS ソフトウェア モジュールを使用します。クラスターがインストールされた後で OneFS モジュールを有効化するには、ライセンス キーを OneFSに入力してライセンスをアクティブ化する必要があります。 オプションの OneFS ソフトウェア モジュールについては、それぞれ別個のライセンスをアクティブ化する必要があります。オプション ソフトウェア モジュールで提供される機能の詳細については、「OneFS Web管理ガイド」または「OneFS CLI管理ガイド」を参照するか、EMC Isilon セールス担当者にお問い合わせください。

l データ管理モジュール............................................................................................. 34l データ保護モジュール............................................................................................. 36

クラスターへの機能の追加 33

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データ管理モジュールIsilon では、高度なデータ管理機能をクラスターに追加するソフトウェア モジュールが提供されます。高度なデータ管理モジュールをインストールすると、ストレージのパフォーマンスを最適化できます。

SmartPools

SmartPools モジュールは、ノードとファイルをプールにグループ化します。デフォルトでは、OneFS がノード プールをプロビジョニングし、1個のファイル プールを作成します。SmartPools のライセンスをアクティブ化すると、より多くの機能が利用可能になります。 たとえば、複数のファイル プールを作成し、ポリシーを適用できます。 ポリシーは、ファイル、ディレクトリ、ファイルプールをノード プールまたは階層間で移動します。 また、ノード プールまたは階層が一杯の場合にOneFS が書き込み操作を処理する方法を定義することもできます。次の表では、SmartPools ライセンスがアクティブかどうかに関して、ストレージ プールの機能が比較されます。

機能 非アクティブ アクティブ

自動ストレージ プール プロビジョニング

はい はい

ダイレクト スピルオーバー いいえ はい

ポリシー ベースのデータ移動 いいえ はい

仮想ホット スペア はい はい

SmartQuotas

SmartQuotas モジュールは、管理者が定義したストレージ制限を監視および強制するクォータ管理ツールです。アカウンティングと強制のクォータ制限、レポート作成機能、自動通知を使用して、ストレージ使用率の管理と監視、ディスク ストレージの監視、ストレージ制限を超えたときのアラートの発行を実行できます。ストレージ クォータは、Isilon クラスター上のグループ、ユーザー、ディレクトリなどに許可されるストレージ容量の境界を定義します。 SmartQuotas モジュールは、ディスク ストレージの使用量をプロビジョニング、監視、レポートすることができます。また、ストレージ制限に近づいたときかストレージ制限を超えたときに、自動通知を送信できます。 また、SmartQuotasは、データ使用量を分析するために役立てることができる柔軟なレポート作成オプションを提供します。

SmartDedupe

SmartDedupe ソフトウェア モジュールでは、冗長データを削減してクラスター上のストレージ領域を節約できます。 重複排除によって、同様のブロックを含む複数のファイルを格納するために必要なストレージ容量を削減し、クラスターの効率性を最大限に高めます。SmartDedupeは、Isilon クラスターをスキャンして同一データ ブロックを探し、データを重複排除します。 各ブロックは 8 KB です。 SmartDedupeは重複ブロックを検出すると、ブロックの 1 つのコピーをシャドウ ストアと呼ばれる隠しファイルに移動します。 次に、SmartDedupeは元のファイルから重複ブロックを削除し、シャドウ ストアのポインターでそのブロックを置換します。

クラスターへの機能の追加

34 Isilon サイト準備および計画ガイド

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重複排除はディレクトリ レベルで適用され、1 つ以上のルート ディレクトリの下位のすべてのファイルとディレクトリが対象になります。 最初に、重複排除に関してディレクトリを調査し、節約できるスペースの推定容量を判別します。 その後で、ディレクトリを重複排除するかどうかを決定できます。 ディレクトリの重複排除を開始した後、重複排除によってどれだけのスペースが節約されるかをリアルタイムで監視できます。データの重複排除を行うことができるのは、クラスターで SmartDedupe ライセンスをアクティブ化した場合のみです。 ただし、SmartDedupe ライセンスをアクティブ化しなくても、重複排除による節約容量を調査できます。

InsightIQ

InsightIQ モジュールによって、高度な監視/レポート作成ツールが提供され、クラスター操作の効率化と予測に役立ちます。InsightIQ を使用すると、次のような主要なクラスター パフォーマンス インジケーターを含むカスタマイズ レポートを作成できます。l インターフェイス、ノード、クライアント、プロトコルごとのネットワーク トラフィック。l プロトコル、クライアント、オペレーション クラスごとに記録されたプロトコルの動作率とレーテンシ

ー。l ノードごとの CPU の利用率とディスク スループット統計。Isilon InsightIQ仮想アプライアンスを実行するには、ご使用の環境が次の最小システム要件を満たしている必要があります。Isilon クラスター

監視するクラスターで Isilon OneFS オペレーティング システムのバージョン 5.5.3以降を実行している必要があります。InsightIQ File System Analytics機能では OneFS 6.0以降が必要です。InsightIQ の使用可能な機能は、監視対象システムが実行している OneFSバージョンによって異なります。

監視するクラスターが OneFS 7.0以降を実行している場合は、HTTPS ポート 8080 を有効化する必要があります。監視するクラスターが以前のバージョンの OneFS を実行している場合は、HTTPS ポート 9443 を有効化する必要があります。File System Analytics機能を使用する場合は、監視対象のすべてのクラスターにおいて NFS サービス、HTTPS ポート111、HTTPS ポート 2049 も有効化する必要があります。

InsightIQ製品ライセンスInsightIQ仮想アプライアンスをインストールする前に、監視するクラスターごとに InsightIQ ライセンス キーを入手する必要があります。詳細については、EMC Isilon担当営業にお問い合わせください。ライセンス キーを入手した後、監視する各クラスターでライセンスをアクティブ化する必要があります。

WebブラウザーIsilon InsightIQ アプリケーションにアクセスするには、高度なグラフィックをサポートする任意のWeb ブラウザーを使用できます。このようなブラウザーには、Microsoft Internet Explorer9、Mozilla Firefox、Apple Safari 5、Google Chromeなどがあります。

Internet Explorer で InsightIQ アプリケーションにアクセスするには、まず Google ChromeFrame プラグ インをインストールする必要があります。Internet Explorer から InsightIQ に初めてアクセスしようとするときに InsightIQ がプラグ インを検出できないと、インストール プロンプトが表示されます。

InsightIQ Web アプリケーション インターフェイスは、幅が 1,280 ピクセルのスクリーンに最適化されています。

クラスターへの機能の追加

InsightIQ 35

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InsightIQ データストアのストレージ領域InsightIQは、監視対象のクラスターのデータをローカルまたは NFS マウント サーバーに格納できます。InsightIQ が仮想アプライアンスとしてインストールされている場合、デフォルトでは、監視するクラスターのデータを InsightIQ仮想アプライアンスに含まれる仮想ハード ディスク ドライブ上にローカルに格納します。このローカル仮想ハード ディスク ドライブを InsightIQ データストアとして使用する場合は、仮想化ホストに少なくとも 70 GB の空きディスク領域が含まれることを確認します。InsightIQ が RPM としてインストールされる場合、InsightIQはデータをデフォルトでローカル マシンに格納します。InsightIQ データをローカル マシンに格納する場合、そのマシンに少なくとも 64 GB の空きディスク領域が含まれることを確認します。

InsightIQ データをローカルに格納する代わりに、監視対象クラスターのデータを Isilon クラスター(監視対象クラスターそのものか別のクラスター)または NFS マウントしたサーバーに格納するように InsightIQ を構成できます。InsightIQ の監視対象クラスターのデータを Isilon クラスターまたは他の NFS ベース サーバーに格納する場合、データを格納するための適切な領域を用意する必要があります。また、NFS エクスポート規則が、クラスターまたは NFS ベース サーバーで正しく構成されていることも確認する必要があります。NFS データストア要件の詳細については、「InsightIQ Installation Guide」を参照してください。

データ保護モジュールIsilon では、高度なデータ保護機能をクラスターに追加するソフトウェア モジュールが提供されます。高度なデータ保護モジュールをインストールすると、拡張されたレプリケーション、リストア、動的クラスター ロード バランシング、テクニカル サポートが有効化されます。

SnapshotIQ

SnapshotIQ モジュールを使用すると、Isilon クラスター上でスナップショットを作成および管理できます。スナップショットには、クラスター上のディレクトリ、および指定されたディレクトリとそのディレクトリに格納されたすべてのデータが含まれています。 スナップショットに含まれているデータを変更した場合、スナップショットには元のデータの物理コピーが格納され、コピーされたデータを参照します。 スナップショットは、ユーザーの指定に応じて作成されるか、またはシステム オペレーションを容易にするためにOneFS によって自動的に生成されます。スナップショットを作成および管理するには、クラスター上で SnapshotIQ ライセンスをアクティブ化する必要があります。 一部のアプリケーションが機能するためには、スナップショットを生成する必要がありますが、SnapshotIQ ライセンスのアクティブ化は不要です。デフォルトでは、これらのスナップショットは、システムで必要とされなくなった時点で自動的に削除されます。 ただし、アプリケーションによっては、クラスターで SnapshotIQ ライセンスがアクティブである場合、これらのスナップショットを保持できます。 自動生成されたスナップショットは、SnapshotIQ ライセンスがアクティブかどうかに関係なく表示できます。次の表は、SnapshotIQ ライセンスがアクティブかどうかに応じて使用可能なスナップショット機能を示しています。

リソース 非アクティブ アクティブ

スナップショットおよびスナップショット スケジュールの作成

いいえ はい

SnapshotIQ設定の構成 いいえ はい

クラスターへの機能の追加

36 Isilon サイト準備および計画ガイド

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リソース 非アクティブ アクティブ

スナップショット スケジュールの表示

はい はい

スナップショットの削除 はい はい

スナップショット データへのアクセス

はい はい

スナップショットの表示 はい はい

SyncIQ

SyncIQ モジュールでは、Isilon クラスターから別の Isilon クラスターへデータをレプリケートできます。SyncIQ を使用すると、ディレクトリ レベルでデータをレプリケートできます。オプションで、特定のファイルやサブディレクトリをレプリケート対象から除外することもできます。 SyncIQは、スナップショットを作成および参照して、整合性のあるルート ディレクトリのポイント イン タイム イメージをレプリケートします。 データとともに ACL(アクセス制御リスト)や ADS(代替データ ストリーム)などのメタデータもレプリケートされます。SyncIQ では、整合性のあるデータのバックアップ コピーを別の Isilon クラスタに保持できます。SyncIQ には自動フェイルオーバーおよびフェイルバック機能が用意されており、プライマリ クラスタが使用不可になった場合に別の Isilon クラスタで操作を継続できます。

SmartLock

SmartLock モジュールでは、保護されたディレクトリのファイルのユーザーによる変更や削除を防ぐことができます。SmartLock ツールを使用して SmartLock ディレクトリを作成し、それらのディレクトリ内のファイルをWORM(Write Once Read Many)状態にコミットすることができます。 WORM状態にコミットしたファイルの消去または書き換えはできません。 WORM状態が解除されたファイルは削除できます。ただし、WORM状態にコミットされているファイルを変更することはできません。SmartLock では次の点に注意してください。l ファイルを SmartLock ディレクトリの外部で作成し、ファイルの操作を完了してから

SmartLock ディレクトリに転送します。ファイルをクラスターにアップロードするには 2 つのステップを実行します。1. ファイルを SmartLock以外のディレクトリにアップロードします。2. ファイルを SmartLock ディレクトリに転送します。

ファイルをアップロード中にWORM状態にコミットすると、ファイルが不整合状態になります。

ファイルを開いた状態でもWORM状態にコミットできます。 ディレクトリに自動コミット期間を指定すると、自動コミット期間は、ファイルが閉じられたときではなく、ファイルが最後に変更されたときからの時間の長さに従って計算されます。 自動コミット期間より長い時間、開いているファイルへの書き込みを遅延した場合、ファイルは次回に書き込みを試行したときにWORM状態にコミットされます。

l Microsoft Windows環境では、ファイルをWORM状態にコミットすると、ファイルの非表示属性やアーカイブ属性を変更できなくなります。 WORM状態にコミットしたファイルの非表示ま

クラスターへの機能の追加

SyncIQ 37

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たはアーカイブ属性を変更しようとすると、エラーが発生します。 これにより、サード パーティ アプリケーションによる非表示属性またはアーカイブ属性の変更を防ぐことができます。

SmartLock コンプライアンス モードSmartLock コンプライアンス モードでは、米国証券取引委員会規則 17条 a-4 に定められた規制に従ってデータを保護できます。SmartLock ライセンスをアクティブ化する前であれば、初期クラスター構成処理中に、クラスターをSmartLock コンプライアンス モードにアップグレードすることができます。 初期クラスタ構成処理後にクラスタを SmartLock コンプライアンス モードにアップグレードする場合は、Isilon テクニカル サポートにお問い合わせください。クラスタをコンプライアンス モードに設定した場合、クラスタにルート ユーザー アカウントでログインできなくなります。 代わりに、コンプライアンス管理者アカウントでクラスタにログインできます。 初期クラスタ構成処理でコンプライアンス管理者アカウントを構成する必要があります。 コンプライアンス管理者アカウントでログインすると、sudo コマンドを使用して管理タスクを実行できます。

コンプライアンス モードは Isilon for vCenter、VASA(VMware vSphere API for StorageAwareness)、VAAI(vSphere API for Array Integration)NAS Plug-In for Isilon には対応していません。

SmartConnect Advanced

SmartConnect Advanced モジュールは、CPU使用率、クライアント接続、スループットを均等に分散させるための、高度なバランシング ポリシーを追加します。SmartConnect Advanced ライセンスをアクティブ化すると、次の操作も実行できます。l クラスターでの動的 IP アロケーションと IP フェイルオーバーを有効化する。l IP アドレス プールを定義して、サブネット内で複数の DNS ゾーンをサポートする。l 単一のサブネットに複数のプールを設定する。

SupportIQ

SupportIQ モジュールでは、Isilon テクニカル サポートがお客様の許可を得て OneFS ログを安全にアップロードし、クラスターの問題をトラブルシューティングするために分析できます。SupportIQ を有効にすると、Isilon のテクニカル サポート担当者は、クラスタのデータを収集するスクリプトを使用してログを要求し、安全な場所にそのデータをアップロードできます。 SupportIQ がデータを収集するスクリプトを実行するには、その前に SupportIQ モジュールを有効にし、構成する必要があります。また、Isilon のテクニカル サポート担当者がクラスタをリモートでトラブルシューティングしたり、追加のデータ収集スクリプトを実行できるようにするリモート アクセスを有効にすることもできます。 リモートアクセスは、デフォルトでは無効になっています。 クラスタへのリモート SSH アクセスを有効にするには、クラスタのパスワードをテクニカル サポート エンジニアに提示する必要があります。

ウイルス対策計画ICAP(Internet Content Adaptation Protocol)を使用してサード パーティのスキャン サービスと統合することによって、コンピュータ ウイルスやその他のセキュリティの脅威が存在しないか OneFSファイル システムをスキャンできます。 この機能では、ライセンスをアクティブ化する必要ありません。

クラスターへの機能の追加

38 Isilon サイト準備および計画ガイド

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ICAP サーバーが脅威を検出すると、OneFS に通知します。 OneFSは、イベントを作成してシステム管理者に通知し、ほぼリアルタイムのサマリー情報を表示し、ウイルス対策スキャン レポートで脅威をドキュメント化します。 OneFS を構成して、ICAP サーバが感染ファイルの修復を試行することをリクエストできます。 また、OneFS を構成して、感染ファイルをトランケートするまたは隔離することによって、危険な可能性のあるファイルからユーザーを保護することもできます。

ICAP サーバIsilon クラスターをサポートするために必要な ICAP サーバの数は、ウイルス スキャンの構成方法、クラスターが処理するデータの量、ICAP サーバの処理能力によって異なります。アンチウイルス スキャン ポリシーのみに従ってファイルをスキャンする場合は、1 つのクラスターに対して2台以上の ICAP サーバーを用意することをお勧めします。 アクセス時にファイルをスキャンする場合は、クラスター内の各ノードに対して 1台以上の ICAP サーバーを用意することをお勧めします。クラスターに対して複数台の ICAP サーバーを構成する場合は、各 ICAP サーバーの処理能力を相対的に等しくすることが重要です。 OneFSは、ICAP サーバーの処理能力に関係なく、ファイルをローテーション ベースで ICAP サーバーに分散します。 1台のサーバが他のサーバよりも著しく強力でも、OneFS がその強力なサーバにより多くのファイルを送信することはありません。

サポートされる ICAP サーバーOneFSは次のアンチウイルス スキャン ソフトウェアを実行している ICAP サーバーをサポートします。l Symantec Scan Engine 5.2以降l Trend Micro Interscan Web Security Suite 3.1以降l Kaspersky Anti-Virus for Proxy Server 5.5以降l VirusScan Enterprise for Storage 1.0以降を持つMcAfee VirusScan Enterprise 8.7

以降

クラスターへの機能の追加

ウイルス対策計画 39

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クラスターへの機能の追加

40 Isilon サイト準備および計画ガイド

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第 4章

施設の準備

最適なデータセンター環境の準備と保守は、Isilon機器を長期間正常稼働するために不可欠です。

l 環境要件............................................................................................................ 42l 電源の必要条件.................................................................................................. 44l 消火に関する免責事項.........................................................................................45

施設の準備 41

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環境要件Isilon機器の推奨動作パラメーターをサポートするように、設置場所を準備します。

作業現場の温度:+15°C~+32°C(59°F~89.6°F) 完全に構成されたキャビネットは、最大16,400 BTU/時を発生する場合があります。

相対湿度*:40%~55%

完全構成のキャビネットは少なくとも 2枚の床タイルを占有し、約 1,182 kg(2,600 ポンド)の荷重がかかる可能性があります。

動作高度(海抜):0~2,439 m(0~8,000 フィート)

サービスおよびシステムのリモート操作のための LAN

および電話回線による接続

ご使用の Isilon クラスターは、これらの制限外での稼働が認定されている場合があります。 システム仕様については、製品固有のドキュメントを参照してください。

大気のクリーン度の要件EMC製品は、ASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)の大気のクリーン度の要件と温度のガイドラインを満たすように設計されています。詳細については、ASHRAE の「Environmental Standard Handbook」および最新版の「ThermalGuidelines for Data Processing Environments, Second Edition, ASHRAE 2009b」を参照してください。ほとんどの製品は、しっかり制御された環境パラメーター(温度、露天、相対湿度、大気クリーン度など)で構成される、クラス 1 のデータ通信環境に最適です。 この設備にはミッション クリティカルな機器が設置され、一般に、空調設備も含めて、各設備がフォルト トレラントになっています。データセンターは、粉塵と汚染の制御に関して、ISO 14664-1、クラス 8 で規定されるレベルの性浄度を維持しなければなりません。 データセンターに流入する空気は、MERV 11以上のフィルタでフィルタリングする必要があります。 データセンター内の空気は、MERV 8以上のフィルタ システムで連続的にフィルタリングする必要があります。 亜鉛ウィスカーなどの伝導性粒子の混入を防ぐための処置を実行する必要があります。許容可能な相対湿度は、結露なしで 20~80%です。 ただし、推奨される環境条件の範囲は40~55%です。 特に高濃度硫黄などのガス汚染などがあるデータセンターでは、温度や湿度を低くすることによって、ハードウェアの腐食や劣化の危険性が最小限に抑制されます。 データセンター内では、湿度変動を最小限に抑えます。 データセンターを陽圧化し、入り口にエア カーテンを設けることで、外部の大気汚染や湿気が施設に入ることを防ぎます。相対湿度が 40%未満の施設では、電子機器に害を及ぼす可能性がある ESD(静電放電)の危険性を避けるため、機器に接触する際には、静電気防止用ストラップを装着します。環境の腐食性を日常的に監視するプロセスの一環として、データセンター内の代表的な気流内に銅クーポンと銀クーポンを置きます(ISA 71.04-1985、セクション 6.1「Reactivity」に基づく)。 クーポンの 1 か月ごとの反応速度が、300 オングストローム未満になる必要があります。 監視された反応速度が 300 オングストロームを超えた場合は、クーポンを分析して物質の種類を調べ、改善のための緩和措置を取る必要があります。

施設の準備

42 Isilon サイト準備および計画ガイド

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RFI(無線周波数干渉)要件無線周波数帯を含む電磁場は、電気機器の動作に干渉することがあります。EMC製品は、EN61000-4-3規格に準拠し、無線周波数帯の干渉に対する耐性の認定を受けています。意図的に電磁波を放出する機器(携帯電話の中継器など)が使用されているデータセンターでは、環境電界強度が 3 ボルト/m を超えないようにしてください。EMC機器の近くの複数の地点で現場計測を行います。 電磁波を放出するデバイスをデータセンターに設置する場合は前もってエキスパートに相談してください。 高レベルの RFI が疑われる場合は、環境コンサルタントと契約して、RFI電界強度の評価や緩和措置への取り組みを行います。周辺の RFI電界強度は、放射デバイスの距離と電力レベルに反比例します。 この表は、携帯電話の中継器またはその他の送信デバイスが EMC の機器から安全な距離まで離れていることを確認するためのガイドラインとして使用できます。

表 1 RF放出デバイスに対する推奨最短距離

中継器電力レベル* 推奨最小距離

1 ワット 3 メートル

2 ワット 4 メートル

5 ワット 6 メートル

7 ワット 7 メートル

10 ワット 8 メートル

12 ワット 9 メートル

15 ワット 10 メートル

*ERP(実効放射電力)

フロア耐荷重要件ノード ラックは、ラック 1台あたり少なくとも 2,600 ポンド(1,180 kg)の荷重に耐えられるフリーアクセス フロア環境または非フリーアクセス フロア環境に設置します。

システム構成が 2,600 ポンド(1,180 kg)に達していなくても、機器のアップグレードや再構成に対応できるようにラック 1台あたり最低限その荷重に耐えられるフロアが必要です。一般的なフロア要件l フロア タイル カットアウト内でキャスターを動かさないようにキャビネットを配置する。l データセンター内にある他の物体の合計重量によってフリーアクセス フロアまたはサブフロア(非

フリーアクセス フロア)の構造上の整合性が損なわれないようにする。l 認定されたデータセンター設計コンサルタントにサイトの調査を実施してもらい、フロアがシステム

と周囲の重量を支えることを確認する。 機器の総重量は、ノード、スイッチ、ラックのタイプと数量に依存します。 合計を計算するには、http://powercalculator.emc.com で入手できるツールを使用します。

フリーアクセス フロアの要件l 24 インチ x 24 インチ(60 cm x 60 cm)の重構造コンクリート充填スチール フロア タイルを推

奨。

施設の準備

RFI(無線周波数干渉)要件 43

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l 次の荷重に耐えられるフロア タイルとストリンガーのみを使用する。n 2個のキャスターまたは高さ調整脚の集中荷重、それぞれ最大重量 1,000 ポンド(454

kg)。n 最低限の静的極限荷重 3,000 ポンド(1,361 kg)。n 転動荷重 1,000 ポンド(454 kg)。 1,000 ポンド(454 kg)の転動荷重に耐えられないフロア タイルでは、システムの転動時にフロアを保護するために合板などのカバーを使用することを推奨します。

l 隣接するキャビネットを 2個以下のキャスターまたは 2本以下の高さ調整脚を使用して 1枚のフロア タイル上に配置する。

l 24 インチ x 24 インチ(60 x 60 cm)タイルのカットアウトは、前後から 9 インチ(22.9 cm)、両側から 8 インチ(20.3 cm)のタイルの中央に配置し、幅 8 インチ(20.3 cm)以内、奥行き 6 インチ(15.3 cm)以内にする必要がある。 カットアウトによってタイルの強度が弱まりますが、カットアウトに隣接して台座マウントを付けることでたわみが最小限になります。 カットアウトへの追加の台座マウントの数と位置は、フロア タイル メーカーの推奨事項に従ってください。

電源の必要条件Isilon機器の推奨電源パラメーターをサポートするように、設置場所を準備します。

Isilon ノードを収納する各ラックの冗長電源の設定を計画します。 建物の電気系統内の少なくとも 2個の別の回路から電源を供給します。 1個の回路で障害が発生しても、残りの回路がラックのすべての電源負荷を処理できるようにします。l ラック内の各 PDP(配電パネル)には、別の電源回路から電源を供給する必要がある。l EMC Isilon ノードには、2個の IEC 60320 C14電源入力コネクタがあり、ラック内の別の

PDP から電源を供給する必要がある。ラックに電源を供給する回路の電源要件を計算するときは、ノードだけでなくネットワーク スイッチの電源要件も考慮します。各回路は、ノードのタイプと入力電圧について適切に評価する必要があります。 各ノード タイプに固有の電源要件については、製品の仕様を参照してください。

S200、X200、X400、NL400のいずれかのノードで電源が失われても、NVRAMバッテリによって、NVRAM カード上でクラスター ジャーナルが 5日間維持されます。 5日経過してもノードの電源がリストアされない場合は、データが失われる可能性があります。

電源コードおよびコネクタ電源コードとコネクタは、システムとともにオーダーしたタイプによって異なり、作業現場の電源ソケットと適合している必要があります。

電源コード コネクタ 動作電圧/周波数 供給タイプ サイト

200~240 V AC50/60 Hz

30 アンペア供給、単相 北米、日本

200~240 V AC50/60 Hz

32 アンペア供給、単相 その他の地域

施設の準備

44 Isilon サイト準備および計画ガイド

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電源コード コネクタ 動作電圧/周波数 供給タイプ サイト

240 V AC50/60 Hz

32 アンペア供給、単相 オーストラリア

それぞれの AC回路に対して、最小 4,800 VA の単相、200~240 V の AC入力電源を供給できる接続元が必要です。 可用性を高めるためには、ラックまたはキャビネットの左右両側に分岐供給回路を用意する必要があります。

40U-C キャビネット内の配電パネル(PDP)の各ペアは、その配電器(PDU)に接続されたデバイスから最大 24 A AC定格電流をサポートできます。 ほとんどのキャビネット構成に必要な AC電源は 24 A未満であり、2 つの個別の 240 V AC電源しか必要としません。 1 つのキャビネット内のすべてのデバイスの合計 AC定格電流が 24 A を超えた場合は、キャビネットに、PDP の 2 つ目のペアをサポートするための追加の 240 V電源が 2 つ必要になります。 発行されている技術仕様とデバイス定格ラベルを使用して、キャビネット内の各デバイスの定格電流を確認し、その合計を計算してください。

消火に関する免責事項安全対策を強化するために、常時、コンピューター ルームに防火設備を配備してください。 消火システムの設置はお客様の責任となります。 データセンターの消火機器および業者の選定においては最新の注意を払ってください。 適切な保証と保護が受けられる消火システムを選ぶ際は、保険業者、地域の消防署、地域の建物検査担当者といったあらゆる関係者と相談してください。EMC が設計および製造する機器に関する国内外の基準では、信頼できる動作のために特定の環境が求められます。 EMCは、適合性についていかなる要求もせず、消火システムについての推奨事項も設けていません。 ストレージ機器が高圧ガスの排出経路や火災警報装置に直接触れないように配置し、システムの完全性に悪影響を与える力や振動を最小限に抑えられるようにすることを、EMCは推奨します。

前述の情報は、「現状有姿」の条件で提供されるものであり、何ら EMC Corporation による表明、保証、義務を示すものではありません。 この内容によって、お客様と EMC Corporation との基本的な購入契約の条件に定められた保証の範囲が変更されることはありません。

施設の準備

消火に関する免責事項 45

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施設の準備

46 Isilon サイト準備および計画ガイド